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フィクション(Novel)読書感想魔法科高校の劣等生

小説【魔法科】「魔法科高校の劣等生 4巻 九校戦編〈下〉」感想・ネタバレ

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魔法科高校の劣等生 4巻 九校戦編〈下〉の表紙画像(レビュー記事導入用) フィクション(Novel)

魔法科 3巻九校戦編(上)
魔法科 まとめ(1年生)
魔法科シリーズ まとめ
魔法科 5巻夏休み編+1

Table of Contents

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  1. どんなラノベ?
  2. 読んだ本のタイトル
  3. あらすじ・内容
  4. 前巻からのあらすじ
  5. 感想
  6. 考察・解説
    1. 九校戦の準備
      1. 九校戦準備の主体と学校の熱気
      2. 深刻なエンジニア不足
      3. 達也の異例の抜擢
      4. CADチューニングの重要性
      5. まとめ
    2. 司波達也の実力
      1. 魔法実技の評価と真の能力の乖離
      2. 規格外の戦闘能力と固有魔法
      3. 「精霊の眼(エレメンタル・サイト)」による解析力
      4. 天才魔工師「トーラス・シルバー」としての技術力
      5. 高度な体術と実戦経験
      6. まとめ
    3. 魔法工学とエンジニア
      1. 勝敗を分けるCADのチューニング
      2. 司波達也の規格外のエンジニアリング技術
      3. 天才魔工師トーラス・シルバーとしての革新
      4. まとめ
    4. 第一高校の交流.
      1. 一科生と二科生の壁を越えた交友関係
      2. 先輩と後輩の信頼と交流
      3. 九校戦を通じた他校との交流と対決
      4. まとめ
    5. 魔法科高校の競争
      1. 魔法科高校の希少性と国家の事情
      2. 競争を通じた能力の底上げ
      3. 競争の最大の舞台である九校戦
      4. 競争が生み出す学内の熱狂と重圧
  7. キャラクター紹介
    1. 国立魔法大学付属第一高校
      1. 司波達也
      2. 司波深雪
      3. 西城レオンハルト
      4. 千葉エリカ
      5. 柴田美月
      6. 光井ほのか
      7. 北山雫
      8. 吉田幹比古
      9. 七草真由美
      10. 渡辺摩利
      11. 十文字克人
      12. 市原鈴音
      13. 中条あずさ
      14. 服部刑部
      15. 桐原武明
      16. 壬生紗耶香
      17. 森崎駿
      18. 千代田花音
      19. 五十里啓
      20. 辰巳鋼太郎
      21. 和泉理佳
      22. 明智英美(アメリア=ゴールディ=明智)
      23. 滝川和実
      24. 里美スバル
      25. 小早川
      26. 木下
      27. 平河
      28. 村上
      29. 十三束
      30. 小野遥
    2. 国立魔法大学付属第三高校
      1. 一条将輝
      2. 吉祥寺真紅郎
      3. 第三高校の生徒たち
    3. その他の魔法科高校
      1. 第四高校の選手
      2. 第七高校の選手
      3. 第八高校の選手
      4. 第九高校の選手
    4. 九校戦関係者・来客
      1. 大会委員長
      2. 審判団
    5. 陸軍一〇一旅団・独立魔装大隊 / 情報機関
      1. 風間玄信
      2. 藤林響子
      3. 真田繁留
      4. 柳連
      5. 山中
      6. 壬生勇三
    6. 無頭竜(ノー・ヘッド・ドラゴン)
      1. リチャード=孫(孫公明)
      2. ダグラス=黄
      3. ジェームス=朱
      4. グレゴリー
      5. 十四号
      6. 十六号
      7. 十七号
    7. フォア・リーブス・テクノロジー(FLT)
      1. 牛山
      2. テツ
      3. ヒロ
      4. 司波龍郎
    8. 四葉家
      1. 四葉真夜
      2. 司波深夜(四葉深夜)
      3. 青木
    9. その他
      1. 九島烈
      2. 九重八雲
      3. 千葉修次
  8. 備忘録
    1. 7
    2. 8
    3. 10
    4. 11
    5. 12
    6. 13
    7. 14
  9. 魔法科高校の劣等生 シリーズ 一覧
    1. 魔法科高校の劣等生
    2. 続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー
    3. 新魔法科高校の劣等生  キグナスの乙女たち
    4. 魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く
    5. 漫画版
    6. 四葉継承編
    7. 師族会議編
    8. エスケープ編
  10. その他フィクション
  11. アニメ
    1. PV
    2. OP
    3. ED

どんなラノベ?

「小説家になろう」にて公開されていたWEB作品が名編集者・三木一馬 氏から見出されての商業デビュー。
キッカケは入学編〈上〉のあとがきにも書いてあった、第16回電撃小説大賞に応募した「ドウルマスターズ」だったらしい。

偶然に偶然が重なっての商業化デビュー。
詳細は「面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録」著者:三木一馬 氏にて書いてある。

そのWEB版から知ってはいたが、いつでも読めると思い横浜編までしか読んでおらず、商業化に伴いWEB版が消されてしまい続きを読むのに数年待つ事になってしまった。
さらにラノベは電子書籍でしか読まない(家屋的事情)ので紙媒体のみの発売を悔やんだ覚えもある。

あれから10年経ったのか・・・

読んだ本のタイトル

魔法科高校の劣等生 九校戦編〈下〉(The Irregular at Magic High School)
著者:佐島勤 氏
イラスト:石田可奈 氏

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あらすじ・内容

白熱の魔法合戦『九校戦』の行方は!?

 九校戦中盤の目玉、新人戦。一年生のみで繰り広げられるこの競技は、第一高校の主席生徒・司波深雪の可憐かつ優雅な勝利を披露するステージでもあった。
 兄である達也も、参加選手たちが使用するCAD《術式補助演算機》の技師としてチームに参加、妹の活躍する姿に頬を緩ませていた。
 劣等生であるはずの達也が調整したCADによって、第一高校生徒の華麗なる圧勝劇が演じられる中、とあるアクシデントによって彼自身も九校戦の選手として参加する羽目になる。
 魔法による直接戦闘競技『モノリス・コード』に出場することになった達也。対戦相手は、『クリムゾン・プリンス』と呼ばれる第三高校一年生のエース・一条将輝だった。

魔法科高校の劣等生(4) 九校戦編<下>

前巻からのあらすじ

学校内でのゴタゴタがひと段落したら、今度は全国の魔法科高校との九校戦が始まった。最初は他人事のように見ていた達也だったが、、

CADの調整をする人員が少なく困っていた時に、ふうきいいんさで辣腕を奮っている達也に白羽の矢がたった。

彼のCAD調整の腕を見込まれて半ば強引に参加させられる。

そこで1科生、2科生の弊害が勃発するも達也が実力で1科生を黙らすのだが、、

彼の実力がわかる人間が少ないせいで達也が担当するのは妹の伝で1年生の女子ばかりになってしまう。

それでも2科生で初めて九校戦代表に選ばれる快挙を仲間が祝福する。

感想

CADの整備する役目で九校戦代表になった達也だったが、彼が調整した選手が軒並み優秀な結果を出して達也は注目される。

特に三高の一条と吉祥寺が達也の特異性に気がついて彼を警戒していたが、あくまでもCADのエンジニアとしてのみだった。

そんな時に、新人戦のモノリス・コードで犯罪者組織の暗躍で大事故が発生。

その事故で大怪我をした一年生の男子に変わり、達也は競技にも出場させられる事になる。

最初は頑なに出場を断っていたが、出場を決めるとチームメイトにレオと幹比古を仲間に引き摺り込む。

顔を引き攣られせながら準備に勤しむ兄貴の後ろで満面の笑みを浮かべる妹。

順調にモノリス・コード予選を突破して、三高と決勝戦を戦う事になったのだが、、

ステージは三高の一条に有利な平原が選択されたが、達也は一条とタイマン。

幹比古は吉祥寺と対戦。

大苦戦の末に達也は、十師族の跡取りの一条将暉を観衆の下で倒してしまう。

こんな有望な魔法師は放置出来ないと、達也は十文字から七草家の婿候補となれるぞと聞かされてしまうが、達也は興味がないと言う。

さらに裏で九校戦に介入して来たマフィアを軍と公安の協力して貰いながら壊滅する。

誰だコイツを劣等生と評価した奴は!?

責任者出て来い!!ww

魔法科 3巻九校戦編(上)
魔法科 まとめ(1年生)
魔法科シリーズ まとめ
魔法科 5巻夏休み編+1

最後までお読み頂きありがとうございます。

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考察・解説

九校戦の準備

九校戦(全国魔法科高校親善魔法競技大会)の準備について、第一高校における状況を中心に解説する。

九校戦準備の主体と学校の熱気

第一高校では一学期の定期試験が終わると、生徒たちのエネルギーは一気に夏の九校戦準備へと向かう。
・九校戦は学校同士の対抗戦という色彩が強いため、準備は部活連ではなく生徒会が主体となって進められる。
・九校戦のメンバーに選ばれることは大きなステータスであり、選手やエンジニアには長期休暇課題免除や一律A評価といった特典が与えられる。

深刻なエンジニア不足

今年の第一高校の三年生は、優秀な選手が揃っている一方で、魔法工学関係の人材が不足しており、CADを調整するエンジニア(技術スタッフ)の確保が危機的状況に陥っていた。生徒会長の七草真由美や十文字克人がカバーしていたが、主力選手である彼らが他人のCADの面倒を見るのは負担が大きすぎるという問題を抱えていた。

達也の異例の抜擢

エンジニア不足の解決策として、中条あずさの推薦や妹・深雪の強い要望もあり、司波達也が候補に挙がる。
・一年生の二科生がスタッフに加わることは過去に例がない異例の事態であったが、部活連本部の準備会議で実力テストが行われることになった。
・達也は桐原武明を実験台にして、自動調整(オートアジャスト)に頼らず完全マニュアルでCADを調整し、安全マージンを大きく取りながらも効率を低下させないという高校生離れした高度な技術を披露した。
・この結果、克人や服部らの支持を得て、達也は正式に技術スタッフとして九校戦チームに加わることになった。

CADチューニングの重要性

九校戦で使用するCADには共通規格が定められており、ハードウェアは規格内でなければならないが、ソフトウェア面は事実上無制限である。そのため、規格の範囲内でいかに選手に適したCADを用意し、能力を引き出すチューニングを施せるかが勝敗に大きく影響する。達也は、深雪をはじめとする一年生女子選手(雫やほのか)の専属のような形で調整を担当し、選手たちの特性に合わせた専用の術式やデバイスの準備を進めた。

まとめ

準備期間中、達也はFLTの研究施設で常駐型重力制御魔法(飛行魔法)のデバイスのテストを深雪に行わせるなど、新しい技術の実用化も同時進行で行っていた。そして本番の前々日、第一高校の代表メンバーたちはバスや作業車両に分乗し、開催地である富士演習場周辺の軍の宿泊施設へと移動して、現地での最終調整に入った。このように、異例の人事や新技術の投入を含む周到な準備を経て、第一高校は九校戦へと臨むのである。

司波達也の実力

司波達也の実力は、魔法科高校が重視する「実技テストの評価基準」には適合しないものの、実際には高校生という枠を完全に逸脱した、戦略兵器クラスの圧倒的な戦闘能力と技術力を持っている。彼の真の実力は、以下の要素によって構成されている。

魔法実技の評価と真の能力の乖離

第一高校の実技試験では魔法式を構築する速度などが重視されるため、達也は実技成績が低く「二科生(ウィード)」として扱われている。
・しかし魔法理論においては2位以下を引き離すダントツの学年1位であり、その深い理解度は高く評価されている。
・彼が一般的な実技を苦手とする理由は、四葉家当主とその姉(達也の母)が行った禁忌の魔法実験により、強い感情を白紙化され人工的な魔法演算エミュレータを植え付けられたという特殊な精神構造に起因している。

規格外の戦闘能力と固有魔法

達也は一般的な魔法が不得意な代わりに、極めて特殊かつ強力な魔法を行使する。
・術式解体(グラム・デモリッション):圧縮したサイオン(想子)の塊を対象に直接ぶつけ、魔法の記録自体を粉砕する実用最強の対抗魔法である。一条将輝の強力な魔法もこれで撃ち落としており、達也の想子保有量が規格外に大きいことを証明している。
・分解と自己修復:物質を分子や単一元素レベルにまで分解してしまう能力を持つ。情報強化や領域干渉といった防御ごと相手の肉体を完全に消し去る三連分解魔法「トライデント」や、戦略級魔法「マテリアル・バースト」を使用可能である。また、戦闘不能レベルの重傷を負っても、意識の処理速度を超えた無意識領域でバックアップデータを読み込み、一瞬で肉体を完治させる「自己修復術式」を持っている。
・フラッシュ・キャスト:四葉家の秘匿技術であり、CADからではなく記憶領域から直接魔法式を読み出すことで、魔法発動の時間を極限まで省略する技術である。達也はこれをさらに発展させ、魔法式構築の時間すら省略する速度で発動できる。

「精霊の眼(エレメンタル・サイト)」による解析力

達也は、森羅万象の情報体が存在する「イデア」へ直接アクセスし、情報を視認・解析する能力を持っている。
・この眼により、展開中の起動式を視るだけで記述内容や魔法式の構造を完全に読み解くことができる。
・他者の魔法の欠点や無駄を瞬時に見抜くことが可能である。

天才魔工師「トーラス・シルバー」としての技術力

達也はFLT社の天才ソフトウェアエンジニア「トーラス・シルバー」の正体の一人である。
・不可能とされていた「常駐型重力制御魔法(飛行術式)」を完成させた。
・九校戦では担当した女子選手のCADを完全マニュアルで完璧に調整し、「能動空中機雷」などのオリジナル魔法を提供して上位独占の快挙をもたらした。

高度な体術と実戦経験

忍術使いの九重八雲から体術の手解きを受けており、身体能力や気配を消す隠密技術も極めて高い水準にある。
・魔法と体術を組み合わせた近接戦闘にも長けている。
・過去の実戦経験から、本物の兵士と同質の濃密な殺気を放つことができる。

まとめ

これらの卓越した実力から、達也は国防陸軍第一〇一旅団・独立魔装大隊に「大黒竜也特尉」として籍を置いており、上官の風間少佐からは「単身で戦略誘導ミサイルに匹敵する戦力」と極めて高く評価されている。

魔法工学とエンジニア

魔法科高校における「魔法工学とエンジニア(魔工師)」は、単なる裏方の技術職という枠を超え、魔法師の戦闘力や競技成績を根本から左右する極めて重要な要素として描かれている。特に主人公である司波達也の存在を通じて、魔法の実力(魔法力)を絶対視する従来の価値観に対する強烈なアンチテーゼとなっている。本稿では、その具体的な役割や達也の技術について解説する。

勝敗を分けるCADのチューニング

九校戦において、エンジニア(技術スタッフ)の役割は非常に重大である。競技で使用されるCAD(術式補助演算機)のハードウェアは共通規格で制限されているが、ソフトウェア面は事実上無制限とされている。
・起動式の展開速度はハードウェアに依存するものの、魔法式の構築効率はソフトウェアのチューニングに大きく左右される。
・そのため、いかに選手のメンタルや魔法特性に適合したソフトウェアを用意し、潜在能力を最大限に引き出す調整を施せるかが、一瞬を争う魔法競技の勝敗に直結する。

司波達也の規格外のエンジニアリング技術

達也は、一般的なオートアジャスト(自動調整)機能に頼らず、測定された想子波特性の生データを直接読み取り、完全マニュアルでOSにアクセスして微調整を行うという高校生離れした高度な技術を持っている。これにより、安全マージンを大きく取りながらも魔法効率を一切低下させない完璧なチューニングを実現している。

さらに達也は、単なる調整にとどまらず、選手の得意分野を活かす専用の魔法式や戦術まで構築する。
・北山雫には照準の手間を省き連続発動を可能にするオリジナル魔法「能動空中機雷」や、汎用型CADに特化型の照準補助システムを接続する技術を提供した。
・光井ほのかには光波振動系魔法を応用した「目眩まし」の奇策を授けた。
・西城レオンハルトには魔法と格闘戦を融合させた武装一体型CAD「小通連」を開発・提供した。

天才魔工師トーラス・シルバーとしての革新

達也のエンジニアとしての真の顔は、FLT(フォア・リーブス・テクノロジー)社の天才ソフトウェアエンジニア「トーラス・シルバー」の片割れである。
・ハードウェアの専門家である牛山主任と協力することで、魔法演算領域内で起動式を自動的に複写する「ループ・キャスト・システム」を開発し、特化型CADのソフトウェアを10年は進歩させたと評されている。
・現代魔法学では不可能とされていた「常駐型重力制御魔法(飛行術式)」をも完成させ、魔法の歴史を塗り替える偉業を成し遂げている。

まとめ

魔法科高校では、魔法を構築する速度や規模といった「魔法実技」の成績によって生徒を一科生(ブルーム)と二科生(ウィード)に分け、実技に優れる者こそが優秀であるという価値観が支配している。しかし、達也の卓越した魔法工学の知識とエンジニアリング技術は、劣等生とされている彼が、一流の才能を持つ一科生の選手たちを圧倒的な勝利へと導くという結果をもたらした。

この現実は、一科生である生徒会役員の中条あずさに「一科生と二科生の区別に意味はあるのか」「実戦魔法師としても魔工技師としても、彼には全く勝てる気がしない」という強烈な衝撃と価値観の揺らぎを与えた。また、十師族の長老である九島烈が「魔法とは手段であって目的ではない」「使い方を誤った大魔法は、使い方を工夫した小魔法に劣る」と語ったように、達也のエンジニアとしての工夫と技術は、単なる魔法力の優劣を無意味にするほどの圧倒的な価値と可能性を証明しているのである。

第一高校の交流.

第一高校における生徒間の交流は、学内の制度的な壁を越えた友情や、先輩後輩間の信頼関係、そして行事を通じた他校とのライバル関係など、多角的に描かれている。

一科生と二科生の壁を越えた交友関係

第一高校には、成績優秀な一科生(ブルーム)と補欠要員である二科生(ウィード)の間に強い意識の壁が存在するが、達也を中心とするグループはその壁を越えて交流を深めている。
・二科生である達也、レオ、エリカ、美月と、一科生である深雪、ほのか、雫は日常的につるんでおり、一科・二科の枠を超えたこのグループは学内でも非常に目立つ存在となっている。
・また、クラスで孤立しがちだった古式魔法の名門出身である吉田幹比古も、体育のレッグボールの授業をきっかけに達也やレオの身体能力や態度に興味を持ち、互いに打ち解け合って彼らの輪に加わっていく様子が描かれている。

先輩と後輩の信頼と交流

生徒会長の七草真由美や風紀委員長の渡辺摩利、部活連会頭の十文字克人といった三年生の幹部たちは、達也の異端とも言える実力や分析力を高く評価している。
・深刻なエンジニア不足を解消するため、彼らは前例を覆して一年生で二科生の達也を九校戦の技術スタッフに抜擢した。
・真由美や摩利は達也を度々からかったり無理難題を押し付けたりするが、それは彼への深い信頼の裏返しでもあり、達也もその期待に応えて彼女たちのCADを完璧に調整する。
・さらに、達也の卓越した調整技術は一年生女子選手たちの間で評判を呼び、彼女たちから個人的な調整を依頼されるほど慕われるようになる。

九校戦を通じた他校との交流と対決

全国の魔法科高校生が集う九校戦は、懇親会や後夜祭のパーティーなどを通じて親睦を深める貴重な交流の場である。しかし同時に、学校の威信を賭けた競争の場でもあり、第一高校は最大のライバルである第三高校の生徒たちと激しい火花を散らす。

第三高校の一年生エースである一条将輝と吉祥寺真紅郎は、第一高校の圧倒的な成績の裏にいる達也の存在に気づき、わざわざ控え室まで赴いて達也に宣戦布告を行う。

まとめ

このような競技を通じた他校のエリートたちとの緊張感のある交流も、九校戦という舞台ならではの魅力となっている。これらの交流を通じて、生徒たちは互いの実力を認め合い、成長していくのである。

魔法科高校の競争

魔法科高校における競争は、単なる生徒同士のライバル関係にとどまらず、国家が魔法師という貴重な人的資源を育成・充実させるための重要なシステムとして描かれている。

魔法科高校の希少性と国家の事情

現在、正規課程として魔法教育を行っている国立魔法大学付属魔法科高校は全国に九校しか存在しない。
・政府は魔法科高校をさらに増やしたいと考えているが、教師となる魔法師の数が不足しているため、実現できていないのが実情である。
・第一高校から第三高校までが一学年定員二百名、残りの六校が各百名で、合計千二百名が、この国が一年間で新たな魔法師を供給できる数の上限となっている。

競争を通じた能力の底上げ

国家は九つの魔法科高校を運営するだけで人的資源が精一杯という厳しい現実を抱えている。そのため、限られた千二百人の生徒たちを可能な限り鍛え上げ、能力の底上げを図ることで魔法師を充実させていくしかない。
・これを実現するために取られている方策の一つが、「魔法科高校九校を学校単位で競争させ、生徒の向上心を煽ること」である。
・競争によって生徒の能力を高め、将来の教師不足を解消し、さらに多くの魔法師を育成するという正のスパイラルが期待されている。

競争の最大の舞台である九校戦

この学校間競争の最大の舞台となるのが、毎年夏に開催される全国魔法科高校親善魔法競技大会、通称「九校戦」である。
・全国から選りすぐりの魔法科高校生たちが若きプライドを賭けて競い合う場である。
・政府関係者や魔法関係者、一般企業、さらには海外からも大勢の観客や研究者、スカウトが集まる晴れ舞台となっている。

競争が生み出す学内の熱狂と重圧

九校戦は学校の威信を賭けた対抗戦の色彩が強いため、学内の各クラブではなく生徒会が主体となって準備が進められる。
・選手やエンジニアなどの代表メンバーに選ばれることは、長期休暇課題の免除や成績の一律A評価といった特典が与えられるほどの大きなステータスである。
・そのため、学内のメンバー選定会議は始まる前からピリピリとした生々しい空気に包まれる。
・本番の大会では、選手個人の魔法力や身体能力だけでなく、エンジニアによるCADのソフトウェアチューニングの巧拙や、作戦スタッフによる緻密な戦略が勝敗を大きく左右する。
・各校は少しでも有利に立つために他校の技術を偵察し合い、対戦相手に直接プレッシャーをかけるなど、激しい神経戦や情報戦をも繰り広げる。

このように魔法科高校における競争は、才能ある若者たちのプライドを賭けた青春の戦いであると同時に、国家の魔法戦力や技術力を支えるための過酷で現実的な育成システムとして機能している。

魔法科 3巻九校戦編(上)
魔法科 まとめ(1年生)
魔法科シリーズ まとめ
魔法科 5巻夏休み編+1

キャラクター紹介

国立魔法大学付属第一高校

司波達也

妹を大切にしている。魔法実技の成績は低いが、魔法理論に精通している。他者の魔法を解析する能力に優れる。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年E組。二科生。風紀委員。九校戦の技術スタッフ。

・物語内での具体的な行動や成果
 九校戦の技術スタッフに選ばれ、一年生女子のCADを調整する。飛行デバイスを開発し、深雪にテストさせた。モノリス・コード新人戦の代役として出場し、一条将輝を倒して優勝に貢献する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 トーラス・シルバーの正体の一人である。独立魔装大隊で特尉の階級を持つ。

司波深雪

兄を深く敬愛している。彼の世話を焼くことを喜びにしている。周囲の目を惹きつける容姿を持つ。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年生。一科生。生徒会役員。九校戦の新人戦および本戦選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也の開発した飛行デバイスのテストを行う。九校戦へ向かうバスで事故を防ぐため冷却魔法を発動した。新人戦ピラーズ・ブレイクと本戦ミラージ・バットに出場し、優勝を果たす。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 魔法実技の成績が学年一位である。四葉家の次期当主候補と見なされている。

西城レオンハルト

達也の友人で、気さくな性格である。エリカとは頻繁に口論をしている。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年E組。二科生。

・物語内での具体的な行動や成果
 体育の授業で達也や幹比古と共にレッグボールの試合に出場する。達也の指名で新人戦モノリス・コードに代役出場し、武装デバイス「小通連」を使用して敵選手を倒した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

千葉エリカ

活発な性格を持つ。達也たちと親しく、幹比古とは幼馴染みである。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年E組。二科生。

・物語内での具体的な行動や成果
 九校戦の応援に駆けつけ、ホテルでウェイトレスのアルバイトをする。展望室で幹比古に発破をかけた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 百家本流である千葉家の娘である。

柴田美月

控え目な性格である。霊子放射光に過敏な体質を持つ。エリカやほのかと行動を共にすることが多い。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年E組。二科生。

・物語内での具体的な行動や成果
 実験棟で幹比古が精霊魔法の訓練をしているところに遭遇する。九校戦ではホテルで皿洗いのアルバイトをした。小早川の事故の際、精霊が弾ける光景を視認する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 精霊の色を見分ける「水晶眼」の持ち主である。

光井ほのか

一科生でありながら達也を慕う。彼のアドバイスを素直に受け入れる。雫とは親友である。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年A組。一科生。九校戦の新人戦選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 新人戦バトル・ボードとミラージ・バットに出場する。達也の作戦に従って幻惑魔法を使用し、バトル・ボードで優勝した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

北山雫

口数は少ないが、的確な発言をする。ほのかと常に行動を共にする。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年A組。一科生。九校戦の新人戦選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 新人戦スピード・シューティングに出場し、達也が調整したデバイスを使用してパーフェクトの成績を出す。ピラーズ・ブレイク決勝では深雪と対戦した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 大富豪である北山家の令嬢である。

吉田幹比古

クラスで孤立しがちだが、達也たちと関わるようになる。古式魔法の腕に誇りを持っている。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年E組。二科生。

・物語内での具体的な行動や成果
 夜のホテル敷地内で武装した侵入者を発見し、達也の援護を受けて雷撃魔法で倒す。達也の指名で新人戦モノリス・コードに代役出場し、精霊魔法を駆使して勝利に貢献した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 神道系古式魔法を伝承する吉田家の出身である。

七草真由美

生徒会長として学校行事を取り仕切る。達也の能力を高く評価し、彼を頼りにしている。

・所属組織、地位や役職
 第一高校3年生。生徒会長。九校戦の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也を九校戦の技術スタッフに抜擢する。スピード・シューティング本戦でパーフェクトの成績を出した。クラウド・ボール本戦で優勝する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 十師族の七草家長女である。

渡辺摩利

風紀委員長として厳格な態度をとる。後輩を思いやる一面も持つ。真由美や克人とともに学校の主力である。

・所属組織、地位や役職
 第一高校3年生。風紀委員長。九校戦の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 バトル・ボード本戦予選で相手を圧倒する。準決勝で他校の選手による事故に巻き込まれ、肋骨を骨折して試合を棄権した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

十文字克人

威厳を持ち、責任感が強い。達也の実力を認め、困難な状況では彼に決断を委ねる。

・所属組織、地位や役職
 第一高校3年生。部活連会頭。九校戦の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也の技術スタッフ入りを支持する。モノリス・コード本戦の決勝で多重移動防壁魔法「ファランクス」を駆使し、優勝を果たした。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 十師族の十文字家次期当主である。

市原鈴音

真由美を補佐し、冷静な分析力を持つ。作戦スタッフの総責任者を務める。

・所属組織、地位や役職
 第一高校3年生。生徒会会計。九校戦の作戦スタッフ。

・物語内での具体的な行動や成果
 九校戦へ向かうバスの事故で減速魔法を使用してバスを止める。達也が構築した魔法について解説を行った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

中条あずさ

気が弱いが、デバイスの知識が豊富である。達也の技術を高く評価している。

・所属組織、地位や役職
 第一高校2年生。生徒会書記。九校戦の技術スタッフ。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也を九校戦の技術スタッフに推薦する。達也の調整技術を目の当たりにし、彼がトーラス・シルバーではないかと疑念を抱いた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

服部刑部

真面目な態度をとる。達也に対して複雑な感情を抱いている。

・所属組織、地位や役職
 第一高校2年生。生徒会副会長。九校戦の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也の技術スタッフ入りを支持する。ピラーズ・ブレイク本戦に出場し、多彩なコンビネーション魔法を駆使して勝利した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

桐原武明

好戦的な性格を持つ。達也の実力を認めている。

・所属組織、地位や役職
 第一高校2年生。剣術部。九校戦の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也の技術スタッフ入りを懸けたテストで実験台を引き受ける。クラウド・ボール本戦に出場するが、二回戦で敗退した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

壬生紗耶香

桐原を応援するため九校戦の会場を訪れる。

・所属組織、地位や役職
 第一高校2年生。剣道部。

・物語内での具体的な行動や成果
 桐原の試合を観戦し、敗退した彼に寄り添う。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 父親が内閣府情報管理局の外事課長である。

森崎駿

一科生としてのプライドが高い。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年A組。九校戦の新人戦選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 スピード・シューティング新人戦で準優勝する。モノリス・コード新人戦の予選でルール違反の攻撃を受け、負傷して棄権した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

千代田花音

活発で負けず嫌いな性格である。五十里とは婚約関係にある。

・所属組織、地位や役職
 第一高校2年生。九校戦の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 ピラーズ・ブレイク本戦に出場し、得意魔法「地雷原」を駆使して最短時間で勝利する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 百家本流の千代田家の出身である。

五十里啓

中性的な容姿を持つ。花音をサポートする。

・所属組織、地位や役職
 第一高校2年生。九校戦の技術スタッフ。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也の技術スタッフ入りを歓迎し、彼に好意的に接する。水路での妨害工作に関する達也の解析を手伝った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 百家本流の五十里家の出身であり、刻印魔法の権威の家系である。

辰巳鋼太郎

がっちりした体格を持つ。

・所属組織、地位や役職
 第一高校3年生。九校戦の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 ピラーズ・ブレイク本戦で、敵選手を加速魔法によって地上に叩き落とす。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

和泉理佳

自負心が強い性格である。達也の技術スタッフ加入を快く思っていない。

・所属組織、地位や役職
 第一高校3年生。九校戦の技術スタッフ。

・物語内での具体的な行動や成果
 真由美の試合において、達也のサポートを断り自分で見ると主張する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

明智英美(アメリア=ゴールディ=明智)

無邪気で明るい性格である。イングランド系のクォーターである。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年生。九校戦の新人戦選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 スピード・シューティング新人戦に出場する。ピラーズ・ブレイク新人戦で三回戦まで進出するが、コンディション不良のため棄権した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

滝川和実

体育会系の性格である。深雪と同室になる。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年C組。九校戦の新人戦選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 スピード・シューティング新人戦で三位に入賞する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

里美スバル

少年のような口調や立ち居振る舞いをする。観察眼が鋭い。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年D組。九校戦の新人戦選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 ミラージ・バット新人戦に出場し、達也の調整したデバイスを使用して準優勝する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

小早川

気分屋な面がある。

・所属組織、地位や役職
 第一高校。九校戦の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 ミラージ・バットの試合中に魔法が発動しなくなり、湖面に落下して負傷する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

木下

エンジニアとしての腕前は名人とは言えないレベルである。

・所属組織、地位や役職
 第一高校。九校戦の技術スタッフ。

・物語内での具体的な行動や成果
 服部のバトル・ボード予選後、彼とともにデバイスの再調整を行う。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

平河

小早川を担当する技術スタッフである。

・所属組織、地位や役職
 第一高校3年生。九校戦の技術スタッフ。

・物語内での具体的な行動や成果
 小早川のデバイスに細工されたことに気づけず、事故後に悔しそうな表情を見せる。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

村上

九校戦に出場する男子選手である。

・所属組織、地位や役職
 第一高校。九校戦の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 バトル・ボード本戦に出場するが、決勝進出を逃す。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

十三束

一学期の定期試験で総合成績上位に名が挙がる。

・所属組織、地位や役職
 第一高校1年B組。

・物語内での具体的な行動や成果
 一学期の定期試験で総合成績四位となる。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

小野遥

普段はカウンセラーとして振る舞う。裏の顔を持つ。

・所属組織、地位や役職
 第一高校のカウンセラー。警察省公安庁の秘密捜査官。

・物語内での具体的な行動や成果
 夜の八雲の寺を訪れ、達也たちと遭遇する。達也から無頭竜のアジトを調べるよう依頼を受けた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 気配を偽ることに長けたBS魔法師である。

国立魔法大学付属第三高校

一条将輝

凛々しい顔立ちを持つ。深雪に目を奪われる。

・所属組織、地位や役職
 第三高校1年生。九校戦の新人戦選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 モノリス・コード新人戦で相手を圧倒する戦闘力を見せるが、決勝で達也の音響攻撃を受けて敗北する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 十師族の一条家次期当主である。「クリムゾン・プリンス」の異名を持つ。

吉祥寺真紅郎

丁寧な口調であるが、挑戦的な態度をとる。将輝の参謀役を務める。

・所属組織、地位や役職
 第三高校1年生。九校戦の新人戦選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 スピード・シューティング新人戦で優勝する。モノリス・コード新人戦の決勝に出場するが、幹比古とレオの連携に敗れた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 基本コードを発見した天才であり、「カーディナル・ジョージ」の異名を持つ。

第三高校の生徒たち

将輝や吉祥寺と行動を共にする。

・所属組織、地位や役職
 第三高校の生徒。

・物語内での具体的な行動や成果
 深雪の容姿を見て将輝に声をかける。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

その他の魔法科高校

第四高校の選手

競技で一高の選手と対戦する。

・所属組織、地位や役職
 第四高校の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 バトル・ボード予選で水面を爆破する戦術をとる。モノリス・コード新人戦でルール違反の攻撃を行い、第一高校の選手を負傷させた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

第七高校の選手

競技で一高の選手と対戦する。

・所属組織、地位や役職
 第七高校の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 バトル・ボード準決勝で危険走行により摩利と衝突し、失格となる。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

第八高校の選手

競技で一高の選手と対戦する。

・所属組織、地位や役職
 第八高校の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 モノリス・コード新人戦の予選で第一高校と対戦し、敗北する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

第九高校の選手

競技で一高の選手と対戦する。

・所属組織、地位や役職
 第九高校の選手。

・物語内での具体的な行動や成果
 ピラーズ・ブレイク本戦で第一高校と対戦し、敗北する。モノリス・コード新人戦の予選で幹比古の霧の魔法に阻まれた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

九校戦関係者・来客

大会委員長

九校戦の運営を取り仕切る。

・所属組織、地位や役職
 九校戦の大会委員長。

・物語内での具体的な行動や成果
 九島老人の言葉に肯定の返事をする。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

審判団

試合の判定を行う。

・所属組織、地位や役職
 九校戦の審判。

・物語内での具体的な行動や成果
 選手の棄権や失格を宣告する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

陸軍一〇一旅団・独立魔装大隊 / 情報機関

風間玄信

達也の理解者であり、彼を気遣う。

・所属組織、地位や役職
 陸軍一〇一旅団・独立魔装大隊隊長。少佐。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也に九校戦での不穏な動きを警告する。達也をホテルに招き、ソーサリー・ブースターに関する情報を提供した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 九重八雲の門下筆頭である。

藤林響子

達也と気さくに会話を交わす。ハッキング技術に長けている。

・所属組織、地位や役職
 独立魔装大隊。少尉。

・物語内での具体的な行動や成果
 十七号に電撃を放ち拘束する。通信設備をハッキングして達也の通信をサポートした。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 「電子の魔女」の異名を持つ。

真田繁留

達也の技術力を高く評価している。

・所属組織、地位や役職
 独立魔装大隊。大尉。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也にソーサリー・ブースターの製造方法について説明する。有線通信の切断措置を行った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

柳連

獣のような体術と魔法の複合技術を持つ。

・所属組織、地位や役職
 独立魔装大隊。大尉。

・物語内での具体的な行動や成果
 落下してきた十七号を投げ飛ばして制圧する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

山中

達也を実験台にしたがるような発言をする。

・所属組織、地位や役職
 独立魔装大隊。軍医少佐。

・物語内での具体的な行動や成果
 観客席から達也の試合を観戦し、彼の自己修復能力に感嘆する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 一級の治癒魔法師である。

壬生勇三

娘の紗耶香を案じる父親である。

・所属組織、地位や役職
 内閣府情報管理局・外事課長。

・物語内での具体的な行動や成果
 風間に無頭竜に関する情報を提供する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 退役軍人である。

無頭竜(ノー・ヘッド・ドラゴン)

リチャード=孫(孫公明)

表向きの顔と裏の顔を使い分けている。

・所属組織、地位や役職
 無頭竜の首領。

・物語内での具体的な行動や成果
 ダグラス・黄の口から名前や住所が暴露される。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

ダグラス=黄

組織の首領に強い忠誠を誓っている。

・所属組織、地位や役職
 無頭竜東日本総支部の幹部。リチャード・孫の側近。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也の襲撃を受けて命乞いをする。首領の情報を明かすが、達也の魔法によって消滅させられた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

ジェームス=朱

無頭竜の活動に関与している。

・所属組織、地位や役職
 無頭竜東日本総支部の幹部。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也の魔法によって消滅させられる。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 国際警察から手配されている。

グレゴリー

無頭竜の活動に関与している。

・所属組織、地位や役職
 無頭竜東日本総支部の幹部。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也の魔法によって消滅させられる。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

十四号

無頭竜の指示に従う。

・所属組織、地位や役職
 無頭竜のジェネレーター。

・物語内での具体的な行動や成果
 幹部からの命令を不可能と判断し、達也の魔法によって消滅させられた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

十六号

無頭竜の指示に従う。

・所属組織、地位や役職
 無頭竜のジェネレーター。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也の魔法によって消滅させられる。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

十七号

意思や感情を奪われた生体兵器である。

・所属組織、地位や役職
 無頭竜のジェネレーター。

・物語内での具体的な行動や成果
 観客の殺戮を命じられるが、柳たちによって取り押さえられる。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

フォア・リーブス・テクノロジー(FLT)

牛山

達也の技術力を高く評価し、彼を尊敬している。

・所属組織、地位や役職
 FLT CAD開発第三課主任。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也の持ち込んだ飛行デバイスのテストを行う。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

テツ

牛山の部下として働く。

・所属組織、地位や役職
 FLTの開発スタッフ。

・物語内での具体的な行動や成果
 牛山の指示で試作用デバイスの準備を行う。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

ヒロ

牛山の部下として働く。

・所属組織、地位や役職
 FLTの開発スタッフ。

・物語内での具体的な行動や成果
 牛山の指示でテスターを呼び出す。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

司波龍郎

保身を優先する態度をとる。

・所属組織、地位や役職
 FLT開発本部長。筆頭株主。

・物語内での具体的な行動や成果
 研究所で達也たちと遭遇し、達也をたしなめる。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 四葉家から実質的な支配を受けている。

四葉家

四葉真夜

達也と深雪の叔母である。

・所属組織、地位や役職
 四葉家現当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也に人造魔法師の実験を計画したことが語られる。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 「極東の魔王」「夜の女王」の異名を持つ。

司波深夜(四葉深夜)

達也と深雪の母親である。

・所属組織、地位や役職
 四葉家の出身。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也に対して精神構造干渉の魔法実験を行ったことが語られる。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆事項に関する記述はない。

青木

達也を見下している。

・所属組織、地位や役職
 四葉家の執事。

・物語内での具体的な行動や成果
 研究所で達也たちと遭遇し、達也を似非魔法師と侮辱する。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 四葉家内序列第四位である。

その他

九島烈

十師族の長老として威厳を持つ。達也の能力に興味を抱く。

・所属組織、地位や役職
 国防軍魔法顧問。退役少将。

・物語内での具体的な行動や成果
 九校戦の懇親会で精神干渉魔法による余興を行う。達也が工作員を取り押さえた現場に現れ、事態を収拾した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 「トリック・スター」の異名を持つ。

九重八雲

飄々とした態度をとる。

・所属組織、地位や役職
 九重八雲の寺の僧侶。

・物語内での具体的な行動や成果
 達也と深雪に体術の稽古をつける。遥の正体を達也たちに明かした。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 高名な忍術使いである。

千葉修次

気性が優しく、エリカの追求にタジタジになる。摩利の恋人である。

・所属組織、地位や役職
 防衛大学校の士官候補生。

・物語内での具体的な行動や成果
 摩利の見舞いのため九校戦の会場を訪れる。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 「千葉の麒麟児」の異名を持つ。

魔法科 3巻九校戦編(上)
魔法科 まとめ(1年生)
魔法科シリーズ まとめ
魔法科 5巻夏休み編+1

備忘録

7

九校戦三日目、男女ピラーズ・ブレイクと男女バトル・ボードの決勝が行われる。第一高校からは男子ピラーズ・ブレイクと男女バトル・ボードに各二人、女子ピラーズ・ブレイクに一人が勝ち残っていた。摩利のバトル・ボードのレース中、予期せぬ事故が発生し、彼女は意識を失う。達也は急いで摩利のもとへ駆けつけ、彼女を病院に運び、治療を手伝う。摩利が目を覚ますと、彼女は病院にいることを知り、レースの結果や自分の状態について尋ねる。レースは中断され、摩利は肋骨を折っていたが、全治一週間で日常動作には支障がない状態だった。

真由美は摩利に、レース中の事故が第三者による不正な魔法干渉の可能性があることを告げる。達也は大会委員会からビデオを借りて水面の波動解析を行う予定で、その結果が九校戦全体に関わる重要な問題かもしれないと指摘する。摩利はその情報を静かに受け止め、真剣に考え込む。

深雪がドアを開けると、上級生の男女、五十里先輩と千代田先輩が訪れた。達也は彼らを迎え、検証作業を進める。五十里先輩は脳波アシスト付モノクル型視線ポインタを使い、二人はビデオ映像とシミュレーション映像を分析する。事故の原因を探求し、第三者の介入を疑う。水面陥没の原因が外部ではなく、水中にあることを示す不明な力が見つかる。魔法師が水路内に潜んでいるという荒唐無稽な仮説と、精霊魔法の可能性について議論する。達也はクラスメイトの吉田と柴田を呼び、彼らの専門知識を借りて謎を解くために協力を求める。九校戦での不正行為とCADに細工された可能性を指摘し、大会委員に工作員がいるという衝撃的な推測をする。最終的に、CADが大会委員に引き渡される過程で細工が施された可能性に気づくが、具体的な手口は不明のままである。達也と深雪は警戒を怠らないことを決意する。

第一高校は三日目の成績で男女ピラーズ・ブレイクで優勝し、男女バトル・ボードでそれぞれ二位と三位の成績を収めた。第三高校も好成績であり、両校のポイント差は縮まっていた。大会前、摩利は新人戦のポイントが総合順位に大きく影響しないと達也に伝えていたが、予想とは異なり、新人戦の結果が重要になっていた。達也は真由美から呼び出され、深雪も同様に呼ばれていた。二人は重要な相談を受けるためにミーティングルームに向かった。

真由美は、新人戦を犠牲にしても本戦のミラージ・バットに戦力を注ぎ込むべきだとする作戦スタッフの結論を伝えた。深雪は摩利の代役としてミラージ・バットに出場し、達也はその担当エンジニアを務めることになった。これは、補欠が用意されていなかったことや、深雪が事前に練習を積んでいたことなどから、彼女が代役として選ばれた理由だった。摩利は達也の妹なら本戦でも優勝できるだろうと提案し、達也はそれを可能だと返答した。深雪は恥じらいながらも、代役を引き受けることに同意した。

8

大会の四日目からは、本戦が一旦休みとなり、五日間にわたって一年生のみで行われる新人戦が始まる。現時点で第一高校が三百二十ポイントで一位、第三高校が二百二十五ポイントで二位となっており、新人戦の成績によっては逆転の可能性もある。新人戦のポイントは総合順位に加算され、一年生にとっては栄誉なことである。今日の競技はスピード・シューティングとバトル・ボードの予選が行われ、特にスピード・シューティングは午前中に女子、午後に男子の競技が一気に決勝まで進む。エンジニアは選手のCADを試合間に調整する重要な役割を担い、同一競技で同じ学校の選手が重ならないようにスケジュールが調整されているが、重なる場合はメインとサブのエンジニアがつくこともある。

達也の担当は女子スピード・シューティング、ピラーズ・ブレイク、ミラージ・バットの三種目であり、これは一年生男子選手からの反発や女子選手からの強い要望によるものである。深雪はピラーズ・ブレイクとミラージ・バットに出場し、ほのかの出場種目はバトル・ボードとミラージ・バットに決まった。これは作戦上の要因と個人の希望、友人たちの口添えによるものである。ほのかは試合時間が重ならないことを強調するが、達也は時間的に可能であってもチーム事情により担当替えは無理であることを示唆する。今日は深雪がほのかの支援をしないため、達也はレースを傍で観ることを約束する。

スピード・シューティング専用のCADを手渡し、達也は雫に最終チェックを指示する。CADの交信機能が重要であり、トラブルがあれば予備機への交換やバグの修正が必要である。雫は万全のコンディションであると達也に報告し、彼女のCADメンテナンス契約を再度提案するが、達也はライセンス取得後に考えると答える。雫は大富豪の家庭に生まれ、現在この国で五指に入る魔工師にCADメンテナンスをしてもらっている。達也と雫は試合前の作戦を確認し、互いに頑張ることを約束する。

観客席では、深雪が仲間たちの間に加わり、ほのかの緊張を和らげようとする。ほのかは選手として午後のレースに出場予定であり、過度に緊張している。深雪と他の友人たちは、試合を忘れて雫を応援しようと励まし、ほのかを支える。美月の気遣いによる質問に、ほのかは緊張を隠せずにいた。

一年生たちの初々しい一幕から離れた場所で、生徒会プラス風紀委員長の三年生トリオが会話を交わしていた。真由美は音声通信用のレシーバーを耳に装着し、外出しても問題ないと説明する。この日、鈴音は女子スピード・シューティングの担当で、達也がその競技用CADの調整を一手に引き受けていたことが話題に上がる。選手団からの評価が高い達也の技術について、三年生は興味津々であった。また、達也が競技用CADを使った選手から私用のCAD調整の依頼を受けていることが明らかにされ、その人柄についても言及される。

達也は、自分の「ファンを増やしている」という話を聞いたら否定するだろうという話題も出るが、彼は雫が参加するシューティングレンジに集中していた。達也には特別な情報構造を読み取る力があり、自分が調整したCADに少しでも変化があれば、その結果を認識することができる。雫が競技に臨む姿を見守りながら、彼は安堵の思いを抱いていた。

スピード・シューティングの試技中、雫は領域内に存在する固形物に振動波を与える魔法で標的を砕いている。得点有効エリア内に震源を設定し、標的に仮想的な振動波を発生させて崩壊させる仕組みである。三年生トリオもこの話題について語り合い、達也が調整したCADの仕組みについて解説がなされる。この魔法は精度を犠牲にして速度を上げることを狙いとしており、選手はCADの補助に従ってポイントを設定するだけで標的を破壊することができる。試技はパーフェクトで終了し、魔法の固有名称は「能動空中機雷」であることが明らかになる。摩利はこの魔法を全方位に有効なアクティブ・シールドとして応用することに興味を示し、真由美との間で技術的な議論が交わされる。

達也はシューティングレンジから戻ってきた雫にタオルを渡し、労いの言葉をかけた。予選突破ラインは命中率八十パーセント前後だが、雫は全ての標的を破壊し、容易に決勝トーナメント進出を決めた。雫は、有効エリアの全域ではなく、外縁部をかすめるように設定された死角を利用していたが、予想通りに標的は適切な軌道で飛んできたため、問題はなかった。

予選と決勝トーナメントでは試合形式が異なり、予選は魔法の速度と確実性を競うが、決勝トーナメントでは相手の魔法に邪魔されずに標的を破壊する干渉力とテクニックが求められる。達也は雫に対し、決勝トーナメント用のCADの感触を確かめておくように指示した。

一方、真由美はスピード・シューティングの予選結果を見て、一年女子のレベルの高さに驚いた。予選二十四名の中から八名が決勝トーナメントに進出し、その中に同じ学校からエントリーした三名が含まれていることが珍しいと指摘される。また、バトル・ボードの結果も確認され、男子は二レースで予選落ちしたが、女子は予選突破が確実であることが話された。克人は技術者の育成に力を注ぐべきかもしれないとコメントした。

スピード・シューティングの準々決勝では、四つのシューティングレンジが使用され、同じ学校の選手が含まれている場合は試合が重ならないよう時間調整が行われる。第一高校女子チームから三名が準々決勝に進出したため、達也は忙しい準備を強いられていた。雫は達也から最終チェックを受け、予選で使用した機種とは異なるCADに違和感がないか確認される。雫は達也の準備に信頼を寄せ、優勝する決意を固める。

観客席では、雫の試合を前にして、美月が緊張し、深雪から落ち着くよう励まされる場面がある。幹比古は雫が持つCADについて、汎用型の可能性を指摘する。そのCADは達也のハンドメイドで、照準補助システムを利用するために特別に製作されたものであることが明らかにされる。エリカはその事実に驚愕し、試合のために特別なCADを作る達也の技術力に感嘆する。競技開始のシグナルが点り、観客の注目が試合に集中する。

スピード・シューティングの準々決勝で、雫は特定の空間内に紅のクレーを収束させる魔法を使用し、有効エリアの中央でクレーを砕く戦術を採用した。この収束系魔法は、紅のクレーの密度を高める一方で、白のクレーの密度を低下させ、対戦相手の攻撃を妨害する効果がある。この魔法により、紅のクレーが中央部に集まりやすくなり、白のクレーが的を外しやすくなる。雫の戦術は、相手の妨害と標的の破壊を組み合わせたものであり、高い事象干渉力を必要とする。彼女の使用するCADは、特化型に劣らない処理速度を持つ汎用型であり、特定の魔法に限定することで高速処理を可能にした。雫はこのCADを使い、パーフェクトスコアで勝利を収めた。

正午に第一高校の天幕では、スピード・シューティングの一年生女子チームが、一、二、三位を独占したことで浮ついた雰囲気に包まれていた。達也の功績が大きく貢献したことが認められ、彼に対して称賛の声が上がっていた。特に、雫が使用した新種魔法「能動空中機雷」は、国立魔法大学からインデックスに正式採用される可能性があると鈴音から発表され、そのニュースには驚きの声が上がった。一方、達也は自身が開発した魔法を使えないため、開発者として名前が登録されることを望んでいなかった。

第三高校では、一高の女子チームが上位を独占した事実が波紋を呼び、その成功が選手の個人技能だけでなく、エンジニアの技術によるものであることが推測された。特に、雫が使用したデバイスが汎用型でありながら特化型にも劣らない性能を発揮していたことが注目され、その技術が最新であることに驚きと畏怖の声が上がった。三高のチームは、今後一高との競技ではデバイス面でのハンディキャップを受け入れ、それに対処する必要があると考えていた。

ライバル校の選手に非凡な才能を持つ達也は、気づかぬうちに注目されていた。彼は女子バトル・ボードのコースで、ほのかのレースを待っていた。そこであずさと出会い、少し和やかなやり取りを交わす。達也はほのかのレースまで時間があるため、早く来すぎたことを説明し、その間に何か手伝えることがないかと提案する。ほのかは達也に自分のCADを見てもらいたいと頼む。達也はバトル・ボードのレースに向けて特別なゴーグルを提供し、光学系魔法を水面に仕掛ける独創的な作戦を立てていた。その作戦により、レース開始直後に他の選手が眩しさで視界を失い、ほのかが先頭に立つことができた。この作戦はルール違反ではなく、大会委員にも認められていた。

この快挙に対して、真由美たちは驚きながらも達也の工夫と独創性を高く評価する。摩利は、自分が思いつかなかった作戦に対して少し嫉妬していたが、その才能を認めざるを得なかった。一方で、この作戦が次の試合にどう影響するかについての疑問が浮上するが、達也がそれを考慮していないはずがないとの信頼が示された。

ほのかがバトル・ボードのレースで勝利した後、達也は彼女の勝利を祝うも、自分の戦略が彼女に悪影響を与えたかもしれないと苦悩していた。達也と深雪は、ほのかが他の選手から目立ちすぎることで不利になる可能性を案じていたが、あずさはその心配を笑い飛ばし、彼女たちがすでにマークされていることを明かした。水路から上がったほのかは達也に感謝を伝え、達也は彼女の感情表現に戸惑いながらも彼女を慰めようとする。ほのかは自分がいつも本番で弱いと話すが、雫はその話が小学校の頃のものであることを達也に示す。達也はほのかの勝利を彼女自身の力と認めながらも、彼女の過剰な感謝に対して複雑な心境を抱いていた。

ほのかがバトル・ボードで勝利したことに対して、達也は彼女の目立ちすぎる行動が今後の競技において不利になるかもしれないと懸念している。一方で、一高の幹部は男子スピード・シューティングの成績に失望し、チームの士気や今後の戦略について危機感を抱いている。深雪の競技前夜、達也は彼女を注意し、睡眠不足がパフォーマンスに悪影響を与えることを指摘する。深夜に深雪との会話で、達也は彼が『インデックス』への名前登録を避けている理由を明かし、それが四葉家との関係に起因していることを説明する。深雪は達也に支持を表明し、彼の味方であることを強調する。この深夜の会話は、二人の信頼と絆を強化し、達也が四葉家の影響下にある複雑な立場を受け入れながらも、自分の道を進む決意を新たにする瞬間を描いている。

九校戦の五日目、新人戦二日目の朝、達也は新人戦アイス・ピラーズ・ブレイク競技場前で準備を観察していた。その後、彼は深雪と共に控え室へ向かい、早く到着していた明智英美(アメリア=ゴールディ)と再会した。明智は前日のスピード・シューティングにも出場しており、今日も達也と組むことになっていた。達也は彼女の特化型CADをチェックし、微調整を行った。彼は明智が寝不足であることを見抜き、試合への影響を懸念して対策を講じる。達也は感覚遮断カプセルを使用して明智が試合前に休息を取れるよう手配することを深雪に依頼した。この一連のやり取りは、達也の責任感とチームメイトに対する配慮を示している。

第一試合で明智英美は勝利し、現在深い眠りについている。ピラーズ・ブレイクの二試合目では、雫が振袖姿で出場することに達也は懸念を示すが、雫は問題ないと返答する。この競技では選手の服装は競技結果に影響しないため、雫の和装は彼女の気合を示すものである。試合が始まると、雫の奇抜なスタイルが観客の注目を集めるが、彼女は平然と競技に臨む。ほのかは深雪が出場する試合を観戦しようとしない理由を尋ねるが、深雪は対戦する可能性があるため、手の内を盗み見ることは避けたいと説明する。ほのかは入学試験で深雪の圧倒的な魔法の才能に衝撃を受け、達也の魔法も美しいと感じたが、彼が一科生ではないことに失望し、敵意を抱いてしまったことを思い出す。

北山花音のアイス・ピラーズ・ブレイクの試合が始まる。彼女は普通のCADを使用し、観戦している真由美と摩利は彼女の戦術に注目している。試合では、雫の氷柱が相手の攻撃を受けるが、全く動じない。これは情報強化という魔法により、対象物のエイドス(情報体)の可変性を抑制し、攻撃を無効化していたためである。この戦術は正攻法としては一般的でなく、特に干渉力が強い魔法師には領域干渉が通常採用されるが、雫は情報強化を選択。その間に、敵陣の氷柱を共振破壊の応用で破壊する高度な技術を見せる。これは地面を媒体にして柱に直接魔法を仕掛けないことで対抗魔法を避け、共鳴点を探り出している。この技術は達也の指導によるものと推測されており、彼の魔法の振動数制御の技術が背景にあると見られる。

雫のアイス・ピラーズ・ブレイクの試合では、彼女の状態は良好であり、モニターのバイオリズム曲線は軽い疲労を示しているのみである。彼女は『情報強化』と『共振破壊』の魔法を練習以上にスムーズに使いこなしている。『共振破壊』は、雫が独自に練習し、達也が工夫した部分である。試合は雫の勝利で終わり、相手選手は全力を注いだ最後の攻撃で一本の氷柱を倒すが、それは形式上のものであった。一方、深雪の試合は一日の最後に行われ、彼女は和装で登場し、観客から大きな反響を得る。達也は深雪の装束に関して、雫の振袖とは異なり、何の疑問も示さない。彼の感性について、他の人々は疑問を感じるが、達也はそれに対して「日本人だから」と答える。彼のこの態度は、客観的に見ても不一致があると感じられる。

舞台裏の事情に気づかず、深雪は試合開始の合図を静かに待っていた。彼女は過度の気合でフライングしないように心がけており、その様子は外から見ると静謐なたたずまいと映る。試合が始まると、深雪の放つ強烈な魔法はフィールドを二つの季節に分け、敵陣の氷柱を融解させる一方で、味方陣は氷の霧に覆われる。深雪の使った魔法『氷炎地獄』は、熱エントロピーの逆転をもたらし、高難度の技術を要する。試合後、第一高校の夕食時には、男子生徒たちは落胆し、女子生徒たちは深雪の勝利を祝福していた。女子生徒たちは達也の担当した技術のおかげで良い成績が出せたと賞賛し、達也はそれに対して苦笑いする。一方で、森崎は食堂を後にし、その行動には周囲も気を止めた。

横浜の中華街で、高価な中華料理フルコースのテーブルを囲む男たちが、新人戦の結果について英語で話し合っている。第三高校が有利と見られていたが、第一高校が優勝しそうな状況に不満を漏らす。これらの男たちは胴元であり、大きな損失を抱えることになり、ボスによる粛清の恐れがあると危惧している。

新人戦は今年から男女別に分けられ、女子の競技への一般客の関心が高い。達也と深雪は、第三高校の生徒、一条将輝と吉祥寺真紅郎に遭遇する。彼らは達也に対して敵意を隠さず、将来的な対戦を示唆するが、達也は彼らを真剣なライバルとして捉えていない。深雪は達也が自己評価が低すぎることを諫め、他校が達也の技術に対抗心を燃やしていることを認識すべきだと指摘する。

バトル・ボード女子準決勝では、ほのか含む全選手が眩惑魔法対策として濃い色のゴーグルを装着していた。エリカと美月はこの対策について議論しているが、達也の戦略は単にゴーグルを使わせることではなく、水路に明暗を作り、視界が暗くなっている選手が暗い面に入らないようにしてコースを狭く使わせることだった。これにより、相手選手の実力を発揮させない戦術をとっていた。

一方、新人戦女子ピラーズ・ブレイクでは、第一高校が決勝リーグを独占。大会委員会からは、決勝リーグを行わず三人を同率優勝とする提案があったが、英美は棄権を選択し、雫は深雪との競争を望んだ。結果として、深雪と雫で決勝戦が行われることになった。

新人戦女子ピラーズ・ブレイク決勝リーグは、深雪と雫の間で行われ、観客席は超満員であった。試合は、互いの魔法をブロックしながら攻撃を仕掛け合う、技術的に高度な展開が見られた。雫は特化型のCADを使用して深雪に挑むが、深雪の冷却魔法『ニブルヘイム』により、最終的に雫の氷柱が倒され、深雪が勝利した。

その後、バトル・ボードで優勝したほのかは、雫とともにティーラウンジで深雪と達也に会い、雫は試合の反省をしながらも達也に感謝を表した。深雪は達也に自分を負かす意図を問うが、達也は二人に最善を尽くしたと答えた。試合後の空気は和やかで、達也は優勝と準優勝を祝ってほのかと雫の食事をご馳走することにした。

大会七日目、新人戦四日目はモノリス・コードの新人戦予選リーグが行われる日であるが、観客の関心はミラージ・バットに集中していた。この競技は女子のみを対象とし、カラフルで華やかなコスチュームが特徴である。達也は、自分が他校から注目され、警戒の的になっていることを里美スバルから指摘された。彼女は一科生で、達也とはそこまで親しくないが、鋭い観察眼を持っている。達也は自分が担当したCADを使用しているスバルが予選を勝ち抜くことを確信していた。

ミラージ・バットは予選六試合と決勝戦を行い、競技時間は九校戦中で最長である。選手は長時間、空中での活動を強いられ、スタミナ面で苛酷な競技であるため、予選と決勝の間に長いインターバルが取られている。この競技は本来ナイターで行われることが多く、そのための照明設備が整備されている。

達也は仮眠を取るためにホテルに戻り、ミラージ・バットの予選に出場するスバルとほのかが勝ち進むことを願っていた。彼は、一高のモノリス・コードの次の試合も順調に進むことを期待しながら、睡眠についた。

昼寝から覚めて競技エリアに戻った達也は、第一高校の天幕を中心に会場全体が動揺しているのを感じた。深雪と雫が達也に近づき、モノリス・コードでの重大な事故について報告した。四高の選手による故意の過剰攻撃があり、森崎たちが重傷を負ったという。この攻撃はルール違反であり、真由美は冷静に対応を呼び掛けたが、達也は事故が計画的なものであることを疑った。

真由美は達也に、この事件が先日のテロリスト事件の報復ではないかと心配していたが、達也は別の犯罪シンジケートの仕業だと説明し、真由美の心配を和らげた。達也はさらに、森崎たちの代わりにモノリス・コードに出場する選手を見つけることの難しさや、不正が行われたことを大会委員会に訴える戦略を考えていた。

最後に、中華街の某ホテルで、男たちが第一高校がモノリス・コードを棄権するしかないと話し合っている場面が描かれている。これにより、第一高校が大きな不利を被ることが示唆されている。

達也は、新人戦ミラージ・バットの決勝戦に備えてCADの調整に取り組んでいたが、具体的に一年生の女子選手たちにどのように協力すれば良いのか分からなかった。しかし、彼の平常心が、特にほのかを含む周囲の女子選手たちに精神的な安定を与えた。結局、ほのかとスバルがミラージ・バットでワンツーフィニッシュを果たし、達也はその成功を受け、ミーティング・ルームへ呼び出された。

ミーティングでは、第一高校の幹部たちが達也に対し、モノリス・コードにおいて森崎たちの代わりに出場してほしいと依頼した。達也は一度は拒絶の姿勢を示すが、克人からの強い説得により、代役を受け入れることになった。その後、達也にチームメンバーの人選権が与えられ、彼はクラスメートの吉田幹比古と西城レオンハルトを選んだ。達也はこの二人を選んだ理由として、彼らの実力と自分が良く知っていることを挙げた。

達也は、レオと幹比古にモノリス・コードの代役を引き受けさせた後、今後の段取りを説明するために、彼らを引き連れていた。レオと幹比古は突然の抜擢に戸惑い、準備が全くできていないと心配するが、達也はCADの調整を自ら行うと reassures them。達也の計画は、彼の規格外の技術で支えられ、彼はレオに特殊な武装デバイスを、幹比古には古式魔法の効率化を提案する。達也の技術は、幹比古の魔法のアレンジを通じて特に際立ち、あずさは達也の技術レベルが高校生を超えていることに気付く。達也は、レオのCADと武装デバイスを一時間で調整し、その後、幹比古のCADの調整にも同様に成功する。達也の行動は、彼がただの高校生ではなく、非常に高いレベルの技術を持つことを示している。

10

新人戦の五日目、第一高校の代理チームが登場し、その特異なメンバー構成と戦術が注目を集めた。前日のモノリス・コードでのルール違反により、第一高校は代理チームを立てて試合を続行することが認められた。代理チームには技術スタッフや新たに招集されたメンバーが含まれ、彼らの異例の参戦は他校からの困惑を招いた。特に、レオが腰に差した「剣」が武装一体型のCADであることや、達也の二丁拳銃スタイルと右腕のブレスレットが話題となった。達也はその技術で敵チームの攻撃を解体し、勝利へ導いた。また、幹比古は精霊魔法で敵を混乱させ、レオは武装デバイス『小通連』を駆使して対抗した。彼らの活躍により、第一高校は決勝トーナメント進出を果たしたが、摩利と真由美は喜びよりも複雑な感情を抱いていた。一方で、一高の女子選手たちは大いに喜び、応援席は勝利の興奮で満たされた。

一高対二高の試合は、短いインターバル後に開始された。将輝と吉祥寺は、先の試合で達也が見せた技能について話し合い、彼の戦闘技術と魔法技能を分析した。彼らは達也の魔法力に対しては特に「術式解体」以外は警戒する必要がないと結論付けたが、戦術と駆け引きには注意が必要とした。一方、一高の控え室では、幹比古が次の試合への緊張を抱えていた。達也は準備を進め、市街地ステージでの試合に備えた。試合では、レオと幹比古が達也のサポートを行い、達也の戦術が一高の勝利に貢献した。試合後、摩利は達也の戦い方に対して疑問を投げかけ、真由美は達也の限られた準備時間と戦術に対する理解を示した。観客席では、達也の技能について詳細な分析が交わされ、彼の魔法技能の深さについて考察された。エリカは幹比古の成長と回復に気付き、彼の自信の回復を願った。

決勝トーナメントの組み合わせが発表され、第一高校は第九高校と対戦することになった。トーナメントの開始は正午で、達也たちは第二試合に出場する。達也は深雪と共にホテルへ戻り、昼食をとった。その後、ロビーで摩利と彼女の年上の恋人と思しき人物、千葉修次に遭遇した。修次は「千葉の麒麟児」として知られ、魔法白兵戦技の英才である。エリカが修次に対して厳しく追及し、摩利への不満をぶつけた。達也たちはこの一幕を偶然目撃し、その後、エリカと美月が達也たちの部屋で昼食を共にした。エリカは修次のことを「バカ兄貴」と呼び、深雪からはブラザー・コンプレックスと指摘された。試合前にレオと幹比古と再会した達也は、少し気疲れした様子だったが、試合への意気込みを新たにした。

試合が始まると、三高と八高の対戦は一方的な展開になった。三高の一条将輝は、独りで「岩場ステージ」を進軍し、八高の攻撃を容易く無効化した。達也は将輝の技量を高く評価し、その実力を褒め称えた。将輝は「干渉装甲」や収束系の「偏倚解放」といった技術を駆使し、八高のオフェンスを撃退した。この試合で三高は、将輝以外の選手が一歩も動かずに勝利した。

一方、九高校との試合は「渓谷ステージ」で行われ、幹比古の独擅場となった。彼は霧を用いて九高の視界を奪い、達也が容易に九高陣地へ侵入し「鍵」を撃ち込むことを可能にした。この霧は幹比古がコントロールする精霊によるもので、一高は戦闘を交えることなく勝利を収めた。

決勝戦の準備中、幹比古はホテルの展望室でエリカと出会い、富士山の気吹を感じ取る訓練をする。エリカは幹比古に、彼が以前と同じように、事故前の「吉田家の神童」として魔法を使えていること、そしてそれ以上の実力を持っていることを告げる。幹比古は自分が回復していることに気づかされ、エリカの言葉に安堵する。

達也は決勝戦前に遥から電動バッグを受け取り、中には特殊なマントとローブが入っていた。これらには魔法が掛かりやすくなる効果が付与されており、達也はこれを使用して決勝戦に臨む予定である。また、達也は遥に「ノー・ヘッド・ドラゴン」の情報収集を依頼した。一方、三高と一高の反応は決勝戦のステージが「草原ステージ」に決定したことで対照的であった。三高は有利なステージと捉え、一高は遮蔽物の少ないフィールドでの戦いに不安を感じていたが、達也は一条選手が自分を意識し過ぎていることを利用し、接近戦に持ち込むことで勝機を見出すことを計画していた。達也は特殊な装備と自信を持って決勝戦に挑む。

新人戦モノリス・コード決勝戦において、異様な衣装で登場した一高の選手たちに観客は戸惑いつつも、その意図が気になっていた。達也はチームメイトたちと共に特殊な戦術を用い、観客と対戦相手を驚かせる。試合は魔法による激しい攻防が繰り広げられ、達也は一条将輝の攻撃を「術式解体」で撃ち落としつつ、自身も大ダメージを受ける。しかし、彼の自己修復能力により迅速に回復し、最終的には音波の増幅による攻撃で一条を戦闘不能に追い込む。一方、幹比古は精霊の力を借りた魔法で敵を翻弄し、最後はチームメイトの援護もあり三高を倒す。

試合後、一高は勝利を収め、その場は温かな拍手に包まれる。達也と彼のチームメイトたちは勝利を喜びつつも、戦いの疲れと共に、それぞれの成長と経験を感じ取っていた。試合を通じて、技術や魔法力だけでなく、身体の強靭さや精神力が勝利に大きく寄与したことが明らかになる。そして、達也たちの健闘を称える観客の拍手は、彼らの絆と努力を讃えるものであった。

11

新人戦優勝を果たした一高のパーティーは、総合優勝を決めるミラージ・バットの準備に集中するため、先送りにされた。一高は既に大きなポイント差で三高をリードしており、ミラージ・バットの結果次第で総合優勝が決定する可能性があった。選手たちは、コスチュームやCADの調整に忙しく、休む暇もなく準備に励んでいた。達也は右耳の鼓膜破裂を医務室で治療した後、自己修復術式で完治させたが、チームメンバーへの配慮からそれを隠していた。

一方で、一高の優勝を恐れる者たちは、不正な手段で一高の選手がミラージ・バットで棄権するよう画策していた。狂気に満ちた計画が進められる中、大会の天候は曇天で、ミラージ・バットには逆に好条件であった。達也は深雪を守る決意を新たにし、もし何かが起こっても彼女を守ることに全力を注ぐと語った。二人の間には、固い絆があることが伺える。

深雪の出番が第二試合に決まり、達也と深雪は第一試合を観戦した。第一試合は接戦となり、小早川がわずかな差でトップに立った。エリカと美月は観客席で試合を見守り、美月は霊子放射光過敏症を理由に通常はかけているメガネを外していた。美月は、自分の力に向き合い、魔法科高校で学んでいることの大切さをエリカと共有する。第二ピリオドが始まり、小早川は落下する危機に直面し、大会委員による減速魔法で辛うじて救われたが、心に深い影を落とす出来事となった。

その後、達也は不正工作を行った大会委員を取り押さえ、九島老人によって事態が収束された。九島老人は検査装置に紛れ込んだ異物が電子金蚕であることを指摘し、検査係が不正を行ったことを明らかにした。達也は競技場に戻り、九島老人との最初の直接遭遇を経験する。

達也が第一高校の本部に戻った際、彼に対する視線が微妙に変化していることを感じ取る。ただ一人、彼を忌避しない深雪は、達也が自分のために怒ったと感謝する。達也は、深雪のために本当に怒ることができると語り、彼女の涙を拭う。その後、達也に対する周囲の視線が再び変化し、生徒会長の真由美が彼を迎える。達也はエンジニアに割り当てられた作業室へ逃げ込む。

夜明け前から曇った空は、二試合目の始まる九時半になっても晴れる気配がない。達也と深雪の会話は、彼らが予選を通過し夜の決勝へ進むことを前提としている。一方、あずさは達也のことを考え、一科生と二科生の間の区別や自分の位置づけについて疑問を抱く。達也が不正な工作を加えたCADを持つ係員を取り押さえた事件を聞き、彼の決断力と責任感に驚く。

真由美は、達也のレベルが高いことを認めつつも、全ての面で彼に勝っているわけではないとあずさに語る。また、一科生と二科生の区別が実技の授業の都合上であり、制服の違いは制服の発注ミスから生じた勘違いが原因であることを明かす。この話は深雪には内緒にすることになる。

ミラージ・バットの試合において、深雪は特別なコスチュームとメイクで観客を魅了し、兄の達也から特別なサポートを受ける。試合開始と同時に、彼女は軽やかに舞い上がり、競技に臨む。深雪が着用する濃いマゼンタのコスチュームは、彼女の美貌を際立たせ、観客の注目を集める。試合中、深雪は達也が準備した特別なCADを使用し、飛行魔法のような技で空中を舞い、試合を圧倒する。この驚異的なパフォーマンスにより、彼女は大差で決勝への進出を決める。

一方、達也と深雪に対して危険な計画を持つグループは、彼女の飛行魔法の使用に驚き、さらなる対策を講じることを決定する。彼らはより強硬な手段を取ることに賛成し、大会を中止に追い込むために必要ならば多数の犠牲者を出すことも厭わない構えを見せる。この計画には、組織の制裁を恐れる声もあるが、最終的には行動を起こすことで合意する。

興奮の余韻が残る中、一人の男がスタンドから立ち去り、自己加速魔法を使って他の観客に攻撃を加えた。この男、「ジェネレーター」十七号は、独立魔装大隊大尉・柳連によって制御され、藤林響子に確保される。十七号は特殊な薬品と手術によって感情や意思を除去され、純粋な戦闘機械として機能するよう調整されていたが、柳連と真田繁留の技には敵わなかった。一方、達也はホテルで深雪と共に穏やかな時間を過ごし、彼女が決勝戦に臨むための準備を整える。

ミラージ・バット決勝戦では、深雪を含む六人の選手が飛行魔法を使用し、夜空を舞う。この技術は達也が開発したもので、他校も短時間で術式を習得していたが、深雪は達也の信頼とサポートに支えられ、他の選手を圧倒する。最終的に深雪は見事なパフォーマンスで優勝し、一高の総合優勝も確定する。この試合では、飛行魔法の安全性も証明され、深雪の舞は観客を魅了した。

12

第一高校が九校戦の総合優勝を決めた後、祝賀パーティはモノリス・コード決勝トーナメントの翌日に延期された。その代わり、深雪を中心にしたプレ祝賀会が開催され、女性選手やスタッフが参加し、男子生徒もわずかに参加していた。達也は参加しておらず、その理由について話題が出たが、彼は既に疲れて休んでいたとされる。エリカや他の生徒間での小さな交流や会話が描かれている。

達也はホテルを抜け出し、遥という女性と密会し、地図データなどを交換した。達也はその後、藤林と合流し、戦略的な準備を進めていた。

一方で、風間少佐は九島老人と会談し、司波達也の現状と彼の持つ特別な魔法能力について語り合っていた。達也が既に軍の重要な戦力であり、一条将輝とは異なる格の戦力であること、そして彼の魔法が戦略兵器に匹敵することが強調されている。

藤林が運転する電動車で、達也と共に横浜市内にある横浜ベイヒルズタワーに到着した。この超高層ビルは、横浜港を一望できる複合施設であり、日本魔法協会関東支部が置かれている。二人はこのビルを訪れ、非常口からハッキングを駆使して内部に侵入した。

一方、横浜グランドホテルの最上階では、香港系国際犯罪シンジケート「無頭竜」の東日本総支部が引越しの準備を進めていた。この部屋は犯罪活動の指令室として使われており、重要な極秘帳簿を持っているため、幹部たちが自ら荷造りをしていた。

達也と藤林は、横浜ベイヒルズ北翼タワーの屋上から無頭竜の活動拠点に対して達也の特殊な魔法「分解」を発動し、ジェネレーターと呼ばれる魔法発生装置を含む犯罪組織の幹部たちを元素レベルに分解した。その過程で、藤林は通信システムをハッキングし、達也が無頭竜に対して音声通信を開始した。

無頭竜の東日本総支部の幹部たちは、突如として自分たちを守るはずの魔法のフィールドが消失し、仲間が次々と消滅する様子を目の当たりにする。この攻撃を仕掛けているのは、遠くの高所から魔法を使う達也であった。達也は無頭竜に対して通信を行い、彼らが計画した大量殺人を阻止した事実を告げるも、自分たちが誰も殺していないと主張する無頭竜幹部に対して、達也は彼らが自分の逆鱗に触れたことが消滅の理由であると述べる。彼らが達也の感情を引き出したおかげで、「悪魔の力」を解き放つことができたと言い、達也は無頭竜幹部たちを次々と消滅させていく。最後には、無頭竜首領の側近であるダグラス=黄も達也の手によってこの世から消し去られた。

13

九校戦の最終日が迎えられ、モノリス・コードの決勝トーナメントが行われる予定である。試合終了後には表彰式と閉会式があり、その後には親睦を深めるパーティが開催される。第一高校の選手たちは、静かに決戦の時を待っている。達也は風間の部屋を訪れ、そこで藤林と共に朝食をとりながら待っていた。彼らは昨夜、無頭竜との闘いで重要な情報を得る任務を果たし、その結果について議論する。無頭竜が供給源である「ソーサリー・ブースター」は、人間の脳、特に魔法師の大脳を使用して製造される魔法増幅装置であることが明らかにされ、その非人道性と軍事的脅威について話し合われる。達也と風間たちは、ソーサリー・ブースターの製造と使用を止めるために行動していたのであった。

達也が応援席で空席を探していると、深雪から氷の礫が飛んできて、彼は彼女の近くの席に座ることになった。モノリス・コードの決勝トーナメント第一試合は、第一高校対第九高校で行われ、一高の選手たちはいつも通りの姿で試合に臨んだ。服部は複数の魔法を巧みに組み合わせ、九高の選手たちを圧倒。特に彼の魔法の使い方は、技術の高さを示しており、達也は服部の実力に改めて驚かされた。試合は一高の圧勝で終わり、達也と深雪たちは次の試合を待つ間、アイスクリームを食べに行くことにした。達也は一時的に高校生活を楽しむことに決め、犯罪シンジケートのことを忘れて過ごすことを選んだ。

モノリス・コード決勝戦は「渓谷ステージ」で行われ、第一高校は第三高校と対戦した。この試合は一方的な展開で、第一高校の克人が圧倒的な防御と攻撃を見せつけた。克人は多重防壁魔法『ファランクス』を使用し、あらゆる攻撃を防ぎながら敵陣に進み、最終的には敵選手を直接攻撃して勝利を収めた。この勝利は、十師族の強さを示すものであり、克人の力量の高さを証明した。達也はこの試合を見て、克人が示した絶対的な力と王者の風格に感心し、克人の勝利を称賛した。

14

モノリス・コード終了後の後夜祭合同パーティーは和やかな雰囲気で満たされていた。生徒たちは短期間の緊張から解放され、過度にフレンドリーな状態になっていた。ドレスコードは各学校の制服で、達也はダンスには不向きな制服の不便さを感じていた。達也と深雪は、会場での人気者として多くの注意を集めており、特に深雪には多くの少年たちが群がっていたが、まだダンスの相手を見つけてはいなかった。達也は一条将輝と会話し、彼が深雪と兄妹であることに驚く場面があった。最終的に深雪は一条とダンスをし、達也もパーティーで踊ることになったが、内心ではダンスに対する自信のなさを感じていた。パーティーが終わりに近づき、ラストのダンスでは深雪が達也と踊りたいと申し出た。二人は芝生の上で月と星の光の下、静かにダンスを楽しみ、お互いの存在に没頭していた。

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魔法科高校の劣等生(14)(15)古都内乱編
魔法科高校の劣等生( 16 ) 四葉継承編の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生( 16 ) 四葉継承編
魔法科高校の劣等生(17) 師族会議編<上>の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生(17) 師族会議編<上>
魔法科高校の劣等生(18) 師族会議編<中>の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生(18) 師族会議編<中>
魔法科高校の劣等生(19) 師族会議編<下>の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生(19) 師族会議編<下>
魔法科高校の劣等生(20) 南海騒擾編の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生(20) 南海騒擾編
魔法科高校の劣等生(21)(22) 動乱の序章編の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生(21)(22) 動乱の序章編
魔法科高校の劣等生(23)孤立編の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生(23)孤立編
魔法科高校の劣等生 (24)(25)エスケープ編の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 (24)(25)エスケープ編
魔法科高校の劣等生 (26) インベージョンの表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 (26) インベージョン
魔法科高校の劣等生 (27) 急転編の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 (27) 急転編
魔法科高校の劣等生 (28)(29) 追跡編の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 (28)(29) 追跡編
魔法科高校の劣等生 (30) 奪還編の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 (30) 奪還編
魔法科高校の劣等生 (31) 未来編の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 (31) 未来編
魔法科高校の劣等生 (31) サクリファイス編/卒業編の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 (31) サクリファイス編/卒業編
魔法科高校の劣等生 Appendix(1)の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 Appendix(1)
魔法科高校の劣等生 Appendix(2)の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 Appendix(2)

続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー

続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 1巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 1巻
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(2) の表紙画像(レビュー記事導入用)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(2) 
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 3巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 3巻
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 4巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 4巻
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 5巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 5巻
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(6)の表紙画像(レビュー記事導入用)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(6)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(7)の表紙画像(レビュー記事導入用)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(7)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(8)の表紙画像(レビュー記事導入用)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(8)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(9)の表紙画像(レビュー記事導入用)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(9)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(10)の表紙画像(レビュー記事導入用)
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(10)

新魔法科高校の劣等生  キグナスの乙女たち

新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 1巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 1巻
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 2巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 2巻
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 3巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 3巻
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち (4)の表紙画像(レビュー記事導入用)
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち (4)
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 5巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 5巻
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 6巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 6巻
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 7巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 7巻

魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く

魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く(1)の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く(1)
魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く(2)の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く(2)
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魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く(3)

漫画版

四葉継承編

漫画 魔法科高校の劣等生  四葉継承編 1巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生  四葉継承編 1巻
漫画 魔法科高校の劣等生  四葉継承編 2巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生  四葉継承編 2巻
漫画 魔法科高校の劣等生 四葉継承編 3巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 四葉継承編 3巻

師族会議編

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魔法科高校の劣等生 師族会議編 1
漫画 魔法科高校の劣等生 師族会議編 2の表紙画像(レビュー記事導入用)
魔法科高校の劣等生 師族会議編 2
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魔法科高校の劣等生 師族会議編 6
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魔法科高校の劣等生 師族会議編 7

エスケープ編

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魔法科高校の劣等生 エスケープ編 1

その他フィクション

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フィクション(novel)あいうえお順

アニメ

PV

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OP

ASCA 『Howling』(TVアニメ「魔法科高校の劣等生 来訪者編」OPテーマ)
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八木海莉「Ripe Aster」(アニメ「魔法科高校の劣等生 追憶編」主題歌)
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ED

佐藤ミキ 「名もない花」「魔法科高校の劣等生」ED
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