マンガ黄泉のツガイ

漫画【ヨミツガ】「黄泉のツガイ 2巻」ユル、アサと再会 感想文・ネタバレ

黄泉のツガイ 2巻の表紙画像(レビュー記事導入用) マンガ

ヨミツガ 1巻レビュー
ヨミツガ まとめ
ヨミツガ 3巻レビュー

どんな本?

黄泉のツガイは、『鋼の錬金術師』の荒川弘氏が、約11年ぶりに「月刊少年ガンガン」で連載を開始した作品。

現代の日本、世俗から隔絶された山奥で生まれた、夜と昼を別つ男女の双子ユルとアサが主人公。

幼い頃に離れ離れになった二人を巡って繰り広げられる闘いを描いた伝奇バトル。

この作品では、幽霊や妖怪などの異形の存在を「ツガイ」と呼んでおり。

ツガイは一般人には見えないが、ツガイ側から干渉して特定の人間に姿を見せることが可能で、稀に勘所があって見える者もいる。

人間と契約する者もいて、ツガイを従える者は「ツガイ使い」と呼ばれている。

ユルとアサは400年ぶりに誕生した特別な双子で、それぞれ異なる能力を持っている。

ユルは封印する力”封”
アサは解放する力”開”

二人は東村という山深い村落で暮らしていましたが、ある日を境に別々の道を歩むことになる。

この作品は現在単行本第6巻まで発売されており、ガンガンONLINEで連載中。

魂を目覚めさせる荒川弘最新作として注目されている。

スクウェア・エニックス

読んだ本のタイトル

#黄泉のツガイ  2巻
著者:#荒川弘 氏
出版社:スクウェア・エニックス
レーベル:月刊少年ガンガン
発売日:2022年9月12日
ISBN:9784757581005

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あらすじ・内容

日本のある山奥で夜と昼を別つ双子として生まれた少年・ユル。双子の妹・アサに故郷の村を急襲され、平穏な生活は終わりを告げた。左右様を従えるツガイ使いとなったユルは、デラとハナの協力により下界に降り立つが、両親の行方を尋ねるためアサを捜し始める。そして、アサの一味の影森家と衝突し…!?怪奇と謎とが交錯する新感覚ツガイバトル、第2巻!!

黄泉のツガイ 2

前巻からのあらすじ

現代の中に結界を張って、その中の集落で古代の生活を営んでいた少年ユル。

両親は下界に降りており妹のアサと共に生活をしていましたが、、

突然ヘリが現れて銃で住民を殺害しました。

ついでにツガイと呼ばれる異形のモノを使って多くの人を殺し回る者もいる状態。

そんな連中が襲っている中で妹のアサの処に行ったら、、

本物のアサだと言う人物が現れて。

集落にいたアサを能力で殺してしまいました。

それで外部から来た自称アサは兄であるユルを保護しようとしますが、、

ハンター気質なユルは異形のモノを操るガブを撃退して逃亡します。

感想

生命のやりとりは鋼の錬金師のような扱いか、、

脚をナタで斬られても、敵が攻めて来たら背中を預け合う仲に早変わり。

妹のアサが無制限にユルを受け入れてるから、影森の人達にその土壌があったとしても割り切りが早い。

でも、ユル自身は彼等より世界が狭いせいか、戦闘中は割り切れるが、普段は話すのも嫌らしい。

それでもすごいけどね。 そして、ツガイや能力が無くても強いユル。 それに萌えるアサ、、 何かこの子の将来が不安だw

作品的に百姓貴族や銀の匙に慣れている身としては殺伐としていてちょっと驚いた。

備忘録

下界に降りて、デラとハナの偽装夫婦の子として住所を得たユル。

でも彼には戸籍がない。 健康保険もない。

怪我して入院したら金額的に滅びます。

そんな状態で田寺家に保護されたはずですが、、

野生児なユルは、夜に左右様達と出歩いてしまいます。 そしてアサの血のニオイを辿って、群馬だが埼玉から東京に行って影森家の連中を襲ったのですが。

それが影森家の罠で拘束されてしまいます。

一応、暴れたら逃げる事は出来たのですが、アサに会せてくれると言うので、影森家の本邸(東京)へと同行してしまいます。

それをハナのツガイで知ったデラは、家出息子を回収に向かいます。

それで影森の屋敷に”ツガイを統べる者”の2人が揃ったところで他の派閥の奴等が襲って来ました。

そのドサクサにユルとアサは封印するツガイに拘束され封印されてしまいますが。

アサは能力の”解”で封印を解いて、ついでにツガイの主従契約も解いてしまい、

フリーになったツガイは、扱いが悪かったらしく。 「契約者は何処に居る?」とアサが聞いたらアッサリと教えてくれます。

それをユルが弓を射て拘束。

その後、他の襲撃者も影森の者達が撃退して終わりますが、、

首謀者は逃走しました。 謎は深まるばかりです。

田寺家のデラが東京に到着したら一波乱あることでしょう。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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ヨミツガ 1巻レビュー
ヨミツガ まとめ
ヨミツガ 3巻レビュー

考察・解説

ユルと左右様

主人公のユルと彼が従える守護ツガイ「左右様」の関係性や、物語における連携について解説する。

出会いと主従関係の確立

・左右様は元々、東村の守り神として存在していた神格級のツガイである。
・東村が謎の武装集団やヘリ部隊に襲撃され、絶体絶命の窮地に陥った際、ユルが装飾品を像の中心にある石の穴へはめ込んだことで実体化した。
・顕現した左右様は、自律的に言葉を発し、過去からユルを見守っていたことを語った上で、必然的な関係として彼を「主」と認め絶対の忠誠を誓った。
・そのため、彼らはユルの命令にのみ従う確固たる姿勢を持ち、同行するデラの指示には一切従わない。
・ユルは彼らを「右さん」「左さん」と呼び、親しみやすい関係を築いている。

特異な主従関係と共有される価値観

・ユルと左右様の関係は、一般的な「常に主のそばで守るツガイ」とは異なる特異なものである。
・影森ジンたちとの戦闘時、左右様はユルを置いてジンへの接近を継続した。
・これは、ツガイ側が主体的に判断し行動する「放任的な関係」を結んでいるためである。
・敵側からは「主を置いて逃げた」と批判されたが、左右様は「結果が良ければ行動は問わない」と返し、ユル自身も「逃げられるなら逃げるのが普通であり全滅を避けるべき」と述べており、双方が現実的で合理的な価値観を共有していることが示されている。

ユルの特性を活かした連携戦術

・左右様は神格級の存在ゆえに、優れた嗅覚によって個人を識別し、ユルと同じ血の匂いや他のツガイの気配を頼りに目標を追跡する能力を持つ。
・さらに暗闇の中でも匂いを頼りに正確な行動が可能である。
・一方のユルは、夜と昼を分かつ双子の「夜」の側であり、「封」の力を得る資格を持つ存在とされている。
・そのため、暗闇が有利に働くという特性を持っている。
・この特性を活かし、戦闘では右様が意図的に照明を破壊して暗闇を作り出し、視界が遮られた中でユルが奇襲をかけ、ジンを背後から拘束して人質にとるという見事な連携戦術を披露した。

まとめ

・彼らの強固な信頼関係は、異常事態においても揺らぐことはない。
・敵のツガイの能力によって、ユルと左様が何もない白一色の結界空間へ強制的に隔離された際、ユルは状況の不明さに動揺することなく、時間を無駄にしないために弓の調整を始めた。
・左様はその意図を汲んで的役を務め、ユルが誤って矢を当ててしまっても自身の頑丈さを理由に意に介さず、実戦を想定した訓練的行動を共に継続した。
・このように、ユルと左右様は単なる主と従者という枠を超え、互いの性質や能力を完全に理解・信頼し合う強力な相棒として機能している。

影森家での再会

ユルとアサの影森家での再会について解説する。

再会の瞬間と距離感

・ジンの案内で影森家に到着したユル一行は、玄関で影森アスマの出迎えを受けた後、屋敷の奥から駆け寄ってきたアサと対面した。
・アサはユルの生存を確認して動揺し、勢いのまま抱きつこうとするが、長年の空白から距離感が掴めずに戸惑った。
・ユルもその接触を拒否し、馴れ合いのためではなく、聞くべきことがあって来たのだと告げ、冷静に目的を優先する姿勢を見せた。

文化や価値観のズレと兄妹の会話

・その後、負傷したジンの治療のために医務室へ移動すると、東村と下界の文化的なギャップが明確になった。
・ユルは縫合や採血といった現代の医療行為に対して「血を抜く」ことへの強い拒否反応を示し、「鬼の所業」だと非難した。
・戦闘行為には寛容でありながら医療行為に過剰に反応するというユルの価値観の偏りに対し、アサとジンは医療としての正当性を説いてなだめている。
・一方で、アサが影森家で成長したことや下界の食文化についての話題に花が咲くなど、兄妹らしい軽口を交わす穏やかな時間も流れた。

まとめ

・会話が本来の目的である両親の居場所へと移ると、事態は深刻さを増した。
・アサとジンから、両親は村を出た後に刺客から狙われ、影森家に保護されていたという経緯が明かされた。
・しかし、生活が落ち着いた後に母の故郷である沖縄へ飛行機で向かう途中、信頼できる護衛のツガイ使いと共に機内で忽然と姿を消し、現在も行方不明であるという衝撃の事実が告げられた。
・この不可解な失踪により両親への手がかりが断たれている現状を知り、ユルは強い衝撃を受けることとなった。

ツガイの主従関係

ツガイと人間の主従関係について解説する。

ツガイの多様性と基本的な性質

ツガイの性質や人間との関係性は以下の通りである。
・ツガイには多様な種類が存在し、人間側が便宜的に神や妖怪と分類している。人間と共存し幸福をもたらす存在もいれば、主を害したり犯罪に導くような危険なツガイも存在する。
・主を死亡などで失ったツガイは野良と呼ばれる状態になり、長期間その状態に縛られた末に消滅してしまうという運命にある。この仕組みを知ったユルは、可能な限りツガイの主を殺さない方針を取る決意を固めた。

扱いによる信頼関係の差と心の存在

ツガイと人間の関係性は、主がツガイをどう扱うかによって大きく変化する。
・一部の人間はツガイに名前すら与えず、家畜や道具同然に扱うことがある。しかし、ウサギのツガイが語ったようにツガイにも心が存在するため、冷遇されたツガイは主への忠誠心を持たず、状況次第であっさりと元主を裏切ることがある。
・実際に、影森家を襲撃した敵のツガイは、アサによって元の主との契約を解除された直後、元主の居場所を躊躇なくアサたちに明かした。
・一方で、アサがツガイを対等に見て丁寧に接し、名前を与えようとする姿勢を見せると、ツガイたちは小さな姿へと変化し、新たな主に対して従順さと親しみを示した。

ユルと左右様の特異で合理的な主従関係

主人公のユルと神格級のツガイである左右様の関係は、一般的な、常に主のそばで守るツガイとは異なる特異なものである。
・左右様はユルを必然的な主と認めて絶対の忠誠を誓っているが、ユル自身は自分が命令する立場ではないと考え、彼らに行動の自由を認めている。
・そのため、戦闘時にもツガイ側が主体的に判断して行動する放任的な関係を結んでいる。
・敵からは主を置いて逃げたと批判される場面もあったが、左右様は結果が良ければ行動は問わないと主張し、ユルも逃げられるなら逃げるのが普通であり全滅を避けるべきだと同調するなど、双方が現実的かつ合理的な価値観を完全に共有しているのが特徴である。

まとめ

・ツガイの主従関係は絶対的なものではなく、アサが持つ「解」の力によって強制的に解除することが可能である。
・元の主との契約を解いた後、別の人間が自身の血液を提供して契約を結び直すことで、そのツガイを自らの支配下に置き、新たな主になることができる。

襲撃者との戦闘

襲撃者との戦闘について解説する。

東村での襲撃と防衛戦

東村での戦闘の経緯は以下の通りである。
・東村での戦闘は、突如として村を隠していた結界が消失し、見慣れぬ飛行機と火器を持った武装集団が侵入することで始まった。
・敵は村人を即座に殺害し始めるが、ユルは弓を、幼馴染のダンジは接近戦を駆使して連携し、武装した敵を無力化して応戦した。
・本丸では、ヘリから降下したガブが不可視の攻撃によって大人たちだけを選別して次々と惨殺し、そこへ駆けつけたデラが銃や手榴弾を用いてガブと交戦した。
・ユルとデラは上空のヘリ部隊によって包囲され絶体絶命の窮地に陥るが、ユルが装飾品を使って守護ツガイである左右様を起動させたことで戦況が逆転した。
・左右様の干渉によって空中のヘリ部隊は次々と墜落し、さらに左様がガブのツガイの口を強引にこじ開けた隙を突いて、ユルがガブの腕と足を射抜くという見事な連携を見せ、ガブたちを撤退へと追い込んだ。

影森家への外部勢力による襲撃と反撃

影森家での戦闘と隔離空間からの脱出は以下の通りである。
・物語が進み、双子であるユルとアサが影森家に揃ったことを四百年ぶりの好機と捉えた外部の襲撃者たちによって、影森家の屋敷が襲撃された。
・この襲撃では、侵入してきた敵のツガイに対して、眠りから目覚めたガブが容赦なく敵ツガイを捕食し、一方的に殲滅する圧倒的な実力を見せつけた。
・一方、アサが自身の能力である「解」を使って事態を収束させようとした瞬間、敵のツガイが融合して異常な力を発動し、アサを完全な闇の中へ、ユルを白一色の空間へと強制的に隔離してしまった。
・隔離された空間の中でも、ユルは動揺することなく、時間を無駄にしないために左様を的役にして弓の調整を行うなど、極めて冷静に実戦を想定した行動を取り続けた。
・外の現実空間では、ハルオがカメのツガイを召喚し、重力操作で敵ツガイを拘束することで結界を解除させた。
・脱出に成功したアサは、即座に「解」の力で敵ツガイと元主との契約を解除し、別の血を与えて自らが新たな主となることで敵の戦力を掌握した。
・アサがそのツガイに元主の居場所を特定させると、逃走を図る元主をユルが弓で正確に射抜いて逃走を阻止し、確保に至った。

まとめ

・屋敷内でも、ジンが自身のツガイを駆使して床下や庭に潜む敵を各個撃破して制圧を進めた。想定外の戦力差に気づいた襲撃者のイワンなどは撤退を判断し、逃走を図った別の者も巨大なバールを持つアキオによって制圧され、戦闘は終結した。
・その後のハルオのツガイを用いた苛烈な尋問により、今回の襲撃者たちは依頼主の正体を知らず、高額報酬を目当てに集められた即席のチームであったことが判明した。
・現場責任者であった迷彩柄のジャケットを着たヒゲの男もすでに倒されていたため、両親の行方や黒幕に関する重要な手掛かりは得られなかった。
・しかし、アサがこれまでも幾度となく刺客に狙われ続けてきた事実が改めて確認され、背後に潜む大きな脅威の存在が強調される結果となった。

ヨミツガ 1巻レビュー
ヨミツガ まとめ
ヨミツガ 3巻レビュー

キャラクター紹介

主人公一行

ユル

東村の住人で双子の兄である。自身が狩りで役割を果たすことで村を支える意志を持っていたが、両親の真実を探るため能動的に行動し始めた。

・所属組織、地位や役職
 東村の住人。双子の兄。
・物語内での具体的な行動や成果
 暗闇を利用して影森ジンに接近し、脚部をナタで斬りつけて人質として確保した。敵ツガイの結界に飲み込まれた際も、時間を無駄にせず弓の調整を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 「封」の力を得る資格があるとされ、暗闇が有利に働く「夜」の特性を持つ。

田寺リュウ(デラ)

ユルを守る立場にあり、東村と下界を行き来する行商人である。ユルを自身の連れ子とする偽装家族の計画を立てるなど、現実的で慎重な判断を下す。

・所属組織、地位や役職
 東村の関係者。物資調達および連絡係。
・物語内での具体的な行動や成果
 結界が破られた異常事態を認識し、襲撃者を撃退してユルを下界へと逃がした。単独で影森家へ向かい、ユルを迎えに行く決断を下している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 東村の結界を出入りする特定の手順を知っている。

左右様(左様・右様)

ユルに従うツガイであり、女性形の左様と男性形の右様で構成される。主の命令にのみ従う性質を持ち、結果が良ければ行動は問わないという放任的な主従関係をユルと結んでいる。

・所属組織、地位や役職
 ユルのツガイ。元々は東村の守り神。
・物語内での具体的な行動や成果
 ヘリコプター部隊を墜落させてユルを窮地から救い、ジンの「愛の牙」を破壊して戦況を逆転させた。暗闇の中で匂いを頼りに追跡を行い、ユルとアサの再会を支援した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 神格級の存在であり、「解」と「封」の暴走を抑える力を持つためアサの天敵である。

段野ハナ

デラと共に下界で活動する女性である。ユルの保護者役を引き受け、問題を起こした際の責任を担う立場として振る舞う。

・所属組織、地位や役職
 東村の関係者。下界での雑務担当。
・物語内での具体的な行動や成果
 下界に逃れてきたユルを車で迎え入れ、衣服や新居を手配した。行方不明になったユルを捜索するため、自身のツガイを使って追跡体制を整えている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 山を所有しており、虎鉄と二狼というツガイを従えている。

二狼

犬の姿をしたツガイである。ハナの指示に従って行動する。

・所属組織、地位や役職
 ハナのツガイ。
・物語内での具体的な行動や成果
 新居でユルに接触した。行方不明となったユルの匂いを追い、強引に追跡を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 スマートフォンの地図機能と連携して対象の位置を特定できる。

虎鉄

猫の姿をしたツガイである。ハナの指示に従い行動する。

・所属組織、地位や役職
 ハナのツガイ。
・物語内での具体的な行動や成果
 新居でユルに接触した。スマートフォンの地図機能を用いて二狼の位置を可視化している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 二狼と連携して現代社会の技術に適応した追跡を行う。

影森家

アサ

ユルの双子の妹である。10年前に村を出て下界の影森家で育ち、兄を迎えに来るために東村を襲撃した。ツガイを対等に見る価値観を持っている。

・所属組織、地位や役職
 影森家。ユルの実妹。
・物語内での具体的な行動や成果
 「解」の能力を用いて屋敷に侵入した敵ツガイの契約を解除し、自らが新たな主となった。右目にある傷について、かつて東村の刺客によって一度殺された結果であるとユルに告白している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 あらゆるものを強制的に解き開ける「解」の力を得ている。

影森ジン

影森家の人間であり、事後処理や情報収集を担当する。ユルとの交渉成立後、彼らを客人として屋敷へ案内した。

・所属組織、地位や役職
 影森家。
・物語内での具体的な行動や成果
 ツガイを用いてユルを拘束し、人質として優位に立とうとした。屋敷が襲撃された際は、非戦闘員の避難を指示して戦闘の収束に動いている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ユルに脚部を斬りつけられて負傷し、医務室で縫合治療を受けた。

影森ジンが使役するツガイである。あらゆるものを食べて処理できる特性を持つ。

・所属組織、地位や役職
 影森ジンのツガイ。
・物語内での具体的な行動や成果
 アサの姿をした擬似餌を生み出し、ユルを誘い出して捕らえた。戦闘後は現場の後始末を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ユルを閉じ込めた「愛の牙」は非常に硬質であったが、左様によって破壊された。

影森ジンが使役するツガイである。愛が食べたものを任意に取り出せる特性を持つ。

・所属組織、地位や役職
 影森ジンのツガイ。
・物語内での具体的な行動や成果
 能力を用いて攻撃を行い、灯籠状の現象を発生させた。戦闘後は愛と共に現場の証拠隠蔽や搬出を行っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ユルに対して弓矢を取り出して提供した。

黒谷アキオ

影森家に関係する人物である。打撃武器を用いた接近戦を得意とする。

・所属組織、地位や役職
 影森家の関係者。
・物語内での具体的な行動や成果
 打撃武器を用いて左右様との接近戦を試みたが、投げ飛ばされた。逃走を図った襲撃者を巨大なバールで制圧している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 大きすぎてその場に収まらない巨大なツガイを従えている。

黒谷ハルオ

影森家に関係する人物である。カメとウサギのツガイを従えている。

・所属組織、地位や役職
 影森家の関係者。
・物語内での具体的な行動や成果
 カメのツガイで左様を押さえつけて動きを封じた。捕縛した襲撃者に対し、ツガイの能力を用いて拷問を行い情報を引き出そうとした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ツガイを食対象とするユルの発想に対し、文化的な隔たりを感じて強く反応した。

カメ

ハルオが使役するツガイである。重量を操る能力を持つ。

・所属組織、地位や役職
 ハルオのツガイ。
・物語内での具体的な行動や成果
 左様を地面に押さえつけ、重さによる拘束を行った。捕縛した襲撃者に対して重力を加え、肉体的苦痛を与えている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ユルが投げたナタによって怯み、重圧を解除された。

ウサギ

ハルオが使役するツガイである。高速での攻撃や護衛を行う。

・所属組織、地位や役職
 ハルオのツガイ。
・物語内での具体的な行動や成果
 右様に対して高速で攻撃を仕掛け、左右様の連携を分断した。屋敷での戦闘時にはハルオの護衛に回っている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ツガイにも心があると語り、元主が裏切られた理由を示唆した。

ガブ

影森家に関係する人物である。戦闘能力が高く、敵を前にしても余裕を崩さない。

・所属組織、地位や役職
 影森家の関係者。襲撃部隊。
・物語内での具体的な行動や成果
 不可視の攻撃で村の大人たちを次々と殺害した。屋敷が襲撃された際は、侵入してきたツガイを容赦なく捕食して瞬時に排除している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 ユルによる射撃を受け、足を負傷していた。

影森ゴンゾウ

影森家の当主である。アサを屋敷に保護し、効率的な育成体制を取っている。

・所属組織、地位や役職
 影森家当主。
・物語内での具体的な行動や成果
 アサの訓練の様子を確認し、継続して鍛錬するよう指示した。ジンからの連絡を受け、ユルへの無礼がないよう指示を出している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 兄妹が揃っている情報が広まることを警戒し、安全確保を最優先とした。

黒谷ナツキ

影森家に関係する人物である。ゴンゾウの周囲で活動している。

・所属組織、地位や役職
 影森家の関係者。
・物語内での具体的な行動や成果
 ジンからの報告を受けたゴンゾウの様子を記録しようとした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 詳細な能力や描写は少ない。

黒谷フユキ

影森家に関係する人物である。ゴンゾウの周囲で警戒任務にあたっている。

・所属組織、地位や役職
 影森家の関係者。
・物語内での具体的な行動や成果
 ジンからの報告を受けたゴンゾウの周囲で警戒を続けた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 詳細な能力や描写は少ない。

影森アスマ

影森家の人間である。情報の把握力が高く、自然な形で相手から情報を引き出そうとする。

・所属組織、地位や役職
 影森家。
・物語内での具体的な行動や成果
 玄関でジンたちを迎え、ユルに対して丁寧に挨拶を行った。医務室への案内を申し出たがジンに拒否され、その場を退いている。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 双子の来訪を事前に察知していた。

桜沢

影森家の人間である。実務的観点から物事を判断する。

・所属組織、地位や役職
 影森家。
・物語内での具体的な行動や成果
 敵ツガイの殲滅を容認する発言をした。アサが新たな契約を結ぶための血液を提供している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 アサの大胆な行動を「思春期の恐ろしさ」として半ば呆れたように受け止めた。

敵対勢力・その他

迷彩柄のジャケットを着たヒゲの男

双子の確保を狙う外部勢力の一員である。

・所属組織、地位や役職
 外部の襲撃勢力。現場責任者。
・物語内での具体的な行動や成果
 高額報酬で集められた即席チームを率いて影森家を襲撃した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
 すでに倒されており、手掛かりには繋がらなかった。

ヨミツガ 1巻レビュー
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展開まとめ

第5話 ジンとユル

ユル失踪と捜索開始
ユルが自宅から姿を消し、行方不明となったため、デラとハナは捜索を開始した。ハナはユルが下界のルールを理解していないことや、戸籍や保険証を持たない状況を指摘し、負傷時に医療費が全額自己負担となる危険性を強く懸念した。これを受けてデラも事態の重大さを認識し、早急な発見の必要性を共有した。

ツガイによる追跡と位置特定
ハナは二狼にユルの匂いを追わせ、強引に追跡を開始させた。一方で虎鉄はスマートフォンの地図機能を用いて二狼の位置を可視化し、両者の連携によって追跡体制が整えられた。ツガイが現代社会に適応している様子が示される中、追跡の結果、ユルが遠方へ移動していることが判明し、その行動力の異常さが強調された。

敵側の警戒と待ち構え
一方その頃、敵側は双子の確保を狙う他勢力の存在を考慮しつつも、村の襲撃直後という状況から即時行動の可能性は低いと見ていた。しかし同時に油断を避けるため、接触に備えて警戒体制を敷いていた。

ユル拘束と攻撃の失敗
ユルは影森ジンのツガイによって拘束されていた。拘束手段である「愛の牙」は非常に硬質であり、ユルがナタで切断を試みても全く通用しなかった。これにより、通常の人間の力では突破困難であることが明確となった。

ツガイ同士の対峙と人質の無効化
周囲にはさらに別のツガイの気配があり、双方が互いの出方を探る状況となった。ジン側はユルを人質として優位に立とうとしたが、左右様はこれに動じず接近を継続した。さらに人質対象をユルではなくジンへと切り替える判断を示し、主従関係に縛られない独自の行動原理を見せた。

主従関係の特異性と戦闘直前の緊張
ユルと左右様の関係は一般的な「主を守るツガイ」とは異なり、ツガイ側が主体的に判断し行動する放任的な関係であった。この特異性により敵側の常識は通用せず、状況は混乱を深めた。最終的に双方は対峙状態に入り、戦闘が開始される直前の緊張状態へと移行した。

銃撃による先制攻撃
ジン側の人間たちは拳銃や散弾銃を用いて左右様に一斉に発砲した。ユルは武器の危険性を指摘したが、左右様は自らが岩である性質を理由に脅威と認識しなかった。銃撃は命中したものの、有効な損傷は与えられなかった。

ツガイによる攻撃の発動
ジンは自身のツガイである誠の能力を用いて攻撃を行い、灯籠状の現象が発生した。左右様は一時的に反応を示したが、進行を止めるには至らなかった。

火器の無効化と認識
ショットガンやグレネードによる攻撃も続けられたが、左右様はそれらを火縄銃の類と認識し、効果がないものとして受け流した。爆発を受けても行動への影響は見られなかった。

近接戦への移行
ジンは刀、アキオは打撃武器を用いて接近戦を試みたが、アキオは投げ飛ばされ、ジンの刀も斬撃時に破損した。通常の武器では左右様に対抗できない状況が示された。

カメによる拘束
ハルオはカメのツガイを出現させ、その重量によって左様を地面に押さえつけた。左様は動きを封じられ、重さによる拘束が有効に機能した。

ウサギによる分断
同時にウサギのツガイが右様に対して高速で攻撃を仕掛けた。右様は左様に援護を求めたが、左様は拘束されて動けず、連携が分断された。これにより戦況に変化が生じた。

拘束状態からの反撃
左様はカメのツガイによる重圧で拘束され、動きを封じられていた。右様は援護を求めたが、左様は自力での対処を優先するよう返した。ユルは状況を打開するため、ナタを投擲してカメを怯ませ、重圧を解除させたことで左様は解放された。

ツガイの破壊と戦況の転換
解放された左様は即座に行動し、ユルに回避を促したうえで攻撃を行い、ジンのツガイである「愛の牙」を破壊した。これにより敵側の拘束手段が無力化され、戦況は大きく変化した。

攪乱と連携の継続
ユルは破壊した「愛の牙」をアキオに向けて投げつけ、敵の動きを一時的に妨害した。その間に自身はナタの回収へと動き、戦闘継続の準備を整えた。

暗闇の創出による戦術変更
右様は衝撃波を発して周囲の照明を破壊し、意図的に暗闇を作り出した。これにより視界が遮られ、戦闘環境は大きく変化した。

敵側の状況認識
暗闇の中でハルオのツガイはユル側のツガイの気配が遠ざかっていることを感知し、敵側は一時的に撤退の可能性を認識した。しかしジンは別のツガイの存在を根拠に、逃走ではないと判断して警戒を維持した。

ユルによる奇襲と人質確保
ユルは暗闇を利用して接近し、ジンの脚部をナタで斬りつけて行動を制限した。そのまま背後から拘束し、ジンを人質として確保したことで、戦況の主導権を握るに至った。

主従関係を巡る価値観の対立
ジンが拘束された状態で会話が始まる。ハルオはツガイが主を置いて逃げたことを批判するが、左右様は自分たちはそういう主従関係であり、結果が良ければ行動は問わないと返す。ユルもまた、逃げられるなら逃げるのが普通であり全滅を避けるべきだと述べ、双方の価値観の違いが示される。

ユルの特性と追跡手段の説明
左右様はユルが双子の「夜」の側であり、暗闇が有利に働く存在であると説明する。また左右様自身も暗闇の中で匂いによる追跡が可能であり、逃走しても捕捉できることを示す。

村襲撃の責任追及
ユルは影森の名を出し、自分たちの村を襲ったのが相手の一族かどうかを問いただす。ジンはその責任者であると認めるが、左右様が介入して場の衝突は抑えられる。

アサの呼び出し要求
ユルは遠距離通信の手段に言及し、アサをこの場に呼び出すよう要求する。引き渡しではなく、直接話をすることが目的であると示す。

交渉条件の提示と対立
ジンはアサをここに呼ぶことはせず、代わりに影森の屋敷へ来るよう提案し、来るなら余計な衝突は避けると条件を出す。ユルは相手の拠点に入ることを拒否し、この場での対応を求める。

止血と殺意の確認
アキオがジンの止血を提案し、ユルもこれを許可する。ユルは殺意がなかったため致命傷を避けて斬ったと説明し、ジンもそれに応じて応酬が行われる。

ツガイ戦力の把握
左右様は相手側のツガイを観察し、兎や亀、魚などの存在を把握する。さらに別のツガイの存在にも言及する。

巨大ツガイの存在と圧力
アキオは自身のツガイは既に出しているが、大きすぎてこの場に収まっていないと説明する。その規模を認識したユルは警戒を強める。

交渉への移行
ジンは自分に殺意がないことを示した上で、改めて影森の屋敷へ来るよう求める。ユルは敵戦力の厚さを踏まえ、正面衝突の不利を意識し、状況は戦闘から交渉へと移行する。

第6話 兎と亀

影森家行きの決断
ユルは状況を踏まえ、左右様への配慮も含めて影森家へ向かうことを決断する。ジンはそれを受け入れ、一同を客人として扱うと約束し、対立は一旦収束へ向かう。

現場処理と掃除屋の役割
出発前に現場の後始末が優先されることとなり、ジンはツガイ「愛ちゃん」と誠を使った処理を行う。愛ちゃんはあらゆるものを食べて処理でき、誠はそれを任意に取り出せる特性を持つため、証拠や危険物の隠蔽・搬出が可能であると説明される。

ツガイ能力への理解と温度差
ユルは現代的な用語に戸惑いながらも、その利便性だけは理解する。一方で左右様はハルオの亀の重量に興味を示し、鍛錬の話へと発展するなど、緊張の中にも各々の関心の違いが現れる。

兎を巡る軽口と文化差
右様がユルに兎を狩れるかを問うと、ユルは食材としての観点で答える。これに対しハルオは強く反応し、ツガイを食対象とする発想に文化的な隔たりがあることが浮き彫りとなる。

警備員への対応と偽装
騒ぎを聞きつけた警備員が現場に現れるが、ハルオとアキオは停電や設備故障を理由にその場を取り繕う。警備員は深く追及せず、別経路での退避を促し、事態は表面上収まる。

アサへの連絡と反応
一方、就寝中のアサのもとにジンから「今お兄さんと一緒です」という連絡が届く。アサはガブを叩き起こして状況を伝え、突然の再会に動揺しつつも準備を始めようとする。

ゴンゾウへの報告
ジンは影森家のゴンゾウにも連絡を入れ、ユルとの交渉成立と同行を報告する。ゴンゾウは温泉にいたが、急ぎ戻ると応じ、ユルへの無礼がないよう指示を出す。

帰還準備と各々の動き
ゴンゾウの周囲ではナツキがその様子を記録しようとし、フユキは警戒を続ける。各陣営がそれぞれ動き出し、影森家での対面に向けた流れが整えられていく。

影森家への到着と結界の存在
ジンの案内で一行は影森家へ到着する。外観からは気配を感じ取れなかった左右様であったが、ジンはここが一般向けの外側であり、奥が結界内であると説明する。門を越えた途端、多数のツガイの存在を感知し、内部に多くの戦力が集まっていることが明らかとなる。

屋敷内のアサとガブの反応
屋敷内では到着の気配を察したガブがアサに知らせる。アサは迎えに行こうとするが、ガブは自分を傷つけた相手と会うことを拒み、体調も万全でないため同行を断る。アサは一人で向かう決意を固める。

追跡側の状況とデラの判断
一方でユルを追っていた側も現在地を把握しており、影森家に到達したことを確認する。状況から捕まった可能性も考えられる中、デラは自ら迎えに行くことを決断する。ただし関係性が露見しないよう単独で動き、表向きは一般的な移動手段を選ぶ慎重さを見せる。

影森アスマの登場
玄関では影森アスマが現れ、ジンたちを迎える。双子の来訪を事前に察知していた様子で、情報の把握力の高さを示す。ジンはその情報源に疑問を抱くが、アスマは軽く受け流しつつ場を掌握する。

ユルへの興味と探り
アスマはユルの負傷や直前の戦闘状況を見抜きながら、自然な形で情報を引き出そうとする。同時にツガイの力量も評価し、相手の実力を測る姿勢を見せる。

名乗りと対面の成立
アスマは自らを名乗り、ユルに対して丁寧に挨拶を行う。緊張感を残しつつも対話の場が整えられたその瞬間、屋敷の奥からアサが現れ、「兄様」と呼びながら駆け寄ることで、再会の場面へと移行する。

再会直後の混乱と距離感のずれ
アサはユルの姿を見るなり生存を確認して動揺し、勢いのまま抱きつこうとする。しかし距離感が掴めず戸惑い、ユルはそれを拒否する。ユルは馴れ合いではなく、聞くべきことがあって来たと告げる。

医務室への移動とアスマの干渉排除
ナタで負傷したジンの治療のため、一行は医務室へ向かう。途中でアスマが案内を申し出るが、ジンは拒否し、ユルとアサが自身の客人であることを強調する。アスマはそれ以上介入せず、その場を退く。

屋敷内の警戒体制
ジンは外部への警戒としてアキオに結界外での待機を命じ、侵入者を防ぐよう指示する。また屋敷内ではユルが単独行動しないよう制限をかける。影森家の内部は複雑で、迷う構造であることが示される。

負傷の治療と医療の説明
医務室ではジンの傷がナタによるものであると判明し、縫合が必要と診断される。あわせてアサの血が採取されていたことが明かされるが、それは医務室での採血によるものであり、現代的な医療行為として説明される。

価値観のズレと反応
ユルは「血を抜く」行為に強い拒否反応を示し、鬼の所業だと非難する。しかしアサとジンは医療としての正当性を説明し、痛みも少ないことを伝える。戦闘行為には寛容でありながら医療行為に過剰反応するユルの価値観の偏りが浮き彫りとなる。

兄妹の軽口と生活環境の違い
会話は一時的に食事や体格の話題へ移る。アサは影森家での生活によって成長したことを語り、ユルは下界の食文化に戸惑いながらも興味を示す。しかし本来の目的を思い出し、話題は再び本筋へ戻る。

両親の所在を巡る対話
ユルは両親の居場所を問いただすが、アサは影森家にはいないと告げ、行方不明であることを明かす。さらにジンが補足し、両親は村を出た後に影森に保護されていた経緯が語られる。

沖縄行きと失踪の経緯
生活が落ち着いた後、母の故郷である沖縄へ向かうこととなり、両親は飛行機で移動することになった。しかしその移動中に姿を消し、現在に至るまで行方が分からない状態となった。

飛行機の説明と認識の差
ユルは飛行機の存在を理解できず戸惑うが、アサはそれを村でいう「竜」に例えて説明する。大人数を運べる乗り物であることが語られ、文化や知識の差が浮き彫りとなる。

衝撃の事実と動揺
両親が移動中に消失したという事実により、手がかりが断たれている現状が明らかになる。ユルはその内容に強い衝撃を受け、事態の深刻さを認識するに至る。

飛行機内失踪の詳細
ユルの問いに対し、アサは両親が飛行中の機内で忽然と姿を消したと説明する。東京から確実に搭乗していたにもかかわらず、沖縄到着時には機内に存在しなかったという不可解な状況であった。

護衛消失と疑念の発生
影森家は信頼できるツガイ使いを護衛として付けていたが、その護衛も両親と共に消失していた。ユルは護衛の関与を疑い、裏切りの可能性を指摘するが、真相は不明のままであった。

影森家への信頼と過去の経緯
アサは、村を出た後に刺客から狙われ続けた経緯を語り、最終的に救ったのが影森家であったと明かす。その経験から、両親の失踪という状況にあっても影森家への信頼を揺るがせない姿勢を示す。ジンは護衛消失について自らの責任を認め、謝罪する。

敵勢力の動向と襲撃計画
一方で敵側は、双子が影森家に揃ったことを好機と捉える。四百年ぶりの存在である双子を同時に確保できる状況にあり、当主不在や負傷者の存在を踏まえ、襲撃を決断する。男は戦力として脅威視されるが、女は最低限の状態で確保すればよいと判断される。

屋敷への侵入と戦闘の開始
敵のツガイが影森家へ侵入し、医務室を襲撃する。突如として戦闘が発生し、内部の緊張が一気に高まる。

ガブの覚醒と迎撃態勢
別室ではガブが眠っていたが、異変を察知して目を覚ます。侵入してきたツガイを前にしても動じず、初対面の敵に対して余裕を見せる態度を取る。戦闘は屋敷全体へ拡大する兆しを見せる。

第7話 影森家と謎の襲撃者

医務室からの脱出と状況認識
医務室が襲撃を受けたことで、一行は即座に廊下へと脱出した。ユルは担がれているジンに対し罠の存在を疑うが、ジンは侵入しているツガイが影森のものではなく、外部の敵であると断言する。すでに屋敷内に侵入を許している状況であった。

敵ツガイへの対応方針
左右様が敵ツガイの排除可否を確認すると、ジンは本来であればツガイ使い本体の捕縛を優先したい意向を示す。しかし広大な屋敷内で主を特定する困難さが指摘され、現実的には戦闘による対処が不可避であると認識される。桜沢は実務的観点から敵ツガイの殲滅を容認する発言をし、緊張の中にもやり取りが続く。

ツガイの性質とユルの方針転換
ユルはツガイの仕組みについて疑問を抱き、主が死亡した場合の影響を問う。ハルオは、主を失ったツガイが「野良」となり、長期間縛られた末に消滅する存在であることを説明する。この話を受け、ユルは可能な限り主を殺さない方針を取る決意を固める。

武器の調達と戦闘参加
ユルはジンのツガイ・誠から弓矢を取り出させ、戦闘への参加を試みる。しかし扱いに慣れておらず、放った矢は大きく外れる結果となり、即応戦力としては未熟であることが露呈する。

ガブとの連絡と別地点の戦闘
ジンは通信でガブの状況を確認する。ガブの側でもすでに襲撃が発生しており、侵入者との戦闘に入っていた。ジンが負傷で動けない状況を聞いたガブは苛立ちを見せつつも、自身の側での殲滅を開始する許可を求め、ジンはこれを了承する。

ガブによる圧倒的殲滅
ガブはツガイを容赦なく捕食し、瞬時に複数を排除する。さらに周囲に集まった敵ツガイを前にしても余裕を崩さず、むしろ状況を楽しむような態度を見せる。戦場はガブの一方的な制圧へと傾く。

戦況の安定と次の行動
ガブの側が問題なく制圧を進めていることを確認し、一行は屋敷内の戦況が優位にあると判断する。アサはこの状況を収束させるために動く意志を示し、ユルに対して行動の可否を確認する。ユルはその実行力に懸念を示しつつも、戦闘は次の段階へと移行する兆しを見せる。

アサの決断と作戦開始
アサは自身の能力「解」を使う決意を固め、屋敷を破壊する可能性についてジンに詫びる。ジンは責任を引き受ける覚悟を示し、全力行使を許可した。一方でハルオの軽口には冷淡な対応を見せ、緊張の中にもやり取りが交わされる。アサはユルに敵の注意を引く役割を依頼し、ユルもそれを了承する。

敵ツガイの異常能力発動
攻撃に移ろうとした瞬間、敵ツガイは融合し、異様な力を発動する。その結果、アサとユルはそれぞれ別の空間へと強制的に隔離される。アサは完全な闇の中へ、ユルは白一色の空間へと閉じ込められ、戦線から切り離される事態となった。

残された側の対応と拘束
突然の消失に動揺するジンたちの前で、逃走を図る敵ツガイに対しハルオが即座に行動する。カメの能力による重力操作で敵を拘束し、能力の正体に迫ろうとする。さらに、人を消す能力を持つ可能性から、アサの両親に関する情報を持つ存在である可能性にも言及する。

戦闘方針の維持と戦力分担
ジンは屋敷の損壊は許容しつつも、敵ツガイおよびその主の殺害は禁止する方針を明確にする。ハルオはこれを了承しつつ戦闘を継続するが、別の敵ツガイに囲まれる状況となる。防御役としてウサギがハルオの護衛に回り、戦線は分断された形で維持される。

援軍不在と持久戦への移行
ジンは他の戦力の不在を確認するが、主力である者たちは戻っておらず、頼れる援軍は存在しなかった。桜沢も戦闘不能に近い状態であり、現有戦力のみでの対処を余儀なくされる。ジンはツガイたちを呼び、覚悟を決めて迎撃態勢に入る。

闇の中に取り残されたアサ
一方、隔離されたアサは完全な暗闇の中で孤立する。仲間の名を呼び続けるも応答はなく、状況の異常さを実感する。やがて東村での役目や過去の記憶を思い出し、不安と焦燥の中で立ち尽くすこととなった。

暗闇での再会と精神的支え
完全な闇の中で孤立していたアサのもとに、ユルのツガイである右様が現れる。視界は効かないものの、右様は近くにいると告げ、アサに安心を与える。アサは暗闇と孤独への恐怖を吐露するが、右様は「一人ではない」と繰り返し支え、精神的な動揺を和らげた。

右様の目的とアサへの関心
右様はユルの救援よりも、アサと話すことを優先してこの場に来たと明かす。過去に東村で出会った際の態度や、その後も距離を取られていたことに触れ、アサが自分を警戒していた理由を問いかける。アサは自身の能力「解」が相殺された経験から、右様が特別な存在であると理解していたことを説明する。

「解」と「封」の関係性の判明
アサは父から聞いた知識として、左右様が「解」と「封」の暴走を抑える力を持つ存在であると語る。これにより右様は、自身がアサにとっての天敵であることを明言する。さらにアサは、もしユルが「封」の力を得た場合、別の存在がユルの天敵となる可能性に思い至る。

白の空間でのユルと左様
一方ユルは、何もない白一色の空間で左様と合流していた。地面や天井は存在するものの感覚が狂う異様な環境であり、左様はこれが敵ツガイによる球状の結界であると推測する。周囲に敵の気配はなく、完全に隔離された状態であることが確認された。

ユルの冷静な対応と行動原理
状況が不明であっても、ユルは時間を無駄にしないため装備の調整を優先する。父から教えられた「常に万全であれ」という教えを実践し、弓の調整を開始する。不可解な状況に対する恐怖よりも、これまでの経験からくる慣れと合理性が前面に出ていた。

左様との連携と訓練的行動
ユルは左様に的役を依頼し、実戦を想定した調整を行う。誤って矢を当ててしまうが、左様は自身の頑丈さを理由に問題視せず、行動を継続させる。異常空間においても冷静さと準備を崩さないユルの姿勢が強調される場面であった。

ユルの判断と結界への確信
白い空間で弓の調整を続けるユルは、再び左様に矢を当ててしまい謝罪するが、冷静さは崩さなかった。左様からアサも同時に別の結界に飲み込まれた可能性を指摘されるが、ユルはアサが「解」の力を持つことから、この結界がその力で対処可能であると判断し、過度な心配を見せなかった。

結界の解除と帰還
外ではカメの重力操作が解除されたことで、黒い結界が解かれ、アサと右様が脱出する。右様は敵ツガイの能力による結界であったことを見抜き、状況の正体が明らかとなる。

契約解除と主の交代
アサは直ちに「解」の力を用い、ツガイと元の主との契約を解除する。その後、桜沢から渡された血液を用いて新たに契約を結び直し、自身がそのツガイの新たな主となった。能力の応用により、敵戦力を自らの支配下に置くことに成功する。

ツガイの掌握と情報取得
新たな主となったアサに対し、ツガイは従順な態度を見せる。アサはまずユルが飲み込まれていないかを確認し、ツガイに排出を要求する。さらに、元の主の所在についても問いかけると、ツガイは素直にその方向を示し、敵の位置情報を容易に引き出すことに成功した。

周囲の反応とアサの異質さ
ツガイが前の主の情報をあっさりと差し出したことに対し、ハルオはその容赦のなさに驚愕する。桜沢も同様に、アサの行動力と判断力を評しつつ、その大胆さを「思春期の恐ろしさ」として半ば呆れたように受け止める場面であった。

第8話 誠意と殺意

結界からの合流と状況整理
ツガイの体内からユルと左様が解放され、アサたちと合流した。ユルと左様が攻撃態勢に入るも、アサがそのツガイは既に味方であると制止し、結界を作った存在であること、そして現在は支配下にあることを説明する。ハルオは敵の能力が人を瞬時に消すものであると推測し、その主がアサの両親に関する情報を持つ可能性に言及した。

元主の追跡と逃走
アサはツガイに元の主の居場所を尋ね、位置を特定する。追い詰められた元主は、ツガイに裏切られたことに動揺しながら逃走を図るが、アサたちは即座に追撃態勢へ移行する。

ユルの射撃と確保
視界の悪い状況の中、ユルが弓で元主の腕を射抜き、逃走を阻止する。その一撃により位置が露見し、右様が確保に向かう流れとなった。アサはユルの技量を目の当たりにし、安堵と感動を見せる。

屋敷内の戦闘処理とジンの対応
一方で屋敷内ではジンが非戦闘員の避難を指示しつつ、戦闘の収束に動いていた。侵入してきたツガイや襲撃者は、愛や他の戦力によって次々と排除される。床下や庭に潜んでいた敵も各個撃破され、ジン自身も敵の背後を取り確実に仕留めていった。

敵勢力の正体と異質さ
ガブの報告により、複数の敵部隊が既に殲滅されていたことが判明するが、いずれも影森家の関係者ではない見知らぬ者たちであった。ジン側でも同様の認識に至り、今回の襲撃が外部勢力によるものである可能性が強まる。

残存敵の降伏と新たな脅威の示唆
生き残った襲撃者の一人が降伏を申し出るが、その身体には矢が刺さっており、ユルの攻撃であることが示唆される。ガブはその射撃の出所に気づかず、見えない位置から正確に狙撃してきた技量に対し、未知の脅威として警戒を強める場面であった。

屋根上からの警戒と狙撃者の正体
ユルは屋根上から周囲を警戒し、気配を察知して弓を構えるが、相手の姿を捉えきれずにいた。その正体は襲撃者の一人であり、遠距離からのユルの射撃能力を警戒し、正面からの交戦を避ける判断を下す。

襲撃者側の撤退判断
襲撃者イワンは、仲間がすでに壊滅している状況を踏まえ、この場での戦闘は不利と判断した。寄せ集めの戦力では敵わないと結論づけ、報酬目的の仕事である以上、無理をせず撤退する方針を選択する。

別働隊の動揺と誤算
別の襲撃者もまた、想定外の戦力差に苛立ちつつ撤退を決意する。しかし逃走中、思わぬ存在に接触し転倒する。その直後、背後から現れた人物の気配に気づく間もなく追い詰められる展開となった。

アキオの出現と制圧の示唆
襲撃者の背後には、巨大なバールを構えたアキオが立っていた。逃走を試みた者に対し、圧倒的な力で制圧する構図が示され、戦闘の終結が決定的となる場面であった。

戦闘後の状況と関係性の整理
翌朝、戦闘を終えた一行は落ち着きを取り戻す。ジンは被害の大きさに言及しつつ謝意を示し、ユルはあくまで自身の目的である両親の手掛かりのために動いたと語る。そこに現れたガブとユルは互いに軽口を叩き合い、過去の因縁を残しつつも緊張関係を見せた。

捕縛者の扱いと尋問方針
捕らえた襲撃者たちについて、ジンは上層の判断を仰ぐ方針を示しつつ、事前に情報を引き出すことを決定する。尋問に対し、襲撃者は双子を捕らえれば報酬が得られると聞かされただけで、依頼主の正体は知らないと証言する。

強制的な尋問の開始
ハルオはより実効性のある手段としてツガイを用いた尋問に移行する。カメのツガイを召喚し、重力を加えて対象に圧力をかけることで、肉体的苦痛を伴う形で情報を引き出そうとする場面であった。

拷問による情報引き出し
ハルオは捕縛した襲撃者に対し、ツガイの能力を用いた拷問を続行した。玉石の上に押し付ける形で苦痛を与えながら、依頼主や所属組織について問い詰めるが、襲撃者はあくまで「高額報酬の仕事として集められた即席チーム」であり、詳細な背景は知らないと主張する。

現場責任者の手掛かり
繰り返しの追及により、襲撃者はようやく「迷彩柄のジャケットを着たヒゲの男」が現場を取り仕切っていたと証言する。しかしその人物はすでに倒されており、有力な手掛かりには繋がらない状況であった。

両親の行方に関する尋問
ジンは本題として、双子の両親の行方について質問する。東村から逃げた夫婦、飛行機内で失踪した件について問いただすが、襲撃者は一切の関与や情報を否定する。他の捕虜やツガイも同様に何も知らず、重要な情報は得られなかった。

アサの問いと価値観の衝突
アサは捕らえたツガイに対し、その名前を尋ねる。しかし元の主は名前を付けておらず、ツガイを家畜同然に扱っていたことが明らかになる。これに対し、ツガイを対等に見るアサたちとの価値観の違いが浮き彫りとなる。

ツガイの意思と裏切りの理由
ウサギのツガイが「ツガイにも心がある」と語ることで、元主が簡単に裏切られた理由が示唆される。扱いの差がそのまま信頼関係に影響していたことが明確となった。

尋問の打ち切りと失意
他の捕虜からも有益な情報は得られず、双子の両親に関する手掛かりは完全に途絶えた。ユルは期待が外れたことに落胆し、状況は振り出しに戻る形となる。

アサによる新たな関係の構築
一方でアサは、契約を引き継いだツガイたちに名前を与えようとする。彼女が一時的な主であることを自覚しつつも、丁寧に接する姿勢を見せると、ツガイたちは小さな姿へと変化し、親しみを示す。

新たな脅威の示唆
最後にユルは、アサがこれまで繰り返し刺客に狙われてきた事実を確認する。今回の襲撃もその延長線上にあることが示され、背後にいる存在の継続的な脅威が強調される展開となった。

山を下りた後の日常と油断
ユルは山を下りてからの生活について問いかけた。アサは日常的に危険と隣り合わせであり、今回も敵が多く危うい状況だったと振り返った。屋敷の中は安全であったため警戒が緩んでいたが、その油断を反省し、今後は気を引き締める必要があると認識していた。

アサの告白と死の真実
ユルが右目の傷について尋ねると、アサは一度は曖昧に答えるが、やがて嘘をつかないことを選ぶ。そして、自身が東村の刺客によって一度殺されている事実を明かした。この告白により、アサが置かれてきた過酷な状況が示された。

ユルの回想と初めての殺意
アサの言葉を受け、ユルは過去を思い出した。父と山中で狩りをしていた際、山賊に襲われ、初めて明確な「殺意」を向けられた。殺意は皮膚を越えて内側に突き刺さるような感覚として迫り、強烈な恐怖と共に刻まれた。

父の教えと生存の覚悟
父は山賊を退けた後、ユルに対して「これが殺意である」と教えた。そして、生きている限り何度も向けられるものであり、それを向けてくる相手には躊躇するなと説いた。この教えは、ユルにとって生き抜くための覚悟として深く刻まれた。

「殺意」の意味と物語の転換
アサの死の告白とユルの過去の体験が重なり、「殺意」という概念が強く浮かび上がった。生きるためにはそれに向き合い、時には対抗する必要があるという現実が示され、物語は次章「誠意と殺意」へと繋がっていった。

ヨミツガ 1巻レビュー
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その他フィクション

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