小説【このすば】「この素晴らしい世界に祝福を! 5 」感想・ネタバレ

小説【このすば】「この素晴らしい世界に祝福を! 5 」感想・ネタバレ

どんな本?

この素晴らしい世界に祝福を!』は、暁なつめ 氏による日本のライトノベルで、イラストは三嶋くろね 氏が担当。

ゲームをこよなく愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)の人生は、
交通事故(!?)によりあっけなく幕を閉じた……はずだった。
だが、目を覚ますと女神を名乗る美少女・アクアは告げる。

「ねぇ、ちょっといい話があるんだけど。異世界に行かない?
  1つだけあなたの好きなものを持って行っていいわよ」

「……じゃあ、あんたで」

RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!
……と舞い上がったのも束の間、異世界に転生したカズマの目下緊急の難問は、
なんと生活費の工面だった!

さらに、トラブルメーカーの駄女神・アクア、
中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、
妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、
能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになって、カズマの受難は続く。
そして、そんなある日、カズマ達パーティはついに魔王軍に目をつけられてしまい―――!?

平凡な冒険者・カズマが過ごす異世界ライフの明日はどっち!?

INTRODUCTION(アニメ この素晴らしい世界に祝福を!)

この作品は、異世界転生、ファンタジー、コメディといったジャンルに分類され、2012年から2020年までの間に全20巻(本編17巻+短編集3巻)が刊行された。
また、このライトノベルはアニメ化もされており、2023年4月より第三期が放送される。
この作品は、平凡な冒険者カズマが過ごす異世界ライフを描いている。

個人的には小説家になろうで公開されていた時に読み。
感想を送り、著者さんから返事を頂いて嬉しかったと記憶している。

読んだ本のタイトル

この素晴らしい世界に祝福を!  5 爆裂紅魔にレッツ&ゴー!!
著者: 暁なつめ 氏
イラスト: 三嶋くろね  氏

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あらすじ・内容

駄女神様がマンガに。「月刊ドラゴンエイジ」にてコミカライズ連載開始!

「私、カズマさんの子供が欲しい!!」爆弾発言を言い残し、故郷を救いに旅立つゆんゆんを追いかけ、カズマは“紅魔の里”へ向かう。しかし、そこでカズマが見た光景は “滅亡の危機”とは程遠い平和な光景で…!?

この素晴らしい世界に祝福を! 5 爆裂紅魔にレッツ&ゴー!

感想

今巻は、カズマたちがめぐみんの実家、紅魔族の里を訪れる物語。
どうやら劇場版で公開されてるらしい。
シルビアの「当ててるのよ」は是非、劇場アニメで確認してみたい。

前巻からの続きで、ゆんゆんから「カズマの子供がほしい」という驚きの発言から始まり、彼女の故郷である紅魔族の里が危機に瀕しているという情報が伝えられる。
しかし、危機はゆんゆんが勘違いしていた部分もあり、紅魔族の里付近に魔王軍の基地が出来ていたが、里自体は紅魔族が強い種族であるため。
村でニートだと言われている連中の片手間で魔王軍の侵攻を食い止めていた。
里の空気も平和で、魔王軍への恐怖は全くなかった。

だが、手紙を受け取ったゆんゆんは里が心配で里へ向かい。
カズマたちもめぐみんが妹のこめっこが心配だと言って、紅魔族の里へ向かう事となる。
その道中、カズマ達は様々な経験する。
物理的な危害は加えないが、庇護欲を煽り旅人を死に至らせる安楽少女。
カズマをつけ狙うオークのメスたち等、、
困難を乗り越えて里に到着したら。

里にはカズマたちを歓迎する紅魔族の人々がおり、めぐみんの家族にも温かく迎え入れられる。

魔王軍の美女幹部のシルビアが率いる魔王軍の先鋒隊1000が里を攻めたが、紅魔族50人に蹂躙され。
その後、魔法を封じる「魔術師殺し」とシルビアが一体化して紅魔族は危機に陥るが。

紅魔族の秘密兵器「レールガン」を使って戦うことになるが、レールガンは動かず、めぐみんの妹こめっこがレールガンを使ってシルビアを倒す。

この巻では、カズマとめぐみんの関係が深まり、二人の間には恋愛的な感情が芽生える。

特にカズマは、めぐみんに対する自分の感情に気付き、彼女のことを深く思いやるようになる。
物語の終わりには、カズマたちは紅魔族の里を離れることになる。
そして、終盤に王女のアイリスから王都への招待状が来る。

物語は、笑いあり、感動あり、そして少しの恋愛ありの、バラエティ豊かな展開で楽しませてくれた。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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備忘録


プロローグ

平原で突如爆裂魔法が発動され、魔力を使い果たして倒れためぐみんをカズマが支える。
毎日のように爆裂魔法を行っているめぐみんは、自身の魔法の成果についてカズマに評価を求め、カズマはそれを85点と評価する。

めぐみんは他の魔法を覚える気がなく、自らを優秀な魔法使いと称している。
カズマはめぐみんを背負いながら、明日からの旅について考える。

めぐみんは次こそ100点を目指すと悔しげに呟く。

第一章

ゆんゆんが「カズマの子供が欲しい」という意外な発言をし、その場にいた全員が驚愕する。

しかし、この発言は深刻な背景から来ていた。紅魔の里が魔王軍の攻撃により危機に瀕しており、ゆんゆんの父親からの手紙でその状況が伝えられる。

さらに、ゆんゆんとカズマ(力のない男)の間に生まれる子供が将来的に魔王を倒すという占いの内容も明らかになる。
しかし、この占いが紹介されたのは、実際には紅魔の里のある人物が書いた創作物語の一部であり、ゆんゆんはそれを真に受けていたことが判明する。

手紙と創作物語の混在に混乱しながらも、本当に紅魔の里が危機に瀕していることは変わらず、ゆんゆんは里を救うために立ち上がる決意をする。

翌朝、冒険者ギルドで紅魔の里の地図を受け取ったカズマは、魔王軍と交戦中の紅魔の里を遠くから偵察する計画を提案する。

その後、一行はウィズの店を訪れる。

店で、アンデッド除けの魔道具を購入しようとするものの、価格に抗議する。

さらに、カズマは自ら開発した商品の知的財産権を三億エリスで買い取る契約をする。

その金で、必要なアイテムを購入しようと考える。ウィズはテレポート魔法でカズマたちをアルカンレティアへ送る準備をする。

一方、バニルはカズマに意味深な忠告をする。全ての準備が整ったところで、ウィズがテレポート魔法を発動させ、カズマたちの旅が始まる。

ウィズの魔法でアルカンレティアに到着したカズマたちは、ゆんゆんとの合流をめぐみんが拒否し、直ちに紅魔族の里へ向け出発することになる。

アルカンレティアから紅魔族の里への道中は徒歩で二日かかり、途中で危険なモンスターに遭遇する可能性が高いが、カズマは新たに習得した逃走スキルで対処する自信を見せる。

林で怪我をした少女を発見するが、カズマの敵感知スキルにより、彼女が擬態したモンスター「安楽少女」であることが判明する。

このモンスターは物理的な危害は加えないが、庇護欲を煽り旅人を死に至らせる危険性があるため、駆除が推奨されている。

しかし、その見た目と行動により、カズマたちは葛藤し、結局は彼女を傷つけることができなくなる。

安楽少女は自分がモンスターであり、人間に迷惑をかける存在であることを悟り、最後には「もし生まれ変われるなら、モンスターではないといいな」と言い残す。

この言葉により、カズマたちの心はさらに揺さぶられ、彼女を殺すことはできなくなる。

安楽少女を見逃した一行は街道を進んでいたが、カズマは殺せなかったことで複雑な感情に苛まれる。

後味が悪く、見逃したことで将来的に誰かが被害に遭う可能性を考えるも、初めて人間と話せたという安楽少女の言葉から、これまで犠牲者を出していない可能性を感じ、見逃した判断を肯定しようとする。

しかし、アクアとめぐみんはカズマが安楽少女を攻撃しないことを完全には信じておらず、カズマはもっと理解し合える仲間が欲しいと感じる。

その後、カズマはゆんゆんが安楽少女に魅了される危険性を懸念し、一人で安楽少女のもとへ戻ることを決意する。
アクアたちは戸惑いながらもカズマを見送る。

平原での爆裂魔法の使用により、カズマは魔力を使い果たして倒れためぐみんを助け起こす。

めぐみんは、自分の放った爆裂魔法に対してカズマに点数を尋ね、カズマは85点を与える。

毎日のように爆裂魔法に付き合っているカズマは、めぐみんに他の魔法を覚えるよう提案するが、めぐみんは爆裂魔法以外に興味がないと返答する。

めぐみんを背負いながら、カズマは再び旅に出ることを思い、道中での一日一爆裂の日々について考える。

アクセルの街に向かう途中、めぐみんは次回こそは百点を目指すと悔しげに呟く。

第二章

夜が訪れ、一行はレジャーシート代わりの布を地面に敷いて野営地を設営した。

モンスターの襲撃を避けるために火を焚かず、カズマは千里眼スキルと敵感知スキルを用いて夜間の見張りを担当することに。

カズマの提案で、めぐみんと共に最初の見張り番をする。
カズマが以前住んでいた国の話題が出る中、彼は自分がランカーだったことを説明する。

しかし、この話が実はネットゲームの経験に関するものであることは、アクアによって突っ込まれる。

見張り中に、めぐみんはカズマに日本に帰ることはないのかと尋ね、カズマはこの世界の生活にも慣れつつあると返答する。

静かな夜の中、めぐみんはカズマの手を握り、カズマはこれに緊張しながらも彼女がすでに眠っていることに気づきキレる。

昨晩の騒動の後、一行は朝を迎えた。

カズマは平原地帯を進む際、潜伏スキルが使えない問題に直面する。頼りのめぐみんの魔法も、開けた場所では使用が難しい。

そこで、カズマは千里眼スキルを使って先行し、モンスターを避ける計画を立てる。

軽装になり、支援魔法を受け、万一の逃走準備を整える。

しかし、平原でオークと遭遇し、予想外の展開に。
オークはメスで、カズマに交配を迫る。
カズマはオークの誘いを断り、目潰しの魔法「ウインド・ブレス」を使い、不意討ちでオークに攻撃を仕掛け。

オークからエナジードレインしたカズマは、トドメを刺さずにその場を離れる。

後方からアクアたちが追いかけてくるが、彼女らはカズマがオークを倒したことにより、これからオークたちに狙われると指摘する。

メグミンによれば、この世界にはオークのオスはおらず、メスが他種族のオスを捕らえては恐ろしい目に遭わせるという。

突然、カズマが倒したオークのメスたちが現れ、カズマに子作りを迫る。

パニックに陥るカズマを助けにゆんゆんが現れ、彼女の魔法でオークたちを泥沼に沈める。

ゆんゆんの介入により、危機を脱したカズマは彼女とアクアに感謝し、その場を離れる。

オークの縄張りを抜け、森で休息を取ることにしたカズマたちは、ゆんゆんの強力な魔法のおかげで安心していた。

カズマは特にアクアのそばにいることで安心を感じていた。

彼は先の体験で相当なトラウマを受けたらしく、ゆんゆんへの感謝を繰り返していた。

一方で、紅魔族の里へと向かう道中、めぐみんとゆんゆんは爆裂魔法の有用性について議論を交わしていたが、突然、魔王軍所属の鬼のようなモンスターが現れた。

戦闘になると思ったら、突然、紅魔族の強力な魔法がモンスターを撃退し。
突然現れた紅魔族の一団が彼らを紅魔の里へとテレポートさせた。

紅魔族の中には、めぐみんとゆんゆんを知る者もおり、外の世界から来たカズマたちを温かく迎え入れた。

めぐみんの知り合い、ぶっころりーたちが、光を屈折させる魔法で姿を消した後、カズマたちは紅魔族の里へ足を踏み入れる。

戦闘力が高かったぶっころりーたちを憧れの目で見ていたカズマは、めぐみんにぶっころりー達は実際にはニート集団であり、格好いい立ち去り方は演出だったことが明かされる。

その後、ゆんゆんの家族から、彼女の父親が書いた手紙は、実際にはただの近況報告であり、里は危機に瀕していなかったことが判明する。

しかし、魔王軍の軍事基地が近くに建設され、魔王軍が、少数の紅魔の里を大兵力でもって襲う可能性があるとわかる。

アクアは自分の力を使う時が来たと宣言し、紅魔族は落ち着いて対応する様子を見せる。

紅魔族は、千を超える魔王軍の先鋒に対してわずか五十人程度で上級魔法を駆使して圧倒的な力で対抗し、魔王軍を蹂躙した。

魔王軍の美女幹部が壁になろうとしたが、紅魔族には無力だった。

その後、カズマたちはめぐみんの家を訪れ、そこでめぐみんの家族と交流する。

アクアが魔法でちゃぶ台のマグカップを動かし、家族を楽しませる一幕もあった。

めぐみんの両親はカズマに対し、借金の話やめぐみんとの関係を尋ね、カズマが持ってきたお土産や、彼が大金を持っていると聞いて彼らの態度が変わる。

カズマはめぐみんの家族から、居留守を使うかのような勧誘を受け、屋敷を持っていることを明かしてしまう。

カズマが持ち帰った食材で家族は和やかな鍋を囲む。

夕食後のひと時、アクアが魔法で驚きを提供し、ダクネスは緊張気味にその場を楽しむ。

その中、カズマとめぐみんが同じ部屋で寝る話になり、ダクネスが反対する一方、めぐみんの母は推進する。

風呂上がりのカズマはめぐみんの部屋へと案内されるが、自分の寝る場所がないことに気付き、めぐみんの母にめぐみんの部屋に閉じ込められてしまう。
部屋の中にはめぐみんの隣以外に寝る場所は無かった。

春の夜、カズマは眠るめぐみんと二人きりの部屋で葛藤する。

アクア、ひょいざぶろー、ダクネスは既に眠り、外からは魔法で鍵がかけられている。

カズマは紳士としての振る舞いを考えつつ、めぐみんの両親が彼らを同じ部屋に寝かせた状況を利用しようとするが、自身の行動を後悔し始める。

結局、布団に潜り込み、隣にいるめぐみんの体温を感じながら深く考え込む。

しかし、めぐみんが突然目を覚ますと、二人は今の状況をどう受け止めればいいのか、お互い戸惑いながら対応しようとする。

めぐみんはカズマに何かアクションを期待するものの、カズマはめぐみんの挑発に乗ってしまう。

最終的に、めぐみんは窓から外へ逃げ出し、カズマはその行動に驚きながらも彼女の冗談に気づく。

第四章

次の日の朝、カズマたちはめぐみんの両親を見送り、朝食後に居間で寛ぐ。

アクアは、ゆんゆんの家から朝帰りしためぐみんに紅魔族の里の観光案内を依頼する。

めぐみんは快諾し、一行は里の様々な場所を訪れることになる。
紅魔族随一の服屋「ちぇけら」の店で、めぐみんは同じローブの替えを求め、カズマはそれを購入する。

観光中、彼らは「願いの泉」、「世界を滅ぼしかねない兵器が封印されている地下施設」、そして「神社っぽい建物」を訪れ、紅魔族の特異な文化や伝説に触れる。

特に印象的なのは、旅人から神様として贈られた猫耳スク水少女のフィギュアや、鍛冶屋が作った抜けない聖剣、そして核シェルターの入り口のような地下施設であった。

観光を通じて、カズマたちは紅魔族の里の奇妙で不思議な面を多く発見する。

里の中を巡ったカズマたちは、小高い丘で休憩していた際、めぐみんの家の近くで魔王軍の動きを察知する。

彼らは里の人々に警告し、ダクネスが時間稼ぎをしている間に、紅魔族の先生方を引き連れて現場に到着する。

魔王軍幹部のシルビアとその部下たちは、ダクネスの防御力に苦戦していた。
カズマは紅魔族の先生方と共にシルビアたちを撃退し、その場を乗り切る。

その日の夜、ダクネスはその勇敢な行動で称賛を受けるが、カズマは明日には帰ると宣言し、その場の小芝居については後で風呂に逃げ込むことでやり過ごす。

その後、アクアが外の大きなお風呂に入っていたことを知り、帰るべきか悩むカズマ。

同時に、めぐみんは母親によって部屋に魔法で拘束され、カズマの手助けで部屋まで運ばれることになる。

カズマは隣で寝息を立てるめぐみんに話しかけるが、返事はない。

考えた末、カズマは部屋の中を冷やすために「フリーズ」魔法を唱え、窓を厚い氷で覆う。

これにより、めぐみんが逃げ出すことを防ぎ、自分の行動に正当な理由をつける計画を立てる。

しかし、めぐみんが目を覚ますと、手を握られていることに気づき、カズマに激しく反発する。

カズマは行動の理由を説明しようとするが、めぐみんは寒さを理由に布団に戻ってくる。
窓が凍っていることに気づいためぐみんはカズマを非難するが、結局二人は一緒に布団で眠ることになる。

その夜、カズマとめぐみんは距離を縮めるが、魔王軍の襲来が告げられる。

カズマは怒りに任せて魔王軍の幹部シルビアを叱りつけるが、シルビアはそれに反発する。

突然、アクアも騒ぎに加わり、カズマに救援を求める。
しかし、シルビアによってカズマは再び拘束され、人質として利用されようとする。

ダクネスがカズマの代わりに人質になろうと申し出るが、シルビアはカズマを気に入っており、彼を魔王軍へ連れて行きたいと思っている。

アクアの魔法攻撃でシルビアは一時的に苦しむが、カズマはその間にシルビアの胸に顔を埋めてしまい、状況は複雑になる。
シルビアが自らをキメラであり、男性の部分も持っていると明かすと、カズマは困惑し、パニックに陥る。
シルビアの追加の暴露により、カズマはさらに混乱し、ショックを受ける。

カズマは悪夢から目覚め、シルビアによって地下格納庫の入り口で目を覚ます。

シルビアはカズマを逃がす意向を示し、彼らが目指していたのは「世界を滅ぼしかねない兵器」が封印されている場所であった。

しかし、シルビアの「結界殺し」という魔道具は封印を解くことができず、カズマはその封印が実は暗証番号パッドであることに気付く。シルビアを騙して封印を解除し、彼女を地下格納庫に閉じ込める。

その後、カズマの仲間たちが現れ、彼がシルビアを閉じ込めたことを知り、一安心する。

しかし、シルビアは地下格納庫から脱出し、自身を「魔術師殺し」と一体化させる。

これは魔法に対して強い抵抗力を持つ兵器であり、紅魔族にとっての天敵であった。
紅魔族は魔術師殺しの危険性を認識し、逃げることを決意して避難を始める。

紅魔族と共に魔神の丘に避難した一行は、燃え盛る紅魔の里を目の当たりにする。

シルビアはラミアのような姿になり、紅魔の里を炎で包み込んでいたが、紅魔族の人々はテレポートの魔法を使用して人的被害を避けていた。

一方、紅魔族の族長は、里を捨てるしかないと悲痛な決断を下す。

その中で、カズマは自分が封印を解いたことを悔やみつつも、魔術師殺しに対抗できる兵器の存在を思い出し、その使い方が誰にも分からないという事実に直面する。

ダクネスはシルビアをおびき寄せるため囮となる提案をし、その間にカズマとアクアが兵器を探しに地下格納庫に潜入する計画を立てる。

計画は紅魔族にも支持されるが、シルビアは巨大な蛇型の兵器と一体化し、紅魔族を狙い始める。

その中で、シルビアが紅魔族の女性を追いかける場面があり、彼女は自身の命を犠牲にしてシルビアを止めようとするが、最終的にテレポートで逃げることを選ぶ。

この一連の出来事の裏で、カズマたちは紅魔族の強敵であるシルビアとの対決に挑む準備をしていた。

カズマたちは地下格納庫へ侵入。

カズマとアクアは、格納庫の中で、魔法に強い犬型兵器「魔術師殺し」の開発者である日本人研究者の手記を発見する。

この手記から、紅魔族のご先祖様が改造人間であること、さらには研究者が適当に作った兵器が紅魔族にとって重要な意味を持つことが明らかになる。

また、手記には研究者が作成したゲーム機や兵器に関する記録が残されており、これらが実際には地球から持ち込まれたものであることが判明する。

カズマとアクアは、紅魔族の兵器「レールガン」の所在を探し当てるために、手記の情報を基に行動を開始。

その中で、アクアがゲーム機を起動させる場面もあるが、カズマの関心は兵器の発見に集中していた。

カズマは、アクアのゲーム機破棄の抗議を聞きながら、必死に走って服屋へ向かう。

そこでは、物干し台にされていた鈍い銀色のライフル、レールガンを発見。

これを紅魔族の元へ持って行こうとするが、その途中でシルビアの動きが止まったことに気づく。

シルビアの注意は、高い岩の上に立ち、シルビアを睨むゆんゆんに向けられていた。
ゆんゆんは、紅魔族の人々の注目を集めつつ、シルビアに対抗するために禁呪を使うと宣言する。

ゆんゆんが雷系の魔法を使い、稲妻を背景に中ニ的なポーズを取ると、紅魔族の人々は涙を流しながら彼女の成長を見守る。

ゆんゆんは紅魔族随一の魔法使いとしての地位を確立し、シルビアに対抗する意志を見せる。

その間、カズマとアクアはレールガンを用いてシルビアに攻撃を仕掛けようとするが、レールガンは動作せず、彼らは困惑する。

ダクネスとめぐみんも加わり、レールガンを操作しようと試みるが、成功しない。
この際、アクアが異なる魔法を試すべきだと提案する。

一方、シルビアはカズマたちの行動を見ており、彼らがレールガンを操作しようとしていることに気付く。

シルビアはカズマたちに狙いを定め、彼らに対して脅威を感じる。

この時点で、カズマたちはレールガンを操作する方法を見つけられずにいる。

シルビアはカズマたちを追いかけ、彼が持っているレールガンに対して嫌な予感を抱く。
カズマは逃走を試みるが、アクアやダクネスも同行し、特にダクネスは鎧の重さで遅れがちである。

シルビアは紅魔族に対して、彼らを天敵と宣言し、どこへ逃げても追いかけると脅迫する。
しかし、紅魔族の面々は動じず、シルビアの挑発に応じない。

その中で、こめっこがシルビアに対して勇敢に反撃し、自身が紅魔族随一の魔性の妹であると宣言する。

一方で、めぐみんはシルビアに挑み、爆裂魔法の詠唱を始めるが、カズマたちも含めた周囲は緊張する。

しかし、爆裂魔法はレールガンに吸収されてしまい、想定外の展開になる。

結局、こめっこがレールガンのトリガーを引き、シルビアに致命的な一撃を与える。

シルビアは倒され、その瞬間こめっこは「紅魔族随一の魔性の妹」として美味しいところを持っていく。

この一連の出来事に、紅魔族を含めた周囲の者たちは驚きとともにシルビアの敗北を目の当たりにする。

シルビアの遺体は紅魔族によって処理され、彼女が魔術師殺しと一体化した体は魔法防具の素材として有効活用されることになった。

この事態は、どんな逆境からも利益を得る紅魔族の図太さがわかり。

紅魔の里はシルビアによる破壊から急速に復興を遂げ、崩れた瓦礫は魔法で一掃され、岩盤から切り出された建材はゴーレムに変えられて建設現場へ運ばれた。

カズマはこの復興の速さに驚愕するが、めぐみんはそれが当然のことであるかのように語る。

その晩、カズマとめぐみんは同じ布団で寝ることになり、カズマは自国の風習について話し始める。

彼はバレンタインデーの厳しい慣習について言及し、その日のプレッシャーを嘆く。

しかし、めぐみんはカズマが仲間想いであることを称賛し、彼に対する好意を示唆する。

めぐみんはカズマの国に行ったら、バレンタインデーにチョコレートをあげると提案し、カズマはそれが異性としての関心を示す行為であることを指摘する。

カズマの警告にも関わらず、めぐみんは彼に対する好意を改めて確認し、最後には優秀な魔法使いが欲しいかとカズマに尋ねる。

終章

翌朝、カズマはめぐみんとゆんゆんと共に紅魔の里を散策していた。

シルビア戦後、ゆんゆんの扱いが里で変わり、彼女はカリスマ的存在となっていた。

一方で、めぐみんはゆんゆんに競争心を燃やし、自身も紅魔族随一の魔法使いとしての地位を確立しようとしていた。

この日、彼女たちは昔の友人と再会し、めぐみんはカズマを自分の男と宣言するなど、強気な態度を見せた。
そして、めぐみんはカズマに上級魔法のスキルを取得することを告げ、彼にそのボタンを押させるよう頼んだ。

その後、めぐみんは自らの爆裂魔法の封印を宣言し、新たな一歩を踏み出そうとしたが、カズマは彼女の決意を尊重しつつも、最後に爆裂魔法を見せてほしいと頼んだ。

めぐみんは、その要望に応える形で、過去最大級の爆裂魔法を放ち、その場にいた全員を圧倒した。

最終的に、カズマはめぐみんに対する深い愛情を確認し、彼女を紅魔族随一の魔法使いと認め、彼女の今後への道を全力でサポートすることを決意した。

エピローグ

カズマは屋敷への帰還を喜び、これ以上冒険に出ることはないと決意する。

彼の引きこもり気質が、再び居心地の良い屋敷での生活を望む原因であった。
紅魔族からの賞金を受け取ることが確定し、カズマはこれからは厄介事を避けると宣言。

しかし、屋敷にはすぐに新たな訪問者が現れ、ダクネスの執事から緊急の用事を告げられる。

ダクネスは貴族の資格を失う危機に直面しており、この問題はカズマたちにも関わってくることが示唆される。

その中で、アイリス王女からの手紙が届き、カズマたちは王女からの招待を受けることになる。

ダクネスは招待を辞退しようとするが、カズマはこれを受け入れることを決め、彼らの新たな冒険が始まることを示唆している。

アニメ

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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