スポンサーリンク
フィクション(Novel)目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい読書感想

小説【めざめざ】「目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので 16」感想・ネタバレ

スポンサーリンク
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい16の表紙画像(レビュー記事導入用) フィクション(Novel)

最強装備宇宙船  15 レビュー
最強装備宇宙船  全巻まとめ
最強装備宇宙船  17 レビュー

スポンサーリンク
  1. 物語の概要
    1. ■ 作品概要
    2. ■ 主要キャラクター
    3. ■物語の特徴
  2. 書籍情報
  3. あらすじ・内容
  4. 感想
  5. 考察・解説
    1. 帝都への帰還
    2. ユニット104の治療
    3. 貴族家との婚約
    4. ネーヴェ暗殺未遂
    5. ヴェルザルス神聖帝国遠征
  6. 登場キャラクター
    1. 傭兵団(ブラックロータス)
      1. キャプテン・ヒロ
      2. ミミ
      3. エルマ・ウィルローズ
      4. メイ
      5. ティーナ
      6. ウィスカ
      7. クギ
      8. ショーコ
      9. ネーヴェ(ユニット104)
    2. ダレインワルド伯爵家
      1. クリスティーナ・ダレインワルド
      2. エデルトルート
      3. グートルーン
      4. ダレインワルド伯爵
    3. ホールズ侯爵家
      1. セレナ・ホールズ
      2. ラウレンツ・ホールズ
      3. アンネリーゼ
      4. ヒルデガルド
      5. ベアトリクス
      6. レオン
      7. ローレン
      8. カミル
      9. 妹達
      10. 貴族の子弟達
      11. 部屋付きのメイドロイド
    4. グラッカン帝国帝室
      1. 皇帝陛下
      2. ヴァルター皇太子
      3. ルイーゼ皇太子妃
      4. ルシアーダ皇女
      5. 妹君
    5. グラッカン帝国軍・治安関連組織
      1. イゾルデ
      2. 女性近衛騎士達
      3. 帝国航宙軍憲兵隊
      4. 帝都治安維持部隊
    6. ウィルローズ子爵家
      1. エルドムア・ウィルローズ
      2. エルンスト
      3. エルフィン
      4. ミルファ
    7. イクサーマル伯爵家
      1. デイビット・イクサーマル
      2. ヴィンセント・イクサーマル
    8. ティーナとウィスカの家族
      1. シェーラ
      2. バルガン
      3. ガトラム
      4. グラム
    9. 傭兵ギルド
      1. ヨハンネス
    10. その他の登場人物
      1. マグネリ
      2. ハルトムート卿
      3. ベレベレム連邦のエージェント
  7. 展開まとめ
    1. プロローグ
    2. #1: 帝都再訪
    3. #2: こうきなおひめさまたち
    4. #3 : ドワーフの家族達
    5. #4: 帝城でのあれこれ
    6. #5 : 心休まらない日々
    7. #6: ネーヴェ
    8. #7: ロイヤルな方々とのエンカウント
    9. #8: ホールズ侯爵家の人々
    10. #9: 出航準備
    11. エピローグ
  8. 最強装備宇宙船 一覧
  9. その他フィクション

物語の概要

■ 作品概要

本作は、広大な宇宙を舞台にしたSFファンタジー・ライトノベルである。高度な航宙技術やコロニー、ゲートウェイといったSF要素に、念動力やテレパシーなどの「サイオニックテクノロジー(超能力)」が融合したグラッカン帝国などを中心的な世界観としている。

第16巻では、イクサーマル伯爵家の反逆を阻止した主人公のヒロ一行が、帝都へと凱旋する様子が描かれる。ヒロは帝国航宙軍大佐のセレナや、次期女伯爵のクリスとの婚約問題に直面し、大貴族の思惑や貴族社会のしがらみに巻き込まれていく。さらに、先の戦闘で救出した敵国(ベレベレム連邦)の生体指揮ユニットの少女を「ネーヴェ」と名付けて新たなクルーとして迎え入れる。ヒロはセレナの実家であるホールズ侯爵家での立ち合いや、帝城での皇帝一家との面会、ネーヴェを狙う暗殺ドローンとの市街戦などを経て、仲間たちとの絆を深めながら予測不能な日々を乗り越えていく。

■ 主要キャラクター

  • ヒロ(キャプテン・ヒロ):本作の主人公。凄腕の航宙傭兵(プラチナランカー)であり、名誉子爵の地位を持つ。強力なサイオニック能力を行使し、クルーを守るためなら貴族や軍隊相手でも容赦なく暴れ回る。権力闘争を嫌い、「庭付き一戸建て」での自由な生活を夢見ているが、情に厚い性格が災いして様々な女性やトラブルを引き寄せてしまう。
  • セレナ:帝国航宙軍大佐であり、武門の名門ホールズ侯爵家の令嬢。ヒロと深い関係になり、彼への愛を隠さない。普段は凛々しい軍人だが、ヒロの前では甘えたりやきもちを焼いたり、関係に不安を抱いて涙ぐんだりする可愛らしい一面を見せる。
  • クリス(クリスティーナ・ダレインワルド):ダレインワルド伯爵家の次期女伯爵。ヒロへの好意を直球で伝え、自身の地位を利用してでもヒロとの婚約を強引に進めようとする一途で行動力のある少女。
  • ネーヴェ:ベレベレム連邦の軍用艦に搭載されていた生体指揮ユニットの少女。ヒロに救出されて治療を受け、ルシアーダ皇女から「ネーヴェ」という名を与えられる。使い捨ての部品として扱われてきた自分を人間として救ってくれたヒロに心酔し、彼にすべてを捧げる覚悟を持つ。高度な電子戦能力を備え、情報戦でヒロをサポートする。
  • ミミ&エルマ:ヒロと最初期から行動を共にするクルー。ミミはヒロと夫婦関係にあり、皇帝の孫であるルシアーダ皇女と瓜二つの容姿を持つ。エルマはエルフの女性で、元子爵令嬢。常識人として傭兵団のまとめ役を担う。

■物語の特徴

本作の最大の魅力は、本格的な宇宙SFの世界観の中で繰り広げられる「圧倒的な無双アクション」と「ヒロインたちとのコミカルな日常」の絶妙なギャップである。 主人公のヒロは、自身を狙う自爆ドローンの群れを念動力で一掃したり、名門貴族の凄腕剣士たちを模擬剣一本で返り討ちにしたりと、常識外れの強さで読者に強い爽快感を与える。一方で、日常パートでは権力者であるヒロインたち(セレナやクリス)からの猛烈なアプローチにタジタジになったり、彼女たちの間で板挟みになったりと、人間臭く振り回される姿がユーモラスに描かれている。 また、凄惨な境遇から救い出されたネーヴェがヒロの優しさに触れて心を開いていく過程や、メイドロイドや異星人を含む多様なクルーたちが、種族や身分を越えて「ひとつの家族(氏族)」として温かい関係を築いている点も、他作品にはない本作ならではの心温まる魅力となっている。

書籍情報

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 16
著者:リュート
イラスト:鍋島テツヒロ
出版社:KADOKAWA(カドカワBOOKS)
発売日:2025年12月10日
ISBN:9784040762050

(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。

あらすじ・内容

ヒロを巡って、クリスとセレナ大佐が修羅場に突入!?
セレナ誘拐犯の反逆者を捕らえた戦功を携え、ヒロ一行は帝都へ。待っていたのは大人っぽく成長し――ドス黒いオーラをまとったクリス!?

セレナとの関係を詰められている場に本人も登場して一触即発。そのまま、セレナの両親との対面という冷や汗の出るイベントをこなすことに。トラブルはそれだけに留まらず、回収した敵国の生体戦術ユニット、ネーヴェが新メンバーになったものの、突如彼女を狙う刺客が現れ、ヒロは帝都のど真ん中で大立ち回りへ!

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 16

感想

読んでまず感じたのは、ヒロを取り巻く人間関係が一気に動き出した巻だったということである。

戦闘や冒険ももちろん面白いのだが、本巻ではそれ以上にヒロの結婚問題が大きな存在感を放っていた。

特に印象に残ったのは、セレナとの関係がきっかけとなり、ヒロが本格的に身を固める方向へ追い込まれていく流れである。

ただでさえ複雑な人間関係だったところに、クリスがここぞとばかりに動き出し、正妻争いのような状況になっていく展開には思わず笑ってしまった。

これまで比較的余裕を見せていたクリスが、しっかりと自分の立場を主張し始める姿も印象的である。

さらにエルマの実家まで絡んでくるうえ、ミミという存在もいる。

読んでいて感じたのは、もはやヒロには逃げ道が残されていないということだった。

本人は自由気ままに生きたいと思っているのに、周囲がそれを許してくれない。このあたりのドタバタ劇は本巻の大きな見どころだったように思う。

また、各家の男性陣とのやり取りも非常に面白かった。

セレナの父であるホールズ侯爵との面会は緊張感があったが、その後に待っていたのは武断派だらけの貴族たちとの交流である。

特にレオンたちから立ち合いを求められる展開には思わず苦笑してしまった。

しかし、その一方でヒロの実力の高さも改めて実感させられる。

次々と挑戦を受けながらも圧倒的な強さで応じる姿は非常に頼もしく、爽快感のある場面だった。

一方で、本巻は日常パートだけでは終わらない。

個人的に印象に残ったのは、ネーヴェを巡る騒動である。

救出した生体ユニットの少女に名前を与え、新たな仲間として迎え入れる展開には温かさを感じた。

だからこそ、その彼女を狙って暗殺ドローンが襲撃してくる場面は緊張感があった。

ヒロがネーヴェを守りながら市街地を駆け回り、敵と戦うシーンは非常に見応えがある。

日常の穏やかな空気から一転して、SFアクションらしい迫力を楽しむことができた。

また、受勲式や皇帝一家との会見も印象深かった。

普通なら避けたくなるような面倒事ばかりだが、それでもヒロは自分らしさを失わない。

貴族社会のしがらみに振り回されながらも、自分の生き方を貫こうとする姿には好感が持てた。

読んでいて感じたのは、本巻はヒロの人生が新たな段階へ進む転換点だったということである。

人間関係はさらに複雑になり、将来についても具体的な話が増えてきた。

それでもヒロはヒロのままであり続ける。その姿が本作の魅力なのだと思う。

そして物語の最後では、クリスを伴ってヴェルザルス神聖帝国へ向かうことになる。

婚約の挨拶だけでなく、自身のルーツやサイオニック能力の謎にも関わる重要な旅になりそうだ。

次はどのような騒動や発見が待ち受けているのか。続きへの期待が大きく膨らむ一冊だった。

最後までお読み頂きありがとうございます。

(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。

最強装備宇宙船  15 レビュー
最強装備宇宙船  全巻まとめ
最強装備宇宙船  17 レビュー

考察・解説

帝都への帰還

イクサーマル伯爵家の反逆を阻止したヒロ一行の「帝都への帰還」に関する詳細を以下の通り解説する。

1. 帝都星系への到着とコロニーでの待機

ヒロ達はゲートウェイを通過し、グラッカン帝国の首都星系グラキウスに到着した。

・帝都は惑星全体が構造体で覆われたエキュメノポリスであり、極めて厳重な警備体制が敷かれている。
・降下申請の許可が下りるまでの間、ヒロ一行はグラキウスセカンダスコロニーで待機することになった。

2. クリスとセレナの修羅場と皇女の仲裁

待機中のブラックロータスに、ヒロとセレナが関係を持ったことを知ったクリスティーナ(クリス)が訪れ、抗議と同時に自身との結婚を強く迫った。そこにセレナも駆けつけて修羅場と化したが、さらに皇帝の孫であるルシアーダ皇女が近衛騎士を伴って乱入する。

・ルシアーダ皇女はこの諍いを仲裁し、貴族社会の慣例に基づいて将来女伯爵となるクリスが正室、セレナが側室筆頭になるという妻の序列を提案した。
・しかしヒロは、自身の傭兵としての生き方を曲げないことや、現在のクルー達との家族としての関係を崩さないことを絶対条件として提示し、序列づけには難色を示した。

3. 帝都への降下と査問会

降下申請が承認された後、ヒロ達は帝都へ降下し、帝城で開かれた査問会に出席した。

・査問会では、まずイクサーマル元伯爵の反逆行為(睡眠薬の使用、人質による脅迫、セレナへの薬物投与、ベレベレム連邦への寝返り計画など)が物証や脳内情報の抽出により徹底的に追及され、彼は連行された。
・続いてヒロに対する査問が行われ、多数の敵兵を殺害したことや超常的な能力(サイオニック能力)を行使したことについて問われたが、ヒロは傭兵ギルドとの協定を盾に能力の詳細な回答を拒否した。
・最終的に、イクサーマル伯爵家の反逆が証明されていたため、ヒロの過激な戦闘行動やセレナの越権行為は正当防衛として不問に付された。

4. ホールズ侯爵家との面会

査問会を無事に終えた後、ヒロは帝城内にあるホールズ侯爵家の私的区画を訪れ、セレナの父であるラウレンツ・ホールズ侯爵と面会した。

・ラウレンツは、ヒロの名誉子爵としての地位や軍功を高く評価し、セレナとの関係を承認した。
・同時に、ヒロがセレナやクリス、エルマ(ウィルローズ子爵家)の三家と関わることになるため、それぞれの関係者に配慮して結婚式を三回執り行う必要があるという複雑な貴族社会の事情も伝えられた。
・この面会を通じて、ヒロは帝国の有力貴族たちとのしがらみに本格的に巻き込まれていくことになる。

まとめ

イクサーマル伯爵家の反逆を阻止したヒロ一行の帝都帰還は、過酷な戦いの終結を告げると同時に、新たな政治的・個人的な波乱の幕開けとなった。査問会によってヒロたちの正当性は証明されたものの、ヒロを巡る女性たちの関係は皇女の介入を受けるほどの修羅場と化し、有力貴族であるホールズ侯爵との面会によって、ヒロはさらに深く帝国の貴族社会へ組み込まれていくこととなった。

ユニット104の治療

ベレベレム連邦の生体指揮ユニットであった少女「ユニット104(後のネーヴェ)」の治療に関する詳細を以下の通り解説する。

戦場で使い捨ての部品として扱われてきた少女が、ヒロ一行に回収され、人間としての生と身体を取り戻していく過程を時系列順に追う。

1. 治療の背景とユニット104の初期状態

戦場でヒロにポッドごと回収されたユニット104は、母艦ブラックロータスのメディカルベイにて、船医のショーコとメイドロイドのメイによる治療を受けることになった。

・当初の彼女は、免疫機能に重大な問題があるため医療ポッドから出られない状態であった。
・視覚や聴覚も殆ど機能しておらず、外界の情報を得る手段が著しく制限されていた。
・そのため、医療ポッドに取り付けられたセンサーで周囲の状況を把握し、合成音声を通じてヒロたちと会話を行っていた。

2. ユニット104の主張とヒロの決断

ユニット104は当初、自身の耐用年数が残り1年を切っていることを理由に、治療を施しても無駄であると主張した。

・使い捨ての指揮ユニットに、グラッカン帝国で用いられるような高額な生体工学的手術(身体強化技術)を施すのは費用対効果が見合わないと指摘する。
・これに対し、ショーコは「普通に生活できる程度の処置なら目玉が飛び出るほどの高額ではない」と説明した。
・さらにヒロが「見捨てたら寝覚めが悪い」という個人的な心情から治療の意志を曲げなかったため、ユニット104も最終的にヒロの庇護下に入ることを受け入れた。
・治療にかかる数百万エネルと予想される費用は、ヒロがベレベレム連邦軍を撃破して得た報酬から全額支払われることになった。

3. 治療の経過と驚異的な回復

ショーコによる治療は、帝都(グラキウス)へ向かう道中で迅速に進められた。帝都は貴族が多く集まるため身体強化の需要が高く、高度医療資材の補充も容易であるという利点があった。

・初期段階:免疫機能の問題を解決しつつ、自発呼吸や代謝機能の目処をつける。
・中期段階:循環器系などの臓器の修復を完了させ、視覚や聴覚などの感覚器の回復をほぼ終える。
・後期段階:臓器の修復完了後、運動能力の回復へと移行する。

回復のペースは目覚ましく、医療ポッドの中で合成音声で会話していた状態からほんの数日で、自分の声で話し、自分の足で歩き回れるまでに回復した。

4. 治療による変化とネーヴェの忠誠

ポッドから出た直後は、手足の末端がボロボロで肌や髪の状態も劣悪という悲惨な状態であったが、ショーコの治療によって見違えるほど健康になった。

・ルシアーダ皇女から「お人形さんみたい」「雪の妖精のよう」と評されるほどの、可憐な白い肌の少女の姿を取り戻した。
・使い捨ての部品として扱われてきた自分を人として扱い、無償で身体を治してくれたヒロに対し、ネーヴェは深く心酔し「残っている全てを捧げる」と強い忠誠と好意を抱くようになった。
・後にネーヴェが「自分が働けるようになったら報酬から天引きで治療費を返す」と申し出た際、ヒロは「無利子無催促で良い」と温かく応じている。

まとめ

ユニット104からネーヴェへの再生は、ベレベレム連邦の非人道的な兵器運用と、それに対するヒロたちの人間味溢れる救済措置を対比させるエピソードである。無能力と切り捨てられるはずだった命が、高度な医療技術とヒロの揺るぎない善意によって救われ、最終的にネーヴェという一人の少女の揺るぎない忠誠心となってヒロの陣営を支える強力な絆へと昇華された。

貴族家との婚約

ヒロと貴族家(ダレインワルド伯爵家、ホールズ侯爵家、ウィルローズ子爵家)との婚約に関する進展と詳細を以下の通り解説する。

グラッカン帝国の最有力貴族たちが関わるこの婚約は、個人の恋愛感情に留まらず、国家や貴族社会の勢力図にも影響を与える複雑な婚姻力学を含んでいる。

1. 婚約を巡る修羅場と妻の序列

帝都のコロニーに到着したヒロ一行のもとに、ヒロとセレナが関係を持ったことを知ったクリスが駆けつけ、修羅場となった。そこにルシアーダ皇女が乱入して仲裁に入り、貴族社会の慣例に基づく妻の序列を提案する。

・皇女の提案:将来女伯爵となるクリスが正室、侯爵令嬢のセレナが側室筆頭、子爵令嬢のエルマが次席になるとされた。
・ヒロのスタンス:誰が上で誰が下という順位付けを嫌い、現在のクルー達との家族としての関係を崩さないこと、そして傭兵としての活動をやめないことを絶対条件として提示した。自身の生き方を譲らない姿勢を貫いている。

2. ホールズ侯爵家による承認と複雑な婚姻力学

ヒロは帝城にてセレナの父であるラウレンツ・ホールズ侯爵と面会した。ラウレンツはヒロの武勲や名誉子爵としての実績を高く評価し、セレナとの関係を承認した。

・同時に、クリスが護衛もそこそこに高速艇で帝都へ駆けつけた真の理由が明かされる。
・もしセレナが先にヒロと婚姻した場合、ヒロはホールズ侯爵家傘下の男爵(分家当主)として組み込まれることになる。
・そこにダレインワルド伯爵家当主であるクリスが嫁ぐことや、逆に男爵家の当主をダレインワルド家が引き抜くのは貴族社会の力学的に無理筋となる。
・そのため、クリスは強引にでも先んじて婚約関係を結ぶ必要があったという複雑な事情が語られた。

3. ホールズ侯爵家での試練(立ち合い)

婚約を進めるにあたり、セレナの兄レオンから、元平民の傭兵であるヒロが伴侶としてふさわしいか、周囲を納得させるために剣の実力を証明するよう立ち合いを求められた。

・ヒロはホールズ侯爵家の剣術指南役であるローレンや、レオンを含む多数の貴族子弟たちを相手に実戦形式の乱戦を行った。
・サイオニック能力を交えた圧倒的な実力で彼らをねじ伏せ、自らの力を認めさせた。

4. 三家合同の3回の結婚式と今後の協議

ヒロの婚約は、ダレインワルド伯爵家、ホールズ侯爵家、そしてエルマの実家であるウィルローズ子爵家の三家が深く関わる事態となっている。

・それぞれの関係者や体面に配慮して、帝都(ホールズ家・ウィルローズ家向け)、ダレインワルド伯爵領の領都(本家向け)、そしてクリスが総督を務めるコーマット星系の計三回も結婚式を執り行う見通しが示された。
・結婚式の費用や手配は、体面を重んじる貴族側が全て負担することになる。
・エルマの父エルドムア・ウィルローズ子爵からも、正式な婚約の手続きや儀式については三家間で協議して進めることが告げられており、ヒロは帝国貴族の複雑なしがらみへと本格的に巻き込まれていくことになる。

まとめ

ヒロと三貴族家との婚約は、武力による実力証明や貴族特有の複雑なパワーゲームを経て、正式に承認される形となった。誰が上に立つかという序列を拒むヒロの傭兵としての矜持は保たれたものの、家の面守のために計三回の結婚式を行うなど、今後の手続きは三家間での高度な政治的協議に委ねられることとなり、ヒロの生活は貴族社会のしがらみと密接に結びついていくことになる。

ネーヴェ暗殺未遂

ネーヴェ暗殺未遂事件に関する詳細を以下の通り解説する。

帝都で発生したこの突発的なテロ事件は、ヒロの超人的な戦闘能力とネーヴェの卓越した電子戦能力が発揮され、二人の絆がより強固になる決定的な転換点となった。

1. 事件の発生と初期対応

ヒロたちが帝都で買い物をしていた最中、ヒロとネーヴェがベンチで休憩していると、通りすがりの人物が不審なバッグを置いていき、それが突然爆発した。

・ヒロは直感的に危険を察知し、パーソナルシールドを展開してネーヴェを爆風から守り抜いたが、シールドの許容量を超えてオーバーヒートしてしまう。
・その直後、野球ボール大の小型自爆ドローンの群れが襲来した。
・ネーヴェは自分が標的であると悟り、自身を許容可能な損失として切り捨てて自分を置いて逃げるようヒロに提案したが、ヒロはそれを一蹴し、彼女を抱えたまま路地裏を逃走した。

2. 屋上での逃走劇と防衛戦

逃げ込んだ路地が行き止まりだったため、ヒロは念動力を使って自らの身体を押し上げ、ビルの屋上へと大跳躍を果たした。

・そのまま屋上から屋上へと飛び移りながら逃走を続けるが、自爆ドローンに加えてレーザーガンを装備した攻撃ドローンも増援として現れる。
・見晴らしの良い屋上でレーザーから逃げ切るのは不可能と判断したヒロは、足を止めて耐久戦に持ち込んだ。
・彼は迫り来るレーザーを剣で弾き返し、念動力で周囲の瓦礫を浮かせて盾にしつつ、自爆ドローンの群れを念動力でまとめて別の屋上に叩きつけて爆発させた。
・超人的な立ち回りでネーヴェを無傷で守り抜くことに成功する。

3. ネーヴェの電子戦による逆転と終結

防衛戦の最中、元戦艦の生体戦術ユニットであるネーヴェは、ヒロの小型情報端末を経由して周辺ネットワークに接続し、高度な電子戦を展開した。

・専用のサイバーデッキが無い状態でのクラッキングには苦戦したものの、最終的に彼女は敵ドローン群の制御を奪うことに成功する。
・機能を停止させられたドローンは落下して一斉に自爆・壊滅した。
・さらにネーヴェは、ドローンを操作していた襲撃者の位置を逆探知して特定することにも成功した。
・直後に帝都の治安維持部隊が到着して二人は保護され、ネーヴェの提供した情報によって襲撃犯も無事に捕縛された。

4. 事件後の影響とネーヴェの心境変化

・ヒロへの再評価:この事件を通じ、ヒロはネーヴェの並外れた電子戦能力を再評価し、将来的に自機のクリシュナのカーゴスペースなどに彼女専用の電子戦装備(サイバーデッキ)を搭載する計画を検討し始めた。
・ネーヴェの心境変化:ネーヴェ自身は、自分を見捨てることなく、我が身を盾にして命懸けで守り抜いてくれたヒロに対し、完全に心酔してしまう。
・セレナが完全に脳を焼かれていると評するほどの熱量でヒロへの深い好意を語り、残っている全てを捧げるという決意をより一層強固なものにした。

まとめ

ネーヴェ暗殺未遂事件は、卑劣な急襲から始まったものの、ヒロの圧倒的な近接防衛能力とネーヴェの迅速なネットワーククラッキングによって完璧に鎮圧された。襲撃犯の即座の捕縛に貢献しただけでなく、道具として扱われてきたネーヴェが、ヒロという絶対的な守護者を得たことで深い情愛と揺るぎない忠誠を誓うきっかけとなった事件である。

ヴェルザルス神聖帝国遠征

第16巻における「ヴェルザルス神聖帝国遠征」の計画や目的、出立に向けた準備に関する詳細を以下の通り解説する。

貴族社会との婚姻話が進展する中で決定されたこの遠征は、ヒロ自身のルーツ解明や能力向上だけでなく、関係各所への緻密な政治的配慮を伴って進められた。

1. 遠征の目的

ヒロが次の目的地としてヴェルザルス神聖帝国を選んだことには、主に以下の目的が存在する。

・クギの里帰り:ヒロの従者である巫女のクギを故郷へ帰らせてあげるためである。
・ヒロの出自の調査:ヒロのルーツに関する情報が神聖帝国に存在する可能性があるためである。
・サイオニック能力の修練と技術獲得:ヒロ自身のサイオニック能力の修練を行うとともに、神聖帝国のサイオニックテクノロジーを利用した新しい船の装備などが手に入るかもしれないという期待があるためである。

また、以前にグラッカン帝国内にある神聖帝国の聖堂を訪れた際、是非来るようにと誘われていたことも動機となっている。

2. 関係各所への根回し

貴族家との婚約話が進んでいるタイミングで他国へ渡ることは、逃亡(逐電)を疑われたり、関わりのある貴族たちの面子を潰したりする恐れがある。そのため、ヒロは事前に関係各所へ丁寧な説明を行った。

・皇帝陛下への報告:皇帝一家とのプライベートな会見の際、短期間の滞在であることを自ら報告し、皇帝から邪魔立てをするつもりはないとの黙認を得た。
・ホールズ侯爵家への報告:セレナの父であるラウレンツ・ホールズ侯爵にも面会して帝国を離れる旨を伝え、逃亡の意図がないことを理解させて了承を得た。
・クリスへの説明:帝国から出て行くと聞いて不安になったクリスティーナ(クリス)に対し、あくまで一時的な滞在であり活動拠点を移すつもりはないと説明し、安心させた。

3. 出航に向けた準備と旅程

遠征に向けた実務的な準備として、クギは帝都にあるヴェルザルス神聖帝国の大使館に連絡を取り、渡航や受け入れの手続きを進めた。

・ただし、帝都を出発してすぐに神聖帝国へ直行するわけではない。
・ヒロ達はまず、ダレインワルド伯爵家(デクサー星系)へ赴いて伯爵との面会や将来の拠点(庭付き一戸建て)となる土地の確保を進める。
・その後、その足でヴェルザルス神聖帝国へ向かうという旅程を組んでいる。
・最初の目的地に向けて帝都を出港し、途中のコロニーで物資補給などを行う段階へ移行した。

まとめ

ヴェルザルス神聖帝国への遠征は、単なる私的な旅行ではなく、グラッカン帝国の最高権力者や有力貴族の了承を取り付けることで、政治的なリスクを完全に排除した上で計画された。クギの帰郷やヒロの出自調査という個人的な目的に加え、独自のサイオニックテクノロジーの獲得という傭兵としての強化も見据えており、ダレインワルド伯爵領を経由する合理的な旅程に沿って出航を迎えることとなった。

最強装備宇宙船  15 レビュー
最強装備宇宙船  全巻まとめ
最強装備宇宙船  17 レビュー

登場キャラクター

傭兵団(ブラックロータス)

キャプテン・ヒロ

傭兵団のリーダーであり、仲間を「一つの家族」として大切にしている。自由な傭兵生活と惑星上に家を建てることを望んでいる。自身を巡る女性たちの諍いには頭を悩ませつつも、関係者への配慮を見せる。

・所属組織、地位や役職
 傭兵団(ブラックロータス)・キャプテン。名誉子爵。プラチナランカー。

・物語内での具体的な行動や成果
 イクサーマル伯爵家の反逆を阻止し、帝都での査問会を無事に乗り切った。ネーヴェを治療してクルーに迎え入れ、暗殺ドローンから彼女を守り抜いている。また、セレナの兄レオンらと立ち合いを行い、圧倒的な実力で彼らをねじ伏せた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 戦果が評価され、二つ目の銀剣翼突撃勲章を受章する。帝都の貴族社会において、怒らせてはならない存在として恐れられている。

ミミ

ヒロの船のメインオペレーターである。ヒロと夫婦関係にあるが、新たに増える女性関係に戸惑いつつも受け入れている。皇帝の孫であるルシアーダ皇女と瓜二つの容姿を持つ。

・所属組織、地位や役職
 傭兵団(ブラックロータス)・オペレーター。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロのサポートや傭兵団の補給、情報収集などを担っている。帝城での皇帝一家との私的な会見に参加した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 帝室の血を引く存在であるが、ヒロからは一人の大切なクルーとして扱われている。

エルマ・ウィルローズ

エルフの女性であり、傭兵団のまとめ役である。中型戦闘艦アントリオンのパイロットを務めている。常識的な視点を持ち、トラブルの絶えないヒロに苦言を呈することが多い。

・所属組織、地位や役職
 傭兵団(ブラックロータス)・サブパイロット。ウィルローズ子爵家の令嬢。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロと共に帝都へ赴き、彼を伴って実家であるウィルローズ子爵家へ挨拶に向かった。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 先の戦闘の戦果により銅剣翼突撃勲章を受章する。

メイ

ヒロの趣味と理想を詰め込んで造られたカスタムメイドロイドである。傭兵団の裏のリーダーとして調整役を担っている。自身が機械知性であることを理由に、帝城への同行を辞退する配慮を見せる。

・所属組織、地位や役職
 傭兵団(ブラックロータス)・メイドロイド。

・物語内での具体的な行動や成果
 ブラックロータスの管理や、ネーヴェの治療のサポートを担当した。ヒロが帝都で活動する間は船で留守番を務めている。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 異常なまでの優秀さを持ち、機械知性からの支援を受けていると推測されている。

ティーナ

ドワーフの整備士である。ウィスカの姉にあたる。ヒロに好意を寄せており、結婚の形式にはこだわらず彼の側にいることを望んでいる。

・所属組織、地位や役職
 傭兵団(ブラックロータス)・整備士。

・物語内での具体的な行動や成果
 クリスたちの小型艦の検分や、ブラックロータスの出港準備を行った。帝都を訪れた母親のシェーラたちと面会している。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ウィスカ

ドワーフの整備士である。ティーナの妹にあたる。姉と同様にヒロに寄り添い、彼と共にいることを願っている。

・所属組織、地位や役職
 傭兵団(ブラックロータス)・整備士。

・物語内での具体的な行動や成果
 ティーナと共に船の整備や出港準備を担当した。帝都で家族と再会している。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

クギ

ヴェルザルス神聖帝国から派遣された巫女である。ヒロのサイオニック能力に関するアドバイザーを務めている。常に落ち着いた態度で周囲と接する。

・所属組織、地位や役職
 傭兵団(ブラックロータス)・サブパイロット見習い。

・物語内での具体的な行動や成果
 帝都にあるヴェルザルス神聖帝国の大使館に連絡を取り、渡航の手続きを進めた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 強力な精神系サイオニック能力を有している。

ショーコ

優秀な生物・遺伝子工学の専門家であり、船医を務めている。医療技術に長けており、患者の回復に尽力する。

・所属組織、地位や役職
 傭兵団(ブラックロータス)・船医。

・物語内での具体的な行動や成果
 劣悪な状態だったネーヴェの治療を担当し、短期間で自力歩行できるまでに回復させた。また、グートルーンのメディカルチェックも行っている。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 デザイナーベイビーとして造られた出自を持つ。

ネーヴェ(ユニット104)

元はベレベレム連邦の使い捨て生体指揮ユニットである。自身を救い出して人間として扱ってくれたヒロに深く心酔している。高度な電子戦能力を持つ。

・所属組織、地位や役職
 傭兵団(ブラックロータス)・クルー。

・物語内での具体的な行動や成果
 帝都の市街地で暗殺ドローンに襲撃されたが、ヒロに守られつつ電子戦を展開して敵を無力化した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ルシアーダ皇女から「ネーヴェ」という名を与えられる。

ダレインワルド伯爵家

クリスティーナ・ダレインワルド

ダレインワルド伯爵家の次期当主である。ヒロに対して直球の好意を向け、強引にでも婚約を進めようと行動する。ヒロの傭兵としての生き方を理解している。

・所属組織、地位や役職
 ダレインワルド伯爵家・次期女伯爵。コーマット星系総督。

・物語内での具体的な行動や成果
 高速艇で帝都へ駆けつけ、セレナより先にヒロとの関係を確固たるものにしようとした。その後、デクサー星系への同行を申し出ている。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 身体強化処置を受けており、護衛が不要なほどの実力を身につけている。

エデルトルート

クリスティーナの護衛騎士を務める女性である。クリスティーナの突発的な行動に振り回されることが多い。

・所属組織、地位や役職
 ダレインワルド伯爵家寄り子・クラウゼ男爵家。護衛騎士。

・物語内での具体的な行動や成果
 クリスティーナの護衛として、ホールズ侯爵家の屋敷などに同行した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

グートルーン

クリスティーナの護衛兼従者を務める長身の女性である。クリスの将来の伴侶となるヒロに対して強い敬意を示す。

・所属組織、地位や役職
 ダレインワルド伯爵家・護衛兼従者。

・物語内での具体的な行動や成果
 クリスを心配するあまり極度の寝不足に陥り、ブラックロータスでメディカルチェックを受けた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ダレインワルド伯爵

ダレインワルド伯爵家の当主である。クリスティーナの祖父にあたる。ヒロとクリスティーナの婚姻を支持しているとされる。

・所属組織、地位や役職
 ダレインワルド伯爵家・当主。

・物語内での具体的な行動や成果
 クリスティーナに伯爵位を継がせる方針を固めていることが言及された。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ホールズ侯爵家

セレナ・ホールズ

ホールズ侯爵令嬢である。ヒロと深い関係になり、独占欲や不安を見せることがある。

・所属組織、地位や役職
 帝国航宙軍・大佐。対宙賊独立艦隊司令官。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロの帝都降下申請や査問会の手配を行った。ヒロとの関係について父親から承認を得ている。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ラウレンツ・ホールズ

ホールズ侯爵家の当主であり、セレナの父親である。ヒロの武勲や実績を高く評価している。

・所属組織、地位や役職
 ホールズ侯爵家・当主。侯爵。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロとセレナの関係を承認し、結婚や式の調整を引き受けた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ヒロをホールズ家の分家当主に迎え入れたかったという本音を明かしている。

アンネリーゼ

ラウレンツの第一夫人である。優雅な振る舞いを見せる。

・所属組織、地位や役職
 ホールズ侯爵家・第一夫人。

・物語内での具体的な行動や成果
 屋敷のサロンでヒロと面会し、セレナとの馴れ初めを聞いて会話を楽しんだ。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ヒルデガルド

ラウレンツの第二夫人であり、セレナの生みの親である。セレナによく似た容姿を持つ。

・所属組織、地位や役職
 ホールズ侯爵家・第二夫人。

・物語内での具体的な行動や成果
 屋敷のサロンでヒロと面会し、彼の人柄や行動に興味を示した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ベアトリクス

ラウレンツの第三夫人である。他の夫人たちから一歩引いた態度をとる。

・所属組織、地位や役職
 ホールズ侯爵家・第三夫人。

・物語内での具体的な行動や成果
 屋敷のサロンでヒロと面会した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

レオン

セレナの兄である。強引な性格だが嫌悪感を抱かせない指導力を持つ。

・所属組織、地位や役職
 ホールズ侯爵家。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロに立ち合いを挑み、訓練場で実戦形式の乱戦を行った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ヒロに敗北し、彼の実力を認める。

ローレン

ホールズ侯爵家の剣術指南役を務める壮年の剣士である。

・所属組織、地位や役職
 ホールズ侯爵家・剣術指南役。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロの最初の対戦相手として立ち合いを行った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ヒロのカウンターを受けて指を骨折し、敗北を認める。

カミル

ホールズ侯爵家に属する端整な顔立ちの少年である。

・所属組織、地位や役職
 ホールズ侯爵家。

・物語内での具体的な行動や成果
 訓練場の戦闘後、ヒロをサロンへ案内した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

妹達

セレナの妹たちである。

・所属組織、地位や役職
 ホールズ侯爵家。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロの実力を知り、露骨にすり寄ろうとしたが、セレナに物理的に排除された。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

貴族の子弟達

ホールズ侯爵家や周辺貴族の若者たちである。

・所属組織、地位や役職
 ホールズ侯爵家および関連貴族。

・物語内での具体的な行動や成果
 訓練場でヒロに乱戦を挑んだ。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 全員がヒロに打ち倒される。

部屋付きのメイドロイド

ホテルでヒロたちの世話を担当するメイドロイドである。

・所属組織、地位や役職
 メイドロイド。

・物語内での具体的な行動や成果
 ホテルでヒロとセレナに朝食を用意した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

グラッカン帝国帝室

皇帝陛下

グラッカン帝国の最高権力者である。深謀遠慮に長けており、事態を裏から操っている節がある。

・所属組織、地位や役職
 グラッカン帝国帝室・皇帝。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロとミミを私的な会見に招き、リーメイ星系での働きを褒め称えた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ヴァルター皇太子

次期皇帝である。ミミとヒロの関係に対して胡乱な視線を向ける。

・所属組織、地位や役職
 グラッカン帝国帝室・皇太子。

・物語内での具体的な行動や成果
 帝城の奥の間でヒロやミミと面会した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ルイーゼ皇太子妃

ヴァルター皇太子の妻である。

・所属組織、地位や役職
 グラッカン帝国帝室・皇太子妃。

・物語内での具体的な行動や成果
 ミミに対して、辛いことがあれば手助けすると保護を申し出た。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ルシアーダ皇女

皇帝の孫にあたる。物事を面白がる性格を持つ。

・所属組織、地位や役職
 グラッカン帝国帝室・皇女。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロを巡るクリスとセレナの修羅場に乱入し、妻の序列を提案して仲裁を行った。ユニット104にネーヴェという名を与えている。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

妹君

皇帝の妹である。お転婆な性格で知られる。

・所属組織、地位や役職
 グラッカン帝国帝室。

・物語内での具体的な行動や成果
 過去にアレイン星系でヒロと一悶着起こしたことが語られている。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 皇帝さえも手を焼く存在である。

グラッカン帝国軍・治安関連組織

イゾルデ

女性の近衛騎士である。ヒロの不敬な言葉遣いを咎める。

・所属組織、地位や役職
 グラッカン帝国・近衛騎士。

・物語内での具体的な行動や成果
 ルシアーダ皇女に付き従い、後にヒロとミミを皇帝一家との会見へ案内した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

女性近衛騎士達

皇族を護衛する騎士たちである。

・所属組織、地位や役職
 グラッカン帝国・近衛騎士。

・物語内での具体的な行動や成果
 ルシアーダ皇女を護衛してブラックロータスに乗り込んだ。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

帝国航宙軍憲兵隊

帝国軍の治安を維持する組織である。

・所属組織、地位や役職
 グラッカン帝国航宙軍・憲兵隊。

・物語内での具体的な行動や成果
 帝城へ向かうヒロ達を送迎した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

帝都治安維持部隊

帝都の治安を守る部隊である。

・所属組織、地位や役職
 グラッカン帝国・治安維持部隊。

・物語内での具体的な行動や成果
 ドローン襲撃事件の後、ヒロとネーヴェを保護して本部へ移送した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ウィルローズ子爵家

エルドムア・ウィルローズ

エルマの父親である。エッティンゲン侯爵の派閥に属している。

・所属組織、地位や役職
 ウィルローズ子爵家・当主。子爵。

・物語内での具体的な行動や成果
 実家を訪れたヒロに、ホールズ侯爵家の影響力や貴族社会の力学について説明を行った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

エルンスト

エルマの兄である。面倒見の良い性格を持つ。

・所属組織、地位や役職
 ウィルローズ子爵家。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロからセレナとの馴れ初めを聞き、二人の関係を運命的だと評した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

エルフィン

エルマの姉である。

・所属組織、地位や役職
 ウィルローズ子爵家。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロのクルーたちと交流し、世間話に花を咲かせた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ミルファ

エルマの親族である。話し好きな性格を持つ。

・所属組織、地位や役職
 ウィルローズ子爵家。

・物語内での具体的な行動や成果
 女性陣のお茶会に参加した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

イクサーマル伯爵家

デイビット・イクサーマル

イクサーマル伯爵家の当主である。帝国に対する反逆を企てる。

・所属組織、地位や役職
 イクサーマル伯爵家・当主(のち元伯爵)。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロたちに睡眠薬を盛り、ベレベレム連邦への寝返りを画策したが失敗した。査問会で追及され、連行されている。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 反逆罪により大逆者となる。

ヴィンセント・イクサーマル

デイビットの息子である。

・所属組織、地位や役職
 イクサーマル伯爵家。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロたちを脅迫しようとしたが、拘束を脱したヒロに殺害された。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 死亡する。

ティーナとウィスカの家族

シェーラ

ティーナとウィスカの母親である。航宙エンジンメーカーでエンジニアとして働いている。

・所属組織、地位や役職
 航宙エンジンメーカー・エンジニア。

・物語内での具体的な行動や成果
 帝都にいる娘たちのもとを訪れ、ヒロが娘たちを大切にできるかを確認した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

バルガン

シェーラの兄である。家業の商人を継いでいる。

・所属組織、地位や役職
 商人。

・物語内での具体的な行動や成果
 シェーラと共にブラックロータスを訪れ、ヒロと交流した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ヒロを姪婿と呼んで歓迎している。

ガトラム

シェーラの弟である。退役軍人で現在は客船の雇われ船長を務めている。

・所属組織、地位や役職
 客船の雇われ船長。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロのドキュメンタリー番組のファンであることを明かし、サイン入りボトルを喜んで受け取った。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

グラム

シェーラの元夫であり、ティーナとウィスカの父親である。故人。

・所属組織、地位や役職
 元エンジニア。

・物語内での具体的な行動や成果
 酒癖が悪く離婚し、ティーナを連れ去った過去が語られている。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 死亡している。

傭兵ギルド

ヨハンネス

傭兵ギルドの支部長である。

・所属組織、地位や役職
 傭兵ギルドグラキウス支部・支部長。

・物語内での具体的な行動や成果
 祝賀会でヒロに声をかけ、ヒロの番組が傭兵のイメージ向上に貢献していることを伝えた。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

その他の登場人物

マグネリ

アレイン星系を治めていた貴族である。

・所属組織、地位や役職
 帝国貴族。

・物語内での具体的な行動や成果
 脇の甘さから多くの犠牲を出したと皇帝に評されている。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特になし。

ハルトムート卿

マグネリの息子である。

・所属組織、地位や役職
 帝国貴族。

・物語内での具体的な行動や成果
 ヒロから「気持ちの良い男」と評され、今後の領地経営を期待されている。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 父親に代わり領地を治める立場となる。

ベレベレム連邦のエージェント

ネーヴェの暗殺を企てる工作員である。

・所属組織、地位や役職
 ベレベレム連邦。

・物語内での具体的な行動や成果
 帝都の市街地で爆発物やドローンを使ってネーヴェを襲撃した。

・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ネーヴェの逆探知により居場所を特定され、治安維持部隊に捕縛される。

最強装備宇宙船  15 レビュー
最強装備宇宙船  全巻まとめ
最強装備宇宙船  17 レビュー

展開まとめ

プロローグ

帝都帰還前の朝

セレナとの朝

ヒロはセレナの笑い声で目を覚まし、彼女に頭を撫でられていた。セレナはプライベートでは大佐や様と呼ぶことをやめるよう求め、ヒロもセレナと呼ぶことにした。二人は起床し、帝都へ向かう前の時間を過ごすことになった。

食堂での朝食

ヒロはセレナと共にブラックロータスの食堂へ向かった。そこにはミミだけがいて、エルマ達は前夜の飲みすぎでメディカルベイに行っていると説明した。

ミミは傭兵団の補給や戦利品売却、情報収集を担う重要なクルーであり、ヒロ達にとって欠かせない存在となっていた。続いてクギも食堂に現れ、朝の瞑想を終えたことを報告した。

セレナの帰船

ヒロはクギやミミと訓練に行く話をしたが、セレナは自分の船に戻ると告げた。帝都に戻れば軍務やホールズ侯爵家の用事があり、自由に動けなくなるためである。

セレナはヒロにホールズ侯爵家の呼び出しへ応じるよう求めた。ヒロは傭兵としての生活とミミ達を守ることだけは譲れないとしつつ、それ以外は最大限譲歩すると答えた。セレナはその線引きを理解していると返した。

エルマ達の合流

セレナを見送った後、ヒロはミミとクギと共に訓練を終え、休憩スペースで過ごしていた。そこへエルマ、ティーナ、ウィスカが現れた。

エルマ達はセレナに挨拶できなかったことを気にしていたが、深酒で医務室に世話になっていた自分達が悪いと受け止めた。その後、ティーナとウィスカは、シロちゃんと呼んでいる白い少女が目を覚ましたらしいとヒロに伝えた。

ユニット104の覚醒

ヒロはメディカルベイへ向かい、メイとショーコ先生に迎えられた。医療ポッドの中には、ベレベレム連邦の生体指揮ユニットだった白い少女がいた。

少女は血のような赤い瞳を開けていたが、身体は動かず、視覚や聴覚も不十分だった。代わりに医療ポッドに取り付けられたセンサーを通じて外界を把握し、合成音声で会話していた。

名前のない少女

ヒロは少女に名を尋ねたが、彼女はユニット104と名乗った。人間としての名前はなく、そう呼ばれたことしかないと語った。

ヒロは自身がグラッカン帝国に雇われた傭兵であり、戦場で彼女のポッドを回収したこと、現在は帝都へ向かっていること、彼女はヒロが拿捕した捕虜として扱われていることを説明した。

治療への疑問

ユニット104は、自分の耐用年数は一年を切っており、治療しても無駄だと判断した。さらに、治療には高額な身体強化技術が必要であり、自分のような使い捨ての指揮ユニットに使うには費用対効果が見合わないと指摘した。

ショーコ先生は、普通に生活できる程度なら高額すぎる処置ではないと説明した。ユニット104はそれでも、誰の意思で治療しようとしているのかと問い、ヒロの意志だと知った。

ヒロの決断

ヒロは、彼女を見捨てれば寝覚めが悪いと思っただけだと答えた。ユニット104はその理由を理解しきれない様子だったが、ヒロがベレベレム連邦軍に大損害を与えた戦果を聞くと態度を一変させた。

彼女はヒロの庇護下に入ることを即座に受け入れ、自分は使える存在だと訴えた。ヒロは帝国の思惑もあるため確約はできないが、引き取るつもりだと伝えた。

治療方針の決定

ヒロはショーコ先生に、無理のない範囲で可能な限り早くユニット104を治療してほしいと依頼した。帝都なら高度医療資材の補充も容易だと考えたためである。

ショーコ先生は費用がかかると告げたが、ヒロはベレベレム連邦との戦闘で得た報酬があるとして、請求はメイに回すよう伝えた。こうしてユニット104の治療は本格的に進められることになった。

#1: 帝都再訪

帝都到着とクリスの来訪

帝都星系への到着

ヒロ達はゲートウェイを通過し、グラッカン帝国の首都星系グラキウスへ到着した。帝都は惑星全体が構造体で覆われたエキュメノポリスであり、帝国の中枢として厳重な警備体制が敷かれていた。

帝都への降下には複雑な手続きが必要なため、ヒロ達は降下許可が下りるまでグラキウスセカンダスコロニーで待機することになった。

クリスの抗議

入港から一時間も経たないうちに、クリスティーナがブラックロータスを訪れた。彼女はヒロとセレナの関係について強い不満を抱いており、冗談めかして短剣を向けながら抗議した。

ヒロが事情を説明しようとしても、クリスは理解と納得は別問題だと主張した。周囲のクルー達は面白がって見守るばかりで、ヒロを助けようとはしなかった。

年齢問題の解消

ヒロはクリスが未成年であることを理由に挙げたが、クリスは自分が既に成人していることを証明した。さらにダレインワルド伯爵の了承も得ていることを示唆し、ヒロの反論を封じた。

女性に軽々しく手を出す男ではないと主張したヒロだったが、既に複数の女性と関係を持っている事実を突き付けられ、言葉を失った。逃げ出そうとしたものの、身体強化手術を受けたクリスに捕まり、話し合いを受け入れるしかなかった。

クリスの覚悟

クリスはヒロが懸念している身分差や世間体について説明した。ヒロが名誉子爵となったことで身分の問題は解決しており、今回の戦功によってさらに立場は強固になっていた。

さらに、ダレインワルド伯爵は当初からクリス自身に伯爵位を継がせる方針であり、領地経営を学ばせていたのもそのためだと語った。そして、自分が伯爵として責務を果たし、ヒロには伴侶になってほしいという考えを明かした。

ヒロの理想への提案

クリスはヒロを束縛するつもりはなく、帰ってきてくれればそれで良いと伝えた。ヒロが望む安全な惑星上の住居も伯爵領内なら容易に用意でき、市民権などの問題も解決できると説明した。

ヒロはクリスが自分の望みを深く理解していることを認め、その提案に心を動かされていた。

乱入者達の登場

ヒロが返答しようとした瞬間、セレナが大声を上げながら休憩スペースへ飛び込んできた。さらにセレナの体当たりによってヒロはソファから吹き飛ばされた。

その直後、近衛騎士を伴った少女も現れた。その少女はミミと瓜二つの容姿をしており、自らを皇帝の孫であるルシアーダと名乗った。

ルシアーダはこの争いを自分が預かると宣言し、休憩スペースは一気に騒然となった。

#2: こうきなおひめさまたち

皇女の仲裁とネーヴェとの対面

ルシアーダの仲裁

ヒロはルシアーダに、なぜ自分の船へ来たのかを尋ねた。ルシアーダはセレナから事情を聞き、仲裁が必要だと判断して来たと説明したが、その様子から面白がっていることも見え隠れしていた。

セレナとクリスは互いに牽制し合ったが、ルシアーダは二人ともヒロを独占したいわけではないのだから争う必要はないと指摘した。そして貴族社会の慣例に照らし合わせ、将来女伯爵となるクリスが正室、セレナが側室筆頭になるだろうと説明した。

ヒロの譲れない条件

ルシアーダの話を聞いたヒロは、序列を付ける考えには賛同できないと述べた。そのうえで、自分を中心として築かれた傭兵団という家族の関係を崩すことと、傭兵としての活動をやめることだけは受け入れられないと明言した。

クリスはダレインワルド伯爵ならその考えを理解しているはずだと答えた。セレナも複雑な表情を見せながらも、問題が起きないよう努力すると約束した。

皇帝の思惑への言及

ヒロは今回の一連の出来事の背後に皇帝の意図があると考え、ルシアーダにもその関与を問いかけた。しかしルシアーダは偶然だと主張し、真意は明かさなかった。

その後、クリスは祖父から休暇を貰っていることを話し、ヒロとの時間を楽しんだ。ルシアーダも面白い人物が船にいると聞いたとして、その人物との面会を希望した。

ネーヴェとの対面

ルシアーダ達はメディカルベイを訪れ、回復したユニット104と対面した。ユニット104はすでに医療ポッドから出ており、自らの声で会話できるまでに回復していた。

ヒロはルシアーダ達にユニット104を紹介し、逆にユニット104へもクリスやセレナ、ルシアーダの身分を説明した。ユニット104は率直な物言いで場を驚かせたが、ルシアーダはその様子を面白がりながら接した。

新たな名前の授与

ルシアーダはユニット104という呼び名では味気ないと考え、新たにネーヴェという名前を与えた。ネーヴェ本人もその名前を気に入り、受け入れた。

ネーヴェはヒロが自分を救い出し、治療し、人として生きる機会を与えてくれたことへの感謝を語り、ヒロのために全てを捧げると宣言した。ルシアーダはそんなネーヴェをヒロに託し、ヒロも責任を持って面倒を見ると約束した。

ネーヴェの爆弾発言

ネーヴェは将来身体が完全に回復したら、ヒロとの子供が欲しいと突然言い出した。その発言にクリスや女性陣は大きく動揺し、場の空気は一変した。

ヒロは帝国側の判断もあるため今後のことは未定だと説明し、まずは身体を治すことを優先するよう諭したが、ネーヴェは面白がるように笑っていた。

クリスとクギの対面

ルシアーダ達が帰った後もクリスは船に残り、ヒロと行動を共にした。ヒロはクリスにクギを紹介し、クギも丁寧に挨拶を返した。

続いてショーコ先生についても説明すると、クリスはクギとの関係について興味を示した。周囲の女性陣も過去の経緯を話題にして盛り上がり、ヒロは居たたまれない思いをすることになった。

クリスとの交流

その後ヒロはクリスと会話を楽しみ、模擬剣での訓練も行った。訓練を通じてクリスの成長を実感し、護衛が不要と思えるほどの実力を身につけていることを確認した。

やがてクリスは名残を惜しみながらホテルへ戻っていった。

ミミとの語らい

夜、ヒロはミミと共に過ごしながら、成長したクリスについて語り合った。ミミは自分が成長していないように感じると漏らしたが、ヒロは今のミミが理想的だと伝えた。

さらにミミは、ヒロがクリスと結婚するのかを尋ねた。ヒロはクリスのことを好いていると認めつつも、結婚についてはまだ迷いがあると答えた。

最終的にヒロは、今考えても答えは出ないとして、納得できる結果を目指してその都度努力すると決めた。そして今はミミとの時間を大切にしようと考え、ミミを優しく受け入れたのであった。

#3 : ドワーフの家族達

ティーナとウィスカの家族来訪

帝都滞在中の日々

ヒロ達は降下申請が受理されるまでの数日間を、クルー達との交流やデートをしながら過ごしていた。

その中でティーナとウィスカが珍しく誰かと連絡を取っていることに気付いたヒロが尋ねると、二人は母親に連絡していたことを明かした。二人は両親の離婚によって別々に育てられた過去を語り、母親から小言を受けていることも認めた。

母と叔父達の突然の来訪

ヒロが冗談交じりに母親が帝都へ乗り込んでくるかもしれないと話してから間もなく、ティーナとウィスカの母シェーラと、その兄バルガン、弟ガトラムがブラックロータスを訪れた。

ヒロは三人を船内へ案内し挨拶を交わしたが、シェーラからは娘達を連れ回していながら挨拶が遅れたことを遠回しに指摘された。ヒロは自分の配慮不足を認め、素直に謝罪した。

娘達への想いとヒロの決意

シェーラは娘達がヒロを選んだことに複雑な思いを抱いていたが、ティーナとウィスカはヒロの側を離れるつもりはないと明言した。

それを受けたヒロも、二人と共にいたいという意思をはっきり示した。シェーラは二人を大切にできるのかと問いかけ、ヒロは誠心誠意尽くすと約束した。

その後、シェーラは女性陣だけで話をしたいと申し出て、ヒロはそれを受け入れた。

叔父達との語らい

女性陣が話し合う間、ヒロはバルガンとガトラムと共に格納庫で話をした。

二人は家族の事情を語り、シェーラが優秀な技術者であったことや、ティーナ達の父グラムとの結婚と離婚、その後ティーナが父に連れ去られた経緯を説明した。さらに、後にウィスカがティーナを見つけ出して連れ戻したことも語られた。

ヒロはその話を聞き、ティーナが苦労してきた背景を改めて理解した。

家族からの認可

バルガンとガトラムは、シェーラがヒロへの考えを変え始めていると話した。

ヒロは二人に堅苦しい呼び方をやめてほしいと伝え、自分を姪婿として接してほしいと頼んだ。二人はそれを面白がりながら受け入れ、和やかな雰囲気で交流した。

さらに二人は、ヒロが出演した傭兵ドキュメンタリー番組が人気を集めていることを教えた。ガトラムはその番組の熱心な視聴者であり、ヒロのファンであることまで明かした。

家族との別れ

長時間の話し合いを終えたシェーラは満足した様子を見せた。そして将来ヒロ達が惑星上に家と土地を持つことを期待し、孫の顔を見せてほしいと伝えた。

ヒロはその期待に応えられるよう努力すると答えた。バルガンとガトラムも将来の連絡を楽しみにしていると話し、ヒロは二人へ宙賊からの戦利品である酒を土産として贈った。

シェーラもまた女性陣から高級な酒を贈られ、三人は満足して帰路についた。

嵐のような訪問の後

シェーラ達が去った後、ヒロとティーナ、ウィスカは休憩室で揃って疲れ切った様子を見せた。

その姿を見たミミ達は苦笑しながら見守っていた。ヒロ達にとって、シェーラ達の来訪はまさに嵐のような出来事であった。

#4: 帝城でのあれこれ

帝都降下と査問会

帝都への降下準備

降下申請が承認されたため、ヒロ達は武装封印処置を受けたブラックロータスとアントリオンで帝都へ降下した。国境紛争での功績が審議対象となるため、戦闘に参加した艦船も含めて帝都へ向かうことになっていた。

ブラックロータス内ではクリスも同行しており、ホールズ侯爵家との話し合いでは自分が必要になると説明した。ヒロはクリスを完全に信頼できる味方として受け入れ、協力を頼んだ。

査問会への備え

帝都到着後、ヒロ達は帝城へ向かった。ネーヴェも同行していたが、彼女は戸籍も身分も存在しない特殊な立場であり、帝国側も扱いに苦慮していた。

ショーコはネーヴェの主治医として対応を引き受け、最終的にはヒロ達が彼女を引き取る形が最も都合が良いだろうと話した。ヒロはネーヴェを任せ、自身は査問会へ向かった。

イクサーマル元伯爵への追及

査問会は緊張感に包まれていたが、その矛先はヒロ達ではなくイクサーマル元伯爵へ向けられていた。

睡眠薬の使用、人質による脅迫、セレナへの薬物投与、ベレベレム連邦への寝返り計画、ゲートウェイへの破壊工作など、多数の罪状について厳しい追及が行われた。物証や自白、脳内情報まで提示される中で否認は通用せず、イクサーマル元伯爵は徹底的に糾弾された末に連行された。

ヒロへの査問

続いてヒロへの査問が行われた。

ヒロは拘束から脱出し、ヴィンセントや護衛を制圧し、多数の敵と戦闘した経緯を説明した。クルーの命と尊厳を守るために行動した結果であると述べた。

一方で査問官達はヒロの超常的な能力についても質問したが、ヒロは傭兵ギルドと帝国の協定を理由に回答を拒否した。査問官達はそれを認め、今回の行動についてはイクサーマル伯爵家の反逆が証明されているため不問とする判断を示した。

セレナ達への査問と終結

セレナに対する査問も行われたが、反逆行為の証拠が揃っていたため越権行為などは不問となった。

ミミ、エルマ、クギにも質問が向けられたが、危機を脱した手段については回答を拒否し、そのまま認められた。

査問全体は予想以上に円滑に終了し、セレナは上層部から早期終結の指示が出ていたのではないかと推測した。そして次に待つのはホールズ侯爵との面会であるとヒロへ告げた。

ホールズ侯爵家への訪問

ヒロ達は帝城内にあるホールズ侯爵家の私的区画を訪れた。

そこは質素だと説明されながらも、高級な調度品や装飾が並ぶ豪華な空間であった。応接室ではクリスと護衛騎士のエデルトルートが待っており、互いに紹介を済ませた。

やがてホールズ侯爵家当主ラウレンツ・ホールズが現れた。ヒロは礼儀作法に不安があると伝えたが、ラウレンツは私的な場なので気にする必要はないと応じた。

セレナとの関係への承認

ラウレンツはセレナが数々の縁談を潰し、軍で名を上げ続けた結果、未婚のままになっていたことを語った。

その上でヒロについては、名誉子爵であり軍功もあり、帝国への貢献も大きい人物として高く評価した。そしてセレナとの関係を歓迎し、今後も任せたいと明言した。

さらに結婚後もミミとの夫婦関係を維持できる制度があることや、ホールズ家、ウィルローズ家、ダレインワルド家の関係上、結婚式を複数回執り行う必要があることも説明した。

クリスの行動の真意

ラウレンツはクリスが高速艇で帝都へ駆けつけた理由も説明した。

もしセレナが先にヒロと婚姻関係を結べば、ヒロはホールズ侯爵家傘下の男爵家当主となり、ダレインワルド伯爵家当主であるクリスとの婚姻が難しくなる。そのためクリスは先にヒロとの婚約関係を成立させる必要があったのである。

ヒロは複雑な貴族社会の事情に戸惑いながらも、結果的には良い形で収まったと受け止めた。

ホールズ侯爵の本音

ラウレンツは本音として、ヒロをホールズ侯爵家の人間として迎え入れたかったと語った。

ヒロの宙賊討伐能力や実績を高く評価しており、分家当主として迎えられれば宙賊対策に大きく役立ったはずだと惜しんだ。

ヒロは対価があれば傭兵として協力する意思を示し、ラウレンツも将来的な協力に期待を示した。

#5 : 心休まらない日々

帝都での合流とネーヴェの処遇

ラウレンツとセレナと別れた後、ヒロ達はショーコとネーヴェを迎えに向かった。聞き取り調査を終えた二人は無事に合流し、ネーヴェについてはベレベレム連邦が存在を認めない可能性が高いものの、帝国側は宣伝材料として利用する方針であると説明された。

一方で、ネーヴェ自身は能力を高く評価されたものの、帝国機関で雇用すると政治的な問題が生じるため、最終的にヒロの元で世話になることが決まった。ヒロは約束通りクルーとして迎え入れ、治療費については働けるようになってから返済すれば良いと伝えた。

クリスとの和解と今後の予定

ブラックロータスへ戻る話をしている最中、クリスは自分が強引だったのではないかと気にしていた。ヒロは以前から関係に決着をつける必要を感じていたことを伝え、今回の結果は良い落とし所だったと話した。

その後、受勲式やホールズ侯爵家への訪問、ウィルローズ子爵家への挨拶など、帝都での予定が数多く残っていることが確認された。クリスはブラックロータスで一服する誘いを受け、笑顔で応じた。

ブラックロータスでのお茶会

ブラックロータスへ戻ったヒロ達は、留守番をしていたメイやティーナ、ウィスカも交えてお茶を楽しんだ。

その中でヒロは、ダレインワルド伯爵が本当に自身とクリスの結婚を認めているのかを尋ねた。クリスは、伯爵位継承が決まった後に多くの縁談が持ち込まれたものの、祖父はそれらを信用しておらず、どこの派閥にも属さないヒロとの婚姻を支持していると説明した。

また、ホールズ侯爵家やウィルローズ子爵家との関係についても話題となり、翌日の訪問に向けて準備を進めることになった。

ティーナとウィスカとの語らい

その夜、ヒロはティーナとウィスカと共に過ごした。

二人はセレナやクリスとの関係について、ヒロ自身に悪意はなく、人柄や優しさに惹かれた結果だと語った。ヒロは避けようとしても結局関係が深まってしまったことに複雑な思いを抱いていたが、二人はそれを受け入れていた。

さらに二人は、地位や婚姻の形式にはこだわらず、ヒロと共にいられることを望んでいると伝えた。ヒロはそんな二人の想いを受け止め、決して裏切らないようにしようと心に決めた。

ウィルローズ子爵家への訪問

翌日、ヒロ達はエルマの実家であるウィルローズ子爵家へ向かった。メイは機械知性であることから先方に余計な気を遣わせることを避けるため、ブラックロータスで留守番をすることになった。

ヒロ達は子爵家に到着し、互いの紹介を済ませた後、男性陣と女性陣に分かれて交流を始めた。

ホールズ侯爵家の影響力

男性陣との会話の中で、ヒロは貴族から襲撃されるようなことがないのかと冗談交じりに尋ねた。

これに対しエルドムアとエルンストは、イクサーマル伯爵家での戦いの情報が意図的に広められており、伯爵家の跡取りすら容赦なく斬った人物として認識されているため、軽々しく敵対する者はいないと説明した。

さらに、その情報はホールズ侯爵家がヒロを配下に収めたことを示す意味も持っており、強大な侯爵家の後ろ盾がある以上、迂闊に手を出す者はいないだろうと語った。

エルマとの婚約に関する話し合い

エルドムアとエルンストは、ヒロの女性関係について呆れながらも、エルマを蔑ろにしないことを約束させた。

その後、ホールズ侯爵家やダレインワルド伯爵家も関わる正式な婚約手続きについては三家で協議すると伝えられ、ヒロは改めて事の大きさを実感した。

セレナとの馴れ初めの説明

エルンストに求められたヒロは、ターメーン星系での初対面から現在に至るまで、セレナとの関係を順を追って説明した。

全てを聞き終えたエルドムアとエルンストは、これだけ広い帝国内で何度も再会を繰り返している事実から、二人の関係はもはや運命としか思えないと評した。

女性陣の交流とヒロの評価

一方、女性陣はヒロについて語り合っていた。

エルマはヒロを誠実で配慮のできる人物だと評価し、ミミやティーナ達もそれに同意した。また、一同はヒロを中心に互いに支え合っている関係であり、その調整役としてメイが大きな役割を果たしていると語った。

ショーコやクリスもメイの能力の高さに言及し、彼女が極めて優秀な存在であることを認めていた。

女性陣の私的な話題

その後、話題はヒロとの関係へと移っていった。

ティーナやウィスカ、ミミ、クギ達はそれぞれの立場からヒロとの関係について語り始めたが、エルマはそうした話題を避けようとした。しかし周囲は興味津々で話を続け、エルマの制止も空しく会話は盛り上がっていった。

#6: ネーヴェ

帝都での買い物と女性陣の買い物談義

翌日、ヒロ達はダレインワルド伯爵家でクリスの歓待を受けた後、帝都で買い物を楽しんだ。

女性陣は寝具や生活用品選びに熱中し、それぞれの好みや価値観を語り合った。寝具の性能や快適性について真剣に議論する者もいれば、椅子で寝ることの良さを主張するショーコもおり、買い物は長時間に及んだ。

また、クリスの立場上、本来なら商人を屋敷に呼んで買い物をする身分であることが語られたが、今回は友人達と共に店頭で商品を選ぶ時間を楽しんでいた。

爆破テロとドローン襲撃

買い物の途中、ヒロはネーヴェを連れて休憩していた。しかし突然、見知らぬ人物が近くに置いていったバッグが爆発した。

危険を察知したヒロはネーヴェを抱き寄せてパーソナルシールドを展開し、爆風から守った。爆発によって吹き飛ばされた二人は辛うじて立ち上がったが、その直後に小型自爆ドローンの群れから追撃を受けた。

ネーヴェは自分が標的だと判断し、自分を見捨てて逃げるよう提案したが、ヒロはそれを拒否し、彼女を抱えたまま逃走を続けた。

屋上を駆ける逃走劇

追い詰められたヒロは行き止まりの路地から念動力を利用して大きく跳躍し、ビルの屋上へと移動した。

その後もネーヴェを抱えたまま屋上から屋上へ飛び移りながら逃走を続けたが、自爆ドローンの追跡は止まらなかった。

治安維持部隊への通報は行われていたものの到着まで時間がかかるため、ヒロは反撃を決意した。

念動力によるドローン迎撃

ヒロはサイオニック能力を用いて追跡してきた自爆ドローン群を一括で捕捉し、別のビルの屋上へ叩きつけて爆発させた。

ネーヴェは周辺ネットワークへ接続しながら敵の動向を分析し、さらなる増援が接近していることを知らせた。

治安維持部隊の到着が間に合わないと判断した二人は、部隊の拠点を目指して再び移動を開始した。

レーザー攻撃ドローンとの防衛戦

その後も襲撃は続き、新たにレーザー攻撃ドローンが投入された。

ヒロは剣と念動力で操る瓦礫を盾代わりに使いながら攻撃を凌ぎ、飛来するレーザーを弾き返して反撃した。ネーヴェはヒロがサイオニック能力者であることを初めて知り、その力に驚いていた。

しかし敵は次々と増援を送り込み、戦闘は長引いていった。

ネーヴェによる電子戦の逆転

戦闘が続く中、ネーヴェは小型情報端末を通じて敵システムへの侵入を進めていた。

そしてついに敵ドローン群の制御を奪い、一斉に機能停止させることに成功した。落下した自爆ドローンは爆発し、レーザー攻撃ドローンも巻き込んで壊滅した。

さらにネーヴェは襲撃者の位置まで逆探知しており、治安維持部隊への情報提供も可能となった。

治安維持部隊による保護

ドローン群の無力化直後、治安維持部隊が到着した。

ヒロとネーヴェは保護され、そのまま帝都治安維持部隊本部へ移送された。セレナも駆け付け、ネーヴェへの暗殺工作を想定して護衛を付けなかったことを反省した。

一方で、ネーヴェが通常の端末だけで敵ドローンの制御奪取と逆探知を成功させたことについて高く評価された。

ネーヴェの決意

本部での話し合いの中で、ヒロは今後ネーヴェ専用の電子戦装備を用意する考えを示した。

それに対しネーヴェは、自分はヒロのために全力を尽くすと語り、彼に寄り添った。

さらにネーヴェは、爆発から身を挺して守られ、自分を見捨てずに戦い抜いてくれたヒロへの想いを率直に語った。命と心を救われたことで、その想いはより強いものになったと明かし、ヒロへの深い好意を隠さなかった。

その熱量にセレナも驚きを見せたが、ネーヴェ自身は周囲との序列を理解しており、問題を起こすつもりはないと冷静に語った。

ヒロはその変化に戸惑いながらも、しばらく様子を見るしかないと考えるのだった。

#7: ロイヤルな方々とのエンカウント

ブラックロータスでの宿泊騒動

ネーヴェ暗殺未遂事件の説明や対応が一段落した頃、クリスがブラックロータスへの宿泊を希望したことで、クリスと護衛のエデルトルートが言い争いを始めた。

ヒロは仲裁に入り、自身が外泊することを提案した。さらにエデルトルートも同船すれば問題ないと説明し、クリスの宿泊を認めた。その後、ヒロは留守番を続けていたメイを労うため、彼女と共に外泊することを決めた。

メイとの語らい

ヒロはメイと共に高級ホテルへ移動し、二人だけの時間を過ごした。

ネーヴェ暗殺未遂や婚約話など立て続けの出来事で疲労を感じていたヒロは、今後の予定についてメイと語り合った。帝国を一時離れてヴェルザルス神聖帝国を訪れる案や、新たな母艦の購入計画などを話し合い、メイはその考えに耳を傾けた。

ヒロはメイとの会話や世話を受けながら心身を休め、穏やかな時間を過ごした。

翌朝の女性陣の反応

翌日ブラックロータスへ戻ると、クリスやエデルトルートが妙な反応を見せた。

ヒロはティーナ達が何らかの記録映像を見せたことを察し、ミミやエルマ、クギ、ネーヴェらの反応からもその推測を強めた。しかし詳細には踏み込まず、話題を切り替えて今後の予定について説明した。

ヴェルザルス神聖帝国行きの提案

ヒロは受勲式後の行き先として、ヴェルザルス神聖帝国への訪問を提案した。

クリスは帝国を離れるという言葉に不安を抱いたが、ヒロはあくまで短期滞在であり、活動拠点を帝国から移すつもりはないと説明した。その目的はクギの里帰りと、自身のサイオニック能力や出自に関する情報収集であった。

説明を受けたクリスは安心し、クギも訪問を歓迎した。

新たな目標と母艦計画

ヒロはヴェルザルス神聖帝国訪問の前に、ダレインワルド伯爵領で土地を確保したいと語った。

一等市民権を得ていることから惑星上での居住権取得が可能であり、以前からの目標だった庭付き一戸建ての実現を目指していた。また、現在のブラックロータスに代わる新たな母艦の導入についても検討を始め、ティーナとウィスカが候補選定を引き受けた。

受勲式への準備

その後、セレナから三日後に式典が開催されるとの連絡が届いた。

ヒロは以前の正装を使うつもりだったが、ミミやエルマ、クリスから新調を勧められ、それに従うこととなった。

三日後、クルー達はそれぞれ正装に身を包み、式典への準備を整えた。ティーナやウィスカはドレス姿となり、ミミとエルマは軍服風の装い、クギは正式な巫女服を着用した。

ヒロは皆の装いを褒め、セレナが手配した車両で帝城へ向かった。

セレナとの移動時間

車内ではセレナが待っていた。

ヒロは軍服姿のセレナを素直に称賛し、セレナは照れながらもその言葉を受け止めた。その後、軽口を交わした結果、ヒロはセレナと恋人繋ぎをすることになり、セレナは目的地へ到着するまで手を離さなかった。

受勲式と祝賀会

受勲式は大きな混乱もなく終了した。

ヒロは二つ目となる銀剣翼突撃勲章を授与され、エルマも戦果を評価されて銅剣翼突撃勲章を受け取った。

続く立食形式の祝賀会では、反乱事件が帝国にとって大きな醜聞だったことが語られた。また、女性軍人達に囲まれて談笑するクルー達の姿も見られた。

セレナは、男性軍人達がクルー達に近付かない理由について、ヒロ達が反乱鎮圧で見せた戦いぶりが広く知られているためだと説明した。

傭兵ギルド支部長との再会

会場ではヨハンネス支部長とも再会した。

ヨハンネスはヒロのドキュメンタリー番組が大きな反響を呼び、傭兵の印象改善やギルドの景気向上に繋がっていると語った。

ヒロは自分への評価に戸惑ったものの、ヨハンネスは一般的な傭兵と比べれば十分に模範的だと説明した。

皇帝一家との会見

祝賀会の後、ヒロとミミはイゾルデに案内され、皇帝一家との私的な会見へ向かった。

そこには皇帝陛下だけでなく、皇太子夫妻とルシアーダ皇女も同席していた。ミミは皇太子一家に囲まれて緊張しながらも交流を深めた。

一方ヒロは皇帝陛下と会話し、リーメイ星系での出来事やヴェルザルス神聖帝国訪問の計画について語った。皇帝陛下は特に妨害する意思はないと伝え、ヒロも帰国後はこれまで通り活動する意向を示した。

帝城からの帰還

長時間にわたる会見を終えたヒロとミミは、疲労困憊の状態でブラックロータスへ戻った。

二人は風呂に入りながら疲れを癒やし、ようやく気力を回復させた。

今後の方針決定

その後、クルー達は今後の行動について話し合った。

まずはホールズ侯爵家とダレインワルド伯爵家へ正式に説明と挨拶を行い、その後にヴェルザルス神聖帝国へ向かう方針が決まった。

また、ダレインワルド伯爵領での土地確保についても進めることになり、ホールズ侯爵家への訪問にはエルマとメイが同行する案がまとまった。

話し合いを終えたヒロは、ホールズ侯爵との面会に備えてしっかり休養を取ることを決めた。

#8: ホールズ侯爵家の人々

ホールズ侯爵家への挨拶と試練

ホールズ侯爵家への訪問準備

翌日、ヒロたちはそれぞれの役割を分担して動き出した。ミミはクリスとデクサー星系行きについて相談し、ティーナとウィスカは出港準備を進めた。クギはヴェルザルス神聖帝国への渡航手続きを進め、ショーコ先生は医療物資の手配を担当した。

ヒロはエルマとメイを伴い、セレナの仲介でホールズ侯爵家へ向かった。道中では帝国を離れる計画の煩わしさを語り合い、セレナは二人の態度に呆れながらも面会の段取りを整えていた。やがてセレナはヒロの隣へ移動し、腕を抱いて甘える様子を見せた。

ホールズ侯爵との面談

ホールズ侯爵ラウレンツは多忙な中で時間を作り、ヒロたちを迎えた。ヒロはヴェルザルス神聖帝国へ向かう理由として、クギの里帰りと自身の出自やサイオニック能力に関する情報収集を挙げた。

ラウレンツは婚約直後の渡航を確認したものの、逐電する意思がないと理解すると許可を与えた。そして結婚に関する調整は自身が進めると告げ、帰還後に連絡するよう求めた。その後、家族への挨拶を済ませるようセレナに任せて席を立った。

セレナの母たちとの対面

セレナに案内されたヒロは、第一夫人アンネリーゼ、第二夫人ヒルデガルド、第三夫人ベアトリクスの三人と対面した。予想以上に若々しく美しい姿に驚きながらも挨拶を交わし、セレナとの出会いやこれまでの経緯を語った。

話を聞くうちにセレナの妹たちも集まり、ヒロを観察し始めた。ヒロが戦闘時と平時で雰囲気が大きく異なるとセレナたちに指摘されると、母たちは勇猛な傭兵という評判とのギャップを面白がっていた。

レオンによる立ち合いの提案

そこへセレナの兄レオンが現れ、ヒロを訓練場へ連れて行こうとした。セレナが剣の腕前を理由に縁談を断り続けてきたため、婚約者となるヒロの実力を示す必要があるというのである。

レオンはホールズ家や周辺貴族の子弟たちを集めており、ヒロに立ち合いを求めた。ヒロは気乗りしなかったが、集まった者たちの顔を立てるため承諾した。

剣術指南役との勝負

最初の相手として現れたのは、レオンやセレナの剣術指南役であるローレンだった。ローレンは優れた剣士であり、鋭い攻撃を繰り出した。

しかしヒロは相手の攻撃の意図や軌道を察知しながら対応し、反撃によってローレンの指に深い傷を負わせた。勝負は短時間で決着し、ローレンは敗北を認めた。

貴族子弟たちとの乱戦

その後、レオンを含む多くの貴族子弟たちがヒロへ挑んだ。四方から攻撃を受ける激しい乱戦となったが、ヒロは全員を打ち倒した。

戦いの後、訓練場には負傷者が続出し、レオンも重傷を負っていた。ヒロは自分がまだ本気を出していなかったことを示すため、念動力で周囲の剣を操ってみせた。サイオニック能力の存在を知った一同は驚愕し、ヒロの実力を認めざるを得なかった。

ホールズ家の人々との交流

後始末を終えたヒロはサロンへ戻った。道中で案内役の少年カミルと会話を交わし、ホールズ侯爵家の屋敷に一万人近くが暮らしていることを知った。

サロンではセレナが妹たちからヒロを譲るよう迫られていた。妹たちはヒロの実力を見たことで態度を変え、積極的に接近してきたが、セレナは怒りを露わにして牽制した。

その様子を見た母たちは、セレナがヒロの人柄に惹かれていることを理解し、楽しそうに見守っていた。

義母たちとの会話

妹たちが退室した後も、ヒロは三人の義母たちと話を続けた。妹たちの態度について尋ねられると、ヒロは初対面での値踏みや露骨な態度に戸惑ったと率直に語った。

アンネリーゼたちはヒロの発言や反応を面白がり、セレナとの関係についても様々な質問を投げかけた。ヒロは長時間にわたるやり取りで精神的に疲弊していった。

ミミによる癒やしと今後の予定

ブラックロータスへ戻ったヒロは疲れ切って自室へ倒れ込んだ。そこへ訪ねてきたミミを捕まえ、抱き寄せながら心身を癒やした。

その後、ミミからクリスがデクサー星系へ同行したいと希望していることを聞かされた。ヒロは目的地が同じである以上問題ないと考えたが、傭兵として護衛を請け負う以上は適正な報酬や契約が必要だと説明した。

話し合いの必要性を確認した後、ヒロは十分に回復したとしてミミと少しだけ親密な時間を過ごしてから行動を再開することにした。

#9: 出航準備

ネーヴェとの交流

ヒロはミミと少し過ごした後、休憩スペースへ向かった。そこでネーヴェにからかわれながらも会話を交わし、ネーヴェが長年自由に動けなかった反動で様々なことに強い興味を抱いていることを知った。

ネーヴェは味付きの流動食を楽しめるようになったことを嬉しそうに語り、ヒロとミミは今後身体が回復したら美味しいものをたくさん食べようと約束した。

クリスとの同行準備

ネーヴェが散歩へ出かけた後、ヒロはクリスへ連絡を取った。クリスはデクサー星系まで同行したいと申し出ており、自身たちの小型艦もブラックロータスに搭載して運んでほしいと頼んだ。

ヒロは輸送自体は可能だと答えたが、護衛依頼として正式な契約が必要だと説明した。クリスは契約手続きについて自ら手配すると請け負い、ヒロはミミやメイに手続きを任せたうえで、問題がなければ翌日に帝都を出発する方針を決めた。

セレナからの誘い

出発準備を進める中、ヒロはセレナに帝都を離れる予定を伝えた。するとセレナは慌てて連絡を取り直し、今夜は一緒に過ごしてほしいと頼んできた。

ヒロはその願いを受け入れた。セレナからは様々なデートプランが送られてきたが、最終的には食事を共にした後に二人で過ごすという内容に落ち着いた。

二人きりの夕食

ホテルでの夕食中、セレナは男性と二人きりで過ごすことへの緊張を打ち明けた。ヒロは以前より優しくなった理由について、婚約後は意識的に距離を取る必要がなくなったためだと説明した。

会話の中で、セレナは自分が酒に弱い理由を語り、二人は軽口を交えながら食事を楽しんだ。しかしセレナの中には別の不安が残っていた。

セレナの不安とヒロの本心

セレナは、自分との結婚が義務感やホールズ侯爵家への配慮によるものではないかと不安を打ち明けた。

ヒロは義務感や配慮が全く無いわけではないと認めつつも、それだけで結婚を受け入れる人間ではないと断言した。そして相手がセレナだからこそ結婚を望んだのであり、ホールズ侯爵家の意向ではなく自分自身の意思であると伝えた。

さらに、これから夫婦になる以上は隠し事をせず、悩みや不安は素直に話してほしいと語った。セレナはその言葉を受け入れ、二人の間にあった不安は和らいでいった。

翌朝のひととき

翌朝、ホテルで目覚めた二人は穏やかな時間を過ごした。セレナは別れを惜しむようにヒロへ甘え、二人は朝の時間を共に過ごした。

朝食の席では、セレナは再び離れ離れになることへの寂しさを漏らした。また、自分が妊娠している可能性についても口にし、その背景には母たちの助言があったことを明かした。

ヒロは驚きながらも話を受け止め、二人は互いへの想いを確かめ合った。

別れを惜しむ帰路

朝食後、二人は飛行型リムジンでブラックロータスへ向かった。セレナは終始ヒロに寄り添い、帝都に残ることへの寂しさを隠せなかった。

ヒロは軍務や立場を理由に同行を諦めるよう説得したが、セレナは最後まで離れたくないと甘え続けた。ヒロもまた別れを惜しみながら彼女を宥めた。

ブラックロータスへの帰還

ブラックロータスへ戻ると、ミミが昨夜の出来事を察した様子で二人を迎えた。セレナはミミの勢いに押されて引き下がり、ティーナとウィスカに連れられて休憩スペースへ向かった。

その後、ミミはヒロに抱きつき、セレナが残した痕を見つけると対抗するように首筋へ口づけた。さらにエルマやクギも加わり、ヒロは彼女たちのやきもちを受け入れた。

クギが二人きりで過ごす機会を羨ましがると、ヒロはヴェルザルス神聖帝国で改めて時間を作ることを約束した。

出発前の別れ

出発の時刻になると、セレナは涙を堪えながらヒロに抱きつき、必ず帰ってきてほしいと頼んだ。ヒロも彼女を抱きしめ返し、帰還を約束した。

そこへクリスが割って入り、セレナと張り合いながらヒロを引き離した。二人は軽い取っ組み合いを繰り広げたが、やがてセレナは別れを受け入れ、名残惜しそうに船を後にした。

出港準備の最終確認

セレナを見送った後、クリスはエデルトルートと共に船内へ移動し、滞在準備を始めた。

一人になったヒロは朝からの出来事で疲労を感じながらも、出港に向けた最終確認を行うため休憩スペースへ向かった。帝都での手続きや物資の準備は既に完了しており、ヒロは報告書を確認しながら出発に備えるのであった。

エピローグ

グラキウスセカンダスコロニーへの寄港

ブラックロータスは帝都を問題なく出発し、アントリオンとドッキングした後、グラキウスセカンダスコロニーへ向かった。

帝都では一部の物資が安価である一方、航宙艦向けの物資は流通が少なく入手しづらかったためである。また、クリスたちの小型艦と留守番役の合流も必要であったため、補給を兼ねて寄港することになった。

グートルーンとの初対面

コロニーで合流したのは、クリスの護衛兼従者であるグートルーンであった。

グートルーンはクリスの将来の伴侶となる可能性があるヒロに対して強い敬意を示し、上下関係を意識した対応を取った。しかしヒロは、正式な婚約が成立していない現状では気軽に接してほしいと頼み、グートルーンも渋々ながら了承した。

その一方で、ヒロは彼女の極端に疲れた様子が気になり、ショーコへ連絡して早急なメディカルチェックを依頼した。

グートルーンの体調不良の原因

後にショーコから検査結果が伝えられた。

グートルーンの不調の原因は病気ではなく極度の寝不足であった。クリスの身を案じるあまり十分な睡眠を取れていなかったのである。

ヒロはその結果を聞き、精神面のケアも必要ではないかと感じたが、まずはクリス本人に伝えることにした。

クリスの小型艦の確認

ヒロは整備士姉妹と共にクリスの小型艦を確認した。

艦は二世代前の高速小型艦であり、性能面では優れていたものの全体的に古い装備で構成されていた。過去に見たダレインワルド伯爵家の艦隊も同様であったため、ヒロは伯爵領全体の装備の旧式化を懸念した。

将来的にダレインワルド伯爵領へ関わることになれば問題になるかもしれないと考えつつも、現時点ではクリスの許可なく整備や改造は行わないよう整備士姉妹へ指示した。

ダレインワルド伯爵との将来への不安

ヒロはクリスとの関係について、今後ダレインワルド伯爵と正式に話し合わなければならないことを考えていた。

伯爵とはそれほど多く言葉を交わしたわけではなかったが、これまでの経緯から見て嫌われているわけではなく、クリスとの関係そのものを否定している様子もないと判断していた。

それでも今後の話し合いを思うと気が重く、全てを簡単に解決できればよいのにと考えていた。

ネーヴェとの相談

休憩スペースでネーヴェと話したヒロは、ダレインワルド伯爵家との関係について相談した。

しかしネーヴェは帝国貴族の事情に詳しくないため、今の自分にできるのはヒロの気分転換相手になることくらいだと冗談交じりに答えた。

二人は軽口を交わしながらも、船内では他のクルーが補給や部屋の準備などで忙しく働いていることを確認した。

ネーヴェの今後の役割

話題はネーヴェの今後の仕事へ移った。

ヒロはネーヴェをアントリオンへ配属するか、クリシュナへ電子戦能力を持たせる役割にするかで悩んでいた。ネーヴェ自身もサイバーデッキを用いた電子戦に関心を示し、将来的には宙賊船への妨害工作なども可能になるかもしれないと語った。

ただし現状では必要な機材が揃っていないため、当面は相談役として過ごすことになった。

伯爵家調査の依頼と今後への不安

ヒロがダレインワルド伯爵家について気にしていることを知ったネーヴェは、自分でも調査してみると申し出た。

ヒロは危険な真似をしないことを条件に依頼し、ネーヴェはメイの監視下で行動するから問題ないと答えた。

その後、ヒロはダレインワルド伯爵との話し合いを無事に終え、早くヴェルザルス神聖帝国へ向かいたいと語った。しかしネーヴェはそれほど順調には進まないだろうと笑い、ヒロは自分の平穏な旅路が周囲から全く期待されていない現実に頭を抱えるのであった。

最強装備宇宙船  15 レビュー
最強装備宇宙船  全巻まとめ
最強装備宇宙船  17 レビュー

最強装備宇宙船 一覧

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたいの表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい2の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい3 アイキャッチ画像
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい3の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい4巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい4の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい5巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい5の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい6巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい6の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい7の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい7の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい8の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい8の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい9の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい9の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい10の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい10の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい11巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 11の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい12巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 12の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい13巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 13の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい14巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 14の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい15巻の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 15の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい16の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 16の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい17の表紙画像(レビュー記事導入用)
目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい 17の表紙。
あらすじと考察は本文で詳しく解説。

その他フィクション

フィクションのまとめページの表紙画像(導入用)
フィクション(novel)あいうえお順

Share this content:

コメント

タイトルとURLをコピーしました