薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 8レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 10レビュ
どんな本?
『薬屋のひとりごと』は、日向夏 氏による日本のライトノベル作品。
中世の後宮を舞台に、薬学の専門知識で事件の謎を解く少女・猫猫(マオマオ)の物語。
小説家になろうで連載されているほか、ヒーロー文庫からライトノベル版が刊行されている。
また、月刊ビッグガンガンと月刊サンデーGXでコミカライズ版が連載されており、2023年にはテレビアニメ化も決定している。
月刊サンデーGXの方が、中華の雰囲気が強く、文化の小さい部分にも気をつけているように感じている。
玉葉妃の妊娠という大ニュースにより、後宮へ戻ることとなった猫猫。
皇帝の寵妃という特別な位置づけのため、その情報は極秘とされていた。
後宮内の女たちは日々の小競り合いが絶えない中、外部からも疑わしい動きが見られ始める。
特に、静妃と宗妃という二人の妃の間で繰り広げられる毒物を使った攻防が主要なストーリーとなる。
猫猫は、静妃が宗妃にカエン茸の毒を盛ったという疑いを持ち、さらに静妃自身がその毒に触れたことで肌がただれたのではと考える。
しかし、猫猫の鋭い推理により、静妃が実はすでに亡くなっており、他の人物がなりすましていたことが判明する。
さらに、失踪していた女官の話が絡んでくることで、一連の事件の真相が明らかにされる。
一方、月精前編では、五十年前の美しい「月の精」という女性を再現するための壬氏を利用するシーンが描かれている。
読んだ本のタイトル
#薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(9)
(英語: The Apothecary Diaries、中国語: 药屋少女的呢喃)
著者:#倉田三ノ路 氏
原作:#日向夏 氏
キャラクター原案:#しのとうこ 氏
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あらすじ・内容
名探偵・猫猫の推理が冴える最新刊!
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 9
後宮に生えている毒性のある茸を探せ! 壬氏(ジンシ)からの指令を不審がりながらも、毒草好きの血が騒ぎ後宮中を駆け回る猫猫(マオマオ)。そこへ中級妃の葬儀の知らせが舞い込み、猫猫は侍女頭のお供として葬儀へ参列することに。すると、斎場に突如現れた包帯まみれの謎の女──妃の亡骸に罵詈雑言を浴びせ、暴れ回る…!! 斎場が騒然とする中、猫猫は何か閃いたようで…!?
ミステリアスな雰囲気の新キャラも登場、超絶ヒットノベルのコミカライズ第九弾!!
感想
後宮に再び足を運ぶこととなった猫猫(マオマオ)は、玉葉妃の妊娠の秘密を背負う中で、後宮の女たちの複雑な関係性や外部の動きに警戒を強めます。
壬氏からの指令で、後宮内に生えている毒性のある茸「カエン茸」を探し求める猫猫は、次第に宗妃と静妃の間で起こった不可解な事件の真相に迫ることとなります。
宗妃は突如、顔がただれる奇病にかかり、彼女が日常的に静妃から虐められていたことから、静妃が彼女に毒を盛ったのではないかという疑念が広がります。
しかしその後、静妃も同じ奇病にかかり、結果的にカエン茸を食べて自害したのではないかという結論に。
そんな静妃の葬式で、宗妃が彼女の遺骸を侮辱する姿が描かれます。
猫猫の鋭い直感と調査の結果、真の犯人や事の背後に隠された陰謀、さらには1年がかりの隠蔽工作や身分の入れ替わりなど、後宮の陰影が浮き彫りとなります。
真実は、静妃自体がすでに亡くなっており、それを隠すための別人によるなりすましが行われていたという衝撃的なものでした。
さらに、月の精と称される美しい女性の存在を求めてくる異国の美女特使二人組に、猫猫は挑むこととなります。
彼女はその真相を探る過程で、驚きの「切り札」を用意します。
本作は、後宮の複雑で陰謀渦巻く世界を舞台に、猫猫の鋭い直感や緻密な推理で事件を解明していく過程を中心に描かれており、読者を引き込む展開となっています。
この本で特に印象的だったのは、静妃が実は亡くなっていたことを猫猫が見抜くシーンでした。
猫猫の鋭い洞察力と推理の過程が非常に引き込まれました。
私自身も社会人として仕事での問題解決を求められることが多いので、彼女の問題解決のアプローチには感心しました。
また、カエン茸についての詳しい情報や、それを使った毒物の攻防も興味深かったです。
一方で、妃同士の嫉妬や策略が繰り広げられる中、猫猫が毒茸を嬉々として探すシーンでは彼女が楽しんでいる姿が微笑ましく、そういった軽いシーンも本の魅力だと感じました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 8レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 10レビュ
考察
女官の失踪
後宮では、その華やかな表舞台の裏側に、女官の失踪や不審死という深い闇が潜んでいる。これらは単なる事故や逃亡ではなく、権力争いや秘密の隠蔽のために、立場の弱い者が犠牲になった結果として描かれている。
結婚退職を控えた女官の失踪事件
猫猫はやぶ医者を通じて、ある女官が突然姿を消したという噂を耳にする。この事件の背景には、後宮の残酷な実態が隠されていた。
- 失踪した女官は、結納金が貯まったことで結婚による退職を間近に控えていた。
- 退職予定の女官が不自然にいなくなるという事態は、後宮内で様々な憶測を呼ぶこととなった。
- この失踪は、同時期に行われたある妃の葬儀と密接に関わっていることが後に判明する。
中級妃の葬儀と身代わりの遺体
失踪の噂と同時期に執り行われた中級妃、静妃の葬儀において、猫猫は重大な違和感を抱く。
- 祭壇に安置された遺体は、顔が病気や火傷によって醜く損壊しており、本人確認が困難な状態であった。
- 猫猫の調査の結果、本物の静妃は一年前にはすでに死亡しており、その事実を侍女たちが隠蔽し続けていたことが暴かれる。
- 葬儀に供された遺体は静妃本人ではなく、静妃の装飾品を身につけさせ、顔を潰して偽装された別人のものであった。
- 資料内では、この身代わりの遺体として、失踪した結婚間近の女官が殺害・利用された可能性が強く示唆されている。
堀で発見された下女の死と口封じ
別の事件として、食事を担当する尚食の下女が後宮の堀で遺体となって発見されるという事態も発生している。
- 当局は当初、この一件を自殺として処理しようとした。
- しかし死体を調査した猫猫は、下女が単独で高い城壁を越えて堀へ入ることは物理的に不可能であると指摘した。
- 猫猫は、彼女が生きたまま堀に投げ落とされた他殺体であると結論づけている。
- この下女は過去に起きた毒殺騒ぎの現場に居合わせており、秘密を守るための口封じとして犠牲になったことが伺える。
まとめ
後宮における女官の失踪や不審死は、妃や侍女たちが自らの地位を守り、不都合な真実を隠蔽するために行われる非情な工作の帰結である。立場の弱い者が容易に切り捨てられ、それが自殺や事故として処理されるという、後宮という場所の構造的な残酷さがこれらの事件を通じて浮き彫りになっている。
毒茸の調査
後宮で発生した「毒茸の調査」は、単なる薬草の同定に留まらず、宮廷内で起きた奇妙な皮膚病と、ある妃の死に隠された巨大な虚偽を暴き出す重要な契機となった。一連の出来事を通じて、後宮の闇に潜む異常な人間模様が浮き彫りになっている。
壬氏からの調査依頼と葬儀での騒動
壬氏の依頼を受けた猫猫は、後宮内で噂される毒茸についての調査を開始した。その最中、亡くなった中級妃である静妃の葬儀に参列した猫猫は、凄惨な場面を目の当たりにする。
- 葬儀の場において、裕福な商家の娘である下級妃が突如として乱入し、祭壇を荒らした。
- 棺の中の遺体の顔が晒されたが、その顔面は病か火傷によるものか、判別がつかないほど醜く変貌していた。
- この騒動は、単なる悲しみゆえの暴挙ではなく、後宮内に潜む不穏な空気を感じさせるものであった。
赤い毒茸の恐るべき毒性
騒ぎを起こした下級妃自身も、顔がただれる謎の病を患っていた。この症状は、亡くなった静妃の呪いであると周囲から恐れられていたが、猫猫は科学的な視点からその正体を推測した。
- 猫猫は皮膚のただれの状態から、その原因が特定の赤い毒茸による接触皮膚炎である可能性を疑った。
- 壬氏と高順がその茸について調査した結果、触れるだけで皮膚を激しくただれさせるほどの強烈な毒性を持っていることが実証された。
- これにより、呪いと恐れられていた病の正体が、物理的な毒によるものであることが明確になった。
毒茸から繋がる死の隠蔽工作の真相
毒茸の特性と遺体の損壊状態を照らし合わせた結果、猫猫は静妃の死に関連する深い調査を進め、驚愕の事実を突き止めた。
- 葬儀で弔われていた遺体は静妃本人ではなく、他人の遺体をすり替えたものであった。
- 真相は、本物の静妃はすでに一年前に死亡しており、その事実を主の生存を装いたい侍女たちが隠蔽し続けていたというものであった。
- 侍女たちは他人の遺体の顔を、毒茸の毒性などを利用して意図的に潰し、静妃の遺体として仕立て上げていたのである。
- 猫猫が真の埋葬場所を特定して掘り起こしたところ、装飾品を身につけた白骨が発見され、静妃が一年前から亡くなっていたことが完全に証明された。
まとめ
単なる毒茸の調査から始まったこの事件は、最終的に、妃に仕える者たちが自らの保身や忠誠心ゆえに行った異常な死の隠蔽工作を暴くこととなった。立場の弱い者を犠牲にしてまで主の生存を偽装しようとした侍女たちの凶行は、後宮という閉鎖的な空間が生んだ特異な悲劇といえる。猫猫の知識は、迷信に隠された非情な真実を白日の下に晒す重要な役割を果たした。
静妃の死
中級妃である静妃の死は、単なる病死ではなく、侍女たちによる大規模な隠蔽工作と遺体のすり替えが絡んだ不可解な事件であった。この事件は、後宮という閉鎖的な空間が生んだ悲劇と歪んだ忠誠心を象徴している。
偽装された葬儀と遺体のすり替え
静妃の葬儀において、ある下級妃が祭壇を荒らしたことで、棺に納められた遺体の異様な状態が露わになった。
- 遺体の顔面は、病気か火傷によるものか判別できないほど醜く潰されていた。
- 猫猫の調査により、この遺体は静妃本人ではないことが判明した。
- 事件直前に結婚退職を控えて失踪した女官が、この身代わりの遺体として殺害、利用された可能性が極めて高いことが示唆されている。
侍女たちによる一年越しの隠蔽工作
驚くべきことに、真実の静妃は葬儀の時点から遡ること一年前にはすでに死亡していた。
- 静妃に仕える侍女たちは、主の死が露見することを恐れ、彼女が存命であるかのように後宮内で振る舞い続けた。
- 隠蔽を継続できなくなった際、他人の遺体に静妃の装飾品を身につけさせ、身元を隠すために意図的に顔を損壊させた。
- この工作は、自らの立場を守ろうとする侍女たちの執念が生んだ凶行であった。
猫猫による真相の解明と白骨の発見
葬儀での違和感から調査を開始した猫猫は、独自の推論により本物の遺体の埋葬場所を特定した。
- 猫猫が土を掘り返すと、そこからは装飾品を身につけた状態の白骨死体が発見された。
- この発見により、静妃が一年前から亡くなっていた事実が客観的に証明された。
- 侍女たちが長期間にわたって組織的な虚偽を行っていた全貌が白日の下に晒されたのである。
赤い毒茸の事件と生前の愛憎
葬儀で騒動を起こした下級妃は、顔がただれる奇妙な皮膚病を患っていたが、これには生前の静妃が深く関わっていた。
- 猫猫の鑑定により、病の原因は触れるだけで皮膚を激しく傷める赤い毒茸であることが特定された。
- この茸は静妃が生前にこの下級妃を陥れるために使用したものであり、事件は静妃自身の怨恨が発端であった。
- 静妃は過去に上級妃である玉葉妃に対しても毒を盛ろうとした形跡があり、彼女自身もまた後宮の愛憎劇の渦中にいたことが窺える。
まとめ
静妃の死を巡る一連の事件は、主の死を隠してまで保身を図った侍女たちの異常な工作を暴く結果となった。毒茸という物理的な毒と、権力争いという精神的な毒が交錯したこの一件は、後宮に潜む闇の深さを改めて浮き彫りにする出来事であった。
鏡のトリック
作中における鏡のトリックは、高順から持ち込まれた不可解な事件を猫猫が推理する際に登場する。厳重な監視体制をすり抜けたとされる謎の妊娠事件の背後には、当時の最新技術を逆手に取った巧妙な仕掛けが隠されていた。
事件の概要
高順は猫猫に対し、ある良家で発生した不可解な事案について相談を持ちかけた。
- 厳重な監視下に置かれている二人の娘がいた。
- そのうちの一人が、男性と一切接触していないはずであるにもかかわらず、妊娠したという不可思議な内容であった。
- 外部との接触が完全に遮断された状況下での出来事に周囲は困惑したが、猫猫は独自の視点から調査を開始した。
鏡を使った監視の欺き
猫猫は屋敷の構造や配置された物品を詳細に分析し、鏡を利用した視覚的なトリックの可能性を見出した。
- 当時の翡翠宮には、異国の特使から贈られた西方渡来のガラス製姿見が置かれていた。
- 全身を鮮明に映し出すこの高価な鏡は、当時としては極めて希少な品であった。
- 猫猫は、このような大型の鏡を巧みに配置することで、一人が二人いるかのように見せかける工作が行われたと推測した。
- 鏡に映る像を利用して監視の目を欺いている間に、もう一人の娘が密かに外出して男性と接触することを可能にしていた。
関連する刺繍のトリック
鏡を用いた物理的な工作に加え、娘たちが手掛けていた刺繍にも高度な仕掛けが施されていた。
- 猫猫は、刺繍の図柄が特殊な手法で描かれていることに注目した。
- 見る角度によって異なる絵が浮かび上がる、だまし絵のような技法が用いられていた。
- この視覚効果もまた、周囲の注意をそらし、不正な行動や人物の不在を隠蔽するための手段として機能していたと考えられる。
謎解きの報酬
事件の真相を論理的に解明した猫猫は、高順を介して壬氏からの報酬を受け取った。
- 報酬として贈られたのは、希少価値の高い薬材である熊胆であった。
- 猫猫は、これが単なる贈り物ではなく、事件の真相を口外しないための口止め料としての性質を帯びている可能性を考慮した。
- しかし、希少な材料を手にした喜びが勝り、薬師としての探究心を強く刺激される結果となった。
まとめ
この鏡のトリックを巡るエピソードは、最新の渡来品や高度な工芸技術が犯罪の隠蔽に利用されるという、宮廷周辺の特異な人間模様を描いている。猫猫の卓越した観察眼と薬師としての知見は、不可能と思われた状況の裏側に隠された、論理的で残酷な真実を鮮やかに暴き出したといえる。
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 8レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
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キャラクター紹介
猫猫
薬学の知識を持つ外廷の官女である。冷静な観察眼を備えており、後宮内で発生する不審な事件を次々と解明する。実利を重視する一方で、友人や家族を思いやる一面も持っている。
・所属組織、地位や役職
外廷の官女。薬師。
・物語内での具体的な行動や成果
静妃の葬儀で起きた騒動をきっかけに、遺体のすり替え工作を暴いた。本物の静妃が埋められていた場所を特定し、自ら白骨遺体を掘り起こす。鏡や刺繍を用いた巧妙な妊娠事件のトリックを論理的に推理した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
小蘭に対して日常的に文字の読み書きを教えている。外交問題を解決するために、やり手婆を絶世の美女に見せる大掛かりな計画を立案した。壬氏から希少な薬材である熊胆を報酬として受け取っている。
壬氏
類いまれなる美貌を持つ後宮の責任者である。猫猫の卓越した知識と能力を高く評価しており、重大な調査を度々依頼する。教育プログラムの設立を考えるなど、後宮の環境改善にも意欲的である。
・所属組織、地位や役職
後宮の管理責任者。宦官。
・物語内での具体的な行動や成果
後宮内に学校を設立する計画を立て、猫猫に助言を求めた。猫猫に対して後宮内の毒茸に関する詳細な調査を命じる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
不審な事件の真相を秘匿するため、猫猫に熊胆を贈って口封じを試みた。後宮内の安寧を保つために強い影響力を行使している。
玉葉妃
皇帝から深い寵愛を受ける上級妃である。翡翠宮に住まい、猫猫の良き理解者として振る舞う。思慮深く、宮廷内の時勢を読み取る能力に長けている。
・所属組織、地位や役職
後宮の上級妃。貴妃。
・物語内での具体的な行動や成果
後宮での教育プログラムについて、壬氏とともに猫猫を呼び出し協議した。異国の特使から贈られた高価な玻璃製の大きな姿見を猫猫に披露する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
現在は懐妊中であり、翡翠宮には厳重な防衛体制が敷かれている。
高順
壬氏に忠実に仕える実務能力の高い官吏である。壬氏の意を汲んで猫猫に相談を持ちかけ、事件解決の窓口としての役割を担う。常に冷静な態度で周囲の状況を観察している。
・所属組織、地位や役職
壬氏付の従者。官吏。
・物語内での具体的な行動や成果
壬氏と共に毒茸の毒性について実地調査を行った。監視下での不可解な妊娠事件について猫猫に解決を依頼する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
猫猫の推理に基づき、壬氏からの報酬である熊胆を正確に届けた。
小蘭
後宮に勤務する明るい性格の下女である。猫猫とは非常に親しく、彼女から文字を学んでいる。将来への自立心を持っており、学習に対して非常に熱心な姿勢を見せる。
・所属組織、地位や役職
後宮の下女。
・物語内での具体的な行動や成果
洗濯場にて猫猫から日課として文字の読み書きを教わる。日常生活で使用する言葉から着実に知識を習得した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
後宮を退職した後の生活を見据え、識字能力の向上に励んでいる。
やぶ医者
外廷の医局に所属する、温厚な気質の医官である。専門知識にはやや欠けるが、後宮内の様々な噂話に精通している。猫猫の能力を全面的に信頼し、実質的な作業を任せている。
・所属組織、地位や役職
外廷の医官。
・物語内での具体的な行動や成果
結婚退職を控えた女官が突然失踪したという不穏な噂を猫猫に伝えた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
医局の責任ある立場ながら、高度な鑑定や調査では猫猫を頼りにしている。
紅娘
玉葉妃を支える献身的な侍女頭である。翡翠宮の侍女たちを厳格に統括し、妃の安全と品位を守るために尽力している。猫猫のことも翡翠宮の重要な一員として認めている。
・所属組織、地位や役職
翡翠宮の侍女頭。
・物語内での具体的な行動や成果
猫猫を伴って静妃の葬儀に参列した。翡翠宮に届いた珍しい姿見を侍女たちと共に鑑賞する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
上級妃の筆頭侍女として、後宮内で一定の権威を持っている。
静妃
葬儀の時点ですでに一年前に死亡していた中級妃である。その死は侍女たちによって隠蔽されており、主が生きているかのように偽装され続けていた。
・所属組織、地位や役職
後宮の中級妃(故人)。
・物語内での具体的な行動や成果
生前、特定の下級妃に対して赤い毒茸を用い、皮膚をただれさせた。玉葉妃を毒殺しようと画策した疑いがある。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
死後一年を経て、猫猫によって本物の白骨遺体が特定され、掘り起こされた。
下級妃
裕福な商家の出身である妃の一員である。顔面が激しくただれる謎の病を患っており、精神的に追い詰められていた。
・所属組織、地位や役職
後宮の下級妃。
・物語内での具体的な行動や成果
静妃の葬儀に乱入して祭壇を荒らした。棺の中にあった身代わりの遺体の顔を強引に暴く。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
病の原因が静妃の仕掛けた赤い毒茸によるものであることが、猫猫の調査で判明した。
やり手婆
花街にある妓楼「緑青館」を管理する年配の女性である。商売に厳しく、若い頃は多くの男を魅了した絶世の美女であった。
・所属組織、地位や役職
緑青館の責任者。
・物語内での具体的な行動や成果
かつて彼女が若い頃に見せた光景が、異国の特使の祖父によって「月の精」として語り継がれていた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
現在は高齢であるが、外交交渉において彼女の過去の伝説が再現されることになる。
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備忘録
三十四話 冬人夏草 前編(アニメ 27話 2期3話)
猫猫が洗濯場で小蘭に字を教えることが日課となっていた中、ある女官の失踪の噂が耳に入る。その女官は結納金が貯まり、退職する予定だったが、いなくなってしまった。この噂を耳にしたのはやぶ医者からだった。後宮の暗い闇を感じさせる話である。後宮内では、結婚を理由に辞める女官がいなくなったことが妙な憶測を呼んでいた。猫猫は、この事態に関連がないと思いつつも、後宮の日常に戻る。
ある日、猫猫は玉葉妃と壬氏から特別な用件で呼び出される。話の内容は、後宮での教育プログラムの構想についてで、壬氏は後宮内に学校を作る計画を持っていた。猫猫は、このアイデアに賛同しつつも、立地や実施方法についてアドバイスを提供する。また、壬氏からは、後宮内での毒茸に関する調査の依頼もあった。
その夜、猫猫と紅娘は葬儀に参列する。そこで、猫猫は死んだ中級妃が玉葉妃に毒を盛ろうとした可能性があることを知る。葬儀では、亡くなった中級妃に対して、猫猫は奇妙な連鎖を感じ取る。葬儀の場で、一人の女が祭壇を荒らし、死体の顔を晒す。その顔は、病気か火傷によって醜く変わり果てていた。この光景を見て、猫猫は何かを悟る。
三十五話 冬人夏草 後編(アニメ 27話 2期3話)
昨日の騒動の主は、裕福な商家の娘である下級妃であり、顔がただれる謎の病にかかっていた。この病は中級妃によって引き起こされたものであると考えられる。猫猫はこの病の原因として赤い毒茸を疑い、確認のために調査を行う。確信を得た後、壬氏と高順はこの毒茸について調べる。その結果、触れるだけで手がただれるほどの毒性を持つことがわかる。
猫猫は、中級妃の死に関連してさらに調査を進める。静妃とされる遺体の葬儀が行われたが、静妃は実は一年前に死亡しており、葬儀の遺体は他人のものだったことが判明する。遺体は静妃の装飾品を身につけており、これが静妃であることの証拠となる。この遺体は、静妃の侍女たちによって顔を潰され、静妃に見せかけられていたものである。侍女たちは、静妃の死を隠蔽し、彼女が生きているかのように見せかけていた。
猫猫は、遺体が埋められていた場所を特定し、掘り起こすと人間の骨が見つかる。この発見により、静妃が実際には一年前に死亡していたことが確認される。この遺体が静妃であることは、彼女の装飾品から明らかであった。最終的に、静妃の死の真相と侍女たちの関与が明らかになり、猫猫の調査は終了する。
三十六話 鏡(アニメ 28話 2期4話)
暑い昼下がり、異国から届いた珍しい玻璃製の大きな姿見を見に翡翠宮に呼ばれた猫猫は、玉葉妃と侍女たちがその鏡で遊んでいるのを見る。この鏡は、全身をはっきり映し出すことができる非常に珍しいもので、西方からの渡来品として非常に高価なものだった。猫猫はこの鏡に興味を示し、玉葉妃からは異国の特使からの贈り物であることを聞かされる。
翌日、高順から相談された話は、監視下にある良家の二人の娘の一人が、男と接触せずに妊娠したという不可解な事件についてだった。家の見取り図を元に考察を進める中で、猫猫は鏡を使ったトリックの可能性に気付く。鏡を使って一人が二人いるように見せかけることで、監視を欺き、外出することが可能だったのではないかと推測する。さらに、刺繍が関わるトリックにも言及し、見方によって異なる絵が現れる「だまし絵」の可能性を指摘する。
高順からは、壬氏からの言伝として熊胆が贈られる。この贈り物を受け取りながら、猫猫はこの一連の話がある種の口止め料かもしれないと感じつつ、熊胆を使った何かを作ることに興味を持つ。
三十七話 月精 前編(アニメ 29話 2期5話)
噂が伝説へと変化し、外交の一環として特使が「真珠の涙を持つ絶世の美女」を求めてきたという話から始まる。猫猫は、この美女が実は幼少期に特使が聞かされた異国の話に基づくもので、既に高齢のやり手婆であることを知っている。しかし、特使の要望に応えるため、また外交的な配慮から、猫猫はこの要望を満たす策を考える。
猫猫は、やり手婆が若い頃、虫の雌の死体によって雄が集まり、その結果、特使の祖父が見たとされる「月の精」としての美しい光景を再現する計画を立てる。この計画には、特使を満足させるために、数日間にわたる準備と、特定の虫を集める作業が含まれる。
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