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フィクション(Novel)マンガ読書感想転生貴族、鑑定スキルで成り上がる

漫画【鑑定スキル】「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 11巻」感想・ネタバレ

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転生貴族、鑑定スキルで成り上がる11の表紙画像(レビュー記事導入用) フィクション(Novel)
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  1. どんな本?
  2. 読んだ本のタイトル
  3. あらすじ・内容
  4. 感想
          1. 戦いのあとに描かれるアルスの涙
          2. 戦争中なのに温泉へ
          3. 留守を守るリシアも強い
          4. トーマス、まずクラン軍の補給を潰す
          5. 「クランを殺せば終わる」という発想
          6. 雨の中でクランを急襲
          7. 本当にあと一歩まで追い詰めた
          8. しかしクランも転んでは終わらない
          9. そしてスターツ城に、とんでもない少年がいる
          10. 降伏命令? 知らん。俺は戦う
          11. 小説では鎧袖一触だった印象
          12. リーツ、敵と戦っていたはずなのに指導を始める
          13. 倒れたブラッハムへ手を差し伸べるリーツ
          14. ブラッハム「師匠!」
          15. さっきまで反抗的だったのに……
          16. アルスの強さを勝手に勘違いしている
          17. ミレーユの悪名まで城攻めに役立つ
          18. そしてファムが正式に家臣になる
          19. 小説版ではファムの加入タイミングも違った
          20. 漫画版では敵も味方も「馴染みの顔」になっていく
          21. まとめ|トーマスは怖いし、ブラッハムは単純すぎる
  5. 備忘録
    1. 第91話 弔い
    2. 第92話 一時の休息
    3. 第93話 領主の妻
    4. 第94話 新たな脅威
    5. 第95話 急襲
    6. 第96話 スターツ城の少年
    7. 第97話 ブラッハム・ジョー
    8. 第98話 剣の才能
    9. 第99話 影の未来
  6. 同シリーズ
    1. 漫画版
    2. 小説
  7. 類似作品
    1. 異世界のんびり農家
    2. ウォルテニア戦記
    3. おかしな転生I アップルパイは笑顔と共に
    4. お気楽領主の楽しい領地防衛
    5. 理想のヒモ生活
    6. 領民0人スタートの辺境領主様
    7. ロメリア戦記
  8. その他フィクション
  9. アニメ
    1. PV
    2. OP
    3. ED

どんな本?

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~』は、井上菜摘 氏による 漫画作品で、未来人A 氏が原作を、jimmy 氏がキャラクター原案を担当している​。

話は、アルス・ローベントという主人公が転生し、異世界で弱小貴族の子として生きることになる物語。
アルスは現代と同様に異世界でも平凡な体力・知力を持っていましたが、特別な「鑑定スキル」を生まれながらにして持っており、これにより人の潜在能力を見抜くことができた​。
このスキルを利用して、アルスは弱小領地を受け継ぐ中で、優秀な人材を集め、最終的には最強の領地を築き上げていくというストーリーが展開される。

「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる」のタイトルを初めて見たのは、「小説家になろう」のだった。
しかし、当時はなかなか物語に没入することができず、正直に言うとちょっと残念に思っていた。
そんなとき、この物語がアニメ化されるとの情報をキャッチし、調べてみると。

漫画版があることを知り、10巻以上も発行されているとのことで、BOOK☆WALKERでこの漫画を購入し読み始る。

読んだ本のタイトル

転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~(11)
著者:井上菜摘 氏
原作:未来人A 氏
キャラクター原案:jimmy  氏

Bookliveで購入 BOOK☆WALKERで購入

(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。

あらすじ・内容

転生し、弱小貴族として異世界を生きることになったアルス・ローベント。現代同様、異世界でも体力・知力ともに平凡だったが、“鑑定スキル”という人の潜在能力を知ることが出来るスキルを生まれつき所持していた。アルスは自分の民たちを守るため、“鑑定スキル”で弱小領地を最強の領地へと変貌させていく───! 「小説家になろう」で累計PV3000万超の大人気作! 弱小貴族が隠れた逸材と共に突き進む、大人気異世界統一記!

ミーシアン最強といわれる騎兵隊との死闘に勝利し、アルスたちの人質救出作戦は無事成功! 誘き出した敵将を捕らえ、ベルツド攻略の重要拠点の一つ、ロルト城への入城を果たす。アルスは残るもう一つの拠点、スターツ城を攻めるクラン陣営の戦況を探るため、ファムに密偵を依頼する。しかし、そこでは思いもよらぬ危機がクランに襲いかかろうとしていた…!! 弱小貴族が隠れた逸材と共に突き進む、大人気異世界統一記、第11巻!!

転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~(11)

感想

トーマスがクランを追い詰める。そしてリーツ、敵将相手に戦闘指導を始める

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』漫画11巻を読んで印象に残ったのは、

トーマスが完全に馴染みの敵将になっている

ということだった。

原作小説では、この辺りからトーマスが本格的に物語へ関わってきた印象がある。

一方、漫画版ではすでに何度か登場している。

しかも前巻では、

部下に自爆を強要する。

なかなか酷い。

「この人、パワハラ上司じゃないか?」

という印象まで残っていた。

しかし11巻では、そんなトーマスが軍師として本格的に牙をむく。

クラン軍の補給物資を焼く。

物資不足に追い込む。

さらに雨を利用して奇襲。

狙うのは、

クラン本人の首。

そして本当にあと一歩まで追い詰める。

後半ではスターツ城攻略が始まり、後に精鋭部隊を率いるブラッハムも登場。

こちらはリーツに襲いかかったはずなのに、

なぜか途中から戦闘訓練になる。

そして師匠と弟子が誕生する。

シリアスな戦争をやっているはずなのに、人間関係がどんどん面白くなっていく11巻だった。

戦いのあとに描かれるアルスの涙

11巻の始まりは、かなり重い。

激しい戦いが終わり、敵味方の遺体を埋葬する。

アルスは亡くなった兵士たちの家族へ手紙を書く。

しかし途中で耐えられなくなり、

泣いてしまう。

アルスは戦争で勝利した。

領主として成果も上げた。

でも、勝ったから終わりではない。

自分の命令で戦った人間が死んでいる。

その人にも家族がいる。

戦争を「勝った」「負けた」だけで終わらせないところが印象に残る。

リーツがそんなアルスを慰める。

シャーロットも食事を持ってくるが、今は二人にしておいた方がいいと考えて静かに見守る。

こういうところを見ると、シャーロットも随分変わったなと思う。

戦争中なのに温泉へ

その後、アルスたちはロルト城へ進軍。

城は抵抗せず降伏する。

城下町の人々にもアルス軍は比較的好意的に受け入れられる。

そしてアルスが知ったのが、

天然温泉がある。

元日本人。

温泉。

これはもう入るしかない。

戦争の真っただ中なのに、アルスは温泉を満喫する。

さっきまで戦死者を弔っていたのに、今度は温泉。

でも、この切り替えも大切なのだと思う。

ずっと戦争の緊張状態では人間はもたない。

束の間でも休めるときには休む。

アルスにとっては本当に貴重な時間だったのだろう。

留守を守るリシアも強い

一方、ランベルクではリシアが政務をこなしている。

アルスが心配していたのとは裏腹に、

かなり活き活きしている。

結婚詐欺師を捕まえるために流通まで止める。

行動力が凄い。

アルスが戦場で領地を広げている間、本拠地を守る人間も必要になる。

リシアがしっかり政務を担当しているから、アルスも前線で戦える。

戦争だけではなく、

領地を維持する側の人間も描かれている

のが良かった。

そして物語は再び戦場へ戻る。

ここからトーマスが本気を出す。

トーマス、まずクラン軍の補給を潰す

クラン軍はスターツ城を目指して進軍している。

そこへトーマスが仕掛ける。

狙ったのは、

補給線。

物資蓄積所を奇襲。

魔法水など重要な物資を大量に失わせる。

これによってクラン軍の戦闘力は大幅に低下する。

真正面から戦う必要はない。

大軍であっても、

食料。

武器。

魔法水。

そうした物資がなければ戦えない。

ここまでは普通に優秀な軍師である。

でもトーマスは、これだけでは終わらない。

「クランを殺せば終わる」という発想

物資を減らした。

敵軍は弱体化した。

スターツ城で守っていれば、冬になって相手は撤退する可能性がある。

それでもトーマスは、

クランを暗殺する

と言い出す。

総督争いをしているのだから、相手のトップを殺せば話が早い。

かなり直接的である。

しかもクランは自分で前線へ出て指揮を執っている。

そこをトーマスは狙う。

ミレーユは弟の考えを読み、

雨を利用して奇襲する

と予測する。

姉だからなのか。

同じ軍師だからなのか。

やっぱりトーマスの考えをかなり読んでいる。

雨の中でクランを急襲

そして本当に雨が降り始める。

トーマスの作戦開始。

激しい雨によって視界が悪くなる。

警戒も難しくなる。

そこを利用してクランの本陣を急襲する。

そして、

トーマス自身がクランへ斬りかかる。

軍師なのに自分で行くのか。

しかもクラン本人と直接戦う。

ところがクランが強い。

トーマスは負傷する。

それでも周囲の兵士へ命令し、クランを殺そうとする。

前巻の自爆命令もそうだったが、

目的達成のためならかなり無茶をする男

という印象がさらに強くなった。

本当にあと一歩まで追い詰めた

ただし無茶なだけではない。

補給線を攻撃する。

敵軍の戦闘力を下げる。

天候を利用する。

警戒が薄くなったところへ奇襲。

大将本人を狙う。

作戦そのものは筋が通っている。

そして実際、

クランを殺す寸前までいく。

ここで間に合ったのがファムだった。

闇魔法を使い、クランを敵兵から引き離す。

トーマスからすれば本当に惜しかった。

あと少しファムが遅かったら、総督争いそのものが終わっていたかもしれない。

しかしクランも転んでは終わらない

暗殺は失敗。

トーマスは撤退する。

普通なら、

「危なかった」

と防備を固めそうなところである。

しかしクランは違う。

トーマスが自分を殺すために出てきた。

つまり、

スターツ城に敵の有力な指揮官がいない。

だったら今が攻め時。

襲われた直後なのに、逆にスターツ城攻略を決断する。

トーマスも思い切りがいいが、クランも負けていない。

この辺りは原作でも漫画版でも盛り上がる場面だった。

そしてスターツ城に、とんでもない少年がいる

アルスたちはスターツ城の北門へ向かう。

シャーロットの魔法で城門を破壊。

軍が城内へ突入する。

そこで出てくるのが、

ブラッハム・ジョー。

後に精鋭部隊を率いることになる人物である。

初登場から分かりやすい。

重いハルバートを持つ。

戦いが足りないと不満を漏らす。

命令より戦い。

完全に武人タイプである。

個人的には、

呂蒙を思わせる人物

という印象がある。

武勇に優れながら、これから人との出会いによって成長していくタイプである。

ただし初登場時点では、

頭より先に武器が動いている。

降伏命令? 知らん。俺は戦う

北門の守備兵はアルスたちに敗北する。

兵長も降伏。

普通ならここで終了である。

ところがブラッハムだけは、

降伏命令を無視する。

リーツへ襲いかかる。

止められても聞かない。

アルス軍にまで攻撃する。

おい。

味方の兵長が降伏しているんだぞ。

でもブラッハムは戦いたくて仕方がない。

そしてリーツが相手をすることになる。

小説では鎧袖一触だった印象

原作小説では、このブラッハムをリーツがあっさり倒した印象が残っている。

実力差は明白。

ブラッハムは捕虜になる。

そしてアルスが鑑定。

こいつ、凄い才能を持っているぞ。

となって家臣に迎える。

ところが漫画版では、この戦いがかなり面白く変更されている。

リーツは確かにブラッハムを圧倒する。

でも、

途中から様子がおかしくなる。

リーツ、敵と戦っていたはずなのに指導を始める

ブラッハムは力任せにハルバートを振る。

リーツは攻撃を避ける。

そしてブラッハムの戦い方を見て、

「戦い方がなっていない」

と言い出す。

そこから、

完全に指導が始まる。

いや、敵ですよ。

今、城を攻略している最中ですよ。

ところがリーツはブラッハムの動きを見て、

ここが悪い。

こうした方がいい。

そんな感じで教え始めてしまう。

そしてブラッハムも吸収する。

敵同士の一騎打ちだったはずなのに、

いつの間にか師匠と弟子の訓練になっている。

倒れたブラッハムへ手を差し伸べるリーツ

さらに面白いのが、リーツ自身もブラッハムとの戦いに熱中しているところである。

ブラッハムを倒す。

普通なら捕縛して終了。

しかしリーツは、

ブラッハムへ手を差し伸べて立たせる。

もう敵将として見ていないだろう。

完全に、

「こいつ、教えたらもっと強くなるぞ」

という目で見ている。

そこへアルスがやってくる。

リーツもアルスに見られていたことに気づき、指導を止める。

ちょっと気まずそうなのが面白い。

ブラッハム「師匠!」

一方のブラッハム。

自分を圧倒したリーツに感動してしまう。

そして、

弟子入りを志願。

リーツは嫌がる。

そりゃそうだ。

ついさっきまで敵だった。

でもアルスはブラッハムを鑑定する。

すると、

統率。

武勇。

とんでもない才能を持っている。

将来的にはリーツ以上の可能性まである。

知略は低い。

まあ、それは今の戦い方を見ていれば何となく分かる。

でも忠誠心も高い。

だったら、

家臣にしよう。

いつものアルスである。

さっきまで反抗的だったのに……

ブラッハムは最初、アルスに対してかなり反抗的だった。

自分より小さく見える。

強そうにも見えない。

当然、

「なんでこいつに従わないといけないんだ」

となる。

しかしアルスが、

リーツの師匠だ

と紹介される。

するとブラッハムの中で何かがおかしな変換をする。

リーツは自分より強い。

そのリーツの師匠。

ということは、

アルスはもっと凄い人間に違いない。

そして突然、最上級の敬意を払う。

単純。

でも嫌いじゃない。

アルスの強さを勝手に勘違いしている

もちろんアルスは、リーツに剣を教えているわけではない。

むしろ逆である。

でもブラッハムの中では、

アルス
↓
リーツ
↓
ブラッハム

という上下関係が完成してしまった。

この辺りのブラッハムは本当に面白い。

武勇は高い。

統率力も伸びる。

忠誠心も高い。

でも、

知略は低い。

鑑定結果が行動にそのまま出ている気がする。

後に重要な戦力になる人物の加入なのに、最初の入り方がこれなのがいい。

ミレーユの悪名まで城攻めに役立つ

さらにミレーユが現れる。

すると城兵たちは、

完全に戦意を失う。

どれだけ悪名が広まっているんだ。

クラマントも南門の開閉装置を確保。

クラン軍が城内へ突入する。

敵将は逃亡。

こうしてスターツ城は陥落する。

総督継承争いは、一気にクラン側へ傾いていく。

トーマスの暗殺作戦で危機に陥ったところから、逆にスターツ城まで奪ってしまった。

戦況が一気に動いた巻だった。

そしてファムが正式に家臣になる

スターツ城攻略後、アルスはシャドーへ報酬を支払おうとする。

毎回のように高額な依頼料を払ってきたアルス。

今回も、

「いくら取られるんだ……」

という感じで戦々恐々としている。

ところがファムはアルスへ問いかける。

自分たちのような存在が怖くないのか。

アルスは、

怖いと思ったことはない

と答える。

そこでファムが、

アルスに仕えたいと言い出す。

こうしてシャドーが正式にアルスの家臣団へ加わる。

小説版ではファムの加入タイミングも違った

この辺りも原作小説とは少し違う。

小説版では、確かクラン暗殺を巡る話の途中で、

ファムが突然「家臣になりたい」と言い出した

印象がある。

漫画版ではスターツ城攻略まで終わったあと。

アルスとの関係を積み重ねたうえで、ファム自身が仕官を申し出る。

そのため漫画版の方が、

「ついに正式加入したか」

という感覚が強かった。

もともとアルスはファムたちを何度も頼っている。

シャドーもアルスのために危険な仕事をしてきた。

傭兵的な関係だったものが、

正式な主従関係へ変わった。

これでまた家臣団が強くなる。

漫画版では敵も味方も「馴染みの顔」になっていく

11巻を読んでいて面白かったのは、

漫画版ではキャラクター同士の関係が原作より早く積み上がっているように感じること

だった。

特にトーマス。

原作ではこの辺りから本格的に参戦してきた印象がある。

漫画版ではすでに何度も顔を見ている。

だから、

「新しい強敵が出てきた」

というより、

「またトーマスが何かやってる」

という感じになってきた。

しかも前巻では部下へ自爆を命じる。

今回は補給を焼いてクラン暗殺。

次巻ではさらに罠を仕掛ける。

どんどん馴染みの敵将になっていく。

そして最終的に、このトーマスとミレーユの姉弟関係が掘り下げられていくことを考えると、早めに登場させている意味も分かる気がする。

まとめ|トーマスは怖いし、ブラッハムは単純すぎる

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』漫画11巻。

今回もかなり人間ドラマが多かった。

戦死した兵士たちへの手紙を書きながら泣くアルス。

そんなアルスを支えるリーツとシャーロット。

本拠地を守りながら政務に励むリシア。

クランを殺すため、補給線を断って雨の中で奇襲するトーマス。

そしてスターツ城で登場するブラッハム。

特にトーマスとブラッハムが印象に残った。

トーマスは前巻の、

「部下に自爆させるパワハラ敵将」

という印象から、今回は軍師としてクランを本気で追い詰める。

やっていることは怖い。

でも能力は本物である。

そしてブラッハム。

敵として登場。

リーツに襲いかかる。

圧倒される。

なぜか指導される。

弟子入りする。

アルスに家臣として迎えられる。

アルスがリーツの師匠だと聞く。

アルス様すげえ!

単純すぎる。

でも、こういう分かりやすい人物は見ていて楽しい。

後に精鋭部隊を率いる人物が、こんな形で家臣団に加わったと思うと余計に面白い。

原作ではリーツに鎧袖一触にされて終わった印象だった場面を、

「リーツが敵将の才能に気づいて、戦場でそのまま指導を始める」

という関係性の始まりに変えた漫画版。

こういうキャラクター同士のつながりを増やしてくれるところが、漫画版『鑑定スキル』の魅力だと改めて感じた。

そしてファムも正式加入。

アルスの周囲に、また優秀な人材が増えた。

鑑定スキルで才能を見つける物語ではある。

でも最近は、

能力値より「どうやって仲間になったのか」の方が印象に残る。

そこが漫画版を読み続けたくなる理由なのかもしれない。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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備忘録

第91話 弔い

今までで最も激しい戦いを終えた後、味方・敵両方の遺体を埋葬し弔いを行った。
アルスは亡くなった兵士たちの家族に宛てた手紙を書いていたが、途中で辛くなり涙を流してしまった。
それをリーツが慰め、シャーロットも心配してアルスとリーツのために食事を運んだが、今は二人だけの方が良いと考え、静かに見守ることにした。

第92話 一時の休息

城主ジャンを捕虜にしたアルスたちはロルト城へ進軍し、城に残っていた兵士たちはすぐに降参した。
アルスたちはロルト城に入城し、城に入りきれなかった兵士たちは城下町の宿屋に入った。
ロルト城下町は戦のたびに略奪に遭っていたため、アルスたちの軍は町の人々が困っていると助けに入るなど、町の住民には好評であった。

町の有志からロルトの名物である天然温泉を勧められたアルスは、元日本人として温泉を堪能できることに喜び、ためらうことなく温泉に飛び込んだ。
温泉で一時の休息を満喫し、心身を癒した。

第93話 領主の妻

アルスの留守を守るリシアは、慣れない家での生活をアルスから心配されていたが、活き活きと政務をこなしていた。
結婚詐欺に遭った女性がいると聞き、詐欺師を捕まえるため流通を止めて詐欺師を捕らえるなど、非常に精力的に政務に取り組んでおり、領民たちからも好評であった。
そのため、アルスが不在でもランベルクは安定していた。
しかし、リシアとしてはアルスのことが心配であったが、アルスの弟と妹たちが懐いており、彼らのためにも毅然とした態度を保っていた。
母親の所在については不明である。

場面が変わり、シャドーのファムが伝令としてクランの陣に向かうと、クラン軍の物資庫がバサマーク軍の奇襲を受け燃えていた。
進軍中のクランにとっては不利な状況となってしまった。
その奇襲を仕掛けたのはトーマスであった。

第94話 新たな脅威

スターツ城への侵攻を進めていたクラン軍は、補給線が敵襲を受け、魔法水などの物資が半減し戦闘力が低下してしまった。
それを喜ばしく思うベンゼド郡長のカンセスは、奇襲を成功させたトーマスを称賛した。

スターツ城を死守しなければならないベンゼド郡長は、不利な状況が多少有利になったことを喜び、冬まで持ちこたえれば相手が退却すると考えていた。しかし、トーマスはクランの暗殺を企てると言い出した。

本来なら本拠地にいるべきクランは、自身の有能さから前線に出て本陣で指揮を執っていた。トーマスはそこを狙い目と見て、クラン暗殺を計画していた。

その計画をミレーユは見抜いており、雨を降らせる魔法を使ってクランを奇襲するだろうと予測した。アルスはそれを知り、ファムに急ぎクランの下へ向かい助けるよう依頼した。
その時、既に雨が降り始めており、トーマスの作戦が進行中であるとファムは悟り、急いでクランの下へ向かった。

第95話 急襲

激しい雨の中、クランの陣はトーマスの奇襲を受けていた。トーマスはクランに斬りかかり、殺そうと襲いかかったが、クランの方が強く、トーマスは負傷し、周囲の兵士にクランを狙うよう号令をかけた。

その時、ファムが到着し、闇魔法を使ってクランを敵から引き離すことに成功した。あと一歩のところでクランを逃したトーマスは退却したが、クランは逆に敵将が不在のスターツ城への攻撃を決意した。クランはファムに報酬を支払おうとしたが、ファムは依頼主がアルスであると言い、報酬を断った。

第96話 スターツ城の少年

スターツ城北門。スターツ城の兵士たちは、クランの軍が物資不足であり、このまま時間を稼げば退却すると油断していた。その傍らで、戦いがつまらないと不満を漏らしている少年がいた。彼は立派なハルバートを持っており、普通の兵士には持てないほどの重量武器であった。

その北門に、クランがスターツ城を攻めるのに呼応して、アルスたちの軍が南門の反対側である北門に攻め込んだ。シャーロットの魔法で城門を破壊し、アルスの軍はスターツ城へ突入した。

第97話 ブラッハム・ジョー

北門を破壊してスターツ城へ突入したアルスたちは、同行していたクラマントにクランがいる南門を内側から開けるよう指示を出し、クラマントたちはその指示を受けて南門へ突進していった。

アルスたちは城を制圧するため守備兵たちを次々に倒していき、ついに兵長が降参し北門は陥落した。しかし、その時ブラッハムが兵長の指示を無視し、リーツに襲いかかってきた。降参した兵長はブラッハムに止めるよう命じたが、彼は頭に血が上っており止まることはなかった。ブラッハムはアルスの軍にも襲いかかり、手がつけられなくなってしまった。

そんなブラッハムにリーツが立ち塞がり、彼の攻撃を回避していると、ブラッハムは戦いが楽しいと言った。それを聞いたリーツは、今までの戦いの中で最もつまらないと返した。

第98話 剣の才能

リーツに「つまらない」と言われたブラッハムは逆上し、力任せに武器を振るった。それを見たリーツは「戦い方がなっていない」と言い、最終的には彼を指導し始めてしまった。アルスが見ていることに気づいたリーツは指導を止めたが、ブラッハムはリーツを師匠と呼び出し、弟子入りを志願してきた。リーツは嫌がったが、アルスがブラッハムを鑑定し、その才能を見抜いて家臣団に加えることを決定した。

ブラッハムは統率力と武勇においてリーツ以上の才能を持っていた。知略は低いが、彼の忠誠心は犬のように強いものであった。

その場にミレーユが現れると、彼女の悪名を知っていた兵士たちは完全に降伏した。クラマントが南門の開閉装置を占拠し、門を開けてクラン軍を城内に入れたことで、敵将は逃亡しスターツ城は陥落した。ミーシアン州の継承権争いは最終局面に入った。

第99話 影の未来

スターツ城陥落に多大な功績を残したアルス。しかし、それを面白く思わない者がクランの派閥内に現れた。

スターツ城陥落に大きく貢献したシャドーへの報酬について、アルスはシャドーのいる部屋を訪れた。高騰する報酬に戦々恐々とするアルスに対し、ファムは「自分たちが恐ろしくないのか」と問いかけた。アルスは「そんなことは思ったことがない」と答え、それを聞いたファムはアルスに仕官を申し出た。アルスはこれを受け入れ、正式にシャドーを家臣団に迎えることとなった。

順風満帆だと思っていたアルスであったが、クランから呼び出しを受ける。クランの待つ部屋に赴くと、武装した兵士に囲まれ「貴様、一体何者だ?」と問われた。

同シリーズ

漫画版

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小説

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