小説「とんでもスキルで異世界放浪メシ 1 豚の生姜焼き×伝説の魔獣」感想文・ネタバレ

小説「とんでもスキルで異世界放浪メシ 1 豚の生姜焼き×伝説の魔獣」感想文・ネタバレ

どんな本?


高校生の異世界転移に巻き込まれたムコーダは、戦闘面では全くの無能だったので戦争に巻き込まれ無いように別の国へ行く。
その道中に、ムコーダの料理に魅入られた伝説の魔獣フェンリルが仲間に加わり、さらにスライムも仲間になる。

アニメ化

MAPPA CHANNEL より共有
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読んだ本のタイトル

#とんでもスキルで異世界放浪メシ  1 豚の生姜焼き×伝説の魔獣
著者:#江口連 氏
イラスト:# 氏

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あらすじ・内容

現代日本から剣と魔法の異世界へと召喚された向田剛志。どんな大冒険が待っているのかと思えば、実はムコーダは「勇者召喚」に巻き込まれただけの一般人だった! そんなムコーダの初期ステータスは正規の勇者(3人もいる!)に比べてかなりしょぼい……。さらにムコーダたちを召喚した王国がうさん臭く、「あ、これ勇者を利用しようとするやつだ」と察して一人城を出るムコーダ。この異世界でムコーダが唯一頼りにできるのは固有スキル『ネットスーパー』――現代の商品を異世界に取り寄せられるというものだけ。戦闘には向かないが、うまく使えば生活には困らないかも? と軽く考えていたムコーダだったが――? 実はこのスキルで取り寄せた現代の「食品」を食べるととんでもない効果を発揮してしまうことが発覚! さらに、異世界の食べ物に釣られてとんでもない連中が集まってきて……!?
「小説家になろう」年間1位のとんでも異世界冒険譚、ついに登場!

Amazonより引用

第一章 勇者召喚に巻き込まれたけど胡散臭いのですぐ出奔した

向田剛志は、勇者召喚の儀式で異世界に召喚される。彼は3人目の勇者として現れたが、彼のステータスは他の勇者たちより劣っていた。勇者ではなく「巻き込まれた異世界人」として鑑定され、持つスキルは「ネットスーパー」であった。レイセヘル王国の王様から国の状況を聞くが、豪華な衣装を身に纏う王様とその側近たちの様子から、召喚が胡散臭く感じられたため、向田は城を出ることを決めた。城からは金貨20枚を手にして放逐される。

第二章 生姜焼きを作ったら何故か伝説の魔獣が従魔になった

向田はフェーネン王国に向かう途中、生姜焼きを作る。この食事がフェンリルという大きな狼の魔物の関心を引き、フェンリルが食事を求めて現れる。向田が生姜焼きを提供したことで、フェンリルは彼との契約を提案し、結果としてフェンリルは向田の従魔「フェル」となる。フェルは彼の旅に同行することとなる。

第三章 異世界の食材がとんでもない威力を発揮した

向田とフェルは食事中に異世界の食材の特別な効果を体験する。具体的には、ポトフが体力を20%向上させ、ソーセージとパンが魔力を向上させる効果があることが発見される。これらの食事が向田とフェルの体調を良くし、旅の支援となる。また、向田は食材の特別な効果を秘密にすることを決める。

第四章 魔法のあれこれと世界情勢

向田はラウテルの街に到着し、魔法と世界情勢について学ぶ。彼は地図を求めて本屋を訪れるが、高価で手が出ない。代わりに図書館で魔法に関する知識を得る。また、街の酒場で他国の情勢について冒険者から情報を聞き出し、地図を購入するが、後に騙されていたことを知る。この経験から向田はこの世界の厳しさを感じる。

第五章 ベビースライムのスイが仲間になった

向田は宿でベビースライムのスイと出会い、従魔契約を結ぶ。スイは食器を清潔に保つ能力や水の使用量を減少させるなど、向田の日常に便利な存在となる。ある夜、向田は風の女神ニンリルから神託を受け、異世界の甘味を供えることで神の加護を受けることが可能とされる。向田は神託に従い、甘味を捧げて神の加護を得る。

第六章 フェルさんのブートキャンプ

フェルは向田に土魔法の実戦訓練を提案する。向田は最初は反対するが、最終的にフェルの提案に従い、ダンジョンでの訓練を行う。ダンジョンでの戦いを通じて、向田は土魔法の使用に慣れ、スイは新たなスキル「回復薬生成」を獲得する。彼らはこの経験から成長し、冒険の支援を受ける。

第七章 ボスキャラ級の魔物がいる森に連れてこられた

フェルと向田は森を通って東への近道を進む。森にはボスキャラ級の魔物がおり、向田はこの事実に驚くが、フェルの強さにより無事に通過する。彼らは森を抜けて草原に出て、馬車を襲っていた盗賊を倒す。この一連の出来事を通じて、向田とフェルは更に絆を深め、次の冒険へと進む。

感想

高校生の異世界転移に巻き込まれたサラリーマンのムコーダ。

魔族に攻められて存亡の危機らしいが、当事者の国王、姫、貴族達を見るに悲壮感が皆無。

そんな国王の下で使えないサラリーマンと評価されたムコーダは、国王達に危機感を募らせ、生活を出来るだけの金を貰って城を出て街で情報収集して、護衛の冒険者を雇って王国と仲の悪い国へ移動。

その移動の途中で冒険者達に料理をしていたら、匂いに釣られたフェンリルと出会い、何故かテイムしてしまった。
伝説の魔獣のフェンリルが自ら従魔になると言って勝手にテイムされ。

主人は従魔の食を保障せよと言う。

美味いモノを食べたいと言うので食材を採って来いと言うと。

Bランクパーティーが何とか倒せる鳥を獲って来て。

それにドン引きする冒険者達。
解体は冒険者達にやってもらい、討伐証明部位は冒険者達に譲り。
肉を料理して一緒に食べて、ただでさえ豪華だと言っていた旅路の食事が普段食べてる物を超えてしまう。
後日、冒険者達はムコーダの食事に慣れてしまった舌を元に戻すのに苦労するw

そして、国境を超えて冒険者と別れフェンリルと旅を続けるのだが、、
獲物を摂ってくるが解体ができない。

それで冒険者ギルドに行くと解体は冒険者登録した方が良いと言われてムコーダは冒険者となる。

そしてフェンリルが狩をしている間にムコーダは産まれたばかりのスライムが懐いて来たので餌をあげたら、、、
テイムしてしまう。

そのスライムにショップで手に入れたアイテムの梱包材を食べさせたら進化。

ムコーダの戦力はさらに強固になって行く。

出た料理

最後までお読み頂きありがとうございます。

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備忘録

第一章  勇者召喚に巻き込まれたけど胡散臭いのですぐ出奔した

向田剛志は中世ヨーロッパ風のファンタジー世界に勇者召喚の儀式で巻き込まれた結果、異世界に現れた。
本来の勇者は3人の予定だったが、4人が現れたことで現場は困惑した。
しかし、剛志は勇者ではなく、「巻き込まれた異世界人」として鑑定された。
他の3人と比べて彼のステータスは劣っており、持つスキルも「ネットスーパー」という珍しいものだった。

召喚を行ったレイセヘル王国の王様は、この国を支配しようとする魔王に対抗するために勇者を召喚したと説明した。
しかし、王様やその側近たちが豪華な衣装を身に纏っており、国民が苦しんでいるとは思えない様子だった。
これらの点から、剛志はこの召喚が不穏であり、自分が不当に利用される可能性が高いと判断した。
そのため、城からすぐに出ることを選び、生活のための金を要求したところ、金貨20枚を手にして城から放逐された。

向田剛志は王都の街を歩きながら、金貨20枚を手に入れた。
この金貨がどの程度の価値を持つのかは明らかではなかったが、彼はこの国の貨幣価値について情報を集める必要があると感じた。
彼はこの国をできるだけ早く離れようと決意し、まずはストリートチルドレンに声をかけて情報を聞き出すことにした。

貨幣価値については、鉄貨1枚が10円、銅貨1枚が100円、銀貨1枚が1,000円、金貨1枚が10,000円、大金貨1枚が100,000円、白金貨1枚が1,000,000円の価値があると判明した。
向田は、金貨6枚で4人家族が最低1か月暮らせるという情報も得た。

彼は冒険者ギルドや商人ギルドの存在についても学び、これらのギルドに属していれば、国から国への移動が容易になることが分かった。
しかし、ギルドカードがない場合は、税金がかかることも知った。

さらにこの国の実情についても知り、この国が魔族との争いを仕掛けていること、領地を狙っていることが明らかになった。
彼はこの胡散臭い国を離れることが急務であると再認識し、王都から隣国への逃亡を計画した。
そのために、子供たちから聞いた情報を基に、隣国への移動手段を確保しようと考えた。

向田はこの国を離れるために、元手として国から支給された金貨20枚を活用する計画を立て、これで当座をしのぐことに決めた。

向田は子供たちから勧められた、手ごろな価格の服屋で新しい服を購入した。
彼は目立たないように、くすんだ色のシャツと茶色いズボンを選んだ。
服の購入には銀貨7枚を支払ったが、持っていたスーツとビジネスバッグを店で金貨3枚に売り、最終的に金貨2枚と銀貨3枚を手元に残した。
また、店主からは布製の肩掛け鞄をおまけで受け取った。

宿屋探しをした結果、服屋の店主が推薦する宿に泊まり、1泊食事付きで銀貨4枚を支払った。
その後、自身のステータスを確認するために「ステータスオープン」と唱えると、彼の前に半透明のウィンドウが現れ、ステータス情報が表示された。
向田のスキルには「鑑定」と「アイテムボックス」が含まれており、これらは召喚された者に与えられる特典のようだった。

特に注目すべきは、向田の固有スキルである「ネットスーパー」だった。このスキルを使うと、日本の価格で食材や日用品を購入し、物価が高いこの世界で高値で販売することができる可能性があった。
向田はこのスキルを使い、食材だけでなく塩や胡椒などのスパイスも販売し、大きな利益を得る計画を立てた。
しかし、この国で商人ギルドに登録するのは危険と感じ、隣国に入ってから登録することを考えていた。
次の日、向田はこの街を離れ、隣国へ向かう予定だった。
彼は旅の準備をして、眠りについた。

朝食後、宿を出て乗合馬車の停留所へ向かった。
金貨1枚の料金で、キールスの街まで4日かかる。
出発までの間に、4日分の食料と武器を購入した。
ネットスーパーやアイテムボックスの使用は控えることにし、革袋に水、干し肉、黒パンとナイフを入れた。

乗合馬車には他に行商人、若夫婦とその子供たち、30代の女性が乗っていた。護衛には冒険者が4人ついていた。
行商人から、この国が魔族との争いで石鹼などを売りに行くことや、アイテムボックスと鑑定スキルの話を聞いた。
行商人は、国境封鎖の可能性を示唆し、自分も国を出る計画を持っていた。

キールス到着後、隣国へ向かう乗合馬車の停留所で「運航停止中」の看板を見つけ、驚いた。
冒険者との会話で、乗合馬車停止が人口流出防止のためであること、この国が魔族や隣国との戦争を考えていることを知った。

これを受けて、早急に国を出ることを決め、冒険者ギルドに隣国までの護衛依頼を出すことにした。

翌朝、冒険者ギルドへ行き、フェーネン王国までの護衛依頼を出す。
徒歩での護衛任務のため、金貨8枚が必要とされる。
受付嬢からの提案で、食事も依頼人の持ちとすることにし、依頼を正式に行う。

翌日、冒険者ギルドで「鉄の意志」というCランク冒険者パーティーが依頼を受けることになる。
パーティーメンバーは、リーダーのヴェルナーを含め、剣士のヴィンセント、斥候のリタ、魔法使いのラモン、回復役のフランカである。

依頼主として旅の準備をし、食料と必要な物品を購入する。
また、ネットスーパーでカセットコンロと食材を買い足す。
食材はジャガイモや人参、玉ねぎ、チーズ、ハム、ソーセージ、卵など多岐にわたる。

旅の途中、昼休憩で簡単な食事を提供する。
ネットスーパーで購入したカセットコンロを使い、インスタントスープとサンドイッチを作る。
食事はメンバーから高評価を受ける。

全体的に、旅は順調であり、冒険者たちもこの国の不穏な状況を察知しており、他国への移動を考えていた。
食事の提供が彼らにとって大きな魅力となり、そのために依頼を受けたことが明かされる。

第二章  生姜焼きを作ったら何故か伝説の魔獣が従魔になった

キールスの街から出発して3日目、徒歩による旅は予想以上に時間がかかっており、フェーネン王国の国境沿いの街ファリエールに向かう途中である。
ゴブリンや狼の魔物との遭遇もあったが、Cランクの冒険者パーティー「アイアン・ウィル」によって容易に討伐されている。
この日も夕暮れ時に野営の準備が始まり、彼らは夕食を楽しみにしている。

夕食のメニューはソーセージ、ポトフ、パンとし、料理には特に気を使っている。

料理はすべて異世界の食材で作られており、彼らの食事が体力や魔力に良い影響を与えていることが判明する。
具体的には、ポトフは体力を20%向上させ、ソーセージとパンは魔力を向上させる効果がある。

冒険者たちは食事の質に非常に満足しており、料理が体の調子を良くしていると感じている。
リーダーのヴェルナーは、良い食事が人の気持ちを良くすると語り、彼らはこの旅での食事を特別なものとして感謝している。

しかし、食材が特別な効果を持っていることに気づいた彼は、その事実が外部に知られることを恐れており、この秘密を守ることを決意する。
彼は自身のスキルを利用して鑑定を行い、誰にも話さないように心に決める。

キールスの街を出発して5日目になり、主人公は冒険者グループ「アイアン・ウィル」と共に野営を行っている。
その日、彼らはレッドボアという大きな猪の魔物を狩り、その肉で夕食を準備することになった。
主人公はレッドボアの肉を使って生姜焼きを作り、その食事が冒険者たちに好評だった。

しかし、食事中にフェンリルと名乗る大きな狼の魔物が現れ、生姜焼きを要求する。
主人公はフェンリルに食事を提供し、その味に満足したフェンリルは主人公との契約を提案する。
この契約により、フェンリルは主人公の従魔となり、主人公は彼の世話をすることに同意する。

フェンリルとの契約は成立し、彼は「フェル」という名前を受け入れる。

フェンリルのフェルが旅の一員となり、フェーネン王国に近づいていた。
彼らのグループは通常の布陣に、最後尾にフェルがついてくる形で移動していた。
国境を目前にして、ヴェルナーは、フェルがいることで国境警備が厳しくなることを心配していた。
また、フェンリルの過去の伝説を引き合いに出し、フェルが国を滅ぼす存在であるという話も出た。
これに対し、フェルは自分たちに危害を加えない限りは何もしないと主張した。

昼食時に、フェルは食欲旺盛であり、自分でレッドボアの肉を求めていたが、狩りに行くことになった。
その後、フェルは狩ったロックバードの肉を使って主人公が料理を作り、食事を準備した。
食事に満足したフェルは、以降も自分で食料を獲得することを学び、主人公との関係が改善される方向に進んでいった。

フェーネン王国の国境で、ヴェルナーが先行して警備兵に説明を行い、フェルの存在と従魔契約を説明する。
国境警備の隊長は、フェルが従魔であることを受け入れ、国内での暴動を起こさないことを条件に入国を許可した。
これにより、主人公とフェルは無事にフェーネン王国に入国できたが、入国税として銀貨7枚を支払うことになった。

主人公とアイアン・ウィルの一行は、冒険を経てフェーネン王国の国境の街ファリエールに無事到着する。
主人公は魔物フェルの存在が大きな助けとなったことに感謝しており、冒険者たちも伝説の魔獣フェンリルとの遭遇を貴重な経験として喜んでいる。
しかし、フェンリルとの契約がリンデル辺境伯など地元の権力者たちに知られると、彼らは主人公を引き込もうと画策していることが明らかになる。

主人公はフェルと共にさらなる冒険を続ける意志を示し、商人ギルドへの登録を決意するが、ヴェルナーからは冒険者ギルドへの登録も勧められる。
主人公は最終的に両ギルドへの登録を検討し、フェルが捕獲する魔物の素材を利用して生計を立てる計画を立てる。
一方、フェルは人間界の美味しい食事を楽しむことに専念し、冒険者たちとの別れを温かく迎える。

主人公とフェルは商人ギルドに登録し、アイアンランクとして活動を開始する。
商人ギルドの窓口で担当したミカエラから、ギルドの構成やランク、登録金、年会費、税金など詳細な説明を受ける。
主人公は現段階では店舗を持たず、屋台形式での商売を行う予定で、登録金として銀貨5枚を支払う。

その後、主人公とフェルは「跳ね馬亭」という宿に滞在し、そこでフェルのためにステーキを調理する。
夕食はレッドボアのステーキと、ネットスーパーで購入した米を使用したステーキ丼を食べる。
フェルは食事に大いに満足し、翌日の塩と胡椒の買い取りの準備も行う。主人公は充実した一日を終え、次の日に向けて早めに就寝する。

主人公はフェルのために朝から多量のステーキを調理し、その後、商人ギルドで塩と胡椒を高価で買い取ってもらうことができた。
そのお金でアイアンランクの年会費と税金を支払い、懐を暖かくした。
その後、冒険者ギルドにも登録し、Gランクとしての活動を開始するために最初の依頼として薬草採取を決定した。
フェルが結界魔法を使えることを新たに知り、安心して冒険に臨む準備を進めた。

主人公は、冒険者ギルド近くの武器屋でショートソードを購入し、その後、薬草摘みの依頼を受けてフェルとともに東門から外に出た。
主人公が薬草を摘みながら、フェルは結界を張りつつ獲物を狩る役割を担った。
数多くの薬草を摘み、フェルも多くの獲物を捕えたが、その中には食べるのに躊躇する種類のものもあった。
主人公はネットスーパーで材料を購入し、昼食としてミートソーススパゲッティを調理し、フェルと共に食べた。
最終的には、フェルの背に乗り、冒険者ギルドに向かうことにした。

冒険者ギルドに到着した主人公は、依頼達成報告とフェルの獲物の換金を行う。
キアユ草採取の依頼を達成し、銀貨8枚を受け取る。
また、マージュ草の依頼書を提出し、その報酬として銀貨1枚と銅貨3枚を得る。
さらに、フェルが獲ったレッドボアなどの獲物を隣の窓口で買い取ってもらうことになるが、Gランクの冒険者には珍しく、フェルが獲得したことを説明する。
その後、主人公はフェルとともに獲物を換金し、明日には肉を受け取る予定である。
この一連の出来事を通じて、主人公とフェルは冒険者たちの注目を集めていた。

翌朝、主人公とフェルは冒険者ギルドに向かい、前日頼んだ肉の引き渡しを受けた。
肉はアイテムボックスに入れられ、買い取り窓口のおっさんからは、獲得された魔物の部位の買い取り詳細が説明された。
オーク、レッドボア、コカトリス、ロックバード、ジャイアントドードー、ジャイアントディアー、ブラックサーペント、マーダーグリズリーの各部位が精算され、合計金貨204枚と銀貨4枚が支払われたが、解体費用として金貨2枚と銀貨4枚が差し引かれ、実際に手に入れたのは金貨202枚だった。

買い取り後、おっさんはフェルがフェンリルであることについて尋ね、街の中でフェンリルとグレートウルフのどちらであるかについての議論があることを明かした。
フェンリルと認識されることのリスクを避けるために、必要に応じてグレートウルフであると主張する選択肢もあると考えた。

最終的に主人公は、街での目的を達成したと判断し、フェルと共に次の目的地へと向かうことにした。

第三章  異世界の食材がとんでもない威力を発揮した

主人公とフェルはファリエールの街を出発し、魔物に出会わずに安全に進んでいた。
途中、主人公は魔法の使用方法についてフェルに質問した。
フェルは魔法は思うだけで使えると説明したが、主人公には具体的な方法が分からなかった。
しかし、フェルに触れて魔力を感じ取ることで、少し理解が進んだ。

昼食の時間になり、主人公はオークの肉を使ってポークチャップを調理した。
最初はその肉に抵抗があったが、食べてみると意外にも美味しく、フェルも喜んで食べた。
その後、二人は再び歩き始め、主人公は魔力を巡らせる訓練を続けながら進んでいった。

主人公はフェルと共に魔力を巡らせる訓練をしながら旅を続けており、ついにファイヤーボールの魔法を使うことに成功した。
その夜、フェルのおかげで稼いだ金で異世界の食材をたっぷりとフェルにご馳走することにした。彼らは惣菜や国産和牛のステーキなどを楽しんだ。
その食事が原因でフェルのステータスが著しく向上し、フェルは更なる活力を得て狩りに出かけると言い出した。
主人公はフェルに結界を張ってもらい、自身は野宿の準備を整えた。ネットスーパーで寝具を購入し、快適な野宿が可能となった。

主人公は魔物の山を目の当たりにし、その処理に困惑している。
アイテムボックスに魔物を一時的に保管し、冒険者ギルドに持っていくことを考えている。
主人公は自身で解体することには抵抗があり、その技術を学ぶ自信がないと感じている。
また、フェルが狩りで多くの魔物を倒してきたことを知り、その行動に驚いている。
フェルの活力が増すと、彼は魔物を容易に倒すが、それが主人公には過剰な力の発揮と映る。
最終的には、フェルが提案する実戦訓練に対して、主人公は不安を感じつつもフェルに誘われる形で受け入れることになる。

フェルに連れて行かれた場所はゴブリンの集落であり、彼は主人公に魔法の実践訓練を強いる。
主人公は多数のゴブリンに囲まれながらも、フェルが張った結界の保護を受けつつ、連続してファイヤーボールを発動する。
この過程で彼は魔法の感覚を掴み始め、最終的には大きなファイヤーボールを放ち、ゴブリンたちを退ける。
しかし、魔力を使い果たし、疲労で意識を失う。
目覚めた彼はフェルから、この経験が実戦による学びになったはずだと言われるが、彼自身はその経験をトラウマと感じている。
さらに、彼はレベルアップしており、新たに魔法スキルを得ているが、自身の状況に苛立ちも感じている。
フェルはその場でゴブリンキングを含む魔物を討ち取り、主人公にそれを利用するよう促すが、主人公はその提案に乗り気ではない。
最後に、主人公はフェルに甘いパンを食べさせるが、フェルはそれを気に入り、仕返しとして意図した効果は得られなかった。

フェルと主人公は旅を続けており、特に目的地を定めずに進んでいた。
主人公はレイセヘル王国から離れることを望み、フェルは美味しい魔物が多いという西方の深遠の森を提案する。
しかし、フェルは国の名前や情勢には無知であり、主人公はより安全を考え、具体的な国の情報を求めている。
結局、地図を手に入れたいと考え、次に村に立ち寄ることを決める。

村に到着した際、主人公は冒険者ギルドのカードを使って入村を許可されるが、フェルがグレートウルフであるという誤解を訂正せずに通過する。
フェルはこの際に初めて念話ができることを知り、以後、人前では念話を使うことになる。

村の中では、地図がないことが判明し、地図を手に入れるためにはもっと大きな街に行く必要があることを知る。
ラウテルの街に行くことに決めた主人公とフェルは、フェルの速度を抑えて移動することにし、その街を目指すことになる。

フェルと主人公が野営をすることにし、ジャイアントディアーの肉をステーキで調理することにした。
ジャイアントディアーは大きな鹿のような魔物で、主人公はこれを美味しく調理するために、先輩の家での経験を生かし、肉に塩胡椒をして焼き上げる。
フェルはそのステーキを気に入り、おかわりを要求する。
その後、様々な風味で追加のステーキを提供し、二人は満足するまで食べる。

野営地の準備として、主人公はダンボールを地面に敷き、その上に布団を敷くことで湿気と汚れを防ぐ。フェルにも寝床を用意し、三枚の布団を敷く。
食後、フェルは結界を張り、安心して眠ることができる環境を作る。
翌日、ラウテルの街に向かう予定である。

閑話  とある冒険者の回想

パーティー「アイアン・ウィル」のメンバーたちは、以前受けた護衛依頼中に食べたムコーダさんの料理が忘れられず、再びその料理を食べたいと願っている。
その依頼では、平たい顔立ちのムコーダという男が隣国への旅の護衛を求め、彼が提供する豪華な食事がメンバーにとって大きな魅力だった。
ムコーダさんは料理を通じて、冒険の途中で出会った伝説の魔獣フェンリルと従魔契約を結ぶことになり、その後も彼らの冒険において大きな助けとなっている。

メンバーたちはムコーダさんがどこかで食べ物屋を始めてくれないかと希望し、再び彼とフェンリルに会えることを心から願っている。

第四章  魔法のあれこれと世界情勢

ラウテルの街に入る際、長蛇の列とフェルがいることによる混乱があった。
門番には冒険者ギルドのギルドカードでフェルが従魔であることを証明し、街に被害があれば重い罰があることを警告された。
エルミラの宿で宿泊し、次に本屋で魔法の入門書を見つけるが、価格が高く手が出なかった。
図書館で地図を探すも見つからず、代わりに魔法に関する多くの知識を得た。
フェルは普段は伝説の魔獣とは思えないほどだが、神聖魔法を含む多くの技能を有していることが確認された。

再びフェルを宿に置いて、冒険者から情報を得るために街の酒場へ行った。
そこで4人の冒険者に近づき、彼らにお国事情について尋ねた。
冒険者たちはさまざまな国を巡っており、特にガイスラー帝国、ルバノフ神聖王国、そしてソレス王国では獣人やエルフ、ドワーフの扱いが酷いと説明された。
彼らは自国のマルベール王国が比較的住みやすく差別がない国であるとも述べた。

また、地図を持っていると聞いて、冒険者たちから地図を銀貨8枚で購入することになった。しかし、後に他の冒険者から、その地図は冒険者ギルドで銀貨1枚で購入できることを知らされ、自分が騙されたことに気付いた。
この経験から、彼はこの世界の冷酷さを痛感した。

第五章  ベビースライムのスイが仲間になった

宿に戻り、騙されたことにショックを受けたため、次の日の早朝にエルマン王国またはレオンハルト王国に向かうことを決意する。
フェルと共に森を抜け、途中の湖で魚を捕る。フェルは雷魔法を使って湖の魚を仮死状態にし、多くの魚を獲る。
その中には毒を持つポイズンレイクフィッシュも含まれており、それを食べても無害なフェルには問題ないが、自身にとっては毒であるため取り扱いに注意する。
その後、湖畔でキャンプをし、獲得した魚を焼いて食事を楽しむ。フェルは久しぶりの魚を楽しんでおり、今後も時々魚を食事に加えることを計画する。

宿に戻り、騙されたことにショックを受けたため、次の日の早朝にエルマン王国またはレオンハルト王国に向かうことを決意する。
フェルと共に森を抜け、途中の湖で魚を捕る。
フェルは雷魔法を使って湖の魚を仮死状態にし、多くの魚を獲る。
その中には毒を持つポイズンレイクフィッシュも含まれており、それを食べても無害なフェルには問題ないが、自身にとっては毒であるため取り扱いに注意する。
その後、湖畔でキャンプをし、獲得した魚を焼いて食事を楽しむ。
フェルは久しぶりの魚を楽しんでおり、今後も時々魚を食事に加えることを計画する。

土魔法の練習に苦戦している様子が描かれている。
火魔法はある程度使えるようになっているが、他の魔法は反応がない。
特に土魔法は「ストーンバレット」と試みるも、望んだ効果は得られず、フェルにからかわれてしまう。
フェルの提案で実戦を試みることも考えられるが、以前の経験から恐怖を感じている。
土魔法が上手くいかない理由を見つけられず、繰り返し練習するしかないと結論づけている。

夕食後、寝床の準備中にスライムが現れる。
スライムは攻撃的ではなく、むしろ人懐っこい性質を持っている。
スライムは食べ物として何でも食べることができ、ゴミを消化する能力があることが判明する。
スライムとの交流の中で、自然と従魔契約が成立してしまう。
フェルの説明によると、スライムが従魔になることを望み、それを受け入れることで契約が成立するという。

向田の従魔となったベビースライムのスイは、異世界のゴミを食べたことで急速にレベルが上がり、向田の日常に便利な存在となっている。スイは食器の汚れを落とすことができ、向田が使用する食器を清潔に保つ助けとなっている。また、スイのおかげで水の使用量も減少しており、向田はスイを非常に有用な存在と感じている。夜はスイが向田の布団で一緒に寝ており、彼との絆が深まっている。

ある夜、向田は風の女神ニンリルからの神託を受け、異世界の甘味を供えることで神の加護を受けることが可能であると告げられる。
この神託に従い、向田はダンボールを祭壇として使用し、神への供え物としてあんぱん、ジャムパン、クリームパンを捧げる。
これらを供えた後、向田はニンリルに感謝の祈りを捧げ、供え物が消えることを確認する。
これにより向田は神の加護(小)を得ることができ、これが彼の冒険に役立つと感じている。

向田がスイの成長を検証するため、異世界の食材を与えてその影響を観察することにした。スイには異世界のゴミではなく、通常の食材を食べさせることで、食材と非食材の違いによる影響を比較する計画である。
スイの初期の鑑定では、レベルが10であり、体力と防御力がそれぞれ28となっている。

向田は豚の味噌焼き丼を調理し、フェルとスイに提供した。
食事を終えた後、スイのステータスを再度鑑定し、食材を摂取したことで体力と防御力が若干向上していることを確認した。
この結果から、スイは食材を摂取することで時間制でステータスが向上し、非食材ではレベルが上がることが示唆された。

その後、向田は甘い物を摂取しつつ土魔法の練習を行い、ニンリルの神託に従ってチョコレートとどら焼きを祭壇に供え、祈りを捧げた。
これにより、神の加護を受けることができ、スイの成長にも寄与していると考えられる。向田はスイと共にフェルと一緒に安全を確保しながら冒険を続けている。

閑話  残念な女神様

ここは神界であり、風の女神ニンリルが住んでいる。
ニンリルは水鏡を使い異世界や下界を見ることができるが、物理的に物を取ることはできない。
彼女は特に地球のあんぱんに興味を持ち、その甘さに興味をそそられていたが、神としての規則により直接手に入れることができなかった。

ある日、ニンリルは自分の加護を受けたフェンリルが異世界人と契約し、異世界の食材を召喚するスキルを持っていることを知り、そのことが気になり始める。
特に、フェンリルが食べているあんぱんやどら焼きを見て、自身も食べたいと強く思うようになる。
そのため、ニンリルはフェンリルに神託を与え、異世界人に週に一度の供えとしてあんぱんをはじめとする甘味を捧げさせることにする。

供えとしてあんぱん、ジャムパン、クリームパン、コーヒー牛乳が神界に転送された後、ニンリルはこれらを食べて非常に満足し、異世界の甘味の美味しさに驚き感動する。
しかし、すべてを食べ尽くしてしまい、次の供えが来るまで待たなければならないという事実に落胆する。
この一連の出来事を通じて、ニンリルは異世界の甘味の魅力に取りつかれ、それを待ち望むようになる。

第六章  フェルさんのブートキャンプ

フェルが突然停止し、向田に降りるよう命じた。
向田が降りた後、フェルは実戦で土魔法を練習することを提案する。
向田は反対するが、フェルは火魔法の時に実戦が効果的だったと主張し、土魔法も同様に実戦を通じて学ぶべきだと強調する。
向田が実戦を拒否すると、フェルは近くの洞窟が若いダンジョンであることを明かし、その中には比較的弱い魔物がいることを説明する。
フェルは向田がダンジョンに挑戦することに疑問を呈するが、フェルは向田が慎重であると解釈する。
向田がダンジョンに入ることに抵抗を示す中、フェルは彼を説得し、最終的にはダンジョンへの挑戦を決意する。
フェルは向田に安全を保証し、結界を張ると述べる。

向田、フェル、スイがダンジョンに入り、最初にスライムと遭遇する。
スイは見せ場を作り、酸液を発射してスライムを溶かす。
これによりスイが特殊個体である可能性が示唆される。その後、彼らは次々と現れるモンスターと戦い、ホーンラビットやゴブリンに対処する。
向田は火魔法に頼りがちだが、フェルは土魔法の使用を促す。

彼らはダンジョンを進み、コボルトに遭遇する。
向田は怯えつつも、フェルの結界のおかげで安全を保ちながら戦闘を続ける。
彼らは多数のコボルトを倒し、コボルトキングに直面する。
向田は最後の力を振り絞ってストーンバレットを撃ち、スイがコボルトキングを酸液で倒す。

ダンジョンでの戦闘を通じて、向田とスイはそれぞれの技術を磨くが、最終的にはスイの助けが大きく影響を与える。
向田はフェルとスイの支援に頼りながら、自身も成長していく過程を経験する。

スイが心配そうに向田の顔を触手で叩き、彼が目覚める。
スイはレベルアップし、念話ができるようになっていたことが明らかになる。
向田はスイの成長に驚くが、自身もダンジョンでの戦いを経てレベルアップしていることを確認する。
しかし、スイのステータスが向田を上回っていることが判明し、彼は複雑な感情を抱く。

スイが向田よりも強力な能力を持っていることが示され、特殊個体である可能性が示唆される。
スイは向田と念話でコミュニケーションを取り、フェルが一時的に食事のためにいなくなっていることが分かる。
フェルが戻ってきた際、向田は親子丼を作り、フェルとスイに食事を提供する。
フェルとスイは食事を楽しみ、向田も安堵する。

食後の休憩時に、向田がフェルにスイとの念話の話題を持ち出した。
フェルは自分を「おじちゃん」と呼ぶスイに苦言を呈し、スイはフェルを慕っている様子を見せる。
フェルはスイに対してだけ呼称を許可し、スイはフェルを「フェルおじちゃん」と呼んで喜んでいる。
このやり取りから、フェルはスイに対して柔らかい一面を見せており、スイはフェルに強い愛情を抱いていることが明らかになる。

閑話  女神様は異世界甘味の虜

異世界の女神が次の供物を心待ちにしながら、甘味について熱く語っている。
最初に供えられたあんぱん、じゃむぱん、くりーむぱんを食べ尽くし、次はチョコレートとどら焼きを望んでいる。
彼女は、異世界人に追加で供え物をするよう神託を送り、その際、気が変わりチョコレートを試す。
チョコレートの味に感激し、その後、どら焼きを試食し、その美味しさに驚いている。
異世界の甘味に心から魅了された彼女は、自分の世界にも同じような天才が現れることを望んでいる。

第七章  ボスキャラ級の魔物がいる森に連れてこられた

フェルの背に乗り、森を抜ける途中の話が進んでいる。
フェルが森を突っ切って進む方が東への近道になると言い、既に3週間が経過しているが、フェルの速度を落として進んでいるため、まだ時間がかかるとされる。
森にはオルトロスとグリフォンの縄張りがあり、通常の道よりは早いが、フェル以外では危険な存在が潜む場所である。
フェルはオルトロスやグリフォンを敵と見なしておらず、彼にとっては敵ではない。
しかし、話を聞いていた主は、ボスキャラ級の魔物が複数いることに驚き、その事実を知って不安を感じている。
フェルはそのまま進むことを決め、オルトロスの縄張りにすでに入っていることを伝える。

かすかに聞こえる犬の鳴声に続いて、黒い毛並みを持つ二つの顔を持つオルトロスが現れた。
彼らは五匹おり、特に中央のオルトロスは非常に凶暴な様子を見せている。
フェルはこの状況を恐れることなく、挑戦的な態度を取り続けた。
真ん中のオルトロスがフェルに挑むと、フェルは動じることなく爪斬撃スキルを使って応戦し、オルトロスを倒した。残りのオルトロスは逃げ去った。
事件が収束した後、フェルとスイはその場を和やかにし、フェルの強さに安堵した。
しかし、倒れたオルトロスの扱いについては、フェルがそれを食用にすることはないと述べ、彼のアイテムボックスに永遠に保管することを選んだ。

フェルとオルトロスの戦いの後、彼らは再び移動を開始し、日が落ちる頃に野営をすることに決めた。
野営地はまだオルトロスの縄張り内にあったが、フェルは先の戦いでオルトロスたちが彼の強さを認識したと考え、再び襲われることはないだろうと予測した。
その夜、彼らは食事の準備を始め、未使用のブラックサーペントの肉でから揚げを作ることにした。
食材の仕込みと調理が進められ、完成したから揚げはフェルとスイに好評だったが、彼らが食べる速度に追いつかず、主人公の分はわずかしか残らなかった。
一方で、彼らはグリフォンの縄張りも近いことを知り、その通過を避けることができない状況に悩んでいる。

フェルと主人公が森を進んでいると、フェルが珍しいヒーリングマッシュルームを発見した。
このきのこは食べると深い切り傷や骨折が治る効果があり、エリクサーという薬の材料にもなるという。
フェルによれば、エリクサーはどんな病気も治すことができる上、寿命も延ばす効果があるとのことだ。
主人公はヒーリングマッシュルームを収集する一方で、スイもこれを食べたことにより新しいスキル「回復薬生成」を獲得した。
スイが生成したポーションは、中級と下級のものも作れることが判明し、これが非常に有益であることが確認された。
フェルは1000歳を超えるが、スライムが回復薬を生成するのを見るのは初めてだと語った。
スイは特別な個体であることが強調され、新たに獲得したスキルによって彼らの冒険がさらに支援されることとなった。

フェルに促されて、主人公は風の女神ニンリルに供え物をすることを思い出した。
ニンリルには甘味の供え物が喜ばれるため、主人公はネットスーパーでさまざまなスイーツを選んで購入し、神託を遅らせてしまった謝罪と感謝の意を込めて供えた。
ニンリルは喜び、次回も同量の供えを要求した。
その後、フェルとスイは供え物を少しでも分けてほしいと求め、主人公はそれに応じた。
フェルはその後、すぐにグリフォンの縄張りに入ることを告げ、主人公は結界を張るよう要求し、フェルはそれに応じた。

彼らはグリフォンの縄張りを抜けることができた。
フェルはグリフォンの挑戦を受け、戦いで勝利したが、グリフォンもフェルに傷を与えることができた。
これにより、グリフォンは自分の群れからの認認可を得ることができた。
グリフォンはフェルに感謝し、羽を贈った。
この後、彼らはグリフォンの縄張りを離れ、東の海へ向かっている。
森を抜けるのにあと3日かかる見込みであるが、具体的な目的地については不明である。

彼らは森を抜け、広い草原に出た。フェルがスピードを上げている間に、突然彼らは盗賊に襲われた馬車を目撃した。
彼がフェルとスイに助けを求めると、彼らは迅速に対応し、盗賊たちを圧倒した。
その後、盗賊たちは無事に捕らえられ、馬車の護衛をしていた冒険者たちによって縛られた。

商人と冒険者から感謝され、彼らは自分たちがレオンハルト王国にいることを知った。
彼はフェルがフェンリルであることを隠しながらも、彼らと一緒にカレーリナの街へ行くことを申し出た。
彼らはこの提案に快く応じ、一緒に旅を続けることにした。

番外編  向田さんの怠惰な週末

ある男性が花の金曜日に残業を終えて帰宅した。
彼の勤務先は過酷ではなく、忙しい時期が過ぎれば残業も少なくなるという。
彼は帰宅後、和風カレー炒め丼を作り、食事を楽しんだ後、お気に入りのビールを飲みながらリラックスした。
その後、彼はネットスーパーで一週間分の食材や日用品を購入し、独り身であることを楽しんでいる様子が描かれている。

冷蔵庫から取り出したビールを飲んだ男性は、風呂上がりにビールの味を楽しんでいる。
普段はあまり飲まないが、休みの前夜であることから、彼はもう一度座椅子に座り、ネット小説を読み始める。
ネット小説に熱中した後、彼は最近ハマっている戦国転生小説を読む。
歴史上の人物に転生し、戦や内政で活躍する内容で、彼はその展開に夢中になる。

休日には、彼は昼近くまでゆっくりと寝た。
起きてからは、ネットスーパーの配達を受け取り、北海道フェアで購入したイカの塩辛や松前漬けなどの食材を整理する。
昼食には、炊き立ての白飯にイカの塩辛と松前漬けを載せて食べる。
これらの食材の美味しさに感動しつつ、彼は残りの食材を冷蔵庫や冷凍庫に整理し、作り置きのハンバーグや牛コマの時雨煮を作る計画を立てる。

男性はハンバーグと牛肉の時雨煮を作り、冷凍庫に保存した。
特に牛肉の時雨煮は飯のおかずに適しており、簡単に作れる点が彼にとって有難い。
ゴマ油を使用することで香ばしさを加え、基本的な調味料で味付けをし、フライパン1つで完成させる。
その後、キュウリの塩昆布漬けを作り、これも簡単な調理法であり、保存も容易である。

夕飯にはハンバーグを用意し、家庭で作るなんちゃってデミグラスソースを添えた。
彼はブロッコリーと赤パプリカの温野菜をレンジで加熱し、これらを付け合わせとして利用した。
その後、彼はビールを飲みながら映画を観賞し、ジャガイモにイカの塩辛を載せたジャガバターイカの塩辛載せをつまみにした。

翌日、男性は遅くまで寝て、朝飯昼飯兼用でうどんを食べた。
その後、ネット小説サイトで新しい小説を探し、見つけた作品を一気に読んだ。
彼は自宅でのリラックスした一人時間を満喫し、快適な生活を捨てることはできないと感じている。

アニメ

PV

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料理

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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