ウォルテニア戦記 21巻 レビュー
ウォルテニア戦記 まとめ
ウォルテニア戦記 23巻 レビュー
どんな本?
学校の屋上で弁当を食べようとしていたらいきなり異世界に召喚された高校生の御子柴亮真。
ただ彼はマトモじゃ無かった。
召喚した魔術師を殺し。
逃亡途中で双子姉妹を仲間にして大国の帝国から逃亡。
帝国から逃げれたと思い、傭兵をしていたらローゼリア王国の跡目争いに巻き込まれてしまう。
それにも勝利させて女王ルピスを誕生させ。
そのまま解放されると思ったら。
住民は皆無で、沿岸部に海賊がおり、強力な魔物が跋扈するウォルテニア半島を領地に与えられ貴族にされてしまう。
それでも少年少女の奴隷を買って、彼等に武法術を教えて兵士として育成し、半島の希少な魔獣を狩って資金を稼ぐ。
邪魔な海賊のアジトを攻め滅ぼし。
その時に、奴隷にされていたダークエルフと知己を得て貿易を始め。
そして彼等特有の技術で魔剣、魔法防具を量産してもらい兵士の装備をより強固にして、重傷を負ってもダークエルフ特性の薬で快癒させて損耗率下げる事に成功。
そんな兵士達を率いてザルーダ王国への援軍に行き、オルトメア帝国の侵攻を止め。
辺境伯と北部十家との戦争にも勝利。
それを貴族院で審問されるが、死刑が始まる前から決まっているので亮真は貴族院のメンバーを全て殺して自領へ逃亡。
反乱を討伐するためルピス女王が率いる20万の大軍がウォルテニア半島へ攻めて来たが、軍を派遣している貴族の領地を別動隊で荒らして後方を撹乱して20万の軍を瓦解させ、退却し始めたルピス女王軍を追撃して王都を包囲。
王都内の反乱を誘導して首脳陣を殺して王都を陥落させて、新女王ラディーネを王にして亮真は大公となり国の実権は握らずウォルテニア半島を開拓しようとしていたのだが、、
読んだ本のタイトル
#ウォルテニア戦記 XXII
著者:保利亮太 氏
イラスト:bob 氏
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あらすじ・内容
ルピス女王が立てこもる王都ピレウスを包囲した、御子柴亮真率いるウォルテニア軍。
ウォルテニア戦記 XXII
王都を力攻めにしては亮真軍に大きな損害が出るが、長々と包囲戦をしては他国の勢力がルピス女王を助けにやって来るかもしれない。
そんななか、亮真のもとに一通の手紙が届く。意外な人物から送られた、情勢を一変させるその手紙の中身とは――?
若き覇王の躍進を描く大人気ファンタジー戦記、第22巻!!
前巻からのあらすじ

女王の首を狙って押し寄せた御子柴軍だったがクリスの一騎討ちの申し込みで追撃を断念。
そして、女王ルピスは王都に退却出来たが女王は部屋に引き籠る。
討伐に参加した貴族達は領地に帰還する者。
王都の屋敷に閉じ籠るものなど全く戦意が無い状態。
そんな女王軍を撃退した御子柴軍は王都に行く前に教団から飛鳥救出に動き出す。
先ずは教団と和睦を結ぶために教団の上層部と接触。
その裏で飛鳥の脱出への段取りも行う。
半ばヤラセのような脱出劇だったが最後に現れた教団の弓騎士が伏線の爆弾を投げ入れた。
プロローグ
ローゼリア王国の王都ピレウスにあるマクマスター子爵家の屋敷は、その日重苦しい空気に包まれていた。突然の訪問をしたゲルハルト子爵は、かつての強大な権勢を失ったものの、依然として強い影響力を持っていた。彼の訪問は、屋敷の使用人たちに不安と緊張を引き起こした。その日、ローゼリア王国に大嵐が襲来し、国を揺るがす大事件が明かされる。ゲルハルト子爵との密談で、王家に対する謀反の計画が暴露され、ディグル・マクマスター子爵とその娘ロゼッタは深い苦悩に陥る。この計画は、国全体の未来に対する不透明感を象徴している。
国王ルピス・ローゼリアヌスへの忠誠と現状を打開する手段として、マクマスター家は複雑な選択に迫られる。
最終的に、ロゼッタは父親に非情な決断を迫り、彼の矜持や誇りに傷をつける覚悟で進めることになる。
第一章:王都攻防戦
ローゼリア王国の首都ピレウス郊外に御子柴男爵軍が現れる。王都の防御は強固であるが、兵士たちは戦意を欠き、絶望感に包まれていた。御子柴男爵軍の進軍に対し、ローゼリア王国の兵士たちは防御策を講じるが、御子柴男爵家の兵士たちの圧倒的な防御力に効果は薄い。桐生飛鳥は現実の戦争に苦しみ、亮真の戦略に疑問を抱きながらも、戦争の現実を受け入れざるを得ない。彼女の悩みを和らげるために御子柴浩一郎と立花が声をかける。亮真の戦略は、従来の攻城戦の概念を覆し、戦況を有利に進める。
第二章:疑心の芽吹き
王都ピレウスでは、御子柴男爵軍との戦争が始まり、兵士たちは戦争の意義に疑問を抱く。王城の指揮官であるメルティナとミハイルは、孤立しながらも王都防衛の作戦を練るが、信頼関係が欠如している。ミハイルは内通者と目されるエレナと直接対話を試み、事態の収束を図るが、御子柴男爵軍が城壁を破壊し、王都に攻め込む。ミハイルは王都の放棄を決断し、王城への攻撃を遅らせるために命を懸ける。
第三章:王城突入
亮真一行は地下道を使い、王城に向かう。彼らは王城内部に潜入し、エレナと対峙する。亮真はエレナとの対話を通じて、彼女の悔恨と悲しみを理解し、最終的にエレナと戦う決意を固める。戦闘の中で、エレナは若返りの力を発揮し、亮真との激しい剣術の応酬が繰り広げられる。亮真はエレナの攻撃を直感でかわし、最終的にはエレナに勝利する。
第四章:新たなる国
亮真とエレナの戦いが終わり、亮真はエレナに特別な任務があるために彼女を殺さなかったと語る。その後、ミハイルが登場し、亮真と対立するが、亮真は冷静に対応し、自身の行動の正当性を主張する。最終的に、亮真はエレナの願いを考慮しつつも、ローゼリア王国の新たな統治に向けて動き出す。
エピローグ
ラディーネ女王の改革公布から二週間後、ルピスは流浪の身となり、南へ逃れる途中で襲撃に遭う。メルティナは重傷を負い、ルピスを助けるが、最終的にはルピスが須藤秋武によって救助される。彼らは新たな希望を胸に、再び立ち上がる決意を固める。
感想
王都を女王軍の約半数以下の兵力で包囲したが、女王軍は籠城の構え。
士気はどん底でいつ崩壊してもおかしくない状態。
それでも必死に対抗していたが、、
敗戦続きで兵士達は疲労困憊。
さらに王都の住民からしたら、御子柴男爵との戦争は楽勝だと言ってたのに逆侵攻されてしまい。
現在は王都を取り囲まれおり動揺が凄い。
そんなギリギリの状態の時に一部の騎士がついに反乱を起こす。
それに呼応して、御子柴軍は城壁に穴を開けて城内に雪崩込み王都を陥落。
女王は護衛騎士と逃げるも、御子柴家の忍びに追撃されて殺されてしまう。
貴族も反乱を起こした貴族派の子爵は不正を指摘されて没落。
全く新しい組織が国に出来上がって王国は再建されるのか??
御子柴男爵の今後の地位は??
組織との関係もどうなるのだろうか?
あと、飛鳥の扱いは?
新たな時代が流れ出す。
それにしても、、、
この戦は長かったな、、、、、
暗闘が。

最後までお読み頂きありがとうございます。
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ウォルテニア戦記 21巻 レビュー
ウォルテニア戦記 まとめ
ウォルテニア戦記 23巻 レビュー
備忘録
プロローグ
マクマスター家の決断
ローゼリア王国の王都ピレウスにあるマクマスター子爵家では、フリオ・ゲルハルト子爵の突然の来訪によって緊張が走っていた。かつての権勢を失い子爵へ降格されたとはいえ、ゲルハルトには今なお大きな影響力があり、その訪問は王国の行く末に関わる重大な話を意味していた。
ディグル・マクマスター子爵は、ゲルハルトから王家に対する謀反の計画を持ちかけられ、苦悩していた。王都で籠城を続けても長期戦には膨大な物資と兵士の士気が必要であり、外部からの支援が途絶えれば破綻する可能性が高かった。一方、講和や外国の援軍に頼れば、ローゼリア王国そのものが他国の支配下へ置かれる危険があった。
ロゼッタの進言
ロゼッタは、国王そのものと国家を切り離して考え、ルピス・ローゼリアヌスを守ることが王国を守ることと同義ではないと考えた。
ルピスへの謀反は大罪であったが、現状では女王に従い続けることも国を滅ぼしかねなかった。かといってゲルハルトに従えば、貴族派の権力を強めるだけである。
ロゼッタは、オルトメア帝国への対抗策を整え、周辺諸国との関係も構築してきた御子柴亮真こそ、現状を変える鍵になると考えた。亮真自身はローゼリア王国を直接統治することに強い関心を持っていないため、交渉の余地もあると見た。
そこでロゼッタは、ゲルハルトを排除し、ラディーネ王女を新たな王として擁立する案を父へ示した。ディグルは娘の成長と判断力に驚きながらも、その案を現実的な選択肢として受け入れ始めた。
第一章 王都攻防戦
ピレウスへの進軍
御子柴男爵軍約四万五千が、ローゼリア王国の首都ピレウス郊外へ到着した。
数の上では王都を守るローゼリア王国軍が圧倒的に有利であり、さらに強固な城壁も存在していた。しかし守備兵たちの士気は低く、多くは恐怖と義務感だけで戦場に立っていた。
御子柴男爵軍が城壁へ接近すると、守備兵たちは矢を浴びせた。しかし兵士たちの身につける装備には強力な付与法術が施されており、通常の矢ではほとんど損害を与えられなかった。
圧倒的な装備差
御子柴男爵家では一般兵まで武法術を使い、高価な付与法術の鎧を装備しているという噂が以前から広まっていた。
ローゼリア王国軍の指揮官たちは当初、その話を誇張だと考えていた。しかし実際の戦闘では、通常の兵士がどれだけ攻撃しても御子柴軍の兵士を倒せず、噂が事実であることを思い知らされた。
守備側は投石や油なども使ったが、御子柴軍の前進を止めることはできなかった。敵兵が丸太や梯子を運びながら城壁へ迫る姿を見た守備兵たちは、さらに戦意を失っていった。
飛鳥の葛藤
桐生飛鳥は、亮真の保護下に置かれながら戦争の現実に苦しんでいた。
現代日本で暮らしていた飛鳥にとって、大地世界で繰り返される死や戦闘は容易に受け入れられるものではなかった。亮真に戦争を止めてほしいという思いはあったが、自分の価値観だけを押し付けても彼を困らせるだけだと理解していた。
御子柴軍が有利であるにもかかわらず戦闘が続き、死傷者が増えていく状況に、飛鳥は苦悩していた。
浩一郎と立花の言葉
物思いに沈む飛鳥のもとへ、御子柴浩一郎と立花が現れた。
立花は、大地世界の現実に適応しながらも、長年身につけてきた倫理観を完全に捨てることは難しいと語った。飛鳥もその思いに共感し、三人は夜食を囲みながら言葉を交わした。
飛鳥が去った後、立花は浩一郎へ、王都を落とすだけなら毒や疫病を使う手段もあるのではないかと尋ねた。
浩一郎は、必要となればそうした手段も存在すると認めながら、今回は使う必要がないと答えた。
亮真が王都攻撃を急がない理由について、浩一郎は援軍を待っているのではなく、ローゼリア王国そのものを憂える者たちが動き出すのを待っているのだと説明した。
第二章 疑心の芽吹き
疲弊する王都
王都ピレウスでは、御子柴男爵軍との戦争が始まってから兵士たちが夜明け前から働くようになり、生活そのものが戦争に支配されていた。
防衛軍は城壁によって一応の抵抗を続けていたが、徹夜や緊張によって疲弊していた。
兵士たちの中には、今回の戦争そのものが御子柴亮真を排除しようとした貴族たちの策謀によって引き起こされたのではないかと考える者も現れ、戦う意味への疑問が広がっていた。
メルティナとミハイル
王城では、メルティナ・レクターとミハイル・バナーシュが防衛策を検討していた。
二人は過去の失敗を経験して以前より慎重になっていたが、他の貴族や騎士たちとの信頼関係は乏しく、事実上互いしか頼れる相手がいなかった。
ミハイルは、兵力だけを見れば王都側が優勢であるにもかかわらず、亮真が基本に忠実な攻撃を続けていることに違和感を抱いた。
亮真の目的が単なる王都攻略ではなく、内部から何かを起こすことにあるのではないかと疑い始めた。
エレナへの疑念
ミハイルとメルティナは、亮真がエレナ・シュタイナーとの関係を利用し、王都内部に内応者を作っている可能性を考えた。
特にエレナへの疑念が強まり、ミハイルは彼女と直接話すべきだったと後悔した。
ルピス女王の不興を買う危険を承知しながらも、国家を守るためにはエレナとの対話が必要だと判断した。必要であれば自分から謝罪し、助力を求める覚悟も固めた。
城壁崩壊
ミハイルが対策を進めようとした矢先、王都を激しい揺れが襲った。
御子柴男爵軍が城壁を破壊し、市街へ突入したのである。
ミハイルは防衛線の維持が不可能になったと判断し、王都放棄を決断した。メルティナにはルピス女王を連れて脱出するよう命じ、自らは兵士をまとめて御子柴軍の進撃を遅らせようとした。
第三章 王城突入
崩された城壁
王都へ突入したリオネは、崩れ落ちた城壁を見て喜びを露わにした。
亮真は巨大な攻城兵器を使わず、文法術によって城壁の基礎部分の大地を陥没させ、その自重で城壁を崩壊させていた。
厳翁も、その単純でありながら効果的な戦術を高く評価した。
リオネたちは王都内部の混乱を利用して守備兵を押さえ、亮真が王城へ向かうための進路を確保した。
地下道からの侵入
その頃、亮真は約五十人の少数精鋭を率いて地下道から王城へ向かっていた。
先頭を伊賀崎衆が進み、その後ろに亮真と黒エルフ族の精鋭が続いた。
ダグラスから得ていた情報を利用し、王城へつながる鋼鉄の扉も騒ぎを起こすことなく開けられた。
伊賀崎衆が城内を偵察すると、守備兵は少なく、メルティナも指揮所から姿を消しており、防衛体制は崩壊していた。
亮真たちは王城を迅速に制圧し、最上階へ進んだ。
エレナとの再会
王城で亮真を待っていたのは、白い鎧を身につけたエレナ・シュタイナーであった。
エレナはルピス女王がすでに寝室にいないことを伝えたが、亮真は驚かなかった。メルティナが指揮所から消えた時点で、女王が王城から脱出した可能性を予想していた。
エレナは、かつて亮真を裏切ったことを謝罪した。
亮真は彼女を責めるつもりはなく、むしろエレナが抱える後悔や苦しみを理解しようとした。
亮真はさらに、エレナの娘が生存している可能性は高く、その情報を須藤秋武がエレナを操る材料として利用していたのではないかと指摘した。
エレナとの決闘
言葉を交わした後、エレナは剣を抜いた。
亮真も応じ、二人は互いの覚悟を確かめるように剣を交えた。
エレナの剣術は華美なものではなく、戦場で相手を確実に倒すことだけを目的とした実戦的な技であった。亮真も同様に実戦を重視する武術を身につけており、両者は構えを変化させながら高速の攻防を続けた。
サハスラーラの覚醒
戦いの中で、エレナは自身の生気を極限まで高めた。
人間が到達できる最終地点とされるサハスラーラのチャクラを起動し、身体から膨大な生気を放った。
その影響によってエレナの身体は若返ったように変化し、白髪交じりだった髪は黄金色を取り戻し、容貌も二十代半ばほどに見える姿へ変わった。
身体能力も飛躍的に高まり、亮真ですら肉眼で追うことが難しい速度で攻撃を繰り出した。
エレナの斬撃は亮真の特製鎧さえ切り裂き、亮真は鬼哭の力を解放して対抗した。
亮真は単に生き残るのではなく、エレナに認められる形で勝利するため、自らの武術を極限まで引き出し、居合抜きによる一撃へ勝機を託した。
第四章 新たなる国
決着した決闘
亮真とエレナの決闘は、亮真の勝利で終わった。
亮真の一撃によってエレナの剣は切断された。
エレナはなぜ自分を殺さなかったのかと尋ねたが、亮真は彼女に任せたい役割があるため殺すつもりはないと答えた。
そこへミハイル・バナーシュたちが現れ、エレナと亮真を裏切り者として非難した。
ミハイルは亮真へ敵意を向けたが、亮真は彼との認識の違いが大きすぎると考え、理解し合おうとはしなかった。
エレナの願い
エレナは以前、亮真へ御子柴男爵家に仕官する代わりにローゼリア王国を守ることを求めていた。
その方法としてルピス女王を形式上の君主として残し、実権を奪って統治する案も考えられていた。
しかし亮真は、ルピスが傀儡の地位を受け入れ続けるとは考えていなかった。やがて実権を取り戻そうとし、再び争いを起こす可能性が高かった。
それでも亮真は、エレナがルピスの助命を望む可能性を考え、その思いを無視しないよう準備していた。
ルピスがすでに王都を脱出していることも把握していたが、それを公にして混乱を広げるつもりはなかった。
ラディーネ女王の即位
王都を制圧した亮真は、軍事的にも政治的にも圧倒的な影響力を持つ存在となった。
五万近い精鋭を率いる亮真へ正面から対抗できる貴族は存在せず、多くは状況を受け入れざるを得なかった。
新たな王としてラディーネが擁立され、ローゼリア王国は新体制へ移行した。
マクマスターの宰相就任
新政権の式典で、亮真は宰相としてディグル・マクマスター子爵を指名した。
自分こそ新体制の中心になると考えていたゲルハルトは激怒し、裏切りだと訴えた。
そこへエレナが姿を現し、ゲルハルトを含む一部貴族たちの逮捕を宣言した。
こうしてゲルハルトの策謀は退けられ、ラディーネを中心とした新たなローゼリア王国が動き始めた。
エピローグ
逃亡するルピスとメルティナ
ラディーネ女王による改革が公布されてから二週間後、ルピスとメルティナは王都から遠く離れ、南へ向かって逃亡していた。
ルピスは王座を失った衝撃によって生気を失い、ほとんど自分から行動できない状態に陥っていた。
メルティナはいつかルピスを再び王座へ戻そうと考えていたが、頼れる貴族も軍も存在せず、現在は逃げ続ける以外に手段がなかった。
追手の襲撃
二人が休息を取っているところへ追手が現れた。
メルティナは毒を塗った手裏剣を受けて重傷を負いながらも、ルピスを馬に乗せて逃がした。
自身は追手を引きつけるため、その場に残って闇の中へ消えていった。
一人となったルピスも追撃を受け、毒の影響で身体の自由を失った末、川へ落とされた。
須藤秋武との遭遇
川へ流されたルピスは、そのまま死んだと思われた。
しかし川下では須藤秋武が彼女を発見した。
須藤は衰弱したルピスを救い上げ、その命を繋ぐため治療を始めた。
王座を失い、すべてを失ったルピスは、こうして須藤秋武の手に渡った。
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