小説「おかしな転生 XII ～学生たちには飴と鞭～」感想・ネタバレ

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どんなラノベ？

「小説家になろう」で連載されていたのは知っていたが、あえてwebは読まずに本が出るのを楽しにしながら読んでいる。

今年の7月にアニメ放映されるらしい。

あと一歩で世界一のパティシエになれると思ってたのに、大会中の不慮の事故で亡くなってしまった主人公のペイストリーくん。
そんな彼が生まれ変わった先は、、
農作物がほとんど育たない、乾燥した不毛な大地の領主の跡取りだった。

そんな極貧な領地を富ませて思う存分にお菓子作りをするために、領地改革を断行して行く。

さらに、近隣領地との交渉には大人以上の交渉をして相手を手球にとり弱小領地の利益を守って行く。

普通にオッサンがやってたら、ただエグいだけだが。
見た目が可愛らしい子供がやるから面白い。

小説　PV

TOBOOKS

読んだ本のタイトル

#おかしな転生　XII　～学生たちには飴と鞭～
著者：#古流望　氏
イラスト：#珠梨やすゆき　氏

おかしな転生XII（Ⅻ）

posted with ヨメレバ

古流望 TOブックス 2019年07月10日頃

あらすじ・内容

皆さん、新米教官【ボク】が授業します！

舞台は学園へ！！　王道スイーツ・ファンタジー最新刊！

モルテールン家領主代理のペイスは、お菓子の国を夢見てハッカ飴の商品化に励んでいた。そんな折、寄宿士官学校の教官として王都に招へいされ、五人の劣等生を受け持つことに。領地から引き離されてもどこ吹く風のペイスは、各々事情を抱え落第寸前の学生たちにお家流のスパルタ実技と革新的な教えを次々施していく。一方、その陰ではペイスを妬む教師勢や勢力拡大を恐れる貴族の策謀が動き出していた――！　学園を舞台に、異色の新米教官が学生たちと勝負お菓子で放つ逆転劇とは!?　甘くて激しい王道スイーツ・ファンタジー第12弾！
おかしな転生12 学生たちには飴と鞭

前巻からのあらすじ

不毛の領地を緑豊かにして。

隣国との戦争に勝利して、その戦争に参加していないのに功績を立てたモルテールン家。

婚姻では有力貴族のボンビーノ子爵と関係を深める。
国王からも覚えめでたい。

急発展しているモルテールン家の当主を中央に招集したが勢いは留まるどころか、逆に勢いを増した。

そして、中央貴族は領主代理のペイストリーに注目した。
元凶はアレだと。。

感想

最近の戦争で功績を上げ、領地の発展も著しいモルテールン男爵家。

当主を中央に招聘したのに勢いは増すばかり。

さらに中央貴族から疎まれ、遂に跡取り息子も学院の教員に招聘されてしまう。

慣れない仕事でもして大人しくしてろと貴族文化の暗黙のメッセージが多分に含まれて。

学院の教師陣は学院長の派閥と前学院長の派閥で鍔迫り合い中。

そんな中にペイスくんは教師から爪弾きにされた生徒5人をモルテールン式に訓練し、画期的な戦略、戦術論を教えて行く。

最終試験では様々な思惑が絡んだ妨害があったがそれも食い破り唯一の試験突破者となる。

学園からすれば優秀な生徒を輩出してくれて、さらにモルテールン領も大人しくしている。

まさに思惑通りに進んだと思ったら。

ペイストリー教官は卒業する生徒達のほとんどを人手不足に喘いでいる自領に連れ帰ってしまう。

中央でじっくり育てた優秀な若者を総取りされてしまった、、、