魔法科高校の劣等生シリーズ(2年生編)
本ページでは、2年生編の12巻から20巻ごとのあらすじ・感想・物語の見どころを巻数別に整理している。
初めて読む人も、続巻の内容を振り返りたい人も参考にできる構成となっている。
魔法科高校の劣等生(12) ダブルセブン編

現代魔法は資源枯渇と戦争を背景に、人為的な交配と選別で「魔法師」という新たな種族を作り出し、十師族など名門の血統を確立した歴史を持つ。山間の無名の村は四葉家の研究拠点であり、桜井水波は演習で武装集団を退けたのち、一高で深雪に仕える任務を命じられる。2096年、新設の魔法工学科を軸に達也の周囲へ人脈と火種が集まり、北山家の会合や七宝琢磨と小和村真紀の策動が動き出す。反魔法師世論を煽るメディア工作が進む一方、達也は恒星炉実験で平和利用を示して圧力をかわし、校内対立は試合へ発展する。裏では周公瑾らが謀略を巡らせ、盗撮飛行船事件と一連の決闘が、より大きな衝突の前触れとなった。
展開の詳細や感想については、『ダブルセブン編』レビューにて整理している。
魔法科高校の劣等生(13) スティープルチェース編

魔法師開発研究所の歪みは、旧第九研究所で進むパラサイト搭載ガイノイド「パラサイドール」開発に集約されていた。九校戦は競技種目が大幅変更され、軍の思惑と新兵器試験の疑いが濃くなる。司波達也は生徒会業務と選手支援の裏で奈良の旧第九研を調査し、襲撃を受けつつも兵器の実在を掴んだ。大会本番ではスティープルチェースで罠が発動する一方、達也は密かに侵入してパラサイドール群を無力化し、深雪らは競技で勝利を重ねて一高が総合優勝を飾った。後日、陰謀の責任は音声証拠で整理されるが、周公瑾は逃れ、横浜で黒羽貢が重傷を負い達也が再成で救う展開へ繋がる。
展開の詳細や感想については、『スティープルチェース編』レビューにて整理している。
魔法科高校の劣等生(14)(15)古都内乱編

九重寺は戦後の残土で築かれた丘に建ち、地下には第九研由来の最先端訓練施設が隠されていた。司波達也は九重八雲の下で新型CADを用い、FAE理論を応用した近距離攻撃魔法「バリオン・ランス」を鍛錬する。学内では深雪が生徒会長に就任し、達也は「書記長」として新体制を支えつつ、四葉家の依頼で亡命方術士・周公瑾の捕縛に動いた。尾行や襲撃が続く中、九島烈の協力を取り付け、京都では伝統派や密教系術者と交戦しながら手掛かりを積み上げる。最終局面で周公瑾は宇治の補給基地から逃走し、追跡戦の末に達也と一条将輝に追い詰められて焼死し、横浜事変の後始末は一応の決着となった。論文コンペは九島光宣の発表が優勝をさらい、四葉本家では達也の扱いを巡る評定が先送りにされた。
展開の詳細や感想については、『古都内乱編』レビューにて整理している。
魔法科高校の劣等生( 16 ) 四葉継承編

二〇九六年十二月二十五日、二学期最終日に達也らは成績を確認し、夕刻は喫茶店で二年生だけのクリスマス会を開いた。ほのかの初詣の誘いを達也が断ったことで深雪は動揺し、その原因が元旦の「慶春会」出席と次期当主指名、さらに結婚義務への恐怖にあると自覚する。冬休み初日、黒羽貢は指名延期を求め、津久葉夕歌は同行を申し出るが、達也は不穏な予兆を読んで拒否する。その後、小淵沢周辺で襲撃と妨害が連続し、三人は津久葉別荘を経て本家へ到達する。慶春会で深雪は次期当主に指名され、達也は真夜の息子と明かされ、深雪の婚約者にも据えられた。元旦の公表は波紋を呼び、のちに一条剛毅が婚約へ異議を申し立てるに至った。
展開の詳細や感想については、『四葉継承編』レビューにて整理している。
魔法科高校の劣等生(17) 師族会議編<上>

二〇九七年一月、魔法協会は深雪を四葉家次期当主に、達也を婚約者に定めたと公表し、将輝は失恋を父へ告白する。一条家は異議申し立てと将輝との婚約提案で揺さぶり、七草弘一は剛毅と連携して「近親婚」への反感を広げ、達也を真由美の婿に据える思惑まで示す。達也と深雪は九重寺で八雲に祝福され、達也は独立魔装大隊へ挨拶し、東アジアの緊張を知らされる。学校では噂で距離が生まれるが、ほのかは諦めず、深雪と恋の対決姿勢を固める。やがてUSNAから旧式携行ミサイル流出と対日テロ計画が漏れ、七賢人の情報でリーナは警告し、カノープスは極秘で貨物船を追う。二月五日、師族会議は九島家退席と七宝家選出の最中に自爆テロを受け、十師族は脱出する一方、死体爆弾「パペット・テロ」で多数の犠牲が出て世論の反発も高まっていく。
展開の詳細や感想については、『師族会議編<上>』レビューにて整理している。
魔法科高校の劣等生(18) 師族会議編<中>

箱根のホテルで十師族選定会議後に爆弾テロが起き、達也一行は現場へ駆け付けるが、当主たちは聴取で足止めされ、動く死体を使った手口だけが断片的に語られる。黒幕の顧傑は小田原で戦果を確認し、狙いを「十師族が一般人を見捨てた」という印象操作に置き、憎悪を煽る算段を進める。USNAのカノープスは暗殺任務に縛られつつ葛藤し、国内では十師族が声明と首謀者捜索を決定し、達也も克人指揮下で実働に組み込まれる。達也は八雲に対策を学び、真由美らと情報連携を整える一方、反魔法師世論が加速し、暴力や偏向報道が広がっていく。黒羽家や警察も死体操作の痕跡を追い、達也は鎌倉の囮戦闘を突破して顧傑へ迫るが、USNAの介入で追跡は乱される。深雪は嫉妬と不安を抱え、街ではアンティナイトによる障壁破壊で拉致未遂が発生し、脅威が日常へ侵食していく。
展開の詳細や感想については、『師族会議編<中>』レビューにて整理している。
魔法科高校の劣等生(19) 師族会議編<下>

駅から一高へ向かう途中、反魔法主義者がアンティナイトでキャスト・ジャミングを起こし、水波はノイズに苦しむ。深雪は怒りで暴走しかけるが踏みとどまり、「無垢なる想子光」で妨害を緩和する。そこへ達也が駆け付け、妨害を消去して一同を退避させるが、首謀者側は遠隔の邪悪な術を発動し、達也は術者が近江円磨だと掴む直後に「情報が死ぬ」事態に遭う。顧傑は逆探知を恐れて近江を殺し、学校は臨時休校となる。達也は十文字克人らと対策を協議し、深雪への護衛問題が浮上し、裏では東道青波が八雲に顧傑排除を依頼する。達也は深雪への執着で追跡リソースを縛っていたと認め、早朝の対話で心を整え、顧傑に印を付けて追跡を再開する。平塚で合同部隊が包囲するもUSNAの妨害で逃走され、死兵化した千葉寿和との戦闘や自爆魔法で現場は混乱し、最終的に公海でカノープスの分子ディバイダーが貨物船ごと顧傑を両断する。真犯人を公にできず達也は苦渋を抱え、千葉家へ遺体を返してエリカの仇討ちを受け止め、真夜と風間へ顛末を報告する中で、反魔法運動の過激化と政治的悪化が強く示される。
展開の詳細や感想については、師族会議編<下>』レビューにて整理している。
魔法科高校の劣等生(20) 南海騒擾編

世界群発戦争後、豪州は半鎖国のまま軍事魔法研究を進め、英支援で戦略級のマクロードがダーウィン基地に到着し、日本の海底資源人工島を叩く作戦を部下へ示す。日本側では将輝の帰郷直後、四葉真夜が達也と深雪に沖縄行きを命じ、久米島沖人工島の竣工パーティーを狙う破壊工作の阻止が任務となる。講和を壊して再戦へ誘導する勢力が暗躍し、豪州の工作員ジョンソンと偽装少女ジャスミンも潜入するが、卒業旅行の一行が偶然介入して事態は複雑化する。達也は監視でジョンソンに標識を撃ち込み、潜水艦襲撃を察知して久米島で撃退し、国防軍と大亜連合側部隊は補給拠点を急襲して潜水艦を制圧する。竣工パーティー当日、脱走兵の海中侵入は呂剛虎らが排除し、豪州組は人質と毒ガスで挽回を狙うも、深雪の『ゲートキーパー』で魔法を封じられ拘束される。事件は表沙汰を抑えたまま終息するが、英とUSNAは捕虜の精神感応で四葉の秘密を探る算段を立て、東道青波は「耳」と呼ぶ危険な捕虜の早期処分を真夜に求める。
展開の詳細や感想については、南海騒擾編』レビューにて整理している。
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