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フィクション(Novel)マジカル★エクスプローラー読書感想

小説【マジエク】「マジカル★エクスプローラー3」感想・ネタバレ

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マジカル★エクスプローラー 3の表紙画像(レビュー記事導入用) フィクション(Novel)

マジエク 2巻レビュー
マジエク まとめ
マジエク 4巻レビュー

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  1. 物語の概要
    1. ■ 主要キャラクター
    2. ■ 物語の特徴
  2. 書籍情報
  3. あらすじ・内容
  4. 感想
  5. 考察・解説
    1. ダンジョン攻略
    2. 信頼とお守り
    3. 学園一位獲得
    4. 水守雪音の覚悟
    5. 水守雪音の覚悟
    6. エロハプニング
  6. 登場キャラクター
    1. ツクヨミ魔法学園
      1. 瀧音幸助
      2. 聖伊織
      3. 聖結花
      4. 加藤里菜
      5. 水守雪音
      6. リュディヴィーヌ・マリー=アンジュ・ド・ラ・トレーフル
      7. モニカ・メルツェーデス・フォン・メビウス
      8. ステファーニア・スカリオーネ
      9. ベニート・エヴァンジェリスタ
      10. ガブリエッラ・エヴァンジェリスタ
      11. 姫宮紫苑
      12. フランツィスカ・エッダ・フォン・グナイゼナウ
      13. 水守鈴音
      14. オレンジ頭の男子生徒
      15. ルイージャ先生
      16. アネモーヌ
      17. 花邑毬乃
      18. 花邑はつみ
      19. 貴族風の男子生徒
      20. 掃除のおばちゃん
      21. 紳士淑女達
      22. クラスメイトたち
      23. 生徒たち
      24. 教師たち
      25. 三会
      26. 生徒会
      27. 風紀会
      28. 式部会
      29. LLL(ラブラブリュディヴィーヌ様)
    2. 花邑家
      1. ななみ
      2. クラリス
      3. 税理士
      4. 弁護士
    3. 魔物・ダンジョン関連
      1. ギョブリン
      2. ゴブリン
      3. ホブゴブリン
      4. オーク
      5. マミー
      6. ゴート・マミー
      7. ガゼル・マミー
      8. ライオン・マミー
      9. サンドゴーレム
      10. ウッドゴーレム
      11. ジディアオ
      12. インプ
      13. トレント
      14. ポイズントード
      15. コボルト
      16. ブラッディバット
      17. カリヤドー
      18. ノッカー
      19. ペリュトン
      20. クラムボン
      21. ケンタウロス
      22. ハルピュイア
      23. トウテツ
      24. イカロス
      25. 聖伊織の影
      26. 水守鈴音の影
  7. 展開まとめ
    1. 一章 水守雪音の葛藤
    2. 二章 それはピンクの爆弾
    3. 三章 ショーツダンジョン
    4. 四章 準備
    5. 五章 それぞれの思い
    6. 六章 『三強』水守雪音
    7. 七章 思いの形
    8. 八章 ツクヨミ学園ダンジョン
    9. 九章 『劣等生』瀧音幸助
    10. 十章 水守雪音の予言
  8. マジカル★エクスプローラー 一覧
  9. その他フィクション

物語の概要

■ 作品概要

『マジカル★エクスプローラー3』は、魔法とダンジョンが存在する美少女ゲームの世界を舞台にした転生ファンタジーである。物語は、エロゲの不遇な友人キャラ「瀧音幸助」に転生した主人公が、ヒロインたちを救済するためゲーム知識を駆使して「最強」を目指す学園生活を描いている。 第3巻にあたる本作では、幸助が周囲から「劣等生」と批判されながらも、隠しダンジョンでの特殊なアイテム回収や過酷な魔素稼ぎをこなし、学園の最初の試験をあえてサボって「ツクヨミ学園ダンジョン四十層」の単独攻略に挑む。過酷な連戦と深層クラスの強敵イカロスとの死闘を制し、ついに成長限界を解除するアイテム「可能性の種」を手に入れ、周囲の評価を圧倒的な実績で覆す姿が描かれる。

■ 主要キャラクター

瀧音幸助:本作の主人公。エロゲの友人キャラに転生した元ゲーマー。遠距離魔法が苦手なため学園では劣等生扱いされるが、膨大な魔力とゲームのやり込み知識を駆使し、試験を欠席してまでダンジョン四十層をソロで一週間で攻略するという常識外れの偉業を達成し、学年一位を獲得する。

ななみ:幸助の専属メイドである天使。幸助に絶対の忠誠を誓い、ダンジョン攻略での罠探知や遠距離攻撃で有能なサポートを行う一方で、彼と軽快な冗談を交わす良き相棒である。

水守雪音:風紀会副隊長であり、学園の「三強」の一人。亡き姉への劣等感から自身の才能に限界を感じていたが、幸助の言葉と彼が用意した特殊なダンジョンでの戦いを通じて覚醒し、奥義へ通じる「九頭龍」を習得する。

リュディヴィーヌ・マリー=アンジュ・ド・ラ・トレーフル:トレーフル皇国の皇女であり、メインヒロインの一人。幸助を深く信頼・心配しており、彼が過酷なダンジョンへ一人で挑む際には、手作りのお守りを渡して背中を押す。

聖伊織:ゲーム本来の主人公。幸助のクラスメイトであり良き友人。幸助の悪評を信じず周囲に根回しを行うなど彼を心から信頼しており、自分も彼を超えるべく成長を誓う。

花邑毬乃:ツクヨミ魔法学園の学園長であり幸助の保護者。幸助の規格外な行動や四十層攻略の無謀な計画を事前に知り、教師の立場から可能な範囲で彼をサポートする。

■ 物語の特徴

本作の最大の特徴は、エロゲの世界ならではのアホらしい設定(女性の使用済みショーツを捧げなければ入れないダンジョンや、エッチな気分になるローションの罠など)によるコメディ要素と、強敵との死闘やキャラクターの限界突破を描く王道ファンタジーの熱い展開が見事に融合している点にある。 特に、本来は不遇な友人キャラである主人公が、RTA(リアルタイムアタック)などの「ゲームのやり込み知識」をフル活用して最適な効率で己を鍛え上げ、周囲の低評価を圧倒的な実績(学年一位の獲得や深層ボスの単独討伐)で覆していく「下克上」の展開は、他作品にはない痛快なカタルシスを読者に提供している。また、主人公がヒロインたちから向けられる信頼や愛情が、彼の折れそうな心を支える大きな力となる絆の描写も本作の大きな魅力である。

書籍情報

マジカル★エクスプローラー  エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる3
(英語名:Magical Explorer
著者:#入栖
イラスト:#神奈月昇
出版社/レーベル:KADOKAWA/角川スニーカー文庫
発売日:2020年8月1日
ISBN:9784041095416

(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。

あらすじ・内容

エロゲ学園の劣等生が圧勝劇を巻き起こす!!
 ななみとの絆を深め、自由気ままにヒロイン達とのダンジョン攻略や鍛錬の日々を満喫する瀧音。
しかし、学園の生徒達からは授業に出席しない”落ちこぼれ”と厳しい視線にさらされてしまう。
水守雪音はそんな状況でもまるで意に介さない瀧音の胆力と破天荒ぶりに驚きと尊敬の念を抱いていた。
そんな中、花邑家に呼ばれた雪音は「実はコウちゃんが常軌を逸したことをする予定であることが判明しました♪」と告げられて――!?
「理由があるんだろう? 瀧音……きみの成功を祈ってる」
 学園最速の記録達成の為、無謀と言われる攻略に挑む瀧音。
劣等生が今、誰も想像できなかった圧勝劇を巻き起こす!!

マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる3

感想

主人公・瀧音幸助が周囲からの低い評価を実力で覆し、自らの努力で道を切り開いていく爽快感が存分に味わえる一冊だった。

本作で最も印象に残ったのは、幸助の徹底したストイックさである。

学園では遠距離魔法が苦手という理由だけで落ちこぼれ扱いされ、多くの生徒から実力を疑われている。しかし、本人はそんな評価をまったく気にせず、自分が目指す強さだけを見据えて努力を積み重ねていく。

特に、試験を欠席してまで挑んだツクヨミ学園ダンジョン四十層の単独攻略は圧巻だった。

普通なら無謀としか思えない挑戦だが、極限まで疲弊しながらも深層の強敵イカロスとの死闘を制し、誰も文句を言えない実績を積み上げる展開には大きなカタルシスがある。

口先ではなく結果だけで周囲を黙らせる主人公だからこそ、読んでいて非常に気持ちが良かった。

また、本巻はバトルだけでなく、人間関係の描写も丁寧だった。

中でも、水守雪音の成長は非常に印象深い。

偉大すぎる姉の存在に苦しみ続けていた彼女が、自分自身を信じることを選び、奥義「九頭龍」を覚醒させる場面は本巻屈指の名シーンだと思う。

単純なパワーアップではなく、精神的な葛藤を乗り越えた末の成長だからこそ、大きな感動があった。

さらに、幸助を支えるヒロインたちとの交流も温かい。

危険な挑戦へ向かう彼を心配し、ななみやリュディ、雪音たちがお守りを手作りして渡す場面では、これまで積み重ねてきた信頼関係が自然に伝わってきた。

最初はゲーム知識だけを頼りに動いていた幸助が、今では仲間たちから心から信頼される存在になっていることを実感できる。

一方で、本作らしいコメディ要素も健在だった。

シリアスな戦いが続く中、ダンジョン攻略の条件として「使用済みショーツ」を要求されるという、いかにもエロゲ世界らしい理不尽なイベントには思わず笑ってしまった。

真面目に攻略しようとしている主人公ほど振り回される展開が多く、こうしたくだらないギャグが重い展開の良い息抜きになっている。

バトル、成長、ラブコメ、ギャグのバランスが非常によく取れているのも、このシリーズの魅力だと改めて感じた。

総じて、本巻は主人公が努力で周囲の評価を覆していく爽快感と、仲間たちとの絆、そして作品らしいユーモアが絶妙に噛み合った一冊だった。

実力を積み重ねることで少しずつ世界が変わっていく過程が丁寧に描かれており、幸助が今後さらにどこまで成長していくのか期待が膨らむ。

ストイックな努力がしっかり報われる王道の面白さを、最後まで存分に楽しめる巻だった。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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マジエク 2巻レビュー
マジエク まとめ
マジエク 4巻レビュー

考察・解説

ダンジョン攻略

本作における「ダンジョン攻略」は、不遇な友人キャラクターに転生した主人公・瀧音幸助が、愛するヒロインたちをハッピーエンドへ導くための最強の力を手に入れる最も重要な手段として描かれている。

その攻略方法は一般的な生徒たちとは一線を画しており、ゲームのやり込み知識の活用とエロゲ特有の理不尽な設定との戦いが大きな特徴である。代表的なダンジョン攻略のエピソードの全容は以下の通りである。

ゲーム知識を駆使した効率的な魔素稼ぎ

幸助は最強への最短ルートを歩むため、ゲームプレイヤーとしての知識をフル活用する。

・追加ダンジョンである故地の淀では、あえて罠を踏むことで、本来その階層には出現しない格上のモンスターであるジディアオ(巨大な亀の魔物)を出現させた。
・ジディアオは足が遅く、ひっくり返せば無力化できるという弱点を知っているため、ななみと協力して安全かつ効率的に大量の魔素(経験値)を稼ぐという、RTA(リアルタイムアタック)プレイヤーさながらの攻略を行っている。

エロゲならではの理不尽なトラップと入場条件との戦い

エロゲの世界が現実となっているため、ダンジョンの入場条件や罠には常識外れなものが存在する。

・暗影の遺跡:ダンジョンに侵入するための条件が、戦乙女の最後の盾(使用済みショーツ)を三人分捧げる、という風変わりなものであった。幸助は土下座をして水守雪音、リュディ、花邑はつみ、そしてななみから提供してもらい、攻略に挑んだ。
・夜天光の洞窟:ボス討伐後の脱出装置を起動するために、露出度の高い悪魔服に着替え、音楽に合わせて鞭でオブジェクトを叩く音ゲーを強いられた。失敗するとエッチな気分になるローションを浴びるという過酷なペナルティが設定されていた。
・諸行無常の御館:リュディの救出に向かった際、強敵である無情のオーガから逃れるため、わざと宝箱の罠を蹴り飛ばし、魔力を吸収する発情スライムの落とし穴へと落下した。幸助は自身の異常な魔力量を活かし、オーガと魔力の我慢比べをして勝利を掴んだ。

ツクヨミ学園ダンジョン四十層のソロタイムアタックという偉業

幸助が周囲からの劣等生という評価を覆す最大のきっかけとなったのが、ツクヨミ学園ダンジョンの攻略である。

・彼は学園最初の試験をすべて欠席し、その期間(約一週間)を使って、通常なら二年生が数ヶ月かけて到達する四十層を単独で攻略するという無謀な計画を実行した。
・道中の敵からは徹底的に逃げに徹し、高価な陣刻魔石を湯水のように消費しながら深層へと進んでいった。
・そして四十層の最奥で待ち受ける深層クラスの隠しボスであるイカロスとの死闘を、雪音から学んだ抜刀術の奥義で制した。
・これにより、自身の成長限界を解除する必須アイテムである可能性の種を、ついに獲得した。

まとめ

幸助のダンジョン攻略は単なる力押しではなく、圧倒的な知識と事前準備、そして仲間たちへの強い思いを原動力として、常識外れの偉業を成し遂げていく痛快な過程として描かれている。ゲームのRTA知識を用いた効率的なレベル上げや、エロゲ固有の理不尽かつ特殊なギミックへの対応力を武器に、彼は周囲の常識を次々と打破していった。学園の試験を犠牲にしてまで挑んだ四十層単独踏破と隠しボスの撃破は、彼がモブキャラクターから世界の運命を覆す最強の存在へと脱皮するための、決定的な転換点となったと言える。

信頼とお守り

本作における「お守り」は、常軌を逸した難易度であるツクヨミ学園ダンジョン四十層のソロ攻略に挑む瀧音幸助に対する、ヒロインたちの信頼と絆の象徴として非常に重要な役割を担っている。

学園の最初の試験をサボってまで無謀な挑戦に向かう幸助に対し、ヒロインたちは彼の真意を完全に理解できずとも、彼にはそうしなければならない理由があるのだと固く信頼し、自らの思いを込めた手作りのお守りを託す。その背景とダンジョン攻略における役割の全容は以下の通りである。

水守雪音からの信頼とお守り

雪音は、本当は幸助に同行して彼を守りたいと願いつつも、理由があるんだろう? 分かっている、と彼の決断を尊重し信頼する。

・二人が初めて出会った滝の風景が精巧に縫い込まれた手作りのお守りを渡し、成功を祈ってる、と彼の背中を押した。
・幸助は、高価な属性指輪よりも、雪音が自分のために貴重な時間を削って作ってくれたこのお守りの方がはるかに価値があると深く感動する。

ななみからの信頼とお守り

ななみもまた、幸助が一人で無謀な挑戦に向かうことを察していた。

・今回ばかりは同行を諦めつつも、一人で孤独を感じた時のためにと、やたら長いマフラーをしたメイドが縫われたお守りを渡す。
・雪音がお守りを作ると聞いて自分も用意したという彼女なりの不器用な愛情であり、幸助は一生外さないと喜んで受け取る。

リュディからのお守りとエール

リュディは幸助が一人で無茶をすることに納得がいかず不満を漏らすが、幸助を送り出すために行動を起こす。

・雪音とななみに作り方を教わって懸命に縫い上げた四つ葉のクローバーのお守りを渡した。
・縫い目は他の二人ほど綺麗ではないが、壊れないよう頑丈に縫われたそのお守りを受け取った幸助は、これもまたかけがえのない宝物だと感謝する。
・リュディは背中から幸助に抱きつき、頑張って、と心からのエールを送る。

限界を迎えた幸助を支える力と精神的な救済

ダンジョン攻略中、三十六層を越えたあたりで幸助は精神的にも肉体的にも限界を迎え、攻略を諦めて地上へ引き返そうかと本気で葛藤する。

・しかしその時、ポケットから三つのお守りを取り出す。
・機械のように美しい滝のお守り、白い布地のメイドのお守り、そして不格好だが頑丈なクローバーのお守りを見つめた。
・彼女たちとの温かい日々や自分に向けられた信頼を思い出した幸助は、もう少しだけ、頑張ってみよう、と再び立ち上がり、前へ進む決意を固める。

無事の帰還とヒロインたちへの感謝

ヒロインたちの信頼とお守りを心の支えにして深層の強敵イカロスを打ち破り、見事四十層攻略を果たした幸助は、地上で待っていた彼女たちに迎えられる。

・彼は、くじけそうになったときに、皆の顔が浮かんで、なんとか踏ん張ることが出来たんだ、と語った。
・三つのお守りを強く握りしめながら、心からのありがとうを伝える。

まとめ

お守りは単なるアイテムではなく、劣等生と見なされる幸助を信じて疑わないヒロインたちの深い信頼と、その思いを受けて限界を超える幸助の絆を体現する重要な要素として描かれている。孤立無援の過酷なソロ攻略において、三者三様の不器用で温かい愛情が込められたお守りは、幸助の折れかけた心を繋ぎ止める最大の救いとなった。このお守りを糧に隠しボスを撃破した幸助の生還は、彼らの結びつきをより強固なものとし、ハッピーエンドへ向けた確かな一歩となったと言える。

学園一位獲得

本作における「お守り」は、常軌を逸した難易度であるツクヨミ学園ダンジョン四十層のソロ攻略に挑む瀧音幸助に対する、ヒロインたちの信頼と絆の象徴として非常に重要な役割を担っている。

学園の最初の試験をサボってまで無謀な挑戦に向かう幸助に対し、ヒロインたちは彼の真意を完全に理解できずとも、彼にはそうしなければならない理由があるのだと固く信頼し、自らの思いを込めた手作りのお守りを託す。その背景とダンジョン攻略における役割の全容は以下の通りである。

水守雪音からの信頼とお守り

雪音は、本当は幸助に同行して彼を守りたいと願いつつも、理由があるんだろう? 分かっている、と彼の決断を尊重し信頼する。

・二人が初めて出会った滝の風景が精巧に縫い込まれた手作りのお守りを渡し、成功を祈ってる、と彼の背中を押した。
・幸助は、高価な属性指輪よりも、雪音が自分のために貴重な時間を削って作ってくれたこのお守りの方がはるかに価値があると深く感動する。

ななみからの信頼とお守り

ななみもまた、幸助が一人で無謀な挑戦に向かうことを察していた。

・今回ばかりは同行を諦めつつも、一人で孤独を感じた時のためにと、やたら長いマフラーをしたメイドが縫われたお守りを渡す。
・雪音がお守りを作ると聞いて自分も用意したという彼女なりの不器用な愛情であり、幸助は一生外さないと喜んで受け取る。

リュディからのお守りとエール

リュディは幸助が一人で無茶をすることに納得がいかず不満を漏らすが、幸助を送り出すために行動を起こす。

・雪音とななみに作り方を教わって懸命に縫い上げた四つ葉のクローバーのお守りを渡した。
・縫い目は他の二人ほど綺麗ではないが、壊れないよう頑丈に縫われたそのお守りを受け取った幸助は、これもまたかけがえのない宝物だと感謝する。
・リュディは背中から幸助に抱きつき、頑張って、と心からのエールを送る。

限界を迎えた幸助を支える力と精神的な救済

ダンジョン攻略中、三十六層を越えたあたりで幸助は精神的にも肉体的にも限界を迎え、攻略を諦めて地上へ引き返そうかと本気で葛藤する。

・しかしその時、ポケットから三つのお守りを取り出す。
・機械のように美しい滝のお守り、白い布地のメイドのお守り、そして不格好だが頑丈なクローバーのお守りを見つめた。
・彼女たちとの温かい日々や自分に向けられた信頼を思い出した幸助は、もう少しだけ、頑張ってみよう、と再び立ち上がり、前へ進む決意を固める。

無事の帰還とヒロインたちへの感謝

ヒロインたちの信頼とお守りを心の支えにして深層の強敵イカロスを打ち破り、見事四十層攻略を果たした幸助は、地上で待っていた彼女たちに迎えられる。

・彼は、くじけそうになったときに、皆の顔が浮かんで、なんとか踏ん張ることが出来たんだ、と語った。
・三つのお守りを強く握りしめながら、心からのありがとうを伝える。

まとめ

お守りは単なるアイテムではなく、劣等生と見なされる幸助を信じて疑わないヒロインたちの深い信頼と、その思いを受けて限界を超える幸助の絆を体現する重要な要素として描かれている。孤立無援の過酷なソロ攻略において、三者三様の不器用で温かい愛情が込められたお守りは、幸助の折れかけた心を繋ぎ止める最大の救いとなった。このお守りを糧に隠しボスを撃破した幸助の生還は、彼らの結びつきをより強固なものとし、ハッピーエンドへ向けた確かな一歩となったと言える。

水守雪音の覚悟

本作における「学年一位獲得」は、周囲から劣等生や落ちこぼれと批判されていた主人公・瀧音幸助が、常識外れな方法でその評価を圧倒的な実績へと覆す、第3巻の最大のハイライトである。

幸助が学年一位を獲得した背景や手段、そして周囲の反応の全容は以下の通りである。

学年一位獲得のカラクリと破天荒な戦略

ツクヨミ魔法学園の成績は、学科や実技試験の点数だけでなく、ツクヨミ学園ダンジョンの攻略階層も加味されて総合的に評価される。

・ダンジョンの配点は非常に高く、幸助はこのシステムを利用し、最初の定期試験(学科試験・実技試験)をすべて欠席した。
・そして、試験期間を含む約一週間を使い、通常なら2年生が数ヶ月かけて到達するダンジョン四十層を単独(ソロ)で攻略するという無謀な計画を実行に移した。

真の目的と一位獲得による多大な恩恵

単純に学年一位を取るだけなら二十層の攻略で十分であったが、彼があえて四十層まで潜った最大の理由は、初回ソロ攻略限定の特典である成長限界解除アイテム可能性の種を入手することであった。

・学年一位を獲得することで大量のツクヨミポイントが得られる。
・さらに、学園の最高権力である三会(生徒会、風紀会、式部会)から入会の勧誘が来る。
・これは、今後のイベントを有利に進め、最強にいたるための重要なステップであった。

魔法掲示板での結果発表と生徒たちの驚愕

試験結果が魔法掲示板に貼り出された日、幸助の成績は周囲の想像を絶するものとなった。

・学科試験0点、実技試験0点、合計点数0点、攻略階層40層、という異端なものでありながら、堂々の学年1位に輝いていた。
・高得点を取ったリュディや聖伊織を抑え、テスト0点でトップに立ったその異次元の成績に、掲示板前に集まっていた生徒たちは言葉を失った。

周囲の反応と評価の完全な逆転

これまで幸助を、授業に出ない劣等生、や、風紀を乱す存在、として敵視や嫉妬の目を向けていた生徒たちは、四十層ソロ攻略という化け物じみた偉業を前に、畏怖や恐怖の視線を向けるようになり、批判の声は完全に沈黙した。

・一方で、聖伊織が事前にクラスメイトへ根回しをしてくれていたこともあり、クラスの友人たちは幸助の偉業を純粋に称賛し、普段通りに接してくれた。
・また、ゲーム本来の主人公である伊織(学年5位)やカトリナは、幸助の圧倒的な実力を認めつつも、決して折れることなく彼を超えてみせるとライバル心を燃やし、切磋琢磨していく決意を新たにした。

まとめ

学年一位獲得のエピソードは、幸助がゲーム知識と異常な努力を証明し、学園内での立ち位置を不遇な友人キャラから最強の存在へと押し上げる重要な転換点として描かれている。テストをすべて放棄してダンジョン深層へ挑むというRTAさながらの奇策は、学園の評価システムを逆手に取った幸助にしかできない不敵な勝利であった。この結果、周囲の蔑みは畏怖へと変わり、伊織をはじめとするライバルたちにも強い刺激を与えるなど、学園全体の勢力図を一変させる契機となった。

水守雪音の覚悟

本作において、水守雪音の「覚悟」は、自身のトラウマである亡き姉への劣等感の克服と、急成長する主人公・瀧音幸助の「目標」であり続けるための決意として、非常に熱くドラマチックに描かれている。

亡き姉への複雑な葛藤を乗り越え、幸助の信頼を糧に奥義を目覚めさせ、学園最強を目指して新たな一歩を踏み出すにいたる全容は以下の通りである。

亡き姉への劣等感と抱えていた葛藤

水守雪音は亡き姉・鈴音に対して、幼い頃から何度やっても勝てないという強い劣等感を抱いており、刀の道を諦めて薙刀を選んだ過去があった。

・姉からは生前、雪音はこの世界で一番になれる、だから私の代わりに目指して、と期待を託されていた。
・しかし、学園でモニカ生徒会長や花邑毬乃といった圧倒的な強者たちを目の当たりにする。
・さらには、異常な速度で成長して自身を追いかけてくる幸助やリュディの存在を感じる中で、自分が姉の期待に応えて最強になれるのか自信を持てず、深く葛藤していた。

暁の迷宮での試練と幸助が寄せた信頼

彼女の悩みを察した幸助は、先輩なら世界で一番になれる、と断言し、自らの迷宮を攻略するダンジョンである暁の迷宮へ彼女を連れ出した。

・そこで雪音の前に現れたのは、刀を構えた姉・鈴音の影であった。
・雪音は、記憶にある姉よりも速く鋭い連撃の前に防戦一方となり、かつての劣等感が蘇って絶望しかける。
・しかしその時、幸助が事前に、俺を信じて下さい、全力で挑んで下さい、と伝え、自分の戦いを側で信じて見守ってくれていることに気がついた。

過去のトラウマの克服と九頭龍の覚醒

幸助の揺るぎない信頼を受けた雪音は、姉さんも天才であり人だった、私も人なのだ、超えられない道理はない、と悟る。

・そして、姉さんが死んでもずっと修行を続けてきた、これが今の私、水守雪音だ、と、姉の影に対して自らの全力を見せつける覚悟を決めた。
・迷いを振り切った雪音の薙刀の斬撃には、彼女の愚直でまっすぐな心が宿り、それを見た幸助が、龍が宿っている、と見惚れるほどの芸術的な剣閃へと昇華した。
・この覚悟によって、彼女は後にマジエク三強の一角と呼ばれる所以となる奥義へ通じる技、九頭龍を覚醒させるにいたる。

最強を目指す新たな決意と目標であり続ける意志

雪音の覚悟は、自身の限界突破だけにとどまらなかった。

・後日、幸助がツクヨミ学園ダンジョンの四十層を単独で一週間で攻略するという常識外れの偉業を成し遂げたことを知る。
・すると、三会(生徒会、風紀会、式部会)のトップが集まる会議の場で、私はモニカ会長を超え最強になろうと思う、と宣言した。
・これは、いずれ自分を超えていくであろう幸助の最大の壁(目標)であり続けるために、自らも学園最強を目指すという強い決意の表れであった。
・そして、幸助のことを、この魔法学園で最強になる男だよ、と他の役員たちの前で誇らしげに語り、自身も彼に相応しい存在として立ち続けるための確固たる覚悟を示している。

まとめ

水守雪音の覚悟は、自身の過去のトラウマを断ち切るだけでなく、幸助という存在に深く触発され、彼を導きながら共に最強の景色を見るために自らも限界を超えるという、彼女の気高く美しい精神性を象徴するものとなっている。幸助の無条件の信頼が彼女の劣等感を打ち消し、かつて諦めた最強への道を再び歩ませる原動力となった。幸助の目覚ましい躍進に気後れすることなく、むしろ彼の目標であり続けるためにモニカ会長への挑戦を公言した彼女の姿は、単なるヒロインの枠を超え、幸助とともに世界の運命を変えていく絶対的な強者としての覚醒を告げている。

エロハプニング

本作(第3巻)において、エロゲの世界という設定を活かした様々なハプニングや、コメディ的なトラブル、ラッキースケベ展開が描かれている。

幸助が巻き込まれる個性豊かなトラブルやヒロインたちとの騒がしい日常の全容は以下の通りである。

ルイージャ先生の魔力計測時における接触

ルイージャ先生が天才発明家アネモーヌから借りた怪しい魔力計測器を使って、幸助の体質を調べる際の一幕である。

・計測のために半裸になった幸助の前で、先生が何もないところで躓き、勢いよく幸助に突撃してしまった。
・幸助が先生の体を受け止めたものの、彼女の手が幸助の股間に触れてしまうというハプニングが発生した。
・直後に計測器が煙を上げて壊れるというオチもついている。

ショーツダンジョンでのパンツ炎上とノーパン化

ダンジョンである暗影の遺跡には、女性の使用済みショーツを三人分捧げるという理不尽な入場条件が設定されていた。

・試しに幸助自身のボクサーパンツとななみのショーツを台座に捧げたところ、ななみのものは戻ってきたものの、幸助のパンツは空中で燃え上がってしまった。
・ななみの水魔法で消火されたものの、隠す部分に大きな穴が開き、幸助はダンジョン内でノーパン状態になってしまう。
・さらに代替の布を探して荷物を漁ったところ、クラリスの黒い紐ショーツが紛れ込んでおり、ななみに問い詰められる事態にも発展している。

落とし穴の先に仕掛けられた謎の液体

暗影の遺跡のボス撃破後、宝箱を開けようとしたリュディと雪音の足場が崩れ、落とし穴の罠が発動した。

・幸助は咄嗟に第三・第四の手で二人を掴んで持ち上げ、自らがクッションとなる形で、ヌパ、という音を立てる謎の液体の中に落下した。
・幸助の膝や尻が液体で濡れてしまったが、エロゲ特有のエロトラップの被害からヒロインたちを無事に守り抜くことに成功した。

待ち合わせ場所での昼ドラ的な修羅場

幸助が雪音との待ち合わせ場所に向かう際、お小遣いの増額を求めて泣きすがるルイージャ先生を連れて行く羽目になる。

・幸助にすがりつく先生を見た雪音から、不倫していたのがバレた妻が別れたくないと夫にすがりついているようだ、と評されてしまった。
・さらにななみまでが悪ノリして逆側から幸助にすがりつき、男を取り合う昼ドラや美少女ゲームの修羅場ルートのような公開ハプニングへと発展した。

まとめ

本作に散りばめられたハプニングの数々は、シリアスなダンジョン攻略の合間を彩る良質なコメディ要素として機能している。ルイージャ先生との突発的なアクシデントや、ダンジョンの理不尽なギミックによって引き起こされたノーパン化、そして待ち合わせ場所での修羅場など、どれもエロゲの世界観だからこそ成立するコミカルなトラブルばかりである。これらの出来事は、幸助が最強を目指して過酷な努力を続ける一方で、ヒロインたちや周囲のキャラクターとの距離を縮め、作品特有の賑やかで魅力的な日常を構築する重要なエッセンスとなっている。

マジエク 2巻レビュー
マジエク まとめ
マジエク 4巻レビュー

登場キャラクター

ツクヨミ魔法学園

瀧音幸助

エロゲの不遇な友人キャラクターに転生した少年である。愛するヒロインたちをハッピーエンドへ導くため、世界最強を目指す決意を持っている。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の新入生。
・物語内での具体的な行動や成果
 学園の最初の試験を欠席し、単独でツクヨミ学園ダンジョンの四十層を攻略した。深層の隠しボスであるイカロスを倒し、成長限界解除アイテム「可能性の種」を獲得する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 試験の点数は0点であったが、ダンジョン攻略実績により学年1位の成績を収めた。周囲からの「劣等生」という悪評を覆し、生徒たちから畏怖の視線を向けられるようになる。

聖伊織

ゲーム本来の主人公に位置づけられる少年だ。真面目で善良な性格を持つ。瀧音幸助の悪評を信じず、友人として彼に信頼を寄せている。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の新入生。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助が学園を休んでダンジョンに潜っている間、クラスメイトに彼についての根回しを行った。最初の試験で学年5位の成績を収める。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 圧倒的な実績を出した瀧音幸助を超えたいと宣言し、互いに切磋琢磨するライバル関係を築いた。

聖結花

聖伊織の義妹にあたる少女である。メインヒロインの一人に数えられる。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の編入生。
・物語内での具体的な行動や成果
 成績発表の掲示板前で聖伊織や瀧音幸助の前に現れ、自己紹介をした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 リュディヴィーヌと同等の強さを持つ可能性が示唆されている。

加藤里菜

負けず嫌いな性格の少女だ。メインヒロインの一人である。瀧音幸助と軽口を叩き合う関係を持っている。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の新入生。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助の悪評を流す周囲に苛立ち、彼を庇う発言をした。瀧音幸助から厳しいダンジョンの攻略を提案され、それを受け入れる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 瀧音幸助の実力を認めつつも、彼や聖伊織に負けないと宣言する。

水守雪音

亡き姉に劣等感を抱いていた女性である。面倒見が良く、瀧音幸助の良き理解者として彼を支援している。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の風紀会副隊長。
・物語内での具体的な行動や成果
 ダンジョン「暁の迷宮」で姉の影と戦い、過去のトラウマを克服した。瀧音幸助のために滝の風景を縫い込んだお守りを作成して渡す。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 奥義に通じる技「九頭龍」を覚醒させた。三会の会議にて、生徒会長を超えて自分が最強になると宣言する。

リュディヴィーヌ・マリー=アンジュ・ド・ラ・トレーフル

トレーフル皇国の皇女であり、エルフの少女だ。瀧音幸助に強い好意と信頼を抱いている。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の新入生。花邑家の居候。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助のために四つ葉のクローバーのお守りを作り、彼を背中から抱きしめて応援した。最初の試験で学年3位を獲得する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 「LLL」という名称のファンクラブが存在する。

モニカ・メルツェーデス・フォン・メビウス

学園トップクラスの実力を持つ女性である。「三強」の一人だ。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の生徒会長。
・物語内での具体的な行動や成果
 三会の緊急会議に参加し、四十層を攻略した瀧音幸助の対応について協議した。一年生が無茶なダンジョン攻略をしないよう注意喚起を決定する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 瀧音幸助が最強に至るための大きな壁として認識されている。

ステファーニア・スカリオーネ

当代の聖女である。三会会議で冷静な意見を述べる立場をとる。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の風紀会長。
・物語内での具体的な行動や成果
 会議にて、生徒たちに無理なダンジョン攻略をさせて命を落とさせるべきではないと主張した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 白銀の光属性魔力を持つ。

ベニート・エヴァンジェリスタ

劣等生を見下す傾向がある男性だ。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の式部卿(式部会長)。
・物語内での具体的な行動や成果
 三会会議にて、四十層を攻略した瀧音幸助を式部会に引き入れたいと提案した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 他者を見下す発言が多いが、会議の場を沈静化させるなど空気を読む一面も持つ。

ガブリエッラ・エヴァンジェリスタ

成績ランキングに名前が記載された生徒である。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 本編内で直接の登場や行動は描かれていない。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 最初の試験において、合計180点で学年2位の成績を収めた。

姫宮紫苑

和服を着た女性である。生徒会と対立する姿勢を見せる。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の式部大輔(式部会副会長)。
・物語内での具体的な行動や成果
 会議にて、瀧音幸助がどこかの会に所属することに興味を示した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

フランツィスカ・エッダ・フォン・グナイゼナウ

眼鏡をかけた女性だ。冷静に状況を分析する。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の生徒会副会長。
・物語内での具体的な行動や成果
 三会会議で瀧音幸助の個人情報が記載された資料を配布した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

水守鈴音

水守雪音の亡き姉である。生前は雪音の才能を高く評価していた。
・所属組織、地位や役職
 特筆すべき事項は記載されていない。
・物語内での具体的な行動や成果
 本編内では直接登場せず、過去の回想で言及される。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 雪音に「この世界で一番になれる」と期待を託していた。

オレンジ頭の男子生徒

瀧音幸助のクラスメイトの男子生徒だ。気さくな性格である。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の新入生。
・物語内での具体的な行動や成果
 成績発表後、瀧音幸助の四十層攻略を称賛し、彼に普段通り接した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

ルイージャ先生

学園の教師である女性だ。借金問題で弱みを握られている。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の教師。
・物語内での具体的な行動や成果
 魔力計測器を使って瀧音幸助の体質を調べた。瀧音幸助に安眠枕を買うためのお小遣い増額を要求したが却下される。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 花邑家によって借金を整理され、花邑家管轄のマンションに移住する。

アネモーヌ

エルフの天才発明家である。
・所属組織、地位や役職
 特筆すべき事項は記載されていない。
・物語内での具体的な行動や成果
 本編内で直接の登場は描かれていない。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ルイージャ先生の弱みを握り、魔力計測器を貸し出した。

花邑毬乃

ツクヨミ魔法学園の学園長だ。瀧音幸助の保護者として彼を支援している。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の学園長。花邑家。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助の四十層攻略計画を事前に知り、教師の立場で可能な範囲の協力を行った。三会会議にて、瀧音幸助が花邑家の血を引く人間であることを公表する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ルイージャ先生の借金を引き取り、瀧音幸助に管理役を任せた。

花邑はつみ

花邑毬乃の娘であり、瀧音幸助の又従姉にあたる女性だ。無表情だが弟思いである。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の教授。花邑家。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助のためにエナジードリンクの匂いがする辛いサンドイッチを作った。リュディヴィーヌに詠唱短縮の過酷な訓練をつける。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 洗剤で米を洗うなど、特殊な行動で周囲を驚かせた。

貴族風の男子生徒

リュディヴィーヌのファンクラブに所属する男子生徒である。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の生徒。LLLのメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助の悪評を理由に、リュディヴィーヌから離れるよう直接忠告を行った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

掃除のおばちゃん

学園に出入りする清掃員だ。
・所属組織、地位や役職
 特筆すべき事項は記載されていない。
・物語内での具体的な行動や成果
 ダンジョンの外で二日間待機していたななみを邪魔だと言い、瀧音幸助に帰らせるよう伝えた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

紳士淑女達

エロゲのプレイヤー層を指す呼称である。
・所属組織、地位や役職
 特筆すべき事項は記載されていない。
・物語内での具体的な行動や成果
 ゲームの知識や攻略法をネット上で研究し、共有していたとされる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 瀧音幸助の持つ「ゲームのやり込み知識」の基盤となっている。

クラスメイトたち

ツクヨミ魔法学園の新入生たちだ。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 聖伊織の根回しもあり、瀧音幸助が学年一位を獲得した後も普段通りに彼に接した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

生徒たち

ツクヨミ魔法学園に通う学生たちである。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助の悪評を噂していたが、四十層攻略後は畏怖や恐怖の視線を向けるようになった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

教師たち

ツクヨミ魔法学園の教員である。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の教員。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助の四十層攻略という異次元の成績に大きな驚きを受けたことが言及される。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

三会

ツクヨミ魔法学園の権力を握る組織の総称だ。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の生徒組織。
・物語内での具体的な行動や成果
 学園の重要な決定を下す存在として描かれる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 最初の試験で一位を取った生徒を勧誘する特権を持つ。

生徒会

三会の一つである。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の生徒組織。
・物語内での具体的な行動や成果
 一年生が無茶なダンジョン攻略をしないよう注意喚起を行う方針を決めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

風紀会

三会の一つである。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の生徒組織。
・物語内での具体的な行動や成果
 本編内で組織としての具体的な集団行動は描かれていない。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

式部会

三会の一つである。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の生徒組織。
・物語内での具体的な行動や成果
 本編内で組織としての具体的な集団行動は描かれていない。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

LLL(ラブラブリュディヴィーヌ様)

リュディヴィーヌのファンクラブである。
・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の生徒によるファン組織。
・物語内での具体的な行動や成果
 リュディヴィーヌと親しい瀧音幸助に嫉妬し、学園から追い出すべきだと主張した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 瀧音幸助に対する誹謗中傷の大本となっている。

花邑家

ななみ

瀧音幸助の専属メイドである天使だ。主人に対して絶対の忠誠を誓っている。
・所属組織、地位や役職
 花邑家のメイド。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助の四十層攻略を地上で二日間待ち続け、帰還した彼を労った。瀧音幸助のために長いマフラーをしたメイドのお守りを作成した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ダンジョン攻略時の罠探知や遠距離攻撃など、多彩な能力で瀧音幸助を支援する。

クラリス

リュディヴィーヌに仕えるエルフの護衛である。
・所属組織、地位や役職
 トレーフル皇国のメイド。花邑家の居候。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助に模擬戦の稽古をつけ、回転しながらの攻撃方法を指導した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

税理士

花邑毬乃の紹介で登場した人物だ。
・所属組織、地位や役職
 特筆すべき事項は記載されていない。
・物語内での具体的な行動や成果
 ルイージャ先生の借金額を見て驚愕し、開いた口が塞がらなくなった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

弁護士

花邑毬乃の紹介で登場した人物だ。
・所属組織、地位や役職
 特筆すべき事項は記載されていない。
・物語内での具体的な行動や成果
 ルイージャ先生の借金問題に対処し、交渉によって解決を図った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

魔物・ダンジョン関連

ギョブリン

ゴブリンの体に魚の頭を持つ魔物である。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 初心者ダンジョンの低層で出現し、瀧音幸助に倒された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

ゴブリン

ダンジョンに出現する一般的な魔物だ。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 ツクヨミ学園ダンジョンの低層で出現したが、瀧音幸助に無視されたり殴られたりした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

ホブゴブリン

ゴブリンの上位種である魔物だ。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 弓などを装備して出現したが、瀧音幸助のランニングの過程で狩られたり逃げられたりした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

オーク

ツクヨミ学園ダンジョンの二十層に待ち構えるボスである。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。二十層ボス。
・物語内での具体的な行動や成果
 特筆すべき行動はなく、瀧音幸助に倒された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

マミー

人間を乾燥させ包帯を巻いたような魔物である。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 暗影の遺跡で出現し、瀧音幸助たちに倒された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

ゴート・マミー

動物型のマミーである。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 本編内で具体的な戦闘描写はされていない。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

ガゼル・マミー

動物型のマミーである。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 本編内で具体的な戦闘描写はされていない。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

ライオン・マミー

ライオンのミイラの姿をした魔物だ。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。暗影の遺跡十層ボス。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助やリュディヴィーヌたちの連携攻撃によってあっけなく討伐された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

サンドゴーレム

土砂でできた魔物である。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 暗影の遺跡で出現し、水守雪音の水魔法と物理攻撃で倒された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

ウッドゴーレム

木材で構成された巨人のような魔物だ。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。初心者ダンジョン十一層の隠しボス。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助が使用した火の陣刻魔石で燃やされ、倒された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

ジディアオ

巨大な亀に似た龍の仲間である。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 追加ダンジョン「故地の淀」の罠で出現し、瀧音幸助とななみに魔素稼ぎの対象として狩られ続けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 動きは遅いが、低レベルでは勝ちにくい強敵とされる。

インプ

競泳水着を着た変態的な外見の魔物だ。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 ツクヨミ学園ダンジョンの二十一層で出現し、瀧音幸助を動揺させた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

トレント

丸太の腕を持つ脳筋タイプの魔物である。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 ツクヨミ学園ダンジョンの二十一層で出現し、瀧音幸助に両断された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 火に弱いが、経験値稼ぎには適している。

ポイズントード

毒を持つ蛙の魔物だ。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 本編内では直接戦闘せず、瀧音幸助が毒を警戒して狩りを避ける原因となった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

コボルト

犬の頭を持つ動きの速い魔物である。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助から逃走されそうになったが、音の陣刻魔石で無力化され倒された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

ブラッディバット

血を吸う赤いコウモリの魔物だ。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 複数で出現するため、瀧音幸助は戦闘を避けて逃走を選択した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

カリヤドー

巨大なハサミを持つヤドカリ型の魔物である。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 泡を吹いて攻撃したが、瀧音幸助に顔を殴られて倒された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 打撃攻撃に弱いという特徴を持つ。

ノッカー

子供のような体型に巨大な金槌を持つ妖精の魔物だ。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 陣刻魔石による火炎攻撃とアクロバティックな動きで瀧音幸助を攻撃したが、居合いで両断された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 稀に中級の陣刻魔石をドロップする。

ペリュトン

鹿に羽が生えたような飛行魔物である。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 空から突撃し、瀧音幸助を苦戦させたため、光の陣刻魔石を使って逃走された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

クラムボン

巨大な蟹の魔物だ。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。三十層ボス。
・物語内での具体的な行動や成果
 火の中級陣刻魔石でダメージを受けた後、高速移動で反撃したが、足を切断されて討伐された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

ケンタウロス

上半身が渋いおじさんで下半身が馬の魔物である。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 漆黒の矢を放ちながら瀧音幸助を追いかけ、彼に逃走の難しさを痛感させた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 非常に足が速くスタミナがある。

ハルピュイア

大きな胸を持つ鳥人の女性型魔物だ。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 空からの急降下攻撃や仲間を呼ぶ能力で瀧音幸助を追い詰め、精神的に疲弊させた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 三十一層以降で最も出会いたくない厄介な魔物とされる。

トウテツ

羊の体に狛犬の顔を持つ魔物である。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 火を吐きながら素早い動きで攻撃し、ハルピュイアと連携して瀧音幸助を苦しめた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 特筆すべき事項は記載されていない。

イカロス

天使に似た姿を持つ強力な魔物だ。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。ツクヨミ学園ダンジョン四十層の隠しボス。
・物語内での具体的な行動や成果
 火の陣刻魔石で羽を溶かされた後、第二形態として暴走し瀧音幸助を追い詰めた。最後は抜刀術「瞬」で両断された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 討伐することで成長限界解除アイテム「可能性の種」をドロップする。

聖伊織の影

聖伊織の姿を模した影の魔物である。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 暁の迷宮で瀧音幸助の前に現れ、魔法と剣で攻撃したが、ストールと抜刀術で容易に倒された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 本物の聖伊織よりも実力が劣ると判断されている。

水守鈴音の影

水守鈴音の姿を模した影の魔物だ。
・所属組織、地位や役職
 ダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 暁の迷宮で水守雪音の前に現れ、生前の姉を思わせる鋭い連撃で彼女を追い詰めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 雪音が過去の劣等感を克服するための試練となった。

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マジエク 2巻レビュー
マジエク まとめ
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展開まとめ

一章 水守雪音の葛藤

雪音の視点と瀧音幸助への信頼

学園内の誹謗

水守雪音は、赤いストールを浮かせて歩く瀧音幸助と、その斜め後ろに控えるななみを見かけた。二人は目立っており、周囲からは好意的でない視線や陰口が向けられていた。瀧音幸助は劣等生、素行不良、軽薄男という噂で見られており、特にリュディの近衛騎士隊LLLが反感の大本になっているようだった。

貴族の忠告

水守雪音は、LLLらしき貴族風の男子生徒が瀧音幸助へ近づくのを見た。男子生徒は、瀧音幸助の授業態度や学園での振る舞いを責め、リュディに悪影響だと告げたようだった。しかし瀧音幸助はななみを制し、普段通りの態度で受け流したため、相手は悪態をつきながら去っていった。

ななみスペシャル

水守雪音が瀧音幸助とななみに近づくと、二人は目玉焼きに何をかけるかを話していた。ななみは、ななみスペシャルという謎の調味料を当然のように語り、水守雪音にも話を合わせるよう求めた。水守雪音はそれに乗り、瀧音幸助を混乱させると、彼の反応を見て思わず笑った。

リュディと雪音への信頼

水守雪音は、先ほどの男子生徒とのやり取りについて瀧音幸助に尋ねた。瀧音幸助は、自分の行動に一部正しい指摘もあると認めたが、他人に迷惑をかけているつもりはないと考えていた。そして、もしリュディが本当に嫌がっているなら近づかないが、彼女とは信頼し合っている気がすると語った。水守雪音はそれを保証し、自分も瀧音幸助を信頼していると伝えた。

世界最強への予告

瀧音幸助は、水守雪音に向かって、準備は整いつつあり、これから彼女が心から驚くようなことをすると告げた。それは難しく失敗する可能性もあるが、世界最強へ至るために必要なことだという。水守雪音は詳細を聞かなかったが、瀧音幸助の努力と彼を支える環境を思い、彼が成功する未来を自然に思い描いた。

姉の言葉

水守雪音は、瀧音幸助とななみが以前より近い距離で歩いていく姿を見送った。二人の間には目に見えない信頼が生まれているように感じられた。その姿を見た水守雪音は、世界最強という言葉から姉のことを思い出した。姉は、自分を天才と呼ぶなら雪音も天才だと認め、誰よりも強くなれると信じるよう告げていた。

二章 それはピンクの爆弾

ルイージャ先生の借金と初心者ダンジョンの秘密

ルイージャ先生の呼び止め

瀧音幸助は、周囲の悪評を予定調和として受け止めながら、次の行動を考えて図書館へ向かっていた。そこへルイージャ先生が現れ、なぜ授業に来ないのかと訴えた。彼女は瀧音幸助の体質について調べていたが、本人が午後授業に来ないため、花邑はつみに愚痴をこぼしたことで、瀧音幸助とはつみの関係を知った。

不穏な魔力計測器

ルイージャ先生は、瀧音幸助の体質を調べるため、アネモーヌから借りた魔力計測器を用意していた。しかしその装置は見た目からして怪しく、ルイージャ先生自身も仕組みを理解していなかった。瀧音幸助は、アネモーヌの発明品だと知って返品を勧めたが、先生が弱みを握られていると察し、機械を使う代わりに事情をすべて話すよう求めた。

ルイージャ先生の弱み

瀧音幸助は、ルイージャ先生が金に困り、危うい店で働こうとしていたことを聞き出した。アネモーヌはその件を知り、黙っている代わりに今回の協力を求めていた。瀧音幸助は先生のだまされやすさを叱りつつ、まずは魔力計測を終わらせることにした。

魔力計測の結果

瀧音幸助は装置を付けて計測を受けたが、機械は最終的に煙を上げて壊れた。ルイージャ先生は、瀧音幸助の遠距離魔法は具現化の前に何かに阻害されている可能性があると考えた。また、彼の膨大な魔力は通常の内包量とは違う場所に保持されているのではないかと推測し、魔力理論の歴史的大発見につながる可能性を見いだした。

借金問題の発覚

計測後、瀧音幸助は約束通りルイージャ先生に事情を話させた。原因は借金や税金の支払いであり、彼は契約内容や返済計画を聞くうちに、明らかに払いすぎや悪質な誘導があると判断した。そこで花邑毬乃に連絡し、税理士と弁護士を紹介してもらった。

花邑家による整理

税理士と弁護士の確認により、ルイージャ先生の借金は大きく減らされた。危険な相手には弁護士や瀧音幸助が対応し、花邑家の名前を出すことで解決した。残った借金は花邑家が引き取り、先生は花邑家管轄のマンションへ移されることになった。

先生の管理者

毬乃は、ルイージャ先生を放置するのは危険だと判断し、借金返済と生活管理を瀧音幸助に任せた。瀧音幸助は倫理的な危うさを感じて反発したが、毬乃は冗談を交えながらも、実際の管理は任せると決めていた。瀧音幸助は、思わぬ形でルイージャ先生の管理役を背負うことになった。

初心者ダンジョンの口止め

その後、毬乃は瀧音幸助が知った初心者ダンジョンの秘密について、しばらく関係者以外へ話さないでほしいと頼んだ。毬乃は十一層の存在を知らなかったようで、確認が必要だと説明した。瀧音幸助は理由を測りかねたが、花邑家と水守雪音以外には確認が取れるまで話さないと約束した。

十一層攻略の共有

水守雪音は、瀧音幸助が初心者ダンジョンの特殊階層や十一層の攻略情報を惜しげもなく共有することに驚いていた。その情報は、本来なら莫大な対価が必要なほど価値あるものだったが、瀧音幸助は信頼できる相手だから教えるだけだと笑った。雪音達はその情報でスキルを得て、瀧音幸助は自分のことのように喜んでいた。

リュディへの気遣い

雪音は、リュディが瀧音幸助の悪評やLLLの言動を気にしていることに気づいていた。瀧音幸助本人は一切気にしていないが、リュディにとって自分の存在が非難の原因になっていることは重かった。雪音は、ななみがそばにいることも踏まえ、リュディのことは自分がフォローしようと考えた。

はつみの注目

花邑はつみは、瀧音幸助が水守雪音を非常に高く評価していると雪音に伝えた。瀧音幸助は、最強を目指すうえで水守雪音を超すことが最終目標かもしれないとまで語っていた。雪音は、自分をそこまで評価するのは姉と瀧音幸助だけだと感じ、彼の言葉に不思議な説得力を覚えた。

三章 ショーツダンジョン

暗影の遺跡と三つの捧げ物

地図上の遺跡

瀧音幸助とななみは、地図には遺跡と記されている洞窟へ向かった。そこは一見すると普通の洞窟だったが、瀧音幸助はゲーム知識を頼りに、実はダンジョンであると知っていた。洞窟の奥には三体の戦乙女像と三つの台座があり、ななみが古代語を読むと、戦乙女の最後の盾を三人分捧げよと書かれていた。

最後の盾の正体

瀧音幸助は、最後の盾が使用済みショーツを意味すると説明した。ななみは呆れと怒りをにじませたが、瀧音幸助自身が考えた仕組みではないと理解し、彼を責めることはなかった。二人は試しに瀧音幸助のボクサーパンツとななみのショーツを捧げたが、ななみの物は戻され、瀧音幸助の物は燃えてしまった。

土下座のお願い

瀧音幸助は、ダンジョン攻略に必要な三人分のショーツを用意するため、水守雪音、リュディ、花邑はつみ、ななみに事情を説明した。彼は地面に額をつけて頼み込み、何でもするから協力してほしいと訴えた。雪音とリュディは恥ずかしがりながらも、瀧音幸助を信じ、力になりたいとして協力を決めた。

三人の協力

水守雪音は、瀧音幸助がこのような場面で嘘をつく人間ではないと信じ、恥ずかしそうに自分の物を使ってよいと伝えた。リュディも、これまで助けられてばかりだったため、今度は自分が瀧音幸助を助けたいと語った。花邑はつみはすでに脱いでいた物を渡し、瀧音幸助を大いに動揺させた。

ななみのお守り

ななみは、自分も瀧音幸助への誠意を示したいとして、自分のショーツを渡した。瀧音幸助は不要だと返そうとしたが、ななみはお守りだと思って持っていてほしいと告げた。彼女は、自分だけ渡さないのは負けた気がすると言い、瀧音幸助の胸ポケットに押し込んだ。

開かれた魔法陣

三人が台座にショーツを捧げると、三体の戦乙女像から光が放たれた。ショーツは光の中で浮かび上がり、雪音とリュディは見られたくないと表情で訴えた。瀧音幸助は強い誘惑に耐えながら視線をそらし、ななみから許可を得て目を開けると、祭壇の中央には魔法陣が現れていた。

暗影の遺跡

瀧音幸助達は、罠が多いダンジョンである暗影の遺跡へ入った。ここには今後の攻略を楽にする重要なアイテムが眠っていたため、瀧音幸助は変態扱いされる覚悟で挑んでいた。道中ではマミーが出現したが、瀧音幸助、リュディ、ななみが中心となって戦い、雪音とはつみはほとんど手を出さないほど余裕のある進行だった。

リュディへの魔力贈与

階層を進む中で、瀧音幸助はリュディに魔力を贈与した。リュディは息を乱して瀧音幸助にもたれかかり、その様子は危うい空気を帯びていた。ななみとはつみも魔力贈与を求めるように並び、瀧音幸助は帰宅後に使うことを約束させられた。

水守雪音との会話

水守雪音は、瀧音幸助がなぜそこまで頑張るのか尋ねた。瀧音幸助は最強になりたいからだと答え、聖伊織や三強に追いつき、超えるために今できる限りのことをしていると考えていた。彼は雪音にも一緒に強くなろうと誘い、学園ダンジョン百層突破を口にした。雪音は笑いながらも、自分が行ける時なら構わないと応じた。

ライオン・マミー戦

十層で一行はボスのライオン・マミーと戦った。瀧音幸助は相手の攻撃をストールで防ぎ、リュディの風魔法とななみの矢で一気に押し切った。相手は同格帯のボスだったが、今回の一行は戦力が過剰であり、戦闘はあっけなく終わった。

落とし穴の罠

ボス部屋の先には宝箱があり、リュディと雪音が近づいた瞬間、瀧音幸助はイベント罠の存在を思い出した。彼は二人を止めようとしたが間に合わず、足場が割れた。瀧音幸助は落下する二人を第三、第四の手でつかみ、自分が液体の中へ落ちることで二人を守った。

罠の後始末

瀧音幸助は膝や尻を液体で濡らしたが、リュディと雪音は無事だった。はつみが解毒し、雪音が水魔法で洗い流した。リュディと雪音は自分の不注意を謝ったが、瀧音幸助は謝らないでほしいと伝えた。ななみも罠を探知できなかったことを謝ったが、瀧音幸助は今日ずっと助けられていたと返した。

五つの指輪

宝箱には、火、水、風、土の属性を強化する四つの指輪と、罠探知能力を持つみすぼらしい指輪が入っていた。瀧音幸助は、火の指輪をななみ、水の指輪を雪音、風の指輪をリュディ、土の指輪をはつみに渡した。自分は罠探知の指輪を受け取り、属性指輪は有用に使える者が持つべきだと考えた。

戻された三つの宝

帰還後、瀧音幸助は靴紐を直すふりをして一人残った。すると戦乙女像の中心に光が現れ、捧げた三つのショーツが台座へ戻ってきた。瀧音幸助はその光景に激しく動揺したが、出口に誰もいないことを確認し、平静を装って仲間達と合流した。

ななみとの秘密

リュディは瀧音幸助の様子が普段と違うことに気づいたが、彼は疲れただけだとごまかした。ななみは、瀧音幸助が何を見たのかを察しており、彼だけに分かる言葉でからかった。最後にななみは、それをご主人様と私だけの秘密だと告げた。

四章 準備

故地の淀とジディアオ狩り

休息を求めるななみ

瀧音幸助は、リュディ達が属性強化の指輪を得たことで、花邑家周辺では自分が一番弱くなったと感じていた。そのため学園を休んで次のダンジョンへ向かおうとしたが、ななみは前日の疲労や徹夜を指摘し、今日くらいは休むべきだと説いた。瀧音幸助は、自分がリュディの立場なら止めると納得し、ダンジョン攻略を一日休むことにした。

ななみとの買い物

瀧音幸助は休む代わりに、ツクヨミ学園ダンジョン攻略前に必要な魔石を買いに行くことを決めた。ななみは当然のように同行し、待ち合わせでも冗談を交えながら瀧音幸助を振り回した。二人は花邑家の敷地を出て街へ向かいながら、前日に手に入れた指輪の価値について話した。

指輪の価値

ななみは、属性強化の指輪にリュディ達が強い価値を見いだしていた一方で、自分と瀧音幸助だけがそれほど驚いていなかったことを気にしていた。瀧音幸助は、ななみの見立て通り、自分はその指輪に世間ほどの価値を感じていないと認めた。彼はいつか必ず自分の知ることを話すと約束し、翌日のダンジョンでは別の意味で驚くはずだと告げた。

故地の淀

翌日、瀧音幸助とななみは、店舗特典の追加ダンジョンである故地の淀へ向かった。そこは薄明の岫や暗影の遺跡と同じ程度のダンジョンだったが、罠によって本来の適正より格上の魔物が出現する場所だった。瀧音幸助は、その罠を危険ではなく魔素稼ぎの好機として利用するつもりだった。

ジディアオの罠

ななみが罠を作動させると、巨大な亀に似た龍の仲間であるジディアオが落ちてきた。ジディアオは本来なら低レベルでは勝ちにくい強敵だったが、動きが遅く、ひっくり返せば無力化できる弱点があった。瀧音幸助は第三の手と第四の手で次々とジディアオをひっくり返し、ななみが罠を再起動して数を増やしていった。

単調な魔素稼ぎ

瀧音幸助とななみは、並べたジディアオをななみのエクスプロードアローと瀧音幸助の攻撃で倒していった。作業自体は安全で効率的だったが、同じ流れの繰り返しで単調だった。ななみは冗談を交えながら瀧音幸助をからかい、二人は軽口を叩きつつも手を止めずに魔素を稼いだ。

狩りの成果

数時間のジディアオ狩りを終えるころには、瀧音幸助は魔素による強化をはっきり実感していた。ジディアオへの攻撃にも以前ほど力を込める必要がなくなり、ななみの援護がなくても倒せそうだと感じた。ただし、罠の起動や敵を並べる効率を考えれば、ななみと二人で行う方が明らかに有利だった。

ボス放置の帰還

ななみは、この後どうするか瀧音幸助に尋ねた。ダンジョンの奥にはボスと宝箱があったが、瀧音幸助にとって宝箱の中身は不要であり、ボスも得るものが少ない相手だった。彼は時間を無駄にせず帰宅して鍛錬や休息に充てる方が有意義だと判断し、ボスを放置して帰ることを決めた。

五章 それぞれの思い

四十層攻略計画と聖伊織との昼食

花邑家の相談

リュディは夕食後、毬乃から呼び出されてリビングへ向かった。そこには毬乃、はつみ、水守雪音、ななみ、クラリスが集まっており、議題は瀧音幸助のことだった。毬乃は、瀧音幸助が非常に危険で常識外れなことをしようとしていると話し、ななみと相談した結果、それを応援する方針にしたと告げた。

試験をサボる一位狙い

毬乃は、瀧音幸助が試験をサボりながら学年一位を取るつもりだと説明した。ツクヨミ魔法学園の成績は試験点数だけでなく、ダンジョン攻略階層でも決まるため、試験を受けなくても高順位を狙える仕組みだった。しかし瀧音幸助が目指しているのは一年生の目標を大きく超えた四十層であり、それもソロ攻略だった。

四十層への驚愕

水守雪音とはつみは、瀧音幸助が四十層をソロで目指すと聞いて強く驚いた。四十層は二年生の目標階層であり、過去の最速記録でも初挑戦から六か月かかっていた。試験結果が出るまでの一週間ほどでそこまで進むという計画は、常識では考えにくいものだった。

応援の決意

毬乃とななみは、瀧音幸助が本気で四十層攻略を狙っており、現在も異常な速さで成長していると見ていた。毬乃は、特別扱いはできないが可能な範囲で協力すると話し、リュディ達にも力を貸してほしいと頼んだ。リュディと水守雪音は、頼まれるまでもなく瀧音幸助の力になると答えた。

水守雪音の役割

毬乃は、水守雪音に対して、瀧音幸助が自分達の役割を察しており、だからこそわざと目立っている可能性があると伝えた。水守雪音はその意味を理解し、瀧音幸助との関係は変わらず、むしろ今後さらに関わることになると答えた。リュディにはまだ話せないことだったが、試験後には知ることになると説明された。

学園で目立つ瀧音幸助とななみ

瀧音幸助は、学園内で目立つ人物について考えていた。姫宮紫苑やリュディが強い存在感を持つ一方、最近では赤いストールを身につけた瀧音幸助と、銀髪のメイド服姿のななみも注目を集めていた。学食でも二人は周囲から見られており、ななみはその状況を楽しむように瀧音幸助の世話をしていた。

聖伊織の友情

瀧音幸助は、自分と一緒にいることで聖伊織まで注目されるのを気にし、距離を取ってもいいと伝えた。しかし聖伊織は、瀧音幸助が良い人だと知っており、友達だから離れるつもりはないと返した。瀧音幸助は聖伊織の善良さに感激し、彼に好きな物を頼んでいいと勧めた。

試験と生徒会ルート

聖伊織は、瀧音幸助に試験は大丈夫かと尋ねた。瀧音幸助は大丈夫ではないが学年一位を取るつもりだと答えた。さらに聖伊織は、生徒会の人達といくつかのダンジョンを攻略しており、最近は強くなっている実感があると話した。瀧音幸助は、聖伊織が順調に成長していることを喜びつつ、自分も負けるつもりはないと笑った。

六章 『三強』水守雪音

暁の迷宮と水守雪音の九頭龍

水守雪音の陰り

瀧音幸助は、水守雪音の薙刀捌きに普段の美しさがないことに気づいた。雪音は、自分がどこまで強くなれるのか悩んでいた。彼女は姉の水守鈴音から世界で一番になれると言われていたが、鈴音、モニカ、花邑毬乃といった存在を知るほど、自分がその期待に応えられるのか疑問を抱くようになっていた。

強さへの問い

瀧音幸助は、雪音の迷いを聞き、自分が答えを押しつけるのではなく、まず雪音自身の意思を確かめた。彼は雪音に強くなりたいかと問い、雪音がなれるのかと返すと、彼女の思う最強を超えられると断言した。そして今すぐ自分とダンジョンへ来てほしいと告げた。

暁の迷宮

瀧音幸助は、雪音を暁の迷宮へ連れて行った。そこは複数人で入れるが、それぞれが別々に戦う特殊なダンジョンだった。瀧音幸助は、現れる敵は決して勝てない相手ではなく、雪音なら必ず勝てると伝えた。さらに自分は先に敵を倒して雪音のもとへ行くが、手は出さないと約束した。

水守鈴音の影

雪音が転移した先は、彼女がかつて通っていた滝のような場所だった。そこには、髪を下ろした雪音に似た黒い影が立っていた。しかしその影が手にしていたのは薙刀ではなく刀であり、構えや太刀筋から、雪音はそれが姉の水守鈴音を模した存在だと悟った。

聖伊織の影

瀧音幸助の前に現れたのは、聖伊織の姿をした影だった。影は剣と複数属性の魔法を使う魔法剣士型で、瀧音幸助に攻撃を仕掛けた。しかし瀧音幸助は、本物の聖伊織はこの程度ではないと見切り、影を伊織とは認めなかった。彼はストールと抜刀術で確実に追い込み、影を斬り捨てた。

雪音の劣勢

雪音は鈴音の影と戦ったが、幾度斬っても影は倒れなかった。影の連撃は記憶の中の姉よりも速く鋭く、雪音は次第に守るだけで精一杯になった。姉、モニカ、毬乃、紫苑、フラン、そして追いかけてくる瀧音幸助やリュディの存在を思い、雪音は自分が本当に一番になれるのか分からなくなっていた。

瀧音幸助の信頼

雪音が折れかけたとき、瀧音幸助が彼女のもとへ現れた。彼は手を出さず、ただ雪音を信じて見つめていた。雪音は、彼の言葉を思い出し、こんなところでくじけるわけにはいかないと立ち直った。姉も自分も同じ人間であり、超えられない道理はないと考えた。

水守雪音の道

雪音は、姉の死後も磨き続けてきた技を見せるため、再び鈴音の影へ向かった。影の攻撃を見切った雪音は、余裕を持ってかわし、薙刀で攻勢に転じた。彼女の動きは以前とは変わり、斬撃の一つ一つに芯が宿り、瀧音幸助にはそれが美しい絵のように見えた。

龍を宿した剣閃

瀧音幸助は、雪音の剣閃に彼女のまっすぐな心が宿っていると感じた。その斬撃は荒々しくも透き通るように美しく、まるで龍が宿っているようだった。雪音は瀧音幸助に見ていろと伝えるように一瞬だけ視線を向け、全身に魔力をまとって奥義へつながる技を放った。

九頭龍

雪音の連続斬撃には、一つ一つに龍が見えた。瀧音幸助は、彼女が現時点でその技を習得したことに強く心を動かされた。それは、技の水守雪音を三強の一角たらしめる奥義へ通じる九頭龍だった。

七章 思いの形

三つのお守りと四十層攻略前夜

水守雪音への憧れ

瀧音幸助は、暁の迷宮で見た水守雪音の剣閃が頭から離れず、授業中や素振りの最中にも思い返していた。雪音の九頭龍に心を奪われた影響で上の空になっており、雪音からも生暖かい目で見られていた。そんな中、瀧音幸助は授業後に雪音と会うことになり、久しぶりに学園へ向かった。

学園での注目

瀧音幸助とななみは、学園内で相変わらず周囲の視線を集めていた。瀧音幸助は好意的な声援がないことをぼやいたが、ななみは自分のような美少女メイドに仕えられているだけで十分だと励ました。さらに、リュディや雪音、はつみ、クラリス、聖伊織達が瀧音幸助の努力を知り、応援していると伝えた。

ルイージャ先生の浪費

瀧音幸助は、学園でルイージャ先生に声をかけた。先生は借金管理の件から妙な覚悟を見せたが、瀧音幸助は近況を尋ねただけだった。生活は安定してきたものの、先生はお小遣いの増額を求め、怪しい安眠枕を買おうとしていた。瀧音幸助はそれを却下し、すでに良い布団を買って小遣いを使い切っていた先生に呆れた。

雪音との待ち合わせ

瀧音幸助は、ルイージャ先生にすがりつかれたまま雪音との待ち合わせ場所へ向かった。雪音はその状況を見て、不倫がばれた妻が夫にすがるようだと評した。ななみも悪ノリして瀧音幸助にすがったが、その後、雪音の意図を察してルイージャ先生を連れて場を離れた。

滝のお守り

雪音は、翌日にツクヨミ学園ダンジョンへ挑む瀧音幸助を案じていた。彼女は本当は一緒に行きたいと思っていたが、瀧音幸助に理由があると理解していた。そして、初めて出会った滝の風景を縫い込んだ手作りのお守りを渡し、成功を祈ると告げた。瀧音幸助は、指輪よりも雪音が時間をかけて作ったお守りの方が大切だと受け取った。

ななみのお守り

瀧音幸助は、ルイージャ先生を連れて行ってくれたななみに礼を伝えた。ななみは雪音のお守りのことを知っており、自分も用意していたと明かした。彼女は胸元から、長いマフラーをしたメイドが描かれたお守りを取り出して渡した。瀧音幸助はそれを心から喜び、一生外さないと伝えた。

ついてこいの言葉

瀧音幸助は、四十層攻略が終わった後も行きたいダンジョンがたくさんあるため、ななみについてきてほしいと頼んだ。ななみは、その言い方は違うと返し、ついてきてくれではなく、ついてこいと言われたいと告げた。瀧音幸助がついてこい、ななみと言うと、ななみはどこへでもついていくと応じた。

リュディの不安

瀧音幸助が翌日の準備をしていると、リュディが部屋を訪ねてきた。彼女は瀧音幸助が試験の日に一人でダンジョンへ行くことを確認し、自分がいなくてもよい存在なのかと不安を漏らした。瀧音幸助は、今回だけは一人で行く必要があるが、その後の攻略は自分一人では無理であり、必ず一緒に来てほしいと伝えた。

四つ葉のお守り

リュディは、水守雪音とななみに作り方を教わりながら作った、四つ葉のクローバーのお守りを瀧音幸助へ渡した。雪音やななみに比べて下手だと気にしていたが、瀧音幸助は上手さは関係なく、自分にとっては同じくらい大切な宝物だと感謝した。リュディは納得しきれない様子ながらも、次からは一人で無茶をしないよう求めた。

背中からの応援

リュディは瀧音幸助に後ろを向かせ、背中から抱きついた。彼女は新しくできたラーメン屋へ連れていくよう求め、瀧音幸助も快く応じた。最後にリュディは、瀧音幸助の背中にしがみついたまま頑張ってと告げた。瀧音幸助は、その言葉を受け止め、翌日の四十層攻略へ向かう決意を固めた。

八章 ツクヨミ学園ダンジョン

ツクヨミ学園ダンジョン四十層攻略

四十層攻略の期限

瀧音幸助は、試験開始日から約七日以内にツクヨミ学園ダンジョン四十層を攻略しなければ、学年一位を取れないと考えていた。目標は余裕を持った六日攻略であり、学年一位や三会入会よりも、初回ソロ四十層攻略で得られる特典を重視していた。

序盤のランニング

瀧音幸助は、低層の敵をほぼ無視して最短距離を進んだ。登場する魔物やマップが記憶通りであることを確認し、一層から十層まではただのランニングコースだと判断した。十層のボスも今の瀧音幸助には脅威ではなく、長距離移動の疲労の方が大きかった。

十層での野営

十層到達後、瀧音幸助は無理に先へ進まず、予定通り休息を取ることにした。ななみとはつみが用意したサンドイッチを食べ、ななみの卵サンドに感動した後、はつみの奇妙なサンドイッチにも挑んだ。翌朝、彼は何があったか曖昧なまま、異様に疲れが取れた状態で再出発した。

罠探知の指輪

十一層以降では罠が現れ始めたため、瀧音幸助は暗影の遺跡で得た罠探知の指輪の有用性を実感した。この指輪がなければソロ四十層攻略は難しかったが、四十一層以降では力不足になるため、今後はななみの罠探知に頼る必要があるとも考えていた。

二十層までの逃走

瀧音幸助はコボルトやブラッディバットなど、逃げにくい相手への対策として音の陣刻魔石を使いながら進んだ。戦闘を最小限に抑えたため、二十層攻略は予定通り二日で終えた。二十層ボスも特に苦戦せず、彼は逃走を軸にした攻略方針を維持した。

二十一層のエロモンスター

二十一層からは、競泳水着姿のインプやトレントなどが出現した。瀧音幸助はインプとの戦闘に動揺しつつも、音の陣刻魔石で逃走を選んだ。一方でトレントは倒しやすく魔素も多いため狩り候補だったが、同階層に毒持ちの敵がいることから、本格的な稼ぎは避けた。

ノッカー狩り

二十七層で瀧音幸助は、目的の一つであるノッカー狩りを始めた。初戦でいきなり火の中級陣刻魔石を入手し、幸運に驚いたが、その後は確率通りに苦戦し、目標数を集めるまで約十二時間かかった。彼は疲れながらも、イカロス戦に必要な火力を確保した。

三十層のクラムボン

三十層では蟹の魔物クラムボンと戦った。瀧音幸助は火の中級陣刻魔石で大きなダメージを与えた後、相手の高速移動と強烈なハサミに苦戦しながらも、心眼とストール、刀を使って脚を奪い、討伐した。しかしこの先の敵がさらに強くなることを思い、攻略の厳しさを改めて感じた。

三十一層からの苦戦

三十一層以降は草原のような広大なフロアとなり、瀧音幸助はマップ把握と逃走の難しさに直面した。ケンタウロスやハルピュイアは想定以上に逃げにくく、特にハルピュイアは仲間を呼ぶため厄介だった。予定より進行は遅れ、陣刻魔石の消費も増え、瀧音幸助は精神的に追い込まれていった。

お守りの支え

三十六層突破後、瀧音幸助は精神的に疲れ果て、地上へ戻ることも考えた。しかしポケットの中にあった水守雪音、ななみ、リュディのお守りを見て、花邑家でのやり取りや皆の支えを思い出した。彼はもう少しだけ頑張ろうと決め、再び前へ進んだ。

四十層前の休息

瀧音幸助は三十七層以降を、アイテムを惜しまず使うことで突破した。三十八層からは鈍足の敵が増えたため進みやすくなり、昼頃には四十層へ到達した。彼はボス戦に備え、温かいスープとコーヒーを取り、休息してから初回ソロ限定の隠しボスへ挑んだ。

イカロス戦

四十層に現れた隠しボスは、翼を持つイカロスだった。イカロスは深層級の強敵であり、剣、盾、足技、空中からの急降下攻撃で瀧音幸助を圧倒した。瀧音幸助は火の中級陣刻魔石で羽を焼き落とし、飛行能力を奪ったが、イカロスはなお立ち上がり、さらに激しく攻め続けた。

暴走するイカロス

瀧音幸助が勝機を見いだした直後、イカロスは暴走状態となり、盾を捨てて両手剣で攻め始めた。力も速さも防御力も上がり、瀧音幸助の抜刀術でも薄く切る程度しか通らなかった。瀧音幸助は追い詰められたが、皆の訓練や支えを思い出し、水守雪音の美しい剣閃を自分の動きに重ねた。

弐式瞬

瀧音幸助は、水守雪音の剣閃を一刀に込めるようにして、新たな抜刀術を放った。それは通常の瞬を超えた弐式瞬であり、イカロスの剣と腕を斬り落とした。さらに最後の火の中級陣刻魔石を使い、見えた線に沿って再び抜刀し、イカロスを討伐した。

可能性の種

イカロスを倒すと、宝箱が現れた。中には成長限界を解除する可能性の種が入っており、瀧音幸助はついに目的の品を手にした。しかし彼は、可能性の種以上に、皆から受け取った支えの方が大きな力だったと感じ、早く彼女達に会って感謝を伝えたいと思った。

ななみの出迎え

ダンジョンの外へ出ると、ななみが待っていた。彼女は帰還時間を予測したと言ったが、実際には二日前から待っていたようだった。瀧音幸助が四十層攻略を確認すると、ななみは心から喜び、彼を労おうとした。瀧音幸助は遠慮せずななみを抱きしめ、疲れが浄化されるような温かさを感じた。

仲間達の帰還祝い

ななみの連絡を受け、水守雪音とリュディも授業を抜けて駆けつけた。さらに花邑はつみも現れ、瀧音幸助の帰還を迎えた。瀧音幸助は、皆が自分のために来てくれたことに感極まり、四十層を突破できたのは皆のおかげだと伝えた。

ありがとう

瀧音幸助は、くじけそうになった時に皆の顔が浮かび、何度も踏みとどまれたと語った。守りたい人達に支えられ、好きな人達に力をもらっていたことを実感し、自分は世界で誰よりも幸せだと感じた。彼は三つのお守りを握りしめ、溢れる感謝を込めて、皆にありがとうと伝えた。

九章 『劣等生』瀧音幸助

学年一位と聖結花の編入

遅い目覚め

瀧音幸助は、四十層攻略の疲労が熱いシャワーと布団で一気に出たため、予定より大幅に遅く目覚めた。ななみは彼の疲れを心配し、怒られることを覚悟で寝かせていた。瀧音幸助はそれを責める気にはなれず、ななみやクラリスと少し早い昼食を取ってから学園へ向かった。

校門のリュディ

瀧音幸助が学園へ着くと、校門前にはリュディが待っていた。彼女は成績表を皆で見に行く前に、瀧音幸助の到着を迎えるために来ていた。瀧音幸助、リュディ、ななみが並んで歩くと、周囲の視線は嫉妬や羨望ではなく、得体の知れない存在を見るような畏怖に変わっていた。

変わらないクラスメイト

瀧音幸助は、周囲が自分を恐れる中で、オレンジやクラスメイト達から普段通り声をかけられた。彼らは瀧音幸助の四十層攻略を褒め、いつもの調子で話して去っていった。リュディは、聖伊織がクラスメイトに根回ししてくれたことを教え、瀧音幸助はリュディも動いてくれていたことを察して感謝した。

加藤里菜の叱責

加藤里菜は、瀧音幸助が周囲を心配させたことを責めながらも、彼の偉業を認めていた。彼女は悪評を信じる周囲に腹を立て、瀧音幸助がそういう人間ではないと庇っていた。瀧音幸助は謝意を伝え、里菜が自分と肩を並べるほど強くなると改めて断言した。

カトリナへの誘い

瀧音幸助は、加藤里菜に合った厳しいダンジョンを紹介し、攻略してみないかと挑発した。リュディも賛成したため、里菜は暇つぶしだと言いながら受け入れた。瀧音幸助は、彼女の実力と可能性を認めつつ、自分は追い抜かせるつもりはないと考えた。

魔法掲示板の静寂

魔法掲示板の前には人だかりができていたが、瀧音幸助が近づくと波紋のように沈黙が広がった。人々は彼のために道を開け、掲示板には瀧音幸助が学科試験、実技試験ともに零点ながら、攻略階層四十層によって一位になったことが示されていた。リュディは三位、聖伊織は五位に入っていた。

聖伊織の祝福

聖伊織は人混みをかき分けて現れ、瀧音幸助の一位を満面の笑みで祝った。瀧音幸助は、テストを休んだことで心配をかけたことを反省し、伊織の根回しに礼を伝えた。伊織は、否定的な視線を受けても自分を曲げずに強くなった瀧音幸助をすごいと感じ、自分も彼を超えたいと語った。

ライバルの笑顔

瀧音幸助は、聖伊織に超えられるつもりはないと返した。伊織も負ける気はないと応じ、二人は笑い合った。瀧音幸助は、伊織なら自分を超え得ると認めつつも、自分は届かないほど先へ進み、最強へ至るつもりでいた。

聖結花の編入

そこへ、聖伊織をお兄ちゃんと呼ぶ少女が現れた。彼女は学園へ編入してきたと明かし、瀧音幸助達に挨拶した。瀧音幸助は、彼女がゲームのメインヒロインの一人であり、リュディ並みの強さを持つ可能性がある聖伊織の義妹、聖結花だと理解した。

十章 水守雪音の予言

三会会議と瀧音幸助の評価

三人の最強宣言

水守雪音は、姫宮紫苑、フランツィスカと共に緊急の三会会議へ向かっていた。瀧音幸助がツクヨミ学園ダンジョン四十層を一週間でソロ攻略した件は学園中の噂となっており、二、三年生や教師ほどその異常さを理解していた。雪音はその偉業を受け、モニカを超えて学園最強となり、瀧音幸助の前に立ちはだかりたいと考えるようになっていた。

紫苑とフランツィスカの対抗心

雪音が最強を目指すと口にすると、紫苑は最強になるのは自分だと笑った。紫苑は雪音の才能と強さを認めつつ、一度も勝てないと思ったことはないと不敵に告げた。さらにフランツィスカも、自分も二人を目標にしてきたが負けるつもりはないと宣言し、三人はそれぞれ頂点を目指す意思を示した。

三会の緊急招集

会議室には、モニカ、ステファーニア、ベニート、紫苑、フランツィスカ、雪音が集まった。議題は瀧音幸助の四十層ソロ攻略であり、フランツィスカは彼の情報を記した資料を配った。しかし資料には不明な点が多く、瀧音幸助が通常の生徒とは違う扱いであることが示されていた。

一年生への注意喚起

三会では、瀧音幸助の偉業を見た一年生が自分にもできると勘違いし、無謀にダンジョンへ挑む危険が問題になった。ベニートや紫苑は、式部会が注意すると逆効果になりかねないと判断し、生徒会が注意喚起を行う流れになった。ステファーニアは挑ませればよいと冷たく言ったが、紫苑やフランツィスカは命の危険を理由に反対した。

瀧音幸助の所属先

次に、瀧音幸助を三会へ推薦する話になった。実力だけなら申し分なかったが、式部会には地位や権力、風紀会には規律面での難しさがあり、生徒会が妥当ではないかという意見も出た。雪音は、瀧音幸助は根が真面目であり、生徒会、風紀会、式部会のどれでもこなせる人間だと答えた。

花邑家の血筋

雪音は、瀧音幸助に手を出すことは複数の国に喧嘩を売るのと同じであり、保護者も学園にいると示唆した。そこへ花邑毬乃が遅れて現れ、瀧音幸助の件だと聞くと、うちの子はすごいでしょうと笑った。毬乃の言葉により、瀧音幸助が花邑家の血を引く人間であることが明かされ、会議室の空気は凍りついた。

モニカの問い

モニカは動揺せず、雪音へ瀧音幸助がどんな人物かを尋ねた。雪音は、努力家で研究家で、たまに馬鹿をしながらも誠実で、他人を大切にする人物だと考えた。さらに彼が見ている世界を自分も見てみたいと思い、彼に強く影響されている自分にも気づいた。

魔法学園で最強になる男

雪音は、瀧音幸助を語る言葉として、彼自身が何度も口にしてきた言葉を選んだ。かつてなら笑い飛ばされたであろうその言葉も、今の瀧音幸助なら現実味を帯びていた。雪音はモニカへ不敵に笑い、瀧音幸助はこの魔法学園で最強になる男だと答えた。

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