スポンサーリンク
とある魔術の禁書目録鎌池和馬

小説「新約 とある魔術の禁書目録20」感想・ネタバレ

スポンサーリンク
新約とある魔術の禁書目録 20の表紙画像(レビュー記事導入用) とある魔術の禁書目録

新約 とある魔術の禁書目録(19)レビュー
新約 とある魔術の禁書目録まとめ
新約 とある魔術の禁書目録(21)レビュー

Table of Contents

スポンサーリンク
  1. 物語の概要
    1. ■ 作品概要
    2. ■ 主要キャラクター
    3. ■ 物語の特徴
  2. 書籍情報
  3. あらすじ・内容
  4. 感想
  5. 考察・解説
    1. コロンゾンの封印
    2. アレイスターのイギリス侵攻
    3. 学園都市の機能停止
    4. ロンドン処刑塔
    5. 三重四色の最結界
    6. 神威混淆の脅威
    7. 黄金の魔術結社
  6. 登場キャラクター
    1. 学園都市
      1. アレイスター=クロウリー
      2. リリス(ニュイ=マ=アサヌール=ヘカテ=サッポー=イザベル=リリス)
      3. 上条当麻
      4. 一方通行(アクセラレータ)
      5. 打ち止め(ラストオーダー)
      6. 芳川桔梗
      7. 番外個体(ミサカワースト)
      8. 土御門元春
      9. 浜面仕上
      10. 滝壺理后
      11. 絹旗最愛
      12. 麦野沈利
      13. 御坂美琴
      14. 食蜂操祈
    2. 上里勢力
      1. 烏丸府蘭(A・O・フランキスカ)
    3. イギリス清教
      1. ローラ=スチュアート
      2. インデックス
      3. ステイル=マグヌス
      4. 神裂火織
      5. ニクス=エヴァーブラインド
      6. オルソラ=アクィナス
      7. アニェーゼ=サンクティス
      8. ルチア
      9. アンジェレネ
      10. アガター
    4. イギリス王室派
      1. キャーリサ
    5. イギリス騎士派
      1. ホレグレス=ミレーツ
      2. 騎士団長
    6. その他の魔術勢力(運び屋など)
      1. レイヴィニア=バードウェイ
      2. レッサー
      3. オリアナ=トムソン
    7. 魔神・超越存在
      1. コロンゾン
      2. オティヌス
      3. ネフテュス
      4. 娘々
      5. クリファパズル545
    8. 魔術結社「黄金」
      1. ミナ=メイザース
      2. サミュエル=リデル=マグレガー=メイザース
      3. ポール=フォスター=ケイト
      4. アーサー=エドワード=ウェイト
      5. ダイアン=フォーチュン
      6. イスラエル=リガルディ
      7. ロバート=ウィリアム=フェルキン
      8. ウェストコット
    9. 集団
      1. 妹達(シスターズ)
      2. 警備員(アンチスキル)
      3. 騎士派
      4. 王室派
      5. 清教派
      6. イギリス清教
      7. 天草式十字凄教
      8. アニェーゼ部隊
      9. ビーフィーター
      10. クロウリーズ・ハザード
  7. 展開まとめ
    1. 序章 科学と魔術はひっくり返る Become_to_War. 
    2. 第一章 揺るぎなき魔術大国と変態 Welcome_Home, A.C!! 
    3. 行間 一
    4. 第二章 処刑塔は大顎を開いて待つ the_Abyss_of_London. 
    5. 行間 二 
    6. 第三章 血の選択、 ある敬虔な兵器 SISTER (xN.A._Weapon). 
    7. 行間 三 
    8. 第四章 クロウリーが一番嫌いな物 Justice. 
    9. 行間 四 
    10. 終章 地平の彼方より黄金は迫る Dawn_to_the_… 
  8. 同シリーズ
    1. 新約 とある魔術の禁書目録
    2. とある魔術の禁書目録
    3. 外伝
    4. とある暗部の少女共棲
    5. 同著者シリーズ
    6. ヘヴィーオブジェクトシリーズ
  9. その他フィクション

物語の概要

■ 作品概要

『新約 とある魔術の禁書目録(20)』は、科学と魔術が交差する世界を描くSFファンタジーバトル作品である。自らの根城であった学園都市を躊躇なく捨てたアレイスター=クロウリーは、大悪魔コロンゾンの弱点を掴むため、魔術大国イギリスへの総攻撃「クロウリーズ・ハザード」を開始する。上条当麻や一方通行、浜面仕上らもイギリスへ上陸するが、徹底抗戦を構えるイギリス清教や騎士派との間で誰も望まない全面戦争へと発展していく。その最中、仲間を守りたいと願うシスターのオルソラ=アクィナスが、禁忌の霊装「神威混淆(ディバインミクスチャ)」に手を伸ばしてしまい、上条は彼女を救うための死闘に身を投じることになる。

■ 主要キャラクター

  • 上条当麻:右手に「幻想殺し(イマジンブレイカー)」を持つ少年。処刑塔での拷問から脱出し、イシス=デメーテルと同化してしまったオルソラを、異能を打ち消す暴力ではなく対話と歩み寄りによって救い出す。
  • アレイスター=クロウリー:銀髪の少女の姿となった学園都市の統括理事長。一〇億以上の分身を生み出しイギリスへ侵攻するが、終盤で死んだはずの宿敵メイザースと再会する。
  • 一方通行(アクセラレータ):学園都市第一位の超能力者。アレイスターの真意を見極めるためイギリスへ同行し、暗躍していた騎士派のホレグレスを制裁した後、人造悪魔クリファパズル545を自らの配下とする。
  • 浜面仕上:無能力者の少年。恋人の滝壺理后やイギリス清教のシスター達を戦火から守るため、四輪駆動車で過酷な戦場を駆け抜ける。
  • オルソラ=アクィナス:イギリス清教のおっとりとしたシスター。仲間や女子寮を守るため自ら望んで「神威混淆」イシス=デメーテルと融合し、強大な破壊力を振るう敵として上条の前に立ち塞がる。
  • サミュエル=リデル=マグレガー=メイザース:かつてアレイスターによって壊滅させられた魔術結社『黄金』の創設者。死んだはずだが終盤でウェストミンスター寺院に復活を果たし、アレイスターへ復讐を宣言する。

■ 物語の特徴

本作の最大の特徴は、学園都市を捨てた住人たちが魔術の本場イギリスへ攻め込むという、これまでにない大規模な全面戦争が描かれる点である。特に、優しく平和主義であったオルソラが、仲間を守るために自ら禁忌の力を手にして無理解と不寛容の象徴となり、上条の前に立ちはだかる悲劇的な展開は読者の心を強く打つ。そして、それを暴力ではなく言葉と対話で救い出す上条の「理解者」としての姿が感動的に描かれている。さらに終盤では、死んだはずの魔術結社『黄金』の魔術師たちが一斉に復活し、上条、一方通行、アレイスターという異色の三人が共闘して彼らを迎え撃つという、胸を熱くさせるクリフハンガーで幕を閉じる。

書籍情報

新約 とある魔術の禁書目録(20)
(A Certain Magical Index)
著者:鎌池 和馬 氏
イラスト:はいむらきよたか 氏
出版社:株式会社KADOKAWA電撃文庫
発売日:2018年6月9日
ISBN:9784048938716

(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。

あらすじ・内容

学園都市とイギリス清教の全面戦争、勃発――
 自らの根城・学園都市を躊躇なく捨てたアレイスターは魔術大国イギリスへの総攻撃を開始する。一見非道な作戦には、しかし何故か上条やインデックス、一方通行、浜面や滝壺の姿も見え――。
 大天使エイワスの力をも凌駕する大悪魔コロンゾンの封印は遠からず解かれる。その前にロンドンでヤツの弱点を掴まなければならないのだが、大悪魔が憑依していたローラが率いていたイギリス清教にとっては、それは科学サイドからの侵攻としか見えない。
 誰も望まない決戦に、上条は挑んでいた。そんな熾烈な状況下で、彼の窮地を救ったのは、まさかの管理人系ほんわか天然お姉さん、オルソラで???

新約 とある魔術の禁書目録20

感想

コロンゾンとの決戦へ向けて物語が大きく動き出す中で、それぞれが譲れない信念を胸に戦う姿が強く印象に残る一冊だった。

学園都市を捨てたアレイスターが、コロンゾンを討つためイギリスへ侵攻するという展開から始まる今巻は、序盤からスケールの大きさに圧倒される。

これまで学園都市を舞台に積み重ねてきた物語が、ついに世界規模の戦いへと発展していく高揚感があった。

その一方で、戦いの中心にいる人物たちの描写は驚くほど人間らしく、だからこそ感情移入しやすかった。

序盤で特に印象に残ったのは、上条当麻の理不尽な扱いである。

アレイスターの策によってロンドン塔へ送られ、名前まで奪われて「087番」と呼ばれる。

さらにステイルから容赦なく尋問を受けるなど、あまりにも不運が続く。

世界の命運を左右する戦いに巻き込まれているにもかかわらず、本人だけは相変わらず理不尽な目に遭い続ける。

この主人公らしい不憫さには苦笑しつつも、最後まで折れない姿勢に改めて上条らしさを感じた。

また、長くシリーズを読んできた身としては、これまで登場してきた人物や組織が次々と姿を見せる展開も嬉しかった。

過去の積み重ねがあるからこそ、最終決戦へ向かう空気がより強く伝わってくる。

今巻で最も胸を打たれたのは、オルソラを巡る物語だった。

誰よりも穏やかで、人を思いやる心を持つ彼女が、大切な仲間を守るため、自ら禁忌の霊装「神威混淆(イシス=デメーテル)」と融合する。

その姿は痛々しく、見ていて胸が締め付けられた。

オルソラは力を求めたかったわけではない。

誰かを救いたいという思いだけが、彼女をそこまで追い詰めてしまった。

だからこそ、この戦いは敵を倒せば終わりという単純な話ではなかった。

そんなオルソラを前にしても、上条は最後まで救うことを諦めない。

異能を打ち消す右手だけに頼るのではなく、彼女の言葉を聞き、自分の思いを伝え続ける。

戦いながらも対話を選ぶ姿勢は、やはり上条当麻という人物の最大の魅力だと改めて感じた。

敵を倒すことではなく、人を救うことを優先する。

その変わらない信念があるからこそ、この場面は強く心に残った。

そして終盤では、アレイスターの物語も大きく動き出す。

娘リリスを取り戻したことで、これまで冷酷な理事長として世界を動かしてきた男にも、人間らしい迷いや情が生まれていることが伝わってきた。

その変化を見抜いたメイザースから「魔術師としての牙を失った」と嘲笑される場面も印象深い。

かつては世界を犠牲にしてでも目的を貫こうとしていた男が、守りたい存在を得たことで変わり始めている。

アレイスターという人物を、これまでとは違う角度から見られた巻でもあった。

そして何より熱かったのは、窮地に立たされたアレイスターの前へ、上条当麻と一方通行が駆けつける場面である。

これまで何度も敵としてぶつかり合い、それぞれ別々の道を歩んできた三人が、今度は同じ目的のために並び立つ。

学園都市という巨大な実験都市が生み出した三人が、黄金の魔術師たちと対峙する光景には鳥肌が立った。

長年シリーズを追い続けてきた読者ほど、この並びには特別な意味を感じるのではないだろうか。

今巻は派手な戦闘だけではなく、それぞれの人物が抱える信念や変化を丁寧に描いた物語でもあった。

上条の揺るがない優しさ。

アレイスターが見せた父親としての一面。

そして、一方通行を含めた学園都市の「成果物」たちが共闘する熱さ。

シリーズの積み重ねがあるからこそ味わえる盛り上がりが詰まった一冊だった。

ここから始まる黄金との激突、そしてコロンゾンとの最終決戦がどのような結末を迎えるのか、続きへの期待が大きく膨らむ巻である。

最後までお読み頂きありがとうございます。

(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。

新約 とある魔術の禁書目録(19)レビュー
新約 とある魔術の禁書目録まとめ
新約 とある魔術の禁書目録(21)レビュー

考察・解説

コロンゾンの封印

大悪魔コロンゾンの封印とイギリス侵攻への布石

『新約 とある魔術の禁書目録』の第20巻において、アレイスター=クロウリーが行った「大悪魔コロンゾンの封印」は、コロンゾンを完全に打倒するための時間を稼ぐために取られた一時的かつ大規模な足止め策である。封印の実行と象徴の利用、学園都市を丸ごと利用した巨大陣形、魔術の反動とアレイスターの覚悟、および一時的な足止めとイギリス侵攻への移行についての解説は以下の通りである。

聖マルガリタの逸話の再現と西旗の閃光による退け

アレイスターは、大悪魔コロンゾンが憑依している愛娘ローラ=スチュアートをアスファルトの奥深くへと沈め、封印を施した。

・魔術において重要視される「象徴」を利用した。

・悪魔を踏みつける「聖マルガリタの逸話」に倣い、自らの革靴のカカトでローラの額を力強く踏みつけた。

・悪たる力の塊を拒絶し退けるための追儺の印である「西旗(巨大な正三角形とその中心に刻まれた十字)」の閃光を放った。

・これにより悪魔を強固に封じ込めた。

幹線道路の網羅と学園都市全体を活かした封印陣

この封印は、直径数十キロにも及ぶ学園都市そのものを利用した規格外の魔術であった。

・かつて烏丸府蘭が上里翔流を呼び戻すために構築した巨大な陣形から着想を得た。

・蜘蛛の巣のように張り巡らされた学園都市の幹線道路を繋ぎ合わせた。

・都市全体を一つの巨大な封印陣として機能させた。

科学都市での魔術行使に伴う身体的反動と娘奪還への誓い

科学の総本山である学園都市でこれほど大規模な魔術を行使したことにより、アレイスターはその凄まじい反動を受けることとなった。

・魔術の莫大な反動を自らの肉体で受け止め、吐血するという代償を払った。

・自身が放った魔術の悪影響を世界にばら撒かず、己の体で受け止めるという魔術師としての矜持を示した。

・「必ず返してもらうぞ、コロンゾン。私の二人目の娘も」と強く誓い、娘の奪還に対する不退転の決意を固めた。

限界の予見とクロウリーズ・ハザードの開始

アレイスター自身、この封印が根本的な解決にはならず、ただの前哨戦や時間稼ぎに過ぎないことを熟知していた。

・コロンゾンの圧倒的な力の前では、遠からずこの封印を食い破って這い出してくることが明白であった。

・この封印で稼いだ時間を利用することを選択した。

・コロンゾンの弱点が眠る魔術大国イギリスへ、10億以上の分身を率いて直接攻め込む「クロウリーズ・ハザード(イギリス侵攻)」を開始することとなった。

まとめ

大悪魔コロンゾンの封印を巡る一連の顛末は、聖マルガリタの逸話や西旗の象徴を用い、学園都市全体の幹線道路を組み込んだ巨大な封印陣によってコロンゾンを一時的に地中深くへ封じ込め、自らに及ぶ甚大な魔術の反動に耐えながらイギリス侵攻への時間を稼ぎ出したことで、理不尽な悪魔の猛威や即座の破滅という檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を命懸けの大規模術式と覚悟によって完璧に確保するに至る、一時的足止めと次なる作戦展開の記録である。
象徴の利用から、都市構造の陣形化、反動の受容、そしてイギリス侵攻への着手へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な世界の構造や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

アレイスターのイギリス侵攻

アレイスター=クロウリーによるイギリス侵攻の全貌と黄金の復活

『新約 とある魔術の禁書目録』の第20巻で描かれる、学園都市統括理事長アレイスター=クロウリーによるイギリス侵攻(通称クロウリーズ・ハザード)は、大悪魔コロンゾンとの決着をつけるために引き起こされた全世界規模の全面戦争である。侵攻の目的とクロウリーズ・ハザードの正体、ロンドンの最結界突破、イギリスの最高戦力との激突、および最終目的と予想外の結末についての解説は以下の通りである。

53カ国への細工破棄を狙う学園都市放棄と10億超の分身群による襲来

大悪魔コロンゾンに対抗するため、アレイスターは大規模な侵攻作戦を開始した。

・大悪魔コロンゾンはイギリス清教の最大主教ローラ=スチュアートの肉体を乗っ取っていた。

・彼女の立場を利用してイギリス連邦加盟国53カ国に細工を埋め込んでいた。

・コロンゾンを完全に排除するためには、この細工を全て破棄する必要があった。

・アレイスターは学園都市を放棄し、イギリス本国(連合王国)そのものを掌握する作戦に出た。

・生命維持装置から外へ出たアレイスターは10億8309万2867通りもの可能性に分化した。

・無数の分身たちが巨大なタコや肉食恐竜、甲虫などの異形の怪物の群れとなってイギリスへ押し寄せた。

処刑塔内部への上条当麻配置と幻想殺しによる最結界破壊

ロンドンを防衛する強固な結界に対し、アレイスターは緻密な誘導策を展開した。

・イギリス側は沿岸部に魔術砲台を並べて迎撃したが、無数の怪物に押し切られた。

・首都ロンドンに「三重四色の最結界」を展開して防衛を図った。

・結界を維持するコアが王室の宝物庫でもある処刑塔(ロンドン塔)の内部にあるとアレイスターは見抜いた。

・上条当麻をわざとイギリス側の捕虜にさせた。

・処刑塔の中から幻想殺し(イマジンブレイカー)でコアを破壊させることで、難攻不落の結界を消失させた。

近代西洋魔術へのバックドア介入と血の供犠による防衛陣圧倒

結界消失後の市街戦において、イギリスの誇る強力な戦力との交戦が勃発した。

・アレイスターの前に聖人・神裂火織と騎士派のトップである騎士団長が立ちはだかった。

・音速を超える猛攻を仕掛けたが、近代西洋魔術の基礎理論を構築したアレイスターにとって、彼らの魔術には介入できるバックドアが存在していた。

・攻撃はことごとく無力化された。

・対抗するため、騎士団長らは近代西洋魔術のフィルターを通さない太古のエジプト神話の力(ノーザンアフリカ=ロンドン)を直接引き出し、アレイスターの頬に傷を負わせた。

・流血すらも自らの魔術「血の供犠(ブラッドサイン)」を最適化するための条件として利用するアレイスターの前に、イギリスの防衛陣は圧倒された。

メイザースの遺体掘り起こし失敗と魔術結社黄金の復活

アレイスターの目的地である寺院において、想定を超える事態が発生した。

・アレイスターの最終目的地は、歴代の王が眠るウェストミンスター寺院の墓地であった。

・狙いは、かつてコロンゾンを使役していた宿敵サミュエル=リデル=マグレガー=メイザースの遺体を掘り起こし、その遺体を中継器として利用することでコロンゾンへの命令権を奪うことであった。

・掘り起こした棺の中の白骨死体はメイザースのものではなかった。

・死んだはずのメイザース本人が当時の姿で復活して現れた。

・ウェストコットをはじめとする魔術結社「黄金」の重鎮たちが次々と屋根の上に姿を現した。

・娘の救済により復讐者としての鋭さを失ったとアレイスターを嘲笑うメイザースは、黄金のすべてをぶつけると宣言した。

・アレイスター、上条当麻、一方通行の3人と、復活した魔術結社「黄金」との新たな死闘の幕が開くこととなった。

まとめ

クロウリーズ・ハザードを巡る一連の顛末は、10億超の分身群によるイギリス侵攻から始まり、上条当麻の幻想殺しを用いた結界破砕や近代魔術のバックドアを利用した最高戦力の撃破を経てウェストミンスター寺院へ到達するも、遺体掘り起こしの失敗とメイザースら魔術結社「黄金」の復活という事態に直面したことで、理不尽なコロンゾンの支配や過酷な運命の檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を命懸けの魔術的攻勢によって完璧に奪還するに至る、全世界を巻き込む大規模侵攻と不条理な宿敵復活の記録である。
10億の分身による侵攻から、結界の解体、最高戦力との対峙、そして黄金の結集へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な世界の構造や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の覚悟によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

学園都市の機能停止

学園都市の機能停止における二つの事象と都市放棄

『新約 とある魔術の禁書目録』において、学園都市の機能停止は物語の展開に大きな影響を与える二つの異なる事象として描かれている。一つは外部要因によって引き起こされた大熱波によるインフラ停止であり、もう一つは統括理事長アレイスター自身が意図的に引き起こした完全なるブラックアウトと都市放棄である。学園都市の脆弱性とオペレーションブラックアウト、大熱波による一時的なインフラ機能停止、およびアレイスターによる完全機能停止と集団疎開についての解説は以下の通りである。

高度な電力依存と未成年主体の環境における電源喪失リスク

学園都市はその高度なテクノロジーゆえに、都市機能が電力に依存する構造的な危険性を抱えていた。

・木原唯一が作成した仮想崩壊ファイル「オペレーション ブラックアウト」が存在していた。

・大都市での完全な電源喪失が暴動へ発展する可能性が警告されていた。

・住民の8割が未成年の学生であるという特殊な環境が指摘されていた。

・学園都市は電源喪失(ブラックアウト)に対して非常に脆弱であり、大規模な暴動に発展するリスクが高いと分析されていた。

異常な大熱波の襲来と生体兵器エレメント抑止のためのインフラ停止

12月の学園都市において、摂氏50度から60度近くに達する異常な大熱波が襲来し、電気や水道、通信などのインフラが完全に機能停止する事態が発生した。

・大熱波の正体は、上里勢力の烏丸府蘭が宇宙ステーションから放った莫大なマイクロ波であった。

・真の目的は、木原唯一が学園都市中に放った生体兵器「エレメント」の活動を抑え込むことであった。

・エレメントは摂氏42度を超える環境下で活動が減退する特性を持っていた。

・上里達は学園都市が血の海に沈むのを防ぐため、都市機能を奪ってでも大熱波を起こし続けていた。

・事態が終息へ向かうと、学園都市災害復旧委員会の営巣部隊(ユースフルスパイダー)による「秩序回復の48時間」が宣言され、インフラは徐々に復旧へと向かった。

書庫へのウイルス注入によるネットワークダウンと230万人の集団疎開

復旧後に起こった二度目の機能停止は、学園都市の最高権力者であるアレイスター=クロウリー自身の手によって引き起こされた。

・大悪魔コロンゾンが学園都市の統合データベース「書庫(バンク)」を掌握し、次世代兵器やテクノロジーを悪用しようと企てた。

・アレイスターは書庫の内部基板ポートを利用してウイルスを流し込み、学園都市を経由するネットワーク全体を完全にダウンさせた。

・学園都市の都市機能はその一切が停止し、大規模なブラックアウトに陥った。

・アレイスターは復旧の目処が立たないため学生達の生活水準を守るという名目で、230万人におよぶ全住人の集団疎開を指示した。

・真の狙いは、能力者という人や「妹達(シスターズ)」、ヒューズ=カザキリなどの重要機密を都市から流出させ、コロンゾンの手から完全に隠匿することであった。

・住人たちは直前の大熱波でインフラ崩壊を経験していたため、パニックを起こさず迅速かつ自発的に避難行動を開始した。

・最新鋭の科学都市はもぬけの殻のゴーストタウンとして放棄され、アレイスターたちはコロンゾンを討ち果たすべくイギリスへの大規模な侵攻(クロウリーズ・ハザード)を開始した。

まとめ

学園都市の機能停止を巡る一連の顛末は、生体兵器エレメントの無力化を狙った大熱波による一時的なインフラ機能停止と、大悪魔コロンゾンによる書庫奪還を防ぐためのアレイスター自らのウイルス注入による大規模ブラックアウトを経て、230万人の全住人を集団疎開させて都市を完全なゴーストタウンへと変貌させたことで、理不尽な最新兵器の悪用や大悪魔による都市掌握の檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を統括者の冷徹かつ緻密な決断によって完璧に確立するに至る、科学都市の脆弱性と絶対的決断の記録である。
仮想崩壊ファイルの存在から、大熱波によるインフラ停止、書庫へのウイルス注入、そして全住人の疎開とイギリス侵攻へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な科学の脅威や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

ロンドン処刑塔

ロンドンの処刑塔における攻防と最結界崩壊の全貌

『新約 とある魔術の禁書目録』の第20巻において、ロンドンの処刑塔(ホワイトタワー)は、アレイスター=クロウリーによるイギリス侵攻(クロウリーズ・ハザード)を防ぐための最重要拠点として描かれている。処刑塔の役割と三重四色の最結界のコア、上条当麻の投獄とステイルによる拷問、オティヌスによる救出と結界の崩壊、および処刑塔の混乱とキャーリサの機転についての解説は以下の通りである。

三重四色の最結界の維持霊装設置場所と上条当麻の捕縛誘導

アレイスター率いる10億以上の怪物の群れがイギリスへ侵攻した際、首都ロンドンは圧倒的な防衛網で保護されていた。

・ロンドンは三重四色の最結界と呼ばれる難攻不落の防衛網で守られていた。

・アレイスターは外から破ることが不可能なこの結界を内側から破壊するため、上条当麻をわざと騎士派に捕まらせてロンドン内部へ送り込む作戦に出た。

・彼が目を付けたのが、悪名高き拷問と処刑の場であり、同時に英国王室の宝物庫(ジュエルハウス)が敷地内に存在する処刑塔であった。

・強固な防衛を敷くイギリス側が、最も重要で絶対に守るべき結界の維持霊装(コア)を安置する場所はここしかないとアレイスターは見抜いていた。

087番としての独房収監と魔女狩り手法による激痛の付与

処刑塔へ連行された上条は、苛烈な取り調べを受けることとなった。

・上条は名前を剥奪され「087番」として劣悪な環境の独房へ収監された。

・そこで彼を待っていたのは、イギリス清教のステイル=マグヌスであった。

・ステイルは炎の魔術を直接使わず、紙人形と上条の感覚を結びつけるという魔女狩りの手法を用いた拷問を行った。

・紙人形に火を押し付けられると、上条自身の肉体が焼かれ損壊したかのような激痛が走る残酷な仕掛けであった。

・上条は右手を拘束されていたため、幻想殺しで打ち消すこともできず絶大な苦痛を味わった。

オティヌスによる拘束解除と幻想殺しを介した補強破壊およびコア粉砕

拷問で消耗した上条の前に、救いの手が差し伸べられた。

・手のひらサイズの魔神オティヌスが窓の鉄格子をすり抜けて現れ、工具を使って彼の拘束を解いた。

・自由になった上条が鉄扉を蹴った際、扉はあっさりと外側へ倒れた。

・処刑塔の扉や壁には魔術的な補強が施されており、上条の幻想殺しがそれに触れることで強度が失われるとオティヌスは見抜いていた。

・上条はオティヌスの指示に従い、壁や扉を次々と破壊しながら逃走ルートを構築した。

・同時に処刑塔内に隠されていた三重四色の最結界のコアをも粉砕した。

・これによりロンドンを守っていた光のヴェールは大停電のように消失し、クロウリーズ・ハザードの侵入を許すこととなった。

脱走に伴う施設内の混乱と変装した永久囚人の見破り

上条の脱走により、処刑塔内部は大きな混乱に見舞われた。

・処刑塔の看守(ビーフィーター)たちはパニックに陥り、ホワイトタワーの緊急閉鎖や永久囚人の点呼など敷地内は騒然となった。

・上条の尋問を手伝うために来ていたシスターのオルソラ=アクィナスは、ステイルから退避を命じられて行き場を失った。

・独房に入っていた第二王女キャーリサから声をかけられた。

・キャーリサは、看守たちがオルソラを連れ出しに来た際、一番後ろの看守の靴のサイズが合っていないと指摘した。

・看守の制服を奪って脱走しようとしていた永久囚人の変装を見破る機転を見せた。

まとめ

処刑塔を巡る一連の攻防は、イギリス側の強固な三重四色の最結界のコアが配置された防衛の要でありながら、アレイスターの策謀により収監された上条当麻がステイルの拷問を耐え抜き、オティヌスの助言と幻想殺しの接触によって補強術式と結界のコアを直接破壊して脱出したことで、理不尽な捕縛や絶対的結界の檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を命懸けの突破によって完璧に奪還するに至る、処刑塔の陥落と侵攻容認の記録である。
結界コアの分析から、独房での拷問、幻想殺しによる壁面破壊、そして看守混入の看破へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な防衛網や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の行使によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

三重四色の最結界

三重四色の最結界の全貌とロンドン防衛網の陥落

『新約 とある魔術の禁書目録』の第20巻に登場する「三重四色の最結界」は、イギリスの首都ロンドン(グレーターロンドン)を防御するために展開された、極めて強固で複雑な巨大結界である。アレイスター=クロウリー率いる10億以上の怪物群「クロウリーズ・ハザード」のイギリス侵攻に際し、物語において重要な役割を果たした。展開の背景と冷酷な決断、結界の構造と圧倒的な防御力、およびアレイスターの策と結界の消失についての解説は以下の通りである。

ドーバー海峡突破に伴う最終城門閉鎖と外様部隊の切り捨て

クロウリーズ・ハザードがドーバー海峡の防衛線を突破してイギリス本土に上陸した際、防衛のための冷酷な決断が下された。

・騎士派の代表格であるホレグレス=ミレーツ卿の命令により、最終城門としてこの結界が閉じられた。

・目的は首都ロンドンと、そこにいる女王エリザード以下王室派の安全を最優先で守るためであった。

・最前線で戦っていた元ローマ正教のアニェーゼ部隊や天草式十字凄教といった外様の戦闘部隊の回収を待たずに退路を断つという、冷酷な切り捨てを伴うものであった。

多重連鎖構造と乱数化された防壁による外部突破の不能

結界は空間そのものを歪める圧倒的な物理的・魔術的威圧を保持していた。

・空から見ると、ロンドン全体をドームのように覆うオーロラのような光のヴェールであり、赤や緑の不自然な光を滲ませていた。

・全く同じ座標に三重、四色の結界が連なっており、一つの抜け道を別の結界が塞ぐ大迷宮のような構造になっていた。

・土地や空間に染みついた部外者を遠ざける規律に現実の斥力を与えたものであり、半端に狭間に押し込まれれば、巨大なプレス機に圧搾されるように粉砕される危険性を備えていた。

・最結界を張った張本人も解き方を知らないのではないかと推測されるほど、正解が乱数化された複雑怪奇な防壁であった。

・上条当麻の幻想殺しをもってしても、外から表層を砕けば中空に引きずり込まれる危険が高く、外部からの突破は事実上不可能とされていた。

処刑塔内部への上条当麻配置と幻想殺しによるコア破壊

外から破れないこの結界に対し、アレイスターは内部からの破壊を計画・実行した。

・結界を維持するための霊装(コア)が、英国王室最大の宝物庫でもある処刑塔(ロンドン塔)の内部に安置されているとアレイスターは見抜いた。

・上条当麻をわざとイギリス側の捕虜にさせ、処刑塔の中へと送り込んだ。

・処刑塔内部で激しい拷問を受けた上条だが、魔神オティヌの手引きで拘束から抜け出した。

・壁や扉ごと隠されていた結界のコアを幻想殺しで粉砕した。

・難攻不落を誇った三重四色の最結界は大停電のように突如として消失した。

・防壁を失ったロンドン市内には有象無象のクロウリーズ・ハザードが雪崩れ込み、イギリス側は絶望的な市街地戦へと突入していくこととなった。

まとめ

三重四色の最結界を巡る一連の顛末は、王室の防衛を最優先として外様部隊を切り捨てる形で展開され、複雑な連鎖構造と圧倒的な斥力によって外部からの侵入を完全に遮断するも、アレイスターの策謀により処刑塔へ潜入した上条当麻が幻想殺しでコアを粉砕したことで、理不尽な絶対防壁や閉鎖空間の檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を命懸けの内部突破によって完璧に奪還するに至る、首都防衛網の完成と破綻の記録である。
結界の展開から、多重構造の威圧、アレイスターの潜入策、そしてコア粉砕による消失へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な防衛機構や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の行使によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

神威混淆の脅威

神威混淆の全貌と悪辣な性質

『新約 とある魔術の禁書目録』の第20巻において、「神威混淆(ディバインミクスチャ)」は、アレイスター=クロウリー率いる10億以上の怪物群「クロウリーズ・ハザード」の侵攻に対抗するため、イギリス側が用意した切り札となる霊装群である。圧倒的な破壊力と種類、真価を発揮するための条件、無理解と不寛容を力に変換する魔術変圧器としての本質、および宿主の認識を歪める性質についての解説は以下の通りである。

絶大な威力を誇る純金製霊装とクロウリーズ・ハザードへの対抗策

神威混淆は、単なる物理的破壊力を超えた絶大な脅威度を保持している。

・純金とダイヤなどで精緻に組み上げられている。

・イシス=デメーテル、ラー=ゼウス、オシリス=ハデス、テフヌト=アルテミス、ワチェット=レトといった種類が存在する。

・すべてが正しい方法で人間の宿主と融合し出撃していれば、有象無象のクロウリーズ・ハザードを一掃していたほどの力を誇る。

人間との融合による真価発揮とオルソラ=アクィナスの自己犠牲

霊装が真の力を発揮するためには、過酷な条件を満たす必要があった。

・街や土地の地脈・龍脈に接続する使い方では本来の力を発揮できない。

・誰かが体を捧げてエジプトまたはギリシャの神として融合し、人間を宿主として結びつく必要がある。

・唯一神を奉じる十字教の修道女たちにとって、異教の神と融合することは信仰を棄てるに等しい選択であった。

・オルソラ=アクィナスが皆を守るために自ら犠牲となり、イシス=デメーテルと融合する事態となった。

偏見や先入観の歴史的背景と認識の齟齬を変換する構造

神威混淆の最も恐るべき脅威は、その力の源泉に存在する。

・エジプト神話を後からやってきたギリシャ人が自分たちの神に当てはめて解釈した歴史的背景を持つ。

・最初の段階から偏見や先入観の溝が織り込まれている。

・人と人の間で生じる認識のズレや、互いが理解を諦めてしまう悪意を物理的な破壊力へと変換する魔術変圧器として機能する。

対話のすれ違いによるエネルギー調整と食虫植物攻撃の生成

変圧器としての機能を安定させるため、宿主へ対する悪辣な作用が引き起こされた。

・莫大なエネルギーを調整・安定させるため、相手との会話が通じないというすれ違いや失望を必要とする。

・イシス=デメーテルは宿主であるオルソラの認識をわざとチグハグに歪め、上条当麻らとの対話のすれ違いを意図的に発生させた。

・互いの思い浮かべる言葉の意味が食い違い、齟齬が広がるほど魔術変圧器としての力は強固となる。

・指先に絡まる黄金の蔓の巻き数によってエネルギーを調整し、極彩色の食虫植物による絶大な攻撃を無尽蔵に生み出し続けた。

まとめ

神威混淆を巡る一連の顛末は、クロウリーズ・ハザードを一掃するほどの威力を秘めながらも、人間の身体との融合という過酷な条件と、人と人との不理解や認識の齟齬を増幅して破壊力へと変換する悪辣なシステムを備え、オルソラ=アクィナスの自己犠牲を伴って発動するも、その本質である対話の拒絶や拡散の性質が暴かれたことで、理不尽な不和や絶対的兵器の檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を命懸けの理解と対話によって完璧に手繰り寄せるに至る、異教の融合と認識崩壊の記録である。
圧倒的な威力の保持から、人体との融合、魔術変圧器の本質、そして認識の歪曲へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な兵器の脅威や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の対話によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

黄金の魔術結社

魔術結社黄金の概要とアレイスターとの因縁および復活の全貌

『新約 とある魔術の禁書目録』において、「黄金」と呼ばれる魔術結社は、アレイスター=クロウリーの過去と現在の戦いに深く結びつく世界最大の魔術結社である。組織の概要と目的、アレイスターの離反とブライスロードの戦い、黄金のその後、および第20巻における黄金の復活についての解説は以下の通りである。

近代西洋魔術の基礎理論確立と普遍的体系の構築

ウェストコットやメイザースらによって創設され、アラン=ベネット、ウェイト、リガルディなどの最高峰の頭脳が集った一団であった。

・ヘルメス学や薔薇十字の遺伝子を下地にしながら、エジプト神話なども取り入れて独自の体系を築いていた。

・一部の選ばれた者だけが使える難解な魔道書ではなく、誰もが直感的に記号や呪文を組み合わせて望んだ奇跡を引き出せる魔術の構築を目指していた。

・直感的に扱える体系を目指したことにより、近代西洋魔術の基礎理論が確立されることとなった。

愛娘の死と位相衝突の解明に伴うブライスロードの戦い

アレイスター=クロウリーも所属し才能を見せていたが、愛娘リリスの死によって組織との関係は決裂へ向かった。

・最初の妻ローズとの間に生まれた愛娘リリスが病死したことで運命が狂い始めた。

・世界中で行使される魔術がもたらす位相の衝突の余波が人々の運気に影響を与え、娘を死に追いやった偶発的な原因であると悟った。

・安全圏に身を置いて黙認していた黄金の在り方を許せず、すべての魔術を絶滅させることを決意した。

・1900年にブライスロードの戦いと呼ばれる武力衝突を起こした。

・幻想殺しの原型とも言える屍蠟の矢でウェストコットの半不死性を破り、メイザースを切り裂いて結社を内側から壊滅させた。

組織の空中分解と黄金系結社への分散存続

アレイスターによって壊滅させられた後、組織は崩壊の道を辿った。

・壊滅後は空中分解し、かつての面影を残さない小規模な結社へと分散して存続した。

・レイヴィニア=バードウェイが率いる「明け色の陽射し」なども、その遺伝子を受け継ぐ黄金系の魔術結社の一つである。

異種高次生命の力による重鎮たちの蘇生と3大戦力への復讐宣言

第20巻において、ウェストミンスター寺院の墓地へ赴いたアレイスターたちの前に、死んだはずの重鎮たちが現れた。

・大悪魔コロンゾンに対抗するための手がかりを求めて墓地へ赴いたアレイスターたちの前に、メイザースが現れた。

・ウェストコットをはじめとする黄金の重鎮たちも一斉に姿を現した。

・コロンゾンやエイワスと同等以上の異種高次生命の力を利用して死から蘇った。

・黄金の人材を含む成果物のすべてをぶつけてアレイスターへ復讐することを宣言した。

・アレイスター、上条当麻、一方通行の3人と、復活した魔術結社黄金との壮絶な全面衝突が幕を開けることとなった。

まとめ

魔術結社「黄金」を巡る一連の顛末は、誰もが扱える汎用的な近代西洋魔術体系を確立しながらも、位相の衝突が引き起こした愛娘の死を契機とするアレイスターの反逆によってブライスロードの戦いを受け空中分解し、異種高次生命の力で現代に復活を遂げてアレイスターら3大戦力へ復讐の全面戦争を挑んだことで、理不尽な魔術の運用や宿命の檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を激突する知性と決意によって完璧に証明するに至る、近代魔術の根幹と執念の復活の記録である。
体系の構築から、ブライスロードでの壊滅、空中分解、そして異種高次生命による復活へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な世界の構造や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の覚悟によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

新約 とある魔術の禁書目録(19)レビュー
新約 とある魔術の禁書目録まとめ
新約 とある魔術の禁書目録(21)レビュー

登場キャラクター

学園都市

アレイスター=クロウリー

学園都市の統括理事長である。かつて魔術結社「黄金」を内側から崩壊させた魔術師だ。大悪魔コロンゾンを倒すために自らの拠点である学園都市を放棄した。娘のリリスを救おうとする父親としての側面も持つ。

・所属組織、地位や役職
 学園都市統括理事長。魔術師。
・物語内での具体的な行動や成果
 コロンゾンを学園都市ごと封印し、イギリスへ大規模な侵攻を開始した。クロウリーズ・ハザードを操ってイギリス側と交戦している。ウェストミンスター寺院でメイザースの遺体を掘り起こそうとした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 銀髪の少女の姿となっている。10億以上の可能性として分化し、世界各地へ攻撃を仕掛けている。

リリス(ニュイ=マ=アサヌール=ヘカテ=サッポー=イザベル=リリス)

アレイスターの娘である。生後間もなく病死したとされていたが、現代に顕現した。

・所属組織、地位や役職
 アレイスターの娘。
・物語内での具体的な行動や成果
 高熱を出しながらも木像やベビーカーを操って自衛した。アレイスターの指を握り返した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女の存在がアレイスターの目的や行動の根幹に関わっている。

上条当麻

右手に幻想殺しを持つ高校生である。苦しむ人を見過ごせない性格をしている。アレイスターのイギリス侵攻に巻き込まれながらも、自らの信念に従って行動する。

・所属組織、地位や役職
 学園都市の高校生。
・物語内での具体的な行動や成果
 ロンドン塔に投獄され、拷問を受けながらも秘密を守り抜いた。脱走する過程で三重四色の最結界のコアを破壊した。イシス=デメーテルと融合したオルソラを対話によって救い出した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼の行動が魔神やアレイスターなど多くの超越存在に影響を与えている。

一方通行(アクセラレータ)

学園都市第一位の超能力者である。打ち止めや番外個体を守るために戦う。アレイスターの目的に疑問を持ちながら同行している。

・所属組織、地位や役職
 学園都市第一位の超能力者。
・物語内での具体的な行動や成果
 アレイスターのイギリス侵攻に同行した。ホレグレスを制裁し、ネルソン記念柱から時計塔へ吹き飛ばした。クリファパズル545を自らの配下として契約を結んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 魔術の存在を認識し、クリファパズル545を通じてその知識を利用しようとしている。

打ち止め(ラストオーダー)

ミサカネットワークの管理者である。一方通行を慕っている。

・所属組織、地位や役職
 クローン人間の上位個体。
・物語内での具体的な行動や成果
 一方通行を見送った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

芳川桔梗

学園都市の研究者である。

・所属組織、地位や役職
 研究者。
・物語内での具体的な行動や成果
 機能停止した学園都市からクローン人間たちを安全な場所へ移送する手配を行った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

番外個体(ミサカワースト)

第三次製造計画で造られたクローン人間である。一方通行と行動を共にすることが多い。

・所属組織、地位や役職
 クローン人間。
・物語内での具体的な行動や成果
 第一位の拠点に留まり、彼を見送った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

土御門元春

金髪にサングラスをかけた少年である。魔術サイドと科学サイドの多重スパイだ。義理の妹である舞夏を何よりも大切にしている。

・所属組織、地位や役職
 学園都市の高校生。イギリス清教と学園都市の多重スパイ。
・物語内での具体的な行動や成果
 妹を連れて学園都市からの脱出を試みた。窓のないビルへ突入し、アレイスターと交戦した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

浜面仕上

無能力者の少年である。恋人の滝壺理后や仲間を何よりも大切にしている。偶然見つけた赤ん坊を見捨てずに行動する。

・所属組織、地位や役職
 元武装無能力者集団のリーダー。
・物語内での具体的な行動や成果
 プロセッサスーツを着せられ、手配犯として追われた。廃車からリリスを救出し、病院へ送り届けた。アレイスターに恩赦を要求し、イギリスへ向かった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 無能力者でありながら、機転と行動力で様々な危機を乗り越えている。

滝壺理后

ピンク色のジャージを着た少女である。無能力者の少年の恋人だ。彼を深く信頼し、行動を共にしている。

・所属組織、地位や役職
 暗部組織アイテムのメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
 プロセッサスーツを着た彼と合流し、赤ん坊の世話をした。彼と共にイギリスへ向かい、四輪駆動車の助手席に同乗した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

絹旗最愛

ボブヘアの少女である。格闘戦を得意とする。仲間と共に行動している。

・所属組織、地位や役職
 暗部組織アイテムのメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
 機能停止した学園都市で仲間と共に過ごしていた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

麦野沈利

学園都市第四位の超能力者である。暗部組織アイテムのリーダーだ。

・所属組織、地位や役職
 学園都市第四位の超能力者。暗部組織アイテムのリーダー。
・物語内での具体的な行動や成果
 仲間と共に機能停止した学園都市から退避した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

御坂美琴

常盤台中学に所属する超能力者である。彼(上条)に追いつくため、強大な力を求めている。食蜂操祈と協力関係を築くことがある。

・所属組織、地位や役職
 学園都市第三位の超能力者。常盤台中学の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 対魔術式駆動鎧を装着し、窓のないビルを攻撃した。宇宙から落下する彼(上条)を助けようとした。その後、バリ島へ避難したが、彼のいるイギリスへ向かう決意をした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 対魔術式駆動鎧を使用したことで、科学では説明できない力に触れ始めている。

食蜂操祈

常盤台中学に所属する超能力者である。精神系能力の頂点に立つ。彼(上条)との過去の記憶を大切にしている。

・所属組織、地位や役職
 学園都市第五位の超能力者。常盤台中学の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 美琴と協力し、液状被覆超電磁砲による攻撃を支援した。バリ島へ避難した後、イギリスへ向かおうとする美琴から同行を止められた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

上里勢力

烏丸府蘭(A・O・フランキスカ)

パーカービキニを着た少女である。UFOのようなアンテナを装備している。彼(上里)の帰還を願い、行動している。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教所属の魔術師。上里勢力の一員。ローラ直属のスパイ。
・物語内での具体的な行動や成果
 大悪魔に体を操られ、手配犯としてプロセッサスーツを着て交戦した。解放後は彼(上条)たちに協力し、バルーンでイギリス上空へ接近した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 科学技術に見せかけた魔術を行使する。

イギリス清教

ローラ=スチュアート

イギリス清教の最大主教である。大悪魔コロンゾンに肉体を乗っ取られている。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教最大主教。アレイスターの二人目の娘。
・物語内での具体的な行動や成果
 肉体を乗っ取られ、窓のないビルの外壁から這い出そうとした。大気圏外へ打ち上げられた後、再び地球へ帰還した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 その正体はアレイスターの娘であり、コロンゾンの霊媒として利用されている。

インデックス

イギリス清教のシスターである。一〇万三〇〇〇冊の魔道書を記憶している。彼(上条)と行動を共にしている。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教所属。魔道書図書館。
・物語内での具体的な行動や成果
 大悪魔に操られて自動書記モードを起動し、彼(上条)と対峙した。黒猫の魔女から魔道書の原典を強制記憶させられ、支配から解放された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

ステイル=マグヌス

イギリス清教の魔術師である。炎を操る大男だ。職務に忠実で、冷徹な尋問を行う。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教所属。必要悪の教会の魔術師。
・物語内での具体的な行動や成果
 ロンドン塔の尋問室で、彼(上条)に対して紙人形を用いた拷問を行った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

神裂火織

世界で二十人しかいない聖人の一人である。長大な日本刀を扱う。仲間を救うため、前線で戦い続ける。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教所属。必要悪の教会の魔術師。天草式十字凄教の女教皇。
・物語内での具体的な行動や成果
 ロンドンへ侵攻してきたアレイスターを迎え撃ち、音速を超える攻撃を仕掛けたが防がれた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

ニクス=エヴァーブラインド

イギリス清教の魔術師である。ぶかぶかの修道服を着た幼い少年の姿をしている。義眼を用いた魔術を得意とする。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教第零聖堂区・必要悪の教会所属。
・物語内での具体的な行動や成果
 クローゼットから多数の義眼型霊装を取り出し、ロンドン防衛への出撃準備を整えた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

オルソラ=アクィナス

イギリス清教のシスターである。おっとりとした性格で、平和を愛する。仲間を守るためなら自己犠牲もいとわない。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教の修道女。
・物語内での具体的な行動や成果
 仲間を支援するために夜食を作り、大英博物館へ届けた。その後、仲間を守るために自ら進んで神威混淆イシス=デメーテルと融合し、彼(上条)と交戦した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼(上条)との対話によって救出され、霊装から解放された。

アニェーゼ=サンクティス

シスターの集団をまとめるリーダーである。小柄な少女だ。部下たちの命を守るため、冷酷な決断を迫られる。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教所属。元アニェーゼ部隊のリーダー。
・物語内での具体的な行動や成果
 大英博物館で部隊を指揮し、ロンドンの迷宮化による防衛作戦を立案した。運び屋から神威混淆を受け取った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

ルチア

長身のシスターである。真面目な性格をしている。部隊の中でリーダーを支える。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教所属。元アニェーゼ部隊のメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
 大英博物館での防衛準備に参加し、状況の悪化に焦りを見せた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

アンジェレネ

小柄で猫背のシスターである。金髪を三つ編みにしている。仲間たちと行動を共にする。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教所属。元アニェーゼ部隊のメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
 大英博物館で夜食を受け取り、神威混淆を逆転の切り札だと期待した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

アガター

メガネをかけたシスターである。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教所属。元アニェーゼ部隊のメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
 四輪駆動車に乗る無能力者の少年(浜面)に道案内を行った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

イギリス王室派

キャーリサ

イギリスの第二王女である。武闘派であり、国家の危機に際して最前線に立つ。

・所属組織、地位や役職
 イギリス王室の第二王女。
・物語内での具体的な行動や成果
 ロンドン塔の独房で彼(上条)たちに声をかけた。看守の変装を見破る機転を見せた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

イギリス騎士派

ホレグレス=ミレーツ

イギリスの貴族である。国家防衛のためには非情な決断を下す。他派閥を蹴落として権力を握ろうと企む。

・所属組織、地位や役職
 イギリス騎士派の代表格。
・物語内での具体的な行動や成果
 ロンドンの最終城門である最結界を閉じる命令を下した。元ローマ正教のシスターたちを捨て駒として利用し、神威混淆を使わせようと目論んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 第一位の超能力者によってネルソン記念柱から時計塔へと吹き飛ばされた。

騎士団長

騎士派をまとめる長である。国家を守るため、前線で指揮を執る。

・所属組織、地位や役職
 イギリス騎士派のトップ。
・物語内での具体的な行動や成果
 神裂と共にアレイスターへ攻撃を仕掛けたが、魔術の裏口を利用されて防がれた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

その他の魔術勢力(運び屋など)

レイヴィニア=バードウェイ

金髪の少女である。魔術結社を率いるボスだ。彼(上条)に対して高圧的な態度をとることが多い。

・所属組織、地位や役職
 魔術結社「明け色の陽射し」のトップ。
・物語内での具体的な行動や成果
 スクーターに乗って運び屋の任務を行っていた際、彼(上条)と遭遇した。神威混淆の破壊に協力した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

レッサー

ラクロスのユニフォームを着た少女である。悪魔の尻尾のような飾りをつけている。

・所属組織、地位や役職
 魔術結社予備軍「新たなる光」のメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
 結社のボスと共に運び屋として行動し、彼(上条)と遭遇して逃走した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

オリアナ=トムソン

妖艶な美女である。フリーの運び屋として暗躍する。自身の信念に基づいて行動する。

・所属組織、地位や役職
 フリーの運び屋。
・物語内での具体的な行動や成果
 依頼を受けて神威混淆イシス=デメーテルを大英博物館へ届けた。シスターたちが犠牲になるのを防ぐため、自ら霊装を掴もうとした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

魔神・超越存在

コロンゾン

拡散を本質とする大悪魔である。世界を混乱と破滅へ導こうとする。

・所属組織、地位や役職
 大悪魔。
・物語内での具体的な行動や成果
 イギリス清教の最大主教の肉体を乗っ取った。イギリス連邦へ大規模な攻撃を仕掛けるよう画策した。アレイスターによって一時的に封印された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 かつてメイザースによって召喚されていた。

オティヌス

魔神の一人である。現在は15センチの妖精のような姿をしている。彼(上条)の良き理解者だ。

・所属組織、地位や役職
 魔神。
・物語内での具体的な行動や成果
 ロンドン塔に投獄された彼(上条)を救出した。彼と共にイギリスを巡り、神威混淆の性質を分析して助言を与えた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

ネフテュス

魔神の一人である。褐色の肌を包帯で覆っている。

・所属組織、地位や役職
 魔神。
・物語内での具体的な行動や成果
 理想送りによって新天地へ追放された後、彼(上条)の学生寮に宅配便の段ボール箱で送られてきた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

娘々

魔神の一人である。尸解仙のような姿をしている。

・所属組織、地位や役職
 魔神。
・物語内での具体的な行動や成果
 理想送りによって新天地へ消し飛ばされた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

クリファパズル545

人工的に作られた悪魔の少女である。人と人の相互理解を妨げ、混乱をもたらす。

・所属組織、地位や役職
 人造悪魔。
・物語内での具体的な行動や成果
 神裂や騎士団長の精神を歪めていた。アレイスターによって破壊されたが、後に再生し、第一位の超能力者と契約を結んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

魔術結社「黄金」

ミナ=メイザース

黒猫の耳と尻尾を持つ西洋喪服の女性である。トートタロットの意識体だ。

・所属組織、地位や役職
 問答型思考補助式人工知能。魔道書トートタロットの原典。
・物語内での具体的な行動や成果
 窓のないビルでコロンゾンを足止めした。大英博物館へ向かい、インデックスの支配を解除した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

サミュエル=リデル=マグレガー=メイザース

魔術結社「黄金」の創設者の一人である。彼(アレイスター)を激しく憎んでいる。

・所属組織、地位や役職
 魔術結社「黄金」の創設者。
・物語内での具体的な行動や成果
 ウェストミンスター寺院の墓地で復活し、結社の魔術師たちと共に彼(アレイスター)に復讐するため姿を現した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 大悪魔コロンゾンの真の召喚者である。

ポール=フォスター=ケイト

魔術結社「黄金」の魔術師である。

・所属組織、地位や役職
 魔術結社「黄金」のメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
 彼(メイザース)と共にウェストミンスター寺院の墓地で復活した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

アーサー=エドワード=ウェイト

魔術結社「黄金」の魔術師である。

・所属組織、地位や役職
 魔術結社「黄金」のメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
 彼(メイザース)と共にウェストミンスター寺院の墓地で復活した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

ダイアン=フォーチュン

魔術結社「黄金」の魔術師である。

・所属組織、地位や役職
 魔術結社「黄金」のメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
 彼(メイザース)と共にウェストミンスター寺院の墓地で復活した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

イスラエル=リガルディ

魔術結社「黄金」の魔術師である。

・所属組織、地位や役職
 魔術結社「黄金」のメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
 彼(メイザース)と共にウェストミンスター寺院の墓地で復活した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

ロバート=ウィリアム=フェルキン

魔術結社「黄金」の魔術師である。

・所属組織、地位や役職
 魔術結社「黄金」のメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
 彼(メイザース)と共にウェストミンスター寺院の墓地で復活した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

ウェストコット

魔術結社「黄金」の創設者の一人である。

・所属組織、地位や役職
 魔術結社「黄金」の創設者。
・物語内での具体的な行動や成果
 彼(メイザース)と共にウェストミンスター寺院の墓地で復活した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

集団

妹達(シスターズ)

第三位の超能力者の軍用量産クローンである。

・所属組織、地位や役職
 クローン人間。
・物語内での具体的な行動や成果
 学園都市の機能停止に伴い、安全な場所へ移送された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

警備員(アンチスキル)

学園都市の治安を維持する組織である。

・所属組織、地位や役職
 学園都市の治安維持部隊。
・物語内での具体的な行動や成果
 機能停止した学園都市で住民の避難誘導にあたった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

騎士派

イギリスの防衛を担う騎士の集団である。

・所属組織、地位や役職
 イギリスの軍事組織。
・物語内での具体的な行動や成果
 ロンドン防衛のためにクロウリーズ・ハザードと交戦した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

王室派

イギリスを統治する王族とそれに連なる集団である。

・所属組織、地位や役職
 イギリスの国家元首および王室。
・物語内での具体的な行動や成果
 ロンドンの防衛が困難になったため、スコットランド方面への退避が検討された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

清教派

イギリス清教に属する聖職者や魔術師の集団である。

・所属組織、地位や役職
 イギリスの宗教・魔術組織。
・物語内での具体的な行動や成果
 トップである最大主教が不在の中、ロンドン防衛のための後方支援や作戦立案を行った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

イギリス清教

イギリスの魔術サイドを統括する巨大な宗教組織である。

・所属組織、地位や役職
 イギリスの十字教組織。
・物語内での具体的な行動や成果
 最大主教がコロンゾンに乗っ取られたことで、組織全体が混乱に陥った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

天草式十字凄教

東洋の魔術を扱う集団である。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教傘下の魔術組織。
・物語内での具体的な行動や成果
 ドーバー海峡でクロウリーズ・ハザードを迎撃し、壊滅状態になったと噂された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

アニェーゼ部隊

小柄な少女をリーダーとするシスターの集団である。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教所属。元ローマ正教の修道女たち。
・物語内での具体的な行動や成果
 大英博物館に集められ、ロンドンを迷宮化して防衛する決死隊として編成されようとしていた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

ビーフィーター

ロンドン塔を警備する看守たちである。

・所属組織、地位や役職
 ロンドン塔の看守。
・物語内での具体的な行動や成果
 彼(上条)が脱走したことでパニックに陥り、緊急閉鎖などの対応に追われた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

クロウリーズ・ハザード

統括理事長から分化した10億以上の怪物の群れである。

・所属組織、地位や役職
 アレイスターの分身。
・物語内での具体的な行動や成果
 ドーバー海峡を越えてイギリスへ上陸し、ロンドン市内へ雪崩れ込んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は確認できない。

新約 とある魔術の禁書目録(19)レビュー
新約 とある魔術の禁書目録まとめ
新約 とある魔術の禁書目録(21)レビュー

展開まとめ

序章 科学と魔術はひっくり返る Become_to_War. 

コロンゾン封印

アレイスターはローラの肉体に憑依したコロンゾンを学園都市の魔術的構造を利用して封印した。聖マルガリタの逸話や西旗の象徴を応用し、都市全体を巨大な封印陣として機能させることで、コロンゾンをアスファルトの奥へ押し込み時間を稼いだ。しかし、これはあくまで一時的な封印に過ぎず、根本的な解決ではないと理解していた。

娘を取り戻す決意

封印の反動で吐血しながらも、アレイスターは自らの魔術の代償を受け入れた。そしてコロンゾンからローラを必ず取り戻すと誓い、時間を得た今のうちに対抗策を講じる決意を固めた。

学園都市の避難

都市機能が停止した学園都市では、通信網も失われ住民は混乱した。しかし『大熱波』を経験していた人々は素早く避難を開始し、警備員たちも住民の誘導にあたった。『妹達』も芳川桔梗の手配で安全な場所へ移送されることとなった。

一方通行の覚悟

一方通行は『打ち止め』や『妹達』を仲間へ託し、自らは戻ると約束して新たな戦場へ向かう決意を示した。守るためには離れる勇気も必要だと受け入れ、自分なりの強さを胸に歩き出した。

エジプトの合流

アレイスターたちはエジプトの隠れ家へ移動し、土御門元春や烏丸府蘭と合流した。府蘭は危険を承知で同行を選び、アレイスターはリリスをミナ=メイザースへ託して、自らはローラ救出へ向かう覚悟を固めた。

イギリス侵攻作戦

アレイスターは、コロンゾンを倒すにはイギリスへ直接乗り込み、その支配構造を破壊するしかないと説明した。各自が目的を持ちながらも、自分の責任で行動するよう仲間へ告げ、イギリス攻略作戦を開始した。

ドーバー海峡の戦場

イギリスへ向かう途中、上条たちはドーバー海峡で激しい戦闘に遭遇した。イギリス側は膨大な魔術砲撃で迎え撃ち、それに対し、一〇億以上に増殖したアレイスターたち「クロウリーズ・ハザード」と無数の怪物が海を埋め尽くしながら進軍していた。

イギリス上陸

激戦の最中、巨大な怪物の残骸がクルーザーへ直撃し、船は大破した。上条たちは吹き飛ばされ、血に染まったイギリス沿岸へ投げ出される形で上陸することとなった。

第一章 揺るぎなき魔術大国と変態 Welcome_Home, A.C!! 

イギリス上陸戦

海岸要塞

ドーバー海峡沿岸では、イギリス側が海岸一帯を巨大な防衛陣地へと変えていた。魔術砲や防衛設備を幾重にも配置し、海を埋め尽くすクロウリーズ・ハザードを迎撃したが、怪物の数は圧倒的で、防衛線は次第に押し込まれていった。

騎士たちの奮戦

『騎士派』は最前線へ突撃し、『清教派』は後方から支援を続けた。魔女たちは防衛戦の不利を悟りつつも任務を続行し、ロンドンでは最終防衛結界が展開され、前線部隊は退路を断たれたまま戦いを継続した。

必要悪の教会

『必要悪の教会』のニクス=エヴァーブラインドは、自身の義眼型霊装を選び戦場へ向かう準備を整えた。一方で仲間たちもそれぞれ霊装や装備を整え、ロンドン防衛へ向けて動き始めた。

孤立した上条当麻

上条当麻はイギリスの海岸へ一人で流れ着き、仲間とはぐれたまま身を潜めていた。戦争状態に置かれた現実と所持金の少なさに戸惑いながらも、ローラを救うため行動を続けようと考えた。

戦場への飛び出し

目の前で女性騎士がクロウリーズ・ハザードに追い詰められる姿を見た上条は、危険を承知で飛び出して救援に向かった。しかし幻想殺しでも怪物は消えず、騎士からも敵と疑われ、板挟みの状況に陥った。

一方通行との再会

危機に陥った上条の前へ一方通行が現れ、クロウリーズ・ハザードを次々と撃破した。さらにアレイスターやインデックス、オティヌス、烏丸府蘭とも合流し、浜面たちとは別行動を取りながらロンドンを目指す方針を確認した。

浜面たちの逃避行

浜面仕上と滝壺理后は四輪駆動車を確保し、安全な場所への退避を優先した。その途中でネフテュスと娘々が現れ、二人もロンドンへ向かうよう助言し、自らも同行した。

気球による潜入

アレイスターは折り紙を利用した気球で防空網を避けながらロンドンへ向かった。カンタベリーを迂回し、イギリス各地の防衛体制や巨大結界を分析しつつ、最終目標をロンドンに定めた。

ロンドン潜入作戦

ロンドンを覆う複雑な最結界は正面突破が困難であるため、アレイスターは内部へ入るには『騎士派』に重要人物として捕らえられる方法が最も確実だと判断した。そして上条を気絶させ、結界内部へ送り込む作戦を実行した。

行間 一

船旅の打ち止め

打ち止めは貨物船でアラスカへ向かっていたが、船酔いに苦しんでいた。他のミサカネットワークの個体が世界各地で自由に過ごしている様子を共有され、自分だけが不運だと嘆いた。芳川桔梗に船内へ入るよう勧められても、少しでも楽になろうと甲板から空を見上げ続けた。

世界へ広がる混乱

芳川は海上に浮かぶ異形の死骸を目にしながら、携行無線で世界中の通信が混乱していることを確認した。戦火は五十三か国を中心に周辺地域まで拡大しており、異変の及んでいない場所を探す方が難しい状況となっていた。

学園都市技術の影響

番外個体は学園都市の技術流出が予想ほど大きな騒ぎになっていないと語った。芳川は、世界規模の戦争によって膨大な情報が飛び交い、学園都市の技術情報も真偽不明の情報に埋もれてしまっているため、専門家以外には価値を判断できないと説明した。

戦争と経済

芳川は、学園都市の科学技術が世界経済を支えていたため、その喪失による混乱が各国の経済悪化を招き、戦争を景気対策として利用しようとする国まで現れていると分析した。しかし、戦争の原因も終息時期も分からないため、多額の軍備増強が無駄になる危険もあると考え、先行きの読めない状況に複雑な思いを抱いていた。

第二章 処刑塔は大顎を開いて待つ the_Abyss_of_London. 

ロンドン封鎖

騎士派のホレグレス=ミレーツは、クロウリーズ・ハザードの上陸を受け、首都ロンドンを守る三重四色の最結界を閉じるよう命じた。元アニェーゼ部隊や天草式十字凄教など外部の戦力は回収せず、王室派とイングランドの防衛を優先した。さらに、行方をくらませたローラ=スチュアートの捜索を進め、騎士団長への報告を省いた独断に異を唱える者は王室への裏切りとして処罰すると通達した。

処刑塔への護送

アレイスターに利用された上条当麻は、女性騎士に護送されてロンドン塔へ向かった。女性騎士は天草式の壊滅やカンタベリー陥落を語ったが、いずれも直接確認した情報ではなく、上条は通信制限下でデマが広がっていると見抜いた。一方、戦う者には痛みと恐怖を和らげる自決用霊装「断頭金貨」が配られており、ロンドンが極度の戦時体制に置かれていることも明らかになった。

上条はロンドン塔で名前を奪われ、〇八七番として独房へ入れられた。アレイスターが救出する保証もなく、必要悪の教会による尋問を恐れた上条は、身を守るために靴を詰めたズボンを即席の武器にした。

オルソラの案内

独房を訪れたのはオルソラ=アクィナスであった。上条は救出を期待したが、オルソラはイギリス清教の一員として取り調べを手伝うために来ていた。彼女は怯える上条をなだめながら尋問室へ案内したが、カンタベリーや天草式に関する噂を事実と思い込んでおり、イギリス清教内部にも混乱が広がっていた。

上条はオルソラが尋問を担当すると考えて安堵したものの、部屋で待っていたのはステイル=マグヌスであった。上条は火を操るステイルへの恐怖を露わにしたまま、椅子へ拘束された。

ウェストミンスター寺院

ロンドン郊外のダイナーでは、アレイスターと一方通行が待機していた。インデックス、オティヌス、烏丸府蘭は上条を捜すために離れており、一方通行はアレイスターの人望のなさを皮肉った。

アレイスターは目的地をウェストミンスター寺院と明かした。コロンゾンが再び学園都市から現れれば、人類に対抗手段はなく、イギリス清教と学園都市まで掌握される危険があった。そのためアレイスターは、英国王室と宗教の中心地に眠る秘密を利用しようとしていた。一方通行は協力者ではなく、アレイスターの目的を見極め、必要なら破壊するために同行していた。

紙人形の拷問

ステイルは上条に、イギリスへ来た理由、背後にいる人物、ローラの失踪とクロウリーズ・ハザードへの関与を繰り返し問いただした。上条は多くを話す意思を見せたが、ミナ=メイザースとリリスの隠れ家だけは守ろうとした。

ステイルは紙人形と対象の感覚を結び付ける拷問を行った。紙人形を焼かれた上条は、自分の身体が損壊したような痛みを感じたが、実際に肉体が失われたわけではなかった。この術は致命傷に相当する苦痛を与えながら死ぬことすら許さず、幻想殺しも右手を拘束されているため使えなかった。それでも上条はミナとリリスを守るため、秘密を明かさなかった。

最結界の解析

インデックスと烏丸府蘭はUFO型バルーンでロンドンへ接近し、三重四色の最結界を調べた。結界は部外者を遠ざける複数の規律を複雑に絡み合わせた構造であり、一つを解けば別の部分が絡まるように作られていた。

インデックスは、結界を築いた本人すら解除方法を知らない可能性があり、正解も乱数化されているため解析できないと結論づけた。幻想殺しでも完全には破壊できないと見られ、二人は侵入を断念した。また、二人の頭にはローラに仕込まれた痕跡による痛みが残っており、それがコロンゾンの思念に反応している可能性もあった。

オティヌスの救出

拷問で消耗した上条の前に、オティヌスが鷹に乗って現れた。人間用に設計された結界や鉄格子では、掌ほどの大きさになった神を阻めなかったのである。オティヌスは上条が秘密を守ったことを確認し、工具を使って右手の拘束を切断した。

自由になった上条は脱出経路を探したが、窓から飛び降りるのは危険であり、頑丈な鉄扉も工具では破壊できなかった。しかし、上条が右手で扉に触れると、魔術的な補強が消え、扉は外側へ倒れた。オティヌスは処刑塔の一部に幻想殺しが通用すると見抜き、上条に壁や扉を破壊しながら新たな逃走路を作るよう促した。アレイスターが上条を処刑塔へ送り込んだ目的も、内部に保管された重要な何かを幻想殺しで暴かせることにあると推測した。

クロウリーズ・ハザードの襲来

浜面仕上、滝壺理后、ネフテュス、娘々は四駆でロンドンを目指していたが、検問と結界に阻まれていた。そこへシスター・アガターが現れ、クロウリーズ・ハザードが第二城壁まで突破したため避難するよう警告した。

巨大なクロウリーズ・ハザードが迫ると、浜面はアガターを車へ乗せ、さらに周囲に取り残された修道女たちを車体へしがみつかせて逃走した。上空の部隊は人命より燃料の回収を優先しており、外部から合流したローマ正教や天草式の者たちは捨て駒として前線に残されていた。

炎を越えた逃走

浜面は牧草地を埋め尽くすクロウリーズ・ハザードから逃れるため、検問を突破して四駆を走らせた。複雑な段差や水路が隠されたイングリッシュガーデンに翻弄されながらも、車体にしがみつく修道女たちを振り落とさないよう進み続けた。

退却するイギリス清教は干し草の壁へ火を放ったが、アガターたちが聖アガサの伝承を利用した結界を張り、車と修道女たちを炎から守った。しかし、その防壁では後方の怪物を止められず、前方には閉ざされた三重四色の最結界が待っていた。浜面たちは進んでも退いても全滅する状況に追い込まれたが、その直後、滝壺は周囲を圧迫していた力の一つが突然消えたことを感知した。

最結界の消失

上条当麻が処刑塔に保管されていた霊装を幻想殺しで破壊したことで、ロンドン全体を覆っていた三重四色の最結界は消滅した。アレイスターは上条を処刑塔へ送り込んだ目的を果たし、一方通行と共にウェストミンスター寺院へ向かった。外から破れない結界を内側から壊すため、王室の宝物庫でもある処刑塔にコアが置かれると見抜いていたのである。

ロンドンへ戻ったアレイスターは、コロンゾンとの長い因縁に決着をつけると宣言した。しかし結界の消失によってクロウリーズ・ハザードも首都へ流れ込み、ロンドンは防衛手段を失っていた。

神裂火織と騎士団長

アレイスターの前方には神裂火織、後方には騎士団長と騎士派の部隊が現れた。神裂と騎士団長は、戦場に残された者たちを救うためにアレイスターを排除しようとしており、対話を拒んで同時攻撃を仕掛けた。

神裂は七天七刀と七閃、騎士団長は剣と槍を用いて音速を超える攻撃を重ねた。しかしアレイスターは黄金の杖と銀の大鎌を生み出し、二人の攻撃を容易に防いだ。さらに一方通行も、襲いかかった騎士を瞬時に制圧したが、アレイスターに止められて手を引いた。

近代西洋魔術の裏口

アレイスターは、自らが整理して広めた近代西洋魔術には、すべて自分が介入できると明かした。神裂や騎士団長がどれほど強力な術式を使っても、その根底にアレイスターの体系がある限り、攻撃を無効化したり暴発させたりできたのである。

それは幻想殺しとは異なり、魔術そのものを打ち消すのではなく、技術体系の開発者として裏口や弱点を利用する方法であった。独自の体系を築いた魔術師や真正の魔神でなければ、魔術によってアレイスターを出し抜くことは困難だった。

歪められた正義

アレイスターは、騎士団長たちが仲間の窮地を見捨て、わずかな欠点を持つ者を切り捨てる姿勢を見抜いた。彼らは救済を掲げながら、敵を殺すことを救いとみなし、外部から合流した者たちを犠牲にする秩序へ傾いていた。

アレイスターは、魔術による功績の裏で無関係な者を傷つけ続けながら、その技術体系自体を疑わなかった彼らを見限った。もはや容赦せず、立ちはだかる者を踏み潰して先へ進もうとした。

ノーザンアフリカ=ロンドン

騎士団長が笑みを浮かべると、空から巨大な石材が降り始め、ロンドンの街にピラミッドやオベリスク、壁画、ファラオ像が組み上がった。霧の都は乾いた砂漠の空気に包まれ、エジプトを模した異質な空間へ変貌した。

この現象は、近代西洋魔術として理解や制御をせず、古い神秘をそのまま暴走させるものであった。アレイスターの体系を介さないため、神裂や騎士団長の攻撃は初めてアレイスターの頬を傷つけた。アレイスターの魔術ではアレイスターを殺せないという前提が崩れ、太古の神秘なら命を奪える可能性が生まれた。

血の供犠

騎士団長たちはアレイスターを傷つける方法を確立したが、アレイスターは動揺しなかった。失敗や流血を恐れず、犠牲を前提として魔術を追究してきたアレイスターにとって、傷を負った瞬間こそ戦いの始まりであった。

アレイスターは頬の血を拭い、世界最大の魔術結社「黄金」を壊滅させた血の供犠の真髄を見せると宣言した。そして、その力をブラッドサインと呼んだ。

行間 二 

処刑塔の混乱

上条当麻が幻想殺しで鉄扉や鉄格子、石壁まで破壊して脱走したため、処刑塔は騒然となった。ビーフィーターたちはホワイトタワーの閉鎖、永久囚人の点呼、外壁や鍵の確認を急ぎ、独房から出た囚人は現場判断で処分するよう命じられた。

ステイル=マグヌスは拘束具の切断痕から、上条の脱走に協力者がいたと判断した。オルソラ=アクィナスを疑って反応を探ったが、彼女は上条の無事を素直に案じており、ステイルは関与していないと悟った。

ステイルの忠告

オルソラは捜索や修復を手伝おうとしたが、ステイルは彼女を危険な現場へ立たせるためにイギリス清教へ迎えたのではないと告げた。彼はオルソラに、与えられた機会を無駄にせず、自ら幸せをつかむよう諭した。

さらにステイルは、永久囚人が看守の制服を奪って紛れ込む可能性を警告し、袖や裾、靴のサイズまで確認するよう伝えた。そしてオルソラを処刑塔から退避させ、自身は尋問再開と破壊箇所の補強に備えて奥へ戻った。

独房のキャーリサ

行き場を失ったオルソラに、独房から第二王女キャーリサが声をかけた。キャーリサは必要なら上条を追う猟犬になると申し出たが、今は自分や隣の傭兵が動かない方がよいと考えていた。

キャーリサは、英傑や猛将が戦場へ出れば民衆や兵士に強い圧力を与え、戦争を止められない空気を生み出しかねないと説明した。恐ろしいのは外敵だけではなく、防衛線の内側から戦いを煽る民衆であり、狂気を広げる声は身内から現れると説いた。

そのうえでキャーリサは、戦場には前へ進む者だけでなく、暴走を抑えて風紀を保つ者も必要であり、オルソラのような人間にも役割があると伝えた。

偽装した永久囚人

看守たちがオルソラを連れ出しに来ると、キャーリサは一番後ろの者の靴のサイズが合っていないと指摘した。その言葉によって、看守に変装していた永久囚人が発見され、周囲のビーフィーターに取り押さえられた。

オルソラは本人確認を受けた後、護身用のナイフを渡され、処刑塔の敷地外へ退避させられた。看守たちは彼女を英国の一員として扱ったが、非常時のため女子寮まで護衛する余裕はなかった。

無人の女子寮

目的を失ったオルソラは、危険なロンドンをさまよって迷惑をかけないため、ひとまず女子寮へ戻った。街には銀色の砂が漂い、ピラミッドや石像が乱立しており、首都そのものが異質な姿へ変貌していた。

女子寮には明かりも生活音もなく、廃墟のような冷たさだけが残っていた。台所にはクリスマスの食事に使う材料が放置され、横断幕やツリーの飾りつけも途中で止まっていた。本来なら皆で準備するはずだった穏やかな時間は、戦争によって奪われていた。

オルソラの決意

オルソラは、戦争の狂気に何もかも奪われるまま見ていることに耐えられなくなった。そして、自分にできることを一つでも始めようと決意した。

キャーリサから教えられた内圧という言葉を胸に、戦いを煽るのではなく、失われた日常を守るために動こうとしたのである。

第三章 血の選択、 ある敬虔な兵器 SISTER (xN.A._Weapon). 

ロンドンを覆う偽りのエジプト

処刑塔を脱出した上条当麻とオティヌスは、古代エジプトを模した異様な建造物や巨大生物に侵食されたロンドンを進んだ。オティヌスは、それらが本来のエジプト神話ではなく、西欧人の偏見や誤解を通して再構成された歪な神秘であると見抜いた。

三重四色の最結界が消えたことでクロウリーズ・ハザードも市内へ流れ込み、上条たちは追われる四駆と怪物の群れを目撃した。直後、オベリスクから放たれた巨大な閃光が怪物をまとめて消滅させた。オティヌスはその兵器をラー=ゼウスと呼び、アレイスターに通用するよう作られた危険な切り札であると判断した。

オルソラの夜食

オルソラ=アクィナスは、戦う力がなくても食事や休息を支えることはできると考え、女子寮の台所で大量の夜食を作った。ジャガイモや七面鳥、温野菜、グラタンなどを同時に調理し、茶器や紅茶と共に小型車へ積み込んだ。

オルソラは大英博物館へ向かい、集められていたアニェーゼ部隊へ料理を届けた。戦況への不満と焦りから正面衝突を求めていた修道女たちは、食事によって一時的に緊張を解かれた。しかしオルソラは、自分が戦力になれず足を引っ張っているのではないかと不安を抱いた。

守るべき希望

アニェーゼ=サンクティスは、オルソラの行動によって自分たちが無謀な突撃へ傾く流れを止められたと理解した。オルソラの穏やかさは、戦争の狂気に染まってはならない希望であり、イギリスを支える大切な柱であった。

アニェーゼは自分がクリスマスまで生き残れない可能性を感じながらも、今度は自分がオルソラを守る盾になると決意した。そして、必ず勝って平穏な日々を取り戻そうと笑顔で告げた。

大英博物館への避難

浜面仕上たちは、神の名を冠した巨大兵器とクロウリーズ・ハザードがぶつかり合うロンドンを四駆で進んだ。オベリスクの砲撃、巨大ワニ、アフリカゾウなどに襲われ、車は砂地に埋まったが、浜面に救われた修道女たちは逃げずに車を押した。

滝壺理后やシスター・アガターも加わり、全員で四駆を砂地から脱出させた。浜面は自分だけが囮になるつもりだったが、誰も彼を置き去りにせず、助け合って生き残る道を選んだ。

やがて修道女たちは大英博物館へ到着した。ネフテュスは浜面に、神の名を冠する歪な兵器を頼もしいと感じたか、おぞましいと感じたかを問い、返答次第で今後を後悔する可能性があると告げた。

ブラッドサイン

アレイスター=クロウリーは、神裂火織と騎士団長を相手に戦い続けた。世界中で一〇億以上に分かれたクロウリーズ・ハザードによる戦争を利用し、全世界の争いを自分へ集約することで、血の供犠による力を最適化していた。

ラー=ゼウスの一撃も赤い魔法陣で受け流し、騎士団長を衝撃の杖で吹き飛ばした。さらにオベリスクを蹴り折って巨大な槍として投げ、テムズ川の巨大ワニであるオシリス=ハデスも串刺しにした。

それでも神裂は追撃を続けたが、アレイスターは十字教が聖人を重視する本当の理由を語った。聖人は強大である一方、処刑や死の方法が明確に伝わっているため、組織にとって制御しやすい存在でもあった。アレイスターは赤い槍で神裂を貫き、地上へ叩きつけた。

クリファパズル545

倒れた神裂の背後から、新聞紙やダクトテープをまとった人工悪魔が姿を現した。断頭金貨や戦時下のデマをばら撒き、人々の判断を狂わせていた存在であり、神裂や騎士団長の精神を歪めていた原因でもあった。

アレイスターは、その悪魔が生命の樹を逆転させたクリフォトを利用し、命に似た何かとして作られた器物だと見抜いた。構造はミナ=メイザースやインデックスへ施された自動書記とも通じており、世界や人間関係を内側から引き裂くコロンゾンの性質が反映されていた。

人工悪魔は騎士団長を操り、自らをクリファパズル545と名乗った。アレイスターはコロンゾンが同じ手法を繰り返していると理解し、一方通行と共に新たな敵へ向き直った。

汝が欲する所を為せ

一方通行は、操られた者に手心を加えるアレイスターへ、自分の過去を重ねているのではないかと指摘した。アレイスターは否定しつつも、人工悪魔を明確な脅威と認め、杖を構えた。

混沌も秩序も人を救わず、無制限の自由も硬直した規則も犠牲を生む。アレイスターは、その両方を越えて縛られない秩序を求めた思想の根幹を示した。そして、結合を壊すコロンゾンへ抗う言葉として、汝が欲する所を為せ、それが汝の法とならんと宣言した。

大英博物館の作戦会議

シスター・アガターは大英博物館へ到着し、約二五〇名の元アニェーゼ部隊と合流した。ローラ=スチュアートの失踪やクロウリーズ・ハザード襲来の理由は共有されず、彼女たちは期限も勝利条件もないまま首都防衛を命じられていた。

アニェーゼ=サンクティスは、三重四色の最結界が破られた以上、ロンドン市街での戦闘は避けられないと説明した。王室派は首都を捨てず、騎士派との調整もまとまっていなかったため、前線の者たちは何を守り、どこまで戦えばよいのか分からない状態に置かれていた。

決死隊のリスト

アニェーゼは、ドーバー以外の侵攻経路も崩壊寸前であり、敵を撃退するどころか、何をどこまで逃がすかを考える段階だと判断した。ロンドンを建物の倒壊などで迷路化し、敵の進路を限定する案を示したが、その準備時間を稼ぐ者は生還できない可能性が高かった。

部隊内では、決死隊へ送り出す者を選ぶためのリストが作られていた。アニェーゼは自分が最初に犠牲になるつもりだったが、それは他者の命を選ぶ責任から逃げているだけだと指摘された。彼女は恨まれる覚悟を決め、外様である自分たちだからこそ、英国側が選べない首都破壊案を実行できると考えた。

首都決戦霊装の誤用

大英博物館には、ロンドン防衛の切り札となる神威混淆が保管されていた。しかしホレグレス=ミレーツ側は使い方を確認せずに複数の霊装を持ち出し、土地や地脈へ接続したため、本来の力をほとんど引き出せていなかった。

アニェーゼは、正しい方法で使用できればロンドンを計画的に迷宮化し、流入したクロウリーズ・ハザードをまとめて殲滅できる可能性があると知った。その回収を命令系統外の運び屋に任せ、残存戦力を再結集させようとした。

上条当麻との再会

一方、上条当麻とオティヌスは、ロンドンの戦争から離れて知人を頼ろうとしたが、上条を追う女性騎士に再び発見された。逃げ込んだ遺跡の上でスクーターに撥ねられ、その運転者がレッサーとレイヴィニア=バードウェイであると判明した。

さらにインデックスと烏丸府蘭も合流し、レッサーたちがホレグレスの依頼で神威混淆を運んでいることが明らかになった。バードウェイは、国を守る名目で内部から人々を食い潰す計画へ加担していたことを認め、上条へ神威混淆の説明を始めた。

クリファパズル545の消滅

アレイスター=クロウリーは、人造悪魔クリファパズル545の支配を受けたように見せながら、その接続を完全に無効化した。生命の樹と邪悪の樹の双方を理解していたため、未熟な悪魔の干渉では精神を操られなかったのである。

アレイスターは悪魔の首をつかみ、そのまま消滅させた。操られていた騎士たちは力を失い、断頭金貨もビール栓へ戻った。一方通行は、アレイスターが操られた者へ手加減する姿に過去の自分を重ねているのではないかと指摘したが、アレイスターはこれが自分の戦争であると答えた。

一方通行への助言

戦闘後、アレイスターは一方通行に、学園都市の外では誰も彼の過去や正体を知らず、自分自身で新たな生き方を選べると語った。影に留まるか、太陽の下へ出るかは、似合うかどうかではなく、これから何者になりたいかで決めるべきだと助言した。

一方通行は、アレイスター自身も少女の姿で民間人に紛れ、リリスと共に生き直せるのではないかと返した。しかしアレイスターは、過去に受けた迫害と現在の侵略によって憎悪の連鎖が生まれており、自分にはそれができないと答えた。

ホレグレスの粛清計画

ホレグレス=ミレーツは密かに協力者と連絡を取り、清教派を排除して騎士派の一極支配を築こうとしていた。王室をスコットランドへ避難させ、イングランドを犠牲にすることで恩を売り、自らの権力を強めようとしていたのである。

さらにホレグレスは、元アニェーゼ部隊を勝ち目のない戦場へ送り込み、不要な外様を整理するつもりでいた。神威混淆という希望を与え、自ら望んで犠牲になるよう誘導することまで計画に含めていた。

イシス=デメーテル

運び屋オリアナ=トムソンは、大英博物館へ神威混淆イシス=デメーテルを届けた。それは純金とダイヤで作られた薔薇の霊装であり、正しく扱えばクロウリーズ・ハザードへ対抗できる力を持っていた。

しかし神威混淆は土地ではなく人との結合を求めており、使用者がエジプト神またはギリシャ神と融合しなければ真価を発揮しなかった。唯一神を奉じる修道女たちにとって、それは命だけでなく信仰そのものを賭ける選択であった。

オリアナは、異文化を取り込んでも信仰が必ず失われるとは限らないと説明し、使用せず逃げる自由も示した。しかし元アニェーゼ部隊が恩義と責任感から逃げないことを悟り、ホレグレスが彼女たちの真面目さを利用していると見抜いた。

第三の選択

オリアナは、神威混淆が求めるのは人間であり、修道女である必要はないと気づいた。信仰上の制約を持たない自分が融合すれば、シスターたちを犠牲にせずに済むと考え、黄金の薔薇へ手を伸ばした。

その頃、上条はバードウェイたちが運んでいたワチェット=レトを幻想殺しで破壊した。救いを目の前へ置き、使うかどうかを本人に委ねる行為は、真面目な者ほど断れない善意の強要であると見抜いたためである。

上条は、アニェーゼたちが大切な人々を救うためなら自分を犠牲にすると理解していた。ホレグレスがその心を利用し、人体兵器の部品として扱おうとしていることを許さず、残る神威混淆を止めるため大英博物館へ向かった。

オルソラの選択

オリアナがイシス=デメーテルを取ろうとした直前、横から伸びた手が黄金の薔薇をつかんだ。その人物は、戦闘能力を持たず、決死隊のリストにも入れなかったオルソラ=アクィナスであった。

オルソラは、自分の手で皆の命や人生を守れるなら迷う必要はないと語った。しかしその選択は、戦争の空気と自己犠牲によって追い詰められた結果であり、本来の穏やかな彼女からは大きく外れていた。

アニェーゼは、美談に流されて後へ続こうとする自分を抑え、これはオルソラ自身の自由な選択ではないと気づいた。胸元の十字架を大切にし、安易な力を求めない彼女が信仰を捨てるはずはないと叫んだが、すでに選択は実行されていた。

イシス=デメーテルの閃光がオルソラを包み、イギリスに残されていた良心の象徴が折れてしまった。

行間 三 

停止した学園都市

学園都市の外では、絹旗最愛と麦野沈利が今後の滞在先を探していた。かつての『アイテム』からはフレンダ=セイヴェルン、浜面仕上、滝壺理后が離れ、残っていたのは二人だけであった。フレメアもすでに手を離れており、組織としての形は事実上失われていた。

二人きりの行き先

絹旗はカラオケボックスやネットカフェを宿として提案したが、麦野は防音や環境を理由に難色を示した。絹旗は、高級な場所より多少雑な環境の方が長く馴染めると主張した。

絹旗が義眼や義手、火傷痕を含む麦野の身体の維持を心配すると、麦野は人工部分の耐用年数は普通の身体より長い可能性があると答えた。二人は国外へ逃げるつもりはなく、移動中に狙われる危険を避けるため、日本国内に留まる方が安全だと考えていた。

オルソラ教会の予定地

二人が立っていた広い空き地について、麦野は教会の建設予定地だったと記憶していた。絹旗は、そこに建てられる予定だった建物がオルソラ教会であり、各地で布教を続けたシスター・オルソラの功績から、その名が付けられる予定だったと思い出した。

第四章 クロウリーが一番嫌いな物 Justice. 

大英博物館の閃光

大英博物館から凄まじい閃光が噴き出し、正面で待機していた浜面仕上と滝壺理后は四駆の陰へ隠れた。建物から現れた存在を見た浜面には強烈な恐怖だけが残り、滝壺も信号の方向を捉えられない異常なノイズを感じていた。

ネフテュスと娘々は、それが自分たちには関心を示さず、アレイスター=クロウリーと連合王国の敵を殲滅することだけを目的としていると見抜いた。

イシス=デメーテルとの遭遇

閃光を見た上条当麻は、大英博物館へ間に合わなかったことを悟った。そこへアレイスターが現れ、残っている危険な神威混淆はイシス=デメーテルだと推測した。

上条たちはテムズ川の橋で、神威混淆と融合したオルソラ=アクィナスを発見した。オルソラは白い絹と黄金の装飾をまとい、巨大な光輪を背負って空中に浮かんでいたが、胸元には十字架が残されていた。

オルソラは穏やかな笑顔で上条へ語りかけながら、テムズ川から巨大な食虫植物を出現させた。極彩色のハエトリソウが橋を破壊し、上条は烏丸府蘭に救い上げられた。

黄金の糸の命令

オティヌスとアレイスターは、オルソラの指に絡みついた黄金の糸と、その回転方向や回数が能力を発動する命令になっていると分析した。右二周がハエトリソウ、左三周が飛行、右八周がモウセンゴケに対応している可能性が示された。

オルソラの言葉と行動は一致しておらず、本人は外界を認識しながらも、思考と行動の結びつきを神威混淆によって組み替えられていた。女子寮へ上条を招くように話しながら、実際には巨大なモウセンゴケで彼を殺そうとしたのである。

上条当麻の決意

上条は、自分がアレイスターの計画へ従う必要はないと改めて理解した。それでもオルソラを見捨てれば、その先でローラやアレイスターを救う意味も失われると考え、必ず彼女を助けると決めた。

飛行するオルソラへ接近するため、上条は高低差を利用できない地下へ誘い込む案を示した。アレイスターもウェストミンスター寺院への進路を塞ぐイシス=デメーテルを排除する必要があったため、その作戦に協力した。

ホレグレスへの制裁

一方通行は聖ジェイムス宮殿からホレグレス=ミレーツを連れ出し、ネルソン記念柱の上で問い詰めた。ホレグレスは、元アニェーゼ部隊を外様と見なし、戦争を利用して排除しようとしていたことを認めた。

一方通行は、善人と悪人の区別すらできず、自らの都合で人々を死地へ送ったホレグレスを激しく責めた。神威混淆を停止する方法が本人にも分からないと知ると、強固な防御を持つ彼へ全力の蹴りを叩き込み、時計塔まで吹き飛ばした。

その後、一方通行はアレイスターを観察し続けるだけでよいのかを疑い、自ら状況へ介入する方法を考え始めた。

ウォータールー駅への誘導

アレイスターはオルソラを引きつけ、ウォータールー駅の閉ざされた入口を破壊して地下へ突入した。上条も後を追い、飛行による距離と高低差の優位を封じ、交差した瞬間に幻想殺しを当てようとした。

暗闇の駅構内では、オティヌスの指示に従い、上条は携帯電話の光を短時間だけ点滅させながら進んだ。アレイスターとオルソラが高速で通過した痕跡をたどり、地下鉄のホームからトンネルへ降りた。

地下鉄の迷宮

複雑に分岐する地下鉄網へ入ると、オルソラの食虫植物がトンネル全体を埋め尽くす勢いで何度も襲ってきた。上条は別の分岐へ逃げ続けたが、オルソラの姿は一度も見えず、曲がりくねった地下でも正確に位置を狙われていた。

上条とオティヌスは、視覚や音だけでは説明できない追跡方法が使われていると疑った。周囲を照らした上条は、日光の届かない地下トンネルの亀裂から雑草が生えていることに気づいた。

そこで二人は、イシス=デメーテルが地下全体へ植物を広げ、それらを通じて上条の位置を把握している可能性へ行き着いた。

地下鉄を覆う植物網

レイヴィニア=バードウェイは、ウォータールー駅の排気口に絡みついた根や蔓から、イシス=デメーテルがロンドン地下鉄全域へ植物網を広げたと見抜いた。葉や根は光、音、呼吸まで拾う耳目となり、オルソラ=アクィナスは地下のどこからでも標的を捕捉して攻撃できる状態であった。

地下ではウツボカズラの強酸や棘だらけの木の実が上条当麻を襲った。地下鉄網全体が食虫植物の森と化し、地上から姿を隠しても安全ではなくなっていた。

倒れたアレイスター

上条は広い地下操車場へ迷い込み、傷ついて倒れているアレイスター=クロウリーを発見した。アレイスターはオナモミのような植物で拘束され、集中攻撃を受けていた。

意識を失う直前、アレイスターはイシス=デメーテルの攻撃は物理ではないと告げた。さらに周囲の植物を引き抜き、オルソラが自ら姿を見せなければ状況を把握できない空白地帯を作っていた。

地下のコロシアム

オルソラは複数のモウセンゴケを従えて操車場へ現れ、ムシトリスミレで周囲のトンネルを塞いだ。逃げ場を失った上条へ、ハエトリソウやラフレシア、ザクロ、ホウセンカなどを次々と放った。

上条は幻想殺しで一部を消したが、同時攻撃を捌き切れず、肋骨を傷めて倒れた。オティヌスを庇ったことで大量の種子弾も浴び、ほとんど身動きできない状態まで追い込まれた。

神威混淆の対価

オティヌスは、強大な力には必ず対価があり、オルソラも知らぬ間に何かを奪われているはずだと訴えた。上条は、土地より規模の小さい人間と結びつかなければ神威混淆が真価を発揮できない理由を考え始めた。

オルソラは自ら戦う決意をしていたにもかかわらず、現実の認識と行動が食い違っていた。上条は、神威混淆が人間の力そのものではなく、人と人の間に生まれる認識のずれを必要としていると推測した。

無理解と不寛容

上条とオティヌスは、神威混淆がエジプト神とギリシャ神を偏見によって無理に結びつけた霊装であり、無理解と不寛容を破壊力へ変換していると見抜いた。

オルソラと相手が同じ言葉から異なる意味を思い浮かべ、互いに理解を諦めるほど力は増幅された。指に絡む黄金の蔓と巻き数は、二人の認識差を調整する変圧器のように働き、多様な植物攻撃へ変えていた。

アレイスターが最初に倒されたのも、他者からの理解を期待せず、悪評に合わせた振る舞いを続けてきたため、認識の差が最大まで広がったからであった。

アニェーゼの直感

大英博物館の外では、アニェーゼ=サンクティスがオルソラを捜していた。地下から現れた食虫植物に襲われたが、その攻撃は彼女へ触れる直前に力を失った。

アニェーゼは、オルソラを怪物と見なさず、普段の笑顔を見失わなければ攻撃は成立しないのではないかと直感した。理解を諦めない姿勢が、神威混淆の力を弱めていたのである。

対話による接近

上条はオルソラを敵として拒絶せず、言葉を重ねて理解しようと決めた。アレイスターが娘を救うためにロンドンへ来たことや、その人生が英国から受けた迫害の積み重ねであったことを説明した。

オルソラはアレイスターの悪行や侵攻を挙げて反論したが、上条とオティヌスは事実を一つずつ確かめた。クロウリーズ・ハザードによる戦争でも、アレイスターは自らの分身を犠牲にしており、無関係な者を殺すこと自体を目的にしていなかった。

オルソラが反論を重ねるほど、会話はすれ違いから対話へ変わっていった。彼女は十字架を握り始め、神威混淆に隠されていた本来の心が表へ戻り始めた。

オルソラの強さ

上条は、オルソラが誰よりもわがままを貫いた強い人間であると訴えた。暴力を使わず、自分を殺そうとしたアニェーゼたちさえ女子寮へ受け入れ、言葉と寛容によって救ってきた力こそ彼女だけの強さであった。

理解できないから突き放すのではなく、理解できないから歩み寄る。上条はその姿勢を共有し、オルソラとの認識差を消していった。変圧器としての神威混淆は支えを失い、オルソラは自分の行いを認識した。

イシス=デメーテルの分離

オルソラが戦う力を自ら否定すると、絹や黄金で構成されたイシス=デメーテルは彼女の身体から分離した。仮初めの女神の姿は消え、オルソラは元の状態へ戻って倒れた。

しかし霊装は新たな宿主を求めて逃げようとした。上条は自分を受け入れ先として誘い、接近してきた蔓へ幻想殺しを触れさせた。アレイスターも攻撃を加えたが、完全には破壊できなかった。

最後にオルソラ自身が瓦礫を振り下ろし、イシス=デメーテルへ決定打を与えた。上条、アレイスター、オルソラの三人によって霊装は砕かれ、オルソラは自ら作り出した悪夢へ自分の手で決着をつけた。

行間 四 

バリ島の常盤台中学

学園都市の機能停止によって住民が各地へ散る中、御坂美琴や食蜂操祈を含む常盤台中学の生徒たちは、自己学習を続けるため集団でバリ島に滞在していた。美琴は初春飾利や佐天涙子とも行動したかったが、二人は家族に迎えられていた。

美琴と食蜂は混乱が長期化しないと見ていたものの、世界五三ヵ国で異変が起きているため、学園都市の技術流出どころではない状況だと考えていた。

浜辺のクロウリーズ・ハザード

バリ島近海には、イギリスと関係の深い地域へ向かっていたと思われるクロウリーズ・ハザードが流れ着いていた。美琴は海上で軍勢を撃破し、食蜂は心理掌握が通用する個体と通用しない個体を調べていた。

人面魚や触腕の塊などが波打ち際に残されていたが、二人は個人の力が学園都市の外でも組織的な影響力に直結するとは限らないため、今後の行動を決めかねていた。

父親からの警告

美琴の携帯電話へ父親から連絡が入り、世界情勢がさらに悪化する可能性があるため、大使館や領事館へ避難するよう警告された。特にイギリスとロンドンは危険であり、絶対に近づかないよう念を押された。

しかし父親自身はロンドンにおり、通話の途中で金髪の美女とツンツン頭の高校生を目撃した直後、悲鳴と共に連絡が途切れた。

発信元がロンドンだと確認した美琴は、現地へ向かう意思を固めた。興味を示した食蜂には、絶対についてこないよう強く告げた。

終章 地平の彼方より黄金は迫る Dawn_to_the_… 

オルソラとの別れ

イシス=デメーテルを失ったオルソラ=アクィナスは、上条当麻から借りた学ランをまとっていた。上条は彼女を大英博物館へ戻し、アニェーゼたちへ謝るよう促したうえで、神威混淆には二度と触れないよう念を押した。

それでも女子寮を案じるオルソラを安心させるため、上条はロンドンもイギリスも世界も守り、彼女たちの女子寮を必ず守ると約束した。

オアシスの来訪者

エジプトのオアシスでは、ミナ=メイザースがリリスと三毛猫スフィンクスの世話をしていた。そこへ何者かがキャンピングカーを訪れ、慎重に扉をノックした。

ミナはアレイスターが失敗の可能性を考え、自分をリリスの護衛として残したのだと理解した。来訪者の正体も目的も分からないまま、パレットナイフを手に警戒した。

生き残ったクリファパズル545

ロンドンでは、アレイスターに破壊されたはずのクリファパズル545が再生を始めていた。生命の樹に対応する球体は壊されていたが、邪悪の樹を構成する径が残っていたため、時間をかければ復元できたのである。

そこへ一方通行が現れた。彼は、人と人の齟齬を力へ変える神威混淆へクリファパズル545が憑依すれば、相互理解を完全に妨げて無限に力を引き出せたと見抜いた。

一方通行と悪魔の契約

一方通行は、魔術を理解しないまま自分で扱う危険を避けるため、クリファパズル545へ協力を要求した。必要な場面で魔術を使い、未知の問題では知識を提供する代わりに、役立つ間は命を保証すると持ちかけたのである。

クリファパズル545が戸惑う中、一方通行は拒めばその場で始末すると告げ、悪魔へ契約を迫った。

ウェストミンスター寺院

上条は傷ついたアレイスターを支えながら、ウェストミンスター寺院へ到着した。アレイスターは、自分がリリスの死後に妻へ当たり散らし、ローラにも嫌われ、学園都市を築いても前へ進めなかったと振り返った。

目的地は寺院内部ではなく墓地であった。アレイスターは、かつてコロンゾンを使役して自分の殺害を命じたメイザースの遺体を利用し、その契約を中継してコロンゾンを操ろうとしていた。

メイザースの墓

アレイスターは別人の名が刻まれた墓を掘り返し、朽ちた棺を開いた。しかし中にあった白骨は、頭蓋骨や手指、骨の摩耗、過去の傷痕から見てメイザースのものではなかった。

墓に遺体がないと判明した直後、闇の中からスコットランド風の軍服と魔術師の装束をまとった男が現れた。アレイスターは、その人物をメイザースだと認めた。

復活したメイザース

メイザースは象徴武器を操り、疲弊したアレイスターを圧倒した。彼は、リリスが救われたことでアレイスターから復讐者としての指向性が失われ、魔術師として弱くなったと断じた。

さらにリリスを不要な存在と呼び、彼女を救ったことがアレイスターの敗因になると嘲った。その言葉にアレイスターは激怒したが、メイザースはブライスロードの戦いをやり直すと宣言した。

黄金の魔術結社

ウェストミンスター寺院の屋根には、ウェストコットをはじめとする黄金の魔術結社の重鎮たちが次々と姿を現した。メイザースは、コロンゾンやエイワスと同等以上の異種高次生命を利用すれば、自分たちも死から戻れると説明した。

彼は黄金の創設者として、結社の人材と成果のすべてをアレイスターへぶつけると告げた。かつての復讐心を失い、リリスを抱えた現在のアレイスターがどこまで抗えるか試そうとしたのである。

黄金と学園都市

そこへ一方通行が現れ、リリスを不要と断じた黄金の魔術師たちへ怒りを向けた。上条も、アレイスターが生み出した成果は魔術だけではなく、学園都市とそこに集まった人々にもあると考えた。

上条と一方通行はアレイスターの左右に立ち、彼が一人ではなく、自分たちこそ学園都市という成果物であると宣言した。こうして黄金の魔術結社と学園都市の正面衝突が始まろうとしていた。

新約 とある魔術の禁書目録(19)レビュー
新約 とある魔術の禁書目録まとめ
新約 とある魔術の禁書目録(21)レビュー

同シリーズ

新約 とある魔術の禁書目録

新約とある魔術の禁書目録 1の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(1)
新約とある魔術の禁書目録 2の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(2)
新約とある魔術の禁書目録 3の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(3)
新約とある魔術の禁書目録 4の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(4)
新約とある魔術の禁書目録 5の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(5)
新約とある魔術の禁書目録 6の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(6)
新約とある魔術の禁書目録 7の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(7)
新約とある魔術の禁書目録 8の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(8)
新約とある魔術の禁書目録 9の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(9)
新約とある魔術の禁書目録 10の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(10)
新約とある魔術の禁書目録 11の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(11)
新約とある魔術の禁書目録 12の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(12)
新約とある魔術の禁書目録 13の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(13)
新約とある魔術の禁書目録 14の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(14)
新約とある魔術の禁書目録 15の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(15)
新約とある魔術の禁書目録 16の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(16)
新約とある魔術の禁書目録 17の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(17)
新約とある魔術の禁書目録 18の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(18)
新約とある魔術の禁書目録 19の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(19)
新約とある魔術の禁書目録 20の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(20)
新約とある魔術の禁書目録 21の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(21)
新約とある魔術の禁書目録 22の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(22)
新約とある魔術の禁書目録 22-2の表紙画像(レビュー記事導入用)
新約 とある魔術の禁書目録(22)リバース

とある魔術の禁書目録

とある魔術の禁書目録indexの表紙画像(レビュー記事導入用)
【とある魔術の禁書目録】あらすじ・ネタバレ・まとめ 一覧&考察
新約とある魔術の禁書目録indexの表紙画像(レビュー記事導入用)
【新約 とある魔術の禁書目録】あらすじ・ネタバレ・まとめ
創約とある魔術の禁書目録 indexの表紙画像(レビュー記事導入用)
【創約 とある魔術の禁書目録】 あらすじ・ネタバレ・まとめ

外伝

とある科学の超電磁砲の表紙画像(レビュー記事導入用)
とある科学の超電磁砲
とある魔術の禁書目録外伝 エース御坂美琴 対 クイーン食蜂操祈!!の表紙画像(レビュー記事導入用)
とある魔術の禁書目録外伝 エース御坂美琴 対 クイーン食蜂操祈!!

とある暗部の少女共棲

とある暗部の少女共棲indexの禁書目録indexの表紙画像(レビュー記事導入用)
【とある暗部の少女共棲】あらすじ・ネタバレ・まとめ 一覧&考察

同著者シリーズ

ヘヴィーオブジェクトシリーズ

ヘヴィーオブジェクトの表紙画像(レビュー記事導入用)
「ヘヴィーオブジェクト」

その他フィクション

e9ca32232aa7c4eb96b8bd1ff309e79e 小説「とある魔術の禁書目録(2)」感想・ネタバレ
フィクション あいうえお順

Share this content:

コメント

タイトルとURLをコピーしました