- 物語の概要
- 書籍情報
- あらすじ・内容
- 感想
- 考察・解説
- 登場キャラクター
- 展開まとめ
- CHAPTER ONE The Boy who lived 第1章 生き残った男の子
- CHAPTER TWO The Vanishing Glass 第2章 消えたガラス
- CHAPTER THREE The Letters from No One 第3章 知らない人からの手紙
- CHAPTER FOUR The Keeper of the Keys 第4章 鍵の番人
- CHAPTER FIVE Diagon Alley 第5章 ダイアゴン横丁
- CHAPTER SIX The Journey from Platform Nine and Three-Quarters 第6章 9 と¾番線からの旅
- CHAPTER SEVEN The Sorting Hat 第7章 組分け帽子
- CHAPTER EIGHT The Potions Master 第8章 魔法薬の先生
- CHAPTER NINE The Midnight Duel 第9章 真夜中の決闘
- CHAPTER TEN Hallowe’en 第10章 ハロウィーン
- CHAPTER ELEVEN Quidditch 第11章 クィディッチ
- CHAPTER TWELVE The Mirror of Erised 第12章 みぞの鏡
- CHAPTER THIRTEEN Nicolas Flamel 第13章 ニコラス・フラメル
- CHAPTER FOURTEEN Norbert the Norwegian Ridgeback 第14章 ノルウェー・ドラゴンのノーバート
- CHAPTER FIFTEEN The Forbidden Forest 第15章 禁じられた森
- CHAPTER SIXTEEN Through the Trapdoor 第16章 仕掛けられた罠
- CHAPTER SEVENTEEN The Man with Two Faces 第17章 二つの顔をもつ男
- 同シリーズ
- その他フィクション
物語の概要
■ 作品概要
本作は、魔法界と人間(マグル)の世界が共存する世界を舞台としたファンタジー小説である。強大な闇の魔法使いヴォルデモートの死の呪いから唯一生き延びた「生き残った男の子」ハリー・ポッターは、両親を奪われ、魔法を極端に嫌う親戚のダーズリー家で冷遇されて育つ。しかし11歳の誕生日にホグワーツ魔法魔術学校への入学許可証を受け取り、彼の運命は大きく変わることとなる。ホグワーツでの魔法の授業や空飛ぶスポーツ「クィディッチ」、そして親友たちとの出会いを経て、不老不死の命の水を生み出す「賢者の石」を巡る恐るべき陰謀に立ち向かう姿を描く冒険譚である。
■ 主要キャラクター
ハリー・ポッター:本作の主人公。ヴォルデモートの呪いを跳ね返したことで、額に稲妻形の傷痕を持つ。グリフィンドール寮に組分けされ、1年生としては異例のクィディッチ寮代表シーカーに抜擢される。
ロン・ウィーズリー:ハリーの親友となる魔法使いの少年。赤毛のウィーズリー一家の六男で、魔法使いのチェスが得意であり、命懸けでハリーを助ける。
ハーマイオニー・グレンジャー:ハリーの親友となるマグル出身の魔女。非常に賢く、豊富な魔法の知識と冷静な論理的思考で幾度となくハリーたちのピンチを救う。
アルバス・ダンブルドア:ホグワーツ魔法魔術学校の校長であり、当代きっての偉大な魔法使い。ヴォルデモートが唯一恐れる人物であり、ハリーを温かく見守り導く。
ルビウス・ハグリッド:ホグワーツの鍵と領地を守る番人で、心優しい大男。ハリーに自分が魔法使いであるという真実を知らせ、魔法界へと導いた。
セブルス・スネイプ:魔法薬学の教師。ハリーを憎んでいるように見え、賢者の石を狙っていると疑われるが、実は彼を守ろうとしていた。
クィレル:闇の魔術に対する防衛術の教師。神経質で怯えた態度をとるが、実はヴォルデモートを自らの肉体に宿らせ、賢者の石を狙っている真犯人である。
ヴォルデモート:魔法界を恐怖に陥れた強大な闇の魔法使い。ハリーの両親を殺害したが、赤ん坊のハリーへの呪いが跳ね返って肉体を失う。完全な復活を果たすため賢者の石を求める。
■ 物語の特徴
魔法界の街「ダイアゴン横丁」や、ホグワーツの動く階段、多彩な魔法の授業、空飛ぶスポーツ「クィディッチ」など、緻密でワクワクする世界観の描写が最大の魅力である。同時に、本作は単なる魔法の冒険譚にとどまらず、「欲望に打ち勝つ純粋な心」や「真の友情と自己犠牲」、そして何よりヴォルデモートを退ける最大の力となった「母の無償の愛の偉大さ」といった普遍的なテーマを深く描いている。また、読者の予想を裏切るスネイプやクィレルの真意など、巧みなミステリー要素も読者を強く惹きつけるポイントである。
書籍情報
ハリーポッターと賢者の石
著者:J.K.ローリング(J.K.Rowling) 氏
翻訳: 松岡 佑子 氏
出版社:静山社
発売日:1999年12月1日
ISBN: 4915512371
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あらすじ・内容
ロンドン郊外の、どこにでもありそうな平凡な街角、ある晩不思議なことがおこる。そして額に稲妻の形をした傷を持つ赤ん坊が、一軒の家の前にそっと置かれる。生まれたばかりの男の子から両親を奪ったのは、暗黒の魔法使い、ヴォルデモート。
平凡な俗物のおじ、おばに育てられ、同い年のいとこにいじめられながら、その子、ハリー・ポッターは何も知らずに11歳の誕生日を迎える。突然その誕生日に、ハリーに手紙が届く。魔法学校への入学許可証だった。キングズ・クロス駅の「9と3/4番線」から魔法学校行きの汽車が出る。ハリーを待ち受けていたのは、夢と、冒険、友情、そして自分の生い立ちをめぐるミステリー。
ハリーはなぜ魔法界で知らぬものが無いほど有名なのか?額の傷はなぜか?自分でも気づかなかったハリーの魔法の力が次々と引き出されてゆく。そして邪悪な魔法使いヴォルデモートとの運命の対決。
感想
映画でしか知らなかった『ハリー・ポッターと賢者の石』を、今回初めて活字で読んだ。
物語の大きな流れは知っていたものの、小説では登場人物の感情や日常の出来事がより細かく描かれている。そのため、映画とはまた違った形でハリーの孤独や喜びを感じることができた。
魔法学校を舞台にした冒険物語であると同時に、長く居場所を持てなかった少年が、友人や自分の可能性を見つけていく成長の物語でもあると感じた。
まず印象に残ったのは、ハリーを育てたダーズリー一家の異常なまでの態度である。
ハリーは幼い頃に両親を失い、唯一の親戚であるダーズリー家へ預けられた。しかし、家族として温かく迎えられることはない。
階段下の狭い物置を寝室として与えられ、従兄のダドリーには日常的にいじめられている。食事や服装にも明らかな差をつけられ、両親について質問することさえ禁じられていた。
一方のダドリーは、大量の誕生日プレゼントをもらいながら、前年より数が少ないと不満を訴える。
両親もそんな態度を叱るどころか、さらにプレゼントを増やして機嫌を取ろうとする。
ハリーとダドリーへの扱いの違いはあまりにも露骨で、読んでいて胸が苦しくなった。
特に理解しがたかったのは、ホグワーツから届く手紙を、バーノンおじさんが何としてでもハリーに読ませまいとする場面である。
郵便受けを塞ぎ、窓や扉まで封鎖し、最後には家族全員を連れて海上の小屋へ逃げてしまう。
ハリーを魔法界から遠ざけるためとはいえ、その執念は常識から大きく外れている。
ただ手紙を渡さないだけではなく、ハリーが自分の本当の出自や可能性を知る機会そのものを奪おうとしている。
その姿からは、魔法への恐怖だけでなく、自分たちの理解できない存在を徹底的に排除したいという歪んだ感情が伝わってきた。
また、ペチュニアおばさんが魔法界を嫌う背景に、妹リリーへの嫉妬があったことも印象に残った。
両親から才能を認められ、魔法学校へ進んだ妹。
その妹を羨ましく思いながら、自分には同じ力がなかった。
その寂しさや劣等感が、長い年月をかけて魔法そのものへの嫌悪へ変わってしまったのだろう。
だからといって、何も知らないハリーを傷つけてよい理由にはならない。
しかし、単純に変わった親戚として描くのではなく、彼女なりの過去が示されることで、ダーズリー家の魔法嫌いにも複雑なものを感じた。
そんな抑圧された生活から一転し、ハグリッドが現れてハリーの正体を明かす場面には大きな解放感があった。
十一歳の誕生日を誰にも祝ってもらえず、寒い小屋の床で過ごしていたハリーの前に、巨大な男が現れる。
ハグリッドは誕生日ケーキを渡し、温かい食事を用意し、ハリーが魔法使いであることを教える。
ハリーにとって、誕生日を祝われることも、空腹を気遣ってもらうことも、ほとんど初めての経験だったのではないだろうか。
ハグリッドの登場によって、ハリーの閉ざされていた人生に、突然大きな扉が開いたように感じた。
魔法界へ足を踏み入れてからは、それまでの暗い生活とは正反対の、驚きと希望に満ちた日々が始まる。
ダイアゴン横丁には、魔法の杖や空飛ぶ箒、不思議な動物や薬の材料を扱う店が並んでいる。
グリンゴッツ銀行では、両親が自分のために財産を残してくれていたことも分かる。
それまでハリーは、両親についてほとんど何も知らされていなかった。
しかし魔法界では、出会う人々が両親のことを覚えており、自分が大切にされていたことを少しずつ教えてくれる。
ハリーにとって魔法界は、単に不思議な力を学ぶ場所ではない。
失われていた自分の過去や、本来の自分を取り戻すための世界でもあったように思う。
ホグワーツへ向かう汽車の中で、ロン・ウィーズリーと出会う場面も心に残った。
ロンは兄たちのお下がりばかり使っていることを気にしており、裕福ではない家庭で育った自分を少し恥ずかしく思っている。
一方のハリーは、両親の財産を受け継いではいるものの、ダーズリー家では満足に食事や服を与えられずに育った。
境遇は違うが、二人とも自分に自信を持てず、周囲と比べて引け目を感じている。
そんな二人が菓子を分け合い、互いのことを話すうちに親しくなっていく。
これまで食べ物を誰かと分ける経験すらほとんどなかったハリーにとって、何気ない車内での時間は特別なものだったのではないだろうか。
ハーマイオニーとの関係も、最初から順調だったわけではない。
知識が豊富で、何でも正しくやろうとする彼女を、ハリーとロンは面倒な相手だと感じていた。
しかし、ハロウィーンの日にトロールへ襲われたハーマイオニーを二人が助けたことで、三人の関係は大きく変わる。
危険な状況を一緒に乗り越えたことで、それまでの反感や気まずさを超えた信頼が生まれていく。
物語の中では、魔法や戦いだけでなく、こうした友人関係の変化が丁寧に描かれていた。
ダーズリー家では一人で苦しんでいたハリーが、ホグワーツでは自分を心配し、一緒に危険へ飛び込んでくれる仲間を得る。
その変化に、読んでいて心が温かくなった。
ホグワーツでの授業も、小説で読むと想像していた以上に多彩だった。
物を別の姿へ変える変身術、呪文を使う妖精の魔法、材料を細かく調合する魔法薬学など、それぞれの授業に異なる難しさがある。
魔法使いになったからといって、すぐに何でもできるわけではない。
教科書を読み、呪文の発音を覚え、何度も失敗しながら少しずつ身につけていく必要がある。
その点が、魔法を単なる便利な力ではなく、努力して学ぶ技術として感じさせてくれた。
なかでも印象的だったのは、ハリーが箒の飛行で並外れた才能を見せる場面である。
授業中にマルフォイがネビルの思い出し玉を奪い、空中から投げ捨てる。
ハリーは初めて箒へ乗ったにもかかわらず、迷うことなく追いかけ、地面へ落ちる寸前で玉をつかみ取る。
これまでダーズリー家では、何をしても認めてもらえなかったハリーが、自分でも知らなかった才能を発見する。
そのままグリフィンドールのクィディッチ選手へ抜擢される展開には、大きな爽快感があった。
ハリーは最初から何でもできる万能な少年ではない。
授業で分からないこともあり、スネイプから理不尽に責められ、失敗もする。
それでも、自分にできることを少しずつ見つけていく。
その姿が、物語を単なる選ばれた英雄の活躍ではなく、一人の少年の成長として感じさせてくれた。
物語の後半では、三つ頭の犬が守っている謎の品をめぐり、ミステリーの要素が強くなっていく。
グリンゴッツの金庫からハグリッドが運び出した小さな包み。
ホグワーツの立入禁止区域。
怪しい動きを見せるスネイプ。
断片的な手掛かりをつなぎ合わせながら、ハリーたちは守られているものの正体へ近づいていく。
その品が、不老不死の霊薬を作り出し、金属を黄金へ変える「賢者の石」だと判明する。
さらに、肉体を失ったヴォルデモートが復活のために石を狙っていると考えた三人は、先生たちへ任せるだけではなく、自分たちで守ろうと決意する。
ここには、物語の序盤とは大きく異なるハリーたちの姿があった。
ホグワーツへ来たばかりの頃は、授業や寮生活に戸惑っていた三人が、自分たちよりはるかに危険な存在へ立ち向かおうとしている。
もちろん、子どもだけで進むにはあまりにも無謀である。
しかし、自分たちが動かなければ大切な場所や人々が危険にさらされると考え、恐怖を抱えながらも先へ進む。
その姿に、三人の成長を感じた。
賢者の石へ続く道には、先生たちが用意したさまざまな仕掛けが待っている。
悪魔の罠をハーマイオニーの知識で突破し、空飛ぶ鍵をハリーの飛行能力で捕まえ、巨大なチェスではロンが自らを犠牲にする覚悟で道を切り開く。
三人がそれぞれの得意なことを活かし、足りない部分を補い合って進んでいく展開がよかった。
特に、ロンが自分が倒されなければ先へ進めないと理解し、危険な駒の位置へ向かう場面には胸を打たれた。
ただ一緒に遊ぶ友人ではなく、互いのために危険を引き受けられる関係へ変わっていた。
そして最深部でハリーを待っていたのは、疑っていたスネイプではなく、気弱そうに見えたクィレル教授だった。
さらに、彼の後頭部には肉体を失ったヴォルデモートが取りついている。
これまで怪しい人物だと思われていたスネイプが、実はハリーを守ろうとしていたことも含め、予想を裏切る展開だった。
人を見た目や態度だけで判断してはいけないということも、この真相から感じた。
物語の中で最も心に残ったのは、ハリーをヴォルデモートから守った力の正体である。
ハリーには、幼い頃に母リリーが命を捨てて守ったことで、強い愛の魔法が残されていた。
そのため、ヴォルデモートに取りつかれたクィレルは、ハリーの体へ直接触れることができない。
強力な呪文や特別な武器ではなく、母親が子どもを守ろうとした無償の愛が、闇の魔法使いを退ける。
この結末には深い感動を覚えた。
ハリーは両親の顔も、声も、ほとんど覚えていない。
ダーズリー家では、両親から愛されていたことすら教えてもらえなかった。
それでもリリーの愛は、目に見えない形でハリーの中に残り、十年後も彼の命を守っていた。
ハリーは決して、誰からも愛されなかった少年ではない。
自分では覚えていなくても、命を懸けて守られるほど深く愛されていた。
その事実を知ることで、これまでの孤独な生活にも少し救いが与えられたように感じた。
また、ハリーが賢者の石を手に入れられた理由も興味深い。
石を使って利益を得たい者ではなく、ただ守りたいと願う者だけが手に入れられる仕掛けになっていた。
ハリーが石を求めたのは、不老不死や富を得るためではない。
ヴォルデモートの復活を防ぎ、大切な人々を守るためだった。
大きな力を手に入れることではなく、何のためにその力を求めるのかが試されていたのだと思う。
『ハリー・ポッターと賢者の石』は、魔法や冒険の楽しさだけを描いた作品ではなかった。
孤独だった少年が、自分を受け入れてくれる場所を見つけ、信頼できる友人を得て、恐怖に立ち向かう勇気を身につけていく物語である。
ハリーは特別な魔法使いだから勇敢なのではない。
怖いと感じながらも、守りたいもののために行動する。
その選択こそが、本当の勇気なのだと感じた。
映画では印象的な映像や音楽に目を奪われたが、小説ではハリーの寂しさや戸惑い、友人を得た喜びがより身近に伝わってきた。
物語の結末では、ハリーは再びダーズリー家へ戻らなければならない。
その点にはやはり胸が痛む。
しかし、以前のハリーとは違う。
今の彼には、自分が何者なのかを知っている。
帰ることのできるホグワーツがあり、再会を約束した友人もいる。
完全に孤独だった少年が、自分の居場所を得て一年を終える。
その姿に温かい余韻が残る、冒険ファンタジーの名作であった。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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考察・解説
ハリー・ポッターの生い立ち
ハリー・ポッターの生い立ちとホグワーツ入学までの経緯
ハリー・ポッターの生い立ちについて、情報源に基づき解説する。「生き残った男の子」となる経緯、ダーズリー家での過酷な生活、無意識の魔法の力、および11歳の誕生日と真実の開示についての内容は以下の通りである。
生き残った男の子と呼ばれるに至った理由
ハリーは、優秀な魔法使いと魔女であったジェームズとリリー・ポッターの間に生まれた。
・ハリーが1歳になったばかりの頃、強大な闇の魔法使いヴォルデモートがポッター家を襲撃し、両親は殺害された。
・ヴォルデモートは幼いハリーの命をも奪おうとしたが、死の呪いはハリーには効かなかった。
・結果として、ハリーの額に稲妻形の傷痕を残したのみで、ヴォルデモート自身が力を失って消え去ることとなった。
・この出来事により、ハリーは魔法界で唯一ヴォルデモートから生き残った男の子として広く知られる伝説的な存在となった。
ダーズリー家における冷遇と出自の隠蔽
両親の死後、魔法界の英雄であるにもかかわらず、ハリーは唯一の親戚であるマグル(非魔法族)のダーズリー一家(ペチュニアおばさんとバーノンおじさん)の元に預けられた。
・魔法を極端に嫌うダーズリー夫妻はハリーを冷遇した。
・ハリーには階段下のクモだらけの物置部屋が与えられた。
・いとこのダドリーのお古ばかりを着せられて育てられた。
・彼らはハリーに魔法使いとしての出自を完全に隠していた。
・額の傷についても両親が自動車事故で死んだ時の傷であると嘘を教えていた。
感情の高ぶりにより発動した不可解な現象
真実を知らされないまま育ったハリーであるが、彼の周囲ではしばしば不可解な現象が起きていた。
・おばさんに無理やり短く刈り上げられた髪が一晩で元通りに伸びた。
・嫌なセーターを着せられそうになるとセーターが縮んでしまった。
・いじめっ子から逃げているうちに無意識に学校の屋根に飛び乗ってしまった。
・動物園では大蛇と会話した直後にケースのガラスを消し去ってしまった。
・これらはすべて、ハリーが恐怖や怒りを感じた時に無意識に発動していた魔法の力であった。
ハグリッドの来訪と両親の死の真相
孤独で惨めな生い立ちを経て、ハリーが11歳になる直前、ついに彼宛てにホグワーツ魔法魔術学校からの手紙が届き始めた。
・魔法界との接触を何としても避けたいバーノンおじさんは、手紙から逃れるために家族を連れて孤島のボロ小屋まで逃げ込んだ。
・11歳の誕生日を迎えた瞬間にホグワーツの森の番人ハグリッドが現れた。
・ハリーは自分が魔法使いであること、そして両親がヴォルデモートに殺されたという生い立ちの真実を初めて知らされた。
まとめ
ハリー・ポッターの生い立ちを巡る一連の全貌は、ヴォルデモートによる襲撃と奇跡的な生還から始まり、親戚であるダーズリー家での過酷な冷遇や無意識の魔法現象を経て、ハグリッドの訪れによるホグワーツからの手紙と真実の告知に至るまで、魔法界の英雄としての宿命と成長の歩みを力強く示している。冷遇された環境や偽りの過去という檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を確固たる事実と未知なる魔法の才能によって完璧に確立するに至る、不屈の生い立ちと新たなる旅立ちの記録である。生き残った男の子としての真相から、幼少期の不遇、隠された魔法の顕現、そして手紙による真実の開示へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な過去の境遇や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
ダーズリー一家
ダーズリー一家の概要とハリー・ポッターに対する冷遇
ダーズリー一家は、プリベット通り四番地に住むハリー・ポッターの唯一の親戚である。彼らは「どこから見てもまともな人間であること」を最大の自慢とし、不思議なことや神秘的なことなどの非常識を一切認めず極端に嫌っている。家族構成と特徴、ハリーへの冷遇、および魔法に対する異常なまでの恐怖と嫌悪についての解説は以下の通りである。
ダーズリー一家の家族構成と個々の特徴
ダーズリー一家は、ハリーを育てることとなった以下の3名で構成されている。
・バーノン・ダーズリー(おじ)は、穴あけドリルを製造するグラニングズ社の社長である。ずんぐりして肉づきがよく、首がほとんどない代わりに巨大な口髭が目立つ。
・ペチュニア・ダーズリー(おば)は、バーノンの妻であり、ハリーの母リリー・ポッターの実の妹である。やせて金髪で、普通の人の2倍はある長い首を使って、垣根越しに近所の様子を詮索するのが趣味である。
・ダドリー・ダーズリー(いとこ)は、夫妻の息子であり、親から過剰に甘やかされて育った。誕生日プレゼントの数が去年より少ないと癇癪を起こすわがままな性格で、ハリーをサンドバッグ代わりにして痛めつけたり、仲間を率いて「ハリー狩り」をして楽しんだりしていた。
家庭内における過酷な冷遇と真実の隠蔽
ポッター夫妻が亡くなった後、彼らはハリーを引き取ったが、愛情を注ぐことはなかった。
・ハリーには階段下のクモだらけの物置部屋を与えた。
・ダドリーのダブダブのお古ばかりを着せて育てた。
・ダーズリー家には「質問は許さない」という絶対的な規則が存在した。
・ハリーの魔法使いとしての出自を完全に隠蔽していた。
・額の傷についても両親が自動車事故で死んだ時の傷と嘘をついていた。
妹への劣等感と手紙からの逃亡劇
ダーズリー夫妻にとって、ポッター一家の存在は近所に知られたら一巻の終わりという最大の秘密であり、ペチュニアは妹などいないふりをして生きてきた。
・ペチュニアは、魔女である妹リリーを両親が特別扱いし自慢に思っていたことに対し、深い嫉妬と劣等感を抱いていた。
・妹を奇人やまともではない人物と決めつけて激しく嫌悪していた。
・ハリーが11歳になりホグワーツ魔法魔術学校からの手紙が届き始めると、一家は激しく動揺した。
・バーノンおじさんは郵便受けを釘で打ち付け、手紙から逃れるために家族を車に乗せて遠くのホテルへ逃げた。
・最終的には嵐が吹き荒れる海上の岩の上に建つボロ小屋にまで逃げ込むという、常軌を逸した行動に出た。
まとめ
ダーズリー一家を巡る一連の全貌は、世間体と普通への異常な執着から始まり、階段下の物置部屋への押し込めや偽りの過去によるハリーへの冷遇、そして魔法への恐怖から生じた荒涼としたボロ小屋への逃亡劇に至るまで、彼らの歪んだ価値観と行動を明瞭に示している。世間体という狭隘な価値観や異常な排除行動の檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を確固たる事実の開示によって完璧に確立するに至る、不条理な環境と決別するための記録である。家庭内での冷遇から、妹への劣等感、そして手紙からの逃亡へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な身内の偏見や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
ホグワーツ魔法魔術学校
ホグワーツ魔法魔術学校の全貌と学校生活の概要
ホグワーツ魔法魔術学校は、偉大な魔法使いアルバス・ダンブルドアが校長を務める、魔法族の子供たちが通う全寮制の名門校である。城の構造と不思議な特徴、4つの寮と組分け帽子、多岐にわたる魔法の授業、およびクィディッチと危険な禁足地についての解説は以下の通りである。
壮大な城と複雑な魔法構造
ホグワーツは黒い湖を渡った先の高い山の上にそびえ立つ、大小さまざまな塔を持つ壮大な城である。
・城内の中心となる大広間は、何千もの蝋燭が空中に浮かんでテーブルを照らし、天井には魔法がかけられて本物の星空のように見える。
・142もの階段が存在し、金曜日には行き先が変わったり途中で段が消えたりする。
・丁寧にお願いしないと開かない扉や、正確な場所をくすぐる必要がある扉、ただの壁が扉のふりをしているものなど様々である。
・壁の肖像画の人物がお互いの額を訪問し合い、ほとんど首無しニックや血みどろ男爵などのゴーストたちが壁をすり抜けて現れる。
・ポルターガイストのピーブズがいたずらを仕掛け、管理人のフィルチと飼い猫のミセス・ノリスが常に校則違反に目を光らせている。
4つの寮と組分け帽子の役割
新入生は入学式で、心を読み取る魔法の帽子「組分け帽子」をかぶることで、以下の4つの寮のいずれかに振り分けられる。
・グリフィンドールは勇気ある者が集う寮である。
・ハッフルパフは正しく忠実で忍耐強い者が集う寮である。
・レイブンクローは機知と学びを重んじる賢き者が集う寮である。
・スリザリンは目的を遂げる狡猾さを持つ者が集う寮である。
・ホグワーツにいる間、寮は家族のような存在となり、授業や生活態度などの行動に応じて得点が加減され、学年末に最高得点を獲得した寮には寮杯が与えられる。
多岐にわたる専門的な魔法授業
授業はマグルの学校とはまったく異なり、本格的な魔法の技術や知識を学ぶ。
・真夜中に星を観察する天文学が存在する。
・温室で不思議な植物を育てる薬草学が存在する。
・唯一ゴーストのビンズ先生が教える魔法史が存在する。
・フリットウィック先生による妖精の呪文の授業が存在する。
・厳格なマクゴナガル先生による複雑で危険な変身術の授業が存在する。
・クィレル先生による闇の魔術に対する防衛術の授業が存在する。
・寒くて不気味な地下牢で行われるスネイプ先生による魔法薬学の授業が存在する。
クィディッチの盛況と校内の危険地帯
校内ではスポーツや探索における独自のルールと危険性が併存している。
・課外活動として、魔法界で最も人気のあるスポーツであるクィディッチが盛んに行われている。
・7人の選手が魔法の箒に乗って空を飛びながら、4つのボールを使って得点を競い合い、各寮の代表チームが激しく激突する。
・危険な動物が多く生息する禁じられた森への立ち入りは禁止されている。
・とても痛い死に方をしたくない人は入ってはならないとダンブルドア校長が警告した4階の右側の廊下など、生徒の命に関わる秘密のエリアも存在している。
まとめ
ホグワーツ魔法魔術学校を巡る一連の全貌は、ダンブルドア校長のもとでの高い安全性と壮麗な城の内部構造から始まり、4つの寮への組分けや多岐にわたる授業、そして熱狂的なクィディッチと危険な禁足地の存在に至るまで、魔法族の生徒たちが学び成長するための重厚な仕組みを明瞭に示している。日常の常識や平凡な世界という檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を豊かな魔法の知識と確固たる学校の規律によって完璧に確立するに至る、歴史ある魔法学校の記録である。城の仕組みから、組分け制度、授業内容、そして課外活動と危険エリアへと繋げたプロセスは、どれほど不条理な世界の謎や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
賢者の石を巡る陰謀
賢者の石を巡る陰謀の全貌とホグワーツにおける決着
『ハリー・ポッターと賢者の石』における「賢者の石」を巡る陰謀は、肉体を失った闇の魔法使いヴォルデモートが、完全な肉体と不老不死を得るために仕組んだものである。賢者の石は、いかなる金属をも黄金に変え、不老不死の「命の水」を生み出す伝説の物質であり、唯一の所有者である錬金術師ニコラス・フラメルからアルバス・ダンブルドアに保管が託されていた。グリンゴッツ襲撃とホグワーツでの厳重な守り、スネイプへの誤解と真犯人クィレルの正体、ハグリッドからの情報漏洩とダンブルドアの排除、および陰謀の結末とみぞの鏡についての解説は以下の通りである。
グリンゴッツ襲撃とホグワーツでの厳重な保管
陰謀の始まりは、ハリーの11歳の誕生日である7月31日に起きたグリンゴッツ魔法銀行の713番金庫襲撃事件であった。
・その日すでにハグリッドがダンブルドアの命を受けて石をホグワーツへ移していたため、犯人は石を奪えなかった。
・石はホグワーツの4階の立入禁止区画に隠された。
・ハグリッドが用意した三つ頭の怪物犬「フラッフィー」をはじめ、スプラウト先生の悪魔の罠、フリットウィック先生の空飛ぶ鍵、マクゴナガル先生の巨大チェス、スネイプ先生の魔法薬の論理問題など、先生方が何重にも施した魔法の仕掛けで守られることとなった。
スネイプ教師への誤解とクィレル教授の真実
ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は、魔法薬学の教師であるセブルス・スネイプが石を狙っていると疑っていた。
・ハロウィーンの夜にトロールが侵入した騒ぎの最中に、スネイプが4階へ向かい三つ頭の犬に噛まれて負傷していたことや、彼がクィレル教授を壁に押し付けて脅しているように見えたことがその理由であった。
・実際には、ヴォルデモートに肉体を乗っ取られ、操られていたのは闇の魔術に対する防衛術の教師であるクィレルであった。
・スネイプはクィレルの企みを妨害し、ハリーを守ろうとしていた。
・クィレルはターバンの中にヴォルデモートの顔を隠し、ユニコーンの血を飲んでヴォルデモートの命をつなぎながら、命の水を得る機会をうかがっていた。
弱点情報の漏洩と校長不在に乗じた侵入
クィレルは、ドラゴンを飼いたがっていたハグリッドの弱みにつけ込んだ。
・村の酒場で顔を隠した姿でハグリッドに酒をおごり、ドラゴンの卵(ノーバート)を賭けの賞品として渡す見返りに、最初の難関である三つ頭の犬フラッフィーが「音楽を聴くと眠る」という弱点を巧みに聞き出した。
・学年末、クィレルは魔法省からの偽の連絡でダンブルドアをロンドンへおびき出した。
・その隙にフラッフィーをハープの音楽で眠らせて仕掛け扉の奥へと潜入した。
みぞの鏡の試練と母の愛の力による防衛
スネイプが犯人だと思い込み、石を守るために命懸けで仕掛けを突破して最後の部屋にたどり着いたハリーであったが、そこで待っていたのはクィレルであった。
・ダンブルドアが最後の守りとして設置した「みぞの鏡」には、石を見つけたいだけで利用しようとは思わない者だけが手に入れられる、という魔法がかけられていた。
・富や不死を求めて鏡をのぞき込んだクィレルには石を取り出すことができず、純粋に石を守ろうとしたハリーのポケットに石が現れた。
・ヴォルデモートはクィレルにハリーから石を奪うよう命じた。
・母親のリリーが自らの命を犠牲にして残した愛の力に守られていたハリーの肌に触れると、憎しみや欲望に満ちたクィレルは激しい火傷と苦痛を負い、石を奪うことはできなかった。
・最終的に異変に気づき引き返してきたダンブルドアにハリーは救出された。
・賢者の石は悪用を防ぐためにフラメル夫妻の合意のもとで破壊され、ヴォルデモートの陰謀は阻止された。
まとめ
賢者の石を巡る陰謀の全貌は、ヴォルデモートによる肉体復活の画策とグリンゴッツ襲撃から始まり、クィレル教授による暗躍やハグリッドからの情報漏洩を経て、みぞの鏡の秘密とハリーを護る母の愛の力によって阻止されるに至るまで、闇の脅威とそれを防ぐ強い意志の衝突を明瞭に示している。暗躍する欲望や死の誘惑という檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を純粋な善意と犠牲が生んだ愛の力によって完璧に確立するに至る、不当な陰謀の粉砕と平和の維持の記録である。銀行襲撃の事実から、教師たちの厳重な防衛、真犯人の露出、そして最後の防衛結末へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な邪悪の策略や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
ヴォルデモートとの対決
ヴォルデモートとの対決と賢者の石防衛の全貌
『ハリー・ポッターと賢者の石』のクライマックスにおいて、ハリーが仕掛けを突破して最後の部屋で直面したのは、疑っていたスネイプではなくクィレル教授であった。クィレルの後頭部のターバンの下には、肉体を失った強大な闇の魔法使い・ヴォルデモートの顔が隠されていた。ヴォルデモートはクィレルの肉体に宿り、ユニコーンの血で生き延びながら、完全な肉体を取り戻すために賢者の石(命の水)を狙っていたのである。みぞの鏡を通じた石の獲得、命懸けの肉弾戦、母親の無償の愛の力、および対決の結末と決着についての解説は以下の通りである。
みぞの鏡の仕掛けと純粋な目的による石の獲得
ヴォルデモートは部屋に置かれた「みぞの鏡」から石を取り出そうとするも成功せず、ハリーを利用しようとした。
・ハリーが鏡をのぞき込むと、鏡の中の自分が赤い石をポケットに入れる姿が見え、実際にハリーのポケットの中に石が現れた。
・これはダンブルドアが施した魔法によるもので、「石を見つけたいだけで、利用しようとは思わない者」だけが石を手に入れられるという仕掛けであった。
・富や不死を求めるヴォルデモートやクィレルには、決して手に入れることができない代物であった。
迫る恐怖とハリーの身を挺した肉弾戦
ヴォルデモートは、両親の死を引き合いに出してハリーを脅し、石を渡すよう迫るも、ハリーは明確に拒絶して逃げようとした。
・激怒したヴォルデモートがクィレルにハリーを捕まえるよう命じると、ハリーの額の傷に激痛が走った。
・ハリーを捕まえたクィレルの手は赤く焼けただれ、激しい火傷を負うこととなった。
・ハリーは、クィレルが自分の皮膚に触れるとひどい痛みに責めさいなまれることに気づいた。
・死の呪いを防ぐために決死の覚悟で自らクィレルの顔や腕にしがみつき抵抗した。
母親リリーの無償の愛が生んだ不可侵の魔法
痛みに耐えかねて気を失ったハリーを、間一髪で引き返してきたダンブルドアが救出した。
・クィレルがハリーに触れられなかった理由について、ダンブルドアは「母親の愛」であると説明した。
・母親のリリーがハリーを守るために自らの命を捨てたほどの深い愛が、目に見えない強力な保護の印としてハリーの肌に刻み込まれていた。
・憎しみや欲望、野望に満ち、ヴォルデモートと魂を共有するクィレルには、その純粋な愛の印に触れることが耐え難い苦痛となった。
石の破壊とヴォルデモートの復活阻止
対決の結果、賢者の石は悪用を防ぐためにフラメル夫妻の合意のもとで破壊された。
・ヴォルデモートは完全に滅びたわけではなく、クィレルを見捨てて再び肉体を得る機会を探して逃げ去った。
・ハリーの勇気ある行動によって、その復活の野望は大きく遅らされることとなった。
まとめ
ヴォルデモートとの対決を巡る一連の全貌は、クィレルのターバンに隠されたヴォルデモートの正体発覚から始まり、みぞの鏡の試練による石の奪取、クィレルとの命懸けの接触戦、そして母の愛がもたらした保護の魔法による退散劇に至るまで、闇の野望と純粋な善意の対峙を明瞭に示している。死の恐怖や漆黒の欲望という檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を母の愛と決死の勇気によって完璧に確立するに至る、邪悪の粉砕と正義の勝利の記録である。真犯人の覚露から、鏡の仕掛け、愛の防衛力、そして野望の阻止へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な闇の暴力や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
クィディッチ
クィディッチのルールとシーカーの役割に関する全貌
クィディッチは、魔法界で最も人気のあるスポーツである。マグルの世界におけるサッカーのような存在であり、魔法の箒に乗って空中を行き交う。1チーム7人の選手と役割の異なる4つのボールを使用して試合が行われる。基本ルールとポジション、クィディッチに関する驚きのルールと歴史、シーカーの役割と重要性、身体的特徴と危険性、およびハリー・ポッターの異例の抜擢と試合での戦術についての解説は以下の通りである。
ポジションと使用する4つのボールの基本ルール
クィディッチでは1チーム7人が以下の4つの役割に分かれて対戦する。
・チェイサーは3人で構成され、サッカーボールほどの大きさの真っ赤なボールであるクアッフルをパスで回す。グラウンドの両端にある高さ15メートルの金の柱の先についた輪(ゴールポスト)に投げ入れて得点を競い、輪を1回通るごとに10点が入る。
・キーパーは1人で構成され、味方の輪の周りを飛び回り、敵のチェイサーが得点することを防ぐ守護神である。
・ビーターは2人で構成され、短い棍棒を持ち、自らの意志でロケットのように飛び回り選手を箒から叩き落とそうとする黒いボールであるブラッジャーから味方を守りつつ敵陣地へ打ち返す。
・シーカーは1人で構成され、非常に速く見えにくい金の皮肉なボールである金のスニッチを他のボールや選手の間を縫うように飛び回り、敵のシーカーより先に捕まえることが唯一にして最大の任務である。スニッチを捕まえるとチームに150点という大量得点が入り、その瞬間に試合が終了する。
不制限の試合時間と反則に関する歴史的記録
クィディッチはスニッチが捕まらない限り試合が終わらないというルールが存在する。
・試合がいつまでも続く場合があり、最長記録は3ヶ月に達したとされる。
・その際は交代選手を次々と投入し、正選手は交代で眠りながら試合を継続したとされる。
・魔法界の書物であるクィディッチ今昔によれば、クィディッチには700種類もの反則が存在する。
・1473年の世界選手権において、そのすべての反則が起きたという記録が残されている。
シーカーの重要性と試合の行方を左右する役割
シーカーは1チーム7人のうちの1人が務めるポジションであり、試合の行方と長さを左右する極めて重要な存在である。
・シーカーの唯一にして最大の役目は、胡桃ほどの大きさで銀色の羽を持つすばしっこいボールである金のスニッチを、敵のシーカーより先に捕まえることである。
・シーカーがスニッチを捕まえると、そのチームには150点という大量得点が入り、勝利はほぼ確実なものとなる。
・得点用のクアッフルや攻撃用のブラッジャーを気にする必要はないが、他の選手やボールの間を縫うように飛び回ってスニッチを追う必要がある。
シーカーの身体的特徴と高い危険性
クィディッチ今昔によれば、シーカーは通常、一番小さくて速い選手が務めることが多いとされている。
・試合を決定づけるポジションであるため、敵から激しい妨害を受けやすい。
・クィディッチにおける大きな事故はシーカーに起きやすいという危険な側面を持っている。
ハリー・ポッターの100年ぶりの抜擢と初試合での戦術
ハリー・ポッターは、初めての飛行訓練でネビルの思い出し玉を16メートル急降下して見事につかみ取った。
・その類まれな飛行センスをマクゴナガル先生に見出され、1年生としては100年ぶりの異例の抜擢でグリフィンドール代表チームのシーカーとなった。
・キャプテンのオリバー・ウッドからも、身軽ですばしこく体格もシーカーにぴったりだと高く評価された。
・実際の試合では、すぐに敵から狙われてしまうため、スニッチが目に入るまでは他の選手から離れて上空を旋回して待機する戦術が取られる。
・デビュー戦となったスリザリン戦では、クィレル(当時はスネイプだと思われていた)の呪いによってハリーの箒ニンバス2000が暴走し振り落とされそうになるピンチに見舞われた。
・激しく競り合った末、急降下して見事にスニッチを口で捕まえる(飲み込みかける)という離れ業をやってのけた。
・試合開始からわずか5分で170対60というスコアでグリフィンドールを勝利に導いた。
まとめ
クィディッチの基本構造とシーカーの役割を巡る一連の全貌は、4つのボールと専用のポジションが繰り広げる空中スポーツの激しい攻防から始まり、時間無制限の過酷なルールや歴史的背景、そしてハリーの100年ぶりとなる異例の抜擢と初陣での劇的勝利に至るまで、魔法界を熱狂させる競技の奥深さを明瞭に示している。過酷な空中の危険や不条理な妨害の檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を圧倒的な飛行センスと不屈の勇気によって完璧に確立するに至る、魔法界最大のスポーツの記録である。役割の細分化から、歴史的記録、シーカーの特質、そしてハリーの活躍へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な事態の混迷や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
友情と愛の力
ハリー・ポッターと賢者の石における友情と愛の全貌
『ハリー・ポッターと賢者の石』において、魔法の知識や技術だけでは乗り越えられない困難を打ち破る力として描かれるのが「友情」と「愛」である。ハリー、ロン、ハーマイオニーの固い絆、友人に立ち向かう勇気、ヴォルデモートを退けた母の無償の愛、および試練を乗り越えた決意についての解説は以下の通りである。
トロール退治と巨大チェスを通じた3人の固い絆
ハリーとロンはホグワーツ特急の車内で出会い、互いの境遇を語り合い、お菓子を分け合うことで打ち解けた。
・そこに優等生のハーマイオニーが加わったが、当初は規則に厳しく、2人に煙たがられていた。
・ハロウィーンの夜、女子トイレにトロールが侵入した際、ハリーとロンは命がけで彼女を救い出した。
・ハーマイオニーは先生に嘘をついて2人をかばい、これを機に3人は親友となった。
・共通の経験をすることで互いを好きになる特別な経験の象徴として、4メートルもあるトロールを倒した出来事が挙げられている。
・賢者の石を守る試練において、ロンは巨大チェスで白のクイーンに自ら打たれ、自分が犠牲になることでハリーを先へ進ませた。
・ハーマイオニーは論理問題の謎を解いた後、本や賢さよりも大切なものは友情や勇気だとハリーを称え、彼を先へと送り出した。
ネビルが示した味方の友人に立ち向かう大いなる勇気
友情の力は、仲間を助けることだけに留まらない。
・ネビル・ロングボトムは、ハリーたちが夜中に寮を抜け出そうとした際、これ以上寮の点数を減らさせまいと彼らの前に立ちはだかった。
・学年末のパーティーで、ダンブルドア校長は、敵に立ち向かっていくのにも大いなる勇気がいるが、味方の友人に立ち向かっていくのにも同じくらい勇気が必要だとネビルを高く評価した。
・この勇気によって与えられた得点が、グリフィンドールに逆転優勝をもたらした。
リリーの犠牲とクィレルを退けた無償の愛の保護
本作において最も強力な魔法として描かれているのが「愛」である。
・ハリーが赤ん坊の頃、ヴォルデモートから生き延びることができたのは、母親のリリーが自らの命を犠牲にして守ろうとした深い愛情が存在したためである。
・ダンブルドアによれば、ヴォルデモートに唯一理解できないものがこの愛であった。
・無償の愛は、目に見えない保護の印としてハリーの肌に刻み込まれていた。
・賢者の石をめぐる対決において、憎しみや欲望に満ちたクィレルは、ハリーの体に触れただけで激しい火傷と苦痛を負うこととなった。
みぞの鏡に映る家族への渇望と試練の克服
愛を知らずに育ったハリーの心の奥底には、家族への強い渇望が存在していた。
・見る者の最も強い望みを映し出す「みぞの鏡」に、ハリーは両親をはじめとする家族の姿を見出した。
・ハリーの行動の根底には、自分を守って死んだ両親への愛と、その死を無駄にしないという強い決意が存在していた。
まとめ
ハリー・ポッターと賢者の石における友情と愛を巡る一連の全貌は、トロール襲撃や巨大チェスの試練を通じて結ばれた3人の絆から始まり、ネビルが示した友に立ち向かう勇気や、母リリーの無償の愛がもたらした不可侵の防衛力に至るまで、困難を打ち破る精神的な強さを明瞭に示している。孤立や邪悪な欲望という檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を友を思いやる心と深い愛によって完璧に確立するに至る、不屈の絆と正義の記録である。3人の友情の深化から、ネビルの勇気、母の愛の防衛力、そして試練の克服へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な事態の混迷や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
登場キャラクター
ホグワーツ魔法魔術学校(教職員・関係者)
アルバス・ダンブルドア
ホグワーツ魔法魔術学校の校長である。ヴォルデモートが恐れる存在として知られる。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・校長。
・物語内での具体的な行動や成果
両親を失ったハリーをダーズリー家に預けた。みぞの鏡を使って賢者の石を隠した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
近代の魔法使いの中で有力な魔法使いと言われている。
ミネルバ・マクゴナガル
ホグワーツ魔法魔術学校の副校長である。グリフィンドール寮の寮監を務める。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・副校長、変身術の教師。
・物語内での具体的な行動や成果
ダーズリー家を観察し、ハリーを預けることに反対した。ハリーをシーカーに推薦した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
猫に変身する能力を持つ。
ルビウス・ハグリッド
ホグワーツの鍵と領地を守る番人である。ハリーに魔法界の事実を伝えた。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・森の番人。
・物語内での具体的な行動や成果
ハリーをダーズリー家から連れ出し、ダイアゴン横丁へ案内した。ドラゴンのノーバートを孵化させた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
過去にホグワーツを退学処分になり、杖を折られている。
セブルス・スネイプ
魔法薬学の教師である。ハリーを敵視しているように見える。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・魔法薬学教師、スリザリン寮監。
・物語内での具体的な行動や成果
クィディッチの試合でハリーの箒に呪いがかけられた際、反対呪文を唱えてハリーを救った。クィレルの企みを妨害した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
かつてジェームズ・ポッターに命を救われた。
クィレル
闇の魔術に対する防衛術の教師である。常にターバンを巻いている。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・教師。
・物語内での具体的な行動や成果
トロールを地下室に侵入させた。クィディッチの試合でハリーの箒に呪いをかけた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ヴォルデモートを自らの肉体に宿していた。ハリーに触れて火傷を負い、倒れた。
フリットウィック
妖精の呪文の教師である。小柄な魔法使いとして知られる。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・教師。
・物語内での具体的な行動や成果
授業で羽を浮かせる呪文を教えた。賢者の石を守るために空飛ぶ鍵の魔法をかけた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
出欠確認でハリーの名前を読んだ際に転倒した。
ポモーナ・スプラウト
薬草学の教師である。ずんぐりした体型を持つ。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・教師。
・物語内での具体的な行動や成果
賢者の石を守るために悪魔の罠を配置した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
マダム・フーチ
飛行訓練の教師である。短い白髪と黄色い目をしている。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・教師、クィディッチの審判。
・物語内での具体的な行動や成果
一年生に箒の乗り方を教えた。負傷したネビルを医務室へ運んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ビンズ
魔法史の教師である。ゴーストとして授業を行う。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・教師。
・物語内での具体的な行動や成果
単調な声で魔法史の講義を行った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
教員室で居眠りをして肉体を置き去りにした。
マダム・ピンス
図書館の司書である。厳しい性格を持つ。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・司書。
・物語内での具体的な行動や成果
閲覧禁止の棚にいたハリーを毛ばたきで追い払った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
マダム・ポンフリー
校医である。厳格な態度をとる。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・校医。
・物語内での具体的な行動や成果
負傷したネビルの手首を治療した。ヴォルデモートと対決したハリーを医務室で看護した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
アーガス・フィルチ
管理人である。生徒に罰を与えることを好む。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・管理人。
・物語内での具体的な行動や成果
夜中に校内を歩き回る生徒を監視し、罰則を与えた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
猫のミセス・ノリスを飼っている。
ピーブズ
ポルターガイストである。生徒にいたずらを仕掛ける。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・ポルターガイスト。
・物語内での具体的な行動や成果
新入生に杖を投げつけた。夜中にうろつくハリーたちを見つけてフィルチに報告しようとした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
血みどろ男爵を恐れている。
ミセス・ノリス
フィルチの飼い猫である。やせこけた姿をしている。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
単独で廊下を見回り、校則違反の生徒をフィルチに報告した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ホグワーツ魔法魔術学校(グリフィンドール寮)
ハリー・ポッター
本作の主人公である。額に稲妻形の傷痕を持つ。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。シーカー。
・物語内での具体的な行動や成果
ヴォルデモートの呪いから生き延びた。賢者の石をヴォルデモートから守り抜いた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
一年生として異例のクィディッチ寮代表選手に選ばれた。
ロナルド・ウィーズリー
ハリーの親友である。赤毛でそばかすがある。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
ホグワーツ特急でハリーと出会い友人となった。巨大チェスで自らを犠牲にしてハリーを先へ進ませた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ダンブルドアから五十点を与えられた。
ハーマイオニー・グレンジャー
ハリーの親友である。マグル出身で豊富な知識を持つ。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
トロールに襲われた際にハリーとロンに助けられ、彼らをかばって嘘をついた。魔法薬の論理問題を解いた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ダンブルドアから五十点を与えられた。
ネビル・ロングボトム
物忘れが激しい少年である。祖母に育てられた。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
初めての飛行訓練で墜落し負傷した。夜中に抜け出そうとするハリーたちを引き止めようとした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ダンブルドアから十点を与えられ、寮杯の逆転優勝に貢献した。
パーシー・ウィーズリー
ロンの兄である。規則に厳格な態度をとる。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。監督生。
・物語内での具体的な行動や成果
新入生をグリフィンドール塔へ案内した。トロール騒動時に一年生を引率した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
胸に銀色のバッジをつけている。
フレッド・ウィーズリー
ロンの兄である。いたずら好きとして知られる。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。ビーター。
・物語内での具体的な行動や成果
ホグワーツ特急でハリーのトランクを運んだ。クィディッチの試合でブラッジャーから味方を守った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ジョージの双子の兄弟である。
ジョージ・ウィーズリー
ロンの兄である。いたずらを好む。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。ビーター。
・物語内での具体的な行動や成果
ホグワーツ特急でハリーのトランクを運んだ。クィディッチの試合でブラッジャーから味方を守った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
フレッドの双子の兄弟である。
シェーマス・フィネガン
アイルランド出身の少年である。母親が魔女として知られる。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
妖精の呪文の授業で羽を燃やしてしまった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ディーン・トーマス
サッカーファンである。絵を描くのが得意な少年である。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
クィディッチの試合でハリーを応援する旗を描いた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ラベンダー・ブラウン
女子生徒である。組分け儀式で最初に呼ばれた。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
組分け儀式でグリフィンドールに選ばれた最初の生徒となった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
パーバティ・パチル
女子生徒である。正義感の強い一面を見せる。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
ネビルの思い出し玉を奪ったマルフォイを咎めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
オリバー・ウッド
クィディッチチームの主将である。情熱的な性格を示す。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。キーパー。
・物語内での具体的な行動や成果
ハリーにクィディッチのルールを教えた。チームの練習を厳しく指導した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
アンジェリーナ・ジョンソン
女子選手である。チェイサーとして活躍する。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。チェイサー。
・物語内での具体的な行動や成果
スリザリンとの試合で得点した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
アリシア・スピネット
女子選手である。チェイサーとして活躍する。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。チェイサー。
・物語内での具体的な行動や成果
スリザリンとの試合でパスを受けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ケイティ・ベル
女子選手である。チェイサーとして活躍する。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。チェイサー。
・物語内での具体的な行動や成果
スリザリンとの試合で後頭部にブラッジャーを受けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
リー・ジョーダン
フレッドとジョージの友人である。実況放送を担当する。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
クィディッチの試合で実況放送を担当した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
タランチュラを飼っている。
ホグワーツ魔法魔術学校(スリザリン寮)
ドラコ・マルフォイ
純血の家柄を誇る少年である。ハリーと敵対する立場をとる。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
ネビルの思い出し玉を奪った。夜中にハリーたちを陥れようとして自らも罰則を受けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
クラップ
マルフォイの取り巻きである。大柄な体格を持つ。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
常にマルフォイと行動を共にした。ホグワーツ特急でロンたちと乱闘になった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ゴイル
マルフォイの取り巻きである。大柄な体格を持つ。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
ホグワーツ特急で菓子を奪おうとしてスキャバーズに噛まれた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ミリセント・ブルストロード
女子生徒である。スリザリンに選ばれた。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
組分け儀式でスリザリンに選ばれた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
パンジー・パーキンソン
女子生徒である。気の強い性格を示す。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
ネビルをかばったパーバティを冷やかした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ブレーズ・ザビニ
生徒である。スリザリンに選ばれた。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
組分け儀式で最後に呼ばれ、スリザリンに選ばれた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
マーカス・フリント
クィディッチチームの主将である。チェイサーとして活躍する。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。チェイサー。
・物語内での具体的な行動や成果
ハリーの妨害をして反則を取られた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
テレンス・ヒッグズ
選手である。シーカーとして活躍する。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。シーカー。
・物語内での具体的な行動や成果
試合でハリーとスニッチを争った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
エイドリアン・ピュシー
選手である。チェイサーとして活躍する。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。チェイサー。
・物語内での具体的な行動や成果
スニッチの光に気を取られてクアッフルを落とした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ブレッチリー
選手である。キーパーとして活躍する。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。キーパー。
・物語内での具体的な行動や成果
アンジェリーナのシュートを防げなかった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ホグワーツ魔法魔術学校(ハッフルパフ寮)
ハンナ・アボット
金髪のおさげを持つ少女である。ハッフルパフに選ばれた。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・ハッフルパフ寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
組分け儀式で最初に名前を呼ばれ、ハッフルパフに選ばれた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
スーザン・ボーンズ
女子生徒である。ハッフルパフに選ばれた。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・ハッフルパフ寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
組分け儀式でハッフルパフに選ばれた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ジャスティン・フィンチ=フレッチリー
男子生徒である。ハッフルパフに選ばれた。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・ハッフルパフ寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
組分け儀式でハッフルパフに選ばれた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ホグワーツ魔法魔術学校(レイブンクロー寮)
テリー・ブート
男子生徒である。レイブンクローに選ばれた。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・レイブンクロー寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
組分け儀式でレイブンクローに選ばれた最初の生徒となった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
マンディ・ブロックルハースト
生徒である。レイブンクローに選ばれた。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・レイブンクロー寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
組分け儀式でレイブンクローに選ばれた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
リサ・タービン
女子生徒である。レイブンクローに選ばれた。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・レイブンクロー寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
組分け儀式でレイブンクローに選ばれた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
モラグ・マクドゥガル
生徒である。レイブンクローに選ばれた。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・レイブンクロー寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
組分け儀式で帽子をかぶったままのネビルから帽子を受け取った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ホグワーツ魔法魔術学校(ゴースト)
ニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン卿
首がほとんど切断されているゴーストである。グリフィンドールに所属する。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮のゴースト。
・物語内での具体的な行動や成果
新入生に首が外れる様子を見せた。グリフィンドールの優勝を願った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ほとんど首無しニックと呼ばれている。
血みどろ男爵
銀色の血に染まった不気味なゴーストである。スリザリンに所属する。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮のゴースト。
・物語内での具体的な行動や成果
新入生歓迎会でマルフォイの隣に座った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ポルターガイストのピーブズをコントロールできる唯一の存在である。
修道士
太った小柄なゴーストである。ハッフルパフに所属する。
・所属組織、地位や役職
ホグワーツ魔法魔術学校・ハッフルパフ寮のゴースト。
・物語内での具体的な行動や成果
ピーブズにチャンスを与えるべきだと主張した。新入生に挨拶した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ダーズリー家・関係者
バーノン・ダーズリー
ハリーのおじである。魔法を極端に嫌う性格を示す。
・所属組織、地位や役職
グラニングズ社・社長。
・物語内での具体的な行動や成果
ホグワーツからの手紙を防ぐために家族を連れて逃亡した。ハリーを冷遇した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ペチュニア・ダーズリー
ハリーのおばである。リリー・ポッターの姉として知られる。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
妹の才能への嫉妬からハリーを忌み嫌った。ハリーの両親は自動車事故で死んだと嘘をついた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ダドリー・ダーズリー
ハリーのいとこである。両親から過剰に甘やかされて育った。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ハリーをサンドバッグ代わりにして日常的にいじめた。ハグリッドの魔法で豚のしっぽを生やされた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
スメルティングズ校へ進学予定である。
マージ・ダーズリー
バーノンの妹である。ハリーを嫌っている。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
病気になったことを絵葉書で伝えてきた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
アラベラ・フィッグ
ダーズリー家の近所に住む老婆である。大量の猫を飼っている。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ダーズリー一家の外出時にハリーを預かっていた。脚を骨折して預かれなくなった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ピアーズ・ポルキス
ダドリーの友人である。ねずみ顔の痩せた少年として描かれる。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ダドリーとともにハリーをいじめた。動物園でハリーが大蛇と話していたと告げ口した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
デニス
ダドリーの仲間である。ハリー狩りに参加した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ダドリーとともにハリーをいじめた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
マルコム
ダドリーの仲間である。ハリー狩りに参加した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ダドリーとともにハリーをいじめた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ゴードン
ダドリーの仲間である。ハリー狩りに参加した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ダドリーとともにハリーをいじめた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
イボンヌ
ペチュニアの友人である。休暇に出かけていた。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
マジョルカ島に休暇へ出かけていたためハリーを預かれなかった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
魔法界の人々
ジェームズ・ポッター
ハリーの父親である。優れた魔法使いであった。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ヴォルデモートに殺害された。学生時代にスネイプの命を救った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
透明マントをダンブルドアに預けていた。
リリー・ポッター
ハリーの母親である。魔女であった。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ヴォルデモートからハリーを守るために自らの命を犠牲にした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
深い愛情が保護の印としてハリーの肌に刻み込まれた。
ヴォルデモート
強大な闇の魔法使いである。例のあの人と呼ばれる。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ハリーの両親を殺害した。ハリーを殺そうとして呪いを跳ね返され、肉体を失った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
クィレルの肉体に宿り、完全な復活のために賢者の石を狙った。
シリウス・ブラック
魔法使いである。ブラック家の息子として知られる。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ハグリッドに空飛ぶオートバイを貸した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
コーネリウス・ファッジ
魔法界の指導者である。ダンブルドアに意見を求める。
・所属組織、地位や役職
魔法省・大臣。
・物語内での具体的な行動や成果
毎朝ダンブルドアにふくろう便を送って意見を求めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ディーダラス・ディグル
魔法使いである。シルクハットをかぶっている。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
漏れ鍋でハリーに挨拶した。過去に店でハリーにお辞儀をした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ケント州に流星群を降らせた。
ドリス・クロックフォード
魔女である。ハリーに会えて感動した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
漏れ鍋でハリーに何度も握手を求めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
マダム・マルキン
洋装店の店主である。愛想のよい魔女として描かれる。
・所属組織、地位や役職
マダム・マルキンの洋装店・店主。
・物語内での具体的な行動や成果
ハリーのホグワーツの制服の寸法を測った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
トム
漏れ鍋のバーテンダーである。ハゲて歯が抜けた顔をしている。
・所属組織、地位や役職
漏れ鍋・バーテンダー。
・物語内での具体的な行動や成果
ハリーを歓迎し、涙を浮かべて握手した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
グリップフック
グリンゴッツの小鬼である。案内役を務める。
・所属組織、地位や役職
グリンゴッツ魔法銀行・職員。
・物語内での具体的な行動や成果
ハリーとハグリッドを地下の金庫へ案内した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
オリバンダー
杖の製造者である。銀色の目を持つ老人として知られる。
・所属組織、地位や役職
オリバンダーの店・店主。
・物語内での具体的な行動や成果
ハリーに適合する杖を選び出した。ヴォルデモートの杖を売ったことを明かした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
自分の売った杖をすべて記憶している。
ニコラス・フラメル
著名な錬金術師である。ダンブルドアの友人として登場する。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
不老不死の命の水を生み出す賢者の石を創造した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
六六五歳である。賢者の石の破壊に合意した。
ベレネレ・フラメル
ニコラス・フラメルの妻である。フラメルとともに暮らす。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
夫とともにデボン州で静かに暮らしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
六五八歳である。
ビル・ウィーズリー
ロンの兄である。アフリカで活動している。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
アフリカでグリンゴッツの仕事をしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ホグワーツ在学時は首席であった。
チャーリー・ウィーズリー
ロンの兄である。ルーマニアで活動している。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ルーマニアでドラゴンを研究している。友人を通じてノーバートを引き取った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ホグワーツ在学時はクィディッチの主将であった。
ジニー・ウィーズリー
ロンの妹である。ハリーに関心を持つ。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
キングズ・クロス駅でホグワーツ特急を見送った。ハリーを見て興奮した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
モリー・ウィーズリー
ロンの母親である。子供思いの性格を示す。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
キングズ・クロス駅でハリーに九と四分の三番線への入り方を教えた。クリスマスにハリーへ手編みのセーターを贈った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
アーサー・ウィーズリー
ロンの父親である。闇の陣営に懐疑的である。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
マルフォイの父親が闇の陣営から戻った理由を信じていないと語った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
アルジー
ネビルの大おじである。ネビルに魔法の力を期待した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ネビルから魔法の力を引き出そうと二階の窓から逆さに吊るし、誤って手を離した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ネビルの入学を喜んでヒキガエルを買った。
エニド
ネビルの大おばである。菓子を運んだ。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
アルジーにお茶とメレンゲ菓子を持っていった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
禁じられた森の住人
ロナン
ケンタウルスである。赤い髪と鬚を持つ。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ハグリッドに森の異変を尋ねられたが、火星が明るいと答えるにとどめた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ベイン
ケンタウルスである。黒い髪と胴体を持つ。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
ハリーを背に乗せたフィレンツェを強く非難した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
星が示す運命に干渉すべきではないと考えている。
フィレンツェ
若いケンタウルスである。金髪と青い目をしている。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
森でヴォルデモートからハリーを救い、背に乗せて安全な場所へ運んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ユニコーンの血の恐ろしい代償についてハリーに教えた。
書物に登場する人物
ミランダ・ゴズホーク
魔法使いである。呪文に関する書物を執筆した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
「基本呪文集(一学年用)」を著した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
バチルダ・バグショット
魔法使いである。歴史に関する書物を執筆した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
「魔法史」を著した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
アドルバート・ワフリング
魔法使いである。魔法の理論に関する書物を執筆した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
「魔法論」を著した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
エメリック・スィッチ
魔法使いである。変身術に関する書物を執筆した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
「変身術入門」を著した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
フィリダ・スポア
魔法使いである。薬草に関する書物を執筆した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
「薬草ときのこ千種」を著した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
アージニウス・ジガー
魔法使いである。魔法薬に関する書物を執筆した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
「魔法薬調合法」を著した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ニュート・スキャマンダー
魔法使いである。魔法生物に関する書物を執筆した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
「幻の動物とその生息地」を著した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
クエンティン・トリンブル
魔法使いである。護身術に関する書物を執筆した。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
「闇の力 護身術入門」を著した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
グリンデルバルド
闇の魔法使いである。ダンブルドアと敵対した過去を持つ。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
一九四五年にダンブルドアに敗れた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
モルガナ
魔女である。カードに写真が登場する。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
蛙チョコレートのカードに写真が登場した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
ウッドクロフトのヘンギスト
魔法使いである。カードに写真が登場する。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
蛙チョコレートのカードに登場した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
アルベリック・グラニオン
魔法使いである。カードに写真が登場する。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
蛙チョコレートのカードに登場した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
キルケ
魔女である。カードに写真が登場する。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
蛙チョコレートのカードに登場した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
パラセルサス
魔法使いである。カードに写真が登場する。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
蛙チョコレートのカードに登場した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
マーリン
魔法使いである。著名な勲章にその名が残されている。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
蛙チョコレートのカードに登場した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ダンブルドアが受章した勲章にその名が冠されている。
クリオドナ
ドルイド教女祭司である。カードに写真が登場する。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
蛙チョコレートのカードの中で鼻の頭を掻いていた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
バルッフィオ
魔法使いである。呪文の失敗例として語り継がれている。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
呪文の発音を間違え、自分が床に寝転んでバッファローが胸に乗っかる事態に陥った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
エメリック
悪人と呼ばれる人物である。歴史の授業で言及される。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
魔法史の授業で生徒たちがクリックと取り違えてノートに書いた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
クリック
奇人と呼ばれる人物である。歴史の授業で言及される。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
魔法史の授業で生徒たちがエメリックと取り違えてノートに書いた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
エルフリック
熱血漢と呼ばれる人物である。過去に反乱を起こした。
・所属組織、地位や役職
なし。
・物語内での具体的な行動や成果
過去に反乱を起こした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
情報なし。
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展開まとめ
CHAPTER ONE The Boy who lived 第1章 生き残った男の子
ダーズリー家の秘密
プリベット通り四番地に住むダーズリー夫妻は、自分たちが常識的で立派な人間であることを誇り、不思議な出来事を嫌っていた。穴あけドリル会社の社長であるバーノンと、近所の詮索を好むペチュニアは、息子ダドリーを何より優れた子供だと信じていた。
夫妻には、ペチュニアの妹であるポッター夫人一家との関係を隠しているという秘密があった。自分たちとは正反対のポッター夫妻や、その息子ハリーの存在を近所に知られることを恐れ、交流を断っていた。
奇妙な火曜日
ある火曜日の朝、バーノンは出勤途中で地図や道路標識を読んでいるようなトラ猫を見かけた。さらに街では、色鮮やかなマントを着た人々が興奮して語り合い、昼間から多数のふくろうが飛び交っていた。
昼休みには、マント姿の人々がポッター夫妻と息子ハリーについて話すのを耳にした。バーノンは動揺したが、同じ名前の別人だと考え、ペチュニアへの電話を思いとどまった。
マント姿の老人
会社を出たバーノンは、スミレ色のマントを着た小柄な老人と衝突した。老人は例のあの人が消えたことを喜び、バーノンをマグルと呼んで抱きしめた。
帰宅すると、朝に見たトラ猫が庭の石垣に座っていた。猫は追い払おうとしても動かず、バーノンをじっと見返したため、彼の不安はさらに強まった。
ふくろうと流れ星
夜のニュースでは、イギリス中で昼間からふくろうが飛び交い、各地で大量の流れ星が目撃されたと報じられた。バーノンは街で見たマント姿の人々やポッター家の名前を思い出し、出来事のつながりを疑った。
バーノンはペチュニアに妹から連絡がなかったか尋ね、甥の名前がハリーだったことを確認した。しかし、ポッター夫妻が自分たちに近づくはずはないと考え、関わり合いになる可能性を否定した。
塀の上のマクゴナガル
真夜中近く、トラ猫が見つめていた通りにアルバス・ダンブルドアが現れた。ダンブルドアは銀色の灯消しライターを使い、プリベット通りの街灯をすべて消した。
ダンブルドアが猫にマクゴナガル先生と呼びかけると、猫はエメラルド色のマントを着た女性へ変身した。マクゴナガルは一日中ダーズリー家を観察しており、魔法使いたちが軽率に祝っていることや、マグルたちにも異変を気づかれていることを懸念していた。
ポッター夫妻の死
マクゴナガルは、ヴォルデモートがゴドリックの谷でジェームズとリリーを殺したという噂を確かめた。ダンブルドアが否定しなかったため、二人の死が事実だと悟った。
さらに、ヴォルデモートは幼いハリーも殺そうとしたが失敗し、その力を失って消えたとされていた。ハリーが生き延びた理由は、ダンブルドアにも分からなかった。
ハリーの預け先
ダンブルドアは、両親を失ったハリーを唯一の親戚であるダーズリー夫妻に預けると告げた。マクゴナガルは、ダーズリー夫妻の性格やダドリーの振る舞いを見ていたため、強く反対した。
しかしダンブルドアは、幼い頃から英雄として扱われればハリーが舞い上がる可能性があるため、本人が受け止められる年齢になるまで、名声から離れて育つ方がよいと説明した。事情は手紙に記していた。
ハグリッドの到着
やがてハグリッドが空飛ぶオートバイで現れ、毛布に包まれたハリーを連れてきた。壊れたポッター家から、マグルが集まる前に救い出したのだと説明した。
眠るハリーの額には、稲妻形の傷が残っていた。ダンブルドアは傷を消さず、役立つこともあると語った。ハグリッドは別れを惜しんでハリーに口づけし、両親の死とハリーの境遇を思って泣き崩れた。
プリベット通り四番地
ダンブルドアはハリーをダーズリー家の玄関先に置き、事情を記した手紙を毛布に挟んだ。三人は眠るハリーをしばらく見つめた後、それぞれその場を去った。
街灯が再びともり、静かなプリベット通りにハリーだけが残された。自分が特別な存在であり、国中の魔法使いたちが生き残った男の子として祝杯を挙げていることも知らず、ハリーは毛布の中で眠り続けていた。
CHAPTER TWO The Vanishing Glass 第2章 消えたガラス
階段下の物置
ダーズリー家に引き取られてから十年近くが過ぎたが、家の中に飾られている写真はダドリーのものばかりで、ハリーが暮らしている痕跡はなかった。小柄で痩せたハリーは、ダドリーのお下がりを着せられ、階段下のクモだらけの物置を自室にしていた。
ハリーは額に稲妻形の傷を持っていたが、ペチュニアからは両親が自動車事故で死んだ時についたものだと聞かされていた。ダーズリー家では質問を禁じられ、両親について知ろうとすることも許されなかった。
ダドリーの誕生日
ダドリーの誕生日の朝、ハリーは早くから起こされ、朝食の支度を命じられた。食卓には自転車やコンピュータなど大量の贈り物が積まれていたが、ダドリーは前年より数が少ないと不満を訴えた。ペチュニアは外出先でさらに二個買うと約束し、機嫌を取った。
その日、ハリーを預かる予定だったフィッグが脚を折ったため、ダーズリー夫妻は預け先を失った。家に残すことも嫌がった結果、ハリーはダドリーと友人のピアーズとともに、動物園へ連れて行かれることになった。
不可解な出来事
ハリーの周囲では、本人にも説明できない奇妙な出来事が何度も起きていた。短く刈られた髪は一晩で元に戻り、着せられそうになった古いセーターは異常に縮んだ。ダドリーたちから逃げた際には、気づくと学校の屋根に上がっていた。
ダーズリー夫妻はすべてハリーの仕業だと決めつけ、そのたびに物置へ閉じ込めた。動物園へ出発する前にも、バーノンは妙なことをすれば長期間閉じ込めると脅した。
空飛ぶオートバイの夢
車の中でハリーは、空を飛ぶオートバイの夢を見たと話した。バーノンは激怒し、オートバイは飛ばないと怒鳴った。ダーズリー夫妻は、現実ではあり得ないものについてハリーが話すことを強く嫌っていた。
動物園の一日
動物園では、ハリーも安いレモンアイスを買ってもらい、久しぶりに楽しい時間を過ごした。昼食では、ダドリーが小さいと拒んだパフェの残りを食べることもできた。
しかし、ダドリーとピアーズが動物に飽き始めたため、ハリーは殴られないよう二人から距離を取った。その後、一行は爬虫類館へ向かった。
大蛇との会話
爬虫類館でダドリーが眠る大蛇に飽きて立ち去った後、ハリーはガラス越しに大蛇を見つめた。大蛇は目を開けてハリーにウィンクし、掲示板を示して、自分が動物園生まれでブラジルへ行ったことがないと伝えた。
ハリーが言葉をかけると、大蛇はその内容を理解しているように反応した。そこへピアーズが異変に気づき、ダドリーを呼び戻した。ダドリーはハリーを殴って場所を奪ったが、直後にケースのガラスが消え、大蛇は外へ這い出した。
大蛇は逃げる際、ハリーに礼を述べ、ブラジルへ向かった。客たちは逃げ惑い、ダドリーとピアーズは襲われたと大げさに訴えた。
物置での処罰
ピアーズがハリーは大蛇と話していたと証言したため、バーノンは帰宅後、ハリーを食事抜きで物置に閉じ込めた。ハリー自身にも、なぜ大蛇と意思を通わせられたのかは分からなかった。
暗い物置の中で、ハリーはダーズリー家で過ごした惨めな十年を振り返った。両親の記憶をたどろうとすると、強烈な緑の閃光と額の痛みだけが浮かんだが、ハリーはそれを自動車事故の記憶だと考えていた。
見知らぬ人々
ハリーは幼い頃、誰か別の親戚が迎えに来ることを願っていたが、実現しなかった。一方で、街では奇妙な服装の見知らぬ人々から、お辞儀や握手をされることがあった。
そうした人々は、ハリーが見直そうとすると姿を消した。学校でも、ダドリーの報復を恐れる生徒たちから避けられ、ハリーは一人で過ごしていた。
CHAPTER THREE The Letters from No One 第3章 知らない人からの手紙
長い夏休み
大蛇の逃亡事件によって、ハリーは夏休みが始まるまで物置に閉じ込められた。解放された後も、ダドリーの仲間たちによるハリー狩りを避けるため、なるべく家の外で過ごした。
九月からダドリーは私立のスメルティングズ校へ、ハリーは公立のストーンウォール校へ進む予定だった。ハリーは、ようやくダドリーと離れられることを心待ちにしていた。
スメルティングズの制服
ダドリーは茶色の上着やオレンジ色のズボン、麦わら帽子を身につけ、同級生を殴るための杖を持って得意げに行進した。バーノンとペチュニアは、その姿に感動していたが、ハリーは笑いをこらえるのに苦労した。
一方、ハリーの制服は、ダドリーのお下がりを灰色に染めたものだった。悪臭を放つ液体に浸された服を見て、ハリーは年老いた象の皮のようになる自分の姿を想像した。
ハリーへの手紙
郵便を取りに行ったハリーは、自分宛ての分厚い封筒を発見した。宛先には、プリベット通り四番地の階段下の物置にいるハリーの名が正確に記され、裏面には四匹の動物を配した紋章が封印されていた。
ハリーが中身を読もうとすると、バーノンが手紙を奪った。手紙を見たバーノンとペチュニアは激しく動揺し、差出人がハリーの寝場所まで把握していることに怯えた。二人は返事をせず、手紙を無視することに決めた。
二階の寝室
バーノンはハリーを物置から出し、ダドリーが玩具置き場として使っていた二つ目の寝室へ移した。差出人に監視されていると考え、寝場所を変えれば手紙を防げると思ったためだった。
翌朝には、新しい寝室を宛先とした手紙が届いた。ハリーは、差出人が自分の状況を知っており、手紙を受け取るまで送り続けるつもりだと確信した。
増え続ける手紙
ハリーは早朝に郵便配達を待ち伏せようとしたが、バーノンが玄関で見張っていた。届いた三通の手紙は目の前で破られ、郵便受けも釘で塞がれた。
それでも手紙は、ドアの隙間や窓、卵の中など、さまざまな場所から届き続けた。日曜日には煙突から大量の手紙が降り注ぎ、ハリーは一通でも捕まえようとしたが、バーノンに追い出された。
家からの逃走
手紙を防ぎきれなくなったバーノンは、家族全員を車に乗せてプリベット通りを離れた。追跡を振り切ろうと、森や畑、吊り橋、駐車場などを転々とした。
町外れのホテルに泊まった翌朝にも、ハリー宛ての手紙が約百通届いた。宛先にはホテルの部屋番号まで記されており、バーノンはさらに遠くへ逃げることを決めた。
海上の小屋
バーノンは海岸から離れた岩の上に建つ、荒れ果てた小屋を見つけた。嵐の中なら手紙も届かないと考え、家族をボロ船に乗せて小屋へ渡った。
小屋には十分な食料も暖房もなく、壁の隙間から風雨が吹き込んでいた。バーノンは手紙が届かないことに満足していたが、ハリーは空腹と寒さの中で眠れずにいた。
十一歳の誕生日
真夜中が近づき、ハリーはダドリーの腕時計を見ながら、十一歳の誕生日までの時間を数えた。これまで誕生日を祝われたことはなく、手紙の差出人がどこにいるのかを考えていた。
誕生日を迎える直前、外から奇妙な音が近づいた。午前零時を迎えようとしたその時、小屋全体が揺れるほどの激しい音とともに、何者かが扉を叩いた。
CHAPTER FOUR The Keeper of the Keys 第4章 鍵の番人
ハグリッドの来訪
十一歳の誕生日を迎えた直後、岩上の小屋の扉が打ち破られ、巨体の男が現れた。男はバーノンのライフルを簡単にねじ曲げると、ハリーに誕生日ケーキを渡し、自分はホグワーツの鍵と領地を守るルビウス・ハグリッドだと名乗った。
ハグリッドは魔法で暖炉に火をつけ、ソーセージを焼いてハリーに食べさせた。ハリーがホグワーツも両親の世界も知らないと知ると、ダーズリー夫妻が何も教えずに育ててきたことに激怒した。
ホグワーツからの入学許可
ハグリッドは、ハリーが魔法使いであると明かし、ようやくホグワーツから届いた手紙を渡した。手紙には、ハリーの入学が許可されたこと、新学期が九月一日に始まること、必要な教材を準備することが記されていた。
ハグリッドはダンブルドアへ、ハリーに手紙を渡し、翌日に入学用品を買いに行くと知らせる返事を書き、ふくろうに託した。バーノンは入学を拒んだが、ハグリッドは魔法族ではない者をマグルと呼び、ダーズリー夫妻にハリーを止めることはできないと言い切った。
ペチュニアの告白
ペチュニアは、妹のリリーもホグワーツへ通った魔女であり、学校でジェームズ・ポッターと出会って結婚したと明かした。両親がリリーの才能を誇ったことへの嫉妬と不満を吐き出し、ハリーも同じ異常な存在だと決めつけていた。
ハリーは両親が自動車事故で亡くなったという説明が嘘だったと知り、強い衝撃を受けた。ハグリッドも、優れた魔法使いだったリリーとジェームズが事故で死ぬはずはないと憤った。
ヴォルデモートの襲撃
ハグリッドは、ヴォルデモートという強大な闇の魔法使いが仲間を集め、魔法界を恐怖に陥れた過去を語った。抵抗した者は次々と殺され、ホグワーツだけはダンブルドアの存在によって安全を保っていた。
リリーとジェームズもヴォルデモートに狙われ、十年前のハロウィーンに殺された。ヴォルデモートは一歳のハリーも殺そうとしたが、強力な呪いは効かず、額に稲妻形の傷を残しただけで消え去った。そのため、ハリーはヴォルデモートの攻撃から唯一生き残った子供として、魔法界で知られる存在になっていた。
魔法使いとしての自覚
ハリーは、自分のように虐げられてきた者が魔法使いであるはずがないと疑った。しかしハグリッドに、恐怖や怒りを感じた時に不思議な出来事が起きなかったかと問われ、髪が一晩で元に戻ったことや、学校の屋根へ逃れたこと、大蛇を逃がしたことを思い返した。
それらが無意識の魔法だったと理解したハリーは、初めて自分が魔法使いである可能性を受け入れた。ハグリッドは、ハリーがホグワーツで優れた魔法使いになると確信していた。
ダドリーの豚のしっぽ
バーノンは、ハリーをストーンウォール校へ通わせると言い張り、ダンブルドアを侮辱した。怒ったハグリッドは傘から魔法を放ち、ダドリーに豚のしっぽを生やした。
ハグリッドは本来ダドリーを豚に変えるつもりだったが、もともと豚に似ていたため、しっぽだけになったと説明した。また、自分は三年生の時にホグワーツを退学させられ、杖を折られたため、原則として魔法を使えないことも明かした。
入学準備の夜
ハリーが退学の理由を尋ねても、ハグリッドは答えず、翌日は町で教科書や必要な品を買うため忙しくなると告げた。ハグリッドは分厚いコートをハリーに渡し、ポケットの中のヤマネを気にせず眠るよう勧めた。
CHAPTER FIVE Diagon Alley 第5章 ダイアゴン横丁
魔法界の朝
岩上の小屋で目覚めたハリーは、前夜の出来事を夢だと思い込もうとした。しかし、ハグリッドのコートや新聞を届けに来たふくろうを見て、自分が魔法使いであることが現実だと確かめた。
ハリーは学用品を買う金がないと心配したが、ハグリッドは両親が財産を残していると教えた。二人は魔法使いの銀行グリンゴッツへ向かうことになり、ハグリッドはダンブルドアから託された極秘の用事もあると明かした。
ロンドンへの道
ハグリッドは魔法で船を岸まで進ませ、ハリーに魔法省の存在や、魔法使いの存在をマグルから隠す役割を説明した。ロンドン行きの電車では、ハリーがホグワーツで必要となる制服、教科書、杖、大鍋などの一覧を確認した。
ロンドンに着いた二人は、普通の人には気づかれにくいパブ漏れ鍋へ入った。店内の魔法使いたちはハリーの姿を見ると次々に握手を求め、生還したハリーへの敬意と喜びを示した。
クィレル教授
漏れ鍋でハリーは、ホグワーツで闇の魔術に対する防衛術を教えるクィレル教授と出会った。クィレルはひどく神経質で、ハリーを前にしてどもりながら挨拶した。
ハグリッドによれば、クィレルは以前は優秀な研究者だったが、実地経験を求めた旅で吸血鬼や鬼婆に遭遇して以来、何事にも怯えるようになっていた。
ダイアゴン横丁
ハグリッドが漏れ鍋の中庭にあるレンガを傘で叩くと、壁が開いてダイアゴン横丁への入口が現れた。横丁には大鍋、ふくろう、箒、魔法薬の材料、呪文書などを扱う店が並び、ハリーは初めて見る魔法界の品々に目を奪われた。
二人は最初に、白く巨大な建物であるグリンゴッツへ向かった。入口には小鬼が立ち、内部では多くの小鬼が金貨や宝石を管理していた。
ポッター家の金庫
ハグリッドは小鬼グリップフックの案内で、ハリーとともに地下の金庫へ向かった。猛スピードで走るトロッコに乗り、複雑な地下通路を進んだ末、ハリーの金庫に到着した。
扉の中には大量の金貨、銀貨、銅貨が積まれていた。ハリーは、ダーズリー家に知られないまま両親の財産が残されていたことを知り、学用品を買うための金を袋に詰めた。
七一三番金庫
続いて一行は、鍵穴のない七一三番金庫へ向かった。小鬼にしか開けられない厳重な扉の奥には、茶色い紙に包まれた小さな包みだけが置かれていた。
ハグリッドはその包みをコートの奥にしまった。ダンブルドアから託された極秘の品であるため、ハリーにも中身を教えなかった。
ローブ店の少年
ハリーは制服を買うため、マダム・マルキンの洋装店に入った。そこで同じくホグワーツへ入学する、青白く顎の尖った少年と出会った。
少年は家柄を誇り、スリザリンに入ると決めつけ、マグルの家庭で育った子供を入学させるべきではないと語った。また、ハグリッドを野蛮な召使いのように扱ったため、ハリーは強い反感を抱いた。
魔法界の知識
ハリーはハグリッドに、少年から聞いたクィディッチや寮について尋ねた。ハグリッドは、クィディッチが箒に乗って行う魔法界の競技であり、ホグワーツには四つの寮があると説明した。
ハリーは自分が劣等生の多いと噂されるハッフルパフに入るのではないかと不安になった。ハグリッドは、スリザリンよりはよいと答え、悪の道に進んだ魔法使いの多くがスリザリン出身で、ヴォルデモートも同じ寮だったと教えた。
学用品と白いふくろう
二人は教科書、大鍋、秤、望遠鏡、魔法薬の材料などを順番に買い揃えた。ハリーは呪いの本にも興味を示したが、ハグリッドは未熟なハリーにはまだ使えず、マグルの世界で魔法を使うことも制限されていると止めた。
ハグリッドは誕生日祝いとして、雪のように白いふくろうをハリーに贈った。贈り物をほとんど受けたことのないハリーは、何度も礼を伝えた。
オリバンダーの杖
最後に二人は、杖を扱うオリバンダーの店を訪れた。オリバンダーはハリーの両親が使っていた杖を覚えており、ハリーの額に傷を残したヴォルデモートの杖も自分が売ったものだと語った。
ハリーは何本もの杖を試した末、柊の木と不死鳥の尾羽根で作られた杖に選ばれた。杖を振ると赤と金色の火花が現れ、オリバンダーは適合を確信した。
その杖の芯に使われた羽根は、ハリーに傷を負わせた杖と同じ不死鳥から採られたものだった。オリバンダーは二本を兄弟の杖と呼び、ハリーが偉大なことを成すだろうと告げた。
有名人への戸惑い
買い物を終えたハリーは、自分が魔法界で特別視されていることに不安を覚えた。魔法について何も知らず、有名になった夜の出来事さえ覚えていない自分に、なぜ周囲が期待するのかわからなかった。
ハグリッドは、ホグワーツでは誰もが一から学び始めるため、ありのままでよいと励ました。別れ際にはホグワーツ行きの切符を渡し、ダーズリー家で問題が起きたら、ふくろうで知らせるよう伝えた。ハリーは電車の窓から、見えなくなるまでハグリッドを見送った。
CHAPTER SIX The Journey from Platform Nine and Three-Quarters 第6章 9 と¾番線からの旅
出発までの一か月
ダーズリー一家は魔法を恐れ、ハリーをいじめなくなった代わりに、存在しないかのように無視した。ハリーは新しくヘドウィグと名づけたふくろうと部屋で過ごし、魔法の教科書を読みながら九月一日を待ち続けた。
九と四分の三番線
バーノンはハリーをキングズ・クロス駅まで送ったが、九番線と十番線の間には何もないと嘲笑して立ち去った。途方に暮れたハリーは、赤毛の子供たちを連れた女性が九と四分の三番線について話すのを聞き、後を追った。
女性に教えられたハリーは、九番線と十番線の間の柵へ恐れず突進した。柵を通り抜けた先には、ホグワーツ行き特急と九と四分の三番線のホームが広がっていた。
赤毛の一家
重いトランクを持ち上げられずにいたハリーは、赤毛の双子フレッドとジョージに助けられた。二人は額の傷を見てハリーの正体に気づき、家族へ伝えた。
ハリーは車窓から、母親に見送られるウィーズリー兄弟と妹のジニーを眺めた。汽車が動き出すと、これまでの生活を離れられる喜びを感じた。
ロンとの出会い
空席を探していたロン・ウィーズリーがハリーのコンパートメントに入り、二人は互いの境遇を語り合った。ロンは優秀な兄たちと比べられ、制服や杖、ねずみのスキャバーズまでお下がりであることを気にしていた。
ハリーもダーズリー家での貧しい生活や、自分が魔法使いだと最近まで知らなかったことを話した。二人はそれぞれの不安を打ち明け、次第に打ち解けていった。
魔法界の菓子
車内販売が来ると、ハリーは魔法界の菓子を大量に買い、ロンと分け合った。誰かと食べ物を分ける経験がなかったハリーは、一緒にパイやケーキを食べる時間を楽しんだ。
蛙チョコレートのカードには、ホグワーツ校長アルバス・ダンブルドアをはじめとする有名な魔法使いたちが映っていた。写真の人物が自由に動くことや、さまざまな味が混じる百味ビーンズに、ハリーは魔法界の新鮮さを感じた。
ハーマイオニー・グレンジャー
逃げたヒキガエルを探すネビルとともに、ハーマイオニー・グレンジャーが現れた。ロンがねずみを黄色に変える呪文を試したが失敗すると、ハーマイオニーは自分が試した呪文は成功したと語り、教科書をすべて暗記したことも明かした。
ハーマイオニーはハリーのことを本で読んで知っており、グリフィンドールへの入寮を希望していた。二人に着替えを勧めて去ると、ロンは彼女のいない寮に入りたいとこぼした。
グリンゴッツ襲撃事件
ロンは、グリンゴッツの特別警戒金庫に何者かが侵入した事件をハリーに教えた。何も盗まれず犯人も捕まらなかったため、強力な闇の魔法使いの仕業ではないかと噂されていた。
ハリーは、ハグリッドが七一三番金庫から包みを持ち出した日の出来事を思い返したが、その関連まではわからなかった。
ドラコ・マルフォイ
洋装店で出会ったドラコ・マルフォイが、クラッブとゴイルを連れて現れた。ドラコはウィーズリー家とハグリッドを見下し、家柄のよい魔法族とつき合うようハリーに勧めた。
ハリーは誰とつき合うべきか自分で判断できると答え、握手を拒んだ。ドラコが両親まで侮辱したため、ハリーとロンは立ち上がって対抗した。菓子を奪おうとしたゴイルにスキャバーズが噛みつき、ドラコたちは退散した。
ホグワーツへの到着
到着が近づくと、ハリーとロンはローブに着替えた。ホグワーツ駅に降りた一年生たちは、ランプを掲げたハグリッドに導かれ、暗く険しい小道を進んだ。
道の先には黒い湖が広がり、対岸の山上には無数の塔と輝く窓を持つ壮大なホグワーツ城がそびえていた。ハリー、ロン、ネビル、ハーマイオニーは同じ小舟に乗り、湖を渡った。
城門の前
小舟は崖の下の入口から暗いトンネルへ入り、城の地下にある船着き場へ到着した。ハグリッドはそこでネビルのヒキガエルを見つけた。
一年生たちは岩道と石段を進み、巨大な樫の扉の前に集まった。全員が揃ったことを確かめたハグリッドは、大きな拳で城の扉を三回叩いた。
CHAPTER SEVEN The Sorting Hat 第7章 組分け帽子
ホグワーツの玄関ホール
ハグリッドから一年生を引き継いだマクゴナガルは、生徒たちを壮大な玄関ホールから小部屋へ案内した。そこで四つの寮と寮杯の仕組みを説明し、学校生活では寮生が家族のような存在になると告げた。
組分け前の不安
組分け方法を知らないハリーは、全校生徒の前で魔法の試験を受けるのではないかと怯えた。ロンも兄から痛い試験だと聞かされていたが、冗談だろうと考えていた。ハーマイオニーだけは覚えた呪文を繰り返し、試験に備えていた。
ゴーストの一団
待機中の部屋に二十人ほどのゴーストが壁を抜けて現れた。太った修道士のゴーストは、一年生が組分け前だと知ると、ハッフルパフで会えることを願った。マクゴナガルが戻ると、ゴーストたちは壁の向こうへ消えた。
天空の大広間
一年生は大広間へ入り、空中に浮かぶ無数の蝋燭や、星空のように見える天井を目にした。四つの長テーブルには上級生が並び、先生方の前に一年生が整列すると、広間中の視線が集まった。
組分け帽子の歌
マクゴナガルが置いた古びた帽子は突然歌い始め、四寮が重んじる資質を説明した。グリフィンドールは勇気、ハッフルパフは忠実さと忍耐、レイブンクローは知性、スリザリンは目的を遂げる狡猾さを求める寮であった。
組分けが帽子をかぶるだけだと知り、ハリーは魔法の試験ではなかったことに安堵した。しかし、自分がどの寮の条件にも当てはまらないのではないかという不安は残った。
新入生の組分け
名前を呼ばれた生徒たちは順番に帽子をかぶり、それぞれの寮へ迎えられた。ハーマイオニー、ネビル、シェーマスはグリフィンドールとなり、ドラコ・マルフォイは帽子が頭に触れると同時にスリザリンへ選ばれた。
ハリーの選択
ハリーの名前が呼ばれると、大広間には彼の正体を確かめる囁きが広がった。組分け帽子はハリーの勇気、才能、向上心を見抜き、スリザリンなら偉大になれると語った。
ハリーはスリザリンだけは嫌だと強く願った。帽子はその選択を受け入れ、ハリーをグリフィンドールに組分けた。ハリーは大歓声の中で迎えられ、パーシーやフレッド、ジョージから歓迎された。
ロンの組分け
ロンも緊張しながら帽子をかぶったが、すぐにグリフィンドールへ決まった。ハリーは大きな拍手で迎え、ロンは安堵して隣の席に座った。
歓迎の宴
ダンブルドアは意味のわからない短い言葉だけを述べ、歓迎の宴を始めた。空だった皿には大量の料理が現れ、ハリーはダーズリー家では経験できなかったほど満腹になるまで食事を楽しんだ。
ほとんど首無しニック
グリフィンドールのゴーストは、ニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン卿と名乗った。ロンたちは彼をほとんど首無しニックと呼び、切断されかけた首が肩まで倒れる様子を見せてもらった。
ニックはスリザリンが六年連続で寮杯を獲得していると説明し、今年こそグリフィンドールが勝つよう新入生に期待した。スリザリンのゴーストである血みどろ男爵は、銀色の血に染まった不気味な姿をしていた。
家族と授業の話
デザートを食べながら、生徒たちは家族や魔法の力について語り合った。シェーマスは魔女の母とマグルの父を持ち、ネビルは家族から魔法力がないと疑われていたが、二階から落とされた際に弾んだことで力を証明したと話した。
ハーマイオニーは早く授業を始めたいと語り、パーシーから変身術では小さな物から練習すると教えられていた。
スネイプの視線
来賓席でクィレルと話していた鉤鼻の男がハリーを見た瞬間、額の傷に鋭い痛みが走った。パーシーは、その男が魔法薬学を教えるスネイプであり、闇の魔術に詳しく、クィレルの職を狙っていると説明した。
新学期の注意事項
ダンブルドアは禁じられた森への立入禁止、廊下での魔法の禁止、クィディッチ予選について伝えた。さらに、痛い死に方を避けたければ四階右側の廊下へ入らないよう警告した。
ホグワーツ校歌
ダンブルドアの指揮で、全員が自由な旋律を使って校歌を歌った。フレッドとジョージは葬送行進曲で最後まで歌い続け、ダンブルドアは楽しそうに指揮しながら大きな拍手を送った。
ピーブズの妨害
グリフィンドール生はパーシーに案内され、塔へ向かった。途中、ポルターガイストのピーブズが枝の束を投げつけて妨害したが、パーシーが血みどろ男爵の名を出すと退散した。
グリフィンドール塔
太った婦人の肖像画に合言葉を告げると、壁の穴が開き、その先に暖かな談話室が現れた。男子生徒は螺旋階段を上り、深紅の天蓋がついた五つのベッドが並ぶ部屋へ入った。
不吉な夢
疲れ切ったハリーはすぐに眠り、クィレルのターバンからスリザリンへ移るよう迫られる夢を見た。ターバンは締めつけるように重くなり、笑っていたマルフォイの顔はスネイプへ変わった。冷たい笑い声と緑の光に驚いて目を覚ましたが、翌朝には夢の内容を忘れていた。
CHAPTER EIGHT The Potions Master 第8章 魔法薬の先生
ホグワーツの迷路
新学期が始まると、ハリーは有名人として多くの生徒から注目された。しかし、複雑に動く階段や扉、移動する肖像画、ゴーストに惑わされ、教室へたどり着くだけでも苦労した。
管理人のフィルチと猫のミセス・ノリスは校則違反に目を光らせていた。ハリーとロンは四階の立入禁止区域へ迷い込み、フィルチに疑われたが、通りかかったクィレルに助けられた。
初めての授業
ハリーたちは天文学、薬草学、魔法史、妖精の呪文などを学び始めた。魔法史はゴーストのビンズが単調に教える退屈な授業であり、フリットウィックはハリーの名を呼んだだけで興奮して転倒した。
マクゴナガルは変身術の危険性を厳しく説き、机を豚に変えてみせた。生徒たちはマッチ棒を針に変える練習をしたが、成功に近づいたのはハーマイオニーだけであった。
期待外れの防衛術
闇の魔術に対する防衛術の教室には、クィレルが吸血鬼を恐れて置いたと噂されるにんにくの匂いが漂っていた。クィレルはターバンをアフリカの王子から贈られたと説明したが、詳しく尋ねられると話をそらしたため、生徒たちは疑いを抱いた。
ハリーは、魔法使いの家庭で育った生徒も最初から何でもできるわけではないと知り、自分が大きく遅れていないことに安堵した。
ハグリッドからの招待
金曜日の朝、ヘドウィグがハグリッドからの手紙を運んできた。ハグリッドは授業のない午後に小屋へ来るよう誘い、ハリーはロンと一緒に訪ねると返事を書いた。
地下牢のスネイプ
魔法薬学の初授業で、スネイプはハリーを新しい有名人として皮肉り、冷たい態度を向けた。薬の調合を名声や栄光、死さえも操る技術として語った後、突然ハリーだけを指名した。
スネイプはアスフォデルとニガヨモギ、ベゾアール石、モンクスフードとウルフスベーンについて質問した。ハリーが答えられず、ハーマイオニーに聞くよう言い返すと、スネイプは無礼だとしてグリフィンドールから一点を減点した。
ネビルの失敗
生徒たちは二人一組でおでき治療薬を調合した。ネビルが鍋を火から降ろす前に山嵐の針を入れたため、大鍋が溶け、薬を浴びた全身におできが噴き出した。
スネイプはハリーが間違いを教えなかったと一方的に責め、さらに一点を減点した。ハリーは理不尽さに反論しようとしたが、ロンに止められた。
ハグリッドの小屋
授業後、ハリーとロンは禁じられた森の端にあるハグリッドの小屋を訪れた。大きな犬ファングは見た目に反して人懐こく、ロンの耳をなめた。
二人は固いロックケーキを食べながら、授業やフィルチについて話した。ハグリッドはスネイプがすべての生徒を嫌っているだけだと言ったが、ハリーが自分は特に憎まれていると訴えると、目をそらして話題を変えた。
グリンゴッツ侵入事件
ハリーはテーブルの上で、七月三十一日にグリンゴッツへ何者かが侵入したという新聞記事を見つけた。荒らされた金庫は、その日のうちにすでに空になっていたと記されていた。
その日はハリーの誕生日であり、ハグリッドが七一三番金庫から小さな包みを取り出した日でもあった。ハリーは侵入者がその包みを狙っていたのではないかと考えたが、ハグリッドは明らかに目をそらした。
小さな包みの謎
城へ戻る途中、ハリーはハグリッドが包みを間一髪で回収した可能性を考えた。さらに、その包みの現在の所在と、ハグリッドがスネイプについて何か隠しているのではないかという疑念を深めた。
CHAPTER NINE The Midnight Duel 第9章 真夜中の決闘
飛行訓練の知らせ
グリフィンドールとスリザリンの合同飛行訓練が決まり、ハリーはマルフォイの前で失敗することを不安に感じた。魔法使いの家庭で育った生徒たちは箒やクィディッチの経験を自慢したが、ハリーやネビル、ハーマイオニーには飛行経験がなかった。
ネビルの思い出し玉
ネビルは祖母から、忘れ物があると赤く光る思い出し玉を受け取った。玉はすぐに赤くなったが、ネビルは何を忘れたのか思い出せなかった。マルフォイが玉を奪うと、ハリーとロンは立ち上がったが、マクゴナガルが現れたため、マルフォイは玉を返した。
初めての飛行
飛行訓練では、ハリーの箒だけが命令にすぐ従って手元に飛び上がった。ネビルは合図を待たずに飛び上がり、制御できないまま墜落して手首を折った。マダム・フーチはネビルを医務室へ連れていき、残った生徒たちに箒を動かさないよう命じた。
空中の思い出し玉
マルフォイはネビルの思い出し玉を拾い、箒で木の高さまで飛び上がった。ハリーは制止を無視して追いかけ、初めての飛行とは思えないほど自在に箒を操った。
マルフォイが玉を投げ捨てると、ハリーは急降下して地面すれすれでつかみ、無傷で着地した。その直後、マクゴナガルが現れ、ハリーを城へ連れていった。
最年少のシーカー
ハリーは退学を覚悟したが、マクゴナガルはグリフィンドールのクィディッチ主将オリバー・ウッドを呼び出した。彼女はハリーの飛行能力を評価し、シーカーとしてチームに加えると決めた。
ハリーは一年生として異例の寮代表選手となり、父ジェームズも優れた選手だったと知らされた。ロンや双子のウィーズリーは驚き、今年こそクィディッチ杯を獲得できると期待した。
真夜中の決闘
マルフォイはハリーに魔法使いの決闘を申し込み、真夜中にトロフィー室で会うと約束した。ロンは介添人になると申し出たが、ハーマイオニーは夜間外出で寮の得点を失うと警告した。
ハリーとロンは深夜に談話室を抜け出そうとしたが、待ち構えていたハーマイオニーに止められた。彼女は肖像画がいなくなったため塔へ戻れなくなり、二人についていくことになった。廊下では、合言葉を忘れて締め出されていたネビルも加わった。
マルフォイの罠
四人がトロフィー室で待っていると、マルフォイではなくフィルチとミセス・ノリスが近づいてきた。ハーマイオニーは、マルフォイが最初から来るつもりはなく、フィルチに告げ口したのだと見抜いた。
四人は逃走中に鎧へ衝突し、大きな音を立てた。さらにピーブズに見つかり、居場所を叫ばれたため、鍵のかかった扉まで追い詰められた。ハーマイオニーはアロホモラで鍵を開け、全員を中へ逃がした。
三つ頭の怪物犬
扉の先は四階の立入禁止廊下であり、そこには天井に届くほど巨大な三つ頭の犬がいた。四人は怪物犬が襲いかかる前に逃げ出し、グリフィンドール塔へ戻った。
ハーマイオニーは、怪物犬が仕掛け扉の上に立ち、何かを守っていたと指摘した。ハリーは、ハグリッドがグリンゴッツから持ち出した小さな包みが、仕掛け扉の下に隠されているのではないかと考えた。
CHAPTER TEN Hallowe’en 第10章 ハロウィーン
三つ頭の犬の秘密
ハリーはロンに、グリンゴッツの七一三番金庫から運び出された包みが、三つ頭の犬の下に隠されているのではないかと話した。二人は中身が重要かつ危険な物だと考えたが、手掛かりが少なく、それ以上は推測できなかった。
ニンバス2000
ハリーのもとに新品のニンバス2000が届いた。マクゴナガルは特例で箒の所有を認め、周囲に知られないよう指示していた。マルフォイは規則違反だと告げ口したが、特別措置だと知らされ、ハリーとロンの笑いものになった。
初めてのクィディッチ練習
オリバー・ウッドはハリーにクィディッチのルールを教えた。チェイサーがクアッフルで得点し、キーパーがゴールを守り、ビーターがブラッジャーを打ち返し、シーカーが金のスニッチを捕らえる競技であった。
ハリーはゴルフボールを使った捕球練習ですべての球をつかみ、生まれつきの飛行能力を示した。ウッドはハリーがチャーリー・ウィーズリーを超える選手になる可能性を感じ、寮杯奪還への期待を強めた。
浮遊術の授業
ハロウィーンの日、妖精の呪文の授業で生徒たちは羽を浮かせる練習をした。ロンは発音をハーマイオニーに訂正されて腹を立てたが、ハーマイオニーは正確な呪文で羽を浮かせ、フリットウィックに称賛された。
授業後、ロンはハーマイオニーを悪夢のような存在だと評した。その言葉を聞いたハーマイオニーは泣きながら立ち去り、女子用トイレに閉じこもった。
地下室のトロール
ハロウィーンの宴の最中、クィレルが地下室にトロールが侵入したと知らせて気絶した。ダンブルドアは監督生に生徒を寮へ戻すよう命じたが、ハリーとロンは事情を知らないハーマイオニーを助けるため、女子用トイレへ向かった。
途中でスネイプが四階へ向かう姿を目撃した後、二人はトロールと遭遇した。トロールを部屋に閉じ込めたものの、そこがハーマイオニーのいる女子用トイレだと気づき、すぐに引き返した。
トロールとの対決
トロールは逃げられないハーマイオニーに迫っていた。ハリーとロンは物を投げて注意を引き、ハリーはトロールの首に飛びついて杖を鼻へ突き刺した。
ロンは浮遊術を使ってトロールの棍棒を浮かせ、その頭上へ落とした。トロールは気絶し、三人は命を取り留めた。
ハーマイオニーの嘘
駆けつけたマクゴナガルに事情を問われると、ハーマイオニーは自分が一人でトロールを倒そうとしたため、ハリーとロンが助けに来たのだと嘘をついた。彼女は二人をかばって五点を失ったが、ハリーとロンはトロールを倒した勇気を評価され、それぞれ五点を与えられた。
三人の友情
談話室へ戻った三人は、互いに気まずそうに礼を交わした。危険なトロールとの戦いを共に乗り越えたことで、ハーマイオニーはハリーとロンの友人となった。
CHAPTER ELEVEN Quidditch 第11章 クィディッチ
初試合への緊張
十一月に入り、ハリーはグリフィンドール対スリザリンの初試合を迎えようとしていた。シーカー就任はすでに広まり、期待と嘲笑の両方を浴びていたが、ハーマイオニーに宿題を助けてもらいながら厳しい練習を続けていた。
スネイプの負傷
試合前日、スネイプはハリーたちからクィディッチの本を取り上げ、グリフィンドールを減点した。ハリーが本を返してもらおうと職員室をのぞくと、スネイプは三頭の犬に噛まれたような傷を脚に負い、フィルチから手当てを受けていた。
ハリーは、ハロウィーンの日にスネイプが犬の守る物を狙い、注意をそらすためにトロールを侵入させたのだと考えた。ロンも同意したが、ハーマイオニーは教師がダンブルドアの守る物を盗むはずがないと否定した。
初めてのクィディッチ
試合当日、ハリーは緊張で朝食も喉を通らなかった。観客席ではロンたちが応援旗を掲げ、グリフィンドールの選手たちは大歓声の中でスリザリンとの試合を開始した。
グリフィンドールは先取点を挙げたが、マーカス・フリントはスニッチを追うハリーへ故意に衝突した。ハリーは落下を免れたものの、スニッチを見失った。
暴走するニンバス2000
試合の途中、ハリーの箒が突然命令を受けつけなくなり、激しく揺れて彼を振り落とそうとした。ハグリッドは強力な闇の魔術が使われていると考え、ハーマイオニーは観客席でハリーを見つめながら呪文を唱えるスネイプを発見した。
ハーマイオニーはスネイプの背後へ回り、そのマントに魔法の火をつけた。スネイプが動揺すると箒は正常に戻り、ハリーは再び乗り直すことができた。
金のスニッチ
ハリーは急降下した後、口から飛び出した金のスニッチを手に取った。スリザリン側は飲み込んだだけだと抗議したが、規則違反にはならず、グリフィンドールは一七〇対六〇で勝利した。
フラッフィーとニコラス・フラメル
試合後、ハリーたちはハグリッドにスネイプが箒へ呪いをかけていたと訴えた。さらに、スネイプが三頭犬の守る物を盗もうとしているという疑いを明かしたが、ハグリッドは教師が生徒を殺そうとするはずはないと否定した。
その中でハグリッドは、三頭犬の名がフラッフィーであり、自分がダンブルドアに貸したことを口にした。さらに、守られている物がダンブルドアとニコラス・フラメルに関係していることまで漏らしてしまった。
CHAPTER TWELVE The Mirror of Erised 第12章 みぞの鏡
雪に覆われたホグワーツ
十二月半ば、ホグワーツは深い雪と厳しい寒さに包まれた。生徒たちはクリスマス休暇を待ち望み、ハリーもプリベット通りへ帰らず、ロンたちと学校に残ることを選んだ。マルフォイは家族のいないハリーを嘲ったが、ハリーはこれまでで最高のクリスマスになると期待していた。
ニコラス・フラメル探し
ハリー、ロン、ハーマイオニーは、三頭犬が守る物に関係するニコラス・フラメルについて調べ続けていた。ハグリッドは何も教えず、三人は図書館の膨大な蔵書を探したが、手がかりを得られなかった。ハリーは閲覧禁止の棚にも関心を向けたが、司書に追い払われた。
初めてのクリスマスプレゼント
クリスマスの朝、ハリーのベッドの足元には贈り物が積まれていた。ハグリッドからは手作りの横笛、ダーズリー夫妻からは五十ペンス硬貨、ハーマイオニーからは蛙チョコレートが届いた。さらに、ロンの母親から手編みの緑色のセーターと手作りのファッジが贈られ、ハリーはその優しさを喜んだ。
最後の包みには、かつて父親が預けたという透明マントが入っていた。差出人の名はなく、上手に使うよう書かれていた。ハリーは父親の持ち物を受け取ったことに不思議な感慨を抱いた。
最高のクリスマス
大広間では豪華な料理と魔法のクラッカーが用意され、ハリーはウィーズリー兄弟たちと賑やかに過ごした。午後には雪合戦や魔法使いのチェスを楽しみ、ハリーにとってこれまでで最高のクリスマスとなった。
閲覧禁止の書棚
夜、ハリーは透明マントを身につけ、一人で図書館の閲覧禁止区域へ向かった。ニコラス・フラメルを探して本を開いたところ、その本が鋭い悲鳴を上げた。フィルチとスネイプが駆けつけたため、ハリーは慌てて逃げ、近くの使われていない教室へ隠れた。
鏡の中の家族
教室には金色の装飾が施された大きな鏡が置かれていた。ハリーが鏡をのぞくと、自分の後ろに両親をはじめとする多くの家族が映っていた。赤い髪と緑の目を持つ母親と、眼鏡をかけた黒髪の父親は、ほほえみながらハリーを見つめていた。
ハリーは生まれて初めて自分の家族の姿を目にし、喜びと深い悲しみに包まれた。長い間鏡の前に留まった後、再び来ると告げて部屋を去った。
ロンの望み
翌夜、ハリーはロンを鏡の部屋へ連れていった。しかしロンにはハリーの家族は見えず、首席やクィディッチのキャプテンとなり、寮杯を手にする成長した自分の姿が映った。二人は互いに鏡を見続けようとして言い争ったが、ミセス・ノリスが現れたため部屋を離れた。
ロンは鏡に近づくことへの不安を口にしたが、ハリーは家族をもう一度見ることしか考えられなくなっていた。
みぞの鏡
三日目の夜、ハリーが鏡の前に座ると、ダンブルドアがすでに部屋にいた。ダンブルドアは、その鏡が見る者の心の奥底にある最も強い望みを映す「みぞの鏡」だと説明した。
家族を知らないハリーには家族に囲まれた姿が映り、兄たちの陰に隠れてきたロンには、誰よりも優れた自分が映っていた。しかし鏡は知識や真実を与えるものではなく、映像に魅了された者が現実を忘れ、心を失うこともあると警告した。
ダンブルドアは翌日に鏡を移し、二度と探さないようハリーに言い聞かせた。夢に耽って生きることを忘れてはいけないと諭されたハリーは、透明マントを着て寝室へ戻った。
CHAPTER THIRTEEN Nicolas Flamel 第13章 ニコラス・フラメル
鏡の悪夢
ハリーはダンブルドアの忠告に従い、透明マントをトランクにしまった。しかし鏡で見た家族の姿を忘れられず、両親が緑色の閃光とともに消える悪夢に毎晩うなされた。休暇から戻ったハーマイオニーは、ハリーの夜歩きを非難する一方、ニコラス・フラメルの手がかりを得られなかったことを惜しんだ。
スネイプの審判
新学期が始まると、三人はフラメルについての調査を再開した。ハリーは厳しいクィディッチ練習にも励み、疲労によって悪夢が減ることも感じていた。次のハッフルパフ戦ではスネイプが審判を務めると知らされ、ハリーたちは前回のように命を狙われるのではないかと警戒した。
ネビルへの励まし
マルフォイに足縛りの呪いをかけられたネビルが談話室に戻ってきた。自分は勇気がなく、グリフィンドールにふさわしくないと落ち込むネビルに、ハリーは組分け帽子に選ばれたことこそ勇気の証だと励まし、蛙チョコレートを渡した。
ニコラス・フラメルの正体
ネビルから譲られたダンブルドアのカードを見たハリーは、そこにニコラス・フラメルの名が書かれていたことを思い出した。ハーマイオニーが錬金術の本を調べると、フラメルは金属を黄金に変え、不老不死の命の水を生み出す賢者の石を作った唯一の人物だとわかった。
三人は、フラッフィーが守っているのは賢者の石であり、フラメルが友人のダンブルドアに保管を頼んだのだと考えた。金と永遠の命を得られる石なら、スネイプが狙う理由も明白だった。
試合への決意
ハリーはスネイプを恐れて欠場したと思われることを嫌い、試合に出ると決めた。ロンとハーマイオニーは、スネイプが危害を加えようとした場合に備え、足縛りの呪いを使う準備をした。試合当日、ダンブルドアが観戦に来ていると知り、ハリーはスネイプも手出しできないと安堵した。
五分間の勝利
スネイプはハッフルパフに有利な判定を重ねたが、ハリーは試合開始から五分も経たないうちにスニッチを捕らえた。グリフィンドールは勝利して首位に立ち、ダンブルドアも鏡に囚われず努力したハリーを静かに称賛した。
観客席ではマルフォイがハリーやウィーズリー家、ネビルを侮辱したため、ロンとネビルがクラップやゴイルを相手に取っ組み合いを繰り広げていた。
禁じられた森の密談
試合後、ハリーは人目を避けて禁じられた森へ向かうスネイプを見つけ、箒で追跡した。森ではスネイプがクィレルと密談し、賢者の石やフラッフィーを出し抜く方法について問い詰めていた。さらに、クィレルに自分を敵に回さず、どちらに忠誠を尽くすのか決めるよう脅していた。
石を守るクィレル
ハリーはロンとハーマイオニーに密談の内容を伝えた。三人は、賢者の石を守る仕掛けがフラッフィー以外にもあり、その一部をクィレルが担当していると推測した。スネイプがクィレルを脅して協力させようとしている以上、石の安全はクィレルが抵抗を続けられる間だけだと考えた。
CHAPTER FOURTEEN Norbert the Norwegian Ridgeback 第14章 ノルウェー・ドラゴンのノーバート
クィレルの抵抗
クィレルは数週間たってもスネイプに屈せず、やつれていった。ハリーたちは四階の扉からフラッフィーの声を確かめ、賢者の石が無事であることを確認した。一方、ハーマイオニーは試験に備えて学習予定を立て、ハリーとロンにも大量の復習を課した。
図書館のハグリッド
図書館で不審な様子のハグリッドを見つけた三人は、彼がドラゴンの飼育に関する本を調べていたと知った。小屋を訪ねて賢者の石の守りについて尋ねると、ハグリッドはフラッフィーのほか、スプラウト、フリットウィック、マクゴナガル、クィレル、スネイプ、ダンブルドアが仕掛けを用意したと漏らした。
ハリーたちは、スネイプが守りに関わったことで他の仕掛けを知り、残る問題はクィレルの魔法とフラッフィーを突破する方法だけだと考えた。
黒い卵
閉め切った小屋の暖炉には大きな黒い卵が置かれていた。ハグリッドは酒場で出会った男との賭けで手に入れたと話し、ノルウェー・リッジバック種の卵として育てようとしていた。ドラゴンの飼育は違法であり、木造の小屋では危険だったが、ハグリッドは聞き入れなかった。
ノーバートの誕生
卵が孵るとの知らせを受け、三人は休憩時間に小屋へ向かった。卵から黒く骨ばった赤ちゃんドラゴンが現れ、ハグリッドはノーバートと名づけた。しかし、その様子を窓越しにマルフォイに見られてしまった。
ノーバートは一週間で三倍に成長し、煙を吐きながら小屋を荒らした。ハリーは、ルーマニアでドラゴンを研究するロンの兄チャーリーに預ける案を出し、ハグリッドも渋々同意した。
チャーリーからの返事
ノーバートに噛まれたロンの手は腫れ上がり、傷口も緑色に変色したため、ロンは医務室へ入った。そこへマルフォイが現れ、ロンの本に挟まれていたチャーリーの手紙を持ち去った。
手紙には、土曜日の真夜中に最も高い塔でチャーリーの友人たちへノーバートを引き渡す計画が記されていた。マルフォイに計画を知られたものの、ハリーとハーマイオニーは透明マントを使って決行すると決めた。
ノーバートとの別れ
土曜日の夜、ハグリッドは餌や酒、ぬいぐるみとともにノーバートを木箱へ入れた。別れを惜しむハグリッドを残し、ハリーとハーマイオニーは透明マントの下で箱を運び、城の最も高い塔を目指した。
途中、二人はマクゴナガルに捕まったマルフォイを目撃した。マルフォイはハリーがドラゴンを運んでいると訴えたが、嘘だと判断され、罰則とスリザリンの減点を受けた。
塔からの出発
塔の上では、チャーリーの友人四人が箒で現れた。ノーバートは運搬具に固定され、ハリーとハーマイオニーに見送られて闇の中へ飛び去った。二人はドラゴンを手放し、マルフォイも罰を受けたことで安堵した。
忘れられた透明マント
軽い気持ちで塔を下りた二人を、階段の下でフィルチが待ち構えていた。ハリーとハーマイオニーは、透明マントを塔の上に置き忘れていたのであった。
CHAPTER FIFTEEN The Forbidden Forest 第15章 禁じられた森
百五十点の減点
フィルチに捕まったハリーとハーマイオニーは、ネビルとともにマクゴナガルの研究室へ連れていかれた。マクゴナガルは、三人がドラゴンの話でマルフォイを誘い出したと誤解し、夜間に校内を歩き回った罰として一人五十点ずつ減点した。グリフィンドールは一夜で百五十点を失い、最下位へ転落した。
翌日には噂が学校中に広まり、ハリーは称賛の的から嫌われ者へ変わった。スリザリンからは感謝を装って嘲笑され、グリフィンドールの仲間からも避けられた。ハーマイオニーとネビルも孤立し、ハリーは二度と余計なことに首を突っ込まないと誓った。
クィレルの降参
試験勉強に没頭していたハリーは、教室からクィレルの弱々しい声を聞いた。クィレルは誰かに脅され、ついに従うと答えた様子で立ち去った。ハリーは相手がスネイプであり、賢者の石を守る魔法を破る方法を聞き出したのだと考えた。
ハリーはロンとハーマイオニーに知らせたが、証拠がなく、石やフラッフィーを知った経緯も説明できないため、ダンブルドアへ訴えることを断念した。三人はそれ以上探らず、試験勉強へ戻ることにした。
禁じられた森の処罰
夜の処罰にはハリー、ハーマイオニー、ネビル、マルフォイが集められた。フィルチに連れられて校庭を進んだ一行は、ハグリッドから禁じられた森で傷ついたユニコーンを探すよう命じられた。
森には銀色の血が点々と残されていた。ハグリッドはハリーとハーマイオニーを連れ、マルフォイとネビルにはファングをつけて別の道を進ませた。途中でケンタウルスのロナンとベインに出会ったが、二人は火星が明るいと繰り返すだけで、森の異変について明確には答えなかった。
ユニコーンの死
マルフォイの悪ふざけでネビルが救援の火花を上げたため、ハグリッドは組を入れ替えた。ハリーはマルフォイとファングを連れて森の奥へ進み、血痕の先で死んだユニコーンを発見した。
そこへフードをかぶった影が現れ、ユニコーンの血を飲み始めた。マルフォイとファングは逃げ出したが、ハリーは動けず、影が近づくと額の傷に激痛が走った。その瞬間、若いケンタウルスのフィレンツェが駆けつけ、影を追い払った。
フィレンツェの警告
フィレンツェはハリーを背に乗せて森から運び出そうとした。ベインは、人間を助けて星が示す運命に干渉したとしてフィレンツェを非難したが、フィレンツェは森に忍び寄る存在へ立ち向かうと答えた。
道中、フィレンツェはユニコーンの血が死に瀕した者の命を延ばす一方、飲んだ者に呪われた生を与えると説明した。さらに、賢者の石から作られる命の水を得るまで生き延びようとする者がいると示唆した。ハリーは、森で血を飲んでいた存在がヴォルデモートではないかと悟った。
ヴォルデモートへの恐怖
談話室へ戻ったハリーは、スネイプがヴォルデモートのために賢者の石を狙っているとロンとハーマイオニーに話した。また、ケンタウルスたちはヴォルデモートの復活やハリーの死を予見しており、フィレンツェがそれを妨げたため怒っていたのではないかと恐れた。
ハーマイオニーは、ダンブルドアがいる限りヴォルデモートは手を出せず、占いも正確ではないと励ました。夜明け近くに寝室へ戻ると、ハリーのベッドには透明マントが畳まれて置かれ、必要な時のためにという短いメモが添えられていた。
CHAPTER SIXTEEN Through the Trapdoor 第16章 仕掛けられた罠
試験期間の不安
ハリーはヴォルデモートへの恐怖と額の傷の痛みに悩まされながら、筆記試験と実技試験を受けた。試験が終わると生徒たちは解放感に包まれたが、ハリーだけは危険が迫っているような感覚を拭えなかった。
ドラゴンの卵を渡した男
ハリーは、ハグリッドが見知らぬ男から偶然ドラゴンの卵を手に入れたことを不審に思った。三人がハグリッドを問いただすと、相手は顔を隠したまま酒をおごり、飼っている動物について聞き出していた。ハグリッドは酔った勢いで、フラッフィーは音楽を聞かせれば眠ると教えてしまっていた。
不在のダンブルドア
三人は危険を知らせるためダンブルドアを捜したが、彼は魔法省からの呼び出しを受けてロンドンへ向かっていた。賢者の石について聞いたマクゴナガルは驚いたものの、守りは万全だとして三人の訴えを退けた。
ハリーは、誰かが偽の連絡でダンブルドアを学校から遠ざけたと考え、その夜に石が狙われると確信した。スネイプの監視も試みたが失敗し、マクゴナガルから四階へ近づけば減点すると厳しく警告された。
賢者の石への決意
ハリーは自分で仕掛け扉の先へ進み、先に賢者の石を確保すると決めた。ロンとハーマイオニーも同行を申し出た。ハリーは、ヴォルデモートが復活すれば退校や寮杯どころではなく、自分は両親を殺した闇の魔法に決して屈しないと訴えた。
ネビルの抵抗
夜になり、三人が透明マントで出発しようとすると、ネビルが再び規則を破らせまいと出口に立ちはだかった。説得する時間がないため、ハーマイオニーは全身金縛りの呪文でネビルを動けなくした。三人は謝罪を残し、寮を抜け出した。
フラッフィーの眠り
途中でピーブズに気づかれたが、ハリーは血みどろ男爵を装って追い払った。四階の扉はすでに開いており、三頭犬のそばには音楽を奏でるハープが置かれていた。
ハリーがハグリッドからもらった横笛を吹くと、フラッフィーは眠り込んだ。三人は犬の足元にある仕掛け扉を開け、暗い穴へ飛び降りた。
悪魔の罠
三人は柔らかな植物の上へ着地したが、それは体を締めつける悪魔の罠だった。ハーマイオニーは暗闇と湿気を好む植物だと思い出し、魔法で炎を出した。光と熱によってツルは緩み、三人は脱出した。
空飛ぶ鍵
次の部屋には羽の生えた無数の鍵が飛び回り、奥の扉には鍵がかかっていた。三人は箒に乗り、以前使われて羽が傷んだ銀色の鍵を探した。ハリーが鍵を見つけ、ロンとハーマイオニーの協力で捕まえて扉を開いた。
命懸けのチェス
次の部屋には巨大な魔法使いのチェス盤があり、三人自身が黒い駒の代わりになって白い駒と戦う必要があった。ロンが指揮を執り、ハリーとハーマイオニーを守りながら試合を進めた。
勝つためには自分が犠牲になるしかないと悟ったロンは、白のクイーンに取られる位置へ進んだ。ロンは殴られて気絶したが、その隙にハリーが白のキングを詰ませ、道を開いた。
魔法薬の論理問題
ハリーとハーマイオニーは、すでに倒されていたトロールを越え、七本の瓶が並ぶ部屋へ進んだ。入口には紫の炎、出口には黒い炎が上がり、瓶の中身を論理で見分けなければ進めなかった。
ハーマイオニーはヒントを解き、前へ進める薬と戻るための薬を特定した。しかし前進用の薬は一人分しかなかった。ハリーはハーマイオニーに戻る薬を飲ませ、ロンを助けてダンブルドアへ知らせるよう頼んだ。
最後の部屋
ハーマイオニーはハリーの勇気と友情を称え、紫の炎を抜けて戻っていった。ハリーは一人で前進用の薬を飲み、黒い炎を通り抜けた。
最後の部屋にはすでに誰かがいた。しかし、そこにいたのはスネイプでもヴォルデモートでもなかった。
CHAPTER SEVENTEEN The Man with Two Faces 第17章 二つの顔をもつ男
クィレルの正体
最後の部屋で待っていたのはクィレルであった。彼はどもりも怯えも見せず、スネイプを隠れ蓑にして賢者の石を狙っていたと明かした。ハリーの箒に呪いをかけ、ハロウィーンにトロールを侵入させたのもクィレルであり、スネイプはハリーを救いながら彼の企みを妨害していたのである。
クィレルはハリーを縄で拘束し、部屋に置かれたみぞの鏡から石を取り出そうとした。彼はヴォルデモートに仕えており、グリンゴッツで石を盗み損ねた後は、主人から直接監視されるようになっていた。
鏡の中の賢者の石
クィレルの中から聞こえた声は、ハリーに鏡を使わせるよう命じた。ハリーが鏡を見ると、鏡の中の自分が赤い石をポケットに入れ、現実のポケットにも賢者の石が現れた。ハリーは寮杯を獲得した姿が見えたと嘘をついたが、ヴォルデモートには見破られた。
クィレルがターバンを外すと、後頭部にはヴォルデモートの顔があった。肉体を失ったヴォルデモートはクィレルに宿り、ユニコーンの血で命をつなぎ、命の水によって完全な肉体を取り戻そうとしていた。
ヴォルデモートとの対決
ヴォルデモートは両親の死を語ってハリーを脅し、石を渡すよう迫った。ハリーが拒んで逃げようとすると、クィレルが捕まえたが、触れた手には火傷が生じた。クィレルはハリーの肌に触れるだけで激しい苦痛を受けたのである。
ハリーはその性質を利用し、クィレルの顔や腕をつかんで呪文を妨げた。額の傷が激しく痛む中、クィレルの悲鳴とヴォルデモートの命令が響き、やがて何者かがハリーを引き離した。ハリーは力尽きて意識を失った。
医務室のダンブルドア
三日後、ハリーは医務室でダンブルドアに見守られながら目を覚ました。ダンブルドアはロンドンに着いた時点で異変を悟って引き返し、クィレルからハリーを救っていた。賢者の石はクィレルに奪われず、ニコラス・フラメル夫妻と相談した上で破壊されていた。
フラメル夫妻には身辺を整理するだけの命の水が残されていた。ダンブルドアは、二人にとって死は長い一日の終わりの眠りであり、次の大いなる冒険であると説明した。また、金と永遠の命は人間が求めやすい一方で、必ずしも幸福をもたらすものではないと語った。
母親の愛
ヴォルデモートは滅びたわけではなく、肉体を得る機会を探し続けていた。ハリーの行動は復活を遅らせただけかもしれなかったが、何度も企みを阻めば、再び力を得られなくなる可能性もあった。
クィレルがハリーに触れられなかったのは、母親が命を捨てて残した愛の力によるものであった。憎しみや欲望に満ち、ヴォルデモートと魂を共有したクィレルにとって、深い愛に守られたハリーに触れることは耐え難い苦痛となっていた。
父親の遺品とスネイプの借り
透明マントを贈ったのはダンブルドアであり、かつてハリーの父親から預かっていた品であった。父親は在学中、そのマントを使って城内を歩き回っていた。
スネイプがハリーを守ったのは、かつて父親に命を救われていたためであった。父親への借りを返し、対等になった上で再び憎み続けるために、スネイプは一年を通してハリーを守っていた。
みぞの鏡には、石を見つけたいだけで利用しようとは思わない者だけが石を手にできる仕掛けが施されていた。そのため、石を守ることだけを望んだハリーは手に入れられたが、富や不死を求める者には得られなかった。
ロンとハーマイオニーの見舞い
ロンとハーマイオニーは医務室を訪れ、ハリーからクィレルとヴォルデモートとの対決を聞いた。二人はチェス盤から戻った後、ダンブルドアに知らせようとして玄関ホールで本人と出会っていた。ダンブルドアは事情を察し、すぐに四階へ向かっていた。
ハリーは、ダンブルドアがすべてを知りながら、自分たちに必要な手掛かりと挑戦する機会を与えていたのではないかと考えた。
ハグリッドの贈り物
ハグリッドは、自分がフラッフィーを眠らせる方法を漏らしたためにハリーが死にかけたと泣いて謝った。ハリーは、相手がヴォルデモートなら別の方法でも秘密を突き止めていたと慰め、石はすでに破壊されたと伝えた。
ハグリッドは両親の学友から集めた写真をアルバムにしてハリーへ贈った。そこには父親と母親が笑い、手を振る姿が収められていた。
寮対抗杯の逆転
学年度末パーティーでは、スリザリンの七年連続優勝を祝う飾りつけが施されていた。ダンブルドアは最後の出来事を評価し、巨大チェスで勝利に導いたロンと、炎の中で論理問題を解いたハーマイオニーに、それぞれ五十点を与えた。
さらにハリーの精神力と勇気に六十点が加えられ、グリフィンドールはスリザリンと同点になった。最後にダンブルドアは、友人に立ち向かったネビルの勇気を称えて十点を与えた。グリフィンドールは逆転優勝し、大広間の装飾は真紅と金色に変わった。
一年目の終わり
試験ではハーマイオニーが学年首席となり、ハリーとロンも良い成績で進級した。ネビルも薬草学の成績に助けられて合格した。
生徒たちは荷物をまとめ、ホグワーツ特急でキングズ・クロス駅へ戻った。ロンは夏休みに家へ招くと約束し、ハリーは再会を楽しみにした。
駅ではウィーズリー家と別れた後、ハリーはダーズリー一家に引き取られた。学校外で魔法を使えないことを彼らは知らなかったため、ハリーはダドリーを相手に楽しい夏休みを過ごせそうだと笑った。
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