漫画「ブルーピリオド (14)」 “真田まち子”って? 感想・ネタバレ

漫画「ブルーピリオド (14)」 “真田まち子”って? 感想・ネタバレ

どんな本?

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。
その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!

ブルーピリオド

読んだ本のタイトル

#ブルーピリオド(14)
著者:#山口つばさ 氏

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あらすじ・内容

高2で絵を描くことの楽しさに目覚め。猛烈な努力の末に東京藝大に合格した矢口八虎。
藝大2年目を迎え、これまでの課題や講評で芽生えた自分の才能や大学への疑問や不安に美術への情熱を曇らせ、道に迷う八虎に、学外のアート集団ノーマークスと主宰の不二桐緒は新しい視点を与えた。
「新入生」の時期は終わり、大人へのステップが始まる。新しい出会い、新しい課題、美術との関わり方、八虎の人生も新しい局面へ。
夏休みのある日、金も予定も目標もなくむなしく時を過ごす八虎に、高校からのライバル・世田介に「公募展」なるものがあることを教えられ賞金や展示など授業や課題とは一線を画す作品作りの世界を意識する。公募展に挑むか久々にわくわくする八虎を、年上の同級生・八雲と鉢呂が、彼等の故郷。広島へ誘う。広いアトリエで思う存分作品を作っては?という誘いだった。八虎と世田介は鉢呂、訳も、柿ノ木坂桃代とともに、車で広島へ向かう!
アートの歴史や可能性を詳細に活写、美大に進学した青年たちの情熱や奮闘を描く、今までになかった美術系青春漫画、早くも最新刊登場!!

ブルーピリオド(14)

感想

公募展に出品するため夏休みを利用して、桃代の実家、広島県のお寺にお籠もりする八虎。

メンバーは家を提供する桃代、鉢呂、八雲、世田介と八虎。

そんな彼等と公募展に出す作品について話をする。

今回出展するAOJという公募展は、美術館に2週間展示してくれる公募展らしく。
この2週間というのがかなり破格なモノらしい。

そして、それに出品するには2万円の費用が掛かるらしい。
さらに、出品する品の材料費、公募展に提出する運送費も、、

今回はモノが大きく損傷は絶対にダメなので、保健などの費用を加算したら業者によっては10万円ほど掛かる。

それを今回は鉢呂と八雲、八虎と世田介が出品するため運送費は共同となり安く済ますつもりらしい。

それでも公募展にエントリーした八虎は、出品するための材料を買いにホームセンターに行くと、、

八雲がやたらと安い画材の使い方を教えてくれる。

それにヒキながらも画材を漁っていたら、有名画家の版画があり。
それに触れようとした八虎に”300万”と云う嫌味なオッサンが現れた。

八雲曰く”野蛮なギャラリー”蟹江ギャラリーのオーナーさんらしい。

そんな蟹江から学費を親に払ってもらっている八虎を恵まれた子だと言う。

それを気にした八虎に八雲は”作品で苦労自慢大会にしてる訳じゃない”と一蹴する。

さらに八虎は八雲から”真田まち子”という人物について知らされる。

彼女は3年前に亡くなっており八雲曰く”殺された”らしい。
その彼女の作品を蟹江ギャラリーのオーナーが全て買取たいと、真田の母親に言って来ているらしい。

そこから始まる八雲の過去話。

八雲は母子家庭で母親は育児に積極的な女性ではなかった。

小学生の頃は友達と一緒に遊んでいたが、中学くらいから同じ境遇の連中とつるむようになり。

手先の器用さを買われていたが目標が無かった八雲をある女が八雲を美術の世界に引きずり込んだ。

そして藝大への受験をして真田まち子と出会い。
彼女を通して桃代と鉢呂と出会う。

八雲と真田の最初の出会いは、、

真田がカビたパンを食べてゲロを吐いた時からだった、、

あまりな出会いにフリーズする八雲。
そんな真田を予備校の先生は褒め、金の無い八雲はそれにイライラしていた。

そしてバイトの帰り道。
八雲は”真田まち子個展”を見つける。

1週間で14万円する個展まで裕福な家庭の子だと思っていたら、、
彼女はバイトしてその資金を貯めていたらしい。さらに東京に1人暮らしで、その金額も自身で稼いでいた。

八雲とそんなに変わらないスタートラインに立っていた真田。
彼女を知ってから八雲はよりのめり込むようになるのだが、、

その個展の後、真田は予備校を退学したが藝大の受験に合格した。
ちなみに八雲は落ちた。

藝大生となった真田に、桃代に絵を教える事を対価にお寺の倉庫を貸して貰う事になったのだが、、

真田より教えるのが上手い人がいると言われて呼ばれたのが八雲だった。

最初は浮浪者だと思われた八雲だったが、桃代に絵を教えたら。

今までの先生とは反発して上手くいかなかった彼女と八雲の相性は良く。
彼女の実力は上がったはわからないが、凄く楽しそうにしていた。
それを見ていた住職が、最初は3日間だけだった絵の教師をお寺に住み込みで桃代が学校に行ってる間は境内の掃除などをして。

その後は絵を教える事となる。
捨てる神がいれば拾う神もいる、、

そうして安定した生活をしながら藝大への勉学をしていた時。
昔、藝大に挑戦して挫折した鉢呂が色々と言って来た。
それは自身が辛かったと言う事だったが、、

その鉢呂も真田に触発されて、絵をまた描くようなった。

そして真田は個展のために絵を描いていた時に、、
八雲と話をして、画材を買いにフラッと外を出歩いていたら、、
彼女は死んでいた。

八雲曰く”殺された”らしい。

いったい誰に??
何で?
どうして?

最後に八雲は鉢呂に”俺はもう大人だから”と言い真田と書かれたキャンパスをBBQコンロに放り込む。

八雲、、
1人でスッキリしちゃったの?

最後までお読み頂きありがとうございます。

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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