「ヴィンランド・サガ 18」バルト海戦役.1 感想・ネタバレ

「ヴィンランド・サガ 18」バルト海戦役.1 感想・ネタバレ

どんな本?

11世紀頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くしたヴァイキング。

その中でも最強と言われていたヨーム戦士団の戦鬼トールズの子。
トルフィンと名づけられた男が主人公。

アイスランドで産まれ、農夫&漁師の息子として育ったのだが、、
ヨーム戦士団のフローキがドールズの暗殺を傭兵のアシェラッドに依頼。
ドールズはトルフィンの目の前で殺されてしまう。

親の仇のアシェラッドを追いかけて幼くして戦場を生き場所としていくトルフィン。

そんな中で、アシェラッドはデンマーク・ヴァイキングの第二王子クヌートと組み。

王座奪取のためアシェラッドはクヌートにされた。

動揺したトルフィンは、クヌート王子の顔を斬りつけてしまう。

デンマーク南部のケティルの農場に奴隷として売られ。

イングランドで奴隷にされたエイナルと出会う。

奉公人から差別と嫌がらせを受けながらも、農地を開拓して奴隷から解放された2人だったが、クヌートの農場接収に巻き込まれてしまう。

新たな大陸、ヴィンランドに平和の国を造るための資金を稼ぐため。
旅を始めるのだが・・

読んだ本のタイトル

#ヴィンランド・サガ 18巻 ”VINLAND SAGA”
著者:#幸村誠 氏

あらすじ・内容

ヒルドとの戦いで負った矢傷が癒えたトルフィンは、ヴィンランドに平和の国を作るため資金調達の旅を再開する。時を同じくして、世の中が平和になり戦争がなくなってしまったと嘆く猛将・トルケルのもとにヨーム戦士団の幹部・フローキがなにやらキナ臭い話を持ち込む。奇しくも、ヨーム戦士団の本拠地があるヨムスボルグはトルフィン一行が辿ろうとする航路の途中に位置していた。新たな戦いの火種がトルフィン一行に襲い掛かる!

ヴィンランド・サガ(18)

前巻からのあらすじ

8年前。


戦士をしていた時のトルフィンが殺したヒルドの父親。
何故父親を殺すのかと無力だったビルドに問われた当時のトルフィンは「俺が狩る側でお前らが狩られる側だ。ただそれだけのことだ」

とイキって言ってしまう。

その後、ヒルドは傭兵達から逃げて崖から落ちて河に流されて狩人をしていた老人に拾われる。
その狩人の弟子となり狩の基本を習い。
弓を修練して行く。

最初は全く上手くなかったが、毎日修練していたら筋肉が付いて弓を引けるようになったが、クマを射抜くだけの弩の弦を引くには力が足りなかった。

それならと、女の力でも弦が引けて威力が高い弩を設計して作成して行く。
そして、師匠と共にクマを狩に行ったら、、

師匠はクマに殺されてしまう。
人の味を覚えてしまったクマをヒルドは撃ち殺す。

それから1人で狩を続けていたヒルドの前に父親の仇のトルフィンが現れ。

ヒルドは積年の恨みを晴らすため復讐を実行する。

そしてかつて、トルフィンに言われた言葉をトルフィンに返す。

力尽きたトルフィンにヒルドはトドメを刺そうとするが、、

ヒルドにトルフィンが、平和な国を作るために猶予をくれと頼み込む。

それに迷うヒルドだったが、、

父親の霊がヒルドを止める。
そして、ヒルドは平和の国をやってみせろと言う。

彼女の復讐は成就しなかった。

感想

トルフィンはヒルダに撃たれたせいで大怪我をしてしまう。
意識を戻したトルフィンにヴィンランドを建国するために、生きる事を諦めるなと言うエイナル。

アイネイズのような女性が希望を持って逃げれる場所を造る。
そのためにギリシャに行って建国の資金を稼がないといけない。

そして、3ヶ月後。
足が治って動けるようになったトルフィン達は、ノルウェーからデンマークに行く。

そして、グズリーズと結婚するはずが刺されて逃げられて。
彼女を追いかけていたシグルドは、、、

海賊に捕まって奴隷になっていた。

トルケルの部下に捕まったのか?
それともヨーム戦士団の私掠船に捕まったのか?

そして、トルケル再登場!

イングランドが平和すぎ、戦を求めていたトルケルだったが。

イングランド、デンマークの王になったクヌートは、イングランドに戻り駐留しているデンマーク軍は解体してデンマークに撤退せよと命じた。

そしてトルケルには、イングランドに残って所領安堵に務めよとクヌートに命じられしまう。

それを知らされた瞬間。

呆けてしまい。
息をする事すら忘れてしまうトルケル。

その後、クヌートの命令を無視してイングランドを出て行き。

戦を求めてデンマークの王の拠点イェリングに帰還。

其処には、先代の団長が後継者を決めないまま急逝してしまったため。
ヨーム戦士団団長の座をめぐってフローキとヴァグンが御家騒動を起こしているヨーム戦士団。

王の拠点イェーリングに駐留しているヨーム戦士団の一派。
フローキの下にトルケルは身を寄せる。
戦を嗅ぎ付ける嗅覚が凄い、、

其処にギリシャに行くために必要な保存食を買い付けるためにイェリングに寄港したトルフィン達が巻き込まれる。

最初はグズリーズが大声でトルフィンの名前を呼んだ事から騒動が始まる。

グズリーズの声をトルケルの部下が聞き。
トルフィンを見つける。
本人達は旧知のトルフィン・カルルセヴニ(侠気のトルフィン)だと思い声を掛けて来たのだが、、

関わりたく無いトルフィンは人違いだと言うと、、
戦闘狂のトルケルの部下は相変わらずな対応をして来る。

剣を抜いたトルケルの部下にヒルドが弩を撃って利き腕に重傷を負ってしまう。

騒動になりそうになったので、トルフィン・カルルセヴニだと認めて親戚であるトルケルの下に行くとトルケルの部下達に言う。
それでヒルドが起こした騒動を有耶無耶にしてトルフィンは、トルケルの軍が駐留している王居館に行く。

そして挨拶がわりの戦斧の旋風を受けて、全てを避けたトルフィンを本物だと認めるトルケル。。
部下と同じ事を素早く躊躇無くやりおった、、、
その後に、父親と似て来たと親戚らしいやり取りをする2人。

戦争を求めているトルケルはヨーム戦士団の御家騒動をより面白くするために。
偶然挨拶に来たトルフィンをネタにワザとらしくトルフィンの血筋をバラす。

二代目シグヴァルディの孫にして”ヨームの戦鬼”トールズの子!”侠気”のトルフィン・カルルセヴニだと、、

コレを嬉々としてやってしまう自身の欲望に忠実なトルケル、、
傍迷惑な親戚に基本的に関わりたくないのに、巻き込んで来るトルケルに反発するトルフィン。

そんな息ピッタリな2人を目の前にした、、

孫をヨーム戦士団の団長にしたいフローキ。

この親戚2人は邪魔者以外の何者でも無い。

いくらトルフィンが団長の座に興味がないと言ってもフローキからしたら安心出来ない。

安心するためにはトルフィンを殺すしかない。
トルケルは50歳を超えているので団長にはなれないので危険度はトルフィンより下と言うより、トルケルの軍は精強なので殺せるビジョンが無い。

そう判断したフローキは、イェリングを出航したトルフィンに軍船2隻を追跡に充てる。

そこから始まるヨーム戦士団長の座を巡る暗闘。

団長への野心を露わにしているヨーム戦士団幹部の”ヴァグン”。
孫をヨーム戦士団団長にしたい”フローキ”。
血筋と実績から見たらヨーム戦士団団長に近いが本人はやる気が無い”トルフィン”。
戦がしたいだけのヨーム戦士団二代目団長の弟のトルケル。

完全に巻き込まれて追手を放たれたトルフィン。
そのトルフィンを追いかけて、逃亡手段を破壊するために漁民の船を破壊するヨーム戦士団達。

たまたまトルフィンが上陸したために巻き込まれた周辺の住民達。

自国の漁民に斧を振り下ろす戦士団の存在意義が理解出来ん。

全く知らない住民達を護るために暗殺しに来た、ヨーム戦士団の前に出て来て素手でヨーム戦士団員達を撃破するトルフィン。

トルフィンを殺そうとするフローキの部下。
トルフィンを旗頭にしたいと言うヴァグンの部下。

ヨーム戦士団の御家騒動に巻き込むなと言うトルフィン。

でもそれを許さない。
ヨーム戦士団員達。

最後までお読み頂きありがとうございます。

アニメ版

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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