小説【モブから】「モブから始まる探索英雄譚 1巻」感想・ネタバレ

小説【モブから】「モブから始まる探索英雄譚 1巻」感想・ネタバレ

どんな本?

モブから始まる探索英雄譚』は、海翔 氏によるライトノベル作品で、HJ文庫から刊行されている。
また、てりてりお 氏がコミカライズしておりヤングチャンピオンにて連載中。
また、2024年7月からTVアニメが放送される。

物語は、ステータスも低くいわゆるモブキャラである高校生・高木海斗が主人公。
彼はダンジョンで毎日スライムを狩り、クラスのマドンナである幼馴染に憧れながらせっせと小遣稼ぎをするふつうの探索者だった。

ある日、彼の前に見たこともない金色のスライムが現れ、撃退するとそこにはサーバントカードと呼ばれるレアアイテムが残されていた。
そのカードから召喚されたのは神話の戦乙女ヴァルキリーの格好をした幼女シルフィーだった。
一度は落胆したものの、シルフィーが最強クラスのスキルを持っている事が判明し、モブな探索者から成り上がる物語が始まる。

読んだ本のタイトル

モブから始まる探索英雄譚1
著者:海翔 氏
イラスト:あるみっく  氏

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あらすじ・内容

モブな男子高校生の成り上がり英雄譚!

ステータスも低くいわゆるモブキャラである高校生・高木海斗は、日本に現れたダンジョンで毎日スライムを狩り、クラスのマドンナである幼馴染に憧れながらせっせと小遣稼ぎをするふつうの探索者だった。ある日そんな彼の前に、見たこともない金色のスライムが現れる。困惑しつつも倒すと、神話の存在を呼び出せるサーバントカードと呼ばれる時価数億の激レアアイテムが!! 覚悟を決めて召喚するとそこにはこの世のものとも思えぬ美しさの戦乙女ヴァルキリーが現れ――。モブな探索者から成り上がれ! 現代バトルファンタジー開幕!

モブから始まる探索英雄譚

感想

本作品の主な舞台は、突如として現れたダンジョンの存在する現代日本。
このダンジョンは、異世界からの突然の出現により、日本政府が管理する形で一般に公開されている。
主人公である高木海斗は、一見平凡な高校生だが、15歳の時に探索者としてのライセンスを取得し、以降、生活のために毎日ダンジョンに挑んでいる。

物語は海斗がダンジョンの最初の階層である「一階層」でスライムを狩る日々から始まる。スライム狩りは危険が少なく、安定した収入源となっているが、海斗はより大きな収入を望み、新たな挑戦を求めている。
ある日、通常とは異なる金色のスライムを発見し、これを倒すとレアアイテム「サーバントカード」を手に入れる。
このカードは非常に高価な価値を持つが、海斗は好奇心からそのカードを使い、幼女の姿をしたヴァルキリーを召喚。
このヴァルキリー、名前はシルフィーと言い、彼女は魔法を使うことができるが、収入源の魔核を食べてしまい、収入がなくなるという問題を引き起こす。

感想は、独特の設定と展開に興味が湧く。
特に、日常的にダンジョンに挑む海斗の姿が、冒険者としての生活のリアルさを感じさせる。

また、サーバントとして召喚されたシルフィーと次に現れた悪魔のルシェリアとの関係が深まるにつれて、彼女達と海斗の心理的な変化が描かれている点が面白い。

一方で、物語の進行がやや単調で、ダンジョンの探索が繰り返される点が難点とも感じている。
また、擬音語が多用される文体については、読みにくさを感じる時もあったが、もっと酷い作品もあるので、、、
それでも。サーバントカードを通じて新たな展開が期待される点や、探索者としての成長が今後どう展開されるかは楽しみでもある。

この作品は、冒険と成長の物語であり、主人公がダンジョンの探索を通じて成長し、人間関係を深めていく様子が描かれている。
主人公とサーバントの絆や冒険がどのように進むのかを楽しみにしている。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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アニメ

PV

【公式】HJ文庫・HJノベルス・コミックファイア
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備忘録

第一章  スライムスレイヤー( Lv 3)


2028年4月、高木海斗はダンジョンに潜る日々を送っている。2019年に突如世界中に出現した地下迷宮は現在「ダンジョン」と呼ばれ、様々な階層が存在する。日本ではダンジョンは国の管轄となり、自衛隊が調査を行い、ダンジョン内でのモンスター、お宝、レベルやステータス、魔法の存在が確認された。2024年にはダンジョンが一般公開され、ダンジョン探索調査員という資格が設けられた。高木は15歳で探索者ライセンスを取得し、以来ほぼ毎日ダンジョンに潜っている。

高木は主にダンジョンの一階層でスライムと呼ばれるモンスターを狩り、その魔核を販売している。スライムの魔核一個で500円で、日に三匹狩れば1500円の収入となるが、殺虫剤の経費を考慮すると月に約3万円の収入である。スライム以外のアイテムはドロップしないため、一階層は安全だが収入は低い。

一度だけ二階層に挑戦したが、ゴブリンに痛めつけられ、死にかけるほどの危険を味わった経験から、以後は一階層に留まることを決意。現在もスライムのみを対象に探索を続けており、「スライムスレイヤー」という称号を仲間からもらっている。

再び一階層に潜っていた主人公は、金色のスライムを見つけ、驚く。通常スライムからはドロップアイテムが出ないが、この金色スライムを倒すと、魔核と共に「サーバントカード」と呼ばれるレアアイテムが現れた。このカードは、通常とは異なり、ヴァルキリーと呼ばれる戦士を召喚できる能力を持っている。サーバントカードは極めて希少で、その価値は非常に高い。

サーバントカードを手に入れた喜びとともに、主人公はそのカードを使ってヴァルキリーを召喚することを決意。しかし、召喚されたのは幼女の姿をしたヴァルキリーだった。その姿に当初は戸惑うが、彼女の能力によりスライムを効率よく討伐することができるようになる。

一方で、サーバントカードを使用するとその後の売却ができなくなるため、主人公は召喚してしまったことに後悔し、売却していれば得られたであろう巨額の金額を思い、苦悩する。しかし、最終的にはヴァルキリーと共に冒険を続けることを選択し、彼女の能力を活かしながらダンジョン探索を楽しむことにする。

主人公はサーバントであるシルフィーと共に、一階層でスライムを効率的に狩り、大量の魔核を収集していた。しかし、シルフィーがスライムの魔核を食べてしまい、収入がゼロになる事態に気付く。この問題を解決するため、主人公はシルフィーにスライムを発見させ、自分が殺虫剤ブレスでスライムを倒す戦法を採用した。これにより、スライムの魔核を確実に手に入れることができるようになる。

約三ヶ月間毎日スライムを狩り続けた結果、主人公は豊富な収入を得ることができたが、スライムのみを狩る生活に精神的な疲労を感じ始める。さらに、ついに念願のスキル「スライムスレイヤー」を獲得するが、そのスキルの効果はスライムとの戦闘時にステータスが50%アップするというもので、主人公には物足りなさを感じさせる。

新たな挑戦として、二階層への挑戦を決意する主人公は、ダンジョン用防具の購入を考える。盾を購入した後、シルフィーと共に二階層へ向かうことになり、これまでの一階層での狩りから一歩踏み出す決心を固める。

第二章  ゴブリンスレイヤー(仮)

主人公は二階層に挑戦する決意を固め、幼女であるサーバント、シルフィーの支援を受けてゴブリンと対峙する。初めてのゴブリン戦では恐怖と戦いながらも、シルフィーの助けを借りずに勇敢に戦い抜く。この経験を通して、彼はゴブリンスレイヤー(仮)という新スキルを手に入れるが、そのスキルは仮のもので効果は限定的である。

その後、主人公は二階層での経験を積み重ね、シルフィーとの協力を深めながら多くのゴブリンを倒す。戦いの中で、シルフィーの「神の雷撃」や新たに発動した「鉄壁の乙女」などのスキルを駆使し、彼らのチームワークは向上する。主人公は自己の成長を感じつつも、シルフィーの存在なしでは成し遂げられないことに複雑な感情を抱く。

経験を積むことで徐々にレベルアップし、新たな武器を手に入れるなど、探索者としての自信をつけていく。しかし、ゴブリンとの戦いが一人での勝利にはならず、シルフィーの助けがなければ生き残ることができない現実に直面する。彼はシルフィーの力を借りながらも、自身も戦闘に参加し、徐々に実力をつける方向を目指す。

主人公は、シルフィーと共に二階層での探索を続けている。他の探索者との出会いは稀であるが、ある日、三人組のパーティーと遭遇し、彼らがゴブリンを倒す様子を目の当たりにする。主人公は自分もいずれは同じようにパーティーで活動することを夢見つつ、現在はシルフィーに頼りながら探索を進めている。

探索の途中で、光るスケルトンというレアモンスターに遭遇し、シルフィーの力を借りてこれを倒す。このレアモンスターの魔核は特別な価値があったが、主人公はそれをシルフィーに摂取させてしまい、その価値を後で知ることとなる。この経験から、探索者としての自覚と責任を改めて感じつつも、レベルアップやレアモンスターとの出会いに興奮する。

時間をかけて、主人公はゴブリンやスケルトンを倒し続け、その結果、BPが20に達し、ストーンランクにランクアップする。このランクアップは彼にとって大きな成就であり、探索者としての地位を確固たるものとする一歩となる。ランクアップの喜びを噛み締めつつ、主人公は今後も探索を続ける決意を固める。

主人公は、普通の難易度の高校に通っていて、クラスでは目立たない存在である。探索者としても活動しており、現在は二階層でゴブリンとスケルトンを狩っている。彼は学業を疎かにせず、探索者としての活動を継続するためには学年上位二百位以内に入ることが必要である。親友の大山真司と水谷隼人は、彼が二階層での戦いを成功させていることを半信半疑で受け止めている。また、彼は学校での恋愛についても同様に悩んでおり、特に葛城春香さんに対しては一方的な好意を抱いている。彼は彼女に告白する勇気を持てずにおり、ダンジョンでの成果を私生活にも反映させたいと考えているが、実際には行動に移せていない。

第三章   L v 10の奇跡

主人公はストーンランクに到達してからモチベーションが上がり、ダンジョン探索にのめり込んでいる。ランクアップ以降レベルアップは遅くなっているが、最近LV10に到達し、新たなスキル「神の祝福」を得た。このスキルはステータス上昇補正をもたらし、彼のステータスは大幅に向上している。主人公はシルフィーとの関係を深め、一人での戦闘スキルを向上させるため二階層での独立した訓練を行っている。彼はシルフィーをより信頼し、感謝の念を深めながら、今後も一緒に成長していきたいと考えている。一人でのゴブリンやスケルトンとの戦闘に自信をつけ、明日は初めて三階層に挑む予定である。

主人公は完全にダンジョン探索に没頭し、シルを召喚して三階層に挑んでいる。初めてのヘルハウンドとの戦闘で、通常の戦術が通じず、最終的に「シュールストラーダ」という緊急策を用いることで勝利を収めた。三匹以上のモンスターが同時に出現した場合に備え、シルの「神の雷撃」連発作戦を考えているが、現在の戦術に自信がなく、さらなる対策を検討している。また、英雄になるという夢を追い求め、彼女に相応しい男になることを目指している。

主人公は前日の探索リザルトで大きな赤字に落ち込んでいたが、新たな作戦「二匹目のドジョウ作戦」を立てる。これは二枚目のサーバントカードを獲得するために、特定のスライムを狩ることに集中する戦略である。長期間スライム狩りを続けた結果、ついに珍しい「銀色のスライム」を倒し、希望していたサーバントカードを手に入れる。カードから現れたのは見た目は幼女だが、子爵級悪魔としての強力な能力を持つサーバントであった。これにより、三階層の攻略が容易になり、探索者としての収入も安定する見込みとなった。しかし、サーバントの態度に戸惑いつつも、新しい力を得たことで前途に希望を見出す。

主人公はシルとルシェリアの関係について悩んでいる。シルはルシェリアを受け入れており、二人は仲良くしていると思われるが、シルからのステータス上昇が以前より低かったため、主人公はルシェリアの影響を疑う。シルに直接聞いたところ、ルシェリアとは仲良くしていると答えるが、主人公がルシェリアにばかり注意を向けていることに寂しさを感じていると明かす。主人公はこの事実に気づき、シルに対してもっと平等に接することを心がけるようになる。シルのレベルアップ後のステータス上昇とスキルの強化を確認し、ダンジョンでの戦闘に自信を深めるが、シルのエネルギー消費の増加により、新たな問題に直面する。

第四章  魔法使い

主人公はシルのレベルアップにより魔核の消費が増えたことで、三階層からの撤退を決意し、魔核を大量に確保するために一階層でスライム狩りを行うことにした。その過程で、まれにドロップする特別なアイテム「マジックオーブ」を発見し、これによって魔法スキル「ウォーターボール」を得る。しかし、この魔法は期待したほどの威力を発揮せず、水の球体がゴブリンにほとんどダメージを与えなかった。それにもかかわらず、主人公は魔法の使い方を工夫し、窒息させる戦法でゴブリンを倒すことに成功する。一方で、スケルトンには効かないことが明らかになり、その限界を認識する。

さらに、四階層への潜入を前に防具を新調する必要に迫られ、カーボンナノチューブ製の全身スーツを選択する。これにより、新たな挑戦に備える準備を整える。

四階層に到達した主人公は、虫型モンスターとの初遭遇でパーティが大混乱に陥る。特にシルとルシェリアは、虫が苦手であり、混乱する。主人公は殺虫剤ブレスを使用し、蜘蛛型とムカデ型のモンスターは容易く倒せたが、ゴキブリ型は逃げる際に苦労する。最終的には魔核を回収し、シルとルシェリアに安心させようとする。

その後の戦略では、シルの「鉄壁の乙女」でモンスターを足止めし、主人公が殺虫剤ブレスで撃退し、ルシェリアが「破滅の獄炎」で残りを処理する計画を立てる。しかし、虫型モンスターに対する恐怖は続き、戦闘は繰り返し行われる。

ある時、主人公は「Gちゃん」と呼ばれるゴキブリ型モンスターとの戦いで、一撃を受けてしまい、苦しむ。しかし、シルとルシェリアが彼を助けるために魔法を使い、モンスターを撃退する。その後、主人公は重症を負い、家で療養する。

療養中にダンジョンマーケットで魔法効果を増幅するブレスレットを見つけ、購入する。このブレスレットは、魔法発動中に動けなくなる制約があるが、主人公はそれを活用して、魔法の威力を高める。ブレスレットの効果で「ウォーターボール」が「アイスボール」に変化し、新たな可能性を開く。

第五章  告白

主人公は五階層に挑む前日、ずっと心に決めていた葛城春香への告白を試みる。学校での一日は告白のことで頭がいっぱいであり、友人たちにも異変を感じ取られる。放課後、葛城さんを呼び出して告白しようとするが、緊張のあまり「一緒にお買い物に行きたい」と伝えてしまう。葛城さんはこれを受け入れ、日曜日にお買い物の約束をする。

その後、葛城さんと一緒にお買い物に出かけ、ダンジョンマーケットやショッピングモールで時間を過ごす。意図せず、主人公は葛城さんに合わせて服を新調し、二人の関係は徐々に親密になる。お買い物がデートのように感じられ、主人公の気持ちは高まるが、告白までは至らない。しかし、この日の経験から二人の関係は進展する可能性が見えてくる。

主人公は、五階層への挑戦を前に、四階層に潜り続けている。ランクアップ手続きのために五階層への挑戦が遅れている。ギルドでアイアンランクに昇格し、特典としてアイテムの買取価格割増や買い物割引を受ける。この新しいランクは、シルとルシェリアとの冒険を通じて得たものである。また、ルシェリアはシルのように愛称で呼ばれたいと主人公に頼み、「ルシェ」という愛称がつけられる。

その後、五階層に挑戦し、マッドマンとサンドマンと遭遇する。生物系と異なるこれらのモンスターに対して、物理攻撃が効かないため、ルシェリアの「破滅の獄炎」に頼ることになる。また、シルには「神の雷撃」で攻撃するよう指示し、これが金属系モンスターにも効果的であることを確認する。

主人公は、ランクアップと新たなスキルを手に入れたが、五階層での戦いは想定外の困難を伴う。しかし、シルとルシェリアとともに前進し続けることを決意する。この冒険において、主人公は自身の成長を実感し、新しい挑戦に向けて準備を続けている。

第六章  隠しダンジョン

主人公は五階層に潜り続けており、ダンジョンでの探索目的はモンスターの倒しとアイテム収集にあり、名誉や探求心を満たすためでもある。五階層に慣れつつある中、シルから壁から奇妙な魔力を感じるとの報告を受ける。壁を調査したが、特に異常は見られない。しかし、シルが突如「神の雷撃」を壁に向かって発動させ、隠し通路が現れる。この通路がダンジョン内の隠しエリアであることが判明し、主人公はそこを探索する決意をする。探索中にトラップを踏んでしまい、危険な状況に陥るが、シルやルシェと共に困難に立ち向かうことを選択する。

シルフィーはサーバントとして召喚され、最初はご主人様である海斗に失望されたが、次第に気遣いを感じ取り、感謝の気持ちを持つようになる。シルフィーは成長し、海斗の好みに合うよう努力する一方で、彼とのもっと多くの会話を望む。新たに加わったルシェリアとの関係は最初は難しかったが、共に過ごす時間を通じて、彼女の愛情表現が不器用であることを理解し、姉妹のような関係を築く。ある日、隠しダンジョンを探索中にトラップが作動し、海斗が電流トラップにかかり重傷を負う。シルフィーとルシェは海斗を救うために必死でポーションを探し、見つけた低級ポーションを使用して海斗を救出する。海斗が回復したことで、彼らは一層の絆を深め、これからも支え合うことを誓う。

時間の経過を意識できない状態で、主人公はルシェによって地獄へ連れていかれるという夢を見ていた。徐々に意識が覚醒し、トラップにはまって電撃を受けて意識を失っていたことを思い出す。シルが低級ポーションを使用して主人公を治療していたことが明らかになる。その後、ルシェの行動が原因で再びトラップにかかり、危険な状態に陥るが、シルの迅速な対応により救われる。

トラップのせいで二度目のトラブルが発生し、主人公はルシェをカードに戻すことを決定し、彼女に対する態度改善を要求する。その後、シルとルシェのスキルが通用しないモンスターと戦闘を行い、主人公自身の攻撃が決定的なダメージを与えることができる。モンスターからはレア魔核がドロップし、その価値を確認するためにギルドに持って行くことを決意する。

戦いの後、疲労感とアドレナリンの影響で疲労が一気に襲ってくるが、何とか地上に辿り着く。ルシェのレベルアップとともに、彼女の身長と髪が少し伸び、態度も改善される。主人公はルシェがさらに成長することを楽しみにしており、今回の一連の出来事を経て、彼らの関係はより強固なものとなる。

学校での日常の中で、主人公は友人たちと通常通りに挨拶を交わそうとするが、彼らから返事がない。問い詰められる中で、彼はおとといの行動について説明を求められ、ショッピングモールでの出来事が友人に知られていたことが判明する。その後、学校を後にしギルドに向かい、魔核の買取を依頼する。彼がダンジョンで得た魔核は特別なものとされ、高額での買取が提示される。

その後、彼はさらに一つのアイテムの鑑定を依頼する。そのアイテムは、見た目はステーキナイフのようであるが、実際には魔剣であると鑑定される。これによって、主人公は小さなサイズの魔剣を手に入れる。この魔剣は、魔核を吸収して斬撃の威力を増す能力を持っているが、そのサイズは過去に見た魔剣の中で最も小さいものである。このことから、主人公は少し戸惑いつつも、新たな魔剣の持ち主となる。

第七章  パーティーアタック?

主人公はエリアボス戦での疲労から、一時的にダンジョンに潜ることを休止することに決めた。友人たち、真司と隼人に声をかけ、一緒にダンジョンの二階層に潜ることになったが、初めての戦いで二人は緊張してうまく動けなかった。しかし、主人公の指導のもと、徐々に慣れてきて、自信をつけるようになる。

次の日も放課後、主人公は再び友人たちと一緒にダンジョンに向かい、ゴブリンとの戦いを経験。二人は徐々に自信をつけ、主人公の支援のもとでレベルを上げることに成功する。最終的には三階層まで挑戦し、更に困難な戦いにも挑むが、やがては自分たちだけで戦えるようになる。

この経験を通じて、主人公はリーダーとしての責任と友情の大切さを再認識し、友人たちとの絆を深める。また、ダンジョンでの成長と冒険を楽しむ中で、より一層の経験と自信を積むことができた。

主人公は短い休暇の後、ダンジョン探索を再開し、新しい武器を試すために二階層に潜ることを選んだ。魔核銃と魔剣バルザードを準備し、魔核銃には五十個、魔剣には三個の魔核を吸収させた。魔核銃での射撃は外れることもあったが、慣れれば威力は申し分なく、魔剣は至近距離での攻撃に限られるが非常に強力だった。さらに新しいポリカーボネイト製の盾も軽くて透明であることが有利に働いた。

再び五階層に挑んだ主人公は、そこで多くの探索者たちが集まっているのを目撃し、隠しダンジョンの存在とエリアボスからの魔剣のドロップの話が流れていることを耳にした。その後も戦闘を繰り返し、新装備の効果を実感しつつ、六階層への挑戦を決意した。

第八章  モブの恩返し

六階層に潜っている主人公は、その階層の特徴としてコンビニがあることや、一階層とつながるゲートの存在に驚いている。このゲートを使えば五階層を通らずに直接六階層へ行けるため、探索が格段に楽になるが、コンビニの価格は高い。主人公とその仲間、シルとルシェはオーガとの戦闘を経験し、魔核銃を活用して戦いを有利に進めている。この武器のおかげで戦闘はスムーズに進み、モンスターを迅速に消滅させることができるようになったが、主人公は武器の性能の良さを認識しつつ、自身の力を過信しないよう自戒している。また、この階層で得られる魔核を消費してしまうため、一階層でスライムを狩り魔核を集める活動を繰り返している。

六階層に潜る主人公は、シルとルシェと共に探索を続けている。探索中、二人の仲間は主人公が活躍していることを話しており、シルとルシェの間で生じた親密な会話が増えている。主人公は、これまでの探索で好調を保ち、一連の戦闘でオーガやトロールをスムーズに倒している。特に、新しく入手した魔核銃を活用して効率良くモンスターを処理しており、戦闘での連携も向上している。

しかし、シルとルシェの行動には変化があり、主人公が後方にいることを好むようになり、自分たちが前面に出るようになっている。主人公は、彼らの自立を理解しつつも、自身も戦いに参加し続ける意向を表明し、チームとしての絆を強調する。

また、主人公は学校で葛城さんとの映画デートの約束を思い出し、週末にはデートを楽しむ予定である。このデートは、クラスメートの隼人と真司の計画によるものであり、主人公はこの出来事に困惑しながらも、葛城さんとの時間を楽しむ準備を進めている。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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