【推しの子】 1巻 レビュー
【推しの子】 まとめ
【推しの子】 3巻 レビュー
どんな本?
『推しの子』は、原作を赤坂アカ 氏が、作画を横槍メンゴ 氏が手掛ける日本の漫画作品。
2020年4月23日から『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載が開始され、1週遅れで『少年ジャンプ+』でも連載されている。
本作は赤坂にとって4作目、横槍にとって6作目の連載作品で、赤坂は『かぐや様は告らせたい』の連載中に本作を開始し、異例の2作品同時週刊連載となった。
この作品のジャンルは青年漫画で、主人公は死後に前世の記憶を持ちながら、推していたアイドルの子供として生まれ変わるというファンタジー設定を持つ「転生もの」です。ストーリーは、サスペンス要素や現代社会を投影した展開、芸能界の闇への切り込みなどが特徴。
タイトルの「推しの子」は、「応援している人」を意味する言葉「推し」から来ており、主人公とその妹のことを指している。
本作のタイトルロゴでは、隅付き括弧(〖〗)が使用されており、これは外側が二重線になった独自の記号を用いることが正式表記とされ、演出上の意味がある伏線となっており。
作品は芸能界の華やかな部分とシビアな部分の両方を描いており、斬新な設定と予測不能な展開で多くの反響を呼んでいる。
個性的な作風の作家二人がタッグを組んだことで、独自の世界観が生まれている。
2020年7月1日から9月30日にかけて発売された単行本第1巻は、同期間で日本で最も売れた作品となり、2023年11月時点でシリーズ累計部数は1500万部を突破。
物語は章ごとに区切られており、各章の最後のコマや、単行本各巻冒頭の登場人物紹介、あらすじのページで章ごとのサブタイトルが掲示されている。
プロローグ「幼年期」では、田舎の産婦人科医ゴローが、自分に懐いていた患者で、12歳で亡くなった少女さりなの影響でアイドルオタクになり、活動休止中の推しアイドル・星野アイが双子を妊娠した状態で現れたことから物語が始まる。
アニメについては、2023年4月から放送が開始されている。
第1話は90分の拡大版で、2023年3月17日には『推しの子 Mother and Children』のタイトルで全国の劇場で先行上映された。
読んだ本のタイトル
【推しの子】 2
原作:赤坂アカ 氏
漫画:横槍メンゴ 氏
出版社:集英社
発売日:2020年10月16日
ISBN:978-4-08-891717-7
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あらすじ・内容
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 推しのアイドル・星野アイの“子”に転生し、前世の記憶を持ったまま、“赤ちゃんライフ”を満喫する双子のアクアとルビー! しかし、その時間も束の間に、アイはストーカーに殺害されてしまう…。時が経ち、双子は高校生になると同時に、アクアは“復讐”のため、ルビーは母親のように“輝く”ため、各々の思惑を胸に“芸能界”に挑む…! “赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く衝撃作…第2巻!!
【推しの子】 2
感想
本作は、推しのアイドル・星野アイの“子”に転生し、前世の記憶を持ったままの双子のアクアとルビーの物語です。
彼らは幸せな赤ちゃんライフを送っていましたが、ある日アイがストーカーによって命を奪われるという衝撃的な出来事が。
時は流れ、二人は高校生となります。
アクアは復讐のため、ルビーは母のように輝くアイドルとなるため、それぞれが芸能界に足を踏み入れます。
この2巻では、彼らが高校生活を送りながら、様々な困難や試練、そして業界の裏側などを経験していく様子が描かれています。
アクアは母・アイの父親を探している最中、あるネットドラマのストーカー役を引き受け、演技を披露します。
一方、ルビーはアイドルとしての活動を目指し、様々なチャレンジを重ねていきます。
アクアの演技は原作の作者にも高く評価され、彼が演じたシーンは特に評価が高かった。
また、ルビーは地下アイドルとしてスカウトされ、新たなステップを踏み出します。
双子の運命やこれからの展開に目が離せません。
結末に関しては、この2巻で完結するわけではなく、まだまだ彼らの物語は続いていきます。
次回、恋愛リアリティショー編が待ち受けており、それぞれの人生がどう織りなされていくのか、今から非常に楽しみです。
この作品は、芸能界のリアルな裏側や、復讐劇、家族の絆など、多くの要素が組み合わさっており、私にも多くのメッセージや共感を感じることができました。
特に、どんな状況下でも夢を追い続けるルビーの姿には勇気づけられました。
また、アクアの復讐心やその背景には深い悲しみや怒りが込められており、彼の心情に寄り添いながら読むことができました。
私も日常生活の中で困難や挑戦に直面することがありますが、この作品を通して多くの気づきや勇気を得ることができました。
【推しの子】 1巻 レビュー
【推しの子】 まとめ
【推しの子】 3巻 レビュー
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考察
ルビーのアイドル挑戦
星野ルビーのアイドルへの挑戦は、彼女の前世からの強い憧れと、立ちはだかる芸能界の厳しい現実、そして周囲(特に兄のアクア)との関わりの中で描かれている。
前世の想いと母・アイへの誓い
ルビーのアイドルへの執念の根底には、彼女の前世の記憶が存在する。
- 前世は、重い病気で若くして亡くなった「さりな」という少女であった。
- さりなは入院中、現在の母であるアイドル「星野アイ」の熱狂的なファンであり、「生まれ変わったらアイのようになりたい」と強く願っていた。
- 転生後、母としてのアイと過ごした時間はかけがえのないものとなり、アイが事件で命を落としたことをきっかけに「母のような存在になる」と固く誓い、アイドルを目指すようになる。
アクアの反対と偽りの不合格
ルビーの挑戦には高い壁が立ちはだかることとなる。
- 兄のアクアは、芸能界の収入の低さ、短い活動寿命、常に監視されるリスク、成功率の低さといった厳しい現実を突きつけ、アイドルになることに強く反対する。
- それに対しルビーは、「損得を考えて何もしない人生こそが最も恐ろしい」と、前世で何も成し遂げられなかった過去を重ねて反論する。
- 中学3年生の時、大型アイドルグループのオーディションに応募し書類選考を通過するが、心配したアクアが裏で連絡を操作し、「不合格」だったと偽って辞退させてしまう。
- こうして彼女の最初の挑戦は、本人の知らぬ間に断ち切られてしまう。
地下アイドルへのスカウトと苺プロでの再始動
その後もルビーはアイドルへの道を模索し続ける。
- 街で地下アイドルのスカウトを受け強い期待を抱くが、アクアの潜入調査によって極めて劣悪な環境(低収入や高い自己負担など)であることが判明し阻止される。
- それでも「ママのようになる」と本気の覚悟を宣言する。
- その強い決意を受け止めた苺プロの社長・ミヤコは、十数年ぶりに事務所のアイドル事業を再開することを決断する。
- 結果として、ルビーは苺プロの正式な所属タレントとしてアイドル活動のスタートラインに立つこととなる。
高校進学とメンバー集め
アイドルとしての第一歩を踏み出したルビーは、芸能科のある陽東高校へ進学しメンバー集めを開始する。
- 最初は同級生となったグラビアアイドルの寿みなみをメンバー候補と考えるが、事務所間の問題を理由にミヤコに却下される。
- そこでアクアが提案したのが、幼少期に共演経験があり、現在はフリーランスでくすぶっていた元天才子役の有馬かなであった。
- 有馬はアイドル活動に難色を示していたが、アクアが彼女の性格(押しに弱いことなど)を見抜いた強引な説得を行った結果、流される形で苺プロと契約を結ぶこととなる。
まとめ
このように、ルビーのアイドルへの挑戦は決して順風満帆なものではない。家族の反対や過酷な現実を乗り越え、周囲の助け(時に強引な手回し)を受けながら、少しずつ形になっていく過程として描かれている。
アクアの復讐と潜入
星野アイがストーカーに殺害された事件の不自然さに気づいたアクアは、犯人の背後に情報提供者が存在すると推測する。そして、その情報提供者こそが自分たち双子の父親であり、芸能界に身を置く人物であると結論づけ、彼を捜し出して自らの手で殺害するという復讐を誓う。この目的を果たすため、アクアは芸能界という舞台へ潜入し、執念深い調査を実行していく。
復讐の手段としての演技と裏方志向
アクアにとって芸能界に身を置くことや役者として演技をすることは、自己表現や誰かを幸せにするためではなく、復讐を果たすための単なる手段に過ぎない。
・表舞台に立つことよりも、情報収集がしやすい裏方として立ち回ることを志向している。
・監督のもとで映像編集の手伝いを行うなど、制作側の視点から情報を探る。
・自身の才能やキャリアへの執着はなく、すべては目的達成のための機能として割り切っている。
アイのスマホ解読と標的への接近
アクアは膨大な時間をかけた試行錯誤の末に、アイが妊娠前に使用していた古いスマートフォンのパスワードを解読することに成功する。
・通話履歴や連絡先からアイと関わりのあった人物の情報を洗い出す。
・ドラマ「今日は甘口で」のプロデューサーである鏑木勝也に目を止める。
・鏑木に接近するため、当初の消極的な姿勢を翻し、有馬かなが出演する同ドラマへの出演を即答で引き受ける。
ドラマ現場への潜入とDNAの採取
ドラマの現場でアクアに与えられたのは、皮肉にもアイの命を奪った犯人を彷彿とさせる、ヒロインに執着するストーカー役であった。
・アクアは因果を感じながらも感情を押し殺し、調査の機会をうかがう。
・現場での隙を突いて喫煙所へ向かい、鏑木が吸い捨てたタバコの吸い殻を3本回収する。
・父親であるかを確かめるためのDNA鑑定にかけるという、周到かつ冷徹な調査行動を完了させる。
新たな情報源と次なる潜入
DNA鑑定の結果、鏑木はアクアたちの父親ではないことが判明する。しかし、その後の接触で重要な足がかりを得ることとなる。
・鏑木が、アイが事務所に内緒で男性と会う際に店を紹介していたという事実を知る。
・アイの交際相手に関する情報を引き出すため、鏑木から提示された交換条件を受け入れる。
・条件である恋愛リアリティーショーへの出演を決め、さらなる潜入調査へと足を進める。
ルビーを守るための潜入調査
復讐以外でも、アクアはその行動力を活かした潜入調査を行っている。
・妹のルビーが怪しい地下アイドルのスカウトを受けた際、自らスカウトを装って夜の繁華街に赴く。
・該当グループのメンバーに直接接触し、内情を調査する。
・劣悪な待遇や内部の険悪な空気を聞き出し、ルビーがそのグループに加入するのを未然に防ぐ。
まとめ
このように、アクアは自らの感情や役者としてのキャリアすらも復讐のための手駒として扱っている。ドラマ現場やリアリティーショーなど、あらゆる場を潜入調査の現場として利用しながら、父親の影を執拗に追い続けているのである。
芸能界のシビアな現実
『推しの子』において描かれる芸能界は、華やかな表向きの姿とは裏腹に、非常に過酷でシビアな現実を抱えた世界として多角的に示されている。
嘘とビジネスが支配する虚構の世界
前提として、芸能界は捏造や誇張、都合の悪い事実の隠蔽が常態化しているフィクションの世界として描かれている。
・現場の裏側では、笑顔の裏にある嘘や計算が当たり前のように存在し、スタッフや業界人は数字や視聴率を最優先に考えて行動している。
・作品作りにおいてもアートではなくビジネスであることが徹底されており、主演女優を売り出すという戦略上の理由だけで、他の役者の出演シーンが容赦なくカットされる。
努力が報われない収益構造と過酷な待遇
アイドルの経済的な厳しさも容赦なく描かれている。
・人気絶頂に見えるB小町のセンターである星野アイでさえ、弱小事務所ゆえに利益が薄く、給与明細の月給はわずか20万円であった。
・アイドル業界は歌唱印税や出演料が分配され、ライブも物販次第では赤字になるなど、努力が必ずしも高収入に直結しない構造にある。
・地下アイドルの環境はより劣悪であり、衣装代や移動費、メイク代などが自己負担となるため、月収が10万円に満たないことも珍しくない。
・芸能界は収入の低さ、短い活動寿命、常に付きまとう監視の目、成功率の低さが伴うリスクの高い世界である。
実力や芸術性よりも優先されるもの
ドラマ制作の現場などでは、実力よりも商業的な都合が優先される現実が描かれている。
・ドラマ制作現場では女性視聴者への訴求を最優先とし、演技力は二の次にされる場合がある。
・予算と時間に追われているため、台本読みや十分なリハーサルが省略され、短時間の確認だけで本番に進むという過酷で雑な撮影体制が敷かれることもある。
・映画のキャスティングにおいては、主演俳優と同じ事務所のタレントをセットで起用するバーターが業界の基本となっている。
生き残るための絶対条件
芸能界という特異な環境で生き残るための条件は、極めてシビアである。
・グループの一員ではなく、個人として仕事を呼べる存在でなければ生き残ることはできない。
・役者に最も必要なのはコミュニケーション能力であり、実力や努力以上に、現場で嫌われないことが仕事を継続する条件となる。
・かつて天才子役と持てはやされた有馬かなでさえ、周囲の拙い演技に合わせて意図的に自分の演技レベルを落とすなど、現場での協調性や使い勝手の良さを優先することで必死に生き残ろうとしている。
まとめ
このように、芸能界は単なる憧れの舞台ではなく、虚構の維持や過酷な経済条件、そしてシビアな人間関係が複雑に絡み合う、極めて厳しい生存競争の場として描かれている。
キャラクター紹介
星野ルビー
アイドルになる目標を最優先にする志向であり、母であるアイへの憧れと前世の悔いを動機として行動する人物である。アクアとは価値観が衝突しつつも、苺プロ所属で新たな出発点に立った関係にある。
・所属組織、地位や役職
苺プロダクション所属タレント。陽東高校の芸能科受験者。
・物語内での具体的な行動や成果
大型アイドルオーディションに応募し、書類選考を通過した。地下アイドルのスカウトを受け、ライブ参加を予定した。ミヤコの提案により苺プロ加入へ進んだ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
オーディションは本人の知らぬ形で辞退扱いとなった。苺プロがアイドル事業を再開し、正式に所属となった。
星野アクア
現実的な損得と危険性を基準に判断する人物であり、芸能界では裏方志向を取りつつ父親への復讐を目的に動く立場である。ルビーの行動を強く制止し、必要なら介入して結果を変える関係にある。
・所属組織、地位や役職
苺プロダクション関係者。監督のもとで映像編集を手伝う立場。陽東高校の一般科受験者。
・物語内での具体的な行動や成果
ルビーのオーディション結果連絡を操作し、辞退の意思を伝えた。繁華街でスカウトを装い、地下アイドル運営の実情を聞き取った。ドラマ「今日は甘口で」出演を決め、鏑木勝也に接近した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
目的は役者評価ではなく情報収集であると位置付けている。鏑木の吸い殻を回収し、DNA鑑定の材料を確保した。
アイ
伝説的アイドルとして描かれ、死亡後もルビーの目標と誓いの基点になっている人物である。苺プロと周囲の関係の変化を生んだ存在である。
・所属組織、地位や役職
B小町のメンバー。苺プロダクション所属のアイドル。
・物語内での具体的な行動や成果
ルビーの前世での唯一の救いとして応援対象であった。死後もルビーが「母のようになる」と断言する動機として言及された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
死亡後、B小町は解散し、苺プロは体制を変更した。アイのスマートフォンはアクアの調査対象になった。
斉藤ミヤコ
事務所運営の現実を踏まえて判断する人物であり、ルビーの資質を評価しつつ安全性と信頼性を重視する立場である。アクアの警戒や調査にも付き合い、最終的に苺プロ加入を提案する関係にある。
・所属組織、地位や役職
苺プロダクションの運営を引き継いだ人物。
・物語内での具体的な行動や成果
ルビーのアイドル再開の願いに否定的な反応を示した。地下アイドルの話に警戒し、契約内容の確認を行った。ルビーに苺プロ加入を提案し、新グループ立ち上げを示した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
苺プロが十数年ぶりにアイドル事業を再開し、運営側として方針を示した。
斉藤壱護
苺プロの元社長であり、アイの死後に姿を消した人物である。事務所の運営体制が変わるきっかけに関わる存在である。
・所属組織、地位や役職
苺プロダクション元社長。
・物語内での具体的な行動や成果
アイの死後に姿を消したと記述された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
不在となり、事務所はミヤコが引き継いだ。
らら
地下アイドルグループのメンバーであり、待遇や内部の不満を具体的に語る立場である。アクアの潜入調査で聞き取り対象となる関係にある。
・所属組織、地位や役職
地下アイドルグループのメンバー。
・物語内での具体的な行動や成果
最低保証給とチェキ会のバックが収入の中心であると説明した。衣装代や移動費などが自己負担であると明かした。運営の贔屓やメンバー間の険悪さを語った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
聞き取り内容が、運営環境の健全性に疑義があることを示す材料となった。
有馬かな
役者として現場の成立を優先する姿勢を持ち、作品全体のバランスを考えて行動する人物である。アクアとは幼少期の共演歴があり、高校で再会して以後同じ現場で関わる関係にある。
・所属組織、地位や役職
ドラマ「今日は甘口で」ヒロイン役。陽東高校の芸能科在籍側の生徒。苺プロダクション所属タレント。
・物語内での具体的な行動や成果
アクアと高校で再会し、監督のもとへ同行した。ドラマの演技評価についてルビーの感想に反発した。現場で演技レベルを調整し、作品の成立を支えた。最終回で泣きの演技を披露し、原作者から労いを受けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
仕事が途切れていた時期を経て、現場で重要な役割を担っている。苺プロで契約書に署名と捺印を行い、アイドル活動へ関わる立場となった。
鏑木勝也
ドラマのプロデューサーであり、アクアがアイのスマートフォン履歴から接触対象として重視する人物である。情報提供と引き換えに出演提案を行う関係にある。
・所属組織、地位や役職
ドラマ「今日は甘口で」プロデューサー。
・物語内での具体的な行動や成果
撮影現場でアクアと初対面した。打ち上げでアクアに声を掛け、情報交換の条件として恋愛リアリティーショー出演への興味を尋ねた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
アイが事務所に内緒で男性と会う際に店を紹介していたという情報源となった。
鳴嶋メルト
ドラマの主演であり、現場で有馬との演技の噛み合わなさが描かれる人物である。アクアの即興演出により対峙する構図に組み込まれる関係にある。
・所属組織、地位や役職
ドラマ「今日は甘口で」主演。
・物語内での具体的な行動や成果
現場で有馬に声を掛け、アクアの紹介を受けた。重要シーンの撮影で有馬と息を合わせようとする試みが成立しなかった。アクアに挑発され、怒りを引き出された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
演技の不足が作品の危機感を強める要因として扱われた。
不知火フリル
売れっ子のマルチタレントとして言及され、学校内で認知度を持つ人物である。アクアと寿と会話が成立する一方、ルビーは会話が広がらない関係にある。
・所属組織、地位や役職
マルチタレント。陽東高校の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
校内でルビーたちの前を通りかかり、アクアに「今日あま」出演者だと気づいた。寿にも過去の仕事を挙げて話しかけた。ルビーには「頑張って」と声を掛けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
入学式に姿を見せない売れっ子として語られ、学校内の格差意識を浮かび上がらせた。
寿みなみ
芸能科の同級生として登場し、率直な会話でルビーと短時間で友人関係になる人物である。不知火から仕事の話題で認知されている関係にある。
・所属組織、地位や役職
グラビアアイドル。陽東高校の芸能科生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
ルビーの隣席となり、会話を通じて友人関係になった。アクアと不知火の会話の場に同席し、不知火から過去の仕事に触れられた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
事務所間問題の懸念により、ルビーのメンバー候補提案は退けられた。
五反田監督
アクアが継続的に訪れる映画監督であり、演技や可能性について言葉を掛ける立場である。アクアの情報収集の拠点となる関係にある。
・所属組織、地位や役職
映画監督。
・物語内での具体的な行動や成果
アクアの映像編集の手伝いを受け入れた。有馬と再会し、成長に言及した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
アクアが芸能界に関わり続ける導線として機能している。
監督の母親
食事の場を提供し、会話の流れを変える形で登場する人物である。アクアが自身の家庭観を重ねて距離を感じる対象となる関係にある。
・所属組織、地位や役職
監督の母親。
・物語内での具体的な行動や成果
会話の途中で割って入り、場の空気を崩した。手料理を用意し、食卓の場を作った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
アクアが内心で距離を感じる要因として描かれた。
撮影監督
撮影現場で鏑木と会話をし、有馬への評価を口にする人物である。アクアの即興演出を一定程度肯定する立場である。
・所属組織、地位や役職
ドラマ「今日は甘口で」撮影監督。
・物語内での具体的な行動や成果
喫煙所で鏑木と会話し、有馬を安いギャラで使える存在とみなす発言が記録された。アクアの即興行動後、肯定的な見方を示した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
制作側の評価軸を示す存在として、現場の価値観を露呈させた。
吉祥寺頼子(「今日は甘口で」原作者)
作品の原作者として登場し、有馬の演技を直接労う人物である。有馬の努力が報われたことを示す関係にある。
・所属組織、地位や役職
ドラマ「今日は甘口で」原作者。
・物語内での具体的な行動や成果
打ち上げで有馬に声を掛け、労いと感謝を伝えた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
現場での評価とは別の軸で、有馬の行動と演技を肯定する役割を担った。
主な出来事 一覧
第十一話
オーディションへのスタンスの相違
- 当事者: ルビー vs アクア
- 発生理由: アイドルオーディションに応募したいルビーに対し、アクアが現実的なリスク(低収入、短い寿命、監視など)を挙げて反対・警告したため。
- 結果: 議論は平行線となり、アクアはその場を離れた。
オーディション結果の隠蔽工作
- 当事者: アクア vs ルビー(本人は知らず)
- 発生理由: アクアがルビーをアイドル業界に入らせないため、監督と結託して合否連絡を操作した。
- 結果: ルビーは実際には合格していたが、不合格の電話を受け取り、挑戦を断たれたと思い込み涙を流した。
第十二話
地下アイドル契約への懸念
- 当事者: アクア・ミヤコ vs ルビィ
- 発生理由: ルビィがスカウトされた地下アイドルグループに対し、アクアたちが詐欺や悪質な運営の可能性を疑ったため。
- 結果: アクアが調査に乗り出すことになり、契約は保留となった。
地下アイドルグループの劣悪な環境の発覚
- 当事者: らら(地下アイドル) vs 運営(不在)
- 発生理由: アクアが潜入調査を行い、メンバーのららから実情を聞き出したため。
- 結果: 最低保証給のみで衣装代等は自己負担、メンバー間の不仲、贔屓などの実態が暴露され、アクアはルビィを預けられないと判断した。
地下アイドル加入の阻止と代替案
- 当事者: ミヤコ vs ルビィ
- 発生理由: 悪質な地下アイドルグループへの加入を止めるため。
- 結果: ミヤコはルビィの「本気」を確認した後、地下アイドルではなく苺プロでの新規グループ立ち上げを提案した。
第十三話
演技の才能を巡る会話の遮断
- 当事者: 監督 vs ミヤコ(状況的な対立)
- 発生理由: 監督がアクアの役者としての資質について語ろうとした際、ミヤコが割って入ったため。
- 結果: 会話は中断され、場の空気が崩れた。アクアは母(ミヤコ)との間に距離を感じた。
一般科受験への衝撃と問い詰め
- 当事者: 有馬かな vs アクア
- 発生理由: 芸能科を受験すると思っていたアクアが一般科にいたため、有馬かなが納得できず詰め寄った。
- 結果: 有馬かなは強い衝撃を受け、感情を露わにした。
第十四話
有馬かなによる追跡と質問攻め
- 当事者: 有馬かな vs アクア
- 発生理由: アクアの選択に納得できない有馬かなが、詳細を知るためにアクアの後を追いかけ回したため。
- 結果: アクアは質問攻めに遭い、なし崩し的に監督の家へ同行することになった。
第十五話
ドラマの出来に対する批判
- 当事者: ルビー vs ドラマ制作陣(作品そのもの)
- 発生理由: 視聴したドラマ「今日は甘口で」の脚本改変や演技の質が期待外れだったため。
- 結果: ルビーは容赦ない感想を口にし、特に有馬かなの演技についても苦言を呈した。
ルビーの感想に対する反発
- 当事者: 有馬かな vs ルビー(アクアを介して)
- 発生理由: アクアからルビーの辛辣な感想(演技が下手になった等)を伝えられたため。
- 結果: 有馬かなは激怒したが、制作事情(演技力の低い共演者に合わせざるを得ない状況)を吐露した。
第十六話
現場進行への違和感
- 当事者: 有馬かな・アクア vs 撮影現場の体制
- 発生理由: 本読みやリハーサルが省略され、撮影が極めて雑に進行していたため。
- 結果: 二人は違和感を覚えつつも、現場のやり方に従った。
主演俳優の無礼な態度
- 当事者: アクア vs 鳴嶋メルト
- 発生理由: 鳴嶋が共演者であるアクアに対し、挨拶もそこそこに関心のない態度を取り、立ち去ったため。
- 結果: アクアは内心で反発を覚えた。
陰口による侮辱
- 当事者: アクア vs 鏑木勝也・撮影監督
- 発生理由: 鏑木たちが喫煙所で、有馬かなを「使い勝手がいい」「安い」などと軽視する発言をしていたのをアクアが盗み聞きしたため。
- 結果: アクアは吸い殻(DNA)の回収には成功したが、有馬への侮辱に怒り、現場を「滅茶苦茶にする」決意を固めた。
第十七話
演技レベルの不均衡によるストレス
- 当事者: 有馬かな vs 鳴嶋メルト
- 発生理由: 有馬が合わせようとしても成立しないほど、鳴嶋の演技が未熟であったため。
- 結果: 監督がOKを出し続ける状況に、有馬は強い不満と焦りを募らせた。
撮影プランからの逸脱と挑発
- 当事者: アクア vs 鳴嶋メルト
- 発生理由: アクアが鳴嶋の本気の感情(怒りや恐怖)を引き出すため、台本や段取りを無視して挑発的な演技を行ったため。
- 結果: 鳴嶋は動揺・激怒し、現場には緊迫した空気が生まれた。
スタッフの混乱と撮影強行
- 当事者: アクア vs 現場スタッフ
- 発生理由: アクアが照明や立ち位置などを無視して動いたため。
- 結果: スタッフは困惑したが、撮影監督の判断もあり、そのまま撮影が続行された。
第十八話
情報提供の交換条件提示
- 当事者: アクア vs 鏑木勝也
- 発生理由: アクアがアイの男性関係について情報を求めたのに対し、鏑木が見返りを要求したため。
- 結果: 鏑木は「恋愛リアリティーショーへの出演」を条件として提示した。
第十九話
アイドル活動開始時期を巡る意見の相違
- 当事者: ルビー vs ミヤコ
- 発生理由: すぐにアイドル活動を始めたいルビーに対し、ミヤコが準備やメンバー集めの必要性を説いたため。
- 結果: 事務所間のトラブルを避けるため寿みなみの勧誘は却下されたが、代わりにフリーの有馬かなが候補に挙がった。
第二十話
有馬かなへの勧誘攻勢
- 当事者: アクア・ルビー vs 有馬かな
- 発生理由: ルビーたちがアイドルグループに有馬かなを引き入れようとしたが、有馬がリスクや自信の無さを理由に拒否しようとしたため。
- 結果: アクアが有馬の性格(押しに弱い)を利用して強引に説得・称賛し続け、最終的に契約書にサインをさせた。
【推しの子】 1巻 レビュー
【推しの子】 まとめ
【推しの子】 3巻 レビュー
展開まとめ
第二章 芸能界編
第十一話 オーディション
大型アイドルオーディションの開催
ルビーとアクアが中学三年生の頃、某大型アイドルグループによる追加メンバーオーディションが開催された。応募資格は十四歳から二十歳の女性であり、応募総数は十三万人を超える大規模な企画であった。ルビーはこの機会を長年待ち続けており、強い決意をもって応募していた。
書類選考通過と面接への期待
ルビーは書類選考を通過し、全国八会場で実施される第二次審査の面接に進んだ。学校ではクラスメイトにオーディションへの思いを語り、容姿やダンスの技量については高く評価されていた。一方で、歌唱力に課題があることも共有されていたが、本人は母と同じ「アイドルになる」という目標を揺るがせにはしなかった。
前世の記憶とアイへの憧憬
ルビーには二つの秘密があった。一つは、母が伝説的アイドルであった「アイ」であり、事件によって命を落としたという事実である。もう一つは、前世の記憶を持っていることであった。前世では病弱な少女として病院生活を送り、唯一の救いがアイドルの応援であり、特にB小町のアイに強く心を寄せていた。転生後、母としてのアイと過ごした時間はかけがえのないものであり、その死をきっかけに、ルビーは母のような存在になることを誓っていた。
ルビーとアクアの価値観の対立
ルビーがアイドルへの夢を語る一方、アクアは業界の厳しい現実を指摘した。収入の低さ、短い活動寿命、常に付きまとう監視の目、成功率の低さなどを挙げ、冷静に警鐘を鳴らした。しかしルビーは、損得を考えて何もしない人生こそが最も恐ろしいと主張し、前世で何も成し得なかった過去を重ねて反論した。両者の意見は交わらず、アクアは距離を置くようにその場を離れた。
アイの死後と苺プロの現状
アイの死後、苺プロダクションの元社長である斉藤壱護は姿を消し、事務所はミヤコが引き継いだ。B小町は解散し、苺プロはアイドル部門を閉鎖してネットタレントのマネジメントを中心とした体制へ移行していた。ルビーとアクアは事務所を兼ねた住居で生活しており、ルビーはミヤコにアイドル活動の再開を願い出たが、否定的な反応を受けていた。
オーディション結果と偽りの不合格
その後、ルビーのもとにオーディション結果の連絡が入った。緊張の末に伝えられた結果は不合格であり、ルビーは深く落胆し涙を流した。しかし実際にはルビーは合格しており、アクアが監督のもとで連絡を操作し、不合格であるかのように装って辞退の意思を伝えていた。こうしてルビーの挑戦は、本人の知らぬところで断ち切られる結果となった。
第十二話 三つ目の選択肢
街中でのスカウトとルビィの高揚
街中を歩いていたルビィは、男性から声を掛けられ、地下アイドルのスカウトを受けた。名刺を手にしたルビィは、自身が導かれているかのような感覚を覚え、強い期待と高揚を見せていた。
アクアとミヤコの警戒
ルビィから話を聞いたアクアとミヤコは、地下アイドルという言葉に警戒心を示した。名刺や動画から実在するグループであることは確認できたものの、不安は完全には拭えなかった。
契約前段階での判断保留
ミヤコが契約内容について確認すると、ルビィはライブを見た後で正式な話をすると説明した。ルビィ自身はライブを楽しみにしており、疑念よりも期待が勝っている様子であった。
アクアの決意と行動開始
ルビィの将来を案じるアクアは、何とかして止める必要があると考えた。一方ミヤコは、ルビィの資質や気持ちを評価し、必ずしも否定すべきではない可能性にも触れた。アクアは善悪の議論以前に、調べるべきことがあると判断した。
繁華街での潜入調査
アクアは夜の繁華街に赴き、スカウトを装って地下アイドルグループのメンバーに接触した。苺プロの事務所へ同行させ、運営の実情を探るための聞き取りを行った。
ららの語る待遇と現実
メンバーの一人であるららは、最低保証給とチェキ会のバックが収入の中心であると語った。衣装代や移動費、メイク代などは自己負担であり、月収は十万円に満たないことが多いと明かした。
グループ内部の不満と空気
ららは、運営による露骨な贔屓や、メンバー間の険悪な空気、無秩序なスカウト活動などへの不満を吐露した。話の内容は、グループの環境が健全とは言い難いことを示していた。
ミヤコの補足と業界視点
ミヤコは、地下アイドル運営には真剣な者もいれば、半ば趣味で行う者もいると説明した。また、ららの話がすべて事実とは限らない可能性にも触れ、自身の過去のプロデュース経験を踏まえた意見を述べた。
アクアの譲れない一線
それでもアクアは、悪い噂が立つ可能性のある運営にルビィを預けるつもりはないと断言した。信頼できない環境下でアイドル活動をさせる考えは、最後まで変わらなかった。
ライブ当日とルビィの覚悟
スカウト先のライブ当日、ルビィは大事な日として身支度を整え、強い意欲を見せていた。ミヤコはアイドル業界の厳しさを語ったが、ルビィの決意は揺らがなかった。
本気の宣言と試練
ルビィは「ママのようになる」と断言し、本気であることを示した。その覚悟を受け止めた上で、ミヤコはあえてその地下アイドルグループに入るべきではないと告げた。
苺プロからの提案
動揺するルビィに対し、ミヤコは本気であるなら苺プロに入るべきだと告げた。苺プロが十数年ぶりに新たなアイドルグループを立ち上げることが示され、信頼できる運営が動き出した場面で物語は締めくくられた。
第十三話 手続き
苺プロへの正式所属と事業再開
苺プロダクションは十数年ぶりにアイドル事業を再開し、ルビーを正式に所属タレントとして迎え入れた。ルビーは強い喜びと期待を胸に、新たなスタートラインに立った。一方アクアは、妹が信頼できる環境に入ったことを認めつつも、内心では複雑な感情を抱いていた。
アクアの現在地と裏方志向
アクアは引き続き映画監督の下を訪れ、映像編集の手伝いをしながら芸能界の情報収集を続けていた。表舞台に立つことよりも裏方として動くことを志向しており、芸能界に身を置く目的は父親への復讐にあった。そのため、役者になることもあくまで手段の一つに過ぎないという認識であった。
演技への消極性と監督との会話
アクアは自分には演技の才能がないと考え、役者になることに消極的であった。監督はその姿勢を見抜き、才能や可能性について言葉を掛けるが、話の途中で母親が割って入り、場の空気は一気に崩れてしまった。アクアは実家暮らしの自分と母の姿を重ね、内心で距離を感じていた。
高校受験と進路の分岐
やがて高校受験の日が訪れ、アクアとルビーは芸能科を有する陽東高校を志望した。アクアは一般科、ルビーは芸能科を受験するという、進路の分かれた選択を行った。それぞれの目指す道が、明確に異なり始めた瞬間であった。
廊下での再会と過去の縁
面接を終えた二人が校内の廊下を歩いていると、「アクア」という名前に反応した少女が声を掛けてきた。その人物は、幼少期にアクアと映画で共演した有馬かなであった。久々の再会に有馬は強い感情を見せ、当時の記憶が一気によみがえる。
一般科受験への驚き
有馬はアクアが一般科を受験したと知り、強い衝撃を受けた。芸能界に身を置く才能を持ちながら、あえて表舞台から距離を取る選択をした理由が理解できず、「なぜなのか」と感情を露わにする。有馬の反応は、アクアの選択がいかに特異であるかを浮き彫りにしていた。
それぞれの道の始まり
ルビーはアイドルとしての第一歩を踏み出し、アクアは裏方として芸能界に関わり続ける道を選んだ。そして過去の因縁を持つ有馬かなとの再会により、二人の高校生活と芸能界での関係は、新たな局面へと進み始めていた。
第十四話 コネクション
一般科受験を知った有馬かなの動揺
芸能科のある高校でアクアが一般科を受験していた事実を知り、有馬かなは大きな衝撃を受けた。芸能の道を進むものだと認識していた相手の選択に納得できず、強い困惑を示した。
シスコン全開の受験理由
アクアは一般科を選んだ理由として、妹が心配だからだと説明した。その理由は率直であったが、有馬にとっては想定外であり、呆れと同時に強い印象を残すものとなった。
アクアを追いかける有馬
用件を終えるとすぐ監督のもとへ向かおうとするアクアに対し、有馬は勢いよく後を追った。行き先や監督の正体、住んでいる場所や中学時代のことまで立て続けに質問し、会話を続けようとした。
監督との再会と距離感
アクアと有馬は、アクアが世話になっている監督のもとを訪れた。久々に再会した有馬は、子役時代より仕事が減っていた影響もあり、「大きくなった」と評されることで内心傷ついた。しかし同時に、裏方としてアクアが今も業界に関わっている事実を知り、安堵と喜びを覚えていた。
食卓で明かされるドラマの話
監督の母親の手料理を囲む食事の席で、有馬がヒロインを務めるドラマ「今日は甘口で」に、まだ配役が決まっていない役があることが話題に上った。アクアは当初、役者として活動する意思はない姿勢を崩さなかった。
プロデューサーの名前とアクアの変化
そのドラマのプロデューサーが鏑木勝也であると知った瞬間、アクアの態度は変わった。鏑木は、アイが妊娠以前に使用していたスマートフォンの履歴に残っていた人物の一人であり、アクアにとって重要な接触対象であった。
アイのスマホと執着の痕跡
アクアは、残された複数台のスマートフォンを用い、膨大な試行錯誤の末にパスワードを解読していた。そこから、かつてアイと関わりのあった人物の情報を洗い出しており、鏑木勝也もその中に含まれていた。
有馬の勘違いと出演決断
アクアが思考を巡らせている間も、有馬はドラマの他キャストについて楽しげに語り、共演する男性役者が可愛い顔立ちであることを口にした。その発言をきっかけに、アクアは出演を引き受けると即答した。有馬はその動機を誤解したまま、喜びを見せた。
鏑木勝也との顔合わせへ
こうしてアクアは、自身の目的である鏑木勝也への接近を果たすため、「今日は甘口で」への出演を決めた。物語は、アクアがプロデューサー鏑木と直接顔を合わせる段階へと進んでいった。
第十五話 漫画原作ドラマ
ドラマ出演の発覚とルビーの動揺
アクアがドラマに出演すると知り、ルビーは驚きを隠せなかった。作品名を聞いたルビーは、かつて母が口にしていた将来の言葉を思い出し、感情を揺さぶられる。一方でアクアは淡々としており、出演理由について深く語ろうとはしなかった。
「今日あま」視聴と違和感の噴出
ルビーたちはネット配信されているドラマを実際に視聴する。期待とは裏腹に、原作と異なる展開や不自然な改変、目立つオリジナル要素が続き、ルビーは困惑を覚えた。率直な感想として、作品全体の出来に強い違和感を示した。
演技力への辛辣な評価
視聴を終えたルビーは、作品の構成だけでなく役者の演技にも問題があると感じた。特にヒロイン役の演技について、かつての印象と比べて評価が落ちていると指摘し、遠慮のない言葉を口にした。
有馬への評価が本人に伝わる
後日、カラオケ店でアクアからルビーの感想を聞いた有馬は激しく反発した。感情を爆発させつつも、その裏には自身の演技に対する葛藤があった。
企画意図としての「演技軽視」
ドラマの制作方針が明かされ、作品はイケメンモデルを多数起用し、女性視聴者への訴求を最優先する企画であることが示された。そのため、演技経験の乏しい役者が多く、演技力は二の次にされていた。
有馬が担っていた役割
主要キャストの中で、まともに演技ができる存在は有馬だけであった。有馬は、周囲との差が際立たないよう意図的に演技のレベルを落とし、作品全体のバランスを保とうとしていた。
評価より作品を選ぶ判断
アクアは、有馬に対して自身の評価を下げることへの迷いを問う。有馬は、役者にとって重要なのは現場での協調性だと答え、作品を成立させることを優先する姿勢を示した。
過去の言葉との重なり
その考え方は、かつてアクアが別の現場で聞いた言葉と重なっていた。有馬は、自己主張を優先する子役時代から、作品全体に貢献する役者へと変化していた。
変わらない自信と軽口
成長を見せつつも、有馬は自分の容姿について自信満々な発言をし、場の空気を和ませた。その態度には、揺るがない自己肯定感が残っていた。
過酷な撮影スケジュールの提示
有馬はアクアに、撮影が翌日開始で、放送まで時間がない過密日程であることを告げる。本読みや十分な準備期間はなく、即座に撮影へ入る厳しい条件であった。
アクアの配役事情
アクアの役は、元々別の役者が担当予定だったものが変更された経緯を持ち、条件の良い役ではなかった。アクアは、その状況を冷静に受け止めていた。
有馬の真剣な依頼
台本を渡す直前、有馬はアクアの手を取り、一緒に良い作品を作りたいと率直に頼んだ。その言葉には、役者としての覚悟が込められていた。
台本と映像の再確認
帰宅後、アクアは台本とドラマを改めて見直す。その中で、作品自体は粗が多いものの、視聴に耐えさせるための工夫が随所に施されていることに気づいた。
裏方の力量への気づき
演出や編集の工夫から、制作の裏方が有能であることを見抜く。また、ヒロイン役を務める有馬が、確かな実力を持つ役者であることも再認識した。
アクアの思案
状況を整理したアクアは、この作品にはまだ活かせる余地があると判断する。厳しい条件の中でも、何らかの手を打てる可能性を感じ取り、静かに策を巡らせるのだった。
第十六話 演技力
撮影現場の異常な進行
ドラマ「今日は甘口で」の撮影当日、現場では通常行われるはずの工程が大幅に省略されていた。台本読みや十分なリハーサルはなく、短時間の確認だけで本番へ進む体制であった。有馬かなとアクアは、その雑な進行に違和感を覚えつつも、予算と時間に追われた現場の現実を受け止めていた。
主演・鳴嶋メルトとの邂逅
主演を務める鳴嶋メルトが有馬に声をかけ、アクアも紹介された。しかし鳴嶋は形式的な挨拶だけを残し、アクアにほとんど関心を示さず立ち去った。その態度にアクアは内心で反発を覚えるが、有馬に促され、次の挨拶へと向かった。
鏑木勝也との初対面
アクアはプロデューサーである鏑木勝也にも挨拶を済ませ、撮影準備に入った。目的は役者としての評価ではなく、鏑木に接近し、DNA鑑定に使える手がかりを得ることであった。
ストーカー役という皮肉
アクアに与えられた役は、ヒロインに執着するストーカー役であった。アイを殺した存在と重なる役柄を自ら演じることに、アクアは因果めいた皮肉を感じながらも、感情を押し殺してリハーサルに臨んだ。
有馬による演技評価
リハーサル後、有馬はアクアの演技を「積み重ねてきた努力が感じられる演技」と評価した。アクア自身は特別な才能によるものではないと自己評価していたが、有馬はその姿勢を肯定し、座長としてキャスト全体への配慮も忘れていなかった。
役者としての空白と再起
アクアの何気ない一言は、有馬にとって痛みを伴うものであった。しかし有馬は、仕事が途切れていた長い停滞期を乗り越え、再び主演級として評価された現在を前向きに受け止めていた。アクアが業界に残り続けていたこと自体を、有馬は素直に喜んでいた。
喫煙所での盗み聞き
撮影の合間、アクアは喫煙所の外から鏑木の様子を観察していた。鏑木が吸っていたのはマルボロのメンソールであり、アクアはDNA鑑定に必要な吸い殻の本数を計算していた。
有馬への歪んだ評価
喫煙所での会話から、アクアは鏑木と撮影監督が有馬を「都合のいい存在」「安いギャラで使えるネームバリュー」としか見ていないことを知る。その言葉は、有馬の努力や覚悟を踏みにじるものであり、正当な評価とは程遠かった。
目的の達成と感情の変化
二人が立ち去った後、アクアは吸い殻三本の回収に成功し、当初の目的は果たされた。しかし同時に、胸中には強い違和感と怒りが残った。
覚悟の芽生え
アクアは「せっかくだから滅茶苦茶やって帰るか」と独白し、単なる目的達成以上の行動を起こす決意を固めた。その視線は、役者として、そして復讐者としての次の一手へと向けられていた。
第十七話 演出
原作を壊した作品への自覚
有馬かなは、自身が出演しているドラマが原作の魅力を蔑ろにした出来であることを明確に自覚していた。演技以前に脚本や演出が致命的であり、このままでは取り返しがつかなくなるという危機感を抱いていた。
希望が託された原作屈指の名シーン
次の撮影は、「少女の男友達がストーカーを追い払い、愛を知らない少女が初めて守られ涙を流す」という、原作でも特に重要な場面であった。有馬は、この場面だけでも成功させられれば、作品にはまだ希望が残ると考えた。
鳴嶋メルトとの演技の断絶
有馬は共演者である鳴嶋メルトと息を合わせ、最高の演技を作ろうと試みた。しかし鳴嶋の演技は基礎的な部分すら不足しており、有馬がどれだけフォローしても成立しなかった。それにもかかわらず監督が次々とOKを出す状況に、有馬は強い不満と歯がゆさを覚えた。
抑えきれない「もっと良くしたい」という衝動
現場の進行に従うしかない立場でありながらも、「ここはもっとこうした方がいい」という思いが、有馬の内側で抑えきれずに膨らんでいった。役者として、作品を良くしたいという衝動が限界に達しつつあった。
水たまりと足音、ストーカーの出現
その最中、水たまりを踏みしめる音とともに、ストーカー役のアクアが姿を現した。意図的に足音を強調するその登場は、現場の空気を一変させ、不気味さと緊張感を生み出した。
アクアによる即興の演出構築
アクアは、水たまり、照明、カメラアングルなど、その場にある全てを利用し、原作の意図に沿った不気味なストーカー像を即座に作り上げた。さらに鳴嶋を挑発し、怒りを引き出して対峙させることで、原作さながらの緊迫した構図を成立させた。
整えられた舞台と有馬の覚醒
アクアによって場の条件が整えられたことで、有馬は最後の見せ場に集中することができた。そして、有馬は演技ではなく、“本気”の感情として涙を流すことに成功した。その表情と感情は、原作が描いた少女そのものであった。
演出崩壊への動揺と評価の分裂
脚本と既存の演出プランを大きく逸脱したアクアの行動に、スタッフの一部は修正点の多さに頭を抱えた。一方で撮影監督は比較的肯定的であり、「いいシーンになりそうで、かなちゃんも嬉しいだろう」と語った。
恋に落ちた乙女の表情
最後のシーンに入る直前、有馬は呼びかけられてもすぐに反応できなかった。その視線はアクアに向けられており、浮かべていた表情は、台本に記された「主人公に恋に落ちた乙女の顔」そのものであった。
第十八話 小さな称賛
最終回で示された有馬かなの到達点
ドラマ「今日あま」最終回において、有馬かなは渾身の泣きの演技を披露した。その表現は原作の核心を捉えたものであり、原作者や原作ファンの心を強く打った。一方で、序盤の出来により多くの視聴者が既に離れていたため、作品全体としては大きな話題にはならず、評価は限られた界隈に留まった。
狭い範囲での確かな評価
SNSや感想では、最終話の演技を称賛する声が散見された。原作理解に基づいた演技や感情表現は正当に評価され、作品を見続けていた層には強い印象を残したが、世間的な盛り上がりには至らなかった。
打ち上げで語られる作品作りの現実
ドラマの打ち上げパーティーに参加したアクアは、作品が多くの人間の関与によって成立している現実を改めて認識した。その場で有馬は、結果を出す責任の重さや、スキャンダルが作品に与える致命的影響について語った。
有馬の確認と安堵
有馬はアクアに恋人の有無を尋ね、彼女がいないと知ると、ほっとしたような表情を見せた。その反応は、仕事と感情の両面で慎重に振る舞おうとする有馬の意識を示していた。
原作者からの直接の言葉
その後、有馬は「今日あま」の原作者から声を掛けられ、労いと感謝の言葉を受け取った。現場で作品を少しでも良くしようと尽力してきた姿勢と、長年磨き続けてきた演技力が認められた瞬間であった。
努力が報われた瞬間
子役時代から積み重ねてきた経験と技術は無駄ではなく、有馬の選択と行動は確かな意味を持っていた。原作者との会話は、その事実を有馬自身に強く実感させる出来事となった。
それを見守るアクアの視線
少し離れた場所からその様子を見ていたアクアは、穏やかで優しい表情を浮かべていた。有馬の努力が報われた光景は、アクアにとっても静かな救いとなっていた。
鏑木との再接触と警戒
その後、鏑木がアクアに声を掛けた。DNA検査により鏑木が父親ではないと判明していたアクアは内心安堵していたが、喫煙所での会話を思い出し、警戒心を解かずに対応した。
アイとの関係を巡る情報
アクアは、鏑木がアイに対し、事務所に内緒で男性と会う際に店を紹介していたことを知る。誰と会っていたのかを探るため、アクアは鏑木に踏み込んだ質問を投げかけた。
提示された交換条件
アクアの顔立ちを気に入った鏑木は、情報提供の交換条件として、恋愛リアリティーショーへの出演に興味があるかを問いかけた。アクアは、新たな選択肢を前に立たされることとなった。
陽東高校への入学
場面は変わり、アクアとルビーは陽東高校へ入学した。そこは日本一「観られる側」の人間が多い高校であり、二人は本格的に芸能界の只中へ足を踏み入れることとなった。
芸能界への本格的な一歩
入学式を迎えた二人の前には、新たな出会いと選択が待ち受けていた。こうしてアクアとルビーは、それぞれの目的と覚悟を胸に、芸能界という舞台へ本格的に進み始めた。
第十九話 芸能科
芸能科初登校と教室の空気
芸能科への初登校日、星野ルビーは必要以上に緊張することなく校舎に足を踏み入れていた。有馬かなの案内で教室「1-F」に入ると、周囲は美男美女ばかりであり、地元の中学校とは明らかに異なる雰囲気に圧倒される。それでもルビーは動揺を表に出さず、自分の席へと向かった。
隣席の寿みなみとの出会い
ルビーの隣の席には、目を引くスタイルの女子生徒が座っていた。互いに視線を交わしたことをきっかけに会話が生まれ、相手が関西弁を話すGカップのグラビアアイドル・寿みなみであることが判明する。寿は大阪出身ではなく、生まれも育ちも神奈川で、関西弁はノリで使っているだけであった。ルビーはその率直さに親近感を抱き、二人はすぐに友人関係となった。
アクアの学校での立ち位置
ルビーは寿をアクアに紹介するが、アクア自身は特定の友人関係を築いてはいなかった。一般科は中高一貫で既に人間関係が固まっており、輪に入るのに時間がかかるだけだとアクアは分析する。本人は孤立を問題視しておらず、むしろルビーの方を気遣う姿勢を見せていた。
芸能科の印象と不在の大物
入学式や教室の様子を通じて、アクアは芸能科には容姿の整った生徒は多いものの、既にテレビで頻繁に見かけるような人物は少ないと感じていた。しかし、その裏で入学式に姿を見せていない売れっ子の存在が語られる。それが、月9ドラマで大ヒットを飛ばしたマルチタレント・不知火フリルであった。
不知火フリルとの邂逅
不知火フリルが校内を通りかかると、ルビーは遠目からその姿を見て強く反応する。一方アクアは、不知火に対して「妹と仲良くしてやってくれ」と声をかけた。不知火はアクアを見てすぐに「今日あま」に出演していた人物だと気づき、「良かった」と短く言葉をかける。さらに寿にも気づき、過去の仕事を挙げて話しかけたことで、自然な会話が成立した。
ルビーだけが持たない立場
アクアや寿が既に認知されている中、ルビーはまだ芸能活動の実績がなく、不知火との会話は広がらなかった。不知火は最後に「頑張って」と声をかけ、その場を去る。ルビーはその言葉を受け止めつつも、自身がまだ何者でもない現状を自覚することとなった。
自宅での相談と現実
帰宅後、ルビーはミヤコに対し、早くアイドル活動を始めたいと強く訴えた。しかし、ミヤコはきちんとしたアイドルグループを作るには準備や段取りが必要であり、すぐに動ける話ではないと説明する。ルビーは寿をメンバー候補として提案するが、事務所間の問題を避けたいミヤコはこれを退けた。
フリーという選択肢と有馬かな
会話の中で「フリー」という言葉が出た瞬間、アクアが介入する。フリーランスで知名度はあるものの仕事に恵まれておらず、なおかつ顔立ちに恵まれている人物がいるとして、アクアは有馬かなの名前を挙げた。ここで、有馬が新たな局面に関わる可能性が示唆され、物語は次の段階へと進んでいった。
第二十話 加入
有馬かなの外見とアイドル適性の分析
よく手入れされた艶のある髪と、あどけなさの残る童顔、天然めいた言動を観察し、ルビーは有馬かなの特性を分析した。長年のアイドルオタクとしての経験から、有馬はアイドルになれば濃いファン層から強く支持される資質を持つと確信するに至った。
勧誘へのためらいと関係のぎこちなさ
一方で、ルビーがこれまで有馬をからかってきた影響もあり、有馬のルビーに対する態度は冷淡であった。このため、ルビーは有馬をアイドルに勧誘することに躊躇いを覚えていた。
アクアによる放課後の呼び出し
勧誘に踏み切れないルビーを見かねたアクアは協力に回り、有馬に放課後の時間を空けてもらうよう連絡を入れた。その頃、有馬は2-Gの教室でドラマ「今日あま」に関する感想を読み、自身の演技を褒める声に満足しつつ、アクアに言及したコメントを見て頬を赤らめていた。
密かな期待と待ち合わせ
アクアから「大事な話がある」と呼び出された有馬は、内心で期待を抱き、身だしなみを整えて待ち合わせ場所へ向かった。しかし、そこにいたのはアクアだけでなくルビーも一緒であり、有馬は話の主がルビーだと察すると露骨に態度を冷やした。
ルビーからのアイドル勧誘
ルビーは、有馬を勧誘することで「アイドル級に可愛い」と評価する形になることに抵抗を感じつつも、意を決して「一緒にアイドルをやらないか」と切り出した。有馬は即答せず、考える時間を求めた。
有馬かなの葛藤と拒否の理由
有馬は、ルビーに天才アイドル・アイを想起させる大きな可能性を感じながらも、セルフプロデュースに伴うリスクや、自分は第一線のアイドルとして売れるほど可愛くないという自己評価から、勧誘を断ろうと考えていた。
アクアの強引な説得
しかし、有馬が断りの言葉を口にする前に、アクアが割って入り「アイドルになってくれ」と直接頼み込んだ。アクアは有馬の自己評価を真っ向から否定し、容姿や資質を繰り返し褒めながら、執拗に勧誘を続けた。
流される形での契約
何度断っても押し続けるアクアに対し、有馬は「絶対にアイドルはやらない」と主張していたが、気づけば苺プロの事務所で契約書に署名と捺印をしていた。立ち会っていたミヤコは有馬を歓迎した。
アクアの人読みと作戦の種明かし
この一連の流れは、アクアの“人読み”による作戦であった。有馬が共感力が強く、押しに弱い性格であることを見抜いたうえで、強い説得が有効だと判断して実行した結果であった。ミヤコは忠告を与えたが、アクアは嘘はついていないとして意に介さなかった。
有馬かなの納得と次の話題
流されて契約した事実を、有馬は必死に納得しようとした。その中で、アクアと同じ事務所であれば演技の技術を学べると考え、次の仕事があるのかをルビーに尋ねた。ルビーは渋い表情を浮かべつつ、アクアの次の仕事が恋愛リアリティーショーであることを明かした。
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