物語の概要
■ 作品概要
第二次世界大戦末期の悪魔召喚の儀式から100年後の世界。
人類は悪魔や魔族、魔物の脅威に対し「魔装機体」を用いて抗っていた。
前世の記憶を持つ15歳の少年・川上啓太は、両親を失った後に妹の優菜の学費と生活費を確保するため、給与の出る国防軍学校青梅分校へ進学する。
高い適合率を見出された啓太は、誰もまともに動かせなかった異形の混合型試作機【御影】のテストパイロットとなり、実戦テストや防衛戦に駆り出される。
啓太自身は名誉や昇進を望まず、妹との平穏な生活と安全を第一に考えるが、並外れた戦術分析力と高精度な狙撃により、九州防衛戦、極東ロシアでの要人救出、軍学校を襲撃した魔族の討伐、ベトナムでの飛翔魔物撃滅など、次々と想定以上の戦果をあげていく。
本人の望みとは裏腹に国内外で「英雄」として祭り上げられ、階級や肩書が急上昇する中、物語は過酷な戦争と複雑な軍内政治、魔族側の思惑が絡み合う大規模な抗争へと広がっていく。
■ 主要キャラクター
主人公
川上啓太
立場
- 国防軍学校青梅分校Aクラス生徒(15歳〜16歳)。初期は試作機【御影】のテストパイロット(特務少尉)。その後、第一師団所属の中尉、教導大隊長(大尉)、第5巻終了時点で特務少佐。
物語開始時の状況
- 両親がタイで魔族の攻撃により死亡し、養親もデータ売却未遂で軍に処刑された後、自称親戚に家や土地を売却され資金難に直面。妹の優菜を守るため軍の保護を受け、給与が支給される軍学校青梅分校に入学した。
主な能力・特徴
- 前世の記憶と極めて高い人造魔晶適合率を持つ。試作機【御影】や強化外骨格「黒天」を駆使した長距離精密狙撃、四脚機動による高速回避、戦闘中の冷徹な敵の行動・魔力消費パターンのデータ収集・分析能力に優れる。
本人の自己認識
- 特別な天才ではなく、前世の記憶と訓練、優れた機体性能や事前準備のおかげで結果を出しているに過ぎないと捉えている。目的は「妹の学費・生活費獲得」と「自分と妹の安全・平穏な生活の維持」であり、昇進や軍人的名誉には興味がない。
周囲からの評価
- 同級生からは羨望と警戒を集める一方、最上社長からは機体の潜在能力を引き出す理想的パイロット、軍上層部からは大型魔物10体分以上に相当する単独の決戦戦力・「防衛の要」として高く評価される。極東ロシアでは「HENTAIする英雄」、魔族側からは「英雄」および最優先警戒対象として評価される。
対象巻終了時点での立場
- ベトナム戦線にて人類未討の「特大型魔物」を愛機【御影】の自爆により単騎討伐。生還後に特務少佐昇進および従五位叙爵が決定。教導大隊長として「絶対的英雄」の地位を確立するが、愛機を失い代替機完成までの空白期間を抱える。
主要キャラクター
久我静香
所属・立場
- 日本国防軍第一師団所属の少佐(後に中佐)。軍学校Aクラス担任教官および教導大隊全体指揮官。
主人公との関係
- 啓太の担任教官であり直属の上司。
初登場時の状況
- 軍学校青梅分校のホームルームにて、生徒たちの不要な情報を削ぎ落とし、啓太の両親の過去と志願理由を公表して機体受領を指示した。
シリーズ内での主な役割
- 政治や上層部の不合理な命令から啓太の安全や意向に配慮しつつ、教導大隊の指揮・管理を行い、実戦において生徒たちを生還させるよう統率する。
現時点での状況
- ベトナム戦線にて教導大隊を指揮し、自爆後に気絶していた啓太を保護・救出。帰国後は啓太の急昇進と機体喪失に伴う再編調整を進める。
五十谷翔子
所属・立場
- 軍学校Aクラス第四席。第六師団閥・五十谷家出身。教導大隊初期隊員(准尉待遇)。最上重工業試作三号機テストパイロット。
主人公との関係
- クラスメイトであり、啓太のお目付け役兼情報取引・訓練のビジネスパートナー。
初登場時の状況
- 入学式直後に啓太に無視されて攻撃を仕掛けるも返り討ちに遭い倒される。
シリーズ内での主な役割
- 実戦データを50万円で購入するなど啓太と交渉・取引を行い、シミュレーター模擬戦を通じて操縦技術を向上。草薙型から試作三号機に乗り換え、教導大隊の主力狙撃手として実戦で活躍する。
現時点での状況
- ベトナム戦線で自ら囮となり挟撃作戦に貢献。「若き英雄」として表彰を受け、啓太との深い信頼関係を築く。
最上隆文
所属・立場
- 最上重工業代表取締役社長。
主人公との関係
- 混合型試作機【御影】や強化外骨格「黒天」の開発者であり、技術的・業務的パートナー。
初登場時の状況
- ガレージにて礼儀正しく接する啓太に好印象を持ち、試作機【御影】を受領させた。
シリーズ内での主な役割
- 啓太からのフィードバックを受けて機体や装備の改良・デバッグを行い、軍部や他財閥の妨害工作に対抗して海外遠征や実地試験を遂行する。
現時点での状況
- 啓太の自爆により【御影】を失い、最短でも半年かかる新型機の開発・製造に着手する。
浅香涼子
所属・立場
- 統合本部長。大将。皇族出身。
主人公との関係
- 国防軍の最高幹部として啓太の処遇や昇進・作戦配備を決定する存在。
初登場時の状況
- 九州大規模防衛戦の後、東京の本部にて緒方大将から啓太の戦果報告を受け、正式任官と昇進を支持した。
シリーズ内での主な役割
- 特定の個人のみへの依存を防ぐ全体防衛戦略の立案、無能な上層部の更責や派閥調整、啓太の昇進・叙位・教導大隊設立の最終決定。
現時点での状況
- ベトナム遠征に同行。啓太の特大型魔物討伐に伴う昇進・陞爵手続きを進め、機体喪失による国防の空白埋めに苦慮する。
川上優菜
所属・立場
- 川上啓太の妹。中学生・民間人(第三次救世主計画被検者・適合率89%)。
主人公との関係
- 啓太が最も大切にしている実の妹。
初登場時の状況
- 両親と養親を失った後、アパートで兄から軍学校進学と引っ越しについて説明を受け、兄の安全に安心した。
シリーズ内での主な役割
- 啓太の精神的支柱であり、自宅で兄の無事の帰還を待つ。研究機関に生活状況を報告する協力者でもある。
現時点での状況
- ベトナムで兄が自爆して負傷したことにショックを受け、兄を守るため自ら多薬室砲や核弾頭を用いた新武装の設計を模索する。
ストーリー全体の流れ
九州防衛・極東ロシア救出編
- 対象:第1巻〜第2巻
- 両親を失った川上啓太は妹の生活費を確保するため軍学校へ入学し、混合型試作機【御影】のテストパイロットとなる。九州での実戦テストおよび大規模防衛戦にて長距離狙撃により大型魔物を次々と撃破し、防衛戦を勝利に導く。しかし、御影型の台頭を警戒する軍内部の派閥や財閥企業の妨害により、歩兵用パワードスーツ(強化外骨格「黒天」)の実験を名目に極東ロシアへ派遣される。現地で孤立した貴族令嬢を救出し「HENTAIする英雄」と称賛される一方、啓太不在の日本国内では規模倍増の魔物大攻勢が発生し、国防軍は防衛に成功するものの580名以上の戦死者を出す大被害を被る。
軍学校襲撃・教導大隊発足編
- 対象:第3巻〜第4巻
- 国内復帰後、軍学校学園祭の機士戦会場に魔族アルバと鬼型魔物が乱入。第一師団上層部は政治的思惑から啓太に「正面からの堂々とした一騎討ち」を命令するが、啓太は敵の行動・魔力消費パターンを冷徹に分析し、隙を突いてアルバを完全に討伐する。無謀な命令を下した上層部は懲罰的国外遠征を命じられ、啓太は16歳で「教導大隊長」に就任。量産型の指導と反撃能力育成のため、教導大隊は第一師団の遠征に同行してベトナムへ渡る。現地で第四師団を苦しめていた飛翔魔物グリフォンを多数撃墜し制空権を奪還するが、この戦果が現地ベトナム貴族勢力の焦りによる暴走出撃を引き起こす。
同盟国撤退戦編
- 対象:第5巻
- ベトナム北征軍6万が魔物3万の奇襲を受け壊滅し、魔物の大群が反転攻勢を開始。日本遠征軍と教導大隊はサパ基地での「防衛的迎撃戦」を展開し、大型魔物6体を全滅させる。しかし、上空に魔族3体と人類未討の「特大型鳥型魔物」が出現。啓太は仲間を無事に撤退・合流させるため、単機で決死の殿(遅滞戦)を引き受ける。特大型魔物に対し乗機【御影】をワイヤーで固着させ、全弾薬を注ぎ込んだ零距離自爆により撃滅に成功。啓太は生還し特務少佐昇進と従五位叙爵を得るが、愛機喪失による国防上の半年間の空白が生じる。
各巻のあらすじ・ネタバレ
極東救世主伝説 第1巻

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- 開始時:養親の処刑後に生活難に陥った川上啓太は、妹の優菜を養うため給与の出る軍学校青梅分校に入学。混合型試作機【御影】を受領し特務少尉に任官する。
- 主な出来事:糸島での実戦テストで戦果を挙げた後、夏季休業中に九州大規模攻勢が発生。事前予測を大幅に超える魔物大群に対し前線が混乱・撤退を検討する中、啓太は予定通り単独出撃を行う。
- クライマックス:【御影】の長距離狙撃と高機動力を駆使し、優先的に大型魔物を連続撃破。前線の士気が一変し第二師団の全面反攻と防衛戦大勝利をもたらす。
- 巻末:過度な昇進を固辞した啓太は特別賞与と勲章のみを受け取り、妹へのお土産を手に夏休みの平穏な日常へと帰還する。
極東救世主伝説 第2巻

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- 開始時:軍学校へ復帰した啓太は、同級生とのシミュレーター模擬戦で連戦連勝するが、御影型を警戒する運用政策課や他派閥から不必要な強化外骨格の実証実験を命じられる。
- 主な出来事:啓太と最上社長は妨害を逆手に取り、国内の防衛戦を回避して極東ロシアへの実地試験を選択。衛星都市アムールスクで孤立した貴族の娘を救出し、数百の魔物を討伐して現地で「HENTAIする英雄」と称賛される。一方、啓太不在の日本国内では規模倍増の魔物大攻勢が発生し580名以上が戦死する。
- クライマックス:極東ロシアの戦勝慰霊式典にてディミトリ大公が潜入し啓太の引き込みを画策。国内では第三師団再建予算が凍結される。
- 巻末:啓太は外交的功績により第一師団所属の中尉へ昇進・正六位に叙位され、久我少佐が直属の上官となる。
極東救世主伝説 第3巻

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- 開始時:九州戦線での損害を受け、即応戦力の啓太は軍学校学園祭の裏任務(エキシビション戦)へ回される。ロシアからの転入生の背後にある不審な動きに対し、優菜への護衛が手配される。
- 主な出来事:学園祭の個人戦会場に魔族アルバと鬼型魔物が襲撃。第一師団上層部は「奇襲禁止・正面一騎討ち」という不合理な命令を発令する。啓太は狭いアリーナで苦戦を装いながらアルバの攻撃・防御・魔力修復の癖と限界データを完璧に蓄積する。
- クライマックス:データ収集完了後、80mm焼夷榴弾の罠と40mm機関砲で修復魔力を削り、変身の隙を突いて88mm滑腔砲徹甲弾でアルバの頭部・胴体を破砕し完全沈黙させる。
- 巻末:失態を犯した第一師団上層部は皇族の勅命で海外前線への懲罰派遣が決定。量産機での魔族討伐を証明した啓太は16歳で「教導大隊長」に就任し、魔族側は啓太への様子見(接触禁止令)を決定する。
極東救世主伝説 第4巻

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- 開始時:啓太は大尉へ昇進し教導大隊長に就任。クラスメイトの五十谷ら4名が初期隊員として編入され、コマンドシステムの指導が始まる。五十谷には試作三号機が割り当てられる。
- 主な出来事:第一師団上層部の国外遠征に同行する形で教導大隊のベトナム派遣が決定。現地に先乗りした啓太は第四師団を苦しめていた飛翔魔物グリフォン3体を撃墜。後詰を引き受けることで五十谷ら初期隊員の実戦射撃(計11体撃墜)を成功させる。
- クライマックス:教導大隊の圧倒的戦果により存在意義の揺らぎを恐れた現地ベトナム貴族・軍人勢力が、旧式機含む数万規模で魔族支配地域へ暴走出撃を開始する。
- 巻末:魔族の侯爵シュレンが子爵ロウランにベトナム軍の撃滅と日本軍への限定牽制を命じ、超大型魔物『鵬』を貸与する。
極東救世主伝説 第5巻

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- 開始時:ベトナム北征軍6万が魔物の奇襲によりわずか十数分で壊滅。敗残兵を追う一万を超える魔物群がサパ基地へ迫る中、日本軍は「防衛的迎撃戦」を開始する。
- 主な出来事:啓太は大型魔物2体を瞬時に狙撃撃破するが、上空に魔族3体と特大型鳥型魔物が現れる。啓太は教導大隊本隊を基地へ撤退させ、単機で決死の遅滞戦を引き受ける。
- クライマックス:遠距離狙撃が効かない特大型魔物に対し接近戦を挑み、翼と爪を破壊して【御影】をワイヤーで敵に固着。全弾薬を注入した零距離自爆により人類史上初となる特大型魔物の討伐を成し遂げる。
- 巻末:脱出カプセルで生還した啓太は特務少佐昇進および従五位叙爵が決定。防衛戦は勝利したものの、愛機喪失により最速半年間のエース機空白期間が残される。
物語の重要な転換点
混合型試作機【御影】の受領と適合
- 該当巻:第1巻
- 説明:通常の機体運用を想定し誰も適合できなかった混合型試作機【御影】に啓太が適合。長距離狙撃能力と四脚機動力により九州防衛戦の絶望的戦況を逆転させ、テストパイロットとして軍事運用に組み込まれた。
軍上層部(運用政策課)による強化外骨格実験命令とロシア渡航
- 該当巻:第2巻
- 説明:御影型を警戒する派閥の妨害命令を逆手に取り、啓太と最上が極東ロシア渡航を選択。啓太が国内防衛戦から離脱して580名以上の戦死者が出る遠因となる一方、極東ロシアで貴族の娘を救出して「HENTAIする英雄」となり外交的価値が跳ね上がった。
学園祭機士戦への魔族アルバ乱入と一騎討ち討伐
- 該当巻:第3巻
- 説明:魔族アルバが学園祭へ乱入。不合理な命令下で啓太がデータ収集後にアルバを完全討伐したことで、無能な第一師団上層部が更責・実戦派遣となり、啓太が16歳で「教導大隊長」に就任した。
教導大隊のベトナム遠征とグリフォン制空権奪還
- 該当巻:第4巻
- 説明:第四師団を苦しめていた飛翔魔物グリフォンを教導大隊が多数撃墜して制空権を奪還。しかし、この成果に焦ったベトナム貴族軍6万が暴走出撃して壊滅する引き金となった。
特大型魔物の飛来と【御影】の零距離自爆討伐
- 該当巻:第5巻
- 説明:魔族3体と人類未討の特大型魔物が出現。啓太が単機で殿を務め、愛機【御影】を固着させて全弾薬ごと自爆討伐したことで人類史上初の特大型討伐を達成したが、愛機喪失により国防上に最速半年の空白が生じた。
川上啓太を取り巻く人物関係
川上優菜
- 関係:血の繋がった兄妹。
- 主な出来事:第1巻で兄が妹の学費と安全のために軍学校へ進学。第5巻で兄がベトナムで自爆して負傷したことにショックを受け、優菜が自ら多薬室砲+核弾頭の新兵器設計を模索。
- 現在:互いに最大の理解者であり、兄は平穏な生活を望み、妹は兄を守るため技術開発へ情熱を向ける。
最上隆文
- 関係:テストパイロットと兵器開発企業社長(ビジネス・技術パートナー)。
- 主な出来事:第1巻での礼儀正しい初対面から信頼を構築。第2巻でのロシア実地試験や第4〜5巻のベトナム遠征を共にする。
- 現在:互いの合理性と技術への姿勢を理解し合い、愛機喪失後の次期専用機開発に向けて強固な協力関係を維持。
久我静香
- 関係:担任教官・直属の上司と部下。
- 主な出来事:第1巻で啓太の境遇を周知。第3巻で上層部の不合理な一騎討ち命令に怒り救援を準備。第5巻で自爆後の啓太を回収救出。
- 現在:啓太の安全と成長に配慮しつつ、教導大隊の全体指揮官と現場指揮官として高い信頼関係で結ばれる。
五十谷翔子
- 関係:クラスメイト、お目付け役、教導大隊の部下。
- 主な出来事:第1巻で初対戦時に返り討ち。第2巻でシミュレーター模擬戦を実施(120万円受領)。第4〜5巻で試作三号機パイロットとしてベトナムで後詰・挟撃作戦を展開。
- 現在:過酷な実戦を共にした戦友・ビジネスパートナーとして絶対的な信頼関係を持つ。
川上啓太の立場・評価の変化
第1巻時点
- 本人の認識:特別な才能はなく、妹の生活費確保のため給与が出る軍学校に入学したテストパイロット。
- 所属・立場:軍学校Aクラス生徒、特務少尉。
- 周囲の評価:クラスメイトからは特別扱いへの羨望・疑念。最上社長や第二師団からは高い操縦精度を持つ期待の新人。
第2巻時点
- 本人の認識:自身の安全を最優先にし、「ヤバくなったら逃げる」ことを前提に行動する現場担当者。
- 所属・立場:第一師団所属の中尉(特務中尉)、正六位。
- 周囲の評価:極東ロシアでは要人を救出した「HENTAIする英雄」。国内では不在により大損害を出した不可欠な決戦戦力。
第3巻時点
- 本人の認識:遠距離狙撃を得意とする実戦的狩人。上層部の政治的思惑や「武士の矜持」には冷ややか。
- 所属・立場:教導大隊長(16歳)。
- 周囲の評価:量産機で魔族アルバを完勝討伐した実績から、16歳にして軍の象徴・教導責任者。魔族側からは最優先警戒対象(様子見)。
第5巻時点
- 本人の認識:生き残って妹の元へ帰るために最善の選択(自爆含む)をする人間。
- 所属・立場:特務少佐、従五位。教導大隊長。
- 周囲の評価:人類史上初めて特大型魔物を単騎討伐した「絶対的英雄」。敵味方の双方がその存在強度と戦闘能力を絶賛・警戒する存在。
主な敵・対立相手
魔族アルバ
- 初登場巻:第3巻
- 目的・立場:好戦的な魔族。
- 主人公側との対立理由:新型機体と「英雄」川上啓太の性能評価・破壊のため学園祭アリーナに乱入。
- 主な事件:学園祭アリーナでの一騎討ち。
- 現在の状況:啓太のデータ収集戦術により魔力を摩耗させられ、変身の隙を突いた88mm滑腔砲徹甲弾により頭部・胴体を破砕され討伐・死亡。
ルフィナ
- 初登場巻:第2巻
- 目的・立場:上級魔族幹部。
- 主人公側との対立理由:人類へ適度な圧力をかけ「闘争」を継続させるため。
- 主な事件:第2巻の日本渡海大攻勢の指揮、第3巻での学園祭潜入視察。
- 現在の状況:啓太の戦闘力と冷徹さを評価し、魔族の王へ報告。「啓太への接触・暗殺・脅迫の禁止(様子見)」を通達して観察を続ける。
第一師団上層部(軍内部の政治屋)
- 初登場巻:第3巻
- 目的・立場:貴族・高官出身の指導層。政治的アピールと保身。
- 主人公側との対立理由:戦場の実情を無視し、啓太に「奇襲禁止・正面一騎討ち」を強制して危険に晒した。
- 主な事件:学園祭での不合理な命令。
- 現在の状況:皇帝の勅命により指揮権を剥奪され、観戦武官として海外前線へ懲罰的3分割派遣・再教育される。
主な事件・戦闘
九州大規模防衛戦
- 該当巻:第1巻
- 発生原因:魔族が魔物の口減らしのため日本へ派遣。大型魔物の背上に中・小型を乗せる輸送方法で多くの魔物生存して日本へ上陸する。
- 参加人物:川上啓太、芝野大佐、佐藤少佐、第二師団。
- 経過:観測値を大幅に超える魔物群に前線が混乱・撤退を検討する中、啓太が【御影】で出撃。長距離狙撃で大型魔物を優先撃破。
- 決着・影響:戦況が逆転し第二師団が全面反攻して大勝利。啓太は特別賞与と勲章を受領し特務少尉に任官。
衛星都市アムールスク救出戦
- 該当巻:第2巻
- 発生原因:極東ロシアの衛星都市アムールスクが1000体以上の小型魔物に襲撃され崩壊。
- 参加人物:川上啓太、最上隆文、ヴァレリー伯爵の娘。
- 経過:市庁舎からの救難信号を受け、啓太が強化外骨格「黒天」で単身突入。法規定で孤立していた伯爵令嬢を救出し、市街地の魔物数百体を討伐。
- 決着・影響:市民と令嬢を救出。現地で「HENTAIする英雄」として絶賛され、極東ロシアとの外交関係が強化される。
学園祭アリーナ一騎討ち
- 該当巻:第3巻
- 発生原因:魔族アルバと鬼型魔物が学園祭機士戦アリーナへ乱入。
- 参加人物:川上啓太、魔族アルバ、久我静香。
- 経過:不合理な正面一騎討ち命令下で、啓太は苦戦を装い防御・回避に徹してデータ収集。魔力回復の癖を見抜いた後、焼夷榴弾の罠と機関砲、滑腔砲徹甲弾で攻撃。
- 決着・影響:魔族アルバを完全沈黙・討伐。第一師団上層部が失脚し、啓太の「教導大隊長」就任へ繋がる。
ベトナム国境防衛戦・サパ基地決戦
- 該当巻:第5巻
- 発生原因:ベトナム北征軍6万が壊滅し、1万を超える魔物群、魔族3体、特大型魔物が迫る。
- 参加人物:川上啓太、教導大隊(五十谷、久我、田口、橋本、綾瀬)、第四師団(伊佐木、綾瀬大佐)、魔族3体、特大型魔物。
- 経過:防衛的迎撃戦で大型6体を全滅させた後、魔族3体と特大型が出現。啓太が単機で殿(遅滞戦)を務め、特大型に肉薄して【御影】をワイヤーで固着。
- 決着・影響:全弾薬を含めた零距離自爆で特大型魔物を完全討伐(人類初)。啓太は生還し特務少佐昇進・従五位叙爵。愛機喪失による国防上の空白が生じる。
継続中の問題・未解決事項
エース機【御影】喪失による国防上の半年間の空白
- 発生した巻:第5巻
- 現在までに判明していること:特大型魔物討伐のため【御影】を自爆全壊させた。最上重工業が啓太の次期専用機を完成させるには最低半年が必要。
- 現時点の状況:例年4月からの魔物活動活発化に新型機完成が間に合わないため、当面は量産型などで凌ぐ必要があり、各師団間の人員・機体配置の調整が進められている。
魔族側・悪魔による人類との「闘争」維持と様子見方針
- 発生した巻:第2巻〜第5巻
- 現在までに判明していること:悪魔や魔族の王は人類の全滅ではなく「緊張感ある闘争」の継続を望んでいる。啓太が特大型を討伐したことで存在強度が増し、魔族側は啓太への接触・暗殺禁止(様子見)を通達している。
- 現時点の状況:魔族側は啓太の戦力を認めつつ、下級魔族の錬度向上や20年後の人類進化への警戒を強めている。
川上優菜による新過激武装(多薬室砲・核弾頭等)の開発計画
- 発生した巻:第5巻
- 現在までに判明していること:兄が自爆して負傷したことに衝撃を受けた優菜が、兄を二度と負けさせないため自ら戦闘データを取り寄せ、過激な新兵器(多薬室砲+核弾頭など)の設計を開発工廠へ提出しようとしている。
- 現時点の状況:国家研究機関(第三次救世主計画)の協力者である優菜の独自の動きが進行中。
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