薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 9レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 11レビュー
どんな本?
『薬屋のひとりごと』は、日向夏 氏による日本のライトノベル作品。
中世の後宮を舞台に、薬学の専門知識で事件の謎を解く少女・猫猫(マオマオ)の物語。
小説家になろうで連載されているほか、ヒーロー文庫からライトノベル版が刊行されている。
また、月刊ビッグガンガンと月刊サンデーGXでコミカライズ版が連載されており、2023年にはテレビアニメ化も決定している。
月刊サンデーGXの方が、中華の雰囲気が強く、文化の小さい部分にも気をつけているように感じている。
玉葉妃の妊娠によって、猫猫は再び後宮に戻ります。
その後宮は、女たちの複雑な関係や権力争いが絶えず、さらに外部からの不穏な動きが見受けられました。
中でも、隣国の特使が後宮に持ち込んだ問題が大きな話題に。
彼女等は、かつての絶世の美女、妓女を再び見ることを要求します。
困った壬氏は、この問題の解決のため猫猫に相談します。
猫猫は、壬氏の美貌を活かし、彼を絶世の美人として特使たちの前に引き出します。
そして、異国の特使たちは壬氏の美貌に圧倒され、その自身の美貌へのプライドを完全に打ち砕かれました。
一方、後宮内では堕胎薬の製造という深刻な事件が発覚します。
玉葉妃の周りの人々は、彼女を守るために力を合わせ、この問題を解決しようとします。
その中でも、梨花妃の活躍は目覚ましいものがありました。
彼女は、妃としての立場や権力を活かし、事件を解決に導く大きな役割を果たしました。
読んだ本のタイトル
#薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~(10)
(英語: The Apothecary Diaries、中国語: 药屋少女的呢喃)
著者:#倉田三ノ路 氏
原作:#日向夏 氏
キャラクター原案:#しのとうこ 氏
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あらすじ・内容
イケメン宦官・壬氏サマ、禁断の姿…解禁。
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 10
五十年前に曾祖父が目撃したという、月の精のように美しい女性を見たい──異国の美女特使・二人組からの無理難題。壬氏から相談を受けた猫猫は入念な調査の末にその真相に辿り着き、空前絶後の破壊力を持つ”切り札”を用意し…!?
そして猫猫に「薬を煎じてほしい」という新たな依頼、その裏には後宮内の権力争いにまつわる様々な思惑が交錯していて…!?
猫猫の推理が冴える痛快エピソードを収録、超絶ヒットノベルのコミカライズ第十弾!!
感想
玉葉妃の妊娠を受けて、猫猫(マオマオ)は再び後宮に戻ってきます。
この事実は皇帝の寵妃という特別な立場ゆえ、厳重に秘密にされているのですが、後宮の女たちの間では腹の探り合いや策略が絶えません。
また、後宮外部からも様々な動きが見受けられ、特に異国の特使が後宮に現れて大きな騒ぎとなります。
特使たちは、数十年前に曽祖父が見た美しい月の精を見たいという無理難題を押し付けてきます。
この問題解決のため、花街に詳しい猫猫が呼び出され、絶世の美女が今では銭ゲバなオババだと判明します。
そんな彼女の代役を用意するため、猫猫は壬氏をその美女の役に抜擢します。
そして、壬氏に化粧を施し、蛾を利用して舞台を演習して壬氏を月の精として舞台に立たせます。
そんな彼を見た特使たちは彼の美貌に圧倒されてしまいます。
一方、後宮内では更なる問題が起こります。
猫猫には「薬を煎じてほしい」という新たな依頼があり、その背後には後宮内の権力争いや複雑な策略が交錯しています。
水晶宮での堕胎薬製造の騒動や、診療所での事件、
様々な出来事が続く中、猫猫の推理力と洞察力が光ります。
本の結末では、梨花妃が更にその存在感を増して、侍女頭杏を死罪から守る行動をとります。
猫猫の鋭い推理と梨花妃の懐の大きさが、後宮の中での様々な事件や問題を解決へと導くのでした。
この本で特に好きだったシーンは、壬氏が異国の特使たちを圧倒するシーンです。
私も仕事で難しい交渉をすることがあるので、そういった場面で自信を持ち、相手を圧倒する壬氏の姿には感動しました。
その後の退場でずぶ濡れになったのは笑いましたがw
一方、後宮での堕胎薬の事件は、少し気が重くなる部分もありました。
しかし、その中で梨花妃がどのように動き、事件を解決していくのかは非常に興味深く読むことができました。
私も困難な状況の中で、どうすれば周りと協力して問題を解決できるのか、この本を通して多くのことを学べた気がします。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 9レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 11レビュー
考察
外国特使の接待
異国から訪れた特使の接待は、かつてその祖父が目撃したという伝説の美女、月の精を再現するという極めて困難な課題を含んでいた。この任務は単なるもてなしを超え、国の威信をかけた政治的に重要な局面として描かれている。
特使の来訪と異例の宴席
特使として皇宮を訪れたのは、金髪と透き通った瞳を持つ二人の異国の美女であった。
- 彼女たちは従姉妹同士であり、豪華な衣装と異国特有の容姿で宴の席を圧倒した。
- 宴は本来男子禁制である後宮の北側を一時的に開放するという、異例の措置のもとで開催された。
- 会場では事前の毒見や警備が徹底されるなど、不測の事態に備えた厳戒態勢が敷かれた。
- 宴の最中、特使の一人が皇帝の馬車に近づく不敬な行動を見せたが、もう一人の特使が速やかにこれを制止した。
- 猫猫は、彼女たちの振る舞いの中に隠された明確な政治的意図を敏感に感じ取った。
伝説の正体と猫猫の画策
特使が探し求めていた伝説の美女の正体は、花街の妓楼である緑青館を仕切るやり手婆の若かりし頃の姿であった。
- 現在は高齢となっている本人を引き合わせることは外交上不可能であり、猫猫は独自の策を練った。
- かつて特使の祖父が目にした幻想的な光景は、雌の虫の死体に雄が集まるという生物学的な習性を利用したものであった。
- 猫猫は子翠の協力を得て数日間をかけて特定の虫を大量に採集し、伝説の光景を人工的に作り出す準備を整えた。
- この計画は、外交的な要求を満たしつつ不都合な実態を隠蔽するための巧妙な手段であった。
月精の再現と接待の結末
宴が終盤を迎えた満月の夜、猫猫による大掛かりな演出が実行に移された。
- 黒い布をまとった美人が、淡く光る虫の群れとともに月下に現れた。
- その姿はまるで伝説の天女そのものであり、目撃した特使たちは驚嘆のあまり息をのんだ。
- この演出には壬氏も裏方として全面的に協力しており、濡れた衣装と髪のまま疲労困憊になるまで尽力した。
- 猫猫の知恵と壬氏の献身的な働きにより、特使を満足させるという任務は無事に完了した。
まとめ
猫猫が仕掛けた月の精の再現は、最新の知識と壬氏との連携によって成功を収めた。この高度な印象操作が特使に深い感銘を与えたことで、外交的な緊張は緩和され、後宮には再び平穏な日常が戻ることとなった。知略と実行力が宮廷の危機を救った象徴的なエピソードである。
後宮の医療体制
後宮の医療体制は、男子禁制という特殊な環境ゆえに、制度的な欠陥や情報の遮断といった深刻な課題を抱えている。薬師としての知識を持つ猫猫の視点を通じて、華やかな宮廷の裏側に潜む不完全な医療の実態が浮き彫りになる。
医局の配置と男性医官の制度的制約
後宮内には医局が設置されており、どじょう髭の医官をはじめとする男性の医官が配置されている。しかし、その活動には制度上の大きな限界が存在する。
- 男性医官は男子禁制の規律により、後宮の奥深くまで立ち入ることが制限されている。
- 妃や女官に対する直接の診察や治療には高い障壁があり、十分な医療サービスを提供できていない。
- 結果として、高度な専門知識を持つ医官がいながら、患者である女性たちとの物理的な距離が治療の妨げとなっている。
女官が運営する診療所の役割と実態
医局とは別に、洗濯場の裏手には女官たちが運営する診療所が存在している。ここでは中年の女官である深緑などが、日々の診療にあたっている。
- 施設内は清潔に保たれており、実務的で合理的な構造となっている。
- 女官同士ということもあり、男性医官が立ち入れない領域での一次診療を担っている。
- しかし猫猫は、施設内に薬の匂いが一切しないことに疑念を抱いている。
- これは、本格的な投薬や高度な医療行為が行われておらず、気休め程度の処置に留まっている可能性を示唆している。
感染症対策と隔離優先の現状
未知の病や重篤な症状に対して、後宮の対応は極めて排他的かつ閉鎖的である。
- 梨花妃の下女が重病に伏した際、診療所への通院は許可されず、宮の隅にある物置小屋へ隔離された。
- 猫猫が密かに診察を行った結果、重大な感染症の疑いが指摘されたが、現場では適切な治療よりも物理的な排除が優先されていた。
- 組織としての防衛本能が優先されるあまり、個人の生命を救うための医療が機能していない実態が浮き彫りになっている。
知識の欠如と迷信が招く惨劇
後宮内では女性の健康や疾病に関する正しい知識が普及しておらず、非科学的な迷信が深く根付いている。
- 乳幼児の相次ぐ死や体調不良を科学的な原因ではなく、不吉な呪いとして処理しようとする傾向がある。
- 単なる皮膚のかぶれであっても、それを呪いと信じ込んで恐れるなど、女官たちの医療リテラシーは極めて低い。
- 毒性のある鉛を含んだおしろいの危険性を認識せず、忠誠心から妃に使用し続けるといった、無知による人災も発生している。
猫猫による医療体制の補完
このような機能不全に陥った体制の中で、花街という過酷な環境で培われた猫猫の実用的な知識が重要な役割を果たす。
- 猫猫は医局の設備を駆使して自ら薬を調合し、公的なルートでは不可能な治療を補完している。
- 衰弱した梨花妃に対しては、薬物療法だけでなく、食事の改善や換気、身体の清潔を保つといった基礎的な看護の徹底を指示した。
- 伝統的な権威や迷信に頼らず、経験と理論に基づいた適切な処置によって、妃を回復へと導く成果を上げている。
まとめ
後宮の医療体制は、性別による隔離制度と知識の不足により、本来救えるはずの命を危険に晒している。猫猫は壬氏との対話や診療所の視察を通じて、これらの制度的な矛盾や改善の必要性を鋭く認識している。しかし彼女は自らの立場をわきまえ、宮廷の深層に深く介入することを避けつつ、目の前の患者を救うという薬師としての本分を全うしている。
梨花妃の下女
後宮における侍女頭の不正と陰謀の真相
後宮において妃を支える侍女頭は、強大な権限を持つ役職である。作中ではその立場を悪用した重大な事件が描かれている。梨花妃に仕えた杏による不正も問題となる。阿多妃に仕えた風明による陰謀が発覚した。
侍女頭・杏による堕胎剤調合の疑惑と解明
・香油の隠匿と計画
水晶宮の物置小屋には、感染症の下女が隔離されていた。
猫猫はその小屋から香油や香辛料を発見する。
それらは異国の隊商が持ち込んだものであった。
杏はそれらの材料から堕胎剤の調合を計画する。
猫猫はその疑惑を彼女に突きつけた。
梨花妃に仕える侍女頭の杏は、宮廷内で不穏な計画を企てていた。
・不正の結末
壬氏と猫猫は杏を追及する。
杏は侍女頭としての誇りを盾にした。
彼女は罪を否定し続ける。
彼女は主である梨花妃に対しても反抗的な態度を取った。
しかし、梨花妃の決断により杏は侍女頭を解任される。
最終的に杏は後宮から追放された。
侍女頭・風明による過去の過失と隠蔽の概要
阿多妃に仕える風明は、過去の過ちを隠蔽するために一連の事件を引き起こした。
・乳児死亡の真相
十六年前、風明は阿多妃の乳幼児に蜂蜜を与えていた。
彼女は主への忠誠心からこの行動をとる。
しかし、蜂蜜が原因で乳児は死亡した。
・里樹妃に対する毒殺未遂
徳妃である里樹妃は、蜂蜜を避けて生活している。
風明は里樹妃によって自らの過失が露見することを恐れる。
そのため、園遊会において彼女を狙った毒殺未遂事件を実行した。
・不正の結末
猫猫は事件の真相を指摘する。
風明は自らの罪を認め自首した。
風明の関係者は厳しい刑罰に処される。
阿多妃は不祥事の責任を取り上級妃を辞任する。
彼女は静かに後宮を去ることとなった。
まとめ
侍女頭という地位にある者が、自身の保身や歪んだ忠誠心から不正に手を染めていた。これらの事件は、後宮の権力構造が生んだ弊害である。猫猫の知識と洞察力は、宮廷の闇に隠された真実を暴く重要な役割を果たしている。
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 9レビュー
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ まとめ
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 11レビュー
キャラクター紹介
猫猫
薬学に深い造詣を持つ、冷静沈着な少女である。鋭い観察眼で事件の裏にある陰謀を見抜く。自身の知的好奇心を優先する傾向がある。
・所属組織、地位や役職
後宮の官女。薬師。
・物語内での具体的な行動や成果
蛾の光を利用して「月の精」の伝説を再現し、特使を満足させた。地面に妃たちの力関係を描き、後宮の階層構造を整理した。梨花妃の下女の症状から重大な感染症の可能性を指摘した。物置から堕胎剤の材料を発見し、侍女頭の不正を暴いた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
玉葉妃や壬氏から全幅の信頼を寄せられている。後宮の医療体制の不備に対して批判的な視点を持っている。蜥蜴の再生能力に興味を示し、実験材料として尻尾を捕獲した。
壬氏
類いまれなる美貌を持つ、後宮の管理責任者である。中性的な容姿を武器に、外交や政治交渉を有利に進める。猫猫の能力を高く評価し、彼女に難解な調査を依頼する。
・所属組織、地位や役職
後宮を統括する管理責任者。宦官。
・物語内での具体的な行動や成果
特使を歓迎する宴において、自ら演出に協力し疲労困憊した。医官が男性のみである現行制度の限界について猫猫と語り合った。梨花妃の宮を訪問するための書状を用意し、猫猫の調査を支援した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
自分が父だと思っていた人物が実は兄であることを知った。実の父親は回廊に現れた老人であり、老婆が祖母である事実に直面した。後宮内で絶大な権力と人気を誇っている。
梨花妃
後宮の上級妃の一人であり、水晶宮に住まう気品ある女性である。かつては体調を崩していたが、猫猫の看護によって回復した。自身の侍女たちの管理に心を砕いている。
・所属組織、地位や役職
後宮の上級妃。淑妃。
・物語内での具体的な行動や成果
重病の下女を放置し、独断で堕胎剤を隠し持っていた侍女頭の杏を厳しく追及した。信頼を裏切った杏を解任する決断を下した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
毅然とした態度で宮の規律を正し、上級妃としての威厳を示した。回復後は本来の美しさと気高さを取り戻している。
玉葉妃
後宮で最も皇帝の寵愛を受ける、聡明な上級妃である。翡翠宮の主であり、猫猫の良き理解者として振る舞う。穏やかな性格だが、宮廷内の勢力争いには敏感である。
・所属組織、地位や役職
後宮の上級妃。貴妃。
・物語内での具体的な行動や成果
娘の鈴麗公主に外の世界を見せるため、庭園の散歩を提案した。猫猫が診療所の呼び出しに応じる際、外出の許可を速やかに与えた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
現在は懐妊中であり、後宮内での立場は非常に強固である。彼女の安全を守るために、翡翠宮では厳重な警戒が敷かれている。
杏
梨花妃に仕えていた侍女頭である。自身の家門の繁栄を第一に考え、妃を操ろうとする野心的な性格を持つ。新参者である猫猫を敵視し、高圧的な態度で接する。
・所属組織、地位や役職
水晶宮の侍女頭(後に解任)。
・物語内での具体的な行動や成果
宮の奥にある物置に病人を隠し、感染症の蔓延を招く恐れのある隠蔽を行った。堕胎に用いられる香油や香辛料を密かに収集していた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
梨花妃に対する背信行為が露見し、その座を追われた。最終的には後宮から追放されるという厳しい処罰を受けた。
高順
壬氏の側近を務める、実務能力の高い官吏である。常に冷静沈着で、壬氏の公私にわたる活動を献身的に支える。周囲の人間模様を客観的に観察している。
・所属組織、地位や役職
壬氏付の従者。官吏。
・物語内での具体的な行動や成果
医局で猫猫が行っていた香油作りの作業を壬氏と共に観察した。診療所から戻る途中の猫猫と合流し、壬氏と共に医療体制についての対話に参加した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
壬氏の正体を知る数少ない腹心の一人である。猫猫の突飛な行動にも動じず、適切にフォローする包容力を持つ。
小蘭
猫猫と親しい、明るく元気な下女である。学ぶ意欲が強く、猫猫から文字の読み書きを教わっている。後宮内の噂話に詳しく、猫猫の情報源としても活躍する。
・所属組織、地位や役職
後宮の下女。
・物語内での具体的な行動や成果
猫猫のアドバイスに従い、手習い所に通って熱心に字の練習に励んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
将来の自立を見据えて着実に知識を蓄えている。手習い所が忙しくなり、翡翠宮を空ける時間が増えている。
桜花
玉葉妃に仕える、責任感の強い侍女である。猫猫の姉貴分のような存在であり、彼女の身を案じて行動を共にする。虫や爬虫類が極端に苦手である。
・所属組織、地位や役職
翡翠宮の侍女。
・物語内での具体的な行動や成果
風邪を引いた愛藍を連れて行く際、猫猫に付き添って診療所を訪れた。猫猫が捕まえた蜥蜴の尻尾を見て、恐怖のあまり気絶した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
翡翠宮の侍女たちをまとめるしっかり者として認識されている。猫猫の暴走を抑えるお目付け役としての役割を担っている。
深緑
洗濯場の裏にある診療所に務める、経験豊富な女官である。手際よく診察や治療を行い、猫猫からもその腕前を感心されている。
・所属組織、地位や役職
後宮診療所の責任者。中年の女官。
・物語内での具体的な行動や成果
風邪を引いた愛藍を的確に診察した。重病を隠されている下女の存在を猫猫に伝え、隠密に助けを求めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
男性医官が立ち入れない後宮内の医療において、重要な役割を果たしている。猫猫の薬学的な才能をいち早く見抜いた。
愛藍
玉葉妃に仕える侍女の一人である。普段は明るい性格だが、今回は体調を崩して寝込んでいた。
・所属組織、地位や役職
翡翠宮の侍女。
・物語内での具体的な行動や成果
激しい風邪を引き、猫猫に付き添われて診療所を受診した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
彼女の病気がきっかけで、猫猫は初めて後宮の診療所を訪れることになった。
特使
異国から派遣された、金髪と透き通った瞳を持つ二人の美女である。自信に満ちた態度で場を圧倒し、宮廷内に緊張をもたらす。
・所属組織、地位や役職
異国の特使。従姉妹同士。
・物語内での具体的な行動や成果
主上の馬車に近づくなど、挑発的な行動をとって周囲を苛立たせた。猫猫が演出した「月の美女」の光景に圧倒された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
一人は不敬な行動をとるほど勝ち気であり、もう一人はそれを抑える冷静さを持ち合わせている。
子翠
猫猫が後宮内で親しくなった、虫好きの官女である。非常に身軽で、猫猫の依頼を快く引き受ける。
・所属組織、地位や役職
後宮の官女。
・物語内での具体的な行動や成果
「月の精」の演出のために、大量の蛾を採集して猫猫の計画に協力した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
物語の端々で、高い身体能力や特殊な知識を持っていることが示唆されている。
やぶ医者
外廷の医局に務める、温厚だが少し頼りない医官である。猫猫を「先生」のように慕い、難しい判断を仰ぐことが多い。
・所属組織、地位や役職
外廷の医官。
・物語内での具体的な行動や成果
最近は多忙を極めており、猫猫も医局を訪ねるのを遠慮するほどであった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
医官としての腕前は平凡だが、その善良な人柄は後宮中から愛されている。
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備忘録
三十八話 月精 後編(アニメ 29話 2期5話)
特使を迎える宴の準備
宴は後宮の北側で行われることに決まり、急きょ準備が進められた。男子禁制の後宮ではあったが、北側だけ一時的に解放された。特使の希望を最優先するためであったが、毒見や準備の詳細まで徹底された。
特使たちの登場
特使として現れたのは金髪の美女二人であった。彼女たちは従姉妹であり、異国特有の透き通った瞳と豪華な衣装で場を圧倒した。宴席は馬車を改造したものが使われ、特使たちが注目の的となったが、その自信に満ちた態度が一部の者を苛立たせた。
月夜の演出と特使の挑発
宴が進む中、特使の一人が主上の馬車に近づき、不敬とも取れる行動を取った。しかし、もう一人の特使がそれを抑え、場の混乱を最小限に抑えた。猫猫はその場面を観察し、特使たちがこの宴に込めた政治的意図を感じ取った。
伝説を再現する計画
猫猫は過去の「月の美女」の伝説を再現するために行動を開始した。やり手婆の過去の話や、子翠の協力で集めた蛾を使い、伝説を具現化するための演出が準備された。
満月の夜に現れた「天女」
宴が終わるころ、猫猫は計画通りに動き出した。黒布をまとった美人が現れ、淡い蛾の光とともに月下に立つその姿はまるで天女そのものであった。特使たちはその光景に息をのみ、計画は成功を収めた。
壬氏の奮闘とその後
この演出には壬氏も協力しており、濡れた衣装と髪で疲労困憊していた。猫猫は彼の髪を拭きながら、計画が無事に終わったことを実感した。特使たちへの印象操作も成功し、後宮内は一時的な平穏を取り戻した。
三十九話 診療所(アニメ 29話 2期5話)
翡翠宮での静かな時間
猫猫は翡翠宮で小蘭がいない隙に静かな時間を過ごしていた。手習い所に通う小蘭が忙しくなり、猫猫は医局へ行くことも考えたが、やぶ医者の多忙さを思い出して断念した。先日の香油問題や特使の動向に思いを巡らせながら、香油の危険性や毒物混入の可能性について考えを整理した。
後宮の妃たちと階層構造
猫猫は地面に絵を描きながら、後宮の妃たちの力関係を整理した。玉葉妃を中心とする妃たちはそれぞれ異なる背景を持ち、権力や立場によって微妙なバランスを保っていることが分かった。また、過去の毒殺未遂事件や翠苓の逃亡を思い出しながら、毒や陰謀の影に思いを馳せた。
診療所への訪問
桜花に頼まれ、風邪を引いた愛藍を診療所に連れて行った猫猫は、洗濯場の裏にある診療所を初めて訪れた。そこで中年の女官が手際よく診療を行う姿に感心した。診療所は清潔で合理的な作りだったが、薬の匂いがしないことに猫猫は疑問を抱いた。
壬氏との偶然の会話
診療所から戻る途中、猫猫は壬氏と高順に遭遇した。猫猫は診療所の印象や薬の取り扱いについて感想を述べたが、壬氏は医官が男性のみである制度の限界について語った。猫猫は壬氏の表情や背景に思いを巡らせながらも、つい不謹慎な発想をしてしまい、自らの考えに苦笑した。
後宮の仕組みと課題
壬氏との会話を通じ、後宮の制度的な問題や医療体制の改善の必要性を感じた猫猫であったが、深く考えることを避け、翡翠宮へと戻っていった。その途中で商売の可能性を思い付き、相変わらずの軽妙さを見せながら新たな一日を迎える心構えを整えた。
四十話 みたび、水晶宮 前編(アニメ 30話 2期6話)
診療所からの呼び出し
翡翠宮で静かに過ごしていた猫猫は、中年の女官・深緑からの呼び出しを受けた。玉葉妃からの許可を得た猫猫は、愛藍の代わりに桜花をお目付け役として診療所へ向かうことになった。道中、桜花との軽妙な会話が交わされたが、診療所での話が核心に迫る内容であることが明らかになった。
診療所での依頼
深緑は猫猫に、梨花妃の下女が重い病にかかっているとの情報を伝え、助けを求めた。下女の症状は倦怠感、微熱、そして異様な咳といったもので、診療所に来ることすら許されなかった経緯が語られた。猫猫はその話に不安を覚え、病の詳細を確かめる必要性を強く感じた。
未知の病への疑念
梨花妃の下女の症状を整理した猫猫は、それが後宮全体に影響を及ぼしかねない問題であると判断した。しかし、水晶宮への立ち入りには慎重な手続きが必要であり、壬氏を通じた許可が欠かせない状況であった。桜花は焦る猫猫を諭しつつも、猫猫の行動を注意深く見守った。
蜥蜴の尻尾と未知の薬
深緑との話を終えた帰り道、猫猫は偶然蜥蜴の尻尾を見つけ、それを捕まえた。蜥蜴の再生能力に着目した猫猫は、生やす薬を作るという研究に活用する意図を抱いていた。しかし、尻尾を見た桜花は驚愕し、気絶してしまった。猫猫は尻尾を大事に保管しつつ、桜花の介抱に追われることとなった。
医官の訪問と異変
後宮の玄関口に現れた医官とその女官付きの姿に女官たちはざわめいていた。杏が事情を尋ねると、医官は梨花妃に会うためだと書状を見せた。書状には壬氏の名が記されており、やむなく杏は医官を宮の奥へ案内した。
物置小屋の発見と病人
宮の奥へ向かう途中、医官が物置小屋に興味を示し、扉を開けた。中には病に伏す下女が隔離されており、独特な病人の臭いが漂っていた。女官として変装していた猫猫は迅速に病人を診察し、感染症の可能性を指摘した。
香油の謎と侍女頭・杏の疑念
猫猫は物置から見つかった香油や香辛料を調べ、杏がそれらを隠し持ち堕胎剤を調合しようとしていた疑惑を指摘した。壬氏と猫猫が問い詰める中、杏は動揺しながらも罪を否定し、侍女頭としての誇りを盾に応じた。
四十一話 みたび、水晶宮 後編(アニメ 30話 2期6話)
梨花妃の決断
梨花妃は毅然とした態度で杏の行動を責め、侍女頭の解任を決断した。杏は激しく反発し、梨花妃に向かって暴言を吐くが、妃の強い意志により退けられた。侍女頭としての権威は完全に失墜し、杏は後宮を追放されることとなった。
病人の処遇と小さな希望
病に伏せていた下女は後宮を去り、より良い治療環境を得ることが約束された。猫猫は、病人の世話をしていた下女の一人から感謝の言葉を受け取り、白い花を手渡された。その場には、静かに咲く白い花だけが残っていた。
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