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Y.Aフィクション(Novel)八男って、それはないでしょう!読書感想

小説「八男って、それはないでしょう! 21」感想・ネタバレ

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Y.A

八男20巻レビュー
まとめ
八男22巻レビュー

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  1. 物語の概要
    1. ■ 作品概要
    2. ■ 主要キャラクター
  2. 書籍情報
  3. あらすじ・内容
  4. 感想
  5. 考察・解説
    1. アキツシマ島平定とバウマイスター辺境伯陞爵の全貌
    2. アキツシマ島無血統一の構造と統治戦略の全貌
    3. アキツシマ島における統治体制と代官制の全貌
    4. 水利改善と領地開発による無血平定および経済支配の全貌
    5. アキツシマ島における貨幣制度の統一と経済支配の全貌
    6. バウマイスター辺境伯への陞爵と王宮の政治的思惑の全貌
  6. 登場キャラクター
    1. バウマイスター辺境伯家
      1. ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター
      2. エリーゼ・カタリーナ・フォン・ホーエンハイム
      3. イーナ・ズザネ・ヒレンブラント
      4. ルイーゼ・ヨランデ・アウレリア・オーフェルヴェーク
      5. ヴィルマエトル・フォン・アスガハン
      6. カタリーナ・リンダ・フォン・ヴァイゲル
      7. カチヤ・フランク・フォン・オイレンベルク
      8. リサ・クレメンテ・ウルリーケ・エクスラー
      9. テレーゼ・ジークリット・フォン・フィリップ
      10. アグネス
      11. シンディ
      12. ベッティ
      13. ルル
      14. ドミニク
      15. レーア
      16. アンナ・フォン・アルニム
      17. エルヴィン・フォン・アルニム
      18. ハルカ・フォン・アルニム
      19. ローデリヒ
      20. アマーリエ・フォン・マインバッハ
      21. フリードリヒ・フォン・ペンノ・バウマイスター
      22. トーマス
    2. ヘルムート王国
      1. 国王
      2. ブランターク・リングスタット
      3. クリムト・クリストフ・フォン・アームストロング
      4. アルテリオ
      5. ユーバシャール外務卿
      6. プラッテ伯爵
      7. レンブラント男爵
      8. アキラ
    3. 旧ゾヌターク王国
      1. エリザベート・ホワイル・ゾヌターク九百九十九世
      2. ライラ・ミール・ライラ
      3. シュークリーム
    4. ゾヌターク共和国
      1. アリーレ・モール・クリント
      2. ラムル・アートン
      3. サイラス・ヘクトル
      4. アリー・アーネスト・ブリッツ
    5. アキツシマ島
      1. 秋津洲高臣(涼子)
      2. 細川藤孝(雪)
      3. 七条兼仲
      4. 南部晴政
      5. 津軽
      6. 九戸
      7. 八戸
      8. 三好長慶
      9. 最上義光
      10. 清水
      11. 大山
      12. 上野山
      13. 山野辺
      14. 福岡
      15. 松根
      16. 鮭延
      17. 寒河江
      18. 日野
      19. 志村
      20. 延沢
      21. 氏家
      22. 伊達政宗
      23. 伊達藤子
      24. 片倉小十郎
      25. 伊達成実
      26. 三好義継
      27. 三好政康
      28. 岩成友通
      29. 内藤長頼
      30. 松永久秀
      31. 三好義興
      32. 唯(松永唯)
      33. ファイト・フォン・バウマイスター
      34. 織田信長(吉子)
      35. 武田信玄(晴美)
      36. 上杉謙信(竜子)
      37. 北条氏康
      38. 今川義元
      39. 柴田勝家
      40. 馬場信春
      41. 内藤昌豊
      42. 山県昌景
      43. 高坂昌信
      44. 小島弥太郎
      45. 織田信秀
      46. 織田信勝
      47. 武田信虎
      48. 武田信繁
      49. 上杉為景
      50. 前田利家
      51. 丹羽長秀
      52. 滝川一益
      53. 武藤喜兵衛
      54. 柿崎景家
      55. 毛利元就
      56. 島津貴久
      57. 大友宗麟
      58. 宗義智
      59. 宗義調
      60. 宗義調の妻
      61. ハナちゃん
      62. 権三郎
      63. お多恵さん
  7. 展開まとめ(タイムライン)
    1. 第一話:俺は、戦国時代っぽい島で統一を目指す
    2. 第二話:こっちの世界でも、安定の独眼竜
    3. 第三話:早巻き、アキツシマ統一作戦遂行中
    4. 幕間一
    5. 第四話:東方DQN三人娘
    6. 第五話:高速アキツシマ島統一
    7. 第六話:統一、陞爵、他いろいろ
    8. 巻末おまけ:メイド、 巫女服を着てお手伝いをする
  8. 同シリーズ
    1. 八男って、それはないでしょう!シリーズ
    2. 異世界帰りのパラディンは、最強の除霊師となるシリーズ
    3. 異世界帰りの勇者は、ダンジョンが出現した現実世界で、インフルエンサーになって金を稼ぎます!シリーズ
  9. その他フィクション

物語の概要

■ 作品概要

南方探索で発見したアキツシマ島の内乱にうっかり介入したため、王国から責任を持ってこの島の統一と統治を行うよう押し付けられてしまう。
税を徴収する前に、黒硬石を砕いて得た地下水で用水路の拡張や開墾、街道整備を行い、住民の信頼を勝ち取る。
そこから状況が動き、圧倒的な魔力を背景とした決闘を用いて、北方の南部家、最上家、伊達家を順に無流血で降伏させた。
さらに、中央で後継者争いに揺れる三好家を平定し、大津の松永久秀を無血開城させる。
東方で独自の勢力を広げていた織田、武田、上杉のDQN三人娘を魔法で圧倒し、最後に南方の有力四家を平定した。
最終的に、上陸からわずか三ヶ月未満という異例の早さでアキツシマ島全体の無血統一を成し遂げる。
ヴェンデリンは全島平定の功績を評価され、伯爵から「辺境伯」へと昇格するが、未開発の広大な諸島や、魔道具ギルド会長の急死という今後の不穏な火種を抱え込む状況に至る。

■ 主要キャラクター

ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター

  • 立場・所属:バウマイスター伯爵家・当主。アキツシマ島平定軍の総大将(巻末に辺境伯へ陞爵)。
  • 主人公との関係:主人公。
  • この巻での主な役割:アキツシマ島を統一するため、圧倒的な魔力差を示して相手の戦意を奪う方針をとり、各地の領主を無流血で降伏させる。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:南部晴政や伊達藤子、三好義興、東方の信長・信玄・謙信らを魔法で圧倒して服属させ、全島統一を達成した。

秋津洲高臣(涼子)

  • 立場・所属:秋津洲家・当主。アキツシマ島全体の代官。
  • 主人公との関係:ヴェンデリンの家臣であり、将来の妻候補。
  • この巻での主な役割:島一番の名族の出であり、治癒魔法使いとして高い人気を持つが政治には不向きなため、お飾りの代官として君臨し、宗教的な大津大社の復興や治療で民衆を支える。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:秋津洲家の直系として血を存続させるため、ヴェンデリンとの子供を産んで代官職を世襲させたいと熱烈にアピールする。

細川藤孝(雪)

  • 立場・所属:細川家・当主。アキツシマ島副代官。
  • 主人公との関係:ヴェンデリンの家臣であり、将来の妻候補。
  • この巻での主な役割:知略と実務能力に優れ、筆頭家老の生き残りとして副代官の立場から島の実質的な統治実務を一手に引き受ける。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:ヴェンデリンに自身の本当の名前「雪」で呼ぶよう求め、松永唯と行政・婚姻の両面で激しいマウンティング合戦を展開した。

伊達藤子

  • 立場・所属:伊達家・次期当主代理。
  • 主人公との関係:ヴェンデリンに懐いて押しかけの弟子となり、将来の妻を自認する幼女。
  • この巻での主な役割:病床の父に代わり伊達軍を率いてヴェンデリンに対峙し、眼帯に封印した竜を放つ設定 of 魔法「暗黒紅蓮竜」を放って戦うが圧倒される。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:降伏後、母が新たな子を身籠ったことで家督の義務から解放され、ただの「藤子」としてルルとともに魔法の修行を始めた。

松永唯

  • 立場・所属:松永家・一人娘。雪(副代官)の補佐役。
  • 主人公との関係:ヴェンデリンの世話役であり、将来の妻候補。
  • この巻での主な役割:中級魔法使いの父・久秀の娘として高度な教育を受けており、雪の補佐として統治実務を行いながら、細川家と松永家の勢力争いを展開する。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:雪が松永家を南方の統治へ回そうとしたのをはねのけ、ヴェンデリンの妻になり後継者を産むことで細川家に対抗しようとした。

エリザベート・ホワイル・ゾヌターク九百九十九世(魔王)

  • 立場・所属:旧ゾヌターク王国・魔王。農業法人の会長。
  • 主人公との関係:夏休みを利用してアキツシマ島へ出稼ぎに現れた、ヴェンデリンの協力者。
  • この巻での主な役割:魔族の国の農業技術や種子、中古魔道具、海水の真水ろ過装置を安く調達して提供し、アキツシマ島の開発を支援して対価を得る。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:大津城での算数の宿飯をヴェンデリンに教わったり、巫女服を着て大津大社の再開や茶店の手伝いをしてアルバイト代を稼いだ。

クリムト・クリストフ・フォン・アームストロング(導師)

  • 立場・所属:ヘルムート王国・王宮筆頭魔導師。
  • 主人公との関係:ヴェンデリンの魔法の師の親友。
  • この巻での主な役割:アキツシマ島統一戦に従軍し、中級魔法使いの七条兼仲や、何度も反乱を企てる宗義智を「修行」として引き取り、過酷な肉体鍛錬で大人しくさせる。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:おままごとでルルや藤子の夫役・お父さん役(あるいは魔王とのキャリアウーマンままごとでの主夫役)に付き合わされ、困惑しつつも女の子の相手を喜んだ。

ルイーゼ・ヨランデ・アウレリア・オーフェルヴェーク

  • 立場・所属:バウマイスター伯爵家・側室。
  • 主人公との関係:ヴェンデリンの側室。
  • この巻での主な役割:アグネスら弟子に黒硬石を砕く指導をし、アキツシマ草から作られる「豊胸薬」を入手するためアグネスと魔力を用いた腕相撲で勝利する。
  • この巻で起きた重要な変化や行動:何でもそつなくこなして独立を叫ぶ宋義智に格闘勝負を挑まれ、受け流しの技で一瞬で海へ放り投げた。

書籍情報

八男って、それはないでしょう! 21
著者:Y.A 氏
イラスト:藤ちょこ 氏
出版社:KADOKAWAMFブックス
発売日:2020年11月25日
ISBN:9784046800107

(PR)よろしければ上のサイトから頂けると幸いです。

あらすじ・内容

ヴェルたちの南方探索は、ルルのいた島以降から頓挫してしまう。

五十を超える領主たちによって分割された戦国時代風の島『アキツシマ島』の揉め事に、ヴェルがうっかり首を突っ込んでしまったのだからしかたがない。

あげくには、王国から「領内の海域にある島なのだから責任を持って統一と統治をせよ」と念を押される始末であった。

しかたなくヴェルは、日本人なら一度は耳にしたことのあるような戦国武将の名を冠する領主たちと対峙するが、強くても領主たちが中級魔法使いクラスであることがわかり、これならやりようはあると統一に本腰を入れるのであった。

戦場を舞う戦国な乙女たちと、資金稼ぎにやってきた魔族と魔王様、そして容赦なく増える嫁候補! 

新天地すなわち新嫁という環境がヴェルを襲う第二十一幕!

八男って、それはないでしょう! 21

感想

前巻の最後で、いきなり戦国時代のような世界に突入した『八男って、それはないでしょう!』。

21巻では、そのままアキツシマ島の統一へと話が進んでいく。

島には五十を超える領主が存在し、伊達、最上、南部、三好、北条、今川、織田、武田、上杉など、どこかで聞いたことのある名前が次々と登場する。

もう完全に戦国時代である。

ヴェンデリン自身も、戦国シミュレーションゲームのようだと感じながら、井戸を掘り、道を作り、領主を降伏させていく。

ただ、個人的に引っかかったのが、

戦国武将の名前を持つ女性キャラクター。

織田信長。

武田信玄。

上杉謙信。

しかも全員若い女性。

……何処の萌え系アニメだ?

この設定には色々な意味で萎えてしまった。

別に女性武将が嫌というわけではない。

ただ、ここまで有名な名前をそのまま持ってきて、美少女キャラクターにしてしまうと、一気に別作品を見ている感じがする。

それを気にしなければ、普通に面白かったのだけど。

アキツシマ島、完全に戦国時代。でも戦国武将の女性化はちょっと苦手だった

アキツシマ島は五十以上の勢力に分かれ、小領主が有力領主の間を行ったり来たりする状態になっている。

とはいえ、本物の戦国時代ほど血なまぐさいわけではない。

領主同士が戦っても、負ければ降伏。

あるいは追放。

相手を皆殺しにするような戦いは基本的に避けられている。

だからこそ、何百年経っても統一されないのだろう。

そこへヴェンデリンという規格外の魔法使いが入ってきた。

南部家には巨大な火球。

伊達家には藤子の《暗黒紅蓮竜》を遥かに上回る炎竜。

三好家にも圧倒的な魔力を見せつける。

基本方針は、

「殺さずに心を折る」

である。

実際、南部家の戦いでも大きな火球で岩山を溶かし、

「これを食らいたい?」

と見せつけて降伏させている。

強い。

というか、この島の魔法使いとヴェンデリンたちの実力差が大きすぎる。

戦争というより、

「降伏しますか?」

「しません」

「じゃあ、これを見てください」

「降伏します」

くらいの流れになっている。

そんな中で東方に出てくるのが、織田信長を名乗る吉子、武田信玄を名乗る晴美、上杉謙信を名乗る竜子。

三人とも女性。

しかもいわゆる「DQN三人娘」扱いである。

ここはかなり好みが分かれそうだ。

自分は、

「また戦国武将の美少女化か……」

となってしまった。

名前までそのままだと、どうしても歴史上の人物が先に浮かんでしまう。

ただ、三人がヴェンデリンにまとめて挑み、全然相手にならずに降伏する流れ自体はテンポがよかった。

設定だけ気にしなければ、いつもの『八男』として普通に読める。

幼女二人のおままごとに付き合う導師。見た目との落差が酷いw

今回、一番笑ったのは戦争ではなく、

おままごと。

ヨネザワ城でルルと藤子が遊んでいる。

相手をするのが導師。

あのマッチョ導師が幼女のおままごとの夫役である。

シュールすぎる。

しかも藤子のおままごとは普通ではない。

導師が、

「ただいま帰ったのである!」

と帰宅すると、

「夫君、遠征はいかがであった? 敵将の首はどれほど獲れたのだ?」

と聞かれる。

怖いよ。

さらに、

「反抗した領民を何人磔にした?」

みたいな話まで始まる。

スプラッターなおままごとである。

家に帰ってきて嫁さんから、

「今日は首を何個取ったの?」

と聞かれる家庭。

嫌すぎる。

ただ、これはアキツシマ島の文化というより、次期領主として振る舞おうとしている藤子本人の嗜好も大きそうなのが余計に面白い。

そして導師。

見た目だけなら、

「敵将の首? 素手で引きちぎったのである!」

くらい言いそうなのに、

「そんなことしたことないのである……」

となっている。

普通に優しい。

自身の子供は男の子ばかりなので、何気に女の子二人の相手をするのも楽しんでいるように見える。

あの筋肉だらけの巨体で幼女のおままごとにつき合っている。

この絵面だけで面白い。

魔族式おままごとは、主夫とキャリアウーマン。魔王様は誰をモデルにしてるんだ?

そこへ魔王エリザベートまで参加する。

魔王様は夏休みを利用し、アキツシマ島へ出稼ぎに来ている。

農業法人の学校建設資金を稼ぐためである。

魔王が夏休みにアルバイト。

相変わらず肩書きと生活が噛み合っていない。

そして魔王様いわく、

魔族にもおままごとはある。

そこで今度は魔族式。

夫役は引き続き導師。

妻役の魔王様が仕事から帰ってくる。

食事を作って待っているのは夫。

完全に主夫である。

さらに魔王様は、

仕事が忙しい。

残業が多い。

裁量労働がどうこう。

というキャリアウーマンみたいな会話を始める。

何だこれw

女性が働き、男性が家事を担当する。

男女平等が進んだ魔族社会なら、それほど珍しい家庭でもないのだろう。

だが相手は導師である。

ヘルムート王国の法衣貴族。

当主。

しかも超マッチョ。

そんな人に、

「夫は家でご飯を作って妻の帰りを待つんだ」

と説明しても理解できるわけがない。

導師の困惑も当然である。

それにしても魔王様。

誰をモデルにしたんだ?

ライラさんか?

農業法人で働いている人たちか?

それとも魔族のドラマ?

妙に会話が具体的なんだよな。

アキツシマ島式は、

「首を何個取った?」

魔族式は、

「今日も残業で疲れたわ」

どちらも嫌だ。

普通のおままごとはないのか。

この異文化比較はかなり笑えた。

三か月足らずで島を統一して辺境伯へ。これ、昇進というより仕事を増やされてない?

そんなおままごとの裏では、アキツシマ島統一がものすごい速度で進んでいる。

北方。

中央。

西方。

東方。

最後に南方。

最終的には三か月にも満たない期間で島全体を平定してしまった。

五十以上に分裂していたのに早すぎる。

もっとも、ヴェンデリンたちは戦うだけではない。

井戸を掘る。

水路を整備する。

農地を増やす。

街道を作る。

貨幣をセント硬貨へ統一する。

魔導飛行船で交易を始める。

魔族から中古農機や海水を真水にする魔道具まで持ち込む。

戦国統一というより、

統一しながら公共事業をやっている。

そりゃ領民からすれば、

「前の領主より生活が良くなるなら、ヴェンデリンでいいか」

となるのも分かる。

そして統一後、アキツシマ島はそのままバウマイスター伯爵領へ編入。

功績によってヴェンデリンは、

伯爵から辺境伯へ昇進。

かなり偉くなった。

ただし手に入った領地を見ると、

本当にご褒美なのか?

とも思う。

アキツシマ島だけではない。

南方にはまだ開発途中の島が大量にある。

海域も広大。

サーペントもいる。

新しい航路も必要。

インフラ整備も必要。

人も足りない。

しかも西には魔族の国があるが、正式な交易交渉は依然として進んでいない。

魔族の魔道具を自由に輸入すると王国や帝国の産業が打撃を受けるため、魔道具ギルドなども反対している。

つまり領地は広い。

でも簡単には儲からない。

開発費はかかる。

管理する場所は増える。

これ、

昇進というよりペナルティでは?

もちろん王家も露骨な嫌がらせだけでやっているわけではない。

ヴェンデリンを辺境伯にすることで南部に二つの辺境伯家を置き、急速に成長するバウマイスター家を牽制する意図もあると説明されている。

それでも本人からすれば、

「また管理する土地が増えた」

という話である。

21巻は、戦国武将の名前を使った美少女キャラクターには少し萎えた。

そこは正直、自分には合わなかった。

でも、それを横に置けば普通に面白い。

戦国時代のような島を高速で統一していく話。

統一と並行して領地開発を進める話。

魔族の技術まで利用して生活を改善していく話。

そして合間には、

マッチョな導師がおままごと。

しかも、

アキツシマ式は首級確認。

魔族式は主夫とキャリアウーマン。

何の小説なんだ、これは。

結局、島を統一したヴェンデリンは辺境伯になり、さらに広大な海域と大量の未開発地域を抱えることになった。

出世したはずなのに、

仕事だけ増えてないか?

そんな疑問を残しつつ、新しいバウマイスター辺境伯領がこれからどう開発されるのかは気になるところである。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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八男20巻レビュー
まとめ
八男22巻レビュー

考察・解説

アキツシマ島平定とバウマイスター辺境伯陞爵の全貌

アキツシマ島における平定戦は、五十を超える領主が割拠する戦国乱世に対し、ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスターが圧倒的な魔力とインフラ整備を投じて挑んだ大規模な領地平定劇である。北方の無血平定から魔族の技術導入、中央・西方の掌握、東方勢力との決戦、そして三ヶ月未満での全島統一に伴う辺境伯への陞爵に至るまでのプロセスについて解説する。

主要な転換点

平定戦の進展において局面を大きく動かした決定的な転換点は以下の通りである。

・南部晴政との決闘による無血勝利:領地を賭けた一対一の決闘において、ヴェンデリンが圧倒的な魔力の差を示して勝利した。犠牲者を出すことなく最初の北方有力領主である南部家を服属させたことで、最上義光や伊達政宗の迅速な降伏を呼び込み、上陸一ヶ月足らずで北方の五分の一を速やかに平定した。
・魔王エリザベートと魔族農業技術の導入:鎖国と魔法使いの能力低下により水不足に苦しんでいた島に対し、魔王エリザベートやモールらを招いて農業指導や中古魔道具、海水の真水ろ過装置を導入した。井戸の再生や街道整備が加速し食料生産の見通しが立ったことで、領民の支持を獲得し異民族支配への反発を完全に抑え込んだ。
・大津の松永久秀による無血開城:中央を支配する最大勢力・三好家の後継者争いによる膠着に対し、大津を守備する松永久秀が実力差を察して戦わずして城を明け渡した。中心地の大津が無血平定されて三好家の代官化が進み、後方の義興派も屈服させて西方までを一挙に掌握した。
・東方の三大勢力との魔法勝負:戦の不文律を無視して暴走していた織田信長、武田信玄、上杉謙信が放つ複合魔法を魔法障壁のみで防ぎきり、巨大な火柱を放って戦意を喪失させた。東方の降伏に伴い残る南方四家も抵抗を断念したことで、三ヶ月未満での全島統一が完了した。

主人公を中心とした人物関係の変化

平定の進行に伴い、島内の要人たちとヴェンデリンとの関係性は大きく変容した。

・秋津洲高臣(涼子):島内最弱の勢力から全島の代官に任ぜられ、用水路開墾などの支援を受けて良好な関係を構築した。直系の血統存続と求心力維持のため、ヴェンデリンとの婚姻と代官職の世襲を強く望む関係となった。
・細川藤孝(雪):当初は本名を隠すほど警戒していたが、領内を豊かにする開発力に感銘を受け本名を明かして副代官として実務を担った。細川家の跡取りを残すため、松永唯と行政および婚姻の両面で競い合う間柄となった。
・伊達藤子:父の代理として出陣し敗北した中二病の幼女であったが、家督の重責から解放された後はお忍びで弟子入りし、ルルと競い合いながら将来の妻を自認して懐く関係となった。

主人公の認識と周囲の評価

ヴェンデリンの内面的な自己認識と、周囲からの評価の間には明確な差異が存在している。

・主人公自身の認識:無用な殺生を嫌う庶民感覚のままであり、アキツシマ島平定は王国から押し付けられた面倒な厄介事と捉えている。これ以上の婚姻増加を強く忌避している。
・周囲からの評価:旧領主層からは岩盤を砕き水とインフラをもたらす救世主として崇められ、涼子や雪らからは自家の正当性を担保する最高のお婿様として期待されている。王国首脳部は領地を拡大した武闘派貴族と見なし、ブライヒレーダー辺境伯への対抗も含めて辺境伯へ陞爵させた。
・認識の差が現れた出来事:本人は嫁候補の増加に恐れをなし現実逃避しているが、周囲からは為政者として当然の婚姻政策とドライに受け止められている。また、辺境伯への陞爵についても、本人は魔族との交易もできず開発の遅れた未開地を押し付けられた王家からの牽制(ペナルティ)と冷静に分析している。

クライマックスにおける東方平定戦と決着

東方の平定を急ぐ中で発生した最終決戦は以下のように展開された。

・発生原因と当初の状況:従来のルールを無視して勢力を拡大した信長(吉子)、信玄(晴美)、謙信(竜子)が東方で対立し、疲弊した北条氏康らはヴェンデリンへの降伏を選択した。信長らは自らの世界征服を豪語して対峙した。
・前哨戦の推移:信長配下の柴田勝家はヴィルマの大斧で倒され、信玄配下の武田四天王はイーナやルイーゼらに圧倒され、謙信配下の鬼小島弥太郎は導師の一撃で沈黙した。
・三位一体の魔法攻撃と対応:三人同時に火炎・カマイタチ・氷弾の魔法を連発して襲いかかったが、ヴェンデリンは最小限の魔法障壁で完全に防ぎきった。
・圧倒的な決着:魔力を消耗した三人に向け、高さ五十メートルを超える巨大な火柱「バースト・グレーン・ライジング」を放った。圧倒的な熱量と威力を前に敵軍は戦意を完全に喪失し、無条件降伏に至った。
・事後処理:三人は当主の座を追われて廃嫡となり、復帰した今川義元や北条氏康らの下で開墾作業に従事させられた。裏での巻き返しを企むも、リサの威圧と重労働により完全に沈静化された。

巻末時点の状況と今後の課題

全島統一を達成したことで、領地運営は新たな局面へと移行した。

・主人公の居場所と立場:アキツシマ島またはバウルブルクに滞在しており、無血統一の大功によりバウマイスター辺境伯へと陞爵し、序列第四位となった。
・主要人物の動向:妻たちはヴェンデリンを信頼しつつ温かく見守り、ルルと藤子は将来の妻を自認して修行に励んでいる。反乱を繰り返した宗義智は導師の弟子として鍛えられ、宗島は父親の宗義調のもとで平和に開発が進んでいる。
・解決した問題:三ヶ月未満での全土統一により内乱が終結し、通貨のセント統一や魔道具を用いた水利・開墾事業が軌道に乗った。
・継続している問題と今後につながる要素:魔族との公式交易交渉は国内魔道具ギルドの妨害により停滞が続いている。妨害の中心であったギルド会長イスラーヴェルの急死により、今後の組織運営や交渉体制に新たな混乱が生じる懸念が残されている。

まとめ

アキツシマ島平定戦を巡る一連の全貌は、南部家との決闘による無血勝利から始まり、魔族の農業技術や魔道具導入によるインフラ整備と民心の掌握、大津城の開城と中央・西方の迅速な制圧、東方の暴走勢力に対する圧倒的な魔法火力による屈服、そして三ヶ月未満での全島統一に伴うバウマイスター辺境伯への陞爵に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
血統や旧習に縛られた戦国乱世に対し、卓越した魔力と近代的な経済・開発政策を投入することで一切の無駄な流血を排し、王国の領土拡大と統治基盤の確立を成し遂げた記録である。

アキツシマ島無血統一の構造と統治戦略の全貌

『八男って、それはないでしょう! 21』において描かれたアキツシマ島の平定は、上陸からわずか3ヶ月未満という異例の早さで達成された無血統一である。その実態は、圧倒的な魔法力を誇示する武力制圧、魔族の中古魔道具を活用したインフラ整備、そして婚姻と血筋を利用した政治的打算が絡み合った合理的な領地平定戦であった。この平定劇の全体像について、統治体制の構築、各地の無血制圧、インフラ開発、および戦後の統治と陞爵の背景という4つの軸から解説する。

統治の神輿とミズホ家との確執を利用した組織構築

異民族による支配への反発や統治コストの増大を抑制するため、島内の事情に即した実務的体制が敷かれた。

・二重統治体制の確立:島内で最も家柄が良く治癒魔法使いとして人気の高い秋津洲涼子を「代官(神輿)」に据え、実務能力と知略に優れた細川雪を「副代官」として実質的な行政を統括させる組織を構築した。
・ミズホ家との歴史的確執の利用:アキツシマ島と瑞穂家には一万年以上前から当主を暗殺し合うほどの深い確執が存在していた。そのため、同胞であるミズホ公爵領に従属して見下されるよりも、交戦の末に敗れたバウマイスター家(ヘルムート王国)に従う方が心理的に受け入れやすいという島民感情を突き、円滑な服属を実現させた。

圧倒的な魔法行使による徹底した無流血平定

無用な流血による禍根を避けるため、各地域の有力領主に対して圧倒的な実力差を見せつけて戦意を喪失させる戦略が採られた。

・北方の平定:

  • 南部晴政:決闘において魔法障壁で攻撃を完全に防ぎ、頭上に巨大火球を浮かべて隣の岩山を融解させる威力を示し、南部家および配下領主を全面降伏させた。
  • 最上義光:南部家の敗北と旧領主の世襲代官職などの好条件を聞き、交戦前に無血降伏を選択した。
  • 伊達家:5歳の伊達藤子が放った黒炎魔法を容易に鎮火し、より巨大な炎竜で圧倒した。最終的に病床の当代政宗が降伏を宣言した。
    ・中央・西方の平定:
  • 三好家の分裂と大津城開城:後継者争いで分裂した三好家のうち義継派を迅速に制圧後、要衝の大津を守る松永久秀が巨大火球の威力を目の当たりにして無血開城に応じた。
  • 三好義興の屈服:兵5000を集めて抵抗した義興に対し一対一の魔法勝負を挑み、彼の竜巻を逆回転の竜巻で打ち消した上で巨大な竜巻で包囲し降伏させた。
    ・東方の平定:
  • 三大勢力との決戦:従来の不文律を破り勢力を拡大していた織田信長(吉子)、武田信玄(晴美)、上杉謙信(竜子)の配下武将をヴィルマや導師らが瞬殺した。
  • 複合魔法の無力化:三人が同時に放った火・風・氷の魔法を障壁で防ぎきり、高さ50メートルを超える巨大な火柱「バースト・グレーン・ライジング」を放って戦意を完全に喪失させ同時降伏させた。
    ・南方の平定:
  • 持ち回り制の導入:毛利、竜造寺、大友、島津の有力四家が降伏後、南方代官の座を巡り対立したため、5年ごとのクジ引き持ち回り制を提示して納得させ全島統一を完了した。

魔族の中古魔道具と「飴」のインフラ開発

占領地支配を安定させるため、税の徴収に先立ち生活基盤を改善する公共事業が精力的に展開された。

・黒硬石の粉砕による水脈解放:島民の魔法能力低下により砕けず水不足の元凶となっていた地下10メートル以上の硬質岩盤「黒硬石」を、導師、ルイーゼ、ヴェンデリンの物理・魔法攻撃で破壊し、井戸の掘削と再生を推進した。
・海水ろ過装置と農機具の導入:魔族の国で不要品として扱われていた海水ろ過装置を安価に調達し、水不足を完全解消するとともに副産物である塩の利権を掌握した。さらに耕運機や田植え機などの魔道具を導入して農業生産力を飛躍的に向上させ、領民の支持を確固たるものにした。

婚姻をめぐる主導権争いと辺境伯陞爵の真実

全島統一後、将来の統治体制と王家との関係性を巡る新たな課題が浮上した。

・代官職を巡る婚姻の駆け引き:代官の秋津洲涼子が血統存続と世襲を狙ってヴェンデリンとの婚姻を求めたのに対し、副代官の細川雪と補佐の松永唯も実務面で対抗意識を燃やした。テレーゼは、秋津洲家を神輿としつつ実務を担う両家を妻に迎えて競わせ、任免権をバウマイスター家が握る統治案を提示した。
・辺境伯陞爵の政治的意図:統一の功績によりバウマイスター辺境伯へと昇格したが、実態は急速に勢力を拡大する家を警戒した王家による牽制であった。国内ギルドの反対により魔族との公式交易が進まない中、開発の遅れた広大な海域や諸島の管理・開発負担を押し付け、勢力を削ぐ意図が込められていた。

まとめ

アキツシマ島の無血統一を巡る一連の全貌は、ミズホ家との歴史的確執を逆手に取った二重統治体制の樹立から始まり、圧倒的な魔法火力による各領主の戦意喪失と無血開城、魔族の魔道具を活用した水利・農業インフラの大規模な改善、そして婚姻政策を交えた統治体制の確立と王家による牽制としての辺境伯陞爵に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
前世の知識に基づく合理的なインフラ掌握と旧領主の代官化、さらに冷徹な貴族政治の眼識を融合させることで、短期間での完全な平定と安定統治を実現させた記録である。

アキツシマ島における統治体制と代官制の全貌

『八男って、それはないでしょう!』のアキツシマ島平定戦において構築された統治体制と代官制は、中世的な武力征服とは異なり、旧領主層を官僚組織へ組み込む合理的な間接統治システムである。権威と実務を分離した二重構造から、旧領主の世襲代官化、反抗勢力への冷徹な対処、そしてライフライン掌握による支配構造に至るまでのプロセスについて解説する。

二重の神輿構造:権威と実務の完全分離

アキツシマ島の中央政府として、形式上の権威と実務を完全に分担させる体制が確立された。

・神輿としての秋津洲涼子の登用:島内一の名族であり治癒魔法使いとして絶大な人気を誇る秋津洲涼子を島全体の代官に据え、大社の復興や無料治療を通じた民衆支持の獲得を担う象徴的トップに位置づけた。
・細川雪と松永唯による実務統括:行政や財政、開発などの実務全般は、知略に優れた細川雪を副代官に、高度な教育を受けた松永唯をその補佐に配置して統括させた。
・安定した統治基盤の成立:民衆に親しまれる名族を看板として立てつつ、実際の実務は有能な実務層が動かすピラミッド型の中央統治体制が整えられた。

旧領主たちの世襲代官化による再雇用

五十を超える小領主が乱立していた島において、流血を避けた迅速な平定を可能にしたのは代官制の提示であった。

・身分保証と公務員化:南部晴政、最上義光、伊達政宗、北条家、今川義元、南方四家などの降伏した領主層を処刑・追放せず、旧領の世襲代官としてそのまま再雇用した。
・旧領主側にとっての利点:家名と領地管理権の存続が保証されるだけでなく、バウマイスター家の資本による井戸再生や街道整備といったインフラ恩恵を優先的に享受でき、子弟には本家への仕官ルートが開かれた。
・無用な抵抗の抑止:徹底抗戦による一族滅亡を避け、巨大領主の下請け組織として安定した地位を得る選択が旧領主層にとって最も合理的と判断された。

反抗勢力への冷徹な代官すげ替え:ソウ島の事例

代官制は単なる融和策にとどまらず、体制に従わない危険分子に対しては合理的な排除措置が講じられた。

・本人の身柄隔離:服従を拒み独立を主張し続けたソウ島の当主・宗義智に対し、処刑による殉教者化を避け、再挑戦のための修行という名目でアームストロング導師のもとへ送り身柄を隔離した。
・理性的な後継者への交代:当主不在となったソウ島では、隠居していた父親の宗義調を新たな代官に任命した。
・安定した島内統合:代官交代によりソウ島ではヤシ栽培などの開発が平和裏に進み、島民の不満を生むことなく統治下への編入が完了した。

生殺与奪を握るライフライン支配と勢力均衡

旧領主層の面子を保ちつつ、構造的には完全に逆らえない仕組みが構築された。

・水と塩のインフラ独占:地下水脈の開削や魔族製海水ろ過装置の運用など、生存の根幹を成すインフラはバウマイスター家の技術と資本に依存しており、これらを停止されれば領民の維持が不可能な状態を作った。
・経済と流通の掌握:島独自の貨幣を廃止して王国の通貨へ統一を進め、魔導飛行船による物資流通と交易の主導権を完全に掌握した。
・代官同士の牽制と監視:実務を担う細川家と松永家を競わせ、南方の有力四家には5年ごとのクジ引き持ち回り制を導入するなど、代官同士が結託して謀反を起こさないよう意図的な勢力均衡が図られた。

まとめ

アキツシマ島における統治体制と代官制を巡る一連の全貌は、秋津洲涼子の権威と細川雪らの実務を分離した二重構造から始まり、旧領主層を世襲代官として再雇用することによる無血平定の達成、反抗分子の隔離と理性的な親族への代官すげ替え、そして水や通貨などのライフライン掌握と相互牽制による謀反抑止に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
旧支配層の体面を保ちながらも経済とインフラの生殺与奪を完全に握ることで、流血を排しつつ強固で合理的な間接統治を確立した統治設計の記録である。

水利改善と領地開発による無血平定および経済支配の全貌

アキツシマ島の平定や魔王エリザベートによる農村再生において、水利改善と領地開発は単なる土木工事にとどまらず、民心を掌握して無血統一を成し遂げるための強力な政治的手段として機能した。前世の近代的な知識、魔族社会の高度な中古魔道具、そしてバウマイスター辺境伯家の強大な魔力を組み合わせた合理的な開発プロセスの全容について、岩盤粉砕による水脈解放、ろ過装置と塩の利権、過疎地農村再生ビジネス、およびインフラ先行型の統治哲学という4つの側面から解説する。

黒硬石の粉砕と地下水脈の解放

アキツシマ島で数千年にわたり内乱が続いていた根本原因は、深刻な水不足とそれに伴う水利権争いであった。

・頑丈な岩盤による開発停滞:地下には豊富な水脈が存在していたものの、地表から10メートル以上の深さにある硬質な黒硬石の岩盤に遮られていた。島民の魔法使いの能力低下によりこれを破砕できず、井戸の開削が不可能な状態が続いていた。
・圧倒的な武力による岩盤突破:アームストロング導師が魔法障壁を纏って急降下突撃を行い、岩盤に約3メートルの大穴を開けて突破口を形成した。その穴へルイーゼが全力の打撃を加え、最後にヴェンデリンが全魔力を注ぎ込んで亀裂を入れたことで、豊富な地下水脈を地表へ湧出させることに成功した。
・水による無血平定の実現:この成果を目の当たりにした猛将・七条兼仲をはじめとする島内の領主たちは、武力差への屈服以上に領民を救う豊かな水をもたらしたバウマイスター家に深く感銘を受け、次々と無条件での降伏と臣従を選んだ。

魔族の真水ろ過装置の導入と塩の利権独占

水利改善をさらに加速させたのは、魔王エリザベートの仲介による魔族の中古魔道具の調達であった。

・遊休魔道具の有効活用:魔族の国内で業界保護のために倉庫で保管されていた海水を真水に変える中古ろ過装置を、安価に調達して導入した。
・離島の水不足解消と塩の管理:井戸の掘削が困難な離島や沿岸部においても水不足を完全に解消した。さらに、ろ過の副産物として生成される貴重な塩の利権をバウマイスター家が独占・管理することで、島内における経済的支配力を盤石なものとした。

過疎地農村再生とキャラクター商品による収益化

魔族領内における開発事例として、エリザベートが主導した自給自足コミュニティの形成にも合理的なビジネス手法が導入された。

・自然農法による開墾:共和国が放棄して自然や魔物の領域に戻りつつあった荒地を開墾し、生活保護受給者や劣悪な企業を離職した若者ら約百人を集めて有機無農薬による農業と養鶏を開始した。
・命の覚悟とジビエ事業の成立:作物を荒らす野生動物の食害に対し、ヴィルマが命を奪って食べる覚悟を説き、適切な解体技術を指導した。ヴェンデリンはこの肉を農村支援の名目で都市部へ販売するジビエビジネスとして再構成した。
・キャラクターパッケージの成果:商品の包装に十歳の魔王エリザベートのイラストを採用したところ、若い購買層を中心に大ヒットを記録し、農村再生に必要な資金を継続的に獲得する基盤が確立された。

税の徴収に先行するインフラ供与と統治の安定

バウマイスター家が掲げた開発方針は、新領民から税を徴収する前に目に見える利益を先行して与える点に一貫していた。

・近代農機具による米の増産:真水ろ過装置に加え、中古の耕運機や田植え機、農業用肥料を投入したことで、アキツシマ島における米の収穫量を飛躍的に向上させた。
・異民族支配への抵抗感の排除:生活環境が劇的に改善されたことにより、領民はバウマイスター家による統治を侵略ではなく生活を豊かにする救済として歓迎した。これにより、わずか3ヶ月未満という異例の早さでの平定でありながら、反乱の兆候を残すことなく全土の掌握が完了した。

まとめ

アキツシマ島および魔族領過疎地における水利改善と領地開発を巡る一連の全貌は、黒硬石の粉砕による水脈解放と水不足の解消から始まり、魔族製海水ろ過装置の導入に伴う水利の確保と塩の利権掌握、命の向き合い方を教えたジビエ商品化による農村の自立、そして農機具投入とインフラ先行供与による民心の完全掌握に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
旧支配層を代官として組み込みつつ、水や塩、物流といった生存の根幹インフラを完全に握ることで、武力による威圧を超えた強固かつ持続的な統治基盤を構築した開発戦略の記録である。

アキツシマ島における貨幣制度の統一と経済支配の全貌

アキツシマ島の無血統一と代官制による統治体制を支え、バウマイスター辺境伯領としての支配を盤石にした決定的な要素が「貨幣制度の統一」である。武力による威圧と水利インフラの供与によって民心を掴んだ後、領民をバウマイスター家の経済圏へ完全に統合した合理的な経済施策の全容について、統一前の通貨状況、含有量基準による両替、公共事業と交易による還流、そして経済的な従属構造の確立という4つの側面から解説する。

統一前の通貨状況と経済の混乱

一万年に及ぶ鎖国状態の中で、アキツシマ島の通貨制度は極めて不便で混沌とした状態に陥っていた。

・価値の異なる銅銭の乱立:五百年前に発行された秋津洲家の「秋津通宝」、中央を支配する三好家の「三好通宝」、地方領主や商人が私鋳した低品質な「雑貨」などが市場に混在していた。
・原始的な物々交換と石貨の流通:地方通貨は通用地域が限られており、銅銭が不足する僻地や南方では金銀の塊、宝石、岩塩、さらには価値が極端に不安定な「石貨」を用いた物々交換が主流となっていた。
・経済循環の停滞:貨幣が機能せず経済が循環しない環境は、領地開発や産業発展を阻害する深刻な要因となっていた。

含有量基準による両替と旧貨幣の一掃

北方平定後、ヴェンデリンは乱立する旧通貨を全廃し、王国の統一通貨である「セント硬貨」への完全移行を命じた。

・金属含有量を基準とした交換比率:副代官である細川雪の進言に基づき、銅銭に含まれる実際の金属含有量を基準とする両替レートが設定された。
・実質的な価値保証:アキツシマ島の銅銭は厚みがあり、最低品質の私鋳銭であっても金属価値としてはセント銅貨1.5枚から2枚分に相当していたため、両替によって損をしない仕組みが整えられた。
・自発的な両替の推進:資産価値が目減りしない安心感から領民が両替所に殺到し、混乱していた旧貨幣は短期間で島内から一掃された。

公共事業と魔導飛行船交易による経済循環の確立

貨幣の統一は、領内開発および交易事業と結びつき、強固な経済循環を生み出した。

・公共工事を通じた通貨供給:街道整備、井戸開削、水田開発などの公共工事を連発し、その賃金として領民や兵士へ大量のセント硬貨を支給した。
・交易物資の購入による還流:領民は得たセント硬貨を用い、魔導飛行船で本領から運ばれる高品質な米、砂糖、塩、果物、衣服などを購入した。
・北方への富の蓄積:北方の領民は購入した輸入品を中央や東西の富裕層へ転売し、得られた貴金属を再びセント硬貨へ両替することで、貨幣不足であった北方に急速な富の蓄積がもたらされた。

生殺与奪を握る経済支配と謀反の抑止

全島統一に伴う辺境伯への陞爵は、未開発な諸島の管理負担を押し付ける王家からの牽制でもあったが、通貨統合とインフラ掌握はその対抗手段として機能した。

・多重のライフライン掌握:旧領主を世襲代官として再雇用しつつ、水や農機具の供給、魔導飛行船による物流網、そして取引に用いる通貨をすべてバウマイスター家が掌握した。
・謀反の構造的無力化:仮に旧領主層が反乱を企てても、セント硬貨の停止、物資流通の遮断、水利インフラの停止によって領民を維持できず自滅する構造が完成した。

まとめ

アキツシマ島における貨幣制度の統一を巡る一連の全貌は、乱立する旧銅銭や石貨による物々交換の混乱から始まり、細川雪の知略による金属含有量基準の両替と旧通貨の一掃、公共工事と魔導飛行船交易を連動させた富の還流システムの確立、そして水利・物流・通貨の完全掌握による不可逆的な経済統合に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
旧領主層の体面を代官職で保ちながらも経済の根幹を掌握することで、反乱の余地を完全に排除し、持続的かつ合理的な領地支配を確立した経済政策の記録である。

バウマイスター辺境伯への陞爵と王宮の政治的思惑の全貌

弱小騎士爵家の八男から王国第四位の大物貴族へと上り詰めたヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスターの「バウマイスター辺境伯」への陞爵は、一見すると華々しい出世劇に見えるが、その実態はヘルムート王宮による高度で冷徹な政治的力学が張り巡らされた牽制と負担の押し付けである。寄親ブライヒレーダー家との勢力拮抗、未開発諸島の管理負担、寄子管理免除の実利、そして儀礼的な体面という4つの視点から、この陞爵が持つ表裏一体の政治的意図について解説する。

寄親ブライヒレーダー辺境伯家への拮抗と牽制

国王がヴェンデリンを一気に辺境伯へと引き上げた最大の目的は、急速に発展する南部を統括するブライヒレーダー辺境伯家に対する牽制であった。

・反乱の芽を摘む勢力均衡:隣国の内乱を契機に、王宮は南部の大貴族が過度に強大化して独立や反乱を起こす事態を警戒していた。元々はブライヒレーダー家の寄子であったヴェンデリンを同格の辺境伯に引き上げることで、南部の大名二家の力を拮抗させ、連携した謀反のリスクを政治的・構造的に封じ込めた。
・当事者による冷徹な理解:ブライヒレーダー辺境伯自身もこの政治力学を即座に理解し、王家による南部統制のための施策として受け止めていた。両者の良好な関係を保ちつつも、王家の思惑による牽制体制が敷かれることとなった。

未開発諸島の押し付けによる財政・魔力の消耗策

アキツシマ島を平定して王国の版図を広げた功績に対し、下賜された新領地の実態は重い負担を伴うものであった。

・膨大な開発コストの転嫁:新領地として編入された南方海域の多数の島々は、インフラ整備や魔物対策が大幅に遅れた未開発地域であった。
・利益吸い上げと負担丸投げの構造:王宮は交易の活性化による税収や利益を享受する一方、防衛や開発にかかる莫大な費用をすべてバウマイスター家に負担させることで、過剰な富と魔力を削ぎ落とす巧妙な抑制策として機能させた。

寄子の管理義務免除による実務への集中

重い負担が課された陞爵であったが、実務面において大きな利点も存在していた。

・寄親業務という負担の回避:本来、辺境伯は管轄下の弱小貴族(寄子)の領地境や水利権に関する日常的な紛争を仲裁する義務を負い、多大な労力と費用を消費する。
・開発事業への注力:王宮はバウマイスター辺境伯に対して南部貴族の寄親義務を課さず、面倒な管理業務は引き続きブライヒレーダー辺境伯が担当することとなった。これにより、ヴェンデリンは些細な揉め事に煩わされることなく、アキツシマ島や南方諸島の実務開発に専念できる環境が確保された。

貴族としての体面と儀礼用装飾の受容

陞爵に伴い、第四位の階位とともに儀礼用の宝剣や金銀の刺繍が施された豪奢なマントが授与された。

・本人の葛藤と受容:前世の庶民感覚を残すヴェンデリンは、過度に華美な装飾に対し内心で強い抵抗感を抱いていた。
・大貴族としての義務:しかし、このマントは歴史ある辺境伯家共通の正装であり、貴族社会における箔付けと体面を保つために受け入れざるを得ない儀礼的責任となった。

まとめ

バウマイスター辺境伯への陞爵を巡る一連の全貌は、南部の大貴族を監視・牽制するための勢力均衡策から始まり、未開発諸島の開発負担を丸投げすることによる勢力抑制、寄親義務の免除による実務開発への専念、そして儀礼的な装飾を通じた大貴族としての体面維持に至るまで、その歩みを明瞭に示している。
傑出した魔力と富を持つ若き領主に対し、名誉を与えつつも負担とお目付け役の構造を巧みに組み込むことで、王国の秩序と統制を維持しようとした王宮の高度な政治戦略の記録である。

八男20巻レビュー
まとめ
八男22巻レビュー

登場キャラクター

バウマイスター辺境伯家

ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター

バウマイスター領の当主であり、圧倒的な魔力を持ちつつも前世の日本人としての凡人感覚を維持して平穏な生活を望む青年である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター伯爵家・当主(巻末に辺境伯へ陞爵)。

・物語内での具体的な行動や成果
 アキツシマ島に上陸して用水路整備や街道開墾を主導し、南部、最上、伊達、三好、東方の三人娘、南方の四家を魔法で圧倒して無血統一を成し遂げた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 全島平定の功績を評価されて伯爵から「辺境伯」へと陞爵したが、未開発のお荷物諸島を押し付けられる形となった。

エリーゼ・カタリーナ・フォン・ホーエンハイム

ヴェンデリンの正室であり、慈愛に満ちた心で領民を慈しみ、優れた治癒魔法を駆使して人々を救う少女である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・正室。教会関係者。

・物語内での具体的な行動や成果
 アキツシマ島の慣習に則り巫女服を着用し、占領地で怪我人や病人の無料診療を行って住民の支持を確立した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 アキツシマ島の有力な若き女性陣に囲まれるヴェンデリンを温かくも見守っている。

イーナ・ズザネ・ヒレンブラント

ヴェンデリンの側室であり、真面目で常識的な性格を持ち、槍の技術と鍛え上げた魔力を活かして戦う女性である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・側室。当主護衛役。

・物語内での具体的な行動や成果
 一対一の格闘戦で武田四天王を圧倒して撃破し、ルイーゼと共にアキツシマ草から豊胸薬を調合して使用したが効果が一晩で戻る結果となった。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 夫の周囲で急激に増加する新しい嫁候補の動きを警戒している。

ルイーゼ・ヨランデ・アウレリア・オーフェルヴェーク

ヴェンデリン of 側室であり、魔闘流の格闘術に長けた小柄な女性で、自らの胸の大きさに深いこだわりを抱いている。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・側室。当主護衛役。

・物語内での具体的な行動や成果
 豊胸薬を狙ってアグネスと腕相撲勝負を繰り広げて勝利し、反抗を繰り返す宋義智を格闘戦で一瞬にして海へ投げ飛ばした。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 薬の効果が一晩で切れた後も諦めず、他国や別の大陸で胸を大きくする魔法薬の素材を探す決意を固めた。

ヴィルマエトル・フォン・アスガハン

ヴェンデリンの側室であり、極端な怪力と旺盛な食欲を併せ持ち、素直で無駄のない動きで巨大な武器を軽々と扱う少女である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・側室。当主護衛役。

・物語内での具体的な行動や成果
 東方攻略時に馬で突撃してきた織田家一の猛将である柴田勝家を、大斧の一撃によって瞬時に昏倒させた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦闘や護衛において無駄な力を使うことなく強敵を排除する役割を担い続けている。

カタリーナ・リンダ・フォン・ヴァイゲル

ヴェンデリンの側室であり、元一代貴族としての強いプライドを保持し、特徴的な縦ロールの髪型を崩さない嵐の魔法使いである。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・側室。当主護衛役。

・物語内での具体的な行動や成果
 周囲に合わせて不慣れな巫女服を着用したが、縦ロール髪の洋風な容姿との相性の悪さを周囲から指摘された。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦闘時は上級魔法使いとして大いに貢献する一方、慣れない格好や風習に戸惑いを見せていた。

カチヤ・フランク・フォン・オイレンベルク

ヴェンデリンの側室であり、男勝りな口調で戦いの先陣を好む魔法戦士で、好物のマロイモの栽培を誇りに思っている。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・側室。当主護衛役。

・物語内での具体的な行動や成果
 東方の武田四天王を一撃で撃破し、ヴェンデリンの護衛として常に周囲の警戒と露払いを行った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 アキツシマ草を用いた魔法薬の存在を知り、兼仲に密かに生息地の案内を依頼した。

リサ・クレメンテ・ウルリーケ・エクスラー

ヴェンデリンの側室であり、ブリザードの異名を持つ実力者で、夫への忠誠と愛情のために普段の派手な化粧を控えている女性である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・側室。当主護衛役。

・物語内での具体的な行動や成果
 東方三人娘が陰で「年増」と侮辱するのを聞いて激怒し、昔の派手なメイクに戻って冷気魔法で巨岩を粉砕して彼女たちを震え上がらせた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 厳格な監視役として信長たちを徹底的に開墾作業で酷使し、完全に服従させた。

テレーゼ・ジークリット・フォン・フィリップ

元フィリップ公爵にしてヴェンデリンの側室であり、帝王学を修めた極めてドライで有能な政治感覚を誇る美女である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・側室。

・物語内での具体的な行動や成果
 圧倒的な力を示して無血平定を促す戦略をヴェンデリンに助言し、婚姻を用いた戦後の勢力均衡システムを合理的に立案した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 幼女である藤子の覚悟を政治的に容赦なく品定めし、彼女の自発的な家督放棄を引き出した。

アグネス

ヴェンデリンの直弟子の魔法使いであり、先生の寵愛を得るために健気に魔法と美容の努力を重ねている少女である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯の弟子。婚約者候補。

・物語内での具体的な行動や成果
 豊胸の魔法薬を調合するためにアキツシマ草の権利を賭けてルイーゼと魔力腕相撲勝負を行ったが、魔闘流の技術に惜敗した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 敗北後はルイーゼの必死さを認めて諦め、今後も地道に修行に励むことを受け入れた。

シンディ

ヴェンデリンの直弟子の魔法使いであり、素直な性格で、魔法の修行と胸を大きくするための怪しい体操を日々こなしている少女である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯の弟子。婚約者候補。

・物語内での具体的な行動や成果
 用水路の掘削作業を魔法で進める一方、以前に身長が伸びる怪しい魔法薬を試して失敗した過去を告白した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ルイーゼ直伝 of 豊胸体操を熱心に続け、将来の成長への期待を失っていない。

ベッティ

ヴェンデリンの直弟子の魔法使いであり、水系統の治癒魔法が使える唯一の弟子で、若さに満ちた可愛らしい少女である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯の弟子。婚約者候補。治癒役。

・物語内での具体的な行動や成果
 巫女服を着て兵士たちの軽傷の治療にあたり、ルイーゼと同行して十メートル以上の黒硬石の岩盤を魔法で掘り進める井戸掘りに尽力した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 おやつの時間には好物のケーキや団子を楽しみ、周囲を和ませている。

ルル

ヴェンデリンの弟子兼婚約者を自認する五歳の幼女であり、幼いながらも非常に優秀な魔力を持つ少女である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯の弟子。元ルルの島・村長。

・物語内での具体的な行動や成果
 大津大社の復興時に巫女服を着て売り子をこなし、おやつの時間に生クリームを鼻につけてヴェンデリンから世話を焼かれた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 同じ年の藤子とヨネザワ城で切磋琢磨しながら、将来ヴェンデリンの妻になるべく魔法の修行を続けている。

ドミニク

バウマイスター伯爵家で長く仕えるメイドであり、実務的で厳格な態度を崩さず、レーアたちの行動に目を配る年長の女性である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・メイド。

・物語内での具体的な行動や成果
 大津大社の復興を手伝うために大津へ呼ばれ、人手不足を補うために見習い巫女として社務所の仕事や茶店の給仕を行った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 団子や賄いを食べて太りかけるレーアに対し、容赦のない言葉や態度で制裁を加えた。

レーア

エルヴィンとの婚約を果たした若きメイドであり、真面目に働きながらも美味しいものに目がなく、すぐ太ってしまう少女である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・メイド。

・物語内での具体的な行動や成果
 大津で草団子屋の店主と親しくなって団子を購入し、狛犬の修理が遅れた際にシュークリームを台座に置いて代役にする機転を利かせた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 巫女服を着てお札の販売や茶店の給仕をこなしたが、甘味の食べ過ぎで再び脇腹に肉がついてしまい慌ててダイエットに走った。

アンナ・フォン・アルニム

エルヴィンの側室となった女性であり、冷静な判断力を備え、普段から冷水で体を清めている実直なメイドである。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・メイド。エルヴィンの側室。

・物語内での具体的な行動や成果
 冷たい大津大社の地下水によるお清めの儀式に悲鳴を上げつつも耐え、レーアらと共に巫女服を着て売り子や茶店の手伝いを完遂した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 もらった巫女服をエルヴィンとの新婚生活で活用できると喜んだ。

エルヴィン・フォン・アルニム

ヴェンデリンの親友にして筆頭家臣であり、オリハルコン刀の剣技に優れた、軽妙で頼りになる青年である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・警備隊員、当主護衛。

・物語内での具体的な行動や成果
 伊達軍が降伏を拒んで襲いかかってきた際、ハルカと共に相手の武器だけを一瞬で切断して無力化した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 城の女性ばかりのおやつの時間を気まずく思っており、隙を見て逃げ出そうとしていた。

ハルカ・フォン・アルニム

エルヴィンの妻となったミズホ出身の武者であり、忠義に厚く、厳格な武士としての姿勢を持つ女性である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・当主護衛。エルヴィンの妻。

・物語内での具体的な行動や成果
 伊達家の頑強な抵抗勢力の武器のみをオリハルコン刀で切断して戦闘不能にし、アキツシマ島と瑞穂家の古い確執について歴史的背景を解説した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 同じ同胞であるアキツシマ島の民が辿った歴史に心を痛める場面もあった。

ローデリヒ

バウマイスター領の全行政を取り仕切る超有能な家宰であり、当主の意図を汲んで瞬時に手配を整える切れ者である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・家宰。

・物語内での具体的な行動や成果
 アキツシマ島の統治体制として秋津洲涼子を代官にする名代プランを提案し、ルルのいた島を冒険者の拠点とする開拓人員を迅速に手配した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 本領の長大なトンネルでの馬糞臭の対策として、発掘された大型車両による物資輸送ビジネスの開始を即断した。

アマーリエ・フォン・マインバッハ

ヴェンデリンの義姉であり、穏やかで献身的な性格を持ち、幼い子供たちの養育を一手に引き受けている女性である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・親族。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヴェンデリンやエリーゼたちがアキツシマ島平定戦のために出兵している間、バウルブルクの屋敷でフリードリヒたちの世話を担った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 遠征で忙しい夫に代わり、領地で家族の帰りを静かに待ち続けている。

フリードリヒ・フォン・ペンノ・バウマイスター

ヴェンデリンの長男であり、伯爵領の将来を背負う、健やかに成長している赤ん坊である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・長男。

・物語内での具体的な行動や成果
 父の遠征中はアマーリエやメイドたちに抱かれ、バウルブルクの屋敷で大人しく過ごしていた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 時折、瞬間移動の魔法で戻ってくる父親から深い愛情を受けている。

トーマス

元ブライヒレーダー家の重臣の子弟で、現在はバウマイスター家の警備隊に属する実直な男性である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・警備隊員。

・物語内での具体的な行動や成果
 領地内のトンネル警備を担当しており、馬による輸送に伴う排泄物の処理や悪臭による警備効率の低下をローデリヒに訴えた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 発掘魔道具の車両導入によるインフラ改善方針を大いに歓迎した。

ヘルムート王国

国王

王国の頂点に立つ賢明な君主であり、国の利益と貴族間の勢力均衡を常に冷徹に見極めている政治家である。

・所属組織、地位や役職
 ヘルムート王国・国王。

・物語内での具体的な行動や成果
 アキツシマ島を平定して王国の領地を拡大した功績を高く評価し、ヴェンデリンを伯爵から「バウマイスター辺境伯」へと陞爵させた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 魔族との公式交渉を有利に進めるため、魔王たちが持ち込んできた中古魔道具の献上を魔道具ギルドに隠して密かに歓迎した。

ブランターク・リングスタット

引退した凄腕の元冒険者であり、ヴェンデリンの頼れる助言役として、常に状況を俯瞰して見守る老魔法使いである。

・所属組織、地位や役職
 ブライヒレーダー家・顧問魔法使い。元上級冒険者。

・物語内での具体的な行動や成果
 おやつの時間にはマテ茶に愛飲のブランデーを垂らして楽しむ一方、アキツシマ島攻略における「飴と鞭」の政策の必要性を解説した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 魔王たちと共に行うサーペント狩りに同行し、得られた素材の販売によって開発資金の獲得に貢献した。

クリムト・クリストフ・フォン・アームストロング

王国筆頭魔導師であり、圧倒的な肉体美と戦闘能力を誇り、暑暑しくも修行を愛してやまない豪傑である。

・所属組織、地位や役職
 ヘルムート王国・王宮筆頭魔導師。

・物語内での具体的な行動や成果
 おままごとにおいてルルや藤子の夫役・お父さん役を務めて困惑し、謙信の配下である猛将小島弥太郎を一撃で叩きのめした。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 脳筋の七条兼仲や反抗的な宗義智を「楽しい修行」として引き取り、過酷な肉体鍛錬によって大人しくさせた。

アルテリオ

バウルブルクで手広く商売を営む豪商であり、ヴェンデリンと強い信頼関係を築いている商業のプロである。

・所属組織、地位や役職
 バウルブルクの特権商人。辺境伯家御用達。

・物語内での具体的な行動や成果
 三好家による商人の制限に対抗するため、定期的な魔導飛行船による交易航路の開設をヴェンデリンと計画した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 北方の開発が進む中、本領から大量の生活必需品や米を調達してアキツシマ島へと送り出した。

ユーバシャール外務卿

王国の外務省を率いる文官であり、他国との複雑な外交交渉の停滞に頭を痛めている小心な人物である。

・所属組織、地位や役職
 ヘルムート王国・外務卿。

・物語内での具体的な行動や成果
 魔道具ギルドの露骨な圧力や他国の妨害に阻まれ、魔族との間で自由貿易条約の交渉を全く進められずにいた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 自らの政治的失脚を恐れ、過酷な条件を避けるために交渉を長期化させる態度を取った。

プラッテ伯爵

空軍閥の重鎮であり、ヴェンデリンに対して強い嫉妬と敵対心を抱き、王宮で常に陰謀を巡らせている貴族である。

・所属組織、地位や役職
 ヘルムート王国・空軍閥重鎮。伯爵。

・物語内での具体的な行動や成果
 自らと繋がりのある人間がバウマイスター辺境伯家の雇用や商売から完全に締め出されたことを知り、王宮で激怒した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 王都から遠く離れたヴェンデリンの失脚を目論み、常に妨害の機会を伺っている。

レンブラント男爵

優秀な「移築」の魔法を得意とする高名な魔法使いであり、ヴェンデリンの突飛な開発依頼に協力する男性である。

・所属組織、地位や役職
 ヘルムート王国・魔法使い。男爵。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヴェンデリンの依頼を受けて瞬間移動でアキツシマ島へ同行し、大津大社の敷地内にミズホ風の茶店用の建物を一晩で移築した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 自慢の魔法技術を提供することで、現地の迅速な商業拠点の構築に多大な貢献を果たした。

アキラ

乾物店と総合スーパーを営むカリスマ的な「男の娘」店長であり、商品の開発と宣伝において天才的な才能を持つ人物である。

・所属組織、地位や役職
 ヨネザワ・スーパー店長。バウマイスター領商人。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヴェンデリンに呼び出されて大津大社の茶店へ赴き、現地の草団子屋にみたらし団子や各種和菓子の製法と経営を指導した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 巧みな商品展開とアピール手法により、開店初日から茶店を爆発的な大繁盛へと導いた。

旧ゾヌターク王国

エリザベート・ホワイル・ゾヌターク九百九十九世

生活保護を受給する旧ゾヌターク王国の十歳の魔王であり、王家再興のために日々努力とアルバイトに勤しむ少女である。

・所属組織、地位や役職
 旧ゾヌターク王国・魔王。農業法人会長。

・物語内での具体的な行動や成果
 夏休みを利用してアキツシマ島を訪れ、魔族の中古魔道具や古い種子を安く調達して開発を支援し、報酬を得て学校の建設資金に充てた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 大津大社では巫女服を着て売り子を頑張り、おやつの時間には大好物の高級ケーキを幸せそうに頬張った。

ライラ・ミール・ライラ

没落した王家を支える忠義の宰相であり、エリザベートの教育と生活、そして農業法人の実務を支える有能な女性である。

・所属組織、地位や役職
 旧ゾヌターク王国・宰相。農業法人社長。

・物語内での具体的な行動や成果
 魔王の行動方針に従い、魔族の国で不要となった古い小型農機具や温室のヤシ苗を格安で買い叩いてアキツシマ島へ輸出した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 鋭い商業感覚を発揮して倒産した他社の債権から格安で資材を回収し、法人の資金を大幅に蓄えさせた。

シュークリーム

魔王エリザベートに懐いているピンク色の可愛らしい上位竜の子供であり、普段は「お座り」のできる子犬の姿に変装している。

・所属組織、地位や役職
 旧ゾヌターク王国・魔王のペット。上位竜の幼竜。

・物語内での具体的な行動や成果
 修理の遅れた大津大社の狛犬の代役として一日だけ台座でお座りを務め、参拝客からおにぎりや酒のお供え物をもらった。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 お札の販売所ではマスコットとして大人気となり、若い巫女や参拝客から可愛がられた。

ゾヌターク共和国

アリーレ・モール・クリント

かつてニート生活を送っていた魔族の青年であり、就職後は農業の技術習得と実務に真面目に取り組んでいる若者である。

・所属組織、地位や役職
 ゾヌターク共和国・農業法人社員(元青年軍属)。

・物語内での具体的な行動や成果
 同僚の女性との結婚資金と新居用の貯蓄を確保するため、遠隔地手当てが支給されるアキツシマ島の農業指導に志願した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 現地では雪の補佐として開発とヤシの木の栽培指導を精力的に行った。

ラムル・アートン

モールの親友であり、同じく就職を果たして生活を立て直し、日々一生懸命に働いている魔族の青年である。

・所属組織、地位や役職
 ゾヌターク共和国・農業法人社員(元青年軍属)。

・物語内での具体的な行動や成果
 結婚を控えて手当てを稼ぐためにアキツシマ島へ同行し、反抗を繰り返す宋義智に対して「ルール違反の例外は処分してよい」と厳しい正論を語った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 旧島津領やソウ島で農耕の指導に熱心に従事した。

サイラス・ヘクトル

モールの仲間であり、就職によって無職から更生し、独自の鋭い発言で周囲を圧倒することがある魔族の青年である。

・所属組織、地位や役職
 ゾヌターク共和国・農業法人社員(元青年軍属)。

・物語内での具体的な行動や成果
 出稼ぎの開発作業を行いながら、支持者のいない宗義智の孤独な闘いに対し「事実は残酷」「ボッチ魔法使い」とサラリと酷評した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 農業指導においては優秀な能力を示し、開墾の推進に貢献した。

アリー・アーネスト・ブリッツ

バウマイスター家の居候である優秀な魔族の考古学者であり、研究以外にはあまり関心を持たない独自の教授である。

・所属組織、地位や役職
 バウマイスター辺境伯家・居候。元大学教授。

・物語内での具体的な行動や成果
 アキツシマ島の平定が完了するのを待ち、治安が安定した段階で現地へ学術調査に向かう計画を立てていた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 元教え子であるモールたちが結婚資金のためにアキツシマ島で働いていることを微笑ましく見守っていた。

アキツシマ島

秋津洲高臣(涼子)

島で一番の格式を誇る秋津洲家の十七歳の美少女当主であり、お飾りの代官を務めながら治癒魔法で人々を救う少女である。

・所属組織、地位や役職
 アキツシマ島・代官。秋津洲家当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 大津大社を本拠として神事や無料治療に専念し、秋津洲家の血を絶やさないため「ヴェンデリンとの子供を産んで代官を世襲させたい」と熱烈に求婚した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 統治の実務はすべて副代官の雪に任せ、自分は宗教的な権威と無料診療のシンボルとして高い人気を獲得した。

細川藤孝(雪)

秋津洲家を健気に支え、知略と実務能力に極めて秀でた十六歳のクール系美少女である。

・所属組織、地位や役職
 アキツシマ島・副代官。細川家当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 実務のトップとして島の行政・開発・貨幣統一を完璧にこなし、ヴェンデリンに本名である「雪」を教えて呼ぶように求めた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 家の存続のためにヴェンデリンの妻になって跡取りを産むことを熱望し、松永唯と激しい主導権争いを繰り広げた。

七条兼仲

かつての七条領の当主であり、近隣で有名な中級魔法闘士だが、統治の実務が破滅的に苦手な脳筋の猛将である。

・所属組織、地位や役職
 アキツシマ島・警備隊責任者(元七条領当主)。

・物語内での具体的な行動や成果
 領地を失う形で降伏したが、武官に専念できると大喜びし、アームストロング導師に弟子として引きずられていき、過酷な修行で真っ青になった。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は大津で治安維持部隊の責任者となり、訓練や街道整備の現場指揮を執った。

南部晴政

北方の有力領主であり、自らの力に強い自信を持っていたが、格上の魔法使いには勝てないという現実を弁えている男性である。

・所属組織、地位や役職
 南部家・元当主。旧南部領代官。

・物語内での具体的な行動や成果
 雪の挑発に乗って領地を賭けた決闘に挑んだが、ヴェンデリンの圧倒的な魔力障壁に火球を全て防がれ、頭上に巨大な火球を作られて降伏した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 降伏後は領地を没収されたものの、世襲の地方代官職を受け入れて魔導飛行船の交易開始を歓迎した。

津軽

南部家の服属領主の一人であり、主家の敗北を前にして冷静な保身を選択できる人物である。

・所属組織、地位や役職
 旧南部領の小領主(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 南部晴政とヴェンデリンの決闘において、晴政の頭上に浮かんだ巨大な火球を見るや、真っ先に「降るぞ」と宣言した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 無用な全滅を避け、一族を生存させるための現実的な降伏判断を下した。

九戸

南部家の有力な一族の領主であり、不利な戦況を見極めて迅速に降伏した男性である。

・所属組織、地位や役職
 旧南部領の小領主(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 津軽家に続いて即座に「九戸家も降る」と声を上げ、南部晴政の逆転不可能な状況を決定的なものにした。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は他の領主たちと共に、自身の領地の地方代官として再雇用された。

南部家に仕える小領主であり、大勢が決したのを見て命を無駄にしない選択をした人物である。

・所属組織、地位や役職
 旧南部領の小領主(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 決闘の敗北が決まった際、「北家も降ります」と申し出て、バウマイスター辺境伯軍への臣従を誓った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 速やかに服従したことで、戦後も旧領の管理権を保証された。

八戸

南部家の背後にいた服属領主の一人であり、戦意を喪失して一族の生き残りを選んだ男性である。

・所属組織、地位や役職
 旧南部領の小領主(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 他の服属領主たちと足並みを揃えて「八戸家もだ」と宣言し、南部晴政が一人で降伏する最後のひと押しを行った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 平定後は不服従を起こすことなく、地方代官として地域統治に務めた。

三好長慶

かつてアキツシマ島の中央ビワ湖周辺を完全に支配し、事実上の「天下人」と称された最大の偉人である。

・所属組織、地位や役職
 三好家・先代当主。元天下人。

・物語内での具体的な行動や成果
 魔法使いの力が世代ごとに衰退し、島全体が深刻な水不足に直面している未来を病床で深く悲観していた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 後継者を義継と義興のどちらにするか明確に決める前に意識を失い、今回の相続混乱の引き金を引く結果となった。

最上義光

北方三大名族に数えられる有力領主であり、勝てない戦を避けて降る方が一族の利益になると冷徹に判断できる極めて知的な男性である。

・所属組織、地位や役職
 最上家・元当主。旧最上領代官。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヴェンデリンが進軍してくると、一門や家臣を率いて戦うことなく即座に無血降伏し、提示された優遇条件を歓迎した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 旧領を世襲代官として管理することを受け入れ、バウマイスター伯爵家がもたらす開発や交易に高い期待を寄せた。

清水

最上義光の一門衆の一人であり、主家の決断に従って一族の存続を優先した男性である。

・所属組織、地位や役職
 旧最上領の一門衆(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 最上義光が全面降伏を宣言した際、共にヴェンデリンのもとへ赴いて臣従を誓った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は清水領の地方代官としてそのまま統治の実務を継続した。

大山

最上家の一門に属する有力な小領主であり、戦うことなく新しい支配を受け入れた人物である。

・所属組織、地位や役職
 旧最上領の一門衆(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 義光の決断に同調して「大山家を含む全員が降る」と表明し、北方の併合に協力した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 水不足の解消や街道の整備などの開発の恩恵を真っ先に受ける立場となった。

上野山

最上家の一門を構成する領主であり、争うことなく速やかな平定を歓迎した人物である。

・所属組織、地位や役職
 旧最上領の一門衆(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 義光の降伏申し出に同行し、ヴェンデリンへの忠誠を誓って戦火を避けた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は上野山領の代官に任じられ、地域の治安維持に注力した。

山野辺

最上家の一門衆であり、衰退する領地の未来を憂い、外部の強者による開発を望んだ男性である。

・所属組織、地位や役職
 旧最上領の一門衆(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 義光が語る「このままではジリ貧」という現状を理解し、お荷物な領主の座を捨てて代官職に就くことを選んだ。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 両替や井戸掘りなどのバウマイスター流の開発を現場で全面的に支持した。

福岡

最上家の一門を率いる領主であり、主君の賢明な降伏決断に深く納得して付き従った人物である。

・所属組織、地位や役職
 旧最上領の一門衆(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 一門の他家と歩調を合わせて降伏を申し出て、最上領の平定作業を完全に犠牲ゼロで完了させた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は福岡領の地方代官に就任し、文官として統治に参画した。

松根

最上家の一門に属する領主であり、無謀な戦いを避けて一族を平和に守り抜いた男性である。

・所属組織、地位や役職
 旧最上領の一門衆(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 最上義光と共に降伏を宣言し、バウマイスター辺境伯家が提示した子弟の仕官や移民の条件を全面的に受け入れた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 水利改善による水田の拡張に大きな期待を寄せた。

鮭延

最上家に仕える高名な家臣であり、主君義光の冷徹で現実的な決断を支持した有能な武将である。

・所属組織、地位や役職
 旧最上領の重臣(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 戦うことなく降伏する義光に付き従い、一門以外の家臣団の筆頭格として速やかにヴェンデリンに降った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は鮭延領の地方代官に任じられ、治安維持の責任者として働いた。

寒河江

最上家に忠誠を誓う家臣の一人であり、戦局を見極めて大人しく降伏を受け入れた男性である。

・所属組織、地位や役職
 旧最上領の家臣(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 義光の全面降伏の宣言に同行し、抵抗の無意味さを悟って一族の生存を確保した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は寒河江領の代官として、バウマイスター領の開発実務を手伝った。

日野

最上家の有力家臣であり、主家の意向に従って新しい支配者に臣従した実直な武士である。

・所属組織、地位や役職
 旧最上領の家臣(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 他の家臣たちと共に出頭し、最上義光の無血開城を支えて混乱を最小限に防いだ。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は日野領の代官職に就き、街道の整備実務を担当した。

志村

最上家に仕える古参の家臣であり、主君の優れた知略と降伏の判断に深く同意した人物である。

・所属組織、地位や役職
 旧最上領の家臣(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 義光に従って降伏を表明し、一族の家名と代官としての立場を平和的に存続させることに成功した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後の新インフラ整備計画を地元で積極的に推進した。

延沢

最上家の家臣に属する領主であり、武力衝突を避けて平和的な統治の移行に協力した男性である。

・所属組織、地位や役職
 旧最上領の家臣(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 最上義光の決断に付き従い、ヴェンデリンに対して「一人残らず降る」と宣言した一員である。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は延沢領の地方代官に任じられ、領民の融和に尽力した。

氏家

最上家を支える名家の一員であり、主君の降伏申し出を大人しく受け入れた家臣である。

・所属組織、地位や役職
 旧最上領の家臣(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 義光に付き従って降伏し、一切の犠牲者を出すことなく最上領全体の併合を完了させる役割を担った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は氏家領の代官として、バウマイスター辺境伯の統治を現場で支えた。

伊達政宗

北方随一の名族である伊達家の当代当主であり、病床にありながらも冷静な大局観を持つ男性である。

・所属組織、地位や役職
 伊達家・当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 重病の病身を押して戦場へ現れ、幼い娘に代わってヴェンデリンへの降伏を宣言し、これ以上の無駄な流血と戦闘を終結させた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 降伏後はエリーゼの優れた治癒魔法と投薬治療によって徐々に回復し、北方代官として文官実務を行う準備に入った。

伊達藤子

眼帯に暗黒竜を封じていると豪語する、重病の父に代わって出陣した中二病の五歳の幼女である。

・所属組織、地位や役職
 伊達家・次期当主代理。のちにヴェンデリンの弟子。

・物語内での具体的な行動や成果
 目の近くから黒炎の竜を放つ魔法「暗黒紅蓮竜」を放って戦ったが、ヴェンデリンの巨大な水竜と炎竜に圧倒されて敗北を認めた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 降伏後はお忍びでヴェンデリンに弟子入りし、ルルと競い合って魔法の修行に励みながら「将来はお館様の妻になる」とアピールした。

片倉小十郎

伊達家を陰から支える有能な付け家老であり、幼い藤子の出陣を懸命にサポートした忠義の士である。

・所属組織、地位や役職
 伊達家・付け家老。重臣。

・物語内での具体的な行動や成果
 病床の政宗に代わって出陣を決意した藤子の意向を尊重し、「必ずや藤子様をお守りする」と誓って代理出陣を支持した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 降伏後は主君に従い、新統治体制の構築に文官として協力した。

伊達成実

伊達家の一族であり、藤子の従姉として彼女を助け、伊達家の意地のために戦う覚悟を示した女性である。

・所属組織、地位や役職
 伊達家・一族衆。重臣。

・物語内での具体的な行動や成果
 片倉小十郎と共に藤子の代理出陣に賛成し、一族の意地をかけてバウマイスター伯爵軍を撃退する覚悟を政宗に語った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 降伏後は他の家臣たちと共に大人しくなり、新体制への統合を受け入れた。

三好義継

中央の最大勢力である三好家の義継派を率いる若い当主であり、血気盛んで粋がってはいるが引き際を心得た青年である。

・所属組織、地位や役職
 三好家・一族(戦後に三好領代官)。十河家当主の兄。

・物語内での具体的な行動や成果
 北方へ攻め込んだものの配下の初級魔法使いたちが瞬殺され、圧倒的な実力差を悟って即座に降伏し、ヴェンデリンの代官となった。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 大津進軍時には兄である義興と激しい口喧嘩を展開し、彼を降伏させるための急進撃を全面的に手助けした。

三好政康

三好義継に仕える武将であり、自慢の魔力を持って威勢よく名乗りを上げたものの実力は初級である男性である。

・所属組織、地位や役職
 三好家・武将(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 北方へ侵攻した際、岩成友通らと共に大声で名乗りを上げて進軍したが、上級魔法使いたちの前に一瞬で制圧された。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は自身の領地の地方代官として再雇用され、お荷物な戦争から解放されて大人しくなった。

岩成友通

三好家の一員であり、戦の不文律に従って威勢よく突撃したものの瞬時に敗北した武将である。

・所属組織、地位や役職
 三好家・武将(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 三好政康らと共に戦端を開いて大津城から進撃したが、バウマイスター辺境伯軍の魔法の前に短時間で完敗した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は降伏を受け入れ、旧領の代官職に就いておとなしく開発の実務に従事した。

内藤長頼

三好義継の重要な重臣であり、戦国シミュレーションゲームでの松永久秀の弟とされる有能な魔法使いである。

・所属組織、地位や役職
 三好家・重臣(戦後に代官)。松永久秀の弟。

・物語内での具体的な行動や成果
 北方への侵攻時に他の武将らと共に名乗りを上げて一瞬で敗北し、降伏後はヴェンデリンに「大津の久秀が手引きする」と教えて無血開城を仲介した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 兄である久秀の実力を「三好家で一番」と高く評価していた。

松永久秀

ゲームでは何度も裏切る悪名高き人物とされ、この世界では一族一の魔力と高い先見性を備えた極めて有能な男性である。

・所属組織、地位や役職
 三好家・重臣。大津守備役(戦後に大津代官・高位文官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヴェンデリンが放った上空の巨大な火球を見て無血開城し、彼を「長慶を超える天下人」と触れ回って大津を無傷で降伏させた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 アキツシマ島の水不足と魔力劣化による未来の破滅を見抜いており、平定後は高位文官として交易品の選定や治水で辣腕を振るった。

三好義興

三好長慶の庶子であり、お飾りの弟に負けまいと魔力を隠し、陰で血の滲むような魔法の努力を重ねてきた熱い青年である。

・所属組織、地位や役職
 三好家・一族。義興派当主(戦後に代官)。

・物語内での具体的な行動や成果
 西方諸侯五千を説得して中央へ攻め寄せ、長慶譲りの「竜巻」を放って一対一の勝負を挑んだが、逆回転の巨大な竜巻で打ち消されて降伏した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦勝後は負けを素直に認めて土下座し、地方代官として地域の治安維持と開発を支えた。

唯(松永唯)

松永久秀の自慢の一人娘であり、知略に長け、気品と洗練された大人の色香を漂わせる十八歳の才女である。

・所属組織、地位や役職
 松永家・一人娘。雪の補佐役。ヴェンデリンの世話役。

・物語内での具体的な行動や成果
 雪を実務で補佐しつつ、将来松永家の存続と地位を確立するためにヴェンデリンの妻になって後継者を産みたいと強くアピールした。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 細川家を中央から排除しようとする雪の政治的な画策を堂々とはねのけ、激しいマウンティング合戦を展開した。

ファイト・フォン・バウマイスター

カチヤの実兄であり、マロイモの栽培を三度の飯よりも愛し、それ以外のことには興味を示さない生粋の農業魔法使いである。

・所属組織、地位や役職
 オイレンベルク領・次期当主。オイレンベルク家分家。

・物語内での具体的な行動や成果
 山の斜面を利用したマロイモの特化栽培技術を確立し、その卓越した芋栽培の腕前が魔王エリザベートから高く評価された。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 魔王から魔族の国への技術指導と美味しいイモの輸出に向けたラブコールを受けることとなった。

織田信長(吉子)

織田信秀の娘であり、代々の通り名を嫌って自ら「信長」を名乗り、天下統一を夢見るヤンキー系美少女である。

・所属組織、地位や役職
 織田家・元当主。織田吉子に戻る(戦後は開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 今川義元を急襲して領地を奪うなど従来の戦ルールを無視して暴れたが、ヴェンデリンの巨大火柱に腰を抜かして降伏した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 廃嫡後はリサの監視下で厳しく土地の開墾を行い、陰で「ヴェンデリンの子を産んで代官の座を奪い返す」と企んだがリサに制裁された。

武田信玄(晴美)

赤い鎧をまとった小柄な少女であり、自らを天才と自負し、他者を「チビ」と呼んで罵るDQNな三人娘の一人である。

・所属組織、地位や役職
 武田家・元当主。武田晴美に戻る(戦後は開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 父信虎を追放して信玄を名乗り、四天王をイーナたちに瞬殺されたのち、カマイタチの魔法で攻撃したが全く通じず降伏した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は当主を廃嫡されて開墾の刑に処され、信長たちと愚痴をこぼし合いながら真面目に重労働に従事した。

上杉謙信(竜子)

僧兵風の格好に薙刀を構えた黒髪の美少女であり、とにかく戦うことが大好きな戦バカのDQN三人娘の一人である。

・所属組織、地位や役職
 上杉家・元当主。上杉竜子に戻る(戦後は開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 小島弥太郎を導師に瞬殺され、信長・信玄と共に放った氷弾の魔法を障壁で無傷で防がれた後、巨大な火柱に圧倒されて降伏した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 廃嫡後は「勝ち目のない戦は嫌い」と語り、修行と割り切ってリサの厳格な監視のもとで東方の復興活動を続けた。

北条氏康

東方で最もまともな有力領主であり、三人娘の戦バカぶりに疲れ果てていた目の下の隈が酷いおっさんである。

・所属組織、地位や役職
 北条家・当主。アキツシマ島東方代官。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヴェンデリンが進軍してくると、無用な犠牲を避けるために一戦もせず即座に無血降伏し、東方の代官に任じられた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 信長たちに追放された多くの領主や重傷の今川義元を親身に保護しており、戦後は彼らを代官として復帰させ平和的な開発を統括した。

今川義元

織田信長(吉子)の奇襲によって手痛い重傷を負い、死の噂が流れていた不運な今川家の当代当主である。

・所属組織、地位や役職
 今川家・当主。東方副代官(北条氏康の補佐)。

・物語内での具体的な行動や成果
 奇襲後に北条家へ避難していたところを、駆けつけたエリーゼの強力な治癒魔法によって無事に完治・回復した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は氏康の補佐役(副代官)となり、信長たちに奪われていた旧領の管理権を代官として取り戻した。

柴田勝家

織田信長(吉子)の家臣であり、身長二メートルを超える大男で、織田家一の猛将と称された馬上の突撃兵である。

・所属組織、地位や役職
 織田家・家臣。中級武将(戦後は開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 信長の命令で馬に乗って突撃したが、馬上から大斧を振るったヴィルマの一撃によって瞬時に叩き落とされ、気絶して敗北した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は信長たちと共に、導師の監視下で厳しい開墾作業の肉体労働に汗を流した。

馬場信春

武田家に仕える「武田四天王」の筆頭格であり、女性を「お菓子を食べる存在」とバカにしていた男性である。

・所属組織、地位や役職
 武田家・武田四天王(戦後は開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 一騎打ちの勝負においてイーナたちの実力を見抜けず軽視し、戦闘が始まると一瞬で叩きのめされて意識を刈り取られた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は他の四天王と共に大人しくなり、開墾の重労働を手伝うこととなった。

内藤昌豊

武田四天王の一員であり、自らの武力に高い自信を持っていたが、格上の魔法使いには勝てないという現実を知った武将である。

・所属組織、地位や役職
 武田家・武田四天王(戦後は開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 一騎打ちの挑戦をバカにしながら臨んだが、バウマイスター辺境伯軍の女性陣の魔力に圧倒され、完膚なきまでに敗北した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 敗北後は他の武将たちと共に、開墾作業の現場で地道に働く役割を担った。

山県昌景

武田四天王の一人であり、自慢の槍を構えて突撃したものの、一瞬で敗北を味わった男性である。

・所属組織、地位や役職
 武田家・武田四天王(戦後は開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 一対一の勝負で敗れて長い間意識を戻さない状態になり、武田家自慢の配下の脆さを露呈する結果となった。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 平定後は不満を言う気力もなくなり、お荷物な開墾を手伝わされる立場となった。

高坂昌信

武田四天王を構成する武将の一人であり、女性の参戦をバカにしていた、お調子者な側面を持つ人物である。

・所属組織、地位や役職
 武田家・武田四天王(戦後は開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 一騎打ちの開始直後に相手のすさまじい一撃を受けて一瞬で意識を失い、惨めな大敗北を喫した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は他の四天王と共におとなしく開墾作業に従事し、二度と反発を示さなかった。

小島弥太郎

上杉謙信(竜子)に従い、鬼小島の異名を持つほどの強力な大太刀を誇る、自慢の猛将である。

・所属組織、地位や役職
 上杉家・家臣。猛将(戦後は開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 一騎打ちのために大太刀を抜いて襲いかかろうとしたが、割り込んできたアームストロング導師の拳の一撃を顔面に受けて脳震盪で瞬殺された。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は大太刀を振るう機会を奪われ、謙信らと共に畑の開墾作業の重労働に従事した。

織田信秀

織田吉子(信長)の実の父親であり、商売熱心なことで知られ、娘によって一時追放されていた男性である。

・所属組織、地位や役職
 織田家・元当主。北条家での亡命者。

・物語内での具体的な行動や成果
 信長が廃嫡・降伏したのち、北条家から戻り一日だけ織田家の当主に復帰して家督を信勝へと引き継いだ。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は引退して隠居し、若い信勝の補佐を後方から担う穏やかな生活に入った。

織田信勝

織田吉子(信長)の弟であり、実直で聞き聞き分けの良い、本来の通名を継いだ少年である。

・所属組織、地位や役職
 織田家・新当主。織田信秀の名を継承。

・物語内での具体的な行動や成果
 姉の勝手な行動と失脚を受け、父親から正式に織田家の家督を引き継いで新たな当主に就任した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 今川家などの近隣の被害領主たちに深く陳謝し、東方の安定した地方代官としての実務を始めた。

武田信虎

武田晴美(信玄)の実の父親であり、娘のクーデターによってかつて領地を追放されていた当代の領主である。

・所属組織、地位や役職
 武田家・元当主。北条家での亡命者。

・物語内での具体的な行動や成果
 晴美の失脚と降伏を受け、避難先の北条家から一日だけ武田家当主へ復帰し、即座に家督を信繁へ譲る決断を下した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は晴美たちの処罰を認め、従来の武田家を代官として支える側へ回った。

武田信繁

武田晴美(信玄)の弟であり、実直で家臣からも信頼され、本来の通名を継いだ少年である。

・所属組織、地位や役職
 武田家・新当主。武田信虎の名を継承。

・物語内での具体的な行動や成果
 父親から正式に武田家の家督を譲り受け、不吉な「信玄」の名を封印して地方代官としての統治実務を引き受けた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 平定後はバウマイスター辺境伯の意向に従い、地域のインフラ改善に尽力した。

上杉為景

上杉竜子(謙信)の先代当主であり、戦好きな娘たちによって一度追放されていた先代の領主である。

・所属組織、地位や役職
 上杉家・先代当主。北条家での亡命者。

・物語内での具体的な行動や成果
 竜子の失脚後に一度上杉家の家督を復興させ、すぐに竜子の従兄へ当主の座を平和的に引き継がせた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は他の東方領主たちと手を取り合い、代官として旧領の復興に従事した。

前田利家

織田吉子(信長)に従い、主家を一時的に出奔してまで戦いに身を投じていた若き初級魔法使いである。

・所属組織、地位や役職
 織田家・元家臣(戦後に開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 信長たちの降伏後は、他の初級魔法使いたちと共に東方の開墾作業を手伝わされ、外の魔法使いたちの凄まじい実力に度肝を抜かれた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は不満を言うことなく、開墾の刑に処された信長たちを現場で支えた。

丹羽長秀

織田家に仕えるも、信長の暴走に付き従って失脚した、少し残念な境遇の魔法使いである。

・所属組織、地位や役職
 織田家・元家臣(戦後に開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 一対一の勝負で敗れた猛将たちの後に続き、大人しくなって畑の開墾作業や農地開発の仕事を手伝うこととなった。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 魔道具を用いた新しい農業の開発の早さに深く感動していた。

滝川一益

織田家のために魔力を振るい、新当主信勝の就任後に大人しく罪を償うことを決めた青年である。

・所属組織、地位や役職
 織田家・元家臣(戦後に開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 信長らの失脚後は他の武将たちと共に、リサの厳しい監視下で大汗を流しながら地道に東方の開墾に努めた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後は反抗心を完全に捨て去り、代官たちの指示に実直に従った。

武藤喜兵衛

武田晴美(信玄)の暴走を支持してしまい、戦後に当主信繁の就任に伴って開墾労働に配属された男性である。

・所属組織、地位や役職
 武田家・元家臣(戦後に開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 武田四天王の大敗北に震え上がり、戦後は他の武将たちと共に、魔力をひたすら搾り取られる開墾作業に従事させられた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 厳しい肉体労働をこなし、二度と身勝手な反乱を企てる気力を失った。

柿崎景家

上杉謙信(竜子)に従って戦で大いに暴れたものの、上級魔法使いたちに圧倒された男性である。

・所属組織、地位や役職
 上杉家・元家臣(戦後に開墾労働)。

・物語内での具体的な行動や成果
 鬼小島の敗北後に大人しく降伏し、謙信らと共に、導師やリサの厳しい監視のもとで毎日開墾作業の穴掘りに励んだ。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 泥まみれになりながらも、新領内の復興と生産量向上に地道に貢献した。

毛利元就

南方の有力四家の一つを率いる大領主であり、一万年におよぶ長い歴史ある家柄を誇りに思っている男性である。

・所属組織、地位や役職
 毛利家・当主。南方代官(クジ引き3番目)。

・物語内での具体的な行動や成果
 南方平定軍が進撃すると戦うことなく降伏し、大友宗麟と「どちらが代官に相応しいか」で醜い歴史自慢の口喧嘩を繰り広げた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 クジ引きの結果、3番目の任期の地方代官職に就くことを受け入れ、水やサトウキビの交易開始を大いに喜んだ。

島津貴久

南方の最南端を統治し、中級魔法使いの優秀な四兄弟の息子を持つ、非常に勢いのある大領主である。

・所属組織、地位や役職
 島津家・当主。初代南方代官(クジ引き1番目)。

・物語内での具体的な行動や成果
 戦うことなく修羅の戦いを避けて降伏し、他の三家と代官の座を争ったが、クジ引きで初代代官に決定すると素直にこれを受け入れた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 近海の小島を治める宗義智が未服属であることをヴェンデリンに教え、自領内の製塩業の発展を約束した。

大友宗麟

南方で最も歴史の長い大友家の当主であり、秋津洲家を支えた古の格式を絶対視している男性である。

・所属組織、地位や役職
 大友家・当主。南方代官(クジ引き2番目)。

・物語内での具体的な行動や成果
 他の四家と共に抵抗せず降伏したが、自分こそ南方の代官に相応しいと主張して毛利元就らの出自を「ゴミ掃除人」と侮辱して争った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 クジ引きによる持ち回り制を提案されると納得し、2番目の代官職の座に収まった。

宗義智

南方のソウ島を治める、魔法で海へ叩き落とされても何度も独立を叫んで反抗を繰り返すウザいボッチ青年である。

・所属組織、地位や役職
 旧宋領当主(戦後はアームストロング導師の弟子)。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヤシの実の利権を守るため何度も独立を宣言しては撃退され、ルイーゼに海へ投げ飛ばされた後、強くなりたいと導師へ弟子入りした。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 一ヶ月で強くなると豪語したが、初日に導師の魔力拳を食らって地面へめり込み、そのまま厳しい肉体地獄の「修行」へ連行された。

宗義調

宗義智の実の父親であり、理性的で常識を備え、領民たちからも深く慕われているかつての当代の領主である。

・所属組織、地位や役職
 旧宋領(ソウ島)・代官. 義智の父。

・物語内での具体的な行動や成果
 魔力が低かったため早くに家督を義智に譲ったが、息子の数々の無礼な行動をヴェンデリンにペコペコと頭を下げて謝罪した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦後はヴェンデリンから正式にソウ島の代官に任命され、領民と共にヤシ栽培などの開発を平和裏に進めた。

宗義調の妻

宗義智の実の母親であり、常識をわきまえ、馬鹿な息子のしつこい反抗劇に頭を痛めている女性である。

・所属組織、地位や役職
 旧宋領(ソウ島)・親族. 義調の妻。

・物語内での具体的な行動や成果
 夫と共にヴェンデリンへ平謝りし、気絶して土間に放置された義智の姿を心配しながらも彼の行動を非難した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 息子が導師のもとへ「修行(隔離)」に出されることを大いに納得して受け入れた。

ハナちゃん

ソウ島で暮らす一般の少女であり、馬鹿な領主を「可愛い」と感じて独自の二つ名を授けた女の子である。

・所属組織、地位や役職
 旧宋領の住民。ハナちゃん。

・物語内での具体的な行動や成果
 宗義智に対して「宋家の旋風」という二つ名をプレゼントし、これに喜んだ義智は戦闘時にこの名を誇らしげに自称した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 彼女の存在は義智の自信の源になっていたが、戦闘の勝利には特に貢献しなかった。

権三郎

大津大社の境内でクサダンゴを売る、義理人情に極めて厚い頑固なだんご屋のおじさんである。

・所属組織、地位や役職
 大津大社の茶店店主(元だんご売り)。

・物語内での具体的な行動や成果
 秋津洲家への義理から、天下人三好家の誘いを断って道端で草団子を売り続け、大津大社再開と同時に大きな繁盛を記録した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ヴェンデリンの提案とレンブラント男爵の移築魔法、アキラの指導を受けて本格的な茶店に昇格し、多くの新商品を大ヒットさせた。

お多恵さん

かつて大津大社に仕え、お社の復興のために老骨に鞭打って臨時で復職した高齢の神官の一人である。

・所属組織、地位や役職
 大津大社の臨時巫女。お婆さん。

・物語内での具体的な行動や成果
 社務所で厄除けのお守りやお札を手作りし、お社の再開時にはお清めの水の冷たさに驚きつつも自分の役割を完遂した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ひ孫が近く嫁入りすることや、若い神官たちが集まり始めたことに大きな喜びをにじませていた。

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八男20巻レビュー
まとめ
八男22巻レビュー

展開まとめ(タイムライン)

第一話:俺は、戦国時代っぽい島で統一を目指す

アキツシマ島の内乱に介入したヴェンデリンは、島全体の統一を自ら引き受ける決意を固める。名族である秋津洲家を象徴として立てつつ、水利改善や開発を進め、対立する南部家を決闘で制圧して勢力を広げていく。

  • 【アキツシマ島統一への決意】 / 【秋津洲家を中心とした統治体制】
  • 【兼仲の武官転身】 / 【水利改善と領地開発】
  • 【北方の勢力図】 / 【涼子と雪の立場】
  • 【治癒魔法使いたちの巫女服】 / 【南部軍との対峙】
  • 【南部晴政との決闘】 / 【犠牲なき南部家の服属】

第二話:こっちの世界でも、安定の独眼竜

北方有力勢力への調略が進む中、最上家が無血降伏し、続いて伊達家の支配地へと兵を進める。病床の父に代わり出陣した幼き次期当主・藤子の魔法を打ち破り、北方地域の完全掌握を果たす。

  • 【南部家への新たな統治制度】 / 【瑞穂家との古い確執】
  • 【交易と水利改善】 / 【乱立する貨幣の整理】
  • 【ヨネザワを中心とする北方統治】 / 【最上家攻略の方針】
  • 【最上家の無血降伏】 / 【病床の伊達政宗】
  • 【藤子の暗黒紅蓮竜】 / 【政宗の降伏決断】
  • 【ヨネザワの統治拠点】 / 【貨幣統一と交易準備】
  • 【ルルと藤子の修行】 / 【魔王たちの出稼ぎ】

第三話:早巻き、アキツシマ統一作戦遂行中

魔族の農業技術を取り入れて北方開発が進む中、中央の三好勢力が分裂し大津城が無血開城される。西方で抵抗を試みた三好義興も魔法勝負で屈服させ、中央および西方領域の平定を完了する。

  • 【藤子のおままごと】 / 【魔族式のおままごと】
  • 【魔族の農業技術】 / 【魔王の差し入れ】
  • 【北方の発展】 / 【三好義継の降伏】
  • 【大津への進軍】 / 【中央統治と治水】
  • 【魔王の農業協力】 / 【孤立した三好義興】
  • 【義興との魔法勝負】

幕間一

書庫で幻の薬草アキツシマ草を使った豊胸薬の存在を知った妻たちが、薬草の獲得を巡り争奪戦を繰り広げる。完成した薬で一時的な効果を得るものの、本来の仕様により短時間で元の姿へと戻ってしまう。

  • 【豊胸薬の発見】 / 【アキツシマ草の生態】
  • 【豊胸薬を狙うアグネスたち】 / 【ルイーゼの勝利】
  • 【完成した豊胸薬】 / 【一晩で消えた効果】
  • 【豊胸薬の本来の用途】 / 【失敗に終わった計画】
  • 【諦めないルイーゼ】

第四話:東方DQN三人娘

魔族の中古魔道具を活用した開発が進む一方、東方では従来の戦ルールを破る信長・信玄・謙信が台頭する。三家の猛将たちを退けた後、三人同時に挑まれた魔法勝負を圧倒的な火柱で制して東方を併合する。

  • 【アキツシマ島の統治拡大】 / 【魔族の中古魔道具】
  • 【発掘魔道具の活用】 / 【冒険者による新たな雇用】
  • 【魔王の夏休み】 / 【魔族の教育水準】
  • 【東方平定への進軍】 / 【織田信長の台頭】
  • 【北条家の降伏】 / 【東方の三人娘】
  • 【猛将たちの敗北】 / 【三人同時の魔法勝負】
  • 【東方の併合】

第五話:高速アキツシマ島統一

敗れた三人娘に開墾の罰を与えて東方の復興を進め、残る南方の有力四家も戦うことなく降伏させる。南方の代官職を巡る対立を持ち回り制度で収め、三か月足らずでアキツシマ島全体の統一を達成する。

  • 【DQN三人娘の処分】 / 【東方の統治体制】
  • 【女の天下取り】 / 【アキツシマ島の統治組織】
  • 【雪と唯の対立】 / 【婚姻と島の安定】
  • 【南方平定】 / 【南方代官職の争い】
  • 【アキツシマ島の統一】

第六話:統一、陞爵、他いろいろ

反乱を繰り返す小島の宋家を導師の修行預かりという形で手打ちにし、ヤシ栽培による新産業を興す。全土平定の功績により辺境伯へ陞爵するが、魔道具ギルド会長の急死という不穏な報せが舞い込む。

  • 【宋家の独立】 / 【宋義智の再反乱】
  • 【義智の父と宋島の統治】 / 【ヤシ栽培の拡大】
  • 【義智の格闘勝負】 / 【導師の弟子となった義智】
  • 【アキツシマ島の編入】 / 【魔道具による開発】
  • 【王城への報告】 / 【辺境伯への陞爵】
  • 【魔道具ギルド会長の急死】

巻末おまけ:メイド、 巫女服を着てお手伝いをする

大津の治安安定に伴い呼び寄せられた侍女たちが、復興を進める大津大社で臨時の巫女として奉仕する。移築された茶店での甘味提供や子竜の狛犬代役などにより、社は参拝客で大いに賑わいを見せる。

  • 【アキツシマ島の大津】 / 【大津大社の復興】
  • 【巫女になるための清め】 / 【狛犬の代役となったシュークリーム】
  • 【再開した大津大社】 / 【草団子屋の繁盛】
  • 【大津大社の茶店】 / 【茶店で働くレーアたち】
  • 【大津大社での仕事の終了】

八男20巻レビュー
まとめ
八男22巻レビュー

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八男って、それはないでしょう!シリーズ

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