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フィクション(Novel)異世界のんびり農家読書感想

小説「異世界のんびり農家 21」感想・ネタバレ・アニメ化

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異世界のんびり農家21の表紙画像(レビュー記事導入用) フィクション(Novel)

のんびり農家 20巻レビュー
のんびり農家全巻まとめ
のんびり農家 22巻レビュー

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  1. 物語の概要
    1. ■ 作品概要
    2. ■ 主要キャラクター
    3. ■ 物語の特徴
  2. 書籍情報
  3. あらすじ・内容
  4. 感想
  5. 考察・解説
    1. 蛇の王エキド
    2. 多目的人型機動重機
    3. コカトリスの飼育
    4. 新事業と壁新聞
    5. ウルザと五ノ村
  6. 登場キャラクター
    1. 大樹の村
      1. 街尾火楽(ヒラク)
      2. ルールーシー(ルー)
      3. ティア(殲滅天使ティア)
      4. アン
      5. フローラ
      6. アルフレート(アルフレート=マチオ)
      7. ティゼル
      8. ウルザ
      9. アサ
      10. アース
      11. オーロラ
      12. ヒイチロウ
      13. フラシア
      14. クリム
      15. ユーリ
      16. ヤー
      17. マア
      18. フラウ(フラウレム)
      19. エライザ(エライザ=ピケットエンド)
      20. ララベル(ララベルラルー=ラーベルラ)
      21. ラッシャーシ
      22. リア
      23. リグネ
      24. リリウス
      25. リグル
      26. ラテ
      27. マルビット
      28. ルィンシャ(ルィンシア)
      29. グランマリア
      30. ラズマリア
      31. キアービット
      32. スアルリウ
      33. スアルコウ
      34. スアルロウ
      35. ガット
      36. ドノバン
      37. マム
      38. ナーフ
      39. ダガ
      40. ガルフ
      41. レギンレイヴ
      42. トライン
      43. クロ
      44. ユキ
      45. フブキ
      46. クロの子供たち
      47. インフェルノウルフ
      48. フェンリル一家
      49. コキュートスウルフ
      50. ザブトン
      51. レッドアーマー
      52. ホワイトアーマー
      53. スナイプスパイダー
      54. アラコ
      55. ザブトンの子供たち
      56. 死霊魔導士
      57. 死霊騎士たち
      58. ライオン一家
      59. アシュラ
      60. 氷の魔物(アイス)
      61. ポンドタートル
      62. 猫たち
      63. ライギエル
      64. ジュエル
      65. ソウゲツ
      66. 姉猫たち
      67. 妹猫たち
      68. フェニックスの雛(アイギス)
      69. 巨大な蚕
      70. スライム
      71. ホットスライム
      72. フェザースライム
      73. 酒スライム
      74. 酒スライムの子
      75. ホーリースライム
      76. 馬たち
      77. 牛たち
      78. 山羊たち
      79. 蜂たち
      80. 太った女王蜂
      81. 兵隊蜂
      82. 獣人族の女の子たち
      83. 鬼人族メイドたち
      84. 山エルフたち
      85. ハイエルフたち
      86. 天使族
    2. 竜族
      1. ハクレン
      2. ラスティ
      3. ドース
      4. ライメイレン
      5. ギラル
      6. グーロンデ
      7. グラル
      8. ククルカン
      9. ヒカル
      10. ドマイム
      11. クォン
      12. スイレン
      13. セキレン
      14. マークスベルガーク
      15. ヘルゼ(ヘルゼルナーク)
      16. ドライム
      17. 混代竜族
    3. 五ノ村
      1. ヨウコ
      2. ヒトエ
      3. ヒー
      4. ロク
      5. ナナ
      6. フタ
      7. メッサー
      8. コン
      9. 銀狐族
      10. エキド(蛇の王エキド)
      11. ニーズ
      12. ピリカ
      13. ファイブくん
      14. オデット
      15. オディール
      16. キネスタ
      17. ロロネ
      18. ルディオ
      19. カティ
      20. プラーダ
      21. シャルネ
      22. 警備隊
      23. 冒険者たち
      24. 窃盗団
      25. 白鳥
      26. 黒鳥
      27. アヒル
    4. 四ノ村(太陽城)
      1. ベル
      2. ゴウ
      3. トウ
      4. クズデン
      5. 王国戦士
      6. フウマ=カトウ
      7. 悪魔族
      8. 夢魔族
    5. シャシャートの街・ゴロウン商会
      1. ミヨ
      2. マルコス
      3. ポーラ
      4. マイケル
      5. キッシンリー夫妻
      6. カレン
      7. リビック
    6. 魔王国
      1. ガルガルド(魔王)
      2. ビーゼル
      3. シルキーネ
      4. ランダン
      5. グラッツ
      6. ホウ
      7. ゴール
      8. シール
      9. ブロン
      10. エンデリ
      11. キリサーナ
      12. プギャル伯爵
      13. グリッチ伯爵
      14. ドロワ伯爵
      15. マモンロズ子爵
      16. クラカッセ
      17. ロザリンド
      18. ロアージュ
      19. クローム伯爵
      20. エリック
      21. ベルバーク老
    7. コーリン教
      1. ヴァルグライフ(始祖)
      2. ヴェルサ
      3. フーシュ
      4. ミケル
      5. オブライエン
    8. レイワイト王国
      1. ラフス王
      2. モンレン(モンレン=ダーグリン)
      3. 宰相
      4. 三人の王子
      5. アサムッド王家
      6. セイブール王家
      7. ダーグリン王家
      8. 商業組合
    9. ケイルランド地域連合王国
      1. 征服王(ジドエン王)
      2. 第三王女
      3. 第三王女の同行者たち
      4. エカテリーゼ
      5. イースリー
    10. 六竜神国
      1. ギィーネル
      2. メットーラ
      3. トーシーラ
      4. ザハーザハー
      5. ハイフリーニアルス
    11. その他
      1. コカトリス
      2. バイコーン
      3. 巨大な海の魔獣
      4. 海の種族
      5. 巨大なゴーレム
  7. 展開まとめ
    1. 序章 蛇の王エキド
    2. 一章 秋の終わり
      1. 1 秋の収穫と書類仕事
      2. 2 新技術
      3. 3 海の魔獣退治
      4. 4 鶏が頑張る
      5. 5 二本角の馬
      6. 6 秋の終わりの村の様子
      7. 7 ゴム製品
      8. 8 訪問者
      9. 9 支援要請
      10. 10 冬前
      11. 11 《プラーダ美術館》の様子
      12. 12 会議
      13. 閑話 エキドの間違い
    3. 二章 冬のあれこれ
      1. 1おめでたい話と試射
      2. 閑話 フラウの魔王国の貴族講座
      3. 2 冬の村を見回る
      4. 3 お店とヨウコの休暇
      5. 4 なんでもない話
      6. 5 王国戦士と”四ノ村〟での雑談
      7. 6 大雪と酒スライムの子
      8. 7 冬の村と〝五ノ村〟の新しい娯楽
      9. 8 ゴスロリとニーズの友人
      10. 9 冬の五ノ村〟を訪問
      11. 10 冬の村でのあれこれ
      12. 11 冬の村でのどれそれ
      13. 12 冬の村でのなになぜ
    4. 三章 新事業
      1. 1 “大樹の村〟の鍋
      2. 2 製紙業と印刷業
      3. 3 エライザ
      4. 4 新事業の影響
      5. 5 いろいろな仕事
      6. 6 空気の入れ替え
      7. 7 見慣れた者
      8. 8 “五ノ村〟の壁新聞
      9. 9 言ってくれる人
      10. 10 トラインたちの様子
      11. 11 いろいろと準備
      12. 12 〝五ノ村”訪問
      13. 閑話 エキドの新生活
    5. 終章 ティゼルとアルフレート
      1. 閑話 ティゼルの野望 その一
      2. 閑話 ティゼルの野望 その二
      3. 閑話 ティゼルの野望 その三
      4. 閑話 ティゼルの野望 その四
      5. 閑話 ティゼルの野望 その五
      6. 1 ハイエルフの訓練とミヨの言い分
      7. 閑話 “レイワイト王国”とコーリン教
      8. 閑話 神官戦士長オブライエン
      9. 閑話 “レイワイト王国”のアルフレート
      10. 閑話 和解
      11. 閑話 ミケルの理解
      12. 閑話 バイコーンの新生活
      13. 閑話 馴染むエキド
  8. 異世界のんびり農家 シリーズ
  9. 類似作品?
    1. 戦国小町苦労譚 シリーズ
  10. その他フィクション

物語の概要

■ 作品概要

異世界転移した主人公が農業を通じて村を開拓する、異世界農業ファンタジーの第21巻である。本作では、秋の収穫を終えて冬を迎えた「大樹の村」の賑やかな日常と、村の外へ旅立った子供たちの活躍が描かれる。村では武闘会やバスケットボール、鍋パーティなどの娯楽が楽しまれる。一方で、五ノ村では物語好きのヴェルサの相談をきっかけに、製紙・印刷・出版事業がスタートし、発行された壁新聞が大流行する。村の平穏なスローライフと、行く先々で騒動を巻き起こす子供たちの動向が交差する物語である。

■ 主要キャラクター

  • ヒラク:大樹の村の村長であり、農業をこよなく愛する主人公である。周囲からは強大な存在として畏怖されているが、本人は家族や仲間との平穏な生活を望んでいる。
  • アルフレート:ヒラクの息子である。人間の国のレイワイト王国に滞在し、トイレや上下水道の整備、新料理の提供、無人島開拓などを行い、国政に影響を与えるほどの独自の地位を確立する。
  • ティゼル:ヒラクの娘である。争いの絶えなかったケイルランド地域の小国群を圧倒的な武力と交渉術でまとめ上げ、統一王国を建国する。
  • ヴェルサ:古の悪魔族である。本と物語を愛しており、五ノ村での製紙業・印刷業・出版業の立ち上げのきっかけを作る。
  • エキド:強大な力を持っていた「蛇の王」である。ウルザに敗れて力を失い、人の姿となって五ノ村のラーメン屋や酒場で働き、街の生活に馴染んでいく。
  • エライザ:文官娘衆の一人である。ヒラクから製紙業・印刷業の代表代行を任され、事業の発展や関連する職の保護に尽力する。

■ 物語の特徴

主人公ヒラクたちが大樹の村で楽しむ温かで平穏な冬の日常と、村の外で絶大な影響力を振るう子供たち(アルフレートやティゼル)のスケールの大きな活躍という、対照的な展開が本作の大きな魅力である。また、製紙・印刷・出版業の導入による文化の発展や、ゴム製品を用いたバスケットボールの誕生など、新たな技術や産業が生活に根付いていく過程が緻密に描かれている。かつて恐れられた魔獣や悪名高い魔族が村や街の生活に順応し、コミカルな日常を繰り広げる点も、本シリーズならではの面白さである。

書籍情報

異世界のんびり農家 21
著者:内藤 騎之介 氏
イラスト:やすも  氏
出版社:KADOKAWA
発売日:2026年6月30日
ISBN:9784045001420

(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。

あらすじ・内容

食欲! スポーツ! そして、読書! 新事業は本づくり!
秋の収穫も無事に終えた大樹の村。
武闘会に、バスケに、鍋パーティ etc.
そして、物語好きのヴェルサの相談を受け、五ノ村では、製紙・印刷・出版がスタート!
発行された壁新聞もたちまち大人気に!

一方、村の外では、ヒラクの子供のアルフレートとティゼルが、広い世界を学ぶべく、それぞれ人間の国を旅しているが
…もちろん、行く先々で騒動発生!?
冬本番でも大樹の村は大騒ぎ! 寒さも全部吹き飛ばす、異世界農業ファンタジー21巻!

異世界のんびり農家 21

感想

読んでまず感じたのは、大樹の村の変わらない穏やかな日常と、外の世界で活躍する子供たちの規格外ぶりとの対比がとても印象的だったことである。村ではいつものように季節が巡り、人々がのんびり暮らしている。それなのに、一歩外へ目を向けると、子供たちが国そのものを動かすような活躍を見せており、そのギャップが本作らしい面白さになっていた。

特に印象に残ったのは、娘のティゼルの活躍である。

争いの絶えなかったケイルランド地域の小国群をまとめ上げ、平和な統一王国を築いてしまう手腕には驚かされた。本人は淡々と行動しているだけなのに、気づけば周囲の国々が動かされていく様子は、さすが村長の娘だと感じる。

一方で、各国の王たちが天使族を好き勝手に批判していたところへ、ティゼルが自ら天使族だと名乗る場面は思わず笑ってしまった。謝罪を受けたくなくて必死に逃げ回る王たちの姿もどこかコミカルで、緊張感よりも微笑ましさが勝るエピソードだった。

アルフレートの成長も負けていない。

留学先のレイワイト王国では、教会や王家との問題を乗り越えながら、自分の居場所をしっかり築いていた。衛生環境の改善や無人島開拓など、次々と新しいことへ挑戦していく姿を見ていると、気づけば周囲の組織や国々まで影響を受けている。

本人にそのつもりはなくても、結果的に勢力を広げてしまうあたりは、親譲りなのかもしれないと感じた。

一方で、大樹の村の日常は相変わらず平和で癒やされる。

発掘された多目的人型機動重機が農業や競技に使われたり、ゴム製品や「光鍋」が登場したりと、少しずつ暮らしが便利になっていく様子を眺めているだけでも楽しい。

大事件がなくても飽きずに読めるのは、この作品ならではの魅力だと改めて感じた。

個人的には、五ノ村で始まった出版事業も興味深かった。

ヴェルサが物語好きということもあり、「何か大騒動になるのでは」と少し身構えていた。しかし、実際には壁新聞が人気を集めるなど、文化の発展へ繋がっていたのは意外だった。

農業だけではなく、本や情報まで村から広がっていく様子を見ていると、大樹の村が少しずつ世界そのものを変えていることを実感する。

読んでいて感じたのは、この作品は派手な戦いがなくても十分に面白いということだ。

村では穏やかな時間が流れ、その裏では子供たちが世界を大きく動かしている。この絶妙なバランスが、本作の一番の魅力なのだと思う。

親世代から子世代へと物語の中心が少しずつ移り変わっていることも感じられ、これから子供たちがどこまで世界を広げていくのかますます楽しみになった。のんびりとした空気に癒やされながらも、世界の広がりをしっかり感じられる、満足度の高い一冊だった。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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のんびり農家 20巻レビュー
のんびり農家全巻まとめ
のんびり農家 22巻レビュー

考察・解説

蛇の王エキド

『異世界のんびり農家』に登場する「蛇の王エキド」は、強大な魔獣でありながら、五ノ村の生活にすっかり馴染んでいく非常に個性的で魅力的なキャラクターである。

人の姿への変身理由や過去の悪名、ウルザへの敗北とピリカとの激闘、五ノ村での目標転換と生活基盤の構築、そしてダンスの才能を発揮して看板娘へと至る全容は以下の通りである。

巨大な蛇の姿から巨人族ほどの長身女性への変身と過去の悪名

エキドは蛇の王を自称する魔獣で、大木を束ねたほどの太さと小山を包み込むほどの長さを誇る巨大な蛇である。

・その巨体ゆえに遠くから獲物に見つかって逃げられてしまうため、巨人族ほどの大きさの人の姿に変身して廃屋で生活し始めた。

・過去の行いから悪逆非道という悪名が広まっており、蛇の神の使いであるニーズから苦言を呈されるなど面倒事も抱えていた。

・人の姿の時は2メートルを超える長身の女性で、過去にはその美貌でどこかの国の王をたらし込んだという噂もあるほどである。

ウルザへの敗北による弱体化と剣聖ピリカによる体の切断

物語の舞台に姿を現す前、エキドはウルザとの戦いに敗れ、情けをかけられたうえに蓄えていた力を失い、巨大な蛇の姿に戻れなくなってしまう。

・ウルザから美食で懐柔され、紹介状を渡されて五ノ村へ向かったが、目の前の巨大な街が村だとは気づかず、不審者として警備隊に囲まれてしまった。

・抵抗したエキドは、警備隊の指揮官である剣聖ピリカと激しい戦闘になる。

・人と蛇を融合させた姿で対抗するもピリカに体を三つに斬られ、死を覚悟したところをニーズが割って入ったことで一命を取り留めた。

・その後、ヒラクにこれまでの騒動を謝罪し、五ノ村での滞在を認められることとなった。

打倒ピリカへの目標変更とラーメン店やニーズの店での勤務

五ノ村で生活を始めた当初、エキドは打倒ウルザを目標に掲げていた。

・しかし、ウルザがヒラクの娘であること、そしてヒラクが強大な存在であることを知り、すぐに目標を打倒ピリカへと変更する柔軟さを見せた。

・まずは生活基盤を築くため、顔見知りであった銀狐族のコンが管理する神社に身を寄せ、力仕事や畑仕事を手伝い始める。

・そして、夜はニーズの店で働き、昼間はラーメン店で会計や配膳の仕事をするという働き口を見つけた。

・なお、大樹の村にいるバイコーンからは、かつて怪我をした際に世話になった恩人として、悪名が先行しているだけで悪い蛇ではない、と慕われている。

ファイブくんとのダンス交流と客足増加をもたらした看板娘への道

エキドは卵料理、特に煮卵が大好物であり、美味い食事と酒を愛している。

・ある休日に卵料理を求めて麓をぶらぶらしていた際、五ノ村のマスコットであるファイブくんと出会った。

・蛇の姿だった頃から寂しいと踊っていた彼女は、ファイブくんとダンスを通じて意気投合し、不定期ながらステージで踊る仕事を得る。

・このステージ出演をきっかけにファンが生まれ、彼らがラーメン店やニーズの店を訪れるようになった。

・客足の増加に貢献したエキドは、看板娘として大いに感謝されることとなった。

・最終的に、美味い食べ物と酒が楽しめる五ノ村での暮らしを気に入り、打倒ピリカという目標は急がずのんびりと目指すことに決めている。

まとめ

蛇の王エキドの作中における軌跡は、ウルザやピリカとの戦闘による敗北という危機を乗り越え、五ノ村の温かい環境と自身の柔軟な性格によって居場所を見出していく、微笑ましくもたくましい再生の物語である。かつての巨大な魔獣としての悪名や矜持に固執せず、ヒラクの強大さを察して目標を切り替え、昼夜の労働や神社での手伝いに励む姿は彼女の勤勉さを物語っている。大好物の卵料理をきっかけに出会ったファイブくんとのダンスで才能を開花させ、街の看板娘として多くのファンに愛されるようになった一連の顛末は、美味い食事と酒に囲まれた彼女ののんびりとした新生活の充実ぶりを象徴している。

多目的人型機動重機

『異世界のんびり農家』における「多目的人型機動重機」は、千年以上前の古代遺跡から発掘された高さ10メートルほどの搭乗型重機である。作中では男のロマンを刺激する存在として描かれつつ、農業や村の技術発展に大きく関わっている。第20巻で発掘されて以降、第21巻では実用化や競技への投入が進み、機体の詳細な特性や古代の技術的限界が明らかになった。

魔法操作への対策と特徴的な四つの稼働機、秋の収穫作業での実用性の証明、構造的な弱点と種族制限、そして村の技術開発への波及と外部への展開にいたる全容は以下の通りである。

魔力遮断構造に伴うパイロットスーツの必要性と個性の異なる稼働機

多目的人型機動重機は、魔法の力が低い者を補うために建築土木作業や陣地構築に使用されていた古代の遺物である。

・外部からの魔法操作を防ぐために魔力を遮断する構造を持ち、その結果として搭乗者の魔力の影響を強く受ける仕様となっている。

・搭乗者の魔力が多すぎると暴走の危険があるため安全装置が働き、機体が動かなくなる。

・これを防ぐには、魔力を抑える専用のパイロットーツを着用する必要がある。

・村には5機の機体が回収され、1号機ジークフリートはクリムに吸収されて小型の専用機として生まれ変わった。

・残る4機は、角張ったゴリラ型の2号機ベンゼ、丸みがあり高出力なフグ型の3号機ポカ、人型に近く操縦性の高い細身のドワーフ型である4号機ラーロック、そして足裏の球で滑走するサメ型の5号機ハナサカと名付けられ、正常に稼働している。

大型収穫物の運搬による農具としての価値証明と武闘会での余興競技

第21巻では、秋の収穫作業に投入され、大きな戦力としての活躍を見せた。

・クリムが小型のジークフリートで広範囲を素早く掘り起こし、山エルフたちやユーリが操縦する通常サイズの4機が大量の収穫物を一気に運搬する役割を担う。

・これにより、一部から玩具扱いされていた機動重機は、実用的な農具としての価値を証明した。

・また、武闘会の合間には余興として機体同士の競技が行われた。

・故障リスクを避けるために戦闘は見送られたが、丸太の運搬や遠投、障害物競走などで性能と操縦技術が競われた。

・ユーリの優れた操縦技術が示されたほか、遠投では腕や肩の構造が人間に近いラーロックが最も優れた記録を出す。

・さらに、温泉地で行われた太陽城の武装試射では、ユーリが搭乗するベンゼに大型のミサイルポッドを担がせて射撃が行われるなど、兵器としての運用も試みられている。

自力復帰の困難さとフットペダルによる搭乗制限およびゴーレムとの競合

運用が進む中で、機動重機の構造的弱点も浮き彫りになった。

・障害物競走で転倒したハナサカが自力で起き上がれなかったように、機体によっては転倒時の復帰が極めて困難である。

・さらに、コックピットは広く作られているものの、ケンタウロス族のような下半身が馬の種族はフットペダルを操作できず、搭乗種族が制限されることも判明した。

・また、機動重機を調査した山エルフたちは、運用と整備の手間を実感する。

・低コストで従順なゴーレムという競合が存在した歴史的背景に納得し、機動重機がゴーレムに敗れた理由を冷静に理解している。

人型着ぐるみの関節機構への応用と復興土木作業への派遣計画

多目的人型機動重機から得られた技術は、村の他の開発に波及している。

・アルフレートの護衛として作られた人型の着ぐるみの開発では、山エルフたちがジークフリートの解体調査記録や模倣品を参考にした。

・これにより、自立と可動を両立させる関節機構を作り上げた。

・外部への影響も広がっており、ヒラクはウルザが復興を進める街の土木作業に機動重機を送り込む案を検討している。

・現地でのパイロット育成やパイロットスーツの確保を視野に入れた。

・同時に、シャシャートの街にいるミヨは、将来的な機動重機の生産を見越して人工磁鉄鉱などの資源確保に動き出している。

まとめ

多目的人型機動重機の導入と運用は、古代のロマンを体現する遺物が大樹の村の現実的な農具や競技用機体として実用化されていくプロセスを魅力的に描いたエピソードである。操縦者の魔力制限や転倒時の復帰の難しさ、ケンタウロス族の搭乗制限といった古代技術特有の弱点や、歴史的にゴーレムに敗れた理由が冷静に分析される一方で、収穫物の運搬や武闘会の余興では確かな性能を発揮した。さらに、その関節機構が護衛用着ぐるみの開発に波及し、ウルザの街の復興支援やミヨによる資源確保といった外部への展開も見据えるなど、村の技術革新と勢力拡大を支える象徴的な存在となっている。

コカトリスの飼育

『異世界のんびり農家20』において、「コカトリスの飼育」は、五ノ村の新たな試みと、大樹の村の鶏の意外な実力が描かれたエピソードとなっている。

引き取りのきっかけとなった政治的経済的な利点やコカトリスの生態、大暴れする魔獣を叩きのめした大樹の村の鶏の活躍、そして今後の家畜化に向けた展望にいたる詳細は以下の通りである。

飛行船発着場用地の獲得を見据えた引き取りと銀狐族による捕獲

五ノ村の東への交易ルートにおいて絶妙な位置にある村から、近隣に現れた魔獣コカトリスの引き取り要請が持ち込まれたことが発端である。

・ヨウコは当初、飼育の難しさから難色を示した。

・しかし、その村の新たな村長が五ノ村に好意的であったことや、飛行船の発着場用地を対価として得られるといった政治的、経済的な利点を考慮し、引き取りを決定した。

・実際の捕獲任務は、神社でのんびりと暮らしていた銀狐族たちが、腕を鈍らせないため、として活躍し、無事に完了した。

3メートルに達する巨大な巨体と麻痺毒の判明による食材としての価値

コカトリスは3メートルほどの大きさを持つ巨大な鶏のような魔獣で、凶悪な嘴を持っている。

・世間では、噛んだ相手を石化させる、と恐れられている。

・しかし、実際には石化は迷信であり、相手を動けなくさせる麻痺毒を持っているだけであることが判明している。

・肉や卵が食材として利用できるため、家畜としての高い価値が見込まれた。

籠を壊すほどの大暴れと大樹の村の鶏による圧倒的な武力制圧

五ノ村に連れてこられた当初、コカトリスたちは大きな籠を壊さんばかりに大暴れしており、誰もが飼育は無理だと考えていた。

・ヨウコがヒトエに愚痴をこぼしていたところ、それを聞いた大樹の村の鶏、すなわちヒラクの屋敷の中庭にいるふてぶてしい鶏が自ら立候補して五ノ村へやってきた。

・その鶏がコカトリスたちを物理的に叩きのめした結果、コカトリスたちは完全に服従する。

・これにより、低い牧柵の臨時牧場に放たれても逃げ出さなくなった。

・コカトリスたちは鶏をひどく恐れており、通りかかった人やヒラクに対して助けを求めるような表情や鳴き声を上げるほど従順になっている。

産卵の確認と功労鶏に対する肉化の回避指示

鶏の君臨により飼育環境は安定し、コカトリスの産卵も確認された。

・今後は孵化させて数を増やし、安定した供給の算段がついてから肉として利用する計画が立てられている。

・しかし、ヒラクは飼育の基礎作りに貢献した最初のコカトリスたちを功労鶏とみなしている。

・そのため、できるだけ肉にはせず気長に飼育するようスタッフに指示を出している。

まとめ

コカトリスの飼育エピソードは、五ノ村の領地拡大に伴う外交的利権の獲得と、大樹の村の規格外な生態系の力強さがユーモラスに描かれた一幕である。石化の迷信が解けて有益な家畜としての可能性が開けたものの、魔獣ゆえの気性の荒さに手を焼いていた五ノ村の窮地を、大樹の村の鶏が圧倒的な武力によって瞬時に解決した。この力関係の逆転によってコカトリスたちは完全に恭順し、安定した卵の採取と繁殖計画へと移行することに成功した。さらに、初期の個体を功労鶏として保護するヒラクの温厚な対応は、村の冷徹な家畜運用の中に人間味あふれるのんびりとした空気をもたらしている。

新事業と壁新聞

『異世界のんびり農家20』および『21』において、「新事業(製紙業、印刷業、出版業など)」とそこから派生した「壁新聞」の発行は、五ノ村に新たな文化とメディアをもたらす重要なエピソードとして描かれている。

新事業立ち上げの背景と体制、壁新聞の発行と広告の活用、識字率の向上と文化的価値、そしてメディアの力と権力者からの忠告にいたる全容は以下の通りである。

古の悪魔族の発案から始まった本に関する事業グループの結成と既存産業の保護

事の発端は、始祖の妻であり古の悪魔族であるヴェルサとその友人たちが、あらゆる物語を広めることを目的に製紙業と印刷業を立ち上げようとしたことであった。

・しかし、事業規模が大きくなりすぎたため、実務はヒラクに譲渡、委託される。

・ヒラクを代表、文官娘衆のエライザを代表代行として、デルゼン製紙、デルゼン印刷、デルゼン出版、デルゼン流通、デルゼン書店という本に関する一連の事業グループが結成された。

・山エルフの機械を利用した植物紙の大量生産や、よく使われる単語のハンコを組み合わせる印刷技術が導入され、本の量産体制が整えられていく。

・同時に、紙の量産や印刷技術の普及によって職を失う恐れがある代筆業者や動物紙製造者を事業に吸収、雇用するなど、既存産業の保護も並行して行われた。

地域密着型情報の掲載とイラスト広告のヒットに伴う有料販売への移行

新事業における試作紙の消費、印刷試験、そしてスタッフの編集力をチェックする企画として壁新聞が考案された。

・内容は、五ノ村の村長代行ヨウコの動向や店の紹介、スポーツの結果といった地域密着型の情報である。

・新聞の下部には広告スペースが設けられ、ゴロウン商会のマイケルがこれを積極的に活用した。

・マイケルは文字だけでなく、美女や美男子のイラストを使った広告を展開し、これが大人気を博す。

・当初は村内の掲示板に貼り出されたり無料で配られたりしていたが、手元に欲しいという要望が殺到した。

・そのため、中銅貨1枚での個別販売が始まり、発行部数も増産されることになった。

住民の読書娯楽化による識字率の向上と美術館での展示保管許可

壁新聞の発行は、五ノ村の住民に読書という新たな娯楽を提供し、識字率のさらなる向上に大きく貢献した。

・また、絵描きの需要が高まるなど、新たな職業の価値も引き上げている。

・さらに、壁新聞が持つ歴史的、文化的な記録としての価値に着目したプラーダ美術館のシャルネや五ノ村の図書館から、過去の号を含めた全ての新聞の展示と保管の要望が提出された。

・ヒラクは両者に許可を出した。

民衆扇動への警戒と検閲を行わない慎重な見守り方針

壁新聞が普及する一方で、竜族のギラルやララベルの父である有力貴族からは、新聞は民衆を扇動する危険な道具になり得る、と強い忠告が寄せられた。

・ララベルは不審者を警戒するためにデルゼン出版へ信頼できる人員を忍ばせるなどの対策を講じる。

・ヒラク自身も前世の知識からメディアの危険性を理解していたが、言論統制となる検閲は行わず、ヴェルサたちを信頼して慎重に様子を見守る方針をとった。

・ルーやティアもその影響力を理解し、いざとなれば活用する準備があると息巻いていたが、ヒラクは当面その予定はないと制止している。

まとめ

新事業と壁新聞をめぐる動向は、技術の発展がもたらす文化の開花と、メディアという新たな力が社会に与える影響の大きさをリアルかつ丁寧に描いたエピソードである。製紙から書店にいたる近代的な分業体制を確立し、失業者への配慮を怠らない産業育成を行う一方で、試作企画から始まった壁新聞はイラスト広告の導入によって一大商業メディアへと急速に成長した。識字率の向上や文化財としての保管といった好影響の一方で、民衆を動かす危険性に対する権力者からの懸念に対し、検閲を拒んで信頼に基づいた運用の様子見を選択するヒラクの姿勢は、新たな情報文化をのんびりと、かつ慎重に五ノ村へ定着させる重要な一歩となっている。

ウルザと五ノ村

『異世界のんびり農家』において、ウルザと「五ノ村」の関わりは、彼女の圧倒的な戦闘力とカリスマ性が村の秩序を揺るがす大騒動から始まり、やがて五ノ村の莫大な支援を受けて彼女自身が一つの街の指導者へと成長していく過程として描かれている。

避難時のトラブルから始まった警備隊の制圧、蛇の王エキドの懐柔と五ノ村への紹介、そして廃城復興における五ノ村からの莫大な支援にいたる全容は以下の通りである。

避難時の有力者の子供たちとの口論と剣聖ピリカの一蹴

猛吹雪のため、大樹の村の子供たちが五ノ村のヨウコ屋敷へ避難した際、五ノ村の有力者の子供たちとの間でトラブルが発生した。

・アルフレートがヨウコをヨウコさんと呼んだことに五ノ村の子供たちが腹を立てたのが口論の原因であった。

・これに納得しなかったウルザは、ナートらと共に五ノ村の子供たちの溜まり場を強襲する。

・ウルザたちは五ノ村の子供たちを圧倒して実質的な配下にしてしまい、仲裁に入ろうとした年長の兄姉集団をも一蹴した。

・さらに、配下にした五ノ村の少女の恋愛を成就させるという理由で、五ノ村の治安維持を担う警備隊の足止めを行い、大規模な衝突へと発展させる。

・この際、ウルザは警備隊の指揮官である元剣聖のピリカと一騎打ちになり、彼女の奥義すら見切って打ち倒すという常識外れの実力を見せつけた。

魔獣エキドの徹底的な打倒と紹介状による五ノ村への送り出し

五ノ村に新たな住人としてやってきた蛇の王エキドも、ウルザと深い関わりを持つ。

・エキドは五ノ村を訪れる前にウルザと戦闘になり、徹底的に痛めつけられて敗北していた。

・ウルザはエキドを美食で懐柔し、五ノ村での仕事と宿の世話を頼む紹介状を渡して送り出した。

・エキドは五ノ村で生活基盤を築く中で、当初は打倒ウルザを目標に掲げていた。

・しかし、ウルザが大樹の村の村長の娘であることを知り、村長の絶大な力を恐れたエキドは、目標をあっさりと打倒ピリカに変更している。

数万人規模の街の復興計画とヨウコらによる追加資金の承認

成長したウルザは親元を離れて旅立ち、魔王国領内の放棄された廃城を占拠し、万に近い兵とその家族を率いて数万人規模の街の復興を始める。

・このウルザの独立した活動を経済的、物流的に支えているのが五ノ村である。

・ウルザは事前に五ノ村の議会へ交渉に赴いており、五ノ村側も友好的な街ができることは重要と判断して活動資金の支援を行っている。

・作中では、ウルザから追加で銀貨五万枚という大金の資金援助の申し出があり、五ノ村のヨウコやランダンらの折衝を経て支援が承認された。

・さらに、物資の購入や輸送を担うため、五ノ村で建造された飛行船がウルザの街に常駐することになる。

・人員不足を補うために大樹の村から天使族が派遣されるなど、強力なバックアップ体制が敷かれた。

まとめ

ウルザと五ノ村の関係性は、圧倒的な力による武力衝突の場から、彼女の描く一大復興事業を支える強固な後方支援拠点へと見事な発展を遂げている。幼少期には有力者の子供たちを統合し、元剣聖ピリカすら打ち破るという大騒動を引き起こして上層部を驚愕させたが、その規格外のカリスマ性は魔獣エキドを懐柔して村の新たな労働力として紹介する形でも発揮された。成長後に廃城の復興という重責を担う立場となってからは、五ノ村の議会やヨウコらとの折衝を通じて銀貨五万枚の融資や飛行船の常駐を取り付けるなど、高度な政治的信頼関係を構築している。かつての遊び場を最も頼もしい経済的パートナーへと変えた一連の歩みは、彼女の指導者としての目覚ましい成長を証明している。

のんびり農家 20巻レビュー
のんびり農家全巻まとめ
のんびり農家 22巻レビュー

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登場キャラクター

指定された条件に従い、文書から抽出した登場人物の紹介文を提示する。

大樹の村

街尾火楽(ヒラク)

大樹の村の村長であり、神から授かった万能農具と健康な肉体を駆使して森を開拓した人物である。多くの強力な種族を従えながらも、本人は平穏なスローライフを望んでいる。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村・村長。
・物語内での具体的な行動や成果
 死の森を開拓し、農業やインフラ整備を進めて多種族が共存する村を築き上げた。五ノ村の運営や新事業の立ち上げなど、村外への影響力も強めている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 魔王や竜王からも敬意を払われる存在であり、世界情勢を左右するほどの影響力を持っている。

ルールーシー(ルー)

吸血姫と呼ばれる吸血鬼であり、ヒラクの最初の妻である。アルフレートの母親として子育てにも奮闘している。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。吸血鬼の代表。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔法や薬学の研究に没頭し、回復薬の解析や魔道具の開発などを行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ヒラクを支える中枢として、村の運営方針にも影響を与えている。

ティア(殲滅天使ティア)

かつて殲滅天使と呼ばれた天使族であり、ヒラクの妻の一人である。ティゼルとオーロラの母親である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。天使族の代表。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔法研究を進める傍ら、村の防衛や上空警戒の体制を整えるなど治安維持に貢献している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 村の天使族を取りまとめる中心的な存在である。

アン

鬼人族のメイド長であり、トラインの母親である。ヒラクをはじめとする住人の世話を完璧にこなしている。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。鬼人族メイドの代表。
・物語内での具体的な行動や成果
 家事全般や清掃を取り仕切り、新しい料理や加工食品の開発にも力を入れている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 メイドとしての献身的な働きにより、村の生活水準を大きく引き上げている。

フローラ

ルーの従姉妹にあたる吸血鬼であり、発酵食品の研究に没頭している。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 味噌や醤油の製造研究を行い、五ノ村での生産指導にも携わっている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

アルフレート(アルフレート=マチオ)

ヒラクとルーの息子であり、次期村長として期待されながらも自分らしい生き方を模索している。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 レイワイト王国へ遊学し、トイレの改善や上下水道の整備、無人島開拓などの事業を推進した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 留学先で独自の地位を確立し、コーリン教や王家を巻き込むほどの影響力を持つようになった。

ティゼル

ヒラクとティアの娘であり、高い統率力と交渉術を備えている。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ケイルランド地域の小国群をまとめ上げ、統一王国の建国を主導した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 他国の国政に介入し、実質的な支配力を発揮している。

ウルザ

死霊王が若返り記憶を失った姿であり、ヒラクとハクレンの娘として育てられている。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 幼少期に五ノ村の警備隊指揮官を打ち倒すなどの騒動を起こし、成長後は放棄された街の復興を率いている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 村の子供たちの中心的存在であり、強大な力とカリスマ性を持つ。

アサ

元は温泉地の転移門管理人を務めていたマーキュリー種である。
・所属組織、地位や役職
 ウルザの同行者。
・物語内での具体的な行動や成果
 ウルザの旅や学園生活に同行し、世話役として行動している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

アース

ルーが作った魔粘土によって土人形から進化した存在である。
・所属組織、地位や役職
 ウルザの専属執事。
・物語内での具体的な行動や成果
 王都で《メイドの店》と呼ばれる店舗の運営を任されている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 執事服を着た人間の青年の姿と知性を得ている。

オーロラ

ヒラクとティアの間に生まれた娘である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 マルビットなどの大人たちから可愛がられている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ヒイチロウ

ヒラクとハクレンの間に生まれた息子である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 竜の姿で空を飛ぶ練習や、投石機から放たれた岩を受け止める訓練を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 竜族の血を引くため、ドースやライメイレンから溺愛されている。

フラシア

フラウの娘である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村で生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

クリム

多目的人型機動重機を操る人物である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 重機に搭乗し、農業や秋の収穫作業で活躍した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ユーリ

魔王の娘であり、王姫と呼ばれる立場にある。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の管理員。
・物語内での具体的な行動や成果
 五ノ村に赴任し、視察員や管理員として村の運営に関与している。多目的人型機動重機の操縦も行った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ヤー

山エルフたちの代表であり、技術開発に熱心である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。山エルフの代表。
・物語内での具体的な行動や成果
 巨大な雪だるまの制作や、水車の改良など多くの技術開発を主導している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

マア

山エルフの一人である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 内燃機関で動く二輪の乗り物を制作し、安全対策に苦心している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

フラウ(フラウレム)

魔王国のクローム伯爵(ビーゼル)の娘であり、有能な魔族である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の代官、文官娘衆の統括。
・物語内での具体的な行動や成果
 文官娘衆をまとめ、村の収支管理や外部との折衝などを行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 魔王国に対するポーズとして名目上の代官に就任している。

エライザ(エライザ=ピケットエンド)

文官娘衆の一人であり、実家は魔王国の蔵書管理に関わる家柄である。
・所属組織、地位や役職
 《デルゼン製紙》《デルゼン印刷》の代表代行。
・物語内での具体的な行動や成果
 製紙業と印刷業の実務を取り仕切り、壁新聞の発行などを進めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ララベル(ララベルラルー=ラーベルラ)

文官娘衆の一人であり、情報収集を得意としている。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 五ノ村で生活に密着した仕事をする者たちを取りまとめ、不審者の警戒体制を整えている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ラッシャーシ

文官娘衆の一人であり、ドロワ伯爵家の次女である。
・所属組織、地位や役職
 三ノ村のケンタウロス族の世話役。
・物語内での具体的な行動や成果
 ケンタウロス族の相談に乗り、大樹の村との連絡調整を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

リア

ハイエルフの代表であり、ヒラクの妻の一人である。リリウスの母親である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。ハイエルフの代表。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の建築や収穫、狩猟などを指揮し、新村建設にも携わっている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

リグネ

ハイエルフであり、リアの母親である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国の学園における遺跡管理者。
・物語内での具体的な行動や成果
 村に加入して一族の鍛錬を行った後、魔王国の学園に赴任した。ウルザたちの護衛も務めている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

リリウス

ヒラクとリアの間に生まれた息子である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ハイエルフの家で育てられ、森での単独行動訓練などに参加している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

リグル

ヒラクとリゼの間に生まれた息子である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 森での訓練などに参加している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ラテ

ヒラクとラファの間に生まれた子供である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 森での訓練などに参加している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

マルビット

天使族の長であり、キアービットの母親である。
・所属組織、地位や役職
 天使族の長。
・物語内での具体的な行動や成果
 村のコタツでくつろぐことが多いが、武闘会の騎士の部に出場して優勝を果たした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ルィンシャ(ルィンシア)

天使族の補佐長である。
・所属組織、地位や役職
 天使族の補佐長。
・物語内での具体的な行動や成果
 仕事をさぼるマルビットたちに説教や制裁を加えている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

グランマリア

天使族の戦士であり、皆殺し天使と呼ばれる一人である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の警備担当。
・物語内での具体的な行動や成果
 上空からの村の警戒や、来客の案内などを担当している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ラズマリア

天使族であり、グランマリアの母親である。
・所属組織、地位や役職
 天使族。
・物語内での具体的な行動や成果
 村を訪れ、祭事を放棄したスアルロウと殴り合いの騒動を起こした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

キアービット

ガーレット王国の巫女を務める天使族である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の警備担当。
・物語内での具体的な行動や成果
 ティゼルの代わりに王城で働いたり、村の警備任務に就いたりしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

スアルリウ

双子の天使族の一人である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の警備担当。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の上空警戒任務を行っており、妊娠が確認された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

スアルコウ

双子の天使族の一人である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の警備担当。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の上空警戒任務を行っており、妊娠が確認された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

スアルロウ

スアルリウとスアルコウの母親である天使族である。
・所属組織、地位や役職
 天使族。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヒラクを神の使いと誤認し、村で生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ガット

ハウリン村出身の獣人族であり、優れた鍛冶職人である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の鉄製武具や工芸品を制作し、一ノ村の窯作りなどにも貢献した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ドノバン

エルダードワーフの代表であり、大の酒好きである。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。ドワーフの代表。
・物語内での具体的な行動や成果
 村での酒造りを統括し、様々な種類の酒を生産して竜族などにも振る舞っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

マム

獣人族の少女である。
・所属組織、地位や役職
 一ノ村の世話役。
・物語内での具体的な行動や成果
 一ノ村の住人やニュニュダフネたちの相談に乗り、村長との連絡調整を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ナーフ

リザードマンの女性である。
・所属組織、地位や役職
 二ノ村の世話役。
・物語内での具体的な行動や成果
 ミノタウロス族の住人の相談に乗り、大樹の村との連絡を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ダガ

リザードマンの代表であり、頼れる戦士である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。リザードマンの代表。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の力仕事や家畜の世話を取り仕切り、護衛としても活躍している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ガルフ

ハウリン村出身の獣人族の戦士である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の護衛や狩猟を担い、武闘会でも活躍を見せている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 魔王国内では武神として名を知られている。

レギンレイヴ

天使族の一人である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヒラクが五ノ村を訪問した際などに護衛として同行している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

トライン

ヒラクとアンの間に生まれた息子である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔王国の学園に入学し、執事の勉強を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

クロ

インフェルノウルフの群れの長である。ヒラクの最初の仲間である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の警備と狩猟を担い、ヒラクに忠実に従っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ユキ

インフェルノウルフであり、クロの番いである。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 クロと共に村の警備を行い、ヒラクに懐いている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

フブキ

コキュートスウルフと呼ばれる変異種である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村で生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

クロの子供たち

クロとユキなどを親に持つインフェルノウルフの群れである。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村および各村の警備担当。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の周辺を警戒し、害獣の駆除や狩猟を広範囲で行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

インフェルノウルフ

大樹の村の防衛を担う強力な魔獣の種族である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の防衛戦力。
・物語内での具体的な行動や成果
 群れで村を守り、ヒラクに従っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

フェンリル一家

クロたちの群れに加わった魔獣の家族である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 クロの子供たちと番いになり、村の警備に参加している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

コキュートスウルフ

インフェルノウルフの変異種である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村で生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ザブトン

デーモンスパイダーであり、村の縫製を担う存在である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。縫製職人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村人の衣服を作り、糸を使った警報システムで村の安全を守っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

レッドアーマー

ザブトンの子供が進化して赤くなった姿である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の門番。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヒラクの屋敷の門番などを務めている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ホワイトアーマー

ザブトンの子供が進化して白くなった姿である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の門番。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヒラクの屋敷の門番などを務めている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

スナイプスパイダー

ザブトンの子供の進化系の一つである。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の警備などに協力している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

アラコ

アラクネと呼ばれる姿に成長したザブトンの子供である。
・所属組織、地位や役職
 大樹のダンジョンの住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ダンジョン内でモヤシなどの栽培を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ザブトンの子供たち

ザブトンから生まれたデーモンスパイダーの群れである。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の警備および作業補助。
・物語内での具体的な行動や成果
 害虫駆除や荷物の運搬、果物の収穫など多岐にわたり活躍している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

死霊魔導士

温泉地に住むアンデッドである。
・所属組織、地位や役職
 温泉地の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔法で温泉地周辺の気温を上げ、環境を保っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

死霊騎士たち

温泉地に住むアンデッドである。
・所属組織、地位や役職
 温泉地の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 温泉地で生活し、ルーが作った魔粘土によって人型の外見を得ている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ライオン一家

温泉地に住み着いた空を飛ぶライオンの魔獣である。
・所属組織、地位や役職
 温泉地の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 温泉地で繁殖し、生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

アシュラ

大樹の村の住人である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村で生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

氷の魔物(アイス)

大樹の村の住人である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ウルザの旅に同行したがっていた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ポンドタートル

池に住む亀の魔獣である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 冬は冬眠して過ごしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

猫たち

大樹の村で生活する猫の群れである。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ネズミ駆除の目的で迎えられ、コタツでくつろぐなど気ままに過ごしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ライギエル

猫たちの父猫である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヒラクのコタツでくつろいでいる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ジュエル

猫たちの母猫である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヒラクのコタツでくつろいでいる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ソウゲツ

虎の魔獣である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 姉猫たちと行動を共にしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

姉猫たち

ミエルをはじめとする猫たちである。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヒラクの屋敷で生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

妹猫たち

アリエルをはじめとする猫たちである。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヒラクの屋敷で生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

フェニックスの雛(アイギス)

鳥の魔獣である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヒラクの服の中で暖を取ったり、宴会に参加して魚をつついたりしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

鳥の魔獣である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 パレードの際に上空を飛ぶなどしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

巨大な蚕

世界樹に住み着いた巨大な虫である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 二ノ村での養蚕業に協力している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

スライム

村の環境浄化を担う存在である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 下水や汚水の浄化を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ホットスライム

スライムの一種である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村で生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

フェザースライム

スライムの一種である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村で生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

酒スライム

酒を好むスライムである。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 気球に試乗したり、宴会で酒を楽しんだりしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

酒スライムの子

酒スライムとホーリースライムの間に生まれたスライムである。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 疲労回復に優れた金色の回復薬を生み出した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ホーリースライム

スライムの一種である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 負傷者の治癒魔法を施している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

馬たち

大樹の村で飼育されている家畜である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の家畜。
・物語内での具体的な行動や成果
 乗馬やレースに参加している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

牛たち

大樹の村で飼育されている家畜である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の家畜。
・物語内での具体的な行動や成果
 牛乳を提供している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

山羊たち

大樹の村で飼育されている家畜である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の家畜。
・物語内での具体的な行動や成果
 乳を提供している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

大樹の村で飼育されている家畜である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の家畜。
・物語内での具体的な行動や成果
 食肉として提供されている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

大樹の村で飼育されている家畜である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の家畜。
・物語内での具体的な行動や成果
 卵を提供している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

蜂たち

大樹の村で飼育されている昆虫である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の益虫。
・物語内での具体的な行動や成果
 蜂蜜を提供している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

太った女王蜂

蜂の群れを統率する女王蜂である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 果樹エリアで巣を管理している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

兵隊蜂

蜂の群れを守る役割を持つ蜂である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 外敵から巣を守っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

獣人族の女の子たち

大樹の村で暮らす獣人族の少女たちである。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 作物の加工や家畜の世話などの細々とした仕事を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

鬼人族メイドたち

大樹の村でメイドとして働く鬼人族である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村のメイド。
・物語内での具体的な行動や成果
 料理の開発や掃除、洗濯など村の生活全般を支えている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

山エルフたち

大樹の村で暮らすエルフの一族であり、手先が器用である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の職人。
・物語内での具体的な行動や成果
 からくりや建築、印刷機などの開発と製造を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ハイエルフたち

大樹の村で暮らすエルフの一族である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 建築や農業、狩猟などで幅広く活躍している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

天使族

大樹の村で暮らす天使の一族である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の警備担当。
・物語内での具体的な行動や成果
 上空からの警戒や、飛行船の運行などを担っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

竜族

ハクレン

ドースとライメイレンの娘であり、ヒラクの妻の一人である。ヒイチロウの母親である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。教師。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の子供たちに読み書きや計算を教えている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 かつては暴れ竜と呼ばれていたが、村に定住してからは穏やかに暮らしている。

ラスティ

ドライムとグラッファルーンの娘であり、ヒラクの妻の一人である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の外交担当。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔王国の使者や商人との交渉を担当し、小型ワイバーンを用いた通信網を構築した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ドース

北の大陸の竜王であり、ハクレンの父親である。
・所属組織、地位や役職
 竜族の長。
・物語内での具体的な行動や成果
 大樹の村を頻繁に訪れ、孫のヒイチロウを溺愛している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ライメイレン

南の台風竜であり、ハクレンの母親である。
・所属組織、地位や役職
 竜族の有力者。
・物語内での具体的な行動や成果
 孫のヒイチロウを溺愛し、世話をするために若い姿に変身することがある。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ギラル

暗黒竜であり、グラルの父親である。
・所属組織、地位や役職
 竜族の有力者。
・物語内での具体的な行動や成果
 ドースと和解し、娘のグラルを大樹の村に滞在させている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

グーロンデ

ギラルの妻である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の魔法教師。
・物語内での具体的な行動や成果
 村に定住し、子供たちに魔法を教えている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

グラル

ギラルの娘である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヒイチロウの将来の妻候補として村に滞在し、ハクレンとの関係構築に努めている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ククルカン

竜族である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 空飛ぶ絨毯で村長の見回りに同行した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ヒカル

ハクレンの息子である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村で生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ドマイム

ドースの息子である。
・所属組織、地位や役職
 竜族。
・物語内での具体的な行動や成果
 結婚から逃げて村を訪れたが、ヒラクの仲介もあり最終的にクォンと結ばれた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

クォン

ドマイムの妻である。
・所属組織、地位や役職
 竜族。
・物語内での具体的な行動や成果
 ドマイムを追って村を訪れ、話し合いの末に結婚した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

スイレン

ドースの娘である魔竜である。
・所属組織、地位や役職
 魔竜。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の宴会などに家族で参加している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

セキレン

ドースの娘である火炎竜である。
・所属組織、地位や役職
 火炎竜。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の宴会などに家族で参加している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

マークスベルガーク

スイレンの夫である悪竜である。
・所属組織、地位や役職
 悪竜。
・物語内での具体的な行動や成果
 ピリカの弟子救出作戦で注意を引く役割を果たした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ヘルゼ(ヘルゼルナーク)

スイレンの娘である暴竜である。
・所属組織、地位や役職
 暴竜。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヒカルの妻候補として振る舞い、村に滞在している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ドライム

死の森の南を守る門番竜であり、ラスティの父親である。
・所属組織、地位や役職
 門番竜。
・物語内での具体的な行動や成果
 村を頻繁に訪れ、ヒラクの良き相談相手となっている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

混代竜族

神代竜族のあとに生まれた血統の竜族である。
・所属組織、地位や役職
 竜族。
・物語内での具体的な行動や成果
 六竜神国の運営や、村での労働や物資輸送などに従事している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

五ノ村

ヨウコ

九尾狐であり、五ノ村の実質的な最高権力者である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村・村長代行。
・物語内での具体的な行動や成果
 五ノ村の実務を全般的に取り仕切り、都市の運営とインフラ整備に貢献している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ヒラクからの信頼も厚く、独自の統治体制を確立している。

ヒトエ

ヨウコの娘である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 大樹の村で生活し、村長に懐いている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ヒー

マーキュリー種であり、中年のベテラン戦士のような風貌の男である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村・武官筆頭。
・物語内での具体的な行動や成果
 五ノ村の軍事や防衛を担当し、ヨウコを補佐している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ロク

マーキュリー種であり、若い文官青年である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村・文官筆頭。
・物語内での具体的な行動や成果
 五ノ村の膨大な書類業務を取り仕切っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ナナ

マーキュリー種であり、村娘のような外見を持つ女性である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村・情報収集官。
・物語内での具体的な行動や成果
 五ノ村の情報収集や防諜活動を担っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

フタ

マーキュリー種であり、占い師である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 転移門の秘密を守っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

メッサー

魔族の男性であり、ヨウコ専属の文官である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村・村長代行秘書。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヨウコの秘書として来客対応などの業務を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

コン

銀狐族の長である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の神社管理者。
・物語内での具体的な行動や成果
 神社の管理を行い、コカトリスの捕獲などに協力した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

銀狐族

神社を管理する種族である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 神社での生活と管理を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

エキド(蛇の王エキド)

強大な魔獣でありながら、人の姿で五ノ村に滞在している。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 ウルザに敗北して力を失い、五ノ村でラーメン屋や酒場で働きながら生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ダンスの才能を見出され、看板娘として人気を集めている。

ニーズ

蛇の神の使いである。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の《酒肉ニーズ》店長代理。
・物語内での具体的な行動や成果
 エキドの命を救い、五ノ村での生活をサポートしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ピリカ

元剣聖であり、五ノ村の警備隊指揮官を務める。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村・警備隊指揮官。
・物語内での具体的な行動や成果
 五ノ村の治安維持を担当し、エキドとの戦闘でも活躍した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ファイブくん

五ノ村のマスコットキャラクターである。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村のマスコット。
・物語内での具体的な行動や成果
 エキドと共にダンスを披露し、村を盛り上げている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

オデット

白鳥である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 白鳥レースに参加している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

オディール

白鳥である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 白鳥レースに参加している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

キネスタ

元エルフ皇女である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 五ノ村で生活している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ロロネ

五ノ村の住人である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 五ノ村で働いている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ルディオ

古の悪魔族である。
・所属組織、地位や役職
 《プラーダ美術館》スタッフ。
・物語内での具体的な行動や成果
 美術館の運営に携わっている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

カティ

古の悪魔族である。
・所属組織、地位や役職
 《プラーダ美術館》スタッフ。
・物語内での具体的な行動や成果
 美術館の運営に携わっている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

プラーダ

古の悪魔族である。
・所属組織、地位や役職
 《プラーダ美術館》館長。
・物語内での具体的な行動や成果
 王都でのオークションに参加し、美術品の収集を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

シャルネ

古の悪魔族である。
・所属組織、地位や役職
 《プラーダ美術館》スタッフ。
・物語内での具体的な行動や成果
 壁新聞の展示や保管を要望した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

警備隊

五ノ村の治安維持組織である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の治安維持部隊。
・物語内での具体的な行動や成果
 犯罪者の取り締まりや村の防衛を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

冒険者たち

五ノ村周辺で活動する者たちである。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の冒険者。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔物討伐などの任務をこなしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

窃盗団

五ノ村で捕縛された犯罪者集団の残党である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の強制労働者。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔物討伐や建設業などの強制労働に従事して罰金を支払っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

白鳥

五ノ村のレースに参加する鳥である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 白鳥レースに出場している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

黒鳥

五ノ村のレースに参加する鳥である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 レースに出場している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

五ノ村のレースに参加する鳥である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 レースに出場している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

アヒル

五ノ村のレースに参加する鳥である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 レースに出場している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

四ノ村(太陽城)

ベル

マーキュリー種であり、四ノ村の運営サポートを担う。
・所属組織、地位や役職
 四ノ村の村長代行補佐。
・物語内での具体的な行動や成果
 王国戦士の修復や管理、四ノ村の運営をゴウと共に支えている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 大樹の村に専用の部屋を与えられた。

ゴウ

マーキュリー種であり、四ノ村の運営サポートを担う。
・所属組織、地位や役職
 四ノ村の村長代行補佐。
・物語内での具体的な行動や成果
 王国戦士の修復や遠隔操作を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

トウ

マーキュリー種であり、万能船の船長である。
・所属組織、地位や役職
 万能船の船長。
・物語内での具体的な行動や成果
 四ノ村と大樹の村の間の物資輸送を担っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

クズデン

悪魔族であり、四ノ村の村長代行を務める。
・所属組織、地位や役職
 四ノ村・村長代行。
・物語内での具体的な行動や成果
 太陽城の臣従を受け入れ、四ノ村の運営を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

王国戦士

多目的人型機動重機の一つである。
・所属組織、地位や役職
 四ノ村の管理物。
・物語内での具体的な行動や成果
 ベルやゴウによって修復と改造が進められている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

フウマ=カトウ

人型の着ぐるみである。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の護衛。
・物語内での具体的な行動や成果
 ザブトンの子供たちが操縦し、護衛などを行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

悪魔族

太陽城の元住人である。
・所属組織、地位や役職
 四ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村で農業や家事を学び、生活基盤を立て直している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

夢魔族

太陽城の元住人である。
・所属組織、地位や役職
 四ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村で生活し、悪魔族に家事を教えている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

シャシャートの街・ゴロウン商会

ミヨ

マーキュリー種であり、シャシャートの街で代官の秘書を務める。
・所属組織、地位や役職
 シャシャートの街・代官秘書。
・物語内での具体的な行動や成果
 街の開発や資源確保に尽力し、将来的な機動重機の生産を見越して動いている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

マルコス

《ビッグルーフ・シャシャート》の代表である。
・所属組織、地位や役職
 《ビッグルーフ・シャシャート》代表。
・物語内での具体的な行動や成果
 カレー屋の運営と街の経済発展に貢献している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ポーラ

マルコスの妻であり、《ビッグルーフ・シャシャート》を支えている。
・所属組織、地位や役職
 《ビッグルーフ・シャシャート》経営陣。
・物語内での具体的な行動や成果
 店舗の運営と接客を取り仕切っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

マイケル

ゴロウン商会の会頭である。
・所属組織、地位や役職
 ゴロウン商会・会頭。
・物語内での具体的な行動や成果
 大樹の村と独占的な取引を行い、壁新聞の広告を活用するなど魔王国の経済に影響を与えている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

キッシンリー夫妻

フォーグマ一族の人工生命体である。
・所属組織、地位や役職
 シャシャートの街の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 オークションの品を狙って騒動を起こしたが、後に五ノ村で整備を受けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

カレン

キッシンリー夫妻の娘設定の人工生命体である。
・所属組織、地位や役職
 シャシャートの街の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 五ノ村で整備を受けている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

リビック

料理人であり、ダンサーでもある。
・所属組織、地位や役職
 シャシャートの街・五ノ村の料理人。
・物語内での具体的な行動や成果
 各地の料理を研究し、ダンス教室を開いたりステージで踊ったりしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

魔王国

ガルガルド(魔王)

魔王国の最高指導者である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国・魔王。
・物語内での具体的な行動や成果
 大樹の村との友好関係を維持し、国政や戦争の対応を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ビーゼル

魔王国四天王の一人であり、外交を担当する。フラウの父親である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国・四天王。
・物語内での具体的な行動や成果
 大樹の村と魔王国の交渉窓口となり、頻繁に村を訪れて関係を構築している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

シルキーネ

魔王の妻である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国・王妃。
・物語内での具体的な行動や成果
 大樹の村を訪問し、村の住人と交流した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ランダン

魔王国四天王の一人であり、内政を担当する。
・所属組織、地位や役職
 魔王国・四天王。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔王国の行政や経済の安定に尽力している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

グラッツ

魔王国四天王の一人であり、軍務を担当する。
・所属組織、地位や役職
 魔王国・四天王。
・物語内での具体的な行動や成果
 軍の指揮を執り、大樹の村のロナーナと懇意にしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ホウ

魔王国四天王の一人であり、財務を担当する。
・所属組織、地位や役職
 魔王国・四天王。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔王国の財政管理を行い、大樹の村の酒造りにも関心を持っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ゴール

ハウリン村出身の獣人族の青年である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国の学園の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 学園で学びながら、魔王国の貴族の娘と結婚した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

シール

ハウリン村出身の獣人族の青年である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国の学園の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 学園で多くの女性と関わり、複数の妻を持つことになった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ブロン

ハウリン村出身の獣人族の青年である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国の学園の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 学園で学びながら、遺跡管理などにも関与している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

エンデリ

プギャル伯爵の娘であり、ゴールの妻の一人である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国の貴族。
・物語内での具体的な行動や成果
 ゴールとの間に子供を出産した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

キリサーナ

グリッチ伯爵の娘であり、ゴールの妻の一人である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国の貴族。
・物語内での具体的な行動や成果
 ゴールとの間に子供を出産した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

プギャル伯爵

魔王国の貴族である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国の伯爵。
・物語内での具体的な行動や成果
 ティゼルの国作りにおいて周辺貴族との折衝に尽力した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

グリッチ伯爵

魔王国の貴族である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国の伯爵。
・物語内での具体的な行動や成果
 孫の誕生を喜び、厳重に保護している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ドロワ伯爵

魔王国の貴族であり、ラッシャーシの実家である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国の伯爵。
・物語内での具体的な行動や成果
 特になし。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

マモンロズ子爵

魔王国の貴族である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国の子爵。
・物語内での具体的な行動や成果
 特になし。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

クラカッセ

プギャル伯爵の娘であり、文官娘衆の一人である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の文官娘衆。
・物語内での具体的な行動や成果
 村で厨房の仕事などを手伝っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ロザリンド

グリッチ伯爵の娘であり、文官娘衆の一人である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の文官娘衆。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の事務作業に従事している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ロアージュ

マモンロズ子爵の娘であり、文官娘衆の一人である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の文官娘衆。
・物語内での具体的な行動や成果
 村の事務作業に従事している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

クローム伯爵

魔王国の貴族であり、ビーゼルのことである。
・所属組織、地位や役職
 魔王国の伯爵。四天王。
・物語内での具体的な行動や成果
 外交を担当し、大樹の村との折衝を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

エリック

魔王国の学園におけるティゼルの補佐である。
・所属組織、地位や役職
 ティゼルの補佐。
・物語内での具体的な行動や成果
 ティゼルの国作りにおいて実務を担わされた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ベルバーク老

魔王国の長老である。
・所属組織、地位や役職
 魔王国の重鎮。
・物語内での具体的な行動や成果
 学園長の関係者であり、王都で仕事をしている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

コーリン教

ヴァルグライフ(始祖)

吸血鬼の始祖であり、コーリン教の宗主である。
・所属組織、地位や役職
 コーリン教・宗主。
・物語内での具体的な行動や成果
 頻繁に大樹の村を訪れ、他国への影響力を行使している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ヴェルサ

始祖の妻であり、古の悪魔族である。
・所属組織、地位や役職
 コーリン教関係者。
・物語内での具体的な行動や成果
 五ノ村で製紙や出版事業を立ち上げるきっかけを作った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

フーシュ

コーリン教の大司祭である。
・所属組織、地位や役職
 コーリン教・大司祭。
・物語内での具体的な行動や成果
 裏から他国の情勢をコントロールし、アルフレートの後見人を務めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ミケル

フーシュの息子である。
・所属組織、地位や役職
 コーリン教関係者。
・物語内での具体的な行動や成果
 レイワイト王国でアルフレートの案内役を務めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

オブライエン

レイワイト王国の神官戦士長である。
・所属組織、地位や役職
 コーリン教・神官戦士長。
・物語内での具体的な行動や成果
 レイワイト王国でアルフレートの警護と支援を行った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

レイワイト王国

ラフス王

レイワイト王国の王の一人である。
・所属組織、地位や役職
 レイワイト王国・王。
・物語内での具体的な行動や成果
 アルフレートの滞在を許可した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

モンレン(モンレン=ダーグリン)

レイワイト王国の王子の一人である。
・所属組織、地位や役職
 レイワイト王国・王子。
・物語内での具体的な行動や成果
 アルフレートと揉めたが和解し、トイレ改善事業などを手伝った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

宰相

レイワイト王国の宰相である。
・所属組織、地位や役職
 レイワイト王国・宰相。
・物語内での具体的な行動や成果
 コーリン教の影響力を削ごうと画策したが失敗した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

三人の王子

レイワイト王国の王子たちである。
・所属組織、地位や役職
 レイワイト王国・王子。
・物語内での具体的な行動や成果
 アルフレートと衝突したが後に和解し、彼の事業に協力した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

アサムッド王家

レイワイト王国を統治する王家の一つである。
・所属組織、地位や役職
 レイワイト王国の王家。
・物語内での具体的な行動や成果
 アルフレートの滞在と事業に協力した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

セイブール王家

レイワイト王国を統治する王家の一つである。
・所属組織、地位や役職
 レイワイト王国の王家。
・物語内での具体的な行動や成果
 アルフレートの滞在と事業に協力した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ダーグリン王家

レイワイト王国を統治する王家の一つである。
・所属組織、地位や役職
 レイワイト王国の王家。
・物語内での具体的な行動や成果
 アルフレートの滞在と事業に協力した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

商業組合

レイワイト王国の商業組織である。
・所属組織、地位や役職
 レイワイト王国の組織。
・物語内での具体的な行動や成果
 アルフレートの事業を妨害しようとしたが制圧され、再編された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ケイルランド地域連合王国

征服王(ジドエン王)

ジドエン王国の王であり、ケイルランド地域の統一王となった人物である。
・所属組織、地位や役職
 ケイルランド地域連合王国・統一王。
・物語内での具体的な行動や成果
 ティゼルの提案により統一王となり、国作りに協力している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

第三王女

ゴズラン王国の王女である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 国を追われて五ノ村に逃れ、ケーキを売る仕事に就いた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

第三王女の同行者たち

第三王女と共に五ノ村へ逃れた者たちである。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 文官や店舗の店員として働き始めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

エカテリーゼ

人間の国の元公爵令嬢である。
・所属組織、地位や役職
 ティゼルの同行者。
・物語内での具体的な行動や成果
 ティゼルの国作りに協力し、軍事や交渉を取り仕切った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

イースリー

ウルザの学友である。
・所属組織、地位や役職
 ティゼルの同行者。
・物語内での具体的な行動や成果
 ティゼルの国作りに協力し、国内の治安維持などに努めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

六竜神国

ギィーネル

混代竜族の男性である。
・所属組織、地位や役職
 六竜神国関係者。
・物語内での具体的な行動や成果
 メットーラと結婚した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

メットーラ

混代竜族の女性であり、ダンダジィという別名を持つ。
・所属組織、地位や役職
 アルフレートたちの世話役。
・物語内での具体的な行動や成果
 王都での子供たちの世話役を務めた後、ギィーネルと結婚した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

トーシーラ

メットーラの妹である。
・所属組織、地位や役職
 混代竜族。
・物語内での具体的な行動や成果
 メットーラの様子を見に来たが、ヒラクに連れ帰られた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ザハーザハー

ケイルランド地域を縄張りとする竜である。
・所属組織、地位や役職
 竜族。
・物語内での具体的な行動や成果
 統一王に対し、ティゼルやヒラクの恐ろしさを助言した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ハイフリーニアルス

ザハーザハーの妻である。
・所属組織、地位や役職
 竜族。
・物語内での具体的な行動や成果
 ザハーザハーとともに行動している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

その他

コカトリス

巨大な鶏のような魔獣である。
・所属組織、地位や役職
 五ノ村の家畜。
・物語内での具体的な行動や成果
 五ノ村に引き取られ、大樹の村の鶏に服従して飼育されている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

バイコーン

二本角を持つ馬のような魔獣である。
・所属組織、地位や役職
 大樹の村の家畜。
・物語内での具体的な行動や成果
 村で飼育されており、エキドを慕っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

巨大な海の魔獣

空を飛ぶクジラなどの魔獣である。
・所属組織、地位や役職
 野生の魔獣。
・物語内での具体的な行動や成果
 竜族によって討伐され、村の食料となった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

海の種族

海に住む種族である。
・所属組織、地位や役職
 海の住人。
・物語内での具体的な行動や成果
 村と海産物の取引を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

巨大なゴーレム

ティゼルが作り出した魔法の産物である。
・所属組織、地位や役職
 ティゼルの使役物。
・物語内での具体的な行動や成果
 王会議で護衛を一撃で倒し、圧倒的な力を見せつけた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

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展開まとめ

序章 蛇の王エキド

人の姿への変身

蛇の王エキドは、大木を束ねたほど太く、小山を包み込むほどの巨体を誇っていた。しかし、その姿では遠くからでも見つかり、獲物に逃げられてしまうため、人の姿で生活することを決意した。できるだけ小さくなろうとしたものの、巨人族ほどの大きさが限界であったため、その姿で暮らすことにした。さらに服を身につけ、牙の代わりに近くの木を武器として持つようになった。

新たな生活と縄張りの維持

人の姿で暮らし始めたエキドは、雨に濡れる不快さを知り、洞窟で雨宿りをした。その後、人が住んでいた廃屋を見つけて拠点とし、自然災害にも耐えられるよう自ら補強を続けた。

巨大な蛇の姿を見せなくなったことで縄張りを狙う魔獣や魔物が現れたが、獲物を守るために戦い続けた。数百年が経つと敵対する者は減り、従う者が増えたため、ここ百年ほどは戦いのない平和な日々を送っていた。

悪名への不満と新たな来訪者

平和ではあったものの、エキドは何もしていないにもかかわらず悪逆非道との悪名ばかりが広まっていることに納得していなかった。過去に何かしたかもしれないと振り返りつつも、それは昔の話だと考えていた。

しかし、その悪名によって蛇の神の使いであるニーズが文句を言いに来るなど、面倒事が絶えなかった。そんなある日、多くの人間が自分に向かってくる気配を察知したエキドは、自分を倒して名を上げようとしているのだろうと考え、久しぶりの戦いに胸を高鳴らせた。

一章 秋の終わり

1 秋の収穫と書類仕事

多目的人型機動重機の収穫作業

秋の収穫が始まり、クリムは小さい多目的人型機動重機で畑を掘り起こし、収穫を助けていた。通常サイズの四機も山エルフたちによって収穫物の運搬に使われ、交代制ながら大きな戦力となっていた。

収穫物の保管と子供たちの手伝い

各村から外部に売る作物が大樹の村へ集まり、氷の魔物が作った冷蔵庫や冷凍庫で保管された。ユーリも収穫に参加し、クリムの働きに刺激された子供たちも収穫を手伝っていた。

五ノ村への不在対応

ヒラクは五ノ村関連の書類仕事を大樹の村で行い、ナナから報告を受けた。収穫期の五ノ村は商材が多く、商会からの面会希望も増えていたため、ヒラクが現地に行くと混乱や警護負担が生じると説明された。

文官採用と飛行船計画

ゴズラン王国の第三王女の同行者については、本人たちが能力不足を理由に文官採用を断っており、余裕のある時期に研修する方針となっていた。一人乗り飛行船は評判がよく、五ノ村内の軽輸送航路やシャシャートの街への観光航路、駐機場拡張案が検討されていた。

多目的人型機動重機の決闘案

多目的人型機動重機同士の決闘案も出ていたが、修理部品や操縦者の不足から現状では難しいとされた。ヒラクは戦闘ではなくパレードなどの催しなら活用できると考え、専門家の心当たりを始祖さんやヴェルサに聞くことにした。

2 新技術

山エルフの技術発表

山エルフたちは、飛行船や多目的人型機動重機の調査で得た新技術を発表した。ヒラクは回転機構の技術に感心しつつ、多目的人型機動重機の完成には長い道のりがあると感じた。

多目的人型機動重機の性能比べ

村にある四機の多目的人型機動重機は、それぞれ形状や特性が異なっていた。武闘会では戦闘ではなく、丸太運搬、遠投、障害物競走などの競技で性能と操縦者の腕を比べ、住人たちへの紹介にもなった。

競技で見えた弱点

障害物競走ではハナサカが転倒し、自力で起き上がれない弱点が判明した。また、コックピットは広いものの、ケンタウロス族には操作が難しく、種族ごとの対応が課題となった。

自走馬車の試験

武闘会後、山エルフたちは魔石を動力にした自走馬車を試験した。車輪ごとに動力を持たせたことで動きは滑らかになったが、ヒラクがグリップ力の問題を指摘した直後に馬車は転倒して大破した。

安全部品の必要性

馬車に乗っていた箱は保護部品のおかげで無事だった。ヒラクは箱用だけでなく、人が乗る場合を考えた安全部品の開発も山エルフたちに頼んだ。

3 海の魔獣退治

六竜神国への贈り物

ギィーネルから、近況報告と妻メットーラのために収穫物を分けてほしいという手紙が届いた。ヒラクはすでに収穫物の輸送を手配しており、転移門の混雑を避けて海路で送られているため、到着が遅れているのだと考えていた。

冬支度と村のひととき

ヒラクは冬眠前のザブトンたちと交流し、ウルザのことを頼んだ。また、クロやユキを撫でながら過ごし、フラシアが天使族の翼を揉むことに夢中になっている話や、ホリーがビーゼルの屋敷で規律を正した話を聞いた。

海路輸送の失敗

その後、六竜神国への輸送は巨大な海の魔獣の出現で失敗し、船は引き返していたことが判明した。ゴロウン商会は海路を諦めて転移門で輸送を再開し、荷物は要塞まで到着していた。

巨大な海の魔獣の討伐依頼

海の種族でも巨大な海の魔獣を倒せず、シャシャートの街から救援要請が届いた。ヒラクがラスティに頼もうとすると、ギラルが討伐を申し出たが、その条件として干し柿を分けてほしいと頼んだ。

干し柿と海の魔獣

ギラルはグーロンデの干し柿を食べ尽くして家に帰れない状況を打ち明け、ヒラクはラスティに干し柿を頼むことを約束した。ギラルは討伐へ向かい、巨大な海の魔獣を無事に倒して戻り、持ち帰った肉を食べたヒラクは、その正体はマグロだったのではないかと考えた。

4 鶏が頑張る

海の種族からの便り

ギラルが巨大な海の魔獣を退治したことで、海の種族から感謝の粘土板が届いた。内容は、見舞金と討伐への礼、さらに海の魔獣が美味しかったという報告であった。

引き取りを求められた魔獣

五ノ村と関係の薄い村から、近隣に現れた魔獣の引き取りを求める話が持ち込まれた。ヨウコは飼育の難しさから渋ったが、その村が五ノ村の東への交易上で重要な位置にあるため、ビーゼルやユーリに確認したうえで対応することになった。

牧場のコカトリス

ヒラクは五ノ村の麓にある臨時牧場で、巨大な鶏のような魔獣コカトリスを見た。危険を心配したが、ナナから石化は迷信で麻痺毒のようなものだと説明され、さらに大樹の村の鶏がコカトリスたちを従えていると知った。

鶏の支配

五ノ村に連れてこられたコカトリスは当初暴れていたが、ヨウコが連れてきた大樹の村の鶏が叩きのめしたことで従順になっていた。鶏は自ら立候補したらしく、ヒラクは村に戻ったら褒めようと考えた。

ヨウコの休暇

ヒラクは、ヨウコがヒトエに愚痴をこぼしていたと知り、仕事を任せすぎたことを反省した。ヨウコに休みを取るよう勧め、代わりにぐーたらしている天使族へ仕事を与える案を出した。

5 二本角の馬

新しい村長と対価

コカトリスに困っていた村では、村長の息子が父を追い出して新しい村長になった。ヨウコは、その村が五ノ村に好意的であり、コカトリス捕獲の対価として飛行船の発着場に使える土地を得たと報告した。

コカトリス牧場

コカトリスたちは大樹の村の鶏を恐れて従順に過ごしていた。産卵も確認され、ヒラクは最初のコカトリスたちを功労鶏として、できるだけ肉にしない方針を伝えた。

蜂への相談

ヒラクは冬を前に蜂たちの様子を見に行き、太った女王蜂と話した。蜂に大きな問題はなく、ヒラクは四ノ村へ移住できる蜂の候補を春までに探してほしいと頼んだ。

山羊たちの突進

牧場エリアでは、山羊たちがヒラクに向かって突進してきた。しかし、迷彩マントを着たクロとユキに気づくと一斉に逃げ出したため、ヒラクは追わないよう二匹に頼んだ。

二本角の馬

牧場に現れた二本角の馬は、最初は好戦的だったが、牧場の馬たちに力比べでも走力でも完敗して自信を失っていた。ヒラクは馬たちが受け入れるなら構わないと判断し、世話をする獣人族の女の子たちに伝えることにした。

バイコーン

ルーによると、二本角の馬はバイコーンという希少な魔獣であった。しかし、バイコーンは牧場の馬たちをよいしょしており、ヒラクは元気ならそれでよいと考えた。

6 秋の終わりの村の様子

冬の便りと新たな試み

子供たちからの手紙

アルフレートから手紙が届き、無人島を仲間と開拓していると報告があったため、村長は応援の返事を送った。一方で、無人島を与えられた経緯や店の計画については詳しく知りたいと考えた。ティゼルからは手紙が届かず、以前はアサとアースが手紙の作成や添削をしていたことを知り、二人を離したことに不安を抱いた。ウルザからの手紙は傭兵団の活動報告のような内容で、アサとアースの活躍を伝えつつ、魔王たちへの報告のほうが多いように感じていた。

重機開発と山エルフの意欲

ヨルが試射に向けて夜遅くまで弾作りを続けていると聞き、村長は無理をしないよう注意した。多目的人型機動重機の関連装備や部品の探索は急ぐ必要はないと考えたが、山エルフたちは新たな発見を求めて強い意欲を見せたため、無理をさせないよう配慮する必要があると判断した。

スライムの進化

冬に備えてスライムへ保温石を持たせたところ、保温石を取り込んだ個体が温かさを帯びたホットスライムへと変化した。さらに羽魔水晶を取り込ませる実験では、高く跳び、ゆっくり落下するフェザースライムが誕生した。ルーは、このような進化にはスライム自身の意思が重要だと説明し、村長も新たな個性として受け入れた。

天使族への仕事探し

ヨウコを休ませるため、能力はあるが普段あまり働いていない天使族に手伝いを任せようとした。しかし、天使族たちは働いていないと思われることを避けるため、大量の肉を時間をかけてローストする作業に取り組んでいた。完成した猪のローストは好評で、子供たちも喜んだため、村長は追加の食材を用意し、引き続き調理を任せることにした。

7 ゴム製品

サンドイッチとバスケットボール

評判のサンドイッチ

村ではサンドイッチを得意料理に挙げる者が多かった。巨大な猪のローストを挟んだサンドイッチは子供たちに好評で、フルーツサンドも果物ごとに好みが分かれながら人気を集めていた。村長はフルーツだけでなく、カツサンドやハムサンドも食べてほしいと考えていた。

広がるゴム製品

ゴムの研究が進み、ゴム手袋や長靴、靴底、パッキン、衣類などが作られた。水仕事や衣服の着心地が改善され、女性陣やザブトンたちにも好評だった。さらに弾力と強度を調整したゴムボールも完成し、子供たちの遊びの幅が広がった。

巨大なボール遊び

ミノタウロス族や巨人族向けに大きなゴムボールが作られ、最初はドッジボールが行われた。そこから遊びが発展し、最終的にバスケットボールへ行き着いた。野外ではバウンドが安定しなかったため、専用コートが作られ、屋根と壁を備えたスタジアムにまで発展した。

白熱するバスケットボール

ミノタウロス族と巨人族の試合は迫力があり、巨人族は空中でのダンクや素早いパス回しを見せ、ミノタウロス族は三ポイントシュートや連携で対抗した。ぶつかり合いよりもボール扱いやパスが重視される競技だったため、力比べが苦手な者にも喜ばれていた。

水時計による時間管理

試合時間の管理には砂時計が使われていたが、止めたり追加したりできない問題があった。グラッツの発案で水時計に変更され、水門で時間を止め、コップで水を足して時間を追加する方式になった。グラッツはミノタウロス族の監督のように指導し、軍のレクリエーションとしても採用を考えていた。

8 訪問者

料理人リビック

奇妙な踊りの料理人

シャシャートの街で激しく踊る男性が警備兵に連行された。後にその人物は、人間の国の王族に仕える料理人リビックであり、アルフレートとの一件をきっかけに始祖の判断で料理の世界を学ぶためシャシャートの街へ送られたことが判明した。アルフレートは生活資金を渡し、ミヨには生活の世話を頼む手紙を残していたが、リビックの奇妙な行動に困ったミヨは村長へ相談した。

料理への情熱と踊る理由

村長が話を聞くと、リビックは庶民の料理の美味しさを認めながらも、王家専属の料理人であるため他店で修業はできず、街中の料理を食べ歩いて研究していると語った。さらに、若い頃はダンサーを志していたことや、料理への感謝と初心を思い出すために踊っていることを明かし、踊れば投げ銭も得られるため滞在費の足しにもしていたと説明した。

滞在費の補填

村長は事情を理解したものの、人通りの多い場所で踊ることは迷惑になるため止めるよう求めた。最終的に、アルフレートと始祖に関わる人物であることを考慮し、滞在費を一部補填することで話はまとまり、リビックはシャシャートの街だけでなく五ノ村の料理も研究したいと意欲を見せた。

誤解された村長

その後、リビックは村長の正体を知らなかったことが判明し、ヒラクがアルフレートの父だと名乗った。しかし、アルフレートから竜を従えたり山を消し飛ばしたりする人物だと聞かされていたため、ヒラクの説明を素直には信じられなかった。ヒラクは事実ではないと否定したものの、周囲もその説明を裏付けられず、誤解は完全には解けなかった。

9 支援要請

冬支度とウルザへの支援

冬前のリビック

冬が近づく中、リビックは広場や大通りで踊るのをやめ、正式な舞台で踊るようになっていた。さらにダンス教室まで始め、料理研究のためにシャシャートの街や五ノ村だけでなく、海の家にも通い、未知の海産物にも果敢に挑んでいた。

ウルザからの支援要請

ウルザから届いた手紙には、戦力ではなく街を運営できる文官が必要だと書かれていた。ヒラクが向かおうとしたがルーに止められ、ティアとマルビットの提案により、働き場を必要とする天使族を派遣することになった。

飛行船の貸し出し

派遣される天使族の生活拠点として飛行船を使いたいという要望が出された。ヒラクは五ノ村で建造中の大型飛行船を貸し出す方向で考え、二隻で移動して一隻を現地に残す案を採用した。

ウルザの街と資金援助

ヨウコは、ウルザの活動資金を五ノ村が出していたことを明かした。ウルザは廃墟の街を復興し、率いる兵と家族を定住させようとしており、追加支援として銀貨五万枚が必要だった。回収には五十年かかる見込みだったが、五ノ村に友好的な街を作る価値があるため、支援は進められることになった。

多目的人型機動重機の検討

ヒラクは街の復興に多目的人型機動重機を送る案を考えたが、パイロットスーツやヨルの反発が問題になると気づいた。そのため、まずはパイロットスーツの問題を早めに解決する必要があると考えた。

10 冬前

冬前の食事と五ノ村の近況

去年のモチ

大樹の村では、倉庫の奥から去年のモチが見つかったため、カビが生える前に食べきることになった。ヒラクは子供たちに、柔らかくなったモチは喉に詰まる危険があるため、小さくして食べるよう注意した。

リビックの近況

リビックは箸の扱いに慣れ、五ノ村ではファイブくんのバックダンサーとしても知られるようになっていた。ファイブくんに新しいダンスを踊らせたことで人気を得たが、ヒラクは中の人に触れる発言をして住人に叱られた。

洋菓子店の二階席

フェアリーフェアリは移動販売だけでなく店内利用も増え、二階席には貴族なども訪れるようになっていた。そこで危ない私的情報や禁書の交換が行われていたため、ヒラクは客の情報を外に漏らさないことと、目に余る行為には出禁で対応する方針を決めた。

アルフレートの冒険者ギルド騒動

アルフレートは冒険者登録時、剣に付いたドースの鱗を理由に職員から難癖をつけられた。剣を奪われそうになったため同行していた三人の王子が暴れ、冒険者ギルドの建物は倒壊したが、不正の証拠が見つかったことでアルフレートたちは賞賛された。

フーシュへの寄付

フーシュからは、問題のある冒険者ギルドを処分できたことへの感謝と、アルフレートを巻き込んだことへの謝罪が届いた。ルーは証拠発見がフーシュの手配だった可能性を考え、ヒラクは冒険者ギルド再建費用として多めの寄付を送ることにした。

11 《プラーダ美術館》の様子

プラーダ美術館

館内のスタッフたち

五ノ村の麓に建つプラーダ美術館では、音楽を奏でる魔道具や箱の展示が来館者を楽しませていた。ルディオは魔道具のそばに立ち、カティは自身の私物も含む箱の展示を担当し、シャルネは文字の書かれた報告を集めながら展示準備を進めていた。

増えた職員

美術館の職員は百五十人ほどに増えていた。募集時には窃盗団の内通者も紛れ込んだが、挙動の怪しさから捕まり、ルディオの演奏を聞かされたことで仲間の情報まで自白したため、窃盗団はほぼ逮捕された。

宿舎と食堂

プラーダは増えた職員のため、宿舎と食堂の建設を要望していた。美術館は赤字だったが、娯楽と文化保護のために必要な施設であり、ヒラクはヨウコに相談して建設を進める方針を固めた。

オブジェへの供え物

ヒラクは帰る前、入り口のオブジェに大樹の村の果物を供えた。クリムから甘い物を供えるよう頼まれていたためで、ヒラクは次にフェアリーフェアリのケーキを持ってくることにした。

12 会議

支援打ち切りと禁書愛好家

六竜神国への対応

七人の王と各国の大臣たちは、六竜神国の存在を受けて、これまで続けてきたフルハルト王国とガルバルト王国への支援を継続するか協議した。竜の介入を恐れた一同は支援継続に慎重となり、ガーレット王国の情勢や周辺国の情報も踏まえ、支援打ち切りの方向で意見をまとめていった。

使者選びの難航

支援打ち切りの意思を六竜神国へ伝えるため使者を立てようとしたが、王も大臣も王族もそれぞれ事情を抱え、誰も引き受けようとしなかった。会議は三日経っても結論が出ずに続いた。

ティゼルの来訪

停滞する会議中、六竜神国から天使族のティゼルが御用聞きとして王城を訪れた。王たちは使者を決められないまま、相手側から訪問を受ける形となった。

禁書愛好家たちの集会

別の場所では、七人の女性が集まり、趣味の活動を広げる計画を話し合っていた。活動範囲を広げながらも、村長に注意されたためフェアリーフェアリ二階での活動は当面控えることを決め、報告会を終えて解散した。

禁書撲滅隊の空振り

女性たちが去った直後、禁書を敵視する者たちが集会場所へ踏み込んだが、すでに誰も残っていなかった。情報漏洩を疑いながら捜索を始めたものの、警備隊の接近に気づき、その場から逃走した。

閑話 エキドの間違い

敗北後のエキド

エキドはウルザに敗れ、情けをかけられたうえ、蓄えた力を失って巨大な蛇の姿にも戻れなくなっていた。それでも蛇の王として再起を誓い、高笑いしていたところ、不審者として警備隊に囲まれた。

五ノ村前の戦闘

エキドは目的地を探していただけだと主張したが、警備隊に怪しまれたため抵抗した。警備隊の多くを蹴散らしたものの、指揮官らしき相手とは激戦になり、ウルザと同じ系統の剣技に苦戦した。

三つに切られた蛇の王

エキドは残った力で人と蛇を融合した姿になって対抗したが、相手に三つに切られた。死を覚悟したところへ、蛇の神の使いであるニーズが割って入り、エキドは助けられた。

目的地の勘違い

エキドはニーズに事情を説明し、五ノ村を探していたと話した。しかし、目の前の大きな街こそが五ノ村だと知らされ、目的地の前で目的地を探していたため怪しまれたのだと理解した。エキドはウルザからの紹介状を見せ、村長代行への取り次ぎを頼んだ。

二章 冬のあれこれ

1おめでたい話と試射

冬の妊娠報告

ザブトンたちが冬眠し、大樹の村は冬を迎えた。ヒラクの子として、ハイエルフ、山エルフ、獣人族の女の子、文官娘衆の妊娠が確認され、さらに天使族のスアルリウとスアルコウも妊娠していた。スアルロウは孫の誕生を喜び、未婚の天使族がヒラクの近くで働くよう配置されたことに、ヒラクは何者かの意思を感じていた。

ゴールの子供たち

ゴールの妻であるエンデリとキリサーナは、半年前にそれぞれ男の子と女の子を無事に出産していた。だが、子供たちはプギャル伯爵家とグリッチ伯爵家の関係者に厳重に守られており、ヒラクはまだ会えていなかった。フラウたちは、貴族社会では教育前の姿を見られることが後々の弱みになりかねないため、お披露目前に隠すのは当然だと説明した。

貴族社会の面倒

ヒラクはゴールの子供を見るためなら多少の付き合いはするつもりだったが、フラウたちは貴族社会に深く関わる危険を説明した。ゴールたちはヒラクを呼ぶ代わりに魔王を代理として出席させており、ヒラクは魔王に感謝した。ゴールはヒラクやラムリアスに子供を見せたいと考えていたが、貴族の面倒に巻き込みたくないとも考えていた。

メットーラの懐妊

六竜神国のメットーラも懐妊していた。これを受け、六竜神国に関わる神代竜族も同世代の子を育てようと張り切っていた。ヒラクはやつれた男性陣を見て、ニンニクや山芋など精のつく食材を差し入れた。

太陽城武装の試射

冬になり、ヨルは約束していた太陽城の武装の試射を求めた。試射は四ノ村では射線を確保しにくかったため地上で行われ、全天候型拠点防衛砲ダイダロスや短砲身の大砲、多目的人型機動重機ベンゼの発射装置が用意された。ユーリがベンゼを操縦し、クリムもジークフリートで参加することになった。

温泉地北側の試射会

試射は温泉地の北側で行われ、大樹の村や各村の住人、魔王たちが見物に集まった。四ノ村の住人は太陽城の機能で上空から見物し、万能船や飛行船は巨人族やラミア族の移動に使われていた。試射では的が吹き飛び、大歓声が上がったが、ルーやティアの大魔法によって四ノ村の武装は霞んでしまった。

試射後の宴会

ヨルは試射に満足し、クリムも役目を果たした。ユーリはベンゼの命中率に不満を見せたが、魔王とフラウに慰められていた。試射後は宴会となり、ヒラクは死霊騎士たちやライオン一家、アシュラと交流した。場所が大樹の村ではなかったため、宴会は日暮れ前に解散となった。

閑話 フラウの魔王国の貴族講座

赤ちゃんを隠す慣習

フラウは、ゴールの子供たちをヒラクに見せに来ない理由を説明した。魔族は長命であり、赤ちゃんのころの失敗を大人になってもからかわれる危険があるため、社交界デビューまでは基本的に隠されるのだと語った。また、子供が毒を口にする危険もあるため、貴族は外部の者を招かず、外出もほとんどさせないのだと説明した。

顔合わせの調整

赤ちゃんを隠し続けると血縁を疑われるため、親類や信用できる部下には早めに顔合わせをする必要があった。しかし、その人選は順位に敏感な貴族社会で揉めごとの原因になりやすかった。ゴールの場合はプギャル伯爵家とグリッチ伯爵家の両方が関係しており、両家が牽制し合いながら調整している状態であった。

ヒラクの立場

ヒラクはゴールの父親としてなら子供を見に行けるように思えたが、魔王国ではクローム伯爵の縁者という立場も持っていた。クローム伯爵と両伯爵家の関係が複雑なため、ゴールはヒラクに迷惑がかかる可能性を考えて呼べずにいるのだとフラウは考えていた。フラウは強行しても魔王が何とかすると言ったが、ヒラクは機会を待つことにした。

フラシアの舞踏会準備

フラウは、フラシアには社交界デビューの前段階として子供だけの舞踏会が必要だと話した。その舞踏会は同世代の子供たちの顔合わせであり、派閥作りにも関わる大事な場であった。フラシアはまず舞踏会に出しても恥ずかしくない程度に踊れる必要があり、フラウや文官娘衆が教師になれると説明した。

2 冬の村を見回る

雪の村の見回り

冬の夜に雪が多く降り、ヒラクは膝上ほど積もった村を見回った。クロの子供や山羊たちは雪で足を滑らせ、牧場の牛は保温石の周囲に集まり、馬は雪の中を走り回っていた。

冬の各施設

蜂の巣小屋や森の隠し畑、大樹の村のダンジョンを確認し、どこも大きな問題はなかった。ダンジョンではアラクネたちがモヤシやホワイトアスパラガス、イモ類を育てており、ヒラクは火の扱いに注意するよう伝えた。

雪見酒と門番

酒造場の近くではドワーフたちが雪見酒を楽しんでいた。屋敷前ではレッドアーマーとホワイトアーマーが出迎え、レッドアーマーはスナイプスパイダーを背に乗せて門番を手伝っていた。

雪遊びと酒スライム

氷の魔物が雪を移動させたため、道や家の前は歩きやすくなっていた。集められた雪で子供たちは雪像やカマクラを作り、カマクラの中では酒スライムが氷入りの酒を楽しんでいた。

消えたグラス

酒スライムが使っていたグラスは屋敷の食堂から持ち出されたものだった。鬼人族メイドがグラスの数を確認して一つ足りないことに気づき、ヒラクは酒スライムが犯人だと伝えた。

3 お店とヨウコの休暇

店舗計画

大樹の村の物々交換所

ヒラクは大樹の村にも店が必要だと考えていたが、村内では通貨が使われていなかったため、店舗計画は進まなかった。しかし店舗自体は完成しており、住人たちは余った物を置き、必要な物を持ち帰る物々交換所のような交流の場として利用していた。

買い物の練習

店舗は、子供たちや村の住人が買い物を学ぶ場所にもなっていた。教師役の天使族は、売り手と買い手に状況を与え、価格交渉を含めた実践的な練習をさせていた。ヒラクも参加したが、子供たちの容赦ない値引きに苦戦した。

ヨウコの休暇

ヒラクはヨウコを休ませようと、五ノ村の文官や天使族の協力で六十日の休暇を用意した。だがヨウコは何もない時間に耐えられず、五日で休暇を断念し、仕事に戻って生気を取り戻した。

休ませ方への反省

ヒラクは、望まない休暇はかえって負担になると反省した。ヨウコを無理に休ませるのではなく、日々の中で労わる方法を考えることにし、代理戦力として来た天使族には春まで仕事を続けてもらうことにした。

4 なんでもない話

五ノ村への訪問

ヒラクはゴズラン王国の第三王女を待たせた反省から、五ノ村に顔を出す頻度を増やした。しかし、実際には面会希望の多くはヨウコ側で処理され、ヒラクが直接会う必要のある相手はほとんどいなかった。

ヨウコへの集中

五ノ村の実務はヨウコが担っていたため、商人や関係者はヒラクに会うよりもヨウコと話す方を選んでいた。ヒラクは自分が下手に口を出すと現場を混乱させると理解し、ヨウコが気にするなと言った理由を察していた。

マーキュリー種との昼食

ヒラクは五ノ村でフタ、ヒー、ロク、ナナと昼食を共にする機会が増えた。彼女たちは五ノ村の事務、防衛、情報について報告し、雑談ではフタが個性作りに悩み、口調や衣装で迷走していたことが語られた。

第三王女の同行者

ナナたちは、ゴズラン王国の第三王女と同行者が五ノ村で問題なく暮らしていると報告した。同行者の多くは文官経験者だったが、五ノ村の規模に対応するには力不足であり、育成には時間と支援が必要だった。

文官と武官の育成

文官候補者への支援金案に加え、ヒーは武官候補者にも同様の支援と育成機関が必要だと訴えた。ヒラクは、警備隊だけでは書類仕事まで育てきれない事情を聞き、ヨウコと相談することにした。

ミヨとの対話

ナナは、シャシャートの街にいるミヨにも同じように話す機会を作ってほしいと頼んだ。ヒラクはそれを受け入れ、キッシンリー夫妻や四ノ村に運び込んだ王国戦士のことも気にかけていた。

5 王国戦士と”四ノ村〟での雑談

王国戦士の修復

ヒラクは四ノ村を訪れ、巨大な滑車で走る王国戦士を目にした。ベルから、水晶柱にいる本人の意識は治療中であり、現在の動作はゴウによる遠隔操作だと説明を受けた。また、修理に合わせて四本腕を二本腕へ変更し、本人の希望で女性らしい体形へ調整していることも知った。回復を支える希望として要望を尊重しつつ、今後は働きで応えてもらうようベルに伝えた。

四ノ村の暮らし

クズデンから、浮遊庭園によって生活空間に余裕が生まれ、悪魔族と夢魔族を合わせて二十人が妊娠中であると報告を受けた。出産体制も整っていると聞いたヒラクは安心し、必要があれば支援すると約束した。さらに食料や娯楽も充実し、村の生活は安定していることを確認した。

ベルへの配慮

クズデンは、四ノ村の安定によってベルの仕事が減っているため、新たな役目を与えてほしいと頼んだ。ヒラクは本人と相談すると答えたが、ベルからは仕事よりも大樹の村の屋敷に専用の部屋が欲しいと希望され、それを用意することを約束した。

ゴウの説得

ヒラクはゴウのもとを訪れたが、ゴウは水晶柱の王国戦士と体形について真剣に話し合っていた。戦闘には適さないとして胸の大きさを諭し、その後は太ももや脚線美の重要性を熱弁していたため、ヒラクは邪魔をせずその場を離れた。

蜂たちの近況

最後に四ノ村へ移住した蜂たちの様子を見に行き、元気に過ごしていることを確認して安心した。

6 大雪と酒スライムの子

ベルたちの部屋

ベルの希望により、大樹の村の屋敷に専用の部屋が用意された。本格的に使うのは四ノ村以外で仕事を請け負うようになってからだが、すでに私物を置くために利用していた。この話を聞いたヨルとミヨも専用の部屋を望み、二人の部屋も用意された。ヒラクはヨルに転移門やクリムの管理を忘れないよう念を押した。

巨大な雪だるま

山エルフのヤーは理由の説明できない危機感を覚え、巨大な雪だるまを作り始めた。仲間も協力し、完成した雪だるまは子供たちに好評だった。しかし、その後の大雪で雪だるまは埋もれてしまい、ヤーたちは今度は雪に埋もれない大きさの雪だるまを作ると意気込んだ。ヒラクは安全に十分注意するよう伝えた。

酒スライムの子

大雪の日、ヒラクはコタツでライギエルやジュエルとくつろいでいると、酒スライムの隣に小さなスライムを見つけた。そのスライムは酒スライムとホーリースライムの子であり、祝いとして隠していた酒を取り出したところ、中身は酒ではなく金色の液体に変わっていた。調べると酒スライムの子が生み出した回復薬であり、酒スライムと一緒に酒樽へ入れていたことが判明した。ヒラクは酒スライムに凍ったスライムたちの救出を命じ、回復薬はルーへ預けて調査を依頼した。

回復薬の活用

ルーの調査により、金色の液体は肉体と精神の疲労回復に優れ、飲めば一日眠らなくても平気になるほどの効果があると判明した。ヒラクは睡眠を軽視すべきではないと考え、子供には飲ませず、大人も薄めて使う方針を決めた。また、酒スライムの子が大量生産できるわけではないため、ルーに適切な希釈方法の研究を任せた。

7 冬の村と〝五ノ村〟の新しい娯楽

研究後のルー

冬のある日、ヒラクは屋敷の片隅でルーが自ら研究道具を洗っている姿を見かけた。研究が思うような結果にならなかったと察したヒラクは、鬼人族メイドとともに手伝いを申し出て努力を見守る姿勢を示した。研究者として思索に没頭するルーの性格を理解し、その様子も愛らしいと感じていた。

天使族の交流

ティアとルィンシアは翼を使って静かに会話を楽しんでいた。一方、オーロラはマルビットに可愛がられていたが、遊ぶ約束をしていたレギンレイヴたちに連れ出された。落ち込んだマルビットはティアたちのもとへ向かい、翼で会話を始める姿を見せた。

弓の指導

リアたちハイエルフは五ノ村で弓術の手ほどきを担当していた。弓の教師不足を補うための協力であり、息子たちのリリウス、リグル、ラテが弓を学びたいと希望したことも後押しとなった。ヒラクは弓術が将来役立つという説明を受け、訓練には口を出さず見守ることにした。

新しい射場

五ノ村には実戦的な動きをする的を備えた新しい射場が建設され、点数を競う娯楽として人気を集めていた。安全のため事前に弓の基礎を学ぶことが義務づけられ、女性には胸当ての着用も推奨されていた。山エルフたちは混雑対策として複数レーン化も計画しており、ヒラクは期待を寄せた。

夜の部の挑戦

射場には昼の部と夜の部があり、夜の部では高速で動く的や魔法による目くらましなど難易度が大きく上がっていた。夜の部の成績上位にはリアたちやキネスタの名が並び、その後リアの母リグネが満点を記録した。リグネは難易度がまだ足りないと評し、山エルフたちはさらに改良しようと意気込んだ。

8 ゴスロリとニーズの友人

レース生地の流行

シャシャートの街から届いた見事なレース生地に、冬眠していないザブトンの子供たちが反応した。模様の模倣は難しかったため後回しとなり、まずはレース生地を使った服作りが始まった。

ゴシックロリータ服

ヒラクは黒いレース服のモデルにされたが、自分には似合わないと考え、子供たちの服に使うことを提案した。完成したゴシックロリータ風の服は子供たちに着せられ、フラシアは気に入って楽しんだ一方、ヒイチロウは落ち着かない様子だった。

ユーリの白い服

文官娘衆はゴシックロリータ服に強く反応し、ユーリにも着せようとした。抵抗するユーリは連行され、男性陣は部屋を出た。完成した白い服のユーリは文官娘衆に絶賛されたが、魔王は嫁入り衣装のように感じて複雑な反応を見せた。

エキドの謝罪

五ノ村でヒラクに来客があり、ニーズが蛇の王エキドを連れてきた。エキドは警備隊と揉めた件を謝罪し、ヒラクはそれを受け入れた。エキドはウルザに敗れて力を失っており、しばらく神社で働き、力が戻ればニーズの店で働く予定となった。

9 冬の五ノ村〟を訪問

冒険者ギルド訪問

ヒラクは定期交流のため、ガルフ、ダガ、レギンレイヴ、メッサーとともに五ノ村の冒険者ギルドへ向かった。冒険者たちはガルフたちに沸いたが、ヒラクが幻のラーメン屋台の大将だと気づくと、ラーメンを求める声が上がった。

白鳥のレース場

ヒラクは白鳥のレース場を訪れ、オデットやオディール、職員たちに差し入れを渡した。白鳥や鴨、アヒルの数が増えていたため、新しい池の計画も確認した。また、五ノ村グッズ店では木刀が売れ筋だと知り、意外に思った。

神社の宴会

ヒラクは神社に向かい、コンたちやエキドに迎えられた。エキドはコンの助けで問題なく過ごしており、ヒラクは困ったことがあれば相談するよう伝えた。その後、宴会に誘われたため、美術館行きは後日に回した。

各神への供え物

宴会中、神を祀る場所から強い光が出たため、ヨウコたちが慌ただしく動いた。ヒラクはヨウコに頼まれ、各神の間に料理と酒を供えた。鯨の白骨にも供え物をし、竜の像にも順番を待つようにした。

10 冬の村でのあれこれ

真っ黒なワイン

エルダードワーフのドノバンが新しい真っ黒なワインを持ち込み、村長は酒スライムや鬼人族メイドが用意したスモークラビットとともに試飲した。単体では渋みが強かったが、肉料理と合わせると相性が良く、販売用として十分通用すると評価した。ドノバンは売れ残りを心配していたが、村長は酒好きの常連や《酒肉ニーズ》で需要があると説明し、生産を進めるよう勧めた。一方で、ルーとフローラが酒蔵へ忍び込んでこの酒を見つけていたことを察し、あとで注意しようと考えた。

氷の魔物の活躍

氷の魔物アイスは冷凍だけでなく解凍も行えるため、冬でも保存食の解凍や食品輸送で重宝されていた。本人も必要とされることに喜びを感じており、子供向けの氷の迷路作りも文官娘衆と協力して準備を進めていた。村長は安全対策を徹底するよう念を押した。

果汁搾り機の試作

山エルフのヤーたちは果物を入れるだけでジュースを搾る大型の装置を完成させた。村長は果実の大きさに対応できる構造を高く評価したが、使用後に内部全体の清掃が必要なことなど改善点も指摘した。ヤーたちはさらなる改良を誓い、村長はハクレンに手搾りで対抗しないよう声を掛けた。

ハウリン村の鍛冶師たち

冬になると、万能船や飛行船を利用してハウリン村の鍛冶師たちが大樹の村で作業するようになり、村長は滞在を許可した。宿泊施設は簡素なままとされたが、大雪対策は十分に施した。

石畳と鉱山咳への感謝

鍛冶師たちは、ガルフの息子が加工した石畳の裏にルーが魔法陣を刻み、雪を自動的に溶かしている仕組みに驚いた。また、ハウリン村ではルーの治療と予防のおかげで鉱山咳の発症者が数年間出ておらず、村人たちは深く感謝していた。現在は感謝の品として調合道具を製作中であり、完成したら直接ルーへ贈りたいと伝えた。

11 冬の村でのどれそれ

天使族の編隊飛行

冬の村の空では、天使族が乱れのない編隊飛行をしていた。レギンレイヴは風の動きと感覚で周囲を把握していると説明し、油断している者を戒めるために槍を投げた。天使族は槍を避けたが編隊がわずかに乱れ、ラズマリアは該当者に槍の回収へ向かわせた。

文官娘衆の中間報告会

屋敷の会議室では、文官娘衆が五ノ村の調査分析について中間報告を行った。村長はヨウコとは別の視点から五ノ村を確認する必要があると考え、彼女たちの報告を聞いた。

ケーキ販売の好調

文官娘衆は、フェアリーフェアリのケーキ販売が予想を大きく上回った理由として、女性や子供への土産需要を挙げた。外食できない家族への手土産としてケーキが買われており、村長は新作を急ぎすぎず、長く愛される味を目指すようロロネに伝えることにした。

子供用メニューの提案

文官娘衆は、子供には通常の一人前が多すぎるため、村長が関わる店で子供用の少量メニューを出せないかと提案した。村長は各店の客層を考え、《クロトユキ》《麺屋ブリトア》《マルーラ》で検討することにしたが、お子さまランチは手間がかかるため慎重に扱うとした。

続く調査分析

子供用メニューの話を終えたあと、文官娘衆たちによる五ノ村の調査分析報告会は、さらに真剣に進められた。

12 冬の村でのなになぜ

クロの子供たちのコタツ占拠

寒さのため、クロの子供たちは各部屋のコタツを占拠していた。村長は無理に場所を空けさせず、床に座って毛布を膝にかけたが、クロの子供たちは次々と膝の毛布に入りたがった。

魔王と猫たち

魔王が来訪し、妹猫だけでなく姉猫たちにも迎えられた。姉猫たちはソウゲツの休憩日だったため魔王の相手をし、魔王は猫たちに懐かれて満足していた。村長は対抗するように、アイギスと鷲をかわいがった。

子供用メニューの確認

村長が各店に確認すると、子供用メニューは明記されていないものの、量の調整にはすでに対応していた。ただし一般客には頼みにくい事情があり、文官娘衆は明示された子供向けメニューの必要性を説明した。

家族レストラン計画

子供用メニューの話は、家族向けの新しい飲食店計画へ発展した。文官娘衆が計画を進め、五ノ村に一号店を建て、将来的にはシャシャートの街や王都方面にも展開する方針となった。

アルフレートの帰還と反省

アルフレートは冬の大樹の村に戻ったが、外の社で祈るなど様子がおかしかった。彼は街で金を求めてきた男たちに硬貨を撒いたが、男たちが本当に困窮して感謝したため、自分の態度を深く反省していた。

三章 新事業

1 “大樹の村〟の鍋

光鍋

大樹の村では、食べ物を無駄にする闇鍋の代わりに、具材をくじで決める光鍋が考案されていた。白菜とキャベツは自由に追加でき、出汁は具材が揃ってから決められるほか、白ご飯や締めのうどんも自由に用意されていた。

鍋を囲む夕食

住人たちはくじの結果に一喜一憂しながら鍋を囲んだ。魔王の鍋は豚肉や豆腐、長ネギ、鮭が揃ったバランスの良い内容となり、村長の鍋はモヤシが重なったものの、ティアのホタテとリアのエビが加わって助けられた。

手作りアイスクリーム

食後には、氷の魔物アイスが試行錯誤して完成させたアイスクリームが振る舞われた。抹茶や紅茶、バニラ、チョコ、ストロベリー、オレンジ、ミルクなど多彩な味が用意され、鬼人族メイドたちの工夫も加わったデザートを皆で楽しんだ。

家族レストランへの応用

文官娘衆は家族レストランの新しいメニューとして、皆で囲む鍋料理を提案した。村長は客自身が調理できるため従業員の負担も減ると考え、通常の鍋にくじで一品追加する形式なら家族で楽しめると評価した。

現行ルールの継続

ヨウコたちの鍋はエリンギとエノキばかりとなり、早々に締めのうどんを入れて食べていた。それでも当人たちは現行ルールのままで再挑戦したいと望み、村長はしばらく光鍋のルールを変更しないことにした。

2 製紙業と印刷業

記録媒体の特徴

村長は、この世界で使われる記録媒体について整理した。動物紙は見栄えは良いものの大量生産や保存に難があり、木の板は丈夫だが重く扱いづらかった。一方で植物紙は軽く書きやすい反面、虫害や保管方法に課題があり、本は依然として貴重品であった。

インク作りの準備

インクは煤や膠、油などを原料として作られ、製法は染料店の秘伝となっていた。村では独自生産も可能だったが、既存の店との関係を考慮し、不足分のみ自作する方針とし、品質の調整は文官娘衆が担当することになった。

ヴェルサからの事業譲渡

始祖の妻ヴェルサは、物語を広めるため製紙業と印刷業を立ち上げようとしていた。しかし事業が大規模化し、自身の執筆時間を確保するため、計画を村長へ譲渡した。文官娘衆も協力体制を整えており、村長は代表として事業を引き継ぐことを決めた。

印刷技術の改良

山エルフは文字の判子を組み合わせる印刷機を改良し、同一品質で大量印刷できるようにしていた。ただし挿絵は印刷コストが高く、魔法への依存も避ける必要があるため、作業を単純化して多くの人員で運営できる体制づくりを目指していた。

製紙工場の建設

五ノ村では識字率の向上に伴って本への需要が高まり、製紙工場の建設が進められていた。土地や原材料の確保は済み、一部工場は試運転を開始していたほか、山エルフが紙の原料を粉砕する大型機械も開発していた。村長は、春以降に追加設備の製作を依頼しようと考えた。

3 エライザ

本に関する事業

ヴェルサたちの事業には、村長に譲渡された製紙業と印刷業のほか、出版業と本専門の流通業があった。書店は本の種類が増えてから始める予定で、現段階では小売店や飲食店に販売を委託し、流通業が委託先の確保と納品を担う形で進められていた。

代表代行エライザ

製紙業と印刷業の代表代行は、文官娘衆の初期組であるエライザが務めていた。彼女は司書風の服装と眼鏡で役割を示し、実家であるピケットエンド子爵家が蔵書管理に関わる家柄であることから、本の保管知識を事業に役立てようとしていた。

魔王国の蔵書

エライザは、魔王国の蔵書の多くが魔王や貴族の日記であり、都合の悪い事実が省かれたり、誇張や創作が混じったりしていると語った。そのため歴史資料としては扱いづらく、同じ文章を流用した本も多いため、実家の仕事を役立たずと自嘲していた。

事業名の改名

ヴェルサの名を冠した事業名は、ヴェルサ趣味の本だけを扱うと誤解される恐れがあったため、出版、流通、書店はデルゼンへ改名された。村長は製紙と印刷も同じくデルゼン製紙、デルゼン印刷とすることを提案し、後日ヴェルサたちの許可を得て正式名称となった。

4 新事業の影響

空飛ぶ絨毯の見回り

冬の晴れた日、村長は積雪を避けるため、空飛ぶ絨毯で村を見回った。ククルカンも同行し、ブルガとスティファノが世話をしながら付き添った。屋敷に戻ると他の子供たちも待っていたため、村長は今度は子供たちと歩いて見回り、冬のピクニックのような時間を過ごした。

デルゼン製紙の試運転

デルゼン製紙が試運転を始め、山エルフの機械によって予想以上に質のよい植物紙を大量生産できることがわかった。エライザは、このまま販売すれば紙の価格が崩れ、動物紙や一ノ村の植物紙にも影響が出ると懸念したため、当面は一般販売せずデルゼン印刷で使う方針を提案した。

紙の流通と文具事業

村長は魔王国から紙の大量購入を求められていることを伝え、エライザは影響を抑えながら対応すると請け負った。さらに、紙を束ねるバインダーやパンチが売れる可能性を話し、文具事業の案も出た。村長は希望者がいれば大樹の村で進め、難しければ五ノ村に任せる考えを示した。

既存職への配慮

村長は、植物紙の普及で動物紙の生産者や代筆業者が困る可能性を気にした。エライザは、代筆業者をデルゼン出版で原本作りに雇う計画と同じく、動物紙の生産者もデルゼン製紙に受け入れる方向で進めると答えた。村長は新事業の影響を心配したが、エライザは職の保護は領主の仕事であり、相手が望まなければ断るだけだと説明した。

5 いろいろな仕事

五ノ村の情報網

生活を支える仕事

村長は、魔王国には洗濯や裁縫、煙突掃除、下水掃除、荷物運び、案内など、生活を支えるさまざまな仕事があることを知った。これらの多くは個人や一般家庭が担い、技術や信用によって依頼や収入が左右されていた。

仕事の取りまとめ役

これらの仕事には、人望と実力を備えた取りまとめ役が存在し、依頼人とのトラブルや縄張り争いの仲裁を担っていた。村長は、その仕組みを文官娘衆のララベルから教えられた。

防犯の情報収集

ララベルは、取りまとめ役から寄せられる情報を集約し、不審者の有無を判断していた。生活に密着した仕事は異変に気付きやすく、危険と判断した場合は警備隊へ通報する仕組みになっていた。不確かな情報を精査するため、ヨウコとは別系統の情報網として運用されていた。

四重の監視体制

五ノ村では、ヨウコ、ナナ、ララベルの三つの情報網に加え、ザブトンの子供たちも村の異変を見守っていた。村長は、不審者を察知する四重の監視体制が整っていることを知り、その頼もしさを実感した。

6 空気の入れ替え

世界樹の雪払い

村長は世界樹に雪が積もらない理由を考え、鷲が枝を揺らして雪を払っていたことを知った。世界樹全体が揺れる仕組みは鷲と世界樹の性質によるものであり、巨大な蚕たちにも影響はなかった。

冬の換気

村では冬でも外気を吸い、部屋の空気を入れ替えることが大切にされていた。文官娘衆や天使族、竜たちは寒さを嫌がって抵抗したが、鬼人族メイドたちは構わず窓を開け、クロたちや猫たちは無駄な抵抗をせず移動していた。

竜たちの菓子作り

ドースとギラルは、子供たちのために菓子を用意していた。しかしライメイレンが拗ねたため、ヒイチロウたちと菓子作りをすることになった。台所で爆発騒ぎは起きたが怪我人はなく、完成した菓子は食べられる出来であった。ライメイレンは鬼人族メイドの指導に従わなかったため、村長から次は聞くように言われていた。

7 見慣れた者

人型の着ぐるみ

村長は中庭で、黒い服の男がダガと戦う様子を見ていた。その正体は、ザブトンの子供たちが内部から操る人型の着ぐるみであり、ダガを降参させるほどの動きを見せた。

山エルフの改造

人型の着ぐるみは山エルフたちが作ったもので、自立や可動のために骨格や関節、バランサーが仕込まれていた。さらに各部にザブトンの子供たちが入る場所を作り、十八匹で操作することで戦闘可能な性能になっていた。

アルフレートの護衛

人型の着ぐるみは、アルフレートに同行する護衛として作られたものだった。ザブトンの子供たちが立候補し、ザブトンも少数で姿を隠すならと許可していた。

発声装置

ヤーたちは小さな箱を頭部に組み込み、黒い服の男が簡単な言葉を発せられるようにした。発音はまだ怪しかったが意味は通じ、村長は山エルフとザブトンの子供たちの成果を認めた。

名前の相談

黒い服の男が護衛に出るのは春以降となり、それまで操作の熟練と問題点の確認を続けることになった。村長は名前を考えようとしたが、自分の案に自信がなく、周囲と相談して決めることにした。

8 “五ノ村〟の壁新聞

フウマ=カトウ

人型の着ぐるみの名は、クジによってフウマ=カトウに決まった。二つの候補が同時に引かれたため、フウマを名、カトウを家名とし、乗り込むザブトンの子供たちもその名を喜んだ。

五ノ村の壁新聞

五ノ村では、製紙や印刷、出版の練習を兼ねて壁新聞が作られた。内容はヨウコの記事、店の紹介、流行、事件、スポーツ結果などで、広告も掲載された。

広告の活用

ゴロウン商会は壁新聞の広告に商機を見出し、商品を持った美女や美男子のイラストを掲載して人気を得た。村長は創作物の権利保護の必要性を考えつつ、自然な発展を期待した。

壁新聞の販売

壁新聞を店内に掲示したいという希望が出たため、余剰分だけ販売する方針となった。値段は中銅貨一枚、発行枚数は五百枚に増やされ、新聞として広がる兆しが見えた。

新聞の保管と展示

プラーダ美術館と五ノ村の図書館から、壁新聞の展示と保管の希望が出された。村長は両方に許可を出す方針とし、展示場所と保管場所が複数あることを利点と考えた。

9 言ってくれる人

ギラルの忠告

村長はギラルの家を訪れ、五ノ村の新聞について忠告を受けた。ギラルは、新聞は権力者にとって危険な存在となり得るため、悪意ある者に利用されないよう警戒すべきだと助言した。

ララベルの報告

屋敷に戻ると、ララベルも父親から同様の忠告を受けたことを報告した。父親は《デルゼン出版》へ監視役を送り込むよう勧めていたが、ララベルはすでに信頼できる者を配置し、不審者を警戒する体制を整えていた。

新聞への向き合い方

村長は新聞が世論を動かす力を持つことを改めて認識したが、記事やイラストの検閲は行わない方針を決めた。当面は《デルゼン出版》を信頼しつつ、慎重に様子を見ることにした。

ヴェルサたちの認識

村長が新聞の危険性をヴェルサに伝えると、ヴェルサはその危険性を理解したうえで常に警戒していると答えた。また、ルーやティアも新聞の影響力を認識しており、必要なら活用する準備はできると考えていたが、村長は当面そのような利用はしない方針を示した。

10 トラインたちの様子

新聞の広がり

五ノ村の壁新聞は注目されていたが、内容が五ノ村中心であるため、ほかの街や村への広がりは限定的だった。ヒラクは、本の販売会をきっかけに紙や印刷の技術が模倣され、いずれ広がる可能性をルーに語った。

フウマの食事方法

人型の着ぐるみであるフウマは、口で食べているように見せながら、内部のザブトンの子供たちが料理を取り込んでいた。しかし液体の処理に課題があり、ヤーたちは改善策を考えたが、額から声を出す案はヒラクに却下された。

トラインの近況

トラインから手紙が届き、学園で執事の勉強をしながら、アルフレートたちの派閥を管理していることが伝えられた。さらにプギャル伯爵の屋敷でも学んでおり、ヒラクは礼を考えた。

マアとキアービット

マアは内燃機関で動く二輪車を作り、タイヤの太さや安全面で試行錯誤していた。キアービットはティゼルの代わりに王城で働いており、ヒラクは魔王国の政務が大丈夫なのか気にした。

魔王の休息

ヒラクが魔王に確認すると、魔王は文官たちから不在でも問題ないと言われたため村に来ていた。魔王はきりっとした顔で猫たちを撫でていた。

11 いろいろと準備

冬の見回り

冬の晴れた日、ヒラクは服を着込んで村を見回った。同行したのはハクレンとグラルであり、ライメイレンは仕事、ヒイチロウは菓子作りに取り組んでいたため、珍しい組み合わせになった。

グラルの関係作り

グラルは将来の義母になるハクレンとの関係構築を重視していた。ヒラクは竜族の縁談では外堀を埋める動きがあると理解し、いつの間にかヒイチロウとグラルの関係を自然に受け入れている自分に気づいた。

胸元のアイギス

ヒラクは服の中にフェニックスの雛のアイギスを入れて暖を取っていた。ハクレンはそれをずるいと言い、アイギスをグラルに渡すと、空いたヒラクの胸元に冷たい手を差し込んだ。

ベルの訪問

四ノ村から戻ったベルは、大樹の村の屋敷にいると情報量が違うと話した。ヒラクは五ノ村や王都の見回りも勧めたが、ベルはまずシャシャートの街でミヨの仕事ぶりを確認したいと述べた。

温泉地への荷物

ベルはミヨの報告書に手抜きがあると見ていたが、確認は後日にし、その日は温泉地へ向かうことにした。ヒラクは酒や食べ物を持っていくよう頼み、ベルは小型の浮遊庭園で運べると答えた。

雪道のバイク

山エルフたちは、マアが開発したバイクを模造し、フウマの移動手段として試していた。しかし速度は遅く、ヒラクはタイヤの太さやスタンドを提案したものの、薪燃料と補助的な外燃機関を使う構造のため、転倒対策が優先されていると理解した。

12 〝五ノ村”訪問

ヨウコの面会対策

五ノ村のヨウコのもとには多くの訪問者が来ており、面倒な使者には魔王が乱入する形で対応していた。魔王の存在を見た使者は黙って退き、ヒラクはヨウコと魔王とともに昼食を取った。

リリウスたちの単独訓練

リリウス、リグル、ラテは五ノ村近くの森に単独で入る訓練をすることになった。リアたちハイエルフは隠れて護衛する役目を得て、フウマも野外活動の練習として同行することになった。

五ノ村の施設巡回

ヒラクはプラーダ美術館を訪れ、スタッフへの差し入れとカレンの整備槽を確認した。その後、洋菓子店フェアリーフェアリにも顔を出し、飛行船の発着場によって客が増えていることを聞いた。

デルゼン事業の見学

ヒラクはクロトユキや酒肉ニーズにも寄るつもりだったが、エライザに声をかけられた。代表が顔を出すだけでスタッフのやる気が上がると言われ、ヒラクはケーキの差し入れを手配し、デルゼン製紙とデルゼン印刷を見て回った。

閑話 エキドの新生活

力を失ったエキド

エキドは蛇の王を名乗るには力を失いすぎた状態で、ニーズの手配により五ノ村で生活していた。宿は銀狐族の神社であり、過去に銀狐族と関わりのあるエキドは揉めることなく世話になっていた。

神社での手伝い

エキドは休むだけではよくないと考え、神社の裏方として力仕事や畑仕事を手伝っていた。完全な人の姿に戻ればニーズの店を手伝う約束もしていたが、それはまだ先の話であった。

打倒目標の変更

エキドは将来の目標として打倒ウルザを掲げたが、ウルザが村長の娘だと知って考え直した。さらに村長の強さを聞かされ、打倒ウルザを横に置き、警備隊の指揮官であるピリカを倒すことを目標にした。

生活基盤への模索

エキドは神社に間借りし続けるわけにはいかないと考え、自分の家と収入を求めた。冒険者になる道も考えたが、五ノ村の食事を離れたくないため、まずは働き口を探すことにした。

昼の働き口

エキドはニーズに相談し、夜はニーズの店で働き、昼は別の仕事を探す方針を立てた。完全な人の姿になった後の働き口としてラーメン店を紹介され、会計や配膳から始め、将来的にはラーメン作りや独立も考えられるようになった。

終章 ティゼルとアルフレート

閑話 ティゼルの野望 その一

征服王の困惑

征服王はケイルランド地域の小国であるジドエン王国を治め、食料や資金を得るために周辺国へ侵攻を繰り返していた。しかし、自国では理解できない事態が次々と起きていた。

三人の冒険者による改革

ゴズラン王国の第三王女の紹介で訪れた三人の女冒険者は、いつの間にか国政の中心となった。ティゼルは文官をまとめて内政を掌握し、エカテリーゼは将軍たちを圧倒して従わせ、イースリーは国内に潜んでいた諜報員や山賊、盗賊への対応を進めた。

食料不足への打開策

イースリーは山賊や盗賊を労働力として活用する案を示し、エカテリーゼは超大国の商会とのつながりを利用して食料調達を提案した。征服王は支払いを心配したが、三人に任せることにした。

ケイルランド地域の招集

ティゼルはケイルランド地域すべての王を集める会議を開くため、各国へ使者を送り、応じない国には軍を進めて代表を出させる計画を示した。征服王は統治ではなく招集が目的だと聞き、軍の編成を引き受けるとともに、自らの判断でケイルランド地域の範囲を決めて各国へ招集をかけることにした。

閑話 ティゼルの野望 その二

征服王の近況

征服王は、ティゼルたちが国へ来てから半年が経ち、食生活や衛生環境が大きく改善されたことを実感していた。特にティゼルの主導で城のトイレが整備され、文官たちもその変化を喜んでいた。

ケイルランド地域の王会議

征服王はケイルランド地域の王たちを城へ招集したが、人数が想定を超えたため、中庭で会議を開くことになった。会議の前にはエカテリーゼから学んだ礼儀作法の重要性をほかの王へ伝えた。

地域統一の提案

ティゼルは、ケイルランド地域は本来豊かな土地であり、戦争が続くことで生産力が失われていると説明した。そして各国を領地として残したまま、それぞれの王を領王とし、統一王が地域全体の内政を担う新たな体制を提案した。

統一王の選出方法

統一王は各領地が選んだ代表者同士の決闘で決めると発表された。王や護衛たちは競技方法や細かな条件について次々と質問し、会場は大きな盛り上がりを見せた。

ティゼルの実力

提案に反発した護衛は、自分より強い者の言葉しか認めないと主張した。ティゼルは巨大なゴーレムを召喚して護衛を一撃で倒し、その圧倒的な実力を示したことで反対意見は消え、会場は魔法への驚きと歓声に包まれた。

閑話 ティゼルの野望 その三

ジドエン王の歓待

会議後、集まった王たちを歓待する宴が開かれた。大量の食料と酒が用意され、統一王の選出戦、珍しい魔法、エカテリーゼの礼儀作法が話題となった。

決勝前の通達

五十日後、統一王を決める決勝トーナメントの前夜祭が開かれた。ティゼルは決勝に残った国の王たちに、対外戦争の禁止、商会への税制優遇、統一王の王都建設、負けを勧めた者の登用について伝えた。

統一王の誕生

決勝トーナメントは激しい戦いとなり、ジドエン王が勝利して統一王となった。ジドエン王はケイルランド地域を豊かにすると挨拶し、宴は再び盛り上がった。

天使族への愚痴

ティゼルは、宴で天使族への愚痴が多い理由をジドエン王に尋ねた。ジドエン王たちは、過去に天使族が魔物を倒した際の余波で畑や家、地形に被害が出たことを語り、宴は天使族への愚痴大会となった。

閑話 ティゼルの野望 その四

統一王の王都

統一王となったジドエン王は、戦いがなくなり、各地の王とも親しくなったことで、ケイルランド地域に安心を広げることが自分の仕事だと考えていた。五十日後には新たな王都へ移動し、ティゼルの知り合いであるクロクロが造った立派な城と街を見て驚いていた。

領王たちとの宴

新王都には各地の領王が集まり、爵位や国名、国境付近の問題などを話し合う必要があった。ジドエン王は文官たちに実務を任せ、自分は着任の宴を取り仕切り、当面は対外戦争をせず内政を充実させる方針を領王たちと共有した。

ティゼルの正体

翌日、ティゼルは会議室に全員を集め、自分たちがこの地に来た理由の一つが天使族の評判を回復するためだったと明かした。そして自分が天使族であることを翼を見せて示し、母である殲滅天使ティアや、ほかの天使族を呼んで謝罪させると言ったため、集まった者たちは強く動揺した。

謝罪回避の相談

ジドエン王たちは、ティゼルを信用していてもほかの天使族を呼ぶのは危険だと考えた。そこで、以前ティゼルのゴーレムに倒された護衛が、巨大ゴーレムへの対策を研究したと名乗り出て、天使族の謝罪を回避するために勝負を挑んだ。

巨大ゴーレムとの戦い

ジドエン王たちは護衛の指示に従い、巨大ゴーレムの決まった動きを読んで攻撃を避け続けた。ティゼルが巨大な剣を召喚してゴーレムに持たせると、全員は横薙ぎの攻撃を飛び越え続け、天使族の謝罪を受けないために一体となって戦い続けた。戦いは、この地を縄張りにする竜が挨拶に来るまで続いた。

閑話 ティゼルの野望 その五

ザハーザハーの助言

統一王は、王都周辺を縄張りにする竜ザハーザハーの来訪によって、天使族からの謝罪がうやむやになったことを喜んだ。しかしザハーザハーは、ティゼルの父がハクレンや天使族を妻に持ち、魔王にも敬意を払われる人物だと語り、ティゼルを抑えるのは無理だと伝えた。

謝罪回避の説得

統一王はザハーザハーの助言を受け、ティゼルに天使族の謝罪は不要だと必死に訴えた。望まない謝罪は暴力であり、必要なのは過去への謝罪ではなく今後の行動だと主張し、領王たちもそれを援護した。

平和への戸惑い

ティゼルの働きによってケイルランド地域はまとまり、国名はケイルランド地域連合王国となった。開発や商取引が進み、食事の質も向上したが、統一王は戦う相手がいない状況に物足りなさを覚え、反乱まで考えたものの文官に止められた。

五村への船旅

ティゼルは、ケイルランド地域連合王国の長期安定のため、統一王に父への挨拶を求めた。統一王は国を離れることに抵抗したが、竜で移動する案を避けるため船旅を選び、魔王国の五村へ向かうことになった。

1 ハイエルフの訓練とミヨの言い分

五ノ村の訓練

リリウスたちの森入り

五ノ村で、リリウスたちが単独で森に入る訓練が行われ、無事に戻ってきた。同行していたリアたちは訓練が温いと不満を持ったが、ヒラクは子供であるリリウスたちにはそれで十分だと考え、大樹の村周辺の森に入れる案には強く反対した。

ハイエルフの追跡訓練

リアたちは自分たちの訓練として冬の森に入り、クロの子供たちが追跡役となった。最初は乗り気でなかったクロの子供たちだったが、ヒラクが待機中に相手をしたことでやる気を出し、その日のうちにリアたち全員を捕まえて訓練を終えた。

ミヨの報告遅れ

シャシャートの街から戻ったベルは、海綿、海塩石鹸、海藻石鹸をヒラクの前に並べ、さらに縛ったミヨを連れてきた。ミヨは美容用品の生産や販売、街周辺の飛び地開発、人工磁鉄鉱や化石燃料加工施設について報告を怠っており、ベルはそれを問題視していた。

先回りの準備

ミヨは、美容用品はヒラクを驚かせるためのサプライズであり、人工磁鉄鉱や化石燃料は多目的人型機動重機の生産に備えた準備だったと説明した。ヒラクは財産の流用ではなく報告遅れだと受け止め、文官娘衆からの小言は受けるように伝えたうえで、自分からの罰は与えなかった。

ベルのお仕置き

ベルは、今回の件がキッシンリー夫妻からの密告で判明したと明かした。夫妻はミヨに報告遅れを改めるよう何度も伝えていたが聞き入れられず、立場の弱さから困っていた。ヒラクはそれを聞き、ベルにミヨへのお仕置きを少しきつめにするよう許可した。

閑話 “レイワイト王国”とコーリン教

三王家とコーリン教

レイワイト王国は、アサムッド王家、セイブール王家、ダーグリン王家とコーリン教によって動いていた。王の任命権を持つコーリン教のほうが三王家より上位にあり、ダーグリン王家の宰相は、国家運営を担ってきた三王家に対してコーリン教が強い影響力を持ち続ける状況を危険視していた。

切り離せない宗教権力

宰相はコーリン教を敵とは考えていなかったが、国家運営から距離を置かせたいと考えていた。しかし、コーリン教には明確な失点や弱みがなく、大司祭フーシュが多くの組織を統括しているため、王国から切り離すには長い時間が必要だと判断していた。

アルフレートの滞在

コーリン教は、アルフレートに勉強をさせるため、三人の王に滞在許可を求めた。宰相はアルフレートを取り込もうとして有力貴族の娘たちを近づけたが、フーシュから国が滅びるとまで言われて止められ、アルフレートが重要人物である可能性を意識した。

王子たちの失言

アルフレートが公式の場で村長を目指すと語ると、三王家の王子たちはその志を笑った。これにフーシュが激怒し、王子たちを押さえつけ、王たちにも退位の覚悟を求めたため、場は一気に緊迫した。

フーシュとオブライエン

宰相はオブライエンに事態の収拾を期待したが、オブライエンもフーシュ側に立ち、王子たちを処刑する準備まで進めた。王たちも王子との別れを覚悟し始め、宰相は誰かが止めてくれることを願うしかなかった。

若者の仲裁

コーリン教の偉い人物である細身の長髪の若者が現れ、フーシュとオブライエンを止めた。王子たちがアルフレートに正式に謝罪する必要があるとわかり、宰相は会話の内容を調べたうえで、ただちに謝罪の手紙を送った。

王子たちへの叱責

宰相は、コーリン教が正式に紹介した人物に喧嘩を売ったこと、他人の志を勝手に低いと決めつけたことを厳しく叱った。王子たちには、処分を恐れるためではなく、自分たちの何が悪かったのかを理解し、言葉と行動で謝罪するよう求めた。

遠のいた切り離し

王たちは王子たちの廃嫡を検討したが、宰相はまだ子供であり、王子のうちの失敗なら立て直せるとして先延ばしを願った。しかし、この一件により、レイワイト王国からコーリン教を切り離すことはさらに難しくなった。

閑話 神官戦士長オブライエン

オブライエンの現在

オブライエンは貧しい家に生まれたが、現在はレイワイト王国の神官戦士長となり、妻子にも恵まれていた。相手の力を察する『弱者の目』を持ち、その目と努力によって多くの危機を越えてきた。

来賓の警備

オブライエンは三人の王が来賓をもてなす会場の警備を任された。会場に現れた若い来賓を見た瞬間、『弱者の目』が反応し、かつて黄金に輝く英雄の近くにいた幼児だと気づいたため、信用できる部下を周囲に配置した。

フーシュ側への加勢

会場で王子たちが、来賓の村長を目指すという言葉を笑ったため、フーシュが激怒した。報告を受けたオブライエンは即座に神官戦士団をフーシュ側につけ、王子たちを捕らえるよう命じた。

王子たちの処刑未遂

神官戦士団は王の衛兵たちを退けたが、コーリン教の偉い人物に止められたため、王子たちの首を斬ることはできなかった。オブライエンは残念に思いながらも、アルフレートが気にする可能性を考え、法の裁きに任せるべきだったと納得した。

成長したアルフレート

後日、オブライエンは歩いているアルフレートを見かけた。副官は姿が違うため別人だと疑ったが、オブライエンは『弱者の目』によって本人だと確信し、フーシュも彼は成長したのだと説明した。

閑話 “レイワイト王国”のアルフレート

客扱いとの決別

アルフレートは、レイワイト王国で客として扱われてきたことが自分の成長を妨げていたと考えた。父の言葉を受け、自分らしく行動するため、客ではなく一人の男として動く決意を固めた。

トイレ改善の決意

アルフレートは最初に取り組むべきものとして、レイワイト王国のトイレを選んだ。美しくない状態に耐えられず、自作することやスライムの確保まで考え始めた。

謝罪の場

侍従から三王家の王子たちが正式な謝罪を求めていると聞き、アルフレートはすぐに呼ぶよう命じた。場はすでに整えられており、三人の王子と宰相たち、フーシュ、ミケル、オブライエンたちが集まった。

成長した姿

王子側はアルフレートの姿が変わっていることに戸惑ったが、フーシュとオブライエンは本人だと断言した。宰相たちは戸惑いながらも、それを受け入れて話を進めることにした。

不要な謝罪

アルフレートは、王子たちが自分の言葉に賛同できなかったのは当然であり、本心でない謝罪なら不要だと述べた。そして、自分が先に力や努力を示さず、言葉だけを先走らせたことが悪かったとして、場を乱したことを謝罪した。

続いた話し合い

フーシュとオブライエンも謝ったが、謝罪の内容はずれており、場は簡単には収まらなかった。最終的に王子たちは、レイワイト王国のトイレ事情の改善、料理、畑作りに協力することになった。

閑話 和解

宰相の叱責

モンレンは、謝罪の場で宰相に殴られた理由が理解できず、不満をぶつけた。宰相は、アルフレートが姿だけでなく覚悟も変わった存在であり、その厚意によって事件を終わらせようとしていたのに、王子たちが待てと言って邪魔したのだと説明した。

全面降伏の必要

宰相は、コーリン教とのやり取りは外交であり、言葉の真意よりも場でどう受け取られるかが重要だとモンレンに説いた。モンレンは自分の軽率さを認め、宰相の用意する場で素直に謝ることを決めた。

中庭の訓練

数日後、モンレンは宰相に指定された中庭の一角で、アルフレート、フーシュ、オブライエンの訓練を目撃した。アルフレートはオブライエンと互角に剣を交え、強力な魔法を使い、魔獣を怯えさせるほどの力を示した。

理解のための場

モンレンは、その場が謝罪の場ではなく、アルフレートの力と立場を理解するために用意されたものだと気づいた。彼は自ら面会を申し込み、アルフレートへ謝罪する必要があると判断した。

トイレ改善事業

モンレンはアルフレートに謝罪し、友誼を結ぶことができた。しかしその結果、レイワイト王国のトイレ改善事業を担当することになった。ほかの王子たちも謝罪後に料理や畑を担当することになり、モンレンはアルフレートの力を認めながらも、その目標が村長である理由だけは理解できなかった。

閑話 ミケルの理解

ミケルとフーシュ

ミケルは大司祭フーシュの息子として見られることが多く、自分に実績がないことを気にしていた。フーシュは、オブライエンとの対立が演技だったことや、コーリン教秘伝のポーズを追求していることを語り、ミケルは母の振る舞いに戸惑いながらも受け止めた。

アルフレートの案内役

ミケルはアルフレートの案内役を務めていた。アルフレートは当初おとなしい子供に見えたが、貴族の子弟からの嫌みにも動じず、王子たちとの騒動後には大きく成長した姿で行動的になっていた。

トイレ改善事業

アルフレートはレイワイト王国のトイレを不衛生だと感じ、自分の屋敷のトイレを自ら改造した。それをきっかけに、王子たちを中心とするトイレ改善と上下水道整備の事業が始まり、協力した勢力の施設から順に快適な環境へ変わっていった。

料理店と商業組合

アルフレートはこの地の食事が口に合わず、新しい料理を出す店を作る方向で動いた。商業組合がレシピを求めて営業妨害をしたため、王子の後見人である貴族が動き、商業組合は上層部を入れ替えられてアルフレートの支配下に落ち着いた。

畑を荒らした貴族子弟

アルフレートは畑仕事を望み、王子の一人が管理する王城近郊の土地で畑を作った。しかし貴族の子弟たちが畑を荒らさせたため、アルフレートは激怒し、実行犯と指示した者たちを捕らえて罰しようとした。ミケルが止めた後、王家と親たちの交渉により、活用できなかった近郊の土地の問題が解決した。

無人島の選択

アルフレートは人の少ない場所を求め、各国が扱いに困っていた無人島を選んだ。魔獣や魔物は竜の影響で逃げ、周辺国もコーリン教の動きによって領有を主張しなくなった。結果として、その無人島はアルフレートの土地となり、ミケルは細かいことを気にしないようにした。

閑話 バイコーンの新生活

バイコーンの自己紹介

名のないバイコーンは、自分をユニコーンの偽物のように説明されることを嫌がりながらも、二本角を持つ馬のような存在だと語った。かつては自分を強いと思っていたが、大きな存在に敗れ、世の中の広さを知った。

牧場での暮らし

バイコーンは普通の馬に敗れたことで自信を失ったが、勝負の後に馬の仲間として認められた。獣人族の娘たちに体を洗ってもらい、食事も整えられ、安全に昼寝できる生活を得て、牧場での暮らしに満足していた。

村長への理解

牧場の近くではインフェルノウルフや蜘蛛、竜の存在があり、バイコーンは見ないことにしていた。やがて竜の喧嘩を止める人物を見て、その人物が村長だと理解し、全力で媚びようと決めた。

バイコーンの迷信

バイコーンは、不浄な者しか乗せないという話を否定した。ユニコーンが清らかな乙女しか乗せないという話も迷信だと考え、人間の清らかさや不浄など馬にわかるはずがないと語った。

エキドとの縁

バイコーンは、かつて蛇の王エキドを乗せたことがあると話した。村長からエキドが別の村で暮らしていると聞き、エキドは悪名が先行しているだけで悪い蛇ではないと伝え、怪我をしたときに世話になった縁を思い出した。

閑話 馴染むエキド

人の姿のエキド

エキドは人の姿に戻り、昼はラーメン店、夜はニーズの店で働いていた。神社での暮らしにも感謝していたが、店に通いやすい家を紹介され、近く引っ越す予定だった。

急な休日

ラーメン店とニーズの店が休みになり、エキドは急な休日を得た。しかし煮卵ラーメンを食べる予定が崩れ、卵料理を求めて麓の牧場近くをぶらぶら探すことにした。

ファイブくんとの出会い

エキドはファイブくんと出会い、その踊りに驚いた。自分も踊り返したことで意気投合し、正式なステージ出演を依頼され、不定期ながら踊る仕事を得た。

看板娘としての評判

ステージ出演をきっかけに、エキドのファンがラーメン店やニーズの店に客として訪れるようになった。騒がず応援してくれる客たちのおかげで店の客足も増え、エキドは看板娘として喜ばれるようになった。

守りたい暮らし

エキドはニーズの店で働きながら、ケーキを出す提案や団体客の準備にも積極的に関わっていた。美味い物と酒のある暮らしを守るために頑張ろうと考え、打倒ピリカは急がずのんびり目指すことにした。

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