物語の概要
■ 作品概要
本作は、突いた相手を強制的に絶頂させ、悪霊や怪異を昇天させる特異な能力「絶頂除霊」を持つ退魔師の少年・古屋晴久と、他人の隠したい性情報が視えてしまう「淫魔眼」を持つ少女・宗谷美咲が織りなす、ちょっぴりエッチな退魔活劇である。退魔学園の落ちこぼれである晴久が、美咲に弱みを握られてチームを組み、東雲市で発生した強大な怪異「乳避け女(乳裂き女)」事件に立ち向かっていく姿が描かれる。
■ 主要キャラクター
- 古屋晴久:退魔学園で実技成績最下位の少年。両手には、強力だが人前で使うと社会的に死ぬ「絶頂除霊」という卑猥な呪いが封じられている。
- 宗谷美咲:晴久とチームを組むBクラスの美少女。相手の性情報が強制的に視える「淫魔眼」の呪いを解くため、出世を目指している。
- 烏丸葵:晴久たちのチームメイトで、極度の女好きにしてS気質の美少女。魅力的な女性を前にすると強力な捕縛術を発動する変態的な一面を持つ。
- 南雲睦美:東雲高校剣道部のエースで、巨乳の女子生徒。胸へのコンプレックスから怪異「乳裂き女」へと変貌してしまうが、晴久の絶頂除霊に救われる。
■ 物語の特徴
本作の最大の魅力は、霊級格の凶悪な怪異との命がけの戦いと、主人公たちが抱える卑猥な呪いや能力というギャップがもたらすコメディ要素である。人間のコンプレックスや欲望を核とする怪異事件のシリアスさと、「快楽媚孔を突いて絶頂させる」という荒唐無稽な除霊方法が独自のユーモアを生み出し、他の退魔ファンタジーとは一線を画す展開となっている。
読んだ本のタイトル
出会ってひと突きで絶頂除霊 !
著者:赤城大空 氏
イラスト: 魔太郎 氏
出版社:小学館(ガガガ文庫)
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どんなラノベ?
下ネタ全壊の霊能バトル物。
何も考えないで、笑いながら読める。
公共の場では絶対に読んではいけない。
電子書籍で売れているらしい。
当たり前だ、こんなのレジに持っていけるかw
↑褒めてます
あらすじ・内容
除霊でトリップ?CまでイケないB級除霊!
――絶頂除霊。
それは突いた相手を生者死者問わず強制的に絶頂させ、もののついでみたいに悪霊怪異を昇天させるろくでもない猥褻能力。
各地に悪霊や怪異が出没し、退魔師という職業が存在するこの世界。
未来ある少年少女たちの中から、才能のあるものは「退魔学園」にて修行を積む。
絶頂除霊などという、呪われた能力をその身に宿す少年・古屋晴久は、その学園の中でもおちこぼれだ。
なにせ、能力を使ったら、色々な意味で(社会的に)死ぬ……。
だが、晴久は出会ってしまった。
同じような呪いの眼――淫魔眼を持つ少女・宗谷美咲に。
人の秘密をたやすく暴く、恐怖の瞳術の使い手に。
かくして(半ば強制的に)退魔師史上最低最悪、されどいつしか最強と呼ばれる退魔師たちの伝説が幕を開ける。初めてのまともなお仕事は、怪異・乳避け女との大活劇。――んほおおおおおおおおおおおおおおおっ!?
今宵も、街には嬌声が響き渡る。
それは紛れもなく、昇天の証明。
ポンコツ退魔師たちが卑猥な能力で大活躍?
エロは世界を救う?
ちょっぴりエッチな退魔活劇!!
出会ってひと突きで絶頂除霊!
感想
呪いで男女問わず絶頂させる男。
秘密裏に霊障レベル7を解決した実績を持つ。
名家の庇護にあるがバレたら世間、業界から抹殺される事に怯えている。
呪いで見ただけで相手の性情報、性癖を見破れる女。
名家の娘なので業界ではブラックリストに。
天然に女好きで心にナニを持つ女。
そんな3人が織りなす霊能バトル。
相手は貧乳コンプレックスを拗らせて「私、巨乳?」と聞いて黙ったり、目線を逸らしたら暴力を振るう。
霊障に侵された、霊障レベル3の口裂け女ならぬ乳避け女。
後に進化して巨乳を憎み「乳裂かせろ!!」と叫んで、霊障レベル6の乳裂き女に、、
あとがきまで全て読み終わり。
最初に思ったのは「アホか!」でした。突き抜けてます。
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考察・解説
特殊な絶頂除霊
『出会ってひと突きで絶頂除霊!』における「特殊な絶頂除霊」について解説する。
主人公である退魔師の少年・古屋晴久の両手に宿る呪われた能力の基本原理と、強大な悪霊を一撃で除霊する威力の一方で社会的な死をもたらす致命的な欠点、そして物語終盤で露呈した人間や霊体を超えて大地などの無機物すらも絶頂させ激しい地殻変動を引き起こす能力の異常性とさらなる可能性にいたる全容は以下の通りである。
古屋晴久の両手に宿る快楽媚孔の打突を介した陽の気の爆発による霊体強制昇天の原理
絶頂除霊とは、主人公である退魔師の少年・古屋晴久の両手に宿っている呪われた能力である。
・対象の身体にランダムに現れる快楽媚孔と呼ばれる光るツボを指で突くことで、生者、死者、悪霊、怪異の区別なく、強制的に絶頂させることができる。
・悪霊や式神などの霊的存在に使用した場合、陰の気で構成された霊体の内側から、性的な絶頂という陽の気のエネルギーを爆発させる。
・これにより、たちどころに昇天・消滅させることが可能である。
国家レベルの災害怪異を一撃で消滅させる破格の威力と破廉恥な姿や性的誤解を伴う呪いの封印
この能力の最大の強みは、どれほど強大な力を持つ悪霊や怪異であっても、快楽媚孔さえ突くことができれば一撃で除霊できるという点にある。
・プロの退魔師が数十人がかりでも抑え込めない霊級格6の怪異や、過去には国家レベルの災害を引き起こした霊級格7の怨霊すらも、この能力によって除霊されている。
・しかし、その代償として、能力を行使された対象は嬌声を上げて激しく痙攣し、涎や液体を撒き散らしてアヘ顔を晒すなど、極めて卑猥で破廉恥な姿を見せることになる。
・加えて、快楽媚孔の位置は対象によって異なり、場合によっては乳首や尻など防御が固く際どい部位に現れることもあるため、戦闘中にそこを狙う行為自体がセクハラや強制猥褻と誤解されるリスクを伴う。
・そのため、晴久自身はこの能力を生き恥がかたちを成したような酷い呪いとひどく嫌悪しており、普段は銀の十字架がついたブレスレットで両手を封印し、人前で使って社会的に死ぬことを避けるべくひた隠しにしている。
乳裂き女戦における無機物への適用と地割れ地下水噴出を伴う世界を絶頂させる力の覚醒
物語の終盤、強敵である乳裂き女との死闘において、絶頂除霊は想定外の異常性を見せる。
・晴久の頭の中に響いた謎の少女の声に導かれ、人間や霊体だけでなく、木々やボール、さらには大地といった無機物にまで快楽媚孔が視認できるようになる。
・晴久が足下の大地の快楽媚孔を突いた結果、大地そのものが絶頂したかのような局地的な激しい地震や地割れ、地下水の噴出が発生し、敵を物理的に拘束することに成功した。
・謎の声はこの能力を世界のすべてを絶頂させる力と称しており、単なるエロティックな除霊術の枠に収まらない、強大で得体の知れない謎を秘めていることが示唆されている。
まとめ
特殊な絶頂除霊を巡る能力の実態は、霊的カーストの最高峰に位置する怨霊すら瞬時に無力化する絶対的な殺傷能力を保有しながらも、その発動プロセスがもたらす破廉恥な視覚効果によって術者自身に著しい社会的リスクを強いる不条理な力の記録である。晴久がその誤解と嫌悪から十字架で能力を封印して隠蔽を図ったプロセスは、この力がもたらす精神的負荷の大きさを示している。最終的に、乳裂き女戦での謎の声の導きによって大地のツボを突き、激しい地変と水噴出を伴って戦況を物理的に掌握した顛末は、この能力が単なる対霊体用の秘術にとどまらず、世界の構成要素すべてを強制支配下に置く概念的な超常の領域へと接続された絶対的な覚醒劇であることを厳密に証明している。
呪われた退魔師
『出会ってひと突きで絶頂除霊!』における「呪われた退魔師」とは、本作の主人公である古屋晴久と、ヒロインの宗谷美咲の2人を指している。彼らはそれぞれ、強大でありながらも自身の尊厳や日常生活を脅かす厄介な呪いを抱えている。
両手を模した呪物への接触に端を発する強制絶頂除霊の呪縛と、実家の極秘封印呪具への取り憑かれに起因する他者の性情報視覚化の魔眼、そして最悪の変態リスク発覚を経てもなお互いの事情を共有して解呪の突破口を探るパートナーとしての歩みにいたる全容は以下の通りである。
古屋晴久の両手に宿る快楽媚孔打突による怪異強制消滅能力と社会的死を伴う呪いの嫌悪
古屋晴久の呪いは絶頂除霊と呼ばれるものである。
・晴久が幼い頃、骨董品屋で両手を模した奇妙なオブジェ(呪物)に触れたことで両手に宿った。
・相手の身体に現れる快楽媚孔を突くことで対象を強制的に絶頂させ、悪霊や怪異であれば内側から昇天・消滅させることができる。
・霊級格の凶悪な怪異すら一撃で屠るほどの破格の威力を持つ。
・しかし、能力を行使した相手に破廉恥な痴態を晒させるため、晴久自身はこの能力を生き恥がかたちを成したような酷い呪いとして嫌悪している。
・十二師天級の力を持っていた養父でさえ解呪できず、晴久は呪いを解くことを完全に諦めていた。
宗谷美咲の視界に強制浮上する秘匿性情報と海外術者アクセスによる自力解呪への出世志望
宗谷美咲の呪いは淫魔眼と呼ばれるものである。
・美咲が14歳の時、実家の敷地内に極秘で封印されていた除霊不能呪具(後にサキュバス王の魔眼と呼ばれる性遺物と判明する)に取り憑かれたことで発現した。
・相手の顔を見るだけで、経験人数、自慰の回数、性癖、初めて見たエロい夢の内容など、他人が隠したい性情報が強制的に視界に浮かび上がってしまう。
・この能力は自身の意思でオフにすることができない。
・美咲は家族と顔を合わせることも、まともな恋愛をすることもできなくなってしまった。
・美咲もまた十二師天による解呪に失敗しているが、彼女は呪いを解くことを諦めていない。
・退魔師として出世することで協会が隠匿する制限情報や海外の術者にアクセスし、自力で解呪の方法を探そうと足掻いている。
性癖把握による不本意な結託から乳裂き女戦の変態リスク露出を経た解呪共同戦線の構築
晴久は当初、美咲に自身の性癖や秘密を握られ、脅迫される形で不本意ながらチームを組むことになった。
・しかし、同じように最高位の退魔師でも解けない呪いを抱えながら、決して諦めずに出世を目指してもがく美咲の切実な思いを知り、晴久は彼女に共感してチーム結成を受け入れる。
・その後、強大な怪異である乳裂き女との死闘を経て、晴久の能力は多くのプロ退魔師たちに知れ渡り、変態扱いされる最悪のリスクを負うことになった。
・自責の念からチーム解散を覚悟する美咲に対し、晴久は解呪の方法がわかるまで意地でも付き合い続けてやる、と宣言する。
・絶対に解けないと匙を投げられた絶頂除霊と淫魔眼を抱える二人は、互いの欠点や事情を共有し、共に呪いを解くための突破口を探す真のパートナーとして歩み出していく。
まとめ
呪われた二人の退魔師を巡る実態は、個人の尊厳を著しく損なう規格外の呪縛に対して、不条理な共生関係から強固な信頼関係へと昇華させた凄絶な共鳴の記録である。晴久がその社会的破滅の恐怖から諦念を抱き、美咲がその精神的孤立の苦痛から協会の機密突破を目指したプロセスは、それぞれの呪いがもたらす絶望の深さを示している。最終的に、乳裂き女戦による世間的な変態評価のリスクを克服し、美咲の解明の意志に晴久が意地を貫く誓いで応えた顛末は、このチーム結成が単なる脅迫の延長にとどまらず、二人が共通の運命に立ち向かい、呪術界の限界を打破して解呪という絶対的な勝利を掴み取るための決定的な共闘の始まりであることを厳密に証明している。
淫魔眼の呪い
『出会ってひと突きで絶頂除霊!』における「淫魔眼の呪い」について解説する。
ヒロインである宗谷美咲の瞳に宿る、他者の秘匿された性情報を強制的に視覚化する能力の特性と日常生活への支障、サキュバス王の性遺物に由来する除霊不能呪具の正体、スリーサイズ霊視による怪異弱体化への応用と霊力消費に伴う代償、そして普通の恋愛を求めて退魔師としての出世と自力解呪を目指す執念にいたる全容は以下の通りである。
他者の秘匿された性情報の強制視覚化と意思によるオフが不可能な防御術式無効の魔眼特性
淫魔眼は、ヒロインである宗谷美咲の瞳に宿っている呪われた霊視能力である。
・相手の顔を見るだけで、経験人数、自慰の回数、性癖、初めて見たエロい夢の内容、お気に入りのオカズといった、他人が隠したい性的な秘密が強制的に視界に浮かび上がってしまう。
・この能力の最も厄介な点は、相手がどのような防御術式を張っていても無効化して視てしまうことである。
・美咲自身の意思で能力をオフにできない。
・そのため、彼女は家族と顔を合わせることも気まずくなる。
・出会う男性の第一印象がすべてキモいになってしまうなど、まともな恋愛をすることもできない状態に陥っている。
宗谷家敷地内の結界補修時に発生したサキュバス王の性遺物取り憑きと十二師天による解呪失敗
この呪いの正体は、サキュバス王の性遺物の一つであり、サキュバス王の魔眼とも呼ばれる除霊不能呪具である。
・美咲が14歳の時、宗谷家の敷地内に極秘で封印されていたこの呪具の結界を当主が補修しようとした際、ひとりでに動き出して美咲に取り憑いてしまった。
・退魔師協会の最高位である十二師天が除霊を試みても、解呪はおろか症状の緩和すら不可能であった。
身体情報霊視を駆使した古屋晴久らの脅迫と乳裂き女の貧乳コンプレックス低減による弱体化および霊力切れの弱点
性情報だけでなく、目に霊力を込めることで相手のスリーサイズなどの身体情報も視ることができる。作中で美咲はこの能力を駆使して様々な活躍を見せている。
・古屋晴久や烏丸葵、クラスメイトの男子たちの性癖や秘密を握り、自分とチームを組ませたり、言うことを聞かせたりするための脅迫材料として利用した。
・乳避け女事件では、東雲高校の女子生徒たちのバストサイズを霊視して容疑者を絞り込んだ。
・乳裂き女との決戦では、拘束術を展開する女性退魔師たちが身につけていたパッドや寄せてあげるブラを見抜いて次々と暴き、貧乳コンプレックスをこじらせていた怪異の殺意と憎悪を低減させ、弱体化に成功した。
・しかし、普段勝手に浮かび上がる性情報とは異なり、スリーサイズなどの身体情報を視るためには霊力を消費するため、連続で使用すると霊力切れを起こして倒れてしまうという弱点もある。
普通の恋を求める切実な願いと協会制限情報アクセスおよび海外術者接触に向けた出世への奮闘
美咲は普通の恋がしたいという切実な願いから、解呪を諦めていない。
・十二師天でも解けなかった呪いであるが、彼女は退魔師として出世することを目指している。
・協会が閲覧を制限している呪具の情報にアクセスするか、海外の有力な術者に接触することで、自力で呪いを解く方法を見つけようと奮闘している。
まとめ
淫魔眼の呪いを巡る実態は、いかなる防御術式すら貫通して対象の秘部を暴く絶対的な隠蔽打破能力を保有しながらも、その常時発動性によって術者自身の精神的平穏と社会的営みを著しく損なう不条理な力の記録である。美咲がその気まずさから家族や男性との正常な関係構築を阻害されたプロセスは、この呪いがもたらす日常的苦痛の深刻さを示している。最終的に、乳裂き女戦において下着の補正構造を見抜いて怪異のコンプレックスを逆手にとり、精神的弱体化を成し遂げた戦術的応用と、出世による機密情報の奪取を誓った顛末は、この魔眼が単なる覗き見の道具にとどまらず、呪術界の制限を突破して自らの幸福を実力で掴み取るための絶対的な反逆の武器として機能していることを厳密に証明している。
乳裂き女の討伐
『出会ってひと突きで絶頂除霊!』における、強大な怪異「乳裂き女」の討伐の経緯は以下の通りである。
東雲高校の女子生徒・南雲睦美の怪異変質と運動公園への囮誘導、プロ退魔師たちの魔方陣と烏丸の性癖全開の捕縛術による拘束、美咲の淫魔眼を用いた偽乳暴露と虚偽の叫びによる警戒緩和、そして晴久による大地の快楽媚孔打突を介した足止めと両乳首への絶頂除霊による怪異消滅にいたる全容は以下の通りである。
南雲睦美の巨乳排除怪異への変質と変身符の巨大胸を囮にした運動公園へのバイク誘導
乳避け女の正体は、東雲高校の女子生徒・南雲睦美であった。
・彼女は巨乳のプロ退魔師らに追い詰められたことで、怪異をさらに悪化させてしまう。
・自分より胸の大きい者をすべて排除する、という乳裂き女へと変質し、その脅威度は霊級格6という十二師天クラスにまで達した。
・晴久と烏丸は、烏丸が変身符で作り出した巨大な胸を囮にしてバイクで逃走する。
・美咲が多数の退魔師を集めて待ち構える運動公園へと乳裂き女を誘導した。
数十人の魔方陣拘束を突破する異常能力と烏丸の光泥自縛地獄による動きの泥状制限
運動公園では、数十人のプロ退魔師による大規模な魔方陣の拘束術が発動した。
・乳裂き女はそれでも動き続けるほどの異常な身体能力を見せる。
・そこで、抵抗する南雲の姿に異常な興奮を覚えた烏丸が、自身の性癖を全開にして強力な捕縛術である光泥自縛地獄を重ね掛けした。
・これにより、乳裂き女の動きを泥のように制限することに成功する。
淫魔眼による女性退魔師の下着補正構造暴露と胸部肥大化の虚偽叫びによる警戒緩慢
乳裂き女の快楽媚孔は左右の乳首に現れていたが、コンプレックスの塊である胸への警戒は鉄壁であり、晴久はなかなか触れることができなかった。
・そこで美咲は淫魔眼を活用し、拘束術を展開している女性退魔師たちが身につけているパッドや寄せてあげるブラなどの偽乳を次々と暴く。
・これにより、自分以外にも胸を偽装している者がいると知った乳裂き女は、憎悪が和らぎ弱体化した。
・さらに美咲は、決定的な隙を作るために、自分の胸は晴久に触られるようになってから急に大きくなった、という嘘を叫んだ。
・胸が大きくなるかもしれないという可能性に反応した南雲は、一瞬だけ晴久の腕を押さえる力を緩めてしまった。
大地の快楽媚孔打突による地割れ足止めと両乳首への一撃による黒い瘴気放出と元の少女への復帰
この直前、晴久は謎の声の導きによって大地の快楽媚孔を突いて局地的な地震・地割れを起こし、南雲を地面に挟み込んで足止めすることに成功していた。
・美咲の嘘によって生まれた千載一遇の隙を逃さず、晴久はついに南雲の両乳首の快楽媚孔に絶頂除霊を叩き込んだ。
・南雲は強烈な快楽の波に襲われて激しく痙攣したのち、身体から黒い瘴気を放出する。
・これによって霊級格6の怪異は完全に消滅し、南雲は元の少女へと戻って事件は無事に解決した。
まとめ
乳裂き女の討伐を巡る一連の戦闘は、十二師天クラスに匹敵する霊級格6の凶悪な怪異に対し、烏丸の拘束術や美咲の心理的弱体化工作、そして晴久の規格外の絶頂除霊を組み合わせることで完全消滅に至らしめた劇的な決戦の記録である。変身符を用いた決死の誘導から、美咲が淫魔眼で周囲の偽乳構造を暴露して敵のコンプレックスを緩和させたプロセスは、極めて高い戦術的機転を示している。大地のツボを突くことで発生させた地変によって移動を封じ、胸部肥大化の虚偽の叫びによって生じた一瞬の隙に両乳首への除霊を命中させ、黒い瘴気とともに怪異を解体して元の少女を救出した顛末は、この作戦が単なる怪異の調伏にとどまらず、晴久たちの連携能力の高さと、世界の構成要素すら利用して絶対的な勝利を収めるための重要な防衛劇であったことを厳密に証明している。
チーム結成と解呪
『出会ってひと突きで絶頂除霊!』における「チーム結成」と「解呪」は、主人公の古屋晴久とヒロインの宗谷美咲を結びつける最も重要なテーマであり、物語の核となる要素である。二人のチーム結成の経緯と、解呪に向けた絆の深まりについて解説する。
最高位の退魔師でも解くことができない呪いの共有、性的な秘密を握られたことによる脅迫からのチーム始動、制限情報へのアクセスと普通の恋愛を求める美咲の執念への共感、そして乳裂き女事件に伴う能力露出のリスクを乗り越えた真のパートナーへの昇華とサキュバス王の性遺物発覚にいたる全容は以下の通りである。
十二師天による解呪失敗の過去と強力な呪いを共有する二人の諦念と執念の違い
晴久の両手に宿る絶頂除霊と、美咲の瞳に宿る淫魔眼は、どちらも退魔師協会の最高位である十二師天が除霊を試みても解くことができなかった強力な呪いである。
・晴久はこの呪いを解くことを完全に諦めていた。
・しかし、美咲は決して解呪を諦めていなかった。
隠れ巨乳好きの秘密暴露に伴う脅迫状送付と退魔師としての露出を嫌う晴久の拒絶
二人のチーム結成は、決して円満なものではなかった。
・美咲は淫魔眼の能力を使って晴久の性的な秘密(隠れ巨乳好きであることや、初めて見たエロい夢の内容など)を記した脅迫状を送りつける。
・これにより、無理やり自分とチームを組むように迫った。
・晴久は当初、自身の卑猥な能力を知られることや、退魔師として目立つことを嫌って拒絶していた。
協会制限情報閲覧のための出世志望と周囲への配慮を条件とした無謀な挑戦への同行決意
美咲が自身の尊厳を捨ててまでチームメイトを求め、強引に出世を目指す理由は、淫魔眼の呪いを解くための情報を集めるためであった。
・退魔師協会では階級を上げないと閲覧できない制限情報がある。
・出世してその情報にアクセスするか、海外の有力な術者に接触することで、自力で解呪の方法を探そうとしていた。
・さらに、美咲の真の動機が、他人の性情報が視えてしまう眼のせいでまともな恋愛できない現状を変えたい、という切実な思いであることを知った晴久は、同じように厄介な呪いに苦しむ彼女に深く共感する。
・晴久は、自分の能力を誰にも話さないこと、周囲にバレないよう配慮すること、を条件に美咲の無謀な挑戦に付き合うことを決めた。
・ここに呪われた二人と、人数合わせの問題児である烏丸葵を加えた三人チームが結成された。
周囲への能力露出に伴うチーム解散の覚悟と解呪達成まで意地でも付き合う誓いによる絆の昇華
物語の終盤、強大な怪異である乳裂き女との死闘において、晴久はやむを得ず大勢の退魔師の前で絶頂除霊を使用し、能力が周囲に知られてしまう。
・学園で不名誉な噂が広まってしまったことに対し、美咲は自分が無理やり脅してチームに入れたせいだ、と深く責任を感じ、チーム解散を覚悟して謝罪した。
・しかし晴久は、これを一蹴する。
・強力すぎる絶頂除霊の能力が周囲に知られた以上、今後は厄介な現場に呼ばれて変態扱いされる未来が避けられないと悟った晴久は、解呪の方法がわかるまで意地でも付き合い続けてやる、と宣言した。
・逆に美咲が途中で解呪を諦めないように釘を刺した。
・家族以外で自分の呪いに最後まで付き合うと言ってくれた晴久の言葉に美咲は心を打たれ、二人は名実ともに解呪を目指す真のパートナーとなった。
準退魔師資格によるデータベースアクセスとサキュバス王の性遺物一行説明文露見に伴う本免許への意気込み
その後、乳裂き女事件の功績で仮免資格(準退魔師資格)を得た三人は、早速退魔師協会のデータベースにアクセスする。
・そこで美咲の淫魔眼がサキュバス王の性遺物(別名・サキュバス王の魔眼)という呪具であることが判明する。
・しかし、閲覧できたのはたった一行の説明文のみであり、絶頂除霊に関する情報は見つからなかった。
・仮免程度の権限では解呪に到底届かないことを痛感した美咲は、次は一気に本免許を目指す、とさらなる意気込みを見せた。
・晴久もそれに振り回されながら共に進んでいく決意を固めている。
まとめ
チーム結成と解呪を巡る一連のプロセスは、退魔師協会の最高権威すら匙を投げた不条理な呪縛に対して、脅迫という最悪の出会いから絶対的な信頼を寄せる真の共闘関係へと発展させた劇的な絆の記録である。美咲が普通の恋愛を求めて地位の向上による機密突破を図り、晴久が周囲への能力露出という最悪のリスクを引き受けて解呪への永続的な同行を誓ったプロセスは、二人の覚悟の強さを示している。仮免資格によってサキュバス王の性遺物という呪具の正体を暴き、更なる権限奪取に向けて本免許獲得の突破口を見出した顛末は、このチームが単なる学園内の不条理な結託にとどまらず、呪術界の制限を実力で打破し、両名が呪縛から完全に解放されるための絶対的な戦いの始まりであることを厳密に証明している。
登場キャラクター
都立退魔学園
古屋晴久
本作の主人公であり、自身の特殊な能力を深く嫌悪している。能力を隠すことを望みながらも、他者を救うために力を行使する。
・所属組織、地位や役職
都立退魔学園高等部一年Dクラスの生徒。東雲高校における霊災相談室の相談員。
・物語内での具体的な行動や成果
キャンプ場での悪霊退治や、学園で暴走した式神の除霊を実行する。東雲高校では烏丸葵を囮にして怪異を誘導する。運動公園にて乳裂き女を絶頂除霊で消滅させる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
両手に強制的な絶頂をもたらす呪いを宿している。乳裂き女の討伐に貢献したことで仮免を取得する。
烏丸葵
同性である女性に強い興味を抱き、学園の訓練をサボる傾向にある。古屋晴久や宗谷美咲とチームを結成する。
・所属組織、地位や役職
都立退魔学園高等部一年Dクラスの生徒。東雲高校における霊災相談室の相談員。
・物語内での具体的な行動や成果
乳避け女から逃走する際、変身符を用いて巨大な胸を持つ姿に変化する。運動公園では光泥自縛地獄などの強力な拘束術を放つ。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
魅力的な女性を相手にした場合のみ高い霊力を発揮できる。事件解決の功績によって仮免を取得する。
宗谷美咲
明るく行動力があり、自身の呪いを解くために退魔師としての出世を強く望んでいる。古屋晴久の秘密を盾にして彼をチームに引き入れる。
・所属組織、地位や役職
都立退魔学園高等部一年Bクラスの生徒。名家「式神の宗谷」の出身。東雲高校における霊災相談室の相談員。
・物語内での具体的な行動や成果
東雲高校の女子生徒に対して霊視を行い、乳避け女の容疑者を絞り込む。乳裂き女との戦闘では、式神で時間を稼ぐ。女性退魔師たちの胸の偽装を暴き、怪異を弱体化させる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
他人の性情報が強制的に見える「淫魔眼」の呪いを抱える。乳裂き女事件の解決を経て仮免を取得する。
葛乃葉楓
冷静かつ厳格な性格を持ち、古屋晴久の幼馴染として彼の能力を監視している。
・所属組織、地位や役職
都立退魔学園高等部二年生。プロの退魔師。名家「化け狐の葛乃葉」の出身。
・物語内での具体的な行動や成果
昇天サポートセンターで悪霊化した霊を狐火で焼き尽くす。晴久の病室を訪れ、両手の封印状態を確認する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
学生でありながら一流の退魔師として活動する。姿を変える能力を所有する。
太刀川芽依
情報通で抜け目がなく、古屋晴久に対して交換条件とともに有益な情報を提供する。
・所属組織、地位や役職
都立退魔学園中等部三年生。
・物語内での具体的な行動や成果
晴久に東雲高校の霊災相談室の仕事を紹介する。病院へ見舞いに訪れ、巨乳に変身できる護符を渡す。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
変身系の術式を護符に編み込む高度な技術を保有する。正体は姿を変えた葛乃葉楓である。
Dクラスの生徒たち
古屋晴久の同級生であり、上位クラスの生徒に対して劣等感を持つ。
・所属組織、地位や役職
都立退魔学園高等部一年Dクラスの生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
昇天サポートセンターで悪霊の迎撃にあたる。晴久と葛乃葉楓や宗谷美咲との関係を疑い、彼を問い詰める。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
美咲の淫魔眼によって個人の性癖を把握されている。
Sクラスの生徒たち
学園でトップクラスの成績を誇り、高い実技能力を有する。
・所属組織、地位や役職
都立退魔学園高等部一年Sクラスの生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
宗谷美咲の式神が暴走した際、Aクラスの生徒たちと協力して拘束陣を敷く。六芒多重結界を発動し、式神の動きを一時的に止める。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
咄嗟の連携と術の精度において高い評価を受けている。
Aクラスの生徒たち
学園で上位の成績を持ち、状況に応じた迅速な対応を見せる。
・所属組織、地位や役職
都立退魔学園高等部一年Aクラスの生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
暴走した式神に対し、Sクラスの生徒と連携する。護符を用いた拘束術を展開する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
学生ながら高度な術を扱う能力がある。
昇天サポートセンターの職員たち
浮遊霊の未練を解消し、成仏を支援する役割を担う。
・所属組織、地位や役職
退魔学園に併設された昇天サポートセンターの職員。
・物語内での具体的な行動や成果
施設内で女性の霊が悪霊化した際、即座に迎撃態勢をとる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
日常的に霊の対応を行い、緊急時の行動規則を熟知している。
担任講師
Dクラスの生徒を指導し、厳格な態度で授業を進行する。
・所属組織、地位や役職
都立退魔学園の講師。プロの退魔師。
・物語内での具体的な行動や成果
昇天サポートセンターでの騒動に遅れて駆けつける。古屋晴久に対して、チームの余り者として烏丸葵を紹介する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
授業中に居眠りをする生徒に対し、拘束用の護符を投擲する。
医療退魔師
学園内の医療を担当し、生徒の負傷や霊障の治療を行う。
・所属組織、地位や役職
都立退魔学園専属の医療退魔師。
・物語内での具体的な行動や成果
葛乃葉楓が古屋晴久の定期検診を行う際、医務室の席を外している。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
専門的な治療能力を持つ。
東雲高校
南雲睦美
男勝りで姉御肌な性格の持ち主であり、極度の幽霊嫌いでもある。
・所属組織、地位や役職
東雲高校一年生。剣道部のエース。
・物語内での具体的な行動や成果
貧乳へのコンプレックスから怪異「乳避け女」と化す。プロの退魔師に追い詰められたことで「乳裂き女」へ変貌する。古屋晴久の除霊を受けて元の姿に戻る。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
除霊後も怪異の力が残留し、怪力を発揮する状態にある。都立退魔学園へ転入する可能性が浮上する。
東雲高校の生徒たち
マンモス校に通う一般の生徒であり、日常的に部活動や学業に励む。
・所属組織、地位や役職
東雲高校の生徒。
・物語内での具体的な行動や成果
烏丸葵が南雲睦美に飛びかかった騒動を目撃する。街で多発する乳避け女の噂に怯える。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
一部の女子生徒が宗谷美咲の霊視の対象となる。
スクールカウンセラー
生徒の精神的な悩みに対応し、学校生活の支援を行う。
・所属組織、地位や役職
東雲高校のスクールカウンセラー。
・物語内での具体的な行動や成果
霊災相談室の隣に常駐し、古屋晴久たちに挨拶をする。南雲睦美に対し、胸の偽装について助言を与える。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
生徒の心理状態を把握し、怪異発生の予防に寄与する。
退魔師協会
角倉真澄
好戦的で自信に満ちた態度を取り、後輩に対して威厳を示す。
・所属組織、地位や役職
退魔師協会のプロ退魔師。緊急派遣されたベテランチームのリーダー。
・物語内での具体的な行動や成果
東雲市全域に結界を張り、怪異の捜索を実施する。乳避け女を追い詰めるが、反撃を受けて意識不明の重体に陥る。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
巨乳であるため、南雲睦美の怪異をさらに悪化させる原因となる。
十二師天
退魔師の中で最も高い能力を持ち、業界の最高峰に位置する。
・所属組織、地位や役職
退魔師協会の最高位。十二人の退魔師。
・物語内での具体的な行動や成果
宗谷美咲の「淫魔眼」や古屋晴久の両手の呪いを解呪しようと試みるが失敗に終わる。二年前の関東全域下着消失事件にて、霊級格7の怨霊との戦闘に参加する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
協会が管理するすべての情報に制限なくアクセスできる権限を保有する。
プロの退魔師たち
仕事に忠実であり、高い実力と組織的な連携能力を持つ。
・所属組織、地位や役職
退魔師協会に所属するプロの退魔師。
・物語内での具体的な行動や成果
東雲市の霊災注意報発令に伴い、緊急で周辺地域から集められる。運動公園で大規模な魔方陣の拘束術を展開する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
宗谷美咲の淫魔眼による情報漏洩を恐れている。
女性退魔師たち
プロとしての職務を遂行し、怪異の鎮圧に努める。
・所属組織、地位や役職
退魔師協会に所属する女性の退魔師。
・物語内での具体的な行動や成果
運動公園において乳裂き女への拘束術を維持する。宗谷美咲によって胸のパッドや補整下着の存在を暴かれる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
胸の偽装を暴かれたことで、結果的に乳裂き女の憎悪を低減させる。
男性退魔師たち
プロとしての職務を遂行し、拘束陣の一翼を担う。
・所属組織、地位や役職
退魔師協会に所属する男性の退魔師。
・物語内での具体的な行動や成果
運動公園において乳裂き女への拘束術を展開する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
女性退魔師の胸の偽装が暴かれた際、興奮によって一時的に術の出力を上昇させる。
監視役の退魔師
怪異に関与した人物の行動を監視し、安全を確保する。
・所属組織、地位や役職
退魔師協会に所属する退魔師。
・物語内での具体的な行動や成果
病院内で南雲睦美の監視と護衛を実施する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
対象者の保護観察を担う。
九の旧家当主たち
日本の退魔師業界において絶大な影響力を有する一族の代表である。
・所属組織、地位や役職
退魔師業界を牛耳る九つの名家の当主。
・物語内での具体的な行動や成果
緊急招集されたシンゾク会議において、重要な議題についての議論を行う。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
業界全体の意思決定に深く関与する。
その他の集団・人物
大学生たち
一般的な若者であり、退魔に関する知識を一切持たない。
・所属組織、地位や役職
一般の大学生。
・物語内での具体的な行動や成果
キャンプ場において、悪霊に操られた女性から逃げ惑う。退魔師へ通報しようと試みる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
古屋晴久たちによる特殊な除霊の現場を目撃する。
悪霊に取り憑かれた女性
大学生のグループの一員であり、怪異の被害に遭う。
・所属組織、地位や役職
一般の大学生。
・物語内での具体的な行動や成果
悪霊に操られ、包丁を持って友人たちを襲撃する。古屋晴久の絶頂除霊を受ける。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
除霊によって正気を取り戻す。
晴久の養父
他人のために尽くす善良な人物を演じながら、内面に抑圧された欲望を抱えていた。
・所属組織、地位や役職
養護施設「福音の家」の経営者。凄腕のプロ退魔師。
・物語内での具体的な行動や成果
古屋晴久の両手の解呪を試みる。過労によって死亡した直後、霊級格7の怨霊と化して関東全域下着消失事件を引き起こす。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
晴久の絶頂除霊によって消滅する。
バイクに乗っていた男性
街に住む一般的な市民であり、霊災警報の状況下で行動している。
・所属組織、地位や役職
一般人。
・物語内での具体的な行動や成果
ガソリンスタンドで古屋晴久たちに遭遇する。烏丸葵や宗谷美咲の迫力に押され、自身のバイクを貸し出す。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
逃走と誘導の要となる移動手段を提供する。
治癒能力者
高い治癒能力を持ち、重傷者の回復を支援する。
・所属組織、地位や役職
退魔師協会の治癒能力者。
・物語内での具体的な行動や成果
宗谷美咲の実家からの依頼により病院へ呼び出される。古屋晴久が負った全身打撲や内臓へのダメージを治療する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
重傷を数日で完治させるほどの高度な能力を発揮する。
展開まとめ
プロローグ
キャンプ場の悪霊騒動
悪霊に操られた女性
大学生たちがキャンプ場でバーベキューを楽しんでいたところ、仲間の女性が悪霊に取り憑かれた。女性はキャンプ道具を破壊して火災を起こし、包丁を手に逃げる仲間たちを追い始めた。男たちは退魔師への連絡を試みたが、女性は身体の限界を無視して迫り、一人が転倒して包丁を振り下ろされそうになった。
退魔師たちの救援
危機一髪のところで学生服姿の少年が現れ、素手で包丁を受け止めた。少年は暗がりにいた烏丸へ声をかけ、見えない力で女性の動きを封じさせた。その制服から、男たちは彼らが養成学校に所属する退魔師だと察し、救援の到着に安堵した。
古屋の特殊な除霊
宗谷は一般人の目と耳を塞ぎ、古屋に特殊な除霊を行わせた。男たちには異様な声しか聞こえなかったが、一瞬だけ視界が開き、女性の身体から半透明の悪霊が抜け出して消滅する様子が見えた。悪霊は祓われたものの、女性にはアレの痕跡が残っており、男たちはそれが本当に除霊だったのか理解できずに困惑した。
第一章 呪われボーイ・ミーツ・呪われガール
呪われた退魔師たち
古屋晴久の悪夢
古屋晴久は、両手に宿った呪いから力を引き出すよう求める謎の夢を見た。しかし目覚めると内容を思い出せず、授業中に居眠りしていたため、教師の護符で椅子に拘束された。都立退魔学園で実技成績最下位の晴久は、チーム編成の期限が迫る中、誰からも誘われずに焦っていた。
昇天サポートセンターの悪霊化
晴久はDクラスの補習として、浮遊霊の未練を解消する昇天サポートセンターで実習を行っていた。そこで無理な要求を続けていた女性霊が、説得に腹を立てて霊級格2の悪霊へ変貌した。晴久は避難に遅れて取り憑かれそうになったが、幼馴染みの葛乃葉楓が狐火で悪霊を消滅させた。
楓による定期検診
楓は晴久を医務室へ連れていき、足の治療と両手の呪いの定期検診を行った。晴久の両手には、強力でありながら人前では使えない特殊な除霊能力が封じられていた。封印に異常はなかったが、楓はチームが見つからなければ自分の荷物持ちにすると告げ、晴久に残された時間が少ないことを知らせた。
烏丸葵の失敗
晴久は楓との関係を疑う烏丸葵や男子生徒たちに問い詰められた。女好きの烏丸もチームから追放されていたが、自分の野望を優先して晴久との結成を拒んだ。その直後、Bクラスの宗谷美咲が実家から持ち出した巨大な式神を暴走させ、校舎を破壊しながら生徒たちへ迫ってきた。
暴走式神への絶頂除霊
上位クラスの生徒たちは結界で式神を拘束したが、強大な力で突破された。全員が逃げる中、式神の頭に取り残された美咲が落下しかけたため、晴久は封印を解いて引き返した。晴久は式神の身体に現れた快楽点を突き、アレによって式神を消滅させると、落下してきた美咲を呪われた両腕で受け止めた。しかし能力を知られることを恐れ、自分は何もしていないと装って逃げ去った。
美咲からの脅迫状
翌日、美咲が晴久について詳しく尋ねていたことが判明した。放課後、晴久の下駄箱にはラブレターを装った手紙が入っていたが、そこには本人しか知らない趣味や夢の内容が記されていた。さらに、秘密を広められたくなければ実習室へ来るよう命じる付箋と、美咲の名前が書かれたチーム編成申込書が添えられていた。
淫魔眼の霊視
実習室で待っていた美咲は、晴久が式神を除霊したと確信し、チームへ加わるよう迫った。晴久が拒絶すると、美咲は相手の性的な秘密を見抜く霊視能力を実演し、情報を広めると脅した。晴久が最後まで能力を認めなかったため、美咲は四体の小型式神に晴久を襲わせ、力を使わせようとした。
明かされた両手の能力
晴久は美咲を諦めさせるため、四体の式神に特殊な除霊を行った。卑猥な現象を目撃した美咲は激しく動揺したが、その能力が強力な悪霊にも通用すると分析し、勧誘を取り下げなかった。晴久は、恥辱を伴う能力を使ってまで美咲が出世を目指す理由を尋ねた。
美咲の呪い
美咲はコンタクトを外し、瞳に浮かぶハート形の印を見せた。それは相手の顔を見るだけで、本人が隠したい情報まで強制的に映し出す淫魔眼という呪いであった。美咲は家族や他人と顔を合わせることも難しく、十二師天による解呪も失敗していた。それでも退魔師として出世し、制限された情報や海外の術者へ接触することで、呪いを解く方法を探そうとしていた。
二人の共通点
晴久も幼い頃、骨董品屋で両手を模した呪物に触れ、現在の能力を宿していた。十二師天級の養父でも解呪できなかったため、晴久はすでに諦めていたが、美咲は恋愛さえまともにできない現状を変えるため、自分が納得するまで行動し続けると宣言した。晴久は同じように解けない呪いを抱える美咲の気持ちを理解し、彼女の執念に折れた。
チーム結成の約束
晴久は能力を他言しないことと、使用時には周囲へ正体が知られないよう配慮することを条件に、美咲とのチーム結成を受け入れた。美咲は欠点を補い合うためにチームがあると前向きに答え、最低人数を満たすため、残る仲間を探し始めた。こうして、厄介な呪いを抱えた二人の退魔師としての活動が始まった。
第二章 退魔師のお仕事 〜乳避け女の噂〜
乳避け女の正体
烏丸葵の勧誘
古屋晴久と宗谷美咲は、チーム編成の最低人数を満たすため、最後まで余っていた烏丸葵を勧誘した。烏丸は宗谷を狙って積極的に迫ったが、美咲は淫魔眼で烏丸が責められることに弱いと見抜き、耳を刺激して従わせた。こうして晴久、美咲、烏丸の三人によるチームが結成された。
初仕事の空き家
三人は初仕事として、雑霊が集まる空き家の除霊を引き受けた。美咲は次々と雑霊を祓ったが、実際には多くの術を使えるだけで、一つ一つの威力はDクラス程度しかなかった。さらに家の奥から霊級格3の女性悪霊が現れ、美咲の結界は簡単に破られた。
烏丸の捕縛術
窮地に陥ったところで、烏丸は強力な捕縛術を発動し、女性悪霊を光の縄で拘束した。しかし、その術は烏丸が魅力的な女性に興奮したときしか使えず、少し痛みを受けただけで解除されてしまった。晴久は背後を向いた悪霊の急所を突き、特殊な除霊で消滅させた。能力を見た烏丸は晴久を崇拝し、美咲に使うよう迫ったため、逆に美咲から厳しく制裁された。
霊災相談室への配属
晴久は後輩の太刀川芽依から、東雲高校の霊災相談室で働く仕事を紹介された。危険が少なく実績を得やすい依頼であったため、晴久たちは東雲高校へ向かった。しかし初日に烏丸が南雲睦美の胸へ飛びかかり、学校内での信用を失ってしまった。
南雲睦美との和解
校内を巡回していた晴久は、低級悪霊に怯える南雲を発見し、人目がないことを確認して除霊した。幽霊を極端に怖がる南雲は、自分の弱点を隠してほしいと頼んだ。晴久が笑わずに受け入れたことで南雲は態度を改め、校内を案内したうえで霊災相談室への悪い噂を訂正した。その結果、少しずつ相談者が訪れるようになった。
乳避け女の噂
南雲は、東雲市で噂になっている乳避け女について相談した。乳避け女は赤いコートとマスクで姿を隠し、自分が巨乳かと尋ね、どのように答えても相手を襲っていた。美咲は協会の指令書から、乳避け女が生きた人間の負の感情を核にした怪異であり、推定霊級格2から3の危険な存在だと判断した。
乳避け女との遭遇
夜回り中、晴久と烏丸は乳避け女と遭遇した。怪異の力は報告を大きく上回り、電柱を一撃で破壊するほどに成長していた。烏丸は恐怖で動けず、晴久は自らを貧乳と罵ることで怪異の注意を引きつけた。さらに服の中へ膝を入れて胸に見せかけたところ、乳避け女は一度ひるんだが、すぐに晴久を攻撃しようとした。
美咲の救援
そこへ検診を終えた美咲が駆けつけ、その姿を見た乳避け女は激しく悲鳴を上げて逃走した。美咲は負傷した晴久を治療し、怪異の急速な成長を危険視した。一方、晴久は乳避け女が履いていた靴と靴下が東雲高校の指定品であることに気づいた。これにより、乳避け女の正体が東雲高校へ通う胸の小さい女子生徒である可能性が高まった。
第三章 貧乳捜し
乳裂き女への変貌
病院での尋問
乳避け女の襲撃から一夜明け、古屋晴久は検査入院していた。見舞いに来た葛乃葉楓は、烏丸葵との間に何もなかったかを執拗に確認し、晴久の身体と両手の封印を検査した。乳避け女は周囲の痕跡から霊級格5と判定され、東雲市には霊災注意報が発令されていた。
芽依の変身符
太刀川芽依は晴久を見舞い、霊力を込めるだけで望む姿に変身できる護符を三枚渡した。芽依は乳避け女への対策として巨乳に変身できると説明したが、晴久は美咲の淫魔眼で正体を特定できると考えていた。それでも芽依に強く頼まれ、晴久は護符を受け取った。
美咲の霊力切れ
退院した晴久は、美咲が淫魔眼を使いすぎて倒れたと烏丸から知らされた。美咲は東雲高校の女子生徒の胸のサイズを調べていたが、普段は自動的に見える情報と異なり、身体情報を見るには霊力が必要であった。六クラスを調べた時点で力尽き、乳避け女の特定には至らなかった。
角倉真澄の捜索作戦
晴久たちは、派遣された角倉真澄率いるベテラン退魔師チームと合流した。角倉たちは美咲の淫魔眼を恐れて対面を避けたものの、その霊視能力を高く評価した。角倉は東雲市全域を怪異探知用の結界で覆い、乳避け女が出現した瞬間に急行する作戦を開始した。
ベテランチームの全滅
晴久は南雲睦美に、角倉たちの結界があれば乳避け女を捕捉できると説明した。しかし数時間後、角倉たちは乳避け女との戦闘で全滅し、意識不明の重体となった。東雲市の霊災注意報は警報へ引き上げられ、周辺から退魔師が緊急招集された。
強引な正体捜し
美咲は、怪異化していない乳避け女を晴久の力で一撃除霊するしかないと判断した。晴久も犠牲を防ぐため使用を決意したが、美咲が胸の小さい生徒を片っ端から突かせようとしたため却下した。美咲は副作用のある霊力回復薬を飲み、酔ったような状態になりながら全クラスの霊視を進めたが、乳避け女に該当する生徒は見つからなかった。
貧乳を隠す偽装
捜索に行き詰まる中、烏丸は芽依の変身符を使い、異常なほど巨大な胸を作り出した。その姿から晴久は、強いコンプレックスを持つ者なら貧乳を隠して生活しているはずだと気づいた。乳避け女の正体は胸の小さい生徒ではなく、パッドなどで巨乳を装っている生徒だと推測した。
南雲睦美の正体
直後に現れた南雲を美咲が霊視すると、実際の胸は極端に小さいことが判明した。南雲は烏丸の巨大な胸を見て正気を失い、制服を引き裂いて大量のパッドを落とした。晴久たちは、南雲こそ乳避け女の正体だと確信した。
失敗した絶頂除霊
晴久は怪異化する前に南雲を除霊しようとし、烏丸の捕縛術で動きを止めた。しかし南雲の快楽媚孔は左右の胸にあり、晴久の手は届く前に掴まれた。捕縛も瞬時に破壊され、晴久は投げ飛ばされた。
乳裂き女の誕生
南雲は、巨乳の角倉たちに追い詰められたことで怪異をさらに悪化させていた。貧乳と見なす者を襲う乳避け女から、自分より胸の大きい者をすべて排除しようとする乳裂き女へ変貌し、霊級格6に達していた。美咲は式神に南雲を挑発させ、その隙に晴久たちは逃走した。
烏丸を囮にした誘導
変身符によって巨大な胸を得た烏丸は、南雲の最優先標的となった。晴久たちはバイクを接収し、烏丸を囮にして乳裂き女を人の少ない場所へ誘導する作戦を立てた。美咲には、緊急編成された退魔師たちへ連絡し、拘束結界を準備させる役目を任せた。
晴久の過去
美咲は、晴久の能力が霊級格6にも通用する保証はないと反対した。しかし晴久は、快楽媚孔さえ突ければ一撃で除霊できると断言した。その根拠として、かつて両手の力で霊級格7の悪霊となった義父を除霊した過去を明かした。直後、乳裂き女が迫り、晴久と烏丸はバイクで誘導を開始した。
第四章 世界のすべてを絶頂させる力
乳裂き女との決着
養父が起こした下着消失事件
古屋晴久は乳裂き女から逃げながら、二年前の関東全域下着消失事件について宗谷美咲に明かした。事件を起こした霊級格7の怨霊は、養護施設を営みながら多くの人を救ってきた晴久の養父であった。養父は生前抑え続けた欲望を死後に爆発させ、強大な悪霊となったが、晴久が両手の力で除霊していた。この経験から、晴久は快楽媚孔さえ突けば霊級格6の南雲睦美も除霊できると断言した。
乳裂き女の誘導
晴久と烏丸葵はバイクで東雲市を走り回り、乳裂き女となった南雲を運動公園へ誘導した。南雲は自動販売機や看板を投げつけて追撃し、烏丸の巨大化した胸が視界を塞ぐ事態にも陥ったが、二人は攻撃をかわし続けた。変身符の効果が切れかけると、晴久は自分の分を烏丸へ渡し、囮役を続けさせた。
運動公園の拘束陣
運動公園では、美咲の説得を受けた多数の退魔師が大規模な拘束術を準備していた。烏丸の変身が解けて南雲が立ち止まった瞬間、術式が発動した。しかし霊級格6の南雲は拘束を受けても動き続け、女性術者を狙った。そこで烏丸は南雲への異常な興奮を利用し、光の泥で動きを封じる強力な捕縛術を重ねた。
届かない快楽媚孔
晴久は美咲の式神に援護されながら、南雲の左右の胸にある快楽媚孔を狙った。しかし南雲は高い反射速度で晴久の手を払い、股間を執拗に攻撃して反撃した。晴久は防戦を強いられ、胸への一撃を受けて動けなくなった。
美咲の偽乳暴き
美咲は南雲の怒りを鎮めるため、拘束術を維持している女性退魔師たちのパッドや補整下着を淫魔眼で見抜き、次々と暴いた。自分以外にも胸を偽装している女性がいると知った南雲は弱体化した。美咲はさらに変身符で自らを貧乳に見せ、仲間だと信じ込ませようとしたが、パッドの使い方に不自然さがあり、南雲に嘘を見抜かれて追われた。
大地の快楽媚孔
美咲が追い詰められたとき、晴久の頭に呪いの主らしき少女の声が響いた。声に導かれて精神を集中すると、晴久には人間や霊体だけでなく、木々や地面にも快楽媚孔が見えるようになった。晴久が大地の光点を突くと激しい地震が発生し、地割れに南雲の身体が挟まれて動きを封じられた。
南雲の動揺
南雲は地割れから脱出しようとしたが、美咲が胸に少しでも膨らみがあれば引っかかると挑発したため、貧乳を認めたくない南雲は動きを止めた。烏丸の拘束術も強まり、晴久は背後から快楽媚孔へ手を伸ばした。しかし南雲は最後まで抵抗し、晴久と美咲が力を合わせても指先は届かなかった。
美咲の捏造
美咲は南雲の気を逸らすため、自分の胸は晴久に触られるようになってから大きくなったと嘘をついた。胸を大きくできる可能性に南雲が反応し、一瞬だけ力を緩めた。晴久はその隙を逃さず、左右の快楽媚孔へ指を突き立てた。
乳裂き女の除霊
絶頂除霊を受けた南雲は激しく痙攣し、身体から黒い瘴気を放出した。怪異は完全に消滅し、南雲は元の少女へ戻った。晴久は霊級格6の除霊を成功させたものの、重傷と能力の消耗によって意識を失った。その直前、呪いの少女が晴久へ干渉できるようになったと喜ぶ声が聞こえた。
南雲の見舞い
晴久は高度な治療を受け、数日の入院で回復できる状態となった。一方、学校では南雲への除霊がセクハラだったという誤った噂が広まっていた。見舞いに来た南雲は、怪異となって人々を傷つけたことを謝罪し、今後は晴久たちを手伝いたいと申し出た。
南雲に残った怪力
南雲には怪異の力が残留し、病院のベッドを片手で持ち上げられるほどの怪力が残っていた。日常生活での危険を避けるため、東雲高校を離れて都立退魔学園へ転入する可能性が高まった。胸へのコンプレックスも消えておらず、南雲は除霊後に胸が少し大きくなった気がすると語り、晴久の両手へ期待を向けた。
解呪まで続くチーム
美咲は、晴久の能力が広まり、悪い噂まで流れた責任を感じてチーム解散を覚悟していた。しかし晴久は、今回の使用は自分の判断であり、美咲は約束を破っていないと否定した。さらに能力が知られた以上、今後は危険な任務へ駆り出されると考え、美咲の淫魔眼と自分の両手を解呪する方法が見つかるまでチームを続けると宣言した。美咲は初めて自分と最後まで付き合うと言われたことに動揺し、顔を赤らめて病室から逃げ出した。
エピローグ
仮免取得と呪いの手がかり
楓への報告
乳避け女事件から数日後、古屋晴久は葛乃葉楓に呼び出され、宗谷美咲へ養父の事件を明かした理由を問い詰められた。晴久は緊急事態で退魔師たちを動かすために必要だったと説明し、楓も情報管理に問題はなかったと認めた。
しかし楓は、決戦時に観測記録のない地震と地割れが発生したことを追及した。晴久が戦闘中に謎の声を聞き、無機物にも快楽媚孔が見えるようになって大地へ能力を使ったと明かすと、楓は報告の遅れに激怒した。検診では封印に異常が見つからなかったが、楓は声を悪魔の誘惑かもしれないと警戒し、今後はどんな変化もすぐ報告するよう命じた。
芽依への礼
晴久は乳避け女との戦いで変身符を提供してくれた太刀川芽依へ電話をかけ、改めて礼を伝えた。その際、近くを歩いていた楓のもとでも着信音が鳴り、楓は慌ててその場を去ったが、晴久は特に疑問を抱かなかった。
三人の仮免取得
初査定の結果、晴久、美咲、烏丸葵の三人には仮免が交付された。霊級格6の怪異を除霊した功績が評価された一方、実績が一件だけであるため、今後の成績や素行次第では降格すると注意されていた。
Dクラスの男子たちは晴久の仮免取得を怪しんで詰め寄ったが、美咲が淫魔眼で把握した彼らの秘密を口にして黙らせた。美咲は念願の仮免取得を喜び、すぐに退魔師協会のデータベースを調べようと晴久たちを情報センターへ連れていった。
サキュバス王の性遺物
美咲が淫魔眼を検索すると、それがサキュバス王の性遺物の一つであり、サキュバス王の魔眼とも呼ばれていることが判明した。しかし仮免で閲覧できた情報は一行だけで、サキュバス王についての詳細も確認できなかった。
さらに検索すると、サキュバス王の足や尻と呼ばれる別の性遺物も存在していた。一方、晴久の絶頂除霊に関する情報は見つからず、二人の呪いが同じ由来なのかは判明しなかった。
本免許への決意
得られた情報の少なさに腹を立てた美咲は、より上位の情報へアクセスするため、次は本免許を一気に目指すと宣言した。晴久は無謀な仕事を探そうとする美咲を止めようとしたが、解呪まで付き合うと約束した言葉を返され、反論できなかった。
晴久は今後も厄介な出来事に巻き込まれると理解しながら、美咲と進むことを以前ほど後悔していなかった。
エピローグ 2
芽依の正体
広がった噂
古屋晴久から変身符への礼を受けた太刀川芽依は、晴久の鈍感さに呆れながら人目を避けて女子トイレへ入った。晴久の両手と宗谷美咲の眼が同じ場所に集まり、霊級格6の怪異を倒したことで、情報封鎖は困難になっていた。
芽依は、二年前の霊級格7消滅に疑問を持つ十二師天や九の旧家が、今回の事件をどう受け止めるか警戒していた。さらにシンゾク会議では地上墜ちが議題となり、晴久には声や地震を起こす新たな能力まで現れていたため、両手の呪いが悪化する可能性を懸念した。
晴久への独占欲
芽依は、晴久が自分の能力や過去を宗谷へ明かし、大勢の前で力を使うようになったことに動揺していた。これまで晴久にとって特別な存在は自分だけだったと考え、宗谷が彼のそばにいる現状へ複雑な感情を抱いた。
葛葉楓の素顔
芽依が個室から出ると、変身は解けて本来の姿へ戻った。太刀川芽依とは作り上げられた姿であり、その正体は晴久の幼馴染である葛葉楓だった。
同シリーズ
出会ってひと突きで絶頂除霊! シリーズ












赤城大空 氏の著作の別シリーズ
下ネタという概念が存在しない退屈な世界 シリーズ

淫魔追放

その他フィクション

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