小説「薬屋のひとりごと 13巻 」ネタバレあり 中央に帰還

小説「薬屋のひとりごと 13巻 」ネタバレあり 中央に帰還

簡単な感想

シリーズ累計2100万部!!

さらに、マンガ版も小学館版とスクエニ版が同時発売。
買ってます。

さらにアニメ化のお知らせ。

インパクトが凄い。

順風満帆。
いや、飛躍の年になりそうだ。

何だろう蝗害を思い出してしまった、、

そして、13巻も羅半兄の扱いが、、
本名は多分わかった。
本人が名乗らないから多分だけど。。

その羅半兄の日記がなかなかに、、
9巻から12巻の話の流れがよくわかる。

やっぱり羅半兄は凄い人なんだな、、

しかも、彼が残した日記が後々に編集されて農業書となるのに、、、

作者不明!!!
羅半兄〜〜!!!(涙)

どんな本?

薬屋のひとりごと』は、日向夏 氏による日本のライトノベル作品。
中世の後宮を舞台に、薬学の専門知識で事件の謎を解く少女・猫猫(マオマオ)の物語。
小説家になろうで連載されているほか、ヒーロー文庫からライトノベル版が刊行されている。
また、月刊ビッグガンガン月刊サンデーGXでコミカライズ版が連載されており、2023年にはテレビアニメ化も決定している。

月刊サンデーGXの方が、中華の雰囲気が強く、文化の小さい部分にも気をつけているように感じている。

読んだ本のタイトル

gifbanner?sid=3589474&pid=889059394 小説「薬屋のひとりごと 13巻 」ネタバレあり 中央に帰還薬屋のひとりごと 13

(英語: The Apothecary Diaries、中国語: 药屋少女的呢喃)
著者: #日向夏 氏 
イラスト: #しのとうこ

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あらすじ・内容

西都に残る人たちと別れ、一年ぶりに中央に帰ってきた猫猫たちは、また以前の仕事に戻る。
蝗害、西都のお家騒動からようやく離れることができて、平穏な日々が戻ってくるかに思えたが――。
猫猫が帰って来てもまだその友人たちに居候されて困る羅半。
上司のげんこつを食らいながら、毎日面白そうなものを探す天祐。
面倒くさい客の相手をしながら、どのように技女を引退するか考える女華。
弟の恋についてあれこれ画策する麻美。
お嬢さまの心境に不安しかない燕燕。
言動と心境にずれが生じ、ちぐはぐな行動ばかりしてしまう姚。
蝗害の災禍にたった一人立ち向かい、生きて西都に戻った羅半兄。
西都でも中央でもそれぞれ違う人生があり、皆が皆、自分なりの悩みを抱えて生きていた。
猫猫といえば、壬氏の思いに対して素直になる道を選ぶ。
ただ、そこに大きな問題が存在することも理解していた。
官僚の中には玉葉后の息子が東宮にふさわしくないからと、他の皇族を立てようと考える者たちがいた。
壬氏はもとより、梨花妃の皇子や、数代前の皇族の血筋までたどろうとしている様子。
国の頂きに近い者には平穏な日々など望むべくもない。
今巻は猫猫のゆかりの人々の視点からも、人生を見ていく。
彼ら、彼女らはどう考え、どう生きていくのか。
また、猫猫は壬氏をどう受け止めていくのか。
都の人々のそれぞれの思いが大きく動いていく。

薬屋のひとりごと 13
TVアニメ2023年放送決定! 薬屋のひとりごと 第13巻PV【ナレーション:尾丸ポルカ(ホロライブ)】

前巻からのあらすじ

異国への私怨で戦争を企ていた玉鶯。

それを猫猫の実父の羅漢の部下で、実は玉鶯に族滅された戌の一族の生き残りの陸遜が一族の仇討ちも兼ねた暗殺で戦争は回避。

だがしかし!!

玉鶯の政務を任氏と陸遜が肩代わりして政務を回すのだが、、

本来、玉鶯の跡を継ぐ長男の鴟梟がグレてしまっており政務に就かないで色々と悪さをしている始末。

猫猫が腸閉塞を治療した小紅が急患がいると猫猫を連れて吹き矢で毒を盛られた鴟梟を治療をしたら雀が介入してきて、何故が猫猫は囚われの身になってしまう。

「前にもこんな事があったな」と何気に暢気な猫猫は鴟梟、小紅、クソガキ(玉隼)と共に幽閉されていたが。

鴟梟の傷が癒えると鴟梟は何処かに行ってしまい、猫猫と小紅、クソガキ(玉隼)で数人の護衛と共に僻地に行ったら、、

盗賊に襲われてしまい、護衛達に見捨てられて猫猫と小紅は盗賊に捕まってしまう。

感想

西都から1年ぶりに帰還した皇弟一行。
船酔いが酷い羅漢は、本来なら皇帝に帰還の報告をしないといけないが、全く動けないのでサッサと屋敷に帰ってしまう。
ただし、羅半兄は西都に取り残して、、、
変わりに「漢俊杰」という子供がいたらしい。
羅半兄と同姓同名らしい。
羅、、俊杰って事?
羅漢が俊杰という甥がいるという事を知ってるのが、余計にややこしくしている。

そして、体調が戻った羅漢は自身の仕事場に行くと、、

首吊り死体

裏切った武官の首吊り遺体があった。
俊杰少年が普通の反応をしているのが救いだ、、
なんせ人を駒にしか見えない羅漢と、数字にしか興味のない羅半だから、マトモな人がいないから俊杰少年がいい味を出していた。

さらに、羅漢は犯人を野次馬の中から特定しているのが恐ろしい。

だけど普通の人には説明不可能なので、医官に変死体が出たと言って劉医官と天佑、猫猫を呼び寄せて。
殺害方法、殺害動機の証拠固めを始める。
そして、犯人を特定する。

壬氏と猫猫の関係

その後、壬氏と猫猫の話になったのだが、、

中央に戻ると部屋は色々な呪具が仕込まれておりベテランの侍女、水蓮と麻美が大掃除をする。
相変わらずの壬氏の人気。
そんな壬氏を取り巻く状況は、なかなかに難しい状態。

現皇帝には息子が2人、娘が1人おり。
ただ現在の正妃は玉葉妃。
でも彼女の髪の色や眼の色が皇帝の一族に相応しく無いと言う。
梨花妃の派閥も動いており、さらに数代前の皇帝の子孫も次期皇帝の座を狙っている。

そんな状況で、月の君と呼ばれる皇弟の壬氏の気持ちに応える事にした猫猫。

彼女は羅門の養子で、遺伝的には羅漢の実娘。
羅漢は中立派なので壬氏と猫猫が婚姻をすると新たな勢力が出来てしまう。

さらに雀からの案内で、阿多妃と面会する猫猫。
彼女から壬氏は実は現皇帝の子供で阿多妃の子供でもあると聞かされてしまう。
薄々気が付いていたが、阿多妃から真実を聞かされ。

壬氏の立場を危険視する猫猫は、、

壬氏に夜に呼ばれる事に応えるが、妓楼に蓄積された避妊の技術を駆使して壬氏の下へ赴く。

そんな猫猫のガチな覚悟に、自身が浮かれていたと落ち込む壬氏。
そして、2人が何の懸念も無く夫婦になれるように現皇帝と玉葉妃の地位を盤石にする事を決意する。

姚の旦那は?

他にも、羅の屋敷に下宿している姚と羅半との関係も、、

姚事態もその辺りは淡白。
そこに現れたのが、西都に残されて何とか帰って来た羅半兄。

姚は羅半兄を理想の旦那様ではないかと思う?

ガイ ミーツ ガール?

お巡りさーーーん!!案件か?

ん?この時代だと武官さーーーん!!か?

そんな姚の事を知らない燕燕は、羅半とはダメだと毒を吐く。
いや、下宿先の屋敷の主家族を何故に堂々と腐せる?w

それに反応する羅半の腹心で羅半を思う三番。
いや、貴女方の心配は杞憂ですよ?

馬閃と里樹の関係

さらに馬閃もアヒルを首都に連れ帰って来たw
それを母の麻生に怒られる馬閃。
そのアヒルが馬閃の想い人、元上級妃の里樹との絆だと知られる。
この2人も薔薇の道だよな、、

元、前皇帝の妃で、現皇帝の元妃。
一族は罪で地位が下がっている。
馬の一族としては何の旨味も無い、むしろマイナスな一族の娘。

でも、家の事情で振り回され、後宮では侍女からイジメを受けて、一族の騒動で没落して寺に籠っている里樹。
幸せになって欲しいな。
馬閃、気張れ!

妓楼館

妓楼では、梅梅が身請けされ妓楼から引退。
身請け先の棋聖の下で弟子として生きるらしい。

白鈴は1年ぶりに来た好みの客にルンルン。
この人はまだまだ現役だろうな、、

そしてこの巻では女華がピックアップされる。
彼女は芸を売る方の妓女なのでまだまだ息が長いが、、
将来には不安はある。
同じ妓女の娘として産まれ、公務とはいえ西都に行ったりする猫猫と自身を比べてしまう。

それぞれに生い立ちや立場がある。
それを整理してくれた13巻。
次以降はどう物語が動くのだろうか?

早く出ないかな、、

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備忘録

1話

港で皇弟の帰還を迎える人だかりができている中、羅半と彼の養父である羅漢の借金を返済するために奔走している三番も出迎えに加わっていた。三番は商家の娘で、結婚を嫌って家を出たところを羅漢に拾われた。羅半と三番は副業によって羅漢の借金を返しており、三番は男装をしている。羅半は、羅漢が船酔いしてしまうため、彼を馬車に乗せて帰宅することにする。その途中、羅半の義妹である猫猫の話題が出るが、彼女に会うことはできなかった。また、羅半の屋敷には猫猫の友人たちが滞在しており、彼らの出迎えもあったが、羅半はその場から逃げるように立ち去った。

2話

西都から帰ってきた義父、羅漢のもとに新たな孤児(?)、漢俊杰が加わる。羅半は彼が西都から兄と間違えられて連れてこられたことを理解し、彼の世話をすることになる。羅漢の執務室で首吊り死体が見つかり、羅半と俊杰少年はその現場に遭遇する。死体は羅漢が以前引き上げた「香車」と呼ばれる武官であり、羅漢はこの中に犯人がいると指摘する。羅半はこの事態の対応に追われ、羅漢は医学の勉強のために医官見習いたちに新鮮な遺体の検死を依頼することを提案する。羅半は事件の解決には猫猫の力が必要だと考え、彼女を呼び寄せる策を講じる。

3話

羅半は義妹の猫猫や他の医官たちと共に羅漢の執務室で発見された首吊り死体の調査を行う。猫猫は羅漢に対して不機嫌な様子を見せるが、羅漢は彼女に甘く接する。調査中、劉医官や医官見習いの天祐も参加し、死体の観察を進める。首吊り死体は自殺ではなく他殺の可能性が高いことが示唆され、猫猫は特定の技術を用いて首を吊った死体を偽装する方法を実演する。その過程で、猫猫は犯人が女性であることを示唆し、羅半もこの推理に同意する。犯人特定に向けて、羅半と音操は事件現場にいた女性たちを呼び出すことを決める。調査は進むが、羅漢は菓子を食べながら昼寝をするなど、状況の重さを感じさせない態度を取る。

4話

首吊り死体の事件に関連し、新人官女3人が容疑者として呼び出される。彼女たちはそれぞれ美しいが、遺体の処理を心配し、早く帰りたいと震えていた。羅半は、この女性たちに死体を偽装した殺害の動機があるかもしれないと示唆する。王芳という男が彼女たちに声をかけていたことが目撃されていたためである。女性たちは自分たちとは無関係だと反論するが、羅半と猫猫は実演を通じて、2人では重い砂袋を吊り上げることがかろうじて可能であることを示す。しかし、犯行には3人目の協力が必要だったことを暗示する。最終的に3人の女性は共犯であることを認め、王芳を殺害したことを告白する。彼女たちは同じ整髪料を使うほど仲が良く、王芳による三股がばれたことで彼に対する憎悪が爆発し、計画的に殺害に至った。羅半は、女性たちが殺害に至った動機が痴情のもつれだとしながらも、官女たちの経歴に何かしら共通点があるかもしれないと感じ、さらなる調査を決意する。事件の解決後、羅半は羅漢と音操のみが執務室に残り、死体の処理と今後の手続きを考える。

5話

壬氏は玉座の間で、久しぶりに見る主上に帰朝を報告していた。主上からの軽い冗談に翻弄されつつも、壬氏は自身の西都からの報告を簡潔に済ませる。報告後、壬氏は主上から後宮への同行を提案されるが、これは冗談であった。その後、壬氏は馬閃と共に、皇太后や東宮、玉葉后への挨拶を済ませる計画を立て、猫猫に対する想いを少し語りつつ、自分自身の立場を再認識する。玉葉后との会話では、玉鶯の後継についてや、玉葉后自身の立場に関する話が交わされる。また、壬氏と玉葉后は、お互いに後宮時代からの関係を肯定し合い、現在の関係を確認する。壬氏は後宮にいる間に起きたことや、玉葉后や他の皇族にかけた影響について思いを馳せる。最後に、麻美から中央で起きた出来事や、壬氏に関わりのある噂についての報告を受ける。その中には、皇族の男児が少ないことから、壬氏に女性が接近しようとする動きや、別の男系皇族の存在に関する話が含まれていた。壬氏は、報告を聞きながら食事を取ることを提案し、さらなる情報の聞き出しを予定していた。

6話

天祐は医務室で新鮮な首吊り死体を前に、内臓を取り出すことについて話していた。天祐の医官としての前職は猟師で、解体の手際が良いが、人間の死体に対してもその感覚が働くことがある。しかし、その提案は同僚から却下される。天祐と医官手伝いの猫猫は、西都からの帰還後、比較的仕事が少ない医務室で細々とした仕事をしている。李医官、天祐の先輩も西都から帰ってきたばかりで、西都での生活で精神的にも肉体的にも鍛えられた様子が描写される。姚とその従者燕燕が医務室を訪れ、遺体の処置について尋ねる場面もある。さらに、女子の宿舎が満室で、姚と燕燕が宿舎を出ることになった経緯が語られ、天祐は彼らの住居に興味を示すが、仕事に集中するよう促される。最終的に天祐は、李医官によって仕事に戻され、特殊な処置事例の確認作業を任される。この日誌は、医務室内の日常と、天祐や猫猫などのキャラクター間の関係性、さらには西都からの帰還後の変化に焦点を当てた内容である。

7話

麻美は約一年ぶりに会った弟たちの変わりように驚いていた。上の弟馬良の嫁、雀は右腕が使えなくなり、体には多数の傷があった。下の弟馬閃は、家鴨の舒鳧を肩に乗せており、その家畜臭さに麻美は戸惑う。麻美の母桃美と雀は馬閃が家鴨を家族として飼うことに反対していたが、馬閃は譲らなかった。麻美は弟たちに対する不満や疑問を持ちつつも、馬閃が西都から持ち帰った家鴨に愛情を感じていることを知る。馬閃は家鴨を重宝しており、その家鴨を手放す意思がない様子だった。馬閃が家鴨を持ってきた理由や、その後の対応について麻美が問い詰めると、馬閃は出家した元上級妃に関心を持っていることが明らかになる。麻美は、弟が異性に興味を持つことを応援したいが、出家した元上級妃との関係は複雑であるため、どう支援すべきか悩む。麻美は馬閃に家鴨を元いた場所に戻すよう促し、馬閃が出家した元上級妃と関わることを間接的に支持する。しかし、馬閃の愛情の対象が家鴨であり、その家鴨を通じて出会った元上級妃に想いを寄せていることが判明する。

8話

余寒の晴天に麦踏みを行う場面から始まるこの物語は、農業に情熱を注ぐ主人公の日々を描いている。季節ごとに異なる農作業や、その中で起こる様々な出来事が記されている。春には羅半からの仕事の依頼があり、その仕事を通じて宮中への出仕も夢ではないと感じる。しかし、主人公は農村だけで終わる男ではないと自身を奮い立たせる。信頼できる農民に畑の管理を任せ、羅半に案内された先は港であり、海路を通じて西都での農業実習へと向かうことになる。船旅の間、羅漢伯父さんとともに乗り物酔いに苦しむ中、調理場で料理を手伝ったり、釣りを楽しんだりする。西都に到着後、大きな屋敷に滞在し、猫猫という人物と出会い、「羅半兄」として認識される。農村での芋の栽培指導や、戌西州での乾燥した土地での灌漑施設の構想など、農業に関する様々な活動が繰り広げられる。物語は、蝗害の発生、食糧不足による社会の混乱、盗賊に襲われるなど、困難に直面しながらも、主人公が農業を通じて人々の生活を支えようとする姿を描く。最終的には、猫猫との関わりや、政治的な騒動にも巻き込まれながら、農業に関する知識を広め、人々の食糧問題に取り組む。日記の最後には、西都の長が変わり、政治的な動きがありながらも、主人公は農業に専念し続けることを決意する。しかし、帳面は誰のものか特定できず、結局作者不明の農業書として編集されることになる。

9話

医官とその手伝いである燕燕たちの休日は基本的に十日に一度であり、その取り方について燕燕は問題を抱えている。燕燕は、なぜ自分だけが出勤しなければならないのかと猫猫に問いかけるが、猫猫はそれが当番制だからと答える。二人が会話を交わしている場所は、姚と燕燕が借りている羅漢邸の離れである。猫猫は、燕燕との約束で休日に呼び出されており、燕燕は羅漢さまの日程を細かく把握していることを明かす。燕燕は、猫猫に羅半さまの魔の手から姚を救ってほしいと頼むが、猫猫は呆れる。二人の会話の中で、羅半の内面の悪さや姚に対する燕燕の心配が浮かび上がる。燕燕は、猫猫に羅半と距離を置きたいと訴えるが、猫猫は燕燕の要求に対して消極的である。燕燕は、羅半の外見や性格について辛辣な評価を下すが、猫猫はそれを聞いても特に反応しない。議論の末、燕燕は羅半とは距離を置き、姚を嫁に出す意志があることを明かすが、猫猫はそれが現実的ではないと指摘する。その時、部屋に子どもが入ってきて、燕燕に会いたがっている三番という人物の存在が明らかになる。燕燕は、猫猫も一緒に三番に会いに行くことを決め、猫猫は渋々同意する。

10話

案内された三番の部屋は、使用人用にしては広く、羅漢邸には普通の使用人と特別な使用人がいることが燕燕には分かっていた。普通の使用人は羅半が連れてきた人間で、特別な使用人は羅漢が拾ってきた人間である。三番もその一人で、性別は女だが男物の服を着ている。三番は燕燕と猫猫を呼び出し、姚と燕燕に新しい住居を勧める。三番は燕燕たちが羅漢邸に滞在していることについて、誰も得をしないと主張し、市場や仕事場に近く治安も良い物件を紹介する。三番は燕燕と猫猫に対して、姚を下に見ているような態度を取る。燕燕は三番の提案が悪くないと感じながらも、姚への敬意が感じられないために承諾に躊躇する。三番は羅半を愛していると公言し、彼のためなら二番目でも構わないと言い、将来の奥方には自分が支えたい人物になってほしいと願う。燕燕と猫猫は、三番が羅半に対して持つ狂信的な愛情に驚き、羅半の性格や行動について疑問を持つ。猫猫は羅半の性格を辛辣に評価し、三番に現実を見るよう促すが、三番は羅半への愛情を貫くことを選ぶ。最終的に、燕燕の休日は三番の提案や姚への不安感により、悩みが大きくなる一方で終わってしまう。

11話

娼館「緑青館」の三姫である女華は、四書五経を全て暗記しており、その才能で客を惹きつけている。彼女のもとへは科挙の受験生が人気を集め、緑青館は科挙受験者にとって縁起が良い場所とされている。女華の常連である老師は学者であり、彼の後ろ盾となっているのは、まだ若い彼の教え子である。この教師は自分の教え子が科挙に合格することを期待しており、女華に指導を依頼している。女華はただの妓女ではなく、自分の知識と才能で名声を築いている。ある日、老師とその教え子が訪れ、女華は彼らの前で経典を暗誦する。その後、老師は女華に教え子の前途について相談するが、女華は教え子がまだ準備が足りないと辛辣に評価する。その夜、老師は女華に対し、教え子が科挙で成功するようなアドバイスを求めたが、女華はその期待に応えられないと答える。後に、若手官僚である柳野郎が、自分の友人である芳を連れて女華を訪ねる。柳野郎は女華に対し、彼女の才能を称賛するが、女華は彼らの興味が自分の出自にあることを見抜く。芳は女華に対し、宮中で働く娘の話を持ち出し、女華が皇族の血を引いている可能性に興味を示す。しかし、女華はその噂を否定し、自分の出自に関する神秘性を保とうとする。訪問の最後に、芳は女華に、彼女が持っている割れた翡翠の牌を売ってほしいと頼むが、女華はそれを拒否する。彼女はその牌を母の形見として大切にしており、金銭に換えるつもりはないと断る。やり手婆が部屋に現れ、客人たちに退去を促す。女華はいつものように客を見送り、彼女の日常が終わる。

12話

女華の妹分である猫猫が約一年ぶりに緑青館に帰ってきた。彼女は西都での医官見習いとしての経験や蝗害、盗賊に襲われたことなど、多くの出来事を経験して帰ってきた。猫猫と緑青館の住人たちは再会を喜び、猫猫は女華や白鈴に西都での出来事を話す中で、西都で起きた首吊り死体の事件に触れる。その死体は女癖の悪い武官で、三股をかけた結果、殺されたという。一方、女華は一か月前に訪れた客が武官で、彼女の持つ割れた翡翠の牌に興味を示していたことを思い出す。その客は「芳」と名乗り、玉牌を譲ってほしいと言っていたが、女華は断った。猫猫が話した首吊り死体の武官も「王芳」という名前だったため、女華はその客が同一人物だった可能性に気づく。女華の母が言っていた、女華の父についての話や、その父が皇族か盗賊かという疑問が再び浮上する。猫猫は玉牌を詳しく調べ、皇族や貴族が自分の身の安全のために身分を隠すために使うものだと推測する。しかし、女華には玉牌の残り半分の所在はわからない。猫猫は女華にこれ以上の情報を伝えない選択をし、女華もその秘密を追及しないことにする。女華は自分の謎めいた存在が売りであると再認識し、その謎を保ちながら妓女としての生活を続ける決意を固める。

13話

猫猫が西都に行っている間、姚は医官の補佐やその他の仕事を覚え、特に医療関連の技術に磨きをかけていた。一方、猫猫も帰還後、医官の助手や施術を任されるほどに成長している。しかし、官女の仕事の領分を超える行為は表に出ることはなく、どんなに技術があっても公に認められることはない。その現状に、姚は猫猫がどのように感じているかを気にかけるが、猫猫は特に悩む様子を見せず、人間関係について軽く触れる程度だ。一方で、姚は羅漢邸に滞在し続ける理由を自問自答しており、叔父の結婚話から逃れるため、そして猫猫の安否を気にかけるためにいたが、猫猫の帰還後は新たな滞在の理由を模索している。そんな中、羅半の兄である「羅半兄」が久しぶりに帰還する。彼は西都で蝗害対策に尽力し、多くの命を救った功労者であるが、羅漢邸では些細な誤解から不審者扱いされてしまう。しかし、彼の人柄と行動から、従業員や姚たちはすぐに彼を受け入れ、尊敬する。姚は羅半兄に初めて会い、彼が変わった人物であると感じつつも、燕燕が述べた「理想の旦那さま」に近いのではないかと考えるが、それを口に出すことはない。

14話

阿多の宮では、『子の一族』の生き残りである子どもたちが元気に遊んでいる。阿多はこれらの子どもたちと、先帝の孫でありながら存在を隠されている翠苓を匿っている。阿多の宮には、客人として猫猫が訪れることになっており、阿多は彼女との対面を控えていた。猫猫の訪問は、阿多からの手紙を受けてのもので、雀を通じて手紙が渡されたことが明らかになる。雀は、阿多に仕えることを命じられた人物で、彼女の真の主人は阿多であることが示される。阿多は猫猫に、月(阿多の実の息子)と自身の関係、そして月が本物の皇弟と入れ替えられた真実を明かす。阿多と月の関係が猫猫には既に予想されていたこと、そして月との将来について猫猫がどのように考えているかが語られる。猫猫は、月との関係を受け入れる上での現実的な覚悟を持っている。阿多は、自身が月と猫猫の関係に介入していいのか葛藤しつつ、猫猫に逃げ出す選択肢も提示するが、猫猫はそれを拒否する。猫猫と雀の間の軽口と会話から、阿多は自身の考えを見直し、猫猫の強さと柔軟さを認める。最後に、阿多は猫猫に対して、自身の妃時代の宝物を提供することを申し出る。猫猫は、治療に使える真珠や珊瑚を求め、阿多はそれを笑って許諾する。阿多は、月が自身と同じ道を歩まないようにと願いながら、猫猫と雀とのやり取りに心を温かくする。

15話

壬氏の宮では、水蓮が何か企んでいる雰囲気が漂っていた。夕餉が重たく、部屋には強い香りが満ちており、寝台には季節外れの薔薇の花びらが散らされていた。壬氏はこれらの準備が猫猫の訪問のためであることを悟る。猫猫は壬氏に文を送っており、やんわりと会いたいと伝えていた。水蓮の準備は、壬氏と猫猫の関係が進展していることを示唆している。猫猫が到着し、壬氏は彼女を歓迎するが、部屋の雰囲気に動揺を隠せない。猫猫もまた、特別な準備をして来たことを明かす。彼女は避妊のための薬草や道具を持参しており、もしもの場合には自ら処置を行うことも覚悟していた。この準備は、玉葉后の敵になるつもりはないという猫猫の決意を示している。壬氏は猫猫の考えに感銘を受けつつ、彼女に気を使わせてしまったことを謝罪する。最終的に壬氏は猫猫に、その日は帰っても良いと告げ、夕餉を持ち帰るよう勧める。猫猫が帰った後、壬氏は自分の立場と猫猫との関係について深く悩む。皇族をやめることを含め、自分の将来について真剣に考えるようになる。

16話

猫猫は壬氏の宮から帰宅し、宿舎の厨房で夕餉を温めていた。壬氏との予期せぬ結果に拍子抜けしつつも、安堵している。彼女は自分の感情に戸惑いながら、持ち帰った夕餉を布団の中で食べることに決める。食事は滋養強壮料理が中心で、断食していた猫猫には特に美味しく感じられる。壬氏が猫猫を拒んだ理由を考え、猫猫は壬氏の遠慮ある行動を理解している。今後の壬氏との関係について思い悩みながら、猫猫はしばらく会わないことを選択する。酒を楽しみながら眠気に誘われ、羅半兄の帰還や梅梅小姐に会いたいという思いを巡らせる。さまざまな人物との繋がりや、皇族のご落胤をめぐる情報を思いめぐらせた後、猫猫は眠りにつく。彼女の心中は、壬氏との出来事、将来の不安、そして眠気と酒の影響で複雑な感情が渦巻いている。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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