小説「戦闘員、派遣します!4 」アニメ化により読み返し 感想・ネタバレ

小説「戦闘員、派遣します!4 」アニメ化により読み返し 感想・ネタバレ

最高幹部を呼んだがポンコツだった。。
そして、評価を著しく下げて帰るのだが、、
後々にとんでもない事をしてる事が発覚するのだが、この巻では判明しない。

読んだ本のタイトル

#戦闘員派遣します !4
著者: #暁なつめ 氏 
イラスト: #カカオ_ランタン

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あらすじ・内容

アジトが大爆発を起こして数日。ついにキレた六号はアジトがなくなったにも関わらず、アジト完成祝いと称して上司のリリスを地球から招待。騙されたリリスは地球に帰れず、仕方なくこの惑星を案内されるが――!?

(以上、Amazonより引用)

感想

アンデッド祭りが終わり、完成したばかりのアジトが吹っ飛んでから一週間。

自暴自棄になった六号は『一度は完成した』ことを理由に、キサラギの最高幹部をご招待!

自身をこんな危険な惑星に転移させ、大空に放り込んだ張本人リリスを指名して、此方に来た後にジックリネットリとセクハラしてやるつもりだったらしい。

そんなリリスが此方に来たら、、
文化レベルが低いせいで最高幹部のリリスがポンコツ化した。。

さらに生活もレベルが低いせいでリリスは速攻で帰ろうとするのだが、、
転送機がそう簡単に使えるわけもない。

そんなリリスに作られたアリスは、ポンコツなリリスを見て反抗期になったww
「蟻の巣に角砂糖を入れるのが忙しいから後にして良いですか?」に爆笑🤣

そして、リリスが敵を蹴散らしてドヤ顔してたらアジトを爆発させられてイジけるリリス。
そこで完全にポンコツ認定されてしまうw

リリスと王女との会談はリリスが10号の悪行にドン引き。
まぁ、全裸で王女の部屋でう○こしようとしたんだもんな。。

そして、地下にスライムが居るのが

野良オークを使った農業経営にドン引きする6号とリリス。
人語を理解する二足歩行の野良オークを農奴として働かせて、寿命が来たら美味しく頂くらしい。。
確かにエグいww

ロゼは相変わらずパトラッシュのままだしww
しかも、リリスとは相性が良いしw
何でも食べようとするロゼと、何でも調べようとするリリス。
それに付き合う6号。
なんとも子供をピクニックに連れ行く父親のような。。

そして、この惑星の文化レベルは何気に高い事も判明する。

そして、そのキーマンはロゼである事も、、

それを知った最高幹部は魔王領に奇襲をかけようとするのだが、、

航空機で魔王城に奇襲する作戦するのだが、、

10号!!!
ゲームのエースコンバットをしてたら飛行機を操縦出来ると豪語出来るんだよww

ゲームコントローラーでしっかりと飛行機を操縦するし、、

しかも、課金してただけで何でそんなに自信満々だったんだよ!ww

その後、出て来なかったけど生きてるんだよな??

あと、空の王のスズメの宝を強奪しようと毎日通い続けたスノウも。

それにしても、幹部と言ってもビビりだけど自棄になったリリスが本気になったら。。
魔王軍を蹂躙。 
そして、魔王軍のハイネから魔王城に行くには霧に隠れた4つの塔を衛生からのビームで破壊したら、とんでもない事になるだよな。。

ただのダメ人間、、いや、メカの触手を持ってるから人間とは、、

その相手はトカゲ、スズメ、スライム?大きさはモンスターだけど、、

スズメだもんな、、

それに拉致られたのが6号なのもな。。
信用が無いよな。
光物が大好きなスズメってどうなんだろう?
普通カラスだよな、、

さらにスライムだもんな。。

その次はゴーストかと思ったら。

天使が出てくるし。
それをアンドロイドのアリスが天使を厨二病ごっこのコスプレイヤーと判断して、天使の羽を掃除機で追い返す。

これじゃ、リリス、6号、アリスの報告書を読んでもどれだけ大変だったか伝わら無いな。

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同シリーズ

戦闘員、派遣します!

小説版

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その他フィクション

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フィクション(novel)あいうえお順

備忘録

プロローグ

キサラギ本社の会議室にて、アスタロトが報告書を読みながらアジトの完成について言及している。
報告書には、グレイス方面のアジト建設計画が記されており、原生生物を排除するためにデストロイヤーを用いることが計画されている。
リリスが援軍についての話を進めようとする中、アスタロトが自ら前線に行くことを志願する。
しかし、ベリアルはアスタロトの個人的な動機を指摘し、その後の会話でアスタロトは六号への心配を表明する。

さらに、ベリアルとリリスも援軍に名乗りを上げるが、議論は混乱し始める。
結局、誰が援軍に行くかを六号に選んでもらうことになる。
アスタロトは六号からの手紙の内容を暴露し、彼の異性との関わりについて不安を露わにする。
その結果、アスタロトが援軍に選ばれる可能性が高いというリリスの推測につながる。
話は一時的にアスタロトとベリアルの過去への思い出に変わり、アスタロトは再び自信を持つ。

最終的に、通信が入り、六号が現地から援軍を要請する。
その報告を聞いてアスタロトは顔を赤らめ、ベリアルにからかわれる。

一章  VS森の王

公園にて、アジトの失敗により落胆している隊員たちが描かれている。
アジトはデストロイヤーを使用して周辺を更地にし、森を焼き払うほどの徹底ぶりであったが、それにもかかわらず爆発し、計画は失敗に終わる。
隊員たちはその事態に対処しようとするも、さらなるアジト再建の労力と時間を惜しんでいる。

一方で、隊の中では様々な動きがある。スノウは減俸を受けて信頼回復に励み、ロゼは隊に戻らずに快適な生活を送っている。
アジト建設が成功したかのように見せかける計画も提案されており、爆発後もその場を取り繕う様子が描かれる。

グリムは、公園で隊長に弁当を提供し、冗談を交えながら交流を深めようとするが、隊長はそれに乗り気ではない。
しかし、最終的にはグリムの努力が認められ、隊長から感謝の言葉が述べられる。
アジト建設が一応の形で完了したことにより、次の行動に移る計画が立てられている。

翌日、リリスが援軍としてキサラギ本部から要請されると、驚愕して反応する。
リリスは黒のリリスと呼ばれる科学者で、未知の惑星に適したと考えられていたが、彼の背後でアスタロトが騒がしくなる。
リリスは自分が適任であることに不安を感じつつも、最終的に受け入れる。

リリスが到着すると、アジトが存在しないことにショックを受ける。
予想とは異なりテント生活を余儀なくされ、現代の便利さを失った現実に愕然とする。
リリスは、地球に帰るための転送装置もなく、最低でも一か月は滞在しなければならないことを知り、さらに落胆する。

キサラギの最高幹部として、リリスは快適な環境を期待していたが、現実は厳しいものであった。
一方、トレーラーハウスの転送を試みるも、サイズが大きすぎるため送れないと知らされる。
さらには、リリスの要求が一部却下されるなど、彼の権威は地球外で通用しないことが明らかになる。

アリスとのやり取りを通じて、リリスが持つ立場の現実を知ることになる。
リリスは自らの擬似人格を理解し、地球外の環境にも徐々に順応していく様子が描かれる。

翌朝、リリスはテントから飛び出し、活動を再開する。
彼は前日の蟻の巣攻めが意外に楽しかったことを認めつつ、自分が援軍としてきた本来の目的を思い出し、アジト建設と商売敵の殲滅に集中する必要があることを強調する。
彼はテント生活に不満を持ちつつ、その状況を受け入れ難いと感じている。

その後、リリスはキメラとして知られるラッセルに会い、彼の外見や過去について興味を示す。リリスはラッセルの性別について混乱し、誤解が生じる。
その混乱の中、リリスはラッセルが女装をしていると勘違いし、それを正そうとするが、ラッセルは自身が男であることを確認する。

リリスはこの惑星での生活に戸惑いながらも、自分の任務に集中しようとするが、周囲の状況に振り回されている。
彼はキサラギの最高幹部としての自己イメージと、現実のギャップに苦悩する。
最終的にはアリスに呼び出され、仕事に戻ることになる。

リリスという最高幹部を得た彼らは、街の探索を行う。
リリスは街の清潔さから医療の発達を推測し、かつての高度な文明が部分的に継承されている可能性に言及する。
街中で見つけた戦車に興奮するリリスは、目的地へと進むよう急かされるが、彼は街の詳細に興味を持ち続ける。

アリスは街外で子供たちに囲まれたデストロイヤーを守りながら、子供たちと争いになる。
アリスの好戦的な性格が露見し、リリスは彼女の行動に困惑する。
最終的には彼らは街を出発し、目的地である魔の大森林に到着する。
森の危険性を警告されるが、リリスはそれに動じない様子を見せる。
森で起きたアジトの爆発事故の原因は不明のままである。

アジト建設予定地にて、リリスが地球への帰還を望むが、アリスからは仕事をするよう促されている。
リリスは通常の幹部とは異なる態度を示し、街の住人に対しては高慢な態度を取ることがあり、しばしばアリスから注意される。
リリスは、アジトの建設を進める中で、その能力を活かして効率的に進行させるが、その際に使われる輝く触手が特徴的である。
触手は各々が独立した作業をこなし、その一部はリリス自身の世話をする。

建設地には、カチワリ族やその他の敵が現れ、リリスはこれを撃退する。
リリスの戦い方は効率的であり、敵に対する圧倒的な力を見せつける。
リリスは常に本気を出していないことを強調しつつ、敵の手斧を防ぐ際も容易く対処している。

最終的に、リリスは建設作業に戻ることを宣言し、六号に対しても悪の組織の幹部としての成長を促す。
リリスは六号の成長を楽しみにしており、その間も忍耐強く待つことを約束する。
アジトが吹き飛ぶ一幕で、リリスの落ち着き払った態度が崩れる場面が描かれている。

翌朝、アジトの爆発で精神的ダメージを受けたリリスはテントから出る気がなく、アリスと六号は彼の現状を心配している。
リリスは組織内での自身の評価が低いことを知り、ショックを受ける。
六号はリリスの改善点として色気の不足を指摘し、露出を増やすことを提案するが、リリスはこれに難色を示す。

アジト再建の日、リリスは再びアジト建設に臨む決意を固める。
しかし、地中に潜む新種の魔獣が前日のアジト爆発の原因であることが判明する。
リリスはこの魔獣に対抗するため、「超振動対潜爆雷」を使用し、魔獣を地上に引き出す作戦を実行する。
この攻撃は成功し、魔獣は地表に現れ、苦しむ。

リリスとアリスは科学の力を信じ、自然災害にも抗う意志を見せる。
その過程で、不意に地震を引き起こすが、これは爆雷の効果で短時間で終了する。
アジト建設予定地にて、六号とアリスはリリスの大胆な行動に驚きつつも、彼の決断力を評価する。

大型爬虫類を倒した後、リリスは自分の悪行ポイントが大幅に減っていることに気づき、戦闘時に使用された弾丸や光学兵器のエネルギーカートリッジの費用が悪行ポイントから引かれていたことが判明する。
彼は自分の戦力がこの星では無効化されることに憤慨するが、アリスによってそれがキサラギのルールに基づいていると諭される。

その後、倒れた大型の爬虫類の体が金属質であることが分かり、口内に砲塔が隠されていることが確認される。
さらに、この爬虫類が潜んでいた地面の穴が高度な技術で作られた人工のものであり、巨大な地下施設の入口であることが示唆される。
リリスは地下施設の存在に興奮し、そこを注意深く扱うよう命令するが、彼自身が使用した爆雷の影響で施設は既に損傷していたことが判明する。

二章  VS空の王

リリスが悪行ポイントを使いたくないと駄々をこねた後、アリスの指揮のもと、リリスが以前に使った重機で建設が進められている。
リリスは夏服に変えた白衣でアリスを驚かせようとするが、アリスはそれを酷評する。
国のトップであるティリスとの会談では、リリスは国を乗っ取る計画について語るが、グレイス王国のティリスに交渉で劣勢となり、悪行ポイントの使用については目こぼしをされるものの、他の非難を受ける。
その後、リリスは戦闘員の防衛費がキサラギより高いことを思い出し、自身の立場に動揺する。
最終的にはアリスに技術提供を求めつつ、より良い待遇を要求する場面で終わる。

城から帰る途中、リリスは部下の十号がティリスの部屋での不適切な行動について不満を述べていた。
その際、リリスと六号は軽口を叩き合っており、偶然通りかかったスノウが情報屋から有名な犯罪者の情報を求められていた。
情報屋はスノウに六号を指摘し、スノウは六号に襲いかかる。
リリスはスノウをキサラギの組織への加入を勧めるが、スノウはこの国の騎士として活動を続ける意志を示す。
リリスはスノウの反応を見て興味を持ち、スノウの精神的な抵抗を試すために危険な試練を設ける。
試練の結果、スノウはリリスの提案を一蹴し、関係の断絶を宣言するが、給料や福利厚生などの条件を聞いて再考する姿勢を見せる。

スノウに案内された俺とリリスは浄水施設に到着した。
ラッセルが水を生成しているが、そのシステムは不安定である。
リリスは、技術移転を進め、涸れた井戸を復活させる計画を立てていた。
これにより、キサラギの技術の優位を示し、現地人に崇められることを望んでいた。
リリスは井戸の掘削を進め、黒く粘り気のある液体が湧き出した。
しかし、この液体はスライムであり、リリスは攻撃される。
スノウが魔剣でスライムを退け、井戸は封印された。スノウはリリスの計画に態度を豹変させ、掘削の許可を得て進められることになった。
リリスは高度な科学技術を駆使して、この地の環境を改善する意志を示していた。

三時間井戸の掘削を行った後も水が出ず、俺たちは自動運転で掘削機を放置することにした。
この間、スノウは水が確実に出るなら投資することを考えていたが、リリスと俺はその確信が持てずにいた。
俺たちは仲良く会話を交わし、場が和んでいたが、それをアスタロトに見られたらとリリスはからかう。

その後、俺たちはスノウの案内で農業施設を訪れた。
そこでは人型の魔獣が強制的に農作業をさせられており、食料としても使われるシステムに俺たちは驚いた。
スノウによると、これは効率的なシステムであり、魔獣たちは合意の下で働いているという。
しかし、リリスと俺はこのシステムに疑問を感じつつも、ファンタジー世界の過酷さに改めて気づかされた。

スノウはこの工場で妖精を使い、常に光を提供させて野菜を育てていると説明した。
俺たちはその効率性には驚いたが、人型魔獣を使う方法には倫理的な問題を感じていた。
リリスは空からの魔獣対策について考えを巡らせていたが、結局のところ、解決策は簡単には見つからなかった。

この訪問を通じて、俺たちはこの星の厳しさと、異なる価値観に直面し、改めて自分たちの世界観を問い直すことになった。

六号とスノウと共に大地に繰り出した彼らは、この星で恐れられる大魔獣、「空の王」の話に及んだ。
リリスは科学者であるため、直接戦闘には消極的であり、特に大魔獣の排泄物を採取する任務には乗り気ではなかった。
しかし、スノウはリリスに期待を寄せており、リリスも自身の戦闘能力に自信を持っていることを認めていた。

スノウはリリスに大魔獣討伐を持ちかけるが、リリスはその提案に難色を示した。
しかし、六号はリリスに狩猟クエストを例えて、ドラゴン狩りに誘った。
ゲーム好きのリリスはその話に興味を示し、ついにはドラゴンスレイヤーとして活躍することに熱意を見せた。
リリスは戦闘の準備を始めるが、スノウは守護獣である空の王を狩ることの是非について悩んだ。

最終的に、六号とリリスはドラゴン戦隊のことを持ち出し、リリスは更に熱くなった。
スノウの状況を見て、この星の困難に立ち向かう覚悟を決め、彼らは困難な狩猟に挑むことになった。

スノウとリリスは、空の王が実際には超巨大な雀であることを発見した。
空の王を前にして、リリスはその非現実的な大きさに疑問を持ちつつも、スノウは彼に排泄物の採取を促した。
一方、六号は幼少期の経験から雀に対して特別な愛着を抱いており、雀の駆除には消極的であった。
スノウは六号に注意を引く役割を与えつつ、自らは排泄物の採取を試みることを提案したが、結局は互いに責任を押し付け合うことになった。

空の王に気を惹くため、六号は自ら進んで注意を引く方法を試みたが、それは彼の愛着の対象であるカブトムシを犠牲にすることを意味していた。
カブトムシを空の王に示した六号は、結果としてカブトムシを食べられてしまい、さらに大事なネックレスを使って空の王の注意を引こうとした。
しかし、計画は失敗に終わり、六号は空の王に捕まえられて空高く連れ去られてしまった。
この状況に対して、リリスとスノウはどう対応するかで意見が対立していた。

空の王に連れ去られた六号は、鳥の巣にて無事であることをリリスと無線で連絡していた。
その巣は様々な光り物で満たされており、金貨や宝石、魔剣などがゴロゴロしていた。
リリスとスノウは六号が安全であることを喜びつつも、巣にある貴重な物資に強い関心を示していた。
特にスノウは宝の価値を重視し、六号に魔剣などの持ち帰りを促していた。
一方で六号は、自らの脱出が困難になることを懸念し、状況を安全に管理しようとしていた。

六号は空の王が巣を留守にしている間にネックレスを地面に落とし、リリスがそれを拾う様子を無線で伝えた。
これを契機に、リリスとスノウは空の王が戻ると、宝石や金貨を地上にばらまき、自分たちの所有物とするために空の王との奪い合いに興じていた。
最終的に六号は場を離れ、アジトに帰還する準備を整えていた。

お宝と排泄物を回収した彼らは、公園内の仮設アジトに帰還した。
リリスは攻撃できない空の王から逃れ、多量の宝石を持ち帰った。スノウは空の王に攫われた可能性が高く、しばらく戻らないかもしれないと考えられる。
リリスは芝生に寝転がりながら、アリスに農薬作りを手伝うよう要求したが、アリスは他の用事を優先させた。
リリスが進めようとした研究は、魔獣が強い生き物の匂いに反応することに基づいていたが、アリスはその効果に疑問を投げかけた。

一方で、リリスは石ころを誤って宝石と思い込み、その価値を高く見積もっていたが、アリスによる鑑定で価値が低いことが判明した。
リリスが絶望する中、彼が持ち帰った金貨や空の王の抜け羽根が価値があることが語られ、それらを利用して資金を増やす計画が話された。
リリスはアリスに資金管理を依頼しようとしたが、アリスは自立して行動するよう促した。

三章  VS泥の王

空の王の排泄物を採取して三日後、リリスと六号はその成果を確認していた。
リリスは以前、大きなトカゲを倒し、謎の地下施設を発見したが、最近の成果としては地味に感じていた。
アリスが開発した特殊な農薬を野菜に用いたところ、空の魔獣は近寄らなくなり、屋外での農作業が可能となり食料事情が改善される見込みが出た。これにより、知的生命体を食用にする必要もなくなりそうだ。
リリスは科学の力で目覚ましい発展を望んでいたが、この星では魔法技術が科学よりも進んでいるため、計画は思うように進まなかった。
リリスは、アリスの技術的な進歩に不満を漏らしながらも、地元の魔法の実用性に驚かされていた。
その中で、火を使ったデモンストレーションが地元住民には受け入れられず、彼らは既存の「火精石」の方が便利だと感じていた。
リリスと六号は、技術的な挑戦に直面しながらも、この星の文化と技術のギャップに順応しようとしていた。

グリムの案内で、リリスと六号は泥の王と呼ばれる巨大魔獣の問題に直面していた。
泥の王は炎に弱く、油を恐れる性質があり、市民を避難させる際に火精石や油が使用された。
しかし、数日前にリリスが放置していた掘削機から黒いスライムが湧き出し、リリスと六号はそれが原因で悪行ポイントが加算されていると考えた。
二人はそれが自分たちのせいかどうかを激しく議論し、グリムが介入して解決を図った。
グリムによると、この黒いスライム、すなわち泥の王は、国を水不足に陥れている存在であり、この事実は一部の国民以外には知られていなかった。
リリスと六号は、泥の王を抑えるため速乾セメントを要請し、地中に封じ込める計画を立てた。
さらに、この事態が魔王軍の工作員によるものだと疑うが、真相は不明のままだった。
最後に、グリムがリリスと六号に対し、自分の行動を説明しようと提案した。

グリムに案内され、リリスと六号は郊外の路地裏を歩いていた。
彼らが通ったのはスラム街で、安い酒場や一夜の夢を売る女性が集まる場所だった。
この地域はまた、家を失った人々が身を寄せ合う場として知られている。
その中で、グリムはホームレスの枕元に金貨を置いた。
この行動は、六号が時折一緒に飲む、スッカラカンになることを好むおっさんとフレンドリーなやりとりを見せたことで明らかになった。
二人の親しみやすい交流にグリムとリリスは驚いた。

その後、グリムが案内したのは貴族の屋敷で、「売却予定」と書かれていた。
グリムによると、この屋敷は以前、魔王軍が襲来した際に参謀を務めた男が辞任し、その後消息を絶った後に売りに出されたものだった。
屋敷には不吉な噂が流れていた。

アリスが突然現れ、彼女が屋敷の除霊を担当すると言い出し、グリムとの間に争いが生じた。
アリスは屋敷を買い叩くために噂を広めた張本人であり、除霊師としての名声を不正に利用していた。
彼女は噂を広め、子供たちを使って屋敷の幽霊騒ぎを作り出し、その後は除霊料金を得ることができる手口を使っていた。

最終的には、グリムが満月の夜に大悪魔を召喚する儀式を行ったが、それが真っ白な光を放ち、周囲が驚くほどの輝きを見せた。
この出来事は、リリスが触手を広げて警戒する中で起こり、その結果、現れたのはグリムの行き遅れの想いに応える何者かだった。

グリムが天使を喚んだことに対し、リリスと六号は困惑していた。
現れた天使は、純白の衣と翼、輝く輪を持ち、その姿から神聖さが感じられた。
しかし、グリムはその天使が自身の純粋な願いに応えた結果だと考え、反省の色は見られなかった。
リリスと六号は、天使がどのような存在かと議論し、特にリリスは自身が天使の敵対者であると自覚していた。

天使は言葉を話すことができ、その振る舞いは高潔であったが、リリスとアリスはその姿勢に圧倒され、恐怖を感じていた。
アリスは天使の胸を掴むなどして、その実体を確かめようとしたが、天使はそれに動じなかった。

最終的に、天使がグリムに対して呪いを掛けることを宣言し、グリムの未来に影響を及ぼすことを示唆した。
この出来事は、グリム、リリス、六号に大きな衝撃を与え、彼らの間で混乱と恐怖が広がった。

エルなんとかによって呪いを受けたグリムは、アジトへの帰路で落胆し、将来的な関係について泣き言を言っていた。
車椅子を漕がなくなるほど落ち込み、今後の人間関係に対して悲観的になった。
リリスと六号はグリムの嘆きを聞きつつ、アリスとのやりとりを続けていた。
アリスは、グリムが恐怖していた天使から得た素材について議論し、リリスは自分がアリスの親であることを主張していた。
グリムは、これから出会う人々が問題を抱えていることを知りながらも、淡い期待を抱いていたが、六号の言葉により現実を突きつけられた。
アリス、リリス、グリムの間で、関係性や今後の行動についての複雑な感情が交錯している様子が描かれている。

四章   VS・・・

アリスがコスプレイヤーに怯えることをからかった結果、リリスはテントに引きこもってしまった。
三日後の夕方、アリスの指揮の下、巨大なアジトが荒野に完成した。
この要塞は蛮族の攻撃にも耐えうる外壁を持ち、外周には有刺鉄線と多数の重機関銃が配されている。
リリスは、自分がアジトを離れることになると寂しく感じているようだが、アリスはリリスの滞在を早めに終えたいと考えており、それに対して複雑な感情を抱いている。
また、リリスは自らの創造物であるアリスに対して慎重な態度を示すが、アリスはその扱いに不満を抱いている。
最終的に、アジトの周辺での遺跡調査がリリスに命じられ、その任務には六号も同行することになる。

アジト屋上で夕陽を眺めながら、リリスはアリスにコーヒーを入れさせようとするが、アリスは反抗的に応じる。
リリスは自分の捻くれた言い方を否定し、親の言うことを聞かせようと試みるが、アリスは嫌そうな表情で応じる。
その後、リリスは六号に対して自身の振る舞いについて謝罪し、今後の行動について悲観的になる。
六号はリリスに冷静に対応するが、リリスは自身の存在意義や過去の行いについて苦悩し、彼の立場についても再考を促す。
最終的には、リリスが六号の悪行ポイント問題を解決すると言うが、実際には大悪事を手伝うことで解決しようとする。
リリスは自分の能力に自信を持ちつつも、その方法には不安があるようだ。

リリスが部屋に戻った後、俺とアリスはアジトの屋上で星空を眺めていた。
高い地位の者が到着したことで、地球に帰る日が近づいていると実感した。俺はアリスにこの星での任務について尋ねた。
アリスは、地球人類の生存を確保するために、この星の征服を進めると答えた。
化石燃料の枯渇や食糧事情の悪化、深刻な環境汚染など、地球の危機的な状況を受け、人類の未来が非常に不安定であることを示唆した。
アリスは、この星の狭い生存圏と厳しい状況を説明し、未開拓の惑星が見つかれば楽になると述べた。俺は綺麗な星を見つけたにもかかわらず、どこに行っても問題があることに嘆いた。
アリスは、俺がいなくなると任務が進むと言い、俺はアリスが地球での自分の重要性を知り、戻ることを余儀なくされることを知り、戸惑った。

翌日、リリスと一緒に遺跡調査を行うため、ロゼを助っ人として連れてくることになった。
ロゼは戦闘能力が高いが、不思議な着ぐるみ姿であるためリリスに疑問を投げかけられる。
実際には、ロゼはある老人のペットとしてこの格好をしていて、食事を得るために老人を騙していると説明される。リリスはその話を信じられず、戸惑う。
さらに、ロゼが緊急時にファイヤーブレスを吐けることを知り、リリスは更に困惑する。

リリスは遺跡調査を始めると宣言し、森へと向かう。
途中で、リリスが送り込まれた事情について説明が行われ、彼が誤解と怒りを抱えていることが明らかになる。
リリスは送り込まれた際の誤解を説明しようとするが、状況は混乱し、お互いに逆ギレする形となる。

ロゼは二人のやり取りを楽しそうに見守りながら、リリスに感謝の意を示す。
リリスはロゼの着ぐるみの意味を理解し、彼が部隊の良心的存在であることを認める。
しかし、ロゼが食欲に駆られると人間すら食べる危険性があることが語られ、その異常な状況について二人は驚愕する。

リリスとロゼは、互いにちょっと風変わりな個性を持ちながら、意外と相性が良いことが判明する。
ロゼはリリスの黒い発言を気に入り、リリスもロゼの厨二病的な言動を好む。
二人は共鳴し合い、仲良くなる。

その後、リリスがキノコを見つけるが、ロゼはそれを生で食べようとする。
リリスはそれが危険であることを説明し、食用キノコかどうか検査後に食べるべきだと教える。
しかし、ロゼは更に他のキノコを拾おうとしてリリスを慌てさせる。
リリスは知らないキノコを食べることの危険性を強調し、虹色のキノコが猛毒である可能性を指摘する。

また、リリスはロゼにサバイバル知識として昆虫食を提案するが、ロゼもリリスも昆虫を食べることに抵抗を示す。
リリスは昆虫食の栄養価の高さを説明するが、二人は虫食いを拒否し、リリスはその姿勢に呆れる。

最終的に、紫色のバッタを見つけたリリスとロゼは、そのバッタを食べることについて冗談めかしてやりとりするが、リリスは本気で食べることを拒否し、ケロケロ鳴くバッタを口にする勇気はないと断る。

アジトを出てから六時間後、二人は謎遺跡に辿り着く。
しかし、リリスとロゼの遺跡探索は順調とは言えず、二人が珍しい物に興味を示す度に時間がかかり、予定が大幅に遅れてしまう。
遺跡の入り口で休む二人に対し、リリスはその場で夜を越すことを提案するが、安全のために先に遺跡内部を調査することを決める。

遺跡内部は、リリスが過去に使用した武器の影響で荒れており、トカゲの仕事がなされていないと誤解される場面もある。
リリスは遺跡の壁の材質に興味を示し、スノウがかつて壁の材料を持ち帰ったことを参考に、その価値を再評価する。

探索中、ロゼが遊びでマルバツゲームを提案し、二人は遺跡内でゲームを楽しむが、リリスは二人の行動に苛立ちを隠せない。
さらに、遺跡の奥からの異常な音により、リリスは不安を募らせる。
最終的に、ロゼはリリスと隊長にアジトへ戻るよう勧め、一人で奥の調査に向かう決断をする。

アジトを出てから六時間後、リリスとロゼが謎の遺跡に到着する。
この遺跡はリリスによる爆雷で破損しており、ロゼはここが自分が育った場所ではないかと示唆する。
探索は続けられ、遺跡の奥には大きな扉の部屋があり、その中からはガラスケースが見つかる。
リリスはケース内のものが貴重なものであると推測するが、ロゼはそれが自分の寝床であることを指摘する。

遺跡内での探索中、リリスとロゼは様々な発見を重ねるが、特に大きな発見はない。
ロゼはこの遺跡が自分の故郷であると確信しつつあるが、具体的な記憶は戻っていない。
リリスは遺跡の壁に貼られた地図を見つけ、そこから新たな発見を期待する。
一方、ロゼは遺跡の深部から聞こえる音に関心を寄せ、そこを自分が調べることを決意する。

翌朝、遺跡で一晩を過ごした後、アリスが出迎える。
ロゼの顔はすっきりしており、リリスは陰鬱とした表情をしている。
アリスは何があったのか尋ね、遺跡の調査について説明を聞く。ロゼは記憶を取り戻し、地図に五つのマークを付ける。
一部のマークは魔王の本拠地を指していた。

ロゼは自身が魔族ではないと訴え、アリスはロゼの元の拠点が魔王に乗っ取られている可能性を示唆する。
ロゼは「パトラッシュ」という名をやめ、キサラギでの働きを決意する。
アリスはキサラギが仲間を大切にすると強調し、ロゼが関与する遺跡の問題を解決することを約束する。

ロゼは自分の願いをリリスに伝え、魔王との話し合いを望む。
リリスはこれを承諾し、戦闘員見習いとしてロゼを公式にキサラギに迎え入れる。
アリスはリリスの過去の行動についてからかい、リリスは自信を持ってそれに対応する。
リリスは、小心者であることを認めつつ、過去の成功も強調する。

この物語では、リリスとロゼの関係が深まり、ロゼがキサラギの一員として受け入れられる。
また、リリスはリーダーとしての責任を再確認し、困難に立ち向かう決意を新たにする。

最終章  理想の上司であるために

リリスはアジトの前で戦闘員を招集し、自己紹介的な演説を行いながら、新たな戦闘員見習いであるキメラのロゼを紹介した。
彼の演説では、戦闘員への愛情を強調しつつ、他の幹部たちと自己を比較して、自分が最も戦闘員思いであることをアピールした。

しかし、彼の発言に対する戦闘員からの反応は冷ややかで、以前の出来事に対する皮肉が隠れたコメントが交わされていた。
リリスはこれを聞いて反応し、覚えておくと脅すなどの権力を行使した。

彼はまた、外部の敵によって戦闘員が危害を受けた場合、必ず復讐することを強調し、これが彼が部下から一定の尊敬を得ている理由であることを示唆した。

その後、戦闘員たちがロゼの歓迎会を行うことを発表したが、戦闘員たちはその真意を理解していない様子だった。
リリスはさらに、ロゼの思い出の場所が魔王軍によって占領された可能性があると言い、戦闘員たちを動員して魔王の下へ行くことを宣言した。
これにより、戦闘員たちはやる気を見せ、リリスの指示に従うことになった。

リリスは戦闘員を集めて出撃の準備を進め、地上部隊のトラ男が率先して魔王国との戦いを開始した。
その間、リリス、アリス、ロゼ、パイロットの戦闘員十号は作戦を確認し、次の行動に移る予定であった。
リリスは作戦の説明を再度行い、戦闘員十号による精密投下を計画していると説明した。しかしながら、ロゼはリリスの説明に疑問を呈し、話し合いを望んでいた。
リリスは、計画に支障がある場合はダミーのパラシュートを使用して敵を惑わせる戦術を提案した。

しかし、ロゼが突然、RPGゲームのような複雑な条件をクリアする必要があると述べ、リリスはそれに困惑した。
さらに、アリスが過去の勇者の話を持ち出し、現状での行動計画の実現不可能性を指摘した。
結果、リリスは正攻法ではなく、キサラギの伝統に則った非伝統的な手法で目標を達成することを宣言した。

リリスと戦闘員十号との間で意見の交換が行われたが、内容は場違いであった。
戦闘員十号が過去に非礼な行動をとったことについてリリスが怒り、戦闘員十号はその行動を正当化しようとした。
その後、アリスが先に航空機に乗り込み、残りのメンバーも続いた。リリスは最後にトイレの使用を戦闘員十号に強く促し、その後航空機は飛び立った。

リリス、アリス、ロゼ、戦闘員十号が航空機に乗って魔王城へ向かう途中、ロゼが初めての飛行体験に興奮し、地上の光景に騒いでいた。
一方でアリスは空の王の存在を指摘し、彼らはその光景を観察した。ロゼは空の王を食用にしようと考えたが、アリスがそれを制止した。
戦闘員十号が使用している操縦方法について疑問が持たれ、彼がゲームコントローラーを用いていることが判明した。これにより彼の操縦技術に対する信頼性に疑念が生じた。

戦闘員十号は自信満々に操縦を続け、アリスとロゼは彼の過去や技術について興味を示した。
十号は自家用機の操縦を独学で学んだと説明し、その特異な技術の背景には特殊な家庭状況があったとほのめかした。

その後、彼らは魔王城に近づいたが、途中でトラ男からの報告が入り、作戦の失敗が伝えられた。
トラ男は戦場で「砂の王」と呼ばれる存在に遭遇し、撤退を余儀なくされていた。
リリスは戦闘員たちに撤退を命じ、自身も作戦の再考を余儀なくされた。

結局、リリスとそのチームは撤退を選択し、ロゼは今回の経験に満足している様子を示した。
アリスはリリスの計画性の欠如を指摘しつつ、彼女が作成したキャラクターであることに何らかの満足を見出していた。
最終的には、彼らは安全な場所への撤退を余儀なくされ、リリスのリーダーシップに再び疑問が投げかけられた。

リリス、アリス、ロゼ、戦闘員六号が荒野で魔王軍と対峙している。
リリスは自らのミスを認めつつも、周囲に重火器を配置し、戦闘準備を進めていた。
ロゼはリリスの行動に疑問を感じつつも、リリスは自信を持って戦闘を指揮するつもりであることを示している。

一方、アリスはリリスの体内に埋め込まれた端末にコードを接続し、通信機器を介してリリスが戦闘を効率的に進めるための準備を行っていた。
戦況は、魔王軍が数多く集結しており、その中には魔王軍四天王の一人である炎のハイネも含まれていた。
ハイネはリリスと六号の存在を認識しており、交戦を前にして緊張が高まっている。

リリスは魔王軍に投降を呼びかけるが、魔王軍はそれに応じる様子を見せなかった。
その後、リリスとハイネの間でやり取りが続き、双方が戦闘を避ける可能性を探りながらも、状況の深刻さを認識している。
最終的には、リリスが自らの強さを誇示しつつ、魔王軍との直接対決に備えていた。

ハイネと魔王軍の兵士たちがリリスたちに向かって攻撃を仕掛ける中、リリスは見せかけの兵器群を用いて魔王軍を威嚇し、交渉で事を済ませようとしていたが、事態はそれを許さなかった。
地球での経験を元に敵を圧倒しようとするリリスだが、魔王軍はリリスの本気モードを知らず、リリスの試みは空回りする。

戦場ではアリスがリリスに奮起を促し、リリスが本気を出すシーンが繰り広げられる。
ハイネはリリスに攻撃を加えようとするが、リリスの触手によって防がれ、逆に捕らえられてしまう。
その後、リリスは戦場での優位を確立し、自らの力を示すためにさらなる攻撃を加える。

最終的にリリスは、魔王軍に対して最後の降伏勧告を行い、圧倒的な力を示すことで彼らの降伏を促す。
リリスはこの星での生活も覚悟の上であり、魔王軍に降伏しなければ更なる攻撃を行うことを示唆する。
この一連の出来事を通じて、リリスの戦略と彼の部下たちとの関係が浮き彫りになる。

魔王軍との一方的な戦いが終結し、ハイネが早めに降伏したおかげで、死者は少なく済んだ。
治療を終えた魔族たちは、アリスの手によって治療され、一箇所に集められて休息していた。
リリスの前には、完全降伏したハイネが連れてこられており、彼女に対する扱いをめぐってリリスと部下たちが話し合った。
リリスは魔王軍との戦闘員としての関係から、ハイネに対する裁判権が自分たちにはないと主張し、部下たちの提案を却下した。

その後、ハイネはリリスに対して、キメラの子による傷兵の傍での不適切な行動を止めさせるよう願い出た。
リリスはそれを承認し、さらにハイネに魔王の城への入り方について質問した。
ハイネは城の結界を解く魔導石の存在を明かし、その魔導石がない場合の対策として、城を守る塔を壊す提案をした。
リリスは、それを容易に行えると答え、霧で隠された塔の探索についても解決策を提示した。

魔王軍との戦いの中で、ハイネはリリスの計画について議論する。
リリスの提案は、霧で覆われている地域を重点的に爆撃することだった。アリスは既に衛星とリンクし、霧が立ち込めている場所を特定していた。
その話を聞いたハイネは絶望を感じ、滅びの日が来たと嘆いた。
しかし、リリスは実際には城を爆撃するつもりはなく、魔王に話があるために交渉する意図を明かした。
その後、ハイネとリリスの間で誠意ある話し合いが行われ、ハイネが魔王との交渉を約束する。
リリスは、当事者の一票は非常に重要であると述べ、穏便に話し合う方針が決定された。
最終的に、リリスは疲れたために早く帰りたいと言い、部下に報告書の作成を指示した。

グリムは、自分が魔王軍に対する電撃作戦に参加していないことを知り、アジトに怒鳴り込んできた。
グリムは仲間であるはずのロゼと非常に仲が良いにも関わらず作戦に呼ばれなかったことに苦情を述べた。
グリムがアジトに到着したとき、スノウも涙を流しながら登場し、彼女も同様の理由で怒りを露わにした。
スノウは、リリスたちが魔王城で大戦果を挙げたことを知り、号泣した。リリスは、スノウに対して、グレイスの街を探したが見つからなかったと説明した。
一方、リリスは、スノウが空の王の巣で宝を強奪しようとしていたと語った。
この事態に、ロゼはスノウの頭を撫でながら慰めた。
グリムとスノウはその後、アジトで泣き疲れるまで放置されることになった。

エピローグ

秘密結社キサラギの巨大転送装置が置かれた部屋で、黒のリリスが帰還した。
最高幹部であるアスタロトとベリアルが彼を迎えるため待っていた。リリスはリュックを背負い、上機嫌で登場した。
彼は、グレイス王国のティリス姫からの贈り物として宝石や金貨を持ち帰り、自らの活躍について誇らしげに話した。
しかし、アスタロトとベリアルはリリスの言動に冷たい視線を向け、彼の自己中心的な態度に反省を促した。
リリスは自分が現地で遊んでいただけでなく、六号との関係についても言及し、最終的にはアスタロトとベリアルから制裁を受けそうになった。
リリスは逆ギレし、自分が手に入れた宝を守るために全ての触手を解放し、魔王も逃げ出すほどの力を見せつけると宣言した。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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