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フィクション(Novel)マジカル★エクスプローラー読書感想

小説【マジエク】「マジカル★エクスプローラー 7」感想・ネタバレ

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マジカル★エクスプローラー 7の表紙画像(レビュー記事導入用) フィクション(Novel)

マジエク 6巻レビュー
マジエク まとめ
マジエク 8巻レビュー

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  1. 物語の概要
    1. ■ 作品概要
    2. ■ 主要キャラクター
    3. ■ 物語の特徴
  2. 書籍情報
  3. あらすじ・内容
  4. 感想
  5. 考察・解説
    1. アマテラス女学園潜入
    2. 天使の秘術
    3. 瀧音幸助の潜入調査
    4. スーパーシスター制度
    5. 邪神と魔族の陰謀
    6. ステルスダンジョン攻略
    7. トラブル(ハプニング)
  6. 登場キャラクター
    1. ツクヨミ魔法学園 生徒会
      1. モニカ・メルツェーデス・フォン・メビウス
      2. フランツィスカ
    2. ツクヨミ魔法学園 風紀会
      1. ステファーニア
      2. 水守雪音
    3. ツクヨミ魔法学園 式部会
      1. ベニート
      2. アネモーヌ
    4. 花邑家および使用人
      1. 花邑毬乃
      2. 花邑はつみ
      3. ななみ
    5. ツクヨミ魔法学園 教職員
      1. 桜瑠依
    6. ツクヨミ魔法学園 生徒
      1. 瀧音幸助
      2. 瀧音ななこ
      3. 聖伊織
      4. 聖結花
      5. リュディヴィーヌ・マリー=アンジュ・ド・ラ・トレーフル
      6. ギャビー
      7. 加藤里菜
      8. オレンジ
    7. アマテラス女学園 生徒会
      1. 九条華
      2. クリスティーネ・フォン・ガウス
    8. アマテラス女学園 教職員
      1. アマテラス女学園の学園長
    9. アマテラス女学園 生徒
      1. 竹松奈央
      2. メアリー・ウォートリー・ヴェストリス
      3. ミレーナ
      4. 聡美
    10. スサノオ武術学園
      1. 獣王
    11. その他の人物・集団
      1. 黒いローブの女性
      2. 邪神教
      3. 魔族
      4. 悪魔
      5. 魔法騎士団
      6. 近衛騎士団
      7. 乙姫シスターズ
      8. 折紙―武頭
      9. 紙兵士
      10. 紙のモンスター
      11. 鬼人
      12. 小鬼
  7. 展開まとめ
    1. 一章  プロローグ
    2. 二章 瀧音ななこ、爆誕
    3. 三章 アマテラス女学園よりごきげんよう
    4. 四章 馴染もう、女学園
    5. 五 章 思わぬ収穫
    6. 六章 暴け出される秘密、動き出す情勢
    7. 七章 最悪の現実
    8. 八章  折紙 一部頭一
    9. 九章 ステルスダンジョン
    10. 十章 スーパーシスター
  8. マジカル★エクスプローラー 一覧
  9. その他フィクション

物語の概要

■ 作品概要

本作は、エロゲの世界に転生した主人公がゲーム知識を駆使して活躍する学園ファンタジーライトノベルの第7巻である。アマテラス女学園において、女生徒だけが急激に魔力(乙女エネルギー)を奪われ体調不良となる魔法テロ事件が多発する。男子禁制の学園を調査するため、主人公の瀧音幸助は専属メイドのななみと「天使の秘術」で合体し、銀髪の絶世の美女「瀧音ななこ」として女体化して潜入することになる。同じく女体化した聖伊織や、皇女リュディヴィーヌと共に事件の解決に挑み、次期スーパーシスターを巡る陰謀や過酷なダンジョンに立ち向かう物語である。

■ 主要キャラクター

  • 瀧音幸助(瀧音ななこ):ゲーム知識を持つ転生者の主人公である。天使ななみと合体し、抜群のプロポーションを持つ美女「瀧音ななこ」として潜入する。赤いストールと抜刀術を駆使し、学園内で「乙姫」と呼ばれ絶大な人気を集める。
  • 聖伊織:ゲーム本来の主人公である。大天使の桜瑠依による秘術で丸みを帯びた女性の体へと変化し、共に学園へ潜入する。
  • リュディヴィーヌ・マリー=アンジュ・ド・ラ・トレーフル:トレーフル皇国の皇女であるエルフ。教養の高さから潜入メンバーに選ばれ、ななこと共に学園生活を送る。
  • 九条華:アマテラス女学園の生徒会長であり、絶大な人気と発言力を持つ「スーパーシスター」を兼任する人物である。学園の危機を救うため、自身の立場を危うくしてでもツクヨミ魔法学園に協力を依頼する。
  • クリスティーネ・フォン・ガウス:アマテラス女学園の生徒会副会長である。次期スーパーシスターを強く目指しているが、ななこの急激な人気に自信を喪失し、ヴェストリスの罠に嵌められてしまう。
  • ななみ:幸助の専属メイドの天使である。幸助と合体することで心の中で対話が可能となり、自身の持つ技術を幸助と共有する。
  • メアリー・ウォートリー・ヴェストリス:次期スーパーシスターを狙う貴族の令嬢である。クリスティーネを引きずり下ろすため、手段を選ばず邪神教と手を組み事件を引き起こす。

■ 物語の特徴

本作の特徴は、エロゲ特有の過激で理不尽なシステムが現実化するギャグ要素と、熱いドラマのギャップである。特に終盤に出現する「ステルスダンジョン」は、ダメージを受けると着用必須のボディスーツが透け、特定の罠にかかると強烈な尿意に襲われるという極悪な仕様となっている。このような乙女の羞恥と絶望を煽る状況の中でも、幸助が仲間を守るために自ら罠を引き受け、しんがりを務める自己犠牲の漢気が描かれている。 さらに、女体化に伴う意識の共有によって、幸助とななみが互いのスキルや体捌きを感覚的に習得しやすくなるという「思わぬ収穫」が得られ、今後の戦力強化に繋がる重要な成長要素も提示されている。

書籍情報

マジカル★エクスプローラー  エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる7
(英語名:Magical Explorer
著者:#入栖
イラスト:#神奈月昇
出版社/レーベル:KADOKAWA/角川スニーカー文庫
発売日:2022年9月1日
ISBN:9784041126677

(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。

あらすじ・内容

オンナのコになって世界を救え、女学園潜入ミッション編!
 花邑毬乃はアマテラス女学園より救援要請を受ける。
何でも女生徒が次々と魔力を抜かれるという”魔法テロ事件”が起こっており、これを解決して欲しいという依頼のようで――。
「……という訳でコウちゃん。”女性”になってこの事件を調査してきてもらえるからしら」「ゑっ!?」
天使の秘術で女体化した瀧音は淑女達が暮らす女子寮で新生活を始めていく。
 女学園特有のエロゲイベントを横目に次期生徒会長候補・クリスティーナと事件を追っていくのだが、裏では既プレイである瀧音の予想を上回る未曾有の危機が迫ってきており!?
 オンナのコになって世界を救え、女学園潜入ミッション編!

マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる7

感想

エロゲらしい突き抜けたコメディと、王道の人間ドラマが絶妙なバランスで描かれた一冊であった。

まず驚かされたのは、謎の昏倒事件を調査するため、幸助とななみが融合し、「瀧音ななこ」として女子校へ潜入するという大胆な設定である。銀髪褐色の美女となった幸助は、本人が戸惑うほどの美貌で周囲を魅了していく。一方、本来の主人公である伊織も桜と融合して女体化するものの、こちらは意外なほど違和感がなく、思わず笑ってしまった。リュディも加わり、潜入生活そのものが賑やかで楽しい日常パートになっていた。

読んでいて特に印象に残ったのは、クリスティーネの心情である。

次期スーパーシスターとして努力を重ねてきた彼女だからこそ、突然現れた「瀧音ななこ」が圧倒的な人気を集める姿は受け入れ難かったのだろう。他人への嫉妬や劣等感は決して珍しい感情ではない。その弱さを巧みに利用され、罠へ落ちていく姿には胸が痛んだ。

だからこそ、濡れ衣を着せられながらも、生徒たちを守るため一人でダンジョンへ向かう場面は非常に熱かった。誰にも信じてもらえない状況でも、自分の役目を果たそうとする姿には強く惹きつけられた。

そして、その窮地へ幸助が駆けつける展開も王道ながら胸が熱くなる。

正体を明かした彼が迷わず救出へ向かう姿からは、これまで積み重ねてきた信頼や覚悟が感じられた。ただ強いだけではなく、困っている人を放っておけないところが、幸助という主人公の大きな魅力なのだと思う。

終盤のステルスダンジョンも、本作らしいインパクト抜群の内容だった。

指定されたボディスーツや、ダメージを受けるたびに服が透ける仕掛け、さらには強烈な尿意を催す罠まで用意されており、「考えた人は本当にエロゲが好きなんだな」と妙な感心をしてしまった。作中でも屈指の理不尽なダンジョンだが、そのくだらなさが逆に作品らしい魅力になっている。

そんな極限状態の中でも、幸助は最後尾に残って仲間を逃がす役を引き受ける。

コミカルな状況でありながら、仲間を守るために自分だけが恥をかぶる姿には、不思議と格好良さを感じた。ただ笑わせるだけでは終わらず、最後には主人公らしい見せ場をしっかり用意してくれる構成は見事である。

事件解決後、クリスティーネが新たなスーパーシスターに選ばれる結末も気持ちが良かった。

才能だけではなく、最後まで生徒を守ろうとした行動が評価されたことに納得できる。彼女自身も弱さを乗り越え、一歩成長できたように感じられた。

エロゲらしいハプニングを全力で楽しませながら、最後はキャラクターたちの成長や絆で締めくくる。本作らしい魅力が詰まった、満足度の高い一冊であった。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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マジエク 6巻レビュー
マジエク まとめ
マジエク 8巻レビュー

考察・解説

アマテラス女学園潜入

『マジカル★エクスプローラー』第7巻において描かれる「アマテラス女学園潜入」は、主人公・瀧音幸助が「瀧音ななこ」という絶世の美女に変身し、女子校を舞台に事件解決に挑むという、ギャグとシリアスが入り交じる重要な長編イベントである。

女性の魔力が奪われる怪事件の解決に向けて敢行された潜入の経緯から、乙姫としてのブレイク、大浴場でのハプニング、裏で渦巻く陰謀、そして極悪な仕様のステルスダンジョン攻略にいたる全容は以下の通りである。

天使の秘術による女体化とななみとの天使合体

アマテラス女学園で、女性の教師や生徒だけが急に魔力を奪われ体調不良になる事件が多発した。

・女子校という性質上、外部の男性を調査に入れることが難しいため、生徒会長の九条華と学園長はツクヨミ魔法学園に協力を依頼した。
・桜瑠依の提案により、天使の秘術を使って聖伊織と瀧音幸助を女体化させ、リュディヴィーヌと共に潜入させることが決定した。
・幸助はななみと天使合体することで、銀髪で抜群のプロポーションを持つ絶世の美女、瀧音ななこ、へと変身した。
・この合体により、脳内でななみと会話できるだけでなく、ななみが持つスキルや体捌きを幸助が共有しやすくなるという、今後の戦力強化に繋がる思わぬ収穫も得られた。

圧倒的な実力で学園中を魅了した乙姫の二つ名

潜入後、ななこ(幸助)は赤いストールを羽衣のようにまとい、その美貌とリュディに仕える謙虚な態度から学園内で大きな注目を集める。

・基礎体育の模擬戦において、学園屈指の実力者である聡美の、獣化、による猛攻を、圧倒的なストールさばきと抜刀術で完封した。
・この一件により、ななこは水龍に仕える美しい女性に例えられ、乙姫、という二つ名で呼ばれるようになり、学園内で一躍大ブームを巻き起こした。

古代語の石の発見と深夜の大浴場で起きた大ハプニング

幸助とななみは、倒れた女生徒の救護をきっかけに、大浴場の庭園で乙女エネルギーを吸収してアマテラスダンジョンへ転送する古代語の石を発見する。

・しかしその夜、九条華の許可を得て深夜の大浴場(温泉)をこっそり満喫していた幸助のもとに、生徒会副会長のクリスティーネ(クリス)とリュディが全裸で入ってくるという大ハプニングが発生した。
・幸助は必死に正体を隠そうとするが、リュディには完全に男であるとバレてしまう。
・さらに、逃げようとした際に足を滑らせてリュディの胸を揉んでしまうという絶体絶命の事態を引き起こした。

邪神教と結託したヴェストリスの暗躍とクリスティーネの孤立

ななこの急激な人気上昇に最も焦りを感じたのが、次期スーパーシスター(生徒の理想のお姉様)を目指していたクリスであった。

・その焦りと葛藤に目をつけたのが、背後で邪神教と手を組んでいたメアリー・ウォートリー・ヴェストリスである。
・ヴェストリスの真の目的は、クリスを罠に嵌めてスーパーシスター候補から引きずり下ろすことであった。
・罠の石を持たされたクリスは、ダンジョンの入り口である、社、でモンスターを召喚した濡れ衣を着せられる。
・しかし、彼女は生徒たちを守るために自ら一人で転移魔法陣の奥へと飛び込んでいった。

瀕死の救出劇とプライドを捨てて挑んだ極悪ステルスダンジョン

クリスは紙兵士、折紙―武頭、の猛攻を受け瀕死の重傷を負うが、間一髪で駆けつけた幸助(男の姿)の抜刀術によって救出された。

・その後、邪神教のローブの女によって八尺瓊勾玉が奪われ、ダンジョンの封印が解かれたことで、一行は過酷なステルスダンジョンへの挑戦を余儀なくされた。
・このダンジョンは、ダメージを受けると指定の衣装が透ける、あるいは、特定の罠にかかると強烈な尿意に襲われるという、エロゲ特有の極悪な仕様であった。
・幸助は自らを犠牲にして罠を引き受け、クリスと伊織をゴールへ逃がすために、自らのプライドを捨てて一人で多数の鬼人を足止めする漢気を見せた。

最高のハッピーエンドと次期スーパーシスターの誕生

すべての事件が解決した後、幸助の励ましや、彼女が身を挺して生徒を守った事実がななこの証言などによって学園中に知れ渡る。

・これにより、クリスは生徒たちから圧倒的な支持を得て新たなスーパーシスターに選出された。
・就任の挨拶のステージで、クリスは尊敬するお姉様として九条華とともに、瀧音ななこ、の名を挙げた。
・彼女を超えるようなスーパーシスターになると誓い、この潜入イベントは最高のハッピーエンドを迎えた。

まとめ

アマテラス女学園への潜入イベントは、女体化した幸助(瀧音ななこ)の乙姫としての華々しい活躍や大浴場でのハプニングといったコミカルな描写の裏で、周到に仕組まれた邪神教の陰謀を打ち砕く濃密な長編エピソードである。エロゲ特有の理不尽な罠が仕掛けられたステルスダンジョンにおいて、幸助が身を挺してクリスと伊織を先へ進ませた献身は、作中屈指の漢気として描かれている。この苦闘を経て、傷つきながらも学園を守り抜いたクリスティーネが真のスーパーシスターとして認められ、ステージ上で九条華とななこへの憧れを誓う結末は、潜入という特殊な状況が生んだ絆の尊さを美しく証明している。

天使の秘術

『マジカル★エクスプローラー』第7巻において重要な役割を果たす「天使の秘術」と、それに伴う「女体化と意識共有」は、男子禁制のアマテラス女学園への潜入調査を可能にしただけでなく、主人公・瀧音幸助とその専属メイドである天使ななみが今後さらに強くなるための重要なブレイクスルーをもたらした要素である。

高度な魔法の概要から、聖伊織の女体化、幸助とななみの天使合体による能力共有の仕組み、そして女体化が引き起こしたコミカルなハプニングにいたる全容は以下の通りである。

強い信頼関係を必要とする天使の秘術の概要と発動条件

天使の秘術は、天使の中でも選ばれた者にしか使えない非常に高度な魔法であり、発動には対象者との強い信頼関係が不可欠となる。

・アマテラス女学園において、女性の教師や生徒だけが急に魔力を奪われ体調不良になる事件が多発した。
・男子禁制の学園へ外部の男性が調査に入ることが困難であったため、聖伊織と瀧音幸助を潜入させる目的で、桜瑠依によってこの秘術の利用が提案、使用された。

聖伊織の女体化とまばゆい光に伴う容姿の変化

知の大天使である桜瑠依が、入学前から世話になっていた恩人として聖伊織に対して秘術を使用した。

・桜が伊織を羽で包み込むとまばゆい光が放たれ、術が発動した。
・光が収まると伊織の体は丸みを帯びた女性の体へと変化し、服装もスカート姿へと変わった。

瀧音幸助の天使合体と絶世の美女である瀧音ななこの誕生

瀧音幸助に対しては、彼の専属メイドである天使ななみが秘術を使用し、二人が一つになる天使合体が行われた。

・ななみが幸助を羽で包み込み抱きしめることで合体が完了する。
・幸助が意識を取り戻すと、彼は銀髪で抜群のプロポーションを持つ絶世の美女の姿に変化していた。
・この姿は二人の名前を取って、瀧音ななこ、と名付けられ、学園潜入時には赤いストールを羽衣のようにまとって、乙姫、の二つ名で大ブームを巻き起こすこととなる。

不完全な秘術がもたらした意識の混在とテレパシー会話

ななみの秘術は、寝る間も惜しんで練習して習得したものであったが、桜瑠依のような完全なものではなかった。

・その不完全さの影響により、幸助の体にはななみの意識が混在することとなる。
・これにより、二人は心の中でテレパシーのように会話をすることができるようになった。
・体の制御は幸助に優先権があるが、幸助が許可すればななみに体の操作を完全に委ねることも可能である。
・秘術を解除すると、再びまばゆい光に包まれて元の姿の人間と天使の二人へと分かれるが、合体したままだと少し疲れてしまうため、就寝時などは合体を解除して元の姿に戻っていた。

技術の共有という思わぬ収穫と今後の戦力強化方針

この意識共有と天使合体は、二人の成長において、思わぬ収穫、という大きな可能性を秘めた発見をもたらした。

・合体状態においては、ななみが習得したスキルや体捌き、裁縫などの技術を、幸助が感覚的に理解し習得しやすくなるという特性が判明した。
・逆に、幸助の体がベースになっているため、ななみ側にもエンチャントや居合いがしやすくなるという相互の恩恵があった。
・ただし、放出系の遠距離魔法など、もともと幸助と相性の悪いスキルはうまく扱えないことも確認されている。
・この発見により、今後は、手分けしてスキルを習得し、互いの成長を還元し合う、という方針が立ち、二人が今後強くなる上での重要な足がかりとなった。

グラマラスな体型が引き起こした過激でコミカルなハプニング

女体化した幸助は非常にグラマラスな体型になったため、作中で数々の理不尽なアクシデントに見舞われた。

・その抜群のプロポーションゆえに、コンプレックスを抱く聖女ステファーニアから理不尽な嫉妬を受け、胸を揉まれるハプニングが発生した。
・生徒会副会長のフランツィスカからは、その姿で悪の幹部である女帝シルバーのコスプレをしてほしいと土下座で懇願された。
・さらに、九条華の許可を得て深夜の大浴場(温泉)をこっそり満喫していた際、偶然入ってきたリュディヴィーヌに見つかり、慌てて逃げようとして足を滑らせ、リュディヴィーヌの胸を揉んでしまうという絶体絶命のアクシデントを引き起こしている。

まとめ

第7巻で描かれる天使の秘術と女体化の要素は、アマテラス女学園への潜入を成功させるための鍵であると同時に、幸助とななみの絆を一段上の領域へと引き上げる重要な転機である。不完全な術が生んだ意識の混在は、心の中での密な連携を可能にし、ななみのスキルや体捌きを幸助が感覚的にコピーできるという、最強を目指す上で計り知れないメリットをもたらした。大浴場でのリュディヴィーヌとの遭遇劇をはじめとする、エロゲの文脈に忠実な過激なハプニングで笑いを誘いつつも、互いの成長を還元し合うという新たな強化方針を確立させたこのイベントは、物語のエンターテインメント性と戦闘インフレの双方を支える秀逸な設定として機能している。

瀧音幸助の潜入調査

『マジカル★エクスプローラー』第7巻における瀧音幸助の「アマテラス女学園潜入調査」は、ギャグとシリアスが交錯し、彼の強さや仲間を思いやる漢気が存分に発揮される重要な長編イベントである。

女性のみが狙われる魔力強奪事件の解決に向けて敢行された潜入の経緯から、乙姫としての台頭、陰謀の打破、そして理不尽なステルスダンジョンでの奮闘にいたる全容は以下の通りである。

女子校潜入のための天使の秘術と絶世の美女瀧音ななこの誕生

アマテラス女学園で発生した、女性のみが魔力を奪われ体調不良になる事件、を解決するため、男子禁制の学園に潜入する必要が生じた。

・生徒会長の九条華らからの依頼を受け、桜瑠依の提案により天使の秘術が用いられることとなった。

・幸助は専属メイドのななみと天使合体を行い、銀髪で抜群のプロポーションを持つ絶世の美女、瀧音ななこ、として学園へ潜入した。

・この潜入には、同じく女体化した本来の主人公である聖伊織や、リュディヴィーヌも同行している。

不完全な合体が生んだ意識の混在と能力共有という思わぬ収穫

ななみとの合体は完全なものではなかったが、それが二人の成長において大きな転機をもたらした。

・幸助の心の中にはななみの意識が混在し、テレパシーのように脳内で会話ができるようになった。

・さらに、合体状態においてはななみが習得したスキルや体捌き、裁縫などの技術を幸助が感覚的に理解し習得しやすくなるという特性が判明した。

・これは今後の二人の戦力強化に繋がる、思わぬ収穫、という大きな可能性を秘めた発見であった。

赤いストールを操る圧倒的な実力と乙姫の二つ名でのブレイク

潜入後、ななこは赤いストールを羽衣のようにまとい、その美貌とリュディに仕える謙虚な態度から学園内で大きな注目を集める。

・その容姿や立ち振る舞いから、水龍に仕える、乙姫、のようだと称され、学園内で絶大な人気を集めるにいたった。

・基礎体育での模擬戦では、学園屈指の実力者である聡美の半獣化による猛攻を、圧倒的なストールさばきと抜刀術で完封し、その実力を周囲に見せつけた。

古代語の石の発見と罠に嵌められたクリスティーネの救出

幸助たちは大浴場で魔力(乙女エネルギー)を吸収する古代語の石を発見し、事件の背後に邪神教が関わっていることを突き止める。

・一方、ななこの人気急上昇に焦りを感じた生徒会副会長のクリスティーネは、次期スーパーシスターの座を巡ってメアリー・ウォートリー・ヴェストリスの罠に嵌められた。

・ダンジョンの入り口である社でモンスターを召喚した濡れ衣を着せられた彼女は、生徒を守るため一人でダンジョン奥へと飛び込んでいく。

・死を覚悟した絶体絶命の危機に、男の姿に戻った幸助が間一髪で駆けつけ、赤いストールと刀を駆使して彼女を救い出した。

理不尽な罠が仕掛けられたステルスダンジョンでの自己犠牲と漢気

事件の元凶である紙兵士、折紙―武頭、を倒すものの、邪神教のローブの女によって封印が解かれ、一行はステルスダンジョンへの挑戦を余儀なくされる。

・このダンジョンは、ダメージを受けると指定の衣装が透け、特定の罠にかかると強烈な尿意に襲われるという、過酷で屈辱的なシステムであった。

・幸助は仲間を守るために自ら身代わりとなって罠を引き受ける。

・最後はクリスティーネと伊織をゴールへ逃がすため、多数の鬼人を相手に一人で囮となる自己犠牲の漢気を見せた。

事件の解決とクリスティーネの次期スーパーシスター就任

すべての事件が解決した後、幸助の励ましの言葉と、彼女が生徒のために命を懸けた事実が学園中に知れ渡る。

・これにより、クリスティーネは生徒たちから圧倒的な支持を得て新たなスーパーシスターに選出された。

・就任の挨拶のステージにおいて、彼女は尊敬するお姉様として九条華とともに、瀧音ななこ、の名を挙げた。

・ななこを、これから最強になるであろうお姉様、と称賛し、アマテラス女学園での潜入調査は最高のハッピーエンドで幕を閉じた。

まとめ

瀧音幸助のアマテラス女学園潜入調査は、女体化姿である瀧音ななこの華々しい活躍や大浴場でのアクシデントといったコミカルな要素を含みつつも、彼の圧倒的な実力と漢気が光るエピソードである。ななみとの意識共有によって技術をコピーできるという新たな強化の方針を見出し、中盤の模擬戦では乙姫として学園を震撼させた。さらに、邪神教の陰謀によって孤立したクリスティーネを命がけで救い出し、極悪な仕様のステルスダンジョンで自ら囮となって仲間を逃がした献身は、彼が背負う式部会の悪役のイメージを覆すほどに気高い。この共闘を経て、クリスティーネが新たなスーパーシスターとして立ち上がり、ステージの上でななこへの憧れを誓う結末は、二つの学園の枠を超えた確固たる絆の誕生を美しく描き出している。

スーパーシスター制度

『マジカル★エクスプローラー』第7巻において重要な要素となる「スーパーシスター制度」は、舞台となるアマテラス女学園独自のシステムであり、権力とカリスマ性を象徴する制度である。

生徒の自主性を尊重するための概要や独特な選出システム、圧倒的なカリスマを誇る九条華の存在、そして次期スーパーシスターを巡るドラマの全容は以下の通りである。

理想のお姉様として学園長以上の影響力を持つ制度の概要

スーパーシスターとは、生徒会とは別に生徒の人気投票によって選ばれる、理想のお姉様、のような存在である。

・全生徒の模範となる代わりに生徒会長よりも大きな発言力を持ち、場合によっては学園長以上の影響力を持つこともある。

・これは権力の一極化を防ぎ、生徒の自主性を尊重するための制度とされている。

・スーパーシスターに選ばれた者は、尊敬と親愛を込めて、同学年であっても、お姉様、と呼ばれる。

票の譲渡ルールと全校生徒の8割以上の得票を求める選出システム

スーパーシスターは立候補制ではなく、普段の行動で皆に尊敬される者だけがなるべき、という理念に基づいている。

・投票は手の平サイズの投票用紙に名前を書いて箱に入れるアナログ方式で行われる。

・選出されるには全校生徒の8割以上の票を集める必要がある。

・通常は票が複数人にばらけるが、得票者が自分の尊敬する人に票を譲渡できる、というルールがあるため、最終的に8割に達することが多い。

・譲渡が行われず8割に満たない場合は、スーパーシスター不在の年になる。

・近年では選挙活動のように自分をアピールして票を集めようとする者が現れており、クリスティーネはその風潮を快く思っていなかった。

生徒会長と兼任し満票近くを集めたパーフェクトシスター九条華

現在の生徒会長である九条華は、長く続く学園の歴史の中で、生徒会長とスーパーシスターを同時に拝命した唯一の生徒、であり、圧倒的なカリスマ性からパーフェクトシスターと呼ばれている。

・彼女は一昨年の学園交流戦でスサノオ武術学園の獣王を倒し、ツクヨミ魔法学園のモニカを追い詰めたことで一気にブレイクした。

・他者からの票の譲渡なしにほぼ満票を集めるという偉業を成し遂げている。

女装潜入した瀧音幸助の台頭と自信を喪失する候補者たちのドラマ

第7巻の時点では九条華の任期終了が近づいており、次期スーパーシスター候補としてクリスティーネやメアリー・ウォートリー・ヴェストリスに票が分散していた。

・しかし、潜入してきた瀧音幸助(瀧音ななこ)が、乙姫、として絶大な人気を集めたことで、クリスティーネは自信を喪失し、ヴェストリスの罠に嵌められてしまう。

・ゲーム本来のストーリーでは、このスーパーシスター候補になるのは女体化した聖伊織の役割であった。

生徒を守り抜いたクリスティーネの真摯な姿と新たなお姉様の誕生

事件の最中、クリスティーネが自らの評価や命を投げ打って生徒たちをモンスターから守ろうとした真摯な姿が、瀧音ななこの証言によって学園中に知れ渡る。

・結果として、クリスティーネは生徒たちからの感謝 of メッセージが添えられた圧倒的な票を集め、新たなスーパーシスターに選出された。

・九条華はクリスティーネに対し、スーパーシスターとは、アマテラス神のように、暗いところに迷い込んだ生徒に日を当てて道を指し示し、導いてあげる存在、であると説く。

・就任の挨拶で、クリスティーネは九条華と瀧音ななこの二人を、尊敬するお姉様、として挙げ、自身も皆が憧れるスーパーシスターになることを誓った。

まとめ

アマテラス女学園のスーパーシスター制度は、単なる人気投票ではなく、全校生徒を導く象徴としての責任と権力を伴う独自の統治システムである。パーフェクトシスターと称される九条華の絶対的なカリスマ性の陰で、次期候補者たちの葛藤やヴェストリスの陰謀が渦巻くなか、女装潜入した瀧音幸助の活躍が大きな波乱を巻き起こした。最終的に、自己犠牲を厭わず生徒を守ろうとしたクリスティーネの真の気高さが認められ、票の譲渡を必要としないほどの支持を得て新たなお姉様として覚醒した結末は、形骸化しかけていた制度の理想を体現する感動的なドラマとなっている。

邪神と魔族の陰謀

『マジカル★エクスプローラー』第7巻において描かれる「邪神と魔族の陰謀」は、アマテラス女学園で起きた魔法テロ事件の背後に潜む、世界規模の脅威に関わる重要な要素である。

女性の魔力を狙った巧妙な装置の設置から、邪神の角のかけらによる背後の脅威、学園生を利用した裏工作、そして真の目的である八尺瓊勾玉の強奪にいたる全容は以下の通りである。

大浴場に設置された特殊な石と乙女エネルギーの搾取

アマテラス女学園で多発した、女性の教師や生徒だけが急に魔力を奪われ体調不良になる事件は、邪神教と魔族が仕掛けたものであった。

・彼らは女性のみが持つ特有の魔力である乙女エネルギーを吸収する特殊な石を開発した。

・この石には古代語が刻まれており、吸収したエネルギーを別の場所へ瞬時に転送する機能を持っている。

・この危険な装置を学園の大浴場などに秘密裏に設置し、多くの女生徒から魔力を奪い続けていた。

石の解析から判明した邪神の角のかけらと背後の脅威

知の大天使である桜瑠依が、大浴場などで発見されたその石を解析した。

・その結果、石の内部には邪神の角のかけらが含まれていることが判明する。

・このような特殊で危険なアイテムを用意し、実際に扱うことができるのは、邪神に関係する魔族やその後ろ盾がある者に限られる。

・この解析により、一見すると学園内のトラブルに見える事件の背後に、極めて強大な黒幕が存在することが明らかになった。

次期スーパーシスターの座を巡るヴェストリスの焦りと暗躍

邪神教の黒幕は学園内に直接潜入するのではなく、学園生であるメアリー・ウォートリー・ヴェストリスの歪んだ欲望を利用した。

・ヴェストリス自身は、邪神教が目論む世界の破滅といった真の目的を深く知っていたわけではなかった。

・しかし、次期スーパーシスターの座をどうしても手に入れたいという強い焦りを抱いていた。

・ライバルであるクリスティーネを罠に嵌めて引きずり下ろそうとするあまり、手段を選ばずに悪魔である邪神教と手を組んで暗躍することとなった。

アマテラスダンジョン最奥部における八尺瓊勾玉の強奪

魔族と邪神教の真の目的は、学園の生徒を傷つけることそのものではなく、アマテラスダンジョンの奥深くにある秘宝を入手することであった。

・彼らが求めていたのは、ダンジョン最奥部に封印されていた八尺瓊勾玉である。

・それまで学園内から吸収されていた乙女エネルギーは、このダンジョンの封印を弱めるために送られていた。

・最終的に、ダンジョンの最奥部にある祭壇にて、黒いローブを着た邪神教の女性が用済みとなったヴェストリスを人質に取る。

・そのまま八尺瓊勾玉を奪い、どこかへと逃走した。

人命の代用となる保険と瀧音幸助が奪取を見逃した思惑

ゲームの知識を持つ瀧音幸助は、奪われた八尺瓊勾玉が持つ真の価値と特性を完全に理解していた。

・この勾玉は、邪神を復活させるために必要なアイテムの一つ、という危険な側面を持っている。

・その一方で、人命の代用にもなり得る、という極めて強力な保険的効果を秘めている。

・幸助は人質に取られたヴェストリスの命を最優先で守るため、あえて勾玉が奪われるのをその場で見逃す決断を下した。

・また、ローブの女性自身もいずれ救済するつもりであったため、無理な戦闘を避けた。

・この大局的な決断は、今後のさらなる激闘や彼自身の信念を示す大きな伏線となっている。

まとめ

アマテラス女学園を舞台にした邪神と魔族の陰謀は、乙女エネルギーの搾取から始まり、最終的に重要なアーティファクトである八尺瓊勾玉の強奪へと至る、緻密かつ壮大なテロシナリオである。スーパーシスターの権力に目が眩んだヴェストリスを駒として踊らせ、桜瑠依に邪神の角のかけらと言わしめるほどの危険な罠を配した黒幕の策略は極めて凶悪であった。しかし、ゲーム知識を持つ瀧音幸助が、勾玉の持つ人命救助への保険としての性質を見抜き、人質の安全といずれ行う敵の救済をも見据えてあえて強奪を見逃した一幕は、彼が単なる世界の防衛者ではなく、自らの意志と覚悟で未来の選択肢を広げようとする真の立役者であることを深く示している。

ステルスダンジョン攻略

『マジカル★エクスプローラー』第7巻における「ステルスダンジョン攻略」は、ゲーム特有の理不尽でエロティックな罠に対し、主人公・瀧音幸助が身を挺して仲間を守り抜く、過酷かつギャグと熱い展開が入り交じる重要なエピソードである。

脱出不可の極悪なシステムから、羞恥心に耐えながらの進撃、そして仲間のためにプライドを捨ててしんがりを務めた幸助の漢気にいたる全容は以下の通りである。

脱出不可の構造と尊厳を試す極悪なペナルティシステム

アマテラスダンジョン一階の社での戦闘後、動揺したクリスティーネが誤って祭壇の御札を破ってしまったことで封印が解かれ、脱出不可のステルスダンジョンが出現した。

・近未来的な金属の壁で覆われたこのダンジョンでは、敵に見つからないように進む必要があり、敵を倒すことはできず気絶させることしかできない。
・物理的なダメージを受けない代わりに、着用必須のピッチピチの専用ボディスーツが、ダメージを受けるたびに徐々に透けていくルールが存在する。
・特定の罠(緑色のゼリー)にかかると、強烈な尿意に襲われるという生理的限界と尊厳を試されるペナルティがある。
・現実のお嬢様たちにとっては社会的な死を意味する絶望的なシステムであった。

限られたスーツと特殊アイテムを駆使した決死の攻略開始

ボディスーツが3着しかないため、幸助(瀧音ななこ)、女体化した聖伊織、そしてじゃんけんに勝ったクリスティーネの3人が挑戦することとなった。

・ななみが用意したポーチから、死亡フラグのセリフが出るボタン(敵の気を引く)、や、乙女エネルギーを消費して敵を倒す、スタンガン、を駆使して進む。
・さらには道中の宝箱から入手した、純白のショーツ、などを利用し、羞恥心に耐えながら敵である鬼人や小鬼をやり過ごした。

クリスティーネの危機と媚薬による隠し扉の突破

終盤の難所で敵の遠距離攻撃に見つかり、警報が鳴り響く事態となる。

・逃げる途中でクリスティーネが罠を踏みそうになった際、幸助は自ら身代わりとなって罠を受け、強烈な尿意に襲われる限界状態に陥ってしまった。
・正攻法での突破が間に合わないと判断した幸助は、関係者用の隠し扉(近道)を発見する。
・扉を開ける条件として媚薬を要求されたが、アネモーヌから餞別でもらっていた怪しい薬を捧げることで、強引に道を切り開いた。

赤いショーツの囮とプライドを捨てた究極のしんがり

最後のフロアでは警備が多いため、強行突破を選択して段ボール箱に隠れて進もうとするが、警報が鳴り敵が集まってしまう。

・絶体絶命の中、クリスティーネは仲間を逃がすために自らが穿いていた、赤いショーツ、を脱いで敵に投げつけ、囮にするという決死の行動に出た。
・しかし、ショーツを投げたことで彼女自身が見つかりそうになる。
・それを見た幸助は彼女を見捨てず、自身のプライドと漏らす覚悟を完全に捨て去り、段ボールから飛び出して鬼人を殴りつけた。
・そうして伊織とクリスティーネをゴールである個室トイレがある場所へと走らせ、自身は一人で無数の鬼人たちを相手に足止めをするという究極の漢気を見せた。

激レアアイテムの入手と次期お姉様としての復活

この過酷な攻略を乗り越えたことで、一行はドロップ率を劇的に上昇させる激レアアイテム、黄金の招き猫、を入手し、無事に帰還を果たした。

・自分がミスをしたにもかかわらず、幸助が身を挺して励まし、守り抜いてくれたこのステルスダンジョンでの出来事は、自信を喪失していたクリスティーネの心を強く打った。
・これが、彼女が次期スーパーシスターとして立ち直るための大きな原動力となった。

まとめ

ステルスダンジョンの攻略エピソードは、服が透ける、強烈な尿意に襲われるといった、エロゲ特有の極悪かつ理不尽なシステムに翻弄されるキャラクターたちの奮闘を描いた一幕である。幸助は、クリスティーネのミスを責めることなく身代わりとなって罠を引き受け、最終局面では彼女の決死のショーツ投擲による危機を救うため、自らの尊厳を完全に投げ打って無数の鬼人の前に立ちはだかった。この凄まじい自己犠牲と圧倒的な漢気は、激レアアイテムの獲得という報酬以上にクリスティーネの心を深く揺さぶり、彼女がアマテラス女学園を導く新たなお姉様として精神的自立を果たすための決定的な契機となっている。

トラブル(ハプニング)

『マジカル★エクスプローラー』第7巻において発生する主な「トラブル(ハプニング)」は、アマテラス女学園への潜入に伴う女体化の影響や、エロゲ特有の過激なダンジョンシステム、そして予期せぬ放送事故的な展開によるものである。

大きく分けて女体化に伴う理不尽な災難、深夜の大浴場で起きたアクシデント、秘密の露見による自暴自棄な展開、そして尊厳を試されるステルスダンジョンでの苦闘にいたる4つのトラブルの全容は以下の通りである。

グラマラスな体型が引き起こした理不尽な嫉妬とコスプレの懇願

学園への潜入のため、瀧音幸助はななみとの天使合体によってグラマラスな美女である瀧音ななこへと変身した。

・その豊かな胸のせいで、胸にコンプレックスを抱く聖女ステファーニアから理不尽な怒りを買い、胸を揉みしだかれるというトラブルに見舞われる。

・生徒会副会長のフランツィスカからは、その姿で悪の幹部である女帝シルバーのコスプレをしてほしいと土下座で懇願された。

・このように、潜入前の段階から周囲の濃厚なキャラクターたちに振り回されることとなった。

深夜の大浴場で遭遇した全裸のヒロインたちと絶体絶命の失策

事件調査の合間、生徒会長である九条華の許可を得て、幸助が深夜の大浴場でこっそり温泉を満喫していた時のことである。

・誰も来ないはずの時間帯に、クリスティーネとリュディヴィーヌが全裸で入浴してくるという大トラブルが発生した。

・幸助は香水を使うのを忘れてきた、などと苦しい言い訳で誤魔化そうとするが、リュディヴィーヌには男であると完全に看破される。

・さらに、慌ててお湯から上がって逃げようとした際、足を滑らせてリュディヴィーヌの胸を揉んでしまうという、絶体絶命のアクシデントを引き起こした。

生徒会室でのコンプレックスの露見と自暴自棄な命令の結末

幸助が誰もいないはずの生徒会室を訪れると、クリスティーネが自分の足の臭いを嗅いで恍惚としているという衝撃的な場面に出くわしてしまった。

・自身の最大のコンプレックスを見られて絶望したクリスティーネは、自暴自棄に陥る。

・幸助に這いつくばって足の匂いを嗅ぐように命令するというトラブルへと発展した。

・しかし、幸助が全力でその匂いを嗅ぎ、新世界を開く希望の匂い、と表現して臭くないことを伝えるとクリスティーネは激しく混乱する。

・最終的に、彼女が消臭剤を掴んで部屋から逃げ出すというシュールな結末を迎えた。

御札の破損が起動させたステルスダンジョンの過酷なペナルティ

アマテラスダンジョンの奥深くで、動揺したクリスティーネが誤って祭壇の御札を破ってしまったことで、脱出不可のステルスダンジョンが起動するトラブルが発生した。

・このダンジョンは、ダメージを受けると着用必須のピッチピチのボディスーツが透ける、あるいは、特定の罠にかかると強烈な尿意に襲われるという、乙女の尊厳を破壊する極悪なシステムであった。

・道中で幸助はクリスティーネを庇って尿意の罠を受け、生理的限界を迎える。

・さらに絶体絶命のピンチには、クリスティーネが自身の手で穿いていた赤いショーツを脱いで敵に投げつけ囮にするという、羞恥心を極限まで試される過酷な状況に直面した 。

まとめ

第7巻におけるトラブルの数々は、女体化潜入という特殊なシチュエーションと、エロゲのシステムが持つ理不尽なまでの官能的ギミックが合致することで生まれた、本作の真骨頂とも言えるハプニング集である。ステファーニアの理不尽な嫉妬や大浴場でのリュディヴィーヌとのアクシデント、クリスティーネの足の匂いをめぐる奇妙なやり取りなど、コミカルな描写で読者を大いに楽しませている。しかし、これらの羞恥心を極限まで煽る過酷なトラブルのなかで、幸助が常にヒロインたちの尊厳や命を守るために身を挺して立ち回った事実こそが、ギャグの裏にある彼の揺るぎない漢気と信頼性をより一層際立たせる結果となっている。

マジエク 6巻レビュー
マジエク まとめ
マジエク 8巻レビュー

登場キャラクター

ツクヨミ魔法学園 生徒会

モニカ・メルツェーデス・フォン・メビウス

ツクヨミ魔法学園の生徒会長を務める人物である。同年代において圧倒的な強さを誇る。火属性の魔法を扱う。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園生徒会、生徒会長。
・物語内での具体的な行動や成果
 図書館での戦闘では、炎をまとった剣と魔法で堕天使や獣を焼き尽くした。ラジエルの書が生み出した分身体を撃破した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 学園生の中で最も強いとされ、三強の「魔」と呼ばれている。彼女の親衛隊であるファンクラブ「MMM」が存在する。

フランツィスカ

ツクヨミ魔法学園の生徒会副会長である。眼鏡をかけている。モニカ生徒会長の補佐を行う。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園生徒会、副会長。
・物語内での具体的な行動や成果
 三会会議にて瀧音幸助の情報を記した資料を配布した。図書館での戦闘では、尖った岩を射出する魔法や補助魔法で仲間を支援した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 生徒会副会長として会議の進行や準備を取り仕切っている。

ツクヨミ魔法学園 風紀会

ステファーニア

ツクヨミ魔法学園の風紀会隊長である。当代の聖女である。回復魔法を得意とする。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園風紀会、隊長。聖女。
・物語内での具体的な行動や成果
 図書館での戦闘では、負傷した仲間たちを回復魔法で支援した。桜瑠依が自らを殺すよう頼んだ際には、自らが手を下すことを申し出た。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 学園内にファンクラブ「SSS」が存在する。

水守雪音

ツクヨミ魔法学園の風紀会副会長である。薙刀を武器とする。水魔法の使い手である。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園風紀会、副会長(副隊長)。
・物語内での具体的な行動や成果
 暁の迷宮で姉である水守鈴音の影と戦い、九頭龍へ通じる奥義を放って勝利した。図書館での戦闘では、ラジエルの書からの攻撃を一人で防いだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 学園で三強の一人とされている。モニカを超えて学園最強になることを目標としている。

ツクヨミ魔法学園 式部会

ベニート

ツクヨミ魔法学園の式部会式部卿である。法国の貴族である。ガブリエッラの兄である。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園式部会、式部卿。
・物語内での具体的な行動や成果
 アマテラス女学園の事件の際、学園に残って図書館入口から出るモンスターの対応を引き受けた。約束の書庫ではタイタンの攻撃を一人で受け止めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 式部会の代表として、学園生から敵視される役割を演じている。

アネモーヌ

ツクヨミ魔法学園の第一研究室にいるダークエルフである。様々なアイテムを開発する。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園式部会、大丞。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助の依頼で天使の動きを封じるアイテムを作成した。図書館での戦闘では、三角フラスコを投げて爆発を起こし敵を攻撃した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 古代語の解読や魔法具の鑑定など、知識や技術の面で式部会に貢献している。

花邑家および使用人

花邑毬乃

ツクヨミ魔法学園の学園長である。瀧音幸助の母親の従姉妹にあたる。瀧音幸助の後見人である。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園、学園長および理事長。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音幸助を自宅に住まわせ、資金面や学園での手続きを支援した。アマテラス女学園の事件では、桜瑠依の提案を受け入れて瀧音幸助たちを潜入させた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 魔法界と政財界の重鎮である花邑家の一員である。

花邑はつみ

ツクヨミ魔法学園の教授である。花邑毬乃の娘である。空間魔法の研究を行っている。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園、教授。
・物語内での具体的な行動や成果
 花邑家で瀧音幸助と同居し、リュディの詠唱短縮の訓練を行った。瀧音幸助がアマテラス女学園へ潜入する前には、彼を膝枕して励ました。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 非常に高い魔法の実力を持っている。

ななみ

瀧音幸助に仕えるメイドである。A&A商会製のMKS733である。天使である。

・所属組織、地位や役職
 花邑家、瀧音幸助の専属メイド。
・物語内での具体的な行動や成果
 ダンジョンで罠の探知や弓での遠距離攻撃を行った。アマテラス女学園の事件では、天使の秘術を使用して瀧音幸助と合体した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 下級天使でありながら、上級天使を超えるほどの存在力を持っていると桜瑠依から評されている。

ツクヨミ魔法学園 教職員

桜瑠依

ツクヨミ魔法学園の図書館司書である。正体は知の天使ラジエルである。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園、図書館司書。
・物語内での具体的な行動や成果
 自身が作り出したラジエルの書が暴走したため、それを封印していた。ラジエルの書を消滅させるために自らを殺すよう聖伊織たちに頼んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 事件解決後は力を失ったが、引き続き学園の司書として残ることになった。

ツクヨミ魔法学園 生徒

瀧音幸助

本作の主人公である。エロゲの友人キャラクターの体に入った人物である。最強を目指している。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園一年生。式部会副会長職、式部少輔。
・物語内での具体的な行動や成果
 ツクヨミ学園ダンジョン四十層を一週間でソロ攻略した。アマテラスダンジョンでは聖結花を救出し、図書館の戦いではラジエルの書を撃破した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 劣等生として扱われていたが、四十層攻略後に式部少輔に任命され、周囲から畏怖される存在となった。

瀧音ななこ

瀧音幸助とななみが天使の秘術で合体した姿である。銀髪の美女である。

・所属組織、地位や役職
 アマテラス女学園の二学年に一時的に潜入した生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 アマテラス女学園で基礎体育の模擬戦に出場し、聡美を倒した。大浴場で乙女エネルギーを吸収する石を発見した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 学園内で「乙姫」と呼ばれ、絶大な人気を集めた。

聖伊織

ゲームにおける本来の主人公である。魔法剣士である。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園一年生。生徒会の下部組織に所属。
・物語内での具体的な行動や成果
 アマテラス女学園に女性の姿となって潜入した。図書館の戦いでは、ラジエルの書が生み出した分身体を撃破した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 瀧音幸助を目標とし、生徒会に入会する決意を固めた。

聖結花

聖伊織の義妹である。接近戦を得意とする。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園一年生。
・物語内での具体的な行動や成果
 アマテラスダンジョンで魔石涅に襲われたが、瀧音幸助と連携してこれを倒した。からくりの城や黄昏の道などのダンジョン攻略に参加した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 初代聖女の血縁者である。

リュディヴィーヌ・マリー=アンジュ・ド・ラ・トレーフル

トレーフル皇国の次女である。エルフである。風魔法を得意とする。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園一年生。風紀会所属。
・物語内での具体的な行動や成果
 花邑家に居候し、アマテラス女学園の潜入調査に同行した。図書館での戦闘では、堕天使や蛇頭の天使を抑え込んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 学園内に近衛騎士隊「LLL」というファンクラブが存在する。

ギャビー

ベニートの妹である。本名はガブリエッラ・エヴァンジェリスタである。光魔法を得意とする。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園一年生。生徒会所属。
・物語内での具体的な行動や成果
 黄昏の道で聖結花たちとともに隠し階層に落ち、ヘルハウンドと戦った。図書館の戦いでは、回復魔法で聖伊織を支援した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 式部会を目指していたが、考えを改め生徒会に入会した。

加藤里菜

盗賊型の近距離ファイターである。ダガーを扱う。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園一年生。風紀会に推薦されている。
・物語内での具体的な行動や成果
 からくりの城や図書館ダンジョンの攻略に参加した。図書館では、ラジエルの書の攻撃を避けて戦った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 瀧音幸助をライバルと認め、彼に負けないよう修行に励んでいる。

オレンジ

オレンジ色の髪をした男子生徒である。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園一年生。
・物語内での具体的な行動や成果
 図書館ダンジョンの攻略に同行し、敵の攻撃を受け止める役割を果たした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 瀧音幸助が劣等生扱いされている中でも、普段通りに接する友人である。

アマテラス女学園 生徒会

九条華

アマテラス女学園の生徒会長である。和国出身である。

・所属組織、地位や役職
 アマテラス女学園生徒会、生徒会長。スーパーシスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 学園内で発生した体調不良事件の解決を花邑毬乃に依頼した。事件解決後、クリスティーネにスーパーシスターとしての役割を説いた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 圧倒的なカリスマ性を持ち、「パーフェクトシスター」と呼ばれている。

クリスティーネ・フォン・ガウス

アマテラス女学園の生徒会副会長である。火の魔法を得意とする。

・所属組織、地位や役職
 アマテラス女学園生徒会、副会長。のちに生徒会長およびスーパーシスターとなる。
・物語内での具体的な行動や成果
 メアリーに嵌められて社の封印を解いてしまい、生徒を守るために単身でダンジョンに飛び込んだ。ステルスダンジョンの攻略に参加した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 事件解決後に生徒たちからの支持を集め、新たなスーパーシスターに選出された。

アマテラス女学園 教職員

アマテラス女学園の学園長

アマテラス女学園の学園長である。

・所属組織、地位や役職
 アマテラス女学園、学園長。
・物語内での具体的な行動や成果
 九条華とともに、学園で起きた事件の解決をツクヨミ魔法学園に相談した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 学園の体面を保ちつつ、人命を第一に考えて行動している。

アマテラス女学園 生徒

竹松奈央

アマテラス女学園の生徒である。

・所属組織、地位や役職
 アマテラス女学園の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 女神寮でリュディたちと出会い、リュディの素性に激しく動揺した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 真面目で聡明な性格であると評されている。

メアリー・ウォートリー・ヴェストリス

アマテラス女学園の生徒である。貴族の令嬢である。

・所属組織、地位や役職
 アマテラス女学園の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 スーパーシスターになるために邪神教と手を組み、クリスティーネを罠に嵌めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 事件の実行犯として、アマテラスダンジョンで邪神教の信者に人質にされた。

ミレーナ

アマテラス女学園の二学年の生徒である。茶色い髪をしている。

・所属組織、地位や役職
 アマテラス女学園の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音ななこをアマテラスダンジョンの攻略に誘った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 クリスティーネを慕っており、スーパーシスターの投票で彼女を支持した。

聡美

アマテラス女学園の二学年の生徒である。青いピアスをした短髪の女性である。

・所属組織、地位や役職
 アマテラス女学園の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 基礎体育の授業で獣化して瀧音ななこと模擬戦を行い、敗北した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 学園内でも実力者として知られている。

スサノオ武術学園

獣王

スサノオ武術学園の生徒である。身体強化を得意とする。

・所属組織、地位や役職
 スサノオ武術学園の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
 過去の学園交流戦で九条華と戦って敗れた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 九条華がスーパーシスターとして支持を集めるきっかけとなった相手である。

その他の人物・集団

黒いローブの女性

邪神教の信者である。フードのついたローブを着ている。

・所属組織、地位や役職
 邪神教。
・物語内での具体的な行動や成果
 アマテラスダンジョンでヴェストリスを人質に取り、八尺瓊勾玉を奪って脱出した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 瀧音幸助からいずれ救う対象として認識されている。

邪神教

邪神を崇拝する組織である。

・所属組織、地位や役職
 宗教組織。
・物語内での具体的な行動や成果
 アマテラス女学園で乙女エネルギーを吸収する事件を引き起こした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 花邑一族やトレーフル皇国の関係者を標的としている。

魔族

邪神教と関係のある種族である。

・所属組織、地位や役職
 魔族。
・物語内での具体的な行動や成果
 アマテラス女学園に邪神の角のかけらが入ったアイテムを設置し、乙女エネルギーを搾取した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 世界規模の脅威として暗躍している。

悪魔

邪神教と結託して動く存在である。

・所属組織、地位や役職
 悪魔。
・物語内での具体的な行動や成果
 聖結花をストーカーして誘拐し、ダンジョンで黒い球体の封印を破った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 聖伊織や瀧音幸助によって討伐された。

魔法騎士団

作中に登場する組織である。

・所属組織、地位や役職
 魔法騎士団。
・物語内での具体的な行動や成果
 学園卒業後の進路の一つとして言及されている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 入団には高い実力が求められる。

近衛騎士団

リュディのファンクラブの別名である。

・所属組織、地位や役職
 ツクヨミ魔法学園の非公式ファンクラブ。
・物語内での具体的な行動や成果
 リュディが健やかに生活できるよう、裏からフォローする活動を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 正式名称は「LLL(ラブラブリュディヴィーヌ様)」である。

乙姫シスターズ

瀧音ななこのファンクラブである。

・所属組織、地位や役職
 アマテラス女学園の非公式ファンクラブ。
・物語内での具体的な行動や成果
 瀧音ななこの人気が高まった結果として結成された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 瀧音ななこがスーパーシスター候補として扱われる一因となった。

折紙―武頭

紙でできた兵士のモンスターである。

・所属組織、地位や役職
 アマテラスダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 アマテラスダンジョンでクリスティーネを追い詰めた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 瀧音幸助とクリスティーネ、ななみの連携によって倒された。

紙兵士

アマテラスダンジョンの奥にいたモンスターである。

・所属組織、地位や役職
 アマテラスダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 足元の魔法陣から紙を浮かび上がらせ、獣や蝶の形に折ってモンスターを生み出した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 モンスター出現の元凶としてクリスティーネに攻撃された。

紙のモンスター

紙兵士から生み出されたモンスターである。

・所属組織、地位や役職
 アマテラスダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 社の魔法陣から飛び出し、アマテラス女学園の生徒たちを襲った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 炎などの魔法に弱い性質を持つ。

鬼人

ステルスダンジョンに登場するモンスターである。

・所属組織、地位や役職
 ステルスダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 ステルスダンジョンの最終フロアで警報を聞きつけて集まってきた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 瀧音幸助が足止めを引き受けて戦った相手である。

小鬼

ステルスダンジョンに登場するモンスターである。

・所属組織、地位や役職
 ステルスダンジョンのモンスター。
・物語内での具体的な行動や成果
 ステルスダンジョン内で配置されており、瀧音幸助たちは見つからないように進んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 倒すことはできず、気絶させることしかできない。

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マジエク 6巻レビュー
マジエク まとめ
マジエク 8巻レビュー

展開まとめ

一章  プロローグ

アマテラス女学園の依頼とななみクイズ
アマテラス女学園の相談
アマテラス女学園の生徒会長である九条華と学園長は、花邑毬乃やモニカ達に力を貸してほしいと相談していた。本来は自分達の学園で解決すべき問題だったが、解決には男性の力が必要になるらしかった。桜瑠依は、瀧音幸助達に任せる案を出し、ななみの協力があれば天使の秘術で条件を満たせると説明した。
瀧音幸助達への託し
桜瑠依の案は画期的だが危険も大きいものだった。それでも花邑毬乃やモニカは、ななみならやり遂げると考えた。アマテラス女学園側も、噂に聞く瀧音幸助達へ未来を託すことを受け入れた。一方の瀧音幸助は、まだ大きな任務を託されたことを知らず、くしゃみをしていた。
噂とランニングマシーン
瀧音幸助が最近くしゃみが多いと話すと、リュディは誰かに噂されているのではないかと返した。水守雪音は、幸助なら四六時中くしゃみが止まらないだろうと言いながら、ランニングマシーンで運動していた。運動後に聞き慣れない音が鳴り、ななみはそれがSSレア写真入手の音だと明かした。
クイズななみアカデミー
瀧音幸助が写真の詳細を確認しようとすると、ななみは唐突にクイズ企画を始めた。彼女は、自分のことをもっと幸助に知ってもらい、心を通わせるための企画だと説明した。結花も巻き込まれ、解答用の装置には各自のデフォルメ絵と音声が仕込まれていた。
四大元素のキーホルダー
ななみは、優勝賞品として人気ラーメン屋四大元素のキーホルダー全五種セットを提示した。リュディは、そのキーホルダーが今では手に入らない貴重品だと知っており、強い意欲を見せた。結花は人気がなくて撤去されたのではないかと小声で突っ込んだが、リュディは本気で欲しがっていた。
花邑はつみの参加
花邑はつみも部屋に入り、事情を聞いていたかどうか不明なまま解答装置を手に取った。ななみは庭に特設会場を用意しており、そこにはクイズ番組のようなセットが並んでいた。はつみは、昔欲しくなって買ったが、一人で使うと虚しくなってやめたものだと説明した。
幸助ボタンの異常
クイズが始まり、ななみの得意料理に関する問題が出された。瀧音幸助がボタンを押すと、解答音として彼の妙な声が流れ、本人は激しく抗議した。ななみは、本来は低確率で出る特別音声を幸助だけ確定で出るよう調整したと明かし、幸助はまったくひいきになっていないと叫んだ。
幸助に関する噂
次の問題では、はつみが早押しで幸助と答えて正解した。問題文は、ななみを権力で従わせ、同学年の女子も囲ったなどと噂されるご主人様は誰かという内容だった。幸助は異議を唱えたが、結花は前半の噂は聞いたことがあり、あながち間違いではないと返した。その後もクイズは続き、最終的にリュディが優勝した。

二章 瀧音ななこ、爆誕

アマテラス女学園潜入任務
学園長室の呼び出し
瀧音幸助、リュディ、聖伊織は、花邑毬乃に呼び出されて学園長室へ向かった。そこには毬乃、ななみ、桜瑠依、三会の会長達に加え、アマテラス女学園生徒会長の九条華がいた。幸助は、その顔ぶれからアマテラス女学園に関わる事件が始まるのだと察した。
アマテラス女学園の異変
九条華は、アマテラス女学園で教師や生徒が急に体調不良になる事件が起きていると説明した。被害者は魔力を抜かれたような状態になっており、当初は魔法の使いすぎとして見過ごされていた。しかし被害者の数が多いことが分かり、魔法テロの可能性も浮上していた。
女性だけの被害
事件の特徴として、体調不良を訴えるのは女性ばかりであり、同じ場にいた男性の特別講師や男性職員には被害が出ていなかった。アマテラス女学園は女子校であり、男性を入れて調査するには外聞の問題があったため、表沙汰にせず信頼できる者へ協力を頼む必要があった。
女になる潜入案
花邑毬乃は、桜瑠依が持ち込んだ案を示した。それは、天使の秘術によって聖伊織を女性の姿にして潜入させるというものだった。伊織は激しく動揺したが、人命がかかっている以上、拒みきれない流れになった。さらにリュディも、教養や立場の面から潜入に向いているとされた。
幸助への飛び火
瀧音幸助は他人事として笑いをこらえていたが、やがて自分も対象であると気づいた。ななみが秘術を使えば、幸助も女性の姿で潜入できるという話だった。幸助は倫理面を理由に抵抗したが、自分が伊織を説得した言葉がそのまま返ってきて、九条華の頼みもあり受け入れざるを得なかった。
伊織の変化
桜瑠依は聖伊織を羽で包み、天使の秘術を発動した。光が収まると、伊織は女性の体と服装に変化していた。鏡を見た伊織は強く動揺し、自分の体を確認するため一度部屋を出た。戻ってきた伊織は赤面し、複雑な心境のまま秘術を解除した。
瀧音ななこ
次に、ななみが瀧音幸助へ秘術を使った。ななみの羽に包まれた幸助は意識を失い、目覚めると銀髪の大人びた女性の姿になっていた。しかも意識にはななみの声が混ざり、心の中で会話できる状態になっていた。桜瑠依は、不完全な秘術の影響で意識が混在していると説明した。
ななみとの共同操作
幸助とななみは、互いの思考は読めないが、心の中で会話できることを確認した。さらに幸助が許可すれば、ななみが体を動かせることも分かった。ななみは女子らしさを任せるよう言ったが、すぐに余計な冗談を口にし、幸助は周囲から一人で漫才しているように見られた。
ステファーニアの不機嫌
女性の姿になった幸助は、豊かな体つきになっていた。ステファーニアはそれを見て不機嫌になり、幸助の胸を確認したうえで苛立ちを隠さなかった。幸助はななみの助言を受けながら言葉を選んだが、結局うまく切り抜けられず、危険な空気に巻き込まれた。
フラン副会長のお願い
その後、幸助はフランツィスカに呼び出された。彼女は普段と違って落ち着かず、魔法少女系の衣装を取り出して、瀧音ななこに悪の幹部のようなコスプレをしてほしいと頼んだ。幸助は、伊織に関わる話だと思っていたため、予想外の依頼に言葉を失った。
花邑はつみの膝枕
一日の終わり、幸助はアマテラス女学園への潜入が明後日から始まることを思い返して疲れていた。部屋にいた花邑はつみは、幸助を膝枕し、これからもっと大変になるが幸助なら解決できると励ました。幸助は、はつみの手に頭を撫でられ、応援されていることに力をもらった。
元気が出る物
花邑はつみは、これから必要になり、幸助の元気が出る物を渡すと言った。幸助は期待したが、はつみがクローゼットから取り出したのは黒い下着だった。しかもはつみは大丈夫だと言いながら洗っていないと告げ、幸助はすぐ洗うよう叫ぶことになった。

三章 アマテラス女学園よりごきげんよう

アマテラス女学園の初日
潜入イベントへの不安
瀧音幸助は、アマテラス女学園への潜入が本来は聖伊織達だけで終わる簡単なイベントだと思っていた。しかし自分も同行することになり、現実の状況が想定より面倒になっていることを感じていた。女学園内ではリュディと瀧音ななこが特に注目を集め、伊織は比較的目立たずにいた。
スーパーシスター制度
瀧音幸助は、アマテラス女学園の特徴としてスーパーシスター制度を説明した。それは生徒会とは別に、生徒の人気投票で選ばれる理想のお姉様のような存在であり、大きな発言力を持っていた。九条華は、生徒会長とスーパーシスターを同時に務める唯一の生徒であり、その圧倒的なカリスマ性からパーフェクトシスターと呼ばれていた。
生徒会室の挨拶
リュディ、瀧音ななこ、聖伊織はアマテラス女学園の生徒会室を訪れ、九条華達に挨拶した。生徒会では副会長のクリスティーネ・フォン・ガウスが紹介され、彼女は瀧音ななこを同学年として歓迎した。瀧音幸助は、クリスティーネが今後深く関わる人物だと認識し、ななみに覚えておくよう伝えた。
女神寮の前
生徒会への挨拶を終えた一行は、アマテラス女学園の女子寮である女神寮へ向かった。瀧音幸助と聖伊織は、女子寮に入ることへの緊張から落ち着かない様子を見せた。リュディは二人が女子寮を神聖視しすぎていると呆れたが、二人にとっては強い場違い感がある場所だった。
クリスティーネの案内
女神寮では、クリスティーネが一行を案内した。食堂の近くで竹松奈央が現れ、リュディがトレーフル家の人物だと知って激しく動揺した。クリスティーネは、奈央を少し頼りないが真面目で聡明な子だと紹介し、何かあれば相談するよう伝えた。
メアリーとの遭遇
途中で、青い髪のお姫様風の生徒メアリー・ウォートリー・ヴェストリスが現れた。メアリーはリュディには丁寧に挨拶したが、瀧音ななこと伊織にはほとんど関心を示さなかった。クリスティーネとは表面上は穏やかに会話していたが、すれ違いざまに何かを言い、クリスティーネの表情を一瞬険しくさせた。
寮の部屋
瀧音ななこと伊織は同じ部屋へ案内された。部屋は十分な広さがあり、トイレとシャワーも備えられていた。瀧音幸助は女子寮の大浴場に興味を抱きつつも、男としての良心が削られそうだと考え、利用は避けるつもりでいた。
作戦会議の部屋
荷物を片付けていると伊織が訪れ、続いてリュディも合流した。三人は今後の作戦会議を瀧音ななこと伊織の部屋で行うことにした。リュディはアマテラス女学園の大浴場に興味を示し、瀧音幸助は温泉の効能を説明したが、伊織は入るつもりはないと慌てた。
下着と餞別
瀧音幸助は、伊織が女学園での下着をどうするのか尋ねた。伊織は結花に連れられて下着売り場へ行ったことを小さな声で明かし、ななみは瀧音ななこの口を使って余計な発言をした。さらに瀧音幸助は皆から餞別として渡された荷物をまだ開けておらず、危険な中身の予感から、開封は翌日に回すことにした。

四章 馴染もう、女学園

アマテラス女学園の授業と新たな可能性
朝の素振り
瀧音幸助はアマテラス女学園の女子寮で目を覚まし、ななみと合体して外へ出た。女学園での授業や社交に不安を覚えながらも、日課である素振りだけは続けようと考えた。ななみは随時フォローすると伝え、幸助は人目の少ない場所で訓練を行った。
二学年の教室
瀧音ななことして二学年の教室に入った瀧音幸助は、赤いストール姿で視線を集めた。放出系魔法が不得手なことを授業で見せたが、クラスメイトはその身のこなしから身体強化や接近戦に優れていると見抜いていた。ミレーナはアマテラスダンジョンへ誘ったが、幸助は先にクリスティーネから誘われていると答えた。
ミレーナと聡美
ミレーナは、クリスティーネが面倒見がよく、二学年でも強い人物だと話した。そこへ青いピアスの短髪の生徒、聡美が現れ、砕けた態度で瀧音ななこに話しかけた。聡美はお嬢様学校らしからぬ気安さを見せ、ミレーナと軽口を交わしながら、瀧音ななこを模擬戦に誘った。
九条華からの呼び出し
瀧音ななこは九条華から生徒会室へ呼び出された。九条華は、二学年でまた体調不良を訴える生徒が出たことを伝え、クリスティーネに調査をさせていると説明した。瀧音幸助も二学年で聞き込みを進めることにした。
華との会話
九条華は瀧音ななこを庭園へ案内し、自分の力だけで解決できず、ツクヨミ魔法学園に協力を求めたことを恥じていた。瀧音幸助は、生徒を守るために立場を危うくしてでも助けを求めた判断は英断であり、尊敬に値すると伝えた。九条華は照れながら受け止め、花邑家と九条家が遠い親戚であることも明かした。
食堂と集合
瀧音ななこはリュディ、聖伊織と合流し、寮の食堂で夕食を取った。食事は学生証を端末にかざして注文する仕組みであり、アマテラス女学園側の負担で利用できるようになっていた。夕食後、伊織は居心地の悪さから瀧音ななこの部屋を訪れ、続いてリュディも合流した。
現状報告とトランプ
瀧音幸助が現状報告を始めようとすると、聖伊織は修学旅行のように遊ぶ流れだと勘違いし、トランプやボードゲームを持ち出した。ななみの提案で、三人はトランプをしながら情報共有を行った。リュディは被害者から話を聞いており、ななみは被害の発生時間から学園生が関与している可能性を推測した。
スーパーシスター選挙
会話の中で、スーパーシスター選挙が近いことも話題になった。今年はクリスティーネやメアリーに票が分散しているらしく、その状況が今後の問題にも関係していそうだった。瀧音幸助は、九条華をお姉様と呼ぶ習慣について説明し、他学園の者は無理にそう呼ばない方がよいと考えた。
裁縫の練習
解散後、瀧音幸助は翌日の生活基礎の授業、特に裁縫に不安を覚えた。ななみは裁縫なら任せるよう言い、練習用にご主人様LOVEと書かれた布を取り出してエプロンを作り始めた。瀧音幸助は女体化状態でななみの作業を見て、裁縫の動きを感覚的に理解した。
共有された技術
ななみが作業した後、瀧音幸助も同じように裁縫を試すと、想像以上にうまくできた。ななみの技術や体の動かし方が幸助にも共有されているようであり、二人はその異常性と応用性に気づいた。これは、今後二人が強くなるうえで大きな可能性になる発見だった。

五 章 思わぬ収穫

ななみとの共有能力と大浴場の事故
共有された技術
瀧音幸助とななみは、合体状態で試した結果、ななみが覚えたスキルや体捌きを幸助が習得しやすくなることを確認した。ただし遠距離魔法の苦手さは変わらず、相性の悪いスキルまでは使いこなせないと分かった。幸助は、からくりの城で得たななみの成長が自分にも返ってきたことを思わぬ収穫と受け止めた。
クリスティーネからの報告
朝食中、リュディはクリスティーネから例の体調不良事件について話があると伝えた。幸助は、九条華からも後で報告があると聞いていたため、昼に皆で会うことにした。食事の席でクリスティーネは、原因不明の体調不良者が増えており、生徒会が忙しい時期に起きていると説明した。
スーパーシスター制度
会話は、生徒会選挙とスーパーシスター投票の話題に移った。クリスティーネは、スーパーシスターとは自分を売り込んでなるものではなく、普段の行動によって尊敬される者が選ばれるべきだと語った。九条華は過去の学園交流戦でモニカを追い詰めたことで一気に支持を集め、生徒会長とスーパーシスターを兼任する存在になっていた。
クリスティーネの目標
クリスティーネは、九条華のような立派な人物になりたいと話した。瀧音幸助は、彼女がスーパーシスターを目指しているのだと理解した。彼は、彼女が選択次第で成長する一方、最悪の場合は学園を去る可能性もあることを考えていた。
基礎体育の模擬戦前
基礎体育の授業で、瀧音幸助はアマテラス女学園の生徒達の運動能力や服装に動揺しつつも、表情に出さないよう気をつけていた。クリスティーネは幸助の身体強化とストールの異常性に興味を示し、聡美との模擬戦を見学すると言った。幸助は、ツクヨミ魔法学園の実力を見せることになると考えていた。
聡美との模擬戦
瀧音幸助は、ガントレットを装備した聡美と模擬戦を行った。聡美は格闘を主体とし、風を噴き出す仕掛けや土魔法で強化した爪を使って攻めた。さらに半獣化して速度と力を高めたが、幸助はストールと心眼で攻撃を見切り、腹部への一撃や刀の柄を使った攻撃で優位に立った。
聡美の完敗
聡美は砂を巻き上げて視界を奪い、大技で奇襲したが、幸助には通じなかった。幸助は攻撃を受け流して懐に入り、降参を促した。聡美が決着を求めると、幸助は刃ではなく柄で吹き飛ばした。聡美はすぐに意識を取り戻し、後ろに目があるのかと笑い、幸助の強さを化け物のようだと評した。
餞別の確認
模擬戦後、聡美が完敗した噂は学園中へ広がった。幸助は寮へ戻り、現在の事件進行度を確認しながら、皆から受け取った餞別も見た。モニカとベニートからは陣刻魔石、水守雪音からは訓練用の木刀、ステファーニアからは胸を鍛える本、花邑はつみからは肩たたき券が入っていた。アネモーヌからは説明不足の怪しい薬があり、幸助は扱いに困った。
倒れた女生徒
瀧音幸助とななみは外食と入浴に出ようとしたが、部屋を出た直後、苦しそうな女生徒を見つけた。幸助は魔力不足の兆候を察し、魔力贈与で応急処置を行ったうえで、九条華へ連絡した。女生徒は大浴場に入った後に疲労感を覚えたと話し、幸助は原因が温泉に関係していると判断した。
大浴場の石
九条華は大浴場を一時封鎖し、幸助とななみと共に調査した。ななみは庭園に紛れていた古代語付きの石を見つけ、それが魔力を吸い取っていた原因だと分かった。九条華は、生徒や関係者の誰かが意図的に設置した可能性を考え、事件が内部の者によるものかもしれないと重く受け止めた。
九条華の部屋
調査後、幸助とななみは九条華の部屋で話し合った。九条華は、迅速な対応で被害を防げたことに感謝した。彼女は、石の詳細は桜瑠依に確認する必要があるとしつつ、ツクヨミ魔法学園に協力を頼んでよかったと語った。
深夜の大浴場
九条華は、深夜の大浴場には誰も来ない空白の時間があると教え、幸助とななみに利用を許可した。幸助は温泉に浸かり、久しぶりの湯に安らいでいた。しかしそこへクリスティーネとリュディが現れ、幸助は隠れるか開き直るかで混乱した。
温泉での事故
幸助は瀧音ななことして振る舞い、クリスティーネには怪しまれずに済んだが、リュディは幸助の正体に気づいて激しく動揺した。幸助は温泉から上がろうとして足を滑らせ、支えようとしたリュディに思わぬ接触をしてしまった。彼はすぐに正気に戻って謝罪し、なんとかその場を逃げ出したが、今後大きな問題になると覚悟した。

六章 暴け出される秘密、動き出す情勢

乙女エネルギーと乙姫様の噂
共有能力の確認
瀧音幸助とななみは、合体状態で試した結果、ななみのスキルや体捌きを幸助が習得しやすいことを確認した。ただし遠距離魔法など、幸助と相性の悪い能力はうまく扱えなかった。ななみは、今度は自分が幸助へ返す番だと考え、今後は手分けしてスキル習得を進める方針になった。
大浴場事故の余波
瀧音幸助は、大浴場でリュディと鉢合わせた件を完全な事故だと整理していた。複数の不運が重なった結果とはいえ、リュディとの間には気まずさが残っていた。幸助は九条華へ早めに事情を伝え、生徒会室へ呼ばれたため、朝の訓練後に一人で向かった。
クリスティーネの秘密
瀧音幸助は、生徒会室でクリスティーネが一人で悩みを抱えている場面に遭遇した。彼女は足の臭いを気にしており、強い自虐と混乱の中で幸助に打ち明けた。幸助は困惑しながらも彼女を笑わず受け止めたが、勢いに巻き込まれ、独特な結論に至ってしまった。
新世界の匂い
クリスティーネは、自分の足の臭いをどうしても信じられず、瀧音幸助へ確認を迫った。幸助は強烈な衝撃を受けながらも、それを臭いではなく新世界のようなものだと表現した。クリスティーネは信じ切れず、消臭剤を手に生徒会室を飛び出したため、幸助は自分達がどうかしていたと後から冷静になった。
注目されるななこ
瀧音ななこは、学園内で以前よりも注目を集めるようになっていた。ななみは、幸助がようやく評価され始めたのだろうと考えた。瀧音ななこが赤い髪飾りの生徒を褒めると、その生徒は顔を真っ赤にして走り去り、幸助は自分の影響に戸惑った。
リュディとの会話
瀧音ななこはリュディと再会し、大浴場の件について改めて謝った。リュディはその話をもうしないよう求め、幸助もそれ以上触れないことにした。リュディは、メアリー・ウォートリー・ヴェストリスが瀧音ななこについて詳しく聞いてきたことを伝え、幸助は彼女の関心に何かを察した。
桜瑠依の解析
昼食後、瀧音幸助、聖伊織、リュディ、九条華、ななみ、桜瑠依が部屋に集まった。桜瑠依は、大浴場で見つかった石が、女性だけが持つ乙女エネルギーを吸収して別の場所へ送る危険なアイテムだと説明した。さらに、その中には邪神の角のかけらが入っており、邪神に関係する魔族やその協力者でなければ扱えないものだった。
学園内の協力者
桜瑠依は、石を設置して使い続けるには学園内に協力者がいる可能性が高いと話した。華はその可能性を考えていたものの、確信を持って示されたことでつらそうにしていた。瀧音幸助達は、犯人を泳がせてメンテナンスの現場を押さえる方針を受け入れ、生徒達を守ると華に約束した。
アマテラスダンジョン
桜瑠依は、乙女エネルギーが送られている先をある程度絞れていると話した。その場所はアマテラスダンジョンだった。犯人を油断させるため、一行は普段通りの学園生活を続け、授業後に改めて動くことにした。
乙姫様の呼び名
授業後、聡美とミレーナは瀧音ななこに、最近よく挨拶される理由を話題にした。瀧音ななこは乙姫様と呼ばれ、人気が出始めていた。さらにスーパーシスターの件も関係して一波乱あるかもしれないと示唆され、幸助は自分がなぜそう呼ばれているのか分からず戸惑っていた。

七章 最悪の現実

クリスティーネの葛藤と社の罠
瀧音ななこへの意識
クリスティーネは、瀧音ななこのことを考え続けていた。足の臭いを知られた件もあったが、それ以上に、ななこが聡美を倒して一気に有名になったことが大きかった。赤いストールを羽衣のように操る姿や美貌、リュディに仕える謙虚な態度から、ななこは乙姫と呼ばれるようになっていた。
乙姫人気への焦り
瀧音ななこは、体調不良の生徒を助けたことや九条華と親しくしていることでも注目を集めた。学園内では赤い小物を身につける流行まで起き、クリスティーネは自分が積み上げてきたものを、ななこが短期間で成し遂げたように感じていた。彼女は悔しさを覚え、その感情を抱く自分にも嫌悪していた。
九条華への憧れ
クリスティーネは、幼い頃に魔法を学び始めた理由を思い返した。最初はお見合いを避けるためだったが、初めて火の魔法を成功させたことで魔法そのものに心を奪われた。その後、学園交流戦で九条華が獣王を倒し、モニカと渡り合う姿を見て強く憧れ、アマテラス女学園を選んだ。
スーパーシスターへの願い
クリスティーネは九条華に近づくため生徒会に入り、生徒達のために活動を続けてきた。九条華が生徒会長兼スーパーシスターになった時、自分もそうなりたいと願った。彼女は品行方正で慕われる存在を目指し、努力を重ねてきたが、瀧音ななこの急激な人気に自信を揺さぶられていた。
メアリーの誘い
落ち込むクリスティーネの部屋に、メアリー・ウォートリー・ヴェストリスが訪れた。メアリーは瀧音ななこの人気を問題視し、スーパーシスターを目指す者にとって部外者へ票が流れるのは困ると語った。クリスティーネはメアリーのやり方を嫌っていたが、ななこに積み上げてきたものを奪われる不安に揺れていた。
握ってしまった手
メアリーは、瀧音ななこの票をなくす策があると告げ、協力を持ちかけた。クリスティーネは、それが間違った誘いだと理解していた。それでも、九条華のようなスーパーシスターになりたいという願いと焦りに呑まれ、メアリーが差し出した手を取ってしまった。
社への案内
クリスティーネは、瀧音ななこ、リュディ、聖伊織をアマテラスダンジョン一階の社へ案内した。そこは生徒達がダンジョンへ向かう前に祈る場所だった。彼女はメアリーから渡された石を握りしめながら、自分が何をしているのかと疑問を抱き始めていた。
開いた社
クリスティーネが社の鈴の紐に触れた瞬間、燭台に火がともり、社の扉が開いた。中には大きなヒビの入った鏡があり、彼女が持っていた石が黒く光ると、鏡は割れて魔法陣が現れた。そこから紙でできた獣や蝶のようなモンスターが次々と飛び出し、生徒達を襲い始めた。
嵌められたクリスティーネ
メアリーの配下の生徒が、クリスティーネがモンスターを召喚したと叫んだ。周囲の視線を受け、クリスティーネは自分が最初から嵌められていたのだと悟った。さらに、リュディへの攻撃に見せかければ国際問題にもなり得ると気づき、メアリーの狙いの深さに戦慄した。
転移魔法陣への突入
クリスティーネは自分の評価が地に落ちても、生徒達への被害を止めたいと考えた。彼女は、せめて散り際だけでも綺麗でありたいと願い、モンスターが出現する社の中の転移魔法陣へ飛び込んだ。ななこ達や九条華の声が聞こえた気もしたが、彼女は止まらなかった。
紙兵士との戦い
転移先は坑道のようなダンジョンであり、クリスティーネは紙のモンスターを焼き払いながら奥へ進んだ。最奥には、人の兵士のように折られた紙兵士がいた。その足元の魔法陣から紙が次々と折られ、獣や蝶になって外へ送られていたため、クリスティーネはそれを元凶だと判断した。
折り紙の猛攻
クリスティーネは炎で紙の蝶を焼こうとしたが、数が多すぎて突破され、自分の炎で燃えた蝶にも襲われた。さらに紙兵士は箱のような爆弾や星形の刃を生み出し、彼女を追い詰めた。爆発によって足を負傷したクリスティーネは動けなくなり、さらに複雑に折られた金平糖のような紙の攻撃が迫った。
赤いストール
死を覚悟したクリスティーネの前に、赤いストールが割り込んだ。現れた人物は刀を抜き、金平糖のような紙を一瞬で斬り裂いた。爆発の熱風も赤いストールが防ぎ、クリスティーネは守られた。そこにいたのは瀧音ななこではなく、男の姿の瀧音幸助だった。
任せてほしい言葉
瀧音幸助はクリスティーネに遅くなったことを謝り、後は自分達に任せてほしいと笑顔で告げた。クリスティーネは、乙姫と呼ばれる姿ではない彼を見て混乱しながらも、その赤いストールと刀によって自分が救われたことを理解した。

八章  折紙 一部頭一

折紙―武頭との戦い
間に合った瀧音幸助
瀧音幸助は、瀕死に近い状態のクリスティーネの前に到着し、致命傷を防げたことに安堵した。彼女は制服も体も傷だらけで、特に足の負傷がひどかった。幸助は後を任せるよう告げ、ななみにクリスティーネの回復を任せた。
泳がせたヴェストリス
幸助達は、大浴場で見つけた石を戻して犯人を泳がせていた。犯人はメアリー・ウォートリー・ヴェストリスであり、魔力の送信先はアマテラスダンジョン一階の社だった。ただし、彼女自身は邪神教に深く通じているわけではなく、スーパーシスターになるためにクリスティーネを引きずり下ろそうとしていた。
裏の存在
桜瑠依は、ヴェストリスにあのアイテムを用意し調整する力はないと見抜いていた。そのため、彼女をすぐ捕らえるのではなく、背後にいる者を引きずり出すため泳がせる方針になった。黒幕は学園内にはおらず、監視役が下っ端に紛れて動いているため、幸助はあえて多くを語らなかった。
想定外の突入
社で事件が起きた時、幸助達はヴェストリスが動くと考えていたが、実際に騒動の中心にいたのはクリスティーネだった。彼女は社の転移魔法陣へ迷わず飛び込み、幸助は紙のモンスターを斬り倒して後を任せると、自分も転移魔法陣へ飛び込んだ。
一人で進む危険
転移先は坑道のようなフロアだった。幸助は、本来なら九条華やクリスティーネと共に攻略するはずの展開が崩れたことを悟り、事態が悪化していると感じた。場合によっては女体化を解いてでもクリスティーネを助ける覚悟を決め、急いで奥へ向かった。
折紙―武頭
幸助はクリスティーネをななみに任せ、紙でできた兵士型の敵、折紙―武頭と向き合った。武頭は風船爆弾や手裏剣、鶴などの紙の武器を次々に折り、遠距離攻撃で幸助を攻めた。幸助はストールで爆風や手裏剣を受け流しながら、敵の攻撃の仕組みを見極めていった。
地雷原の突破
武頭は風船爆弾を周囲にばら撒き、鶴や手裏剣で幸助を誘導しようとした。幸助はあえて爆弾地帯へ踏み込み、ストールで爆風を防いだが、ななみは遠距離から起爆すればよいと指摘した。幸助は自分の対応が力任せだったと認めつつ、さらに距離を詰めた。
レイピアの雨
武頭は紙を細く巻いたレイピアのような武器を大量に作り、高速で連射した。角度の違う攻撃は厄介で、蝶や風船爆弾、くす玉爆弾も同時に準備されていた。幸助は陣刻魔石で爆発を連鎖させ、砂埃に紛れて突撃し、くす玉爆弾を抜刀で斬り裂いた。
紙の盾
幸助は抜刀の反動を利用して武頭へ迫ったが、武頭は紙を重ねた盾で攻撃を防いだ。幸助は、武頭の高い回避力の理由がこの紙の盾だったのだと理解した。盾ごと斬り裂くには高火力の抜刀が必要であり、さらに火の魔法が有効だと考えた。
ななみの援護
クリスティーネの回復を終えたななみが援護に加わった。ななみは矢で風船爆弾を遠距離から起爆し、幸助の進路を切り開いた。武頭は手裏剣やレイピアで牽制しながらくす玉爆弾を放ったが、ななみのアローレインがそれを撃ち落とした。
クリスティーネの炎槍
幸助が武頭へ最後の距離を詰めた時、武頭は体内に隠していたくす玉爆弾を組み上げた。幸助が後退しようとした瞬間、クリスティーネが燃えさかる槍を放ち、くす玉爆弾を撃ち抜いた。幸助は彼女の援護を称え、燃え始めた紙の盾を前に、斬るべき線を見定めて刀を抜こうとした。

九章 ステルスダンジョン

折紙―武頭の撃破とステルスダンジョン
救出後の説明
瀧音幸助は折紙―武頭を倒し、負傷したクリスティーネのもとへ向かった。クリスティーネは自分がもう必要とされていないと思い込んでいたが、幸助はそれを否定した。幸助は、ななみとの天使合体で瀧音ななことなっていた事情や、メアリー・ウォートリー・ヴェストリスに嵌められた経緯を簡単に説明した。
八尺瓊勾玉
瀧音幸助達は、封印が解かれた理由を探るため、さらに奥へ進んだ。そこにはしめ縄と御札のついた大岩、祭壇、淡く光る勾玉があった。そこへローブ姿の女性が現れ、ヴェストリスを人質に取っていることを示し、八尺瓊勾玉を奪って脱出した。
見逃した理由
ななみは、邪神の復活に関わる重要な勾玉を見逃したことに驚いた。瀧音幸助は、その勾玉が人命の代用にもなり得るため、最悪の事態を避ける保険として盗ませた方がよいと考えていた。彼はローブの女性もいずれ救うつもりであり、ななみは幸助が何かを知っていると察しつつ、それ以上は追及しなかった。
仲間達の合流
リュディ、聖伊織、九条華達が奥のフロアへ到着し、クリスティーネに事情を黙っていたことを謝罪した。クリスティーネは怒らず、助けに来てくれたことに感謝し、自分が勝手に飛び出したことを謝った。九条華はクリスティーネの無事を喜んだが、リュディが大浴場の件に触れたことで、クリスティーネは強く動揺した。
破れた御札
動揺したクリスティーネは足を引っかけ、転びかけた拍子に祭壇の御札を破ってしまった。すると周囲が揺れ、大岩が動き、封印されていた魔法陣が現れた。脱出アイテムは使えなくなり、帰り道も消えたため、一行は新たなダンジョンを攻略するしかなくなった。
ステルスダンジョン
転移先は、近未来的な金属の壁とホログラムがある異質な空間だった。そこは敵に見つからないよう進むステルスダンジョンであり、敵を倒すことはできず、気絶させることだけが可能だった。物理的な傷は負わない代わりに、専用の衣装が少しずつ透け、さらに罠にかかると強烈な生理的窮地に追い込まれる仕組みだった。
絶望の説明
瀧音幸助は、ダンジョンの仕組みを皆に説明し、あまりの内容に土下座した。リュディやクリスティーネ達は強い羞恥と怒りを見せ、黄金の招き猫という報酬を聞いてもまったく喜ばなかった。伊織は内容を整理し、専用衣装を着た三人までが同時に挑めることを確認した。
三人の挑戦者
瀧音幸助とななみ、聖伊織と桜瑠依は、それぞれ合体して挑むことになった。残る一人には九条華、リュディ、クリスティーネが名乗り出たが、最終的にじゃんけんで勝ったクリスティーネが同行することになった。三人は専用ボディスーツに着替え、羞恥を抱えながらステルスダンジョンへ進んだ。
潜入開始
ダンジョン内で三人は無線機、スタンガン、死亡フラグボタンなどを活用しながら鬼人や小鬼を避けて進んだ。音で敵をおびき寄せたり、ボタンの音声で注意をそらしたりしながら、少しずつ突破していった。途中で罠を見つけた瀧音幸助は、クリスティーネへ罠を見破る指輪を渡した。
純白のショーツ
宝箱から出てきたのは純白のショーツだった。瀧音幸助は戸惑いながらも、それが鬼達の注意を引く有用なアイテムだと説明し、持って行くことにした。その後、ショーツやボタン、スタンガンを使いながら進んだが、敵の遠距離攻撃と罠によって三人は徐々に追い詰められていった。
限界のクリスティーネ
難所でクリスティーネは罠の影響を受け、限界に近い状態になった。彼女は自分が足を引っ張ることを避けるため、プライドを捨てる覚悟まで決めた。しかし瀧音幸助は別ルートを探すことを提案し、伊織が見つけた関係者用の扉へ向かった。
媚薬の扉
扉は鍵を要求したが、代わりに媚薬を捧げれば開くと告げた。クリスティーネはそんなものを持つ人間を激しく軽蔑すると罵ったが、瀧音幸助はアネモーヌから餞別にもらっていた怪しい薬を持っていた。幸助は重い空気の中でそれを捧げ、扉を開けることに成功した。
最後の強行突破
最後のフロアでは警備が多く、三人は強行突破を選んだ。途中でクリスティーネが罠を踏みそうになったため、瀧音幸助が代わりに受け、彼自身も限界に近い状態になった。それでも幸助は仲間だから当然だと伝え、二手に分かれて出口を目指した。
赤いショーツ
出口付近で警報が鳴り、鬼人達が集まった。クリスティーネは自分を助けるため、赤いショーツを投げて鬼人達の注意を引いた。しかしその動きで彼女の段ボールの隠れ場所が見つかりそうになった。瀧音幸助は彼女を見捨てず、死亡フラグボタンを押して鬼人を殴り、伊織とクリスティーネを先へ走らせた。
最後の足止め
瀧音幸助は、伊織とクリスティーネをゴールへ向かわせ、自分は多数の鬼人達を相手に足止めすることを選んだ。ななみはそんな幸助を誇りに思うと伝えた。幸助は死亡フラグの音声を合図に、鬼人達との戦闘へ入った。

十章 スーパーシスター

アマテラス女学園の別れとクリスティーネの就任
帰還前の名残
瀧音幸助は、事件が思ったより早く解決したことを良い面と悪い面の両方で受け止めていた。黄金の招き猫を手に入れ、ツクヨミ魔法学園へ戻れるのは良かったが、アマテラスダンジョンを十分に堪能できず、ミレーナや聡美、クリスティーネ、九条華と会えなくなることを寂しく感じていた。
最後の温泉
瀧音幸助は、アマテラス女学園の大浴場に一人で浸かり、もうこの温泉に入れなくなることを惜しんでいた。そこへ九条華が現れ、一緒に入ると言って大浴場に入ってきた。幸助は大きく動揺したが、華はからかうように振る舞いながらも、彼の背中に寄りかかって礼を述べた。
九条華の感謝
九条華は、事件解決だけでなく、クリスティーネを立ち直らせたことへの感謝を幸助に伝えた。幸助は、クリスティーネには元々素養があり、自分は背中を押しただけだと答えた。華は、支えてくれる人の存在がスーパーシスターには必要なのだと語り、幸助の言葉がクリスティーネを導いたと受け止めていた。
九条華の本音
九条華は、スーパーシスターの任期が終わることに寂しさと安堵を感じていた。また、家の事情からお見合いを勧められることも打ち明けた。幸助は、華ほどの女性と見合いできる相手は幸せだと話し、華はもし自分が困った時は助けてくれるかと尋ねた。幸助が当然だと答えると、華はその言葉を覚えておくと告げた。
最後の昼休み
クリスティーネは、帰る前の瀧音ななこと話すため、ベンチで会った。彼女は事件の後に幸助がかけた言葉を覚えており、そのおかげで自分が立ち直れたと感謝した。クリスティーネは、自分が生徒会長やスーパーシスターを辞退し、退学まで考えていたことを思い返していた。
背中を押した言葉
幸助は、クリスティーネが間違いを犯したとしても、その後どうするかが重要だと伝えていた。さらに、彼女が生徒達のために危険へ飛び込んだ姿を周囲へ語り、評価を変えるきっかけを作っていた。聡美やミレーナもクリスティーネを信頼しており、多くの生徒が彼女を見ていたのだと教えた。
スーパーシスター投票
生徒会選挙は信任投票で進み、クリスティーネは副会長から生徒会長になった。続くスーパーシスター投票では、開票するまでもなく彼女の名前が多く記されていた。投票用紙には、勉強や魔法を教えてくれたこと、事件で体を張って守ったことへの感謝も添えられていた。
有効票の宣言
クリスティーネは、メッセージ付きの票は無効票だと言いながら涙を流した。しかし九条華は、これはスーパーシスターを決める投票であり、皆がクリスティーネを思っている証拠だとして、すべて有効票だと宣言した。そして、クリスティーネが今年のスーパーシスターだと発表し、会場から大きな拍手が起こった。
華からクリスティーネへ
九条華は、スーパーシスターになるには魅力だけでなく、その魅力を広め、支えてくれる人達が必要だと語った。彼女は、クリスティーネが自分のために行動してくれた人達や、瀧音幸助達を忘れないよう伝えた。その後、幸助達からの就任祝いの手紙を渡し、クリスティーネは自分が選ばれると信じてくれていたことを知った。
新たなお姉様
九条華は、アマテラス女学園の名に込められた意味を語り、スーパーシスターとなったクリスティーネもまた、生徒達に光を当てて導く存在になるよう告げた。クリスティーネが華をお姉様と呼ぶと、華はもう自分ではなく今日からクリスティーネがお姉様なのだと告げた。クリスティーネは華に深く礼をし、新たなスーパーシスターとして皆の前に立った。
瀧音ななこへの敬意
ステージに立ったクリスティーネは、投票してくれた生徒達に感謝を述べた。そして、自分には尊敬する二人のお姉様がいると語った。一人は九条華であり、もう一人は瀧音ななこだった。クリスティーネは、瀧音ななこをこれから最強になるであろうお姉様として挙げ、自分も努力して皆が憧れるスーパーシスターになると誓った。

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