小説【転スラ】「転生したらスライムだった件 11巻」感想文・ネタバレ

小説【転スラ】「転生したらスライムだった件 11巻」感想文・ネタバレ

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どんな本?

転生したらスライムだった件”とは、伏瀬 氏による日本のライトノベルで、異世界転生とファンタジーのジャンルに属す。

主人公は、通り魔に刺されて死んだ後、スライムとして異世界に転生。
そこで様々な出会いと冒険を繰り広げながら、魔物や人間との交流を深めていく。

小説は2014年からGCノベルズから刊行されており、現在は21巻まで発売されている。

また、小説を原作とした漫画やアニメ、ゲームなどのメディアミックスも展開されており。

小説のタイトルは「転生したらスライムだった件」だが、略称として「転スラ」と呼ばれることもある。

読んだ本のタイトル

転生したらスライムだった件  11
著者:伏瀬 氏
イラスト:みっつばー 氏

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あらすじ・内容

魔王ルミナスとの約束である音楽会を開催するため、神聖法皇国ルベリオスを訪れることになったリムルたち。 進む音楽会の準備――だが、その裏側ではリムル、そしてルミナスをも巻き込む狡猾な陰謀が張り巡らされていた。 はたして音楽会は無事に開催されるのか!?

転生したらスライムだった件 11

前巻からのあらすじ

祭りが終わり、次は西方評議会への加入を目指す。

そんなリムルに、西方評議会の陰の実力者。

グロッソのマリアベルが暗躍して来た。

リムルの経済圏拡大に反対するマリアベルはリムルの強大な力を背景にした経済圏に依存すると、リムルの言う事に逆らえなくなると警戒しており。

強大になる前に叩き潰そうとするのだが、手駒にしていたユウキに裏切られて呆気なく死亡してしまう。

操られていたユウキが解放されて安心したリムルだったが、ラファエルさんからユウキは操られてないと。 
迷宮では魔王達がアバターで暗躍w

何気にユウキが一番腹黒い事が判明。

感想

魔王のディーノが、リムルに寄生しにやって来た。
ギィの誘導らしいが・・・
最初は働きたくないと言ってたが、いつの間にかベクターと一緒に研究で無自覚に仕事してる。
それも楽しそうに。

ディアブロが連れてきた悪魔たちがいい味を出している。
受肉と名前が無い状態でレオンや人類が警戒していた原初を白、黄、紫の3体も仲間に引き入れた。
それぞれの配下約700体がディアブロ直轄でリムルの配下に入る。
そして、受肉にオリハルコンの身体を用意して名前も授けられる。

原初の白、テッサロッサ。原初の黄、カレラ。原初の紫、ウルティマ。
それを知った原初の赤のギィはリムルの暴挙に愕然とする。
ただでさえ、原初の黒のディアブロを配下に入れてたのにさらに3つの原初を配下にしたリムル。
その重要さを彼は知らない。
いや、責任はディアブロが取るから良いかと思っている。。。

他人事感満載?

ルミナス待望の演奏会。
その裏で元勇者グランベルの謀略が蠢く。
平和な祭典を開催するはずが襲撃に遭ってしまう。

その演奏の練習をしているタクト達を護衛するシオン達。
グランベルと一騎打ちをするヒナタ。

その裏でユウキがルミナスの宝、勇者クロノアを奪取する。
グランベルは最後まで人類を救おうとしたが、、
その末路がこれじゃ・・・

そして、クロエとクロノア、ヒナタ、ルミナスの二千年の長き旅路が始まる。。。
クロエが勇者として覚醒しクロノアを取り込んで超強化され。
成長したクロエが爆誕。

二千年間魂の状態で耐えたヒナタは現在に帰って来る。
その根性が凄いわ・・

レオンもやっとクロエに出会えたが、、、
クロエに全く相手にされておらず扱いが軽い、、
そんなレオンが不憫・・・(涙)

とりあえず全員無事で良かったのかな?

最後までお読み頂きありがとうございます。

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序章  黄金の憂鬱

レオン・クロムウェルは、かつての幸せな記憶を取り戻したいと願っていたが、最愛の少女を見つけ出すことができずにいた。

彼は黄金郷エルドラドの王であり、豪華な館と庭園を創り上げたが、少女がいなければそれらは意味をなさない。

ラプラス一行はレオンのもとを訪れ、異世界人の召喚に関する取引を休止することを告げる。

これは、魔王リムルが召喚を禁じていることと、ロッゾ一族の力の低下、さらに東の帝国が戦争準備に忙しいことによる。

ラプラスは、保護されている異世界人の子供たちがまだ五人いることをレオンに伝え、その場所が魔国連邦であることを示唆する。

レオンは情報を受け取り、取引の休止を了承する。

会話の中で、レオンはラプラスたちに対して疑いを抱くが、最終的には戦争についての情報を詫びとして受け入れ、面会は終了する。

ラプラスたちが去った後、レオンは騎士アルロスと共に今後の対策について話し合った。

彼らは異世界人の召喚を利用してレオンの目的を達成しようとしていたが、西側諸国の状況と東の帝国の戦争準備により、この計画を一時中断する必要があると判断した。

レオンはエルドラドの平和を保ちつつ、東の帝国が戦争を開始する可能性に備え、警戒態勢を強化することを決めた。

一方で、ラプラスたちから提供された情報から、レオンは自分が探している少女、クロエ・オベールについてのヒントを得る。

彼はクロエを見つけることを最優先事項とし、彼女が関わる可能性がある情報は何でも追求する覚悟であった。

第一章  視察と研究成果

秘密結社〝三巨頭〟の一員であるミーシャの館で、神楽坂優樹らは会談を行っていた。

報告を受けた優樹は計画が上手く行ったことを喜び、一行はレオンとの交渉内容や行動の意図について話し合った。

特に、レオンが「クロベ・ホエール」という名前に反応したことが興味深いと感じられたが、その真意は明らかにされなかった。

優樹は、マリアベルに操られていたという設定で、ロッゾ一族のグランベル翁との交渉を計画していた。

マリアベルを排除することで、自分の行動の自由を得ることが目的であり、この計画は成功した。

今後は東へ向かう前にもう一つの仕事があることが示唆され、優樹はその詳細を語り始めることになった。

魔国連邦の首都リムルで忙しく過ごしている主人公は、マリアベルの件が解決した後も平和な日々を送っていた。

マリアベルの遺体は見つからず、彼女の死についてはシルトロッゾ王国と「事故」として内々に処理した。

五大老の最長老であるグランベル・ロッゾが背後で糸を引いていたが、彼からの反応はなかった。

その後、西側諸国の裏事情を掌握し、魔国連邦は評議会で最大派閥となった。
しかし、評議会に送り込む議員選びで問題が生じていた。

適任者を見つけることができず、シオンが立候補するも、彼女の過去の失敗を理由に却下される。

最終的に、ディアブロが有力候補として浮上するが、本人の意向や他の候補の存在も考慮して保留となった。

主人公は評議会への参加を続けながら、代役を決めるためにディアブロの帰還を待つことにした。

主人公が平和を楽しんでいる中、興味を持っていたことがあるためクロベエを訪ねる。

クロベエは主人公の以前の依頼に基づいて作った特質級の剣を見せる。

この剣は普通の特質級武器としての性能は保ちつつ、剣の根元に空いた孔に特定の宝玉を嵌め込むことで魔法武器へと変化する特性を持っている。

この宝玉はカイジンとの共同研究によって生み出された「精霊属性核」と呼ばれるもので、属性を付与した魔石を基にしている。

宝玉の組み合わせによっては、想定外の属性変化や威力増大が起こる可能性があり、詳細な検証が必要であるという。

クロベエは、この孔空き武器をさらに迷宮での実験を通じて検証し、魔玉の組み合わせ次第で伝説級相当の威力になる可能性があると主張する。

主人公はこの武器と魔玉の組み合わせの検証を迷宮内で行う計画を立て、クロベエに一任する。

主人公がクロベエに会いに行った理由は、自分の直刀について相談したかったからである。

この直刀は、主人公の魔力を流すと虹色に輝き、普通の金属を超える「神鋼」としての性質を持つことが判明する。

クロベエもこの変化に驚き、その金属が「ヒヒイロカネ」であることを確認する。

ヒヒイロカネは、永久不変の属性を持ち、あらゆる性質の波長に反発する究極の金属である。

この直刀は主人公以外の魔力には反応しない特性を持ち、主人公の戦闘状態にのみ虹色に輝く。

また、刀身の根元には将来的に様々な属性を付与可能な魔力結晶を嵌め込むための孔が空けられる予定である。

クロベエはこの直刀が現状で伝説級上位に相当し、将来的には神話級に至る可能性があると評価する。

主人公とクロベエは、この特別な直刀の進化と可能性に興奮し、その美しさに魅了された。

ミリムが主人公の執務室に急ぎ足で入ってきて、卵がもうすぐ孵ると伝える。

これまでずっと卵を大切にしていたミリムは、卵に何かあった時のために主人公のいる国に滞在していた。

その卵からは小さな竜が孵り、それはミリムの友だったガイアである。

ミリムとガイアは再会を喜び、その後ミリムはガイアと冒険に出ると提案する。

主人公はミリムにフレイが心配していることを指摘するが、ミリムはそれを気にせず、竜は自ら狩りをする必要があるため、ガイアに狩りを教えたいと主張する。

結果、主人公とミリムはガイア育成計画のために迷宮を利用することに決める。

主人公はヴェルドラ、ラミリス、そして新たに生まれたガイアを含めた5人で迷宮挑戦を行うことに決める。

ガイアのパワーレベリングを目的とし、迷宮での戦闘を重ねる中でガイアはすぐに戦い方を覚え、有能なパーティーメンバーとなる。特に、ガイアは重力を操る能力を持ち、戦闘に大きく貢献した。

迷宮の49階層までを制覇し、以前苦戦した50階層のボスも打ち破る。

しかし、冒険の喜びも束の間、帰還するとフレイによる厳しい迎えが待っていた。

ミリムはフレイに連れ戻されることになり、ミリムが冒険から離れることを余儀なくされた。

ガイアは主人公が預かることになり、迷宮内でのさらなる修行が予定されている。

主人公は、ジュラ・テンペスト連邦国における政治体制と国運営の責任者としての日々を紹介している。

連邦国家の魔王として、主人公は裁判権、立法権、行政権を含む絶対的な権限を有しているが、実際にはリグルドやベニマルなどに多くの業務を委任しており、より優秀な人材の確保を目指している。 

また、三権分立を目指し、立法府、行政府、司法府の設立とそれぞれの役割の明確化に努めている。

立法府には上院と下院を設け、上院議員は任命、下院議員は選挙で選ばれる体制を取り、行政府には優秀な官僚を配置し、司法府では公平な裁判を実施することが求められている。

しかし、実際には弱小種族出身の者が行政で重要な役割を担い、戦闘種族の者が書類仕事に向いていないという問題が発生している。

主人公は、人材の適材適所を模索しつつ、国家運営に必要な体制を整えるための課題に直面している。
立法、行政、司法それぞれの部門での人材不足や役職の未定問題に頭を悩ませており、制度は整ってきているものの、それを運用する体制が未熟であると感じている。

主人公は、気分転換として獣王国ユーラザニア跡地での新王都設立計画の現場視察を行う。

ゲルドが指揮をとるこのプロジェクトは、魔力を帯びた材料を使用し、魔法に対する抵抗力を持つ堅固な城の建設を進めている。

完成時には、外部攻撃はもちろん、城内での魔法使用の大半を封じることが可能になる見込みである。

建設現場は、人力による作業にも関わらず、魔人たちの非常識な能力により、予想以上の速さで進行している。

ゲルドは、捕虜だった魔人たちとの信頼関係を築き、彼らの不安を解消し、全力での協力を引き出している。

彼らに週に一度の酒宴を開き、美味しい食事を提供することで、彼らのやる気と自尊心を高め、捕虜から自由の身への道を示している。

この結果、人材不足が解消され、工事の効率が大幅に向上した。

魔人たちの常識外れの能力により、何トンもの重量物を一人で持ち上げる者がいたり、高所作業の安全管理が人間の基準では適用されないなど、驚異的な進捗速度を実現している。

主人公は、この驚きの事実に真顔で頷くのであった。

主人公は、戦争とは異なり、工事では複数の場所で同時進行する方が効率が良いと判断し、ドワルゴン、イングラシア、ユーラザニア、サリオンの四ヶ所で工事を進めている。

特にドワルゴン方面とイングラシア方面では、魔導列車用の軌道敷設が目的で、既に街道があり、日雇いの冒険者も雇用している。

サリオン方面では樹木の伐採から始めるため、時間がかかっているが、ユーラザニア方面の作業完了後に人手が合流する予定である。

一方で、魔導列車プロジェクトに対しては、東の帝国からの軍事侵攻のリスクや情報漏洩の可能性に対する懸念がある。

しかし、主人公はもし帝国が攻めて来たら全力で対抗し、必要ならば再建すれば良いという覚悟を固めている。

最後にファルメナス王国を視察した主人公は、ヨウム王とミュウラン王妃が魔導列車プロジェクトの下準備を進めていることを知る。

ミュウラン王妃は懐妊しており、主人公にとって意外なニュースであった。

さらに、ヨウムは王位を継ぐ意志がないエドガーに代わり、ミュウランとの子が次期王になることを期待している。 

ラーゼンはファルメナス王国で活躍しており、国内の安全を守っている。

主人公は、魔物への偏見が薄れつつある現状に満足し、ヨウム達と楽しい時を過ごした。

主人公の下で、ラミリスとヴェルドラもそれぞれに貢献していたようである。

二人は試作機の完成を報告し、研究所へと主人公を案内する。

この研究施設は、一般には非公開の秘密の場所として、地下迷宮内部に位置しており、各国から集まった専門家がさまざまな研究を進めていた。

中でも、ドワーフ王国からの錬金職人、サリオンからの魔導研究者、ルベリオスからの吸血鬼族研究者たちは、それぞれの分野で重要な役割を担っている。

また、吸血鬼族の研究は物理工学に似たアプローチを取り、自然界のルールを解明しようとしており、この世界では異端の学問であるが、大きな意味を持っていると主人公は考えている。

研究施設内では、各国の秘密情報を共有し、互いに協力する文化が育っており、ラミリスやヴェルドラはそのコミュニティの中心的存在になっていた。

研究者たちは、新しい発見に興奮し、一種の秘密結社のような連帯感を持っている。

研究所は外見も秘密基地風に整えられており、研究者たちは主人公の意見を聞くことを楽しみにしていた。

主人公は、自分たちの研究成果を見てもらいたいという二人の要望に応えることにした。

研究施設にて、ミニチュアサイズの列車が走っているのを目の前に、主人公は驚嘆する。

この施設では、風洞実験設備として、山や谷、トンネルを含む複雑な地形を模したジオラマが設置され、列車の空力解析が行われていた。

ここに集まった技術者たちは、魔法と科学を組み合わせた独自の技術で、蒸気を動力とする列車の模型を作り上げていた。

この列車の動力は蒸気であり、我が国の鉄道の動力が馬である現状と比較して、劇的な効率向上が期待される。

動力源としては、魔素をエネルギー源とした魔法と科学の融合から生み出される蒸気が利用されており、〝精霊魔導核〟の雛形とも言える技術である。

カイジンは、この試作機の成功が、機関車の開発に大きく寄与すると語っている。

さらに、研究所では様々な環境下でのテストが可能で、各種データを収集しているとのこと。

この研究の背後には、精霊召喚という高度な技術が用いられており、炎の精霊を核とする動力炉が開発されていた。

技術者たちは、黒光りする魔鋼製の『魔導列車零号』を完成させた。

これは、蒸気を動力とし、内部には魔法と科学の融合から生まれた〝精霊魔導核〟を搭載しており、魔素をエネルギーに変換する技術が用いられている。

この列車は、熱を利用してタービンを回し、電気も生み出せるように設計されている。

さらに改良の余地があり、研究者たちは今後も改良を重ねる予定である。

電気を効率的に利用するためには、蓄電器の開発が必要であると話している。『魔導列車零号』の内部は、既に電気を利用して明るく照らされており、技術者たちは、魔法と科学を組み合わせることで新たな可能性を見出している。

この成功を祝い、主人公は技術者たちと一緒に懇親会を開くことを提案し、皆で喜びを分かち合うことになった。

第二章  新しい仲間達

荒ぶる悪魔ディアブロは、冥界や地獄とも呼ばれる精神世界で暴力の化身となり、有力な悪魔たちを屠っていた。

力のない者は逃げ出し、有力な者たちは徒党を組んで迎撃を試みるが、ディアブロにとっては容易く打ち破ることができた。

悪魔たちは精神生命体であり、肉体が破壊されても時間が経てば自己修復し復活するが、ディアブロは容赦なく彼らを破壊し続ける。

ディアブロのこの遠征の目的は、彼に匹敵する昔馴染みの悪魔たちを勧誘することであり、彼らを集めてリムル様も満足させることを望んでいる。

その言葉を残して、ディアブロは瞬間転移でその場から消え去り、残されたのは実力を弁えない愚か者たちの残骸のみであった。

現場視察を終え、長期にわたる軌道敷設工事の現況を把握した。

ドワーフ王国からファルメナス王国までを繋ぐ主要鉄道の構想は進行中だが、完成までには時間がかかりそうである。

並行して、試作機の完成を経て列車の開発も進められている。

精霊魔導核の完成により、動力源は得られたが、列車の乗り心地や騒音問題など、まだ解決すべき課題が残されている。

研究チームは細かな問題点を解決し、技術発展に寄与している。

国家予算はプロジェクトに惜しみなく投入され、技術者たちとの有意義な交流が深まっている。

また、ディアブロと約束した依代の製作に取り組んでおり、ラミリスが助手を務めている。

しかし、人手不足の問題に直面しており、適任の人材を見繕う必要がある状況だ。

日々の平和な日常を送っていたある日、ディーノと名乗る魔王が訪れた。
ディーノはリムルの古い知り合いで、「八星魔王」の一人である。

リムルはディーノの来訪を疑問に思いつつも、戦闘の準備は特にせず、ディーノを迎え入れることにした。

ディーノはダグリュールのところを追い出され、リムルのもとへ遊びに来たと語るが、リムルはすぐにディーノの真の目的を見抜く。

ディーノは、実際にはギィ・クリムゾンに言われてリムルの国に世話になりに来たのだった。

リムルはディーノに仕事を与えることを決め、ラミリスの助手として働かせることにする。

ディーノは嫌々ながらも承諾し、リムルはディーノを研究所へ案内した。

地下百階層にあるリムルの研究所に到着したディーノは、リムルの古い友人であるヴェルドラが実際に働いているのを目の当たりにする。

リムルとディーノはヴェルドラの妖気コントロールについて話し合う。

ディーノは、リムルがヴェルドラと友達であること、そしてヴェルドラが妖気を完璧に抑えられるようになったことに驚愕する。

リムルはディーノを研究助手として迎え、ディーノは手伝いを始めることになる。

ヴェルドラやラミリスも楽しそうに働いており、ベスターはやつれているが研究に情熱を注いでいる。

ベスターがやつれていたのは単なる寝不足であり、リムルはベスターに休息を取らせる決定を下す。

ディーノは、ベスターから仕事内容の説明を受け、不本意ながらも作業を開始する。
リムルは、研究所での仕事をディーノに任せて安心する。

リムルはディアブロからの依頼で千体の依代を生産するため、大量生産可能な培養カプセルを使用するという案を思いつく。

これらのカプセルは、透明な強化ガラス製で、内部は魔素を豊富に含む魔水で満たされている。

魔水の濃度を調節し、特定の条件下で魔物が発生するようにする。
ある実験では、ヘビが嵐蛇へと変貌し、Aランクの魔物となることが証明された。

しかし、ラミリスはさらに一歩進んで、心臓部に「精霊魔導核」を用意し、さらに強靭な魔物を生み出すアイデアを提案する。

このアイデアにより、人形の骨格だけでなく、精霊魔導核や擬似魂を組み込んだ魔物が生み出された。
リムルはこの成果に感心し、ラミリスの能力を改めて認識する。

この研究は、魔物の発生プロセスを詳細に観察することができ、さらに研究の進展に寄与する可能性を秘めている。

ディーノの加入から数日後、リムルは依代の完成に向けて研究所へ向かう。

ラミリスとヴェルドラは培養カプセルに関して議論しており、ラミリスはヴェルドラに魔素の直接注入を頼む。

ヴェルドラが魔素を注入すると、培養カプセル内の魔鋼製の骨に異変が生じ、骨は「竜気魔鋼」と呼べる新たな金属に変化する。

この出来事はリムルの想定外であったが、ラミリスの行動の真意は、樹妖精や樹人族に早く肉体を提供したいという願いから来ていたことが明らかになる。

リムルはラミリスの意図を理解し、樹妖精たちに霊樹人形妖精への進化の機会を与えることを提案する。

トレイニーさんをはじめとする樹妖精たちは、迷宮運営に協力しており、リムルからの感謝の気持ちとして進化の機会を与えることになった。

この提案はトレイニーさんに喜ばれ、樹妖精たちにとっても迷宮内での活動の自由度が高まることになる。

休憩後、ディーノはベスターと共に作業を再開し、自分の仕事を全うする意志を示す。

ヴェルドラはリムルに、助手としてイフリートを復活させてほしいと頼む。

イフリートは『胃袋』内でヴェルドラと友達になり、リムルとヴェルドラの介入により、イフリートは暴風大妖渦の魔核の抜け殻を核として肉体を得る。

驚くべきことに、イフリートは美しい女性の姿をしており、これはヴェルドラの影響と暴風大妖渦が女性型であったためと判明する。

イフリートはリムルに感謝し、過去の自分やシズさんとの関係を振り返りつつ、新たな存在としてヴェルドラに仕えることを誓う。

リムルはイフリートを受け入れ、魔王レオンへの忠誠心がなくなっていることを理解し、イフリートをヴェルドラの助手として信頼することを決める。

ヴェルドラはリムルに、イフリートに名前を授けたいと相談する。

名付けの危険性について慎重に考慮した上で、リムルは協力を決め、イフリートに「カリス」という名前を与える。

カリスはその名を受け、進化し、魔王級の力を得る。

変化後、カリスは元の男性型の姿に戻り、ヴェルドラやリムルに忠誠を誓う。

リムルは、樹妖精たちを霊樹人形妖精へ進化させる作業を進め、樹人族には仮魔体を提供する。

これにより、樹人族も迷宮内で活動可能になり、大幅に人手が増える。
作業終了後、リムルは感謝され、日常の多忙な仕事に戻ることになる。

ディアブロが迷宮内で召喚した七体の悪魔とその背後の七百体の悪魔たちは、リムルの前に現れる。

ディアブロは、これらの悪魔たちがリムルの役に立ちたいと懇願したと語るが、その話には疑念が残る。

特に、ディアブロによって厳しく扱われた上位悪魔が含まれている。

この悪魔たちは、リムルに対し忠誠を誓い、彼の下僕となることを宣言する。

ディアブロはこの光景に満足し、リムルはディアブロが味方であることに安堵する。

悪魔族は精神生命体であり、受肉しなければ魔力が垂れ流しになる。

そのため、リムルは『暴食之王』を使って悪魔たちを捕食し、その後『智慧之王』で培養カプセルの中の人形の「擬似魂」に統合し宿らせた。これにより悪魔たちは依代を得て形状を自由に変化させるようになった。

特に、ディアブロの古い馴染みである三体の悪魔たちは人間に近い外見に調整され、彼女たちはその結果に満足した。

リムルはこれらの悪魔に、テスタロッサ、ウルティマ、カレラという名前を与えた。

名付けられた悪魔たちは、受肉を完了し悪魔公に進化した。

ディアブロが連れてきた悪魔たちの中には、リムルの力により多くが上位悪魔に進化し、その中には上位魔将になった者もいた。

リムルはこの驚くべき戦力の増加に、最初は心の平穏を守るために何も気づかないふりをすることにしたが、最終的には全ての悪魔に名前を与え、忠誠を誓わせた。

これによりリムルのもとには、Aランクオーバーの配下が七百名以上となり、過剰な戦力を得ることとなった。

リムルが悪魔たちに名前を与えたことで、彼らは想像を絶する力を得て、黒色軍団として魔国連邦の最大戦力となった。

テスタロッサたち三人娘はもともとリムルに忠誠を誓うつもりはなく、ディアブロとの交渉で一時的に力を貸すだけのつもりだった。

しかし、リムルの凄さを目の当たりにし、彼に心酔するようになった。

テスタロッサたちは古き魔王でさえ恐れるほどの力を持つ存在であり、その下には数万年敗北を知らないモスや四千年以上生きるヴェイロンなど、千年以上生きた先史種も含まれている。

これらの悪魔たちがリムルに認められ、「名前」を授かることで、さらに強大な力を手に入れた。

テスタロッサたちはリムルに完全に忠誠を誓うことを決め、彼女たちを含む悪魔たちがリムルの命令系統に組み込まれた。

この過程で、ディアブロも彼女たちの上司として位置づけられ、テスタロッサたちはディアブロの命令にも従うことを約束した。

これにより、リムルの知らずに新たな命令系統が確立され、黒色軍団が正式に形成された。

リムルの平和な日常に、ディアブロからテスタロッサたちの様子についての報告があった。

ディアブロはテスタロッサたちが彼の指揮下に入ったものの、予測不可能な行動を取る可能性に言及し、リムルに注意を促した。

リムルは、ディアブロが彼女たちを連れてきたことに苛立ちつつも、結局のところ全ての責任はディアブロにあると判断し、問題を彼に丸投げすることにした。

第三章  不穏な気配

リムルは、ディアブロと新たに加わった悪魔たちの職場を相談し、テスタロッサたちを含む三人に外交武官、検察庁の検事総長、司法府最高裁判所長官という重要な役職を提案した。

彼らは即座にその提案を受け入れ、特にテスタロッサは国の法令を暗記しており、その才能をリムルに認められた。

結果として、リムルはテスタロッサたちを採用し、魔国連邦は法治国家として他に類を見ない成功を収めた。

リムル自身も、この法律が自分にも適用されることを自覚し、贈収賄などで逮捕されないように気を付けることにした。

魔国連邦は法治国家として体裁を整え、三権分立が機能し始めた。

ウルティマとカレラはそれぞれの職務に真摯に取り組み、特にウルティマはログルドと親しい関係を築いたが、ログルドはウルティマの正体を知らず、ディアブロがスカウトしたと聞かされていた。

一方、カレラは最高裁判所長官として、司法府の独立を強化し、行政や立法とは相互に監視関係にあった。

リムルは外交武官にテスタロッサ、検事総長にウルティマ、司法府最高裁判所長官にカレラを任命し、その選択が正しかったと確信した。

テスタロッサが淹れた紅茶を味わいながら、リムルは彼女たちに外国の反応や情報収集について話し、情報収集能力に長けたモスをソウエイに紹介することを決めた。

テスタロッサは、リムルが信頼する情報収集と外交の任務を担うことになり、魔国連邦の威厳を保ちつつ外国との対応を計画することになった。

魔国連邦では法治国家としての体制が整い、三権分立も機能している中、リムルは教育環境の見学に来ていた。

学校では人間社会の常識を学ぶために、人間と魔物の子供たちが一緒に教育を受けており、大人も読み書き算数を学んでいる。

この学校の特徴は、学びの意欲が非常に高く、子供達は互いに競い合いながら成長していることである。

リムル自身も、この世界の言語について完全には習得していないが、学校での教育を通じて子供たちが優秀な成果を上げていることを喜んでいる。

リムルは、ケンヤたちが学校でどのように過ごしているかを確認し、クマラやその他の生徒たちと交流する。

生徒たちはリムルの訪問に大喜びし、教師たちはリムルに最適な授業を約束するが、リムルは日常の学びの様子を望んでいる。

教育現場には、フリッツなどの聖騎士も関わり、子供たちへの教育に積極的に貢献している。

突然、ヒナタが現れると、その場の雰囲気は一変し、フリッツはヒナタによる訓練の厳しさを軽く見た発言を取り繕うが、彼の未来は不安定になる。

リムルはフリッツの窮状に同情しつつ、状況から適切な距離を保つ。

学校での日常は、学びと成長、そして小さな事件が交錯する豊かな環境であることが描かれている。

迷宮内で、リムルはヒナタ、ハクロウと共に、ケンヤたち五人とクマラの成長を確認するための模擬戦を行った。

子供たちは明らかに成長しており、リムルは彼らの力に驚愕する。特にクロエの力は目覚ましく、リムルが本気を出さざるを得ないほどであった。

ヒナタやハクロウもクロエとの模擬戦には本気で臨むと語り、リムルは子供たちの未来に戦慄した。

この模擬戦を通じて、子供たちの潜在能力と、それを引き出したリムルたちの教育方法の成功が示された。

リムルはヒナタ、ハクロウとともに、ケンヤたち五人とクマラの成長を確認するために迷宮内で模擬戦を行った。

子供たちは著しく成長しており、特にクロエの剣技がヒナタやハクロウからも絶賛された。

ケンヤの剣術に関しては、ヒナタが正統派に馴染んでいないことを問題視し、ハクロウは変わった癖も才能であると捉えていた。

その後、ヒナタはルミナスが音楽交流会に期待していること、そして子供たちがルベリオスでの交流会に同行したいと望んでいることをリムルに伝えた。

リムルは子供たちの学びと成長を重視し、彼らのワクワクする気持ちを尊重しつつ、適切な宿題を与えることで責任感を教えることを決めた。

これにより、ルベリオスでの交流会へ子供たちも同行することになった。

リムルとその一行はルベリオスへ到着し、ヒナタの案内で晩餐会に出席する。

ルミナスとの夜の会談で、勇者グランベルが裏で暗躍しており、神楽坂優樹(ユウキ)と何らかの協定を結んでいる可能性が示唆される。

グランベルはかつて人類の平和を守るために戦ってきたが、ユウキとの関係や動機は不明。

ルミナスは、リムルたちがグランベルとユウキの標的になっている可能性を指摘し、警戒を促す。

ディアブロとシオンは、リムルたちの護衛として自信を見せるが、ルミナスは演奏会を楽しむことを最優先に考えている。

夜の会談は、リムルたちが今後警戒するべき事態についての情報を共有する場となった。

リムルとその一行はルベリオスに滞在し、社会見学として街を巡る。

ルベリオスは競争のない、管理された社会であり、国民は平等に幸福な生活を送っているが、自由や向上心に乏しい。

子供たちはこの異なる生活様式に戸惑いつつも、それぞれ自分たちの価値観を見つめ直す機会を得る。

リムルは物質的な欲求の追求だけが幸福ではないと再認識しつつも、今を楽しむことの大切さを再確認する。

この日の体験は、リムルと子供たちにとって多様性と人生の可能性を考えさせる貴重なものとなった。

レオン・クロムウェルとその配下は、精神世界である悪魔界と交わる場所の異変について議論していた。

彼らが恐れる「原初の黄」と呼ばれる強大な悪魔の気配が消失したとの報告を受け、レオンはその真偽を確かめるために現地を訪れた。

そこでは「地獄門」と呼ばれる精神世界と物質世界を繋ぐ扉が閉じられており、原初の黄を含む悪魔たちの気配はなかった。

同時に、魔王リムルが子供たちを魔王ルミナスに売り渡したという誤情報がレオンに届けられるが、レオンはこの情報を疑い、それが他者の策略である可能性を検討する。

彼の部下たちはレオンの決断を全面的に支持し、忠誠を誓う。
レオンは自身の感覚に従い、状況に介入する決意を固める。

この出来事は、レオンが長い沈黙を破り行動を起こすきっかけとなった。

魔王レオンが動いたことを知ったユウキは、彼の目的が「異世界」から来た特定の子供であることに注目していた。

しかし、レオンの行動がユウキたちの思惑通りには進まないことを懸念している。

一方、ユウキの仲間たちは、この行動についてのユウキの思惑が理解できずにいた。
彼らの会話から、レオンとの取引が今後不可能になるという結論が導かれる。

ユウキはレオンが特定の子供を追っていることに満足し、その目的が「クロエ」である可能性に言及する。

一方で、ユウキたちはレオンの動きを密かに利用しようとしていたが、その計画が成功するかは不確かであった。

彼らは情報を流し、状況を操ることに長けていたが、レオンの行動や、ロッゾ一族と「異世界人」の召喚に関する計画の真意は不透明である。

最終的には、ユウキがレオンとロッゾ一族の間で何らかの約定を結び、戦いにおける有利な立場を確保しようとすることが明らかになる。

光も届かぬ部屋で、グランベルは魔王リムルや魔王レオン、さらにはルミナスも討つと呟く。

彼は千年以上も人類のために尽くしてきたが、その目的は徐々に絶対的な支配へと変わっていった。

苦難と裏切りの連続の中で、彼は人類を守り続けてきたが、希望の光であったマリアベルを失った。

人類社会を魔王達から守るためには、西と東の人類の生存圏を統一することが必要だった。

しかし、マリアベルの死により、グランベルには後継者がいないと感じ、人類社会の破滅を悲観する。

彼は自らの妻も争いで失い、悲しみに耐えながら生きてきたが、もう疲れており、この世界が滅びることを望んでいた。グランベルの本音は、彼が既に狂気に身を任せていることを示している。

第四章  西方動乱

魔王レオンは、苦手とする人物であるエルメシア・エルリュ・サリオンと面談していた。

二人の間には古くからの友情があり、レオンが勇者と呼ばれていた頃からの付き合いである。

レオンは魔王リムルについて話し合う意図で彼女を訪れたが、エルメシアは会話を逸らし続ける。レオンは結局、彼女のペースに巻き込まれ、本題への話は進行が遅れる。

エルメシアはレオンに対して魔王リムルの保護下にある子供たち、特にクロエ・オベールに関する情報を求められ、彼女の存在を認める。

エルメシアはまた、レオンが北方面の問題について懸念していることを理解し、彼に協力することを申し出る。

レオンは、原初の黄が消えた情報をエルメシアに提供し、彼女が知らなかったことに少しの満足感を得る。

面談の終わりに、レオンはエルメシアに飛竜船での移動を提供され、受け入れる。エルメシアは、レオンの情報に驚きつつも、彼の行動の背後にある深い意図を理解し、彼の不器用さを内心で慈しみつつも、彼らが抱える共通の問題に直面することを受け入れる。

その日は朝から天気が良く、素晴らしい一日の始まりを予感させるものであったが、聖騎士見習いから大聖堂へ侵入者があるとの報告があり、予感は外れた。

侵入者は少なくともB+ランクに匹敵する百近い数で、この国の都市構造に詳しい動きを見せていた。

現在の被害状況では、見習い騎士に甚大な被害があり、一般市民への被害は出ていない。

ヒナタは敵が日曜師とロッゾ一族であることを推測し、聖騎士団に全員出撃準備を指示した。

タクトたちは前日に楽器を設置していた大聖堂にいるが、その周囲の警護は万全で、音響の最終調整を続けていた。

『空間支配』を使って大聖堂まで繋ぐことができ、俺はヒナタやニコラウス枢機卿とともに、大聖堂へ速やかに移動した。

大聖堂の中では激しい戦闘音が響き、非戦闘員であるタクトたちが怯えていた。

しかし、シオンの叱咤によって彼らは演奏練習を再開し、美しい音色で戦闘音をかき消した。

リムルは、シオンとディアブロに子供たちの保護を命じ、自身は敵対者の排除に向かった。
シオンはリムルの指示に素直に従い、ディアブロもそれに従った。

リムルの決意にシオンは異議を唱えそうになったが、ディアブロの存在により何も言えず、リムルはそのまま戦場へと向かった。

大聖堂の入り口で、百を超える人々が交戦していた。ヒナタはグランベル・ロッゾと対峙しており、グランベルはロッゾ一族の総帥である。

グランベルはマリアという女性に命じてルミナスを探し、抵抗すれば殺しても良いと言った。

リムルは挨拶の後、グランベルに対して話しかけたが、グランベルはリムルに恨みを持っていた。グランベルの命令で現れた「異世界人」が、リムルに襲い掛かってきた。

グランベルは彼らを操るだけであり、彼らを単なる消耗品としてしか見ていないことを明かした。

リムルは、一人ひとりにかけられた「呪言」を解除し、気絶させながら対処するしかないと判断した。

襲い掛かる異世界人たちに対し、リムルは『絶対防御』と『無限再生』の能力で対応する自信を持っていた。

一方、大聖堂ではシオンとディアブロが、ラズルという黒い甲冑の男と戦っていた。

ラズルはシオンとディアブロを足したよりも大きな魔素量を有している。

グランベルは、ラズルを「千年来の友」と称し、彼の強さを示唆する。

リムルは、戦況の変化に対応するため、ランガをシオンの援護に送り、ディアブロには別の気になる問題の対応を任せる。

リムルは「異世界人」たちの無力化作業に再び集中することにした。

ディアブロは、シオンと共に異世界人たちと戦っていたが、ディアブロ自身が気になる問題があり、最終的にはリムルの指示により別の任務に向かうこととなった。ディアブロの任務は、原初の青とも呼ばれるレインとの対決であった。

レインは、ディアブロとの戦いを長年望んでおり、彼女の攻撃は凄まじかったが、ディアブロはそれを軽くあしらい、多段式『霊子崩壊』という危険な魔法で彼女を圧倒した。

ディアブロはリムルへの深い信心から、霊子すらも支配する力を持っていた。

戦いの結果、ディアブロはレインにトドメを刺し、リムルへの忠誠を示した。

ルミナスはグランベルの造反に苛立ち、自ら介入しようとするが、理性で抑え込んでいた。

彼の目的が聖櫃にあると考えたルミナスは、その守りを固める。

しかし、ラプラスとフットマンという二人の侵入者が現れ、さらにグランベルからの挑戦を受ける。ルミナスは彼らとの対峙を選び、戦闘が始まる。

一方で、ユウキは聖櫃のある場所に忍び込み、ルミナスとその部下の戦いに乗じて聖櫃を砕き、中から眠っていた美少女を取り出す。

この少女が目的の〝勇者〟であると確信し、ユウキは彼女を連れてその場を離れる。

聖櫃が破壊され、〝勇者〟が解放された経緯や、グランベルの真の目的については、ユウキ自身も完全には把握していなかった。

主人公は、強大な魔素を持つ〝異世界人〟達を一人ずつ丁寧に無力化させる。

彼らからは特殊な攻撃が来ないことに気づき、これが彼らが強く感じない理由の一つであると理解する。
また、グランベルがこれらの〝異世界人〟を利用していることが示唆される。

その後、魔王レオンが現れ、彼とグランベルの関係やレオンの過去の行動についての真意が問われる。

主人公はレオンに対する怒りを拳でぶつけるが、レオンはそれを受け止め、主人公はレオンの行動に何か理由があると考える。

最終的に、主人公はレオンとの対話を選択し、共にグランベルへの対策を話し合うことにする。

幼い頃のシズに似た美しい容姿を持つリムルは、レオンと真摯に話し合う意志を示し、レオンはその提案を受け入れた。

レオンは既に秘密結社からの報告で、何者かが自身の動きを把握していることを知っており、聖地への進行が罠かもしれないと警戒していた。

しかし、レオンは罠であろうともクロエが関わっているならば後退しないと決心していた。

リムルとの会話を通じて、彼らは互いに信頼することを選び、周囲の混乱する戦況を収めるために共闘することを決定する。

レオンはリムルが簡単に罠を見抜いていることに気づき、状況を利用して問題を解決しようとしていると理解し、リムルを信じることにする。

混乱する戦況の中、ヒナタはグランベルとの対峙で、自分のユニークスキル『簒奪者』が通用しないことに動揺し、グランベルの策略に乗せられたと気づく。

グランベルはヒナタが相手の能力や技術を奪えることを見抜き、ヒナタを疲弊させる戦略を取っていた。

ヒナタの『簒奪者』は、一度奪った技を再び奪うことができないという制限があり、グランベルがヒナタより格下であるとの鑑定結果にもかかわらず、グランベルの技を奪っても彼がそれを再び使うことでヒナタの試みは無駄に終わる。

ヒナタはグランベルの戦術によって無駄に体力を消耗し、グランベルの真の強さと経験の差を認識する。

グランベルの挑発に応じ、ヒナタは全力を出すことを決意し、二人の戦いはさらに激化する。

ディアブロがレインを攻撃し、レインは彼の計算通りに生存している。

シオンとランガは物質世界と精神世界の狭間に住む異界の生命体、蟲型魔獣ラズルと戦う。

ディアブロは自分の勝利に余裕がないと感じており、リムルがシオンとランガにラズルを任せたのではないかと推測する。

一方、西側諸国は未曽有の危機に直面し、テスタロッサは評議会で議員達を救う形となる。この一件で彼女の評判は上がり、西方支配が確立する。

ギィはリムルの計画に振り回され、ディアブロとギィはリムルの国を訪れることになる。

リムルはディアブロの行動に苛立ちを隠せないが、ディアブロはさらに強くなることを誓う。

最奥の間でルイとラプラスの戦いが繰り広げられた。ルイは強力な手刀の攻撃でラプラスを圧倒し、ラプラスはその攻撃を回避しながらも、冷静にルイの動きを観察し、彼がロイの双子であることを見抜いた。

戦闘は外へと移り、ルイは自分の技の秘密をラプラスに語る。

ラプラスは危機を感じ、ルイの攻撃から逃れるために奥の手を使い、脱出に成功した。

その後、ルイは自らがロイと元は一人であったこと、ルミナスによって分かたれた過去を明かす。

ルミナスは、マリアと戦いながら、大切な「聖霊力の棺」が消失していることに気づく。

この棺を取り戻すため、ルミナスは部下に捜索を命じ、自らは怒りを抑えつつ冷静に状況を分析する。

棺の消失はグランベルによるものと推測し、ルミナスは彼の真意を確かめようと決意する。

主人公はレオンとの剣戦を通じて、レオンもグランベルの策略を理解していると感じ取る。

しかし、レオンの剣技は予想以上に速く、主人公は戦闘を自動化する智慧之王に委ねる。

一方で、地下ではルミナスが原因と思われる強力な魔力反応があり、グランベルは強大な力を示している。

ディアブロは不在で、シオンとランガは苦戦中であり、ヒナタもグランベルとの戦いで不利になりつつある。

突如、ルミナスが女性を抱えて現れ、グランベルがその女性の力を用いて若返り、強大な力を得る。

グランベルは、ルミナスとの決着を望み、強力な技を発動させる。

ヒナタはグランベルの攻撃からクロエを守るために身を挺して攻撃を受け止めるが、魔力の侵食で致命的な状態になる。

その時、クロエの介入により、ヒナタから何かがクロエに移り、クロエの姿が消失する。

この出来事は、主人公や周囲の者にも理解できず、智慧之王も全容を把握できない異常事態となる。
主人公はクロエの失踪とヒナタの状況に動揺し、何が起きたのか理解できずにいる。

クロエの消失に動揺しないルミナスは、ヒナタの魂が失われていることに気づき、自分の無力さに絶望する。

その中で、グランベルがヒナタの死を自分の計画通りであると宣言し、ルミナスの怒りをさらに煽る。

ルミナスはグランベルに対して激しい怒りを露わにし、その感情の高ぶりが原因で、彼の能力が『色欲之王』へと進化する。

しかし、ルミナスはその新たな能力を意味がないと一蹴し、グランベルへの復讐に燃える。

消えたクロエのことは念頭から払い、ルミナスはグランベルに決着を求め、二人の戦いが始まる。

ルミナスはヒナタの魂が消失したことに深い絶望を感じ、死者蘇生の魔法が効かないことに動揺する。

一方、グランベルはこの状況を計画通りとし、ルミナスの怒りを挑発する。

ルミナスはグランベルへの憎悪で満たされ、戦いを挑むが、同時に大聖堂内で大爆発が起きる。

爆発後、一糸纏わぬ美少女が現れるが、それは封印されていた「勇者」であるとされ、ルミナスは彼女を「クロノア」と呼び、邪悪の化身であると表現する。

グランベルは封印を解いたクロノアが何者にも負けないと主張し、ユウキも関与していたことが明らかになる。

状況はさらに複雑化し、クロノアが目覚めるところで物語は大混戦に突入する兆しを見せる。

ルミナスとグランベルの戦いが膠着状態にある中、シオンとランガは敵と戦っており、ユウキ一行は逃亡を図っている。

一方で、レオンは戦況を変えることができない状況にある。

そこに、クロノアが目覚め、全裸の状態で、唯一手首に腕輪をつけており、その腕輪から漆黒の鎧衣と剣を召喚する。

これらの武装は伝説級を遥かに超える強度を持つとされ、戦場における脅威となる。対抗策を講じるため、主人公はディアブロに現場の指揮を委ね、自らは『暴風竜召喚』を用いて状況を打開しようとする。

その際、ヴェルドラとの強固な絆を感じ取ることができ、ヴェルドラの力を借りて危機を乗り越えようとする決意を固める。

レオンは、幼馴染であるクロエを再会した直後に彼女が消失する衝撃を受け、心が乱れていた。
その状況の中で、リムルたちと敵対する者の動きが急展開し、敵からの攻撃が始まる。

戦いが激化する中、レオンは再び戦闘に参加するが、その際、少し遅れを取ってしまう。一方で、ユウキ一行は戦況を利用して自らの目的を達成しようとする。

壁際から放たれた魔力弾が、レオンと敵の戦いに介入し、その結果クロノアはレオンを意識するようになる。

この一連の出来事は、ユウキ一行の計画の一部であったことが明かされ、彼らは魔法を使って逃亡を図る。

逃亡の際、ユウキはルベリオスを覆う結界を破壊し、自らの能力の強さを改めて示す。

最後にユウキは、今後敵として再会することを示唆しながら場を去る。

ユウキたちが逃げた後、リムルは戦況を冷静に分析し、敵を一人に絞る方針を決定する。

西方聖教会の影響下にある西側諸国に対しては、ルミナスとの共同戦線を模索し、ユウキの脅威を無力化しようと考えていた。

一方、ヴェルドラは自身を封じた勇者が目の前にいることを確信し、その美しさに見とれていたが、リムルは彼を戦いへと促す。

レオンもまた、戦闘に巻き込まれるが、自らの幼馴染であるクロエの姿が消失したことに動揺しつつも、現状に対処しようとする。

戦場では、リムルがヴェルドラを召喚し、更にカリスも召喚することに成功し、戦闘の助っ人として迎え入れる。

レオンは、自らも奥の手を用意していることを示唆し、リムルとカリスに時間を稼ぐよう頼む。

リムルはヴェルドラの援護に向かい、カリスはレオンの守護に当たることになる。

こうして、最後の戦いに備える準備が整えられた。

第五章  勇者覚醒

ヒナタは、重い瞼に抗しながら、自身の過去と向き合う瞬間を迎えていた。

幼少期の記憶を思い返し、一家が幸せだったこと、父の会社が倒産してから家族がバラバラになったことに思いを馳せる。

自身を責め、父を恨むことで現実逃避を図っていたヒナタは、自分が他者を救いたいと願っていた真の動機を理解し始める。

しかし、自身の〝魂〟がクロエの中にあることに気づき、そこから新たな真実へと目覚める。

二人は過去に時を超え、ルベリオスの聖地がまだ何もない草原であった時代にいることを知る。

クロエはヒナタに、自分が過去へ飛ばされてこの場所に来たことがあると語る。

ヒナタはクロエの能力と自分たちがどのようにして過去に飛ばされたのかを、驚きながらも詳細に聞こうとする。

クロエの能力は時間跳躍に類するものであり、自分自身が体験した過去や、時間跳躍を繰り返す中での未来の出来事を思い出すことができるが、完全に記憶することはできない。

彼女がこの力に目覚めたのは、リムルに助けられ精霊の宿る場所で自己の未来の権能を宿した時からである。

クロエは過去に飛ぶと前回の記憶のみを思い出すが、毎回同じことを繰り返すわけではなく、異なる記憶も交ざる。

彼女が飛ばされる時間軸は同じ時代に限られ、場所は暴走する力のタイミングによって異なる。

クロエの話によると、リムルがテンペストに帰還後の世界は、ファルムス王国の軍備増強、リムルとユウキの親交、教育機関の設立など、多岐にわたる。

しかし、ある日帝国が侵攻し、リムルは戦死し、テンペストはヴェルドラの暴走で滅亡するという状況に陥る。

クロエは、過去に飛んでこれらの出来事を変えるために努力し、今回の状況は過去とは異なり、リムルが存命で、彼女とヒナタが和解していることを説明する。

ヒナタは、クロエと共に未来に希望を託し、今回のループで状況を改善しようと決意する。

しかし、クロエはリムルへの独占欲を隠さず、ヒナタに対するライバル心を見せる。

ヒナタはその無邪気な発言に苦笑しながらも、クロエの記憶の量と質に改めて気づく。

二人は、この奇妙な状況を乗り越えるために協力することになる。

ヒナタとクロエは、時代にも生きる知り合いである魔王ルミナスを訪ねる。

クロエは以前、ルミナスをヴェルドラの襲撃から救った経験があり、彼女に信用してもらおうと計画する。

二人はルミナスの居城である夜薔薇宮に到着し、ルミナスに会いたいと吸血鬼族の兵士たちに告げる。

クロエは自分とルミナスが友達だと思い込んでおり、ヒナタはクロエの記憶の混乱を指摘するが、クロエは自分の経験に基づいて行動する。

ヒナタはクロエの行動が軽率であると感じ、今後は自分が主導して行動することを提案し、クロエもそれに同意する。

しかし、クロエは以前と同じように、ヴェルドラの襲撃を知らせるために行動し、ヒナタの心配をよそにルミナスの前に通される。

ヒナタは、下手な言動で歴史が変わる可能性に気づき、今後の行動に注意を払う必要があると考える。

ヒナタとクロエは、邪竜ヴェルドラの襲撃についてルミナスに警告する。

ヴェルドラの襲撃が近いことを伝え、ルミナスの信頼を得るために、ヒナタはクロエに過去の記憶を基に行動するよう助言する。

結果的にヴェルドラは襲来し、城は壊れるが、人的被害は最小限に抑えられる。

この結果、ルミナスはクロエを信じ、二人は友達になる。

クロエはルミナスに自身の経歴とユニークスキル「時間旅行」について語る。

二千年後の未来について話し合い、ヒナタの死を防ぐために協力することを約束する。

クロエとヒナタは、未来を変えずに追従しようと決意する。

その後、クロエは偽名「クロノア」として活動することになり、ルミナスの協力を得る。

クロエの時間が終わり、彼女は間もなく消えることを知らせる。

これは同一存在が同一時空に重なったための反動である。

ヒナタはルミナスに協力を約束し、シズエを救出し、仮面を託す。最後にヒナタはシズエと別れ、ルミナスに頼る。

クロノアが何者であったかは不明のまま、ヒナタは聖櫃に封じられる。

ヴェルドラがクロノアに挑むが、素手で勇者の剣を受けようとし、簡単に斬られてしまう。

リムルはヴェルドラが人の姿で戦うことの不利さを指摘し、勇者の攻撃「絶対切断」について言及する。

一方、レオンは召喚により聖炎細剣を呼び出し、戦いに備える。ルミナスからリムルに重要な事実が伝えられる。

それは、クロノアがクロエの別人格であり、ヒナタの魂も関係している可能性があるということである。

リムルはクロノアの攻撃を防ぎつつ、本質的な問題に対処する計画を立てる。

ディアブロからの提案により、リムルはクロノアの魂に直接干渉する方法を考慮し、カリスは〝仮面〟がクロノアの精神を安定させる可能性を指摘する。

リムルは〝抗魔の仮面〟の複製を作成し、それをクロノアに使用することで、クロノアを落ち着かせる作戦を実行する。

シオンとランガは、ラズルの強力な攻撃により満身創痍の状態であったが、戦いを諦めずに立ち向かう。

特にシオンは落ち着きを保ち、ラズルに対して冷静に戦略を練っていた。

シオンの成長と変化が戦いの中で明らかになり、かつては力のみを信じていた彼女が、リムルの教えと経験を通じて、自らを超え、他者との共存を学ぶ姿が描かれている。

シオンは自分自身を超えることに意味を見出し、リムルや周囲への信頼を胸に、ラズルとの激闘に挑む。

シオンは自らのユニークスキル『料理人』と新たに進化した『闘神化』を駆使し、ランガと協力してラズルに最後の一撃を加える。

戦いの中でシオンはランガの攻撃を利用し、ラズルの強靭な外骨格を破壊する策を実行し、最終的にラズルを倒すことに成功する。

ラズルは敗北を受け入れ、死を迎える間際に仲間であるグランベルへの思いを馳せる。

リムルがクロノアに仮面を被せる瞬間を見たルミナスは、リムルに全てを託していた。

クロエやヒナタから聞いたリムルのことを気にかけており、彼に対する敵意は持っていなかった。

最近の出来事が彼女の知る情報と異なり、聖櫃を守るクロノアが正しく復活することへの不安があった。

グランベルの裏切りとヒナタの死、そしてクロノアの復活により、リムルへの依存が強まる。

ルミナスはリムルの行動に期待を寄せるが、グランベルは世界の終わりを望んでいるように見え、ルミナスに反旗を翻す。

一方、リムルはクロノアの精神世界に侵入し、シズと再会する。

彼らはクロノアを抱擁し、クロエの別人格であること、ヒナタが既に死んでいることを知る。

しかし、シズはヒナタがまだ消えていない可能性を示唆し、希望を持つように励ます。

リムルは、クロノアとクロエの関係性とヒナタの運命について詳しく理解し、解決策を模索し始める。
シズの言葉によって、リムルとクロノアに新たな希望が芽生える。

不安を抱えつつも、リムルとクロノアは『無限牢獄』からクロエとヒナタを救出しようと試みる。

クロノアは、『無限牢獄』の解除が困難であることを説明する。

『無限牢獄』には膨大なエネルギーが閉じ込められており、解放するとクロエの肉体が消滅する恐れがある。

そこでリムルは、智慧之王を用いて『無限牢獄』に干渉し、クロエとヒナタを救出する方法を模索する。

クロノアの承認を得て、智慧之王は『無限牢獄』への干渉を開始し、クロエの能力を究極能力『時空之王』へと進化させる。

その後、リムルは心象風景でシズと再会し、クロノアとクロエに再び抱きつかれる。

ヒナタも現れ、リムルは彼女の蘇生を試みる。

リムルはクロエとヒナタを救出するために、ルミナスに協力を求める。

リムルは、現実に戻り、ヴェルドラやレオンとともにヒナタの蘇生の準備を整える。

リムルはルミナスの力を借りて、ヒナタを蘇生させる計画を進める。

グランベルはルミナスに倒されるが、その最期は希望を人類に託す穏やかなものであった。

ルミナスはグランベルの真意を理解し、彼の覚悟と希望を受け止める。

その後、リムルはヒナタの蘇生を望み、ルミナスはその願いを聞き入れ、協力する。

一方で、クロエは『無限牢獄』から解放され、勇者としての覚醒を遂げる。

この覚醒は、クロエとヒナタが共有していた「勇者の卵」が一つになった結果である。

リムルはクロエの偉業を称賛し、彼女のように決して諦めないことを誓う。

そして、リムルは敵対者への対策として、どんな手段も厭わない決意を新たにする。

終章  約束の場所へ

その夜、軽く情報交換が行われ、クロエとレオンの関係やクロエの能力について話された。

レオンはクロエに対して特別な感情を抱いており、クロエは成人の姿にも変化できることが明かされた。

また、グランベルの過去や彼が抱えていた狂気についても触れられ、彼の死に対する反応が語られた。翌日、音楽交流会が開催され、美しい音色が奏でられた。

一方で、マリアとグランの間には深い絆が描かれ、彼らは互いに幸せを願い合う夢を見ていた。

この夢は、彼らの心の奥深くにある希望と愛を象徴しており、二人が歩み始める新しい旅立ちを暗示している。

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転生したらスライムだった件 20巻
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転生したらスライムだった件 10th ANNIVERSARY BOOK

漫画版

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フィクション(novel)あいうえお順

コミックス(外伝含む)

転生したらスライムだった件(月刊少年シリウス)

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劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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