小説「金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで 2」感想・ネタバレ

小説「金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで 2」感想・ネタバレ

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どんな本?

WEB小説投稿サイト「カクヨム」で読んでいたことが、この本との出合いのきっかけでした。そこで探索者の物語に引き込まれていたので、書籍化されると知ったときは本当にうれしかったです。
発売を知ってすぐにkindleで予約をしました。
この物語には特別な魅力があると感じていて、紙の本として手に取れるというのは、とても待ち遠しく、興奮していました。

主人公の三鷹悠真は、家の庭で湧く『金属スライム』を退治することで得た驚異的な力を持っていました。
しかし、ダンジョンを発見したら役所に報告しないといけなかったのに、悠真は親にも秘密にしてダンジョンを攻略致します。
それが原因で探索者育成機関を退所となります。

それでも彼は探索者としての夢を捨てきれず、ダンジョン企業『D-マイナー』に就職することに。
ここで彼は数々の困難に立ち向かいます。

一つは、彼の力の数値が0と表示されること。

しかし、実はこれは彼の力が測定器の容量を超えていたためのエラーで、実際の数値は46万5200、

世界最高の炎帝アルベルトの数値8600をはるかに上回るものでした。

茨城の赤のダンジョンでのイレギュラーな魔物との戦闘では、

彼はその強さを発揮しますが、その手柄を別の探索者に横取りされてしまいます。

読んだ本のタイトル

金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで2 ~金スラしか出ない極小ダンジョンの攻略者~
著者:温泉カピバラ 氏
イラスト:山椒魚  氏

あらすじ・内容

最強なのは、絶対に秘密。

なぜか家の庭に湧く『金属スライム』を退治し続けたことで手にした怪物的な力を周囲に示すこともないまま、せっかく入学できた探索者育成機関を退所処分になった青年・三鷹悠真。
それでもなお探索者の道を諦めきれない悠真は、ダンジョン企業に就職して、一流探索者を目指そうと決意するのだが――
「なぜだ!? なぜ落ちまくる? 就活、厳しすぎるだろ……」
唯一の内定をもらえたのは、超零細ダンジョン企業『D-マイナー』。そこで悠真は探索者としての一歩を踏み出すが――
「くそ! 本当の力が出せれば、こんな敵イチコロなのに!!」
実は最強な新米探索者の力が発揮される日はくるのか……!?

金属スライムを倒しまくった俺が【黒鋼の王】と呼ばれるまで2 ~金スラしか出ない極小ダンジョンの攻略者~

感想

探索者育成機関を退所処分になった悠真は、最も待遇の悪い零細企業『D-マイナー』に就職しました。

そこで探索者としての第一歩を踏み出しますが、情報弱者の凡才で新人の彼はなかなか上手くいきません。

それでも魔石を獲得し、その力を取り込みますが数値は相変わらず0でした。

体質に問題があるのではないかと疑問に思い、社長の神崎に連れられて黒のダンジョンの専門家、アイシャに診断を受けます。

すると、悠真の数値は46万5200であることが判明します。
桁違い、、

ちなみに、世界最高の”炎帝アルベルト”の数値は8600。

悠真の数値0は、測定器の容量を遥かに超えているため、エラー表示されていただけでした。

そんな規格外の人物をよく調べ物しないで、探索者育成機関は退所処分にした、、

悠真はその事実を知らず、茨城の赤のダンジョンで日本最大の大手企業の下請けとして、イレギュラーの魔物サラマンダーの討伐に参加します。

しかし、緊迫した状況の中、『D-マイナー』の社長は悠真を戦力としは不十分と判断されて置き去りにされます。

ぼんやりしていると、小さい魔物を見つけ、攻撃を仕掛けますが、その魔物に避けられてしまいます。

夢中で魔物を追いかけるうちに、悠真は金属化します。

その様子を別の探索者に目撃され、魔物と間違えられて襲われます。

その探索者は昨年、探索者育成機関を優秀な成績で卒業し、数値が2000の逸材でした。

しかし、金属化した悠真には彼の攻撃は全く効果がありませんでした。

更に、攻撃してきた相手の武器を悠真は破壊してしまいます。
ちなみに彼の武器は3億円するらしい、、

その後、目指していたイレギュラーのサラマンダーが襲ってきます。

武器を失った探索者たちは窮地に立たされますが、金属化した悠真が彼らを守り、イレギュラーを討伐します。

ミスリル加工の武器で3億円、、
イレギュラーのサラマンダーに刺さっていたアダマンタイトの武器って幾らなんでしょうか?
怖くて聞けない。。

そして、置き去りにしていた社長と合流すると、悠真を襲った探索者がイレギュラーのサラマンダーを「俺が倒した」と主張し、悠真の手柄を横取りします。

そんな苦い経験をした悠真は、探査者としてやっていけるのでしょうか?

この本で特に印象的だったのは、悠真が茨城の赤のダンジョンで魔物から他の探索者を守るシーンです。

彼が金属化し、魔物のような姿で戦ったことで、周りの探索者たちとの間に生まれる誤解や緊迫感が伝わってきました。

しかし、彼が強敵を打ち倒すことで、その場の空気が変わる瞬間が最高でした。

逆に、悠真の手柄を横取りした探索者の行動は嘘言ってまで功績が欲しいのかと悲しみを感じました。

私も手柄を横取りされた事がありますので、悠真の気持ちに共感しました。

それに悠真は、情報弱者で才能が無い子なので読んでいて共感しまくりでした。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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その他フィクション

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こも

いつクビになるかビクビクと怯えている会社員(営業)。 自身が無能だと自覚しおり、最近の不安定な情勢でウツ状態になりました。

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