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Y.Aフィクション(Novel)八男って、それはないでしょう!読書感想

小説【八男】「八男って、それはないでしょう! 18」話が動き出す 感想・ネタバレ

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Y.A

八男17巻レビュー
まとめ
八男19巻レビュー

Table of Contents

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  1. 物語の概要
    1. ■ 作品概要
    2. ■ 主要キャラクター
  2. 書籍情報
  3. あらすじ・内容
  4. 感想
  5. 考察・解説
    1. 主要な転換点
    2. ヴェンデリンの認識と周囲の評価
        1. ヴェンデリン自身の認識
        2. 周囲からの評価
        3. 認識の差が現れた場面
    3. クライマックス
    4. 巻末時点の状況
  6. 登場キャラクター
    1. バウマイスター伯爵家(当主・家族・家臣・メイド)
      1. ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター
      2. エリーゼ・カタリーナ・フォン・ホーエンハイム
      3. イーナ・ズザネ・ヒレンブラント
      4. ルイーゼ・ヨランデ・アウレリア・オーフェルヴェーク
      5. ヴィルマエトル・フォン・アスガハン
      6. カタリーナ・リンダ・フォン・ヴァイゲル
      7. テレーゼ・ジークリット・フォン・フィリップ
      8. カチヤ・フランク・フォン・オイレンベルク
      9. リサ・クレメンテ・ウルリーケ・エクスラー
      10. アマーリエ・フォン・マインバッハ
      11. フリードリヒ・フォン・ペンノ・バウマイスター
      12. エルヴィン・フォン・アルニム
      13. ハルカ・フォン・アルニム
      14. レオン・フォン・アルニム
      15. アンナ・フォン・アルニム
      16. ローデリヒ
      17. ドミニク
      18. レーア
      19. アーネスト・ブリッツ
    2. 冒険者予備校卒業生(ヴェンデリンの弟子)
      1. アグネス・フュルスト
      2. シンディ
      3. ベッティ
    3. 賢者協会
      1. 炎のリュート
      2. 水竜のバクセル
      3. 大地のキルコ
      4. 突風のサンデス
      5. 虚無 of バクダー
    4. モーゲーソン伯爵家
      1. モーゲーソン伯爵
      2. クレメンツ
    5. 動物園・牧場関係
      1. ブルック・ムツ・フォン・ホーフェン
      2. ブルックの弟
    6. 商業・ギルド関係
      1. タケオミ・フジバヤシ
      2. アキラ
      3. キャンディー(バルスト)
      4. ルーカス・ゲッツ・ベッケンバウアー
      5. ベッティの兄
      6. ローザ
    7. リサの実家・ブルネン準男爵領関係
      1. リサの父親
      2. リサの母親
      3. リドル・エクスラー
      4. ロドネイ
    8. ヘルムート王国(王宮・貴族・軍関係)
      1. クリムト・クリストフ・フォン・アームストロング
      2. ブランターク・リングスタット
      3. ブライヒレーダー辺境伯
      4. ホーエンハイム枢機卿
      5. ルックナー財務卿
      6. エドガー軍務卿
      7. アームストロング伯爵
      8. ヴァイツ侯爵
      9. プラッテ伯爵
    9. 探索船『リンガイア』乗員
      1. コムゾフルガ
      2. レオポルド・ベギム
      3. プラッテ伯爵の御曹司
      4. ヨーハン・フォン・ヴァイツ
      5. ラーセン
    10. ベッケナー男爵家
      1. ベッケナー男爵
      2. ベッケナー男爵の家臣の娘
    11. ゾヌターク共和国
      1. ロルイヌ・ケイオス
    12. 登場集団
      1. 賢者協会(賢者四天王)
      2. 警備隊員たち
      3. バウルブルクの住民たち
      4. 移民者たち
      5. 職人や労働者たち
      6. 冒険者たち
      7. ゾヌターク共和国軍
      8. プラッテ伯爵の息がかかった者たち
  7. 展開まとめ(タイムライン)
    1. 第一話:家庭教師選抜と賢者
    2. 第二話:ポンカメと恋
    3. 第三話:リサと黒歴史
    4. 第四話:駆け落ち箱と、もしもの二人
    5. 第五話:動物園と牧場
    6. 第六話:畜産と酪農とエアボッチ疑惑
    7. 第七話:西方動乱の始まり
    8. 巻末おまけ:メイドたち、SNSもないのに映える飲食店を巡る
  8. 同シリーズ
    1. 八男って、それはないでしょう!シリーズ
    2. 異世界帰りのパラディンは、最強の除霊師となるシリーズ
    3. 異世界帰りの勇者は、ダンジョンが出現した現実世界で、インフルエンサーになって金を稼ぎます!シリーズ
  9. その他フィクション

物語の概要

■ 作品概要

バウマイスター伯爵家において、生まれたばかりの子供たちの家庭教師選抜が始まる中、推薦状のない自称「賢者」たちの不合格騒動が発生する。
さらに、ポンカメ(スッポン)の生態集結に伴う一時的な消失とベッケンバウアーの調合失敗により、ヴェンデリンとエルヴィンが一時的に女性化し、モーゲーソン伯爵の嫡男クレメンツからの熱烈な求愛に悩まされる。
その後、エルヴィンが持ち込んだ魔道具『駆け落ち箱』にヴェンデリンとアマーリエが吸い込まれ、二人が仮想の開拓夫婦生活を営む事態に陥るが、現実世界の妻たちの全力の破壊作戦とベッケンバウアーの偶然の操作によって無事に救出される。
また、領内の子供たちのために動物園が新設され、魔物の領域に生息する巨大な牛やヤギの魔石を抜いて家畜に戻す再家畜化計画も成功を収める。
しかし、西方海域を調査していた巨大魔導飛行船リンガイアが消息を絶ち、西方に謎の魔族艦隊が出現**したため、ヴェンデリンは急遽、戦地での婚姻強要を防ぐ目的で妻子や赤ん坊全員を乗せた「託児所」同然の飛行船で、西方へと出陣することになる。

■ 主要キャラクター

ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター

  • 立場・所属:バウマイスター伯爵家当主。
  • 主人公との関係:主人公。
  • この巻での主な役割:子供たちの家庭教師の選抜を行い、女性化のトラブルや『駆け落ち箱』での仮想開拓生活を経験する。その後、西方海域での魔族艦隊出現に伴い、妻子を乗せた飛行船で出陣する。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:『駆け落ち箱』の中でアマーリエと夫婦として過ごす仮想世界を体験し、彼女との絆をさらに深める。また、魔物化した牛たちの捕獲や、独自の魔導飛行船部隊の設立にも取り組む。

アマーリエ・フォン・マインバッハ

  • 立場・所属:バウマイスター伯爵家の侍女長(実質的な側室扱い)。
  • 主人公との関係:ヴェンデリンの義姉であり、事実上の妻。
  • この巻での主な役割:ヴェンデリンとともに『駆け落ち箱』に吸い込まれ、仮想世界において彼の妻として生涯を共にする体験をする。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:仮想世界から帰還した後も、ヴェンデリンとの仲がさらに深まり、現実世界でも「もう一人子供が欲しい」と望むようになる。

エルヴィン・フォン・アルニム

  • 立場・所属:バウマイスター伯爵家家臣、警備隊員。
  • 主人公との関係:ヴェンデリンの親友であり、家臣。
  • この巻での主な役割:工事現場から出土した『駆け落ち箱』を屋敷に持ち込み、ヴェンデリンたちの吸入事故の原因を作る。女性化の薬では自身が巨乳の女性に変貌し、クレメンツからの熱烈な求婚を浴びる。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:アンナと正式に内輪の結婚式を挙げ、休暇中にバウルブルクで甘味やロースト丼を巡る休日を過ごす。

ベッケンバウアー

  • 立場・所属:魔導ギルドの研究員・魔道具の天才。
  • 主人公との関係:研究のためのアルバイトを行う知り合いの魔法使い。
  • この巻での主な役割:ポンカメの肝を代用した魔法薬を調合し、ヴェンデリンたちを女性化させる。また、『駆け落ち箱』の仕様を解説し、偶然の操作によって二人の開錠救出に成功する。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:事件解決後、その空気の読めない発言の多さからエリーゼたちに顔を何度も叩かれ、両頬に多数の手形をつけられる。

ブルック・ムツ・フォン・ホーフェン

  • 立場・所属:バウマイスター伯爵家の馬の獣医、新設された動物園の園長。
  • 主人公との関係:ヴェンデリンの家臣。
  • この巻での主な役割:動物園を完成させ、魔物の領域にいる巨大な牛やヤギの魔石を抜いて再家畜化する計画を提案・実行する。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:人間の友達がいないと言いつつも、以前からの婚約者に加え、ベッケナー男爵の家臣の娘との婚姻も成立させ、ちゃっかり二人目の奥さんを得る。

クレメンツ

  • 立場・所属:モーゲーソン伯爵家の跡取り息子。
  • 主人公との関係:ヴェンデリンの接待相手(大貴族の公子)。
  • この巻での主な役割:女性化したエルの逞しさに一目惚れし、彼が既婚者であっても関係なく執拗にプロポーズし続ける。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:エルが男に戻ると「自分が女性化すれば良い」とベッケンバウアーにつきまとうが、最終的に熱が冷め、美しい別の婚約者と結婚する。

コムゾフルガ

  • 立場・所属:巨大魔導飛行船リンガイアの艦長。
  • 主人公との関係:かつてアンデッド古代竜退治で共に生き残った元船長。
  • この巻での主な役割:リンガイアを指揮して西方海域を調査中、魔族の国の警備艦と接触して外交交渉を試みる。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:副長のプラッテ伯爵家の御曹司が勝手に攻撃命令を下したことで、共和国軍に接舷され戦闘に巻き込まれ、消息不明となる。

書籍情報

八男って、それはないでしょう! 18
著者:Y.A 氏
イラスト:藤ちょこ 氏
出版社:KADOKAWAMFブックス
発売日:2019年12月25日
ISBN:9784040642703

(PR)よろしければ上のサイトから頂けると幸いです。

あらすじ・内容

バウマイスター伯爵家ではベビーラッシュから始まった貴族家の厄介事が、沈静化の動きを見せて……はいなかった。

将来を見据えて家庭教師の募集をかけるも、関わってはいけない面倒な団体『賢者協会』に絡まれてしまう。貧乏貴族の八男から始まり、子持ちの大貴族となったヴェルは、改めて貴族家の苦労を噛みしめるのであった。

そんな賑やかで苦労の絶えない日常のなか、ヴェルの下に新たな火種が飛び込んでくる。魔族の国を見つけたと報告した巨大魔導飛行船リンガイアが、消息を絶ったのだ。さらに王国西方海域に謎の魔導飛行船艦隊が出現し……。

大事の前の小事! そしてドタバタな日常エピソード多めの第十八幕!

八男って、それはないでしょう! 18

感想

前巻で子供たちが一気に増え、バウマイスター伯爵家はすっかり大家族になった。

18巻では、その子供たちの家庭教師選びから始まる。

まだ赤ん坊なのに、もう家庭教師を決めるのか。

しかも次期当主の恩師という立場には将来的な影響力まであるため、応募者は数百人規模。

やっぱり貴族の子供って、生まれた瞬間から自由が少ないなと思う。

その一方で、自称「賢者」たちが押しかけてきたり、謎の箱にヴェンデリンとアマーリエが吸い込まれたり、魔物化した牛やヤギを家畜に戻して牧場を作ったりと、相変わらず話があちこちへ飛ぶ。

ただ、最後になって空気が一変する。

西方を調査していた巨大魔導飛行船《リンガイア》が消息を絶ち、その後、西方から謎の艦隊が現れる。

ようやく大きな新章が始まりそうな気配が出てきた。

自称「賢者」、魔力も学力もかなり残念だった

子供たちの家庭教師選びで登場したのが「賢者協会」である。

名前だけ聞くと、とんでもない知識人や大魔法使いの集団に見える。

実際は違った。

彼らは名家や大商人の家に生まれ、多少の魔力は持っているものの、初級魔法使いにも届かない程度。

しかもアカデミーにも入っていない。

魔法も中途半端。

学問も特別優秀ではない。

それでも自分たちは世の真理を理解しているとして、勝手に「賢者」を名乗っていた。

そして現れる「賢者四天王」。

五人いる。

この時点でもうおかしい。

炎、水、大地、風など、それぞれ大層な二つ名を名乗っているが、実際に使える魔法は薪へ火をつける、コップ一杯の水を出す、少し土を盛り上げる、小さな竜巻を作る程度。

最後の一人に至っては銅貨を出し入れする手品である。

魔法ですらない。

なのに本人たちは自信満々。

さらにフリードリヒの家庭教師に自分たちを採用しろと言い出す。

この厚かましさは逆にすごい。

最終的には家庭教師候補用の筆記試験を受けさせられ、平均二十点ほどで全滅する。

しかも普通の候補者ならほぼ満点を取れる試験だったらしい。

賢者とは。

そして後でヴェンデリンたちも同じ試験を受けるのだが、エルが平均五点。

賢者より低いじゃないか。

このオチまで含めてかなり好きだった。

駆け落ち箱、これ普通に家族最大の危機では?

今回一番危なかったのは、敵との戦いではなく《駆け落ち箱》だったと思う。

住宅工事現場から見つかった謎の小箱をアマーリエとヴェンデリンが開けた結果、二人とも箱の中へ吸い込まれてしまう。

そこで見せられるのが「もしもの人生」である。

疫病によって実家の家族の多くが亡くなり、幼いヴェンデリンがバウマイスター騎士爵家を継いだ世界。

クルトを失ったアマーリエは屋敷を支え、二人で領地を立て直していく。

魔法で土地を開墾し、道路を作り、狩りをし、移民を受け入れる。

そうして年月が過ぎていき、最終的には二人が結婚。

子供まで生まれ、地方領主として穏やかに暮らしていく。

これ、かなり危ない。

外から見ているエリーゼたちが焦るのも当然だと思う。

現実では一ヵ月程度でも、箱の中では何年もの夫婦生活を経験している。

戻ってきたヴェンデリンが「やっぱりアマーリエ義姉さんが一番だ」となったら家庭崩壊である。

戦争でも魔物でもないのに、家族最大級の危機になっている。

しかも箱がやたら頑丈で、導師や妻たちが本気で攻撃してもなかなか壊れない。

最終的にはベッケンバウアーが適当に触っていたら偶然開く。

それでいいのか。

箱の中の生活自体はかなり穏やかで、ヴェンデリンとアマーリエも普通に幸せそうだった。

だからこそ怖い。

悪夢ではなく「幸せな人生」を見せて戻れなくする道具というのが厄介だった。

魔物になった牛やヤギを、魔石を抜いて家畜に戻す発想が面白い

駆け落ち箱の後は、動物園と牧場づくりへ話が移る。

子供たちが大きくなった時に楽しめる場所を作ろうと動物園を作り、その流れで酪農まで強化する。

ただ、この世界の牛やヤギは体が小さく、乳量も少ない。

そこで出てくるのが、元々家畜だったものの、魔物の領域へ逃げ込んで魔物化した牛やヤギである。

巨大化している。

乳量も多そう。

では捕まえて家畜に戻そう。

発想が力技だな。

ヴェンデリンたちは魔物化した牛を麻痺させて捕獲し、体内の魔石を摘出する。

すると魔物ではなく、巨大な普通の牛へ戻る。

傷はエリーゼの治癒魔法で塞ぐ。

これで大型の家畜が完成する。

かなり便利な方法だった。

その後は穀物を与えて肥育したことで肉質まで良くなり、経産牛からは大量の牛乳も取れるようになる。

牛乳から生クリーム、バター、ヨーグルト、チーズまで作る。

さらに毛の良いヤギまで見つかり、キャンディーさんが服の商品化へ動く。

相変わらず、一つ見つけるとそこから産業がどんどん増えていく。

ただの「魔物を倒して素材を取る」ではなく、「元家畜なら家畜に戻して利用すればよくない?」という考え方がヴェンデリンらしくて面白かった。

しかも捕獲元のベッケナー男爵領も、魔石を税として受け取ったことで借金返済が進み、後には自分たちでも再家畜化事業を始める。

結果的に周囲まで得をしているのがいい。

そして最後に、ようやく別大陸の話が動き出す

この巻は家庭教師、女性化、リサの過去、駆け落ち箱、動物園、牧場と、かなり日常寄りの話が続く。

面白いのだが、そろそろ大きな話も読みたいなと思っていた。

そこで最後に《リンガイア》である。

西方にあるとされていた魔族の国を調査するため、巨大魔導飛行船リンガイアが派遣される。

そして実際に亜大陸級の島を発見。

そこにはヘルムート王国より高い技術力を持っていそうな国家が存在していた。

ここまでは「ついに外交か」と思う。

ところが同行していた貴族の御曹司が勝手にファイヤーボールを撃つ。

なんでだよ。

相手側からすれば、領空侵犯してきた船が突然攻撃してきたことになる。

当然のようにリンガイアは取り押さえられ、その後消息不明となる。

しかも二か月ほど経っても解決しない。

そして今度は、西方から謎の魔導飛行船艦隊が現れ、王国側の島へ進出し始める。

ヴェンデリンにも従軍命令が出る。

ここでようやく空気が変わった。

別大陸の国家。

王国より進んでいそうな技術。

拿捕されたリンガイア。

西方からやってきた艦隊。

これまで領地開発や料理、子育てが中心だった話から、一気に国家間の問題へ切り替わりそうである。

しかも今回は妻だけでなく、赤ん坊たちまで連れて出陣することになる。

魔導飛行船がほとんど託児所になっているのは笑ったけれど。

18巻そのものは、かなり寄り道の多い一冊だった。

しかし最後の数話で一気に「次は大きい話になる」と感じさせてくる。

リンガイアはどうなったのか。

西方の国家は本当に敵なのか。

そして最初の接触を最悪の形にしてしまった王国側がどう収拾するのか。

ようやく新しい長編が始まりそうで、次巻がかなり気になる終わり方だった。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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八男17巻レビュー
まとめ
八男19巻レビュー

考察・解説

主要な転換点

自称賢者たちの不合格と、エルの勉強開始

  • それ以前の状況:ヴェンデリン、ローデリヒ、エルの三人は、文字が瞼の裏に浮かぶほど疲弊しながら、家庭教師の大量の書類選考を行っていた。
  • 出来事:推薦状のない「賢者協会」の五人が不合格を認めず押しかけてきたが、アカデミーレベルの筆記試験を受けさせると平均20点前後しか取れずに全員が不合格となった。
  • 変化:自称賢者たちは不合格を受け入れて去り、その横で同じテストをノリで受けたエルが「平均五点」という悲惨な点数を叩き出し、周囲から慰められた。
  • 次への影響:この出来さをきっかけに、エルは知識不足を痛感し、イーナから本を借りて自発的に勉強を始めるという成長に繋がった。

調合の失敗による女性化と、クレメンツの求愛

  • それ以前の状況:ポンカメが集結期に入り川から一時的に消え去り、ヴェンデリンたちはその生態を調べるために王都に向かっていた。
  • 出来事:ベッケンバウアーが調合中、ポンカメの肝の代わりに別の亀の肝を使用したことで魔法薬が暴走し、ヴェンデリン、エル、自身を一時的に女性化させてしまった。
  • 変化:ヴェンデリンはサラシで誤魔化したが、エルは鎧を着ていたにもかかわらず、モーゲーソン伯爵の嫡男クレメンツに一目惚れされ、しつこくプロポーズされる事態になった。
  • 次への影響:一刻も早くエルを男に戻すため、危険を冒して魔の森の北東にあるポンカメ集結地の魔物領域に侵入し、巨大ポンカメたちに大追撃されるハプニングを招いた。

『駆け落ち箱』への吸入と仮想夫婦生活

  • それ以前の状況:ヴェンデリンはエリーゼたちと子供に恵まれ、ローデリヒのもとで忙しくも平和な領地開発を行っていた。
  • 出来事:エルが工事現場から持ち込んだ魔力反応のないモザイク模様の小箱をアマーリエが操作して開けてしまい、二人は内部の仮想空間へ吸い込まれた。
  • 変化:箱の中では「疫病で家族が死に絶え、六歳で当主になったヴェンデリンと、夫を亡くしたアマーリエが支え合い、のちに結婚して数人の子供をもうける」という二人の記憶を都合良く改変した幸せなスローライフ生活が何年も展開された。
  • 次への影響:現実世界で水晶玉に投影されたイチャイチャする姿を見た妻たちが激怒し、小箱を破壊するために全力で攻撃し続け、最終的にベッケンバウアーの偶然の操作によって二人が現実へ引き戻された。

『リンガイア』の消息不明と魔族艦隊の来襲

  • それ以前の状況:ヴェンデリンは独自の魔導飛行船部隊を設立するための準備や、領内の魔導飛行船用の港の建設を忙しく進めていた。
  • 出来事:西方探索船リンガイアがブラッテ御曹司の暴走によって魔族に拿捕されて消息を絶ち、さらに西方に魔族の艦隊が現れてホールミア辺境伯のテラハレス諸島群を占拠した。
  • 変化:王国上層部でプラッテ伯爵らがヴェンデリンの責任論を叫び、ホールミア辺境伯や王国空軍の動員が始まり、ヴェンデリンにも正式に従軍命令が下った。
  • 次への影響:西方のドサクサに紛れて他家から婚姻を強要されることを防ぐため、エリーゼら妻全員、赤ん坊、アマーリエやメイドを乗せ、託児所と化した飛行船で西方へ出陣する展開へと繋がった。

ヴェンデリンを中心とした人物関係の変化

ヴェンデリン ⇔ アマーリエ

  • 開始時:バウマイスター伯爵家で、生まれた子供たちの面倒や屋敷の世話を焼く、実質的な側室(公然の秘密)の関係であった。
  • 主な出来事:『駆け落ち箱』の中でアマーリエが侍女長として若き当主のヴェンデリンを甲斐甲斐しく世話し、のちに結婚してフリードリヒなど何人もの子供を授かるという何年もの仮想夫婦生活を体験した。
  • 巻末時:現実に戻ってから夢だと理解しつつも、二人の間での「悪くなかった」という感想で一致し、関係性がますます深まり、アマーリエは現実でも「もう一人子供が欲しい」と望むようになった。

エルヴィン ⇔ アンナ

  • 開始時:エルの幼馴染であり、花嫁修業のためにメイドとして屋敷で働いている関係であった。
  • 主な出来事:エルのやらかし(駆け落ち箱)による正座の付き合いなどを経て、エルの友人たちやヴェンデリン、エリーゼたちが集まる中、内輪で正式な結婚式を挙げた。
  • 巻末時:エルヴィンとアンナは正式な夫婦となり、三日間の休暇を得て、バウルブルクで甘味や新作タピオカ、ロースト丼を楽しむ休日を共に過ごすようになった。

ヴェンデリンの認識と周囲の評価

ヴェンデリン自身の認識
  • 自身は成り上がりの大貴族であり、ただ美味しいものを食べ、子供たちの情操教育のために動物園や牧場を作って「お父さん」としての楽しみを与え、スローライフを送りながら早く跡取りに譲って引退したいと考えている。
  • アキラの乾物店に通っているのは、美味しい食材や乾物そのものが目的であり、決してアキラの美少女姿に惑わされているわけではないと考えている。
周囲からの評価
  • 妻たち(エリーゼ、ルイーゼなど):ヴェンデリンの「イクメン」活動を「貴族らしくない」と却下しつつも、生まれたばかりの子供の教育計画を今から立てるなど将来を任せている。
  • 王都の貴族(プラッテ伯爵):ヴェンデリンを「陛下のお気に入り」であり、膨大な魔力補充能力を持つ貴重な戦力(あるいは捜索用の便利な道具)として捉えており、息子の救出のために娘の婚姻を盾に一方的な上奏や捜索への参加を強要してくる。
  • メイドたち(レーアなど):お館様は土木工事の帰りに一人で女性客ばかりのカフェに立ち寄り、高級かき氷やタピオカマテ焙じ茶を注文する、食べ物に関しては非常にマメで、時に「男らしい(あるいは商売人)」部分のある天才的な領主として見られている。
認識の差が現れた場面
  • ヴェンデリンがアキラの乾物店に通い詰めたことで、王都では「バウマイスター伯爵は乾物店の美少女店長(実はアキラは男)に執心している」、さらに男と判明すると「男色家(男の娘好き)である」というデマが広がり、ホーエンハイム枢機卿から誤解を解くために厳しい注意の魔導通信を入れられた場面。
  • クレメンツが女性化したエルに惚れた際、クレメンツは「ヴェンデリンはエルを奥さんにしようとして、自分が男だったという嘘をつかせている」と完全に誤解し、ヴェンデリンの節操のなさとエルの魅力について周囲が勝手に認識をこじらせていた場面。

クライマックス

  • 発生原因:エルが持ち込んだ古代の遺産『駆け落ち箱』にヴェンデリンとアマーリエが吸い込まれ、二人が記憶を改変された仮想空間で夫婦生活を営む事態に陥る。現実世界でその様子を水晶玉に投影された妻たちが激怒し、不公平感から家庭崩壊を防ぐために一刻も早い小箱の破壊・救出を決定する。
  • 当初の状況:イシュルバーグ伯爵が作った小箱は尋常ではなく頑丈であり、一ヵ月待てば自動で開くものの、その間に小箱の中では何年も経過し、二人の絆が深まりすぎて現実に戻ってもアマーリエしか愛さなくなる危機があった。
  • 登場人物それぞれの行動
    • エリーゼら妻全員:小箱の破壊作戦に臨み、魔力を込めた武器や、密度の高い「ウィンドカッター」、灼熱(インフェルノ)と極寒(デスコールド)の過剰な温度差をぶつける戦術を連続で行う。
    • 導師:魔力切れを起こすまで「魔導機動甲冑」による全力攻撃を繰り返し、草原に寝転がるほど魔力を使い切る。
    • エルヴィン:責任を感じて、オリハルコンの剣で小箱の傷の面をただひたすらに全力で削り、筋肉痛で腕が上がらなくなるまで剣を振り下ろし続ける。
    • ベッケンバウアー:小箱の開錠メカニズムを解説しつつ、研究者として中の様子を記録し続ける。
  • 予定外の出来事:あらゆる高威力の物理・魔法攻撃(小さな町を壊滅させる規模)をぶつけても、小箱は少し傷がついて焦げる程度で、破壊への目途が全く立たなかった。
  • 危機:小箱の中では何年も時間が経過し、アマーリエとの間に子供たちが次々と生まれ、二人が現実に戻りたくなくなるほど完璧に満ち足りたハッピーな日々が淡々と流れていく。
  • 対応:ベッケンバウアーが「開ける方法はあるが、六の十乗(スライド手順)の確率であり、適当に動かしてもまず開かない」と正論を説明しながら、小箱の面を適当にカチャカチャとスライドさせる。
  • 決着:ベッケンバウアーが適当に操作していると、突然小箱が真っ白な煙に包まれて開き、ヴェンデリンとアマーリエが偶然にも救出され、現実世界に尻もちをついた。
  • その直後の結果:二人はあれが夢であったと納得しつつもさらに仲良くなり、空気の読めない自画自賛を繰り返したベッケンバウアーは、激怒したエリーゼたちから両頬を何度も叩かれて手形(モミジ)だらけにされるというオチで終結した。

巻末時点の状況

  • ヴェンデリンがいる場所と立場
    • 場所:小型魔導飛行船の艦内。
    • 立場:バウマイスター伯爵家当主、西方海域派遣の魔法使い部隊の指揮官。
  • 主要人物との関係
    • 妻全員(エリーゼら):ヴェンデリンが西部の戦場で他家から女性を押しつけられる(戯れがすぎる)のを防ぐため、全員で同行している。
    • アマーリエ:赤ん坊たちの世話をサポートするために同行しており、『駆け落ち箱』での出来事を経て、さらに深い仲となっている。
    • エルヴィン、ハルカ、アンナ:アンナとの結婚式を終え、エルはハルカ、アンナ、そしてお腹が少しふっくら(プニプニ)したレーアとともに同行している。
  • 解決した問題
    • ポンカメの繁殖集結期が終わり、元の生息地に戻ったため、ヴェンデリンとエルの女性化は魔法薬によって完全に解決された。
    • 『駆け落ち箱』への吸入事故は、ベッケンバウアーの偶然の開錠により解決し、二人は現実世界へ戻った。
    • 動物園が完成し、魔物の領域から巨大牛・ヤギを確保・再家畜化するプロジェクトが軌道に乗った。
  • 継続している問題と今後につながる要素
    • 西方探索船リンガイアはプラッテ御曹司の暴走により消息不明のままである。
    • 魔族の国の巨大艦隊がテラハレス諸島群を占拠し、拠点陣地を築き始めており、領有権を持つホールミア辺境伯が動員を開始し、両国間の緊迫した対峙が継続している。
    • ヴェンデリン一行は、全ての赤ん坊、メイド、アマーリエを乗せ、まるで「託児所」と化した飛行船で西方へ出陣し、緊迫した交渉または戦闘の現場へと向かっている。

八男17巻レビュー
まとめ
八男19巻レビュー

登場キャラクター

バウマイスター伯爵家(当主・家族・家臣・メイド)

ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター

彼はバウマイスター伯爵家の当主である。
彼は生まれたばかりの子供たちの父親となった。
彼は領地開発の土木工事を日々進めている。
彼はアマーリエと深い信頼関係を築いている。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は家庭教師選抜の書類選考を行った。
 彼はベッケンバウアーの調合失敗により一時的に女性化した。
 彼は『駆け落ち箱』に吸い込まれ、アマーリエと仮想世界で開拓生活を送る。
 彼は魔物化した牛やヤギを電気麻酔魔法で麻痺させて生け捕りにした。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼は独自の魔導飛行船部隊の運用準備を進めた。
 彼は西方海域に魔族の艦隊が出現したため、飛行船で従軍する。

エリーゼ・カタリーナ・フォン・ホーエンハイム

彼女はバウマイスター伯爵家の正妻である。
彼女は赤ん坊のフリードリヒをあやしている。
彼女は夫であるヴェンデリンを深く愛している。
彼女は他の妻たちとともに夫の行動を見守る。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・正妻。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は『駆け落ち箱』に吸い込まれた夫を救うため、小箱の破壊作戦を指揮した。
 彼女は再家畜化計画において、傷を負った牛やヤギに治癒魔法をかけた。
 彼女はベッケンバウアーを激しく叱責した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女は夫の戦地での他家からの婚姻強要を防ぐため、子供を連れて西方への同行を決定した。

イーナ・ズザネ・ヒレンブラント

彼女はバウマイスター伯爵家の妻の一人である。
彼女は赤ん坊の面倒をよく見ている。
彼女はエルの学習意欲を引き出すきっかけを作った。
彼女は夫であるヴェンデリンを深く信頼している。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・側室。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は筆記試験の点数が悪くて落ち込むエルに、学習用の本を貸し出した。
 彼女は『駆け落ち箱』破壊作戦に高密度の風魔法(ウィンドカッター)を用いて参加した。
 彼女は現実世界に帰還した夫を他の妻たちとともに厳しく追及した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女は夫の戦地での他家からの婚姻強要を防ぐため、子供を連れて西方への同行を決定した。

ルイーゼ・ヨランデ・アウレリア・オーフェルヴェーク

彼女はバウマイスター伯爵家の妻の一人である。
彼女は格闘戦を得意とする魔法使いだ。
彼女はエルとアンナの休日を陰から監視した。
彼女は夫への愛情が非常に強い。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・側室。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は『駆け落ち箱』に吸い込まれた夫を救うため、全力の魔力打撃を小箱に叩き込んだ。
 彼女はエルとアンナのデート尾行に加わり、二人の様子を見守った。
 彼女はベッケンバウアーを激しく叱責した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女は夫の戦地での他家からの婚姻強要を防ぐため、子供を連れて西方への同行を決定した。

ヴィルマエトル・フォン・アスガハン

彼女はバウマイスター伯爵家の妻の一人である。
彼女は優れた怪力を持つ戦士だ。
彼女は常に食べ物を好む。
彼女は夫であるヴェンデリンを慕っている。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・側室。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女はヴェンデリンらとともにポンカメ釣りに赴いたが、一匹も釣れずに終わった。
 彼女は再家畜化計画において、生け捕りにした巨大な牛たちを素手で軽々と持ち上げて運搬した。
 彼女は新しくできたバウルブルクの動物園を満喫した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女は夫の戦地での他家からの婚姻強要を防ぐため、子供を連れて西方への同行を決定した。

カタリーナ・リンダ・フォン・ヴァイゲル

彼女はバウマイスター伯爵家の妻の一人である。
彼女は高名な暴風系魔法使いだ。
彼女は夫を心配しつつも、時に厳しく接する。
彼女はエリーゼたちと深く協力している。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・側室。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は『駆け落ち箱』破壊作戦に、自身の最大火力の魔法攻撃を用いて参加した。
 彼女は帰還した夫がアマーリエと過度に親密になっていた様子を見て、他の妻たちとともに激怒した。
 彼女はベッケンバウアーの空気の読めない発言を強く咎めた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女は夫の戦地での他家からの婚姻強要を防ぐため、子供を連れて西方への同行を決定した。

テレーゼ・ジークリット・フォン・フィリップ

彼女はバウマイスター伯爵家の妻の一人である。
彼女は元フィリップ公爵家当主である。
彼女は非常に老練な政治的判断力を持っている。
彼女は夫の政治的立場を常に守ろうとする。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・側室。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は『駆け落ち箱』破壊作戦に、強力な範囲魔法(インフェルノ等)を惜しみなく使って参加した。
 彼女はプラッテ伯爵の勝手な要求を牽制した。
 彼女は他家からの政略結婚(女性の押しつけ)を防ぐための対策を妻たちに提案した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女は夫の戦地での他家からの婚姻強要を防ぐため、子供を連れて西方への同行を決定した。

カチヤ・フランク・フォン・オイレンベルク

彼女はバウマイスター伯爵家の妻の一人である。
彼女はスピード重視の軽戦士である。
彼女は夫とともに様々なレジャーを楽しむ。
彼女は夫のやらかしに呆れつつも、深く愛している。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・側室。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女はヴェンデリンらとともにポンカメ釣りに赴き、途中の解説などを行った。
 彼女は『駆け落ち箱』破壊作戦に、風魔法をまとわせた連続剣撃で参加した。
 彼女はベッケンバウアーの失言に対して、エリーゼらとともに厳しい制裁(両頬への平手打ち)を加えた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女は夫の戦地での他家からの婚姻強要を防ぐため、子供を連れて西方への同行を決定した。

リサ・クレメンテ・ウルリーケ・エクスラー

彼女はバウマイスター伯爵家の妻の一人である。
彼女は「真夜中の魔女」の異名を持つ。
彼女は夫であるヴェンデリンを深く愛している。
彼女は実家の家族と再会した。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・側室。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は娘ラウラを披露するため、夫とともに実家のブルネン準男爵領へ里帰りした。
 彼女は弟リドルから「男嫌い」や「奇抜なメイクの理由」などの黒歴史を暴露され、激怒して魔法で彼の足元を氷漬けにした。
 彼女は『駆け落ち箱』破壊作戦に魔法攻撃で参加した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女は夫の戦地での他家からの婚姻強要を防ぐため、子供を連れて西方への同行を決定した。

アマーリエ・フォン・マインバッハ

彼女はバウマイスター伯爵家の侍女長である。
彼女は事実上の側室としてヴェンデリンを支えている。
彼女は温和で世話好きな性格をしている。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・侍女長。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は『駆け落ち箱』を偶然作動させ、ヴェンデリンとともに箱の中へ引き込まれた。
 彼女は仮想世界の中でヴェンデリンを甲斐甲斐しく世話し、結婚して子供をもうけた。
 彼女は現実世界に帰還したあとも、ヴェンデリンとの仲をさらに深めた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女は赤ん坊たちの世話を助けるため、飛行船に同乗して西方へ同行する。

フリードリヒ・フォン・ペンノ・バウマイスター

ヴェンデリンとエリーゼの間に生まれた長男である。
彼は生まれた瞬間にまばゆい光を放った。
彼は将来優秀な魔法使いになる資質を秘めている。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・嫡男。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は生まれた直後に優れた魔力を持っていることが確認された。
 彼は周囲からその血統の価値を高く評価されている。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼は生まれて早々に、王太子の娘との婚約が決定された。

エルヴィン・フォン・アルニム

彼はバウマイスター伯爵家の家臣である。
彼はヴェンデリンの親友だ。
彼は剣術に優れた才能を持っている。
彼はアンナと正式に結婚した。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・警備隊員、当主護衛。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は工事現場から出土した『駆け落ち箱』を屋敷に持ち込んだ。
 彼はベッケンバウアーの魔法薬によって一時的に女性化する。
 彼は女性化している間、クレメンツから熱烈なプロポーズを受けた。
 彼は『駆け落ち箱』からヴェンデリンらを救うため、オリハルコンの剣で小箱を削り続けた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼は筆記試験の成績が平均五点だったため、イーナから本を借りて勉強を始めた。

ハルカ・フォン・アルニム

彼女はエルヴィンの実家の義理の妹であり、バウマイスター家のメイドである。
彼女はエルヴィンたちを兄妹として見守る。
彼女は非常にまじめに屋敷の仕事をこなす。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・メイド。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は生まれた子供たちの世話や部屋の準備を手伝った。
 彼女はエルの結婚式を喜び、屋敷のメイドたちと一緒にお祝いを準備した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女は他のメイドたちとともに、赤ん坊の世話のために西方へ同行する。

レオン・フォン・アルニム

エルヴィンとハルカの間に生まれた長男である。

・所属組織、地位や役職
 アルニム家・嫡男。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼はバウルブルクの屋敷で、親戚たちから誕生を祝福された。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特段の記述はない。

アンナ・フォン・アルニム

彼女はエルヴィンの妻である。
彼女はエルと内輪の結婚式を正式に挙げた。
彼女はハルカとともに屋敷でメイドとして働いている。
彼女はエルを心から愛している。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・メイド。エルヴィンの妻。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女はエルが『駆け落ち箱』を持ち込んだ際、正座をして一緒にお説教を受けた。
 彼女は休暇中にエルとともに、バウルブルクで新作の甘味やタピオカ、ロースト丼を楽しむ休日を過ごした。
 彼女はエルの勉強を陰から支えた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女はエルとともに飛行船に同乗し、西方への出陣に同行する。

ローデリヒ

彼はバウマイスター伯爵家の家臣である。
彼はバウマイスター領の家宰を務めている。
彼は非常に有能な実務家だ。
彼はヴェンデリンに領地開発の仕事を指示する。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・家宰。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は家庭教師選抜の書類選考をヴェンデリンらとともに進めた。
 彼は『駆け落ち箱』事件のあとも、領内の行政実務を淡々と処理した。
 彼は西方海域への出陣に際し、ヴェンデリンのために魔導飛行船部隊の事務的な段取りを整えた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特段の地位の変化は記述されていない。

ドミニク

バウマイスター伯爵家に仕えるメイド長である。
彼女は非常に有能で、屋敷の管理全般を担っている。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・メイド長。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は生まれた子供たちの世話や衣類の管理、お祝い品の整理をてきぱきとこなした。
 彼女はヴェンデリンが余計な育児参加をしようとした際には、優しく制止した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特段の記述はない。

レーア

バウマイスター伯爵家に仕えるお騒がせメイドの一人である。
彼女は食べ物やおやつに目がない。
彼女はヴェンデリンの秘密の行動をよく観察している。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・メイド。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女はヴェンデリンがお忍びで高級かき氷やタピオカほうじ茶を楽しんでいる姿を目撃した。
 彼女はその情報を屋敷中に広め、翌朝からおやつが豪華になるきっかけを作った。
 彼女はエルヴィンのデートを陰から楽しそうに監視した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女はお腹が少しふっくら(プニプニ)した状態で、飛行船に同乗して西方へ同行する。

アーネスト・ブリッツ

バウマイスター伯爵家に身を置く魔族の考古学者である。
彼は古代の魔法技術や歴史に関して非常に博識だ。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・お抱え考古学者。魔族。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は生まれた赤ん坊たちが発光した現象について解説を試みた。
 彼はこれが古代魔法文明の「人工魔法使い」の性質を受け継いだ先祖返りであることを明らかにした。
 彼は『駆け落ち箱』の材質やモザイク模様について、歴史的な見地から意見を述べた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 古代の技術や秘密の解説役として、ヴェンデリンたちをサポートし続けている。

冒険者予備校卒業生(ヴェンデリンの弟子)

アグネス・フュルスト

彼女はヴェンデリンの指導を受けた優秀な魔法使いである。
彼女はしっかり者で、三人娘のまとめ役だ。
彼女はヴェンデリンに対して好意を寄せている。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター領所属の魔法使い。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は領地開発の土木工事において、魔法を用いた修練を日々真面目にこなした。
 彼女は赤ん坊の顔を見せるためにヴェンデリンの屋敷を訪れた。
 彼女は師匠への好意をアピールして、彼の抱きつきガードを突破しようとした。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女はいずれ「お館様の妻」になることが、周囲のメイドや妻たちの間で半ば既定路線とされている。

シンディ

彼女はヴェンデリンの指導を受けた優秀な魔法使いである。
彼女はマイペースな性格をしている。
彼女はアグネスたちと常に行動を共にする。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター領所属の魔法使い。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は領地の土木工事や整地作業において、魔法を使った修練に励んだ。
 彼女は赤ん坊の誕生を祝いに屋敷を訪れ、その全員に魔力があるという機密を共有した。
 彼女はベッティやアグネスとともに、ヴェンデリンへのアプローチを試みた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女もアグネスらと同様に、将来の妻の候補として外堀が埋まりつつある。

ベッティ

彼女はヴェンデリンの指導を受けた優秀な魔法使いである。
彼女は元気で少し生意気なところがある。
彼女は自分の兄の店を心配している。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター領所属の魔法使い。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は王都の視察の際、自分の兄の店と老舗店が競合して経営が悪化することを心配してヴェンデリンに抗議した。
 彼女はヴェンデリンが両店をWINWINにする再建計画を提案したことで彼に感謝した。
 彼女は感謝の印としてヴェンデリンに抱きつこうとしたが、他の妻たちに阻止された。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女は兄のラーメン店の成功を喜び、将来はバウマイスター家の妻になることを周囲から予想されている。

賢者協会

炎のリュート

自称「賢者協会」の賢者四天王(実際は五人)のリーダー格である。
彼は推薦状を持たず、態度が非常に不遜である。
彼は自身の能力を過剰に信じ込んでいる。

・所属組織、地位や役職
 賢者協会・自称「炎の賢者」。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は書類選考で落とされたことに抗議するため、狩猟中のヴェンデリンたちの前に突然現れた。
 彼は強引に子供たちの家庭教師としての採用を要求した。
 彼は翌日の筆記試験で、平均点の半分以下という悲惨な成績を出し不合格となった。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼は名家子弟の隔離サロンに属する無能な人物であり、不合格後は逃げるように王都へ戻った。

水竜のバクセル

自称「賢者協会」のメンバーである。
彼は水の魔法を得意と自称している。
彼は実力がないにもかかわらず態度が大きい。

・所属組織、地位や役職
 賢者協会・自称「水の賢者」。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は他の賢者たちとともに、ヴェンデリンたちの狩猟場に乱入して家庭教師の採用を迫った。
 彼は翌日の実力テスト(筆記試験)において、極めて低い点数しか取れなかった。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 試験の結果によって無能さが実証され、不合格となって去った。

大地のキルコ

自称「賢者協会」のメンバーである。
彼は土の魔法を得意と自称している。

・所属組織、地位や役職
 賢者協会・自称「土の賢者」。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は採用を勝ち取るために、他のメンバーとともにヴェンデリンを脅すような態度をとった。
 彼は筆記試験において、基本的な設問に全く答えられずに赤点となった。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 他の四人とともに不合格となり、バウルブルクを去った。

突風のサンデス

自称「賢者協会」のメンバーである。
彼は風の魔法を得意と自称している。

・所属組織、地位や役職
 賢者協会・自称「風の賢者」。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は他の賢者たちと同調し、自分たちの優秀さをアピールして家庭教師に推薦するよう迫った。
 彼は筆記試験において、他のメンバー同様に非常に低い点数を記録した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 テストの結果を受けて不合格となり、静かに退散した。

虚無 of バクダー

自称「賢者協会」の五人目のメンバーである。
彼は四天王と言いつつなぜか五人いるグループの端役だ。
彼は怪しげな独自の魔法理論を語る。

・所属組織、地位や役職
 賢者協会・自称「無の賢者」。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は四天王を自称するグループの陰に隠れながら、ヴェンデリンの家庭教師に収まろうとした。
 彼は筆記試験を受けさせられ、惨憺たる結果を残して不合格となった。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 実力がないことが明らかになり、他の四人とともに王都へ戻っていった。

モーゲーソン伯爵家

モーゲーソン伯爵

王国の治水を担当する大物法衣貴族である。
彼の一族は代々美男美女として有名だ。
彼は息子の気が弱いことを心配している。

・所属組織、地位や役職
 モーゲーソン伯爵家・当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は息子の教育や将来の付き合いのため、ヴェンデリンを接待狩猟に招待した。
 彼は女性化したエルとヴェンデリンを温かく出迎え、接待を成功させた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 治水分野において強い影響力を持っている。

クレメンツ

彼はモーゲーソン伯爵家の跡取り息子である。
彼は非常に美しい容姿をした少年だ。
彼は女性化したエルに一目惚れした。

・所属組織、地位や役職
 モーゲーソン伯爵家・公子。跡取り。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼はエルの気を惹くため、湿地帯の魔物領域で勝手にポンカメを釣り上げた。
 彼の行動により巨大ポンカメの群れが怒り、一行は大追撃を受けるハプニングを招いた。
 彼はエルが男性に戻ると、今度は自分が女性になろうとベッケンバウアーに薬の製造を迫った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼はのちに熱が冷めたように落ち着き、非常に美しい別の婚約者と無事に結婚した。

動物園・牧場関係

ブルック・ムツ・フォン・ホーフェン

彼はホーフェン子爵家出身の獣医である。
彼はバウマイスター伯爵家の馬を診ている。
彼は人間の友達はいないが動物とはすぐに仲良くなれる。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・獣医。動物園・園長。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼はバウルブルクに熊や狼などの猛獣もいる本格的な動物園を完成させた。
 彼は魔物の領域に逃げ出して巨大化した牛やヤギを再家畜化する計画を提案した。
 彼は生け捕りにした魔物から、心臓近くにある魔石を傷つけずに摘出する手術を行った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼は人間の友達がいないと言いつつ、元の婚約者に加え、ベッケナー男爵の家臣の令嬢とも縁を結び、二人目の妻を得た。

ブルックの弟

ブルックの弟であり、彼と同様に獣医の仕事をしている。
彼は兄をサポートして動物園の管理を担う。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター領・動物園スタッフ。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は動物園の新設工事において、飼育舎の設計や動物たちの搬入作業を手伝った。
 彼は生け捕りにした巨大ヤギや牛たちの魔石取り出し手術を兄の助手としてサポートした。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特に記述はない。

商業・ギルド関係

タケオミ・フジバヤシ

ミズホの忍者名門フジバヤシ家の一族である。
彼はバウマイスター領で副業の店をオープンさせる準備を進めた。

・所属組織、地位や役職
 フジバヤシ乾物店・統括。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼はハルカの結婚祝いや赤ん坊の誕生祝いを携えてバウルブルクを訪れた。
 彼は一族の副業であるお茶や乾物を売る店を開くため、親戚のアキラを責任者として紹介した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 領内でのミズホ産食材の取り扱い窓口として機能する。

アキラ

彼はフジバヤシ家の親戚で、「フジバヤシ乾物店」の店長である。
見た目は可憐な美少女だが、喉仏があり声変わりもしている純然たる男性である。
アキラ本人は屈強なミズホ男子を目指している。

・所属組織、地位や役職
 フジバヤシ乾物店・店長。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は卓越した商才とお茶の試飲、乾物の試食によって男性客を中心に大繁盛を収め、立ち飲み居酒屋などを併設した。
 彼は取引先の鮮魚店の女性デリアと親しくなり、結婚を発表した。
 彼は複数の専門店を一箇所に集めた「総合スーパー」をバウルブルクに立ち上げ、大成功を収めた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼はデリアと結婚して独立し、のちに「フジバヤシ屋」を大陸規模に成長させる。

キャンディー(バルスト)

心は乙女、体は長身で筋肉質な女装男性の元凄腕冒険者である。
彼は王都の洋品店店長だ。
彼はアキラとすぐに意気投合した。

・所属組織、地位や役職
 王都の洋品店・店主。元「暁の夕暮れ」冒険者。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼はエリーゼの洋服を見立て、若い女性に絡むならず者を一瞬で制裁して追い払った。
 彼はアキラを気に入り、フジバヤシ乾物店の仕入れ交渉や料理・接客の研修を手伝った。
 彼は大盛りラーメン店を出すダットマンの開業支援を開始した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼はアキラとともにバウルブルクの店を繁盛させ、領内のレギュラーとして定着する。

ルーカス・ゲッツ・ベッケンバウアー

彼は魔導ギルドの研究員である。
彼は優れた魔道具を開発する技術を持っている。
彼は空気の読めない発言が多い。

・所属組織、地位や役職
 魔導ギルド・研究員。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は予算を稼ぐためのアルバイトとしてお肌のシミを消す魔法薬を調合した。
 彼は代用の材料を使ったことで調合に失敗し、ヴェンデリンらを女性化させた。
 彼は『駆け落ち箱』の仕組みを解説し、水晶玉を用いて内部の様子を投影した。
 彼は小箱を適当にスライド操作している最中に、偶然開錠することに成功した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼は救出後に失言を繰り返したため、エリーゼたちに両頬を叩かれて多数の手形をつけられた。

ベッティの兄

王都で飲食店を経営する料理人である。
彼はヴェンデリンの助言で店を立ち飲み屋に改装し繁盛させていた。
彼は新店舗を妻ローザとともに開業しようとする。

・所属組織、地位や役職
 王都の飲食店・店主。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼はヴェンデリンのヒントをもとに、猪、豚、魔物の骨を煮込んで臭みのないスープを完成させた。
 彼は醤油トンコツラーメンを開発して「らーめん」店を大繁盛させた。
 彼は妹ベッティに仕事を褒められ、涙を流して喜んだ。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼は『麺料理ストリート』の一角として大成功を収める。

ローザ

ベッティの兄の妻である。
彼女は非常に勝気で、店の切り盛りを実質的にリードしている。

・所属組織、地位や役職
 飲食店の共同経営者。ベッティの義姉。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は新店舗の開店に向けて夫を厳しく、かつ愛情深くリードした。
 彼女は夫が開発した新しいラーメンを高く評価し、強気の価格設定や集客プランを実行した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女は麺料理ストリートの開業により、大繁盛店の女将としての地位を確立する。

リサの実家・ブルネン準男爵領関係

リサの父親

リサの父親であり、地方の準男爵である。
彼は娘がバウマイスター伯爵に嫁いだことを大変喜んでいる。

・所属組織、地位や役職
 ブルネン準男爵領・当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は生まれた孫のラウラを抱き、非常に嬉しそうな表情を見せた。
 彼は婿であるヴェンデリンを温かく歓迎し、自慢の酒を振る舞った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特段の記述はない。

リサの母親

リサの母親である。
彼女は娘が良き母親となった姿を見て感動した。

・所属組織、地位や役職
 ブルネン準男爵家・夫人。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女はリサが赤ん坊を丁寧に寝かしつける様子を見て、娘の成長に涙を流した。
 彼女は婿のヴェンデリンに対して、娘のこれまでの奇抜な行動を詫びた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特段の記述はない。

リドル・エクスラー

リサの弟である。
彼はリサの過去の黒歴史をよく知っている。
彼は実家を継ぐ立場にある。

・所属組織、地位や役職
 ブルネン準男爵家・嫡男。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼はバウルブルクを訪れ、姉が母親らしく振る舞う姿に驚きを示した。
 彼はリサがかつて男嫌いであったことや、「真夜中の魔女」と呼ばれていた過去を暴露した。
 彼は激怒した姉によって、魔法で足元を氷漬けにされた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特に記述はない。

ロドネイ

ブルネン準男爵領の跡取り、または近隣領地の跡取り候補である。
彼はかつてリサとお見合いをした経験がある。

・所属組織、地位や役職
 地方領地の跡取り。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼はかつてお見合いの席で、奇抜なメイクをしたまま目の前で酒を飲み干したリサを今でも恐れている。
 彼はそのリサを妻としたヴェンデリンを「勇者」と呼び、深く尊敬した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特に記述はない。

ヘルムート王国(王宮・貴族・軍関係)

クリムト・クリストフ・フォン・アームストロング

彼はヘルムート王国の王宮筆頭魔導師である。
彼は「導師」と呼ばれ、規格外の魔力と肉体打撃を持つ。
彼はエリーゼの大伯父だ。

・所属組織、地位や役職
 ヘルムート王国・王宮筆頭魔導師。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼はヴェンデリンらとともにポンカメ集結地の捜索に同行した。
 彼は『駆け落ち箱』破壊作戦において、魔導機動甲冑の一撃を全力で小箱に叩き込んだ。
 彼は西方海域に魔族艦隊が現れた際、ヴェンデリンとともに従軍を決定した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 王国最高の戦闘力と影響力を持つ魔導師である。

ブランターク・リングスタット

ブライヒレーダー辺境伯家のお抱え魔法使いである。
彼はヴェンデリンの魔法の相談役だ。
彼は経験豊富で、様々な大人の事情に詳しい。

・所属組織、地位や役職
 ブライヒレーダー辺境伯家・筆頭魔法使い。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は家庭教師選抜のトラブルに際し、賢者協会の背景についてヴェンデリンに説明した。
 彼は『駆け落ち箱』破壊作戦に、自身の魔法を用いて参加した。
 彼はベッケンバウアーの暴挙を厳しく叱責した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特に記述はない。

ブライヒレーダー辺境伯

南部を統括する有力大貴族である。
彼はヴェンデリンの後見人のような立場だ。
彼は領地開発の遅れや婚姻問題を心配している。

・所属組織、地位や役職
 ブライヒレーダー辺境伯家・当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は賢者協会を名乗る無能な志願者を排除するためのアドバイスをヴェンデリンに与えた。
 彼は生まれた子供たちの早期婚約決定の会合に参加した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼の跡取り息子が、ヴェンデリンの次女エルザと婚約することが決定した。

ホーエンハイム枢機卿

正教徒派カソリック教会の枢機卿であり、エリーゼの祖父である。
彼は非常に老練な政治家だ。

・所属組織、地位や役職
 カソリック教会・枢機卿。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼はエリーゼの子供の安全を第一に考え、非公開での本洗礼の段取りを整えた。
 彼は総司教選挙への立候補を辞退し、エミリー・ケンプフェルト枢機卿を擁立する裏交渉を成功させた。
 彼はヴェンデリンに男色疑惑が流れた際、魔導通信で厳しく咎めた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 教会の実権を握り、二代にわたって支配する強大な影響力を確立した。

ルックナー財務卿

ヘルムート王国の財務卿である。
彼は利に目敏い人物だ。

・所属組織、地位や役職
 ヘルムート王国・財務卿。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は国王とともにバウルブルクを訪れ、子供たちの婚約会合に同席した。
 彼は自身の親族と、ヴェンデリンの次男カイエンとの婚約を取り決めた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 王国の財政を握る実力者として影響力を持ち続けている。

エドガー軍務卿

ヘルムート王国の軍務卿である。
彼は武闘派の貴族だ。

・所属組織、地位や役職
 ヘルムート王国・軍務卿。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は生まれた子供たちの血統価値を評価し、婚約会合に参加した。
 彼は自身の嫡孫と、ヴェンデリンの四女イレーネとの婚約を決定した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 軍部を束ねる大物として強い発言権を持っている。

アームストロング伯爵

軍部の重鎮であり、導師クリムトの父親または一族の当主である。

・所属組織、地位や役職
 アームストロング伯爵家・当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は生まれた子供たちの価値を認め、アームストロング家との結びつきを求めた。
 彼の親族と、ヴェンデリンの五女ヒルデとの婚約が取り決められた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 武閥貴族として強い発言権を持っている。

ヴァイツ侯爵

ヘルムート王国の大物貴族である。
彼は消息を絶ったリンガイアの捜索に関わっている。

・所属組織、地位や役職
 ヴァイツ侯爵家・当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は自身の親族がリンガイアに乗船していたため、国政会議において早期の捜索を主張した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特に記述はない。

プラッテ伯爵

ヘルムート王国の貴族であり、消息不明となったリンガイアの副長の父親である。
彼は身勝手な性格をしている。

・所属組織、地位や役職
 プラッテ伯爵家・当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は自分の息子の暴走でリンガイアが拿捕されたにもかかわらず、その責任を隠蔽しようとした。
 彼はヴェンデリンに対し、自身の娘を婚姻させることを条件に、捜索を上奏するよう強要した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼の無謀な要求はテレーゼやヴェンデリンによって拒絶され、面目を失った。

探索船『リンガイア』乗員

コムゾフルガ

巨大魔導飛行船リンガイアの艦長である。
彼はかつてアンデッド古代竜から船を守り抜いた実績を持つ。
彼は非常に優れた操船能力を持っている。

・所属組織、地位や役職
 ヘルムート王国空軍・リンガイア艦長。西方調査団・団長。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は巨大な魔導飛行船リンガイアを指揮し、未開の西方海域の調査を行った。
 彼は西方で発見した魔族の国の警備艦と対峙し、拡声器を用いて平和的な予備交渉を試みた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼は副長であるプラッテ伯爵家御曹司の独断による先制攻撃を止められず、接舷戦闘に巻き込まれて消息不明となった。

レオポルド・ベギム

リンガイアの乗員、あるいは魔導通信士である。

・所属組織、地位や役職
 リンガイア乗員。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は魔族の警備艦が出現した際、通信の確保や状況の記録を行った。
 彼は敵艦との平和的な交渉のための記録をとっていた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 リンガイアの拿捕に伴い、消息不明となった。

プラッテ伯爵の御曹司

リンガイアの副長である。
彼は父親に似て身勝手で、手柄に焦っている。
彼は非常に無謀な性格をしている。

・所属組織、地位や役職
 リンガイア副長。プラッテ伯爵家・御曹司。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は魔族の警備艦が平和的な交渉を求めて接舷しようとした際、手柄を焦って勝手に攻撃命令を下した。
 彼の独断先制攻撃により戦闘が勃発し、リンガイアが拿捕される直接の原因を作った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 自らの愚行により船全体を巻き込み、消息不明となった。

ヨーハン・フォン・ヴァイツ

リンガイアの乗員であり、ヴァイツ侯爵の一族である。

・所属組織、地位や役職
 リンガイア乗員。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は西方の海洋調査において、技術者あるいは観測員として任務に従事した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 船の拿捕により消息不明となった。

ラーセン

リンガイアの乗員である。

・所属組織、地位や役職
 リンガイア乗員。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は魔族の警備艦が接近した際、操舵や防御障壁の管理を担当した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 船の拿捕により消息不明となった。

ベッケナー男爵家

ベッケナー男爵

領地内に未開発の魔物領域を抱える弱小貴族である。
彼は領地の経営難と多額の借金に苦しんでいる。

・所属組織、地位や役職
 ベッケナー男爵家・当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼は自身の領地での巨大家畜(魔物化した牛など)の生け捕り計画を許可した。
 彼はヴェンデリンたちから、捕獲した魔物から摘出した大量の魔石を税として譲り受けた。
 彼はこの想定外の臨時収入によって、領地の借金をすべて完済した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 借金地獄から解放され、領地経営を劇的に改善させた。

ベッケナー男爵の家臣の娘

ベッケナー男爵に仕える家臣の娘である。
彼女は非常にしっかりとした気性の持ち主だ。

・所属組織、地位や役職
 ベッケナー男爵家・家臣の娘。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼女は再家畜化計画のために領地を訪れたブルックと知り合った。
 彼女はブルックの誠実な仕事ぶりに惹かれ、彼との婚姻を承諾した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女はブルックの二人目の妻となった。

ゾヌターク共和国

ロルイヌ・ケイオス

西方の魔族の国「ゾヌターク共和国」の警備艦隊、あるいは軍の関係者である。

・所属組織、地位や役職
 ゾヌターク共和国軍・士官。

・物語内での具体的な行動や成果
 彼はリンガイアが平和的に調査を行っているか監視していた。
 彼はリンガイア側から先制攻撃を受けたため、これに対応して船を拿捕した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 西方の不穏な軍事的対峙の中心人物として描かれている。

登場集団

賢者協会(賢者四天王)

王都で「賢者」を自称する無能な名家の子弟たちのグループである。
推薦状なしで強引に家庭教師の職を得ようとする。
基礎的な筆記試験で全員が赤点となり、不合格を突きつけられて去っていった。

警備隊員たち

バウルブルクの警備や、動物園の警備を担当する兵士たちである。
彼らは普段、領内の安全確保やパトロールを行っている。
アキラの店が大繁盛した際には、可憐な姿のアキラに釣られて多くの者が常連客となった。

バウルブルクの住民たち

新興都市バウルブルクに居住する一般の市民たちである。
彼らは領地開発によって急速に発展する街で日々生活している。
アキラが開いた乾物店や総合スーパーに殺到し、領内の経済発展に寄与した。

移民者たち

バウマイスター領に新しくやってきた開拓者や移住者たちである。
彼らは荒れ地の開墾や新しい事業、店舗の経営に従事している。
生まれた子供たちの情操教育のために作られた動物園を大いに楽しんだ。

職人や労働者たち

領内のインフラ整備や建設工事に従事する人々である。
彼らは日々、道路の舗装や住宅の建設、動物園の新設工事などで汗を流している。
彼らの掘削工事中に『駆け落ち箱』が出土した。

冒険者たち

バウルブルクや王都を拠点に活動する荒くれ者や魔法使いの集団である。
彼らは魔物領域の調査や素材の採取、警護依頼などを請け負っている。
バウルブルクに新設された立ち飲み屋や大盛りラーメン店の常連客となった。

ゾヌターク共和国軍

西方の魔族の国「ゾヌターク共和国」の正規軍である。
優れた魔導技術を持ち、高度な警備艦や飛行船を運用している。
リンガイアからの独断攻撃に対し、素早く反撃して船を拿捕し、のちにテラハレス諸島群を占領した。

プラッテ伯爵の息がかかった者たち

プラッテ伯爵の命令に従い、彼の利益のために動く部下や御用商人たちである。
彼らはリンガイアの消息不明事件において、御曹司の責任を隠蔽するために奔走した。
ヴェンデリンに婚姻の取引を成立させるための圧力交渉などを行ったが、失敗に終わった。

八男17巻レビュー
まとめ
八男19巻レビュー

展開まとめ(タイムライン)

第一話:家庭教師選抜と賢者

次期当主となる長男らの教育係を選定するため、膨大な応募書類の精査が始まる。自称賢者たちが推薦状なしで名乗りを上げるが、筆記試験によってその実力不足が暴かれ速やかに退けられる

  • 【次期当主育成に向けた家庭教師公募】 / 【有力貴族の推薦状が並ぶ書類選考】
  • 【推薦状を持たない自称賢者四天王の来訪】 / 【名門貴族の厄介者を隔離する賢者協会】
  • 【教養を測る筆記試験と自称賢者の落選】 / 【領主一族と家臣による模擬試験の実施】

第二話:ポンカメと恋

滋養強壮に珍重されるポンカメの生態調査と魔法薬の調合ミスを契機に、領主らが一時的に女性化する。女性化した護衛に惚れ込む貴族令息の暴走を収めるため、集結地での捕獲と解毒薬の作成に奔走する

  • 【繁殖期によるポンカメの一斉集結現象】 / 【代用素材の調合ミスによる一時的女性化】
  • 【女性化した護衛に求婚する貴族の嫡男】 / 【湿地帯の魔物領域に集まる巨大ポンカメ】
  • 【正常素材の確保と男性への無事な復帰】

第三話:リサと黒歴史

長女の誕生を報告するため訪れた妻の生家で、極度の男性恐怖症を克服する過程で生まれた過去の奇行が明かされる。かつての不名誉な評判を乗り越え、家族との再会を通じて過去の因縁に決着をつける

  • 【長女誕生の報告を兼ねた十五年ぶりの帰郷】 / 【男性恐怖症から始まった真夜中の魔女時代】
  • 【派手な変装と奇行にまつわる黒歴史の暴露】 / 【領主家嫡男との破談の真相と家族の安堵】

第四話:駆け落ち箱と、もしもの二人

工事現場から出土した古代の魔道具により、領主と義姉が理想的な夫婦生活を体験する仮想空間へと閉じ込められる。外部で焦る妻たちが救出を試みる中、箱の仕組みを解き明かして二人は無事に現実へと帰還する

  • 【出土した古代魔道具への不意の吸い込み】 / 【仮想世界で展開される二人だけの領地経営】
  • 【夫婦関係の偏りを危惧する妻たちの救出作戦】 / 【面のスライド操作による偶然の開錠と帰還】

第五話:動物園と牧場

子供たちの情操教育と領内産業の振興を目指し、動物園の開設および魔物化した家畜の再家畜化事業が推進される。専門知識を持つ家臣の活躍により、牛やヤギの大量確保と乳製品の安定供給が実現する

  • 【情操教育と集客を兼ねた動物園の建設構想】 / 【動物との親和性が高い獣医ブルックの抜擢】
  • 【魔物化した牛やヤギの捕獲と再家畜化】 / 【高品質な獣毛の採取と乳製品の試作成功】

第六話:畜産と酪農とエアボッチ疑惑

肥育された家畜肉の試食と調理法の開発が進められ、低温調理や副産物を活かした新たな料理が誕生する。牧場運営を軌道に乗せた担当家臣の人間関係が判明し、孤立を装う噂の真相が明らかになる

  • 【怪力導師が考案した猟奇的デザインの乳母車】 / 【穀物肥育牛と真空パックによる低温調理】
  • 【ホエイを活用した肉の軟化と調理法の確立】 / 【担当家臣の婚約発覚とエアボッチ疑惑の浮上】

第七話:西方動乱の始まり

西方海域の調査に向かった大型飛行船が魔族の国と接触し、副長の暴走による先制攻撃を契機に拿捕される。事態の長期化と主戦派貴族の思惑が交錯する中、魔族艦隊の接近を受けて領主一行に従軍命令が下される

  • 【魔族の国を目指す大型魔導飛行船リンガイア】 / 【副長の独断専行による魔族警備艦への発砲】
  • 【消息を絶った調査船と王国政府内の紛糾】 / 【無人島群を占拠する魔族艦隊と迎撃出頭命令】
  • 【家族を同伴した託児所状態での出撃態勢】

巻末おまけ:メイドたち、SNSもないのに映える飲食店を巡る

護衛の結婚を祝うため、侍女たちが領内の人気飲食店を巡り、低温調理の肉丼や特製スイーツを堪能する。領主が持ち込んだ調理技術や食材が領内で急速に定着し、流行を生み出している様子が描かれる

  • 【特製シロップのかき氷とタピオカ焙じ茶】 / 【豪快に祝い酒を振る舞う導師の突如の来訪】
  • 【護衛の結婚祝いを兼ねた領内の人気店巡り】 / 【低温調理を活用したロースト丼の行列】

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まとめ
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