どんなラノベ?
異世界転生モノで舞台は剣と魔法のファンタジー世界、浮かび上がった大地。
その大地の間を飛ぶ飛行船。
そんな幻想的な乙女ゲームの世界。
元日本の社会人だったリオンは、女尊男卑な世界に絶望する。
この世界では、男なぞは女性を養うだけとの家畜のようなものであった。
例外なのは、ゲームで攻略対象であった王太子率いるイケメン軍団ぐらい。
そんな理不尽な境遇において、リオンはある一つの武器を持っていた。
前世で生意気な妹に無理矢理攻略させられていたこのゲームの知識である。
本当は田舎に引きこもりのんびりとしたいリオンだったが。
第一婦人の策謀の生贄にされたリオンはその知識を使い。
策謀を食い破りモブとして生きて行こうとしたが、、
やりたい放題の女どもとイケメンにキレ。
チートな宇宙船ルクシオンを使って反旗を翻す。
手始めにユリウス達攻略対象が、悪役令嬢アンジェリカを決闘で断罪するシーンに介入して攻略対象を全員倒してアンジェリカの勝利して後始末をレッドグレイブ家に任せたら男爵に陞爵。(1巻)
修学旅行からの帰りにファンオース公国の奇襲を受けてアンジェリカが人質に取られたが、リオンが単騎で公国軍に突撃してアンジェリカを救出し、さらにヘルトルーデ王女を人質に取り。
公国軍を撃退して子爵になり。(2巻)
ファンオース公国の再度の侵略を最高司令官として、王家の船を解放し、公国の切り札の超巨人をオリヴィアの力で撃退。
公国を降伏させ王国の属国にした結果。
伯爵になってしまった。(3巻)
だが、乙女ゲーはこれで終わりでは無かった。
第二作目がリオンが亡くなった後に発売されていた。
舞台は共和国。
共和国の聖樹が暴走したら世界が滅びるらしく。
リオンは主人公が恋愛をしているか確認しに共和国に行ったら。
マリエと五馬鹿も付いてきてしまった。
そして、共和国の学園で2作目の主人公を探していたら、、
2作目の主人公は双子でノエルかレリアのどちらだがわからない。
それを調査していたリオン達に、共和国を牛耳る六家の一つ、ピエールが聖樹を悪用してリオンからアインホルンとアロガンツを奪ってしまう。
さらに五馬鹿の1人ブラッドに暴行。
それに完全にブチギレたリオンは、ピエールを社会的に徹底的に潰し、さらに防衛無敗だった共和国連合艦隊をボロボロにしてしまう。(4巻)
そんな目立った事をしたリオンに、主人公候補の1人レリアがリオンを訪問して自身は転生者だと言う。
そして、ノエルをメインの攻略対象のロイクとくっ付けようとしていたが、、
リオンがダンジョンから発掘した聖樹の苗木はノエルを巫女にして、リオンを守護騎士にしてしまった。
ゲームではリオンが攻略対象にならないといけないのにリオンはモブ。
ロイクはヤンデレになってしまい、このままではノエルは幸せな生活を送れない。
それを知ったリオンはノエルを結婚式で奪いにアロガンツで突入する。
そこでも、聖樹の高い加護を受けた六家の最強の鎧を鎧袖一触に蹴散らしてノエルを奪い取ってしまう。(5巻)
読んだ本のタイトル
#乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 7
著者:#三嶋与夢 氏
イラスト: #孟達 氏
あらすじ・内容
マリエにヘタレと罵られてもなお、
リオンはノエルとの微妙な関係を続けていた。
さらには、カイルとユメリアの親子関係もうまくいっておらず、
あげくにルクシオンとリオンとの間にも剣呑な空気が漂う。
そんなギスギスとした空気を、無機質な目が見つめていた。
そしてイデアルは、リオンに復讐を誓うセルジュと共にクーデターを開始する。
前巻からのあらすじ
セルジュをお供にレリアは、一作目の課金アイテム、ルクシオンを持つリオンに対抗するために二作目の課金アイテム、旧人類の軍事用補給艦イデアルを手に入れた。
これでリオンのルクシオンは恐ろしく無いと思ったレリアは、自身の地盤固めに頼っていたエミールを粗雑に扱い。
イデアルの共同のマスターになったセルジュへ徐々に偏って行く。
新人類の魔装の核のカケラを使って聖樹に花が咲いたと演出。
そして、聖樹の声として「生贄を捧げよ」と全ての人に聞こえるように念話を発信する。
生贄に選ばれたのは、聖樹の加護が強い家の娘、ルイーゼだった。
聖樹の花に擬態している魔装は、ルイーゼを取り込んで聖樹からのエネルギー供給を受けて破損部分を補って暴れようと企んでいたらしい。
そして、精神攻撃としてルイーゼにだけ亡くなった弟のリオンが苦しんでいる声を延々と送る。
六家は聖樹が言うならとサッサと生贄に捧げると決め。
ルイーゼを生贄にされて絶望的になっていた父親のアルベルクは、外国人だが亡くなった息子と瓜二つのリオンから。。
例えルイーゼに恨まれようが、彼女を助けたいと言うリオンに協力を求められ快諾。
ルイーゼ救出の作戦を共に協議する。
そして、本番。
ホルファート王国ではなく、自ら空賊だと名乗ってルイーゼを救出しようとリオンと五馬鹿。
狼狽える共和国貴族達の防衛線を突貫して、ルイーゼの居る部屋まで一気に制圧して行く。
そして、自から生贄になると言ってるルイーゼを攫うためにリオンはルイーゼの前に立ちはだかる。
手始めに、出会った当初からリオンに恨みを見せるセルジュにワザとボコられ。
ルイーゼがリオンに自ら近づくように誘導。
そして事前にアルベルクから聞いていた幼い頃の思い出を利用してリオンが、ルイーゼの亡くなった弟リオンくんの生まれ変わりで、生贄を求めている聖樹の花から聞こえて来るリオンくんの声は偽物だと思わせようとしたのだが、、
ルイーゼがリオンくんと2人しか知らない秘密の質問をされたら答えを間違えて連れ出す事に失敗。
さらに生贄を求め目の前にいた聖樹の花に擬態した魔装は、触手を伸ばしてルイーゼを確保してしまう。
そして擬態していた聖樹の花から出て来た魔装はルイーゼを電池のように消費しながら暴れ回る。
リオンが駆るアロガンツが抑えようとするが手足を切断されて苦戦。
このままではルイーゼが消耗されてしまう。
そんな時に、アンジェ、リビア、ノエルが精神的にルイーゼと繋がって説得を試みて。
ルイーゼの回収は失敗。
魔装はルイーゼを強引に魔力の電池として扱い単独で動くようになった。
そうしたら、魔装の動きが荒くなってリオンは避けやすくなり。
アロガンツの破損部分を空中で換装して反撃に打って出てルイーゼを救出する。
感想
この巻の裏の主役は補給艦イデアルだった。
聖樹が産まれる前の大戦中に、空気を浄化する植物の品種改良を戦闘の合間に乗員を手伝い続け。
遂にその植物(聖樹)が出来た時に開発者は戦闘により死亡。
その後、乗員全滅で基地へ退却したが、敗戦で基地が破壊されてしまい。
イデアルと魔法が殆ど使えないエルフの少女、そして聖樹だけが生き残る。
その聖樹を亡くなった乗員の代わりに育てる事を使命として聖樹を護っていたイデアル。
聖樹の世話は生き残りのエルフがしていたが、そのエルフも寿命が尽きて居なくなり。
そのエルフの遺志を受け継いで、イデアルは聖樹をずっと見守って来た。
そして、ルクシオンに怯えた転生者のレリアとセルジュがイデアルの下に来て、マスター登録をしてイデアルは自由に動く事が出来るようになった。
イデアルの主目的は聖樹の守護。
どれだけ聖樹がおかしくなっても盲目的に守護する。
その聖樹は現在、巫女は空席のまま。
そこにカイルから邪険にされて落ち込んでしまい、イデアルに思考誘導されたユメリアが巫女の座に座り。
守護騎士をセルジュにして聖樹の力を自由に使えるようにした。
そして、リオンを脅威と思っているラーシェル神聖王国の支援を受けながら、現在の共和国に不満を溜めている下級貴族や軍人を集め。
それを抑えるべき上層部の六家には、六家の当主の1人、ランベールが裏切っており反乱軍の情報を握り潰させていた。
そして、決起の時が来て。
聖樹神殿で会議をしていた六家当主達の聖樹の加護を剥奪。
さらに、セルジュが共和国の全国民に向けて自身が王だと宣言して、新しい巫女のユメリアに自身の傘下に入っていない連中の聖樹の加護を剥奪する。
結果、共和国の防衛軍は無力化され新たな巫女と守護騎士の下に集った連中が共和国の要所を制圧して行く。
そんな状態になって、リオンの屋敷にはラーシェル神聖王国の軍が攻めて来たが、、
リオン達は非殺傷の武器でラーシェル軍を全滅させる。
そして、ユメリアを救出するために事前に呼び寄せて来たダニエルとレイモンドの貧乏男爵家のグループが援軍として来たが、、、
あくまでも契約に縛られての援軍だというのが外道騎士と呼ばれる原因なんだろうな、、
これで飛行船の艦隊30隻が揃うがほぼ全員が嫌々で来ているのが、貧乏男爵グループの艦隊だったりする。
そして、ユメリア救出のために聖樹神殿に30隻のホルファート王国軍が突撃する。
防衛にあたっていた共和国艦隊を蹴散らして、アロガンツとユリウスを除く五馬鹿とロイクが鎧で突撃する。
残ったユリウスは後方支援と艦隊指揮を取る。
アロガンツにはセルジュが執拗に追いかけるのだが、、
そのアロガンツにはリオンは乗っておらず。
ユメリアの息子のカイルが搭乗ており、ユメリアを自身の手で救出する。
アロガンツから降りた2人に襲い掛かるセルジュから護るために五馬鹿達がセルジュの乗るギーアを足止めするが、、
性能差があるために突破されてしまう。
そしてアインホルンに帰還してユメリア救出の目標を達成したのだが、、
セルジュが乗るギーアの執拗な攻撃に苦戦する。
ギーアはアロガンツより性能が上で、アロガンツも苦戦。
セルジュはリオンを徹底的に攻撃するが、、
機体の性能は上でもパイロットの技量は圧倒的にリオンが上で、セルジュの攻撃パターンを読んで撃墜する。
そしてリオンがセルジュを殺そうとするのをレリアが止めていたら、、
エミールが突然、レリアを撃ってきたが、ノエルがレリアを庇って即死していてもおかしくない重傷を負ってしまう。
レリアの婚約者であるエミールだったが、レリアはセルジュとの関係を進めてしまい、、
それに嫉妬していたエミールにイデアルが付け込んでエミールを引き込んで、エミールは聖樹と一体化し聖樹がラスボスの暴走を始めてしまう。
さらに聖樹はセルジュも取り込んで化け物の姿となるが、原型はセルジュの形を取る。
そして、聖樹から大量の虫型の魔物が発生して周辺に襲いかかって行く。
そんな状態になった時、ルクシオン本体の方にでも問題が起こり通信が切断されてしまう。
ルクシオン本体をイデアルが複数の補給艦達で包囲して、数の暴力でルクシオンを抑え彼の主砲を奪取しようとするのだが、、
そんな時に、ルクシオンに援軍が来た。
と言っても現場では無くイデアルのメイン端末のある基地をクレアーデがロボット達を率いて破壊工作をして5隻の補給艦を行動不能にする。
そして、単艦になった補給艦イデアルは、ルクシオンの主砲の餌食になり消滅。
その後、ルクシオンの主砲が聖樹を破壊する。
そうやって全ての障害をクリアにして、ルクシオン本体をノエルの治療に専念させるのだが、、
手遅れな状態で、手の施しようが無かった。
そして、最後のお別れにと言う事で、リオンに告白したノエルにリオンは応えたのだが、、
ノエルから「嘘つき」と言われる。
ノエルが事切れて、亡くなったと思ったら苗木ちゃんが自身を犠牲にしてノエルを回復させノエルの心臓が再度動き出すが、、
苗木ちゃんも枯れそうになってしまう。
それを拘束されていたイデアルが、過去に亡くなる直前の少尉に嘘をついたシーンがフラッシュバックして、その時のための救命ポットをルクシオンに譲渡。
そのおかげでノエルは生き残る事が出来た。
ノエルに庇われて呆然としてノエルから遺言を言われたレリアは、自ら艦の外に出てしまい。
エミールの命令を受けていた聖樹に取り込まれてしまうが、、
聖樹の中でエミールと和解して、エミールから生きてほしいと言われ。
さらに聖樹の苗木を託される。
そしてレリアは、愛してくれた男、エミールとセルジュの2人とも失った。
そうしてレリアは、ボロボロになった共和国建て直しのために過酷な巫女としての道を進む。
だけど、オリヴィアの夢ではルクシオンとイデアルは後々には手を組んで新人類を滅ぼしに動くんだよな、、
リオンが居なかったら。
今のルクシオンはリオンのために動いているから絶対に行わない行動。
もし、リオンが居なかったら、、、
この世界はどうなったのだろうか?
新人類は根切りじゃーーー!と言ってルクシオン達が暴れ。
さらに魔装の生き残りと泥沼の争いをするのだろうか?
どの道、世界から人類はいなくなりそうな気がする。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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