【結論】
評価:★★★★★
シリーズ内での立ち位置:異世界転生モノの金字塔であり、「なろう系」の歴史を語る上で絶対に外せない原点にして最高傑作。
最大の見どころ:前世で後悔ばかりの人生を送った主人公が、新たな世界で出会いと別れ、挫折を繰り返しながらも「今度こそ本気で生きる」姿を描いた重厚な大河ドラマ。
注意点:物語の序盤は、主人公の前世のクズな性格や下ネタ要素が色濃く出ているため、人によって好みが強く分かれます。
【読むべき人】
・一人の人間の生涯を誕生から最後まで追う、壮大な大河ファンタジーに浸りたい人
・ただのチート無双ではなく、主人公の苦悩や人間的な成長をしっかりと読みたい人
・「異世界転生」というジャンルの原点に触れ、なぜこれほど評価されているのかを知りたい人
【合わない人】
・主人公の倫理観の欠如や、過度な下ネタ(特に序盤)に強い嫌悪感を感じる人
・主人公が挫折することなく、ひたすらストレスフリーで爽快なストーリーだけを求めている人
【この記事の価値】
無職転生シリーズ全編を通した魅力や各編のあらすじ・見どころが網羅的にわかり、長編シリーズに今から手を出すべきか迷っているあなたの疑問を解決します。
- 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ シリーズ
- 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 1
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- 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 24
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- 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 26
- 無職転生 ~蛇足編~1
- 無職転生 ~蛇足編~2
- 無職転生 ~蛇足編~3 ジョブレス・レッドカーペット
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ シリーズ
三十四歳で引きこもりの無職童貞ニートだった男が、家族から家を追い出された直後、トラックに轢かれそうになった高校生を助けようとして事故死する。
しかし、彼は異世界で赤ん坊のルーデウス・グレイラットとして前世の記憶を保ったまま生まれ変わり、今度こそ本気で生きることを誓う。
幼少期から圧倒的な魔術の才能を開花させ、多くの人々との出会いや絆を深めていくが、大規模な魔力災害であるフィットア領転移事件に巻き込まれ、過酷な世界へと放り出される。
魔大陸からの長い帰郷の旅、魔法大学での学園生活、そして最愛の家族を守るために世界最強の龍神オルステッドの配下となり、宿敵である人神(ヒトガミ)とその使徒たちとの世界を揺るがす壮絶な戦いへと巻き込まれていく。
一人の男が異世界で本気を出して生き抜き、多くの子供や孫に囲まれて安らかに生涯を閉じるまでの、波乱に満ちた壮大な大河ファンタジーである。
著者:理不尽な孫の手 氏
イラスト:シロタカ 氏
出版社:KADOKAWA(MFブックス)
本ページでは、各巻ごとのあらすじ・見どころ・感想記事への導線を、巻数別に整理している。 初めて読む人の入口としても、既読者が内容を振り返る際にも活用できる構成としている。
ストーリー全体の流れ
幼少期・家庭教師編
対象:第1巻〜第2巻
- きっかけ 引きこもり無職の男が異世界に赤ん坊ルーデウスとして転生し、前世の後悔を胸に、今度こそ本気で生きることを誓って努力を始めたこと。
- 何が問題となったか 才能があるがゆえの周囲の期待と、本人が抱える前世のトラウマによる引きこもり癖。さらに、幼馴染のシルフィエットと共に学校へ通うための学費稼ぎとして、狂暴で手が付けられないお嬢様エリスの家庭教師を務めること。
- 誰が行動したか ルーデウスは無詠唱魔術や言語の習得に奔走し、エリスを従わせるために自作自演の誘拐作戦を計画・実行した。ギレーヌの指導のもとで剣術と魔術の訓練を重ね、エリスとの信頼関係を築き上げていった。
- どのような結果になったか エリスはルーデウスに対して心を開き、共に成長していった。しかし、十歳の誕生日の直後、フィットア領の上空に現れた不気味な魔力の光による、大規模な災害「フィットア領転移事件」が発生した。
魔大陸・帰郷編
対象:第3巻〜第6巻
- きっかけ フィットア領転移事件の魔力暴走により、ルーデウスとエリスが世界の反対側である魔大陸ビエゴヤ地方へと強制転移されたこと。
- 何が問題となったか 言葉も通じず、凶悪な魔物が徘徊する魔大陸からの過酷な生還。そして、出会ったスペルド族のルイジェルドが世界中から絶対悪として恐れられ、迫害されている現実。
- 誰が行動したか ルーデウスはエリス、ルイジェルドと共に冒険者パーティ「デッドエンド」を結成。人神の時折もたらす夢の助言を半信半疑で受けながら、ルイジェルドの汚名を雪ぐために名声を上げつつ、魔大陸を縦断し中央大陸を目指した。
- どのような結果になったか ミリス神聖国での父パウロとの再会と衝突、シーローン王国でのリーリャとアイシャの救出を経て、三人はフィットア領へと帰還した。しかし、故郷は消滅し、家族は行方不明となっており、エリスは自らの未熟さを理由にルーデウスのもとを去ってしまった。エリスを失ったショックでルーデウスは深い絶望と不能(ED)に陥り、孤独な冒険者「泥沼」となった。
学園・日常新婚編
対象:第7巻〜第11巻
- きっかけ 母ゼニスを探すために北方大地で活動していたルーデウスが、ラノア魔法大学からの特別推薦状を受け取り、入学を決意したこと。
- 何が問題となったか 大学に潜むさまざまな問題児たちとの関わり、不能(ED)の治療方法の探索。そして、アリエル王女の護衛「フィッツ先輩」として男装して身分を隠していたシルフィエットとの再会。
- 誰が行動したか ルーデウスは特別生として入学し、ザノバの人形製作の指導、不良獣族リニアとプルセナの更生、異世界転移者ナナホシの研究支援などを行う。フィッツがシルフィエットであると気づかぬまま彼女と親交を深め、やがて彼女の計画によって正体が明かされた。
- どのような結果になったか シルフィエットの深い愛によってルーデウスの不能が治療され、二人は結婚してシャリーアに家を購入した。行方不明だった妹のノルンとアイシャも引き取って共に暮らすようになり、穏やかで幸せな家庭を築いた。
ベガリット転移迷宮編
対象:第11巻〜第12巻
- きっかけ ベガリット大陸にいる父パウロから、行方不明だった母ゼニスが転移迷宮の奥深くで発見されたという知らせが届いたこと。
- 何が問題となったか 身重のシルフィエットを置いて過酷な砂漠の大陸へ旅立つ決断、および難攻不落とされる世界三大迷宮の一つ「転移迷宮」の完全攻略。
- 誰が行動したか ルーデウスはナナホシの協力で古代の転移魔法陣を使用し、エリナリーゼと共にベガリット大陸へ急行。パウロ、ロキシー、タルハンド、ギースらと合流して迷宮に挑み、その最深部で待つ最強の迷宮主マナタイトヒュドラとの激戦に臨んだ。
- どのような結果になったか ヒュドラを撃破し母ゼニスを救出したものの、父パウロがルーデウスを庇って死亡し、ルーデウス自身も左手を失った。さらに救出した母ゼニスは記憶と感情を失った廃人状態となっており、深い絶望に沈むルーデウスであったが、ロキシーの献身的な愛によって救われ、彼女を二人目の妻として迎えてシャリーアへと帰還した。
龍神配下・決戦編
対象:第13巻〜第26巻、蛇足編
- きっかけ 未来から来た年老いた自分自身が現れ、人神の助言に従った結果ロキシーやシルフィエットたちが無惨に殺害された歴史(破滅の未来)を警告し、それを回避するための日記を残したこと。
- 何が問題となったか 人神が家族を抹殺しようとする計画の阻止、および人神を完全に封印するために世界最強の龍神オルステッドの配下となって、人神の使徒たちと対決すること。
- 誰が行動したか ルーデウスは魔導鎧を完成させてオルステッドと死闘を繰り広げた後に恭順を誓い、彼の配下となった。エリスを三人目の妻に迎え、アリエル王女をアスラ国王に即位させるための内乱への介入、シーローン王国の防衛戦、ミリス神聖国での宗教・政治交渉を次々と成功させた。そして最後は、使徒であることを明かしたギースが北神三世や闘神らを率いて仕掛けたビヘイリル王国での総力戦に挑んだ。
- どのような結果になったか 北神カールマン三世を撃破して七大列強第七位となり、闘神バーディガーディを地竜谷の底に半永久的に封印し、ギースとの決戦に勝利した。人神の干渉は完全に止まり、ルーデウスは七十四歳で大往生を遂げた。彼の死後、オルステッドとルーデウスの子孫たちがヒトガミを完全に封印する未来が決定づけられた。
物語の重要な転換点
ターニングポイント1
該当巻:第2巻
- 何が起き、それ以前と何が変わったのか フィットア領の上空に現れた魔力の光により、領民全員が世界各地にランダムに飛ばされる「フィットア領転移事件」が発生した。これにより、ブエナ村でのルーデウスの平穏な日常は一瞬にして失われ、エリスと共に遥か遠い魔大陸へと転移され、世界の反対側から故郷を目指す過酷な冒険の日々が始まった。
ターニングポイント2
該当巻:第6巻
- 何が起き、それ以前と何が変わったのか 帰郷の旅の途中、赤竜の下顎において、世界最強の存在である龍神オルステッドと遭遇した。ルーデウスが人神の名前を口にしたことで襲撃を受け、圧倒的な力の前に一度は心臓を貫かれて死にかけた。この事件により、ルーデウスは人神と龍神の深い因縁を知ると同時に、世界には理不尽なまでの強者が存在することを自覚し、人神への疑念を抱く契機となった。
ターニングポイント3
該当巻:第11巻
- 何が起き、それ以前と何が変わったのか 学園生活を経て結ばれたシルフィエットの妊娠が発覚し、ルーデウスは父親になる自覚を得る。しかしその直後、ベガリット大陸にいるパウロからゼニス発見の報せが届き、身重の妻を置いて命懸けの旅に出発するという、家族への責任と冒険者としての義務の狭間で揺れる決断を下した。
ターニングポイント4
該当巻:第14巻
- 何が起き、それ以前と何が変わったのか 五十年後の未来から、時間転移の魔術によって老いた自分自身(老ルーデウス)が目の前に現れた。未来の自分から、人神の助言に従ったお陰で地下室のネズミから魔石病が蔓延し、ロキシーを失い、シルフィエットやエリスを含む家族全員が次々と惨殺された絶望の歴史を知らされた。これによってルーデウスは、これまで従ってきた人神の助言が全て自分をハメる罠であったことを理解し、家族を守るために人神と徹底的に敵対する覚悟を決めた。
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 1

- 開始時:三十四歳無職の男が家族に家を追い出され、トラックの衝突から高校生を救って命を落とした後、ブエナ村の騎士パウロと治癒術師ゼニスの長男ルーデウス・グレイラットとして前世の記憶を持ったまま異世界に転生する。
- 主な出来事:ルーデウスは生前の怠惰な人生を反省し、真面目に努力することを誓う。驚異的な魔術の才能を発揮し、家庭教師のロキシー・ミグルディアの指導のもと無詠唱魔術を修得し、五歳にして聖級水魔術師へと昇格する。その後、ハーフエルフの幼馴染シルフィエットと出会い、魔術を教えて親交を深める。
- クライマックス:シルフィエットと過度に依存し合う関係を懸念した父パウロにより、ルーデウスは気絶させられ、学費を稼ぐためブエナ村を離れることになる。
- 巻末:ルーデウスは城塞都市ロアのボレアス・グレイラット家へと送られ、新たな家庭教師の仕事に臨むこととなる。
発売日:2014年1月24日
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 2

- 開始時:ルーデウスはボレアス家の令嬢エリス・ボレアス・グレイラットの家庭教師として雇われ、彼女に五年間勉強を教えることで自身とシルフィエットの学費を稼ぐ契約を結ぶ。
- 主な出来事:エリスは暴力の化身とも呼べるほど極めて凶暴な少女であり、ルーデウスは逃げ回る日々を送る。
狂言誘拐を仕組むが本物の誘拐犯が襲撃してくるなどのハプニングを、魔術と剣術の師ギレーヌ・デドルディアの助けを借りて乗り越え、徐々にエリスとの信頼関係を築く。
その後、エリスに言葉や魔術、算術、歴史を教える平穏な日々が数年続く。 - クライマックス:ルーデウスが十歳を迎えた日の直後、突如としてボレアス家の館の上空に赤く巨大な魔力の球体が出現し、フィットア領全域を包み込むフィットア領転移事件が発生する。
- 巻末:ルーデウスとエリスは巨大な光に飲み込まれ、遥か遠い見知らぬ大地へと転移してしまう。
発売日:2014年3月25日
- 第二章 少年期 家庭教師編
- プロローグ
- 第一話「お嬢様の暴力」
- 第二話「自作自演?」
- 間話「後日談とボレアス流挨拶」
- 第三話「凶暴性、いまだ衰えず」
- 第四話「職員会議と日曜日」
- 第五話「お嬢様は十歳」
- 第六話「言語学習」
- 第七話「確約」
- 第八話「ターニングポイント」
- エピローグ
- 番外編「森の女神」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 3

- 開始時:ルーデウスはエリスと共に、極めて危険な魔物が蔓延る魔大陸ビエゴヤ地方へと転移し、そこで恐るべきスペルド族の戦士ルイジェルド・スペルディアと出会う。
- 主な出来事:ルーデウスは人神(ヒトガミ)と名乗る謎の存在と夢の中で初めて対話し、不信感を抱きつつもルイジェルドを信頼せよという最初の助言に従う。
ルイジェルドの悪評を払拭するため、彼らはデッドエンドという冒険者パーティを結成し、三人で魔大陸を横断して中央大陸を目指す過酷な旅を開始する。
旅の途中で出会った魔界大帝キシリカ・キシリスから、魔力を消費することで少し先の未来が見える予見眼を授かる。 - クライマックス:魔大陸最南端の港町ウェンポートへ到達した一行は、海を越えてミリス大陸へ渡る手段を模索する。
- 巻末:スペルド族を船に乗せるために法外な関税を要求され、密輸組織と接触して危険な取引を画策する。
発売日:2014年5月23日
- 第三章 少年期 冒険者入門編
- 第一話「神を名乗る詐欺師」
- 第二話「スペルド族」
- 第三話「師匠の秘密」
- 第四話「信用の理由」
- 第五話「最寄りの町まで三日間」
- 第六話「侵入と変装」
- 第七話「冒険者ギルド」
- 第八話「冒険者の宿」
- 第九話「人の命と初仕事」
- 第十話「初仕事終了」
- 第十一話「順調な滑り出し」
- 第十二話「子供と戦士」
- 第十三話「失敗と混乱と決意」
- 第十四話「旅の始まり」
- 番外編「アスラ王女と奇跡の天使」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 4

- 開始時:ウェンポートに到着したルーデウスたちは、ルイジェルドを船に乗せるため、密輸組織の手を借りて魔大陸からミリス大陸への密航に挑む。
- 主な出来事:エリスが初めて見る広大な海に興奮する中、一行は砂浜での遊びを経験する。
密航船での過酷な状況を乗り越えてミリス大陸北部の港町ゼントポートへ上陸する。
その後、ミリス神聖国の首都ミリシオンに到着したルーデウスは、フィットア領転移事件の生存者や行方不明者の情報を探る。 - クライマックス:ミリシオンの路地裏で誘拐事件に遭遇したルーデウスは、そこで行方不明の家族を捜索する捜索団のリーダーとなっていた父パウロと、運命的な再会を果たす。
- 巻末:転移事件に対する互いの認識のズレや家族への思いの違いから、ルーデウスとパウロは激しい親子喧嘩に突入し、関係が決裂する。
発売日:2014年8月25日
- 第四章 少年期 渡航編
- 第一話「ウェンポート」
- 第二話「すれ違い・前編」
- 第三話「すれ違い・後編」
- 間話「すれ違い・番外編」
- 第四話「船の中の賢者」
- 第五話「倉庫の中の悪魔」
- 第六話「獣族の子供たち」
- 第七話「無料アパート」
- 第八話「火急」
- 第九話「ドルディア村のスローライフ」
- 第十話「聖剣街道」
- 番外編「守護術師フィッツ」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 5

- 開始時:パウロとの親子喧嘩の後、ルーデウスは深く落ち込んで虚無感に沈むが、エリスやルイジェルドの温かい励ましを受けて立ち直る。
- 主な出来事:パウロもまた、自分の傲慢さや息子に対するプレッシャーをギルドの仲間の指摘で反省し、ルーデウスと涙ながらに和解を果たす。パウロは妹ノルンを連れて母ゼニスを捜す旅を継続し、ルーデウスはエリス、ルイジェルドと共にアスラ王国への長い旅を再開する。
- クライマックス:ミリス大陸を南下し、大森林を抜けて中央大陸へと到達した一行は、シーローン王国へと向かう。
- 巻末:シーローン王国の政情と家族の影を察知し、ルートの選択を迫られる。
発売日:2014年10月24日
- 第五章 少年期 再会編
- 第一話「ミリス神聖国」
- 第二話「一年半のパウロ」
- 第三話「親子喧嘩」
- 第四話「パウロとの再会」
- 第五話「方針の再確認」
- 第六話「ミリシオンでの一週間」
- 間話「エリスのゴブリン討伐」
- 第七話「中央大陸へ」
- 間話「ロキシーの帰還」
- 番外編 一『ドラゴン肉のナナホシ焼き』
- 番外編二『アリエルの死』
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 6

- 開始時:ルーデウスたちは中央大陸を北上し、パウロのメイドであったリーリャと異母妹アイシャが捕らえられている可能性のあるシーローン王国へ入国する。
- 主な出来事:人神の助言により、ルーデウスはリーリャたちを救出する手段を探るが、パックス王子の罠に落ちて結界魔術の牢獄に監禁される。
その監禁部屋で、パックスの兄であり、人形を異常に愛する怪力の神子ザノバ・シーローンと出会う。
ザノバはルーデウスの作ったロキシー人形に魅了され、ルーデウスを師匠と呼び、自らパックスを襲撃してリーリャたちを解放する。 - クライマックス:リーリャとアイシャの救出に成功し、ルイジェルドは故郷への同行はここまでとなり、ルーデウスたちと別れて去っていく。
- 巻末:エリスとの約束の期限である五年間が近づき、アスラ王国フィットア領のロアの町へと戻る。
発売日:2015年2月25日
- 第六章 少年期 帰郷編
- 第一話「ルート選択」
- 第二話「米」
- 第三話「シーローン王国」
- 第四話「神の不在」
- 第五話「第三王子」
- 第六話「スピード解決」
- 第七話「妹侍女の生まれた日」
- 第八話「一人前」
- 第九話「ターニングポイントニ」
- 第十話「胸にぽっかり開いた穴」
- 第十一話「旅の終わり」
- 第十二話「災害の現実」
- 第十三話「お嬢様の決意」
- 間話「出会ってしまった二人」
- 番外編『歪でも変わらないもの』
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 7

- 開始時:ロアに戻ったルーデウスは、フィットア領が消滅し、エリスの両親や祖父が死亡した現実を突きつけられる。エリスと一夜を共にするが、翌朝彼女は何も語らず書き置きだけを残して旅立ってしまい、ルーデウスは重度の精神的絶望と身体的機能不全(ED)に陥る。
- 主な出来事:失意のまま、ルーデウスは一人で北部バシェラント公国へと旅立ち、母ゼニスを捜すために中堅冒険者泥沼として活動を開始する。
そこで冒険者パーティカウンターアローのサラや、S級冒険者のゾルダート・ヘッケラーと出会う。 - クライマックス:サラとの距離が近づき、結ばれようとするが、身体的機能不全が原因ですれ違いが起き、サラとの関係は完全に破綻してしまう。
- 巻末:ルーデウスの魔術の技量に一目を置いていたラノア魔法大学から、推薦状が届き、彼は旅立つ決意をする。
発売日:2015年8月25日
- 第七章 青少年期 中堅冒険者編
- プロローグ
- 第一話「失意の魔術師」
- 第二話「ラスターグリズリー」
- 第三話「泥沼のルーデウス」
- 第四話「真夜中の森」
- 第五話「急接近」
- 第六話「不能の魔術師」
- エピローグ
- 番外編『ラノア魔法大学の支配者』
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 8

開始時:ルーデウスは身体的機能不全の治療法と転移の謎を探るため、魔法三大国の中枢であるラノア魔法大学へ特別生として入学する。
主な出来事:大学では、かつてアリエル王女の護衛フィッツとして男装していたシルフィエットと再会するが、白髪となり正体を隠していた彼女に気づかないまま、転移の研究仲間として親交を深めていく。
また、かつて別れたザノバと再会し、彼にフィギュア制作を教えるために炭鉱族の奴隷少女ジュリを購入し教育を始める。さらに、不良化していた獣族の令嬢リニアとプルセナを返り討ちにして屈服させる。
クライマックス:ルーデウスの実力と名声は大学内で急速に高まり、周囲の生徒や問題児を圧倒していく。
巻末:ルーデウスが学校で実力者として評価され、転移についての研究が前進する中で、新たな協力者たちとの関係が深まる。
発売日:2015年10月23日
- 第8章 青少年期 学園編(前)
- 泥沼の冒険者(アニメ2期 4話)
- 推薦状(アニメ2期 4話)
- 入試(アニメ2期 5話)
- 入学初日(アニメ2期 5話)
- シルフィエット 1(アニメ2期 0話)
- フィッツ先輩(アニメ2期 5話)
- 及ばぬ力(アニメ2期 6話)
- 獣族令嬢拉致監禁事件(アニメ2期 7話)
- シルフィエット 2
- エピローグ
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 9

- 開始時:魔法大学での平穏な日常が続く中、ルーデウスはミリス教団教皇の孫であるクリフ・グリモルや、呪いを持つエリナリーゼと出会う。
- 主な出来事:元の世界への帰還を望む転移者ナナホシ・シズカ(七星静香)と再会し、同じ日本人であることを知る。彼女の研究を支援するため、ルーデウスは魔力提供と引き換えに協力関係を結び、フィッツも交えて転移の解明に奔走する。
また、魔王バーディガーディが大学に襲来し、ルーデウスに決闘を挑む。ルーデウスの全力の魔術を浴びた魔王は消滅寸前に追い込まれ、ルーデウスの勝利を認める。 - クライマックス:アリエルたちの手引きにより、シルフィエットは雹の森の洞窟にて、ついにルーデウスに自分の正体を明かす。
- 巻末:再会を果たした二人は互いの気持ちを確かめ合い、ルーデウスの長年の悩みであった機能不全がシルフィエットの手によって完治する。
発売日:2016年1月25日
- 第九章 青少年期 学園編(後)
- 天才少年の秘め事(アニメ2期 8話)
- シルフィエット 3
- 絶壁の婚約者(アニメ2期 8話)
- 白い仮面(アニメ2期 9話)
- 魔法大学での一日(アニメ2期 10話)
- シルフィエット 4(アニメ2期 10話)
- 魔法大学での一日(アニメ2期 10話)
- 察しのいい鈍感(アニメ2期 10話)
- 森の雨(アニメ2期 11話)
- 最後の一押し(アニメ2期 12話)
- シルフィエット 0
- 番外編 『燃えよ狂犬』
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 10

- 開始時:機能不全を完治させたルーデウスは、シルフィエットに求婚し、二人は新婚生活を始めるためにシャリーア市内に築百年の幽霊屋敷を購入する。
- 主な出来事:ザノバや建築の匠バルダの助けを借りて屋敷の大改修を行い、快適なルーデウス邸を完成させる。
アリエルや大学の仲間たちを招いた新居での披露宴を執り行い、シルフィエットとの円満な家庭を築いていく。 - クライマックス:かつて別れたルイジェルドが、パウロのもとからルーデウスの異母妹アイシャと実妹ノルンを連れて、突然シャリーアを訪れる。
- 巻末:ルイジェルドは妹たちを送り届けてすぐに立ち去り、ルーデウスは二人の妹との新しい同居生活を開始することになる。
発売日:2016年3月25日
- 第十章 青少年期 新婚編
- 後ろ盾(アニメ2期 12話)
- 結婚の前に用意するモノ(アニメ2期 13話)
- 披露宴(アニメ2期 14話)
- 家のある生活(アニメ2期 14話)
- 手紙(アニメ2期 15話)
- 文殊の知恵(アニメ2期 15話)
- 懐かしさと歯がゆさ(アニメ2期 17話)
- 間話「牙を砥ぐ」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 11

- 開始時:ルーデウスは、シルフィエットとの新婚生活を送りつつ、引き取ったノルンとアイシャの二人の妹との共同生活を軌道に乗せようと奮闘する。
- 主な出来事:アイシャは家事を完璧にこなしてルーデウスを慕うが、ノルンはかつてパウロを殴ったルーデウスへの嫌悪感と、優秀な兄妹との才能の差に葛藤して引きこもり不登校になってしまう。
ルーデウスは自身の前世の引きこもり経験を思い返し、彼女を優しく見守り続け、最後にはノルンと心を通わせて和解を果たす。 - クライマックス:ノルンは学校へ戻り、少しずつ自立の道を歩み始め、家族の絆が再構成される。
- 巻末:ベガリット大陸へ旅立ったパウロたちから、母ゼニスの救出難航と、救援を求める一通の手紙が届く。
発売日:2016年5月25日
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 12

- 開始時:ルーデウスは妊娠中のシルフィエットをシャリーアに残し、エリナリーゼと共に過酷なベガリット大陸の転移迷宮へと救出に向かう。
- 主な出来事:過酷な砂漠を越え、迷宮都市ラパンに到着したルーデウスは、先に到着していたパウロやロキシーたちと合流する。
彼らは母ゼニスが囚われている転移迷宮へと侵入し、ロキシーの救出に成功する。 - クライマックス:迷宮の最深部にて、巨大なマナタイトヒュドラとの死闘が繰り出される。
ルーデウスはパウロに庇われ、左腕を失いながらもヒュドラを討ち果たすが、パウロは胴体を両断されて死亡する。救出したゼニスは、魔力結晶の影響で記憶と感情を失った廃人状態であった。 - 巻末:パウロの死と母の廃人化に絶望するルーデウスを、ロキシーが身を挺して救い、ルーデウスは彼女を第二夫人として迎えてシャリーアへ帰還する。
発売日:2016年8月25日
- 第十二章 青少年期 迷宮編
- 第一話「到着」
- 第二話「状況確認」
- 第三話「迷宮入り」
- 第四話「あの時の彼女の気持ち」
- 第五話「不屈の魔法使い」
- 第六話「トントン拍子」
- 第七話「第六階層の魔法陣」
- 第八話「転移迷宮の守護者」 ガーディアン
- 第九話「死闘」
- 第十話「親」
- 第十一話「前を向いて」
- 第十二話「帰ろう」
- 第十三話「帰還」
- 第十四話「報告」
- 第十五話「修羅場」
- 第十六話「墓標の前で」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 13

- 開始時:ルーデウスがロキシーを第二夫人として迎え、妊娠中のシルフィエットが待つ魔法都市シャリーアの自宅へと帰還する。
- 主な出来事:ルーデウスは二人の妻に挟まれる修羅場を覚悟するが、シルフィエットの深い慈愛と寛大さ、そしてロキシーの誠実な態度により、三人での温かい新婚共同生活が始まる。
ロキシーはラノア魔法大学の教師に就任し、ルーデウスを神として崇める彼の平穏な日常も順調に推移する。 - クライマックス:シルフィエットが無事に長女ルーシーを出産し、ルーデウスは父親としての強い責任感と幸福を噛み締める。
- 巻末:ロキシーとシルフィエットに囲まれ、家族としての確かな絆と守るべき生活を実感しながら、ルーデウスは魔法大学の卒業と新たな未来へと進んでいく。
発売日:2016年12月22日
- 第十三章 青年期 日常編
- 第一話「ロキシー教師になる」
- 第二話「三年生」
- 第三話「トレーニング・ウィズ・ノルン」
- 第四話「あたしが育てた」
- 第五話「威厳のある父親」
- 第六話「水王級」
- 第七話「結婚式」
- 第八話「両手に花」
- 第九話「誕生会」
- 第十話「修羅場、再び?」
- 第十一話「卒業式」
- 第十二話「第四段階」
- 間話「狂犬の、剣は重いか鋭いか」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 14

- 開始時:ナナホシが開発した転移魔法陣を使い、ルーデウスたちは四百年前の英雄である甲龍王ペルギウスが統べる空中城塞ケイオスブレイカーを訪問する。
- 主な出来事:将来アスラ王国の王位を目指すアリエル王女も、ペルギウスとの面会を希望して同行する。
エリスは空中城塞から見下ろす高度に無邪気にはしゃぎ、ペルギウスの従者シルヴァリルと親交を深め、礼儀正しい挨拶でペルギウスからも高く評価される。 - クライマックス:ルーデウスの前に、五十年の未来から時間を遡ってきた老いた自分自身(老デウス)が突如出現する。
- 巻末:老デウスは、人神の甘言によってロキシーやシルフィエットら家族全員が悲惨な死を遂げる破滅の未来を記した日記を遺し、人生にやり直しはないと言い残して静かに息を引き取る。
発売日:2017年4月25日
- 第十四章 青年期 召喚編
- 第一話「空中城塞」
- 第二話「ペルギウスとの謁見」
- 第三話「過去と呪いと召喚と嫉妬」
- 第四話「慟哭」
- 第五話「再び魔大陸へ」
- 第六話「キシリカを探して」
- 第七話「不死魔王との謁見」
- 第八話「不死魔王との決闘」
- 第九話「空中城塞での一日」
- 第十話「ターニングポイント四」
- 第十一話「終わりと始まり」
- 間話「新たなる剣王の誕生」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 15

- 開始時:未来の自分から警告と日記を受け取ったルーデウスは、不眠のまま日記を読み、人神への強い疑念と家族への絶対的な保護を誓う。
- 主な出来事:日記には、ロキシーが魔石病で死亡するのを皮切りに、家族が次々と崩壊していく最悪のシナリオが描かれていた。
ルーデウスは人神を疑いつつも不必要な敵対は避ける方針を取り、日記の情報を基に魔導鎧一式の製作を開始し、エリスへ手紙を送る。 - クライマックス:自宅の地下室で人神が仕掛けた使徒のネズミを排除する最中、龍神オルステッドが襲来し、家族を守るためにルーデウスは魔導鎧を装着して死闘を繰り広げる。
圧倒的な実力差の前に敗北し殺されかけるが、手紙で駆けつけたエリスが剣を抜いて割り込み、彼を救う。 - 巻末:家族を守ることを条件にルーデウスはオルステッドの配下となり、誤解の解けたエリスを三人目の妻として迎え入れる。
発売日:2017年7月25日
- 第十五章 青年期 人神編
- 第一話「日記 前編」
- 第二話「日記 後編」
- 第三話「覚悟」
- 第四話「ナナホシの仮説」
- 第五話「手紙、届く」
- 第六話「準備」
- 第七話「準備完了」
- 第八話「泥沼対龍神」
- 第九話「狂剣王対龍神」
- 第十話「エリス・グレイラット 前編」
- 第十一話「エリス・グレイラット 後編」
- 第十二話「呼び出し」
- 第十三話「説明」
- 間話「かくして狂剣は鞘に収まる」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 16

- 開始時:エリスと正式に結婚したルーデウスは、心機一転、オルステッドの配下としての初任務に向かう。
- 主な出来事:オルステッドの小屋の前でボロボロになって倒れていたザノバを発見する。
ザノバは、オルステッドと遭遇して戦闘になりながらも、ルーデウスの壊れた魔導鎧の残骸を届けるために最後まで這いずってきたのであった。
ルーデウスは彼の強固な忠義に胸を打たれる。 - クライマックス:オルステッドから、アリエル王女をアスラ王国の王座に就かせるための具体的な段取りと、ペルギウスの協力を得るための情報整理を命じられる。
- 巻末:ルーデウスたちはアリエル、ルーク、シルフィエット、エリス、ギレーヌと共に、王位継承の戦いが待ち受けるアスラ王国へ向けて出発する。
発売日:2017年10月25日
- 第十六章 青年期 アスラ王国編(前)
- 第一話「初任務へ」
- 第二話「守護魔獣」
- 第三話「先手」
- 第四話「腹を決める」
- 第五話「協力体制」
- 第六話「オルステッドの案」
- 第七話「図書迷宮」
- 第八話「甲龍王と第二王女」
- 第九話「アスラ王国に行く前に」
- 間話「黒狼の剣王」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 17

- 開始時:ルーデウスたちは転移魔法陣を使い、空中城塞を経由してアスラ王国へと瞬時に移動する。
- 主な出来事:アスラ王国では、アリエルの敵対勢力であるダリウス上級大臣とグラーヴェル第一王子が、水神レイダや北帝オーベールなどの強者を雇って待ち構えていた。
ルークは父ピレモンの裏切りに絶望し、人神の助言の不審さからルーデウスに疑いを向け、一時的に対立する。 - クライマックス:宮廷パーティーでの決戦で、水神レイダが放つ剥奪剣界によって絶対絶命の危機に陥るが、オルステッドが乱入し、圧倒的な武力でレイダを瞬殺する。
オーベールもルーデウスたちの共闘で討ち取られ、ルークはアリエルとシルフィエットの説得によって和解する。 - 巻末:アリエルがアスラ王国の女王に即位することが確定する。
ルーデウスはオルステッドから世界の理から外れてタイムリープを百回以上繰り返しているという最大の秘密を明かされる。
発売日:2018年1月25日
- 第十七章 青年期 アスラ王国編(後)
- 第一話「アスラ王国へ出発」
- 第二話「赤竜の上顎」
- 第三話「推察」
- 第四話「アリエルの選択」
- 第五話「トリスティーナ」
- 第六話「道中」
- 第七話「王都アルス」
- 第八話「宵闇の死闘」
- 第九話「アリエルの戦場」
- 第十話「ルーデウスの戦場」
- 第十一話「ルークの暴走」
- 第十二話「オルステッドの真実と王都の十日間」
- 第十三話「別れの稽古とシルフィの変化」
- 第十四話「帰還と決意」
- 間話「???」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 18

- 開始時:アスラ王国の政争から約一年半が経過し、二十歳となったルーデウスはオルステッドのもとで魔術や鍛錬に励む毎日を送る。
- 主な出来事:オルステッドの右腕として、将来復活する魔神ラプラスとの戦いに向け、各地の人助けや雑用をこなす。
彼が助けた人々(薬剤師のアンジェなど)が、将来的にオルステッドの役に立つことを期待しつつ、裏で布石を打つ。 - クライマックス:シルフィエットに続き、ロキシーが次女ララを無事に出産し、エリスもまた長男アルスを出産する。
- 巻末:大家族の長として、平穏な日常と将来の決戦に向けたルード傭兵団の設立、装備の強化に奔走する。
発売日:2018年5月25日
- 第十八章 青年期 配下編
- 日記
- 第一話「お仕事の一例」
- 第二話「借りてきた猫」
- 第三話「入学式と生徒会長」
- 第四話「研究進捗」
- 第五話「家庭崩壊の兆し」
- 第六話「起業」
- 第七話「社内ベンチャー」
- 第八話「ドルディアの村再び」
- 第九話「干し肉窃盗事件」
- 第十話「もう一人の奴隷 前編」
- 第十一話「もう一人の奴隷 後編」
- 第十二話「次の戦い」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 19

- 開始時:ラノア魔法大学にいるザノバのもとに、シーローン王国の新国王パックスから戦線への帰還を命じる手紙が届く。
- 主な出来事:仲間たちは罠だと主張するが、ザノバは国防の義務を果たすため帰還を決意し、ルーデウスも同行する。
オルステッドから将来パックスが国を共和制に変えてラプラス復活に備える歴史を告げられ、パックスを殺さないよう命じられる。 - クライマックス:シーローン王国での政変に巻き込まれる中、パックスは敵に追い詰められ、ルーデウスたちの救出も虚しく、城のテラスから飛び降りて自殺してしまう。
- 巻末:パックスの死により、オルステッドが知るラプラス戦への必勝ルート(共和制への移行)が完全に崩壊し、オルステッド陣営は大きな戦略的打撃を受ける。
発売日:2018年8月25日
- 第一話「ザノバの決意」
- 第二話「虫の知らせ」
- 第三話「シーローン再び」
- 第四話「パックス王」
- 第五話「カロン砦」
- 第六話「戦争の準備」
- 第七話「戦争」
- 第八話「火急の知らせ、ザノバの真意」
- 第九話「パックスの元へ」
- 第十話「誰もがみんな空回り」
- 第十一話「戦後」
- 第十二話「ザノバの選んだ道」
- 第十三話「喜んでいいんだ」
- 間話『死神騎士と食い意地の張った王子
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 20

- 開始時:シーローン王国での挫折から一ヶ月、ルーデウスはオルステッドと計画を練り直し、三つの方向性を定める。
- 主な出来事:ルード傭兵団の諜報組織化、各国の権力者との協力体制の構築、ラプラスに対抗する武人集団の獲得を計画する。
また、魔導鎧一式の召喚やオルステッドとの通信手段の開発を本格化させる。 - クライマックス:クリフがミリス教団の権力争いと自身の将来に悩み、ルーデウスは彼の活動を支援するためにミリス神聖国への遠征を決意する。
- 巻末:ミリス神聖国の首都ミリシオンに到着し、母ゼニスの実家であるラトレイア家との対立が幕を開ける。
発売日:2019年1月25日
- 第二十章 クリフ編
- 第一話「今後の方向性とクリフの悩み」
- 第二話「ザノバ商店」
- 第三話「クリフと魔法大学生徒会」
- 第四話「クリフとザノバの卒業式」
- 間話 「田舎者、都会へ行く」
- 間話「成人式」
- 第五話「成果とそれから」
- 第六話「そしてミリシオンへ……」
- 第七話「クリフ、故郷に帰る」
- 第八話「ラトレイア家」
- 第九話「ミリス教団本部」
- 第十話「教皇と、そして……」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 21

- 開始時:ミリス神聖国での交渉と工作が本格化する中、ルーデウスは母ゼニスの実母であるクレア・ラトレイアと対面する。
- 主な出来事:クレアは厳格で見栄っ張りな態度を取り、記憶を失ったゼニスを別の男性とお見合いさせようとしたため、ルーデウスは激怒してクレアをラッチ監禁するなどのトラブルを引き起こす。
しかしのちに、クレアの行動は、ゼニスをミリス教団の政争から守り安全に余生を過ごさせるための不器用な愛情であったことを知る。 - クライマックス:クレアの真意を理解したルーデウスは彼女と涙ながらに和解する。クリフも教団内での地位を確立し、神子を味方に引き入れることに成功する。
- 巻末:ミリスでの任務は大成功を収めるが、直後に、かつての仲間であるギースから俺がヒトガミの使徒だ、お前たちを皆殺しにするという衝撃的な宣戦布告の手紙が届き、彼は失踪する。
発売日:2019年3月25日
- 第二十一章 ゼニス編
- 第一話「しらばっくれる」
- 第二話「詰め将棋」
- 第三話「ひっくり返して玉を拾う」
- 第四話「強気交渉」
- 第五話「何を迷うことがあるのか」
- 第六話「家のため、娘のため」
- 第七話「恩のため」
- 第八話「裏切り者に逃げられて」
- 間話「狂剣王と神の子」
- 間話「テレーズのお見合い」
- 間話「猿と狼」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 22

- 開始時:ミリスから帰還したルーデウスは、ギースが使徒であった事実をオルステッドや家族に報告し、最終決戦の覚悟を固める。
- 主な出来事:敵の戦力増強に対抗するため、死神ランドルフの推薦を得て、魔大陸に君臨する不死魔王アトーフェを陣営に引き入れるべく交渉に向かう。
傍若無人なアトーフェとの交渉は決裂し、戦闘へと発展する。 - クライマックス:魔導鎧二式改を装備したルーデウスは、エリスやザノバらと共闘し、アトーフェを岩砲弾の連射で蜂の巣にして粉砕する。
再生したアトーフェはルーデウスの理知的な強さを認め、彼が生きている間のみ協力を約束する。
また、ロキシーの実家を訪問した際、次女ララが念話を使えることが判明し、記憶喪失のはずの母ゼニスとララが念話で会話していた謎が氷解する。 - 巻末:アトーフェと死神ランドルフを陣営に加えることに成功するが、ギースがビヘイリル王国で不穏な動きを見せているという情報を得る。
発売日:2019年7月25日
- 第二十二章 組織編
- 第一話「帰還と報告」
- 第二話「ランドルフの悩み」
- 第三話「王竜王国の内情」
- 第四話「一番の悪い子ちゃん」
- 第五話「王竜王国王」
- 間話「蒼と赤」
- 第六話「潜入、ネクロス要塞」
- 第七話「対決、アトーフェ四天王」
- 第八話「幽閉、ネクロス要塞」
- 第九話「参戦、ルーデウス姫!」
- 第十話「激闘、魔王アトーフェ」
- 間話「私たち、結婚しました」
- 第十一話「四人目」
- 間話「猿と夢見る若者」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 23

- 開始時:シルフィエットが第四子となるジークハルトを出産するが、その赤ん坊の髪の毛は魔神ラプラスと同じ不吉な緑色であった。
- 主な出来事:幼少期のいじめのトラウマをフラッシュバックしたシルフィエットは、子供が愛されないのではないかと精神的に不安定になる。
しかし、ペルギウスから赤子を連れて空中城塞に来るよう命じられ、ルーデウスはこの子が将来人族を害するなら自分が対処すると父親としての覚悟を突きつける。
ペルギウスはジークハルトに祝福を与え、名付け親となる。 - クライマックス:ナナホシの異世界転移装置が完成し帰還実験を行うが失敗に終わる。
ナナホシは未来において篠原秋人と共に帰還することになっているという仮説を立て、自身が時を止める装置に入って未来の召喚を待つ決意をする。 - 巻末:エリスと剣の聖地を訪れるが、剣神がジノ・ブリッツに代替わりしており、敗北したガル・ファリオンは行方知れずとなっていた。また、ギースがバーディガーディや北神カールマン三世を味方に引き入れたことを知る。
発売日:2020年6月25日
- 第二十三章 青年期
- 第一話「緑の赤子」
- 第二話「天大陸への旅路」
- 第三話「天大陸の町『アルーチェ』
- 第四話「命名」
- 第五話「異世界転移魔法装置」
- 第六話「ナナホシの行末」
- 第七話「狂犬古巣に帰る」
- 第八話「北神と冒険者と」
- 第九話「北神と傭兵と」
- 第十話「二つ目」
- 間話「ギースと最後の仲間」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 24

- 開始時:ギースとの決戦に向け、ルーデウスたちは詳細な作戦計画を立て、ルイジェルドの協力を得るためにビヘイリル王国へと向かう。
- 主な出来事:十数年ぶりにルイジェルドと涙の再会を果たすが、ルイジェルドたちが住むスペルド族の村は謎の疫病に侵されていた。それはヒトガミが送り込んだ粘液タイプの魔族がルイジェルドの体内に侵入し、彼を治療するフリをしてルーデウスに倒された瞬間に体内で重篤化・拡散する巧妙な罠であった。
- クライマックス:自らの魔術では治せず絶望するルーデウスのもとに、連絡を受けたクリフが到着し、高度な解毒・医学の知識により、魔族の組織を体外に排泄させる治療法を確立して村を救う。
- 巻末:ルーデウスはビヘイリル王国の王宮を訪れ、スペルド族の安全を陳情しようとする。しかし、ギースが仕掛けた不意打ちの罠に嵌まり、両腕を根元から切断され、奈落の底へと落とされる。
発売日:2020年12月25日
- 第二十四章 青年期 決戦編上
- 第一話「作戦会議」
- 第二話「探し求めていた物」
- 第三話「探し求めていた者」
- 第四話「スペルド族の村」
- 第五話「冥王ビタ」
- 第六話「疫病」
- 第七話「天才」
- 間話「誰かにとっての誰か」
- 間話「ビタとラクサス」
- 第八話「首都」
- 第九話「三泊四日 スペルド村見学ツアー」
- 第十話「消失」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 25

- 開始時:奈落の底に落されたルーデウスであったが、懐に指したアトーフェの分体がガル・ファリオンの攻撃から彼を守り、両腕に寄生して止血したため、運良く助かる。
- 主な出来事:谷から生還したルーデウスの前に、元剣神ガル・ファリオン、北神カールマン三世、鬼神マルタという、世界最強クラスの強敵たちが真正面から攻め寄せる。
ルーデウス陣営はスペルド族の村を守るため、総力戦を繰り広げる。 - クライマックス:エリスとルイジェルドがガル・ファリオンを討ち取り、ザノバとドーガが鬼神マルタに立ち向かって降伏させる。
ルーデウスは魔導鎧一式を装着し、北神二世(シャンドル)と共に、王竜剣を操る北神三世(アレクサンダー)と手に汗握る死闘を繰り広げ、安全マージンを無視した全力の攻勢で彼を撃破する。 - 巻末:敵の主力たちを撃破し、鬼神も味方に引き入れるが、ラストにはギースとヒトガミの最後の切り札である闘神鎧を身に纏ったバーディガーディが姿を現す。
発売日:2021年9月25日
- 第二十五章 青年期 決戦編 下
- 第一話「異変に気づく者」
- 第二話「地竜谷の底」
- 第三話「勝機を見る」
- 第四話「狂剣王元剣神」
- 第五話「三世二世+a」
- 第六話「北神三世にデッドエンド+a」
- 第七話「アレクサンダーにルーデウス」
- 第八話「休息」
- 第九話「鬼神の手打ち」
- 間話「鎧」
- 間話「僕は英雄になりたかった」
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 26

- 開始時:伝説の闘神バーディガーディがルーデウスの前に立ち塞がり、一撃で魔導鎧を粉砕して彼をボロ雑巾のように打ちのめす。
- 主な出来事:圧倒的な闘神を前に、ルーデウスたちはボロボロになりながらも撤退と時間稼ぎの戦いを選択する。ギースは余命幾ばくもない中で最後まで作戦を指揮し、ルーデウスと心理的にも正面から向き合い、最期を迎える。
- クライマックス:谷の下で闘神鎧が北神三世(アレクサンダー)を装着者として取り込んで復活し襲来するが、オルステッドが本気の魔力を消費して闘神鎧とアレクサンダーを圧倒、王竜剣を奪い取って彼を屈服させる。闘神鎧は龍神の秘術によって地底深くへと永遠に封印される。
- 巻末:激戦を終え、ルーデウスは七大列強第七位七銘のルーデウスに名を連ねる。彼は家族と共にシャリーアで平和な晩年を過ごし、甲龍王暦四八一年に七十四歳で老衰により、多くの愛する子供や孫、妻たちに囲まれながら安らかに息を引き取る。死後、白い空間で再びヒトガミと対面するが、後悔のない人生だったと語り、静かに消滅する。
発売日:2022年11月25日
- 第二十六章 青年期 決着編
- 第一話「闘神の脅威」
- 第二話「切り札」
- 第三話「ターニングポイント五」
- 第四話「戦いの終わり」
- 最終章 完結編
- 第一話「最後の夢」
- 第二話「三十四歳」
- 最終話「死後の世界」
- 「アスラ王国人物録 「ルーデウス・グレイラット」」
- 「あとがき」(ルーデウスの書・二十六巻より抜粋)
- エピローグ「プロローグ・ゼロ」
無職転生 ~蛇足編~1

『蛇足編1』ではノルンの縁談やドーガの過去が描かれ、物語は本編完結後の仲間たちの人生へと進んでいく。 この巻では特に周囲の人物たちが迎える新たな門出が重要な転換点となる。 展開の詳細や感想については、蛇足編1レビューにて整理している。
発売日:2023年6月23日
無職転生 ~蛇足編~2

『蛇足編2』では自動人形製作の結末が描かれ、物語はナナホシに似た人形の誕生と騒動へと進んでいく。 この巻では特に長年の研究が実を結ぶ過程と未来に向けた活動が重要な転換点となる。 展開の詳細や感想については、蛇足編2レビューにて整理している。
発売日:2024年5月24日
無職転生 ~蛇足編~3 ジョブレス・レッドカーペット

『蛇足編3』ではルーデウスの死後の世界が描かれ、物語は次世代の人物たちによる追跡劇へと進んでいく。 この巻では特に未来の歴史の中で過去の研究所や幻の書物が発見される点が重要な転換点となる。 展開の詳細や感想については、蛇足編3レビューにて整理している。
発売日:2025年6月25日
- 『ジョブレス・レッドカーペット』
- 一.「四九九年」
- 二.「物語」
- 三.「家族会議」
- 四.「若さ」
- 五.「捜索」
- 六.「ささやかな綻び」
- 七.「小さな守り手」
- 八.「アイシャ・グレイラット」
- 九.「アイシャがメイドを辞める時」
- 十.「後日談」
- 十.「後日談」 2
考察・解説
主人公
ルーデウス・グレイラット
- 立場 アスラ王国フィットア領のブエナ村の下級騎士の長男として生まれ、のちに世界的な大魔導師、龍神オルステッドの右腕、そして世界最強の証である七大列強第七位に到達する。
- 物語開始時の状況 前世は親の死後も引きこもりを続け、家族に見限られて家を追放された三十四歳の無職ニート。異世界に転生した直後は、前世のクズだった自分を反省し、今度は真面目に、そして家族を大切にして生きることを決意する。
- 主な能力・特徴 生まれつき魔神ラプラスの因子を濃く継いでおり、常人を遥かに凌駕する圧倒的な魔力総量を誇る。詠唱を必要としない無詠唱魔術、複数の魔術を組み合わせる混合魔術、魔眼である予見眼と千里眼を使いこなす。さらに、魔力の多さを活かして開発された戦闘用重甲冑である魔導鎧シリーズを身に纏い、近接物理戦闘においても七大列強並みの戦闘力を発揮する。
- 本人の自己認識 自身を根っからの臆病者、逃げ腰、かつずる賢いだけの小物であると認識している。自分の力だけで生き延びてこられたわけではなく、周囲の強力な仲間の助けや、ボスの指示、そして偶然の運が重なったお陰であると考えており、本物の英雄や戦士ではないと終始謙虚な姿勢を崩さない。
- 周囲からの評価 一般社会や後世の歴史においては、無詠唱魔術の学習法を一般化させた学問の神、人形や玩具などの文化に革新をもたらした知識人、そして甲龍暦四〇〇年代を代表する最強の魔術師「魔導王」などと極めて高く評価されている。一方で、その慎重すぎる戦い方から「脱兎」「弱虫」と揶揄されることもあり、一部では「才能ある者にすり寄って名誉をかすめ取った詐欺師」という否定的な評価も存在する。しかし、主君オルステッドや家族、アリエル女王などの要人からは、家族を守るために全てを懸けて戦い抜いた、真の英雄として深く信頼され敬愛されている。
- 対象巻終了時点での立場 七大列強第七位「七銘のルーデウス」。甲龍歴四八一年に七十四歳で老衰により、多くの子供や孫たちに囲まれながら、自宅のベッドで静かに息を引き取る。死後は魂となって人神と対面し、後悔のない満足のいく生涯であったと語り、穏やかに消滅した。
ルーデウスの歴史
ルーデウス・グレイラットの歴史は、以下の通り。
誕生と幼少期(甲龍歴407年〜)
- 甲龍歴407年、アスラ王国フィットア領のブエナ村にて、下級騎士の父パウロと治癒術師の母ゼニスの長男として生まれる。
- 前世の記憶を持ったまま転生した彼は、3歳の頃には中級魔術を操るほどの才能を見せた。
- 家庭教師ロキシー・ミグルディアの指導のもと、5歳にして聖級水魔術師へと成長した。
- その後、幼馴染のシルフィエットに魔術を教えたり、7歳の時にはフィットア領の領主ボレアス・グレイラット家に招かれ、エリス・ボレアス・グレイラットの家庭教師を務めた。
フィットア領転移事件と魔大陸の旅(甲龍歴417年〜)
- 甲龍歴417年(10歳)、大規模な魔力災害である「フィットア領転移事件」に巻き込まれ、エリスと共に魔大陸ビエゴヤ地方へと転移してしまう。
- そこでスペルド族のルイジェルド・スペルディアと出会い、彼を護衛として中央大陸を目指す長く過酷な旅に出た。
- 旅の途中、魔界大帝キシリカ・キシリスから「予見眼」を授かったり、赤竜の下顎で龍神オルステッドに遭遇して心臓を貫かれ死にかけたりと、多くの危機を乗り越える。
- しかし、故郷のフィットア領に生還した後、家族の死や故郷の消滅という現実を突きつけられる。
- さらにエリスが自らを鍛え直すために書き置きを残して旅立ってしまったことで、ルーデウスは深い喪失感に苛まれた。
冒険者「泥沼」から魔法大学へ(甲龍歴422年〜)
- エリスとの別れの後、行方不明の母ゼニスを探すため、冒険者「泥沼のルーデウス」として中央大陸北部で名声を高めていく。
- 甲龍歴422年(15歳)、ジーナス・ハルファスの推薦を受けてラノア王国の魔法大学に特別生として入学する。
- そこでアリエル王女の護衛「フィッツ」として男装していたシルフィエットと再会し、結婚して魔法都市シャリーアに定住することを決意した。
転移迷宮の死闘と大きな喪失(甲龍歴422年〜425年頃)
- 父パウロからの連絡を受け、ベガリット大陸の転移迷宮へと向かう。
- 迷宮の主マナタイトヒュドラとの激戦の末、左手を失い、父パウロが命を落とすという甚大な犠牲を払った。
- 母ゼニスは救出できたものの、記憶と感情を失った廃人状態になっており、ルーデウスは深い絶望の淵に沈む。
- しかし、かつての師匠ロキシーに救われ、彼女を二人目の妻として迎えることで立ち直った。
未来からの警告と龍神の配下へ(甲龍歴425年〜)
- ある夜、五十年後の未来からやってきた老いた自分自身と遭遇する。
- 未来の自分から、これまで信じてきた「人神(ヒトガミ)」の助言が実は罠であり、このままではロキシーやシルフィをはじめとする家族が次々と死に絶える破滅の未来が待っていると警告される。
- 家族を守るため、未来の自分が遺した日記を元に強力な「魔導鎧」を開発し、ヒトガミが恐れる龍神オルステッドに死闘を挑んだ。
- 結果的に敗北するものの、駆けつけたエリスに助けられ、家族を守ることを条件にオルステッドの配下となり、ヒトガミと敵対する道を選んだ。
- また、この戦いを経てエリスと和解し、彼女を三人目の妻に迎えた。
七大列強への到達と決戦(甲龍歴425年〜430年)
- オルステッドの配下となった後は、将来復活する魔神ラプラスに備え、世界を一つにするための活動を裏で行うようになる。
- アリエルをアスラ王国の国王にするため内乱に介入して水神レイダや北帝オーベールを退け、ミリス神聖国でのルード傭兵団の設立や神子との接触、シーローン王国の防衛戦などに奔走した。
- やがて、ヒトガミの最後の使徒がかつての仲間ギース・ヌーカディアであることが判明する。
- ギースが戦力を集結させたビヘイリル王国での決戦では、冥王ビタの精神攻撃を打ち破り、北神カールマン三世(アレクサンダー)などを下して、「七大列強 第七位」に名を連ねた。
晩年と最期(〜甲龍歴481年)
- 決戦後、ヒトガミからの干渉は止まり、ルーデウスは家族と共に平穏な日々を過ごした。
- 表舞台に出ることは少なく、オルステッドを支援するための布石を打ち続けた。
- そして甲龍歴481年、74歳で老衰により、多くの子供や孫たちに囲まれながら自宅のベッドで安らかに生涯を閉じた。
- 死後、魂となって再びヒトガミと対面するが、後悔のない満足のいく人生だったと語り、静かに消滅していった。
まとめ
前世の後悔を胸に異世界へと転生したルーデウスは、幼少期の才能開花から始まり、過酷な魔大陸の旅、愛する家族との離別と再会、そして神々や強者たちとの壮絶な死闘など、波乱に満ちた生涯を駆け抜けた。幾多の喪失や絶望を乗り越えて守り抜いた絆は、彼に穏やかな晩年をもたらし、その歩みは後悔のない満ち足りた歴史として幕を閉じた。
ルーデウス・グレイラットの親類
主人公ルーデウス・グレイラットの親類は、3人の妻や子供たちをはじめ、父方のグレイラット家、母方のラトレイア家など多岐にわたる。主な親類を以下にまとめる。
1. 両親・育ての親
- パウロ・グレイラット(父): アスラ王国の上級貴族ノトス・グレイラット家の長男であったが、家を出奔して冒険者となり、のちにブエナ村の下級騎士となった。ベガリット大陸の転移迷宮にて、ルーデウスを庇ってマナタイトヒュドラと戦い命を落とす。
- ゼニス・グレイラット(母): ミリス神聖国ラトレイア家の次女で、治癒術師である。転移迷宮から救出されたものの、魔力結晶の影響で記憶や感情を失った廃人状態となってしまった。
- リーリャ・グレイラット(第二夫人・侍女): 元々はメイドであったが、パウロの愛人としてグレイラット家に迎えられ、アイシャを出産する。
2. 兄弟姉妹
- ノルン・グレイラット(実妹): パウロとゼニスの娘である。パウロを殴った兄ルーデウスに対し反発する時期もあったが、のちに和解する。後にスペルド族のルイジェルド・スペルディアと結婚し、娘のルイシェリアを授かる。
- アイシャ・グレイラット(異母妹): パウロとリーリャの娘である。幼少期から非常に優秀で、のちにルード傭兵団の顧問やルーデウス家の管理を担う。後に甥であるアルス(ルーデウスの長男)と駆け落ちし、息子のルロイを出産する。
3. 妻たち
- シルフィエット・グレイラット(第一夫人): ブエナ村時代からの幼馴染で、長耳族(エルフ)の血を引いている。
- ロキシー・M・グレイラット(第二夫人): 魔族(ミグルド族)の出身で、ルーデウスの魔術の師匠である。のちに魔法大学の校長となる。
- エリス・グレイラット(第三夫人): 人族の剣王であり、ボレアス・グレイラット家の出身である。幼少期にルーデウスが彼女の家庭教師を務めていた。
4. 子供たち
ルーデウスは3人の妻との間に6人の子供をもうけている。
- ルーシー・グレイラット(長女): 母はシルフィエット。
- ララ・グレイラット(次女): 母はロキシー。言葉を話す前から念話を使ってコミュニケーションをとることができる。
- アルス・グレイラット(長男): 母はエリス。後に叔母のアイシャと結ばれる。
- ジークハルト・サラディン・グレイラット(次男): 母はシルフィエット。魔神ラプラスと同じ緑色の髪を持って生まれ、甲龍王ペルギウスからサラディンの名を授けられた。
- リリ・グレイラット(三女): 母はロキシー。後に魔導鎧の汎用化の研究を引き継ぐ。
- クリスティーナ・グレイラット(四女): 母はエリス。
5. 孫・曾孫など
- ローランド: 長女ルーシーの息子(孫)。
- ルロイ: 長男アルスと妹アイシャの間に生まれた男児。ルーデウスにとっては孫であり甥にもあたる。
- フェリス: 長男アルスの孫(ルーデウスの曾孫)。エリスに似た赤い髪をしている。
6. 父方の親族(グレイラット家)
- サウロス・ボレアス・グレイラット: パウロの叔父(ルーデウスの大叔父)で、フィットア領主でありエリスの祖父である。転移事件の後に責任を問われて処刑された。
- フィリップ・ボレアス・グレイラット: パウロの従兄弟で、エリスの父である。転移事件に巻き込まれ、紛争地帯で命を落とした。
- ヒルダ・ボレアス・グレイラット: フィリップの妻で、エリスの母である。夫とともに紛争地帯で亡くなった。
- ピレモン・ノトス・グレイラット: パウロの弟で、ルーデウスの叔父にあたるノトス家の当主である。政争でアリエルを裏切ったことで失脚する。
- ルーク・ノトス・グレイラット: ピレモンの息子で、ルーデウスの従兄弟にあたる。アリエル王女の護衛を務めている。
7. 母方の親族(ラトレイア家)
- カーライル・ギュランツとクレア・ラトレイア: ゼニスの両親(ルーデウスの祖父母)である。クレアは厳格で見栄っ張りな性格であるが、後にルーデウスたちと和解する。
- テレーズ・ラトレイア: ゼニスの妹(ルーデウスの叔母)で、ミリス神聖国の神殿騎士団中隊長を務めている。
8. 妻たちの親族
- ロールズ: シルフィエットの父で、森の監視や狩人をしているハーフエルフである。
- エリナリーゼ・ドラゴンロード: シルフィエットの祖母にあたる長耳族である。ルーデウスの先輩であるクリフ・グリモルと結婚したため、クリフは義理の祖父にあたる。
- ロインとロカリー: ロキシーの両親(ミグルド族)である。
まとめ
ルーデウスの家系は、異世界転生後の数々の出会いと別れを経て、多種族かつ多様な背景を持つ人々で構成される大家族となった。この豊かな人間関係こそが、波乱万丈な彼の生涯を支え、また物語を深く彩る重要な要素となっている。
ルーデウス・グレイラットの縁者
前回は血縁や姻戚関係にある「親族」を中心に紹介したが、ルーデウスの長く波乱に満ちた生涯には、血の繋がりを超えて深く関わった「縁者(関係者)」が数多く存在する。彼の人生に多大な影響を与えた主要な縁者を、所属や関係性ごとにまとめた。
1. 龍神とその配下(オルステッド陣営)
- オルステッド:「七大列強」第二位である世界最強の龍神である。あらゆる呪いや技を無効化するほどの圧倒的な力を持っている。ルーデウスは彼に敗北した後、家族を守ることを条件に配下となり、共にヒトガミ打倒を目指す主従関係を結んだ。
- ナナホシ(ナナホシ・シズカ):異世界から召喚された少女で、転移魔法陣などを研究する「七星魔女」である。ルーデウスの資金提供を受けて研究を進め、互いに協力し合うビジネスパートナーのような関係となっている。
2. 魔法大学の学友・研究仲間
- ザノバ・シーローン:元シーローン王国の第三王子で、無類の怪力を持つ神子である。ルーデウスの作った人形に魅了されて彼を師匠と仰ぐようになり、のちにザノバ人形商会の会長として魔導人形や義手の開発を支えた。
- クリフ・グリモル:魔法大学の先輩で、ミリス教団の教皇の孫である。魔道具や呪いの研究でルーデウスを助け、のちにミリス教団の教皇となって彼を政治的に庇護した。シルフィエットの祖母であるエリナリーゼと結婚している。
- リニア・デドルディアとプルセナ・アドルディア:獣族の長の一族の娘たちで、魔法大学時代の学友である。のちにルーデウスが設立したルード傭兵団の団長および副団長に就任した。
3. 冒険者時代の恩人・仲間たち
- ルイジェルド・スペルディア:恐れられるスペルド族の戦士で、魔大陸に転移したルーデウスとエリスを護衛し、故郷まで送り届けた大恩人である。ルーデウスは彼の汚名を雪ぐために尽力し、種族を超えた強い絆で結ばれている。
- ギレーヌ・デドルディア:剣神流の剣王で、エリスの剣の師匠である。ルーデウスからは魔術や読み書きを教わり、互いに尊敬し合う関係となっている。
- ゾルダート・ヘッケラー:S級冒険者パーティのリーダーである。エリスと別れて自暴自棄になっていた泥沼時代のルーデウスを叱咤し、立ち直らせた恩人である。
- サラ:冒険者パーティであるカウンターアローに所属する弓使いの少女である。泥沼時代のルーデウスと惹かれ合ったが、すれ違いにより一度は別れ、のちに和解した。
4. 国家の要人や七大列強の強者たち
- アリエル・アネモイ・アスラ:アスラ王国の元第二王女で、ルーデウスの尽力によりアスラ国王に即位した。即位後は彼を強力にバックアップするスポンサーとなった。
- ルーク・ノトス・グレイラット:パウロの甥(ルーデウスの従兄弟)で、アリエルの忠実な護衛騎士である。一時的に敵対しかけたが、アリエルへの忠誠を貫き和解した。
- ペルギウス・ドーラ:空中城塞ケイオスブレイカーの主で甲龍王と呼ばれる四百年前の英雄である。気難しい性格であるが、ルーデウスの実力を認め、召喚魔術を教えたり子供の洗礼(命名)を行ったりした。
- アトーフェラトーフェ・ライバック:魔大陸に君臨する不死魔王である。ルーデウスに敗北した後、彼を勇者と認め、その傘下に入って強大な戦力となった。
- アレクサンダー・カールマン・ライバック(北神カールマン三世):七大列強第七位の若き英雄で、ヒトガミ陣営としてルーデウスらと死闘を繰り広げた。敗北後は自らの未熟さを認め、オルステッドの配下(龍神の左腕)としてルーデウスの同僚となった。
- キシリカ・キシリス:魔界大帝である。ルーデウスに予見眼や千里眼といった強力な魔眼を授けた人物である。
5. 宿敵・ヒトガミ陣営
- ヒトガミ(人神):ルーデウスの夢に現れ、甘言と助言で彼を操ろうとした精神体である。ルーデウスの子孫が自分を倒す未来を恐れており、彼とその家族を破滅させようと暗躍する最大の敵である。
- ギース・ヌーカディア:パウロやロキシーとも親交のあった元冒険者仲間の魔族である。実はヒトガミの使徒であり、最後の切り札として世界中の強者を集め、ルーデウス陣営と総力戦を繰り広げた。
まとめ
ルーデウスの生涯は、味方から宿敵まで、多種多様な背景を持つ縁者たちとの関わりの中で形作られた。学友や冒険者仲間との絆、七大列強との出会いと死闘、そして神々をも巻き込む壮大な戦いを経て、彼は自身の運命を切り開いていったのである。
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