創約 とある魔術の禁書目録(4)
まとめ
創約 とある魔術の禁書目録(6)
物語の概要
■ 作品概要
本作は、科学と魔術が交差する学園都市の年末を舞台にしたアクションファンタジー「創約」シリーズの第5巻である。
12月29日、上条当麻は残金1580円という深刻な金欠に苦しんでいた。
彼のベッド(毛布)の中に、突然「アリス」と名乗る金髪の少女が現れる。
時を同じくして、前日の「ハンドカフス作戦」を生き残った危険な囚人たちを乗せた装甲列車が、学園都市の商業列車と衝突する大事故を引き起こす。
この事故に乗じて凶悪な囚人たちが一斉に逃亡する。
さらに、学園都市の地下深くで暗躍する「木原端数」の意思が、都市最大の禁忌と絡み合っていた。
上条当麻、病院を抜け出した浜面仕上、風紀委員の白井黒子たちは、まだ取り残された幼い命(リサコ)を救うため、それぞれの「現実」と向き合いながら過酷な戦いへと身を投じていく。
■ 主要キャラクター
- 上条当麻:学園都市の高校生であり、あらゆる不幸を呼び寄せる体質を持つ無能力者(レベル0)である。彼の右手には異能を打ち消す「幻想殺し(イマジンブレイカー)」が備わっている。アリスの都合の良い加護を「それでは本当の解決にならない」と自ら拒んだ。彼は全身傷だらけになりながらも、理不尽な現実に立ち向かっていく。
- アリス(アリス=アナザーバイブル):上条のベッドに突然現れた金髪碧眼 of 少女である。上条を「せんせい」と呼んで慕っている。彼女の正体は、バラバラの理論やこじつけを繋ぎ合わせて都合の良い現実を作り出す強力な魔術の使い手である。その術式は「ライブアドベンチャーズインワンダーランド」と呼ばれる。
- 浜面仕上:集中治療室から脱走した元暗部「アイテム」の少年である。ドレンチャー(偽りの木原)の遺志を受け継いでいる。大切なものを守るためであれば命を惜しまない性格だ。彼は傷だらけの身体で、リサコを救うために地下深くへ駆けつけた。
- 白井黒子:常盤台中学1年生の風紀委員である。アリスの捜索や負傷した運転士の救出に奔走した。鉄装に脅迫された楽丘のどかの即席武器によって圧倒されてしまう。彼女は高架から投げ落とされるも、上条に救い出された。
- 花露妖宴:『ハンドカフス』を生き残った「媒介者」と呼ばれる少女である。薬品やフェロモンを用いて都市の害虫や害獣を自在に操る。上条に助けられたことで借りを返すために協力する。彼女は戻ってきた双子の過愛とともに、再び強大な力を発揮した。
- 鉄装綴里:かつてはおどおどした性格であった警備員(アンチスキル)の女性だ。ハンドカフス事件の絶望を経て、冷酷な「ネゴシエーター」へと覚醒した。犯罪者を取引で手なずけ、より強い悪を排除するための駒として消費する方針を掲げている。楽丘のどかを卑劣な手段で脅迫して使役し、最後は黄泉川愛穂に敗北した。
- 楽丘のどか:楽丘豊富の妹であり、エプロン姿の家庭的な女性である。鉄装に家族の安全を盾に脅迫されている。身近な物を即座に殺傷力の高い武器へとクラフトする特殊な技術を備える。その能力で、一時的に白井黒子を追い詰めた。
- 木原端数:人工幽霊を参考に自らの意思を復元した老研究者である。学園都市最大の禁忌を掌握しようと企んでいた。地球規模の電磁エネルギーと自らを接続する計画を立てる。その時間稼ぎとして、リサコを利用しようとしていた。
- リサコ:かつてドレンチャーやフリルサンド#Gに守られていた、戸籍を持たない置き去りの子供である。木原端数に利用されていた。彼女が求めていたのは、周囲を傷つける力ではなく、みんなを笑って励ませる優しい力であった。
- ソダテ:リサコと同じくドレンチャーに守られていた置き去りの子供だ。彼は浜面仕上とともに、リサコを助け出すために地下へ向かった。弱さを乗り越えて戦う覚悟を決める。
- レディバード:一度は機能を停止した人型のアンドロイドである。メルザベスがロジスティクスホーネットの光ニューロコンピュータ「シークレット」と接続させた。人間の脳を消費しない完全な存在として覚醒する。彼女は自らの意志で人を守ることを選び、木原端数を圧倒した。
- 一方通行(アクセラレータ):学園都市第1位の超能力者(レベル5)である。第一〇学区の特殊刑務所に自首して収監されている。拘置所から新統括理事長としての権限を行使している。彼は上条へ、まだ助けられていないリサコの救出を指示した。
- アンナ=シュプレンゲル:巨大IT企業「R&Cオカルティクス」のCEOを務めていた超越的な魔術師である。アリスを元の拠点である豪華客船へ連れ帰った。アレイスターからの反撃の標的に位置する。
■ 物語の特徴
- 都合の良い加護(イージー)から、シビアな「現実(ハード)」への反転: 物語の前半は、アリスの加護によって「大事故でも無傷であり、偶然が味方し、ドレンチャーが奇跡的に蘇る」というご都合主義のハッピーエンドが展開する。しかし上条がその加護を拒否した後半からは状況が一変する。ジャングルジムの破片が全身を貫く重傷、止まらない出血、死者は二度と蘇らないという、極めて過酷な本来の「現実」が牙を剥く構成の二重性が、本作の際立った特徴である。
- 壊れた警備員「鉄装綴里」が放つ歪んだ管理正義: かつて気弱であった鉄装綴里が、ハンドカフスの悲惨な現場を経て「アンチスキル=ネゴシエーター」へと変貌している。彼女は加害者の家族を脅迫し、舌を引き抜く装置を仕掛けてまで自らの駒として使い捨てる。かつての味方が冷酷な支配者として立ち塞がる、学園都市の新たな心の闇が描かれている。
- 死者たちの高潔な意志(バトン)を継ぐ、泥臭き生存者たちの闘争: すでに死亡して消えてしまったドレンチャーやヴィヴァーナといった「悪党」たちの、誰かを守ろうとした高潔な想いが描かれる。その想いは、上条や浜面、ソダテ、レディバードといった生き残った者たちの胸に、魂のバトンとして引き継がれていく。彼らが傷だらけになりながら、最後の一人であるリサコを救うために立ち上がる姿が泥臭くエモーショナルに描かれている。
書籍情報
創約 とある魔術の禁書目録(5)
(A Certain Magical Index)
著者:鎌池 和馬 氏
イラスト:はいむらきよたか 氏
出版社:株式会社KADOKAWA(電撃文庫)
発売日:2021年12月10日
ISBN:9784049141351
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
あらすじ・内容
「どなたでしょう……?」「少女はアリスですっ。せんせいが好きなのです」
冬休み、年末の学園都市。
ある朝、上条当麻が目を覚ますと何故か同じ毛布にアリスという謎の金髪少女が!? しかし、この状況に振り回されていはいられない! 『ハンドカフス』で壊滅した『暗部』、その生き残りを乗せた装甲列車が衝突事故を起こし、凶悪な囚人達が外に逃げ出したのだ。
激化する戦闘、露わになる『暗部』の恐怖。しかし何も知らない上条達がとっさに手を差し伸べたのは、よりにもよって滅法凶悪な花露妖宴で?
上条と共闘することになった『暗部』は、少しだけ何かが違う。お人好しバカ上条当麻(謎の少女アリス付き)と極限の闇が交差する時、物語は始まる――!
感想
冒頭から上条当麻は、いつも以上に金がない。
残金1580円。しかもATMは年始まで停止中。
ただでさえインデックスとオティヌスを抱えているのに、朝起きたら見知らぬ金髪少女アリスまで増えている。
いや、この状況で扶養家族を増やしている場合じゃないだろ。
食パンはインデックスに食べられ、アリスは勝手に買い食いをする。必死に計算して買った食材も、最終的には囚人護送列車の事故でほぼ全滅。
序盤はそんな上条さんの年末金欠サバイバルを微笑ましく読んでいた。
ところが、そこへ前巻の《ハンドカフス》が追いついてくる。
結局また地獄じゃないか。
残金1580円なのに、新しい扶養家族が増える上条さん
今回かなり好きだったのが、序盤の金欠生活である。
ATMが動く一月四日まで、上条、インデックス、オティヌスたちがどうやって生き延びるか。
その状況だけでも厳しいのに、アリスが何の前触れもなく現れる。
しかもアリスには金銭感覚がほとんどない。
上条が必死に食費を計算している横で買い食いし、スーパーでは勝手に菓子を開封する。
残金がどんどん減っていく。
超常現象より恐ろしい。
それでも上条は、正体不明だからとアリスを放り出せない。夜の街へ子供を一人で出すわけにはいかないと、結局面倒を見る。
こういうところは相変わらず上条当麻だなと思う。
そして最後の金で買った食材まで列車事故で吹き飛ばされた直後、高額の懸賞金が設定された脱走犯の話を聞く。
花露妖宴で3億円。ベニゾメでも1億5000万円。
そりゃ上条さんも食いつく。
ただ、ここでどうでもいいことが気になった。
賞金をもらえても、ATMが動くのは年明けでは?
直接逮捕なら懸賞金全額を公費から支払う制度だとは説明されているが、作中のこの時点では支払い方法までは分からない。
「捕まえました。では後日振り込みます」
だったら上条さん死ぬぞ。
小切手とか手形を渡されたら笑ってしまったと思う。
3億円の権利を持ちながら、今日の夕飯が買えない上条当麻。
あまりにも彼らしい。
ハンドカフスの後始末が、想像以上に重かった
そんな金欠コメディから一転して、囚人護送列車《オーバーハンティング》が事故を起こし、《ハンドカフス》を生き延びた囚人たちが脱走する。
ここから前巻の後始末が本格的に始まる。
花露妖宴、楽丘豊富、ベニゾメ=ゼリーフィッシュ。
さらに人工幽霊フリルサンド#G、鉄装綴里、木原端数、リサコまで絡んでくる。
前巻で終わったと思っていた事件が、実は全然終わっていなかった。
特に印象に残ったのは、上条が犯罪者だからという理由だけで相手を切り捨てないところである。
花露妖宴も本来なら危険な脱走犯だ。
それでも彼女の技術が誰かを助けられる可能性があると分かれば、上条はそこを拾う。
そして最終的には、《ハンドカフス》で死や破壊に使われた技術まで組み合わせて、誰かを救う方向へ持っていこうとする。
前巻の惨事をなかったことにはできない。
死んだ人も戻らない。
それでも残ったものを使って、今いる人間を助けることはできる。
この辺りはかなり『とある』らしいと思った。
アリスの能力、これ何でもありじゃないか?
そして今回一番気になったのがアリスである。
途中までは、上条に異様に懐いている変わった少女くらいに見える。
ところが正体が見えてくると、とんでもない。
本来はつながらない理論と理論の間に新しい道筋を作り、都合の良い結果を現実として成立させてしまう。
死人の蘇生すら可能。
……これ、何でもありじゃないか?
上条が都合よく助かる。
必要な人間が必要な場所に現れる。
偶然が全部うまくつながる。
不幸体質の上条本人が「さすがにおかしくないか?」と気づくのも面白かった。
だが上条は、その力を拒絶する。
幸せな結末を作ってもらえるとしても、それでは本当の決着にならない。
ここが上条当麻らしい。
苦しい現実より楽な偽物を選ばない。
死人を簡単に蘇らせてもらうのではなく、今ここにいる人間が自分で選んで前へ進む方を取る。
その結果、自分自身がズタボロになるのもいつものことである。
もう少し自分を大切にしてくれ。
アリスが上条を肯定したことで、敵側まで揺らぎ始めた
最後に面白かったのは、アリスがアンナ=シュプレンゲルについて行った後である。
アリスは上条のもとを離れる。
一見すると敵側へ戻ったようにも見える。
ところが、以前と同じ状態には戻らない。
超越者たちはアリスの力を利用して何かを進めようとしていたのに、当のアリスが「せんせいが喜ばない」という理由で計画を拒否してしまう。
これが面白い。
上条はアリスを力で倒したわけではない。
説得して仲間にしたわけでもない。
ただ自分のやり方を貫いただけなのに、その生き方をアリスが気に入ってしまった。
結果として、相手側の中心にいる規格外の存在が上条の価値観を肯定し始めている。
アラディアたちからすれば、たまったものではない。
しかもアリスの能力を考えると、この少女一人の気分で計画そのものが吹き飛びかねない。
敵なのか味方なのかすら、まだよく分からない。
それでも「上条当麻を面白いと思っている」という一点だけで、今後の勢力図がかなり変わりそうである。
金欠で始まり、懸賞金を追い、《ハンドカフス》の後始末をして、最後には超越者たちの計画まで狂わせる。
相変わらず上条さん、一日の密度がおかしい。
そして何より、アリスという「何でもあり」に近い存在が、上条当麻の何を見て、これからどう動くのか。
そこが一気に気になる巻であった。
最後までお読み頂きありがとうございます。
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
創約 とある魔術の禁書目録(4)
まとめ
創約 とある魔術の禁書目録(6)
考察・解説
上条当麻の金欠
上条当麻の金欠問題とサバイバル劇
『とある魔術の禁書目録』シリーズにおける上条当麻の金欠問題について、年末年始の極限サバイバル、食生活と貧乏技術、長ネギと120円転売の悲劇、および独自の金欠哲学の各点から解説する。
年末年始の極限サバイバル
12月29日の朝の時点で、上条の財布の残金は1,580円であった。
・年末年始のため銀行のATMが1月4日まで完全に停止しており、手元の現金以外を頼ることができない状況に陥った。
・このわずかな資金で、大食らいのインデックス、15センチの魔神オティヌス、居候の三毛猫を養わなければならなかった。
・さらに、突如ベッドに現れた謎の少女アリスという新たな居候まで加わり、上条の家計は得体の知れない蛇に足を噛まれるのと同じくらいの生命の危機に直面した。
・最後の食料として残していた食パン6切れは、インデックスによって夜中に完食されていた。
食生活と貧乏技術
上条の金欠時の食生活は極めてシビアである。
・キャベツの芯、パセリの付け合わせ、ニンジンや大根の皮を当然のように食材として活用している。
・時には、貴重な贅沢品である魚の頭をめぐって、オティヌスやインデックスとジャンケンで争奪戦を繰り広げるほどである。
・本当に金欠を極めた際には、卵の殻をたくさん集めてミキサーで粉々にすれば食えるのではないかという極端な選択肢さえ脳裏に浮かべている。
・そのままでは硬くて苦くて食えない食材を、圧力鍋で柔らかくし、片栗粉でトロみをつけ、激安シロップやカレー粉などの調味料で味を絡めて美味しく食べるサバイバル技術を身につけている。
・外食時にもその貧乏性は徹底されており、病院のレストランに入った際も、単品1,000円以上の品は目に見えない仕様になっている。
・クリスマス(イヴ)のごちそうとしてからあげ定食を選んだ際には、ニワトリを揚げたら完成なのだからコスパ的にからあげ定食しかないと主張し、骨付きチキンに対しては食べられない骨のために無駄にお値段を吊り上げられては困ると熱弁を振るっている。
長ネギと「120円転売」の悲劇
12月29日、上条はアリスを伴って移動式商業列車「デリバリーゴーラウンド」に食料の買い出しへ向かった。
・1月4日まで生き延びるため、鶏肉や安い野菜を厳選して計算していたが、アリスが店内で勝手にお菓子を開封したため予算をオーバーしてしまう。
・その結果、何にでも使える万能野菜である長ネギを泣く泣く諦めて棚に戻すことになり、所持金は29円となった。
・その後、財布に挟まっていたTATUYAのポイントカードの1,705ポイントを使い、DVDを購入して別のショップで転売して現金化しようとしたが、買い取り額はわずか120円と査定され、上条はレジの前で生ゴミのように膝から崩れ落ちた。
・さらに、デリバリーゴーラウンド内での列車衝突事故に巻き込まれた際、最後の財産で買った鶏肉、一パック90円の卵、ホンビノス貝、大根などの食材が全て無残に砕け散って床にへばりつき全滅した。
・最終的な財布の中身は、事故からアリスを逃がすための諸経費なども含めて総額49円となり、12月29日にして食料ゼロの絶望的なサバイバルに突入することとなった。
独自の「金欠哲学」
上条は自身の貧困について、金欠っていうのはつくづく選択肢の幅を狭めてくれると心の中で泣いており、コンビニやスーパーの宅配サービスといったブルジョワなものはハナから活用できない。
・同じく貧乏メシを食べるライバルである上里翔流と学食でかつおぶしご飯を競った際には、他人から譲り受けたお新香やキャベツ、他人のめんつゆの残りを駆使してどんぶりを豊かにした。
・目先の材料だけで上限を決めてしまうのがお前の欠点だ、もっと広くねじくれた目で世界を眺めることだな、と貧乏の格の違いを勝ち誇るなど、独自の奇妙な金欠哲学を持っている。
まとめ
上条当麻の金欠問題とサバイバル劇を巡る一連の全貌は、年末年始のATM停止と所持金1,580円からのスタート、食材の皮や芯まで活かす徹底した調理技術、デリバリーゴーラウンドでの転売失敗と食材全滅による残金49円への転落、そして極限状態における独自の貧乏哲学に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
不幸体質や突発的な出費という不条理な檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を自らの選択と確固たる意志によって完璧に確立しようとした、家計の危機に対する創意工夫と不屈の生活力の記録である。
資金難の発生から、貧乏技術の行使、予期せぬアクシデント、そして極限下の生活哲学獲得へと繋がったプロセスは、どれほど不条理な事態の混迷や過酷な環境の激変によって状況が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
少女アリスの出現
少女アリスの出現と現実世界の反転
『創約 とある魔術の禁書目録(5)』において、学園都市の冬休みに突如として巻き起こった最大のイレギュラーである少女アリス(アリス=アナザーバイブル)の出現について、悲惨な金欠サバイバル中の出現、世界のバグとしての術式、都合の良い夢の拒絶と怪物としての真の姿、出現の背景、および別れと新たな火種の各点から解説する。
悲惨な「金欠サバイバル」の最中に訪れた唐突な出現
12月29日の朝、上条当麻が目を覚ますと、同じ毛布の中に突然、見知らぬ金髪碧眼の12歳ほどの少女が乗っかっていた。
・少女はアリスと名乗り、初対面であるはずの上条を「せんせい」と呼んで盲目的なまでの親愛を寄せてきた。
・ただでさえ財布の残金が1,580円しかなく、ATMも年始まで完全に停止している極限状態の上条にとって、大食らいの居候たちに加えて増えたこの謎のゲストは、まさに家計の死活問題となった。
・アリスは買い出しに同行しては勝手にお菓子を開封して上条に長ネギを諦めさせ、福引ではおざなりな特賞を引き当てるなど、上条のなけなしの生活を強烈にかき乱す存在として日常へ出現した。
出現に伴う「世界のバグ」:『ライブアドベンチャーズインワンダーランド』
アリスが上条の前に現れてから、世界ではあまりにも都合が良すぎる幸運が連発するようになる。
・列車同士の正面衝突事故に巻き込まれながら、上条の身体にはほとんど傷がない状態が保たれた。
・襲い来る人工幽霊フリルサンド#Gの猛攻に対し、アリスのエプロンの裏からピンク色のクリケットバットが飛び出して電撃を完全に防いだ。
・ハンドカフス作戦で命を落としたはずのドレンチャーやヴィヴァーナといった面々が一時的に蘇り、望み通りのハッピーエンドが形成されていった。
・この世界の違和感の正体こそが、アリスの持つ世界を書き換える魔術「ライブアドベンチャーズインワンダーランド」であった。
・彼女の力は、本来繋がりのないバラバラの理論の間に勝手に創作の架け橋を渡し、それを100%確実な新しい物理法則や現実として世界に定着させてしまう奇跡である。
・アリスは上条に懐き、せんせいに喜んでほしいという無邪気な一念から、上条の脳内や心の中を覗き見て、彼にとって最も都合の良いハッピーエンドのおとぎ話を現実として出現させていた。
「都合の良い夢」の拒絶と、怪物としての真の姿
しかし、上条当麻はこのアリスの都合の良い加護を、それでは本当の意味での決着なんか永遠につけられないと真っ向から拒絶した。
・他人の死や悲劇を、アリスの魔術という都合の良い土砂で埋め立ててハッピーエンドに偽装したところで、それはまやかしに過ぎないからである。
・アリスは寂しげに微笑みながらも、自分の万能の術式を拒絶しながらなお泥臭く誰かを救おうとする上条の姿に深い興味を示し、ブリッジの連結停止を受け入れた。
・加護が失われた瞬間、アリスの可憐なお人形ドレスは引き裂かれ、その下から禍々しい赤と黒のベルトや、死を具現化する処刑人といった、この世のものとは思えない禍々しい超越的な神威の片鱗が露出した。
・そして、おとぎ話の世界から引き剥がされた上条は、全身にジャングルジムの破片が突き刺さる瀕死の重傷、止まらない大出血、そして一度死んだ人間は二度と蘇らないという、極めてシビアで容赦のない本来の現実の戦場へと放り出されることとなった。
なぜアリスは上条のもとに出現したのか
アリスの正体は、あらゆる魔術サイドの既存分類を嘲笑う、魔術結社「薔薇十字」の頂点に君臨する絶対的な超越者(アリス=アナザーバイブル)である。
・同じ結社のアンナ=シュプレンゲルやアラディアといった強大な魔術師たちですら、アリスの機嫌を損ねることだけは絶対に避けるよう畏怖し、その力には絶対に勝てないと断言するほどの気まぐれで凶暴な怪物であった。
・そんな世界崩壊の引き金そのものと言える少女が、学園都市の狭いアパートに出現した背景には、アリスの面倒を見ることに心底退屈していたアンナ=シュプレンゲルが、熱帯雨林の豪華客船で退屈していたアリスに対し、おとぎ話を読み聞かせるようにして上条当麻という理不尽に抗い続ける愚かな男の話を吹き込んでいたという経緯があった。
・アリスはアンナの語るお話に強く興味を抱き、自らの意志で学園都市へと出向き、上条のベッドを強襲した。
別れと、新たな世界規模の火種
事件解決後、アリスはアンナによって元の豪華客船へと連れ戻されてしまう。
・しかし、アリスの関心は完全にせんせい(上条)へと固定されてしまった。
・結社の魔術師たちが期待していた計画を、アリスはせんせいが喜ばないからという理由だけであっさりとゴミ箱に放り捨て、アラディアたちを驚愕と焦燥に突き落とした。
・一方で上条もまた、自分たちを救うために力を振るってくれたアリスをただの危険な超越者として突き放すことはしなかった。
・体が動かないほどの重傷を負いながらも、アンナの腕に引かれて暗闇へと消えていくアリスの背中に向かって、上条は強く誓った。
・お前の居場所がそこしかないと言うなら、そんな幻想は俺が必ずぶっ殺して引きずり上げてやる、と言い放った。
まとめ
少女アリスの出現と現実世界の反転を巡る一連の全貌は、極限の金欠サバイバル中における突然の同居開始から始まり、現実を好都合に書き換える術式ライブアドベンチャーズインワンダーランドの発動、上条当麻による偽りのハッピーエンドの拒絶と真の神威の露呈、アンナ=シュプレンゲルの吹き込みによる学園都市降臨の背景、そして上条による奪還の誓いと世界の勢力図の激変に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
偽りの奇跡や不条理な宿命という不条理な檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を自らの選択と確固たる意志によって完璧に確立しようとした、偽りのハッピーエンドの拒絶と過酷な現実への不屈の挑戦の記録である。
突如たる出現から、都合の良いバグ、現実への復帰、背景の解明、そして不退転の誓いへと繋がったプロセスは、どれほど不条理な事態の混迷や過酷な環境の激変によって状況が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
囚人護送列車の衝突
護送列車「オーバーハンティング」衝突事件の全貌と裏に潜む陰謀
『創約 とある魔術の禁書目録(5)』において、学園都市の冬休みを一変させた大事件である囚人護送列車「オーバーハンティング」の衝突について、護送列車の異常な設計、商業列車「デリバリーゴーラウンド」との正面衝突、および衝突事故の裏に潜む真の黒幕の各点から解説する。
護送列車「オーバーハンティング」の異常な設計
衝突を起こした「オーバーハンティング」は、前日のハンドカフス作戦を生き延びた極悪な暗部の囚人(花露妖宴、楽丘豊富、ベニゾメ=ゼリーフィッシュ)を、第一〇学区の特殊犯罪者社会人矯正刑務所へ移送するための特別な装甲列車であった。
・自滅前提の超重装甲:側面で平均200ミリ、先頭部分で800ミリを超えるシェルター並みの装甲に加え、対空・対地兵器まで備えていた。
・停止しない運行ルール:途中でレールを外されても最高速度で突っ走る行為をやめないという、襲撃者に囚人を奪われるなら乗員ごと全滅させることを前提とした自滅戦術の運行が敷かれていた。
商業列車「デリバリーゴーラウンド」との正面衝突
12月29日の夕方、第七学区南部の駅構内にて事件が発生した。
・停車中だった移動式の大型商業列車「デリバリーゴーラウンド」に向けて、同じ線路上を最高速度で暴走してきたオーバーハンティングが正面衝突を遂げた。
・凄まじい衝撃とジェイルブレイクの始まり:衝突によってデリバリーゴーラウンドの先頭車両は空き缶のようにひしゃげ、高架ホームの床が崩落して下のコンコースへ溶けて崩れ落ちるなど、駅全体がパニックに陥った。
・この混乱に乗じて、重装甲の中で生き残っていた凶悪な囚人たちの脱走(ジェイルブレイク)が開始されることとなった。
衝突事故の裏に潜む「真の黒幕」
当初は、高圧電流を操る人工幽霊フリルサンド#Gが列車の電磁ブレーキなどの安全装置に干渉して事故を起こしたのではないかと疑われていた。しかし、上条当麻がアリスの都合の良い加護を拒絶した後に、過酷な現実の中で調査を重ねた結果、別の真実が浮上した。
・ATS(自動列車停止装置)の意図的な細工:レールとレールの間にある白くて四角いATSのボックスがハンマーで破壊され、内部のコードが巧妙に繋ぎ替えられていた。これは電気の塊であるフリルサンド#Gによるものではなく、人間の手による緻密な工作であった。
・鉄装綴里(ネゴシエーター)の陰謀:事故を仕組んだ本当の黒幕は、かつておどおどしていたが、ハンドカフス事件の地獄を経て冷酷に変貌した警備員の鉄装綴里であった。
・彼女は裁判所の甘い決定に納得せず、自らの手で暗部を一掃するために、あえて囚人護送列車を脱線・衝突させて囚人たちを逃がし、その後の混乱の中で彼らを自らの交渉の駒として取り込み、最終的に全員を使い捨てて自滅・全滅させるという狂気に満ちた計画を実行していたのである。
まとめ
護送列車「オーバーハンティング」衝突事件の全貌と裏に潜む陰謀を巡る一連の全貌は、自滅をも辞さない超重装甲列車の異常な設計から始まり、デリバリーゴーラウンドへの正面衝突と囚人たちの脱走、ATSへの人間による意図的な細工の判明、そして警備員・鉄装綴里による暗部一掃を狙った冷酷な裏工作に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
正義の破綻やシステムの不条理という不条理な檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を自らの選択と確固たる意志によって完璧に確立しようとした、警備員の狂気と泥臭い抵抗の記録である。
事故の発生から、脱走の混乱、細工の痕跡特定、真の黒幕の露呈、そして各陣営の死闘へと繋がったプロセスは、どれほど不条理な事態の混迷や過酷な環境の激変によって状況が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
逃亡犯の懸賞金
逃亡犯の懸賞金制度と逃亡犯の全貌
『創約 とある魔術の禁書目録(5)』において、学園都市の闇の一掃作戦「ハンドカフス」の生き残りである凶悪犯たちが脱走した際、彼らの身柄確保のために設定された逃亡犯の懸賞金について、懸賞金制度のルールと特徴、対象となる3人の逃亡犯と懸賞金の詳細、および上条当麻を突き動かしたモチベーションの各点から解説する。
懸賞金制度のルールと特徴
この懸賞金制度は、学園都市の治安維持機関が民間のフリーランスや協力者と連携して迅速に事態を収拾するために試行した、新たな民間協力制度の一環として導入された。
・直接逮捕の場合は全額、逮捕の決め手となる情報提供の場合は提示額の1割が支払われる。
・支払われる報酬は、公費から差し引かれる非課税扱いである。
・状況に応じて、さらなる報酬の上積み(増額)も検討される余地があった。
対象となる3人の逃亡犯と懸賞金の詳細
事故を起こした囚人護送列車「オーバーハンティング」から脱走した3名の容疑者には、それぞれの危険度や犯罪の特異性に応じて、巨額の懸賞金が設定された。
・花露妖宴(懸賞金:3億円):通称は『媒介者』。フェロモンや蜜などの入った試験管の液体を操り、学園都市内に無数に存在する害虫や害獣を完全に支配下に置く。これらに有害物質や微生物を載せてターゲットに拡散させるエキスパートである。直接的な戦闘のみならず、他の犯罪者から依頼を受けて死体や証拠品を痕跡すら残さず完璧に消去する隠蔽行為にも深く関与していた。双子の姉である『分解者』過愛の技術とも併せ、事件の完全な立証を阻んできた最凶の悪女であり、3人の中で最も高い金額が設定されている。
・ベニゾメ=ゼリーフィッシュ(懸賞金:1億5000万円):スクープ専門のフリーパパラッチにして、超一流の狙撃手である。カメラのフラッシュや赤外線投光器などの撮影機材と、スナイパーライフルを組み合わせた独自の視覚ハッキング戦術を操る。金や話題性のために遠方から平然と人を銃撃して現場を大混乱に陥れ、その悲劇的な瞬間を激写することに命を懸けるモラルハザードの権化である。通常の銃撃戦で制圧しようとすると、光源の攪乱や特殊な照準補整によって手痛い反撃を受けるため、極めて厄介な相手とされる。
・楽丘豊富(懸賞金:8000万円):現役の警備員(アンチスキル)でありながら犯罪に手を染めた、特別背任・瀆職罪の有罪囚である。警備員アグレッサー(仮想敵部隊)に所属し、消化酵素で自らの筋肉量を疑似的に倍加させる筋フィラメント操作技術を全身に適用している。その推定筋力は重量挙げ換算で70トンを超え、素手で装甲車の側面を粘土のように毟り取ることが可能である。警備員になる以前から、複数の殺人と完璧な死体隠蔽に関与していた疑いがある。
上条当麻を突き動かした「3億円の輝き」
この未曾有の懸賞金公示は、列車事故の被害によって極限状態にまで追い詰められていた上条当麻にとっての唯一の希望となった。
・上条は、年末年始を乗り切るためのなけなしの所持金で購入した水炊き用の鶏肉、90円の卵、ホンビノス貝などの貴重な食材を、この列車衝突事故によってすべて粉々に砕かれ失っていた。
・財布の残金はわずか49円。銀行のATMは動かない。この絶望のなかで白井黒子の通信から高額懸賞金の存在を耳にした上条は、凄まじい怒りと執念を燃やし、脱走犯をぶっ倒して鶏肉と長ネギで家を建ててやる、と息巻いて、傷だらけの体で再び戦場へと立ち上がったのである。
まとめ
逃亡犯の懸賞金制度と逃亡犯の全貌を巡る一連の全貌は、非課税や情報提供枠を含む制度ルールの設定から始まり、花露妖宴、ベニゾメ=ゼリーフィッシュ、楽丘豊富という各容疑者の脅威度に応じた金額設定、そして全財産を失った上条当麻による懸賞金獲得への執念と追撃の開始に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
極限状態の困窮や理不尽なアクシデントという不条理な檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を自らの選択と確固たる意志によって完璧に確立しようとした、制度の運用と生活を賭けた泥臭い抵抗の記録である。
事故の勃発から、懸賞金の公示、危険人物の特定、上条の奮起、そして逃亡犯への追跡へと繋がったプロセスは、どれほど不条理な事態の混迷や過酷な環境の激変によって状況が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
人工幽霊の救済
人工幽霊フリルサンド#Gの救済の全貌
『創約 とある魔術の禁書目録(5)』において、学園都市の年末に発生した事件の核心であり、最もエモーショナルに描かれたテーマの一つである人工幽霊フリルサンド#Gの救済について、暴走の理由と抱えた未練、アリスの加護下で描かれたご都合主義の救済、および現実世界における本質的な想いの救済の各点から解説する。
暴走の理由:フリルサンド#Gが抱えた「悲しい未練」
フリルサンド#Gは、学園都市の暗部に消費される子供たち(置き去り)を救うため、自ら「木原」を偽って戦った青年ドレンチャー=木原=レパトリによって生み出された人工幽霊である。
・彼女の暴走の理由は、利害や悪意ではなく、ドレンチャーを失った絶望と、彼の存在が風化することへの恐怖であった。
・ドレンチャーは子供たちを逃がすための囮となって命を落としたが、学園都市の闇はその高貴な死を隠蔽し、なかったことにしようとした。
・フリルサンド#Gは、彼の生きた証や優しい想いが忘れ去られることに耐えられず、ハンドカフス生存者たちを無差別に襲い続けることで、戦うことでしか彼との繋がりを繋ぎ止められないという悲しい未練の檻に囚われていた。
アリスの加護下で描かれた「ご都合主義の救済」
上条当麻は、暗部の一掃作戦で散らばった死と破壊の技術を組み替えて、人を救うためのパズル(技術の組み替え)を閃いた。
・人格の再現:フリルサンド#Gのラボに残された残留物から、ドレンチャーの心理傾向・人格データを再現する。
・肉体の付与:回収した顔のない人型アンドロイドの素体(レディバードのガワ)を器として用意する。
・技術の橋渡し:花露妖宴の生物化学技術でアースを作り、フリルサンド#Gの莫大な電気出力を大地に逃がして、アンドロイドの電子基板が焼き切れるのを防ぎながら定着させる。
・この上条のパズルにアリスの魔術(都合の良い現実を定着させる『ライブアドベンチャーズインワンダーランド』)が介入したことで、死んだはずのドレンチャーがアンドロイドとして蘇るという奇跡が起きた。
・ドレンチャーはフリルサンド#Gの攻撃を片手で弾いて優しく抱きしめ、彼女は子供のように泣きじゃくりながら彼の胸に飛び込んだ。
・これは一見、非の打ち所がないハッピーエンドの救済であった。
現実世界における「本質的な想いの救済」
しかし、上条当麻はこのアリスの都合の良い奇跡を、それでは本当の意味での決着なんか永遠につけられないと真っ向から拒絶した。アリスの加護が切れた瞬間、世界は死者は二度と蘇らない、命にコンティニューはないという、シビアで血生臭い本来の現実(ハードモード)へと引き戻された。
・現実世界に戻ったフリルサンド#Gを救ったのは、偽りの肉体の再会ではなく、ドレンチャーの遺志(バトン)が、生き残った者たちに正しく受け継がれたことであった。
・地下深くのカキキエ隧道において、ドレンチャーが命を懸けて守ろうとした最後の少女リサコが、再び悪意の手によって消費されようとした時、傷だらけの浜面仕上、置き去りの少年ソダテ、そしてアンドロイドのレディバードが立ち上がった。
・彼らは、死者を無理に蘇らせる奇跡に縋るのではなく、ドレンチャーが遺した理由があるから守るんじゃない(助けたいから助ける)という高潔な魂のバトンをその胸に引き継ぎ、命懸けでリサコを救い出した。
・その人間らしい想いの繋がりと、自分たちが必死に守ろうとした光(子供たち)が現実の泥の中で気高く輝いている姿を遠巻きに見届けて、フリルサンド#Gは自分たちの生きた証が、そしてドレンチャーの想いが完全に報われたことを確信した。
・彼女は最後に上条たちと一言も交わすことなく、ただ静かに、安らかな眠りにつくように虚空へと消えていった。
まとめ
人工幽霊フリルサンド#Gの救済を巡る一連の全貌は、ドレンチャーを失った未練と存在風化への恐怖による暴走から始まり、アリスの『ライブアドベンチャーズインワンダーランド』による偽りの再会劇、上条当麻による都合の良い奇跡の拒絶と現実への復帰、そしてドレンチャーの遺志の継承を確信した上での安らかな消滅に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
死や忘却という不条理な檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を自らの選択と確固たる意志によって完璧に確立するに至る、想いの継承と魂の救済の記録である。狂乱の襲撃から、技術のパズル、偽りの救済、過酷な現実でのバトンリレー、そして魂の解脱へと繋がったプロセスは、どれほど不条理な事態の混迷や過酷な環境の激変によって状況が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
アンナの反撃開始
アンナ=シュプレンゲルの本格介入と世界への攻撃
『とある魔術の禁書目録』シリーズ、特に『新約』の最終盤から『創約』の幕開けにかけて、世界を自らの退屈しのぎのゲームとして塗り替え始めた伝説の魔術師アンナ=シュプレンゲルについて、因縁の復活、上条当麻への死の接吻、学園都市最高峰への蹂躙、および科学の秩序を食い破る魔術の自由の各点から解説する。
因縁の復活:『新約22リバース』処刑塔での覚醒と宣戦布告
アンナの本格介入の真の始発点は、コロンゾンとの決戦が終結した直後のロンドン処刑塔にある。
・偽物の粛清と肉体の再構成:長年アンナ=シュプレンゲルの名を騙って世界の魔術結社を裏から翻弄していたのは、詐欺師マダム・ホロスであった。瀕死のアレイスターの前に現れたホロスに対し、突如として聖守護天使エイワスが背後から手を突き立てて彼女の頭部を貫いた。エイワスがその大穴に粘ついた塊を突っ込むと、肉体が変質を始め、10歳から12歳ほどの本物のアンナ=シュプレンゲルの肉体が再構成されて復活を遂げた。
・「神浄の討魔」への宣戦布告:復活したアンナは、かつて自らが設立を許可した魔術結社「黄金」の顛末を退屈なゲームのように評し、召喚体であるエイワスを自らの手綱で従える超越的な立場を示した。彼女が真に焦がれ、狙いを定めたのは「上条当麻」という平凡な少年ではなく、その右手の奥底に眠る神浄の討魔であった。アンナは、おはよう幻想殺し、そして神浄の討魔、貴様達には世界は何色に見える、と微笑み、世界規模の新たな戦いの開始を宣言した。
『創約1』クリスマス・イヴ:上条当麻への「死の接吻」
学園都市のクリスマス・イヴ、アンナは極めて理不尽かつ強烈な一撃をもって、上条当麻への直接的な干渉を開始した。
・日常の裏に潜むCEOの影:根丘則斗との死闘を終えた上条の前に、アンナは期間限定のサンタ衣装を纏った無防備な幼女の姿で現れた。彼女は手元のスマートフォンを操作するだけで、デジタルインフラと魔術を融合させたモンスターサイト「R&Cオカルティクス」のCEOとしての本性を明かした。
・劇症型サンジェルマンの投与:アンナは黒い丸薬を口に含んだまま、記憶なき自らの敵である上条へ長い口づけを交わした。この接吻により、上条の体内に劇症型サンジェルマンという、宿主の生命力を勝手に消費して肉体を内側から破壊し尽くす強毒性の寄生微生物が送り込まれた。上条はその場にくずおれ、周囲がパニックに陥るほどの大量の血を吐き出して病院へ担ぎ込まれる事態となった。
『創約2』学園都市最高峰への圧倒的な蹂躙
上条を救う特効薬を奪うため、学園都市第三位の御坂美琴と第五位の食蜂操祈がアンナを商店街で急襲した。しかしアンナの力は、科学サイドの最高峰を一蹴した。
・「プネウマなき外殻」と最古の記号:アンナは、哲学者の卵を歪めた金属球体「プネウマなき外殻」から、何の変哲もない木の枝やボロボロの縄を無作為に取り出した。これらを世界最古の鞭や緊縛として軽く振るうだけで、美琴の強大なA.A.A.の半分を一撃で濡れた薄紙のように抉り取り、大爆発に巻き込んで戦線離脱させた。
・食蜂の不器用さへの興味:精神操作(心理掌握)が一切通用しないアンナに対し、食蜂は運動音痴ゆえの不規則な動きで偶然にもアンナの攻撃や地雷を回避し続けた。あらゆる因果を完璧に予測し退屈しきっていたアンナにとって、自身の100点満点の予測シートを外してくる食蜂の滑稽な生存劇は、久々に彼女の脳を甘く焦がす予想外のエンターテインメントとなった。しかし結局は圧倒的な実力差を見せつけ、傍らにエイワスを現出させたアンナは彼女たちへの興味を失い、上条のサンジェルマンの増殖を促進させて彼の本質を覗き見るため、第七学区の病院へと悠然と歩みを進めた。
科学の秩序を食い破る「魔術の自由」
アンナの攻撃は、単なる物理的な進軍にとどまらず、学園都市の科学の秩序そのものを根底から崩壊させる手法が取られた。
・覚悟なき魔術の拡散:R&Cオカルティクスを通じて、インターネット上のあらゆる端末から誰でもアクセスできる簡易な魔術知識を世界中にばら撒いた。これにより、劣等感や焦燥に駆られた能力者や一般市民が安易に魔術を暴発させ、血管や神経を破裂させて倒れる副作用のパンク状態が街中に発生した。
・仕組まれた管理と抑圧の時代:アンナにとって、R&Cオカルティクスのロサンゼルス本社が混成部隊に撃破されることも、科学サイドが大混乱に陥ることも、すべてはあらかじめ構築されたシナリオであった。巨大IT企業の暴走と崩壊を世界に見せつけることで、突出した技術や成功者への恐怖を煽り、人々に自ら管理と抑圧の時代を選択させるための壮大な精神世界へのハッキングこそが、彼女が嗤いながら仕掛けた世界への攻撃の正体であった。
まとめ
アンナ=シュプレンゲルの本格介入と世界への攻撃を巡る一連の全貌は、ロンドン処刑塔での復活と「神浄の討魔」への宣戦布告から始まり、クリスマス・イヴの上条当麻への劇症型サンジェルマン投与、御坂美琴・食蜂操祈ら超能力者たちの圧倒的粉砕、そしてR&Cオカルティクスを通じた魔術拡散と管理時代への誘導に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
旧来のルールや科学サイドの秩序という不条理な檻を打ち破り、自分たちの尊厳と平穏な生の主権を自らの選択と確固たる意志によって完璧に確立しようとした、絶対的な超越者による世界支配と退屈打破の記録である。
復活の瞬間から、劇毒の投与、能力者の蹂躙、社会システムの攪乱、そして病院への侵攻へと繋がったプロセスは、どれほど不条理な事態の混迷や過酷な環境の激変によって状況が脅かされようとも、本質を突いた人間の知性と確固たる意志の果断によって打破され、新しい生き方を切り拓く輝かしい未来の道が厳密に証明されている。
創約 とある魔術の禁書目録(4)
まとめ
創約 とある魔術の禁書目録(6)
登場キャラクター
学園都市(学生・一般市民)
上条当麻
彼は学園都市の高校生である。
お人好しで、危機に瀕した他者を放っておけない性格をしている。
突如現れたアリスを居候として保護した。
アリスの都合の良い加護を「本当の解決にならない」として自ら拒絶する。
・所属組織、地位や役職
学園都市の高校に在籍する生徒である。
無能力者(レベル0)に分類される。
・物語内での具体的な行動や成果
12月29日に金欠の中でアリスと買い出しに出かけた。
デリバリーゴーラウンドでの列車衝突事故に遭遇する。
事故で食料を失い、逃亡犯の懸賞金を狙って行動した。
フリルサンド#G of 攻撃から花露妖宴を身を挺して庇う。
白井黒子の金属矢で肩を貫かれる重傷を負った。
アリスの甘い加護を拒み、過酷な本来の「現実」へ戻る。
満身創痍の状態で、木原端数からリサコを救うために戦った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
右手に異能を打ち消す「幻想殺し(イマジンブレイカー)」を宿す。
事件解決後にアリスと別れたが、彼女を暗闇から救い出すと誓った。
インデックス
彼女はイギリス清教のシスターである。
上条当麻の部屋に居候している。
いつもお腹を空かせている。
上条やオティヌスとは賑やかな日常を送る関係だ。
・所属組織、地位や役職
イギリス清教の「必要悪の教会(ネセサリウス)」に属する。
魔道書図書館を務める。
・物語内での具体的な行動や成果
12月29日の夜中に上条の最後の食パン6切れを完食した。
アリスが上条の部屋に現れた際にジロジロと観察する。
上条ブレンドの紅茶をアリスと共に口にした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
十万三千一冊の魔道書を完全記憶している。
白井黒子
彼女は常盤台中学の1年生である。
正義感が強く、風紀委員としての使命感を持つ。
御坂美琴を深く慕っている。
上条当麻を「類人猿」と呼びつつも、事件を通じて協力関係になった。
・所属組織、地位や役職
常盤台中学の生徒である。
風紀委員(ジャッジメント)に所属する。
・物語内での具体的な行動や成果
列車衝突事故の現場で、アリスを上条から託されて保護した。
事故車両を調べ、護送されていた囚人たちの脱走を確認する。
透過ゴーグルを用いて、壁越しに逃亡犯の捜索を行った。
誤って上条の肩を金属矢で射抜いて負傷させる。
鉄装綴里に脅迫されていた楽丘のどかの即席フレイルで圧倒された。
上条と共に、学園都市最大の禁忌が存在する地下へと向かう。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
空間移動(テレポート)の大能力者(レベル4)である。
鉄装の不当なネゴシエーションに怒りを燃やした。
浜面仕上
彼は元スキルアウトの少年である。
滝壺理后の恋人だ。
お人好しで、大切な人を守るために命を懸ける強さを持つ。
ドレンチャーの遺志を継ぎ、リサコを救おうと決意した。
・所属組織、地位や役職
暗部組織「アイテム」の臨時構成員に属する。
無能力者(レベル0)である。
・物語内での具体的な行動や成果
12月29日に、集中治療室のベッドからチューブを垂らしたまま脱走した。
リサコが木原端数に利用されていることを知る。
ドレンチャーから託されたバトンを胸に、地下へ向かった。
重傷を負いながらも、ソダテと共に木原端数の前に立ちはだかる。
変圧器に水をかけて、人工幽霊の弱点を突き動きを鈍らせた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ハンドカフス作戦で最悪の木原(木原平均など)を打倒した実績を持つ。
死者であるドレンチャーの想いを継ぐ者として成長を遂げた。
滝壺理后
彼女は浜面仕上の恋人である。
おとなしく控えめな性格をしている。
浜面の体を深く気遣っている。
・所属組織、地位や役職
暗部組織「アイテム」の構成員である。
・物語内での具体的な行動や成果
病院の集中治療室で、ベッドの上の浜面を付きっ切りで看病した。
ガラスドアの向こうから近づく気配(黄泉川愛穂)を知覚する。
浜面が病院から脱走した際、5分ほど席を外していた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
AIM拡散力場を把握する「能力追跡(AIMストーカー)」の能力を持つ。
ソダテ
彼はドレンチャーに守られていた置き去りの子供である。
少し臆病な男の子だ。
リサコを大切に思っている。
浜面仕上と行動を共にすることで、戦う勇気を得た。
・所属組織、地位や役職
戸籍を持たない置き去りの子供(被験者)である。
・物語内での具体的な行動や成果
ドレンチャーを失った後、リサコを救うために地下へ向かった。
浜面と共に木原端数の前に立ち塞がる。
「自分も第一位を超える存在になりたい」と宣言した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ドレンチャーの優しさと生き様をその胸に受け継いである。
リサコ
彼女はドレンチャーやフリルサンド#Gに守られていた子供である。
素直で正直な性格をしている。
自分が弱いせいで周囲の人間が傷ついたと深く苦しんでいた。
木原端数にその罪悪感を利用されてしまう。
・所属組織、地位や役職
戸籍を持たない置き去りの子供である。
・物語内での具体的な行動や成果
ドレンチャーを失い、残滓を求めて地下へ下りて行った。
木原端数に捕らえられ、地下550メートルの高所にミノムシのように吊るされる。
老人の「強くなるために人を傷つける力を持て」という甘言を拒んだ。
クリファパズルの問いに答え、「人を笑って励ませる優しい力が欲しい」と言い切る。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
彼女の優しさと正直さが、木原端数の歪んだ論理を根底から破綻させた。
事件後に無事救出され、レディバードに歩み寄る。
楽丘のどか
彼女は楽丘豊富の妹である。
おどおどとした主婦だ。
家庭的で温和な性格をしている。
鉄装綴里に家族の安全を盾に脅迫され、白井黒子と戦うことを強いられた。
・所属組織、地位や役職
一般の市民である。
・物語内での具体的な行動や成果
鉄装の命令で、白井黒子の前に立ちはだかった。
身近な物を武器にクラフトする技術を用いる。
紐を結んだメリケンサックを振り回し、黒子の額を強打して圧倒した。
鉄装に舌の裏に「舌禍抜取」を仕掛けられていた。
妖宴の作用対抗薬品によって眠らされ、戦闘から離脱する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
兄の豊富が犯罪に手を染めるきっかけとなった人物である。
黄泉川によって救い出され、事件後に兄の手で守られた。
学園都市(統括理事会・警備員・関係者)
一方通行(アクセラレータ)
彼は学園都市の第1位である。
妹達やリサコを救うために自首し、刑務所に収容されている。
新統括理事長として、拘置所の内側から学園都市の闇を排除しようと行動する。
・所属組織、地位や役職
学園都市統括理事長を務める。
第1位 of 超能力者(レベル5)だ。
・物語内での具体的な行動や成果
第一〇学区の特殊刑務所に自ら収監された。
新統括理事長としての権限を行使し、暗部の一掃を指示する。
公衆電話を通じて上条当麻に連絡を入れた。
木原端数とフリルサンド#G of 対立、およびリサコの危機を上条に伝える。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
あらゆるベクトルを自在に操る超能力を保有する。
アレイスターから学園都市の全権を預けられた。
アレイスター=クロウリー
彼は学園都市の創設者である。
大悪魔コロンゾンの肉体に宿り、美少女の姿をしている。
世界を裏から操ってきた魔術師だ。
上条当麻をロサンゼルスへ連れて行った後、学園都市の地下で暗躍する。
・所属組織、地位や役職
元学園都市統括理事長である。
・物語内での具体的な行動や成果
12月29日に木原脳幹と共に第七学区で秘密裏に行動した。
傷だらけの上条当麻の前に現れ、彼の生存と成長を喜ぶ。
上条に「もう私に預けるかね?」と救いの手を差し伸べる。
上条に拒絶されると、悪さがバレた子供のように微笑んで手を引いた。
科学サイドに隠されていたアンナ=キングスフォードの遺体を発見する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
近代魔術の祖として知られる「人間」である。
アンナ=シュプレンゲルへの本格的な反撃を開始しようとしている。
鉄装綴里
彼女は警備員の女性である。
かつてはおどおどした小動物系だった。
ハンドカフス作戦の悲惨な地獄を経て、冷酷な交渉人へ変貌を遂げる。
犯罪者を取引で手なずけ、より強い悪を排除するための駒として使い捨てる思想を持つ。
・所属組織、地位や役職
学園都市の警備員(アンチスキル)に所属する。
「アンチスキル=ネゴシエーター」を自称する。
・物語内での具体的な行動や成果
囚人護送列車『オーバーハンティング』を衝突事故に導いた。
脱走した犯人たちを交渉で自らの駒として取り込もうとする。
楽丘のどかの家族を脅迫し、白井黒子と戦わせた。
ベニゾメの舌の裏に、爆弾付きの「舌禍抜取」を仕掛ける。
最後は黄泉川愛穂と正面から対決し、激しい戦いを繰り広げた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
イオンチャンネルを制御する「磁力式浸透圧細胞膜操作」で筋肉をブーストしていた。
黄泉川に敗北し、逮捕された。
黄泉川愛穂
彼女は警備員の女性である。
男勝りでさっぱりとした性格をしている。
月詠小萌の友人だ。
鉄装綴里の歪んだ正義を止めるために立ちふさがった。
・所属組織、地位や役職
学園都市の警備員(アンチスキル)に所属する。
・物語内での具体的な行動や成果
脱走犯の確保に奔走し、現場に駆けつける。
鉄装の仕掛けた「舌禍抜取」の支配装置を最初に破壊した。
傷ついた上条を庇い、鉄装と一対一で対決する。
自らの腕の骨を折られながらも、鉄装を投げ倒して制圧した。
病院の浜面のもとにカードを挟んだ花束を贈った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
悪人が善人になれないと決めつけて子供の未来を諦めた鉄装の誤りを説いた。
腕を怪我して搬送されたが、多くの者の命を救った。
月詠小萌
彼女は上条当麻の担任教師である。
見た目は小学生のようだが、立派な大人だ。
生徒の補習のために冬休みの旅行を切り上げる優しさを持つ。
・所属組織、地位や役職
学園都市の高校の化学教師である。
・物語内での具体的な行動や成果
12月29日の朝に上条の補習を担当した。
上条が連れてきたアリスを怪訝に思いながらも迎え入れる。
デリバリーの中華焼きそばを注文して食べた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
部屋にはビール缶や煙草の吸い殻が散乱しており、女教師の哀愁を漂わせている。
祭場
彼は囚人護送列車『オーバーハンティング』の運転士である。
生真面目な性格をしている。
突然の事故に巻き込まれ、混乱に陥ってしまった。
・所属組織、地位や役職
学園都市の鉄道部門の運転士である。
・物語内での具体的な行動や成果
列車の衝突事故により、運転席付近で負傷した。
白井黒子によって救出され、保護される。
白井に高架の線路を歩くよう同行を求められた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
鉄道に関する専門知識を白井に提供した。
風斬氷華
彼女はAIM拡散力場の集合体である。
おとなしく内気な性格をしている。
インデックスの友人だ。
学園都市の平和を守るため、最後に木原端数の前に立ちはだかった。
・所属組織、地位や役職
虚数学区・五行機関のキーとなる存在である。
・物語内での具体的な行動や成果
木原端数がリサコから拒絶された後に姿を現す。
かつて散っていったヴィヴァーナ=オニグマの「矢来」を用いて、木原端数を貫いた。
学園都市に生きる者たちの総意として、老人の存在を完全に拒絶する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
「科学的な天使」としての圧倒的な実力を持つ。
最初から学園都市に存在していた者として、後から割り込んだ悪意を排除した。
木原脳幹
彼はゴールデンレトリバーの姿をした犬である。
ロマンを重んじる性格だ。
アレイスター=クロウリーの良き理解者であり、相棒を務めている。
・所属組織、地位や役職
「木原」の一員に属する。
・物語内での具体的な行動や成果
学園都市の地下深くで、アレイスターと共に行動した。
木原端数の前に現れ、彼の計画を「ロマンがない」と批判する。
上条や浜面たちが動くための時間を稼ぐために、端数と会話を交わした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
高度な知性と、対魔術式駆動鎧(A.A.A.)を操る実力を持つ。
暗部(『ハンドカフス』関係者・脱走犯)
花露妖宴
彼女は『ハンドカフス』を生き延びた少女である。
酷薄な笑みを浮かべる悪女だ。
双子の過愛を失い、一人で逃亡生活を送っていた。
上条当麻に庇われたことで、彼に奇妙な借りを返すために行動する。
・所属組織、地位や役職
暗部組織に属する。
「媒介者」の通称を持つ。
・物語内での具体的な行動や成果
衝突した列車から脱走し、駅のコンビニ裏に潜伏した。
化学薬品を操り、都市型の害虫や害獣を完全に支配下に置く。
高圧電流で負傷した上条の肩から金属矢を抜き、治療を施した。
コオロギを暴走させ、ゴミ焼却施設で白井黒子を圧倒する。
最後は、戻ってきた過愛と共に、再び恐るべき力を発揮した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
歯を自力で合成した非金属のインプラントに置き換えている。
過愛が戻ったため逃走を止め、再収監を受け入れた。
花露過愛
彼女は花露妖宴の双子の姉妹である。
かつては常に妖宴と共に行動していた。
自分の意思で一度は妖宴のもとを去った。
しかし、妹の危機に駆けつけ、泥の中で再び妹と手を取り合う。
・所属組織、地位や役職
暗部組織に属する。
「分解者」の通称を持つ。
・物語内での具体的な行動や成果
下水に溶けて学園都市の地下を漂っていた。
木原端数に狙われた妖宴を救うため、分厚い液体の壁を作って銃弾を止める。
妖宴と合流し、共に「制裁はミナゴロシで良いかしら?」と言い放つ。
上条に、地下に存在する学園都市最大の禁忌の情報を教えた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
あらゆる有機物をドロドロに溶かす分解技術を持つ。
妹との歪な共依存関係を誇らしく受け入れている。
楽丘豊富
彼は特別背任の罪で有罪となった囚人である。
警備員でありながら犯罪に手を染めた過去を持つ。
筋フィラメントを操作し、強大なパワーを発揮する。
妹のどかの安全を第一に考えて行動している。
・所属組織、地位や役職
元警備員(アンチスキル)アグレッサーのメンバーである。
・物語内での具体的な行動や成果
囚人護送列車から脱走した。
妹を脅迫する鉄装綴里に立ち向かう。
地下から床を突き破り、フリルサンド#Gに体当たりをして戦った。
鉄装の不意打ちの銃弾を受けながらも、肉体をさらに肥大化させて突撃する。
のどかを守るため、彼女を深く広い投棄用立坑に突き落として狙撃から逃がした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
その筋力は重量挙げ換算で70トンを超える。
鉄装との激突で満身創痍となり、担架で搬送された。
ベニゾメ=ゼリーフィッシュ
彼女は『ハンドカフス』の生存者である。
テンガロンハットと肉抜きチャイナドレスを身につけている。
他人が惨たらしく死ぬ瞬間を激写することに命を懸けるパパラッチだ。
情報の価値のみを基準に行動する。
・所属組織、地位や役職
フリーのパパラッチである。
・物語内での具体的な行動や成果
ビルの屋上から、大口径のスナイパーライフルで上条たちを狙撃した。
ライフルとカメラのフラッシュを連動させたハッキング戦術を用いる。
白井黒子によって狙撃銃を破壊され、組み伏せられた。
鉄装によって、舌の裏に「舌禍抜取」を仕掛けられてしまう。
上条たちに、フリルサンド#Gのラボが第一〇学区にあると教えた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
獄中に入っても執筆活動を続ける不敵な精神を持つ。
フリルサンド#G
彼女は人工幽霊の少女である。
金髪のツインテールに、青いお人形のようなドレスを着ている。
ドレンチャーに救われた子供たちを逃がすための囮となった。
最愛のドレンチャーを失い、その未練からハンドカフスの生存者を襲い続ける怨霊と化す。
・所属組織、地位や役職
ドレンチャー=木原=レパトリの研究から生み出された。
・物語内での具体的な行動や成果
デリバリーゴーラウンドの衝突事故を引き起こしたと疑われる。
駅のコンコースに壁をすり抜けて現れ、莫大な高圧電流を放つ。
上条にドレンチャーの死の瞬間の記憶を何度もフラッシュバックさせた。
地下深くで、リサコを救おうと木原端数の前に立ちはだかる。
上条たちが空間の歪みを解いたことで、リサコのもとへ到達した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
右手の幻想殺しが通用しない、純粋な科学現象としての幽霊である。
リサコが無事に救われたのを見届けて、静かに虚空へ消え去った。
ドレンチャー=木原=レパトリ
彼は『ハンドカフス』で命を落とした青年である。
子供たちを救うため、自ら「木原」を騙って闇に挑んだ。
悪人を装いながらも、その胸には高潔な善性を秘めていた。
被験者の子供たち(リサコやソダテ)にとっての恩人である。
・所属組織、地位や役職
自称「木原」を名乗っていた。
・物語内での具体的な行動や成果
ハンドカフスの最中に、子供たちを安全に逃がすために囮となった。
老人の命令を拒絶し、銃撃されて死亡する。
アリスの加護によって一時的にアンドロイドの体で蘇った。
高圧電流を放つフリルサンド#Gを優しく抱きしめる。
彼の「理由があるから助けるのではない」という言葉がリサコたちの進む指針となる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
死後も、浜面仕上やソダテたちの胸に消えない魂のバトンを遺した。
レディバード
彼女は人型のアンドロイドである。
オレンジ色の長い髪をしている。
かつては他人の脳を移植しなければ自己を保てない悲劇の存在だった。
メルザベスの手によって罪の鎖から解放される。
・所属組織、地位や役職
木原端数によって製造された。
・物語内での具体的な行動や成果
『ハンドカフス』で一度は完全に機能停止した。
その素体は白井黒子によって回収され、ラボに運び込まれる。
メルザベスが、ロジスティクスホーネットの「シークレット(光ニューロコンピュータ)」と接続した。
これにより、レディバードを再起動させ、脳の消費から解放する。
自らの意志で人を守ることを選び、木原端数のチェーンソーを破壊した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
能力を使用する特殊なアンドロイドである。
事件後に、救出されたリサコを優しく迎え入れた。
木原端数
彼は白衣を着た老研究者である。
巨大なチェーンソーを武器として携えている。
罪悪感を一切持たず、他人の尊厳を踏みにじる人物だ。
人工幽霊の研究を応用して死後の自分の意思を復元した。
・所属組織、地位や役職
「木原」の一員に属する。
・物語内での具体的な行動や成果
リサコの罪悪感につけ込み、彼女を自分の都合の良い「ガワ」として消費しようとする。
物質から炭素を抜き、脆くした物質をチェーンソーで弾き飛ばす「ハイボルテージ=カッティング法」を用いる。
地球の中心核の発電運動(ダイナモ説)と自分を接続しようと企てた。
上条や浜面、ソダテ、レディバードたちに計画を徹底的に拒絶される。
最後は、学園都市の総意として現れた風斬氷華に貫かれ、消滅した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
実験器具に触れるだけで破壊してしまう「空回り」の性質に苦しんでいた。
メルザベスに「言うほど大したことはない」と研究者としての価値を全否定される。
魔術結社『薔薇十字』・超越者
アンナ=シュプレンゲル
彼女は伝説的な魔術師である。
真紅のドレスを雑にかき寄せた姿をしている。
退屈しのぎに世界を引っかき回すことを好む。
アリスに「上条当麻」という面白い男の話を吹き込んだ張本人だ。
・所属組織、地位や役職
魔術結社「薔薇十字」の重鎮である。
R&Cオカルティクスの元CEOを務める。
・物語内での具体的な行動や成果
熱帯雨林の水没スタジアムに浮かぶ豪華客船へ入った。
学園都市で一騒ぎを終えたアリスを、客船へと連れ戻す。
アリスが上条に懐き、これまでの計画を拒絶した様子を見て、体を折って大笑いした。
アレイスターからの宣戦布告を受け取っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
あらゆる神話や魔術を自在に操る実力を持つ。
アリスの機嫌だけは損ねないよう、細心の注意を払っている。
アラディア
彼女は銀髪の少女である。
足首まで届く巨大なウィンプルと、踊り子のような変則ビキニを着ている。
すべての魔女を擁護する女神としての役割を期待されている。
アリスの特殊な術式を利用して、自らの目的を成し遂げようと企てていた。
・所属組織、地位や役職
魔術結社「薔薇十字」に所属する。
「あらゆる魔女達の女神」を自称する。
・物語内での具体的な行動や成果
アンナを豪華客船へ案内した。
アンナに対し、アリスの機嫌だけは絶対に損ねるなと警告する。
アリスが玉座から消えた際、どこへ行ったのかと大慌てで絶叫した。
戻ってきたアリスが「せんせいが喜ばないから」と計画をゴミ箱に捨てたため、愕然とする。
計画の修正を余儀なくされ、上条当麻への対策を考えざるを得なくなった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
科学と魔術の既存分類では説明できない、世界基準の存在である。
アリスの無邪気な残忍さに常に怯えている。
アリス=アナザーバイブル
彼女は金の髪と青い瞳を持つ12歳ほどの少女である。
お人形で可愛らしい見た目をしている。
上条当麻を「せんせい」と呼んで盲目的に懐いている。
無邪気で人懐っこいが、その本質は気まぐれで残忍な性格だ。
・所属組織、地位や役職
魔術結社「薔薇十字」の頂点に君臨する超越者である。
・物語内での具体的な行動や成果
12月29日の朝に上条のアパートのベッドに出現した。
上条の補習や買い物に同行し、お菓子を勝手に開封して予算をオーバーさせる。
福引で、おざなりな大人の景品(連続絶頂♂のカード)を引き当てた。
列車衝突事故から無傷で生還し、フリルサンド#Gの攻撃から上条を突き飛ばして救う。
コオロギの濁流から上条の上半身を引っこ抜いて救い出した。
上条に拒絶されたことで、自らの都合の良い術式を自発的に停止する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
矛盾した理論を強引に繋ぎ現実とする「ライブアドベンチャーズインワンダーランド」の魔術を持つ。
彼女の加護が切れた瞬間、世界は過酷な現実(ハードモード)に反転した。
旧き善きマリア
彼女は豪華客船の厨房にいる女性である。
生ハムをつまみ食いしている若奥様のような生活感を持つ。
自身の本性を隠すためにこの名を用いている。
・所属組織、地位や役職
魔術結社「薔薇十字」の超越者である。
・物語内での具体的な行動や成果
アリスが玉座に帰ってきた際、コロシアムの観覧席に他のメンバーと共に姿を現した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
聖母マリアを模した錬金術を操り、強力な奇跡を出力する実力を持つ。
ボロニイサキュバス
彼女は有角有翼の美人である。
プラスチックのお風呂セットを抱えて鼻歌を歌うような呑気な様子を見せる。
歴史的な裁判記録に名を残す存在だ。
・所属組織、地位や役職
魔術結社「薔薇十字」の超越者である。
・物語内での具体的な行動や成果
豪華客船の浴室へ向かう途中で、アラディアに「政府公認の悪魔」として紹介された。
アリスが帰還した際、コロシアムに他の超越者と共に集結する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
1466年のボローニャ地方の裁判に由来する、本物の悪魔である。
H・T・トリスメギストス
彼は豪華客船に潜む魔術師である。
超越的な実力を備えている。
・所属組織、地位や役職
魔術結社「薔薇十字」の超越者である。
・物語内での具体的な行動や成果
アリスが豪華客船に帰還した際、他のメンバーと共に観覧席に現れて彼女を迎え入れた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
アリスの許可が下りれば、他の連中と共に彼女の意見に従う。
その他
オティヌス
彼女は上条当麻の肩に乗っている小さな少女である。
かつて世界を破壊した魔神だ。
上条の唯一無二の「理解者」である。
・所属組織、地位や役職
元魔神に位置する。
上条当麻の居候である。
・物語内での具体的な行動や成果
12月29日の金欠の際、上条やインデックスと魚の頭をめぐってジャンケンで争った。
いちごジャムを指につけ、棚の板に「いんでっくすー」といたずら書きをした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
力を失い、15センチのサイズになっている。
クリファパズル545
彼女は悪魔の少女である。
英字新聞をガムテープでツギハギしたみすぼらしいドレスを着ている。
一方通行をサポートする存在だ。
人の心の暗い部分や欲望に深く精通している。
・所属組織、地位や役職
一方通行の使役悪魔に属する。
・物語内での具体的な行動や成果
第一〇学区の特殊刑務所にいる一方通行に呼び出された。
地下の最奥へ派遣され、高所から吊るされていたリサコを無事に救出する。
リサコに対して、本当に望んでいる強さは人を傷つける力ではないと問いかけた。
木原端数の消滅を見届け、上条たちの戦いが報われたことを宣言する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
大悪魔コロンゾンによって生み出された。
科学の外にいる存在として、学園都市の平和を守るために暗躍する。
メルザベス=グローサリー
彼女はアメリカ・ロサンゼルスの事件で救い出された母親である。
天才的な宇宙技術者だ。
離れた場所から、娘を救ってくれた上条のために力を貸す。
・所属組織、地位や役職
スペースエンゲージ社の社長を務める。
・物語内での具体的な行動や成果
上条からスマートフォンを通じて協力を求められた。
機能停止していたレディバードの頭脳と、自らが設計したロジスティクスホーネットの完全自律型光ニューロコンピュータ「シークレット」をネットワークで接続した。
この接続により、レディバードを再起動させ、脳の消費から解放する。
通信を通じて、設計者である木原端数を「大したことはない」と酷評した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
科学の枠組みを超えた技術の応用によって、アンドロイドを救った。
集団
妹達(シスターズ)
彼女たちは御坂美琴の軍用量産型クローンである。
ミサカネットワークを介して思考を共有している。
前日のロサンゼルスの戦いで、自らの意志で戦う姿を世界へ配信された。
・所属組織、地位や役職
学園都市のクローンに位置する。
・物語内での具体的な行動や成果
5巻では、風斬氷華が地下に出現する際、負担を直接引き受ける形で協力した。
彼女たちの存在は、大統領ロベルトの擁護によって公式に認められつつある。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
世界中で、クローンの人権や保護を求める世論が形成されている。
警備員(アンチスキル)
彼らは学園都市の治安維持機関である。
本来は学校の教師たちで構成される。
12月25日のハンドカフス作戦で、半数近くが死亡または精神錯乱の壊滅的被害を受けた。
・所属組織、地位や役職
学園都市の治安維持組織である。
・物語内での具体的な行動や成果
第一〇学区のゴミ焼却施設に駆けつけ、取り残されていたガードマンたちを保護した。
満身創痍となった楽丘豊富を担架で救急車へ搬送する。
逮捕された鉄装綴里や、のどかを救出した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
壊滅的な被害から、組織としてまともに機能していない状態に陥っている。
風紀委員(ジャッジメント)
彼らは学園都市の治安を守る学生たちの組織である。
腕章を身につけて活動する。
白井黒子や初春飾利が所属している。
・所属組織、地位や役職
学生による治安維持組織である。
・物語内での具体的な行動や成果
12月29日のデリバリーゴーラウンドの衝突現場で、乗客の避難誘導にあたった。
初春飾利は、ノイズだらけの回線を強引に繋いで過去の記録を検索する。
現場の保存や、逃亡した囚人たちの情報整理を迅速に行う。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
大人たちの警備員が麻痺している中、頼れる存在として機能した。
被験者の子供達
彼らは戸籍を持たない置き去りの子供たちである。
学園都市の暗部において、実験や消耗品として消費されていた。
ドレンチャーに拾われ、トレーラーで共に暮らしていた。
・所属組織、地位や役職
置き去りの子供たち(チルドレンエラー)である。
・物語内での具体的な行動や成果
ドレンチャーやフリルサンド#Gが命を懸けて警備員を足止めしたことで、安全に逃げ出すことができた。
リサコやソダテもその一員である。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
現在は保護され、少しずつ当たり前の子供としての日常を取り戻しつつある。
死体処理の『業者』
彼らは第一〇学区のゴミ捨て場で暗躍する人々である。
学園都市の暗部の処理を請け負っている。
木原端数などの木原系と太いパイプを持っていた。
・所属組織、地位や役職
暗部の死体処理グループである。
・物語内での具体的な行動や成果
木原端数から定期的に死体を受け取っていた。
死体から利用価値のある様々な「部品」を抜き取る作業を行う。
使う所のなくなった残骸の溶解処分を、花露妖宴に札束を積んで手伝わせていた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
この『業者』の流通ルートを妖宴が逆に辿ったことで、上条たちは木原端数のラボを特定することに成功した。
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
創約 とある魔術の禁書目録(4)
まとめ
創約 とある魔術の禁書目録(6)
展開まとめ
(タイムライン)
序章:絵本の国より来たる Girl_Name_is_ =ALICE
極限の金欠に苦しむ上条当麻のもとに、正体不明の金髪少女アリスが突如現れる。
【年末年始の金欠による食料危機の直面】 / 【毛布の中に現れた謎の金髪少女】
【自らをアリスと名乗る少女との遭遇】 / 【新たな居候の出現と困惑する朝】
行間 一
アンナが秘境の拠点へ招かれるが、絶対的な力を持つアリスが姿を消してしまう。
【熱帯雨林の秘境に浮かぶ巨大客船】 / 【豪華客船に集う規格外の伝説的存在】
【アリスへの服従と機嫌に関する警告】 / 【玉座からの消失と混乱するアラディア】
第一章:年末、金欠、そして争奪戦 Winter_Vacation.
アリスを連れて補習と買い物へ出た上条は、列車衝突事故と脱走事件に巻き込まれる。
【消えた食パンとアリス同伴の補習】 / 【特殊刑務所に収監された一方通行】
【囚人護送列車と商業列車の正面衝突】 / 【発令された警報と脱走事件の幕開け】
行間 二
護送列車事故に伴い、脱走した凶悪犯の捕獲を巡る懸賞金と捜査体制が公示される。
【脱走事案発生に伴う民間協力の要請】 / 【狙撃手ベニゾメへの高額懸賞金設定】
【媒介者・花露妖宴の危険性と捜索】 / 【怪力を持つ元警備員・楽丘豊富の脱走】
第二章:救済のパズルは目の前にある Travel.
上条は凶悪犯や人工幽霊が乱入する駅舎から脱出し、異能の救済技術を模索する。
【崩落した駅構内での花露妖宴との遭遇】 / 【人工幽霊フリルサンド#Gの襲来】
【白井黒子の介入と負傷した上条の手当て】 / 【ドレンチャー再現による幽霊の救済】
行間 三
上条は都合の良すぎる救済の違和感を突き、アリスの魔術による改変を自ら拒絶する。
【好都合すぎる現実への疑問と追及】 / 【矛盾を繋ぐアリスの魔術の種明かし】
【停止した極彩色の歪んだ世界での対峙】 / 【偽りの救済の拒絶と術式連結の解除】
第三章:女神の加護なき異世界へようこそ Difficulty_the_ABYSS.
過酷な現実へ戻った上条や白井は、暗躍する鉄装綴里や脱走犯との死闘を繰り広げる。
【加護なき現実への帰還と重傷の自力手当】 / 【アレイスターとの再会と助力の拒絶】
【変貌した鉄装綴里と楽丘兄妹の利用】 / 【黄泉川愛穂の介入と鉄装綴里の敗北】
行間 四
地下に囚われたリサコに対し、木原の悪意が罪悪感を煽って力を受け入れさせようとする。
【過去の犠牲を巡るリサコへの精神攻撃】 / 【力を求めて誘惑する木原の囁き】
【届かないフリルサンド#Gの警告】 / 【死後もなお暗躍する木原の悪意】
第四章:まだ救える人が残っているならば Final_Exams_ =Handcuffs.
上条らは学園都市の禁忌が眠る地下へ突入し、木原端数からリサコを救出するため共闘する。
【学園都市の禁忌が眠る地下空間の探索】 / 【リサコの罪悪感を利用する木原端数】
【浜面仕上とソダテの参戦による奮戦】 / 【再起したレディバードと木原の消滅】
終章:たとえその手は離れても Not_Enemy.
事件解決後にアリスは魔術結社へ連れ戻され、アレイスターは次なる対抗策へ動き出す。
【事件の終息と人工幽霊の見守る別れ】 / 【アンナによるアリスの回収と別れの誓い】
【豪華客船への帰還と上条への強い執着】 / 【アレイスターによる次なる対抗策の始動】
創約 とある魔術の禁書目録(4)
まとめ
創約 とある魔術の禁書目録(6)
同シリーズ
創約 とある魔術の禁書目録















とある魔術の禁書目録


外伝


とある暗部の少女共棲

同著者シリーズ
ヘヴィーオブジェクトシリーズ

その他フィクション

Share this content:


コメント