【結論】
評価:★★★★★(5段階)
シリーズ内での立ち位置: 全巻(1巻〜最新刊)の核心を突くあらすじと感想を網羅した「総合ガイド」
最大の見どころ: スラムの少年が謎の美女AIと契約し、圧倒的な技術格差を「知略」と「装備」で覆していく、泥臭くも爽快な下剋上サクセスストーリー
注意点: 世界観が極めてシビアで、凄惨な死や倫理観の欠如した描写が含まれます。また、物語が緻密に繋がっているため、途中読みではなく1巻からの通読が推奨されます。
【読むべき人】
・地道な特訓や装備更新、試行錯誤を経て強くなる「確かな成長プロセス」を楽しみたい人
・パートナーであるヒロインが「本当に味方なのか?」という、常に緊張感のある関係性が好きな人
・SF、サイバーパンク、高度な情報戦といった重厚な世界観に没入したい人
【合わない人】
・主人公が最初から無敵で、一切苦労せずに無双する「ストレスフリー」な物語を求めている人
・凄惨な暴力描写や、善悪の区別が曖昧な救いのない展開を避けたい人
【この記事の価値】
現在刊行されている各巻の見どころと評価がひと目でわかり、作品の面白さを即座に判断できます。また、各巻の重要エピソードを整理しているため、最新刊を読む前の振り返りとしても活用いただけます。
- どんな物語?
- 主人公
- 主要キャラクター
- ストーリー全体の流れ
- 「リビルドワールド I〈上〉 誘う亡霊(1)」
- 「リビルドワールドI〈下〉 無理無茶無謀(2)」
- 「リビルドワールド Ⅱ〈上〉 旧領域接続者(3)」
- 「リビルドワールド Ⅱ 〈下〉 死後報復依頼プログラム(4)」
- 「リビルドワールド III〈上〉 埋もれた遺跡(5)」
- 「リビルドワールド III〈下〉 賞金首討伐の誘い 6」
- 「リビルドワールド IV 現世界と旧世界の闘争 7」
- 「リビルドワールド V 大規模抗争 8」
- 「リビルドワールド VI〈上〉 統治系管理人格 9」
- 「リビルドワールドVI〈下〉 望みの果て 10」
- 「リビルドワールド VII 超人(11)」
- 「リビルドワールド VIII〈上〉 第3奥部(12)」
- 「リビルドワールドVIII〈下〉 偽アキラ(13)」
- 「リビルドワールド IX(9)〈上〉(14)」
- 物語の重要な転換点
- 主人公を取り巻く人物関係
- 主人公の立場・評価の変化
- 主な敵・対立相手
- 主な事件・戦闘
- 継続中の問題・未解決事項
- その他フィクション
どんな物語?
『リビルドワールド』は、旧文明の崩壊後に築かれた過酷な未来社会を舞台に、スラム街の路地裏で死にかけていた孤児の少年アキラが、ハンターとして成り上がっていくSFバトルアクション。
アキラはクズスハラ街遺跡において、自分にしか見えない旧世界の高度な人工知能「アルファ」と出会って、彼女が望む遺跡攻略の契約を交わした。
アルファによる超常的な戦闘支援と過酷な教育によって、アキラは瞬く間に一流ハンターへと成長していく。 しかし、アキラが戦う目的は、単なる金銭や地位の獲得に留まらない。
彼は、自身が引き起こした「カツヤやユミナの死」という生涯消えない深い後悔を背負い、死なせたくない仲間を守るための絶対的な力を求め続ける。 五大企業である「坂下重工」や、旧世界の超技術を秘めた「リオンズテイル社」の覇権争い、さらには世界転覆を狙う「建国主義者」の陰謀に巻き込まれながら、アキラは自身の不運と覚悟のみを武器に、世界の再構築を揺るがす大混沌へと立ち向かっていく。
主人公
アキラ
- 立場:クガマヤマ都市のスラム街出身の個人ハンターである。
- 物語開始時の状況:衣服も武器も持たず、明日の生存すら保証されない最底辺の孤児であった。
- 主な能力・特徴:旧領域接続者としての高い素質を持ち、アルファから提供される弾道計算、知覚加速、強化服の強制操作などの絶大なサポートを受けて戦闘を有利に進める。また、アルファの接続がない状況でも、最前線用のエネルギータンクを過負荷で暴走させ、己の細胞を治療薬で再生しながら超人的機動を繰り出す驚異的な自力戦闘能力を身に付けたのである。他者からの「貸し借り(義理)」に狂気的なまでに固執する性格だ。
- 本人の自己認識:自分自身の強さはアルファのサポートという「借り物の力」による「みっともない強さ(詐欺)」にすぎず、路地裏に転がっていた頃と本質的な弱さは変わっていないと常に恐れているのだ。
- 周囲からの評価:クガマヤマ都市の幹部や大企業の重役からは、凄まじい短期間でハンターランク70へ昇格し、巨人の上位個体や人型兵器を単身で撃破した得体の知れない規格外の「超人(化け物)」として畏怖されている。
- 対象巻終了時点での立場:ハンターランク70の一流ハンターだ。坂下重工から、前払いの最前線仕様装備「HBTNシリーズ」と引き換えに、脱走中のシロウに関する極秘依頼を受けてミハゾノ街遺跡へ潜入している。
主要キャラクター
アルファ
- 所属・立場:クズスハラ街遺跡を中心としたシステムに存在する、実体のない旧世界の人工知能(管理人格)である。
- 主人公との関係:アキラにしか知覚できない拡張現実の姿で現れ、彼に最高峰の戦闘支援を与える代わりに、自身の指定する遺跡攻略を要求する契約関係だ。
- 初登場時の状況:クズスハラ街遺跡の奥部へ踏み込んだアキラの前に、衣服を身に纏わない姿で突如現れた。
- シリーズ内での主な役割:アキラを命懸けの死地から生還させながら、ハンターとしての戦闘技術や旧世界の常識を叩き込む教育者としての役割を担う。
- 現時点での状況:ハルカとの取引後、ミハゾノ街遺跡近くの廃墟において、アキラとの接続を突如として断絶している。
シェリル
- 所属・立場:スラム街の若い孤児たちで構成された新興のハンター徒党「シェリルファミリー」の少女ボスである。
- 主人公との関係:アキラに襲撃者から命を救われて以降、彼をファミリーの「後ろ盾」として招聘し、彼に見切られないよう必死に利益を還元しようと焦がれている。
- 初登場時の状況:アキラが住んでいた宿の下層で、他の孤児たちに襲われて衣服を剥ぎ取られそうになっていた。
- シリーズ内での主な役割:アキラが持ち帰る旧世界の貴重な遺物を販売する店を立ち上げ、スラムの裏経済を一手に掌握する有力者に成長していく。
- 現時点での状況:偽アキラの誘拐事件から無事にアキラに救出された後、安全のためにイナベの手配で防壁内の自宅へ一時潜ミ、エリオ達にスラムの拠点を任せている。
レイナ(レイナ・リラルト・ローレンス)
- 所属・立場:ハンター徒党「ドランカム」に所属する少女ハンターであり、リオンズテイル社の創業家「ローレンス一族」の人間だ。
- 主人公との関係:初期はアキラを「養殖のガキ」と見下していたが、幾度も危機を救われ、さらに自分の想い人だったカツヤをアキラに殺された複雑な恩讐と葛藤を抱えながら、アキラと「敵対しない」という重い誓いを交わす。
- 初登場時の状況:ヤラタサソリの巣の防衛地点において、従者のシオリを伴い、アキラの隣に配置された。
- シリーズ内での主な役割:カツヤの死を経て主としての覚悟を身に付け、アキラに「シズカの護衛」や「ミハゾノ街遺跡での陽動作戦」といった多大な協力を行う。
- 現時点での状況:総帥ローレンスから貸し出された最前線仕様の白銀の装備を着用し、アキラを遺跡へ侵入させるための囮となってリオンズテイル社の追跡部隊を翻弄している。
シオリ
- 所属・立場:レイナに対して絶対的な忠誠を誓う従者であり、メイド服を着用した高い実力を持つハンターだ。
- 主人公との関係:レイナを守るためであればアキラを殺すことも躊躇わないが、アキラの実力を深く警戒し、主の安全のために協力体制を維持する。
- 初登場時の状況:ヤラタサソリの防衛地点で、アキラに「旧世界の幽霊」と勘違いされて慌てられた。
- シリーズ内での主な役割:レイナの護衛と並行し、かつて地下街でアキラと望まぬ死闘を繰り広げ、後に彼への「負い目」からアキラの活動を陰ながら支える。
- 現時点での状況:最前線仕様のメイド服を纏い、カナエやローレンスの無人の強化服と共にミハゾノ街遺跡で陽動作戦を展開している。
カナエ
- 所属・立場:シオリと同じくレイナに仕える従者であり、格闘戦を愛する非常に好戦的な性格のハンターだ。
- 主人公との関係:アキラの実力を面白がり、「アキラ少年」と呼んでフランクに接しながらも、有事の際は確実に彼を排除する安全基準を持つ。
- 初登場時の状況:シオリと共にヤラタサソリの防衛地点に同行し、カツヤ達の動きを静かに見守っていた。
- シリーズ内での主な役割:レイナの身辺警備やアキラとの戦闘訓練を担当し、シズカの武器店を襲撃した偽アキラを強烈な一撃で吹き飛ばして撃退した。
- 現時点での状況:最前線仕様のメイド服を着用し、ミハゾノ街遺跡での陽動作戦において囮としての戦闘を楽しんでいる。
トガミ
- 所属・立場:ドランカムに所属する若手の有望ハンターだ。
- 主人公との関係:初期はアキラの実力とハンターランクの乖離に強く打ちのめされていたが、アキラに命を救われた多大な借りを返すため、アキラを全面的に支援する役割を引き受ける。
- 初登場時の状況:賞金首タンクランチュラの討伐戦において、シカラベのチームの追加要員としてアキラと合流した。
- シリーズ内での主な役割:都市の支援プロジェクトという名目を利用し、賞金首となったアキラに代わって弾薬や装備(OFX複合銃や最新パーツ)を調達してアキラに引き渡す中継役を務める。
- 現時点での状況:アキラへの装備調達を無事に完了させた後、自身のハンターランクがアキラの成果依存で驚異的に50まで急上昇した事実にモヤモヤしながらも、さらなる成長を誓っている。
エレナ&サラ
- 所属・立場:クガマヤマ都市を拠点に活動する、互いを無二の相棒とするベテランの女性ハンターコンビだ。
- 主人公との関係:アキラがハンター登録して最初に信頼を寄せた先輩であり、アキラが彼女たちの窮地を救って以降、実の姉弟のように温かく見守り続ける。
- 初登場時の状況:クズスハラ街遺跡でモンスターの群れに襲われていたアキラを、アーム型の情報収集機器と強力なAAH突撃銃を用いて救出した。
- シリーズ内での主な役割:アキラの心の傷を癒やす支えとなると同時に、アキラが遭難した際にはメーカーから調達した最新強化服「ブルージャケット」に身を包んで戦場へ乱入し、彼を死地から救い出した。
- 現時点での状況:アキラの急激な成り上がりに寂しさを感じつつも、彼に貸し出したOFX複合銃の賠償をシェリルが引き受ける形でアキラへの共闘体制を維持している。
シズカ
- 所属・立場:クガマヤマ都市の防壁外スラム近辺に店を構える個人武器店「カートリッジフリーク」の店主である。
- 主人公との関係:アキラが最も深い信頼を寄せる「精神的支柱」であり、アキラの無茶な活動を常に心配し、彼の心の平穏を祈り続けている。
- 初登場時の状況:アキラがハンター登録を終えて最初の装備(AAH突撃銃と弾薬)を購入しに店を訪れた。
- シリーズ内での主な役割:アキラが「ユミナの死」に狂気的な怒りを滾らせていた際、通話越しに彼を優しく包み込み、自棄になって死なないという約束をアキラと交わして彼に理性を取り戻させた。
- 現時点での状況:偽アキラの襲撃からレイナ達に守られて生還した後、アキラの配慮(担当者ヒカルの手配)により、護衛を兼ねて坂下重工の保護下(防壁内)に一時避難している。
キャロル
- 所属・立場:個人で活動する優秀な遺跡の「地図屋」であり、後に旧領域接続者であることが判明する女性ハンターだ。
- 主人公との関係:アキラの実力と「自身の魅力やお金になびかない誠実さ」に強い好意と信頼を抱き、アキラに「払えるだけ払えばいい」という契約で命を預けて協力する。
- 初登場時の状況:ミハゾノ街遺跡の工場区画において、アキラと偶然の遭遇を果たした。
- シリーズ内での主な役割:カモフラージュ機能付きの高性能なキャンピングカーを提供してアキラの逃亡を助け、ハーマーズの襲撃の際はアキラを救うために自身の強化服が半壊するほどの最大出力を撃ち込んでアキラを援護した。
- 現時点での状況:アキラへの借りを返し終えて笑い合った後、シロウ達のミハゾノ街遺跡への侵入を見送る形で一時待機している。
ヴィオラ
- 所属・立場:クガマヤマ都市の裏社会で悪名高く暗躍する、非常に狡猾な情報屋の女性である。
- 主人公との関係:アキラの「漆黒の殺意」をハッキングして記録し、それを偽アキラに移植してアキラをハメる大騒動を仕組んだ、事実上の元凶だと言える。
- 初登場時の状況:スラム街の二大徒党の対立の最中、シェリルファミリーの周辺を引っ掻き回すために現れた。
- シリーズ内での主な役割:クガマヤマ都市の裏切り者ウダジマの懐に潜入して機密データをハッキングし、その証拠をヒカルに渡すことで、結果的にアキラの賞金首解除に大きく貢献する。
- 現時点での状況:対再構築機関マルオの出現を知り、東部を揺るがす新たなる大騒動の予感にとても楽しそうに笑い転げている。
シロウ
- 所属・立場:坂下重工から逃亡中の、最高峰のハッキング技術を持つ優秀な旧領域接続者の少年だ。
- 主人公との関係:かつて自身を救出してくれたアキラに深い義理を感じ、アキラの危機には坂下重工の最前線向け装備「HBTNシリーズ」を極秘調達してアキラに前払いする。
- 初登場時の状況:坂下重工の施設から脱走し、自身の命を繋ぐためにアキラに秘密裏に接触を試みた。
- シリーズ内での主な役割:アキラにハッキング技術での索敵支援を提供し、建国主義者のハルカ(エンチェイント)を坂下重工の捕縛から救い出すためにアキラと行動を共にする。
- 現時点での状況:ヤナギサワとの裏取引に応じ、ハルカから受け取ったキューブを起動してミハゾノ街遺跡に旧世界の都市を再構築した。
ハルカ(ハルカ・エンチェイント)
- 所属・立場:建国主義者の組織に協力していた、非常に優秀な旧領域接続者の少女だ。
- 主人公との関係:かつては偽アキラを支援してアキラを窮地に陥れた敵対者だったが、シロウの命懸けの執念に心を動かしたアキラによって救出対象となる。
- 初登場時の状況:セランタルビルにおいて、偽アキラの個人認証データを調整するためのハッキング支援を行っていた。
- シリーズ内での主な役割:自身の組織を裏切ってアキラの組織壊滅に協力し、シロウに託した「キューブ」の力で組織の本拠地をミハゾノ街遺跡へ再構築させた。
- 現時点での状況:再構築された真っ白な世界に実体として具現化したが、自身を狙う戦闘個体ベイスに追われ、アキラ達と共に新たな激戦の真っ只中にいる。
ヤナギサワ
- 所属・立場:クガマヤマ都市の奥部攻略担当幹部であり、裏では建国主義者や数々の陰謀と通じている冷徹な男だ。
- 主人公との関係:アキラを自らの計画の「不確定要素(起爆剤)」として泳がせ、アキラへの賞金首認定を利用してシロウの同行をコントロールしようと画策する。
- 初登場時の状況:ヤラタサソリの防衛戦の後、生き残ったネリアを実験体として再構築技研へ引き渡す脅迫交渉を行っていた。
- シリーズ内での主な役割:クズスハラ街遺跡の最奥部管理人格ツバキと独自の「黒いカード」を用いて接触し、大企業や都市を巻き込む巨大な政治劇を裏で主導する。
- 現時点での状況:シロウに対してハルカ救出の協力を持ちかけてシステム接続の裏取引を結び、ミハゾノ街遺跡の封鎖現場においてベラトラムと巨額の迷惑料を巡る煙幕交渉を行っている。
スガドメ
- 所属・立場:五大企業の一角である「坂下重工」のクガマヤマ地方全体の作戦を指揮する冷徹な重役である。
- 主人公との関係:アキラの実力と契約に対する高い「信仰心」を評価し、シロウに関する極秘依頼を最前線仕様装備「HBTNシリーズ」一式と引き換えに委託したのである。
- 初登場時の状況:クズスハラ街遺跡の奥部において、管理人格ツバキと管理権の移譲交渉を行うために倉庫に赴いた。
- シリーズ内での主な役割:アキラへの5000億オーラムの賞金首指定を交渉材料として用い、アキラに建国主義者を討伐させることで自社の利権と秩序を維持する。
- 現時点での状況:セランタルビルの会談において、白いカードをチラつかせて脅迫してきたクロエに対し、超人ハーマーズを用いて瞬時に制圧し、冷酷に殺害宣告を行って格の違いを示している。
ストーリー全体の流れ
スラム脱出とアルファとの契約(I〈上〉〜I〈下〉)
スラム街の孤児アキラは、生き延びるためにクズスハラ街遺跡へ突入し、旧世界の人工知能アルファと出会う。アキラはアルファの強力な戦闘支援を得る契約を交わし、過酷な訓練と実戦を通じてハンターとして急速に頭角を現したのである。アキラはスラムの少女シェリルを救出してファミリーの後ろ盾となり、自身の生活拠点を確保するにいたった。
ヤラタサソリ大防衛戦と宿命の決闘(II〈上〉〜II〈下〉)
アキラはハンターランクを高めるため、ヤラタサソリの巣が広がるクズスハラ街の地下街防衛任務に就いたのである。そこでドランカムの若手ハンターであるレイナや、その仲間カツヤ、ユミナ達と出会うが、カツヤとは激しい不仲となる。アキラは地下街で遺物強奪犯の策略により、レイナを人質に取られたシオリとの「死闘」を強いられるが、これを見事に生き延びた。
遺跡遠征とトガミの挫折(III〈上〉〜III〈下〉)
新装備一式を手に入れたアキラは、探索活動を再開し、大規模な賞金首モンスター「タンクランチュラ」の討伐任務に参加する。 アキラはドランカムの期待の若手トガミと合流し、その規格外の武力で賞金首の撃破に大きく貢献した。 アキラの圧倒的な実力を前に、トガミは深い挫折を味わうことになる。
ミハゾノ街遺跡の怪獣異変と決死の自力脱出(IV)
アキラは高難度のミハゾノ街遺跡を訪れ、優秀な地図屋であるキャロルと遭遇して護衛依頼を引き受ける。しかし、遺跡内で機械系モンスターの活性化異変が発生し、アキラは巨大なモンスターに車両ごと一呑みにされてしまった。アルファとの通信を完全に失う絶望的な状況下で、アキラは自身の不運を笑い飛ばしながら自力で脱出を果たす。アキラは、建国主義者の移動端末と化していた「モニカ」を自力で撃破し、極限の死地からキャロルを救出したのである。
スラム大抗争と新型人型兵器の粉砕(V)
新装備が届くまでハンター稼業を中断していたアキラは、シェリルファミリーが立ち上げた「遺物販売店」を巡る大規模な抗争に巻き込まれる。スラム街の支配権と貴重な旧世界端末を狙う二大徒党が、人型兵器まで投入してシェリルの拠点を急襲したのだ。アキラは二大徒党を同時に敵に回し、4億オーラムの新装備を身に纏って単身で戦場へ乱入した。 アキラは最新の重装強化服を駆使して、両企業の新型人型兵器を次々と撃破・粉砕した。
管理人格ツバキとの邂逅とカツヤ達の全滅(VI〈上〉〜VI〈下〉)
アキラは遺跡の最奥部で絶対的な管理人格「ツバキ」と出会い、交渉を経て旧世界の情報端末を持ち帰った。しかし、端末の売却が企業の利権を刺激し、アキラは都市の都合による「ハンターランク調整依頼」を強制されてしまうのである。さらに、都市幹部の醜い派閥争いにより、アキラは建国主義者の嫌疑をかけられたのだ。シェリルを守るためにアキラを倒そうとするカツヤ達が襲撃し、アキラはアルファの接続を遮断された極限の状況下で、激突の末にカツヤ、ユミナ、アイリ達を全滅させてしまうのである。
東側輸送ルートの死闘と超人エルデの撃破(VII)
カツヤ達を殺害した深い後悔を背負いながら、アキラはランク50へ昇格し、都市間輸送車両の護衛任務に就く。 その道中、坂下重工の裏工作による巨虫類の襲撃や、アキラの誘拐を目論む義体者部隊の急襲に遭遇する。 アキラは、坂下重工が差し向けた生身の超人エルデと死闘を繰り広げ、限界出力を叩き出してエルデを撃破した。
偽アキラの冤罪と怪獣レラグロス討伐(VIII〈上〉〜VIII〈下〉)
装備を全損したアキラは、ヒカル達の裏工作により異例のハンターランク70へ昇格し、最新装備「ロスカーデン」を手に入れる。 しかし、アキラの姿と殺意を模した「偽アキラ」が現れ、都市幹部殺害の濡れ衣を着せられて5000億オーラムの賞金首に指定されてしまう。 偽アキラにシェリルを拉致されたアキラは激怒し、セランタルビルで偽アキラを圧倒し、シェリルを無事に救出した。 偽アキラは死の寸前に「怪獣レラグロス」へ脳データを有線転送して怪獣と化したが、アキラは対滅弾頭を体内に押し込んで怪獣ごと完全に爆破・消滅させたのである。
坂下重工の極秘依頼とミハゾノ街再構築(IX〈上〉)
冤罪が晴れたアキラは、スガドメから脱走中のシロウに関する極秘依頼を引き受け、前払いで最前線仕様の「HBTNシリーズ」を受け取る。 シロウが建国主義者のハルカを救おうとしていることを知ったアキラは、ユミナの死への悔恨から、二人を死なせずに救うために一時的な協力を決意する。 地下の生産施設でユミナの姿をした戦闘個体の大群を自力で全滅させた後、ハルカが起動した旧世界の超遺物「キューブ」の力により、データ上の都市が現実のミハゾノ街遺跡へと直接再構築されたのである。 アキラはアルファの通信が途絶した状態で、目の前に出現した戦闘個体ベイスとの新たな死闘を開始する。
「リビルドワールド I〈上〉 誘う亡霊(1)」
- 開始時:スラム街の路地裏で朽ち果てる寸前だった孤児の少年アキラは、一攫千金を夢見て、強力な自律兵器やモンスターが徘徊するクズスハラ街遺跡へ突入した。
- 主な出来事:アキラは遺跡で旧世界の人工知能アルファと出会い、自身の命を救われる代わりに、彼女が指定する遺跡の攻略を果たす契約を交わした。アルファの超常的な戦闘サポートを受けて生き延びたアキラは、シズカの店でAAH突撃銃を購入し、偶然出会った実力派の女性ハンターコンビであるエレナやサラに命を救われ、交流を深めていく。また、スラム街で他の孤児たちに襲われていた少女シェリルを救い、彼女が立ち上げた徒党の「後ろ盾」となる。
- クライマックス:アキラは遺跡の巡回任務中に、大規模なモンスターの急襲に巻き込まれた。アキラはアルファの強力な操縦支援と自身の折れない覚悟を武器に、未熟なハンターとしては不釣り合いなAAH突撃銃の射撃だけで、大型モンスターを撃破する大金星を挙げた。
- 巻末:アキラはハンターランク10へ昇格し、素人から一端のハンターとしてオフィスにようやく認められ、念願の情報端末を購入する。シェリルはアキラを裏切ろうとしたエリオを追放し、アキラの後ろ盾を背景にして徒党の本格的な拡大方針を打ち出した。

- 第1話 アキラとアルファ
- 第2話 覚悟の担当
- 第3話 命賭けの対価
- 第4話 旧世界の幽霊
- 第5話 アキラとシズカ
- 第6話 信じる
- 第7話 エレナとサラ
- 第8話 殺しの理由
- 第9話 真面目なハンター
- 第10話 落ちている財布
- 第11話 アキラとシェリル
- 第12話 シェリルの徒党
- 第13話 運が悪い者達
- 第14話 不運と幸運と偶然の繋がり
「リビルドワールドI〈下〉 無理無茶無謀(2)」
- 開始時:アキラを後ろ盾として、シェリルがスラム街で自身の徒党「シェリルファミリー」を急速に拡大し始める。
- 主な出来事:スラムの有力徒党「シジマ」の幹部ワタバが、アキラの宿や懇意にする武器店の店主シズカを脅迫する。アキラは自身の逆鱗(シズカへの脅威)に触れたワタバをその場で射殺し、シェリルを伴ってシジマの拠点へ直接乗り込んだのである。アキラの常軌を逸した冷徹な覚悟に圧倒されたシジマは、シェリルファミリーとの間に不可侵条約を結ぶ妥協を選択した。その後、クズスハラ街遺跡からモンスターの群れが出現し、緊急依頼が発令される。かつて命を救ってくれたエレナとサラが戦場に取り残されていると知ったアキラは、彼女たちへの「義理(貸し借り)」から、徒歩でも現場に向かう決意を固めたのである。
- クライマックス:アキラの「死地に合流する可能性をゼロにしたくない」という異常な執念と無謀さに心底惚れ込んだ都市職員のキバヤシは、アキラに折り畳み式の小型バイクを提供して彼を送り出す。キバヤシの「行ってこい!無理無茶無謀!」という叫びを背に、アキラはバイクでモンスターの猛攻(キャノンインセクト等)が吹き荒れる地獄のような戦場へと単身突入するのだ。アルファの操縦サポートを頼りに、アキラは極限の死線を潜り抜けてエレナとサラの救出に見事成功した。
- 巻末:アキラは過酷な戦いを生き延びて無事生還し、キバヤシから「無理無茶無謀を地で行くハンター」として認められて緊急依頼の完了手続きを行う。キバヤシはアキラを自身の「贔屓」として高く評価するようになり、アキラは新たな装備を調達して次の戦いへと備えるのだ。

- 第15話 感謝と負い目
- 第16話 後ろ盾のハンター
- 第17話 余計なこと
- 第18話 強化服の注文
- 第19話 地雷のような子供
- 第20話 心の再構築
- 第21話 頭部装備と勘とオカルト
- 第22話 強化服の真価
- 第23話 若手ハンターの認識
- 第24話 統企連の依頼
- 第25話 無理無茶無謀
- 第26話 救援に来た子供
- 第27話 キャノンインセクト
- 第28話 100億あっても端金
- 第29話 シジマの評価
- 第30話 各々の結果
- 閑話 境界都市の少女達
「リビルドワールド Ⅱ〈上〉 旧領域接続者(3)」
- 開始時:アキラは、ハンターランク20に達すれば高性能な荒野仕様の車両を安価でレンタルできるため、ランク20への到達を直近の目標に設定した。
- 主な出来事:アキラはクズスハラ街遺跡の地下街におけるヤラタサソリの巣の除去作業に従事し、そこでドランカムの若手ハンターであるレイナ、シオリ、カツヤ、ユミナと遭遇する。アキラは不釣り合いな実力から「養殖のガキ」と見下されながらも、周囲と距離を置いて警備を続けたが、地下街で対人戦闘用の特化装備を持つ不審者の襲撃に遭遇した。
- クライマックス:不審者(遺物強奪犯のケイン)の狡猾な策略により、シオリはレイナを人質に取られ、本意ではないながらもアキラとの決闘を余意なくされた。アキラはアルファの知覚加速と高い戦闘制御を駆使し、シオリの驚異的な刀撃を紙一重で回避しながら激しい死闘を展開したのである。
- 巻末:ヤナギサワ率いる防衛隊の介入により戦闘は中絶され、強奪犯達は排除・捕獲された。シオリはアキラに対して深い「負い目(義理)」を抱くようになり、アキラも彼女達の立場を警戒しつつ、キバヤシにこの対人戦歴を譲渡することで自宅購入の推薦を得る契機となったのだ。

- 第32話 ヒガラカ住宅街遺跡
- 第33話 旧領域接続者
- 第34話 暴食ワニ
- 第35話 専用弾の威力
- 第36話 願いの対価
- 第37話 仮設基地構築補助依頼
- 第38話 ヤラタサソリ
- 第39話 アキラ宛ての依頼
- 第40話 14番防衛地点の子供達
- 第41話 戦歴と実力
- 第42話 揉め事の対応
- 第43話 虫の群れ
- 第44話 報酬の算出方法
- 第45話 カツヤの不満
- 第46話 第9探索チーム
- 第47話 エレナの判断
- 第48話 地下街の探索
- 第49話 ハンター達の実力
- 閑話 ハンター志望の少年少女
「リビルドワールド Ⅱ 〈下〉 死後報復依頼プログラム(4)」
- 開始時:アキラは、地下街での決闘による重傷から回復し、ドランカムのカツヤとの間に決定的な不和が生じる。
- 主な出来事:地下遺跡から「旧世界の自動防衛システム」が誤って起動し、大量の自律兵器が地下街へ侵入する非常事態が発生した。アキラは防衛任務を継続する中でカツヤ達の部隊と合流するが、カツヤはアキラの冷徹な戦闘方針に激しい反発を示す。さらに、アキラは遺物強奪犯ヤジマから不意の奇襲を受けるが、アルファの機転による強化服の強制操作でかろうじて生き延びる。
- クライマックス:地下街の最深部において、旧世界の超大型自律兵器「ヤラタサソリの母機」が立ち塞がった。アキラはアルファの精密な射撃サポートを受けながら、自身の体を強化服の負荷で軋ませながら突撃し、大火力を用いて母機の強靭な装甲を打ち破って完全に沈黙させた。
- 巻末:アキラは病院で目覚め、キバヤシから「都市の評価を保つための戦歴売却取引」を持ちかけられる。自身がヤジマ達を撃退した戦歴を1億6000万オーラムで売却したアキラは、6000万オーラムの治療費を相殺し、手元に残った1億オーラムとキバヤシの推薦を得て、安全な下位区画に「一戸建ての自宅」を正式に契約・購入したのである。

- 第50話 地下街の不審者
- 第51話 逆転
- 第52話 それぞれの選択
- 第53話 戦闘終了の経緯
- 第54話 死後報復依頼プログラム
- 第55話 力場装甲
- 第56話 索敵手段
- 第57話 贅沢な殺し合い
- 第58話 潮時
- 第59話 幸運、或いは不運の結末
- 第60話 戦歴の買取額
- 第61話 お守りの御利益
- 第62話 シェリルの焦り
- 第63話 善行の下請け
- 第64話 大切な日、通過点の日
- 第65話 何も無かったことの確認
- 第66話 本来の実力
- 第67話 失望
- 第68話 臨戦手前
- 第69話 世界の見方
- 閑話 ホットサンド販売計画
「リビルドワールド III〈上〉 埋もれた遺跡(5)」
- 開始時:キバヤシの推薦によって念願の一戸建ての自宅を手に入れ、1億オーラムの資金を得たアキラは、新装備一式をシズカの店から受け取る。調達した車両を走らせて未発見遺跡の探索を再開し、かつてない荒野へと遠征したのだ。
- 主な出来事:アキラは遺跡の地下階段を発見し、階段の奥に潜む危険性を警戒しながら探索を進めた。その後、ドランカムのトガミや、その指導役シカラベ達と共に、大規模な賞金首モンスター「タンクランチュラ」の討伐任務に臨時の追加要員として参加する。
- クライマックス:討伐戦において、アキラはアルファの射線計算の支援を得て、多数の砲塔や子蜘蛛の群れを吐き出すタンクランチュラに対して驚異的な銃撃を浴びせる。アキラはハンターランク24にすぎない身でありながら、シカラベ達すら驚愕するほどの武力を発揮し、賞金首の撃破に大きく貢献した。
- 巻末:アキラの実力とハンターランクの致命的な乖離にトガミは深く打ちのめされ、シカラベもアキラの得体の知れない強さに疑念を抱く。裏では、都市幹部のヤナギサワが、捕獲を免れて潜伏していた建国主義者のケインと極秘に繋がり、不気味な計画を進めていた。

- 第70話 埋もれた遺跡
- 第71話 遺物売却のノウハウ
- 第72話 遺跡探索のお土産
- 第73話 再探索の成果
- 第74話 シェリルの買い物
- 第75話 カツヤとシェリル
- 第76話 衝突回避
- 第77話 シェリル達の遺物収集
- 第78話 誰かの企み
- 第79話 シェリルの災難
- 第80話 情報の価値
- 第81話 想定外
- 第82話 遺跡の警備装置
- 第83話 願いの代償
- 第84話 助ける理由とその相手
- 第85話 続く試行
「リビルドワールド III〈下〉 賞金首討伐の誘い 6」
- 開始時:タンクランチュラ討伐を成し遂げたアキラは、多額の賞金を手に入れて装備のさらなる更新を計画する。
- 主な出来事:アキラは遺跡から持ち帰った「旧世界の端末」をシェリルに預け、彼女が主催するスラムのオークションに出品した。この貴重な旧世界技術の利権を巡り、都市の防衛隊や他企業のハンター達がスラム街へ一斉に集まり始める。
- クライマックス:オークションの会場を、かつてアキラに煮え湯を飲まされた建国主義者のテロリスト部隊が強襲した。アキラはアルファの高度な索敵支援を頼りに、自律人形や武装テロリスト達を次々と撃破し、シェリルを背中で庇いながら会場の防衛に尽力した。
- 巻末:テロ部隊はアキラの活躍と、突如介入したヤナギサワの都市部隊によって壊滅する。アキラはハンターランク35へ到達し、都市や他企業から一人の強力なイレギュラーとして警戒され始める。

- 第86話 変異種
- 第87話 賞金首討伐の誘い
- 第88話 殺しすぎで自滅するタイプ
- 第89話 足枷と認識
- 第90話 啓示
- 第91話 反カツヤ派の期待の星
- 第92話 億超えのハンター達
- 第93話 タンクランチュラ
- 第94話 賞金首撃破
- 第95話 下らない小細工
- 第96話 カツヤの部隊
- 第97話 過合成スネーク
- 第98話 指揮系統
- 第99話 それぞれの判断
- 第100話 選択の影響
- 第101話嘲笑う
- 第102話 続く試行、変わる指向
- 閑話 運の問題
「リビルドワールド IV 現世界と旧世界の闘争 7」
- 開始時:アキラは、以前ヒガラカ住宅街遺跡で手に入れたリオンズテイル社の端末設置場所のデータを頼りに、高難度なミハゾノ街遺跡を訪れる。
- 主な出来事:アキラはミハゾノ街の工場区画において、遺跡の地図を調査・作製する地図屋のキャロルとモニカに遭遇し、キャロルから高額な護衛依頼を引き受けた。しかし、遺跡内において機械系モンスターが一斉に活性化する大規模な異変が発生し、アキラは不運にも巨大なモンスターに車両ごと一呑みにされてしまったのである。
- クライマックス:モンスターの体内という絶望的な状況下で、アキラはアルファのサポート接続を完全に失ってしまう。アキラは自身の不運を笑い飛ばしながらも、強靭な自力のみでモンスターの肉体を切り開いて生還を果たし、さらに建国主義者の移動端末と化して襲いかかってきた「モニカ」を、激しい対人戦の末に自力で撃破してキャロルを救出した。
- 巻末:アキラはモニカが賞金首となったことで莫大な報酬を得る見込みとなるが、主要な銃を失い強化服も大破したため再び活動休止となる。アルファから、本来の目的を果たすには今回の旧世界装備(モニカの装備)すら遥かに凌駕する性能が必要だと告げられる。

- 第103話 現世界と旧世界の闘争
- 第104話 メイドとメイドとその主人
- 第105話 懸念の解消
- 第106話 工場区画
- 第107話 アキラとキャロル
- 第108話 本日2度目
- 第109話 嘘偽りの無い言葉
- 第110話 依頼の誘いと同行者
- 第111話 異変後の遺跡
- 第112話 同行者達
- 第113 話 救援依頼
- 第114話 借りの優先順位
- 第115話 新たな依頼
- 第116話 助かった者
- 第117話 台無し
- 第118話 裏切り者の雇い主
- 第119話 動く死体
- 第120話分断の影響
- 第121話 殺意の推移
- 第122話 判断基準
- 第123 話 種明かし
「リビルドワールド V 大規模抗争 8」
- 開始時:アキラが新装備の調達を待つ間、シェリルはアキラと遺跡から持ち帰った旧世界の遺物を販売する「遺物販売店」をスラムに立ち上げた。
- 主な出来事:販売店が扱う貴重な旧世界端末を巡り、スラム街の二大徒党(エゾントファミリーとハーリアス)の利権対立が激化する。情報屋ヴィオラの狡猾な暗躍によってアキラが倉庫にいない時間が狙われ、二大徒党が人型兵器や多数の武装部隊を投入してシェリルの拠点を急襲する大規模な抗争が発生した。
- クライマックス:アキラは二大徒党を同時に敵に回すことを一切躊躇せず、4億オーラムの強力な新装備を身に纏い、単身で大抗争の真っ只中へ突入した。アキラは兵器企業である八島重鉄の「白兎」や、吉岡重工の「黒狼」といった新型人型兵器の大部隊を相手に、強化服の限界出力を叩き出して次々と撃破・粉砕した。
- 巻末:抗争はアキラの圧倒的な武力によって制圧され、ロゲルトを倒したネリアがアキラに接触して撤退を促した。スラム街の二大徒党は壊滅してスラムは半壊し、シェリルファミリーが一強状態として君臨することになる。

- 第125話 続く賭け事
- 第126 話 ある地雷原
- 第127話 稼いだ金の使い方
- 第128話 断る理由
- 第129話 短慮なハンター
- 第130話 倉庫の関係者達
- 第131話 不可解な侵入者
- 第132話 4億オーラムの強化服
- 第133話 予想外
- 第134話 八林診療所
- 第135話 換金
- 第136話 ヤナギサワの用事
- 第137話 猛毒入りの大金
- 第138話 数と質
- 第139 話 準備完了
- 第140話 大抗争開始
- 第141話 優先順位
- 第142話 満足に欠ける決着
- 第143話 みっともない強さ
- 第144話 ハンター稼業再開
「リビルドワールド VI〈上〉 統治系管理人格 9」
- 開始時:アキラはスラム大抗争の事後処理を終え、新装備の調達元である「カツラギの店」やシズカの店から弾薬を補充して活動を再開した。
- 主な出来事:アキラはクズスハラ街遺跡の未踏査領域へ深く侵入し、旧世界の頑強な遺跡ビルに到達する。そこは、驚異的な防衛システムを統括する最奥部のシステム管理人格「ツバキ」が直接支配する神聖なエリアであった。
- クライマックス:遺跡の管理人格ツバキが、自身のホログラム姿をアキラの前に出現させて直接交渉を持ちかけた。ツバキはアキラが持つ「アルファとの接続」を感知し、彼を旧世界システムへ深く繋がった特異な存在と見なし、アキラに対して一定の配慮を示す。
- 巻末:アキラはツバキから提供された「旧世界の高価値な情報端末」を回収し、無事に生還を果たす。しかし、この貴重な端末の持ち帰りが、企業の利権を刺激し、クガマヤマ都市幹部達の大きな政治工作をアキラの周囲に引き寄せる発端となった。

- 第146話 廃棄品と、ある配慮
- 第147話 旧世界製の情報端末
- 第148話 シェリルの遺物販売店
- 第149話 ハンターランク調整依頼
- 第150話 奥部のモンスター
- 第151話 ユミナの訓練
- 第152話 ある一つの正念場
- 第153話 ユミナの契機
- 第154話 ティオルの嘆き
- 第155話 再構築完了
- 第156話 女に甘いタイプ
- 第157話 望みと選択
- 第158話 イイダ商業区画遺跡
- 第159話 レイナとトガミ
- 第160話 運も実力の内
- 第161話 総合支援システムの欠点
- 第162話 競争相手
- 第163話 配達人、または乱入者
- 第164話 ティオルの変異
- 第165話 自動人形
- 第166話 現実の解像度
- 第167話 試行の障害
「リビルドワールドVI〈下〉 望みの果て 10」
- 開始時:アキラが持ち帰った端末をシェリルが販売したことが発端となり、人型兵器を破壊された両企業の圧力を受けた都市側は、アキラに「ハンターランク調整依頼」を課し、活動場所をイイダ商業区画遺跡に制限した。
- 主な出来事:イイダ商業区画遺跡でアキラは、同行・監視役として派遣されたドランカムのユミナと共に旧世界の自動人形の捜索を行う。しかし、都市幹部のヤナギサワとウダジマの醜い権力争いに巻き込まれ、アキラは建国主義者の内通者であるという濡れ衣をかけられてしまう。
- クライマックス:ウダジマの陰謀により、シェリルを救うためにアキラを倒そうとするカツヤ達ドランカムの部隊が急襲した。アキラはアルファの通信接続を完全に遮断された極限の自力戦闘を強いられ、襲いかかるカツヤ、ユミナ、アイリ達を激しい銃撃戦の末に全滅させた。
- 巻末:アキラは満身創痍で生還し、両手を失う大怪我を負いながらも再生治療を受けて目覚める。しかし、自分が「ユミナとカツヤを殺してしまった」という生涯消えない最も深い後悔(感傷)を、アキラはその心に深く刻み込むことになった。

- 第168話 見舞い客
- 第169話 贅沢な風呂
- 第170話 強化服の試用会
- 第171話 ユミナの実力
- 第172話 模擬戦
- 第173話 第2奥部
- 第174話 危険な取引
- 第175話 ツバキハラ方面
- 第176話 異形の少年達
- 第177話 誰かの望み、誰かの願い
- 第178話 容疑
- 第179話 建国宣言
- 第180話 通信障害
- 第181話 襲撃と襲撃
- 第182話 巨人達
- 第183話 甘えからの脱却
- 第184話 殺害対象
- 第185話 偽アキラ
- 第186話 ローカルネットワーク
- 第187話 アキラとユミナ
- 第188話 望みの果て
- 第189話 義理と命
- 第190話 試行は続けられる
「リビルドワールド VII 超人(11)」
- 開始時:ユミナ達を失った深い悔恨を抱えながら、アキラは建国主義者討伐の功績によりハンターランク50へ昇格し、約50億オーラムの莫大な報酬を得る。
- 主な出来事:アキラは、新たに専属担当者となった広域経営部の職員ヒカルの勧めにより、東側のツェゲルト都市へ向かう「都市間輸送車両」の護衛任務を引き受ける。その移動中、アキラを乗せた車列は、大規模な巨虫類の襲撃や、アキラの誘拐を目論む坂下重工の裏工作部隊による急襲に遭遇し、激しい大混戦に陥る。
- クライマックス:護衛任務の最中、アキラは坂下重工が差し向けた生身の超人「エルデ」と一対一の極限の死闘を繰り広げた。エルデの凄まじい身体能力と重力操作に対抗するため、アキラは強化服の限界出力を暴走させ、全身の骨が軋み細胞が破壊される負荷を強力な治療薬で再生しながら、強引な一撃を叩き込んでエルデを完全に撃破した。
- 巻末:アキラは輸送車両を守り抜いたものの、装備を完全に全損する。しかし、この戦いでの凄まじい貢献により、アキラはヒカル達の裏工作によって一気にハンターランク70へと特別昇格を果たす。

- 第191話 入院中の出来事
- 第192話 一因と遠因
- 第193話 アキラとヒカル
- 第194話 酒場での話
- 第195話 間引き依頼
- 第196話 よくある想定外の事態
- 第197話 分かりやすい強さ
- 第198 話 立入許可の無いハンター
- 第199話 ヒカルの誤算
- 第200話 東側の領域
- 第201話 巨虫類
- 第202話 高ランクハンター達
- 第203話 ツェゲルト都市
- 第204話 坂下重工
- 第205話 シロウ
- 第206話 永遠の緊急事態
- 第207話 四つ巴
- 第208話 襲撃者
- 第209話 超人
- 第210話 名乗る理由
- 第211話 激戦の報酬
「リビルドワールド VIII〈上〉 第3奥部(12)」
- 開始時:ハンターランク70に到達したアキラは、翌日までに調達された218億オーラムの最新装備「ロスカーデン」とLEO複合銃をシズカの店から受け取り、クズスハラ街遺跡の第3奥部に侵入する。
- 主な出来事:アキラは、一度は死にかけた真っ白な世界である第3奥部において、巨大な怪獣(融合体)との交戦を開始する。しかし、アキラの姿を完全に模した「偽アキラ」が突如現れ、都市幹部ウダジマを殺害したという偽の拉致映像を拡散されたことで、アキラは5000億オーラムの超巨額の賞金首に指定されてしまう。
- クライマックス:偽アキラはアキラへの嫌がらせとしてシェリルを誘拐し、セランタルビルに姿を現した。アキラは5000億の賞金首として都市防衛隊や高ランクハンター達に追われながらも、シェリルを救い出すために単身でセランタルビルへと突入した。
- 巻末:アキラはビル内部で偽アキラを追い詰め、自身の不運と怒りを爆発させながら、偽アキラをセランタルビルの屋上へと追い詰めていく。

- 212話 きわどい話
- 第213話 シロウの観光
- 第214話 内緒話
- 第215話 悪女の副業
- 第216話 護衛依頼
- 第217話 一晩100億オーラム
- 第218話 今のアキラのもてなし方
- 第219話 自宅跡の攻防
- 第220話 端金脱却
- 第221話 ドラゴンリバー
- 第222話 裏口探し
- 第223話 地下トンネル
- 第224話 保留
- 第225話 第3奥部
- 第226話 レイナの成長
- 第227話 シロウとの取引
- 第228話 リオンズテイル社
- 第229話 幻影都市
- 第230話 怪獣
- 第231話 殺した理由
「リビルドワールドVIII〈下〉 偽アキラ(13)」
- 開始時:アキラはセランタルビルの決戦において、偽アキラを追い詰めてシェリルの救出に成功する。
- 主な出来事:偽アキラをバイクごと一刀両断して撃破したアキラだったが、偽アキラは死の直前、自身の脳データを「怪獣レラグロス」へ有線接続で直接転送し、怪獣を乗っ取ってアキラに襲いかかった。アルファはアキラを確実に生かすため、第3奥部に強力な通信障害を発生させて敵のエネルギー供給を絶つ提案を行い、アキラはアルファのサポートを失う自力戦闘を決意する。
- クライマックス:通信が完全に切断された真っ白な世界の中で、アキラは自力での戦闘を開始した。着用者を負荷で殺しかねない強化服の限界突破機動を再生薬で強引に維持しながら、アキラはシロウから前払いされた「HBTNブレード」で怪獣の皮膚を大きく斬り裂き、その裂け目に向けて4発の「対滅弾頭」を体内に同時に撃ち込んだ。
- 巻末:怪獣レラグロスは偽アキラの意識ごと、体内からの超極大の爆発によって完全に消滅した。アキラは冤罪を晴らし、坂下重工のスガドメから、脱走中のシロウに関する極秘依頼を引き受けることで、正式に5000億の賞金首指定を解除されたのである。

- 第232話 協力者達
- 第233話 状況の把握
- 第234話潜伏場所
- 第325話 高価な死体
- 第336話 シェリルの不安
- 第327話 イナベからの支援
- 第338話 護衛の実力
- 第239話 裏にいる誰か
- 第240話 偽アキラ出現
- 第241話 ハルカ
- 第242話 サポートの質の差
- 第243話 意外な増援
- 第244話 交渉開始
- 第245話 命懸け
- 第246 話 ハンターとしての生き方
- 第247話 払えるだけ払った
- 第248 話 奇妙な質問
- 第249話 旧領域接続者達
- 第250話 スガドメの提案
- 第251話 5000億オーラムの賞金首
- 第252 話 ドーラスの覚悟
- 第253話 追加の支援
- 第254話 第3奥部の激戦
- 第255話 怪獣の撃破方法
- 第256話 今日はついてる
- 第257話 歪んだ想い
- 第258話 騒ぎは続く
「リビルドワールド IX(9)〈上〉(14)」
- 開始時:アキラは、スガドメから提示されたシロウに関する特殊な極秘依頼を、最前線仕様の超高性能装備「HBTNシリーズ」の一式前払いと引き換えに受託した。
- 主な出来事:アキラは以前の約束通りレイナ達を地下の隠し端末へと案内し、リオンズテイル社の総帥ローレンスと対面する。その後、シロウからハルカ(エンチェイント)救出への協力を懇願されたアキラは、ユミナの死への悔恨から、二人を死なせずに救うために一時的な協力を決意し、地下の生産施設へと潜入する。
- クライマックス:生産施設において、アキラは彼の精神を完全にへし折るためにシステムが投入した「ユミナの姿を模した戦闘個体」の大群と遭遇した。アキラはユミナを殺した苦痛を忘れないよう、一体倒すごとに心を激しく抉られながらも、驚異的な自力戦闘によってこの大部隊を全滅させ、ユミナの上半身を生やした冒涜的なバオレギレをも斬り裂いて消滅させた。
- 巻末:アキラが対滅弾頭で生産施設を消沈させた結果、地上に怪獣レラグロスが大量発生する最悪の事態を引き起こす。その後、ハルカが起動した旧世界の超遺物「キューブ」の力により、ミハゾノ街遺跡は真っ白なビル群の立ち並ぶ旧世界都市へと具現化・再構築される。アキラはアルファとの接続を失った過酷な状況のまま、戦闘個体ベイスとの新たな死闘を開始した。

- 第 259話 スガドメからの依頼内容
- 第260話 500億オーラムの使い道
- 第261話 シェリルファミリーの変化
- 第262話 ローレンスの契約内容
- 第263話 時間切れ
- 第264話 決死の交渉
- 第265話 助ける理由
- 第266話 意外にクソ野郎
- 第267話 不確定要素
- 第268話 アキラの疑問
- 第269話 疑問の答え
- 第270話 お手軽文明再構築キット
- 第271話 本人の範囲
- 第272話 お前を殺すのは一度目だ
- 第273話 アキラが出した緊急依頼
- 第274話 ある驕り
- 第275話 生死の均衡
- 第276話 過去を味方につけて
- 第277話 キューブ取得の経緯
- 第278話 様々な交渉
- 第279話 予想外の事態
- 第280話 ヤナギサワの要求
- 第281話 ミハゾノ街
物語の重要な転換点
アルファとの契約(第I巻〈上〉)
- 何が起きたか:スラムの孤児アキラが遺跡で旧世界の管理人格アルファと出会い、戦闘支援の契約を結んだ。
- 何が変わったか:アキラはスラムの底辺から脱出し、一流ハンターへと成り上がるための圧倒的な武力と成長の機会を手に入れた。
アルファ未接続でのモニカ自力撃破(第IV巻)
- 何が起きたか:アキラはミハゾノ街遺跡の怪獣の体内でアルファのサポートを完全に失う。
- 何が変わったか:アキラは自身の不運を笑い飛ばしながら自力で脱出し、建国主義者のモニカを自力で撃破してキャロルを救出した。これにより、借り物の力に依存する自分に対する不安を乗り越え、強固な自力戦闘の礎を築いた。
スラム大抗争での人型兵器撃破(第V巻)
- 何が起きたか:アキラは4億オーラムの新装備を身に纏い、スラムの二大徒党が投入した兵器企業の最新鋭の人型兵器を単身で撃破した。
- 何が変わったか:アキラの実力が都市や企業の幹部達に決定的に認知され、一地方のハンターを超えた「規格外の危険人物」として政治工作に巻き込まれ始める。
カツヤ、ユミナ達の全滅と深い悔恨(第VI巻〈下〉)
- 何が起きたか:ウダジマの陰謀により、アキラはアルファの接続がない状況でカツヤ、ユミナ達ドランカムの部隊を全滅させた。
- 何が変わったか:アキラは自分を心配し、救おうとしてくれたユミナを自身の選択で殺害した深い後悔を背負う。この「同じ悲劇を絶対に繰り返さない」という強い感傷が、以後の彼の行動原理となった。
超人エルデの撃破とランク70への昇格(第VII巻)
- 何が起きたか:アキラは輸送車両の防衛任務において、坂下重工の生身の超人エルデと死闘を繰り広げ、限界出力を叩き出して撃破した。
- 何が変わったか:アキラは装備を全壊したものの、大企業に実力を完全に認められ、ハンターランク70の一流ハンターへと特別に推薦・昇格させられた。
通信障害下でのレラグロス撃破と極秘依頼の受託(第VIII巻〈下〉)
- 何が起きたか:アキラは通信障害下で怪獣と化した偽アキラを対滅弾頭で消滅させ、スガドメからシロウに関する特殊な極秘依頼を引き受けた。
- 何が変わったか:アキラは5000億オーラムの賞金首指定を完全に解除させ、大企業スガドメから「最も信頼できる契約者」として絶大な裁量と、最前線仕様の装備「HBTNシリーズ」を前払いで託された。
ユミナ型戦闘個体の全滅とミハゾノ街再構築(第IX巻〈上〉)
- 何が起きたか:アキラはユミナの姿を模したクローンの大群を自力で全滅させ、ハルカは超遺物キューブを用いてミハゾノ街遺跡を現実世界に再構築した。
- 何が変わったか:アキラは自身の過去の傷を利用するシステムを自力で制圧し、精神的な脱皮を遂げる。一方で、ミハゾノ街は旧世界の真っ白な物理都市へと一変し、アキラはアルファ未接続のまま、さらなる死闘に突入した。
主人公を取り巻く人物関係
アルファ
- 関係:アキラを最高峰のハンターに育てるために導く、実体のないシステム管理人格と、その契約者である。
- 主な出来事:アキラが第3奥部での激戦やミハゾノ街遺跡での侵入を成し遂げる際、高度な索敵と操縦サポートで彼の命を救い続けた。
- 現在:ハルカとの交渉後、ミハゾノ街遺跡付近においてアキラとの通信接続を突然完全に断絶している(第IX巻〈上〉)。
カツヤ
- 関係:互いの信念と理想論が激しく衝突し、最後まで相容れることのなかったドランカムの少年ハンターである。
- 主な出来事:遺跡や地下街の防衛戦において度々衝突し、カツヤはアキラの冷徹さを、アキラはカツヤの無自覚な甘さを嫌悪した。
- 現在:ウダジマの陰謀による大抗争の最中、アルファの接続がないアキラと激突し、アキラの正確な銃撃により射殺されて死亡した(第VI巻〈下〉)。
ユミナ
- 関係:アキラの狂気的な覚悟を心配し、彼が破滅しないように同行・監視役を務めたドランカムの少女だ。
- 主な出来事:アキラがカツヤ達に殺されないよう、自らアキラの依頼に同行して彼を見守り続けた。
- 現在:アキラとカツヤの決戦を止めるため、自身の身を盾にしてアキラを庇おうとしたが、激戦の最中にアキラの引き裂くような一撃によって絶命した。アキラの心に最も深い悔恨を残した(第VI巻〈下〉)。
シズカ
- 関係:アキラが最も深い信頼を寄せる個人武器店の店主であり、アキラの壊れかけた理性を繋ぎ止める精神的支柱だ。
- 主な出来事:アキラがユミナの死に自棄になっていた際、優しい抱擁と通信での説得により、アキラに「生きて帰る」という理性を取り戻させた。
- 現在:アキラの配慮(担当者ヒカルの手配)により、護衛を兼ねて坂下重工の保護下(防壁内)に一時避難している(第IX巻〈上〉)。
トガミ
- 関係:アキラの実力に圧倒されつつも、彼に多大な「借り」を返すために奔走する誠実なドランカムの仲間である。
- 主な出来事:アキラが賞金首となった際、都市の支援プロジェクトを利用してアキラに必要な弾薬や高性能な拡張パーツ、キバヤシの対滅弾頭などを極秘に運搬して引き渡す大役を果たした。
- 現在:アキラへの装備調達を無事に完了させた後、自身のハンターランクがアキラの成果依存で驚異的に50まで急上昇した事実にモヤモヤしながらも、さらなる成長を誓っている(第IX巻〈上〉)。
キャロル
- 関係:アキラに命を救われて以降、彼に強い好意と信頼を抱く優秀な地図屋兼旧領域接続者である。
- 主な出来事:アキラはミハゾノ街の異変でキャロルを命懸けで救出し、キャロルはアキラの逃亡の際にカモフラージュ機能付きのキャンピングカーを提供して彼を匿った。ハーマーズの襲撃時は、自身の強化服が半壊するほどの最大出力を撃ち込んでアキラを援護した。
- 現在:アキラへの借りを返し終えて笑い合った後、シロウ達のミハゾノ街遺跡への侵入を見送る形で一時待機している(第IX巻〈上〉)。
シロウ
- 関係:アキラに救出された恩を重んじ、自身の命を懸けてアキラの戦力を支える脱走中の旧領域接続者である。
- 主な出来事:アキラが5000億の賞金首となった際、坂下重工の最前線向け超高性能武器「HBTNブレード」やエネルギーパック、高品質な回復薬を極秘に調達し、トガミを介してアキラに前払いした。
- 現在:ハルカから受け取ったキューブを用いてミハゾノ街の再構築を強行し、ハルカの実体救出を試みている(第IX巻〈上〉)。
主人公の立場・評価の変化
第I巻〈上〉時点
- 本人の認識:明日の生存すら保証されない、宿無し武器なしのただの孤児である。
- 所属:無所属の登録したての新米ハンター。
- 周囲からの評価:スラム街の他の孤児たちからは絶好の獲物として見下され、遺跡のハンター達からはただの「無謀な死に損ないの子供」として扱われていた。
第II巻〈上〉時点
- 本人の認識:アルファの強力な索敵と操縦支援がなければ、遺跡で敵に気付けずに奇襲を受けて即座に死亡するレベルの実力だと自覚している。
- 所属:個人ハンター(ハンターランク20)。
- 周囲からの評価:地下街防衛任務をほぼ単独で成し遂げた異常な戦歴を非公開情報で確認した職員からは、称賛よりも得体の知れない存在としての「畏怖」を抱かれている。
第V巻時点
- 本人の認識:自分の実力はアルファの力を借りた「みっともない強さ(詐欺)」にすぎず、他者から寄せられる称賛に罪悪感と歪みを覚えている。
- 所属:個人ハンター(ハンターランク35)。
- 周囲からの評価:兵器企業の新型人型兵器を強化服姿だけで単身で撃壊・粉砕したため、都市や他企業からシステムを歪めかねない「規格外の実力者」として警戒され、ハラハラするような強引な価格交渉の材料として利用される。
第VI巻〈下〉時点
- 本人の認識:急激なランク上昇に対し、八島や吉岡企業の裏工作による不自然な数値調整だと感じており、経験不足や自分自身の成長の「頭打ち」に焦りを感じている。
- 所属:個人ハンター(ハンターランク46)。
- 周囲からの評価:カツヤ、ユミナ、アイリ達ドランカムの部隊を全滅させ、ティオル(巨人)を単身で撃破した凄まじい戦闘能力から、都市や他企業から建国主義者への協力嫌疑をかけられるほどの危険人物としてマークされる。
第VIII巻〈下〉時点
- 本人の認識:富裕層向けの美食や豪華な浴室設備に舌や日常が慣れ始めている生活水準の向上に戸惑い、自身の変化に強い困惑を抱いている。
- 所属:個人ハンター(ハンターランク70)。
- 周囲からの評価:アキラを勝手に囮として使用した坂下重工から多大な貢献への見返り(ランク70への特別調整)を与えられるほど、大企業から明確に実力を認知された存在として扱われる。
第IX巻〈上〉時点
- 本人の認識:アルファとの接続が完全に切れた状態が続く過酷な状況下において、自身の判断と技量だけで戦うことを強いられながら、かつてユミナを殺した深い後悔を繰り返さないためにシロウとハルカの救出に手を貸す決意を固める。
- 所属:個人ハンター(ハンターランク70)。
- 周囲からの評価:坂下重工の重役スガドメから、シロウに関する極秘依頼(状況に応じた協力、救出、捕獲、あるいは抹殺の判断)をアキラ自身の意思に一任されるほど、契約に最も誠実で強固な「交渉権者」としてその覚悟と武力を認められている。
主な敵・対立相手
ティオル
- 初登場巻:第V巻
- 目的・立場:シェリルに一目惚れして倉庫警備をしていたハンター志望の少年だったが、建国主義者に誘拐されてシステムに取り込まれ、異形へと変貌させられた。
- 主人公側との対立理由:建国主義者のシステムによってアキラを優先的に狙うよう刷り込まれ、頭から強制的に爆弾を取り出して再生するなどの実験を経て、アキラへの妄執的な執着を剥き出しにして何度も襲いかかった。
- 主な事件:建国主義者の拠点の屋上において、モンスターを取り込んで多数の腕や砲を備えた異形の超巨大モンスターへと変異し、アキラと死闘を繰り広げた。
- 現在の状況:アルファが意図的に暴走させた旧世界製ブレードの強大な光刃によって、足場であるセランタルビルごと両断され、最後にシェリルの名を思い出しながら完全に死亡した。
偽アキラ
- 初登場巻:第VIII巻〈上〉
- 目的・立場:アキラの姿と装備、さらにはヴィオラがハッキングしたアキラ特有の「漆黒の殺意」を脳に注ぎ込まれて造り出された、歪んだクローンである。
- 主人公側との対立理由:自身こそが本物のアキラであると固執し、「ユミナを殺し合わされた都市への復讐」という歪んだ設定に突き動かされるまま、都市幹部ウダジマ殺害の濡れ衣(冤罪)をアキラに被せて彼を抹殺しようとした。
- 主な事件:シェリルを拉致してセランタルビルに立て籠もり、アキラに追い詰められてバイクごと一刀両断された後、自身の脳データを「怪獣レラグロス」へ直接有線転送してアキラに襲いかかった。
- 現在の状況:アルファとの接続を失ったアキラの過酷な自力戦闘により、皮膚の裂け目に4発の対滅弾頭を同時に撃ち込まれ、怪獣レラグロスごと内側から跡形もなく爆破されて消滅した。
ベイス(ハルカ・ベイス)
- 初登場巻:第IX巻〈上〉
- 目的・立場:ハルカ(エンチェイント)と同種であるハルカ型の戦闘個体のリーダー格であり、生産施設を統括するシステムだ。
- 主人公側との対立理由:地下の生産施設へ侵入したアキラ達を敵と検知し、アキラの心を折るために「ユミナ型の戦闘個体」の大群や異形のバオレギレを投入して排除を試みた。
- 主な事件:地下施設がアキラの対滅弾頭によって消滅した後、再構築された真っ白なミハゾノ街遺跡において、裏切り者であるハルカ(エンチェイント)を追って出現した。
- 現在の状況:ハルカ(エンチェイント)を回収するためにその場に立ちはだかり、アルファ未接続のアキラと即座に交戦を開始している。
主な事件・戦闘
地下街防衛戦とシオリとの決闘
- 該当巻:第II巻〈上〉
- 発生原因:遺物強奪犯ケインの狡猾な策略により、シオリの主であるレイナを人質に取られたため、シオリは本意ではないながらもアキラを殺す決闘を強要された。
- 参加人物:アキラ、アルファ、シオリ、レイナ(人質)、ケイン(黒幕)
- 経過:アキラはアルファの超高速の知覚加速の支援を受け、シオリの放つ驚異的な神速の刀撃を紙一重で回避する。アキラは高性能な回復薬で激痛を強引に和らげながら、生死を彷徨う冷徹な銃撃戦を展開した。
- 決着:ヤナギサワ率いる都市防衛隊の大部隊が介入したことで、双方は致命的な決着に至る前に戦闘を中断し、ヤナギサワによって強奪犯達は排除・捕獲された。
- その後への影響:シオリはアキラに対して深い「負い目(義理)」を抱くようになり、アキラも彼女達の立場を警戒しつつ、キバヤシにこの対人戦歴を譲渡することで自宅購入の推薦を得る契機となった。
セランタルビルの死闘(対ティオル)
- 該当巻:第V巻
- 発生原因:建国主義者のシステムに完全に取り込まれたティオルが、アキラへの妄執的な憎悪を剥き出しにして、大型モンスターと融合して襲撃した。
- 参加人物:アキラ、アルファ、ティオル(敵)、ネリア(協力)
- 経過:ティオルはモンスターを周囲から取り込み、多数の腕や強力な砲を持つ異形の巨大怪獣へと変貌した。アキラは力場装甲やLEO複合銃を駆使するが、遺跡ビルの防衛システムや拡張空間の干渉により苦戦を強いられる。
- 決着:アルファが強制的にアキラの旧世界製ブレードのエネルギーを暴走させ、極大の光刃を発生させた。アキラはその強大な光刃を一閃し、足場であるセランタルビルごとティオルの肉体を両断して消滅させた。
- その後への影響:ティオルは完全に消滅し、アキラはセランタルビルの攻略報酬と莫大な戦果を得る。しかし、アキラの驚異的な武力は都市や他企業から一人の強力な「イレギュラー」としてさらに警戒される結果となった。
イイダ商業区画遺跡の決戦(対カツヤ、ユミナ)
- 該当巻:第VI巻〈下〉
- 発生原因:ウダジマの裏切り工作により、アキラは建国主義者の内通者であるという濡れ衣をかけられ、アキラを危険視したカツヤ達ドランカムの部隊に襲撃された。
- 参加人物:アキラ、カツヤ、ユミナ、アイリ、ドランカム部隊(敵)
- 経過:カツヤは「カツヤネットワーク(旧世界接続能力)」を無意識に暴走させ、部隊全員の能力を極限まで同調させてアキラを包囲した。アキラは突如発生した通信障害により、アルファの接続支援を完全に遮断された状態のまま、自力での戦闘を余意なくされた。
- 決着:アキラは、自分を心配して庇おうとしたユミナを自身の選択で殺害した深い後悔を背負いながら、凄まじい神速の機動でカツヤ達の眉間を正確に撃ち抜き、部隊全員を全滅させた。
- その後への影響:カツヤ、ユミナ、アイリ達は死亡し、アキラは辛うじて生還した。アキラの心には「ユミナを殺した」という生涯消えない悔恨が残り、以後は他者の陰謀に自分の過去の後悔を利用させない強い感傷(覚悟)を抱くようになった。
ユミナ型戦闘個体との葛藤戦
- 該当巻:第IX巻〈上〉
- 発生原因:地下の生産施設に侵入したアキラを排除するため、システム(ベイス)がアキラの精神的な弱点を突き、ユミナの姿をした戦闘個体を投入した。
- 参加人物:アキラ、ユミナ型の戦闘個体の大群(敵)、ベイス(操り手)
- 経過:アキラは、かつて自身の選択で殺めたユミナと全く同じ顔をしたクローン達が、自分への憎悪の表情を浮かべて殺しに襲いかかる凄惨な拷問に直面した。アキラは「ユミナを殺した苦痛に慣れて忘れてしまうことは、彼女の死を些細に扱うことだ」と自覚し、慣れることを激しく拒み、心が抉られる激痛そのものを心の支えにしながら絶叫して引き金を引き続けた。
- 決着:アキラは「お前を殺すのは一度目だ」と自らに強く言い聞かせ、ユミナ型の大群をすべて自力で全滅させ、ユミナの上半身を生やした冒涜的なバオレギレをもブレードでバラバラに斬り裂いて消滅させた。
- その後への影響:アキラは対滅弾頭を連射してこの地下施設を一瞬で木っ端微塵の消し炭に吹き飛ばして脱出したが、その大爆発の余波により、地上にレラグロスに似た大型怪獣が大量発生する最悪の不測の事態を引き起こす原因となった。
継続中の問題・未解決事項
アルファの本来の目的とアキラの実力不足
- 発生した巻:第I巻〈上〉
- 現在までに判明していること:アルファがアキラに要求している契約内容は、ある特定の遺跡を極秘裏に攻略することである。しかし、ハンターランク70に到達し、最前線仕様の「HBTNシリーズ」を身に纏うようになった現在の実力を以てしても、アルファが求める遺跡の攻略には「全く性能が足りない」と告げられている。
- 現時点の状況:アキラの実力は飛躍的に上昇しているものの、アルファの本来の目的である遺跡攻略の全貌や、なぜそこまで桁外れの武力が必要なのかという真意は未だに明かされておらず、アキラは実力を伸ばし続ける必要に迫られている。
突如として発生した「アルファとの通信接続の完全な途絶」
- 発生した巻:第IX巻〈上〉
- 現在までに判明していること:シロウがハルカから受け取ったキューブを用いてミハゾノ街遺跡の世界再構築を実行した直後、アキラの視界からアルファの姿が突如として完全に消失した。アキラの情報収集機器や強化服のネットワークからも、アルファのシステム反応は一切検知されなくなっている。
- 現時点の状況:アキラはアルファの強力な索敵や弾道計算などの戦闘サポートを完全に失った極限状態のまま、目の前に現れた強力な戦闘個体ベイスとの実戦に突入しており、通信遮断の原因や回復の目処は立っていない。
リオンズテイル社内部におけるクロエとローレンスの覇権争い
- 発生した巻:第IX巻〈上〉
- 現在までに判明していること:リオンズテイル社の創業一族であり総帥を務めるローレンスは、アキラの案内で旧世界端末へ接続して極秘の契約交渉を行い、アキラの周囲で多発する大騒動を利用して会社に敵対的な独自の計画を進めている。一方、冷徹な少女クロエは、ローレンスが遠隔操作していた空の強化服を一刀両断して「白いカード」を回収し、スガドメとの一触即発の厳しい会談を行って自社の優位を確立しようと画策している。
- 現時点の状況:リオンズテイル社内部におけるクロエとローレンスの覇権を巡る水面下の激しい対立は激化しており、レイナ達がローレンスから提供された最前線装備でミハゾノ街遺跡での陽動作戦を実行している中、会社の部隊との衝突の行方は未解決のままである。
その他フィクション

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コメント
こうして俯瞰してみるとVとVI上下って中盤の展開がダメになってるんですよねこの作品の書籍版は
大規模抗争とランク調整依頼〜カツヤ戦までが思い切り芯抜かれてグッダグダですし
Web版のスリの騒動が雪だるま式に取り返しつかなくなっていくジェットコースター展開から業の帳尻合わせとか洗練された流れだったしカツヤもその流れで仲間を守るって矜持に殉じての最期だったのにユミナ死んだからのヤケクソ自殺にされて
書籍版にするのに無理に展開変えろ言われたりしたんだろうなってのとVIは上下巻が一ヶ月しか発売日空いてないから締め切りタイトで出来悪くなったんじゃないかと疑います