小説「本好きの下剋上 第四部 貴族院の自称図書委員 1巻」感想・ネタバレ

小説「本好きの下剋上 第四部 貴族院の自称図書委員 1巻」感想・ネタバレ

読んだ本のタイトル

#本好きの下剋上    ~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「貴族院の自称図書委員I」
著者: #香月美夜  氏  イラスト: #椎名優 氏

これまでのあらすじ

中世ヨーロッパ風の世界が舞台。
異世界なのでファンタジー要素もある。

第一部兵士の娘I 兵士の娘Ⅱ 兵士の娘Ⅲ

日本で本の虫だった女子大生が、地震で本の下敷きになって死亡(多分)

次に目覚めたらファンタジー世界の門番兵の娘として目覚める。

貧しく、衛生面も最悪。

身体は魔力が大きいせいで貧弱。

さらに彼女に必須アイテム本が高価で手が出ない。
なら創れば良いじゃないかと、、

そんな彼女は幼馴染のルッツと共に紙作りを始める。
でも子供2人ではほとんど何もできない。

そこで、マインが開発した髪を綺麗にするリンシャン。
姉のトゥーリーの為に作った髪飾りの製法を父親の部下のツテから紹介されたべノン商会に売り、それを資金に紙作りの支援を受けて紙の量産体制に入ろうととしたら。

マインの魔力が身体を蝕み瀕死になってしまう。

生き残るためには貴族に隷属するしかない。

それを良しとせず大好きな家族と過ごす事を優先する決意したが、、

初めて神殿に行き、図書館を見付けた瞬間決意を覆して神殿の巫女見習になる事を決意。

でも平民である事がアダとなり、孤児と変わらない灰色巫女見習になる処だったが余りにも高圧的に言う貴族の神殿長にブチギレ、魔力で威圧して昏倒させ灰色巫女見習案は却下。

交代で出て来た神官長と交渉の末、貴族と同じ青色巫女見習として、通いで神殿に入る事が決まる。

第二部神殿の巫女見習いI 神殿の巫女見習いⅡ 神殿の巫女見習いⅢ 神殿の巫女見習いⅣ

神官長直属の神殿の青色巫女見習として神殿に通う事になったが、下町との常識が違い過ぎた。

神官長、神殿長から付けられた側仕えとの常識の擦り合わせに苦労する。

さらに神殿に着替える部屋が無いので欲しいと神官長に言ったら、孤児院の院長室を与えられたのだが、、

その孤児院の過酷な飢餓状況を知り、孤児たちに食べ物を自己の力で獲得する事を教え、さらに自身でお金を稼ぐ方法、紙作りを教える。

何気に孤児院の孤児達を本作りに巻き込み、絵を描くのが上手い灰色巫女を側仕えに追加して、遂に絵本を完成させる。

順風満帆と思ったのは束の間、神官長と共に騎士団の要請で赴いたトロンベ討伐の際に、貴族の目の前で貴族達を遥かに超える魔力を持ってる事を知られてしまい、拉致られそうになる。

それを恐れて神殿に籠っていたが、他領の貴族が神殿にまで押し入って来た。

その貴族を手引きしたのは、マインに威圧されて気絶させられた事を恨んでいる神殿長だった。

何とか撃退したのだが、、
平民が貴族を攻撃したと言われて問答無用で拘束されそうになったのだが、、

以前お忍びで来た領主に渡された、養女になる契約の印に印を付けた事によりマインは貴族になっていた。

その結果、実は領主の一族だった神殿長は公文書偽装で極刑。

マインはローゼマインとなり下町の家族と別れて領主の養女となり空席の神殿長に就任する。

第三部領主の養女I 領主の養女Ⅱ 領主の養女Ⅲ 領主の養女Ⅳ 領主の養女Ⅴ

貴族令嬢ローゼマインとなったが、いきなり領主の養女にはなれなかった。

上級貴族のカルステッドの第三夫人(故人)の娘という事にして、神殿で密かに育てられていた事にした。

そんな経歴を携えてローゼマインは領主の養女になった。

でも、貴族の世間は神殿とも下町とも違っており特に貴族のご婦人方と上手くやって行けるかは不安材料だったが、、

フェルディナンドをダシにして、お茶会を開催してフェルディナンドの演奏リサイタルを開催。

さらに、フェルディナンドの肖像画を印刷してパンフレットを作成。

結果、貴族のご婦人方の心をガッチリ掴んで貴族社会で確固たる地盤を得る。

そして、貴族として初めての冬。
冬籠りの部屋で一緒になった子供達にマイン工房作の絵本とカルタを与えて無自覚に勉強をさせる。

それは歳上の学院生達よりも神の名前限定だが詳しくさせた、、

さらに、紙でハリセン製造、水汲みポンプ作成、アンゲリカの説教剣(cvフェルディナンド)を作成して領地への貢献も増大して行く。

そんな中、元領主候補で跡目争いの火種になるとして隣の領地に嫁いでいたゲオルギーネが、政変を利用してのし上がり暗躍し始める。

その一手が領地の発展に寄与してるローゼマイン暗殺。
暗殺は未遂に終わったが、ローゼマインは毒を盛られて、たまたま作っていた治療薬を使って治療したが2年間意識不明となってしまう。

そして目覚めたら、、
学院に行く年齢になっていた!

感想

2年間も眠ってたのに直ぐに学院に通うための準備をして、学園に通ってみたら、、

第一の忠臣、ダームエルとはお別れ。

そのかわり、見た目は可憐な美女だが実は脳筋な護衛騎士アンゲリカが再登場。

お喋りな魔剣(CVフェルディナンド)も順調に成長してナイフだったのがショートソードくらいになっていた。

お側には相変わらずリヒャルダだけど、、

それ以外はほぼ新メンバー。

さらに他領の領地候補、王族まで出て来て新キャラのオンパレード。

そんな中、見た目は学院に入る前の子供にしか見えないローゼマインは悪目立ちしていた。

普通なら萎縮するのだが、ローゼマインの基本原動力は本。
それ以外は眼中に無いのだが、、

ヴェルフリートが図書館に通うための条件に1学年全員を巻き込んだせいでスパルタな勉強会が勃発。
1学年の生徒達の目が期末で落第ギリギリの生徒のように死んでしまう。

そこで発覚するローゼマインの上に立つ者としての資質の高さだが、本人は全く自覚無しww


そして、試験をあっという間にパスして図書館に行ける権利を獲得したら、、

あまりの嬉しさに神に感謝を告げたら、動かなくなってた表紙のウサギ型の魔道具を復活させてしまう。

ファンタジーだわ。。

そして、フェルディナンドなどが当たり前のように使っていた魔法の杖、シュタープも取得するのだが、ローゼマインだけが最奥の間まで行くのが後であんな事になってしまうとは、、、

でも、この時はシュタープを取りに行ったら行き倒れだ脆弱な生徒というだけだった、、

そして、騎獣作成ではレッサーくんを出したら、あまりにも珍妙過ぎてアーレンスバッハ出身の教師から猛烈な批判を受けるのだが、、

他の教師が興味を示したことにより有耶無耶になるが、教師を襲ったというデマが流れてしまう。

何気に貴族社会も難しい。

同シリーズ

本好きの下剋上 シリーズ

兵士の娘

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘I」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘II」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘Ⅲ」

神殿の巫女見習い

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習いI」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習いⅡ」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習いⅢ」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習いⅣ」

領主の養女

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女I」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女Ⅱ」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女Ⅲ」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女Ⅳ」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女Ⅴ」

貴族院の自称図書委

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員I」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員Ⅱ」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員Ⅲ」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員Ⅳ」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員Ⅴ」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員Ⅵ」
「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員Ⅶ」
「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員Ⅷ」
「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員Ⅷ」

女神の化身

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身 1巻」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身 2巻」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身 3巻」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身7」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身8」

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身9」
本好きの下剋上 第五部「女神の化身 10巻」
本好きの下剋上 第五部「女神の化身 11巻 

その他フィクション

フィクション(novel)あいうえお順

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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