薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 6レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 8レビュー
どんな本?
『薬屋のひとりごと』は、日向夏 氏による日本のライトノベル作品。
中世の後宮を舞台に、薬学の専門知識で事件の謎を解く少女・猫猫(マオマオ)の物語。
小説家になろうで連載されているほか、ヒーロー文庫からライトノベル版が刊行されている。
また、月刊ビッグガンガンと月刊サンデーGXでコミカライズ版が連載されており、2023年にはテレビアニメ化も決定している。
月刊サンデーGXの方が、中華の雰囲気が強く、文化の小さい部分にも気をつけているように感じている。
後宮を去った猫猫は花街に戻るが、すぐに壬氏のお付として外廷に勤めることになります。
新しい環境で彼女は様々なトラブルや事件に巻き込まれます。
小火や食中毒、謎の遺言など、それぞれの事件が連続して発生し、猫猫はそれらが一つの事実に収束していることを理解します。
また、壬氏を困らせる武官・羅漢が現れる。
彼は猫猫の過去を知る人物で、彼女に対する特別な執着を見せる。
羅漢の真の目的は何か?
物語は、猫猫と羅漢の対峙と、彼女が再び後宮に戻ることで展開します。
猫猫には壬氏から青い薔薇を咲かせるという難題が与えられ、その過程で彼女の家族の秘密が明らかになります。
読んだ本のタイトル
#薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(7)
(英語: The Apothecary Diaries、中国語: 药屋少女的呢喃)
著者:#倉田三ノ路 氏
原作:#日向夏 氏
キャラクター原案:#しのとうこ 氏
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あらすじ・内容
猫猫、軍師・羅漢と直接対峙…!!
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 7
懐妊した玉葉(ギョクヨウ)妃を守るべく再び後宮へと戻った猫猫(マオマオ)に、壬氏(ジンシ)から新たな命令──それは、「不可能の代名詞とされる“青い薔薇”を園遊会までに咲かせよ」という内容だった。無理難題をけしかけたのは、彼女をつけ回す軍師・羅漢(ラカン)──それを知った猫猫は、目に物見せんと闘志を燃やす…!! そして、猫猫と羅漢がついに直接対峙することになり!?
超絶ヒットノベルのコミカライズ第七弾! 猫猫の出生と家族の秘密が明かされる必読巻!!
感想
後宮女官を解雇された猫猫(マオマオ)は、花街に戻ります。
しかしその短い安息も束の間、外廷への勤務が待っており、それも美形の宦官、壬氏(ジンシ)のお付としてです。
猫猫の新たな生活は困難に満ちています。
彼女は他の官女たちからの嫉妬や様々な奇妙な事故や事件に巻き込まれます。
倉庫での小火、食中毒になった官僚、そして腕利きの職人が遺した不変な遺言。
これらの事件が次第に一つの事実へと収束していきます。
背後にはある人物暗殺への深い計画が隠されていたました。
さらに物語に転機が訪れます。
壬氏に付きまとう武官、羅漢(ラカン)が登場します。
彼は猫猫とも古い縁があり、特に猫猫には普段見せない執着を持っています。
壬氏は猫猫を羅漢から守るために奮闘しますが、羅漢の真の目的とは、、、
そんな中、玉葉(ギョクヨウ)妃が懐妊します。
毒殺を警戒して猫猫は再び後宮へと戻りますが、そこで新たな課題が待ち受けています。
「青い薔薇」を園遊会までに咲かせるという、ほとんど不可能に近い要望でした。
それも、彼女を追い詰める羅漢からの挑戦状として。
猫猫の出生の謎もまた、この巻で明かされます。
その中で、羅漢と鳳仙の間にあったやり取り、そして鳳仙の美しい姿や彼らの哀しい過去が描かれます。
猫猫の父である羅漢と、猫猫の母である鳳仙の関係は複雑で、そして鳳仙に梅毒による悲劇が訪れます。
この巻では、宮廷と花街、官と妓女、そして過去と現在が交錯する中で、猫猫、壬氏、羅漢の関係がさらに深まっていきます。
謎と感動の中で、物語は一層の高みへと昇華していきます。
この本で特に心に残ったシーンは、猫猫が青い薔薇の謎に挑む部分でした。
私も野菜ですが、花を咲かせる計算をしたとこがあるので、その部分が懐かしく感じました。
一方、猫猫の家族の秘密が明らかになる部分はとても感動的でした。
過去には悲しい出来事がありましたが、それを乗り越えて猫猫は強くなったと感じます。
家族の絆や過去の影響について考えさせられる部分でした。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 6レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 8レビュー
考察
青い薔薇
春の園遊会に向けて壬氏から猫猫へ出された青い薔薇の依頼は、単なる無理難題ではなく、軍師羅漢の影が潜む極めて困難な任務であった。本来この世に存在しないはずの花を、開花時期を無視して用意するという無謀な挑戦に対し、猫猫は自らの知識と体力を限界まで注ぎ込むこととなった。
羅漢の策謀と壬氏の依頼
園遊会を一ヶ月後に控えた時期、壬氏は羅漢からの提案を受け、猫猫に青い薔薇の調達を命じた。
- 薔薇の季節にはまだ早く、自然な状態では開花すら望めないという厳しい制約があった。
- この依頼は羅漢による一種の挑戦であったが、壬氏は猫猫の能力を信じてこの任務を託した。
- 猫猫は状況の困難さを認識しつつも、必要な場所と道具を確保して解決策を模索した。
蒸気風呂による強制開花と着色の工夫
猫猫は不可能を可能にするため、後宮の施設を活用した独自の栽培および着色技術を駆使した。
- 水晶宮にある蒸気風呂を温室として代用し、大量の薔薇を季節外れに開花させる実験を強行した。
- 寝食を忘れて作業に没頭した結果、猫猫は過労で体調を崩すほどの過酷な状況に追い込まれた。
- 青色の再現においては、白い薔薇のつぼみに茎の内側から青い液体を吸い上げさせる手法を採用し、花びらを鮮やかに染め上げることに成功した。
園遊会でのお披露目と皇帝への配慮
園遊会の当日、披露された青い薔薇は参列した官僚や妃たちに大きな衝撃を与えた。
- 壬氏は完成した薔薇を宴席の上座に飾り、皇帝に献上することで無事に任務を完遂した。
- 猫猫はあえて薔薇の作り方を秘密にしておくことで、皇帝自身が周囲への説明役となるような状況を作り出した。
- これは、第三者からの不当な言いがかりや追及を未然に防ぐための、猫猫らしい巧妙なリスク管理であった。
まとめ
このエピソードは、羅漢が猫猫の存在を明確に認識する決定的な契機となった。宴席で猫猫が施していた爪紅に目を留めた羅漢は、過去の記憶を呼び覚まされ、物語は二人の直接対決である将棋勝負へと繋がっていく。青い薔薇は、猫猫の執念が生んだ奇跡であると同時に、複雑に絡み合った親子の因縁を解き明かすための重要な鍵となったのである。
春の園遊会
春の園遊会は、不可能とされる青い薔薇のお披露目と、軍師である羅漢が猫猫を見出す重要な舞台である。一連の経緯や出来事は以下のように整理される。
青い薔薇の依頼と入念な準備
園遊会を一ヶ月後に控えた時期、壬氏は軍師の羅漢からの持ちかけにより、猫猫に青い薔薇を用意するよう依頼した。薔薇の咲く季節ではないため無理難題であったが、猫猫は独自の工夫でこれに応えた。
- 猫猫は水晶宮の蒸気風呂を温室として利用し、過労で体調を崩すほどの手間をかけて季節外れの薔薇を開花させた。
- 白い薔薇のつぼみに茎の内側から青い液体を吸い上げさせることで、見事な青い薔薇を作り上げた。
- 製法をあえて皇帝には秘密にしておくことで、万が一誰かが言いがかりをつけてきても、皇帝自身が説明を買って出てくれるよう巧妙な予防線を張った。
宴席での披露と皇帝への献上
春の園遊会当日、赤い毛氈が敷かれた庭園には様々な色の薔薇が花瓶に活けられ、多くの参列者の驚きを誘った。
- 壬氏は完成した青い薔薇を宴席の上座に飾り、笑顔を絶やさずに皇帝へと献上して任務を完遂した。
- この際の壬氏の容姿や行動は、会場に集まった人々の間で様々な感情を呼び起こし、多くの視線を集めることとなった。
羅漢の視線と爪紅による気づき
宴席には、青薔薇の依頼の元凶である狐目の男、羅漢も参加していた。彼は周囲の空気を読まない奔放な振る舞いで小さな騒動を起こしていたが、ある一点に注目した。
- 羅漢は宴の中心に置かれた薔薇を眺めながら、当時流行していた爪紅に興味を示した。
- 爪紅からかつての馴染みであった妓女、鳳仙の名前を思い出すとともに、同じく爪紅を施した小柄な女官である猫猫の姿に目を留めた。
- この気づきが、これまで接点のなかった二人を繋ぐ決定的な瞬間となった。
まとめ
園遊会での羅漢の気づきがきっかけとなり、物語は猫猫と羅漢の直接対決である東屋での将棋勝負へと大きく展開していく。青い薔薇は、単なる美的な装飾品ではなく、過去の因縁と現在の人間関係を交差させる重要な装置として機能したのである。
将棋の勝負
将棋の勝負は、猫猫と実の父親である軍師・羅漢との因縁に決着をつける直接対決である。この一戦は、猫猫が自身の知識と相手の弱点を巧みに突いた策略によって展開された。
勝負の背景と誘い出し
春の園遊会において、青い薔薇や猫猫の爪紅を目にした羅漢は、かつて深い仲であった妓女・鳳仙を思い出し、猫猫への執着を一層強めることとなった。猫猫は自身への干渉を断ち切り、過去の因縁に終止符を打つため、自ら羅漢を東屋へと誘い出し、将棋の勝負を挑んだ。
賭けの条件と特殊ルール
この対決には、双方の運命を左右する重大な賭けと、猫猫が仕掛けた特殊なルールが設けられた。
- 賭けの条件:羅漢が勝利すれば猫猫を自分の子として引き取る。猫猫が勝利すれば羅漢は緑青館の妓女を身請けする。
- 特殊ルール:勝負の度に、勝者が敗者に対して薬を混ぜた極めて強い酒を飲ませる。
勝負の展開と猫猫の策略
羅漢はかつて、卓越した棋力を持つ鳳仙にしか負けたことがないほどの実力者であった。しかし、勝負の展開は猫猫の思惑通りに進むこととなる。
- 第一戦・第二戦:羅漢が連敗し、ルールに従って酒を飲む。一方、猫猫も自ら二杯の酒を飲み干し、相手の警戒を解く。
- 第三戦:猫猫が勝利し、羅漢が三杯目の酒を口にする。直後、羅漢は体調を崩し、激しく泥酔した。
猫猫は羅漢が極端に酒に弱い下戸であることを事前に把握しており、酒という手段を用いて彼を無力化することに成功した。
勝負の結末と妓女の身請け
泥酔して意識を失った羅漢は、そのまま緑青館へと運び込まれた。そこで目を覚ました彼は、病によって美貌を失い、隔離されていた鳳仙と再会する。
- かつて盤を挟んで心を通わせた彼女の姿を見た羅漢は、迷うことなく大金を支払った。
- 彼は鳳仙の手に碁石を握らせ、彼女を身請けして妻として迎えることを決意した。
まとめ
この将棋勝負は、単なる知恵比べではなく、猫猫が自身の薬学知識と冷徹なまでの洞察力を駆使して父をコントロールした出来事である。結果として、長年放置されていた鳳仙と羅漢の悲恋に一つの救いをもたらしており、猫猫なりの親孝行とも言える幕引きとなった。
鳳仙の身請け
鳳仙の身請けは、軍師羅漢と猫猫による将棋勝負を経て、長らく停滞していた過去の悲恋が結実する物語屈指の重要エピソードである。一連の出来事は、単なる男女の結びつきを超え、親子の因縁に一つの終止符を打つ出来事として描かれている。
羅漢と鳳仙の過去の因縁
羅漢はかつて、緑青館のトップ妓女であった鳳仙と碁や将棋を通じて心を通わせていた。
- 羅漢は鳳仙の身請けを試みたが、競合する他客によって金額が釣り上げられ、自らの財力では太刀打ちできず断念せざるを得なかった。
- 彼女を諦めきれない羅漢は、鳳仙の希少価値を下げるために妊娠させるという強硬手段を選んだ。これが猫猫の出生の理由である。
- しかし、三年後に再訪した際、鳳仙はすでに隔離されており、羅漢は彼女の悲惨な末路を知って深い絶望に沈むこととなった。
猫猫の計略と将棋勝負
羅漢による執着に決着をつけ、過去の清算を行うため、猫猫は自ら彼を東屋での将棋勝負に誘い出した。
- 猫猫は、自分が勝利した際の条件として、羅漢が緑青館の妓女を身請けすることを提示した。
- 敗者に強い酒を飲ませるという特殊ルールを設け、羅漢が下戸であることを利用して彼を泥酔させる計略を実行した。
- 狙い通りに勝利を収めた猫猫は、意識を失った羅漢を緑青館へと運ばせた。
病人部屋での再会と身請け
緑青館で目を覚ました羅漢は、やり手婆に促されて新たな妓女を選ぶ場に立ち会った。
- 華やかな妓女たちには一切関心を示さず、羅漢は病人部屋にいた鳳仙を見つけ出した。
- 鳳仙は梅毒により美貌を失い、精神も幼少期に戻っていたが、羅漢は彼女の手をとり、碁石を握らせた。
- 羅漢はためらうことなく大金を支払い、かつての想い人である彼女を正式に身請けし、妻として迎える決意を固めた。
身請けの知らせと猫猫の舞い
身請けの儀が執り行われた後、猫猫は梅梅からその知らせと特別な衣装を受け取った。
- 猫猫は母である鳳仙の門出を祝うため、最高級の一張羅を身に纏い、夜の静寂の中で舞を披露した。
- かつて緑青館で習った舞踏を一人で踊るその姿は、長年続いた歪な家族の因縁を昇華させる儀式のようでもあった。
まとめ
鳳仙の身請けは、娘である猫猫のしたたかな計略によって、過去に引き裂かれた両親の運命を再び交差させた結末である。羅漢の執念にも似た愛と、猫猫の冷徹ながらも筋の通った親孝行が交わったこのエピソードは、物語における大きな転換点となっている。
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 6レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
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キャラクター紹介
猫猫
薬学の知識を持つ外廷の官女である。冷静な観察眼を備えており、物事の仕組みを論理的に解明する。壬氏から無理難題を依頼されるが、それに応える実力を持っている。
・所属組織、地位や役職
外廷の官女。
・物語内での具体的な行動や成果
茎から青い液体を吸わせる方法を考案し、本来存在しない青い薔薇を完成させた。羅漢を将棋の勝負に誘い出し、自身の計画通りに彼を泥酔させた。身請けされた鳳仙を祝うため、一張羅を身にまとって舞を披露した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
実父である羅漢に対しては、強い苦手意識を抱いている。養父の羅門を本当の父親として尊敬している。
壬氏
類いまれなる美貌を持つ宦官である。宮廷の管理責任者として、極めて高い地位にある。猫猫の能力を高く評価しており、彼女に厚い信頼を寄せている。
・所属組織、地位や役職
宮廷の責任者。宦官。
・物語内での具体的な行動や成果
園遊会のために、青い薔薇を用意する任務を猫猫に依頼した。完成した薔薇を宴席の上座に飾り、帝へと献上した。事件解決の後に、羅漢や猫猫の過去について高順らと語り合った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
猫猫との間には、周囲が立ち入れない深い理解と共感が存在している。
羅漢
軍部に所属する高官であり、狐のような目をした男である。人の顔を判別できず、人間を碁石や将棋の駒として認識する特異体質を持つ。猫猫の実の父親であり、彼女に対して異常な執着を見せている。
・所属組織、地位や役職
軍師。軍部の高官。
・物語内での具体的な行動や成果
壬氏に対し、季節外れの青い薔薇を用意するよう無理難題を突きつけた。猫猫との将棋勝負に敗北し、泥酔した状態で緑青館へと運ばれた。病人部屋で衰弱していた鳳仙を見つけ出し、彼女を身請けした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
鳳仙との間に、過去の悲恋という重い因縁を抱えている。
鳳仙
かつて緑青館で名を馳せた高級妓女である。現在は重い病に冒されており、病人部屋で隔離生活を送っている。猫猫の実の母親としての過去を持っている。
・所属組織、地位や役職
緑青館の元妓女。
・物語内での具体的な行動や成果
再会した羅漢から、手に碁石を渡された。彼の呼びかけに応じるように、顔にわずかな赤みを浮かべた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
羅漢によって身請けされ、彼の妻として迎えられることになった。
玉葉妃
皇帝の寵愛を一身に受ける上級妃である。翡翠宮に居住しており、周囲から厚い信頼を得ている。物語の進行に伴い、新たな生命を授かっている。
・所属組織、地位や役職
後宮の上級妃。
・物語内での具体的な行動や成果
懐妊の事実が確実なものとなり、宮内の人々とその喜びを共有した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
彼女の懐妊は、後宮の勢力図に大きな影響を与える出来事として扱われている。
高順
壬氏の側近を務める忠実な官吏である。誠実な性格であり、壬氏の公私にわたる活動を影から支えている。猫猫の事情についても深く理解している。
・所属組織、地位や役職
壬氏の従者。官吏。
・物語内での具体的な行動や成果
壬氏の棟で、猫猫や壬氏とともに羅漢の過去について語り合った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
壬氏の良き理解者として、常に適切な距離感を保って行動している。
梅梅
緑青館を代表する三姫の一人である。猫猫とは幼少期からの付き合いがあり、姉のような立場で彼女を見守っている。非常に聡明な女性として描かれている。
・所属組織、地位や役職
緑青館の高級妓女。
・物語内での具体的な行動や成果
泥酔して運び込まれた羅漢の世話を担当した。鳳仙の身請けが決まった際、猫猫へ知らせの荷物を届けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
緑青館の運営において、重要な役割を担っている。
桜花
翡翠宮に仕える猫猫の同僚の侍女である。面倒見の良い性格であり、過労で倒れた猫猫を献身的に看護した。
・所属組織、地位や役職
翡翠宮の侍女。
・物語内での具体的な行動や成果
青い薔薇の作成で疲弊した猫猫の体調を管理し、彼女の回復を助けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
侍女たちの間でも、リーダーシップを発揮する存在である。
馬閃
軍部に所属する若き武官である。実直な性格であり、公務の最中に猫猫の護衛を務めることもある。特定の人物に対して強い不快感を示す場面がある。
・所属組織、地位や役職
武官。
・物語内での具体的な行動や成果
猫猫に同行している際、楼蘭妃の父親と遭遇し、彼に対して嫌悪の表情を浮かべた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
壬氏や猫猫の周囲で、警護や任務の補助を行っている。
皇帝
この国を統治する最高権力者である。思慮深い性格であり、後宮の安寧と世継ぎの誕生を願っている。
・所属組織、地位や役職
皇帝。
・物語内での具体的な行動や成果
園遊会において、壬氏から献上された青い薔薇を高く評価した。青い薔薇が人工的に染められたものであることを知りながら、その秘密を共有し、他者への説明役を引き受けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
玉葉妃の懐妊を心から喜び、彼女を深く慈しんでいる。
楼蘭妃
後宮に新しく入った上級妃の一人である。ミステリアスな雰囲気を持ち、その動向は周囲から注目されている。
・所属組織、地位や役職
後宮の上級妃。
・物語内での具体的な行動や成果
自らの父を含む一団を伴って、宮廷内を歩いている姿が目撃された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
その背後にある家門の勢力を含め、不穏な影を感じさせる存在である。
楼蘭妃の父親
軍部や政治に強い影響力を持つ高官である。楼蘭妃の後ろ盾であり、武官たちからも警戒されている。
・所属組織、地位や役職
高官。楼蘭妃の父。
・物語内での具体的な行動や成果
娘の楼蘭妃とともに宮廷内を移動し、周囲を威圧する存在感を放った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
馬閃ら実直な官吏たちからは、快く思われていない。
羅門
猫猫を育て上げた薬師である。かつては医官として宮廷に仕えていた過去を持つ。猫猫にとっては、精神的な支柱となる真の父親である。
・所属組織、地位や役職
花街の薬師。元医官。
・物語内での具体的な行動や成果
今回のエピソードでは名前のみの登場だが、猫猫の価値観や技能の形成に多大な影響を与えた人物として言及された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
猫猫からは絶大な尊敬と愛情を寄せられている。
やり手婆
緑青館を管理・統括する年配の女性である。商売人として冷徹な一面を持つが、妓女たちの運命を掌握する実質的な責任者である。
・所属組織、地位や役職
緑青館の主。
・物語内での具体的な行動や成果
緑青館を訪れた羅漢に対し、妓女を選ぶように促した。彼から鳳仙の身請け金を受け取り、契約を成立させた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
花街における利権と人間模様を熟知している。
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備忘録
二十七話 青薔薇(アニメ 22話)
春の訪れと共に、猫猫は日常の業務に追われている中、玉葉妃の妊娠が確実になり、翡翠宮では皆がその喜びを共有していた。
そんな折、美しい宦官・壬氏が現れ、青い薔薇を探す任務を猫猫に依頼する。青い薔薇に関する話は、猫猫にとっては無理難題に感じられたが、それが来月の園遊会のためと知り、さらに薔薇が咲く時期がまだ先であることを指摘する。話は軍師からの持ちかけであり、猫猫は状況を受け入れ、必要なものと場所を求めて任務に取り組むことにする。
春の園遊会が開かれ、赤い毛氈が敷かれた庭園で様々な色の薔薇が活けられた花瓶が注目される。特に、青い薔薇を含む色とりどりの薔薇は多くの人の驚きを買い、壬氏はこれを宴席の上座に飾り、帝に献上する。壬氏の容姿や行動は多くの視線を集め、そこには様々な感情が交錯していた。一方、羅漢という狐のような目をした男が場の空気を読まずに食事を楽しむ一幕があり、彼の行動によって高官たちの間で小さな騒動が起きる。しかし、壬氏は笑顔を絶やさずに帝への献上を完遂し、園遊会は色々なドラマを含みつつも進行していく。
宴席から少し離れた東屋で、桜花が猫猫の面倒を見ている場面から始まる。猫猫は再び水晶宮に通い、青薔薇を作成するための準備に追われていた。その過程で猫猫は過労になり、体調を崩している。水晶宮の蒸気風呂を利用し、大量の薔薇を育てる実験を行っており、そのために多大な労力を費やしていた。
猫猫は、薔薇のつぼみを白い花びらだけに見えるように調整し、茎の内側から青い液体を吸い上げさせて花びらを青く染め上げていた。この方法で、青い薔薇を宴席でお披露目することに成功する。この一連の過程を、皇帝には秘密にしておくことで、誰かが言いがかりをつけても皇帝が説明をかって出てくれるようになっていた。最後には、壬氏との会話で、青い薔薇の作り方が明かされ、猫猫が爪を染める様子が描かれる。
二十八話 爪紅(アニメ 23話)
宴席で色とりどりの薔薇が注目を集めており、羅漢はそれをぼんやり眺めていた。彼は管弦の音楽に退屈し、ついには隣の官の冠と毛の塊を手にしてしまう。羅漢は片眼鏡を調整しながら宴の中心に置かれた薔薇を見ていたが、活け手の性格の悪さを感じている。宴は贅を尽くしたものであったが、羅漢にとっては記憶に残らないものだった。しかしながら、爪紅の流行には興味を示し、懐かしい妓女の名前と共に、爪紅をしている小柄な女官、猫猫の姿が目に留まる。
一方、壬氏は猫猫の要望を無視して東屋にいた。猫猫は羅漢を将棋で勝負に誘い出し、賭けの代償を決める。羅漢が勝てば猫猫を「うちの子」とするが、猫猫が勝った場合は緑青館の妓女を身請けすることになる。さらに、猫猫は勝負の度に勝者が負け者に飲ませる酒に薬を混ぜるという条件を加える。
勝負は羅漢が二連敗するが、猫猫も二杯の酒を飲み干してしまう。
しかし、三戦目で猫猫が勝ち、羅漢が酒を飲んだ後、急に具合が悪くなる。猫猫は羅漢に水を飲ませ、彼が実は酒に弱いことを明かす。勝負の結果、羅漢が酔っ払ってしまい、猫猫の狙い通りになる。
二十九話 鳳仙花と片喰(アニメ 23話)
羅漢は、鳳仙という妓女との過去を思い出す。彼女との碁や将棋の勝負で唯一負けた記憶があり、その時の鳳仙の優雅な爪紅が印象的だった。
羅漢は人の顔を区別できない特性があり、人々を碁石や将棋の駒に例えて覚える。鳳仙との関係は碁や将棋を通じて深まり、彼女の身請けを考えたが、金銭的に太刀打ちできず、関係は途絶えた。
三年後、羅漢は戻った妓楼で鳳仙がもはやいないことを知り、彼女の末路を知って絶望する。その後、羅漢は緑青館の妓女、梅梅の部屋で目を覚ます。
羅漢が飲んだのは猫猫が作った強い酒で、羅漢はその味に驚く。やり手婆に導かれ、妓女を選ぶことになるが、羅漢の心を動かすものはない。
しかし、病人部屋で痩せた女、鳳仙を見つけ、彼女を身請けすることを決意する。羅漢はやり手婆に金を渡し、彼女の手に碁石を渡す。その瞬間、羅漢は彼女の顔にわずかな赤みを見つけ、彼女がまだ美しいと感じる。
猫猫は泥酔した羅漢を仮眠室に送り、帰路についている途中で、楼蘭妃の一団とその父親を見かける。この時、猫猫は同行していた馬閃という官から、楼蘭妃の父親に対する不快感を感じ取る。その夜、猫猫は壬氏の棟に泊まることになり、壬氏や高順と会話を交わす。猫猫は、羅漢(狐目の男)に対して恨みは持っていないと話すが、彼の異常な執着には苦手意識を持っていることを明かす。また、羅漢が人の顔を認識できない「顔盲」であるために起きる問題や、彼が事件の解決に無意識のうちに役立っていたことも語られる。
猫猫は自分の出生と関わる羅漢への複雑な感情を吐露し、彼女自身が羅門を本当の父親として見ていること、そして羅漢への感謝と距離感を保つ姿勢を示す。彼女は羅漢を敵に回すことなく、自身の立場を守りつつ、彼との関係を客観的に評価しようとする。会話の中で、壬氏や高順との間にも深い理解や共感が交わされ、猫猫の成長や彼女を取り巻く人間関係の複雑さが浮かび上がる。
猫猫は梅梅から身請けの知らせと共にひれが入った荷物を受け取る。
彼女は身請けされた妓女を祝うために、一張羅に身を包み、かつて習った舞踏を思い出しながら踊り始めた。
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 6レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 8レビュー
同シリーズ
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小説

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