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フィクション(Novel)マンガ薬屋のひとりごと読書感想

漫画「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(8巻)30話~33話」感想・ネタバレ

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 8巻の表紙画像(レビュー記事導入用) フィクション(Novel)

薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 7レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 9レビュー

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どんな本?

薬屋のひとりごと』は、日向夏 氏による日本のライトノベル作品。
中世の後宮を舞台に、薬学の専門知識で事件の謎を解く少女・猫猫(マオマオ)の物語。
小説家になろうで連載されているほか、ヒーロー文庫からライトノベル版が刊行されている。
また、月刊ビッグガンガン月刊サンデーGXでコミカライズ版が連載されており、2023年にはテレビアニメ化も決定している。

月刊サンデーGXの方が、中華の雰囲気が強く、文化の小さい部分にも気をつけているように感じている。

皇帝の寵愛を受ける玉葉妃が懐妊し、猫猫(マオマオ)は再び後宮に戻ることとなりました。

この懐妊の情報は非常に重要なため、秘密にされていますが、後宮の中には情報を探る女たちが溢れ、緊張感が走っています。

また、後宮の外からも何者かの目が玉葉妃を狙っていることを感じる猫猫。

そんな中、西の国から来た隊商(キャラバン)が後宮にやってきて、多くの女たちはその華やかな商品に目を奪われています。

猫猫は、隊商から玉葉妃へのプレゼントとして渡された衣類に違和感を抱き。

売られている香料や精油が、流産を促進する可能性があるものだったため、危険を感じました。

そんな中、虫好きの新しい侍女、子翠(シスイ)と仲良くなる猫猫。
また、子猫の毛毛も登場し、彼女の周りの男たち、やぶ医者と高順が可愛い子猫に夢中になります。

事件の裏には、玉葉妃を狙う何者かの陰謀があり、猫猫は彼女を守るために奮闘しました。

読んだ本のタイトル

#薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(8)
(英語: The Apothecary Diaries、中国語: 药屋少女的呢喃)
著者:#倉田三ノ路  氏
原作:#日向夏  氏
キャラクター原案:#しのとうこ  氏

アニメイトで購入 Bookliveで購入 BOOK☆WALKERで購入

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あらすじ・内容

猫猫・壬氏の関係に……進展アリ!?
遥か西方から隊商(キャラバン)がやってきた! 珍しくも華やかな異国の品々──普段は商店がない後宮では、妃も侍女も大はしゃぎ! そんな中、「皇帝の子を宿した上級妃・玉葉(ギョクヨウ)を守る」という任務を壬氏(ジンシ)から与えられている猫猫(マオマオ)は、隊商から「玉葉妃に」と薦められた衣類に、大きな違和感を覚え…!? そして、猫猫と妙に気の合う、変わった趣味の侍女・子翠(シスイ)も登場!
原作小説・第3巻のエピソードへ突入、超絶ヒットノベルのコミカライズ第八弾!!

薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 8

感想

玉葉妃の懐妊という事で毒殺を恐れがあるため、猫猫は後宮に再び猫猫を呼び戻されました。

この巻では後宮の女たちの複雑な関係や、外部からの新しい風が生き生きと描かれています。

後宮には商店が存在しないため、今回は遥か西方からやってきた隊商が持ち込む異国の品々は、鮮烈な彩りを後宮にもたらしました。

妃たちや侍女たちは異国の品々に目を輝かせていましたが、その中には危険なものも潜んでいました。

猫猫が再び後宮での役目を果たす中、新しいキャラクターとして、猫猫と趣味が合う変わった侍女・子翠が登場します。

彼女のキャラクターは、猫猫の周りの人々との関係性をさらに豊かにしました。
特に、子翠が愛してやまない虫の知識は、毒草を語る猫猫との会話の中で魅力的に描写されています。

さらに、この巻では猫猫の新たな同居者、子猫の毛毛も登場します。

毛毛と猫猫の読みが同じであることから、読んでいる側としても新しい興奮や楽しみが生まれました。
毛毛がもたらす、やぶ医者と高順との関係も微笑ましく、猫猫たちの周りのエピソードが心温まるものとなりました。

しかし、玉葉妃の懐妊という幸せな出来事の裏には、後宮の暗部もちらつきます。

隊商が持ち込んだ商品の中に、妊婦にとって危険な香料や精油が潜んでいることに、猫猫が気づくシーンはドキドキの連続でした。

誰が、どういった目的で動いているのか、読者としても考えながら進めていくのが楽しみでした。

総じて、この巻は新しいキャラクターの登場や玉葉妃の懐妊という大事件を通して、猫猫の魅力や後宮の複雑さを再認識することができる一冊でした。

後宮の陰謀や女たちの心の動き、そして猫猫の独自の視点を通しての事件解決の過程を楽しむことができました。

好きなシーンは、猫猫が前の巻で身請けされた母のために舞を踊る場面でした。

その踊りはとても綺麗で、同時に猫猫の胸中の感情が伝わってきて、私も目頭が熱くなりました。

気になったところは、隊商が運んだ商品について。
どうしてそんな危険なものを持ってきたのか、その背後には大きな陰謀があるのではないかと思いました。

全体的に、猫猫がどんな困難な状況でも冷静に事態を捉え、解決に向かう様子はとても魅力的です。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 7レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 9レビュー

考察

皇宮の権力争い

皇宮、特に後宮における権力争いは、皇帝の寵愛と世継ぎの誕生を巡る熾烈な暗闘である。妃本人だけでなく、その背後に控える一族や仕える侍女たちをも巻き込み、時には命がけの謀略が交錯する。

四夫人と侍女たちによる代理戦争

後宮の頂点に位置する四人の上級妃(玉葉妃、梨花妃、阿多妃、里樹妃)の間には、常に緊張関係が漂っている。

  • 冬の園遊会では、妃同士の敵対心を煽るような座席配置がなされるなど、目に見える形での対立構造が存在する。
  • 妃たちの意向を汲んだ侍女たちが、衣装や振る舞いを巡って衝突する代理戦争が随所で繰り広げられる。
  • 特に、徳妃である里樹妃と淑妃であった阿多妃の陣営間には、年齢差や立場の違いに起因する複雑な確執が見受けられる。

お茶会を通じた高度な情報戦

妃たちが集まるお茶会は、単なる社交の場ではなく、重要な情報交換の拠点として機能している。

  • 表面上は流行の話題を楽しんでいるように見えるが、実際には各妃が互いの腹を探り合う情報戦の場となっている。
  • 玉葉妃は、特定の出身地を持つ妃との会話を盛り上げることで、その実家の動向や世情の流れを的確に読み取るための情報収集を行っている。

世継ぎを巡る暗殺計画と陰謀

後宮における最大の関心事は皇帝の子を産むことであり、それが数々の悲劇や暗殺未遂事件の引き金となっている。

  • 梨花妃の侍女が無知ゆえに使用した毒入りのおしろいが、東宮の命を奪うという痛ましい事件が発生した。
  • 園遊会で起きた里樹妃への毒物混入事件は、彼女の特定アレルギーを知る内部の者による、いじめや排除を目的とした陰謀であった。
  • 玉葉妃の懐妊に際しては、堕胎を狙ったとされる有害な香油や茶葉が外部から持ち込まれるなど、意図的な毒殺の影が常に付きまとっている。

過去の因縁と上級妃の失脚

阿多妃の侍女頭であった風明が抱えていた秘密は、後宮の勢力図を大きく塗り替えることとなった。

  • 風明は過去の過失を隠蔽するために里樹妃を狙ったが、その真相が猫猫によって暴かれたことで自首し、処刑された。
  • 皇帝の古き友人でもあった阿多妃は、侍女頭の不祥事の責任を取る形で上級妃の座を降り、後宮を去る決断を下した。

外戚の思惑と新たな妃の入内

阿多妃が去った後の空白を埋めるように、政治的な背景を持って楼蘭妃が新たに入内した。

  • 楼蘭妃は奇抜な衣装を次々と身にまとうことで皇帝の興味を引こうと試みているが、皇帝自身は慎重な反応を見せている。
  • 彼女の背後には強大な権力を持つ父親の影があり、外部の政治的勢力が後宮の運営に強く干渉し始めていることが窺える。

後宮の権力争いは、個人の感情を超えた政治的抗争の縮図である。猫猫は薬師としての知識を武器に、これらの複雑な陰謀を紐解きながら、宮廷の深い闇に対峙し続けている。

香油の効能

作中における香油(精油)の効能は、単なる芳香を楽しむためのものではなく、主に妊婦への悪影響や不妊に関連する危険な作用として描かれている。薬師としての知識を持つ猫猫の視点を通じて、華やかな香りの裏に隠された医学的なリスクと宮廷内の陰謀が浮き彫りになる。

子を流す作用と妊婦への悪影響

猫猫が医局の蒸留装置を用いて青薔薇から香油を精製する場面では、精油が人体に及ぼす生理的な影響について言及されている。

  • 猫猫は園遊会で使用した薔薇の花びらを再利用し、高度な抽出作業を行っていた。
  • 壬氏との会話の中で、特定の香油には子を流す作用、すなわち流産を誘発する危険性が含まれていることが語られている。
  • 猫猫は自作した薔薇水を売却して利益を得ることを検討していたが、薔薇の精油が妊婦に悪影響を及ぼす可能性を重く見て、宮廷内での流通を思いとどまった。

隊商による香油の流行と悪意の疑念

異国の隊商がもたらした香油の流行は、後宮の安寧を脅かす重大な事件へと発展する。

  • 隊商の訪問後、女官たちの間で香油が爆発的に流行し、後宮内には過剰なまでの匂いが充満した。
  • この流行は、上級妃である玉葉妃の懐妊が確実となった極めて繊細な時期と重なっていた。
  • 猫猫は持ち込まれた香料や精油を精査し、それらが妊婦の身体に害をなす性質を持っていることを壬氏に指摘した。
  • 彼女は、この不自然なタイミングでの流行が単なる偶然ではなく、意図的に妊婦を狙った組織的な毒殺計画、あるいは何者かの明確な悪意によるものではないかと疑念を深めている。

不妊に関する効用と人間関係

香油の効能に関する猫猫の不用意な発言が、周囲との摩擦を生む場面も描かれている。

  • 猫猫が壬氏にお茶を給仕している際、会話の流れで香油の不妊に関する効用について触れた。
  • 彼女にとっては薬理学的な事実の提示であったが、冗談混じりに語られたその内容は壬氏の感情を逆撫でする結果となった。
  • このエピソードは、香油が持つ医学的な側面が、個人の人生や立場にとって非常にデリケートな問題であることを示している。

まとめ

作中における香油は、美しさを引き立てる贅沢品であると同時に、使い方を誤れば命を奪う毒ともなり得る二面性を持った存在である。猫猫の持つ薬学の知見は、香りに隠された真実を暴き出し、後宮という閉ざされた社会で進行する陰謀を阻止するための強力な武器となっている。

識字率の向上

後宮における識字率の向上には、宮廷内で流行している小説本が大きな役割を果たしている。単なる娯楽として消費されるだけでなく、文字を読み書きする能力を養うための重要な手段となっているのである。

小説本の流行と教育的意図

猫猫のもとに帝からの賜り物として届いた小説本は、実は後宮内の女官たちに広く配布されていた。この施策には、以下のような背景と目的が存在する。

  • 小説の配布には、宮廷内の文化発展という側面に加え、女官たちの識字能力を高めるという教育的な意図が込められていた。
  • 猫猫は、この流行が知識の普及に一役買っていることを正しく認識した。
  • 娯楽を通じて文字に触れる機会を増やすことで、学ぶことへの心理的な障壁を下げる効果が期待されていた。

小蘭への指導と将来の自立

猫猫はこの状況を好機と捉え、友人の下女である小蘭に対して字の練習を促した。これは、後宮を出た後の彼女の生活を見据えた、極めて現実的で慈悲深い助言であった。

  • 小蘭自身も、字が読めるようになることが自分の将来にとって不可欠であることを深く理解していた。
  • 猫猫は学習の意欲を削がないよう、無理のない範囲で日常生活において頻繁に使用する身近な言葉から教え始めた。
  • 将来の自立を願う小蘭に対し、猫猫は実用的な知識を授けることで、彼女の成長を支える姿勢を見せた。

まとめ

娯楽としての小説本が文字への関心を喚起し、身分を問わず女官たちの識字率向上に寄与している。文字を習得することは、彼女たちが後宮という閉ざされた世界を離れた後の自立に向けた大きな力となる。物語を通じた学びは、宮廷の文化を豊かにするだけでなく、そこで働く女性たちの未来を切り拓く重要な鍵となっている。

後宮の毒物疑惑

後宮に渦巻く毒物疑惑と猫猫の解明

後宮では、妃やその子供たちを巡る暗殺の陰謀や、無知ゆえに引き起こされた様々な毒物疑惑が渦巻いている。薬師としての知識を持つ猫猫は、これらの疑惑や呪いと噂された事件の真相を次々と解き明かしていくのである。

乳幼児連続死と毒入りおしろいの真実

皇帝の乳幼児が相次いで衰弱し死亡した事件について、宮中では不吉な呪いであるとの噂が広がっていた。しかし、猫猫は冷静な分析により、その科学的な原因を特定した。

  • 事件の真相は呪いではなく、梨花妃やその侍女たちが日常的に使用していた白いおしろいに含まれる毒であった。
  • 猫猫はおしろいの成分が乳幼児に致命的な影響を与えていることを突き止め、匿名で警告を行った。
  • この一件は、後宮における知識の欠如が招く恐ろしい悲劇の一例となった。

園遊会での毒物混入と食物アレルギー

冬の園遊会にて毒見役を務めた猫猫は、出された料理に毒が混入されていることを瞬時に察知した。彼女の調査により、事件の背後にある狡猾な意図が明らかになる。

  • 食器の状況などを精査した結果、これが無差別な毒殺ではなく、特定の人物を狙ったものであると推測した。
  • 真の標的は里樹妃であり、犯人は彼女が特定の食物に対して強いアレルギー反応を示すことを熟知していた。
  • 暗殺の試みという以上に、妃を取り巻く陰湿な内部のいじめが背景にあることを猫猫は見抜いたのである。

乳幼児死亡の真相と蜂蜜の毒

里樹妃がお茶会で蜂蜜を避けたことをきっかけに、猫猫は十六年前の後宮の記録を紐解き、隠蔽されていた悲惨な事実に辿り着いた。

  • 調査の結果、かつて阿多妃の子供が亡くなった原因は、侍女頭の風明が良かれと思って与えていた蜂蜜であった。
  • 乳児にとって蜂蜜が毒となり得るという知識が欠如していたことが、最悪の結果を招いていた。
  • 長年秘匿されてきた事実は、忠義が時に最悪の結果を招くという非情な現実を突きつけている。

隊商がもたらした香油と妊婦への悪意

玉葉妃の懐妊が確実となった極めて重要な時期に、異国の隊商がもたらした香油の流行が後宮を揺るがした。

  • 猫猫は後宮に持ち込まれた香料や茶葉を調べ、その中に妊婦に悪影響を及ぼし、子を流す作用を持つ成分が含まれていることを発見した。
  • この流行が意図的なタイミングで引き起こされたことを重く見、猫猫はこれを単なる偶然ではないと判断した。
  • 何者かが明確な殺意を持って妊婦を狙った組織的な計画である可能性を、壬氏に報告している。

その他の毒物を用いた偽装工作

後宮外での出来事や関連する難事件においても、猫猫の卓越した知識が真相を暴き出している。

  • 酒の飲み過ぎとされた官僚の死因を調査し、それが実際には酒に混入された大量の塩による中毒死であることを看破した。
  • 死体安置所での詳細な精査により、官女の翠苓が曼荼羅華と河豚毒を用いた蘇りの薬を使用し、自らの死を偽装した疑惑を明らかにした。
  • 毒は生命を奪う道具であると同時に、仮死状態を作り出すなど、高度な偽装工作の手法としても利用されていた。

まとめ

猫猫は、その卓越した薬と毒の知識を駆使し、後宮内の権力争いや無知に起因する様々な毒の正体を白日の下に晒している。科学的な裏付けに基づく彼女の推理は、陰謀と迷信が支配する宮廷の闇において、真実を指し示す不可欠なものとなっている。

キャラクター紹介

猫猫

薬学の知識に精通した冷静沈着な少女である。鋭い観察眼を持ち、物事の裏に隠された意図を読み取る。壬氏とは奇妙な縁で結ばれており、実利を重視する傾向がある。

・所属組織、地位や役職
 外廷の医局に務める官女。薬師。

・物語内での具体的な行動や成果
 蒸留装置を用いて青薔薇から香油を精製した。小蘭に対して文字の読み書きを教え始めた。隊商が持ち込んだ香料が妊婦に害を及ぼす可能性を指摘した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 以前からの望みであった希少な薬物「牛黄」を壬氏に要求した。後宮内に意図的に毒が持ち込まれているのではないかと疑念を抱いている。

壬氏

類いまれなる美貌を持つ後宮の責任者である。猫猫の能力を高く評価しており、彼女に対して特別な関心を寄せている。自身の出生にまつわる複雑な家庭環境に苦悩している。

・所属組織、地位や役職
 後宮を統括する宦官。

・物語内での具体的な行動や成果
 足に怪我を負った猫猫を抱きかかえて治療へと運んだ。西方の印刷技術に関心を示し、猫猫から説明を受けた。宦官としての役割を完璧に演じるため、早朝に剣舞の練習を行った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 自分が父だと思っていた人物が実は兄であることを知った。実の父親は回廊に現れた老人であり、老婆が祖母であるという事実に直面した。

小蘭

猫猫と親しい明るい性格の下女である。好奇心が旺盛で、新しい物事に対して素直に反応する。自身の将来について真剣に考える一面を持っている。

・所属組織、地位や役職
 後宮の下女。

・物語内での具体的な行動や成果
 猫猫と共に隊商の商品を見学した。猫猫の助言を受け、文字の練習を開始した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 後宮を出た後の生活のために、読み書きの重要性を理解している。日常生活で使う身近な言葉から学習を続けている。

やぶ医者

外廷の医局に勤務する善良な医官である。専門知識には乏しいが、猫猫の薬学の才を全面的に信頼している。周囲の人間を和ませる温和な気質を持つ。

・所属組織、地位や役職
 外廷の医官。

・物語内での具体的な行動や成果
 猫猫と共に香油作りや薬剤の調合に携わった。保護された子猫に餌を与えて健康を取り戻させた。医局で猫猫や小蘭と一緒に茶を飲んで交流した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 子猫の世話を通じて医局の環境維持に努めている。異国の特使に関する情報をいち早く入手していた。

玉葉妃

皇帝の寵愛を一身に受ける聡明な妃である。翡翠宮に住まい、周囲の人間に対して深い慈しみを注ぐ。現在は新たな命を授かり、心身ともに繊細な時期にある。

・所属組織、地位や役職
 後宮の上級妃。

・物語内での具体的な行動や成果
 娘の鈴麗公主に外の世界を見せるため、散歩を提案した。懐妊に伴う人手不足を解消するため、新しい侍女の加入を決定した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 懐妊が確実となり、翡翠宮では厳重な体調管理が行われている。古い服の整理や衣裳部屋の清掃を侍女たちに命じた。

鈴麗公主

皇帝と玉葉妃の間に生まれた幼い公主である。活発な性格で、動物に対して強い興味を示す。

・所属組織、地位や役職
 皇帝の娘。公主。

・物語内での具体的な行動や成果
 散歩中に物置の隙間に隠れていた子猫を発見した。子猫を非常に気に入り、夢中になって遊んだ。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 一歳半を過ぎ、健やかに成長している。発見した子猫に「毛毛」という名前をつけた。

高順

壬氏の側近として仕える実務能力の高い官吏である。常に冷静で、壬氏の公私にわたる活動を献身的に支えている。

・所属組織、地位や役職
 壬氏付の従者。官吏。

・物語内での具体的な行動や成果
 医局で猫猫が行っていた香油作りの作業を観察した。壬氏の身辺警護や日程の管理を遂行した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 壬氏の出自に関する秘密を共有している数少ない人物の一人である。

紅娘

玉葉妃に仕える侍女頭である。責任感が強く、翡翠宮の運営を厳格かつ細やかに統括している。

・所属組織、地位や役職
 翡翠宮の侍女頭。

・物語内での具体的な行動や成果
 玉葉妃の散歩に同伴し、周囲の安全を確認した。翡翠宮の衣裳部屋の整理を指揮した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 妃の懐妊に伴い、新しい侍女の教育や体制の強化に努めている。

老人(壬氏の父)

回廊に突如として現れた謎めいた人物である。壬氏に対して何かを伝えようとする意志を見せる。

・物語内での具体的な行動や成果
 壬氏の前に現れて手を伸ばした。去り際に重要と思われる石をその場に落とした。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 後に壬氏の実の父親であることが判明した。老婆によってその場から連れ去られた。

老婆(壬氏の祖母)

老人に付き添って現れた年配の女性である。状況を厳しく制御しようとする姿勢を持つ。

・物語内での具体的な行動や成果
 回廊に現れ、老人を壬氏の前から連れ去った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 後に壬氏の実の祖母であることが明かされた。

皇帝

この国を統治する最高権力者である。玉葉妃や娘の鈴麗公主を深く愛している。

・所属組織、地位や役職
 皇帝。

・物語内での具体的な行動や成果
 翡翠宮を訪問した際、鈴麗公主が夢中になっている子猫の様子を見守った。後宮の女官たちに教育目的で小説本を配布した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 猫猫に対しても、賜り物として小説本を贈っている。子猫に対して「盗賊改」という官職を与えた。

薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 7レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 9レビュー

備忘録

三十話 見送りの舞(アニメ 24話)

その最中、猫猫は壬氏と偶然出会い、足の傷を再び開いてしまう。

壬氏は猫猫を抱きかかえて治療のために連れて行く。猫猫はこの機会に、ずっと言いそびれていた「牛黄をください」という要求を壬氏に伝える。この出来事を通じて、猫猫と壬氏の関係の深さが示された。また、猫猫の過去や彼女の周りの人々との複雑な関係が描かれ、彼女が社交界での立場や、自分と他人との間に存在する微妙なバランスをどのように扱っているかが示されてた。

回廊で響く足音の中、新入りの侍女が付き添う壬氏の前に、老人が現れ、壬氏に手を伸ばす。母は介入し、老人を牽制する。老人は何かを伝えようとし、最終的には重要そうな石を落とす。場面は変わり、老婆が登場し、老人を連れ去る。後に壬氏は、老人が父で老婆が祖母であること、自分が父だと思っていた人が実は兄だと知る。

その夜、壬氏は不快な夢を見て汗だくで目覚め、水を飲んで落ち着こうとする。眠れないため、修練用の模擬刀で剣舞の練習をする。明け方になり、湯浴みの準備を考えながら、女官の反応を思い浮かべる。自分が宦官としての完璧な役割を演じるためには、こうした準備が必要だと感じているが、そのことを口に出せずにいる。

最終的に、壬氏は再び寝台に倒れ込み、侍女が起こしに来るまでのわずかな時間を眠ろうと決める。

三十一話 書(アニメ 25話 2期1話)

宦官の壬氏が、従者の高順と共に医局で猫猫とやぶ医者の作業を観察していた。猫猫は蒸留装置を使用し、薔薇の花びらから香油を作っている最中であった。この香油作りは、以前準備した青薔薇を用いて行われていた。作業の過程で、壬氏と猫猫の間で香油についての会話が交わされる。香油には子を流す作用があるものもあり、宮廷内での使用には注意が必要であること、そして、医局に残された蒸留装置の活用、消毒用の酒精の製造について語られた。

その後、壬氏によって宮廷外の書物販売の話が持ち上がり、猫猫は壬氏の印刷技術への関心を利用して、西方の印刷技術について説明する。話は進み、壬氏が西方の技術に関心を持つ一方で、偶然医局に届いた猫猫宛の荷物が開封される場面になる。荷物の中身は、帝からの賜り物である小説本であり、後宮中で流行していることが明かされる。この小説本は、教育的な意図も含めて後宮の女官たちに配布されていた。

猫猫はこの小説本が、宮廷内の文化や識字率向上に一役買っていることを認識し、後宮を出た後の生活のために、小蘭に字の練習を促す。

TOHO animation チャンネル

小蘭は自分の将来を考え、字が読めるようになることの重要性を理解している。猫猫は小蘭に日常生活で使う言葉から字の練習を始めさせることにし、小蘭の学習意欲を支える。

鈴麗公主が一年半を過ぎ、健やかに成長している。玉葉妃は公主に外の世界を見せるために散歩を提案し、猫猫や紅娘を同伴させる。外出中、公主は物置の隙間から出てきた子猫に興味を示し、猫猫がそれを保護する。

TOHO animation チャンネル

三十二話 商隊(アニメ 26話 2期2話)

子猫は薄汚れていたが、猫猫とやぶ医者の世話で健康を取り戻す。皇帝の訪問時に公主が子猫に夢中になり、その結果、子猫は「毛毛」と名付けられて医局に残ることになる。子猫は「盗賊改」という官職を与えられ、医局の鼠取りとしての役割を果たすことになった。猫猫はこの名前について疑問を抱きつつも、子猫の世話を続ける。

TOHO animation チャンネル

季節は湿気が多くなり、猫猫は防虫用の香草を準備していた。翡翠宮では衣裳部屋の整理が進められ、古い服は選別されていた。新しい侍女の加入が予定されており、これは玉葉妃の懐妊に伴い、人手が必要になるためである。隊商が後宮に訪れることが話題となり、侍女たちは新しい衣裳や装飾品の購入を楽しみにしていた。特に異国の商品を扱う隊商の訪問は、後宮の女官たちにとっての大きな楽しみであった。

猫猫は隊商の訪問に興味を持ち、小蘭とともに商品を見に行く。この際、以前助けてくれた女官と再会し、茉莉花茶を購入する。その後、彼女たちは医局でやぶ医者と共に茶を楽しむことになる。この際、異国から特使が来るという情報や、後宮内で不思議な臭いがすることが話題に上がる。

三十三話 香油(アニメ 26話 2期2話)

隊商の訪問後、後宮内では香油が流行し、様々な匂いが混ざり合って猫猫を含む多くの人々を悩ませた。洗濯場では香油まみれの衣服が積まれ、洗濯係も困惑していた。猫猫は香油の強い匂いに頭を悩ませる中、薔薇の香りが染み付いた衣服を手に取り、以前作った薔薇水の売却を考えるも、薔薇の精油が妊婦に悪影響を及ぼす可能性を考慮していた。ある日、後宮内で香料や精油の名前を書き留めた紙を壬氏に見せ、これらが妊婦に害を及ぼす可能性があると指摘する。隊商から入ってきた香料や茶葉には、害のある成分が含まれていることが判明し、猫猫はこれが意図的なものかどうかを疑問視した。壬氏との対話を通じて、後宮に毒を持ち込む意図があるかもしれないという懸念が浮かび上がる。結局、猫猫は茶葉と香辛料の購入を反省し、壬氏に茶を提供するものの、会話の中で不妊に関する効用をふざけて話し、壬氏の気分を害してしまう。壬氏は白茶を手つかずで去り、猫猫は反省の念を抱くが、壬氏が猫猫の茶を飲んでいたことに気づく。

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(9巻)の表紙。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 10巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(10巻)の表紙。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 11巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(11巻)の表紙。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(12巻)の表紙。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 13巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(13巻)の表紙。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 14巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(14巻)の表紙。
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薬屋のひとりごと ~猫猫の後宮謎解き手帳~ 15巻の表紙。
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薬屋のひとりごと ~猫猫の後宮謎解き手帳~ 16巻の表紙。
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