どんな本?
この本『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~(2)』に出会った経緯は、以前から原作を読んでいたものの、物語に十分に没入することが難しく、それが少し心残りでした。
しかし、この作品がアニメ化されると知り。
漫画版が存在することを知り、特に漫画版が10巻以上も発行されていることに興味を抱きました。本書は、原作のストーリーを丁寧に描写し、絵と合わせて楽しむことができる点で、原作を超えた面白さを感じました。
読んだ本のタイトル
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~(2)
著者:井上菜摘 氏
原作:#未来人A 氏
キャラクター原案:#jimmy 氏

あらすじ・内容
転生し、弱小貴族として異世界を生きることになったアルス・ローベント。現代同様、異世界でも体力・知力ともに平凡だったが、“鑑定スキル”という人の潜在能力を知ることが出来るスキルを生まれつき所持していた。アルスは自分の民たちを守るため、“鑑定スキル”で弱小領地を最強の領地へと変貌させていく───! 「小説家になろう」で累計PV3000万超の大人気作! 弱小貴族が隠れた逸材と共に突き進む、大人気異世界統一記!
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~(2)
平凡な前世から、“鑑定スキル”を持つ貴族子息として転生し、異世界を生きることになったアルス・ローベント。街で出会ったマルカ人の青年・リーツの潜在能力を“鑑定”で見抜き、スカウトに成功する! 来る乱世から、小さな領地を守るため、さらなる逸材探しは急務。城郭都市・カナレで、アルスたちは最強の“魔法”能力を持つ少女に出会うが…!?
感想
『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』(2)は、異世界で生きるアルス・ローベントの成長と冒険を描いた作品です。
アルスが持つ「鑑定スキル」を駆使して、弱小領地を最強の領地へと変貌させていく話が中心となっています。
物語は、アルスが平凡な前世から異世界に転生したことから始まります。
彼は「鑑定スキル」を持ち、その力を使って領地を発展させ、領民たちを守るために尽力します。
特に、マルカ人の青年・リーツの才能を見抜き、スカウトし、自らの仲間として迎えるエピソードが物語を引っ張ります。
アルスは領地の成り上がりだけでなく、仲間たちとの絆や成長も描かれています。
本巻では、アルスと彼の仲間たちが、さらなる逸材を探すために奔走する様子が描かれています。
今巻は、シャーロットが家臣となるまでの物語が描かれた2巻です。
原作1巻ではサラッとシャーロットを奴隷商人から購入するまでの経緯が描かれましたが、漫画版ではその背景への加筆が行われました。
それに、シャーロットがどうしてアルスを弟のように思っているのか、そしてなぜ彼女は絶対に裏切らないのかが分かります。
また、彼女の持つ野望が1の理由や彼女が生きてきた過酷な状況も説明されています。
彼女の魔法の才能を見出し、それを伸ばす過程も描かれ、3年後には彼女が戦場で「ローベントの火焔姫」として名を馳せる姿が描かれます。
彼女は他の貴族からの引き抜きの誘いにも絶対に応じず、アルスから離れることはありません。
さらに2巻の後半はロセルの登場に充てられており、原作では空気だった兄2人も活き活きと描かれています。
父親との深いヒューマンドラマも秀逸に描かれており、彼の特異な能力のエピソードも多く織り交ぜられています。
2年前に亡くなった母親との会話をほとんど覚えており、彼女が読み聞かせてくれた本の話を思い出しながら、自力で文字を覚え、本を読むようになる過程も描かれています。
また、彼は産まれてから現在までの会話を覚えていたりと知能が高いエピソードが描かれ。
年老いた父親を残して家を出る事を心配していた三兄弟。その解決策に罠を作るのですが、、
ロセルはいきなり3つのアイデアを思いつくなど、その稀有な才能が描写されています。
さらに、本をいくつも読み込むことで知識を詰め込む才能も描かれており。ピーピー泣虫な彼が軍師として有能だと云うエピソードも沢山描かれております。
この物語は、アルスの冒険や成長だけでなく、仲間たちとの絆や協力が大きなテーマとなっています。
鑑定スキルを通じて見抜かれる人々の才能や可能性が、領地の未来を切り拓いていく姿が描かれており、その成果が少しずつ明らかにされるのが楽しみです。
全体を通して、この作品は異世界ファンタジーの中でも、主人公の鑑定スキルを通じた人材の発掘や仲間たちとの絆が魅力的に描かれており、その成果が少しずつ積み重なっていく様子が楽しみな一作です。
また、漫画版ならではの絵とストーリーの融合も、読者にとって魅力的な要素となっています。
最後までお読み頂きありがとうございます。

アニメ化
同シリーズ
漫画版






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