小説【ツキミチ】「月が導く異世界道中 5巻」感想・ネタバレ

小説【ツキミチ】「月が導く異世界道中 5巻」感想・ネタバレ

どんなラノベ?

薄幸系男子の異世界成り上がりファンタジー! 

え?
そうだっけ?
薄幸系男子は頷けるけど、成り上がってるか?

そんな彼に惚れ込んだ人(?)達が織りなす異世界道中。

彼は穏便に事を運びたいのに、全てが大袈裟になってしまう。

そこが笑いどころ。

読んだ本のタイトル

#月が導く異世界道中  5
著者:#あずみ圭 氏
イラスト:#マツモトミツアキ  氏

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1巻から5巻までの流れ

普通に生活して寝たら。
いきなり両親の都合で異世界の女神に呼び出されて、顔がブサイクだから要らないと言われて見知らぬ土地にポイ捨てされた主人公。

荒野を彷徨っていたら、オーク(♀)と出会い、彼女を生贄に求めた上位竜を覚えたての魔法で倒して従者にする。

上位竜を配下にした結果、亜空と呼ばれる異空間を手に入れた主人公。

荒野で出会ったオーク達を亜空に移住させて彼等も配下に置く。

その直後、空腹で正気を失ってる災厄の黒蜘蛛がエルダードワーフを追って襲ってきたので撃退。

その結果、黒蜘蛛が正気を取り戻して従者になる。

上位龍を巴、黒蜘蛛を澪と名付けて、亜空の住民の投票結果で主人公は【若】と呼ばれる事になる。

その後にエルダードワーフ、巴の眷属ミスティオリザード、澪の眷属アルケーが合流して街を造る。
それでも人に会いたい主人公はベースキャンプ絶野に行くが、、

魔王のような魔力が駄々洩れのせいで魔獣と間違われて総攻撃されてしまう。

1ヶ月文字と魔力を抑える術を手に入れてベースキャンプ絶野に行くが、、、
ヒューマンは色々と悪どかった。

巴と澪が悪乗りしてベースキャンプ絶野は壊滅する。(1巻)

遂に大きなヒューマンのツイーゲの街に着いた一行。

そこで、呪病に苦しむレンブランドの依頼を目にして、彼の妻、娘2人を癒す。

そして、暗躍していたライムを懲らしめて配下に加える。(2巻)

レンブランドの家族を癒した薬の原料アンブロシアを手に入れるため、群生地に行ったらアンブロシアを守護している森鬼が襲って来た。

それらをアッサリと捕獲して、森鬼の村に潜伏していたリッチを秒殺で押さえ込んで、主人公の魔力を蓄積した指輪13個を彼に装備させ、下駄を履かせて3人目の従者にして終わる。

かなりイケメンの 主人公待望の同性の従者登場!(3巻)

そんな同性の従者と学園都市に行く途中で、主人公が転移魔法の使用中に突然戦場に拉致られた。

目の前には、大剣を振りかぶってる、王都攻略を目論むヒューマン最強のソフィア。

2人の勇者は連合軍を率いてステラ砦に進攻していたが、魔族の罠にハマってほぼ壊滅。

主人公、勇者達はそれぞれの戦場で何とか生き残る。(4巻)

あらすじ・内容

学園都市に、G.T.M(グレート・ティーチャー・真)爆誕!早くも累計17万部! 薄幸系男子の異世界成り上がりファンタジー、待望の第5巻! 様々な苦難を乗り越え、ようやく目的地である学園都市ロッツガルドへとたどり着いた平凡高校生・真。彼は異世界についての見聞を広めるため、この地に存在する「学園」に生徒として入学することを目論んでいた。 ところが真の受けた試験は入学試験ではなく、なぜか教員採用試験――。 厄介事を引き寄せる残念風雲児、深澄真の奇妙な学園生活が幕を開ける!!

月が導く異世界道中5

感想

突然戦争に巻き込まれ負傷してやっとたどり着いたのに、入学試験ではなく、臨時教員の試験だった。

それに驚きながらも受験をしたら。

3種類のボールをダメージを与えて動けなくしてから回収する試験。

しかも、正規の教員に雇われた暗殺者のおまけ付き。

最初は力が強過ぎてボールを破壊しまくる主人公。

初日はボールがあまりにも脆くて泣きながら寝てしまう。

何とか手加減を覚えて試験を突破する。

試験後に他の臨時職員候補達のコメントでボールはかなり硬く、移動も速い事が発覚するが、、

主人公は、捕らえやすく脆いと感じていた事で彼の力が馬鹿げてる事が判るが、、

本人は自覚無しw

そして教員となり週に1枠の授業を設けると、あまりのハイレベルな授業に上昇志向の強い数名しか残らなかった。

授業以外の日は店を開く準備をして、従業員を亜空から呼んで出てきた。

人型である事が大前提。

オーク、リザードマン、アルケーは論外。

そして来たのがドワーフと森鬼のアクエリアスコンビ。

電波(神託)なエリスが接客??

店は大丈夫か!?ww

裏話

姉妹の目覚め

extra66 漫画62話久々の支援SS 学園の温度差

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備忘録

MBSアニメ&ドラマ

プロローグ(アニメ第二幕4話)

深澄真と彼の従者である元死霊の識は、学園都市ロッツガルドを歩いていた。この街は沢山の都市の集合体で、中央都市にあるロッツガルド学園は一番優秀な学生が集まる場所である。深澄はレンブラント商会の推薦を受けて、学園に入学するための試験を受ける予定だった。

しかし、途中で女性が絡まれている場面に遭遇し、識と共に介入する。イジメられているのはヒューマンの女性で、異世界での亜人とヒューマンの関係性について考えさせられる。
結局、彼らはトラブルを解決し、女性が働くゴテツ亭を訪れる約束をする。その後、深澄は自分が受ける試験について識と話し合うが、レンブラント氏から渡された書類は、実は教育機関の職員採用試験のものであったことが判明する。深澄は自分が商人としての職業があるにも関わらず、戦術全般の教師として試験を受けることになっていたことに驚愕する。
この展開に混乱しつつも、彼らは事態を受け入れ、深澄はこの新たな挑戦にどう対応するかを考えることになる。最終的には、試験の結果や将来的にどのような役割を担うことになるのか不明ながらも、ロッツガルドでの生活を楽しみにしている。

1(アニメ第二幕4話)

識の衝撃的な告白から三日後、深澄真と識は講師職の試験を受けるためにロッツガルド学園を訪れていた。試験の雰囲気に包まれながら、彼らは学園内を歩く。深澄が若く、周囲と異質な存在であるため、多くの視線が彼らに向けられていた。試験受付で、深澄は事務職の求人の有無を尋ねるが、職員からは講師職の求人しかないと告げられる。その場は、識の冷静な対応によって、受付の職員との間に生じた誤解が解消され、試験の受験手続きが進められる。深澄は戦術全般を教える科目の講師職の試験を受けることになり、実技のみの試験を選択する。この試験は最高難易度であり、過去には数例しか合格者がいないという。試験は三日間にわたって行われ、筆記試験はなし。合格すると面接試験は免除され、即採用となる。深澄はこの予期せぬ展開に困惑しつつも、試験に挑むことにする。
広大な原野が広がる試験会場にて、主人公は未知の理由で教師に推薦されたことに困惑しつつ、試験に臨む。試験内容は、三種類の球状のターゲットを三日以内に捕獲し、学園に戻ること。受験者は主人公を含めて四人だけであり、それぞれ異なる種族と見られる。主人公はレベルが1と非常に低いにもかかわらず、他の受験者と比較して自分の位置を冷静に把握している。しかし、ターゲットを捕獲しようとすると、予想外に全て破壊してしまい、一日目はターゲット獲得なしで終了する。この過程で、主人公は自己の強さや攻撃の威力を誤算していることに気付き、ストレスを感じつつも試験を続ける決意を固める。
翌朝、主人公は周囲の魔獣が倒れているのを気にせず、水場で体を洗い心を落ち着ける。その後、弓道の練習をしてから、試験の再開に向けて気合を入れる。手加減の練習を続けながら、他の受験者が減っていることに気づく。特に、エルフの受験者がいなくなっており、焦りを感じつつも気合が入る。青い球をフェザータッチで触れずに影響を与える方法でついに成功し、消滅させたと思った球が実は転移していただけだと気づく。新たな方法で球を捕獲し、最終的に黄色い球も獲得する。残り一つの赤い球の捕獲に向けて、力加減の感覚を掴み始める。夕食を取りながら、最終日への準備を整える。その夜、新たにフィールドに送られた人物の気配を感じ取り、警戒しながら眠りにつく。
温暖な季節の最終試験日の朝、主人公は周囲の魔獣を確認しつつ、昨夜の出来事に警戒する。寝ている際に近づこうとした人物を発見し、襲撃を受けるが、すぐに反応し防御する。攻撃者は黒装束を着た人物で、暗殺者のような振る舞いを見せる。攻撃を受けるが、即効性の毒にもかかわらず影響を受けず、攻撃者を撃退する。攻撃者は他の受験者にも手を出していたが、主人公は彼を無害化し、試験への集中を続ける。最終的に、試験で求められた三種類の球を全て捕獲し、長かった三日間の試験を終えることができた。帰還用のアイテムを使い、試験場を後にする。
試験を終えて戻った主人公は、受験者の待つ室内で担当職員から厭味を言われる。しかし、三種類の球を一つずつ集めてきた主人公の成果を確認した職員は、驚愕する。この成果は過去に例がなく、主人公の技術の高さを示していた。試験は各々が得意な方法で球を三つ捕獲することが課題であり、主人公は三種類の球を特性に合わせて捕獲していた。他の受験者は棄権または一つの球を持ち帰るのがやっとだったが、主人公は違ったアプローチで全ての球を捕獲し、その実力を証明した。
職員は主人公の合格を宣言し、中央ロッツガルド学園での臨時講師としての勤務を歓迎する。主人公は週に一コマの講義開講と補助講師としての参加が認められ、従者の識と共に講義に同行することも許可された。これにより、主人公はこの街での生活をスタートさせることとなり、予期せぬ展開に喜びを感じる。

MBSアニメ&ドラマ

2(アニメ第二幕5話)

試験合格から六日後、主人公は学園から正式な合格通知と契約のための来訪要請を受け取る。商人としての活動に加え、学園の臨時講師としての準備も始めることになった。彼と識は、商売の準備として物件を確保し、学園関連の手続きを進める。学園訪問の日、彼らは学生たちの間で注目を集めながら、指定された場所へ向かう。その後、事務員との会話を通じて講義の詳細を確認し、図書館での不意の出会いが彼を驚かせる。図書館の司書であるエヴァとのやり取りを経て、彼女がルリアの姉であることを知る。エヴァから試験の話やルリア経由で彼の情報を得ていたことが明かされ、初めの警戒心は解ける。最後に、識と再会し、二人は商人ギルドへと向かうことになる。
新任の実技講師についての噂が学生たちの間で広がっている。その講師は口が利けないため筆談で講義を行い、亜人であるらしい。この学園では学生が自由に講義を選べるシステムがあり、講師は生徒を集めるために様々な努力をする必要がある。主人公と識は野原に設置されたベンチで学生を待ち、講義の方針について話し合っている。
ロッツガルド学園の特異さとして、学生は必須講義以外に興味のある講義を選んで受講するシステムで、講師は自分の講義に生徒を引きつけるために工夫が求められる。また、魔術の学び方についても、一つの属性に偏る傾向があり、多属性を扱えることは一種の才能と見なされているが、実際には努力で克服可能であることが示唆されている。
生徒たちが到着し、主人公と識は自己紹介をし、講義の趣旨を説明する。生徒たちは主人公の魔力や識の持つ特別な杖に驚愕する。模擬戦闘を通じて、主人公たちは実力を示し、生徒に対して臨機応変な対応と多属性の魔術を扱う重要性を教える。生徒たちは講義に対する見方が変わり始め、主人公と識の教育方針に興味を持ち始める。
剣士志望の男子生徒 (ジン)
剣士志望の男子生徒が、ブライト先生の指示で新任講師ライドウの魔術中心の講義に参加する。ブライト先生は新任講師に自分の生徒を回して、最初の講義を埋め尽くすことで、新任講師が生徒集めに苦労するよう仕向ける習慣がある。生徒は当初、ライドウの講義に対して期待していなかったが、ライドウと補助役の識による模擬戦闘を目の当たりにし、その期待は一変する。識は驚異的な速さと魔術の使い手であり、ライドウは詠唱なしで強力な魔術を発動させる。両者の戦闘は、高度な魔術と物理攻撃の組み合わせを示し、生徒たちに深い印象を与える。戦いの終わりに、識は軽傷を負った女子生徒の傷を手製の傷薬で治療し、その薬の効果に生徒たちはさらに驚く。生徒はこの講義から多くを学び、ライドウと識を師として尊敬するようになる。
ロッツガルド学園の一角で、使われなくなった区画にて、暗殺者ギルドの職員と依頼者の間で危険な取引が行われていた。依頼内容は、新任の臨時講師である真の暗殺である。依頼者は真の実技試験における突出した実力に不満を持ち、彼の存在が自らの思惑に反するため、早急に排除したいと考えている。一方、ギルド職員は依頼遂行の失敗による違約金を提出し、無償での暗殺を申し出る。真に対する暗殺計画はすでに一度失敗しており、ギルド側は失敗したアサシンを再度使用することを決定していた。依頼者は、真を排除するための保険として、自らの手で動くことも示唆している。真がロッツガルド学園で講師として、また商会の主として活動を始めて以来、彼を中心に様々な動きが起こり、学園内に暗雲が立ち込めている。この状況に真自身はまだ気付いていなかった。

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3(アニメ第二幕7、8話)

遅くまでの作業にもかかわらず、早朝に目覚めた主人公は、クズノハ商会の初店舗オープンの日を迎えていた。以前の出張所は別として、正式な一号店としてのオープンに際し、亜空からは以前に主人公を襲ったアクアとエリスが送られてきた。彼女たちを含む初期メンバーとしては、他にエルドワからの2名が加わり、商人ギルドからの人材は雇わず、独自の選考でチームを組成した。
店舗の営業方針としては、夜遅くまでの営業を予定し、将来的には24時間営業を目指している。現状では薬品、栄養ドリンク、亜空産の果物、武具修繕を主な商品として取り扱い、夜の顧客をターゲットに市場を拡大していく計画だ。特に、亜空の果物は種子に問題があるため、カットして種子を除去した状態での販売を決めた。また、薬品に関しては、一般的な効果を持つものから、能力強化を目的とした特殊な薬も用意している。
主人公は、オープン日に向けて商品の最終確認を行い、店の運営に関する不安と期待を抱えつつも、新たなスタートを切る準備を整える。さらに、巴から送られる予定のもう一人の人材にも期待を寄せており、店の成功に向けて気持ちを新たにしていた。
朝十時頃、店内の掃除をしていた際に、エルドワから助っ人が送られてきた。その助っ人は以前、主人公が見逃してくれた冒険者、ライム・ラテであった。ライムは以前、巴によって愛用の短剣を折られたが、代わりに素晴らしい剣を受け取り、巴から特訓を受けていた。彼は巴と主人公の目指すものを自分も見たいと考え、冒険者を引退し、クズノハ商会での仕事を始めた。ライムの加入により、クズノハ商会の開店初日はスムーズに進行した。彼の助けで、商人ギルドの重要人物や土地の有力者との対応も無事に行えた。初日の売り上げとして、カットフルーツは完売し、薬品も順調に売れたが、風邪薬はあまり売れなかった。栄養ドリンクは好調で、強化薬はあまり売れなかったが、ツィーゲでの販売が見込まれている。クズノハ商会はまだ始まったばかりで、今後商売敵や商品に対する疑問、外部からの圧力など様々な課題が予想される。しかし、主人公を含む店のメンバーは、これからの運営に向けて前向きである。
商会は開店後の転売や買占めに対策を施し、順調に運営されている。講義も少数ながら生徒を確保し、授業は順調に進んでいる。しかし、主人公は最近、学生からの結婚を迫られるという意外な問題に直面している。この世界では一夫多妻制が神によって定められており、主人公はその制度の下で複数の女性から結婚を申し込まれている。これらのプロポーズは愛情ではなく、主人公の地位や財力に惹かれたものであり、彼はこの状況に精神的に疲れを感じている。
図書館での一人の時間は主人公にとっての癒しであり、そこで司書のエヴァと会話を交わす。エヴァは主人公に興味を持ち、彼の悩みに対して現実的なアドバイスを提供する。エヴァの見解では、大人になると「好き」という感情は利害関係と結びつき、駆け引きの材料になることもあるという。この考え方は主人公にとって新しく、彼は複雑な感情を抱きながら図書館を後にする。
学園を出た主人公は、剣士志望の学生ジンに呼び止められ、彼と昼食を共にする。ジンは、主人公がツィーゲ出身であることに触れ、現在休学中のレンブラント商会の姉妹について話し始める。彼女たちが近々復学するというが、ジンはその姉妹の性格が良くないこと、特に成金で美貌を鼻にかける性質が悪いことを警告する。ジンは、主人公や講師識が彼女たちに目をつけられないよう警告し、主人公が近頃狙われている状況に同情する。主人公は、レンブラント姉妹が性格悪いという情報に驚き、ジンに感謝した後、クリーム鍋を追加注文し、店を後にする。主人公は、レンブラント氏の娘たちが本当に性悪なのか疑問に思いながらも、家に帰る道中で何度かプロポーズを受ける。
レンブラント姉妹の人格についての厄介な情報を得た主人公は、学園で彼女たちの評判を確認すると、良くないことが確認される。そのため、ツィーゲでの調査を巴や澪、エルドワのベレンに依頼する。報告を受けるため、主人公は識と共に亜空に戻ることになるが、最近は亜空に足を運んでいなかった。亜空の気候が高温多湿であることが、訪問を敬遠する理由だった。主人公と識は、暑さを感じながらも亜空の自宅に戻り、澪の好みに合わせて呼び名を変えるなど、細かい気遣いを見せる。夜であるにもかかわらず、異常な暑さに悩まされるシーンで締めくくられる。
主人公が亜空に戻ると、亜空の住人たちによる大規模なサプライズが待っていた。突然の出迎えに驚く主人公の前には、異なる種族の住人たちが大きなテーブルを囲んでいた。このテーブルは新しく作られたもので、百人以上が取り囲めるほどの大きさだった。サプライズは巴が企画し、識も共謀していた。乾杯の声と共に宴が始まり、澪が主人公のために料理を作っていたことが明かされる。料理が主人公に気に入られると、澪は感極まり、さらに美味しい料理を作ると宣言してホールを出て行く。その後、亜空での報告会の準備が進められ、主人公は住人たちに感謝の気持ちを伝えるために挨拶をする。
主人公が亜空へ戻り、重要な報告が始まった。

まず、以前戦った地域で勇者と遭遇したこと、その勇者がグリトニア帝国の岩橋智樹であることが明らかにされた。この勇者は皇女と親しい関係にあり、銃を作ろうとしている可能性があることが指摘された。次に、亜空の不規則な気候変化の原因が主人公の存在にあることが判明。主人公が移動する場所によって亜空の気候が影響を受けていた。この問題の解決策として、門の使用方法を変更することが検討された。また、亜空の果物にはヒューマンの能力を向上させる効果があることが判明し、この情報が広まることのリスクについて議論された。亜空の果物を使った人体実験では、ヒューマンの能力が向上することが確認されたが、これを公にすることは慎重に行われるべきであると結論づけられた。

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4(アニメ第二幕7、8話)

昨夜、巴から提案された気候に関するテストを終えた主人公は、識とエマを伴い亜空を見て回っていた。各所からは農作業や建築、新たな発見などについての報告が寄せられた。亜空では施設の整備が一通り完了し、現在は用途に応じた区画整理が進んでいる。農業分野では、識の指導により土壌の効率が格段に向上し、生産性が高まっている。特に、識は土属性の魔術を用いて作物の生育を促進させており、収穫までの期間を平均二週間に短縮している。畑では、土を肥やすためにレンゲやシロツメクサを植え続けているが、これは見た目の美しさや子供の遊び場としても機能しているため、継続されている。今後は品種改良にも取り組む予定である。主人公は、識に十分な休息を取るよう注意しつつ、エマから新しい問題について意見を求められる。そして、新たに発見された物に関して何かしらの問題があるようで、主人公と識はエマの案内でその場所へ向かった。
エマに案内された先で、主人公は大きなバナナの植物を目の当たりにする。熱帯の植物らしきバナナは、亜空の不安定な気候でも順調に育っており、既に黄色く熟していた。しかし、エマや森鬼、コモエちゃんは、このバナナに種が見当たらないことに困惑していた。主人公は、食用に適した品種改良されたバナナであるため、元々は種があったが現在は種がないことを指摘する。しかし、これでは一度木が枯れたらバナナが絶滅する可能性がある。
森鬼とコモエちゃんはバナナを非常に気に入っており、その消失を悲しんでいた。エマも、バナナが失われることを残念がっていた。主人公は、吸芽や接木といった種を使わない繁殖方法について説明するが、確実な解決策ではないと前置きする。森鬼はこの情報に基づき、最初にバナナを発見した場所を再調査するために急いで出発する。
エマは、接木が他の用途にも役立つ可能性があるとして、試してみる意向を示す。主人公が見た記憶から復元された図鑑には、吸芽の情報が載っていなかったことが判明する。森鬼がバナナをこれほどまでに好きになるとは思わなかったが、この新たな弱みが巴による訓練の際の泣き所になりそうだと主人公は予感する。最後に、主人公はモンドにバナナを差し入れるようエマに頼むことを考える。
ドワーフの作業場を久しぶりに訪れた主人公は、エルドワの長老から、澪が持ち込んだ魔物の残骸についての気がかりな点を聞かされる。澪は背中を破損させたが無傷だったという。魔物は風属性の中位精霊を食らって強大に育ったが、そのような魔物が自然に存在するとは考えられず、何らかの作為が感じられると長老は述べる。魔物が遭遇した場所は、荒野を越えた街道であり、澪が遭遇しなければ人的被害が出ていた可能性がある。
識が突然、その実験を行ったのが自分だと明かす。風の中位精霊を捕らえ、弱らせて魔物に捕食させる実験を行ったが、期待した結果には至らず、興味を失ったため魔物を捨てたという。長老は、原因がわかり安心し、澪の防具改良に専念できると述べる。識は澪に実験のことを隠しておくようにと言われるが、主人公は識に澪に説明するよう促す。識は困惑しつつも、事実を受け入れる様子を見せる。
主人公が久しぶりにロッツガルドに戻り、亜空での気候変化調査や日常の様子が描かれている。気候変化の試行は成功し、巴はさらなる調査のために旅立つ。主人公は学園での講義を行い、レンブラント家の娘たちと新たに転入したカレン・フォルスを含む生徒たちとの交流が始まる。主人公は生徒たちに対して実戦訓練を行い、各人の課題や改善点を指摘する。特にカレンには、彼女の正体に関する疑問があるため、講義後に話を聞くことにする。この日の講義では、生徒たちに対する厳しい訓練とともに、彼らの成長や課題に向き合う姿勢が描かれている。

◇ ◆  識   ◆ ◇
識は、ライドウ様が行った実戦訓練について学生たちの反応を見ている。学生たちは、訓練で使用されたミスティオリザードに対して恐怖や驚きを表現し、その強さに圧倒された様子を見せる。識は、このミスティオリザードが実際にはかなり手加減していたこと、ブレスを使用しなかったこと、集団戦闘の能力を抑えていたことなどを指摘し、学生たちが感じた壁は彼らにとって乗り越えられないものではないと説明する。

生徒たちは、ライドウ様の厳しさが彼らに対する期待の表れであると語られ、識自身もライドウ様から期待されることの少なさを少し羨ましく感じる。レンブラント家の姉妹は初参加にも関わらず、次回の講義にも参加する意欲を見せる。彼女たちの芯の強さと前向きな態度が印象的である。
学生たちはレンブラント姉妹を受け入れ、共に次回の挑戦に向けて意見を交換し始める。この交流を通じて、以前感じられたわだかまりがなくなり、互いに協力する姿勢が見られるようになる。識はこれを好ましく思いつつも、ライドウ様の指示に従って具体的な助言は控える。
最後に識は、カレン・フォルスについて考える。彼女の真の目的や学園都市に来た理由について疑問を持ちつつ、真様との落ち合いの場所へ向かう。
ライドウは、怪しい素性のカレン・フォルスとゴテツで会話をする。彼はカレンの実力が学生レベルを超えていること、実戦に慣れた魔術の使い方をしていることから、彼女が本物のカレン・フォルスではないと疑う。カレンは自身が軍属の魔術師であると主張するが、ライドウは彼女が実際にはこの世の人ではなく、別人に成り代わった魔族ではないかと指摘する。カレンはこれを否定し、ライドウの講義にはもう出ないと宣言して立ち去ろうとする。
しかし、ライドウがカレンが魔族であることを見破り、彼女が魔族の言葉を理解できることに驚く。その時、識が現れ、女の正体がロナという魔王軍の魔将であることを明かす。ロナは立ち去ろうとするが、識の到着で殺意を抑え、再び席に着く。
ライドウ、ロナ、識による奇妙な会食がゴテツで始まる。ライドウは、魔族と人間の間で意思疎通ができれば外見は問題ではないという考えを持っている。ロナが彼に対して持つ興味と、自身が処理しなければならない任務のためにライドウを殺さなければならないというジレンマに直面する。
クズノハ商会の情報収集能力について、ロナは驚きを示す。ライドウの平時の振る舞いと講義中の筆談の様子との違いについて言及されるが、ライドウは現在の態度が本来のものであると答える。食事中、ロナはゴテツの鍋料理に興味を示し、食事を楽しむ。識とロナの間ではやや緊張があるものの、ロナは食事を優先し、追加注文をする。ロナはクズノハ商会がアイオンの情報機関ではないかと推測するが、ライドウはクズノハ商会がどの勢力にも属していないことを明かす。ロナは戦争で両軍から利益を得ることについてライドウに問いかけるが、ライドウは戦争に武器を提供する予定はないと答える。ロナはライドウとクズノハ商会の目的を理解し、お互いをより深く知ることの重要性を認める。しかし、識はロナに対して、ライドウとの関係を深めることに警告を発する。ロナはライドウ達に自身が来た目的を明かす準備をし、具体的な要求について言及する前に文章は終わる。
ライドウはロナに関する情報収集をライムに依頼する。ライムは即座に応じ、森鬼のアクアとエリスも探索に加わる。識は過去にロナとの取引で苦労した経験を語り、ロナの狡猾さと魔王への忠誠を強調する。ロナはカレン・フォルスとして学園に通い続ける予定であり、クズノハ商会への干渉を控えると言っているが、識は彼女の言葉を信じてはいけないと警告する。ライドウはレンブラント姉妹に感謝の気持ちを表すため、果物と花束を持って訪問する。姉妹はライドウの助けに深く感謝し、何かお返しをしたいと申し出るが、ライドウは彼女たちに幸せになることを願う。訪問後、識は姉妹が外見より内面を重視する人間性を高く評価する。翌朝、ライムが消息を絶つ。

EXTRAエピソードT Mブートキャンプ ~森鬼たちの哀歌 ~

亜空、蜃気楼都市郊外で、褐色の肌と赤い目を持つ十五名の戦士たちが整列している。彼らは森鬼の村から選ばれた精鋭であり、ライドウへの協力の証として送られてきた。このグループには、以前真を困らせたアクアとエリス、そして彼らの師匠モンドも含まれている。巴によって村の結界が再構築されたことで、強力な戦力を村に残す必要がなくなり、彼らの選出が可能となった。予定された戦闘訓練の初日、ライドウ、巴、澪の三名が観察役として参加する。巴を除き、やる気の感じられない三人の姿に森鬼達は困惑する。訓練は巴によって急遽変更され、森鬼たちは実力を示すためにライドウたちと戦うことになる。巴は、彼らが一定の基準を超えれば全面的に信用し、そうでなければ訓練を受けることになると説明する。チーム分けが行われ、巴と澪、そしてライドウがそれぞれの相手として指名される。特にライドウには一撃を与えるだけで合格という基準が設けられる。午後からの訓練メニューについても巴はブートキャンプを提案し、彼らの実力を試す意向を示す。真は、森鬼達の態度に一抹の同情を感じつつも、巴の新しい分体による厳しい訓練が始まることに内心で不安を感じている。巴は新しい分体の投入を楽しみにしており、森鬼たちにとって厳しい訓練が待ち構えている。戦闘訓練の結果、森鬼たちは大敗を喫し、彼らの自信は根底から破壊された。モンドを含む最精鋭の五人は、ライドウに一撃も与えられず完全に敗北。巴と澪の相手をした他の十人も、戦闘中に完全に力尽き、巴と澪による非情な訓練を受けることになった。巴は武器を抜くことなく霧結界で五人を戦闘不能にし、澪は相手の攻撃を防ぐことなく糸で捕縛し、力を吸い取って勝利した。ライドウはモンドからの提案を受けて一撃を放ち、モンドを吹き飛ばしてしまった。
その後、森鬼たちは巴と澪の厳しい訓練に従うことを余儀なくされ、彼らの自信は完全に打ち砕かれた。巴は予定していた一か月間の訓練を宣言し、森鬼たちには逃げ場がないことを突きつけた。訓練は巴と澪による監視のもと、手抜きなく進行し、森鬼たちは身体的にも精神的にも限界まで追い込まれた。巴はこの訓練を「ブートキャンプ」と名付け、森鬼たちは数々の言葉を叫びながら訓練に励む姿が見られたが、それ以上に悲鳴や絶叫が日々の訓練を彩った。
結果として、森鬼たちは巴と澪による厳しいブートキャンプを通じて、基礎能力、戦闘技術、隠密行動、情報収集などを身につける過酷な日々を送ることとなった。巴の計画は亜空の郊外で容赦なく続けられ、森鬼たちは新たな試練に直面し続けた。
ある日の鍛冶場
真がツィーゲを訪れた後の話である。この世界では、食器は主に木製や金属製であり、陶磁器はあまり普及していない。その理由は、陶磁器が壊れやすく、多様な金属が利用可能なこの世界では金属製や木製の方が一般的であったからだ。真がドワーフに陶磁器について話したところ、彼らは陶器の存在は知っていたが、実際に使った経験はほとんどなかった。巴は茶碗を作ろうと挑戦するが、土から作る陶器の制作に興味を示す。真は初めは必要性を感じなかったが、巴とドワーフ職人の熱意に触れ、陶磁器製作の挑戦を支持することになる。
職人たちは、真の指導のもと、陶器の制作方法に挑戦し、釉薬の使用方法など、陶磁器製作の技術について学ぶ。彼らはこの新しい技術に興味を持ち、陶器製作の奥深さと、同じ物を二度と作ることができないことから来る芸術性を認識する。最終的に、巴も自身で陶器を作ることに興味を持ち、真と職人たちの助けを借りて挑戦することになった。亜空において、新しい技術として陶磁器製作が花開くこととなった。
陶磁器製作の挑戦が始まり、複製の問題が議論される中、巴とドワーフの職人たちは、魔術を使わずに陶器を作る方法を模索する。精霊魔術が亜空では使えないため、手作業での製作になるが、これが職人たちにとって新たな挑戦となり、興味を引く。窯を大きくして一度に作れる量を増やすこと、そして個人が自らの食器を作る楽しさを提案する。陶磁器作りはドワーフの職人たちにとって新たな魅力となり、中毒者が出るほどの夢中さを見せる。巴の作った茶碗が焼き上がり、初めて窯から出されたが、ヒビが入り大きく欠けていた。職人たちはこの失敗をどう巴に伝えるか悩むが、巴は失敗を楽しみの一つとして受け入れ、さらに陶芸に興味を深める。これにより、亜空での陶芸活動がさらに活発になり、職人たちはさまざまな土を集めて研究を進めることになった。巴の失敗した作品は、新たな挑戦へのきっかけとなり、亜空の陶芸は新たな発展を遂げることになる。
辺境都市ツィーゲにある小さな商会で、ドワーフ店員が客に土から作った器を紹介する。この器は金属器や木製とは異なり、特別な工夫をして水漏れしないように作られており、使ってみると良い味があるという。客である料理人は、この皿に自分の料理を載せてみたいと強く希望し、皿を譲ってもらうことになる。料理人は、皿を使って作った料理をドワーフ店員に味わせることを約束し、その喜びと感謝の気持ちを表す。このやり取りを通じて、陶磁器の魅力が徐々に広まり始める。
ドワーフの職人たちは、陶磁器製作に魔術がほとんど干渉できないことや、同じ物を大量に作ることができないという制約に直面しながらも、その製作過程の楽しさに夢中になる。陶磁器作りが亜空で新たな興味となり、料理人がツィーゲに料理店を開くきっかけとなり、その店から陶磁器の評判が広まっていく。この新しい挑戦は、やがて「トモエ」と呼ばれる最高級の器の誕生につながり、陶芸が地球での芸術品と同様の扱いを受けるようになる。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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