- ウィルゴが強すぎる。世界はかなりヤバいはずなのに危機感がない
- ウィルゴ、自分を弱いと思いすぎである
- 勇者・瀬衣と並ぶと、さらに強さがおかしく見える
- さらに魔法そのものを消してしまう
- そんなウィルゴを見守るアリエスが良かった
- 「自分なんて弱い」と思っていた側だから分かる
- ルファス一行、かなり順調である
- 世界は危機的状況なのに、ルファスがいるだけで安心してしまう
- 部下まで強すぎる
- 勇者・瀬衣から見たルファスは完全にラスボス
- ルファスからすると「普通に話しかけてきた勇者」
- ディーナ、お前は結局何者なんだ
- 女神が想像以上に危険な存在になってきた
- 欲望そのものを利用されるのが怖い
- 七英雄がルファスを裏切った理由にもつながってくる
- それでもルファスが強すぎて不安にならない
- ただ「強すぎるだけ」の作品ではなくなってきた
- サジタリウスもまだ戻ってこない
- 仲間が増えるほど、ルファスの旅が賑やかになっていく
- まとめ|ウィルゴの成長と女神の不気味さが印象に残った第4巻
物語の概要
■ 作品概要
物語は、移動要塞ブルートガングの中枢で旧友ミザールの記憶と対面し、魔神族の正体(人類へ向けられた自律型攻撃魔法)や世界の真実を知った覇王ルファス・マファールが、侍女リーブラの新武装「アストライア」を完成させ、帝都ドラウプニルへ向かう場面から始まる。
自信を持てずにいる配下のウィルゴ(十二星『乙女』)の成長を促すためドラウプニルの狩猟祭に参加させたルファスは、勇者・南十字瀬衣(セイ)とウィルゴの接触、および不意の狂竜戦における『射手』サジタリウスの密かな影の介入を経て、ウィルゴの優勝を見届ける。
しかし、重病の守護竜を救うエリクサー回収依頼の場に、魔神族七曜のメルクリウスが乱入。惚れているルーナを絶滅の宿命から救うべく魔神王オルムの持つ『天へ至る鍵』との取引材料として守護竜の血を狙うメルクリウスは、霊峰フニットビョルグでの戦いで追い詰められた末、女神の介入によりアメーバ状の巨大水塊へと暴走し、無限再生能力を獲得する。
地上では、対抗心から無意味に巨大化した十二星の一部(スコルピウス、カルキノス)やアイゴケロスにより混乱が発生するが、急行したルファスがこれを鎮圧。圧巻の威圧と恐怖が渦巻く中、自らの無力さを自覚しつつも仲間を救いたいと願う勇者・瀬衣が死への恐怖を押し殺して単身ルファスへ歩み寄り共闘を要請し、ルファスが受諾した地点までを描く。
■ 主要キャラクター
ルファス・マファール
- 立場・所属: かつて世界を支配した覇王。黒翼の主。
- 主人公との関係: 本人。
- 主な役割・行動: ブルートガングにてミザールの意識から魔神族の正体が「攻撃魔法」であることや、「魚」のピスケスの本名がエロスであることを知る。壊れたゴーレムのパーツを用いてリーブラの新武装「アストライア」を製作。ドラウプニルではウィルゴに自信をつけさせるために狩猟祭や依頼への参加を促す。後半、無意味に巨大化して騒動を起こした部下(アイゴケロス、スコルピウス、カルキノス)をお仕置きして土下座させ、接触してきた勇者・瀬衣からの共闘要請を受け入れる。
ウィルゴ
- 立場・所属: 覇道十二星天『乙女』。先代パルテノスの後継者。天翼族。
- ルファスとの関係: 配下(十二星)。実力がありながら極度の自己評価の低さを抱えている。
- 主な役割・行動: ルファスから授かった聖剣「ラピュセル」を手にドラウプニルの狩猟祭に参加し優勝。乱入した恐竜ディノギガントを瀬衣のサポートを得て追い詰める。霊峰フニットビョルグでの戦いでは、マナを直接消去する神の法「ヴィンデミ・アトリックス」を行使してメルクリウスの大魔法を無効化し、前線で決定打を与える役割を担う。
アリエス
- 立場・所属: 覇道十二星天『牡羊』。
- ルファスとの関係: 忠実な配下。
- 主な役割・行動: ルファスに練成してもらった黒尽くめの衣装とウィッグで変装し、ウィルゴのサポートとして霊峰フニットビョルグに同行。元々最弱の魔物であった経験からウィルゴの心境に寄り添う。暴走・アメーバ化したメルクリウスに対し、戦闘目的で巨大羊化して割合ダメージを与える大技(メサルティム等)で圧勝するが、マナからの無限再生に阻まれ、ウィルゴのマナ消去能力を活用する連携作戦へと移行する。
リーブラ
- 立場・所属: 覇道十二星天『天秤』。ミザール製の殺戮ゴーレム。
- ルファスとの関係: 忠実な側近・侍女。
- 主な役割・行動: ミザールの知識とパーツを得て開発された追加武装「アストライア(スーパーリーブラ)」のテストを実施するが、過剰な火力を危惧したルファスにより使用制限を設定される。狩猟祭で恐竜ディノギガントに狙撃を行うが、一瞬速く頭部を貫いた矢の弾道や体毛等の痕跡から『射手』サジタリウスの接近を察知。意図的に残された痕跡を追って森の中で彼と交戦し、必中の矢「アルナスル」を用いた離脱を見届けてルファスへ報告する。
南十字 瀬衣(ミナミジュージ・セイ)
- 立場・所属: 異世界から召喚された勇者。
- ルファスとの関係: 本来は討伐対象の覇王と警戒されていたが、対話を経て一時的な共闘関係を結ぶ。
- 主な役割・行動: 狩猟祭中に恐竜ディノギガントが乱入した際、目眩ましや落とし穴作成などの工夫でウィルゴを援護。霊峰フニットビョルグでのメルクリウス戦にも同行し、SP削りスキル「マジックブレイク」で戦う。暴走したメルクリウスおよび巨大化した十二星の脅威の前に、恐怖を押し殺して単身ルファスへ接近し、ウィルゴ救出と討伐のための共闘を要請する。
メルクリウス
- 立場・所属: 魔神族七曜の一人(水属性)。
- ルファスとの関係: 敵対勢力。
- 主な役割・行動: 物理攻撃の効かない流動体の身体を持つ。惚れているルーナを魔神族の消滅の宿命から救うため、魔神王オルムの持つ『天へ至る鍵(GMキー)』との取引材料としてドラウプニルの守護竜の血を献上しようと企てる。霊峰フニットビョルグでエリクサーを狙うが、ウィルゴや勇者一行に追い詰められ、心の中で女神に力を求めた結果アメーバ状の巨大水塊へと暴走・無限再生化する。
サジタリウス
- 立場・所属: 覇道十二星天『射手』。ケンタウロス族。
- ルファスとの関係: 元配下。現在は元七英雄獅子王レオンと行動を共にしている。
- 主な役割・行動: 狩猟祭中に乱入した恐竜ディノギガントの頭部を遠距離射撃で貫いて倒した後、意図的に痕跡を残してリーブラを誘い出す。魔物扱いされるケンタウロス族の立場向上・未来を守るためにレオンに就いた真意を語り、必中の矢「アルナスル」自体を掴んで移動する新たな使用法で追跡を振り切り離脱する。
カストール
- 立場・所属: 覇道十二星天『双子(ジェミニ)』。
- ルファスとの関係: 忠実な配下。200年間アルゴー船と英霊軍団を率いて秘宝を守り続けている。
- 主な役割・行動: 成層圏にて秘宝「天へ至る鍵」を狙う魔神王オルムと交戦。妹ポルクスのスキルにより構成される英霊軍団「アルゴナウタイ」の統率された軍隊戦術でオルムの従える「群れ」を圧倒する。しかし直後に雲を裂いて現れた、ミズガルズを一周するほどの超巨大な影(個の力)の急襲を受け、アルゴー船ごと壊滅させられる。
書籍情報
野生のラスボスが現れた! 4
著者:炎頭 氏
イラスト:YahaKo 氏
出版社:アース・スター
発売日:2017年4月15日
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
あらすじ・内容
伝説の霊薬は誰の手にっ!?野生のラスボス&公式ラスボス&勇者、大混戦!!伝説の女傑ルファス(♀)として旅を続ける俺(♂)は、仲間の十二星天のメンバーを回収したり、この世界を脅かす魔神族を殴りに行ったり、忙しくも賑やかな日々を送っていた。そんなある日、獣人の国で“狩猟祭”が開催されると聞いた俺は新しく十二星天に仲間入りした『乙女』のウィルゴを参加させることに。ほかの仲間に気後れする彼女に自信を持ってほしいという気持ちから参加を勧めたのだが、なんと狩猟祭には勇者一行も参加していた。そして、上位者だけに明かされた“エリクサー”の存在と、それを霊峰から回収する任務の依頼。
どんな傷も万病も癒すといわれる伝説の霊薬は一体誰の手に――!?
書き下ろしストーリー「フェクダは冒険者に進化したい」収録!
感想
ウィルゴが強すぎる。世界はかなりヤバいはずなのに危機感がない
『野生のラスボスが現れた!4』を読んで、まず思ったことがある。
ウィルゴ、強すぎないか?
表紙を飾っているのは、覇道十二星天『乙女』のウィルゴと、異世界から召喚された勇者・南十字瀬衣。
普通なら「勇者と十二星天、どちらが強いのか」という構図を想像する。
ところが実際に読んでみると、
ウィルゴのほうが明らかに規格外である。
しかも本人には、その自覚がほとんどない。
「私なんて……」
という雰囲気なのに、普通に強い。
いや、普通どころではない。
そのギャップが面白かった。
ウィルゴ、自分を弱いと思いすぎである
ウィルゴは先代の『乙女』パルテノスの後継者である。
だが、周囲には化け物みたいな連中が揃っている。
アリエス。
リーブラ。
アイゴケロス。
カルキノス。
スコルピウス。
そして頂点にはルファス。
……まあ、この中に入れられたら自信をなくす気持ちも分からなくはない。
比較対象がおかしいのである。
そこでルファスは、ウィルゴに自信を持たせるため、ドラウプニルで開催される狩猟祭へ参加させる。
結果は、
優勝。
やっぱり強いじゃないか。
勇者・瀬衣と並ぶと、さらに強さがおかしく見える
そして今回面白かったのが、召喚された勇者・瀬衣との出会いである。
瀬衣は決して何もしない勇者ではない。
ディノギガントとの戦いでは、目眩ましや落とし穴などを使ってウィルゴを援護する。
自分の力が足りないなら、工夫する。
その姿はかなり勇者らしい。
一方のウィルゴは、
そもそもの基礎能力がおかしい。
勇者が必死に工夫して戦っている横で、本人だけが「私は弱い」と思っている十二星天が暴れている。
この構図が面白かった。
瀬衣からしたら、
「これで弱いの?」
と言いたくなるのではないだろうか。
さらに魔法そのものを消してしまう
そして霊峰フニットビョルグでは、ウィルゴの異常さがさらに分かる。
メルクリウスが大量の水を流し込み、一行をまとめて倒そうとする。
普通なら絶体絶命である。
そこでウィルゴが使ったのが、
「ヴィンデミ・アトリックス」。
マナそのものを消去する力である。
つまり、
「強力な魔法を防ぐ」
ではない。
魔法そのものを消してしまう。
いや、やっぱり強すぎる。
本人の自己評価と実際の戦闘能力が全然合っていない。
そんなウィルゴを見守るアリエスが良かった
第4巻で特に印象に残ったのは、ウィルゴを見守るアリエスである。
アリエスは単純に、
「お前は強いんだから自信を持て」
と励ますわけではない。
ウィルゴの姿に、
かつての自分自身を重ねている。
ここが良かった。
今のアリエスだけを見ると、とても「弱かった存在」には見えない。
十二星天の『牡羊』。
巨大化して強敵と殴り合える。
メルクリウス相手にも圧倒的な攻撃力を見せる。
そんなアリエスにも、ルファスに出会う前の過去がある。
「自分なんて弱い」と思っていた側だから分かる
アリエスは、もともと最弱クラスの魔物だった。
だから、
「自分なんて大したことがない」
と思ってしまうウィルゴの気持ちが分かる。
今では圧倒的な強さを持つアリエスが、同じように自信を持てないウィルゴを見守っている。
この関係が好きだった。
ルファスが直接何でも解決するのではなく、
かつてルファスに救われた仲間が、今度は新しい仲間を支えている。
仲間を取り戻していく物語だからこそ、こういう横のつながりが増えていくのが面白い。
ルファス一行、かなり順調である
第4巻まで来て感じるのは、
ルファスの旅が思った以上に順調であること。
もちろん問題は次々と起きている。
魔神族がいる。
女神も怪しい。
サジタリウスは別行動している。
魔神王オルムも動いている。
ディーナも何を考えているのか完全には分からない。
世界全体を見れば、
かなり深刻な状況のはずである。
それなのに読んでいると、あまり絶望感がない。
なぜだろう。
考えてみたのだが、
やっぱり最大の理由は、
ルファスが強すぎるからではないだろうか。
世界は危機的状況なのに、ルファスがいるだけで安心してしまう
周囲から見たルファスは、とんでもない存在である。
勇者たちからすれば、
「絶対に戦ってはいけないラスボス」。
国から見ても、存在しているだけで警戒される。
だが読者はルファス側の視点を知っている。
本人は世界征服をやり直すつもりもない。
仲間を回収したい。
女神の謎を知りたい。
必要なら魔神族を倒す。
そんな感じで進んでいる。
そのうえ、
本人が圧倒的に強い。
だから世界の危機が迫っていても、
「まあ、ルファスなら何とかするだろう」
と思ってしまう。
部下まで強すぎる
しかも問題はルファスだけではない。
十二星天もおかしい。
アリエスが強い。
リーブラも強い。
ウィルゴまで強い。
そして今回は、巨大化した十二星たちが大騒ぎを始める。
普通の人間から見れば、
完全に世界の終わりである。
巨大な怪物たちが現れて、
街が大混乱になる。
そこへルファスがやってくる。
そして、
部下を叱って土下座させる。
危機感がない理由、これかもしれない。
周囲からすれば終末級の出来事なのに、
ルファス側から見ると、
「部下が馬鹿をやったので叱りました」
で終わってしまう。
視点の違いがひどい。
勇者・瀬衣から見たルファスは完全にラスボス
この落差が一番分かりやすかったのが、瀬衣とルファスの対面である。
瀬衣にとってルファスは、
恐怖の象徴である。
近づくだけでも怖い。
下手をすれば殺される。
それでも瀬衣は、ウィルゴを助けるために一人でルファスの前へ進む。
そして、
「一緒に戦ってほしい」
と頼む。
ここは瀬衣がかなり格好良かった。
強さではウィルゴや十二星には及ばない。
しかし、
怖くても前へ出る。
これはウィルゴとはまた違う「勇者としての強さ」なのだと思う。
ルファスからすると「普通に話しかけてきた勇者」
ただしルファス側の感覚はかなり違う。
瀬衣は命懸け。
周囲も、
「勇者がラスボスの前へ行った!」
くらいの緊張感である。
しかしルファス本人は、そこまで殺伐としていない。
この認識の差が面白い。
ルファス本人の感覚と、
周囲から見た「覇王ルファス・マファール」が、
完全に別物になっている。
だから深刻な場面でも、どこか笑えてしまうのだろう。
ディーナ、お前は結局何者なんだ
そして今回も気になるのが、
ディーナである。
味方として行動している。
実際にルファスたちを助けてもいる。
迫ってきた大量の水を亜空間へ飛ばすなど、普通に活躍している。
しかし、
どうしても完全には信用できない。
リーブラもディーナを警戒している。
ルファス自身も、全面的に信用しているわけではない。
それでも排除せず、
あえて泳がせている。
ここが気になる。
ディーナは何をしたいのか。
本当にルファスの味方なのか。
それとも別の目的があるのか。
第4巻を読み終えても、まだスッキリしない。
むしろ情報が増えるほど、
「結局お前は何なんだ」
という疑問が強くなってきた。
女神が想像以上に危険な存在になってきた
そして第4巻で物語全体として特に気になったのが、
女神の存在である。
これまでにも女神が怪しいことは描かれていた。
しかし今回、
その危険性がさらに具体的になってきた。
魔神族そのものが、
女神によって生み出された人類への攻撃魔法。
しかも過去には、人間側の英雄たちの精神にも干渉していた。
つまり女神は、
直接姿を現して戦うのではなく、
人の考えや欲望に干渉して世界を動かしている可能性がある。
これがかなり怖い。
欲望そのものを利用されるのが怖い
メルクリウスの展開も印象的だった。
彼には、
救いたい相手がいる。
そのために力が欲しい。
その感情自体は理解できる。
しかし追い詰められ、
心の中で女神に力を求めた瞬間、
女神が介入する。
そしてメルクリウスは、
自分自身すら保てない怪物へ変わってしまう。
ここが怖かった。
完全に操り人形にされているわけではない。
もともと本人の中にある欲望や願いを利用される。
「もっと力が欲しい」
「勝ちたい」
「守りたい」
そんな自然な感情に女神が手を伸ばしてくる。
これなら本人は、
自分の意思で選んでいるつもりになってしまう。
七英雄がルファスを裏切った理由にもつながってくる
そう考えると、過去の七英雄たちの行動もかなり不気味に見えてくる。
なぜルファスを倒したのか。
なぜ考え方が変わったのか。
それが単純な裏切りではなく、
女神によって感情や欲望を増幅されていた可能性が見えてきた。
これは厄介である。
敵が強いだけなら倒せばいい。
しかし、
自分が考えていることが本当に自分の意思なのか。
そこまで疑わなければならない。
世界そのものが女神の掌の上にあるような感覚が出てきた。
それでもルファスが強すぎて不安にならない
ここまで考えると、
本来ならかなり怖い話である。
世界を作った女神が怪しい。
魔神族まで女神の道具。
人間の欲望や感情にも干渉できる。
かつての英雄たちも操られていた可能性がある。
しかも魔神王まで動いている。
……普通なら、
絶望的では?
それなのに、
あまり絶望感がない。
やっぱりルファスである。
「女神が世界を裏から操っています」
と言われても、
「でもルファスなら女神とも殴り合いそうだな」
と思えてしまう。
主人公が強すぎる。
ただ「強すぎるだけ」の作品ではなくなってきた
とはいえ、単純な俺TUEEEだけではないところが面白い。
今回のウィルゴの話は、
強さそのものより、
自分の強さをどう受け入れるか
という話だったように感じる。
瀬衣は弱い。
それでも工夫する。
怖くても前へ出る。
ウィルゴは強い。
しかし自分を弱いと思っている。
アリエスはかつて弱かった。
だからウィルゴの気持ちが分かる。
そしてルファスは圧倒的に強い。
しかし仲間たちをただの戦力として扱っているわけではない。
それぞれ違う「強さ」が描かれているのが良かった。
サジタリウスもまだ戻ってこない
仲間集めも順調に見えるが、
まだ全員が素直に戻ってくるわけではない。
サジタリウスはレオン側についている。
ただし、これも単純な裏切りではない。
ケンタウロス族の未来を守るためという目的がある。
ここも面白い。
ルファスが強いから、
「全員ぶっ飛ばして連れて帰れば終わり」
という話にはできる。
しかしルファスは、それをしない。
仲間には仲間の事情がある。
だから、
どうやって十二星が再び集まるのか
という部分はまだ楽しめそうである。
仲間が増えるほど、ルファスの旅が賑やかになっていく
第4巻まで読んで感じるのは、
ルファスの旅がどんどん賑やかになっていることだ。
最初は、
「十二星を探す」
という目的が中心だった。
しかし仲間が増えるにつれて、
それぞれの関係性が見えるようになってきた。
リーブラはディーナを警戒する。
スコルピウスはルファスに暴走気味。
アリエスはウィルゴを見守る。
十二星同士で張り合って巨大化する。
そしてルファスが叱る。
……最後のやつは必要なのだろうか。
それでも、
「昔の仲間を回収する旅」から「仲間たちと進む旅」へ変わってきた
ように感じる。
まとめ|ウィルゴの成長と女神の不気味さが印象に残った第4巻
『野生のラスボスが現れた!4』で一番印象に残ったのは、
やはりウィルゴだった。
自分を弱いと思っている。
しかし実際には、
とんでもなく強い。
狩猟祭で優勝し、
勇者と共闘し、
強大な魔法まで消してしまう。
それでも自信を持てないウィルゴを、
かつて弱かった自分自身と重ねながら見守るアリエス。
この関係がとても良かった。
一方で、世界の裏側はどんどん不穏になっている。
魔神族の正体。
女神による干渉。
欲望や感情を利用される危険性。
そして、
結局何を考えているのか分からないディーナ。
かなり深刻な状況のはずである。
それなのに、
読んでいてそこまで不安にならない。
理由を考えてみたが、
やっぱりこれしかない。
ルファスが強すぎる。
敵が何を企んでいても、
「最終的にルファスが何とかするだろう」
という安心感がある。
しかも今では、ルファスだけではない。
十二星も少しずつ集まっている。
ウィルゴも成長している。
勇者・瀬衣とも共闘関係ができた。
ルファス陣営、
どんどん戦力がおかしくなっていないか?
ただ、力では解決できなさそうなのが女神の存在である。
敵を倒すだけではなく、
「自分の意思だと思っているものまで操られているかもしれない」
という問題に、ルファスがどう向き合うのか。
そしてディーナは、本当は何を考えているのか。
仲間集めは順調。
戦力も順調。
なのに世界の謎だけは、むしろ深まっている。
「ルファスが強すぎるから大丈夫」と笑っていられるのは、いつまでなのだろうか。
そんな不穏さも少し感じ始めた第4巻だった。
最後までお読み頂きありがとうございます。
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
考察・解説
ストーリー・プロット
第1幕:ブルートガングの中枢と世界の真実の発覚
移動要塞ブルートガングの最奥に到達したルファス一行は、自らをゴーレム化した旧友ミザールの意識(クリスタル)と再会する。ミザールから、200年前の七英雄の変貌は女神の干渉によるものであったこと、そして魔神族の正体が「女神が人類を襲うために放った魂なき自律型攻撃魔法(NPCのような存在)」であるという事実が明かされる。さらに「魚」のピスケスの本名がエロス(女神の息子)であると判明する。ルファスは壊れたゴーレムのパーツを再利用し、ミザールの知識を借りてリーブラの追加武装「アストライア(スーパーリーブラ)」を開発。試射実験により莫大な火力を確認したルファスは、安全のため武装の使用に制限を設ける決定を下す。
第2幕:成層圏の死闘と「軍」を超える「個」の出現
魔神王オルムは成層圏にてアルゴー船の船長カストール(覇道十二星『双子』)を発見し、秘宝「天へ至る鍵」の譲渡を迫るが拒否され戦闘が勃発する。カストールは個の武力で勝るオルムに対し、妹ポルクスの能力で召喚された古の英霊軍団「アルゴナウタイ」を展開。百人一体の統制された軍隊戦術により、オルムが率いる魔物の「群れ」を圧倒し駆逐する。勝利を確信したカストールだったが、直後、雲を裂いて現れたミズガルズを一周するほどの超巨大な影(規格外の「個」)の急襲を受け、英霊軍とアルゴー船は一瞬で壊滅させられる。
第3幕:帝都ドラウプニルと狩猟祭における影の狙撃
ドラウプニル(獣人の帝都)に向かう途中でスコルピウスから「狩猟祭」の情報を得たルファスは、己の強さに無自覚なウィルゴに自信をつけさせるため参加を指示する。聖剣「ラピュセル」を授かったウィルゴは圧倒的なステータス差でトップに立つ。途中で凶暴な恐竜ディノギガントが乱入し、居合わせた勇者・瀬衣が仕掛けた不器用な援護(落とし穴や砂かけ)と連携してウィルゴは恐竜を打倒。倒れた恐竜が再び立ち上がろうとした瞬間、上空で待機していたリーブラの狙撃よりも一瞬速く何者かの矢が頭部を貫き処理する。リーブラは死体を撃ち抜いた矢の弾道や痕跡から『射手』サジタリウスの接近を察知し追跡を開始。ウィルゴは優勝を果たし、瀬衣と出会い交流を持つ。
第4幕:帝都の危機とフニットビョルグへのエリクサー回収作戦
狩猟祭終了後、帝都の伝令から皇帝の呼び出しを受けたウィルゴはカイネコ戦士長の前に向かう。カイネコは、重病に倒れた守護竜を救うため、聖地・霊峰フニットビョルグに保管されている「エリクサー」の回収を依頼する。しかし、惚れているルーナを魔神族消滅の宿命から救うべく、魔神王の持つ『天へ至る鍵』との取引材料として守護竜の血を狙う魔神族七曜のメルクリウスが潜入しており、エリクサーの存在を知って襲撃。変装したアリエスが裏から攻撃を弾きメルクリウスを後退させるが、恐怖した冒険者たちの多くは辞退する。勇者・瀬衣は仲間たち(ガンツ、クルス、フリードリヒ等)と合流し、ウィルゴおよび変装したアリエスと共にフニットビョルグへ向かう。
第5幕:霊峰フニットビョルグでの死闘と神の法の発動
勇者一行とウィルゴ、アリエスが霊峰の内部を進む中、先回りしていたメルクリウスが大質量の水の濁流魔法を流し込み、一行を全滅させようとする。クルスの防御結界が限界を迎えた際、ウィルゴがパルテノス直伝のマナ消去スキル「ヴィンデミ・アトリックス」を発動させ、水魔法を消滅させる。頂点のエリクサー保管庫に到達した一行はメルクリウスと対峙。物理攻撃の効かないメルクリウスに対し、ガンツやジャンが前衛として抑え込み、瀬衣のSP削りスキル「マジックブレイク」やウィルゴの天法、アリエスの陰からの手助けを組み合わせてメルクリウスを追い詰めていく。
第6幕:メルクリウスの暴走とマナ無限再生の脅威
敗北を悟ったメルクリウスは心の中で女神に力を乞い、それに応じた女神の介入によって聖なる力を与えられ、身体がアメーバ状の巨大水塊へと暴走・変貌する。変装を解いたアリエスが前に出、戦闘目的で巨大な羊へと姿を変えて連続攻撃や割合ダメージを与える大技「メサルティム」で焼き尽くすものの、メルクリウスは周囲のマナを吸収して無限に再生成を続ける。アリエス単体ではマナそのものを消去しきれず詰み状態となり、ウィルゴのマナ消去能力を主軸とした連携作戦へと移行する。一方、溢れ出た巨大な水塊は帝都ドラウプニルへ向かって押し寄せていく。
第7幕:水塊防衛と十二星巨大化の混乱、ルファスの介入
押し寄せる水塊に対し、別行動をとっていたディーナとアイゴケロスが対処に乗り出す。ディーナはエクスゲートの「亜空間封印」で一部を次元の狭間に放逐し、アイゴケロスは周囲のマナを消費して巨大な悪魔の幻影を召喚、マナを先消費することで水の再生を抑制しようとする。しかし、これに対抗心を燃やしたスコルピウスが意味もなく巨大化し、カルキノスも一緒になって巨大化したことで、ドラウプニル全体が絶望に包まれる。事態を把握したルファスが急行し、天候を荒らし住民を怯えさせた三馬鹿(アイゴケロス、スコルピウス、カルキノス)を現場で叩いて土下座させ、お仕置きを行う。
第8幕:勇者・瀬衣の決断とルファスへの共闘要請
圧倒的な存在感を放つルファスと土下座する十二星の前に、勇者・瀬衣が単身歩み寄る。仲間たちの制止を振り切り、瀬衣は死への恐怖を抑えてルファスに近づく。ルファスは即座に瀬衣を「異界の子(召喚された勇者)」と見抜き、問いを許可する。瀬衣は自らの無力さを認めつつも、山で一人戦っているウィルゴ(ルファスの配下)を助けたいという真摯な思いを訴え、「一緒に戦ってほしい」と共闘を要請。ルファスはその姿勢と申し出を気に入り、快く共闘を承諾する。
主要な転換点
1:ミザールによる世界の構造(魔神族の正体)の提示
- それ以前の状況: 魔神族と女神の関係や、魔神族の本当の生態について明確な確信が得られていなかった。
- 出来事: ブルートガングの中枢ゴーレムとなったミザールおよびアイゴケロスから、魔神族とは「女神が人類を殺すために放った魂なき攻撃魔法(NPC)」であること、ピスケスが女神の息子エロスであることが明かされた。
- 変化: ルファス一行の中で魔神族という存在の位置づけが「思考誘導された生物」ではなく「消去すべき魔法現象」として明確化された。
- 次への影響: ルファスの戦術的判断に影響を与え、またリーブラの新武装強化(アストライア開発)を促進させた。
2:恐竜ディノギガントの乱入とサジタリウスの狙撃介入
- それ以前の状況: ウィルゴは自分の強さに全く自信がなく、勇者・瀬衣は自らの実力の低さと勇者としてのあり方に苦悩していた。
- 出来事: 狩猟祭の最中に狂暴な恐竜ディノギガントが乱入。瀬衣のサポートを得てウィルゴが追い詰めた後、不気味に起き上がろうとした恐竜を潜伏していたサジタリウスが遠距離射撃で仕留めた。
- 変化: ウィルゴは自身の戦術が通用することを実感し始め、瀬衣は「自分は弱いが工夫と手助けで貢献できる」ことを学んだ。また、リーブラは残された痕跡からサジタリウスの接近を確信した。
- 次への影響: リーブラによるサジタリウス追跡の直接の足がかりとなると同時に、フニットビョルグでの瀬衣とウィルゴの共闘へ繋がった。
3:カイネコ戦士長によるエリクサー依頼とメルクリウスの襲撃
- それ以前の状況: ルファス一行および勇者一行はそれぞれ別々に情報収集を行っていた。
- 出来事: カイネコより重病の守護竜を救うためのエリクサー回収依頼が出され、そこにルーナ救済の手段(GMキーとの取引材料)として守護竜の血を狙うメルクリウスが乱入して全貌を察知した。
- 変化: エリクサーを巡る人間側(勇者・ウィルゴ)と魔神族側の争奪レースが発生し、多くの一般冒険者が離脱して勇者一行とウィルゴたちだけが残された。
- 次への影響: 霊峰フニットビョルグでの決戦へと舞台が移り、メルクリウスとの本格衝突へ繋がった。
4:メルクリウスの女神への希求と暴走(アメーバ化・無限再生)
- それ以前の状況: 勇者一行とウィルゴ、アリエスの連携により、メルクリウスは追い詰められていた。
- 出来事: メルクリウスが心の中で女神に力を求めた結果、女神が介入して聖なる力を与えられ、形を失った巨大な水のアメーバ状へと変貌した。
- 変化: 通常の物理・火炎攻撃ではマナから即座に再生成されるため、完全に滅ぼすことが不可能な怪物となった。
- 次への影響: アリエス単体での処理が不可能となり、アイゴケロスやディーナの介入、さらには十二星の巨大化騒動とルファスの直接登場を引き起こした。
5:勇者・瀬衣のルファスへの直接接触と共闘要請
- それ以前の状況: 勇者一行および周囲の人々は、ルファス・マファールを「全滅をもたらす恐怖のラスボス」として恐れていた。
- 出来事: ルファスが巨大化した部下をお仕置きした直後、瀬衣が恐怖を押し殺して単身ルファスの前に進み出て会話を行い、ウィルゴ救出と戦いへの協力を頼み込んだ。
- 変化: 敵対関係になり得た勇者と覇王の間に、初めて対話と協力関係(共闘)が成立した。
- 次への影響: ルファスがメルクリウス戦への直接介入を決定し、物語が「勇者と覇王の共闘」という新たな段階へ進んだ。
ルファスを中心とした人物関係の変化
ウィルゴ
- 開始時: パルテノスから預かったものの、過剰に自分を低く見積もる気弱な配下。
- 主な出来事: 狩猟祭に単独参加させて優勝させ、さらに聖剣「ラピュセル」を与えて実戦を経験させた。
- 巻末時: ルファスが彼女の能力と成長を認め、危険時には自ら助けに向かうことを即決する関係。
スコルピウス
- 開始時: 暴走から回収されたばかりで気絶していた状態。
- 主な出来事: 覚醒後、ルファスの腕に激しくへばりつき過剰な好意をアピール。リーブラと激しい火花を散らす。
- 巻末時: ルファスに付き従い行動を共にするが、過剰なスキンシップや無意味な巨大化などの暴走行動に対してはルファスから制裁・制御される関係。
南十字 瀬衣(勇者)
- 開始時: 互いに直接の面識はなく、瀬衣側からは伝承通りの「恐怖の覇王(ラスボス)」として警戒されていた。
- 主な出来事: 瀬衣が決死の覚悟でルファスの前に進み出て会話を行い、「異界の子」と見破られた上でウィルゴ救助の共闘を要請した。
- 巻末時: 瀬衣からの要請をルファスが快諾し、対等の対話と一時的な「共闘関係」を結んだ状態。
リーブラ
- 開始時: 忠実な侍女でありゴーレム。
- 主な出来事: リーブラがディーナへの疑惑(200年前には存在しなかったこと)をルファスに問いただし、ルファスもまたディーナを完全には信用せず泳がせている本音を明かした。
- 巻末時: 単なる主従を超えて、密かな情報や警戒感を共有し合える強固な相棒関係。
主人公の認識と周囲の評価
主人公(ルファス)自身の認識
- 自分の中身はゲーム知識を持つ元・現代日本人(男)であり、根は阿呆でうっかり者であるという自覚。
- 世界再征服や無駄な殺戮を行う気は毛頭なく、平和的に仲間を集めたいと考えている。
- ロマンや情熱を求めて改造や新武装(アストライア)を作りすぎ、毎回過剰火力になってしまう愚を自覚・危惧している。
周囲からの評価
- ドワーフ(ジェネル等) / 獣人: 200年前に世界を滅ぼしかけた「恐怖の代名詞」「前作のラスボス」。存在だけで国家が緊張する絶対的脅威。
- 勇者一行(瀬衣、ガンツ、クルス等): 単騎で国家や自衛隊レベルの軍隊を粉砕する「歩く超災害」「絶対に関わってはいけない最悪の化物」。
- 十二星天(アイゴケロス、スコルピウス等): 宇宙や世界そのものより尊い、絶対的な崇拝の対象および主君。
認識の差が現れた場面
- 場面1(ブルートガング到着時): ルファス自身はステルス用の包帯を巻いて隠密していたつもりだったが、ドワーフ達はルファスが国内に入っただけで全滅を覚悟するほど極度に緊張していた。
- 場面2(十二星の巨大化お仕置き時): ルファスは部下たちの無意味な競い合いを叱って土下座させていただけだったが、遠くから見ていた勇者一行やクルスは「大悪魔と大怪獣たちを土下座で従える超魔王の降臨(世界の終わり)」として絶望していた。
- 場面3(瀬衣との対話時): 瀬衣は国家の命運と己の命をかけた死地として震えながら歩み寄ってきたが、ルファス本人は「気分が良いから大抵の質問には適当に答えてやろう」と軽い調子で対応していた。
登場キャラクター
覇王軍 / 覇道十二星天
ルファス・マファール
かつて世界を統一した天翼族の覇王。現代日本の男性ゲーマーの意識が宿った存在となる。周囲からは恐怖されるが、仲間や弱者に対して配慮を見せる。
・所属組織、地位や役職 覇王軍。最高指導者。
・物語内での具体的な行動や成果 ブルートガングでミザールと再会を果たす。ミザールと共同でリーブラの追加兵装アストライアを完成させる。ドラウプニルの狩猟祭でウィルゴへラピュセルを授ける。勇者瀬衣と対面して一時的な共闘を約束する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 カストールと合流し覇道十二星天の回収を進める。勇者一行と和解して協力関係を結ぶ。
ディーナ
ルファスの参謀を務める有能なハーフエルフ。明るく軽妙な口調で接する。正体はテストプレイヤーであり魔神族七曜の『金のウェヌス』となる。
・所属組織、地位や役職 覇王軍。参謀。
・物語内での具体的な行動や成果 ルファスとともにブルートガングやドラウプニルへ同行する。狩猟祭でカッセロールなどの料理を作る。迫りくる大量の水をエクスゲートの術で亜空間へ追放する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 リーブラから正体を警戒される。ルファスの意向により引き続き参謀を務める。
アリエス(『牡羊』のアリエス)
覇道十二星天の一角となる虹色の羊。ルファスへ絶対の忠誠を寄せる。可憐な少年の容姿を持つ。
・所属組織、地位や役職 覇道十二星天。『牡羊』のアリエス。
・物語内での具体的な行動や成果 ドラウプニルでキザな男に変装して狩猟祭に参加する。フニットビョルグでウィルゴを護衛する。メルクリウスとの戦闘で割合ダメージの火撃を叩き込む。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ウィルゴの成長を見守り戦闘をサポートする。
リーブラ(『天秤』のリーブラ)
ミザールとルファスが共同で制作したゴーレム。メイドの容姿を持つ。感情を見せず機械的な判断で行動する。
・所属組織、地位や役職 覇道十二星天。『天秤』のリーブラ。
・物語内での具体的な行動や成果 新兵装アストライアを装備して巨大な岩山を一撃で消滅させる。狩猟祭で恐竜ディノギガントへ狙撃を試みる。逃走したサジタリウスを追跡して交戦する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 サジタリウスの必中の矢を利用した空中跳躍により逃走を許す。
アイゴケロス(『山羊』のアイゴケロス)
覇道十二星天の一角となる悪魔の王。山羊の頭部と人の身体と蝙蝠の翼を持つ。主へ対して高い忠誠心を示す。
・所属組織、地位や役職 覇道十二星天。『山羊』のアイゴケロス。
・物語内での具体的な行動や成果 ブルートガングで七曜捕獲の失敗をルファスへ謝罪する。マナを吸収して巨大な悪魔の幻影を出現させる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 巨大化して民衆を驚かせたためルファスから叱責を受ける。
カルキノス(『蟹』のカルキノス)
覇道十二星天の一角となるキングクラブの魔物。レベル八百の防御力を誇る。陽気でハイテンションな性格を持つ。
・所属組織、地位や役職 覇道十二星天。『蟹』のカルキノス。
・物語内での具体的な行動や成果 気絶したスコルピウスを抱えて移動する。サジタリウスとの戦いでリーブラの盾として活用される。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 防御とカウンターに特化した能力を示す。
スコルピウス(『蠍』のスコルピウス)
覇道十二星天の一角となる蠍の魔物。ルファスへ激しい愛願を向ける。露出度の高い妖艶な女性の容姿を持つ。
・所属組織、地位や役職 覇道十二星天。『蠍』のスコルピウス。
・物語内での具体的な行動や成果 洗脳解除後にルファスへ腕を絡めて甘える。ドラウプニルの狩猟祭の存在をルファスへ教える。夜間にルファスの部屋へ忍び込もうとしてアイゴケロスと衝突する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 女神の洗脳が解けたことでレベルが八百へ戻る。
ウィルゴ(『乙女』のウィルゴ)
先代パルテノスの後継として加入した天翼族の少女。純白の翼を持つ。自分を弱者と思い込む傾向を示す。
・所属組織、地位や役職 覇道十二星天。『乙女』のウィルゴ。
・物語内での具体的な行動や成果 ルファスから授かった剣ラピュセルを携えて狩猟祭に参加する。瀬衣と協力して恐竜ディノギガントを倒す。マナを消去する神の法ヴィンデミ・アトリックスを行使して大魔法を消す。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 狩猟祭で優勝を収める。勇者一行へ同行してケンタウロスの里を目指す。
カストール(『双子』のカストール)
覇道十二星天の一角となるケンタウロス族の青年。片目に眼帯を着用する。英霊の軍勢アルゴナウタイを率いる。
・所属組織、地位や役職 覇道十二星天。『双子』のカストール。
・物語内での具体的な行動や成果 アルゴー船で魔神王オルムの襲撃を受ける。英霊軍を指揮して魔物軍勢を全滅させる。フニットビョルグで傷ついた守護竜へアムリタを与えて蘇生させる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 魔神王に天へ至る鍵を奪われる。ルファスと合流して戦線へ復帰する。
サジタリウス(『射手』のサジタリウス)
覇道十二星天の一角となるケンタウロス族の狙撃手。角刈りの黒髪とサングラス姿を持つ。暗殺の技術に優れる。
・所属組織、地位や役職 覇道十二星天。『射手』のサジタリウス。
・物語内での具体的な行動や成果 狩猟祭で実況役ケイロンに化けて潜伏する。弓矢で恐竜ディノギガントの頭部を狙撃する。追跡してきたリーブラと森や岩山で交戦する。必中の矢アルナスルを自ら掴んで遠方へ逃走する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 魔物の権利向上を目指してレオンの勢力へ加わる。
田中(キャンピングカー型ゴーレム)
ルファスが錬成した移動用ゴーレム。高い素早さを示す。自律して走行する。
・所属組織、地位や役職 覇王軍。移動用ゴーレム。
・物語内での具体的な行動や成果 ルファスたちを乗せてブルートガングからドラウプニルへ移動する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 一行の移動拠点として機能する。
鈴木(キャンピングカー型ゴーレム二号機)
ルファスがブルートガングの材料で新しく錬成したゴーレム。レベルは三百五十となる。内部に個室やシャワールームを備える。
・所属組織、地位や役職 覇王軍。移動用ゴーレム二号機。
・物語内での具体的な行動や成果 勇者一行とウィルゴたちの移動手段として提供される。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ウィルゴへ手を出す者を体当たりで排除する命令を受ける。
量産型リーブラたち
ミザールとルファスが制作した防衛用ゴーレム。オリジナルより能力が劣る。
・所属組織、地位や役職 ブルートガング。防衛ゴーレム。
・物語内での具体的な行動や成果 ルファスたちを王室エリアへ案内する。壊れた機体は部品としてアストライアの材料に流用される。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ブルートガングの警備を担当する。
英霊たち(アルゴナウタイ)
二百年前の大戦で戦死した英雄たちの魂が妖精として再転生した存在。総勢三桁の規模を誇る。
・所属組織、地位や役職 アルゴー船。英霊軍勢。
・物語内での具体的な行動や成果 カストールの号令を受けて魔神王の魔物軍勢を討ち払う。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 カストールとポルクスの合体スキルにより現世へ維持される。
機動王都ブルートガング
ミザール(鍛冶王ミザール)
七英雄の一人。伝説のアルケミスト。死の直前に自身の記憶と人格をクリスタル型ゴーレムへ移植した。
・所属組織、地位や役職 七英雄。ブルートガング中枢ゴーレム。『鍛冶王』。
・物語内での具体的な行動や成果 ブルートガング最奥でルファスと再会を果たす。二百年前の思考異常と後悔の過去を語る。魔神族の正体が女神の魔法である情報を伝える。ルファスと協力してアストライアを制作する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 肉体を失いブルートガングの頭脳として存在する。
ジェネル
ブルートガングの軍部を統率するドワーフ。落ち着いた態度で相手に接する。
・所属組織、地位や役職 機動王都ブルートガング。軍部指揮官。
・物語内での具体的な行動や成果 ルファスたちを出迎えて王室エリアの暗号扉を開放する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ルファスを最奥のミザールの元へ案内する。
ドワーフたち
ブルートガングに暮らす種族。鍛冶や技術に優れる。
・所属組織、地位や役職 機動王都ブルートガング。住民および兵士。
・物語内での具体的な行動や成果 ルファスの登場に緊張を示す。去っていくルファスたちを見送る。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ミザールの中枢ゴーレムを崇敬する。
勇者一行
南十字瀬衣(勇者)
現代日本から召喚された男子高校生。真面目で正義感の強い性格を持つ。
・所属組織、地位や役職 勇者一行。勇者。
・物語内での具体的な行動や成果 ドラウプニルの狩猟祭に参加して恐竜ディノギガントと戦う。フニットビョルグでメルクリウスと交戦する。ルファスへ単身で歩み寄り共闘を申し出る。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 勇者スキル『マジックブレイク』や『光剣』を習得する。ルファスとの間に協力関係を築く。
ジャン
冒険者パーティ『鷹の瞳』のリーダー。豪快で熱い性格を持つ。
・所属組織、地位や役職 勇者一行。前衛剣士。
・物語内での具体的な行動や成果 狩猟祭で瀬衣の護衛を務める。フニットビョルグでメルクリウスに斬りかかり時間を稼ぐ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ディーナに操作されていた王墓攻略の記憶を取り戻す。
ガンツ
最強と称されるベテランの傭兵。巨大な戦斧を振るう。
・所属組織、地位や役職 勇者一行。前衛傭兵。
・物語内での具体的な行動や成果 ドラウプニルで瀬衣たちの情報収集を助ける。フニットビョルグで戦斧を振り回しメルクリウスの身体を砕く。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 傭兵として高い戦闘力を示し前衛を支える。
クルス
エルフの天法使い。非常に真面目な性格を持つ。パニックを起こしやすい一面を見せる。
・所属組織、地位や役職 勇者一行。後衛魔術師。
・物語内での具体的な行動や成果 フニットビョルグでマナの結晶に感銘を受ける。襲いかかる水の激流を結界で防ぐ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ウィルゴのヴィンデミ・アトリックスを目撃して衝撃を受ける。
リヒャルト
大柄な体格を持つ戦士。斧を愛用する。
・所属組織、地位や役職 勇者一行。前衛戦士。
・物語内での具体的な行動や成果 フニットビョルグでメルクリウスの攻撃を身体で受け止める。守護竜の前の亜人たちとの戦いで深手を負う。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 負傷のため一時離脱して療養に入る。
ニック
冷静な観察力を持つ軽戦士。短剣を扱う。
・所属組織、地位や役職 勇者一行。前衛軽戦士。
・物語内での具体的な行動や成果 ジャンとの連携でメルクリウスへ素早い連続攻撃を打つ。亜人の攻撃を受けて倒れる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 負傷のため一時離脱して療養に入る。
シュウ
弓を得意とする射手。後方支援を担当する。
・所属組織、地位や役職 勇者一行。後衛弓手。
・物語内での具体的な行動や成果 遠方から矢を放ちメルクリウスの魔法詠唱を妨害する。亜人との戦いで負傷する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 負傷のため一時離脱して療養に入る。
クリスティアナ(女騎士)
レーヴァティン王国所属の女騎士。凛とした態度を取る。ゴリラに似ていると言われると怒る。
・所属組織、地位や役職 勇者一行。護衛騎士。
・物語内での具体的な行動や成果 フリードリヒとカイネコの獣人語の会話を翻訳して瀬衣へ伝える。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 瀬衣の護衛として同行を続ける。
フリードリヒ
人類最強と称される虎の獣人。剣聖の称号を持つ。カイネコの実の弟となる。
・所属組織、地位や役職 勇者一行。剣聖。
・物語内での具体的な行動や成果 ドラウプニルで兄カイネコと再会を喜ぶ。守護竜を襲う蜘蛛男へ攻撃を仕掛けるが触手に拘束される。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ルファスのマナ除け結界により動けなくなる。
レンジャー部隊の兵士たち
勇者一行を陰で支える諜報部隊。手際よく宿の手配などを行う。
・所属組織、地位や役職 レーヴァティン王国。レンジャー部隊。
・物語内での具体的な行動や成果 ドラウプニルで宿の予約を済ませる。フニットビョルグでの危機を仲間の元へ走って知らせる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 裏方として勇者一行をサポートする。
獣人の国ドラウプニル
ベアー皇(ドラウプニル皇帝)
ドラウプニルを統治する白熊の獣人。大らかな性格を持つ。一夫多妻制を取る。
・所属組織、地位や役職 獣人の国ドラウプニル。皇帝。
・物語内での具体的な行動や成果 国の危機を救った瀬衣を褒めて金塊を与える。第四皇女リーチュとの婚姻を打診する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 瀬衣に逃げられても怒らず許容を示す。
カイネコ
虎猫の獣人。声が無駄に渋い。フリードリヒの実の兄となる。
・所属組織、地位や役職 獣人の国ドラウプニル。戦士長。
・物語内での具体的な行動や成果 狩猟祭の上位者を招集してエリクサー回収の依頼を出す。出現したメルクリウスに斬りかかるが返り討ちに遭う。守護竜の死に激しい悲しみを見せる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 守護竜が蘇生して胸を撫で下ろす。
リーチュ(第四皇女)
ベアー皇と人間の妻との間に生まれた半獣人の美少女。白く美しい肌と熊の耳を持つ。
・所属組織、地位や役職 獣人の国ドラウプニル。第四皇女。
・物語内での具体的な行動や成果 瀬衣に会うため部屋を訪れる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 絶滅危惧種とされる美形半獣人として存在する。
クマール(第一王妃)
ベアー皇の第一王妃であるドレスを着た白熊。
・所属組織、地位や役職 獣人の国ドラウプニル。第一王妃。
・物語内での具体的な行動や成果 ベアー皇の隣に座り儀式を見守る。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 王妃として君臨する。
伝令の狐
ドラウプニルの伝令を務める狐の獣人。揺れる尻尾を持つ。
・所属組織、地位や役職 獣人の国ドラウプニル。伝令兵。
・物語内での具体的な行動や成果 田中を訪問してウィルゴへ皇帝からの招集書を渡す。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 使い走りとして元気に走り回る。
ケイロン
狩猟祭で実況を担当する優男の旅人。正体はサジタリウスの作成した魔法の幻影となる。
・所属組織、地位や役職 狩猟祭。実況者。
・物語内での具体的な行動や成果 拡声魔法で狩猟祭の実況を行う。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 サジタリウスが正体を現したことで消滅する。
守護竜
ドラウプニルの聖地に鎮座する青い鱗のドラゴン。全長五十メートルを超える。国の保護の要となる。
・所属組織、地位や役職 獣人の国ドラウプニル。守護竜。
・物語内での具体的な行動や成果 消えない毒を受け一度命を落とす。カストールのアムリタにより命を取り戻す。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 傷が癒えて穏やかに眠る。
ドラウプニルの兵士たち / 獣人たち
ドラウプニルに暮らす多種多様な獣人の人々。ゲルと呼ばれるテントで生活する。
・所属組織、地位や役職 獣人の国ドラウプニル。住民および兵士。
・物語内での具体的な行動や成果 狩猟祭の開催に賑わう。メルクリウスや巨大化した十二星の出現にパニックを起こして逃げ回る。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 帝頭の平穏を取り戻す。
狩猟祭参加者たち
大陸各地から集まった旅人や冒険者たち。独自の衣装や装備を身に纏う。
・所属組織、地位や役職 狩猟祭。参加者。
・物語内での具体的な行動や成果 帝都に放たれた魔物を競って撃破する。ディノギガントの出現により何人も気絶する。メルクリウスの恐怖に煽られて多くが辞退する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 強者の戦いを目撃する。
魔神族
魔神王オルム
魔神族の最高指導者。成層圏でアルゴー船を急襲しカストールから天へ至る鍵(GMキー)を奪い取る。
・所属組織、地位や役職 魔神族。最高指導者。
・物語内での具体的な行動や成果 メルクリウスからの懇願を受ける。GMキーを所持して魔神族の宿命と向き合う。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 裏で魔神族が消え去ることを望み行動する。
メルクリウス(『水』のメルクリウス)
魔神族最高幹部『七曜』の一人。流動体の水の身体を持つ。ルーナへ密かな好意を寄せる。
・所属組織、地位や役職 魔神族。七曜の一人。『水』のメルクリウス。
・物語内での具体的な行動や成果 ドラウプニルのゲルへ潜入してアプサラスを放つ。フニットビョルグで水の大魔法を仕掛ける。女神へ祈り力を得て大暴走を起こす。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 アリエスの攻撃とウィルゴのヴィンデミ・アトリックスにより完全に消滅する。
ルーナ(『月』のルーナ)
七曜の一人となる少女の魔神族。テラへ好意を寄せる。人間の肌と瞳に変装する。
・所属組織、地位や役職 魔神族。七曜の一人。『月』のルーナ。
・物語内での具体的な行動や成果 テラからの招集をメルクリウスへ伝える。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 テラに近づくため普段から人間の容姿を保つ。
サートゥルヌス(『土』のサートゥルヌス)
七曜の一人となる女性の魔神族。冷酷な発言を行う。
・所属組織、地位や役職 魔神族。七曜の一人。『土』のサートゥルヌス。
・物語内での具体的な行動や成果 七曜の会議に参加してルーナの姿をからかう。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ルファスとの接触を避ける方針に賛同する。
テラ
魔神王が生成した意思ある魔法。魔神王の息子と称される。七曜の会議を主宰する。
・所属組織、地位や役職 魔神族。指揮官。魔神王の息子。
・物語内での具体的な行動や成果 ウェヌスの離反を七曜へ伝える。ルファス一行との接触を避けて人類の弱小拠点を叩く指示を出す。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 七曜の実質的なリーダーとして全軍を指揮する。
偽竜たち / 魔物軍勢
魔神王や七曜に従う強力な魔物の群れ。ワイバーンや各種魔物で構成される。
・所属組織、地位や役職 魔神族。配下魔物。
・物語内での具体的な行動や成果 アルゴー船での戦いでアルゴナウタイに全滅させられる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 英霊軍勢の連携の前に倒れる。
レオン傘下の亜人集団
蜘蛛男(軍曹)
頭部が蜘蛛で背中から複数の手足が生えた蟲人。亜人たちのまとめ役を務める。
・所属組織、地位や役職 レオン傘下。軍曹・リーダー。
・物語内での具体的な行動や成果 守護竜を襲撃して傷を負わせる。フリードリヒの攻撃を受け止める。糸を吐いて瀬衣とウィルゴを拘束する。カストールの強い圧力を受けて撤退を決断する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 魔物として迫害される不平からレオンの変革へ与する。
ラミア
上半身が人間で下半身が蛇の姿を持つ魔物。気性の荒い口調で話す。
・所属組織、地位や役職 レオン傘下。戦闘員。
・物語内での具体的な行動や成果 ウィルゴへ水の槍を放つ。カストールの雷光を受けて倒れる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 仲間とともに撤退する。
半魚人
頭部が魚の形状を持つ怪物。銛を武器とする。
・所属組織、地位や役職 レオン傘下。戦闘員。
・物語内での具体的な行動や成果 空中からウィルゴへ銛を叩き付ける。カストールに蹴り飛ばされて木に衝突する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ラミアに回収されて撤退する。
ドライアド
頭に花を載せた植物の少女。触手を伸ばして攻撃する。
・所属組織、地位や役職 レオン傘下。戦闘員。
・物語内での具体的な行動や成果 フリードリヒを触手で捕縛する。ウィルゴを殴り飛ばす。カストールとの戦いで撃退される。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 突風を起こして仲間とともに飛翔して去る。
クラウン帝国(回想・過去の場面)
フェクダ
過去のクラウン帝国に所属していたフローレシエンシス族の兵士。妹と弟を養うために危険な砦で勤務する。
・所属組織、地位や役職 クラウン帝国。砦の兵士。
・物語内での具体的な行動や成果 ドゥーベとともに砦の門番を務める。訪れたルファス一行から冒険譚を聞く。偽竜の襲撃時に長槍や弓で交戦する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ルファスの圧倒的な戦いを目撃する。
ドゥーベ
過去のクラウン帝国に所属していた白熊の獣人。語尾にベアを付けて話す。筋肉質な巨体を持つ。
・所属組織、地位や役職 クラウン帝国。砦の兵士。
・物語内での具体的な行動や成果 フェクダとともに門を防衛する。突進する偽竜を正面から組み伏せる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 獣人が受け入れられる国を守るために戦う。
アルフェッカ(アルフェッカ・ウィリアム)
クラウン帝国の砦の指揮官。褐色の肌とオールバックの髪を持つ。優秀な剣士となる。
・所属組織、地位や役職 クラウン帝国。砦の隊長。
・物語内での具体的な行動や成果 訪問したルファスから蛇腹剣を見せてもらう。偽竜の襲撃時に兵士へ指示を出して防衛戦を仕切る。ドラゴン出現時に部下を庇う。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ルファスたちの救出劇を自伝として後世に書き残す。
メリディアナ
七十歳の高齢の女性メイジ。長い鼻を持つ。
・所属組織、地位や役職 クラウン帝国。参謀・魔術師。
・物語内での具体的な行動や成果 炎魔法を行使して偽竜の足止めを図る。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 アルフェッカを後方から補佐する。
ジーノ
ジーノ商会を率いる七十歳の豪商。
・所属組織、地位や役職 ジーノ商会。会長。
・物語内での具体的な行動や成果 ルファスたちを護衛に雇いクラウン帝国へ武器の売却に訪れる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 砦の検分を受ける。
アリオト(『剣王』アリオト)
過去の場面でルファスと旅をしていた剣士。豪快な性格を持つ。
・所属組織、地位や役職 ルファス一行。冒険者。『剣王』。
・物語内での具体的な行動や成果 ルファスの名剣を1億エルで売るよう主張する。襲来した偽竜たちを剣で撃破する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ルファスとともに砦のピンチを救う。
メグレズ(『賢王』メグレズ)
過去の場面でルファスと旅をしていたエルフの魔術師。
・所属組織、地位や役職 ルファス一行。冒険者。『賢王』。
・物語内での具体的な行動や成果 水魔法アプサラスを行使して偽竜の群れを消失させる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 強大な魔法火力で戦局を支える。
ドラゴン
全長五十メートルを誇る本物のドラゴン。高い飛行能力と破滅的なブレスを持つ。
・所属組織、地位や役職 竜王配下。強大な生物。
・物語内での具体的な行動や成果 砦を上空からブレスで一瞬で破壊する。出現したルファスに殴り飛ばされカルキノスに首を切断される。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ルファスとカルキノスにより一瞬で撃破される。
クラウン帝国の兵士たち
砦を防衛する二千名の精鋭兵士たち。長槍や仕掛けを活用する。
・所属組織、地位や役職 クラウン帝国。防衛兵士。
・物語内での具体的な行動や成果 偽竜の群れに対して罠や弓矢で立ち向かう。全員が無事に生存を果たす。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 ルファスの無双劇に歓声をあげる。
創世神
創世神アロヴィナス
ミズガルズ世界を統治する女神。世界をマナとシナリオで支配する。
・所属組織、地位や役職 創世神。世界創世の女神。
・物語内での具体的な行動や成果 メルクリウスの祈りに応じて天力を与え暴走させる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項 メルクリウスの形を崩壊させて水魔法へと変える。
(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。
展開まとめ
ミザールとの再会
ブルートガングの魔神族を掃討したルファスは、量産型リーブラの案内で王室エリアの奥へ向かった。そこで軍部を預かるドワーフのジェネルと会い、さらに秘密区画へ通された。
その最奥にあったのは、ブルートガング全体を制御するクリスタル型ゴーレムであった。そこには、かつての仲間ミザールが死の直前に移植した記憶と人格が残されていた。
ミザールは二百年前、ルファスと共に女神の聖域から帰還した頃から徐々にルファスへの敵意を抱き始めていた。自身の精神が変質していることに気付いた彼は、正常だった頃の人格をゴーレムへ移し、もう一人の自分を残していたのである。
本物のミザールはやがてルファスを倒すことだけを考えるようになり、他の七英雄たちも同様に変化していった。ルファスを倒した後に正気を取り戻したものの、すでに取り返しはつかず、ミザールは償いのため魔神王へ挑んで敗北し、腕を失っていた。
魔神族の正体
ミザールは女神に関する情報をルファスたちへ伝えた。そこでアイゴケロスは、魔神族そのものが生物ではなく、女神によって作られた魔法であると明かした。
魔神族は自ら考えて生きているように見えるが、その本質は人類へ向けて放たれた攻撃魔法であった。死ねばマナへ還るのも、その性質によるものであった。
ただしテラだけは例外で、女神ではなく魔神王が生み出した魔法であるため、魔神王の息子と呼ばれていた。
さらにミザールは、女神がかつて自らの代行者として生み出した意思ある魔法がもう一人存在すると語った。その者は女神と人類に対する考えが合わず離反し、魚へ姿を変えて海へ逃げていた。
その名はエロスであり、ルファスたちはそれが覇道十二星のピスケスであることに気付いた。ルファスは知らぬ間に女神の息子を配下としていたのである。
リーブラの新武装
ルファスはミザールから壊れた量産型リーブラやゴーレムの修理を頼まれた。完全に破壊された機体については部品として再利用し、ミザールと共同でリーブラ用の新たな武装型ゴーレムを制作した。
完成したアストライアはリーブラの呼びかけで飛来し、背部へ合体する自律型追加兵装であった。装着すると電磁砲が三門となり、さらに二門の対城砲と六枚の鋼翼を使用できるようになった。
試射では遠方の岩山を一撃で消滅させるほどの火力を発揮した。あまりの威力にルファス自身も危険性を認め、リーブラが嬉々として撃てる敵を求めたこともあって、アストライアはルファスの許可なしでは使用できないよう制限された。
カストールと魔神王
その頃、魔神王オルムは空を飛ぶアルゴー船を発見していた。船を守るのは覇道十二星ジェミニの片割れ、カストールであった。
オルムが求めていたのはアルゴー船に保管された天へ至る鍵であった。カストールはそれを拒み、両者は戦闘へ入った。
個人としての戦闘力ではオルムがカストールを上回っていた。しかしカストールの本当の強さは単独戦闘ではなく、妹ポルクスの能力によって現世へ呼び戻された英霊の軍勢アルゴナウタイを指揮することにあった。
英霊たちは二百年前にルファスの側で戦い、一度命を落とした英雄たちであった。その数は百を超え、全員が高い戦闘力を持ち、中にはレベル千に達する者まで存在した。
統率された英霊軍はオルムの魔物の群れを圧倒した。さらにカストールは五十の名を持つ神を発動し、オルムもろとも敵軍を消滅させたかに見えた。
しかし直後、雲を裂く黒い光がアルゴー船を貫いた。そして空にはミズガルズを一周するほど巨大な何かが姿を現した。カストールたちは、軍すら上回る絶大な個の力を前にして初めて、二百年前に七英雄が敗れた本当の理由を思い知らされた。
ドラウプニルへの寄り道
ブルートガングを出発したルファス一行は、ピスケスを探そうとしたものの所在が分からなかった。その途中、多くの旅人が獣人の国ドラウプニルへ向かっているのを見つけた。
近く開催される狩猟祭が目的だとスコルピウスから聞いたルファスは、十二星の中では弱いと思い込んでいるウィルゴに参加を勧めた。
ウィルゴはレベル三百であり、この時代では十分に強者であった。しかしパルテノスのもとで育ち、旅に出てからもルファスや十二星の規格外の強者ばかりを見ていたため、自分を弱者だと思い込んでいた。
ルファスは彼女に実力相応の自信を持たせるため、かつて自分が使っていた天属性攻撃を放てる剣ラピュセルを渡した。
一方、ドラウプニルには南十字瀬衣たち勇者一行も訪れていた。彼らはルファスの情報を集めると同時に、瀬衣の実力を試すため狩猟祭へ参加していた。
ディーナへの疑念
狩猟祭前夜、リーブラはルファスへディーナの正体について尋ねた。
リーブラは二百年前の記録にディーナが存在しないことを見抜き、ルファス自身もそれを承知しながら黙っていることに気付いていた。
ルファスは、ディーナが魔神族でないことはほぼ確実であり、女神と何らかの関係を持つ存在だと考えていた。女神の配下なのか、より密接な存在なのか、あるいは女神自身の分身なのかまでは分からなかった。
リーブラは拘束して尋問することを提案したが、ルファスは拒否した。ディーナはこれまでルファスを誘導しているように見えながら、結果だけを見れば十二星との再会や七英雄との関係修復など、すべてルファスに利益を与えていたからである。
敵ならば、なぜルファスの力を取り戻させるような行動ばかり取るのか。その矛盾を解明するため、ルファスはもう少しディーナを泳がせることにした。
狩猟祭
狩猟祭が始まると、ウィルゴは他の参加者を簡単に追い抜き、次々と魔物を倒した。
最初は魔物の方が弱いのだと思っていたが、圧倒的な速度で得点を重ねるうち、自分も少しは強いのではないかと考え始めた。しかしリーブラたちを基準に想像してしまい、すぐに自信を失うという状態を繰り返していた。
瀬衣も参加していたが、ウィルゴの戦いを目撃して、自分とは比較にならない強者だと悟った。
その最中、祭の対象ではない危険な肉食恐竜ディノギガントが会場へ侵入した。逃げ遅れた参加者を救うため、瀬衣は危険を承知で恐竜へ立ち向かった。
そこへウィルゴが割り込み、瀬衣を救った。ウィルゴは飛行能力を活かしてディノギガントを翻弄し、瀬衣も砂を投げて視界を奪ったり地面を斬って足を嵌めたりと、自分にできる方法で援護した。
最後は瀬衣の光剣による補助を受けたウィルゴが、ラピュセルをディノギガントの頭へ叩き込んで撃破した。
しかし恐竜はまだ生きており、不意に起き上がって二人へ襲いかかった。直後に何者かの攻撃を受け、今度こそ絶命した。
ルファスは遠方からリーブラに狙撃させようとしていたが、リーブラの弾より先に何者かの矢が恐竜を射抜いていた。その射撃から、ルファスたちは覇道十二星サジタリウスが付近にいる可能性を知った。
狩猟祭はウィルゴの優勝で終わった。
エリクサー探索
翌日、狩猟祭の上位入賞者たちはドラウプニルから招集された。
皇帝側から提示された依頼は、霊峰フニットビョルグへ向かい、そこに獣王ドゥーベが残していたエリクサーを持ち帰ることであった。
ドラウプニルを守る守護竜が重い病に倒れており、回復させなければ魔神族の侵攻を防げなくなるという。
瀬衣は、エリクサーがあれば足を失ったメグレズも回復できると知り、積極的に依頼を受けることを決めた。ウィルゴも参加し、アリエスが密かに護衛として同行した。
サジタリウスの逃走
一方、リーブラとカルキノスは狩猟祭で恐竜を仕留めた矢を手掛かりにサジタリウスを追跡した。
ついに接触したものの、サジタリウスはルファスのもとへ戻ろうとはせず、逃走した。
リーブラはカルキノスを盾として使いながら追撃し、追尾弾まで放ったが、サジタリウスは自ら放った必中の矢を掴むという二百年前にも見せなかった方法を使用した。
標的へ必ず到達する矢と共に自分自身を遠方へ運ぶことで、サジタリウスはリーブラの追跡から脱出したのである。
この行動から、サジタリウスが獅子王レオン側についていることも判明した。
メルクリウスとの戦い
フニットビョルグを進む瀬衣たちは、エリクサーを狙う魔神族の襲撃を受けた。
ウィルゴはマナを消し去るヴィンデミ・アトリックスによって敵の大規模魔法を無力化し、勇者一行を守った。
頂上に到着すると、エリクサーの守護ゴーレムはすでに破壊され、その先に七曜の一人メルクリウスが待ち構えていた。
メルクリウスは流動体の身体を持ち、通常の物理攻撃が通じない強敵であった。瀬衣たちでは決定打を与えられなかったが、ウィルゴだけは特殊能力によって対抗できた。
アリエスはウィルゴの成長を優先して戦いを見守っていたが、危険が迫った場面では密かに攻撃を加えた。その一撃でメルクリウスの腕が消滅すると、メルクリウスは自分では勝てない相手が潜んでいることを察し、撤退した。
その後アリエスは本格的にメルクリウスを追い詰め、巨大な水の身体を炎で削り続けた。割合ダメージによって再生以上の速さで水を蒸発させ、メルクリウスを大きく消耗させた。
瀬衣とルファス
事態の中で瀬衣は、ついにルファス・マファール本人と対面した。
ルファスは瀬衣を見るなり異界の子と呼び、彼がこの世界の出身ではないことを見抜いた。
瀬衣はルファスを恐れながらも、ウィルゴが一人で戦っていることを伝え、自分たちだけでは力不足だから共に戦ってほしいと頼んだ。
ルファスはあっさりと要請を受け入れた。
瀬衣は、世界を恐怖させた黒翼の覇王が聞いていたほど単純な悪人ではないと感じ始めた。ルファス側も勇者一行と一時的に共闘することになり、両者の関係はそれまでとは大きく変化した。
魔神王とGMキー
一方、撤退したメルクリウスは魔神王のもとを訪れた。
彼は魔神族の運命そのものを変えるため、魔神王が奪った天へ至る鍵の使用を願い出た。その正式名称はGMキーであり、世界の摂理すら変更できる女神の代行者の道具であった。
かつて女神は原初の人類アイネイアースへGMキーを与え、その一族に継承させていた。二百年前、ルファスは女神の聖域へ侵入してパルテノスと共に鍵を持ち帰り、カストールへ預けていた。
だが魔神王はアルゴー船を襲撃し、すでにその鍵を奪っていた。
メルクリウスの望みは魔神族の勝利ではなかった。女神によって人類を襲う魔法として作られ、決められた運命から逃れられない魔神族の中から、たった一人だけでもその宿命から解放してほしいと願っていたのである。
守護竜の襲撃
エリクサーを持ち帰った勇者一行は、多額の報酬と名誉を与えられた。ルファスは自らの功績を求めず、報酬もウィルゴと勇者一行へ譲った。
その後、彼らはエリクサーを守護竜へ届けるため、皇帝の案内で秘密の場所へ向かった。
だが守護竜のもとでは、すでに新たな事件が起きていた。
現人類に不満を抱く亜人たちが守護竜を襲撃していたのである。彼らは自分たちが人類から差別され、魔物と同一視され続けてきたことに憤りを抱いていた。
その背後には獅子王レオンが存在していた。レオンは人類にも魔神族にも属さない者たちを集め、双方へ敵対しようとしていた。
傷ついた守護竜はカストールの助力によって救われた。カストールは魔神王との戦いで消耗しながらも、襲撃してきた四人の亜人を圧倒し、命までは奪わず撤退させた。
そこでウィルゴたちは、カストールが覇道十二星ジェミニの片割れであることを知った。
カストールの帰還
ウィルゴから事情を聞いたルファスは、守護竜への襲撃とサジタリウスの行動を合わせ、レオンが大規模な反乱を起こそうとしていると理解した。
レオンは魔神族と人類の双方を敵に回そうとしていたが、ルファスや他の十二星から見ても無謀な計画であった。
ただしサジタリウスまでレオンへ協力している点には違和感が残った。サジタリウスは本来、レオンほど無計画な性格ではなく、リーブラへ自分の存在をわざわざ知らせた行動も不自然であった。
ルファスは、サジタリウスにはレオンへ協力せざるを得ない事情か、別の意図があると考えた。
魔神王に敗れたカストールもルファスへ帰還し、アルゴー船で守っていた天へ至る鍵を奪われたことを報告した。
ルファスにはその鍵に関する記憶がなかったものの、ディーナから世界の摂理すら変え得るものだと聞き、重大な存在であることを理解した。
レオンとサジタリウスのもとへ
ルファス一行は、次の目的をレオンとサジタリウスの回収に定めた。
特にサジタリウスについては、単純な裏切りと断定せず、直接会って真意を確かめる必要があると判断したのである。
その一方で瀬衣も、ルファスと改めて話し合うことを望んでいた。
かつて世界の敵として恐れられたルファスと、現代の勇者である瀬衣は、互いを倒すだけの関係ではなくなり始めていた。
そしてルファスは、十二星を回収する旅を続けながら、女神、ディーナ、GMキー、魔神族の正体、そして二百年前に自分が敗れた真相へと、さらに深く近付いていった。
野生のラスボスが現れた! 一覧
その他フィクション

Share this content:






コメント