どんな本?
式神召喚の時に、双子の姉、葉月が人型の式神を召喚し、妹の華は最下級の虫の蝶を召喚した結果。
華は両親からネグレクトされてしまった。
それでも必死に修行、勉強して両親に振り返って貰おうと努力したが、全く結果が出ず。
遂には力尽き諦めて、家に使用人がいたので彼等、彼女達に世話をされて生きて来た華だったが、、
15歳の誕生日に華は突然力に目覚め。
努力の結果か、人型の式神を2体召喚しても平気な顔をしているほどの力だと分かったが、、
親に利用されると思い力に目覚めた事を隠して3年が過ぎたある日。
華の力に惹かれて襲って来た妖魔を式神を使って撃退した華を、たまたま通り掛かった本家当主の一ノ宮朔に見られてから華の人生は劇的に変わった。
彼女は全く興味の無かった本家の嫁となってしまった。
ただ、これは契約結婚で朔が結界を安定させたら離婚して成功報酬に10億円と家が貰える事となっていたが、、、
契約は更新されて、朔が離婚に同意しないと離婚出来なくなってしまった。
読んだ本のタイトル
#結界師の一輪華 2
著者:#クレハ 氏
イラスト:#ボダックス 氏
あらすじ・内容
幼い頃より虐げられてきた少女・華(はな)は、強い術者の力を隠して生きてきた。
結界師の一輪華2
だが本家新当主で、美しく強力な結界師である一ノ宮朔(いちのみや・さく)に迫られ、華は契約嫁として日本を護る柱石の結界強化に協力する。
期間限定の契約結婚のはずが、なぜか朔から気に入られ、結婚は解消できずにいるままだが、華は朔のおかげで本来の自分を取り戻し始めていた。
そんな中、術者協会に侵入者が発生し、いくつかの危険な呪具が盗まれてしまう。
朔との離婚を華に迫る二条院家の双子、桔梗と桐矢も現れて、新たな波瀾の予感が……。
大ヒット異能×和風恋愛ファンタジー、待望の続刊!
感想
新キャラは二条院の双子の姉弟。
二条院桔梗と桐谷。現当主の孫で次期当主候補。
姉の桔梗は、小動物のようにビクビクしている少女だが朔に恋慕しており。
現当主に朔と結婚したいと言っていたら、釣り合わないと言われてしまった。
そして、朔が結婚したと聞き。
その嫁が優秀と噂だった葉月ではなく、出涸らしと噂されていた華だと知った桔梗は、華に嫁を辞退しろと直談判するが、、
- 突然見ず知らずの人から言われてもと、検討の余地なくアッサリと断られてしまう。
- それでも華を捕まえて説得していたら、華は朔と別れたら生活出来ないと言うと、、
- 桔梗が30億払うと言うと、華は買収されそうになり契約書にサインをしようとしたら朔が乱入してご破産。
その後、黒曜高校に入り。
華が最下位のクラスのCに居ると知ると、華に何で貴女が朔の妻になれたんだと怒鳴り込んで来た。
- その後も華にウザ絡みして式神勝負をしようとして、代理に桐谷を立てたら。
- 華は朔とペアになる勾玉を餌に望を代理に立て式神勝負の目的を有耶無耶にしてしまう。
- そんな騒動を起こしてまで華にウザ絡みするので、朔が二条院にクレームを入れようと動き出し。
それに落ち込む桔梗を不憫に思った華は、結界を張って蒼と雅を召喚して実力を教える。
すると何故か華に懐いて朔と華を取り合う関係になる。
それを無表情に桔梗を見守る弟の桐矢。
彼は何のために来たのか謎だ。
葉月の苦悩
そして華の実家の一瀬家では、葉月の嫁ぎ先が決まったと両親が言って来た。
- 相手は20歳以上歳上の男性で、完全に家の都合で選んだ相手。
- 華が他所の家の養子に出されないために、親の言う事に従順に従っていたが、、
- 護ってたつもりだった華は、親から目標だと言われていた一ノ宮当主の妻となり。
自身は親の都合で分家の20歳以上歳上の男性に嫁ぐ。
その差に絶望する葉月は”助けて”と1人部屋で呟く。
そんな理不尽さに鬱憤が溜まり。
一瀬家の使用人の妙江から20歳以上歳上の男性に嫁がされると知らされ、妙江は“葉月を助けて欲しい”と華に懇願して来た。
何で逃げないと言う華に、妙江は10歳の時より華を家から追い出そと養子に出そうとしており、葉月が両親に懇願して華は家に居れたと教えられる。
そして妙江にくっ付いて来た葉月の式神、柊から協力を取り付けて葉月を説得しようとするが、、
そこに妖魔が現れた。
学校の敷地を結界に張られて出入り出来なくなっており。
そこで、華は本来の力を使って全校生徒達の前で校舎を覆うほどの大きい結界を張って力を見せつける。
そして華は、葉月を一瀬から連れ出し朔の庇護下に置こうと動き出す。
ちなみに、朔の庇護下に入れる対価に華は”彼岸の髑髏”の捜査に協力する事。
そうして虎の威を借る狐を演じて、葉月を一瀬から開放して一ノ宮の家で姉妹は同居するが、、
華と朔の部屋の側では無く、望の近くの部屋に引っ越す事となる。
華と朔。
犬神の“嵐”の騒動で獲得した海の見える別荘に朔と共に行ったら、、、
屋敷の周りに怨霊が群れていた。
それを除霊して使用人達を引き入れて、別荘の清掃を始める。
ただ、人が住んでいなかった別荘は退屈だった。
あまりの退屈さにブーブー言ってた華を朔は近くの観光地に行こうと華を誘い観光する。
その後、、
二条院桔梗の襲来。
“彼岸の髑髏”の黒曜高校襲撃となるのだが、、
“彼岸の髑髏”の足取りが掴めないと朔がイライラしていたら、華の式神の”あげは”が”彼岸のドロドロ”を見つけたと報告して来て、華と朔を襲うように思考を誘導したと言って来た。
そして、華と朔は2人で彼方此方と出かけたら、本当に”彼岸の髑髏”が襲って来て。
最後に二条院が最も警戒していた呪具が発動したが、華が抑えて事件は解決する。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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