どんな本?
農業高校に通う歴史好き女子高生、綾小路静子はある日の学校の帰り道、突如戦国時代へとタイムスリップしてしまう。
戦国小町苦労譚
目の前に現われたのは――憧れの織田信長!? 信長の兵に捕らえられ、咄嗟に「農業で才を示す」と約束してしまった静子は尾張国の農業改革に乗り出すことになり…!?
『小説家になろう』発、「豆知識」ふんだん系新感覚時代小説待望のコミカライズ化!
読んだ本のタイトル
#戦国小町苦労譚 十六、決戦! 小田原城
著者:#夾竹桃 氏
イラスト:#平沢下戸 氏
あらすじ・内容
シリーズ累計200万部突破の超人気作、期待の最新作!!
1577年の末、東国侵攻は大詰めを迎えていた。
戦国小町苦労譚 十六、決戦! 小田原城
雪のため戦況は停滞せざるを得なかったが、
いくさの渦中で静子は新年を迎える。
常に新しい技術を追求する彼女の次なる一手は、
無煙火薬に完全装甲弾(ルビ:フルメタルジャケット)、ナパーム弾⁉
そんな中、ワーカホリック静子に下された命令は
なんと「休むこと」だった。
暇に飽かして回遊式庭園を造ったり、
角力大会を開催する静子だったが――
いくさの衛生観念を覆すナイチンゲールの発想を取り入れたり、
原油を精製する施設の建設に着手する一方、
総大将信忠率いる信長軍は、ついに小田原城を攻め落とす!
前巻からのあらすじ
石山本願寺の本拠地で挙兵の知らせあり。
朝廷が仲裁に入り和睦を進めて来たのに、それを蹴飛ばしての挙兵。
その知らせを聞いた天皇は激怒するも、朝廷には本願寺を討伐するだけの兵力が無い。
そんな朝廷の意図を汲んで関白の近衛家の娘、静子が出陣をする事になった。
静子は本願寺を囲み、信仰を崩すために気球で空爆を行い寺院を少しづつ燃やして仏罰が降っていると錯覚させ。
さらに本願寺の頭領が自身に矢玉は当たらないと豪語してる時に、火縄銃の狙撃で手を撃ち抜いて仏罰が下ったと信徒達を混乱させ。
本願寺はもう終わりだと心を折られた僧兵達は外に出よて逃げようと門を開けたら、大砲が撃ち込まれてで静子の軍が本願寺の城に突入。
石山本願寺は陥落。
そして、静子が本拠地に帰ると今度は伊達家から人質が来ることが決まる。
後々に独眼竜政宗と呼ばれるお子様だった。
感想
信忠が指揮する東国征伐は里見を落とし。
北条の小田原城を包囲して大砲で陥落寸前まで追い込んで行ったが、冬が到来して小康状態。
西は毛利を秀吉が攻めており織田家有利に進んでいるが、やはり冬で侵攻は止まる。
春を待って再侵攻をしようとして。
雪解けのなか軍を進める。
そして支城をドンドン落として30あった支城のうち23を陥落させ。
後は小田原城のみと思ったら。。
北条軍に圧力は充分効いていたが、小田原城を包囲している農民兵が主体の上杉、徳川、長宗我部の兵が農作業が始まるので厭戦気分になっていた。
それで、静子が送って来た資材で小田原城の近くに一夜城を建て。
80門もの大砲を並べ、気球で弾道観測をして小田原城を砲撃。
80門もの大砲の一斉射で小田原城に籠っていた北条軍は外に出ようと新型火縄銃を携えて出て来た。
その北条が頼みの綱にしていた新型火縄銃は、静子の源爺の鉄砲隊によって蹂躙されて。
織田家の銃より劣っていると見せつけられてしまう。
あまりにもの火力の差に心が折れた北条家は降伏。
東国征伐はコレで終わる。
小田原城に信忠が居座り、反乱分子へ睨みを効かせながらも。
援軍に来た上杉、徳川、長宗我部は地元に帰還する。
そんな戦いの最中。
静子は、尾張三位となり信長の次に官位が高くなった静子は、織田家では静子の乗った輿が通るとモーゼのように人垣が割れて頭を下げるほどの重鎮になってしまった。
そんな静子は、信長から仕事をするなと命じられるが、暇を持て余して色々な仕事を作ってみるが、信長が静子のネタが切れるまで仕事を取り上げてしまう。
それでも何かしたい静子だったが、東国征伐軍から送られて来る東国の庶民の生活の歴史的な参考資料になると狂喜乱舞。
側から見れば塵紙に喜んでいるようにしか見えない静子に、いつもの病気だと生暖かい目で見る周辺の人達。
東方の対抗勢力を鎮圧した織田信長は毛利領、九州と北海道以外はほぼ統一した。
そして、西側に集中するために織田信長は、静子に東国管領という織田領地の約半分を差配する地位を織田一族じゃない静子に与えてしまった。
ワーカーホリックのようになって信長から仕事禁止を言い渡され、仕事を求めていた静子に東国管領をポイっと任せてしまった。
そして静子は、子飼いの黒鍬衆を中心に、上杉家、徳川家を巻き込んで東国の関東を開発する。子供達がご飯いっぱい食べられ、安心してよく遊び、また学べる世にするために邁進する。
そのために街道整理をする。
最後までお読み頂きありがとうございます。
同シリーズ
戦国小町苦労譚 シリーズ
小説版
















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