続・魔法科 まとめ
魔法科シリーズ まとめ
続・魔法科 (2)レビュー
どんな本?
2100年4月、司波達也は魔法資質保持者の人権保護を目的とした国際組織「メイジアン・ソサエティ」を立ち上げ、国内の実務を担う「一般社団法人メイジアン・カンパニー」を始動させた。
同時に北山潮が社長を務める投資会社の全面支援を取り付け、恒星炉プラント事業を進める「株式会社ステラジェネレーター」の社長へ就任する。
魔法師を「軍事兵器」から「エネルギー生産者」へ転換させるという、達也の思想を具現化する試みにほかならない。この動向に対し、魔法を人類進化の一環と捉える北米の結社「FEHR(フェール)」は、工作員として遠上遼介を日本へ送り込んだ。達也は遼介の正体を見抜きながらも、条件を付して受け入れる。
物語の後半、恒星炉の心臓部に当たる人造レリック「マジストア」の製造データを狙い、BS魔法師コンビ「ジェイナス」が襲来した。達也は彼らを町田のFLTラボへ誘引し、七草真由美や遼介らを配した迎撃作戦を展開していく。
最後は達也、深雪、リーナの連携によってジェイナスを制圧し、背後に潜む過激派組織「FAIR(フェアー)」の関与を突き止めた。
本作は、魔法師の新たな社会的役割を提示する組織の基盤構築と、それに伴って生じる新たな対立構造の幕開けを描き出す。
読んだ本のタイトル
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(1)
著者:佐島勤 氏
イラスト:石田可奈 氏
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あらすじ・内容
数多の強敵を打ち破り、波乱の高校生活に幕を下ろした司波達也。彼は新たな野望の実現のため動き始めていた。
続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー
一般社団法人『メイジアン・カンパニー』。
達也が専務理事に就任したその組織の目的は、魔法適性はあるものの実用レベルに至らない存在、メイジアンの人権保護の実現。魔法師が兵器ではなく人間として生活できる新時代へ向け、達也は大学生ながら、確実に歩みを進めていた。
戦略級魔法師を凌駕する影響力を持つ達也の動向は、当然ながら世界中から注目を集める。USNAにある魔法師の結社『FEHR』から、達也の動向を探るべく刺客が送り込まれ……。
司波達也の新たな伝説が幕を開ける――。
感想
新シリーズの序章となるこの巻。
卒業してから2年と少しの月日が流れ、達也は21歳になった。
という事は、大学3年生か。
魔法適性はあるものの実用レベルに至らない存在、メイジアンの人権保護の実現。
先ずは、インド・ペルシア連邦のチャンドラセカールと達也はイギリスの戦略級魔法師マクロードの立ち合いの元。
メイジアン・ソサイエティを設立した。
代表はチャンドラセカール、副代表に達也が就任した。
さらに日本で、恒星炉プラントの会社、ステラジェネレーターを設立して達也は社長に就任。
それと非営利団体メイジアン・カンパニーを設立した。
理事長に深雪。達也は専務に就く。
日本に帰化したリーナも役員として在籍し。
そこに国防軍を退職した藤林響子。
七草家から就職先が決まっていたが急遽カンパニーに就職するように命令された真由美。
FEHR[フェール]という組織からスパイとして来た遠上遼介がカンパニーのメンバーとなる。
新キャラが男性ってのは良いかもしれない。
メイジアン・ソサイエティ、メイジアン・カンパニーも高校1年生の頃から達也が目指していた事の延長線にあように見える。
パラサイトになった光宣も藤林と画面越しとはいえ再開して話もして、達也からUSNAのとある組織の調査を依頼されて忙しくしている。
コレにエリカ、レオ、幹比古、美月達が加わるとどんなストリートになるのだろうか?
これから凄く楽しみなシリーズだと思われる。
続・魔法科 まとめ
魔法科シリーズ まとめ
続・魔法科 (2)レビュー
最後までお読み頂きありがとうございます。
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考察
ストーリー・プロット
司波達也が主導する新組織の設立から、敵対勢力による襲撃の迎撃、そして背後に潜む過激派組織の特定に至るまでの経緯を整理して記述していく。
第1幕:国際組織・新団体の設立と始動
2100年4月24日、司波達也はイギリス空母艦内にて、魔法資質保持者の人権を守る国際組織「メイジアン・ソサエティ」の設立署名式に出席した。同日、21歳の誕生日を迎え、深雪やリーナと共に祝宴を開いた。
翌25日、北山潮主催のパーティーにて、実務会社「株式会社ステラジェネレーター」の設立と達也の社長就任、さらに「一般社団法人メイジアン・カンパニー」の設立を発表した。
魔法師を兵器から生産者へ変える計画を世に示した形となる。
第2幕:新メンバーの加入と周囲の思惑
メイジアン・カンパニーに従業員第一号として九島家ゆかりの藤林響子が着任した。
十師族の七草弘一は達也の真意を探るべく真由美を送り込んだ。また、FEHRの工作員である遠上遼介も潜入目的で採用面接に現れた。
達也は遼介が数字落ち(十の家系)でありFEHRの潜入員であることを見抜きつつ、彼の目的意識を確認し、条件付きで採用を決めた。
第3幕:巳焼島恒星炉プラントへの不法侵入とジェイナスの暗躍
遼介と真由美は研修のため巳焼島を訪れた。
同夜、BS魔法師コンビ「ジェイナス」がプラントへ侵入した。
遼介はこれを発見したものの、敵の特殊魔法「アラビアンナイト」により視界を奪われ、逆に警備員に拘束されてしまった。
身分を証明できず共犯の疑いをかけられた遼介に対し、達也は名誉挽回の条件として、自らの手で賊を捕らえるよう命じた。
第4幕:FLTラボ防衛戦と港湾シージャック
達也はジェイナスを町田のFLTラボへ誘い込む罠を張った。
5月6日夜、人造レリック「マジストア」の製造データを狙い再侵入したジェイナスに対し、真由美と遼介が迎撃した。
遼介は障壁魔法「リアクティブ・アーマー」と合気の技でバフマンを制圧した。並行して、川崎港では黒羽文弥が逃走用貨物船の乗員100名以上を昏倒させて制圧した。逃走を試みたバハドゥールは、リーナ、達也、そして深雪の連携により捕縛された。
第5幕:事件解決と新たな展開
事件解決後、遼介は正式採用され、伊豆の社宅へ移住した。
FEHRとのパイプ役としての活動を継続していく。達也は今回の襲撃の背後に、魔法師至上主義を掲げる過激派組織「FAIR」の存在を特定した。
かつての宿敵・顧傑との関連を疑い、宇宙ステーション「高千穂」の九島光宣に対し、北米におけるFAIRの調査を依頼した。
主要な転換点
組織運営の基盤構築と襲撃事件の解決を経て生じた重要な変化をまとめる。
メイジアン関連組織の設立発表
魔法師の役割を兵器から産業の担い手へと定義し直し、十師族や国際社会に兵器の流出としての懸念と期待を同時に抱かせた。
七草真由美および遠上遼介の雇用
四葉家以外の有力な魔法師や、海外組織との接点を持つ人材を組織内に取り込み、多層的な人材基盤を構築した。
巳焼島侵入事件によるジェイナスの特定
賊がBS魔法師コンビであり、その魔法が電子ネットワークにも干渉可能なアラビアンナイトであることを看破した。
深雪による新魔法アイシィソーンの行使
精神干渉系魔法を用いた非殺傷の確実な制圧手段を確立し、実戦での成功を収めた。
敵対組織FAIRの浮上
事件の黒幕が、単なる犯罪者ではなく、思想的背景を持つ国際的な過激派組織であることが判明した。
主人公を中心とした人物関係の変化
一般社団法人メイジアン・カンパニーの設立と初期の防衛戦を経て、主人公・司波達也を取り巻く人間関係や社会的立場は大きな変容を見せる。国内外の勢力が交錯する中、新たな協力関係の構築と自己の使命を追求する姿勢、ならびに外部からの評価について整理する。
主人公を中心とした人物関係の変化
- 達也と遠上遼介
- 面接での圧倒的な実力差の提示を経て、雇用主と従業員の関係へ移行した。さらにジェイナス捕縛の功績を受け、FEHRとの窓口を兼ねた実務担当者としての信頼関係が構築された。
- 達也と七草真由美
- 魔法大学までの先輩と後輩という私的な親愛関係から、メイジアン・カンパニーにおける専務理事と社員という公的な職務関係へと変化した。
- 達也と九島光宣
- 宇宙ステーション高千穂との赤外線レーザー通信を介し、かつての敵対関係を越えて、顧傑の遺恨が絡むFAIRへの対策を共同で行う協力関係へ移行した。
主人公の認識と周囲の評価
- 主人公自身の認識
- 魔法大学での学業を維持しつつ、恒星炉や人造レリックといった魔法の工業利用を確立し、魔法師が兵器として消費されない社会構造を作ることを急務と捉える。
- 周囲からの評価
- 十師族は達也の独走が国益や軍事バランスを損なう事態を懸念し、監視を強める。一方で、四葉真夜は彼の経営手腕を認め、全面的にバックアップする姿勢をとる。
- 認識を象徴する具体場面
- 採用面接の場において、遼介は達也が放つ圧倒的なプレッシャーを前に、自身の武術と魔法の修行に裏打ちされた自負を打ち砕かれる衝撃を味わい、達也の実力を格が違うと再認識した。
まとめ
学内での個人的な関係性を脱し、国際的な実務組織の統率者として歩みを進める過程で、達也の周囲には新たな主従関係や協力体制が整いつつある。既存の軍事勢力による警戒を招きながらも、魔法師の非軍事化という理想の具現化へ向けて基盤を着実に強化している
展開まとめ
ヒストリー
1999年に最初の現代魔法師が現れて以来、魔法師は国家の兵器として育成されてきた。しかし司波達也は、灼熱のハロウィンで個人が国家級の軍事力を持ち得ることを示し、さらに重力制御魔法式熱核融合炉・恒星炉を実現したことで、魔法師を兵器から生産者へ変える道を開いた。
1
メイジアン・ソサエティの設立
2100年4月24日、達也はインド洋上のイギリス空母で、アーシャ・チャンドラセカール、アイラ・クリシュナ・シャーストリー、ウィリアム・マクロードと会談した。そこで軍事的価値にかかわらず魔法資質を持つ者の人権を守る国際組織メイジアン・ソサエティの設立手続きが行われ、スリランカのゴールに本部が置かれた。
帰国した達也は巳焼島で深雪とリーナに迎えられ、二人から誕生日と副代表就任を祝われた。三人は、少数派でありながら強大な力を持つメイジアンの権利を社会に認めさせる難しさについて語り合った。
ステラジェネレーターとメイジアン・カンパニー
翌日の恒星炉プラント事業のパーティーでは、黒字化を受けて株式会社ステラジェネレーターの設立が発表され、恒星炉技術の開発者である達也が社長に就任することになった。
さらに達也と深雪は、日本で一般社団法人メイジアン・カンパニーを設立すると発表した。深雪が理事長、達也が専務理事となり、魔法資質を持つ者の人権を守り、社会で活躍できる道を作ることを目指した。
2
メイジアン・カンパニー発足
4月26日、メイジアン・カンパニーが正式に設立された。その動きは十師族にも波紋を広げ、四葉真夜には国益やIPUとの関係を懸念する問い合わせが寄せられた。
七草弘一は娘の真由美へメイジアン・カンパニーへの転職を勧めた。真由美は七草家から四葉家の影響下にある組織へ移ることに戸惑いながらも了承した。
一方、USNA旧カナダ領の魔法師結社FEHRでは、代表レナ・フェールが遠上遼介へ日本行きを命じた。魔法因子保有者の保護を掲げるFEHRは、目的の近いメイジアン・カンパニーと達也の真意を探るため、遼介を内部へ送り込もうとしていた。
藤林響子の入職
達也は最初の従業員として、元独立魔装大隊の藤林響子を迎えた。藤林には社宅が用意され、メイジアン・カンパニーで専門能力を生かすことになった。
達也は藤林へ、九島光宣と桜井水波が宇宙ステーション高千穂で暮らしていることも明かした。高千穂と巳焼島は仮想衛星エレベーターで結ばれており、将来的には地球上の任意地点への移動も構想されていた。
3
大学生活と七草真由美
達也は複数の組織で要職に就いても大学を辞めず、深雪やリーナと共に学業を続けていた。大学では一条将輝や黒羽亜夜子らと顔を合わせながら、ゼミにも参加していた。
帰宅後、達也と深雪は七草真由美がメイジアン・カンパニーへの就職を希望していると知らされ、その意外な申し出に驚いた。
4
遠上遼介の帰国
FEHRの指示を受けた遼介は五年ぶりに日本へ戻った。求人情報が見つからなかったため、町田のメイジアン・カンパニー本部を直接訪れ、そこで面接に来ていた真由美と遭遇した。
真由美は達也との面接で、父の意向もあって達也の目的を知りたいと率直に明かした。達也から、魔法資質を持つ者に社会で活躍できる道を提供するという理念を聞き、自ら参加を望んだため採用された。
続いて面接を受けた遼介も、魔法因子保有者の権利を守りたいと訴えた。達也は出自による優遇も冷遇もしない方針を説明し、その意思を確認したうえで採用を決めた。
リーナは遼介に不審を抱き、元スターズ総司令官ベンジャミン・カノープスへ身辺調査を依頼した。
5
魔工院での仕事
4月30日、藤林は真由美と遼介を、メイジアン・カンパニーが支援する魔法工業技術専門学院へ案内した。魔工院は魔法を工業技術へ応用する方法を教える施設であり、二人には本当に教育を必要とする若者を優先して受け入れる仕組み作りが最初の仕事として与えられた。
その後、二人は巳焼島の恒星炉プラントを見学した。真由美は翌日のステラジェネレーター設立記念パーティーで接待役を務めることになった。
恒星炉への侵入者
夜、職員宿舎に泊まった遼介は不審な魔法を察知し、恒星炉プラントで二人組の侵入者を発見した。しかし突然視界を奪われ、逆に警備員から仲間と疑われて拘束された。
達也は遼介を一度解雇すると告げたが、遼介は侵入者を捕らえて潔白を証明したいと申し出た。達也は単独行動を禁じたうえで機会を与えた。
遼介から報告を受けたレナは、犯人が犯罪魔法師コンビのジェイナスだと推測した。彼らは開閉の概念へ作用する特殊魔法アラビアンナイトを操っていた。
FEHRへの疑念
ステラジェネレーター設立式の後、リーナは達也へ、遼介がFBIの監視対象となっているFEHRの一員だと報告した。さらにレナが強力な精神干渉系魔法を持つことから、遼介が狂信的な工作員である可能性を警戒した。
6
ジェイナスの追跡
黒羽亜夜子からの報告によって、達也は遼介がレナの指示で動いていることを確認した。同時にジェイナスの狙いが、恒星炉に使われる人造レリック・マジストアの製造技術である可能性に気づき、次の標的をFLTと予測した。
FLTでは藤林がジェイナスによるネットワーク侵入を察知し、カウンタークラックで撃退した。さらに侵入元を追跡し、川崎市内の潜伏先をほぼ特定した。
7
ジェイナスの誘導
追跡を受けたジェイナスのバハドゥールとバフマンは、個人宅へ侵入しながら逃亡し、やがて首都圏の無法地帯へ潜伏した。しかし逃げ続けることは困難だと判断し、FLTへ再侵入して目的を果たしてから国外へ逃亡する計画を立てた。
達也は黒羽家に追跡を任せながら、真由美と遼介にも警備への協力を求めた。亜夜子と文弥は、達也がジェイナスをFLTへ誘い込み、同時に遼介の能力と信頼性を試そうとしていると推測した。
8
FLTへの再侵入
5月6日夜、ジェイナスはFLTラボへ侵入した。待機していた真由美は遠隔視系知覚魔法マルチスコープで二人を捕捉し、遼介と迎撃へ向かった。
真由美は照明を消し、スプリンクラーの水から氷弾を作って攻撃した。遼介はリアクティブ・アーマーと合気の技を使い、バフマンを無力化した。
一方、バハドゥールは逃走を試みたが、リーナの幻影に惑わされたところへ達也が現れ、魔法を無効化した。深雪は精神干渉系魔法アイシィソーンを使い、バハドゥールを眠らせた。
川崎港では文弥と亜夜子も、ジェイナスの逃走に使われる貨物船を制圧した。こうしてジェイナスの計画は失敗した。
9
遼介の正式採用
ジェイナス事件を経て、遼介はメイジアン・カンパニーへ正式採用され、伊豆の社宅へ移った。遼介はレナへ事件の結果を報告し、今後もメイジアン・カンパニーの活動を調べることを約束した。
達也は遼介がFEHRの工作員であることを承知していたが、そのつながりを利用してFEHRとの協力関係を築く可能性を考えていた。
FAIRへの警戒
達也は真夜へ、ジェイナスが所属するFAIRについて報告した。FAIRは魔法至上主義を掲げるだけでなく、BS魔法師や妖術師を抱える犯罪結社である可能性があった。
達也は宇宙ステーション高千穂の九島光宣にも調査を依頼した。かつてFAIRに匿われた光宣は、FAIRが顧傑と関係する組織だったことを明かし、過去を清算する意味でも調査を引き受けた。
その頃、FAIR首領ロッキー・ディーンはジェイナスの失敗を受け、四葉への直接的な行動を避けると決めていた。しかし人造レリックを諦めた代わりに、オリジナルのレリックを手に入れる新たな計画を進めようとしていた。
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