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とある魔術の禁書目録鎌池和馬

小説「創約 とある魔術の禁書目録(14)」感想・ネタバレ

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創約 とある魔術の禁書目録 14の表紙画像(レビュー記事導入用) とある魔術の禁書目録

創約 とある魔術の禁書目録(13)
まとめ
創約 とある魔術の禁書目録(15)

Table of Contents

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  1. 物語の概要
    1. ■ 作品概要
    2. ■ 主要キャラクター
  2. 書籍情報
  3. あらすじ・内容
  4. 感想
  5. 考察・解説
    1. 大悪魔コロンゾン戦の決着と日常への帰還の全貌
    2. 大悪魔コロンゾンの逃亡劇と学園都市総力戦の全貌
    3. アレイスターの意識増幅と内側からの抵抗の全貌
    4. 黄泉川愛穂の救助活動とボイラー事故阻止の全貌
    5. 大悪魔コロンゾンによる地脈脱出計画の全貌
    6. 大悪魔コロンゾン撃破と決着の全貌
    7. 上条当麻の不屈の闘志と日常への執念の全貌
    8. 一方通行の統括理事長復帰と統治権奪還の全貌
    9. アリスの精神的成長と超絶者たちの結集の全貌
    10. アンナ=キングスフォードによる地獄の宮廷攻略の全貌
  6. 登場キャラクター
    1. 学園都市(学生・住民)
      1. 上条当麻
      2. 御坂美琴
      3. 食蜂操祈
      4. 浜面仕上
      5. 滝壺理后
      6. 打ち止め
    2. 学園都市(行政・警備員・AI)
      1. 一方通行
      2. 黄泉川愛穂
      3. アネリ
    3. イギリス清教(必要悪の教会)
      1. インデックス
      2. 神裂火織
      3. アニェーゼ=サンクティス
    4. 黄金系魔術師・関係者
      1. アレイスター=クロウリー
      2. ミナ=メイザース
      3. ダイアン=フォーチュン
    5. 橋架結社(超絶者)
      1. アリス=アナザーバイブル
      2. アラディア
      3. 旧き善きマリア
      4. ヴィダートリ
      5. H・T・トリスメギストス
    6. 魔神
      1. オティヌス
      2. ネフテュス
      3. 娘々
    7. 大悪魔・コロンゾン陣営
      1. 大悪魔コロンゾン
      2. クリファパズル545
      3. イザベラ=テイズム
    8. 地獄(死後の世界)
      1. アンナ=キングスフォード
      2. クリスチャン=ローゼンクロイツ
  7. 展開まとめ(タイムライン)
    1. 序章 目標更新 Assault_Escape.
    2. 第一章 逃げる時限爆弾 DEVIL_in_Science_World.
    3. 第二章 神の御坂、禁じられた書 Magical_Exit.
    4. 第四章 際の際 Battle_With_ARCHENEMY.
    5. 終章 暗闇に一つ Bad_Light.
  8. 同シリーズ
    1. 創約 とある魔術の禁書目録
    2. とある魔術の禁書目録
    3. 外伝
    4. とある暗部の少女共棲
    5. 同著者シリーズ
    6. ヘヴィーオブジェクトシリーズ
  9. その他フィクション

物語の概要

■ 作品概要

満身創痍の主人公である上条当麻は、前巻における大悪魔コロンゾンの破滅術式「アディカリカ」を阻止した。
しかし、その激闘によって彼の肉体は限界に達していたのである。

大悪魔コロンゾンは「地脈」を利用した学園都市からの脱出を企て、世界破滅への第二の切り札を目論んでいた。
この危機をきっかけに瀕死の上条は再び立ち上がり、かつての敵たちとも手を取り合って総力戦に挑んだのである。

最終的に上条は自らの肉体だけで必殺術式を回避した。
彼は右拳によって大悪魔を撃破し、かけがえのない日常を取り戻したのである。

■ 主要キャラクター

上条当麻

  • 立場・所属:学園都市第七学区の高校生である。
  • 主人公との関係:本人。
  • この巻での主な役割:瀕死の肉体を抱えながら、世界を滅ぼす大悪魔コロンゾンの脱出を阻止するために戦う。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:食蜂の「心理掌握」で痛みを麻痺させた。ドローン空母の造船所でコロンゾンの「FLAMING_SWORD」を自力で回避する。彼は右拳で大悪魔を撃破した。戦闘の後に病院の生存確認を経て、三学期の授業に遅刻して出席する。

インデックス

  • 立場・所属:イギリス清教『必要悪の教会』に所属する修道女である。
  • 主人公との関係:上条の居候であり、強い信頼を寄せるパートナー。
  • この巻での主な役割:コロンゾンが逃走用に利用する神格を解読する。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:アリスの占いから「第二〇学区」を導いた。さらに、錯乱の神「ディオニュソス」の記号の利用を見抜く。彼女は潜伏先を「ブリリアント野外公演スタジアム」と特定した。最後は美琴とともに瓦礫に閉じ込められる。

御坂美琴

  • 立場・所属:常盤台中学の生徒である。
  • 主人公との関係:上条に好意を寄せるクラスメイト。
  • この巻での主な役割:上条と並び立ち、科学サイドからの追跡をこなす。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:動きやすさを優先して「フィギュアスケート用ドレス」に着替えた。スタジアムで「超電磁砲」を放って斥候を撃退する。彼女はビルの倒壊によりインデックスとともに瓦礫の下に閉じ込められた。上条に心配をかけないように事実を隠して彼を送り出す。

一方通行(アクセラレータ)

  • 立場・所属:学園都市・新統括理事長である。
  • 主人公との関係:かつての好敵手であり、都市の行く末を託す存在。
  • この巻での主な役割:コロンゾンの攻撃による昏睡から目覚める。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:クリファパズル545や打ち止めたちの呼びかけによって目を覚ました。統括理事の鬼山浪世による「マスターキー」の強奪を防ぐ。彼は学園都市の情報網を完全復旧させた。

大悪魔コロンゾン

  • 立場・所属:『生命の樹』の深淵に潜む、人と人の繋がりを引き裂く大悪魔である。
  • 主人公との関係:本作の最大の敵。
  • この巻での主な役割:地脈を経由した魔術的逃亡と世界の破滅を画策する。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:第一九学区で「セントラルボイラー」を爆破した。さらにスタジアムで「斥候」の弾幕を操る。最後は「かげぬい」造船所で「FLAMING_SWORD」を放ったが、上条の右拳に敗れて完全沈黙する。

アリス=アナザーバイブル(アリス=プレザンス=リデル)

  • 立場・所属:「橋架結社」の中心核である。
  • 主人公との関係:上条に懐き、彼を救うために行動をともにする少女.
  • この巻での主な役割:己のわがままを反省し、散り散りになった「超絶者」たちを説得する。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:トランプ占いによって第二〇学区の数字を示した。かつてアリスが原因で学園都市から去った「超絶者」たちを説得する。彼女は全員で学園都市的外壁防衛に参戦させた。

アニェーゼ=サンクティス

  • 立場・所属:イギリス清教所属の修道女である。
  • 主人公との関係:上条に救われた恩を返すべく協力する魔術師。
  • この巻での主な役割:広域殲滅魔術「聖ゲオルギウスの炎」から学園都市を守る。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:枢機卿ミカエル=スピークの通告を受けた。二〇億人分の物量に立ち向かう決意をする。風斬氷華の力を重ね、ミカエルの仲介を信じて「蓮の杖」で術式の遮断を成功させた。

浜面仕上

  • 立場・所属:学園都市の無能力者(レベル0)である。
  • 主人公との関係:コロンゾンの「弱さ」を理解し、彼女を救おうとした少年。
  • この巻での主な役割:ギャンブルに敗北し、コロンゾンを守れなかったことに絶望する。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:コロンゾンの死に直面して「悪の側から見た世界」に目覚めた。国外勢力に拘束される。彼はアネリの再起動によって再び逆襲の兆しを見せた。

アンナ=キングスフォード

  • 立場・所属:一九世紀黄金魔術結社の元指導者である。
  • 主人公との関係:上条の地獄下りの案内人。
  • この巻での主な役割:地獄へ落ちたアレイスターの魂を出迎え、現世へと戻す。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:アレイスターの魂が地獄に落ちた際、先回りして待ち構えていた。地獄を公園やお花畑にする計画を掲げる。彼女は魔王アスタロトへ挑みながら、アレイスターの魂を現世へと送り返した。

書籍情報

創約 とある魔術の禁書目録(14)
(A Certain Magical Index)
著者:鎌池 和馬 氏
イラスト:はいむらきよたか 氏
出版社:株式会社KADOKAWA電撃文庫
発売日:2025年12月10日
ISBN:9784049167078

(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。

あらすじ・内容

迫るタイムリミット。上条当麻がかつての敵と共に追撃戦へ挑む!
 今度はこっちの番だ。
 瀕死状態の上条だが、彼の目には闘志の炎が燃え上がる。大悪魔コロンゾンを完全に打ち倒すため、ツンツン頭の少年は再び拳を握る。
 しかし、大悪魔コロンゾンにはまだいくつも切り札があった。そう、世界の破滅は学園都市の中にいなくとも起こせるのだから……。
 あと一歩が足りない上条の元に、仲間が集ってくる。インデックスと御坂美琴、滝壺理后、イギリス清教、アンナ=シュプレンゲルにアリスら超絶者たち、そしてアレイスター――かつては敵でもあった者たちによる総力戦だ。
 今夜、この街で終わらせる!

創約 とある魔術の禁書目録(14)

感想

前巻で大悪魔コロンゾンの《アディカリカ》を止めた上条たち。

これで終わり。

とはならない。

コロンゾンは普通に逃げた。

しかも翼を失って徒歩になったとはいえ、逃がせば世界が終わる可能性がある。

つまり今度は、

世界の終わりを防ぐための悪魔の鬼ごっこ。

上条当麻はすでに全身ボロボロ。

本人も立っているのがおかしいくらいの状態なのに、

「今夜ここで大悪魔コロンゾンと必ず決着をつける」

と追跡へ参加する。

……相変わらずタフだよな。

一方の御坂美琴は、前半では黒い喪服姿。

それが途中から、

レモンイエローのフィギュアスケート用ドレス。

クラスチェンジが激しすぎる。

世界滅亡の危機なのに、服装だけ見ると別作品みたいになっている。

全身ボロボロなのに悪魔を追跡。上条当麻は本当に休まない

今回の上条は最初から限界状態である。

骨が折れているとかではなく、

全身の関節の繋ぎ方そのものがおかしい。

と思うほど痛い。

普通なら病院行き。

でもコロンゾンは逃走中。

しかも学園都市を脱出されたら、もう一度世界を滅ぼす術式を使われる可能性がある。

だから追う。

途中では第一九学区のセントラルボイラーまで爆破され、街中が400度を超える蒸気に包まれる。

それでも、取り残された一般人がいると知れば助けに行く。

コロンゾンを追わなければ世界が危ない。

でも目の前の人間も見捨てない。

上条らしいと言えば上条らしい。

結果として、その時に助けた人々や現場の人間たちの協力が、コロンゾンがまだ学園都市から出ていないと突き止めることにもつながる。

遠回りに見えた人助けが、ちゃんと追跡へ戻ってくる。

この辺は面白かった。

さらに終盤では本当に身体が動かなくなり、食蜂操祈の《心理掌握》で痛覚を一時的に遮断してもらって再出撃する。

もう精神論でどうにかする段階を超えてるだろ。

最後には当然ダウンする。

そりゃそうだ。

むしろ、そこまで動いていた方がおかしい。

御坂美琴、喪服からフィギュアスケート衣装へ。ギャップが凄い

今回の美琴もかなり働いている。

序盤では喪服姿のまま上条たちとコロンゾンを追跡。

滝壺が見つけた《ユキノハナ》の匂いを機械で追えるようにしたり、救助では磁力で車を動かしたりと、科学側の人材として便利すぎる。

そして第二〇学区へ移動。

ここには巨大な競技場やスタジアムが並んでいる。

コロンゾンが潜伏していたのも野外スタジアム。

そこで襲ってくる斥候を相手に、美琴が選んだ装備が、

フィギュアスケート用ドレス。

え?

さっきまで喪服だったよな?

レモンイエローのドレスへ着替え、スケートリンクを高速移動しながら《超電磁砲》を撃つ。

絵面が凄い。

本人としては動きやすさを優先した結果なのだが、

喪服。

フィギュアスケート。

変化が極端すぎる。

ただ、派手な格好をしているだけではなく、そのまま普通に戦力として活躍しているのが御坂美琴らしい。

今回の話は終始かなり重い。

だからこそ、この謎のクラスチェンジが妙に印象に残った。

昔の敵も味方も集合。悪魔一人を逃がさないための総力戦になっていく

追跡が進むほど、

あ、この人もいる。

こっちも来た。

と参加者が増えていく。

神裂。

アニェーゼたち。

アリス。

超絶者。

一方通行。

風斬氷華。

さらにコロンゾンの内側からアレイスターまで抵抗している。

特にアリスの変化は印象的だった。

これまでは強すぎる力を持っているせいで、自分のわがままで周囲を振り回す部分もあった。

今回は自分一人ではどうにもならないと認め、離れていった超絶者たちへ頭を下げる。

助けて。

一緒にコロンゾンを止めて。

と頼む。

それによって超絶者たちも戻ってくる。

一方通行も昏睡から復帰。

学園都市の情報網を再び動かす。

世界滅亡を防ぐため、本当に使えるものを全部使っている。

ただ、これだけ人数が増えても、

最後にコロンゾンへ追いつくのは上条。

そして肩にはオティヌス。

結局ここに戻ってくるのか。

という感じもあった。

最後は右拳で決着。そして全身包帯で学校へ。そこまでして登校するのか

最後の戦場は、ドローン空母《かげぬい》の造船所。

大量の鉄が並ぶ環境によって、コロンゾンの迎撃能力を狂わせる。

それでも相手は大悪魔。

上条は最後までボロボロである。

しかもコロンゾンが使うのは、以前にも何度も食らってきた《FLAMING_SWORD》。

普通なら、

またこれかよ。

で絶望するところ。

でもオティヌスは逆に、

何度も食らったから身体がタイミングを覚えている。

と考える。

そして上条は、

幻想殺しで消すのではなく、

自分の身体だけで回避。

そこへ内側のアレイスターがコロンゾンを押さえる。

最後はいつもの右拳。

やっぱり最後は殴るのか。

これで大悪魔コロンゾンとの長い戦いにも決着がつく。

そして戦いが終われば、

病院。

全身包帯。

普通ならそのまま入院だろう。

でも上条は学校へ行く。

しかも遅刻。

世界を救った直後なのに、

「遅刻しました」

みたいな状態で教室へ戻ってくる。

そこまでして登校するのか。

でも上条にとっては、世界を救うことそのものが目的ではないのだろう。

学校へ行く。

友人と話す。

いつもの生活へ戻る。

そのために戦っている。

だから全身包帯でも教室へ戻る。

今回も相変わらず無茶苦茶だった。

御坂美琴は喪服からフィギュアスケート衣装へクラスチェンジ。

上条は限界を超えて走り続け、最後はきっちりダウン。

それでも日常へ戻ってくる。

世界規模の危機だったのに、最後はいつもの学校生活。

この落差まで含めて、

やっぱり『とある』だな。

と感じた14巻だった。

最後までお読み頂きありがとうございます。

(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。

創約 とある魔術の禁書目録(13)
まとめ
創約 とある魔術の禁書目録(15)

考察・解説

大悪魔コロンゾン戦の決着と日常への帰還の全貌

前巻における破滅術式阻止の激闘を経て肉体的な限界を迎えながらも、学園都市からの脱出と第二の破滅を企てる大悪魔コロンゾンを阻止するため、上条当麻が再び立ち上がった物語である。逃走ルートの特定、統括理事長・一方通行の覚醒、超絶者たちの結束、造船所での一騎打ちによるコロンゾン撃破、そして日常への帰還と新たな火種に至るまでの全容について解説する。

物語を動かした主要な転換点

逃走するコロンゾンの追跡から始まり、各勢力の連携と環境を利用した戦術によって大悪魔を追い詰めるまでの重要局面が展開された。

・匂いによる逃走ルートの特定:コロンゾン内部のアレイスターが放つアロマ(ユキノハナ)に滝壺理后が着目し、御坂美琴のセンサーハックを併用して逃走ルートをピンポイントで特定した。
・打ち止めの叱咤と一方通行の覚醒:昏睡状態にあった新統括理事長・一方通行が、打ち止めの必死の呼びかけを受けて自らの意志で覚醒した。これによりマスターキーの強奪が阻止され、学園都市の情報網が完全復旧した。
・アリスの懇願と超絶者の結束:アリス=アナザーバイブルが涙ながらに自身の未熟さを詫びて協力を求めたことで、学園都市を去りかけていた超絶者たちが対等の仲間として戦う決意を固め、外壁からのコロンゾン脱出を封鎖した。
・造船所の鉄による迎撃無効化:ドローン空母「かげぬい」の部材が並ぶ造船所へ誘い込み、大量の鉄によってコロンゾンの全方位迎撃術式「ダクシナカリカ」のエコーを乱反射させて無力化し、接近戦の隙を作り出した。

主人公を中心とした人物関係の推移

死線を共にする中で、暴君であった存在の精神的成長や、かつてのライバルとの絶対的な信頼が再確認された。

・アリス=アナザーバイブル:当初は気まぐれな力で周囲を脅かす暴君的側面を残していたが、上条の命懸けの姿を前に他者を頼ることを学び、超絶者たちと手を取り合って上条を支える対等の仲間へと精神的成長を遂げた。
・一方通行:昏睡中も上条の奮闘に応えるように打ち止めの叱咤で覚醒を果たし、統括理事長として都市機能を回復させ、互いの立場で学園都市を守り抜く強固な信頼関係を再確認した。

主人公の認識と周囲の評価

自身を不幸な底辺と見なす上条の自己認識と、不屈の英雄として彼を信じる周囲との間に明確な対比が存在した。

・主人公自身の認識:生まれつき不幸で間違いの多い底辺の人間であると自認し、誰かの悲劇を見るくらいなら自身が傷つく方を選ぶという泥臭い執念で動いていた。特別な正義の味方であるとは微塵も考えていなかった。
・周囲からの評価:美琴やインデックスら周囲の人物は、どんな過酷な状況でも自身の信念を曲げず、ボロボロになりながら奇跡を起こす不屈の存在として絶大な信頼を寄せていた。
・認識の差が現れた場面:第4章において、不幸でありながらも生きて幸せを望むエゴを堂々と肯定する上条の姿に対し、コロンゾンはなぜ世界を呪わないのかと理解不能に陥り、大悪魔としての前提を根底から揺さぶられた。

クライマックスにおける激闘と決着

造船所内での一対一の死闘において、肉体の感覚とアレイスターの共闘による決定打が放たれた。

・造船所への突入:超絶者たちが外壁で脱出を阻止する中、上条は食蜂操祈による痛覚遮断を受け、オティヌスの助言を得て造船所内のコロンゾンへ単身肉薄した。
・時間差十字砲火と最大の危機:甲板を腐食させられてCIC室へ落下し、氷の破片で脇腹を削がれながら、必殺技「Magick: FLAMING_SWORD」の完全な照準に捕捉された。
・完全回避と右拳の撃破:オティヌスの発破を受けて感覚を研ぎ澄ませた上条は、放たれた必殺技を自らの肉体だけで完璧に回避した。コロンゾン内部から同調したアレイスターが動きを完全に拘束し、上条が渾身の右拳を叩き込んで大悪魔の肉体を完全に崩壊させた。

巻末時点の状況と今後の展望

学園都市に日常が戻った一方で、地獄と国外において新たな戦いの幕が上がった。

・解決した問題:大悪魔コロンゾンによる世界破滅の脅威、およびロシア成教やローマ正教による学園都市制圧の危機は完全に終息した。
・上条の状況:全身包帯姿で第七学区の教室へ這い上がり、いつものように遅刻を謝罪して三学期の平常授業へと復帰した。
・継続している問題と今後の布石:拘束された浜面仕上がAIアネリと共に反撃の準備を進めているほか、地獄へ落ちたアレイスターの魂がアンナ=キングスフォードに励まされて現世へ押し戻され、地獄の宮廷攻略が開始された。

まとめ

大悪魔コロンゾン戦の決着と日常への帰還は、破滅術式阻止後の満身創痍の追走劇から始まり、一方通行の復活、超絶者たちの外壁防衛、造船所での鉄を利用した戦術、必殺術式の肉体回避と右拳による撃破、そして三学期の学校生活への復帰に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
人間的な泥臭い生存への執念と仲間たちの連携によって世界の破滅を退け、日常を守り抜いた激闘の記録である。

大悪魔コロンゾンの逃亡劇と学園都市総力戦の全貌

世界規模の破滅術式「アディカリカ」を不発に終わらされた大悪魔コロンゾンは、学園都市のインフラや魔術的な地脈を駆使した多層的な逃亡劇を展開した。空路の喪失から地下暗渠への潜伏、セントラルボイラーの爆破、地脈脱出の失敗、超絶者たちによる外壁封鎖、そして造船所での決着に至るまでの全容について解説する。

逃亡の始まり:空路の喪失と目眩ましによる離脱

肉体内部からの反乱と魔神による打撃を受け、コロンゾンは地上での逃亡を余儀なくされた。

・内なるアレイスターの抵抗:コロンゾンの肉体内部に存在するアレイスター=クロウリーが魔神ネフテュスの支援を受けて抵抗を開始し、主導権を脅かした。
・右翼の損壊と空路喪失:魔神・娘々の宝貝による一撃で右の翼を切り裂かれ、飛行による長距離脱出ルートを完全に封じられた。
・目眩まし術式による逃走:光の柱と爆音を放つ術式「スィトラ=アフラ」を投下して追っ手の意識を奪い、夜の市街地へと姿を消した。

匂いの追跡と地下暗渠へのダイブ

科学と魔術が交錯する追跡網に対し、コロンゾンは極寒の水路を利用した環境遮断を試みた。

・ユキノハナのアロマ追跡:アレイスターが空気中に放ったユキノハナの香りに滝壺理后が気づき、御坂美琴が構築した匂いセンサーによって第三学区への脱出ルートが特定された。
・極寒の地下暗渠への跳躍:追っ手の先回りを察知したコロンゾンは匂いの痕跡を洗い流すため、水温2度の半結氷状態にある地下暗渠へ身を投じた。
・脱出先の変更:埼玉方面への脱出を断念し、暗渠を伝って東の新宿方面(第十九学区、第十二学区)から別の外壁を目指す方針へ転換した。

第十九学区におけるセントラルボイラー爆破と蒸気地獄

地下の障害を避けて地上へ這い上がったコロンゾンは、大規模インフラを破壊して追撃を阻もうとした。

・地上への浮上:暗渠内に設置されたゴミ粉砕用ディスポーザーによる警報作動を避けるため、階段から第十九学区の地上へ這い上がった。
・400度の蒸気噴出:時間を稼ぐため集中熱供給施設セントラルボイラーを爆破し、学区全体に摂氏400度を超える高温スチームを充満させて路面や車両を溶解させた。
・人間たちの連鎖による鎮火:黄泉川愛穂による分蒸盤操作、神裂火織の冷却術式、美琴の磁力救助、上条当麻の民間人救出が連鎖し、蒸気災害を食い止めて逃亡計画を阻んだ。

第二十学区ディオニュソスでの地脈儀式の失敗

物理的な包囲を突破するため、地脈を利用した肉体のエネルギー変換脱出が試みられた。

・天使の力への分解計画:物理的外壁を越えるのではなく、地下を流れる地脈へ自らの肉体を天使の力として溶け込ませ、地球の裏側へ瞬時に逃亡を図った。
・潜伏先の特定:インデックスがアリスのトランプ占いと芸術エリアの特徴からディオニュソスの記号を看破し、ブリリアント野外公演スタジアムを特定した。
・アレイスターによる強制切断:儀式が99パーセント完了した段階で、体内のアレイスターがタットワ瞑想に伴う精神錯乱のリスクを突いて術式を強制切断し、コロンゾンは吐血して肉体を取り戻す結果となった。

第十七学区のLAShTALと超絶者たちによる物理封鎖

西側山岳地帯への脱出を狙ったコロンゾンに対し、精神的成長を遂げたアリスと超絶者たちが立ち塞がった。

・巨大獣LAShTALの召喚:背後からの追跡を悟ったコロンゾンは巨大獣LAShTALを召喚してビル群を倒壊させ、美琴やインデックスを巻き込んで追撃陣形を一時崩壊させた。
・アリスの懇願と超絶者の結束:自身の未熟さを悔いて涙を流したアリスが頭を下げて懇願したことで、立ち去りかけていた超絶者たちが仲間として防衛に復帰した。
・外壁の完全封鎖:アラディアや旧き善きマリアら超絶者たちが外壁を力業で物理的に封鎖し、コロンゾンを学園都市内部へ叩き落とした。

ドローン空母かげぬい造船所での鉄の罠と決着

追いつめられた造船所内において、環境特性と肉体の感覚を研ぎ澄ませた一騎打ちが行われた。

・鉄による全方位迎撃の無効化:造船所に並ぶ大量の鉄がコロンゾンの反射波(エコー)を乱反射させ、マッハ9までの接近を迎撃する術式「ダクシナカリカ」の自動捕捉を無力化させた。
・必殺術式の完全回避:CIC室へ落とされ必殺技「Magick: FLAMING_SWORD」に捕捉された上条は、オティヌスの助言を受けて感覚を研ぎ澄ませ、自らの肉体だけで術式を完璧に回避した。
・右拳による肉体崩壊:アレイスターが内側からコロンゾンの動きを拘束し、上条が渾身の右拳を叩き込んで大悪魔の肉体を完全に崩壊させた。

まとめ

大悪魔コロンゾンの逃亡劇を巡る一連の全貌は、空路を絶たれた初期の敗走から始まり、アロマ追跡を逃れるための地下暗渠潜伏、セントラルボイラー爆破による蒸気地獄、地脈を利用した魔術脱出の失敗、超絶者たちによる外壁の物理封鎖、そしてドローン空母造船所での鉄を利用した迎撃無力化と右拳による撃破に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
学園都市のインフラと魔術的理法を巡る緻密な駆け引きの末に、かつての敵味方が手を取り合って大悪魔の野望を完全に打ち破った総力戦の記録である。

アレイスターの意識増幅と内側からの抵抗の全貌

本作におけるアレイスター=クロウリーの意識増幅は、大悪魔コロンゾンとの主導権争いにおいて勝敗を分けた決定的な伏線である。魔神ネフテュスによる意識補強から記憶の空白を利用した追跡サインの設置、タットワのリスクを突いた地脈儀式の強制切断、そして造船所における肉体拘束と上条当麻への託身に至るまでの全容について解説する。

魔神ネフテュスによる外からの意識増幅

敗走を開始したコロンゾンに対し、外部からの強力な介入によって反撃の足がかりが作られた。

・意識の補強と激痛の付与:瀕死の魔神ネフテュスがアシストを宣言し、外側から不自然なまでにアレイスターの意識を増幅させた。これによりコロンゾンは肉体の主導権を奪われかけ、激痛にのたうち回る隙を生じさせた。
・空路の完全喪失:意識の乱れを突いた魔神・娘々の宝貝によって右翼を切り裂かれ、飛行による瞬時の脱出ルートを完全に絶たれた。
・目眩ましによる敗走:コロンゾンは目眩まし術式スィトラ=アフラを放って追っ手の意識を奪い、地上を徒歩で逃走せざるを得ない状況へと追い込まれた。

記憶の空白を利用した二つのサイン

主導権を一時的に奪ったアレイスターは、追っ手である上条たちへ向けて巧妙な手がかりを残した。

・ユキノハナのアロマ:自著の小説に由来するユキノハナの香りを空気中に散布した。滝壺理后の着眼と御坂美琴のハッキングにより逃走ルートが特定され、コロンゾンは匂いを消すために極寒の地下暗渠へ飛び込むことを余儀なくされた。
・ワイヤレスコントローラーの埋め込み:位置情報を発信するため体内にゲーム機のコントローラーを埋め込んだ。これに気づいたコロンゾンは激昂し、襲撃してきた男の腹腔にコントローラーをねじ込んでGPSの囮として利用した。

タットワのリスクを突いた精神世界の強制切断

地脈を利用した魔術的脱出に対し、術式の危険性を突いた内部破壊が決行された。

・瞑想への没入という勝機:コロンゾンが純粋な天使の力へ分解して地脈へ潜るため、タットワカードを用いた瞑想儀式を99パーセントまで進めた無防備な瞬間を狙った。
・精神錯乱の誘発と術式切断:黄金系魔術におけるタットワ瞑想の精神錯乱リスクを突いて内側から強制切断を実行し、コロンゾンに吐血させて術式を完全失敗に追い込んだ。これにより物理的な外壁越え以外の選択肢を消滅させた。

自分ごと撃ち抜く肉体の完全拘束

最終決戦の場において、自らの存在を顧みない拘束により上条の決定打を導いた。

・回避行動の阻止:造船所のCIC室において上条が必殺術式Magick: FLAMING_SWORDを肉体回避した直後、アレイスターは内側からコロンゾンの両足を完全に固定し、距離を取る回避行動を封じた。
・無言の信頼と右拳の直撃:無言の鼓動を通じて自分ごと攻撃せよという意志を上条へ伝達した。その信頼に応えた上条が渾身の右拳を叩き込み、コロンゾンの肉体を完全に崩壊させて決着へと導いた。

まとめ

アレイスターの意識増幅を巡る一連の全貌は、魔神ネフテュスによる意識補強から始まり、アロマやコントローラーを用いた追跡サインの設置、タットワ瞑想の盲点を突いた地脈脱出の阻止、そして造船所での肉体拘束と上条当麻への託身に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
傲慢な統治者を脱したアレイスターが人間として泥臭く世界を救おうとし、自らの存在ごと大悪魔を撃破させる道を選び取った勝利の記録である。

黄泉川愛穂の救助活動とボイラー事故阻止の全貌

大悪魔コロンゾンによるセントラルボイラー爆破という未曾有の環境災害に対し、警備員(アンチスキル)である黄泉川愛穂が命懸けの復旧作業を敢行した。超常の戦いの裏で繰り広げられた無謀な強行降下から分蒸盤の復旧、上条当麻らによる民間人救出劇、そして善意の連鎖が大悪魔の追跡へもたらした影響に至るまでの全容について解説する。

摂氏400度の蒸気地獄と黄泉川の強行降下

逃走の時間を稼ぐためインフラを破壊したコロンゾンに対し、一般の警備員が規格外の決断を下した。

・インフラ爆破による災害:第十九学区の集中熱供給施設セントラルボイラーが爆破され、学区全体に摂氏400度を超える高温スチームが噴出してアスファルトや車両が溶解する事態となった。
・パラシュート降下の決行:気流の乱れによりヘリコプターが着陸できない中、黄泉川は救急キットを抱えてパラシュートによる直接降下を敢行した。
・室外機への着地:裏返ったパラシュートに翻弄されながらも業務用エアコンの室外機上へ墜落し、衝撃を吸収させて救急キットを死守した。

分蒸盤を巡る死闘と警備員としての誇り

周囲への壊滅的被害を防ぐため、死の危険を冒して制御施設内部への突入が行われた。

・倒壊危機の回避:すでに2基が損壊し、残り1基の破裂で周囲3キロの建造物倒壊と避難者の全滅が迫る中、黄泉川は単身でボイラー内部へと向かった。
・力業による突破と登坂:蒸気圧で開かない鉄扉の蝶番を散弾銃で破壊してこじ開け、熱せられた金属ハシゴを雑巾を鍋掴み代わりにしてよじ登った。
・レバー操作と圧力復旧:無線の指示に従い分蒸盤の16本のレバーを「YNYNYYYNYNNYYYNY」の配列へ戻した。天井爆発による蒸気を耐火服で防ぎ、圧力コントロールの復旧に成功して蒸気漏れを食い止めた。

地上における民間人救出との連動

地下での復旧作業と並行し、地上では上条当麻たちによる連携救助が展開された。

・神裂火織の超広域冷却:聖人の力を駆使した冷却術式により、一帯の高温蒸気を無害な水滴へと強制変換した。
・御坂美琴の磁力制御:濁流に流されかけた蒸気自動車を強力な磁力で捉え、歩道橋の根元に固定した。
・上条当麻による救出:水没寸前のボンネットへ飛び移り、流木でフロントガラスを破壊して車内に取り残されていた両親を救出した。

善意の連鎖がもたらした大悪魔への打撃

利害や計算を超えた救助活動の連鎖が、大悪魔の逃亡計画を瓦解させる決定打となった。

・冷徹な計算の否定:コロンゾン戦を優先すべきという意見を排し、目の前の命を救う善意を貫いた。
・追跡情報の獲得:ボイラー復旧によってインフラが回復したことで、大学研究チームが蒸気分布データの解析結果を無償提供し、コロンゾンが外壁から遠ざかったという決定的な手がかりがもたらされた。
・大人の矜持の体現:子供たちに顔向けできる大人でありたいという黄泉川の矜持は、後に打ち止めを通じて一方通行を覚醒させる力とも共鳴した。

まとめ

黄泉川愛穂によるボイラー事故阻止と民間人救出劇は、摂氏400度の蒸気地獄への強行降下から始まり、命懸けの分蒸盤操作による倒壊危機の回避、地上での神裂・美琴・上条による連動救助、そして善意の連鎖がもたらしたコロンゾン追跡の手がかりに至るまで、その歩みを明瞭に示している。
魔術や超能力の枠組みを超え、街と子供たちを守るという大人の責任感と人の結束が絶望的な状況を打破した記録である。

大悪魔コロンゾンによる地脈脱出計画の全貌

大悪魔コロンゾンが企てた地脈を利用した学園都市からの脱出計画は、彼女自身の天使の力という本質と学園都市の環境、魔術的記号を組み合わせた極めて合理的なものであった。地脈脱出のメカニズムから儀式会場の選定を巡る記号の読み合い、簡易タットワによる肉体分解、そしてアレイスター=クロウリーによる強制切断と計画瓦解に至るまでの全容について解説する。

地脈による脱出の本質とタイムリミット

物理的な外壁を越えるのではなく、エネルギーラインを介した瞬時移動が計画された。

・天使の力への分解:物理的な肉体を持つものの本質は天使の力(テレズマ)であるため、自らの存在を純粋なエネルギーへ分解して地下の地脈(龍脈)へ溶け込ませる手法を選択した。
・追跡不能な逃亡:地脈を伝えば惑星の裏側まで一瞬で移動可能となり、完了すれば二度と追跡できず世界破滅が確定するため、阻止は一刻を争う最優先課題となった。

舞台の選定:ゼウスからディオニュソスへの軌道修正

儀式会場を特定する過程において、追跡側との間で高度な魔術的記号の読み合いが展開された。

・ゼウスの記号という誤認:第二十学区のスタジアムという情報から、当初は古代ギリシャの競技会と天空神ゼウスの雨の属性を結びつけ、巨大放水路が交差する総合体育競技場へ向かったが空振りに終わった。
・ディオニュソスの記号の看破:第二十学区が舞台芸術の街である点に着目し直したインデックスが、真の属性が錯乱の神ディオニュソスであると看破した。北の方位と隣接する自然公園の山林を備えたブリリアント野外公演スタジアムが真の儀式場として特定された。

簡易タットワによる分解儀式

スタジアムを巨大な魔法陣に見立て、自作の媒体を用いて肉体のエネルギー変換が進められた。

・自作のタットワカード:売店の厚紙と油性ペンを用いて五つの属性を組み合わせた簡易タットワカードを自作し、瞑想状態に入るための操作媒体として利用した。
・儀式の99パーセント完了:スタジアム全体を展開面として属性ごとの分解作業を進め、地面の影が消えかけるほどに儀式は99パーセントまで順調に進行した。

アレイスターの強制切断による計画瓦解

完了直前の極限状態において、瞑想魔術の危険性を突いた内部破壊が決行された。

・精神没入という最大の隙:タットワ瞑想には精神錯乱や激しい頭痛を引き起こすリスクが存在しており、コロンゾン自らが精神の深淵へ没入したこと自体が内なるアレイスターにとっての勝機となった。
・内側からの強制切断:最も無防備となった瞬間にアレイスターが魔術回路を強制切断し、コロンゾンは激しく吐血して肉体を再構築するために貴重な時間を喪失した。
・魔術脱出の完全失敗:地脈ルートを完全に断たれたコロンゾンは、物理的に第十七学区の外壁を目指して逃走する以外の選択肢を失った。

まとめ

大悪魔コロンゾンによる地脈脱出計画を巡る一連の全貌は、天使の力への分解による瞬時逃亡の企てから始まり、ディオニュソスの記号を利用した野外スタジアムの選定、簡易タットワによる分解儀式の進行、そしてタットワのリスクを突いたアレイスターの強制切断による完全瓦解に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
魔術的理法を巡る高度な知恵比べの末に、内なる抵抗によって完全逃亡が阻止され、物理的な最終決戦へと引きずり戻された重要な記録である。

大悪魔コロンゾン撃破と決着の全貌

大悪魔コロンゾンとの最終決戦における撃破劇は、科学インフラの物理特性、魔術的ロジック、研ぎ澄まされた肉体の感覚、そして他者との信頼の繋がりが結実した決着のシーケンスである。造船所の鉄による迎撃術式の無効化から空間ハックへの対応、必殺術式の生身回避、そしてアレイスター=クロウリーとの共闘による右拳の直撃に至るまでの全容について解説する。

物理的罠:ドローン空母造船所の鉄とダクシナカリカの無効化

近接戦を挑む上条に対し、コロンゾンが展開した絶対迎撃システムが環境要因によって打破された。

・ダクシナカリカの性能:マッハ9までのあらゆる接近物を百発百中で自動迎撃する弾幕システムであり、通常の接近を完全に遮断する防壁として機能していた。
・鉄による乱反射と機能不全:決戦場となった造船所に並ぶドローン空母かげぬいの部材である大量の鉄が、標的捕捉に用いる天使の力のエコー(反射波)を乱反射させた。これにより自動ロックオンが無効化され、コロンゾンは自動迎撃を放棄せざるを得なくなった。

空間のハック:CIC室への転落と波状攻撃

足場を破壊された極限状況において、多角的な時間差攻撃が展開された。

・甲板腐食と落下:唸り声の術式ゴエティアによって甲板を内側から腐食させ、上条を直下の戦闘指揮所(CIC室)へと転落させた。
・暗闇での波状攻撃:手動制御に切り替えた子機による弾幕と氷の破片により、上条は脇腹を削がれ大量の出血を伴う肉体的限界に追い込まれた。

オティヌスの導き:FLAMING_SWORDの初回避

正面突破が不可能な必殺の一撃に対し、経験を逆手に取った回避行動が決行された。

・物質崩壊の熱線:膨大な天使の力を収束して放つMagick: FLAMING_SWORDは、右手で受け止めても相殺の衝撃で肉体が粉砕される必殺の破壊力を誇っていた。
・既知の攻撃に対する感覚の研ぎ澄まし:肩に乗るオティヌスから、何度も受けた攻撃ゆえに身体がタイミングを覚えているという助言を受け、上条は死の恐怖を排して感覚を研ぎ澄ませた。
・生身による完全回避:放たれた極大の熱線を、上条は自らの生身のステップのみで初めて完璧に回避した。

アレイスターとの共闘と右拳による完全粉砕

術式直後の隙を突き、内なるアレイスターの自己犠牲と上条の右拳が交差した。

・両足の完全拘束:術式発動直後のコンマ数秒の隙において、アレイスターが意識増幅の力を注ぎ込み、コロンゾンの両足を凍結させるように甲板へ固定して後方回避を封じた。
・自分ごと撃ち抜く覚悟:無言の鼓動を通じて自分ごと攻撃せよという不屈の意志を上条へ伝達し、かつて他者を駒として扱った統治者が自らを盾として差し出した。
・右拳による肉体崩壊:上条は言葉と共に渾身の右拳を叩き込み、大悪魔コロンゾンの肉体を完全に崩壊させて沈黙させた。

まとめ

大悪魔コロンゾン撃破を巡る一連の全貌は、造船所の鉄による迎撃術式ダクシナカリカの無力化から始まり、CIC室への転落と波状攻撃の激化、オティヌスの助言に基づくFLAMING_SWORDの生身初回避、そしてアレイスターの内側からの両足拘束と上条当麻の右拳による肉体崩壊に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
科学インフラ、魔術の理法、そして誰一人見捨てず向き合い続けた人間たちの繋がりが奇跡的なパズルとなって結実した完全勝利の記録である。

上条当麻の不屈の闘志と日常への執念の全貌

本作における上条当麻の闘志は、限界を迎えた肉体の悲鳴を他者への想いとエゴによって凌駕していく凄絶な生の執念として描かれている。精神的な痛覚遮断による強行出撃からボイラー事故における民間人救助、造船所での必殺術式の生身回避、そして包帯姿での平常授業復帰に至るまでの全容について解説する。

肉体的限界を超越する痛覚遮断と強行出撃

前巻の激闘により戦闘不能寸前に陥りながらも、大悪魔の逃亡を阻止するため過酷な手段を選択した。

・激闘による肉体損壊:破滅術式アディカリカの阻止を経て、肉体は移動すら困難な限界状態に達していた。
・心理掌握による痛覚ブロック:大悪魔コロンゾンによる世界の破滅を防ぐため、食蜂操祈の心理掌握を用いて精神の痛覚を強制遮断し、肉体の損壊を度外視して追撃戦へ突入した。

第十九学区における民間人救出と信念の貫徹

一刻を争う追跡の最中において、合理的な計算を排した救助活動を断行した。

・冷徹な意見の拒絶:コロンゾン追跡を最優先すべきという合理論に対し、目の前の命を見捨てることを拒否した。
・過酷な環境下での救助:摂氏400度の蒸気と溶解したアスファルトが渦巻く中、濁流に流されかけた車両のフロントガラスを自らの手で叩き割り、取り残されていた両親を救出した。
・目の前の命を救う姿勢:効率や採算を度外視し、目の前の一人を守り抜くという信念を貫いた。

造船所における必殺術式の生身回避と撃破

右手による相殺が不可能な極大攻撃に対し、研ぎ澄まされた感覚のみで活路を切り拓いた。

・絶体絶命の窮地:造船所のCIC室へ転落して脇腹を削がれ、大量に出血する中でコロンゾンの必殺技Magick: FLAMING_SWORDの照準に捕捉された。
・恐怖の克服と生身のステップ:オティヌスの発破を受けて死の恐怖を排し、身体が記憶していたタイミングを研ぎ澄ませて自らの生身の動きだけで必殺の熱線を完璧に回避した。
・他者を動かす泥臭いエゴ:理不尽な状況下でも生きて幸せを望む執念がアレイスターやアリスの心を動かし、内なる拘束と右拳による完全撃破へと結実した。

日常への復帰と守り抜いた信念の象徴

激戦を終えた直後、取り戻すべき本来の生活へと迷わず復帰した。

・包帯姿での登校:大悪魔の脅威が去った後、全身包帯だらけの姿で第七学区の教室へと這い上がり、遅刻を謝罪して三学期の平常授業に出席した。
・日常の防衛の証明:命懸けで守り抜いたものが特別な名誉ではなく、日々の当たり前な日常であったことをその行動で示した。

まとめ

上条当麻の不屈の闘志を巡る一連の全貌は、心理掌握による痛覚遮断を用いた限界突破から始まり、第十九学区での採算度外視の民間人救出、造船所におけるFLAMING_SWORDの生身回避と右拳による決着、そして全身包帯姿での平常授業出席に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
どれほど過酷な地獄にあっても人間としての幸福と日常を諦めず、泥臭いエゴと信念で奇跡を手繰り寄せた戦いの記録である。

一方通行の統括理事長復帰と統治権奪還の全貌

本作における一方通行(アクセラレータ)の統括理事長復帰は、生死の境からの生還劇であると同時に、学園都市の統治権をめぐる重要な政治的・防衛的ターニングポイントである。昏睡の隙を突いた内部クーデターの危機から魔術と科学の融合治療、打ち止めの叱咤による覚醒、そして統括理事長としての権限奪還と都市インフラ復旧に至るまでの全容について解説する。

統括理事長昏睡の隙を突くマスターキー強奪の危機

首脳が沈黙した最悪のタイミングにおいて、都市統治権を狙う内部の裏切りが進行した。

・昏睡状態への陥落:前巻におけるコロンゾンの不意打ちによる傷が原因で、第十学区の刑務所独房内において昏睡状態に陥っていた。
・鬼山浪世による接近:統括理事の一人である鬼山浪世が看病にあたるクリファパズル545の前に現れ、都市全機能を掌握可能なマスターキーの権限譲渡を執拗に要求した。
・統治機構瓦解の危機:野心家によるマスターキー強奪が成立した場合、インフラや防衛システムが私物化され、都市そのものが内側から崩壊しかねない極めて危うい局面を迎えていた。

イザベラとクリファパズルによる融合治療

かつての敵対勢力と科学側の技術が手を組み、前例のない蘇生処置が施された。

・ブードゥーの請願リンク:死霊術師イザベラ=テイズムが独房へ侵入し、人造悪魔クリファパズル545を神々への請願リンクとして利用して肉体を蝕む魔術的残留物を物理的に排除した。
・科学と魔術の秘薬投与:木原合計が調合したアニサキロペンCと魔術側のゾンビパウダーを組み合わせ、肉体の蘇生を図る特殊な薬剤が投与された。

打ち止めの厳しい叱咤による覚醒

肉体治療を経ても闇に沈んでいた魂を、守るべき存在の言葉が呼び覚ました。

・打ち止めの呼びかけ:病床に駆けつけた打ち止めが手を強く握り締め、「いつまで彼を待たせるつもり?」と耳元で厳しく問いかけた。
・大人としての自覚と覚醒:満身創痍で大悪魔と戦い続ける上条当麻の存在を突きつけられた一方通行は、格好のつかない大人としての自身を奮い立たせ、自らの強い意志で完全な覚醒を果たした。

統括理事長復帰と都市機能の完全回復

覚醒を果たした一方通行は即座に首脳としての権限を行使し、反逆の粉砕と都市機能の正常化を断行した。

・クーデターの即時粉砕:マスターキー強奪を目論んでいた鬼山浪世の野心を一瞬で粉砕し、すべての統治権限を自らの手に奪還した。
・情報網とインフラの復旧:学園都市の情報網を完全復旧させ、監視システムやドローンによるバックアップ体制を再構築した。
・外壁封鎖の基盤構築:都市システムの復旧により追撃陣形が整い、コロンゾンを第十七学区の造船所へと物理的に追い詰めるための完璧な外壁封鎖作戦を可能にした。

まとめ

一方通行の統括理事長復帰を巡る一連の全貌は、昏睡に乗じた鬼山浪世によるマスターキー強奪未遂から始まり、イザベラとクリファパズルによる科学・魔術融合治療、打ち止めの叱咤を受けた自らの意志による覚醒、そしてクーデターの粉砕と全インフラ復旧による上条当麻への後方支援に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
他者の尽力と信頼に応えて大人としての義務を果たし、都市の支配権を取り戻して大悪魔撃破への盤石な基盤を築き上げた記録である。

アリスの精神的成長と超絶者たちの結集の全貌

本作におけるアリス=アナザーバイブルの精神的変容と超絶者たちの再結集は、大悪魔コロンゾンの「人と人の繋がりを引き裂く」思想に対する決定的な反証となった重要な局面である。暴君からの脱却と他者への懇願、対等の仲間として応じた超絶者たちの外壁防衛、そして不完全な現世を守り抜く誇り高き信念に至るまでの全容について解説する。

アリスの暴君からの卒業と他者を頼る精神的成長

圧倒的な破壊の力に依存していた少女が、自らの未熟さを認め他者の力を求める姿勢を獲得した。

・破壊の力と暴君的性質:あらゆる事象を滅ぼす規格外の力を持ちながら、感情のままに振る舞い周囲を恐怖させていた。
・他者を頼る必要性の自覚:命を懸けて自身を救おうとした上条当麻の姿を目の当たりにし、自らの力だけでは大切な存在を守れないという事実に直面した。
・自己を律する懇願:無限増殖による安易な解決を退け、涙を流しながら超絶者たちに頭を下げてコロンゾンを街の外に出さないよう懇願した。自らを律して他者の力を尊重する姿勢を示し、確固たる精神的成長を遂げた。

対等の仲間として応えた超絶者たちの外壁封鎖

アリスの変化を目の当たりにした超絶者たちが、失望による離脱を翻して戦列へと復帰した。

・主従から対等の関係へ:アラディア、旧き善きマリア、ヴィダートリ、H・T・トリスメギストスらは、アリスの成長に敬意を表し、恐怖で従う対象ではなく対等の仲間としてその願いを受理した。
・上条への借りと防衛復帰:かつて敵対していたヴィダートリをはじめとする超絶者全員が外壁防衛に復帰し、コロンゾンが西側の山岳森林地帯へ逃亡するルートを力業で完全に封鎖した。

コロンゾンを絶望させた超絶者たちの矜持

世界の再構築を説く大悪魔に対し、目の前の個を救う絶対的な信念が突きつけられた。

・大悪魔による世界の否定:理不尽の絶えない不完全な世界を破壊して作り直すべきだと主張するコロンゾンに対し、超絶者たちは救済者としての矜持を以て反論した。
・旧き善きマリアの拒絶:世界という曖昧な枠組みではなくそこに立つ一人ひとりの命こそが本質であり、たかが世界はそのための道具に過ぎないとして、一人を見捨てる再構築案を一喝した。
・H・T・トリスメギストスの肯定:上条当麻の泥臭い戦いを通じて不完全な世界にも希望が存在することを見届けたとし、現世の防衛を自らの意志で選択した。

まとめ

アリス=アナザーバイブルの精神的成長と超絶者たちの結集を巡る一連の全貌は、暴君としての振る舞いから脱却し涙ながらに頭を下げたアリスの懇願から始まり、彼女の成長を認めて対等の仲間として復帰した超絶者たちの外壁封鎖、そして不完全な世界とそこに生きる個を肯定する誇り高き信念の表明に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
人間同士の繋がりと信頼を否定する大悪魔に対し、相互理解と泥臭い希望の選択によって完全な包囲網を完成させた記録である。

アンナ=キングスフォードによる地獄の宮廷攻略の全貌

自らの悪行と凄絶な生涯の報いとして地獄行きを受け入れようとしていたアレイスター=クロウリーに対し、先回りしていたアンナ=キングスフォードが規格外の救済劇を展開した。意図的な延命遮断による地獄への先回りから地獄の宮廷侍従部の制圧、CRCの使役、魔王アスタロト攻略と地獄開拓計画、そしてアレイスターの現世送還に至るまでの全容について解説する。

概念を覆す地獄への先回り

死後の運命に甘んじることなく、約束を果たすための自発的な地獄降下が敢行された。

・幸福の約束と延命の切断:かつて交わしたアレイスターを幸福にするという約束を果たすため、自らの延命装置を意図的に切断し、自発的に地獄へ降り立って網を張っていた。
・不条理をねじ曲げる魔術師の矜持:死後の天罰や運命すら自らの力でねじ曲げてみせるという絶対的な救済の意志を示し、アレイスターにとって初めて触れる無償の慈愛を体現した。

地獄の宮廷侍従部の制圧とCRCの配下化

到達時点で拠点の制圧を完了させており、圧倒的な力関係を構築していた。

・侍従部の完全攻略:アレイスターが地獄へ到達した時点で、すでに地獄の宮廷の侍従部を完全に制圧し、足場を確固たるものとしていた。
・強敵CRCの使役:かつて学園都市を恐怖に陥れたクリスチャン=ローゼンクロイツ(CRC)を完全に屈服させ、料理や工作、クラフト要員として手足のように使役する体制を整えていた。

魔王アスタロト戦と地獄ハック計画

劣悪な環境を改善するため、地獄の支配構造そのものを刷新する試みが宣言された。

・魔王アスタロトへの進軍:地獄の薄暗さと空気の悪さを解消するため、次なる標的として大臣クラスの魔王アスタロトとのボス戦を企図した。
・地獄の開拓と環境改善:CRCを動員し、クラフト技術を駆使して地獄全体を公園やお花畑へと作り替える前向きな環境ハック計画に着手した。

アレイスターの魂の現世帰還

地獄への定着を許さず、更なる生を歩ませるための強制送還が執行された。

・時期尚早としての送還:地獄に来るのはまだ早いと言い渡し、アレイスターの魂を強制的に現世へと押し戻した。
・今後の展開への布石:肉体を失ったアレイスターの魂が現世へ再び解き放たれたことで、科学と魔術の境界線に新たな波紋と救済の可能性をもたらす重要な契機となった。

まとめ

アンナ=キングスフォードによる地獄の宮廷攻略を巡る一連の全貌は、約束を果たすための自発的な地獄降下から始まり、侍従部の制圧とCRCの使役、魔王アスタロトへの挑戦と地獄の緑化計画、そしてアレイスターの魂の現世送還に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
いかなる過酷な領域であっても不条理を塗り替え、自らの手で未来を切り拓く真の達人としての姿を克明に刻んだ記録である。

創約 とある魔術の禁書目録(13)
まとめ
創約 とある魔術の禁書目録(15)

登場キャラクター

学園都市(学生・住民)

上条当麻

本作の主人公である。
彼は第七学区の高校に通う。
人助けのために自らを顧みない。
周囲の人間から厚い信頼を得る。

・所属組織、地位や役職
 学園都市第七学区の高校生である。

・物語内での具体的な行動や成果
 痛覚を麻痺させてコロンゾンを追撃した。
 ボイラー事故の現場で民間人を救い出す。
 造船所では必殺術式を自力で回避した。
 アレイスターの魂と共闘して大悪魔を撃破した。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 撃破後は平常の学校生活に復帰する。
 彼は三学期の授業に遅刻して出席した。

御坂美琴

常盤台中学に通う中学生である。
彼女は上条当麻に好意を寄せている。
彼女は困難な状況下でも上条を支える立場だ。
彼女は科学サイドの実力者として行動する。

・所属組織、地位や役職
 常盤台中学二年生。レベル5の超能力者である。

・物語内での具体的な行動や成果
 匂いセンサーを即席で作成した。
 動きやすさを考慮してスケートドレスを着用する。
 スタジアムで超電磁砲を放ち斥候を撃退した。
 瓦礫に埋まりながらも上条を笑顔で送り出す。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 科学サイドを代表する戦力として貢献した。
 上条との絆をさらに強める。

食蜂操祈

常盤台中学に通う中学生である。
彼女は精神操作系の超能力を操る。
彼女は上条当麻を陰から支援する。

・所属組織、地位や役職
 常盤台中学二年生。レベル5の超能力者である。

・物語内での具体的な行動や成果
 負傷して倒れかけた上条を抱きとめた。
 「心理掌握」の力を使用する。
 上条の肉体の痛覚をブロックした。
 彼の再度の追撃を可能にさせた。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 上条の命を繋ぐ極めて重要な支援を行った。

浜面仕上

学園都市に住む無能力者の少年である。
彼はかつて上条と敵対していた。
彼はコロンゾンの弱さを誰よりも理解する。
彼は大悪魔を救おうと試みた。

・所属組織、地位や役職
 レベル0の無能力者である。

・物語内での具体的な行動や成果
 コロンゾンの精神を言葉で揺さぶった。
 結果としてアディカリカを強制起動させる。
 コロンゾンの死に直面して深い絶望を味わった。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 「悪の側から見た世界」に目覚める。
 国外勢力に拘束された。
 アネリの再起動によって逆襲の準備を開始する。

滝壺理后

アイテムに所属する少女である。
彼女は能力者の追跡や支援を得意とする。
彼女は鋭い観察眼で捜索に貢献する。

・所属組織、地位や役職
 暗部組織アイテムのメンバー。

・物語内での具体的な行動や成果
 コロンゾンがまとう「ユキノハナ」の匂いに注目した。
 この匂いをもとにした追跡方法を上条に提案する。
 大悪魔の足取りの特定に大きく寄与した。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 追跡困難な状況を打破するきっかけを作った。

打ち止め

学園都市に住む少女である。
彼女は御坂美琴のクローンの一体である。
彼女は一方通行の精神的支柱となる。

・所属組織、地位や役職
 御坂妹の一体。シスターズ。

・物語内での具体的な行動や成果
 昏睡する一方通行のベッドの側に駆けつけた。
 彼の耳元で強く囁いた。
 この言葉が一方通行を覚醒させた。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 一方通行を精神的な暗闇から救い出した。

学園都市(行政・警備員・AI)

一方通行

学園都市の新しい統括理事長である。
彼は学園都市の治安を裏から支配する。
彼は上条当麻を戦友として認めている。

・所属組織、地位や役職
 学園都市・新統括理事長。レベル5の超能力者である。

・物語内での具体的な行動や成果
 打ち止めの厳しい叱咤を受けて覚醒した。
 鬼山浪世による「マスターキー」の強奪を阻止する。
 学園都市の情報網を完全復旧させた。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 統括理事長としての権限を完全に奪還する。
 上条の追撃戦を裏から完璧にバックアップした。

黄泉川愛穂

学園都市の治安を維持する警備員である。
彼女は生徒たちの当たり前の日常を守る。
彼女は自らの義務を果たすために命を懸ける。

・所属組織、地位や役職
 学園都市の警備員。アンチスキル。

・物語内での具体的な行動や成果
 摂氏四〇〇度のスチーム地獄へ降下した。
 激しい蒸気のなかボイラー施設へ突入する。
 「分蒸盤」のレバー配列を正しく復旧した。
 さらなる誘爆と街の崩壊を防ぎきる。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 一般人の立場である。そして都市を物理的崩壊から守った。

アネリ

浜面仕上をサポートする人工知能である。
彼女は科学技術を駆使して状況を分析する。

・所属組織、地位や役職
 スマートデバイス内の人工知能。

・物語内での具体的な行動や成果
 浜面が拘束された後に沈黙していた。
 物語の最後にアネリ自身が再起動する。
 浜面に向けて反撃の兆しを示した。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 再起動によって新たな戦いの足がかりを作った。

イギリス清教(必要悪の教会)

インデックス

イギリス清教に所属するシスターである。
彼女は上条当麻の居候である。
彼女は十万三千一冊の魔道書を脳内に持つ。
彼女は魔術知識を駆使して戦いを支援する。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教『必要悪の教会』に所属する修道女である。

・物語内での具体的な行動や成果
 アリスの占いから「第二〇学区」を導いた.
 ディオニュソスの記号の利用を見抜く。
 潜伏先を公演スタジアムであると特定した。
 最後は美琴と一緒に瓦礫に閉じ込められる。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 魔術的な追跡において最大の成果を挙げた。

神裂火織

イギリス清教の特別宣教師である。
彼女は「聖人」としての高い戦闘力を持つ。
彼女は上条当麻を陰から守るために動く。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教『必要悪の教会』。聖人である。

・物語内での具体的な行動や成果
 ボイラー事故の現場で冷却術式を展開した。
 広域の温度を急速に低下させる。
 民間人の女の子を安全に救出した。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 一帯の温度を下げて民間人の生存に貢献した。

アニェーゼ=サンクティス

イギリス清教に所属するシスターである。
彼女はかつて上条に救われた恩を持つ。
彼女は恩義を返すために学園都市で戦う。

・所属組織、地位や役職
 イギリス清教『アニェーゼ部隊』の指導者である。

・物語内での具体的な行動や成果
 学園都市への『聖ゲオルギウスの炎』の照射通告を受けた。
 部下たちと一緒に迎撃に挑む。
 風斬氷華の力を借りて術式の遮断を成功させた。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 二〇億人分の圧倒的な魔術等物量を防ぎきる。

黄金系魔術師・関係者

アレイスター=クロウリー

一九世紀に実在した伝説の魔術師である。
彼は学園都市の創始者である。
彼は上条当麻を信頼して自らの意志を託す。

・所属組織、地位や役職
 学園都市の元統括理事長。魔術師である。

・物語内での具体的な行動や成果
 コロンゾンの体内で意識を増幅させた。
 「ユキノハナ」の匂いを放ち位置を知らせる。
 タットワの儀式を内側から強制切断した。
 上条の右拳のために敵の体を内側から固定する。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 コロンゾンの撃破を陰から主導した。
 戦闘後に魂が地獄に落ちる。
 キングスフォードによって再び現世へ送り返された。

ミナ=メイザース

一九世紀の魔術結社『黄金』の魔術師である。
彼女はダイアン=フォーチュンを救うために現れる。
彼女は頼れる年長者として行動する。

・所属組織、地位や役職
 『黄金』の魔術師である。

・物語内での具体的な行動や成果
 モイナを消滅させた。
 コロンゾンの居場所が第一七学区であることを特定する。
 カエル顔の医師を救出した。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 大悪魔の潜伏先の看破に決定的な貢献を果たす。

ダイアン=フォーチュン

一九世紀の魔術結社『黄金』の魔術師である。
彼女はモイナと激しい戦闘を繰り広げた。
彼女は上条たちの逃走ルートを確保する。

・所属組織、地位や役職
 『黄金』の魔術師である。

・物語内での具体的な行動や成果
 第七学区で宿敵モイナと対峙した。
 激しい死闘を繰り広げる。
 コロンゾンの包囲網を突破するための囮となった。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 上条たちの進路確保のために自らを盾とした。

橋架結社(超絶者)

アリス=アナザーバイブル

「橋架結社」の中心人物である。
彼女は上条当麻に強く懐いている。
彼女は自身のわがままを反省し成長する。

・所属組織、地位や役職
 「橋架結社」の中心核である。

・物語内での具体的な行動や成果
 トランプ占いによって第二〇学区の情報を提示した。
 離脱しようとした超絶者たちに涙を流して懇願する。
 彼女たちを都市の防衛に復帰させた。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 わがままな暴君から他者と協力する少女へと成長する。
 超絶者たちを対等の仲間として認めさせた。

アラディア

「橋架結社」に所属する超絶者である。
彼女はアリスの説得に応じて防衛戦に加わる。
彼女は自らの目的のために高い戦闘力を振るう。

・所属組織、地位や役職
 「橋架結社」の超絶者である。

・物語内での具体的な行動や成果
 アリスの懇願を受け入れた。
 学園都市的外壁防衛に復帰する。
 コロンゾンの脱出を物理的に阻んだ。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 一度は去ろうとしたが、アリスの涙に動かされ共闘した。

旧き善きマリア

「橋架結社」に所属する超絶者である。
彼女は神を「着こなす」ほどの魔術を操る。
彼女は独自の倫理観を持って世界と向き合う。

・所属組織、地位や役職
 「橋架結社」の超絶者である。

・物語内での具体的な行動や成果
 アリスの懇願を受けて外壁防衛に参戦した。
 コロンゾンに対して毅然とした言葉を放つ。
 「一人の死も許容できない」という信念を主張した。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 大悪魔の「世界の破壊と再生」という思想を拒絶した。

ヴィダートリ

「橋架結社」に所属する超絶者である。
彼女はかつて上条当麻に救われた恩を持つ。
彼女はアリスの涙をきっかけに立ち上がった。

・所属組織、地位や役職
 「橋架結社」の超絶者である。

・物語内での具体的な行動や成果
 上条に作られた借りを返すために外壁へ向かった。
 コロンゾンの脱出を物理的に阻止する。
 不屈の精神で防衛戦を戦い抜いた。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 恩を返すためにかつての敵と協力した。

H・T・トリスメギストス

「橋架結社」に所属する超絶者である。
彼はアリスの涙と上条の闘志に希望を見出した。
彼は自身の信念に基づいて街を守る。

・所属組織、地位や役職
 「橋架結社」の超絶者である。

・物語内での具体的な行動や成果
 外壁の防衛戦に自ら参戦した。
 コロンゾンに対して希望を語る。
 世界に希望があることを証明するために戦った。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 人間の可能性を信じて防衛戦を支えた。

魔神

オティヌス

かつて「魔神」と称された存在である。
彼女は上条当麻の理解者として肩に留まる。
彼女は冷静な知性で状況を分析する。

・所属組織、地位や役職
 上条の「理解者」である。

・物語内での具体的な行動や成果
 コロンゾンの戦術を冷静に看破した。
 「FLAMING_SWORD」の回避方法を上条に指導する。
 彼の戦う意志を精神的に支え続けた。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 上条の絶対的な戦術アドバイザーとして機能した。

ネフテュス

「魔神」に属する存在である。
彼女は世界の調和を守るために行動する。
彼女はアレイスターを陰から支援する。

・所属組織、地位や役職
 魔神の一人である。

・物語内での具体的な行動や成果
 アレイスターのアシストを実行した。
 一滴の涙で彼の意識を強制的に増幅する。
 コロンゾンの体を内側から拘束させた。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 大悪魔に致命的な主導権争いの隙を生み出した。

娘々

「魔神」に属する存在である。
彼女は高い物理的・魔術的戦闘力を持つ。
彼女はコロンゾンの完全逃走を阻む。

・所属組織、地位や役職
 魔神の一人である。

・物語内での具体的な行動や成果
 「宝貝」と呼ばれる術式を使用した。
 コロンゾンの右の翼を正確に切り裂く。
 彼女の空中逃走を完全に阻止した。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 コロンゾンを地上の徒歩移動へと追い込む原因を作った。

大悪魔・コロンゾン陣営

大悪魔コロンゾン

『生命の樹』の深淵に潜む悪魔である。
彼女は人と人の繋がりを引き裂く。
彼女は世界の破滅を画策する。

・所属組織、地位や役職
 『生命の樹』の深淵の悪魔。本作の最大の敵。

・物語内での具体的な行動や成果
 第一九学区でボイラー施設を爆破した。
 スタジアムで地脈を用いた脱出を試みる。
 造船所で上条に必殺の一撃を放った。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 上条当麻の渾身の右拳を浴びる。
 彼女は完全に沈黙した。

クリファパズル545

一方通行をサポートする人造の悪魔である。
彼女は一方通行の身の回りの世話をこなす。
彼女は一方通行の蘇生のために尽力する。

・所属組織、地位や役職
 一方通行のサポート悪魔。

・物語内での具体的な行動や成果
 鬼山浪世によるマスターキー譲渡の要求を拒否した。
 イザベラを仲介する精神的リンクを維持する。
 一方通行を昏睡状態から蘇生させた。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 マスターキーを死守し、統括理事長の蘇生に貢献した。

イザベラ=テイズム

かつて敵対した死霊術師である。
彼女は一方通行の命を救うために現れる。
彼女は高い死霊術の知識を持つ。

・所属組織、地位や役職
 死霊術師である。

・物語内での具体的な行動や成果
 一方通行の独房に単身で侵入した。
 魔術的な残留物を取り除く治療を施す。
 クリファパズルを神々への請願リンクとした。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 一方通行を精神的な昏睡から引き上げる手助けをした。

地獄(死後の世界)

アンナ=キングスフォード

一九世紀に実在した伝説の魔術師である。
彼女はアレイスターを幸せにする約束を守る。
彼女は地獄でアレイスターの魂を出迎えた。

・所属組織、地位や役職
 一九世紀黄金魔術結社の元指導者。達人である。

・物語内での具体的な行動や成果
 自らの命を絶って地獄に先回りした。
 地獄の宮廷の攻略をすでに完了させている。
 アレイスターの魂を励まして再び現世へ送り返した。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 死後の世界すら完全にハックし、お花畑化を目論む。

クリスチャン=ローゼンクロイツ

かつて学園都市を破滅に追い込んだ達人である。
彼は死後に地獄へ落とされた。
彼は現在キングスフォードの配下となっている。

・所属組織、地位や役職
 一五世紀の偽書作家。キングスフォードの配下である。

・物語内での具体的な行動や成果
 キングスフォードに完全に屈服している。
 地獄のお花畑化のための料理やクラフトをこなす。
 彼女の身の回りの世話に従事した。

・地位の変化や影響力などの特筆事項
 地獄での戦闘をこなす実質的な下僕となった。

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創約 とある魔術の禁書目録(13)
まとめ
創約 とある魔術の禁書目録(15)

展開まとめ(タイムライン)

序章 目標更新 Assault_Escape.

コロンゾンの逃走

上条当麻の呼びかけに応じたアレイスターはコロンゾンを内側から抑え、御坂美琴、ネフテュス、娘々も攻撃を重ねた。しかしコロンゾンは大規模攻撃を目眩ましに逃走し、上条は世界の破滅を防ぐため今夜中に決着をつけると決意した。

第一章 逃げる時限爆弾 DEVIL_in_Science_World.

学園都市での追跡

神裂火織は魔術師達を動員して追跡網を築き、重傷の上条もインデックス、美琴、滝壺理后らとコロンゾンを追った。アレイスターがコロンゾンの肉体に残したユキノハナの香りを手掛かりに第三学区まで迫ったが、コロンゾンは暗渠を利用して第一九学区へ逃れた。

第一九学区の蒸気災害

コロンゾンはセントラルボイラーを破壊し、高温の蒸気で第一九学区を覆った。黄泉川愛穂達が施設の崩壊を防ぐ一方、上条達は追跡を中断して車内に取り残された家族を救出した。その行動に応じた研究者達の協力から、コロンゾンがまだ学園都市内部にいることが判明した。

魔術的な脱出経路

インデックスは、コロンゾンが肉体を『天使の力』へ変換し、地脈や龍脈へ乗せれば外壁を越えずに脱出できると推測した。上条達は、単なる逃走ではなく魔術的な脱出儀式を阻止する必要があると理解した。

第二章 神の御坂、禁じられた書 Magical_Exit.

第二〇学区の儀式

アリス=アナザーバイブルの占いから、コロンゾンの行き先は第二〇学区へ絞られた。上条達は当初、競技場を儀式場と考えたが推測を外し、実際には演劇やライブにも使われる施設でディオニュソスに関わる儀式が進められていた。完成寸前にアレイスターがコロンゾンの肉体へ干渉し、儀式を崩した。

学園都市を焼く計画

ローマ正教上層部はコロンゾンを逃がさないため、学園都市全域へ『聖ゲオルギウスの炎』を放つ準備を進めた。人間側に壊滅的な被害を出す危険がありながら、コロンゾンには確実に通用するとも限らず、彼女の存在によって人間同士の対立まで深まった。

一方通行の危機

意識不明となった一方通行の権限を鬼山浪世が引き継ごうとしたが、クリファパズル545は拒絶した。その後、イザベラ=テイズム、木原合計、打ち止めらが一方通行の治療へ動き、彼を学園都市へ取り戻そうとした。

第三章 どちらが勝っているのか? Scoreboard.

各地から集まる支援

コロンゾンは追跡装置を別人へ移して上条達を撹乱した。一方ではミナ=メイザースがダイアン=フォーチュンを救い、食蜂操祈は限界に達した上条の痛覚を抑えて再び戦える状態へ戻した。別々に動いていた者達の力が、次第にコロンゾン包囲へ集まっていった。

上条とアレイスター

上条は、コロンゾンを攻撃すれば同じ肉体にいるアレイスターも傷つくことに迷った。しかしアレイスター本人の意思を無視して救うことも違うと考え、一緒に勝つと呼びかけた。アレイスターが応じたと受け止めた上条は、最後の戦いへ向かった。

第四章 際の際 Battle_With_ARCHENEMY.

造船所の死闘

第一七学区でコロンゾンは『ダクシナカリカ』を展開し、上条を造船所まで追い詰めた。オティヌスは、コロンゾンも強大な術式を同時には扱いにくいと分析し、術式を切り替える瞬間を狙う方針を立てた。コロンゾンは『ゴエティア』や『Magick:FLAMING_SWORD』などを重ねて上条を追い詰めた。

コロンゾンへの言葉

傷だらけの上条は、悪人であっても幸せを願う権利まで失う理由はないとコロンゾンへ訴えた。コロンゾンは自分が人を破滅させる存在として生まれたことを絶対視したが、上条はその悪性さえ彼女自身が育ててきたものだと向き合った。

コロンゾンとの決着

コロンゾンは再び『Magick:FLAMING_SWORD』を放ったが、上条は紙一重で回避した。さらにアレイスターが肉体をその場へ縫い止めたことで、上条は接近に成功した。目の前にいるのがコロンゾンなのかアレイスターなのか判別できないまま、それでも共に勝つと決めて拳を放ち、コロンゾンは命を落とした。その瞬間を浜面仕上も目撃した。

終章 暗闇に一つ Bad_Light.

戦いの後の学園都市

コロンゾンの死によって事件は終わり、学園都市には朝が戻った。一方通行も意識を取り戻し、誰かを守りたいという一人一人の思いを踏みにじらずに済む都市を作ることを、統括理事長として改めて決意した。

それぞれの旅立ち

アリスやアラディアら超絶者達は学園都市を離れ、アンナ=シュプレンゲルも上条達へこれ以上問題を持ち込まないため去った。地獄へ向かったアレイスターは、先に死んで待っていたアンナ=キングスフォードに救われ、現世へ送り返された。

日常と残された火種

上条は生存確認を済ませて三学期の教室へ戻った。一方、拘束された浜面はコロンゾンが悪として排除された結末を受け入れられず、彼女が見ていた側から世界を考え続けていた。そこへアネリを搭載したスマホが届き、浜面には再び行動するための力が残された。

創約 とある魔術の禁書目録(13)
まとめ
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