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J.K.ローリングハリー・ポッターフィクション(Novel)読書感想

小説「ハリー・ポッターと秘密の部屋2」感想・ネタバレ

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ハリー・ポッター2の表紙画像(レビュー記事導入用) J.K.ローリング

ハリー・ポッター1巻レビュー
ハリー・ポッターまとめ
ハリー・ポッター3巻レビュー

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  1. 物語の概要
    1. ■ 作品概要
    2. ■ 主要キャラクター
    3. ■ 物語の特徴
  2. 書籍情報
  3. あらすじ・内容
  4. 感想
  5. 考察・解説
    1. ハリーの孤独な夏休み
    2. ダーズリー家の冷遇
    3. 屋敷しもべ妖精ドビー
    4. 空飛ぶ車での脱出
    5. 秘密の部屋の予兆
    6. スリザリンの継承者
    7. 伝説の怪物
    8. トム・リドルの日記
    9. クィディッチ
  6. 登場キャラクター
    1. ホグワーツ魔法魔術学校(教職員・関係者)
      1. アルバス・ダンブルドア
      2. ミネルバ・マクゴナガル
      3. セブルス・スネイプ
      4. ギルデロイ・ロックハート
      5. ルビウス・ハグリッド
      6. フリットウィック
      7. ポモーナ・スプラウト
      8. ビンズ
      9. シニストラ
      10. マダム・フーチ
      11. マダム・ポンフリー
      12. マダム・ピンス
      13. アーガス・フィルチ
      14. アーマンド・ディペット
      15. ピーブズ
      16. ミセス・ノリス
      17. フォークス
      18. ファング
    2. ホグワーツ魔法魔術学校(生徒)
      1. ハリー・ポッター
      2. ロン・ウィーズリー
      3. ハーマイオニー・グレンジャー
      4. ネビル・ロングボトム
      5. パーシー・ウィーズリー
      6. フレッド・ウィーズリー
      7. ジョージ・ウィーズリー
      8. ジニー・ウィーズリー
      9. オリバー・ウッド
      10. アリシア・スピネット
      11. ケイティ・ベル
      12. アンジェリーナ・ジョンソン
      13. リー・ジョーダン
      14. シェーマス・フィネガン
      15. ディーン・トーマス
      16. ラベンダー・ブラウン
      17. パーバティ・パチル
      18. コリン・クリービー
      19. ドラコ・マルフォイ
      20. クラップ
      21. ゴイル
      22. マーカス・フリント
      23. エイドリアン・ピュシー
      24. ミリセント・ブルストロード
      25. ジャスティン・フィンチ=フレッチリー
      26. アーニー・マクミラン
      27. ハンナ・アボット
      28. ペネロピー・クリアウォーター
      29. ブート
      30. ミス・フォーセット
      31. オリーブ・ホーンビー
      32. トム・マールヴォロ・リドル(ヴォルデモート)
    3. ホグワーツ魔法魔術学校(ゴースト)
      1. ほとんど首無しニック(ニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン卿)
      2. 血みどろ男爵
      3. 太った修道士
      4. 嘆きのマートル
      5. パトリック・デレニー・ポドモア卿
      6. めそめそ未亡人
    4. ホグワーツ魔法魔術学校(創設者)
      1. ゴドリック・グリフィンドール
      2. サラザール・スリザリン
      3. ヘルガ・ハッフルパフ
      4. ロウェナ・レイブンクロー
    5. ウィーズリー家・関係者
      1. アーサー・ウィーズリー
      2. モリー・ウィーズリー
      3. ビル・ウィーズリー
      4. チャーリー・ウィーズリー
      5. エロール
      6. ヘルメス
      7. スキャバーズ
    6. ダーズリー家・関係者
      1. バーノン・ダーズリー
      2. ペチュニア・ダーズリー
      3. ダドリー・ダーズリー
      4. メイソン
      5. メイソン夫人
    7. マルフォイ家・関係者
      1. ルシウス・マルフォイ
      2. ドビー
    8. グレンジャー家
      1. グレンジャー氏
      2. グレンジャー夫人
    9. 魔法界の人々
      1. コーネリウス・ファッジ
      2. マファルダ・ホップカーク
      3. マンダンガス・フレッチャー
      4. モートレイク
      5. パーキンズ
      6. ボージン
      7. ミランダ・ゴズホーク
      8. セレスティナ・ワーベック
      9. マダム・Z・ネットルズ
      10. D・J・プロッド
    10. マグルの人々
      1. ヘティ・ベイリス
      2. アンガス・フリート
    11. 禁じられた森の住人
      1. アラゴグ
      2. モサグ
  7. 展開まとめ
    1. 第1章 Chapter One The Worst Birthday 最悪の誕生日 
    2. 第2章 Chapter Two Dobby’s Warning トビ―の警告 
    3. 第3 章 Chapter Three The Burrow 隠れ穴 
    4. 第 4 章 Chapter Four At Flourish and Blotts フローリシュ・アンド・ブロッツ書店 
    5. 第 5章 Chapter Five The Whomping Willow 暴れ柳 
    6. 第6章 Chapter Six Gilderoy Lockhart ギルデロイ・ロックハート 
    7. 第7章 CHAPTER SEVEN Mudbloods and Murmurs 穢れた血と幽かな声  
    8. 第8章 Chapter Eight The Deathday Party 絶命日パーティ 
    9. 第9章  Chapter Nine The Writing on the Wall 壁に書かれた文字 
    10. 第 10章 Chapter Ten The Rogue Bludger 狂ったブラッジャー 
    11. 第 11 章Chapter Eleven The Duelling Club 決闘クラブ 
    12. 第 12章 Chapter Twelve The Polyjuice Potion ポリジュース薬 
    13. 第13章 Chapter Thirteen The Very Secret Diary 重大秘密の日記 
    14. 第 14章 Chapter Fourteen Cornelius Fudge コーネリウス・ファッジ 
    15. 第 15 章 Chapter Fifteen Aragog アラゴグ 
    16. 第 16 章 Chapter Sixteen The Chamber of Secrets 秘密の部屋 
    17. 第 17 章 Chapter Seventeen The Heir of Slytherin スリザリンの継承者 
    18. 第 18 章 Chapter Eighteen Dobby’s Reward ドビーのごほうび 
  8. 同シリーズ
  9. その他フィクション

物語の概要

■ 作品概要

本作は、魔法界と人間(マグル)の世界が共存する世界を舞台としたファンタジー小説である。ホグワーツ魔法魔術学校での1年間を終え、夏休みをダーズリー家で過ごしていたハリーのもとに、屋敷しもべ妖精のドビーが現れ「学校に戻ってはならない」と警告する。親友のロンに空飛ぶ車で救出され、無事に2年生としての新学期を迎えたハリーだったが、校内では壁に血文字が残され、マグル生まれの生徒たちが次々と石にされる恐ろしい事件が発生する。ハリーはヘビと話せる蛇語(パーセルタング)を話せることから「スリザリンの継承者」と疑われ孤立するが、ロンやハーマイオニーと共に事件の謎を追い、「秘密の部屋」の奥深くで若き日のヴォルデモートとの対決に挑む物語である。

■ 主要キャラクター

ハリー・ポッター:本作の主人公。ヘビと話せる「蛇語」の能力を持つことが発覚し、事件の犯人ではないかと疑われる。自分がスリザリンに属するべき人間だったのではないかと苦悩する。
ロン・ウィーズリー:ハリーの親友。夏休みに空飛ぶ車でハリーを救出する。折れた杖のせいで魔法が逆噴射し、ナメクジを吐き続けるなど苦労する。
ハーマイオニー・グレンジャー:ハリーの親友。豊富な知識で他人に変身できる「ポリジュース薬」を調合するなど活躍する。怪物の正体に気づくが、自身も石にされてしまう。
ジニー・ウィーズリー:ロンの妹でホグワーツの新入生。トム・リドルの日記に悩みを書き綴ったことで彼に操られ、「秘密の部屋」を開けてしまう。
ギルデロイ・ロックハート:新任の「闇の魔術に対する防衛術」の教授。数々の武勇伝を自著で語るが、実は他人の記憶を消して手柄を奪っていただけの臆病者である。
トム・リドル:50年前のホグワーツの生徒であり、若き日のヴォルデモート。自身の日記に記憶を封じ込め、ジニーを操って「秘密の部屋」を再び開かせた。
ドビー:マルフォイ家に仕える屋敷しもべ妖精。ハリーを危険から守るため、過激な方法で登校を妨害する。最後はハリーの機転により自由の身となる。
ルビウス・ハグリッド:ホグワーツの森の番人。50年前に「秘密の部屋」を開けたと疑われて退学になった過去があり、今回も疑われてアズカバンに連行される。

■ 物語の特徴

本作は、魔法学校を舞台とした冒険ファンタジーでありながら、「秘密の部屋」の伝説や、過去と現在が交錯する謎解き・ミステリー要素が色濃く描かれているのが特徴である。また、魔法界における「純血」と「マグル生まれ(穢れた血)」を巡る偏見や差別といった社会的な暗部にも焦点を当てている。ハリー自身がスリザリンの資質を持つことに深く苦悩するが、ダンブルドア校長の「自分が何者かは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということなんじゃ」という言葉を通して、自らの意志と選択の重要性を学ぶ深い成長物語となっている点も、読者の心を強く惹きつけるポイントである。

書籍情報

ハリーポッター と秘密の部屋
著者:J.K.ローリングJ.K.Rowling) 氏
翻訳: 松岡 佑子 氏
出版社:静山社
発売日:1999年12月1日
ISBN: ‎ 4915512371

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あらすじ・内容

魔法学校で1年間を過ごし、夏休みでダーズリー家に戻ったハリーは意地悪なおじ、おばに監禁されて餓死寸前。やっと、親友のロンに助け出される。ロンの家で夏休みを過ごしたハリーは初めて魔法使いの家族の生活にふれ、毎日驚くことばかり。しかし、新学期が始まった途端、また事件に巻き込まれる。

ホグワーツ校を襲う姿無き声。次々と犠牲者がでる。そしてハリーに疑いがかかる。

果たしてハリーはスリザリン寮に入るべきだったのだろうか。ヴォルデモートとの対決がその答えを出してくれる。

読み始めたらやめられないおもしろさ。そして読み終わるとほのぼのと暖かい。さあ、ハリーの世界に飛び込もう。

ハリー・ポッターと秘密の部屋

感想

これまで映画でしか知らなかった物語を、初めて活字でじっくり味わえた一冊だった。

大まかな展開は知っていたものの、小説ではハリーの孤独や不安、登場人物同士の細かなやり取りが丁寧に描かれている。

映画では見落としていた場面や、記憶に残っていなかった出来事も多く、新しい作品を読んでいるような感覚で楽しむことができた。

特に印象に残ったのは、クィディッチを通じて描かれるグリフィンドールとスリザリンの対立である。

ドラコ・マルフォイがスリザリンの新しいシーカーとなり、父親のルシウスがチーム全員へ最新型のニンバス2001を贈る。

純粋な実力だけで選ばれたようには見えないドラコに対し、ハーマイオニーが「グリフィンドールの選手は実力で選ばれた」と指摘する場面には、思わず納得してしまった。

しかし、その言葉に腹を立てたドラコは、マグル生まれのハーマイオニーへ差別的な言葉を投げつける。

単なる学校内の競技でありながら、そこへ家柄や財力、血筋への偏見まで持ち込まれている。

こうした人間関係の摩擦は映画の記憶ではあまり残っておらず、原作を読んだからこそ感じられた面白さだった。

もう一度映画版を見直し、小説との違いを確かめてみたいと思うほど、物語へ引き込まれた。

物語の序盤で強く感じたのは、夏休みのたびにダーズリー家へ戻らなければならないハリーのつらさである。

ホグワーツでは友人に囲まれ、自分の力を認めてもらえた。

それなのに夏休みになると、再び自分を嫌う親戚のもとへ戻され、魔法界とのつながりまで断たれてしまう。

杖や教科書、箒は階段下の物置へ閉じ込められ、ヘドウィグも外へ出してもらえない。

十二歳の誕生日さえ忘れられ、客が来る夜には「自分の部屋で物音を立てず、存在しないふりをしろ」と命じられる。

一年間ホグワーツで過ごした後だからこそ、以前よりもダーズリー家での孤独が際立って見えた。

一度温かい居場所を知ってしまえば、元の生活へ戻る苦しさはさらに大きくなる。

ハリーがホグワーツを恋しがる気持ちには、強く共感した。

そんなハリーの前へ現れるのが、屋敷しもべ妖精のドビーである。

ドビーはハリーを守りたいと考え、ホグワーツへ戻らないよう警告する。

しかし、その方法はあまりにも極端だった。

ロンやハーマイオニー、ハグリッドから届いた手紙を隠し、ハリーに友人から忘れられたと思わせる。

さらに、ダーズリー家の客へ出すはずだったデザートを魔法で落とし、ハリーが学校外で魔法を使ったように見せかけてしまう。

ドビーに悪意はない。

むしろ、ハリーを危険から遠ざけようと必死になっている。

それでも、本人の気持ちを無視して自由を奪う行動は、ダーズリー家のやり方と少し似ているようにも感じた。

守るためであっても、相手の居場所や大切なつながりを奪ってよいわけではない。

ドビーの不器用すぎる善意には、笑ってしまう部分もある一方で、強いもどかしさを覚えた。

ドビーの魔法によって商談を壊されたハリーは、窓へ鉄格子を取りつけられ、自室へ監禁されてしまう。

学校外では魔法を使えないため、自分の力で逃げ出すこともできない。

食事さえわずかしか与えられず、ヘドウィグと分け合いながら過ごす姿はあまりにも痛々しかった。

なぜ学校側は、ハリーが毎年このような家へ帰ることを許しているのか。

どうして夏休みもホグワーツの寮で過ごせないのか。

読んでいると、ついそんな疑問を抱いてしまう。

それだけに、窓の外へロンが現れる場面の解放感は格別だった。

ロンだけではなく、双子のフレッドとジョージまで空飛ぶ車に乗って助けに来る。

鉄格子を車で引き外し、階段下の物置からハリーの荷物まで運び出す。

バーノンおじさんに足をつかまれながらも、ウィーズリー兄弟が力を合わせてハリーを引っ張り出す展開には胸が躍った。

一人で閉じ込められていたハリーのもとへ、危険を承知で友人が迎えに来る。

前巻でハリーが得た友情が、早くも彼を救う力になっていることがうれしかった。

プリベット通りを離れ、空飛ぶ車の窓から夜風を受けるハリーの姿には、こちらまで自由になったような爽快感があった。

ウィーズリー家の「隠れ穴」で過ごす日々も、心が温かくなる場面の連続だった。

家は傾き、部屋を無理に継ぎ足したような外観をしている。

家の中には話す鏡や屋根裏お化けが存在し、食器は魔法で勝手に洗われている。

整然としたダーズリー家とは正反対の、にぎやかで雑然とした暮らしである。

ロンは自分の家を立派ではないと思っている。

狭い部屋や古い持ち物を、ハリーに見られることを少し恥ずかしがっていた。

しかし、ハリーにとって大切なのは、家の広さや物の新しさではなかった。

食事をたくさん用意してもらえる。

体調や学校生活を心配してもらえる。

自分が家にいることを、家族全員が自然に受け入れてくれる。

それまでハリーが知らなかった家族の温かさが、隠れ穴には満ちていた。

ハリーがロンへ「こんな素敵な家は初めてだ」と伝える場面は、特に印象に残った。

ロンにとっては当たり前で、時には貧しさを恥ずかしく思う家でも、ハリーにとっては初めて安心できる家庭だった。

ダーズリー家には十分な金や整った家がある。

それでもハリーの居場所はない。

一方、ウィーズリー家は決して裕福ではないが、ハリーのための居場所を自然に作ってくれる。

この対比から、家の豊かさとは物の多さではなく、そこにいる人間がどのように迎えられるかで決まるのだと感じた。

ホグワーツへ戻ってからは、物語の雰囲気が一気に不穏なものへ変わっていく。

城の中でハリーにしか聞こえない、殺意に満ちた謎の声。

壁に書かれた「秘密の部屋は開かれた」という血文字。

そして、その下で石のように動かなくなっていたフィルチの猫。

学校という守られた場所の内部に、正体の分からない危険が潜んでいる。

誰が、どのような方法で事件を起こしているのか分からない不気味さがあり、ミステリーとしても面白かった。

さらに、秘密の部屋を作ったサラザール・スリザリンが、マグル生まれの生徒をホグワーツから排除しようとしていたことが明らかになる。

物語の中では、ドラコをはじめとする一部の魔法使いたちが、純血の家系を誇り、マグル生まれを見下している。

しかし、実際の魔法の能力は血筋だけで決まらない。

マグル生まれのハーマイオニーは学年でも特に優秀であり、多くの純血の生徒より魔法を使いこなしている。

能力とは関係のない出自を理由に、人間の価値を決めつける。

その差別の理不尽さが、秘密の部屋の事件を通して描かれていた。

ハリー自身が「スリザリンの継承者」ではないかと疑われる展開も苦しかった。

決闘クラブで蛇と会話したことで、ハリーが蛇語を使えることが周囲に知られてしまう。

蛇語はサラザール・スリザリンの能力として知られていたため、生徒たちはハリーへ疑いの目を向ける。

自分では事件を止めようとしているのに、その力を持っているというだけで犯人扱いされてしまう。

廊下ですれ違う生徒から避けられ、親しかった相手からも恐れられる。

ダーズリー家で異質な存在として扱われていたハリーが、ようやく見つけたホグワーツでも再び孤立していく姿には胸が痛んだ。

さらにハリー自身も、自分の中にスリザリンと共通する部分があるのではないかと不安を抱く。

組分け帽子が自分をスリザリンへ入れようとしていたこと。

ヴォルデモートと同じように蛇語を話せること。

自分の知らない部分に、闇の魔法使いと同じ何かがあるのではないか。

周囲から疑われるだけでなく、ハリー自身まで自分を信じられなくなっていく。

この内面的な葛藤が、原作ではより細かく伝わってきた。

それでも、ロンとハーマイオニーはハリーを見捨てない。

三人はドラコが継承者ではないかと疑い、ポリジュース薬を作ってスリザリンの談話室へ潜入する。

調合に一か月もかかる難しい薬を、校則を破りながら準備する。

教師の署名をだまし取って禁書を借り、材料をスネイプの保管庫から盗む。

優等生だったハーマイオニーまで積極的に規則を破っていることに驚かされた。

しかし、それだけ彼女も事件を止めたいと考えていたのだろう。

間違った疑いを晴らし、マグル生まれの生徒たちを守る。

そのためなら、ただ規則に従うだけではいられない。

三人が自分たちで考え、真相へ迫ろうとする姿にはワクワクさせられた。

物語が進むにつれ、石化する被害者は増えていく。

ハリーを慕っていたコリン。

マグル生まれのジャスティン。

そしてついには、ハーマイオニーまでが襲われてしまう。

いつも三人の中で最も多くの知識を持ち、難しい問題を解決してきたハーマイオニーが動けなくなる。

この時のハリーとロンの心細さは大きかったと思う。

それでも、ハーマイオニーは石化する直前まで調査を続け、怪物の正体へつながる手掛かりを握りしめていた。

彼女が残した紙から、怪物が巨大な蛇バジリスクであり、城の配管を通って移動していることが明らかになる。

直接話すことができない状態になっても、ハーマイオニーの知識が二人を助ける。

三人の絆を強く感じる場面だった。

また、これまでの被害者がなぜ死亡せず、石化だけで済んだのかが一つずつ説明されていく流れも見事だった。

猫は水面に映った姿を見た。

コリンはカメラ越しに見た。

ほかの被害者たちも、幽霊や鏡を通して間接的に目を合わせていた。

バジリスクの目を直接見れば命を落とす。

しかし、間接的に見たため石化で済んだ。

それまで別々に見えた事件が、一つの真相へつながっていく展開には大きな納得感があった。

そして、ロンの妹ジニーが秘密の部屋へ連れ去られたことで、物語はクライマックスを迎える。

ジニーは一年生で、まだ魔法にも学校生活にも慣れていない。

以前から様子がおかしく、何かを伝えようとしては逃げる姿が描かれていた。

しかし、その小さな変化を誰も十分に理解することができなかった。

実際には、ジニーは古い日記を通してトム・リドルに操られ、秘密の部屋を開かされていた。

自分が何をしているかも分からないまま、少しずつ力や意識を奪われていく。

その状況を考えると、非常に恐ろしい。

日記へ悩みを書き込むことで安心し、信頼していた相手が、実は自分を利用するために話を聞いていた。

優しく寄り添うふりをして心へ入り込み、本人の弱さや孤独を利用する。

トム・リドルのやり方は、派手な魔法よりも不気味に感じた。

秘密の部屋で若い姿のトム・リドルが現れ、その正体が後のヴォルデモートであると明かされる展開には驚かされた。

優秀で礼儀正しい生徒のように見える少年が、すでに他人を操り、自分の目的のために命を奪おうとしている。

現在の恐ろしいヴォルデモートとは異なる姿だからこそ、その内側にある冷酷さが際立っていた。

また、五十年前に秘密の部屋を開いた犯人としてハグリッドを陥れたのもリドルだった。

周囲から信頼される自分の立場を利用し、疑われやすい相手へ罪を押しつける。

今回ハリーが周囲から犯人と疑われた構図とも重なり、真実よりも印象や偏見が優先される恐ろしさを感じた。

ジニーを救うため、ハリーが一人でバジリスクへ立ち向かう場面は、本巻最大の見どころだった。

ロンやロックハートとは途中で分断され、頼れる大人もいない。

目を合わせれば命を落とす巨大な蛇を相手に、まだ二年生のハリーが戦わなければならない。

あまりにも無謀な状況である。

それでもハリーは、自分が助かるためではなく、倒れているジニーを救うために剣を取る。

この選択に、前巻から続くハリーの勇気が表れていた。

ハリーを助けたのは、ダンブルドアの不死鳥フォークスと、組分け帽子から現れたグリフィンドールの剣だった。

フォークスはバジリスクの目を潰し、ハリーが直接その目を見ないようにする。

さらに、バジリスクの牙を受けて命を落としかけたハリーを、涙の力で救う。

グリフィンドールの剣も、ただ偶然与えられた武器ではない。

ダンブルドアが後に語るように、本当にグリフィンドールにふさわしい者だけが、帽子から剣を取り出せる。

ハリーは蛇語を話せる。

組分け帽子からスリザリンに向いているとも言われた。

それでも、どのような力を持っているかだけで、その人間の価値が決まるわけではない。

危険の中で何を選び、誰のために行動するか。

その選択によって、ハリーは自分がグリフィンドールの一員であることを証明したのだと思う。

バジリスクを倒した後、ハリーはその牙をトム・リドルの日記へ突き刺す。

日記が破壊されると、そこへ保存されていたリドルの記憶も消え、ジニーへ奪われていた命が戻ってくる。

巨大な怪物との戦いだけではなく、人の心へ入り込んで支配する存在を打ち破る結末でもあった。

ハリーがジニーを責めず、彼女もヴォルデモートにだまされた被害者だと考えている点も印象深い。

自分の意思で行ったことではないとはいえ、ジニー自身は大きな罪悪感を抱えていたはずだ。

そんな彼女へ、ハリーが責任を押しつけなかったことに優しさを感じた。

事件解決後、ハリーがルシウス・マルフォイと対峙し、ドビーを自由にする場面も忘れられない。

ジニーの教科書へ日記を忍ばせたのがルシウスだったと見抜きながらも、証拠がないため直接罪を問うことはできない。

そこでハリーは、日記を自分の靴下へ包み、それをルシウスからドビーへ渡させる。

主人から衣服を受け取ったことで、ドビーは長い服従から解放される。

序盤ではハリーを学校へ戻さないため、次々と問題を起こしたドビーだった。

それでも、彼がひどい主人のもとで苦しみながら、命懸けでハリーを守ろうとしていたことは事実である。

そんなドビーが最後に自由を得る結末には、大きな満足感があった。

ハリー自身もダーズリー家で自由を奪われてきたからこそ、ドビーの苦しみを理解できたのかもしれない。

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、怪物を倒す冒険物語であると同時に、血筋や生まれによって人間の価値を決める考え方へ立ち向かう物語でもあった。

純血の家系に生まれたから優れているわけではない。

蛇語を話せるから悪い人間になるわけでもない。

どのような力や過去を持っているかよりも、自分が何を選ぶかが大切である。

ハリーが自分とヴォルデモートの共通点に苦しみながらも、最後にはまったく異なる選択をする姿から、そのことが強く伝わってきた。

ダーズリー家での息苦しい夏休み。

ウィーズリー家で知った家族の温かさ。

学校で向けられる疑いの目。

親友たちとの調査。

そして、ジニーを救うための命懸けの戦い。

一冊の中に日常の楽しさ、不気味な謎、差別の問題、友情、冒険が詰め込まれている。

事件が解決し、石化していた生徒たちが元へ戻り、ハグリッドも学校へ帰ってくる。

大広間で皆がその帰還を喜ぶ結末には、長く続いた不安がほどけていくような温かさがあった。

映画で知っている物語であっても、小説で読むことで登場人物の心情や関係性がより深く伝わってきた。

読み始めると途中で止めることが難しく、映画版との違いも改めて確かめたくなる。

ハリーの勇気と友情、そして自分が何者であるかは選択によって決まるというテーマが心に残る、読み応えのある冒険ファンタジーだった。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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ハリー・ポッター1巻レビュー
ハリー・ポッターまとめ
ハリー・ポッター3巻レビュー

考察・解説

ハリーの孤独な夏休み

過酷な夏休みと絶望的な監禁生活の全貌

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の序盤で描かれる、ハリーの過酷で孤独な夏休みの様子について解説する。魔法界からの完全な隔離と音信不通、いないふりを強いられた最悪の誕生日、真実の発覚と絶望的な監禁生活、およびロンたちの救出劇についての内容は以下の通りである。

道具の封印と親友たちとの音信不通

ホグワーツ魔法魔術学校での充実した1年目を終え、ダーズリー家に戻ったハリーを待っていたのは、魔法界から完全に切り離された惨めな生活であった。

・バーノンおじさんは、ハリーの魔法の杖や呪文の教科書、愛用の箒であるニンバス2000などをすべて階段下の物置に押し込み鍵をかけた。

・ふくろうのヘドウィグも鳥籠に閉じ込められて南京錠をかけられ、魔法界の誰とも手紙のやり取りができない状態に置かれた。

・何よりハリーの心を深くえぐったのは、親友であるロンやハーマイオニーから夏休み中にたった一通も手紙が届かなかったことであった。

・孤独感に苛まれたハリーは、ホグワーツでのすばらしい出来事がすべて夢だったのではないかと思い詰めるほどであった。

接待日の理不尽な命課と重労働の強制

ハリーの12歳の誕生日は、ダーズリー一家に完全に忘れ去られていた。

・その日はバーノンおじさんの仕事相手であるメイソン夫妻を招く重要な接待の日であった。

・ハリーには夕食会の間、自分の部屋にいて物音を立てずいないふりをするという理不尽な命令が下された。

・庭で一人寂しく過ごしていたハリーは、いとこのダドリーからカードが来ないことや友達がいないことをからかわれた。

・腹を立てたハリーが呪文を唱えるふりをしてダドリーを脅すと、ペチュニアおばさんからフライパンを投げつけられた。

・炎天下で食事抜きで窓拭きや洗車、芝刈りなどの過酷な重労働を強いられた。

・ようやく与えられた夕食も、パン2切れとチーズひとかけらというものであった。

屋敷しもべ妖精ドビーの暗躍と窓の鉄格子

ハリーが自室に戻ると、屋敷しもべ妖精のドビーが待ち受けていた。

・ロンたちからの手紙が来なかったのは、ハリーがホグワーツへ戻るのを阻止するため、ドビーが手紙をすべて隠し持っていたからだと発覚した。

・ドビーはハリーに学校へ戻らないと約束させるため、魔法を使って階下のデザートを床に落下させ、接待を台無しにしてしまった。

・その直後に魔法省から未成年の学校外での魔法使用を警告する手紙が届いたことで、ハリーが家では魔法を使えないという事実がおじさんに知られてしまった。

・魔法への恐怖という唯一の武器を失ったハリーは、部屋の窓に鉄格子をはめられ、ドアには小さな餌差し入れ口を取り付けられて、餓死寸前の絶望的な監禁生活を送ることとなった。

まとめ

ハリーの過酷な夏休みを巡る一連の全貌は、ダーズリー家による魔法道具の封印や音信不通から始まり、誕生日に課された理不尽な重労働、そしてドビーの妨害と魔法省の手紙による絶望的な鉄格子監禁に至るまで、ハリーが置かれた厳しい環境を明瞭に示している。家庭内での不当な抑圧や物理的な監禁という檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を救出に駆けつけた友人たちの絆によって完璧に確立するに至る、過酷な試練と脱出の記録である。音信不通の孤独から、誕生日の不遇、ドビーの介入、そして監禁からの救出へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な環境の抑圧や過酷な事態の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

ダーズリー家の冷遇

ダーズリー一家による冷遇と過酷な虐待の全貌

ハリー・ポッターに対するダーズリー一家(バーノンおじさん、ペチュニアおばさん、いとこのダドリー)の冷遇は、単なる嫌がらせの範疇を超え、ネグレクトや虐待と言えるほど過酷なものであった。彼らは魔法や不規則な現象を極端に恐れ嫌悪しており、ハリーに対して行っていた仕打ちは以下の通りである。

階段下の物置と悪臭のする衣服

ハリーにはまともな部屋が与えられず、長年にわたり階段下のクモだらけの物置で寝起きさせられていた。

・衣服も、ダドリーのダブダブのお古ばかりを着せられていた。

・地元の公立学校に入学する際も、ダドリーのお古の服を悪臭のする灰色の液体で染めたものを制服として着せられそうになった。

日常的な暴力の放置と理不尽な閉鎖罰

ダーズリー家には「質問は許さない」という絶対的なルールが存在し、ハリーの出自や両親の真実を完全に隠蔽していた。

・ハリーはダドリーから日常的にサンドバッグ代わりにされていじめられていたが、夫妻はそれを見て見ぬふりをしていた。

・無理やり切られた髪が一晩で元通りになる、セーターが縮む、動物園の大蛇のケースのガラスが消えるなど、無意識の魔法現象が起きるたびにハリーの仕業だと決めつけられた。

・食事抜きで長期間物置に閉じ込められるという罰を受けていた。

魔法道具の封印と外部との遮断

ホグワーツでの1年目を終えて夏休みに帰宅すると、バーノンおじさんはハリーの呪文の教科書、魔法の杖、空飛ぶ箒などをすべて階段下の物置に押し込んで鍵をかけた。

・ふくろうのヘドウィグの鳥籠にも南京錠をかけた。

・魔法界の誰とも手紙のやり取りができないように完全に隔離した。

誕生日における重労働の強制と不当な扱い

ハリーの12歳の誕生日はダーズリー一家から完全に無視された。

・バーノンおじさんの仕事相手を招いた重要な夕食会では、自室で物音をたてずいないふりをするよう命じられた。

・ダドリーにからかわれて魔法を使うふりをしただけで、ペチュニアおばさんからフライパンを投げつけられた。

・炎天下で食事も与えられずに窓拭き、洗車、芝刈り、花壇の手入れなどの過酷な重労働を強いられた。

・夕食として与えられたのはパン2切れとチーズ1欠けらだけであった。

窓の鉄格子と餌差し入れ口による絶望的監禁

屋敷しもべ妖精のドビーが起こした騒動がきっかけで、魔法省から未成年の学校外での魔法使用を警告する手紙が届いた。

・ハリーが学校の外では魔法が使えないという事実がバーノンおじさんに知られてしまった。

・ハリーが魔法を使うかもしれないという唯一の牽制手段を失った。

・バーノンおじさんはハリーの部屋の窓に鉄格子をはめ、ドアに餌差し入れ口を取り付けた。

・朝夕のトイレの時以外は部屋から出してもらえず、冷たい缶詰スープなどを差し入れられるだけの餓死寸前の絶望的な監禁生活を強いられた。

・ハリーは親友のロンたちに空飛ぶ車で救出されるまで、このような非道な扱いに耐え忍んでいた。

まとめ

ダーズリー一家による冷遇と過酷な虐待を巡る一連の全貌は、劣悪な生活環境から始まり、日常的な暴力の放置、魔法道具の封印、誕生日に課された重労働、そして窓の鉄格子による絶望的な監禁に至るまで、彼らが行った非道な扱いの数々を明瞭に示している。親戚による理不尽な抑圧や過酷なネグレクトという檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を救出に駆けつけた友人たちの絆によって完璧に確立するに至る、不当な不遇と脱出の記録である。劣悪な環境から、不当な罰、道具の隔離、重労働、そして鉄格子監禁へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な環境の抑圧や過酷な事態の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

屋敷しもべ妖精ドビー

屋敷しもべ妖精ドビーの正体とハリーへの献身の全貌

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場するドビーは、物語の鍵を握る重要な存在である。ドビーの正体と外見、過酷な境遇と自傷行為、ハリーへの献身と過激な妨害工作、およびハリーの機転による解放についての内容は以下の通りである。

屋敷しもべ妖精としての正体と外見の特徴

ドビーは、魔法使いの旧家に一生お仕えする運命にある奴隷のような存在である屋敷しもべ妖精である。

・コウモリのような長い耳と、テニスボールほどの大きさのギョロリとした緑の目、細長い鼻を持つ小柄な生き物である。

・主人から衣服を与えられることが自由になる条件である。

・手足が出るように裂け目を入れた、汚らしい古い枕カバーだけを身にまとっている。

マルフォイ家での過酷な扱いと自傷行為の習性

ドビーは名門魔法族であるマルフォイ家に仕えていたが、その扱いは極めて過酷であった。

・1日5回も殺すという脅しを受けるほど冷酷に扱われていた。

・主人に無断でハリーに会いに来たり、主人の悪口を言いかけたりするなど、少しでも掟に背く行動をとると自分を罰する習性を持っていた。

・自らの頭を壁や窓ガラスに打ち付けたり、オーブンの蓋で耳を挟んだり、自分の手にアイロンをかけたりと、激しい自傷行為でお仕置きを行っていた。

ハリーへの深い尊敬と過激な妨害工作

強大な闇の魔法使いヴォルデモートが権力の頂点にあった暗黒の時代、屋敷しもべ妖精は害虫のように虐げられていた。

・闇の帝王を退けて魔法界に平和をもたらしたハリーは、彼らにとって希望の道標であった。

・ドビーはハリーを偉大で優しい人物として深く尊敬していた。

・ホグワーツで秘密の部屋が開かれるという恐ろしい陰謀を知り、ハリーの命を守るため学校へ戻らせまいと過激な行動に出た。

・夏休み中、ハリーの友人たちからの手紙をすべて隠し、友達から忘れられたと思い込ませて学校を諦めさせようとした。

・ダーズリー家の重要な来客用のデザートを魔法で床に落下させ、ハリーに魔法省からの警告と濡れ衣を着せ、監禁状態に追いやった。

・キングズ・クロス駅の9と3/4番線への柵を封鎖し、ハリーをホグワーツ特急に乗れなくした。

・クィディッチの試合では狂ったブラッジャーを操り、ハリーを執拗に襲わせた。

・これらはすべてハリーに大怪我を負わせて無理やり家に送り返し、命だけは守ろうとする痛ましい愛情からの行動であった。

靴下を用いたハリーの機転と奴隷からの解放

物語の終盤、ダンブルドアの部屋でドビーの主人がルシウス・マルフォイであることが明らかになった。

・ハリーはドビーを自由にするため、泥と血にまみれた自分自身の靴下の中にリドルの日記を詰めてルシウスに手渡した。

・ルシウスが中の日記を取り出し、不要になった靴下を投げ捨てたところ、ドビーがそれを見事に受け取った。

・これにより主人から衣服を与えられたと見なされ、ドビーは奴隷の身分からついに解放されて自由の身となった。

・自由を手にしたドビーは、かつての主人であったルシウスを魔法で突き飛ばしてハリーを守り、深い感謝と涙とともに去っていった。

まとめ

屋敷しもべ妖精ドビーを巡る一連の全貌は、奴隷としての過酷な境遇や自傷行為の習性から始まり、ハリーの命を守るための不器用で過激な妨害工作、そして靴下を使ったハリーの機転による自由の獲得に至るまで、ドビーの不屈の献身と友情を明瞭に示している。旧家に課された奴隷という理不尽な檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権をハリーの機転と自由への意思によって完璧に確立するに至る、感動的な解放と友情の記録である。奴隷の現状から、過激な防衛行動、マルフォイ家からの自立、そして自由の獲得へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な環境の抑圧や過酷な事態の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

空飛ぶ車での脱出

空飛ぶ車による脱出劇と隠れ穴への帰還の全貌

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の序盤における「空飛ぶ車での脱出」について、情報源に基づき解説する。絶望的な監禁状態からの救世主、空飛ぶ車の正体、鮮やかな脱出作戦、バーノンおじさんとの攻防、および隠れ穴への帰還についての内容は以下の通りである。

鉄格子による監禁と救出に現れたウィーズリー兄弟

魔法が使えないことをダーズリー一家に知られ、部屋の窓には鉄格子、ドアには餌差し入れ口を取り付けられて餓死寸前の監禁状態にあったハリーは絶望の中にいた。

・ホグワーツへ戻る希望も絶たれ、絶望の中で眠りについていたある夜、窓の外の空中に旧式の車(フォード・アングリア)が現れた。

・乗っていたのは、ハリーから手紙の返事が来ないことを心配して助けにやってきた親友のロン・ウィーズリーであった。

・ロンとともに双子の兄であるフレッドとジョージも救出に駆けつけた。

アーサー・ウィーズリーによる違法改造車の性能

この車は、魔法省の「マグル製品不正使用取締局」に勤めているロンの父、アーサー・ウィーズリーが所有しているものであった。

・アーサーはマグル(非魔法族)の道具に興味津々であった。

・古いマグルの車にこっそり魔法をかけ、空を飛んだり透明になったりできるように改造していた。

・ロンたちは親に内緒でこの車を持ち出し、夜空を飛んでハリーの救出に向かった。

ヘアピン解錠と車の馬力を活かした奪還作戦

三兄弟は、魔法を使えば魔法省から退学処分にされるというハリーの状況を理解しており、物理的な力技で救出に挑んだ。

・フレッドが車のロープを窓の鉄格子に巻きつけ、空飛ぶ車のエンジンをふかして鉄格子を窓枠ごとすっぽりと引き剥がした。

・ジョージがマグルの小技であるヘアピンを使ってドアの鍵を開けた。

・階段下の物置に隠されていたハリーの魔法の杖や箒、トランクなどを素早く回収した。

バーノンおじさんとの決死の引っ張り合いと離陸

順調に進んでいた脱出劇であったが、最後にフクロウのヘドウィグが鳴き声をあげてしまったため、バーノンおじさんが目を覚ました。

・おじさんは部屋に飛び込み、窓から逃げようとするハリーの足首を力まかせに掴んだ。

・車に乗ったロン、フレッド、ジョージの三人がかりでハリーの腕を渾身の力で引っ張り上げた。

・見事におじさんの手からハリーをすり抜けさせた。

・ハリーを乗せた車は月に向かって急上昇し、窓から身を乗り出して呆然とするダーズリー一家を尻目に、ハリーは「来年の夏にまたね!」と叫んで夜空へと飛び去っていった。

・この痛快な脱出劇により、ハリーは地獄のような生活から解放され、ウィーズリー家のある隠れ穴へと向かうこととなった。

まとめ

空飛ぶ車による脱出劇を巡る一連の全貌は、ダーズリー家による不当な監禁と絶望から始まり、アーサーによる空飛ぶ車の登場、車力を活かした鮮やかな奪還作戦、そしてバーノンおじさんとの攻防を経て隠れ穴への旅立ちに至るまで、ウィーズリー兄弟との友情の強さを明瞭に示している。非道なネグレクトや鉄格子の監禁という檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を友人たちの機転と空飛ぶ車によって完璧に確立するに至る、爽快な救出と新たな旅立ちの記録である。監禁の危機から、魔法改造車の登場、作戦の実行、そして夜空への脱出へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な環境の抑圧や過酷な事態の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

秘密の部屋の予兆

秘密の部屋が開かれる前兆と不気味な現象の全貌

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』において、「秘密の部屋」の存在やその中で暗躍する怪物(バジリスク)が本格的に明らかになるまでに、いくつかの不気味な予兆が描かれている。屋敷しもべ妖精ドビーによる事前の警告、ハリーだけに聞こえる姿なき声、壁の文字とミセス・ノリスの石化、クモの異常行動、およびハグリッドの飼う雄鶏の連続死についての内容は以下の通りである。

屋敷しもべ妖精ドビーによる事前の警告

ハリーが夏休みを過ごしているダーズリー家にドビーが現れた。

・今学期、ホグワーツ魔法魔術学校で世にも恐ろしいことが起こるよう仕掛けられた罠が存在すると何ヶ月も前から警告した。

・後にハリーが負傷して医務室に入院した際にも、歴史が繰り返されようとしており、またしても秘密の部屋が開かれたと口を滑らせた。

ハリーだけに聞こえる壁の中からの姿なき声

新学期が始まると、ハリーは壁の中から氷のように冷たく残忍な声を聞くようになった。

・ロックハートの部屋で罰則を受けている時や、ハロウィーンの絶命日パーティの帰りに、引き裂いてやる、八つ裂きにしてやる、殺してやる、血の臭いがするぞといった恐ろしい囁き声を聞いた。

・これは城内の配管(パイプ)を移動するバジリスクが発していたものであった。

・蛇と会話ができる「蛇語」の能力を持つハリーにしか聞こえない声であった。

壁の文字とミセス・ノリスの石化事件

ハロウィーンの夜、3階の廊下で管理人のフィルチの飼い猫であるミセス・ノリスが石化した状態で吊り下げられているのが発見された。

・壁には、秘密の部屋は開かれたり、継承者の敵よ、気をつけよ、という不気味な文字が記されていた。

・これが学校中に秘密の部屋の恐怖を知らしめる決定的な事件となった。

バジリスクを恐れるクモの異常行動

ミセス・ノリスが襲われた現場で、ハリーたちは窓ガラスの割れ目からクモが先を争うようにして城の外へと逃げ出していくのを目撃した。

・森の番人であるハグリッドも後に、誰か何かを見つけたかったら、クモの跡を追っかけていけばいいとヒントを残した。

・バジリスクは蜘蛛にとって最も恐れる天敵であった。

・蜘蛛たちが城から逃げ出す現象は、バジリスクが這い出てきた前触れであった。

弱点排除を目的とした雄鶏の連続死

ハグリッドが飼っていた鶏が何者かに次々と殺される事件が発生した。

・ハグリッドは狐などの仕業かと疑っていた。

・バジリスクにとって雄鶏の鳴き声は致命的な弱点であった。

・ヴォルデモートの記憶に操られていたジニー・ウィーズリーが密かに絞め殺していた。

まとめ

秘密の部屋が開かれる前兆を巡る一連の全貌は、ドビーによる謎めいた警告から始まり、壁の中から聞こえる声、ミセス・ノリスの石化、クモの逃走、そして雄鶏の連続死に至るまで、城内に迫る暗雲と異常な事態を明瞭に示している。一見脈絡のない現象や忍び寄る怪物の脅威という檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を洞察力と解明への意志によって完璧に確立するに至る、不気味な予兆の解明の記録である。不気味な警告から、姿なき声、石化の発生、クモの奇習、そして雄鶏の連続死へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な事態の混迷や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

スリザリンの継承者

スリザリンの継承者を巡る謎と真実の全貌

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』における「スリザリンの継承者」は、物語の最大の謎であり、ハリー自身のアイデンティティにも深く関わる重要なテーマである。伝説における継承者、ハリーにかけられた疑い、マルフォイへの疑いとポリジュース薬、真の継承者の正体、およびハリーの苦悩とダンブルドアの教えについての解説は以下の通りである。

純血主義の伝説と継承者の役割

ホグワーツ魔法魔術学校の創設者の一人であるサラザール・スリザリンは、純血主義者であった。

・魔法教育は純粋な魔法族の家系にのみ与えられるべきだと信じていた。

・他の創設者と対立して学校を去る際、城のどこかに「秘密の部屋」を作り、その中に怪物を封印したという伝説を残した。

・スリザリンの真の継承者が学校に現れた時のみ部屋の封印を解くことができるとされていた。

・怪物を操って学校にふさわしくないマグル生まれの生徒を追放するとされていた。

決闘クラブでの蛇語発動とハリーへの疑惑

秘密の部屋が開かれたという不気味なメッセージとともに生徒たちが襲われる事件が起きる中、ハリーは全校生徒から疑われることとなった。

・決闘クラブにて、ドラコ・マルフォイが出現させたヘビが他の生徒に襲いかかろうとした。

・ハリーは無意識のうちに「蛇語(パーセルタング)」でヘビに「手を出すな」と命令した。

・サラザール・スリザリンはヘビと話せることで有名であり、スリザリン寮のシンボルもヘビであった。

・蛇語を話すハリーこそがスリザリンの継承者であると周囲から見なされてしまった。

ポリジュース薬による潜入調査とマルフォイの不関与

ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は、ドラコ・マルフォイを継承者だと疑っていた。

・マルフォイは純血主義を誇示し、最初の事件現場で不気味な暴言を吐いていた。

・他人に変身できる「ポリジュース薬」を密かに調合した。

・クラッブとゴイルに変装してスリザリンの談話室に潜入し、マルフォイから真相を聞き出そうとした。

・マルフォイ自身も継承者が誰なのかはまったく知らなかったことが判明した。

トム・リドルの正体と日記を通じた陰謀

事件の黒幕であり、真のスリザリンの継承者だったのは、50年前のホグワーツの生徒である「トム・リドル」であった。

・リドルは母方の血筋にサラザール・スリザリンの血を受け継いでいた。

・後に魔法界を恐怖に陥れる強大な闇の魔法使い「ヴォルデモート卿」となる人物である。

・50年前に部屋を開けたのも彼であった。

・今回は自身の16歳の記憶を封じ込めた日記を通じてジニー・ウィーズリーの心を操っていた。

・再び部屋を開かせて怪物を放っていた。

ハリーの葛藤と選択の重要性を示す教え

事件解決後、自身に備わった能力に悩むハリーに対し、ダンブルドア校長は真実を語った。

・ヴォルデモートが赤ん坊のハリーを殺そうとした夜、意図せず自分の力の一部(蛇語の能力など)をハリーに移してしまったことが明かされた。

・ハリーにはスリザリンが誇りとする資質が備わっていた。

・組分け帽子がハリーをグリフィンドールに入れたのは、ハリー自身がスリザリンを拒んで選択したからであった。

・自分が本当に何者かを示すのは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということであると教えられた。

・ハリーがヴォルデモートとは違う存在であることは、彼が自らの意志で選んだ道と勇気ある行動によって証明された。

まとめ

スリザリンの継承者を巡る一連の全貌は、純血主義の伝説から始まり、蛇語の発動によるハリーへの疑念、ポリジュース薬を用いた捜査、そしてトム・リドルの正体発覚とダンブルドアの教えに至るまで、真のアイデンティティと選択の重みを力強く示している。出自や能力という不可避な運命の檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を自ら選択した道と不屈の勇気によって完璧に確立するに至る、精神的成長と自己証明の記録である。伝説の背景から、誤解の発生、真犯人の特定、そして選択の教えへと繋げたプロセスは、どれほど不条理な宿命の交錯や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

伝説の怪物

ホグワーツに潜む伝説の怪物の全貌

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』において、ホグワーツに潜むとされる「伝説の怪物」について、情報源に基づき解説する。秘密の部屋と怪物の伝説、伝説の怪物の正体であるバジリスク、蜘蛛との関係と弱点、および濡れ衣を着せられたもう一匹の怪物についての内容は以下の通りである。

サラザール・スリザリンによる封印と継承者の伝説

魔法史のビンズ先生が語った伝説によれば、ホグワーツ創設者の一人であるサラザール・スリザリンは、城のどこかに「秘密の部屋」を封印して学校を去ったとされている。

・スリザリンの真の継承者が現れた時にのみその封印を解くことができるとされていた。

・部屋の中の怪物を放ち、魔法を学ぶにふさわしくないマグル生まれの生徒を追放できると言い伝えられていた。

毒蛇の王バジリスクの視線と石化の真相

長年ただの作り話とされてきた怪物の正体は、ハーマイオニーが図書館の古い本から見つけ出した紙切れによって「バジリスク」であることが判明した。

・バジリスクは「毒蛇の王」とも呼ばれる巨大な蛇である。

・そのひと睨みは致命的で、視線に捕らわれた者を即死させる恐るべき力を持っている。

・被害に遭った生徒や猫のミセス・ノリスは、水溜りや鏡などを通して間接的に目を見たため、即死を免れて石化するにとどまった。

・バジリスクは城内の配管(パイプ)を伝って移動しており、ハリーにだけ聞こえていた不気味な声の正体であった。

太古の天敵と致命的な弱点

バジリスクは蜘蛛にとって最も恐ろしい天敵であり、その特性と弱点は以下の通りである。

・蜘蛛が先を争って逃げ出す現象は、バジリスクが現れる前触れであった。

・禁じられた森に住む巨大蜘蛛アラゴグでさえ、バジリスクを蜘蛛の仲間が何よりも恐れる太古の生き物と呼び、その名前を口にすることすら恐れていた。

・強力な怪物であるバジリスクにも唯一の弱点が存在し、それは雄鶏の鳴き声を聴くことであった。

・スリザリンの継承者に操られていたジニー・ウィーズリーは、バジリスクにとって脅威となる学校の雄鶏を密かに絞め殺していた。

50年前の事件とアラゴグへの濡れ衣

物語の現在から50年前にも「秘密の部屋」が開かれ、女子生徒が死亡する事件が発生した。

・真の継承者であるトム・リドル(若き日のヴォルデモート)の告発が行われた。

・当時学生だったハグリッドが密かに育てていた巨大蜘蛛アラゴグが、伝説の怪物だと誤解された。

・ハグリッドは退学処分となってしまった。

・アラゴグ自身は人間を襲ったことは一度もなく、真の怪物はリドルが操るバジリスクであった。

まとめ

ホグワーツに潜む伝説の怪物を巡る一連の全貌は、サラザール・スリザリンの封印伝説から始まり、毒蛇の王バジリスクの視線による被害や配管の移動、蜘蛛との天敵関係や雄鶏の鳴き声という弱点、そしてアラゴグに着せられた冤罪に至るまで、城内に潜む危険と歴史の真相を明瞭に示している。伝説の誤解や冤罪という不条理な檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を確固たる事実の解明と洞察によって完璧に確立するに至る、隠された脅威の撃退と真相追及の記録である。伝説の背景から、怪物の特性、弱点の露出、そして過去の事件の清算へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な事態の混迷や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

トム・リドルの日記

トム・リドルの日記の特性と事件の全貌

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』において、一連の事件の元凶であり、物語の核心を担う魔法のアイテム「トム・リドルの日記」について解説する。日記の発見と奇妙な特性、ジニー・ウィーズリーの支配、ハリーへの執着と罠、および日記の破壊についての内容は以下の通りである。

白紙の日記帳と記憶の映像体験

ハリーとロンは、水浸しになった「嘆きのマートル」の女子トイレの床で、古びた黒い表紙の日記帳を発見した。

・表紙には「T・M・リドル」という名前が記されていたが、中はすべて白紙であった。

・ハーマイオニーが様々な魔法や道具を試しても文字は浮かび上がらなかったが、ハリーがインクを落としてみると、インクは紙に吸い込まれて消えた。

・代わりに文字が滲み出してきて、日記の持ち主であるトム・リドルと「筆談」ができることが判明した。

・この日記には持ち主の記憶が保存されており、ハリーを50年前の記憶の映像の中へと引きずり込む力も備わっていた。

ルシウス・マルフォイの謀略とジニーの洗脳

この日記がホグワーツに持ち込まれた発端は、学期が始まる前にダイアゴン横丁の書店で、ルシウス・マルフォイがロンの妹ジニー・ウィーズリーの古い教科書の中にこっそりと忍び込ませたことであった。

・ホグワーツに入学したジニーは、誰にも言えない悩みを日記に書き綴った。

・日記の中に封じ込められていた16歳のリドルの記憶は、同情を装って優しい返事を書き、ジニーの心を惹きつけた。

・ジニーが心を打ち明けて魂を注ぎ込むのを餌食にして力を増し、逆に自分の魂をジニーに注ぎ込んで彼女の意識を乗っ取った。

・リドルに操られたジニーは「秘密の部屋」を開け、雄鶏を殺し、壁に血文字を書き、バジリスクを放って生徒たちを襲わせた。

ヴォルデモートの正体発覚とハリーの拉致誘引

自分が記憶を失っていることに恐怖を感じたジニーは、一度日記をマートルのトイレに捨てた。

・日記をハリーが拾ったことで、リドルの狙いはマグル生まれの追放からハリー・ポッターへと変化した。

・リドルの本当の正体は若き日のヴォルデモートであり、特別な魔力を持たない赤ん坊のハリーが、なぜ強大なヴォルデモート卿を破ることができたのかを知りたがっていた。

・ジニーはハリーの寝室を荒らして日記を取り戻したが、リドルはハリーを「秘密の部屋」へおびき寄せるため、ジニーに別れの言葉を壁に書かせて部屋の奥深くへと拉致した。

・ジニーの命を吸い尽くすことで、リドルは日記を抜け出して完全な肉体を得ようとしていた。

バジリスクの毒牙による撃破とジニーの生還

「秘密の部屋」でリドルと対峙したハリーは、ダンブルドアのペットである不死鳥フォークスと「組分け帽子」から現れた剣の助けを借りてバジリスクを倒した。

・その際、バジリスクの毒牙がハリーの腕に突き刺さった。

・ハリーは傍らに落ちていた日記帳を手に取り、その毒牙を真芯に思い切り突き立てた。

・恐ろしい悲鳴とともに日記帳からインクが激流のように噴き出し、リドルの幻影はのたうち回りながら消滅した。

・日記が破壊されたことで、死にかけていたジニーは意識を取り戻し、無事に生還を果たすことができた。

まとめ

トム・リドルの日記を巡る一連の全貌は、白紙のノートに秘められた記憶の交信から始まり、ルシウス・マルフォイの策略によるジニーへの精神支配、ヴォルデモートとしてのハリーへの固執、そしてバジリスクの毒牙による日記の破壊に至るまで、闇のアイテムの恐怖とそれに対する勝利を明瞭に示している。精神への介入や生命力の奪取という不条理な脅威の檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権をハリーの果断な判断と毒牙のひと突きによって完璧に確立するに至る、不当な陰謀の破滅と救出の記録である。発見の経緯から、洗脳の事実、正体の開露、そして毒牙による撃滅へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な邪悪の謀略や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

クィディッチ

ハリー・ポッターと秘密の部屋におけるクィディッチの展開と激闘の全貌

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(ハリーの2年生時)におけるクィディッチの激しい展開や印象的なエピソードについて、情報源に基づき解説する。マルフォイの加入と最新型の箒「ニンバス2001」、狂ったブラッジャーとの死闘、執念の勝利と骨抜きの災難、および事件によるシーズンの中止についての内容は以下の通りである。

マルフォイの加入と最新型箒ニンバス2001の揃い踏み

2年生の新学期、スリザリン・チームの新たなシーカーとして、ハリーの宿敵であるドラコ・マルフォイが加入した。

・マルフォイは父親であるルシウス・マルフォイの資金力にものを言わせた。

・当時の最新型である最高級の箒「ニンバス2001」をチーム全員分揃えた。

・旧型の箒が多いグリフィンドール・チームを圧倒しようとした。

屋敷しもべ妖精ドビーの細工による狂ったブラッジャー

シーズン最初の試合は、大雨の中で行われた因縁のグリフィンドール対スリザリン戦であった。

・ハリーは、通常は複数の選手を無差別に狙うはずの攻撃用ボール「ブラッジャー」のうちの1個から、執拗に命を狙われるという異常事態に見舞われた。

・この狂ったブラッジャーは、ハリーを学校から遠ざけて命を守ろうとした屋敷しもべ妖精ドビーによる工作であった。

・ドビーがハリーに大怪我をさせてでも家に帰らせるために密かに細工したものであった。

右腕骨折の激闘とロックハート先生による骨消失

ハリーは味方のビーターであるフレッドとジョージに自分をかばうのをやめさせ、単独でブラッジャーから逃げながらスニッチを探すという危険な決断をした。

・ブラッジャーの直撃を受けて右腕を骨折してしまった。

・マルフォイの耳元のわずか上を漂っていた金色のスニッチを見事につかみ取り、墜落しながらもグリフィンドールに勝利をもたらした。

・試合直後、新任のロックハート先生が見当違いの治療魔法をかけた。

・ハリーの右腕の骨は治るどころかすべて消え去り、腕がゴム手袋のようにフニャフニャになってしまった。

・ハリーは医務室で骨生え薬のスケレ・グロという薬を飲まされ、33本もの骨が再生する激痛に一晩中耐える羽目になった。

襲撃事件の激化に伴うシーズンの中止

ハッフルパフ戦を控えたグリフィンドール・チームは、キャプテンのオリバー・ウッドの熱血指導のもと毎晩のように練習を重ねていた。

・秘密の部屋をめぐる襲撃事件が悪化した。

・親友のハーマイオニーらが石にされる事態となった。

・学校側の決定により以降のクィディッチの練習も試合もすべて延期および実質的な中止となってしまった。

まとめ

ハリー・ポッターと秘密の部屋におけるクィディッチの展開を巡る一連の全貌は、最新型箒を揃えたマルフォイの参戦から始まり、ドビーの細工による狂ったブラッジャーとの死闘、ハリーの骨折および治療事故の災難、そして襲撃事件の悪化に伴うシーズンの中止に至るまで、波乱に満ちた競技の歩みを明瞭に示している。道具の格差や予期せぬアクシデントという檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権をハリーの執念のプレイと不屈の精神によって完璧に確立するに至る、過酷な激闘の記録である。チームの補強から、異常事態の発生、極限の勝利、そして事件による中止へと繋げたプロセスは、どれほど不条理な事態の混迷や過酷な環境の激変によって生の自由が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。

ハリー・ポッター1巻レビュー
ハリー・ポッターまとめ
ハリー・ポッター3巻レビュー

登場キャラクター

ホグワーツ魔法魔術学校(教職員・関係者)

アルバス・ダンブルドア

ホグワーツの校長である。ハリーに深い信頼を寄せている。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・校長。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハリーが規則を破った際も退学にせず、特別な功労賞を与えた。ミセス・ノリスが石化された事件を調査した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 理事会により一時的に停職処分を受けたが、後に復職した。

ミネルバ・マクゴナガル

グリフィンドールの寮監である。厳格な態度をとる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・副校長、変身術の教師。
・物語内での具体的な行動や成果
 空飛ぶ車で登校したハリーとロンに罰則を与えた。生徒たちに学校閉鎖の危機を伝えた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ダンブルドア不在時に学校の管理を担った。

セブルス・スネイプ

魔法薬学の教師である。ハリーを敵視する立場をとる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・魔法薬学教師、スリザリン寮監。
・物語内での具体的な行動や成果
 空飛ぶ車で登校したハリーたちを退学にしようとした。決闘クラブでロックハートの助手を務めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ルシウス・マルフォイから高く評価されている。

ギルデロイ・ロックハート

新任の教師である。目立ちたがり屋の性格を示す。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・闇の魔術に対する防衛術の教師。
・物語内での具体的な行動や成果
 授業でピクシー小妖精を放ち、収拾がつかなくなった。決闘クラブを主催した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 他人の記憶を消して手柄を奪っていたことが判明し、記憶を失って学校を去った。

ルビウス・ハグリッド

森の番人である。ハリーと親しい関係を築いている。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・森の番人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ドラゴンのノーバートを密かに飼育した。生徒襲撃の疑いをかけられアズカバンへ連行された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 50年前の事件で退学処分となり、杖を折られた過去を持つ。

フリットウィック

妖精の呪文の教師である。小柄な魔法使いとして描かれる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・妖精の呪文の教師。
・物語内での具体的な行動や成果
 石化されたジャスティンを医務室へ運んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 若い頃に決闘チャンピオンであったと噂されている。

ポモーナ・スプラウト

薬草学の教師である。ずんぐりした体型を持つ。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・薬草学の教師。
・物語内での具体的な行動や成果
 暴れ柳の治療を行った。石化された生徒を治すためのマンドレイクを育てた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ビンズ

魔法史の教師である。単調な声で授業を行う。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・魔法史の教師。ゴースト。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハーマイオニーの質問に答え、秘密の部屋の伝説について語った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

シニストラ

天文学の教師である。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・天文学の教師。
・物語内での具体的な行動や成果
 石化されたジャスティンを医務室へ運ぶ手伝いをした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

マダム・フーチ

クィディッチの審判である。飛行訓練を担当する。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・飛行訓練の教師、クィディッチの審判。
・物語内での具体的な行動や成果
 スリザリン対グリフィンドールの試合で審判を務めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

マダム・ポンフリー

校医である。厳格な態度を示す。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・校医。
・物語内での具体的な行動や成果
 骨を失ったハリーに骨生え薬を飲ませた。石化された生徒たちに回復薬を与えた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

マダム・ピンス

図書館の司書である。厳しい性格をもつ。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・司書。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハーマイオニーが提出したロックハートのサイン入り許可証を調べた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

アーガス・フィルチ

管理人である。生徒に罰を与えることを好む。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・管理人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ミセス・ノリスが石化された現場でハリーを犯人だと決めつけた。ロンにトロフィーの銀磨きをさせた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 魔法を使えないスクイブであることが判明した。

アーマンド・ディペット

50年前の校長である。リドルの記憶の中に登場する。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・校長(50年前)。
・物語内での具体的な行動や成果
 トム・リドルに対して夏休みに学校に滞在することを禁じた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 秘密の部屋の事件の真相を隠蔽した。

ピーブズ

ポルターガイストである。生徒や管理人にいたずらを仕掛ける。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・ポルターガイスト。
・物語内での具体的な行動や成果
 夜中に歩き回るハリーたちをフィルチに告げ口しようとした。ジャスティンが襲われた際に歌を歌って騒ぎ立てた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ミセス・ノリス

フィルチの飼い猫である。生徒の違反を監視する。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 秘密の部屋の怪物によって最初に石化された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 水溜り越しにバジリスクの目を見たため即死を免れた。

フォークス

不死鳥である。ダンブルドアに飼われている。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 秘密の部屋に現れてハリーに組分け帽子を届けた。バジリスクの目を潰し、ハリーの傷を涙で癒した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 老鳥の姿で燃え上がり、灰の中から雛として蘇った。

ファング

ハグリッドの飼い犬である。臆病な性格を示す。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハリーとロンについて禁じられた森へ入り、巨大蜘蛛の群れに遭遇した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ホグワーツ魔法魔術学校(生徒)

ハリー・ポッター

本作の主人公である。蛇語を話す能力を持つ。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。シーカー。
・物語内での具体的な行動や成果
 秘密の部屋に入り、バジリスクを倒してジニーを救出した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ホグワーツ特別功労賞を授与された。

ロン・ウィーズリー

ハリーの親友である。赤毛の少年として描かれる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 空飛ぶ車でハリーを救出した。折れた杖の逆噴射でナメクジを吐き続けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ホグワーツ特別功労賞を授与された。

ハーマイオニー・グレンジャー

ハリーの親友である。マグル生まれの魔女として知られる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 ポリジュース薬を密かに調合した。怪物の正体がバジリスクであると突き止めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 バジリスクによって石化されたが、後にマンドレイク薬で回復した。

ネビル・ロングボトム

物忘れが激しい少年である。純血の家系に生まれた。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 夜中に抜け出そうとするハリーたちを引き止めようとして全身金縛りの呪文をかけられた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

パーシー・ウィーズリー

ロンの兄である。規則を重んじる性格をもつ。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮の監督生。
・物語内での具体的な行動や成果
 女子トイレにいたハリーたちを咎め、減点を行った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 レイブンクローのペネロピー・クリアウォーターと交際している。

フレッド・ウィーズリー

ロンの兄である。いたずらを好む。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。ビーター。
・物語内での具体的な行動や成果
 空飛ぶ車でハリーの救出に参加した。狂ったブラッジャーからハリーを守ろうとした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ジョージの双子の兄弟である。

ジョージ・ウィーズリー

ロンの兄である。いたずら好きとして知られる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。ビーター。
・物語内での具体的な行動や成果
 空飛ぶ車でハリーの救出に参加した。狂ったブラッジャーからハリーを守ろうとした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 フレッドの双子の兄弟である。

ジニー・ウィーズリー

ロンの妹である。ハリーに恋心を抱いている。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 トム・リドルの日記に悩みを書き綴り、心を操られた。秘密の部屋を開け、壁に血文字を書いた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 バジリスクに拉致されたが、ハリーによって救出された。

オリバー・ウッド

クィディッチチームの主将である。情熱的な態度をとる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。キーパー。
・物語内での具体的な行動や成果
 チームの練習を厳しく指導した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

アリシア・スピネット

女子選手である。チェイサーとして活躍する。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。チェイサー。
・物語内での具体的な行動や成果
 スリザリンとの試合に出場した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ケイティ・ベル

女子選手である。チェイサーとして活躍する。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。チェイサー。
・物語内での具体的な行動や成果
 スリザリンとの試合に出場した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

アンジェリーナ・ジョンソン

女子選手である。チェイサーとして活躍する。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。チェイサー。
・物語内での具体的な行動や成果
 スリザリンとの試合に出場した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

リー・ジョーダン

フレッドとジョージの友人である。実況放送を担当する。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 クィディッチの試合で実況放送を行った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

シェーマス・フィネガン

男子生徒である。ハリーと同室の友人として描かれる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 決闘クラブでロンとペアになり、呪文の失敗で倒れた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ディーン・トーマス

男子生徒である。ハリーと同室の友人として描かれる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 クィディッチの試合でハリーを応援する旗を描いた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ラベンダー・ブラウン

女子生徒である。授業中に居眠りをする様子が描かれる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔法史の授業で腕を枕にして寝ていた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

パーバティ・パチル

女子生徒である。魔法史の授業で質問をする。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 ビンズ先生に秘密の部屋を開ける方法について尋ねた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

コリン・クリービー

マグル生まれの少年である。ハリーの熱狂的なファンを示す。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・グリフィンドール寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハリーの写真を撮り続けた。カメラ越しにバジリスクの目を見て石化された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ドラコ・マルフォイ

純血を誇る少年である。ハリーを敵視する。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。シーカー。
・物語内での具体的な行動や成果
 父親から最新型の箒を与えられてチームに加入した。決闘クラブでハリーに黒いヘビをけしかけた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

クラップ

マルフォイの取り巻きである。大柄な体格をもつ。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 眠り薬入りのケーキを食べて眠り込んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ロンがポリジュース薬で彼に変身した。

ゴイル

マルフォイの取り巻きである。大柄な体格をもつ。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔法薬の授業でハリーの花火によって大鍋が爆発し、薬を浴びた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ハリーがポリジュース薬で彼に変身した。

マーカス・フリント

クィディッチの主将である。ずる賢い性格を示す。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。チェイサー。
・物語内での具体的な行動や成果
 試合中にわざとハリーの妨害をして反則を取られた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

エイドリアン・ピュシー

男子選手である。クィディッチの試合に出場する。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 スニッチの光に気を取られてクアッフルを落とした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ミリセント・ブルストロード

女子生徒である。大柄でがっちりした体格をもつ。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・スリザリン寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 決闘クラブでハーマイオニーと取っ組み合いになった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ハーマイオニーがポリジュース薬に彼女の猫の毛を誤って使用した。

ジャスティン・フィンチ=フレッチリー

マグル生まれの少年である。ロックハートのファンとして描かれる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・ハッフルパフ寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 決闘クラブでハリーがヘビをけしかけたと勘違いして逃げた。その後、ゴースト越しにバジリスクを見て石化された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 イートン校に進学する予定であった。

アーニー・マクミラン

男子生徒である。ハリーを疑う立場をとる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・ハッフルパフ寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハリーがスリザリンの継承者であると主張した。後に誤解であったと謝罪した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 純血の魔法使いの家系に生まれた。

ハンナ・アボット

女子生徒である。アーニーと行動を共にする。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・ハッフルパフ寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハリーが犯人であることに疑問を呈した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ペネロピー・クリアウォーター

女子生徒である。パーシーと交際している。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・レイブンクロー寮生。監督生。
・物語内での具体的な行動や成果
 図書室の近くでハーマイオニーとともに石化された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ブート

男子生徒である。決闘クラブに参加した。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・レイブンクロー寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 決闘クラブで倒れ、ロックハートに声をかけられた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ミス・フォーセット

女子生徒である。決闘クラブに参加した。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・レイブンクロー寮生。
・物語内での具体的な行動や成果
 決闘クラブの乱闘で鼻血を出した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

オリーブ・ホーンビー

女子生徒である。過去にマートルをからかった。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・生徒(50年前)。
・物語内での具体的な行動や成果
 マートルのメガネをからかい、彼女を泣かせてトイレに隠れさせた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

トム・マールヴォロ・リドル(ヴォルデモート)

強大な闇の魔法使いである。50年前の記憶として登場する。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・生徒(50年前)。監督生。
・物語内での具体的な行動や成果
 日記を通じてジニーを操り、秘密の部屋を開かせた。過去にハグリッドに濡れ衣を着せた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ハリーによって日記を破壊され、消滅した。

ホグワーツ魔法魔術学校(ゴースト)

ほとんど首無しニック(ニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン卿)

グリフィンドールのゴーストである。首が完全に切断されていない。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・ゴースト。
・物語内での具体的な行動や成果
 五百回目の絶命日パーティを開催した。ジャスティンとともにバジリスクの視線を浴びて黒く硬直した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 首無し狩りクラブへの入会を断られた。

血みどろ男爵

スリザリンのゴーストである。不気味な姿をもつ。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・ゴースト。
・物語内での具体的な行動や成果
 絶命日パーティに出席した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ピーブズをコントロールできる唯一の存在として言及される。

太った修道士

ハッフルパフのゴーストである。陽気な性格を示す。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・ゴースト。
・物語内での具体的な行動や成果
 絶命日パーティで他のゴーストと話をしていた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

嘆きのマートル

女子トイレのゴーストである。陰気な性格をもつ。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・ゴースト。
・物語内での具体的な行動や成果
 自分が死亡した時の様子をハリーたちに語った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 50年前に秘密の部屋の怪物によって殺害された被害者である。

パトリック・デレニー・ポドモア卿

首無し狩りクラブの代表である。ニックの入会を拒否した。

・所属組織、地位や役職
 首無し狩りクラブ・指導者。
・物語内での具体的な行動や成果
 手紙でニックに入会不許可を通知した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

めそめそ未亡人

ゴーストである。絶命日パーティに出席した。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・ゴースト。
・物語内での具体的な行動や成果
 絶命日パーティに登場したと記されている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ホグワーツ魔法魔術学校(創設者)

ゴドリック・グリフィンドール

グリフィンドール寮の創設者である。偉大な魔法使いとして知られる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・創設者。
・物語内での具体的な行動や成果
 彼の名が刻まれた剣が組分け帽子から現れた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

サラザール・スリザリン

スリザリン寮の創設者である。純血主義を主張した。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・創設者。
・物語内での具体的な行動や成果
 他の創設者と対立して学校を去った。城のどこかに秘密の部屋を作ったとされる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 蛇語を話す能力を持っていた。

ヘルガ・ハッフルパフ

ハッフルパフ寮の創設者である。偉大な魔女として知られる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・創設者。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔法史の授業で創設者の一人として言及された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ロウェナ・レイブンクロー

レイブンクロー寮の創設者である。偉大な魔女として知られる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・創設者。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔法史の授業で創設者の一人として言及された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ウィーズリー家・関係者

アーサー・ウィーズリー

ロンの父親である。マグル製品に強い関心を示す。

・所属組織、地位や役職
 魔法省・マグル製品不正使用取締局局長。
・物語内での具体的な行動や成果
 マグルの車を空飛ぶように改造した。書店でルシウス・マルフォイと殴り合いの喧嘩をした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 空飛ぶ車の件で罰金を科された。

モリー・ウィーズリー

ロンの母親である。子供たちを厳しくも温かく見守る。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 空飛ぶ車を使用したロンたちに吼えメールを送って叱責した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ビル・ウィーズリー

ロンの兄である。エジプトで活動している。

・所属組織、地位や役職
 グリンゴッツ魔法銀行・職員。
・物語内での具体的な行動や成果
 家族がエジプトへ彼を訪ねたと言及された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ホグワーツ在学時は首席であった。

チャーリー・ウィーズリー

ロンの兄である。ルーマニアでドラゴンを研究している。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 友人を通じてハグリッドのドラゴンを引き取った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ホグワーツ在学時はクィディッチの主将であった。

エロール

ウィーズリー家のふくろうである。年老いた姿をもつ。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 ロンに吼えメールを届け、テーブルの上に墜落した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ヘルメス

パーシーのふくろうである。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 パーシーが監督生になった祝いに両親から買い与えられた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

スキャバーズ

ロンのペットである。灰色で太ったねずみとして描かれる。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 ゴイルの指に噛みついた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 元々は兄のお下がりである。

ダーズリー家・関係者

バーノン・ダーズリー

ハリーのおじである。魔法を極度に嫌悪する。

・所属組織、地位や役職
 グラニングズ社・社長。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔法の警告の手紙を見た後、ハリーを自室に監禁し、窓に鉄格子を取り付けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ペチュニア・ダーズリー

ハリーのおばである。ハリーを冷遇する。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハリーにフライパンを投げつけ、過酷な労働を強いた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ダドリー・ダーズリー

ハリーのいとこである。甘やかされて育った。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハリーが誕生日にカードを貰えなかったことをからかった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

メイソン

バーノン・ダーズリーの取引相手である。

・所属組織、地位や役職
 建築業者。
・物語内での具体的な行動や成果
 ダーズリー家の夕食会に招かれた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

メイソン夫人

メイソンの妻である。鳥を恐れる。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 ふくろうが頭の上に手紙を落としたため、悲鳴を上げて逃げ帰った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

マルフォイ家・関係者

ルシウス・マルフォイ

ドラコの父親である。純血主義を重んじる。

・所属組織、地位や役職
 ホグワーツ魔法魔術学校・理事。
・物語内での具体的な行動や成果
 ジニーの教科書にリドルの日記を忍び込ませた。ダンブルドアを停職に追い込んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 事件後に理事を辞めさせられた。

ドビー

マルフォイ家の屋敷しもべ妖精である。ハリーを敬愛している。

・所属組織、地位や役職
 屋敷しもべ妖精。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハリーを学校から遠ざけるため、手紙を隠し、駅の柵を封鎖し、ブラッジャーに細工をした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ハリーの機転により衣服を与えられ、自由の身となった。

グレンジャー家

グレンジャー氏

ハーマイオニーの父親である。マグルとして登場する。

・所属組織、地位や役職
 歯科医。
・物語内での具体的な行動や成果
 ダイアゴン横丁の銀行でマグルのお金を両替していた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

グレンジャー夫人

ハーマイオニーの母親である。マグルとして登場する。

・所属組織、地位や役職
 歯科医。
・物語内での具体的な行動や成果
 ダイアゴン横丁の書店でアーサー・ウィーズリーとマルフォイの喧嘩を心配そうに見守った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

魔法界の人々

コーネリウス・ファッジ

魔法省の大臣である。世間体を気にする態度をとる。

・所属組織、地位や役職
 魔法省・大臣。
・物語内での具体的な行動や成果
 事件の対応としてハグリッドをアズカバンへ連行した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

マファルダ・ホップカーク

魔法省の役人である。未成年の魔法使用を監視する。

・所属組織、地位や役職
 魔法省・魔法不適正使用取締局。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハリーに浮遊術が使用されたことへの警告状を送った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

マンダンガス・フレッチャー

魔法使いである。アーサー・ウィーズリーの仕事に関与した。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 アーサーの抜き打ち調査中に呪いをかけようとしたと語られている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

モートレイク

魔法使いである。アーサー・ウィーズリーの仕事に関与した。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 奇妙なイタチの件で実験的呪文委員会の尋問を受けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

パーキンズ

魔法省の職員である。アーサーと同室で働く。

・所属組織、地位や役職
 魔法省・マグル製品不正使用取締局。
・物語内での具体的な行動や成果
 アーサーとともに記憶を消す呪文などの揉み消し工作を行ったと語られている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ボージン

夜の闇横丁の店主である。胡散臭い態度を示す。

・所属組織、地位や役職
 ボージン・アンド・バークス・店主。
・物語内での具体的な行動や成果
 ルシウス・マルフォイから闇の魔術の品を買い取ろうと交渉した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

ミランダ・ゴズホーク

魔法使いである。書物の著者として名を連ねる。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 教科書『基本呪文集』を著した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

セレスティナ・ワーベック

人気の魔女歌手である。ラジオ番組に登場する。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 ラジオ番組「魔女の時間」に出演していた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

マダム・Z・ネットルズ

魔女である。通信講座の体験者として名を連ねる。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 クイックスペルの案内書に感謝の手紙が掲載されていた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

D・J・プロッド

魔法戦士である。通信講座の体験者として名を連ねる。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 クイックスペルの案内書に妻をヤクに変えたという感謝の手紙が掲載されていた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

マグルの人々

ヘティ・ベイリス

マグルの女性である。新聞記事に登場する。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 洗濯物を干している時に空飛ぶ車を目撃したと証言した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

アンガス・フリート

マグルの男性である。新聞記事に登場する。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 空飛ぶ車を目撃して警察に通報した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

禁じられた森の住人

アラゴグ

巨大な蜘蛛である。ハグリッドに育てられた過去をもつ。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 森でハリーたちに、自分が秘密の部屋の怪物ではないという真実を語った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 50年前に女子生徒を殺害した濡れ衣を着せられた。

モサグ

巨大な蜘蛛である。アラゴグの妻として言及される。

・所属組織、地位や役職
 なし。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハグリッドが森で探し出し、アラゴグの妻となった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 情報なし。

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展開まとめ

第1章 Chapter One The Worst Birthday 最悪の誕生日 

朝食のいざこざ

プリベット通り四番地では、ヘドウィグの鳴き声に起こされたバーノンが激怒していた。外へ出せば手紙を運ぶと考え、ヘドウィグを鳥籠に閉じ込めたままにしていたのである。ハリーがダドリーに魔法の言葉を忘れていると告げると、魔法を極端に恐れるダーズリー一家は騒然となった。バーノンは、この家で魔法に関する話をするなと改めてハリーを怒鳴りつけた。

閉ざされた魔法界

ホグワーツ魔法魔術学校で一年を過ごしたハリーは、城での生活や授業、クィディッチ、ハグリッドを懐かしんでいた。しかし、帰宅すると杖や教科書、箒などを階段下の物置に閉じ込められ、ヘドウィグにも南京錠を掛けられたため、魔法界との連絡を絶たれていた。

ハリーは幼い頃、闇の魔法使いヴォルデモートの呪いから生き残り、その力を失わせていた。両親を殺されてダーズリー家に引き取られたが、魔法使いであることを恥じる一家から長年冷遇されてきた。ホグワーツで自身の過去を知った後も、夏休みに戻れば以前と変わらない扱いを受けていた。

忘れられた誕生日

その日はハリーの十二歳の誕生日だったが、ダーズリー一家は完全に忘れていた。バーノンが今日は重要な日だと切り出したため、ハリーは一瞬期待したものの、話題は仕事相手のメイソン夫妻を招く夕食会だった。

バーノンは商談を成功させるため、家族に接待の手順を繰り返し確認した。ペチュニアとダドリーには客を歓迎する役目が与えられた一方、ハリーには自室で物音を立てず、存在しないふりをするよう命じられた。

孤独な庭

庭に出たハリーは、自分で誕生日の歌を口ずさみながら寂しさを募らせた。ロンとハーマイオニーから夏休みに一通も手紙が届かず、二人に誕生日まで忘れられたと思っていたのである。学校外での魔法は禁止されていたため、ヘドウィグを逃がして連絡することもできなかった。ハリーはホグワーツでの出来事が夢だったのではないかと思うほど、魔法界から切り離されていた。

その時、生垣の中から二つの大きな緑色の目がハリーを見つめた。しかし、ダドリーが現れると目は姿を消した。

ダドリーへの脅し

ダドリーは誕生日にカードが一枚も届かないことをからかい、ハリーには友達も行き場もないと言った。腹を立てたハリーは、生垣に火を放つ呪文を考えていたと嘘をつき、意味のない言葉を呪文のように叫んだ。魔法を使われたと思ったダドリーは恐怖に駆られ、母親を呼びながら家へ逃げ込んだ。

ペチュニアはハリーが実際には魔法を使っていないと分かっていたが、フライパンを投げつけ、数多くの掃除や庭仕事を命じた。ハリーは食事も与えられず、炎天下で窓拭きや洗車、芝刈り、花壇の手入れを続けた。

接待の夜

夕方になってようやく家へ入ることを許されたハリーには、パン二切れとわずかなチーズだけが与えられた。急いで食事を終えると、メイソン夫妻の到着前に二階へ追い立てられた。

玄関のベルが鳴る中、バーノンは少しでも音を立てれば許さないと脅した。ハリーは忍び足で自室へ入り、ベッドに倒れ込もうとした。しかし、そこにはすでに何者かが座っていた。

第2章 Chapter Two Dobby’s Warning トビ―の警告 

ドビーの警告

ハリーの部屋には、生垣から彼を見ていた小さな生き物が待っていた。その正体は、魔法使いの一家に仕える屋敷しもべ妖精のドビーであった。ハリーが対等に接すると、粗末に扱われてきたドビーは感激したが、主人の家族について話そうとするたびに、自ら頭を打ちつけて罰した。

ドビーはハリーを守るため、ホグワーツへ戻ってはならないと警告した。新学期の学校では恐ろしい出来事が起こるよう罠が仕掛けられており、ハリーが戻れば命に関わるというのである。ただし、誰が仕組んだのかは明かせず、ヴォルデモートとも無関係であった。

隠されていた手紙

ハリーがホグワーツこそ自分の居場所であり、友人たちもいると話すと、ドビーは手紙をくれない友達なのかと問い返した。追及されたドビーは、ロンやハーマイオニー、ハグリッドから届いていた手紙を隠していたことを認めた。ハリーが友人に忘れられたと思えば、学校へ戻らなくなると考えたのである。

ドビーは、ホグワーツへ戻らないと約束すれば手紙を渡すと迫った。しかし、ハリーが拒絶したため、ドビーは別の手段に出た。

砕かれたデザート

ドビーは階下のキッチンへ逃げ込み、ペチュニアが用意したデザートを魔法で天井近くに浮かせた。ハリーが戻らないと約束しなかったため、ドビーはデザートを床へ落として姿を消した。

バーノンはハリーの仕業として客に取り繕い、後で厳しく罰すると脅した。商談はまだ続いたが、直後にふくろうが魔法省からの手紙を届けた。鳥を恐れるメイソン夫人は悲鳴を上げ、夫妻はダーズリー一家を非難して帰っていった。

魔法省からの警告

手紙には、ハリーの住居で浮遊術が使われたことと、未成年の魔法使いが学校外で再び魔法を使えば退校処分になる可能性が記されていた。ハリーが学校外で魔法を使えないことを知ったバーノンは、これまで恐れていた必要がなかったと悟った。

バーノンはハリーを二階へ引きずり、二度とホグワーツへ戻さないと宣言した。翌朝には窓へ鉄格子を取りつけ、部屋の扉には食事を差し入れる小さな口を設けた。ハリーは朝夕の短い時間を除き、部屋から出られなくなった。

閉じ込められたハリー

三日が過ぎても監禁は続き、ハリーには逃げる方法がなかった。魔法を使えば退校になるため、部屋から抜け出すこともできなかった。わずかな食事をヘドウィグと分けながら、ホグワーツへ戻れなければどうなるのかを考え続けた。

疲労と空腹から眠りに落ちたハリーは、自分が檻に入れられ、ドビーやダーズリー一家に見られる夢を見た。鉄格子を揺らす音で目を覚ますと、月明かりの中、窓の外にはロン・ウィーズリーの姿があった。

第3 章 Chapter Three The Burrow 隠れ穴 

空飛ぶ車の救出

窓の外には、空飛ぶ車に乗ったロンと双子の兄フレッド、ジョージがいた。ロンは手紙に返事がなかったことを心配し、ハリーを家へ連れていくために来たのである。三人は車に結んだロープで窓の鉄格子を引き外し、ハリーの部屋へ侵入して扉の鍵を開けた。

フレッドとジョージは階段下の物置からホグワーツの道具が入ったトランクを運び出し、ハリーは必要な物をロンへ渡した。脱出直前にヘドウィグが鳴いたためバーノンが駆けつけ、ハリーの足首をつかんだが、ウィーズリー三兄弟が力を合わせて引き離した。ハリーを乗せた車は急上昇し、プリベット通りを離れた。

ドビーを巡る疑念

ハリーは飛行中、ドビーの警告や隠されていた手紙、デザートを落とされた騒動について話した。フレッドとジョージは、屋敷しもべ妖精が通常は主人の許可なく行動できないことから、ドビーは誰かに命じられてハリーをホグワーツへ戻さないよう仕向けた可能性があると考えた。

ハリーとロンは、ハリーを憎むドラコ・マルフォイを疑った。双子は、ドラコの父ルシウスがヴォルデモートの有力な支持者だったという噂を語り、裕福な旧家であるマルフォイ家なら屋敷しもべ妖精を抱えていても不思議ではないと話した。

ウィーズリー家への到着

夜明け頃、空飛ぶ車はオッタリー・セント・キャッチポール近くにあるウィーズリー家へ到着した。家は部屋を継ぎ足したように傾き、庭には長靴や大鍋、鶏が並んでいた。ロンは大した家ではないと言ったが、ハリーはプリベット通りとは違う温かさを感じ、素晴らしい家だと思った。

兄弟たちは車を使ったことを隠そうとしたが、庭ではウィーズリー夫人が待ち構えていた。夫人は、連絡もなく車を持ち出した息子たちを激しく叱り、事故や目撃によって父親が職を失う危険まであったと責めた。しかし、ハリーには優しく接し、家へ招いて朝食を勧めた。

隠れ穴の朝食

ハリーは初めて魔法使いの家に入り、時刻ではなく家事の予定を示す時計や、魔法料理の本、ひとりでに洗われる皿などを目にした。ウィーズリー夫人は息子たちへの怒りを残しながらも、ハリーの皿には大量のソーセージや目玉焼きを盛り、以前から夫婦で彼を心配していたと話した。

途中でロンの妹ジニーが現れたが、ハリーを見ると悲鳴を上げて逃げた。ロンは、ジニーが夏休み中ずっとハリーの話をしていたと明かした。朝食後、夫人は徹夜した息子たちに庭小人の駆除を命じ、ハリーには休むよう勧めたが、ハリーはロンたちを手伝うことにした。

庭小人の駆除

庭では、ロンが茂みから本物の庭小人を捕まえた。庭小人は大きな禿頭と硬い足、鋭い歯を持つ生き物であり、足首を持って振り回し、方向感覚を失わせて垣根の外へ投げることで駆除していた。

最初は気の毒に思ったハリーも、庭小人に指を噛まれたことで遠慮をやめた。四人は次々と庭小人を投げ出したが、ロンは父アーサーが彼らに甘いため、やがてまた戻ってくるだろうと話した。

アーサーの帰宅

夜勤を終えたアーサー・ウィーズリーは、魔法をかけられたマグル製品の調査について語った。縮む鍵や噛みつくヤカンを押収したと話していると、ウィーズリー夫人が空飛ぶ車の件を持ち出した。

アーサーは、自分が改造した車の飛行が成功したことに興味を示したが、妻の怒りに気づくと慌てて息子たちを叱った。夫婦の言い争いが始まったため、ロンはハリーを連れて自室へ向かった。

ロンの部屋

ロンの部屋は狭く、壁や天井には応援するクィディッチチーム、チャドリー・キャノンズのオレンジ色のポスターが貼られていた。教科書や漫画、杖、カエルの卵、ペットのスキャバーズなどが置かれ、窓の外では追い出された庭小人たちが戻り始めていた。

ロンは、ハリーの部屋のように立派ではないことを気にしていた。しかしハリーは、ウィーズリー家の温かさを感じ、これほど素敵な家は初めてだと笑顔で伝えた。ロンはその言葉に照れていた。

第 4 章 Chapter Four At Flourish and Blotts フローリシュ・アンド・ブロッツ書店 

隠れ穴での暮らし

隠れ穴では、話す鏡や屋根裏お化け、双子の部屋から響く爆発音など、プリベット通りでは考えられない出来事が日常となっていた。ハリーが最も驚いたのは、ウィーズリー一家が自分を家族のように受け入れてくれたことであった。モリーは食事や身なりを気遣い、アーサーはマグルの暮らしについて熱心に質問した。

新学期の手紙

一週間後、ホグワーツから新学期の案内と教科書の一覧が届いた。二年生にはギルデロイ・ロックハートの著書が多数指定されており、高額な本を五人分揃える必要にジョージたちは不安を口にした。さらに、ジニーも新入生としてローブや杖を用意しなければならなかった。

その後、ハーマイオニーからの手紙が届き、水曜日にダイアゴン横丁で会うことになった。ハリーたちはそれまで牧場でクィディッチの練習を楽しんだが、ハリーは学用品を揃えるウィーズリー家の負担を知り、自分だけが十分な財産を持っていることに居心地の悪さを覚えた。

煙突飛行の失敗

水曜日、一行は煙突飛行粉を使ってダイアゴン横丁へ向かった。初めて煙突飛行を使うハリーは、灰を吸い込んで行き先をうまく発音できず、見知らぬ店の暖炉へ落ちた。

そこは闇の魔術に関する品を扱うボージン・アンド・バークスであり、ハリーは店に入ってきたドラコと父ルシウス・マルフォイから身を隠した。

マルフォイ家の取引

ルシウスは、魔法省の抜き打ち調査に備え、所有している危険な品を売ろうとしていた。また、マグル保護法を進めるアーサーを侮辱し、ドラコにはハリーへの敵意を表に出すべきではないと忠告した。

ドラコがハーマイオニーに成績で負けていると不満を漏らすと、ルシウスは魔法使いの家系でない彼女に全科目で敗れていることを恥じるべきだと冷たく叱った。取引を終えた二人が去ると、ハリーは店を抜け出した。

夜の闇横丁

ハリーが迷い込んだ場所は、危険な店が並ぶ夜の闇横丁であった。不気味な老婆に声をかけられて困っていたところへ、肉食ナメクジの駆除剤を探しに来ていたハグリッドが現れた。

ハグリッドはハリーを老婆から引き離し、ダイアゴン横丁まで連れていった。道中でハリーは、ドビーやダーズリー家での監禁について説明した。

仲間との再会

グリンゴッツ銀行の前では、ハーマイオニーやウィーズリー一家がハリーを捜していた。アーサーは壊れたメガネを魔法で直し、ハリーがボージン・アンド・バークスでルシウスを見たと知ると、彼の不正を暴きたいと考えた。

銀行では、ウィーズリー家の金庫にわずかな硬貨しか残っていないことをハリーは知った。一方、自分の金庫には両親が残した多額の財産があり、ハリーは中身を見られないよう急いで必要な金を取り出した。

ダイアゴン横丁の買い物

銀行を出た一行は別れて買い物を始めた。ハリーはロンやハーマイオニーとアイスクリームを食べながら店を巡り、クィディッチ用品や悪戯道具、学用品を眺めた。

一時間後、三人は教科書を買うためフローリシュ・アンド・ブロッツ書店へ向かった。店ではギルデロイ・ロックハートのサイン会が開かれており、多くの魔女が詰めかけていた。

ロックハートの発表

ロックハートはハリーを見つけると、人前へ引き出して握手し、新聞用の写真を撮らせた。さらに自著一式を贈り、自分が新学期からホグワーツで闇の魔術に対する防衛術を担当すると発表した。

人前に出されて困惑したハリーは、贈られた本をジニーに譲った。そこへドラコが現れ、ハリーが注目を集めたことやウィーズリー家の貧しさを嘲笑した。

アーサーとルシウスの争い

ロンがドラコに飛びかかろうとしたところへ、アーサーとルシウスが現れた。ルシウスはアーサーの収入やグレンジャー夫妻との交友を侮辱し、ウィーズリー家を魔法使いの面汚しと呼んだ。

怒ったアーサーはルシウスに飛びかかり、二人は店内で取っ組み合いになった。ハグリッドが二人を引き離すと、ルシウスはジニーの古い教科書を侮辱するように返し、ドラコとともに店を去った。

隠れ穴への帰宅

騒動の後、モリーは公衆の前で争ったアーサーを厳しく叱った。一方、ロックハートは騒ぎさえ自分の宣伝に利用しようとしていた。

一行はグレンジャー一家と別れ、漏れ鍋の暖炉から煙突飛行で隠れ穴へ帰ることになった。煙突飛行が苦手なハリーは、今度こそ失敗しないようメガネを外して準備した。

第 5章 Chapter Five The Whomping Willow 暴れ柳 

隠れ穴での最後の夜

夏休みは瞬く間に終わり、ハリーは隠れ穴で過ごした一か月を惜しんだ。最後の夜には、モリーがハリーの好物をそろえた夕食を作り、フレッドとジョージが花火を打ち上げた。一家はにぎやかな時間を過ごし、翌日の出発に備えて眠りについた。

キングズ・クロス駅への遅刻

翌朝は忘れ物が相次ぎ、出発が大幅に遅れた。アーサーの魔法で広げられた車に全員と荷物を詰め込み、ようやくキングズ・クロス駅へ到着したが、発車時刻は目前に迫っていた。

家族が次々と九と四分の三番線へ入る中、最後に残ったハリーとロンは、突然固くなった柵に弾き返された。二人が通れないままホグワーツ特急は出発し、駅に取り残された。

空飛ぶ車での追跡

ロンは駅の外に残された空飛ぶ車でホグワーツへ向かうことを思いついた。二人は透明ブースターを使って上空へ上がり、ホグワーツ特急を見つけて北へ追跡した。

最初は雲の上の飛行を楽しんでいたが、長時間の旅で暑さと喉の渇きに苦しみ始めた。夕暮れになると車の調子も悪化し、ホグワーツ城が見えた頃にはエンジンが止まりかけていた。

暴れ柳への墜落

車は城壁を避けたものの、高度を失って大木へ衝突した。その木は暴れ柳であり、枝を振り回して車を激しく攻撃した。ロンの杖は衝撃で折れ、車体も大きな損傷を受けた。

車はどうにか自力で木から逃れたが、ハリーたちと荷物を吐き出すと、そのまま暗闇へ走り去った。二人は傷だらけのまま、重いトランクを引きずって城へ向かった。

スネイプとの遭遇

ハリーとロンは大広間の窓から組分けの儀式を眺め、ジニーがグリフィンドールに入ったことを知った。教職員席にスネイプがいないことを喜んでいたが、本人が背後に現れ、二人を地下の研究室へ連行した。

スネイプは、空飛ぶ車が複数のマグルに目撃された新聞記事を示し、アーサーの仕事にも影響が及ぶ可能性を指摘した。さらに暴れ柳を傷つけたことも責め、退校処分を期待してマクゴナガルとダンブルドアを呼んだ。

退校を免れた二人

マクゴナガルは、駅でふくろう便を使わなかった理由を問い、二人の軽率さを厳しく叱った。ダンブルドアも事情を聞き、再び同じような行動をすれば退校になると警告したが、今回は処分を見送った。

二人には罰則が科されることになったものの、グリフィンドールの減点はなかった。マクゴナガルは二人に食事を用意し、食べ終えたら寮へ戻るよう命じた。

グリフィンドールの歓迎

談話室へ戻ると、寮生たちは空飛ぶ車で暴れ柳に突っ込んだ二人を拍手で迎えた。リー・ジョーダンや上級生たちは、その登場を語り草になると称賛した。

パーシーとハーマイオニーは不満そうだったが、ロンは称賛に照れ、ハリーも次第に笑みを浮かべた。寝室ではシェーマス、ディーン、ネビルからも感心され、二人は無事に二年目のホグワーツ生活を始めた。

第6章 Chapter Six Gilderoy Lockhart ギルデロイ・ロックハート 

吼えメール

新学期初日の朝、ロンのもとにモリーから吼えメールが届いた。封筒から響いた大声は、車を盗んだことや両親を心配させたこと、アーサーが役所で尋問されたことを厳しく叱責した。ロンは大広間中の注目を浴び、ハリーも自分たちの行動でウィーズリー夫妻に迷惑をかけたことを深く悔やんだ。

暴れ柳の治療

最初の薬草学へ向かう途中、ハリーたちはスプラウトとロックハートが傷ついた暴れ柳を治療しているところに出会った。ロックハートは自分が正しい治療法を教えたように振る舞い、スプラウトを不機嫌にさせた。

ロックハートはハリーを呼び止め、空飛ぶ車で登校したのは自分と新聞に載ったことで有名になる味を覚えたからだと一方的に決めつけた。ハリーの説明を聞かず、自分と同じように注目を求めているのだと忠告して去った。

マンドレイクの植え換え

薬草学では、姿や呪いを元に戻す回復薬の材料となるマンドレイクを植え換えた。マンドレイクの泣き声は命に関わるため、生徒たちは耳当てを着けて作業した。土から引き抜かれた苗は赤ん坊のような姿で泣き喚き、抵抗するため、植え換えは重労働となった。

ハリーたちの班には、ハッフルパフのジャスティン・フィンチ=フレッチリーが加わった。ジャスティンはハリーたちに自己紹介し、ロックハートの冒険談を信じて熱心に称賛した。

壊れた杖

変身術ではコガネムシをボタンに変える課題が出されたが、ハリーはうまく変身させられなかった。折れた杖をテープでつないだロンはさらに苦戦し、杖が煙や火花を出したため、課題をまともに進められなかった。

ハリーは新しい杖を送ってもらうよう勧めたが、ロンは再び吼えメールを受け取ることを恐れて頼めなかった。

コリンの写真

昼休み、グリフィンドール一年生のコリン・クリービーがハリーに声をかけた。魔法使いでない家庭に育ったコリンは、ハリーに会った証拠として写真を撮り、署名も欲しいと頼んだ。

そこへドラコが現れ、ハリーが署名入り写真を配っていると大声でからかった。さらにロンの家の貧しさや吼えメールまで嘲笑したため、ロンは壊れた杖を抜こうとした。

ロックハートとの撮影

騒ぎを聞きつけたロックハートは、事情を確かめずにハリーと肩を組み、コリンに二人の写真を撮らせた。その後も、ハリーが目立ちたがって署名入り写真を配ろうとしていたと決めつけ、自分のような有名人になるにはまだ早いと諭した。

ハリーは周囲の生徒に見られながら教室まで連れていかれ、強い屈辱を味わった。

ロックハートのテスト

闇の魔術に対する防衛術の初授業で、ロックハートは自分の経歴と受賞歴を誇示した後、自著の内容を確認するテストを行った。しかし、質問は好きな色や誕生日、理想の贈り物など、すべてロックハート本人に関するものだった。

ハーマイオニーだけが満点を取り、グリフィンドールに十点を与えられた。彼女はロックハートの言葉を真剣に受け止め、その評価を喜んだ。

ピクシーの暴走

ロックハートは実習として、捕らえたコーンウォール地方のピクシー小妖精を籠から放った。ピクシーたちは生徒を吊り上げ、窓を割り、教室中の本や道具を荒らして大混乱を引き起こした。

ロックハートの呪文はまったく効かず、杖まで奪われたため、彼は机の下へ逃げ込んだ。授業が終わると、ロックハートはハリー、ロン、ハーマイオニーに後始末を押しつけて教室を去った。

ハリーとロンは、ロックハートが実際には何も分かっていなかったと疑った。しかし、ハーマイオニーは著書に記された功績を信じ、彼を擁護し続けた。

第7章 CHAPTER SEVEN Mudbloods and Murmurs 穢れた血と幽かな声  

コリンの付きまとい

ハリーは廊下でロックハートを避け続けたが、コリンには時間割を覚えられ、一日に何度も声をかけられていた。ヘドウィグは空飛ぶ車での旅をまだ怒っており、ロンの壊れた杖も失敗を重ね、呪文学ではフリットウィックの眉間に当たってこぶを作った。

早朝のクィディッチ練習

土曜の早朝、ハリーはキャプテンのオリバー・ウッドに起こされ、練習へ向かった。途中でコリンにつかまり、クィディッチの仕組みを説明しながら競技場まで同行することになった。

ウッドは新しい戦術を長々と説明した後、ようやく練習を始めた。コリンは観客席からハリーの写真を撮り続け、ウッドはスリザリンの偵察ではないかと警戒した。

スリザリンの新シーカー

競技場にはスリザリンのチームが現れ、スネイプの許可を得て練習すると主張した。新しいシーカーはドラコであり、ルシウスからチーム全員に最新型のニンバス2001が贈られていた。

ハーマイオニーが、グリフィンドールの選手は金ではなく実力で選ばれたと指摘すると、ドラコは彼女をマグル生まれへの侮辱語で罵った。

ナメクジの逆噴射

怒ったロンはドラコに呪いをかけようとしたが、壊れた杖から魔法が逆向きに放たれた。その結果、ロンは言葉の代わりに大量のナメクジを吐き出すようになった。

ハリーとハーマイオニーはロンを支え、近くにあるハグリッドの小屋へ向かった。コリンはその様子まで撮影しようとしたが、ハリーに追い払われた。

ハグリッドの手当て

ハグリッドはロンの前に洗面器を置き、ナメクジが出尽くすのを待つしかないと話した。直前まで訪ねていたロックハートについては、井戸の水魔の追い払い方を教えようとしていたと不満を漏らし、その自慢話を信用していなかった。

ハーマイオニーはロックハートを擁護したが、ハグリッドは闇の魔術に対する防衛術の教師を引き受ける者がほかにいなかっただけだと説明した。

穢れた血の意味

ロンは、ドラコがハーマイオニーを穢れた血と呼んだことを明かした。それはマグル生まれの魔法使いを侮辱する言葉であり、純血を誇る者が用いる最低の蔑称であった。

ロンとハグリッドは、魔法の能力と血筋には関係がなく、ハーマイオニーが多くの呪文を使いこなしていることを挙げて反論した。ロンは、現代の魔法使いの大半は混血であり、マグルと結婚しなければ絶滅していたと語った。

巨大なかぼちゃ

ハグリッドは三人に、ハロウィーン用に育てている巨大なかぼちゃを見せた。ハリーは、ハグリッドが杖を隠した傘で肥らせ魔法を使っているのではないかと考えたが、退学の事情に触れるとハグリッドが話を避けるため追及しなかった。

ハグリッドはジニーも小屋を訪ねたと話し、ハリーに会うことを期待していたのではないかとからかった。

処罰の決定

城へ戻ると、マクゴナガルがハリーとロンに処罰の内容を告げた。ロンはフィルチとともに、魔法を使わずトロフィー・ルームの銀製品を磨くことになった。

ハリーはロックハートのファンレターへの返事を手伝うよう命じられた。ロックハートから特に指名されたと知り、ハリーはロンとの交代を望んだが認められなかった。

ファンレターの宛名書き

夜、ハリーはロックハートの部屋で大量の封筒に宛名を書き続けた。ロックハートは自身の人気や有名人としての振る舞いについて語り続け、ハリーは長い時間を耐えていた。

その最中、ハリーはどこからともなく、引き裂く、八つ裂きにする、殺すと告げる冷たい声を聞いた。しかしロックハートには何も聞こえておらず、疲れているだけだと思われた。

謎の声

処罰を終えたハリーは寝室に戻り、遅れて帰ってきたロンに声のことを話した。ロンは、姿の見えない誰かがいたとしても、閉じた部屋の中まで声が届くのは不自然だと考えた。

ハリーにも声の正体や聞こえた理由は分からず、二人は答えを見つけられないまま眠りについた。

第8章 Chapter Eight The Deathday Party 絶命日パーティ 

十月の冷雨

十月に入り、城には冷たい雨と風が続き、風邪が流行していた。ジニーも体調を崩し、パーシーに飲まされた薬のため、しばらく耳から煙を出していた。ハグリッドのかぼちゃは小屋ほどに育った一方、ウッドは悪天候でもクィディッチの練習を続けた。さらに、スリザリンのニンバス2001の速さを知ったハリーは、対抗試合への不安を募らせた。

首無し狩りへの落選

練習帰りのハリーは、ほとんど首無しニックが首無し狩りクラブへの入会を断られて落ち込んでいるところに出会った。ニックは首が完全に胴体から離れていないことを理由に、狩りへ参加する資格がないとされたのである。

そこへフィルチの猫ミセス・ノリスが現れ、ニックは泥だらけのハリーに逃げるよう忠告した。しかし間に合わず、フィルチは廊下を汚したハリーを事務室へ連行した。

フィルチの秘密

フィルチが処罰の書類を作ろうとしたところ、上階で大きな物音が響いた。フィルチがピーブズを捕まえに出た隙に、ハリーは机の上にあった初心者向け魔法通信講座クイックスペルの案内を読んだ。

戻ってきたフィルチは、封筒の位置が変わっていることに気づき、ハリーに読んだかと問い詰めた。ハリーが否定すると、フィルチは秘密を知られることを恐れたように動揺し、処罰せずに退室させた。騒ぎはニックがハリーを助けるため、ピーブズに飾り棚を壊させたものだった。

絶命日パーティへの招待

助けてもらった礼として、ハリーはニックのためにできることはないかと尋ねた。ニックは五百回目の絶命日パーティへの出席を頼み、首無し狩りクラブのパトリック卿に、自分が恐ろしいゴーストだと伝えてほしいと頼んだ。

ハリーはロンとハーマイオニーも連れて参加すると約束した。ハーマイオニーは珍しい体験を喜んだが、ロンは自分の死んだ日を祝うことに疑問を抱いた。

絶命日パーティ

ハロウィーンの夜、三人は大広間の宴を諦め、地下牢で開かれたニックのパーティへ向かった。会場は冷え切り、何百ものゴーストが鋸の音楽に合わせて踊っていた。

並べられた料理は、ゴーストがわずかに味を感じられるよう、腐敗や焦げによって強い臭いを放つものばかりだった。三人は食べられる物がなく、寒さと空腹に苦しんだ。

嘆きのマートル

会場では、ハーマイオニーが三階の女子トイレに住む嘆きのマートルについて話していた。それを聞いたピーブズがマートルを呼び寄せ、ハーマイオニーが陰口を言っていたと告げ口した。

ハーマイオニーたちは取り繕おうとしたが、マートルはからかわれたと思って泣き出した。ピーブズはさらに侮辱を重ね、マートルを追いかけて会場を出ていった。

首無し狩りクラブ

パトリック卿と首無し狩りクラブの一団が馬に乗って現れると、会場の注目はすべて彼らに集まった。パトリック卿はニックの首が完全には取れないことを笑いものにした。

ハリーは頼まれたとおりニックを恐ろしいと褒めようとしたが、パトリック卿には頼まれた言葉だと見抜かれた。ニックの演説も首無し狩りの余興にかき消され、パーティは望んだようには進まなかった。

再び聞こえた声

寒さと空腹に耐えられなくなった三人は、パーティを抜け出して大広間へ向かった。その途中、ハリーは以前ロックハートの部屋で聞いた、殺意に満ちた冷たい声を再び聞いた。

声は血の臭いがする、殺す時が来たと告げながら、壁や天井の向こうを移動しているようだった。ロンとハーマイオニーには聞こえなかったが、ハリーは声を追って上階へ駆け上がった。

秘密の部屋の文字

三階の廊下で、ハーマイオニーが壁に書かれた文字を見つけた。そこには、秘密の部屋が開かれ、継承者の敵は気をつけるよう記されていた。

文字の下には、フィルチの猫ミセス・ノリスが松明の腕木から吊り下げられ、硬直したまま動かなくなっていた。三人がその場を離れる前に宴を終えた生徒たちが押し寄せ、ハリーたちは現場の中央に取り残された。

ドラコの歓喜

生徒たちが凍りつく中、ドラコは壁の警告を読み上げ、次はマグル生まれの者たちの番だと叫んだ。ドラコは動かないミセス・ノリスを見ながら、喜びを隠さず笑っていた。

第9章  Chapter Nine The Writing on the Wall 壁に書かれた文字 

ミセス・ノリスの石化

フィルチは硬直したミセス・ノリスを見つけると、現場にいたハリーが殺したと決めつけた。ダンブルドアは猫をロックハートの部屋へ運び、教師たちとともに調べた。その結果、ミセス・ノリスは死んだのではなく、高度な闇の魔術によって石にされたと判明した。

フィルチは、ハリーが自分の秘密を知って報復したと訴えたが、ダンブルドアは二年生に可能な魔法ではないと否定した。スプラウトが育てているマンドレイクが成熟すれば、回復薬で元に戻せることも伝えた。

疑われたハリー

スネイプは、ハリーたちがハロウィーンの宴に参加せず、三階の廊下にいた理由を追及した。ハリーたちは絶命日パーティに出席していたと説明したが、ハリーは自分だけに聞こえた声のことを隠し、寝室へ戻ろうとしていたと答えた。

スネイプはハリーが真実を話していないとして、クィディッチへの参加を禁じるよう提案した。しかし、マクゴナガルは犯行の証拠がないと反対し、ダンブルドアも疑わしいだけでは罰せられないとして三人を帰した。

スクイブの秘密

ハリーはロンとハーマイオニーに、声について話すべきだったか尋ねた。ロンは、自分にしか聞こえない声の話をすれば正気を疑われると考え、黙っていてよかったと答えた。

さらにロンは、スクイブとは魔法使いの家に生まれながら魔力を持たない者だと説明した。フィルチがクイックスペルで魔法を学ぼうとしていたことから、彼がスクイブであり、魔法を使える生徒たちを妬んでいるのだと考えた。

広がる疑惑

事件後、フィルチは現場を見張り続け、壁の文字を消そうとしたが、どの洗剤も効果がなかった。学校中で秘密の部屋と犯人の噂が広がり、ハリーを避ける生徒も現れた。

ジニーは事件に強い衝撃を受け、猫好きであることもあって怯えていた。ハーマイオニーは秘密の部屋を調べるため読書に没頭し、ホグワーツの歴史を探していた。

秘密の部屋の伝説

魔法史の授業で、ハーマイオニーはビンズに秘密の部屋について質問した。ビンズは伝説にすぎないと断りながらも、ホグワーツ創設者たちの対立を説明した。

サラザール・スリザリンは、魔法族の家系に生まれた者だけを入学させるべきだと考え、マグル生まれの生徒を受け入れる他の創設者と対立して学校を去った。伝説では、スリザリンは城内に秘密の部屋を作り、真の継承者だけが封印を解いて怪物を操り、学校から不適格とみなした者を追放できるとされていた。

ビンズは部屋も怪物も存在しないと断言したが、生徒たちは伝説に強い関心を抱いた。

組分け帽子の記憶

ロンは、純血主義を唱えたスリザリンの寮には絶対に入りたくないと語った。ハリーは、組分け帽子が自分をスリザリンに入れようとしていたことを思い出したが、その事実を二人には話せなかった。

周囲では、ハリーがスリザリンの継承者ではないかという噂も広がり始めていた。ジャスティンがハリーを避けたことからも、ハリーは自分が疑われていると感じた。

事件現場の調査

ハリーたちは、壁の文字が残る三階の廊下を調べた。床には焼け焦げた跡があり、窓からは多数のクモが列を作って城の外へ逃げ出していた。

ロンは幼い頃の体験からクモをひどく恐れていた。さらに、事件当夜の水溜まりが、嘆きのマートルが住む故障中の女子トイレの前にあったことに気づいた。

嘆きのマートルへの質問

三人は女子トイレへ入り、マートルに事件の夜のことを尋ねた。しかし、マートルはピーブズに傷つけられて泣いていたため、周囲の出来事を見ていなかった。

そこへパーシーが現れ、三人が事件現場を調べていたことを厳しく叱った。ジニーがハリーたちの退学を心配して泣いていると明かし、探偵の真似をやめるよう命じてグリフィンドールから五点を減点した。

ドラコへの疑い

談話室で三人は、マグル生まれやスクイブを学校から追い出そうとしている人物について考えた。ドラコが事件現場で警告文を喜んで読み上げたことや、代々スリザリン寮に属する家系を誇っていることから、彼が継承者ではないかと疑った。

しかし証拠はなく、本人から聞き出す必要があった。ハーマイオニーは、ポリジュース薬でスリザリン生に変身し、談話室へ潜入してドラコに質問する計画を提案した。

ポリジュース薬の計画

ポリジュース薬は一時的に別人の姿へ変身できる薬だったが、材料の入手と調合が難しく、作り方は禁書の最も強力な薬に記されていた。

禁書を借りるには教師の署名が必要だったため、三人は薬を作る目的を隠し、単なる学問的な興味だと信じ込ませられる教師を探す必要に迫られた。

第 10章 Chapter Ten The Rogue Bludger 狂ったブラッジャー 

クィディッチ試合と新たな石化

禁書閲覧の許可

ロックハートは授業で自著の場面を再現し、ハリーに狼男を演じさせた。授業後、ハーマイオニーはロックハートの著書を理解するためだと偽り、禁書を借りる許可証への署名を求めた。称賛に気をよくしたロックハートは本の題名も確かめず、あっさり署名した。

ポリジュース薬の製法

三人は嘆きのマートルのトイレで最も強力な魔法薬を開き、ポリジュース薬の製法を調べた。調合には一か月ほどかかり、二角獣の角やツルヘビの皮など、スネイプの保管庫から盗まなければ入手できない材料も必要であった。

ハーマイオニーは、マグル生まれを狙う犯人を突き止めるためなら規則を破る必要があると訴えた。ハリーとロンも計画に同意し、スリザリン生に変身してドラコから秘密の部屋について聞き出すことを決めた。

グリフィンドール対スリザリン

クィディッチの試合当日、ウッドは高性能な箒を持つスリザリンに対し、選手の実力で勝つようチームを鼓舞した。試合が始まると、細工されたブラッジャーがほかの選手には目もくれず、ハリーだけを執拗に追い回した。

フレッドとジョージがハリーを守ったため、グリフィンドールは得点を重ねられなかった。ハリーは試合を中止すれば敗北になると考え、二人を通常の守備へ戻し、ブラッジャーを一人でかわしながらスニッチを探すことにした。

折れた腕での勝利

ハリーは激しい雨の中を複雑に飛び回り、ブラッジャーの攻撃を避け続けた。その最中、ドラコの耳元に浮かぶスニッチを見つけたが、動きを止めた隙にブラッジャーを受け、右腕を折られた。

それでもハリーはドラコへ急降下し、左手でスニッチをつかんだ。片腕を使えないまま地面へ墜落したが、グリフィンドールは試合に勝利した。

骨を失った右腕

負傷したハリーをロックハートが治療しようとしたが、折れた骨を直す代わりに右腕の骨をすべて消してしまった。マダム・ポンフリーはロックハートの処置に憤り、骨を再生させるため、ハリーを医務室に一晩入院させた。

骨生え薬を飲んだハリーは、三十三本の骨が再生する激痛に耐えることになった。仲間たちは勝利を祝いに来たが、休息が必要だとして追い出された。

ドビーの妨害

夜中、ハリーの前にドビーが現れた。ドビーは、キングズ・クロス駅の柵を閉ざしたことを認め、ハリーを学校へ戻らせないためだったと説明した。さらに、試合でハリーを狙ったブラッジャーにも自分が細工し、大怪我をさせて帰宅させようとしたと明かした。

ドビーは、衣服を主人から与えられれば屋敷しもべ妖精は自由になれると語った。また、かつてヴォルデモートが力を持っていた時代には屋敷しもべ妖精がひどく虐げられ、彼を倒したハリーは希望の象徴になったと訴えた。

再び開かれた秘密の部屋

ドビーは、歴史が繰り返され、秘密の部屋が再び開かれたと口を滑らせた。しかし、以前と現在の継承者については主人への服従に縛られて答えられず、ハリーに学校から去るよう繰り返し求めた。

ハリーは、マグル生まれのハーマイオニーを残して逃げられないと拒んだ。足音が近づくと、ドビーは姿を消した。

コリンの石化

ダンブルドアとマクゴナガルが医務室へ運んできたのは、カメラを握ったまま石化したコリンであった。コリンは葡萄を持ってハリーを見舞いに来る途中、階段で襲われたと考えられた。

ダンブルドアがカメラを開くと、中身は熱で溶けていた。コリンが撮影した何かによってカメラまで破壊されたのである。ダンブルドアは秘密の部屋が再び開かれたと断言したが、問題は誰が開いたかではなく、どのように開かれたかだと語った。

第 11 章Chapter Eleven The Duelling Club 決闘クラブ 

第十一章 決闘クラブ

ポリジュース薬の調合

医務室を退院したハリーは、嘆きのマートルのトイレでポリジュース薬を作り始めていたロンとハーマイオニーを見つけた。ハリーはドビーが駅の障壁を閉ざし、ブラッジャーに細工したことや、秘密の部屋が以前にも開かれていたと語ったことを二人に伝えた。

三人はルシウスが過去に秘密の部屋を開き、その方法をドラコに教えた可能性を疑った。学校ではコリンの石化によって恐怖が広がり、生徒たちは集団で行動し、護身用のお守りを買い求めるようになった。

スネイプの薬棚

ポリジュース薬には二角獣の角と毒ツルヘビの皮が必要であり、どちらもスネイプの薬棚にしかなかった。ハーマイオニーは自分が材料を盗み、ハリーとロンが授業中に騒ぎを起こしてスネイプの注意を引く計画を立てた。

ハリーは長々花火をゴイルの大鍋に投げ込み、膨れ薬を爆発させた。薬を浴びた生徒たちの体が膨れ上がる混乱に紛れ、ハーマイオニーは研究室から必要な材料を持ち出した。スネイプは花火の残骸を発見し、犯人を退学にすると宣言したが、三人の計画は成功した。

決闘クラブ

学校では身を守る訓練として決闘クラブが開かれた。指導役として現れたロックハートはスネイプと模範試合を行ったが、武装解除の術を受けて舞台から吹き飛ばされた。

生徒同士の練習では、スネイプがハリーとドラコを組ませた。二人は武装解除にとどまらず、くすぐりや踊りの術を掛け合い、周囲でも決闘が乱闘へと変わったため、スネイプがすべての術を解除した。

黒いヘビ

防御の実演で再びハリーとドラコが選ばれると、ドラコは黒いヘビを出現させた。ロックハートが消そうとして失敗したため、怒ったヘビはジャスティンに襲いかかろうとした。

ハリーが無意識にヘビへ命じると、ヘビは攻撃をやめて従順になった。しかし、周囲にはハリーの言葉が蛇の鳴き声にしか聞こえず、ジャスティンはハリーがヘビをけしかけたと思い込んで逃げ去った。

パーセルマウス

ロンとハーマイオニーは、ハリーがヘビと話せるパーセルマウスであると説明した。蛇語を操る能力は珍しく、サラザール・スリザリンも同じ力を持っていたため、学校中からスリザリンの継承者だと疑われる恐れがあった。

ハリーは自分が蛇語を話していたことすら気づいておらず、ジャスティンを助けただけだと訴えた。しかし、組分け帽子がかつて自分をスリザリンへ入れようとしたことを思い出し、スリザリンの血を引いている可能性に不安を抱いた。

広がる疑惑

吹雪で薬草学が休講になると、ハリーは誤解を解くためジャスティンを探した。図書室ではハッフルパフ生たちが、フィルチの猫やコリンを襲ったのはハリーだと噂していた。アーニーは、蛇語を話せることや事件の被害者とハリーの間に因縁があったことを根拠に、ハリーが継承者だと断定していた。

姿を現したハリーは疑惑を否定し、ジャスティンを助けようとしただけだと説明した。しかし、アーニーは信じず、ジャスティンの居場所も明かさなかった。怒ったハリーは図書室を立ち去り、途中で出会ったハグリッドにも事情を話せなかった。

ジャスティンとニックの石化

暗い廊下を歩いていたハリーは、床に倒れたジャスティンを発見した。ジャスティンは恐怖の表情を浮かべたまま石化し、その隣では、ほとんど首無しニックが黒く煤けた姿で宙に浮かび、動かなくなっていた。周囲ではクモが二人から逃げるように一列で立ち去っていた。

ハリーは逃げずに助けを呼ぼうとしたが、現れたピーブズが襲撃を大声で知らせた。集まった生徒たちの前でアーニーはハリーを現行犯だと指差し、ピーブズもハリーが犯人だとはやし立てた。

ダンブルドアの部屋

教師たちはジャスティンを医務室へ運び、黒く硬直したニックも移動させた。マクゴナガルは無実を訴えるハリーに、自分の手には負えないと告げた。

マクゴナガルはハリーを動く螺旋階段へ案内した。階段の先にある樫の扉を見たハリーは、自分がダンブルドアの部屋へ連れていかれていることに気づいた。

第 12章 Chapter Twelve The Polyjuice Potion ポリジュース薬 

組分け帽子への問い

ダンブルドアの校長室で待たされたハリーは、組分け帽子に自分の寮が正しかったのかを尋ねた。帽子は以前と同じく、ハリーがスリザリンでも成功できたと答えたため、ハリーは強い不安を抱いた。

フォークスの燃焼日

校長室にいた老いた鳥が突然炎に包まれ、灰になった。戻ってきたダンブルドアは、その鳥が不死鳥フォークスであり、寿命を迎えると燃え上がって灰から蘇ると説明した。

ダンブルドアの信頼

ハグリッドは校長室へ飛び込み、ジャスティンたちが襲われる直前までハリーと話していたため、ハリーは犯人ではないと訴えた。ダンブルドアもハリーを疑っていないと明言したが、何か話すことはないかと尋ねた。

ハリーは正体不明の声やポリジュース薬、自分とスリザリンの関係への不安を思い浮かべたが、何もないと答えた。

広がる恐怖と疑惑

ジャスティンとゴーストであるニックまで襲われたことで、校内の恐怖は一層深まり、多くの生徒がクリスマス休暇に帰宅することを決めた。ハリーは周囲から避けられたが、フレッドとジョージは継承者扱いを冗談にし、ハリーの気持ちを軽くした。一方、ジニーはその冗談にもひどく怯えていた。

完成したポリジュース薬

クリスマスの朝、ハーマイオニーはポリジュース薬が完成したと告げた。三人はクラップとゴイルを眠らせて髪を取り、二人に変身してマルフォイを探る計画を実行した。ハーマイオニーは決闘クラブでローブに付着したミリセントの髪を使うつもりであった。

ハリーとロンは眠り薬入りのケーキをクラップとゴイルに食べさせ、二人を物置に隠して髪と靴を手に入れた。

クラップとゴイルへの変身

三人は嘆きのマートルのトイレでポリジュース薬を飲んだ。ハリーはゴイルに、ロンはクラップに変身したが、ハーマイオニーは異変を理由に小部屋から出ようとしなかった。

ハリーとロンはスリザリンの談話室を探して地下を歩き回り、途中で出会ったマルフォイについていくことで入口を突き止めた。

マルフォイへの尋問

マルフォイはアーサーが空飛ぶ車の件で罰金を科され、ルシウスから辞任を要求された新聞記事を二人に見せた。さらに、ダンブルドアやマグル生まれの生徒を侮辱し、秘密の部屋の継承者を支持する考えを語った。

しかし、マルフォイ自身も継承者が誰なのか知らなかった。前回秘密の部屋が開かれたのは五十年前で、その際にはマグル生まれの生徒が一人死亡し、犯人は退学になったと父親から聞いているだけであった。

変身の時間切れ

マルフォイはルシウスが闇の魔術の品を隠していることまで話したが、ロンの姿が元に戻り始めた。ハリーとロンは胃薬を飲むと取り繕って談話室から逃げ、クラップとゴイルの靴を物置の前に置いてトイレへ戻った。

猫に変わったハーマイオニー

トイレではハーマイオニーが小部屋に閉じこもっていた。使った毛はミリセントのものではなく、彼女の飼い猫の毛であったため、ハーマイオニーの顔には黒い毛が生え、黄色い目と猫の耳が現れていた。

ポリジュース薬は動物への変身には使えず、ハリーとロンは泣くハーマイオニーを説得して医務室へ連れていった。

第13章 Chapter Thirteen The Very Secret Diary 重大秘密の日記 

医務室のハーマイオニー

猫の毛を使った影響が消えるまで、ハーマイオニーは数週間医務室で過ごした。生徒たちは彼女も襲撃されたと噂したが、ハリーとロンは毎日見舞い、宿題を届けた。ハーマイオニーは回復しながら新たな手掛かりを尋ねたものの、マルフォイが継承者ではなかったため、三人の調査は行き詰まっていた。

水浸しのトイレ

ハリーとロンは、嘆きのマートルのトイレから大量の水が流れ出しているのを発見した。マートルは何者かに本を投げつけられたと泣き喚き、その本を便器から流し出したと話した。

二人が拾ったのは、五十年前のT・M・リドルの日記であった。中はすべて白紙だったが、リドルは当時ホグワーツから特別功労賞を受けていた人物であった。

五十年前の日記

退院したハーマイオニーは、秘密の部屋が以前開かれた時期と日記の年代が一致していることに注目した。リドルが継承者を捕らえた功績で賞を受けた可能性を考えたが、透明インクを現す呪文や道具を使っても文字は出なかった。

トロフィー・ルームでは、リドルが監督生や首席を務め、魔術優等賞も受けた優秀な生徒だったことだけが判明した。

束の間の平穏

ジャスティンとほとんど首無しニックが襲われて以降、新たな事件は起きなかった。マンドレイクも成長を続け、石にされた者たちを治せる時期が近づいていた。

一方で、アーニーは依然としてハリーを疑い、ピーブズも歌でハリーをからかい続けた。ロックハートは自分の存在が犯人を怯えさせたと思い込み、学校を明るくするために派手なバレンタインの催しを行った。

歌うバレンタイン

ハリーは配達役の小人に捕まり、大勢の前で恋の歌を聞かされた。その騒ぎの中で持ち物が床に散らばり、マルフォイがリドルの日記を拾った。

ハリーは武装解除の術で日記を取り返した。マルフォイは歌の送り主がジニーであるかのようにからかい、ジニーは顔を覆って逃げ去った。

日記との対話

日記には赤いインクさえ染み込まず、何も残らなかった。ハリーが自分の名前を書くと文字は消え、代わりにトム・リドルからの返事が現れた。

リドルは、五年生の時に秘密の部屋が開かれ、生徒が襲われて一人が死亡したと語った。さらに、自分が犯人を捕らえたものの、事件の真相は隠され、怪物を解き放つ力を持つ者は投獄されなかったと伝えた。

五十年前の記憶

ハリーは日記を通して、五十年前のリドルの記憶へ入り込んだ。当時の校長ディペットは、襲撃事件と女子生徒の死によって学校閉鎖の危機にあるとリドルに話した。

孤児院へ戻りたくなかったリドルは、事件を終わらせようと夜の校内を動き回った。若いダンブルドアはそんなリドルを警戒するように見つめていた。

若きハグリッドと怪物

リドルは地下牢で何者かを待ち伏せし、巨大な少年ルビウスが箱から生き物を逃がそうとしている場面を押さえた。リドルは、ルビウスが飼っていた怪物を放し、生徒を襲わせたと決めつけて彼を告発しようとした。

箱から現れたのは、多数の目と鋭い脚を持つ巨大な蜘蛛であった。蜘蛛はリドルを突き倒して逃走し、ルビウスは怪物が誰も殺していないと叫びながらリドルを止めた。

ハグリッドへの疑い

記憶から戻ったハリーは、五十年前に秘密の部屋を開けた犯人として捕らえられたのが、若い頃のハグリッドだったとロンに告げた。

第 14章 Chapter Fourteen Cornelius Fudge コーネリウス・ファッジ 

ハグリッドへの疑念

ハリーたちは、リドルの記憶で見た怪物とハグリッドの関係を何度も議論した。ハグリッドが危険な生き物を好むことは事実だったが、誰かを殺そうとしたとは考えられなかった。三人は直接問いただす案も検討したものの、新たな襲撃が起きないかぎり黙っていることにした。

穏やかな日々

ジャスティンとほとんど首無しニックの襲撃から四か月近くが過ぎ、新たな事件は起きなかった。生徒たちの警戒心も薄れ、アーニーもハリーに普通に接するようになった。マンドレイクも成熟に近づき、石にされた者たちを蘇生できる見通しが立った。

選択科目とクィディッチ

二年生は三年生からの選択科目を決めることになった。ハーマイオニーは全科目を登録し、ハリーは将来の進路を熱心に語るパーシーの助言を受けながらも、最終的にはロンと同じ科目を選んだ。

ハッフルパフ戦を控えたグリフィンドールは、毎晩クィディッチの練習を続けた。優勝の可能性が高まる中、ハリーは久しぶりに明るい気持ちになっていた。

荒らされた寝室

練習後に寝室へ戻ったハリーは、自分の持ち物が徹底的に荒らされているのを発見した。何者かが目的を持って捜索した形跡があり、確認するとリドルの日記だけが消えていた。

グリフィンドール塔へ入れる者しか盗めないため、ハリーたちは寮内に犯人がいる可能性に衝撃を受けた。しかし、日記の秘密やハグリッドの過去を先生に知られたくなかったハリーは、盗難を届け出なかった。

再び聞こえた声

ハッフルパフとの試合当日、ハリーは大広間を出た直後に、何者かを引き裂いて殺そうとする姿なき声を再び聞いた。ロンには聞こえなかったが、ハーマイオニーは突然何かを思いつき、図書室へ駆けていった。

ハリーは声を追いたかったものの、試合開始が迫っていたため競技場へ向かった。城内にほとんど生徒が残っていないことだけが、わずかな安心材料だった。

試合の中止

試合開始直前、マクゴナガル先生が競技場に現れ、試合の中止と全生徒の寮への帰還を命じた。さらに、ハリーとロンを医務室へ連れていき、二人同時に新たな襲撃を受けたと告げた。

被害者はレイブンクローのペネロピー・クリアウォーターとハーマイオニーであった。二人は図書室の近くで石にされ、そばには小さな鏡が落ちていた。

学校閉鎖の危機

全生徒に外出禁止と教師の付き添いが命じられ、授業以外の活動やクィディッチも停止された。マクゴナガル先生は、犯人が捕まらなければ学校が閉鎖される可能性があると告げ、心当たりのある者に申し出るよう求めた。

ハーマイオニーまで襲われたことで、ハリーはハグリッドに直接話を聞く決意を固めた。ハグリッドが現在の犯人ではなくても、五十年前の怪物や秘密の部屋への入り方について何か知っていると考えたのである。

夜の小屋

ハリーとロンは透明マントを使い、厳重に警戒された城を抜け出してハグリッドの小屋へ向かった。ハグリッドは石弓を構えて二人を迎え、落ち着きを失った様子で窓を気にしていた。

二人がハーマイオニーについて尋ねようとした時、戸を叩く音がした。ハリーとロンは透明マントの下に隠れ、訪問者の会話を聞くことになった。

ハグリッドの連行

訪れたのはダンブルドアと魔法大臣コーネリウス・ファッジであった。ファッジは、マグル出身者への襲撃が続き、魔法省も対応を示さなければならないとして、過去に同様の事件で疑われたハグリッドをアズカバンへ連行すると告げた。

ダンブルドアはハグリッドを全面的に信頼し、連行しても事件の解決にはならないと反対した。しかし、ファッジは圧力を理由に方針を変えなかった。

ダンブルドアの停職

続いてルシウス・マルフォイが現れ、十二人の理事全員が署名したダンブルドアの停職命令を示した。ハグリッドは理事たちを脅したのではないかと非難し、ダンブルドアが去れば次は犠牲者が殺されると訴えた。

ダンブルドアは理事会の決定に従う一方、自分に忠実な者がいるかぎり、本当の意味では学校を離れないと告げた。また、ホグワーツでは助けを求める者には必ず助けが与えられると言い、隠れているハリーたちの存在を見抜いているような視線を向けた。

クモの跡

連行される直前、ハグリッドは手掛かりを求める者に向けるように、クモの跡を追えば糸口が見つかると大声で告げた。さらに、自分の留守中にファングへ餌を与えるよう頼み、小屋を去った。

ダンブルドアとハグリッドを同時に失ったことで、ロンは学校がさらに危険になると恐れた。残されたファングは、閉ざされた戸を掻きながら悲しげに鳴き続けた。

第 15 章 Chapter Fifteen Aragog アラゴグ 

ダンブルドア不在の城

ダンブルドアとハグリッドが去った後、ホグワーツでは恐怖と緊張が一層強まった。医務室は面会謝絶となり、ハリーとロンはハーマイオニーを見舞うこともできなかった。二人はダンブルドアの言葉を考え続けたが、誰に助けを求めればよいのかわからなかった。

マルフォイの歓喜

マルフォイは、ルシウスがダンブルドアを停職させたことを誇り、秘密の部屋を閉じようとしない校長を望んでいた。さらに、次の犠牲者は死ぬだろうと語り、ハーマイオニーが襲われなかったことを残念がった。

怒ったロンはマルフォイに飛びかかろうとしたが、ハリーとディーンに止められた。

アーニーの謝罪

薬草学の授業で、アーニーはハリーを犯人だと疑ったことを謝罪した。ハーマイオニーを襲うはずがないと認め、二人は握手した。

その直後、ハリーは地面を移動する数匹のクモを発見した。クモは禁じられた森へ向かっており、二人はハグリッドの残した言葉に従って跡を追うことを決めた。

禁じられた森への出発

その夜、ハリーとロンは透明マントを使って城を抜け出し、ハグリッドの小屋でファングを連れ出した。森の入口でクモを見つけ、杖の灯りを頼りに暗い森の奥へ進んだ。

クモは小道を外れ、二人は枝や荊に阻まれながら深い森を進み続けた。やがて大きな物音に怯えたが、現れたのは森で野生化していたウィーズリー家の車だった。

巨大蜘蛛の巣

クモの跡を探し直そうとした直後、ハリー、ロン、ファングは巨大な蜘蛛に捕らえられた。三人は森の窪地へ運ばれ、無数の巨大蜘蛛に囲まれた。

そこには、小型の象ほどもある盲目の老蜘蛛アラゴグがいた。ハリーがハグリッドの友人だと告げると、アラゴグはハグリッドがアズカバンへ送られた事情を聞いた。

アラゴグの証言

アラゴグは、自分が秘密の部屋の怪物ではないと語った。卵の時に旅人からハグリッドへ渡され、城の物置で育てられていたが、女子生徒を殺した濡れ衣を着せられたのである。

アラゴグは人間を襲ったことがなく、死亡した女子生徒の遺体はトイレで発見されたと明かした。また、真の怪物は蜘蛛が何よりも恐れる太古の生き物であり、その名前を口にすることさえ拒んだ。

蜘蛛の包囲

話を終えたアラゴグは、ハグリッドには危害を加えないが、迷い込んだハリーたちを子どもたちの餌にすることは止めないと告げた。無数の巨大蜘蛛が三人を取り囲み、逃げ道を塞いだ。

ハリーが戦う覚悟を決めた時、ウィーズリー家の車が窪地へ突入した。車は蜘蛛をなぎ倒して三人を乗せ、自ら森を走り抜けて救い出した。

ハグリッドの無実

森の入口で車と別れた後、ロンは危険な場所へ導いたハグリッドに怒りをぶつけた。しかしハリーは、アラゴグの証言によって、少なくともハグリッドが秘密の部屋を開けた犯人ではないと確信した。

二人は透明マントを使って城へ戻ったが、真の怪物の正体も、石にする方法もわからないままだった。

トイレで死んだ少女

寝室でアラゴグの言葉を考えていたハリーは、五十年前に殺された女子生徒がトイレで発見されたことに注目した。その少女が死後も同じ場所に残っている可能性を思いつき、ロンに伝えた。

ロンもすぐに、死んだ少女が嘆きのマートルではないかと気づいた。

第 16 章 Chapter Sixteen The Chamber of Secrets 秘密の部屋 

期末試験の発表

マクゴナガルは、学校が危機的な状況にあっても教育を続けるため、予定どおり期末試験を実施すると発表した。生徒たちは不満を漏らし、ハリーとロンも勉強した内容を思い出せずに困惑した。

マンドレイクの収穫

試験開始の三日前、マクゴナガルはマンドレイクが収穫できる段階に達し、その夜には石にされた者たちを蘇生できると告げた。被害者の証言から犯人を突き止められる可能性が生まれ、生徒たちは歓声を上げた。

その席でジニーは、ハリーたちに何かを打ち明けようとした。しかしパーシーが現れると怯えて立ち去った。パーシーは、自分に関する秘密をジニーが見たのだと説明したが、詳しい内容は語らなかった。

医務室への訪問

ハリーとロンは、ロックハートを言いくるめて引率から離れ、嘆きのマートルのトイレへ向かおうとした。しかし途中でマクゴナガルに見つかり、ハーマイオニーを見舞うつもりだったと取り繕った。

マクゴナガルは二人の話を信じ、医務室への訪問を許可した。二人は硬直したハーマイオニーの手に、くしゃくしゃの紙片が握られていることに気づき、慎重に取り出した。

バジリスクの正体

紙片には、巨大な毒蛇バジリスクについて記されていた。バジリスクは視線を受けた者を即死させ、蜘蛛はその接近を恐れて逃げ、雄鶏の声を弱点としていた。さらに、ハーマイオニーの筆跡でパイプと書かれていた。

ハリーは、怪物がバジリスクであり、蛇語を理解できる自分だけが壁の中を移動する声を聞いていたのだと悟った。コリンはカメラ越し、ジャスティンはほとんど首無しニック越し、ハーマイオニーとペネロピーは鏡越し、ミセス・ノリスは水面越しに目を見たため、死なずに石になったのだと考えた。

雄鶏が殺され、蜘蛛が逃げ出したこともバジリスクの特徴と一致した。怪物は配管を通って城内を移動し、秘密の部屋への入口は嘆きのマートルのトイレにある可能性が高まった。

ジニーの拉致

ハリーとロンが職員室で先生を待っていると、全生徒を寮へ戻し、教師を集める緊急放送が流れた。二人が洋服掛けに隠れて話を聞くと、マクゴナガルはジニーが怪物に連れ去られ、秘密の部屋に閉じ込められたと告げた。

壁には、ジニーの白骨が永遠に秘密の部屋へ横たわるとの伝言が残されていた。学校は閉鎖されることになり、教師たちは絶望した。

ロックハートへの命令

遅れて現れたロックハートに対し、教師たちは、以前から秘密の部屋の入口も怪物の正体も知っていると自慢していたことを指摘した。ロックハートは追い詰められ、単独で怪物に立ち向かうよう命じられた。

その後、ハリーとロンは沈黙した談話室でジニーの身を案じた。ジニーが秘密の部屋について何かを知ったために連れ去られたと考え、ロックハートへ自分たちの情報を伝えることにした。

ロックハートの逃亡準備

ロックハートの部屋を訪ねると、彼は荷物をまとめて逃げようとしていた。追及されたロックハートは、自著に記した功績がすべて他人のものであり、本人から話を聞いた後に忘却術をかけ、自分の手柄として発表していたと明かした。

秘密を守るため、ロックハートはハリーとロンにも忘却術をかけようとした。しかしハリーが武装解除の術を放ち、杖を奪った。二人はロックハートを連れ、嘆きのマートルのトイレへ向かった。

マートルの最期

マートルは、生前にそのトイレの小部屋で泣いていた時、男子が外国語のような言葉を話すのを聞いたと語った。外へ出ようとした瞬間、大きな黄色い目を見て死亡したという。

マートルが目を見た場所を示すと、ハリーとロンは手洗い台を調べた。ハリーは蛇の彫刻が施された蛇口を見つけ、蛇語で開けと命じた。

秘密の通路

蛇口が光を放って回転すると、手洗い台が沈み、大人一人が通れる太いパイプが現れた。ジニーが生きている可能性に懸け、ハリーとロンは秘密の部屋へ降りることを決めた。

逃げようとしたロックハートを先に落とし、三人はパイプを滑り降りた。地下深くの暗いトンネルへ着くと、骨が散乱する道を進み、巨大な緑色の蛇の抜け殻を発見した。

忘却術の失敗

ロックハートは突然ロンを倒して杖を奪い、二人の記憶を消して、自分だけが生還したことにしようとした。しかし壊れた杖から放たれた忘却術は逆流し、爆発によってトンネルが崩落した。

ハリーとロンは岩壁によって引き離され、ロックハートは記憶を失った。ロンが帰路を確保するため岩を取り除く中、ハリーは一人で先へ進むことを決めた。

秘密の部屋の扉

ハリーは蛇の抜け殻を越え、さらに地下道を進んだ。やがて、二匹の蛇が絡み合い、目にエメラルドを嵌め込んだ巨大な石壁へたどり着いた。

ハリーが蛇語で開けと命じると、蛇の彫刻が左右に分かれ、壁が開いた。ハリーは震えながら、その奥へ足を踏み入れた。

第 17 章 Chapter Seventeen The Heir of Slytherin スリザリンの継承者 

秘密の部屋のジニー

ハリーは秘密の部屋の奥で、巨大な石像の足元に倒れているジニーを発見した。ジニーは石にはなっていなかったが、意識がなく、命も消えかけていた。そこへ五十年前の日記に保存された記憶であるトム・リドルが現れ、ハリーの杖を奪った。

日記に注がれた魂

リドルは、ジニーが日記に悩みや秘密を書き続けたことで、その魂を吸収して力を得たと明かした。リドルはジニーを操り、秘密の部屋を開かせ、雄鶏を殺し、壁に脅迫文を書かせ、バジリスクに生徒たちを襉わせていた。

ジニーは自分の記憶が失われていることを恐れ、日記を捨てたが、ハリーが拾ったため、再び取り戻していた。リドルはジニーに別れの言葉を書かせて秘密の部屋へ導き、彼女の命を利用して日記の外へ現れ、ハリーを待ち受けていた。

ハグリッドへの濡れ衣

リドルは、五十年前の襲撃事件でも自分が秘密の部屋を開いていたと明かした。学校の閉鎖を避けるため、怪物を飼っていたハグリッドに罪を着せ、自分は事件を解決した生徒として評価されたのである。

ダンブルドアだけはハグリッドの無実を疑わず、リドルを警戒していた。そのためリドルは在学中の活動を控え、自分の記憶を日記に残し、後に誰かを操ってスリザリンの目的を果たそうとしていた。

ヴォルデモートの正体

リドルは、自分の名前の文字を並べ替え、トム・マールヴォロ・リドルがヴォルデモート卿であることを示した。マグルの父親の姓を嫌い、母方からサラザール・スリザリンの血を受け継いだ自分こそ、世界一偉大な魔法使いになる存在だと語った。

ハリーは、最も偉大な魔法使いはダンブルドアであり、ヴォルデモートは今も彼を恐れていると言い返した。

フォークスと組分け帽子

ハリーがダンブルドアは完全には去っていないと告げると、不死鳥フォークスが組分け帽子を運んで現れた。リドルはそれを役に立たない援助だと嘲笑したが、ハリーは独りではなくなったことで勇気を取り戻した。

ハリーは、自分がヴォルデモートの攻撃から生き残ったのは、母親が身代わりとなって守ったためだと話した。リドルはハリー自身に特別な力はないと結論づけ、バジリスクを呼び出した。

バジリスクとの戦い

リドルの命令で巨大なバジリスクが石像の口から現れ、ハリーを襲った。フォークスはバジリスクの周囲を飛び回り、両目を嘴で潰して、その致命的な視線を封じた。

ハリーが組分け帽子に助けを求めると、中から銀の剣が現れた。盲目となったバジリスクが襲いかかる中、ハリーは剣を口の奥へ突き刺して倒したが、折れた毒牙が腕に深く刺さった。

不死鳥の涙

毒が全身に広がり、ハリーは死を覚悟した。しかし、フォークスが傷口に涙を流すと、その癒しの力によって毒と傷が消えた。

リドルが再びハリーを攻撃しようとした時、フォークスは日記をハリーのもとへ落とした。ハリーはバジリスクの毒牙を日記の中央へ突き刺した。日記から大量のインクが流れ出し、リドルは苦しみながら消滅した。

ジニーの目覚め

リドルが消えると、ジニーは意識を取り戻した。ジニーは、自分が事件を起こしたことを泣きながら告白し、リドルに操られていたため、自分の意思ではなかったと訴えた。

ハリーは破壊された日記を見せ、リドルとバジリスクは倒されたと伝えた。退学を恐れるジニーを支え、フォークスの後を追って秘密の部屋を出た。

ロンとの再会

ハリーとジニーは、崩れた岩を取り除いていたロンと合流した。ロンはジニーの生還を喜んだが、ハリーは彼女の前で事件の詳しい事情を話すことを避けた。

記憶を失ったロックハートも無事だった。壊れた杖から放たれた忘却術が自分に跳ね返り、自分や周囲の人物について何も覚えていなかった。

フォークスの飛翔

地上へ戻る方法を探していると、フォークスが尾羽につかまるよう促した。ハリー、ロン、ジニー、ロックハートは連なってフォークスにつかまり、長いパイプを飛び上がった。

四人は嘆きのマートルのトイレへ戻り、フォークスの金色の光に導かれて廊下を進んだ。やがてマクゴナガルの部屋へ到着し、ハリーが扉を開いた。

第 18 章 Chapter Eighteen Dobby’s Reward ドビーのごほうび 

ジニーの帰還

泥と血にまみれたハリーたちがマクゴナガルの部屋へ戻ると、ウィーズリー夫妻はジニーに駆け寄って抱きしめた。戻っていたダンブルドアもハリーたちを迎え、マクゴナガルは秘密の部屋から全員が生還した経緯を尋ねた。

ハリーは、バジリスクの声や配管の秘密、クモを追って禁じられた森へ入ったこと、嘆きのマートルから入口を突き止めたことを説明した。さらに、フォークスと組分け帽子から現れた剣によって、バジリスクとリドルを倒した経緯を語った。

リドルの日記

ハリーがジニーへの処罰を恐れて説明をためらうと、ダンブルドアはヴォルデモートがどのように彼女を操ったのかを尋ねた。ハリーは日記を示し、十六歳のトム・リドルの記憶がジニーを支配していたと明かした。

ダンブルドアは、トム・リドルが後のヴォルデモートであり、卒業後に闇の魔術へ深く関わって変貌したと説明した。ジニーは日記に悩みを書き続け、返事を信じたことで操られていたと告白した。

ウィーズリー氏は、正体不明の意思を持つ物を信用してはならないとジニーを叱った。しかしダンブルドアは、経験豊かな魔法使いもヴォルデモートに欺かれてきたとして、ジニーには処罰を与えず、医務室で休ませた。

特別功労賞

ダンブルドアは事件の解決を祝う宴の準備をマクゴナガルに頼んだ。校則違反を重ねたハリーとロンには退学ではなく、ホグワーツ特別功労賞と一人二百点が与えられた。

記憶を失ったロックハートは、自分が教師だったことさえ理解できなくなっていた。ダンブルドアはロンに、ロックハートを医務室へ連れていくよう頼んだ。

ハリーの選択

ダンブルドアは、秘密の部屋でハリーが自分を心から信頼したため、フォークスが助けに現れたと説明した。ハリーはリドルから、自分たちが似ていると言われたことや、蛇語を話せるためスリザリンに属するべきだったのではないかという不安を打ち明けた。

ダンブルドアは、ヴォルデモートが幼いハリーを襲った際、意図せず力の一部を移した可能性があると語った。しかし、ハリーがスリザリンを拒んでグリフィンドールを選んだことこそ、リドルとの違いを示していると諭した。

人が何者であるかを示すのは、備わった能力ではなく、自ら下した選択であるとダンブルドアは告げた。さらに、ハリーが組分け帽子から取り出した剣には、ゴドリック・グリフィンドールの名が刻まれていた。

日記の持ち主

そこへ、停職から戻ったダンブルドアを非難するため、ルシウス・マルフォイがドビーを連れて現れた。ダンブルドアは、他の理事たちが脅迫されて停職に同意したと証言し、自分を復職させたことを明かした。

ダンブルドアが日記を示すと、ドビーは日記とルシウスを交互に指差した。ハリーはその仕草から、ルシウスが書店でジニーの教科書に日記を忍び込ませたのだと理解した。

証拠は残っていなかったが、ダンブルドアは、ヴォルデモートの危険な遺品を再び罪のない者へ渡せば、アーサーが必ず出所を突き止めると警告した。

ドビーの解放

ハリーは日記を返す許可を得ると、自分のソックスを日記にかぶせてルシウスへ渡した。ルシウスは日記を取り出し、ソックスをドビーへ投げ捨てた。

主人から衣服を受け取ったことで、ドビーは自由になった。怒ったルシウスがハリーを襲おうとすると、ドビーは魔法で吹き飛ばし、ハリーに手を出さないよう命じた。

ドビーは、闇の帝王が名前を変える前のトム・リドルとして事件に関わっていたことが、自分の警告に込めたヒントだったと説明した。ハリーに感謝し、今後は危険な方法で命を救わないと約束して姿を消した。

夜通しの祝宴

祝宴では、回復したハーマイオニーがハリーを称え、ジャスティンも疑ったことを謝罪した。釈放されたハグリッドも戻り、ハリーとロンの無事を喜んだ。

二人の獲得した点によって、グリフィンドールは二年連続で寮対抗優勝杯を手にした。期末試験も中止され、記憶を失ったロックハートは学校を去ることになった。

その後、学校は平穏を取り戻した。ルシウスは理事を辞めさせられ、ドラコは以前のような尊大な態度を見せなくなり、ジニーも元気を取り戻した。

ホグワーツからの帰路

学期が終わり、ハリーたちはホグワーツ特急で帰途についた。ジニーは、パーシーが秘密にしていたことは、レイブンクローの監督生ペネロピーとの交際だったと明かした。フレッドとジョージはからかわないと約束しながら、楽しそうな表情を浮かべた。

キングズ・クロス駅へ着く前、ハリーはロンとハーマイオニーにダーズリー家の電話番号を渡した。夏休みに連絡してほしいと頼み、三人は魔法界の柵を抜けてマグルの世界へ戻った。

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