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2027年 冬ゲーム世界転生〈ダン活〉ニシキギ・カエデ

小説「ゲーム世界転生〈ダン活〉09」感想・ネタバレ

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ゲーム世界転生〈ダン活〉09の表紙画像(レビュー記事導入用) 2027年 冬

ダン活08レビュー
まとめ
ダン活10レビュー

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  1. 物語の概要
    1. ■ 作品概要
    2. ■ 主要キャラクター
  2. 書籍情報
  3. あらすじ・内容
  4. 感想
        1. 赤点ならダンジョン禁止!〈エデン〉Dランク昇格とレベル75カンストの快進撃
      1. ※以下、第9巻のネタバレを含む感想である。
        1. 期末テストが最大の障害? ダンジョン禁止は困る
        2. シエラの「苦手科目表(マル秘)」が容赦ない
        3. Dランク昇格試験の申請期限まで迫っている
        4. 下部組織〈アークアルカディア〉が正式発足!
        5. アイギスがギルドマスターに。今度は人を率いる立場へ
        6. 歓迎会では〈幸猫様〉と〈仔猫様〉まで紹介
        7. 4チームに分かれて新メンバーを育成。もう指導体制ができている
        8. 非戦闘職もダンジョンへ。ニーコ、カイリ、アルルの育成
        9. 初級ダンジョンを攻略し、〈道場〉で二段階目ツリーを解放
        10. 〈最強育成論〉まで配布。ゼフィルスの知識がギルドの財産になっている
        11. ゼフィルス先生、今度は応援団までできている
        12. Dランク昇格試験の相手は〈花の閃華〉
        13. 障害物だらけのフィールド。ゼフィルスは地形まで利用する
        14. ダッシュブーツで先行。〈エデン〉の移動速度が反則級
        15. アミの引き抜き計画、早くも崩壊する
        16. 14230対5520。Dランク昇格試験は大差で決着
        17. Dランク昇格で新しいギルド部屋へ。引っ越しまで即日
        18. 次の目標はレベル75。下級職の限界まで育てる
        19. 主力10人全員がレベル75へ。ついにカンスト達成!
        20. レアボス〈バトルウルフ第四形態〉。カンストしても油断できない
        21. シエラの新しい盾と〈幸猫様〉。装備更新まで抜かりない
        22. そして本番の期末テスト。座学だけでなく実技まである
        23. ラナとハンナの夜間訪問。勉強会まで騒がしい
        24. 全員赤点回避! 今回の本当の勝利は補習を避けたことかもしれない
        25. ハンナの錬金技術が規格外。生産職の活躍も見逃せない
        26. 第9巻で感じたのは、ゼフィルス一人に頼らない組織への変化
        27. まとめ|Dランク昇格、全員カンスト、赤点回避。次はいよいよ上位職へ
  5. 考察・解説
      1. ストーリー・プロット
        1. 第1幕:期末試験の予告とDランク昇格条件の達成
        2. 第2幕:テスト対策会議と昇格試験への準備
        3. 第3幕:下部組織〈アークアルカディア〉の発足と歓迎会
        4. 第4幕:サブメンバーのキャリーと初級ダンジョン踏破
        5. 第5幕:臨時講師授業とDランク昇格試験の前夜
        6. 第6幕:Dランク昇格試験における花の閃華との攻防と勝利
        7. 第7幕:Dランクギルドへの引越しと全員のレベルカンスト
      2. 主要な転換点
        1. 1:ダンジョン週間明けての期末試験日程の判明
        2. 2:下部組織〈アークアルカディア〉の正式発足
        3. 3:Dランク昇格試験での〈花の閃華〉戦勝利
        4. 4:主力10人全員のLv75(カンスト)達成
      3. ゼフィルスを中心とした人物関係の変化
        1. ラナ
        2. 下部メンバー(ニーコ、アルル、カイリ等)
        3. セルマ
      4. 主人公の認識と周囲の評価
        1. 主人公自身の認識
        2. 周囲からの評価
        3. 認識の差が現れた場面
  6. 登場キャラクター
    1. ギルド〈エデン〉
      1. ゼフィルス
      2. シエラ(シエラ・マルグリット)
      3. ラナ(シーヤトナ王国第三王女)
      4. エステル
      5. カルア
      6. リカ
      7. ハンナ
      8. セレスタン
      9. シズ
      10. パメラ
      11. ルル
      12. ケイシェリア(シェリア)
      13. ヘカテリーナ(リーナ)
      14. メルト
      15. ミサト
    2. ギルド〈アークアルカディア〉
      1. アイギス
      2. ノエル
      3. ラクリッテ
      4. サチ
      5. エミ
      6. ユウカ
      7. ニーコ
      8. カイリ
      9. アルル
      10. レグラム
    3. ギルド〈花の閃華〉
      1. アミ
      2. 〈花の閃華〉のメンバーたち
    4. 国立ダンジョン探索支援学園本校(迷宮学園)教職員・関係者
      1. フィリス・リアクトネー(フィリス・リアクトネー侯女)
      2. ラダベナ(〈轟炎のラダベナ〉)
      3. セルマ
    5. ギルド〈ワッペンシールステッカー〉
      1. マリー
    6. ギルド〈私と一緒に爆師しよう〉
      1. レンカ(レンカ先輩)
    7. ギルド〈天下一大星〉
      1. サターン
    8. その他の学園生徒・関係者・集団
      1. ミュー
      2. 王女親衛隊
      3. 黒装束の集団
      4. 講堂の最前列女子たち
      5. アリーナ会場の観客たち
      6. 誰でもチャット掲示板の投稿者たち
  7. 展開まとめ
    1. 第1話 試験対策とスケジュールを練ろう!
    2. 第2話 掲示板を賑わせた〈エデン〉の動向
    3. 第3話 苦手科目表? あの、これって個人情報……
    4. 第4話 下部組織創立! よし、歓迎会を始めよう!
    5. 第5話 下部組織設立への反響
    6. 第6話 〈アークアルカディア〉メンバーの育成開始!
    7. 第7話 最前列の女子より前にいる、只者じゃない先輩。
    8. 第8話
    9. 第9話 〈四角形(障害物有り)〉フィールド。
    10. 第10話 とてもカンペキ(笑)なイチコロ計画進行中?
    11. 第11話 〈エデン〉Dランク昇格試験。ギルドバトル開始。
    12. 第12話
    13. 第13話 新しい部屋で祝賀会、みんなの席を回ろう~。
    14. 第14話 カンストへの道。カンストラッシュ始まる!
    15. 第15話 〈幸猫様〉いつもいつもありがとうございます!
    16. 第16話 楽しかった土日は終わり、試験期間が始まる!
    17. 第17話 テスト期間の5日間~。3日座学、2日実技~。
    18. 第18話 テストが終わればお疲れ様の打ち上げだ!!
    19. 第19話
    20. 第20話 みんなテストお疲れ様! 今後のギルドの方針を決めよう!

物語の概要

■ 作品概要

ダンジョン週間明けの6月24日(月)、副ギルドマスターのシエラから期末試験の日程(7月1日〜7日の準備期間、7月8日〜12日の試験期間に合わせた計12日間の入ダン禁止)と、6月30日を申請期限とするDランク昇格試験の条件が提示される。

ゼフィルスはメンバーの苦手科目表に基づくテスト対策体制を構築しつつ、創立費2万QP(毎月維持費1,000QP=100万ミール相当)を支払い、Fランクの下部組織〈アークアルカディア〉を正式に発足させる。

水曜日と木曜日の放課後を利用し、非戦闘職を含む下部メンバー10人をA・B・C・Dの4チームに分散してキャリー・レベリングを実施し、初級ダンジョンの踏破および〈道場〉での二段階目ツリー(ニツリ)解放を完了させる。

金曜日、選択授業〈育成論〉を終えたゼフィルスは、対人戦および特殊ルール〈敗者復活〉(戦闘不能から10分後に本拠地で復活、1度目ステータス10%低下、2度目20%低下、最大2回まで)が適用された第六アリーナでの昇格試験に臨む。

Dランクギルド〈花の閃華〉との戦いでは、ダッシュブーツによる移動速度上昇効果とH型観客席(障害物)の死角を利用した角待ち強襲、状態異常スキルの連携により相手ギルドマスターのアミを3度退場させ、大差(白14230P 対 赤5520P)で完全勝利を収めてDランク昇格を確定させる。

昇格後、中級上位ダンジョン近くにある4階建て石造り建物の最上階(Dランクギルド舎)へ即日引越しを実施し、オークション落札品である610万ミールの〈芳醇な100%リンゴジュース〉を用いた祝賀会を開催する。

併せてQP設備(部屋設置型・空間収納倉庫Lv10、中級錬金セット)を導入。週末の土日には〈猛獣の集会ダンジョン〉で〈バトルウルフ(第三形態)〉周回を行ない、日曜15時までに主力10人全員が下級職上限レベル(Lv75)へ到達する。難易度〈ランク7〉相当のレアボス〈バトルウルフ(第四形態)〉への挑戦準備を整える。

■ 主要キャラクター

ゼフィルス

  • 立場・所属 : ギルド〈エデン〉ギルドマスター。戦闘課1年生。【勇者】。選択授業〈育成論〉臨時講師。
  • 主人公(ゼフィルス)との関係 : 本人。
  • この巻での主な役割 : ギルドの過密スケジュール作成、メンバーのテスト対策指揮、下部組織創立・QP支払い・キャリー指導、昇格試験および週末周回の戦術指揮。
  • この巻で起きた重要な変化や行動 : 下部組織〈アークアルカディア〉の創立手続きを完了させ、歓迎会を主導。キャリーや〈道場〉利用によりサブメンバーのニツリ解放を達成。Dランク昇格試験で〈花の閃華〉に大勝し、週末のボス狩りで自身を含む主力10人全員をLv75(カンスト)へと到達させた。

シエラ

  • 立場・所属 : ギルド〈エデン〉副ギルドマスター。カテゴリー「伯爵」。【盾姫】。
  • 主人公(ゼフィルス)との関係 : ゼフィルスの補佐役・パーティメンバー(前衛タンク)。
  • この巻での主な役割 : 期末試験期間(12日間の入ダン禁止)や昇格試験の期限伝達、苦手科目表(マル秘)の提出、過密スケジュールの管理、昇格試験での前衛・殿(しんがり)対応。
  • この巻で起きた重要な変化や行動 : ゼフィルスに臨時講師授業の定時退勤を徹底させ、昇格試験の日程(金曜17時)を確保。Aチームのキャリーで高い戦闘力を発揮し、昇格試験および週末の周回を経てLv75(カンスト)を達成した。

ラナ

  • 立場・所属 : ギルド〈エデン〉メンバー。王女。【聖女】。
  • 主人公(ゼフィルス)との関係 : パーティメンバー(ダンジョン攻略を優先して抗議しつつも、ゼフィルスに強固な信頼を寄せる関係)。
  • この巻での主な役割 : 水・木曜日の王女帰省準備手続き(護衛・従者伴う不在)、苦手科目(数学)のテスト対策受容、昇格試験での遠距離火力・後衛攻撃。
  • この巻で起きた重要な変化や行動 : ダンジョンアタックを優先したがるも、シズの説得を受け「日中のニャブシ狩りと夜の勉強会」の両立を承諾。昇格試験では『聖光の耀剣』や連続追撃により相手GMのアミを連続撃破(2回目の退場)する成果を上げ、Lv75(カンスト)へ到達した。

アイギス

  • 立場・所属 : 下部組織〈アークアルカディア〉ギルドマスター。戦闘課2年11組。【姫騎士】(旧【ナイト】Lv75から転職)。
  • 主人公(ゼフィルス)との関係 : ゼフィルスのプロデュースおよび学園長の特別許可(竜の像の使用緩和)を経て【姫騎士】へ転職した下部組織のリーダー。
  • この巻での主な役割 : 下部組織のまとめ役、サブメンバー育成におけるDチームでのレベリング。
  • この巻で起きた重要な変化や行動 : 創立費2万QPにより発足した〈アークアルカディア〉のギルドマスターに就任。高位職への転職と急速なレベル上昇による育成上のプレッシャーを抱えるも、歓迎会での交流や〈道場〉・未攻略ダンジョンの周回を通じて経験と信頼を深めた。

ニーコ

  • 立場・所属 : 下部組織〈アークアルカディア〉メンバー。支援課1年2組。【コレクター】。
  • 主人公(ゼフィルス)との関係 : ゼフィルスがミサト経由でスカウトした下部組織メンバー。
  • この巻での主な役割 : ドロップ補正(固有スキル『レアドロップコレクション』『レアドロップ率上昇』『ラストアタックボーナス』)要員、研究資材の確保。
  • この巻で起きた重要な変化や行動 : 稀少アイテムの研究権を得る契約で加入。Aチームにて初級下位3ダンジョンを攻略し、〈道場〉ランク2でLv20に到達して二段階目ツリー(ニツリ)を解放。ギルドバトル不参加・ダンジョン専念の意向を表明した。

アルル

  • 立場・所属 : 下部組織〈アークアルカディア〉メンバー。鍛冶課1年1組(ドワーフ種族)。【炎雷鋼ドワーフ】(高の上・ドワーフ最強クラスの一角)。
  • 主人公(ゼフィルス)との関係 : マリー(ワッペンシールステッカー)の紹介およびミサトのスカウトにより加入した生産特化(鍛冶)メンバー。
  • この巻での主な役割 : 武器の作製・強化・メンテナンスを担う鍛冶師。
  • この巻で起きた重要な変化や行動 : 〈エデン〉が供給する豊富な素材環境を評価して加入。初級下位の攻略と〈道場〉でのレベリングでLv20・ニツリ解放を達成。戦闘能力の低さを理由に昇格辞退を表明し、将来的な〈上級転職チケット〉の使用と上級装備の製作を見据える。

セルマ

  • 立場・所属 : 2年生(錬金術師)。選択授業〈育成論〉受講生。
  • 主人公(ゼフィルス)との関係 : 授業にて教卓最前列中央を確保する熱心な受講生。
  • この巻での主な役割 : 授業時の質疑応答の円滑化、場の沈黙や進行のサポート。
  • この巻で起きた重要な変化や行動 : 毎回の授業で最前列に陣取って積極的に質問を行ない、ゼフィルスに「セルマ」という名前と顔を認識させた。昇格試験ではアリーナでの応援にも参戦した。

アミ

  • 立場・所属 : Dランクギルド〈花の閃華〉ギルドマスター。3年生。
  • 主人公(ゼフィルス)との関係 : Dランク昇格試験における対戦相手(ゼフィルスの引き抜きおよび勝利による傷心付け込みを画策)。
  • この巻での主な役割 : 昇格試験の試験官(赤チームの指揮官・前衛)。
  • この巻で起きた重要な変化や行動 : 男子禁制のギルドにゼフィルスを迎え入れるべく手加減なしの陣形(2年生7人、3年生3人)で挑むも、死角での一斉強襲(ルルの『ロリータタックル』等)、復帰直後のラナによる遠距離追撃、終盤の三方向挟撃破綻時の集中攻撃を受け、1試合中に3度〈敗者のお部屋〉へ送られ完敗を喫した。

書籍情報

ゲーム世界転生〈ダン活〉 09~ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする~  
著者:ニシキギ・カエデ 氏
イラスト: 朱里 氏
出版社:TOブックス
発売日:2024年5月10日
ISBN:9784867941720

(PR)よろしければ上のサイトから購入して頂けると幸いです。

あらすじ・内容

「名称は〈アークアルカディア〉だ!」ゲーマーPN・ゼフィルスは高らかに宣言した。遂に〈エデン〉の下部組織ギルドを設立したのだ! 10人もの新メンバーを迎えた〈エデン〉は、興奮冷めやらぬ中Dランク昇格試験に挑戦。ギルドバトル〈城取り〉で先輩ギルドを圧倒する。中級上位ダンジョンへの進出に向けて順風満帆に見えたが——「テストで赤点だとダンジョン禁止!?」期末試験という大きな壁が立ちはだかった! すぐさま学力の危ないメンバーをピックアップ。強制参加の勉強会で、全員赤点回避を目指せ! 「教えてください、ゼフィルス先生!」仲間を増やして、強ジョブ・お宝・超ゲット! ダンジョン攻略ファンタジー第9巻!

ゲーム世界転生〈ダン活〉09~ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を〈はじめから〉プレイする~

感想

赤点ならダンジョン禁止!〈エデン〉Dランク昇格とレベル75カンストの快進撃

今回、最初に印象に残ったのは、期末テストである。

学園モノにはお約束のイベントだ。

ダンジョン攻略にギルドバトル、仲間の育成と、ここまで順調に進んできた〈エデン〉。

しかし、彼らは学生だった。

当然、試験もある。

しかも、赤点を取ると補習が待っている。

補習が終わるまで、ダンジョンは禁止。

……これは厳しい。

ゼフィルスたちにとっては、強力なボスモンスターよりも恐ろしいペナルティかもしれない。

ダンジョンへ行きたいのに、勉強しなければならない。

そのため、シエラが用意した「苦手科目表(マル秘)」を基に、緊急テスト対策会議が開催される。

何だか、ダンジョン攻略の作戦会議よりも切実である。

一方で、〈エデン〉の活動は止まらない。

前巻で構想していた下部組織〈アークアルカディア〉が正式に発足し、10人の新メンバーを迎える。

さらに、Dランク昇格試験では先輩ギルド〈花の閃華〉と対戦。

そして、主力メンバー全員が下級職の上限レベル75へ到達する。

ギルド設立、育成、昇格試験、レベルカンスト、そして期末テスト。

今回も盛りだくさんである。

※以下、第9巻のネタバレを含む感想である。

期末テストが最大の障害? ダンジョン禁止は困る

ダンジョン週間が終わった6月24日。

シエラからゼフィルスへ、期末試験の日程が伝えられる。

7月1日から7日までは試験準備期間。

7月8日から12日までは試験期間。

合わせて12日間、ダンジョンへの入場が禁止される。

いや、長い。

ダンジョン攻略が生活の中心になっているゼフィルスにとって、12日間も潜れないのは相当な痛手だろう。

しかも、赤点を取れば夏休みに補習が待っている。

補習が終わるまでダンジョンへ行けないというのだから、何としても回避しなければならない。

ここは思わず笑ってしまった。

強敵を倒すために装備を整え、レベルを上げ、スキルを研究してきた〈エデン〉。

しかし、学園の試験だけは避けられない。

いくら【勇者】でも、赤点を取れば補習である。

このあたりは、学園モノらしくて好きだ。

普段は規格外の活躍をしているキャラクターたちが、学生としての現実に引き戻される。

しかも、ダンジョン禁止という条件があるため、全員が本気で勉強する必要がある。

試験勉強までギルドの重要任務になってしまった。

シエラの「苦手科目表(マル秘)」が容赦ない

期末試験への対策を進めるため、シエラがゼフィルスに提出したのが「苦手科目表(マル秘)」である。

ギルドメンバーそれぞれの苦手科目がまとめられている。

……それ、どこまで調べたのだろうか。

マル秘というところが、また怪しい。

本人たちにとっては、あまり知られたくない情報だろう。

しかし、赤点を回避するためには必要な資料でもある。

ゼフィルスは、この表を基に緊急テスト対策会議を開催する。

普段なら、ダンジョン攻略やギルドバトルの作戦を考えているところだ。

それが今回は勉強会の計画である。

しかも、勉強よりダンジョンを優先したいメンバーもいる。

当然のように反対意見が出る。

その代表がラナだった。

ダンジョンへ行きたい気持ちはわかる。

しかし、赤点を取れば、もっと長い期間ダンジョンへ行けなくなる。

目先の攻略を優先して、夏休みを補習で潰してしまっては意味がない。

結局、シズたちの協力もあり、ラナは勉強会を受け入れる。

昼間はダンジョン。

夜は試験勉強。

何とも忙しい学生生活である。

それにしても、シエラは頼もしい。

ゼフィルスが攻略に夢中になっていても、学園の予定やメンバーの成績まで把握している。

副ギルドマスターがいなければ、〈エデン〉はどうなっていたのだろうか。

少なくとも、期末試験の準備はもっと大変だった気がする。

Dランク昇格試験の申請期限まで迫っている

期末テストだけでも忙しいのに、さらにDランク昇格試験の申請期限が迫っていた。

期限は6月30日。

前巻で〈エデン〉は、中級中位ダンジョンを三つ攻略している。

そのため、昇格試験を受ける条件はすでに満たしていた。

しかし、申請して試験を受けなければ、Dランクにはなれない。

しかも、試験期間中はダンジョンへ入れない。

ゼフィルスは、下部組織の設立、新メンバーの育成、昇格試験、期末テストをすべて予定に組み込もうとする。

いや、詰め込みすぎでは?

ゲームなら、効率のよい手順を考えて一気に進めたくなる気持ちはわかる。

しかし、実際に動くのは人間である。

授業もあれば、試験勉強もある。

新メンバーの受け入れまで必要なのだから、普通ならもっと時間がかかるだろう。

それでもゼフィルスは、限られた時間を無駄にしない。

この計画性は、相変わらずすごい。

ただ、ゼフィルスが予定を詰め込むほど、周囲の負担も増えていく。

そこでシエラが調整役になる。

ゼフィルスの行動力と、シエラの管理能力。

この組み合わせが、〈エデン〉を支えているのだと感じた。

下部組織〈アークアルカディア〉が正式発足!

前巻の大面接で採用を決めたメンバーたち。

その移籍や脱退の手続きが完了し、ついに下部組織が設立される。

名前は〈アークアルカディア〉。

創立には2万QPが必要で、毎月の維持費も発生する。

決して安いものではない。

しかし、ゼフィルスは将来の戦力確保と育成を考え、設立を決断する。

登録されたメンバーは10人。

ギルドマスターを務めるのはアイギスである。

ほかにも、ノエル、ラクリッテ、サチ、エミ、ユウカ、ニーコ、カイリ、アルル、レグラムが加入する。

これで〈エデン〉は、本体だけでなく下部組織を持つギルドになった。

ここは、なかなか大きな変化だと思う。

最初はゼフィルスが仲間を集めるところから始まった。

それが今では、面接で大量の応募者を選考し、別のギルドまで設立している。

成長速度がおかしい。

ただ、人数を増やすだけなら簡単ではない。

新メンバーをどう育てるのか。

誰が指導するのか。

装備や素材をどう供給するのか。

そうした問題も増えていく。

ゼフィルスは、そこまで見据えている。

ゲームの攻略だけではなく、ギルドという組織そのものを育てているところが、最近の『ダン活』の面白さだと感じた。

アイギスがギルドマスターに。今度は人を率いる立場へ

〈アークアルカディア〉のギルドマスターに就任したアイギス。

彼女は、もともと【ナイト】として高いレベルまで育っていた。

さらに、ゼフィルスの協力によって【姫騎士】へ転職している。

実力面では頼もしい存在だ。

しかし、強いことと、ギルドを率いることは別である。

新しく集まったメンバーをまとめ、活動方針を決め、困ったときには判断する。

ギルドマスターには、戦闘能力以外のものも求められる。

しかも、〈アークアルカディア〉は〈エデン〉の下部組織だ。

ゼフィルスが育成方針を示してくれるとはいえ、アイギス自身も成長していかなければならない。

この立場の変化が興味深かった。

アイギスには【竜騎姫】を目指すという目標もある。

自分の転職や育成だけでも大変なのに、今度は仲間を率いることになった。

忙しくなりそうである。

ただ、こうした経験も、彼女の成長につながるのかもしれない。

今後、〈アークアルカディア〉がどんなギルドになっていくのか。

その中心にいるアイギスの活躍が楽しみだ。

歓迎会では〈幸猫様〉と〈仔猫様〉まで紹介

下部組織の設立後、〈エデン〉では新メンバーの歓迎会が開かれる。

新しい仲間を迎えるのだから、当然のイベントだろう。

しかし、〈エデン〉の歓迎会は少し独特である。

豪華な料理が用意され、メンバー同士が交流する。

そして、〈幸猫様〉と〈仔猫様〉へのお祈りまで行われる。

……そこは外せないのか。

前巻の〈猫ダン〉で手に入れた〈仔猫様〉も加わり、ますます猫への信仰が強くなっている。

もっとも、ゼフィルスにとっては重要な幸運アイテムである。

宝箱の出現やドロップに関係するなら、大切にしたくなる気持ちはわかる。

しかし、新しく加入したメンバーからすると、少し不思議な光景ではないだろうか。

強いギルドだと聞いて加入したら、まず猫の神棚を紹介される。

何とも〈エデン〉らしい。

それでも、歓迎会の雰囲気は楽しそうだった。

これまで別々の場所で活動していたメンバーたちが、同じギルドの仲間として顔を合わせる。

今後、一緒にダンジョンを攻略したり、装備を作ったりする関係になる。

その最初の交流として、こうした時間は大切なのだろう。

4チームに分かれて新メンバーを育成。もう指導体制ができている

歓迎会の後、さっそく〈アークアルカディア〉の育成が始まる。

しかも、〈エデン〉のメンバーが4チームに分かれ、それぞれの新メンバーを指導する。

Aチームはゼフィルスとシエラ。

Bチームはリカとカルア。

Cチームはメルトとミサト。

Dチームはルルとシェリア。

こうして見ると、〈エデン〉の主力メンバーも、すっかり教える側になっている。

少し前までは、ゼフィルスに教わりながらダンジョンを攻略していたはずだ。

それが今では、新しい仲間を連れて育成する立場である。

この変化が印象に残った。

ゼフィルス一人がすべてを教えるのではない。

育った仲間たちが、次の仲間を育てる。

組織として強くなるためには、こうした仕組みが必要なのだろう。

しかも、指導する側にとっても、自分の知識や経験を整理する機会になる。

ただ戦うだけでは気づかなかったことも、人に教えることで見えてくるかもしれない。

〈エデン〉が強くなったからこそ、できる育成方法である。

非戦闘職もダンジョンへ。ニーコ、カイリ、アルルの育成

ゼフィルスとシエラが担当するAチームには、ニーコ、カイリ、アルルが参加する。

この三人は、戦闘だけを目的としたメンバーではない。

ニーコは【コレクター】。

レアドロップに関係する能力を持っている。

アルルは【炎雷鋼ドワーフ】で、鍛冶を得意とする生産職である。

カイリも、今後のギルド活動を支える重要な人材だ。

戦闘能力だけで見れば、主力メンバーほど強くない。

しかし、〈エデン〉にとって必要なのは、戦える人材だけではない。

貴重なアイテムを集める人。

装備を作る人。

素材や資源を確保する人。

そうした仲間がいるからこそ、ダンジョン攻略を続けられる。

ゼフィルスは、非戦闘職だからといって育成を後回しにしない。

初級ダンジョンを攻略させ、必要なレベルまで引き上げる。

ここがよかった。

戦闘職だけを優遇するのではなく、それぞれの役割に必要な成長を考えている。

ギルド全体を強くするという意味では、こうした育成も欠かせないのだろう。

初級ダンジョンを攻略し、〈道場〉で二段階目ツリーを解放

Aチームは、初級下位ダンジョンを次々と攻略していく。

〈熱帯の森林〉。

〈石橋の廃鉱〉。

〈静水の地下〉。

それぞれのダンジョンを踏破し、必要な攻略の証を集める。

さらに、〈試練の門塔ダンジョン〉、通称〈道場〉を利用してレベル上げを進める。

目標はレベル20。

ここまで上げることで、二段階目のスキルツリーを解放できる。

前巻でも感じたが、〈道場〉の育成効率は本当にすごい。

普通なら、ダンジョンを何度も攻略して経験値を稼ぐところだろう。

しかし、ゼフィルスは育成に適した施設を知っている。

だから、短期間で必要なレベルまで引き上げられる。

ただし、今回の面白さはレベル上げだけではなかった。

ニーコやアルルたちは、ダンジョンの攻略を通して自分の役割も学んでいく。

ゼフィルスは、彼女たちの能力に合わせた育成方法を考えている。

単に数字を上げるのではなく、今後の活動につながる経験を積ませているのだ。

こうした積み重ねが、〈アークアルカディア〉の戦力につながっていくのだろう。

〈最強育成論〉まで配布。ゼフィルスの知識がギルドの財産になっている

新メンバーの育成で印象に残ったのが、ゼフィルスが〈最強育成論〉のメモを配布する場面だった。

職業ごとの育成方針や、スキルの伸ばし方をまとめたものだという。

これまでゼフィルスのゲーム知識は、彼自身の大きな強みだった。

しかし、メンバーが増えれば、すべてを直接指導するのは難しくなる。

そこで、知識を文章にまとめて共有する。

なるほど、合理的である。

一度教えた内容を、何度も説明し直す必要がなくなる。

新メンバーも、自分で確認しながら育成を進められる。

こうした仕組みがあると、ゼフィルスがいない場所でも仲間が成長できる。

個人的には、この変化がかなり重要だと感じた。

強い人が一人いるだけでは、その人が動けなくなったときに困ってしまう。

しかし、知識を共有し、ほかのメンバーも同じ考え方で動けるようになれば、組織は安定する。

ゼフィルスはゲームの攻略知識を、〈エデン〉全体の財産へ変え始めている。

これは、単なるレベル上げ以上に大きな成長なのかもしれない。

ゼフィルス先生、今度は応援団までできている

Dランク昇格試験の当日、ゼフィルスは選択授業〈育成論〉の講師を務める。

すでに学生でありながら先生でもあるという、少し不思議な立場になっている。

しかも、受講生たちからの人気が高い。

授業の最前列を確保する学生もいれば、積極的に質問する学生もいる。

その中で印象に残ったのが、錬金術師のセルマ先輩である。

教卓の最前列中央を確保し、ゼフィルスの授業を熱心に受けている。

ゼフィルスも、ようやく彼女の名前と顔を覚えることになる。

この先輩、なかなか積極的だ。

さらに、女子学生たちは昇格試験の応援に駆けつけるという。

しかも、横断幕まで用意している。

……いつの間に応援団ができたのだろうか。

ゼフィルス本人は、ゲーム知識を教えているだけのつもりかもしれない。

しかし、周囲から見れば、貴重な育成知識を教えてくれる【勇者】である。

人気が出るのも当然だろう。

それにしても、授業を終えたらそのままギルドバトルの昇格試験。

本当に忙しい。

シエラが時間管理を徹底しなければ、授業の質問対応だけで時間を使い切ってしまいそうだ。

Dランク昇格試験の相手は〈花の閃華〉

いよいよDランク昇格試験が始まる。

対戦相手は、Dランクギルド〈花の閃華〉。

ギルドマスターは三年生のアミである。

女子だけで構成されたギルドで、学園から昇格試験の相手を任されるほどの実績がある。

普通なら、かなり緊張する相手だろう。

しかし、ゼフィルスたちはこれまでにもギルドバトルを経験している。

しかも、ダンジョン攻略でレベルも装備も強化してきた。

準備は十分である。

一方、〈花の閃華〉のアミには、別の思惑があった。

なんと、ゼフィルスを自分たちのギルドへ引き抜こうとしていたのである。

しかも、昇格試験で〈エデン〉を負かし、落ち込んだところへ声を掛けるつもりだったらしい。

いや、その計画は無理があるのでは?

ゼフィルスは〈エデン〉のギルドマスターである。

自分で仲間を集め、組織を育て、Dランク昇格を目指している。

そんな人物が、一度負けたくらいで別のギルドへ移るだろうか。

しかも、相手はゼフィルスの実力を十分に把握していない。

この時点で、少し嫌な予感がした。

もちろん、アミたちにとっては真剣な計画だったのだろう。

しかし、相手が悪かった。

障害物だらけのフィールド。ゼフィルスは地形まで利用する

今回の昇格試験は、通常のギルドバトルとは少し違う。

舞台となるのは、障害物のある四角形のフィールド。

観客席がH字型に配置され、移動できる場所が制限されている。

つまり、単純に正面からぶつかればいいわけではない。

どの通路を使うのか。

どこで敵を待ち伏せするのか。

どの拠点を先に確保するのか。

地形を理解した戦術が重要になる。

さらに、今回は〈敗者復活〉という特殊ルールまで存在する。

戦闘不能になっても、一定時間が経過すれば復活できる。

ただし、復活するたびに能力が低下し、復活できる回数にも制限がある。

なかなか厄介なルールだ。

しかし、ゼフィルスはこうした条件を把握したうえで作戦を組み立てる。

ここが頼もしい。

ゲーム知識を持っているからこそ、特殊ルールにもすぐ対応できる。

敵を倒すことだけではなく、復活後の動きまで考えている。

相手の行動を予測し、地形を利用して先手を取る。

今回のギルドバトルは、ゼフィルスの戦術面の強さがよく表れていた。

ダッシュブーツで先行。〈エデン〉の移動速度が反則級

試合が始まると、〈エデン〉は二手に分かれて拠点を目指す。

ゼフィルスとカルアは、〈ダッシュブーツ〉の効果を活用して高速移動する。

この装備が、今回も重要な役割を果たした。

移動速度が上がるだけ。

そう聞くと、攻撃力や防御力を上げる装備ほど派手ではないかもしれない。

しかし、ギルドバトルでは拠点を先に確保することが重要になる。

相手より早く移動できれば、それだけ有利な位置を取れる。

しかも、ゼフィルスはその効果を理解したうえで戦術に組み込んでいる。

結果、〈エデン〉は中央の巨城を先に確保していく。

相手からすれば、想定していたよりも早く敵が現れることになる。

これは厄介だろう。

前巻でも装備の調達に力を入れていたが、こういう場面を見ると、その準備が無駄ではなかったとわかる。

強い武器だけでは勝てない。

移動速度を上げる装備も、戦い方によっては大きな武器になる。

ゼフィルスは、そうした使い分けが本当にうまい。

アミの引き抜き計画、早くも崩壊する

〈花の閃華〉は、〈エデン〉の本拠地を狙って攻撃を仕掛ける。

しかし、ゼフィルスたちは地形の死角を利用して待ち構えていた。

相手が通路へ入ってきたところを、一斉に攻撃する。

ルルの『ロリータタックル』まで飛び出し、アミたちは大きな被害を受ける。

そして、アミは一度目の戦闘不能となる。

ここで終わりではない。

〈敗者復活〉のルールによって、アミは再び戦場へ戻ってくる。

しかし、復活したところをラナの遠距離攻撃が襲う。

二度目の退場である。

……容赦がない。

しかも、ゼフィルスは相手の次の行動まで予測している。

終盤、〈花の閃華〉は三方向からの挟撃を狙うが、これも見抜かれてしまう。

シズの『閃光弾』や、敵の動きを封じるスキルが次々と決まり、アミは三度目の戦闘不能に追い込まれる。

結局、〈花の閃華〉の作戦はほとんど通用しなかった。

ゼフィルスを引き抜くつもりだったのに、逆に実力差を見せつけられる。

何とも気の毒な展開である。

アミの計画が最初から無謀だったのか。

それとも、〈エデン〉が予想以上に強くなりすぎていたのか。

おそらく、両方なのだろう。

14230対5520。Dランク昇格試験は大差で決着

最終的に、〈エデン〉は〈花の閃華〉の本拠地を落とす。

試合結果は、14230ポイント対5520ポイント。

大差である。

しかも、〈エデン〉は10人全員が戦場に残り、相手は3人だけという状況だった。

ここまで差がつくとは。

もちろん、〈花の閃華〉もDランクギルドとして実績を積んできた相手である。

しかし、ゼフィルスたちはレベル、装備、連携、戦術のすべてを整えていた。

特に印象に残ったのは、敵の行動を読んだ対応の早さだった。

高速移動で拠点を先取する。

地形の死角を使って待ち伏せする。

復活した相手を再び撃破する。

挟撃を予測して状態異常で封じる。

一つ一つの行動に理由がある。

単に強いから勝ったのではなく、勝つための準備と判断が積み重なっていた。

その結果、〈エデン〉はDランクへの昇格を決める。

ついにここまで来たか。

前巻で中級中位ダンジョンを三つ攻略し、今回の昇格試験にも勝利した。

着実に条件を満たしてきた結果である。

ただ、学園のほかの学生たちから見れば、あまりにも速すぎる成長なのだろう。

掲示板が騒がしくなるのも無理はない。

Dランク昇格で新しいギルド部屋へ。引っ越しまで即日

Dランクへ昇格した〈エデン〉は、新しいギルド部屋へ移ることになる。

場所は、中級上位ダンジョンに近い石造りの建物。

その最上階が、新しい活動拠点となる。

しかも、引っ越しは即日。

……仕事が早い。

普通なら、荷物の整理や運搬でかなり時間がかかりそうだ。

しかし、〈空間収納鞄〉があるため、引っ越しも効率よく進められる。

こういうところでも、ゲーム世界の便利な道具が役立っている。

新しいギルド部屋は、以前よりも広く、設備も充実している。

さらに、〈部屋設置型・空間収納倉庫〉や〈中級錬金セット〉まで導入する。

もう単なる集合場所ではない。

装備や素材を管理し、生産活動もできる拠点になっている。

ギルドの規模が大きくなるにつれて、必要な設備も増えていく。

その変化がわかりやすかった。

そして、新しい部屋では昇格祝賀会が開かれる。

ここで登場するのが、オークションで落札した高級リンゴジュースである。

その価格は610万ミール。

……リンゴジュースだよな?

もちろん、特別な品なのだろう。

しかし、610万ミールのジュースを祝賀会で振る舞うとは。

〈エデン〉の金銭感覚も、だいぶ変わってきた気がする。

次の目標はレベル75。下級職の限界まで育てる

Dランク昇格を達成した〈エデン〉。

しかし、ゼフィルスはそこで満足しない。

次に目指すのは、主力メンバー全員のレベル75到達である。

レベル75は、下級職の上限レベル。

つまり、カンストである。

ゲームを遊んでいると、レベルが上限に到達する瞬間には独特の達成感がある。

これ以上レベルが上がらないという寂しさもあるが、同時に次の成長段階へ進む準備が整ったことを意味する。

ゼフィルスたちも、ついにその段階へ近づいていた。

そのため、週末は〈猛獣の集会ダンジョン〉で〈バトルウルフ〉を周回する。

何度もボスを倒し、経験値を稼ぐ。

まさにゲームのレベル上げである。

しかし、〈エデン〉のメンバーたちは、ただ同じ敵を倒しているわけではない。

それぞれのスキルを使い、連携を確認しながら戦っている。

前巻で〈猫ダン〉に苦戦した経験もある。

その経験が、今回の戦闘で生きているのだろう。

強敵だったはずの〈バトルウルフ〉に、以前よりも余裕を持って対応できるようになっている。

こういう変化を見ると、数字だけではない成長を感じる。

主力10人全員がレベル75へ。ついにカンスト達成!

週末の〈バトルウルフ〉周回によって、ゼフィルスたちは次々とレベル75に到達する。

ゼフィルス、ラナ、エステルを皮切りに、主力メンバー全員がカンストする。

ついに10人全員である。

ここは素直にうれしかった。

最初から全員が強かったわけではない。

ゼフィルスが仲間を集め、職業を選び、スキルを育て、ダンジョンを攻略してきた。

その積み重ねが、レベル75という数字に表れている。

もちろん、ゼフィルスのゲーム知識がなければ、ここまで早く到達することは難しかっただろう。

しかし、実際に戦ってきたのは仲間たち自身である。

シエラは前衛として敵を受け止め、ラナは強力な魔法で攻撃し、カルアは素早い動きで敵を翻弄する。

それぞれが自分の役割を理解し、経験を積んできた。

だからこそ、全員が同じ節目に到達できたのだと思う。

それにしても、カンストまで早かった。

ギルドを設立してから、まだそれほど時間が経っていない。

それなのに、Dランク昇格と主力全員のレベル75到達を達成してしまった。

ゼフィルスの攻略速度は、やはり普通ではない。

レアボス〈バトルウルフ第四形態〉。カンストしても油断できない

レベル75に到達したからといって、すべての敵に勝てるわけではない。

今回、ゼフィルスたちの前には、さらに強力な〈バトルウルフ〉の第四形態が登場する。

通常の第三形態よりも危険なレアボスである。

双頭から放たれる闇と氷の攻撃。

広範囲に及ぶ強力な技。

難易度も高く、十分な準備が必要になる。

ここで感じたのは、カンストが終着点ではないということだった。

レベルを上げきっても、さらに強い敵がいる。

よりよい装備が必要になる。

戦術や連携も磨かなければならない。

そして、その先には上位職への転職が待っている。

つまり、レベル75は一つの区切りでしかない。

ゲームとして考えれば、むしろここから新しい攻略が始まるのだろう。

ゼフィルスも、当然そのことを理解している。

だからこそ、カンスト後も次の挑戦へ向けた準備を進めている。

何とも忙しい【勇者】である。

シエラの新しい盾と〈幸猫様〉。装備更新まで抜かりない

〈バトルウルフ〉の周回では、経験値だけでなく貴重な装備も手に入る。

そこで登場するのが、〈ビューティフォー現象〉である。

宝箱が大量に出現する、あのうれしい現象だ。

ゼフィルスたちは、今回も〈幸猫様〉への感謝を忘れない。

もはや〈エデン〉の恒例行事である。

そして、宝箱からは高性能な盾が登場する。

シエラが使用していたものよりも強力な装備だった。

シエラは〈エデン〉の前衛を支える重要な存在である。

彼女の防御力が上がれば、パーティ全体の安定感も増す。

その意味では、かなり重要な装備更新だった。

ここも、ゼフィルスの育成方針らしい。

レベルだけを上げても、装備が追いつかなければ危険である。

逆に、強力な装備を手に入れても、使いこなせるだけの能力が必要になる。

レベル、装備、スキル、連携。

そのすべてを整えていくことで、〈エデン〉は強くなっている。

ただし、宝箱が出るたびに〈幸猫様〉へ感謝する姿には、少し笑ってしまう。

もう完全に信仰対象である。

そして本番の期末テスト。座学だけでなく実技まである

Dランク昇格とレベル75カンストを達成した〈エデン〉。

しかし、期末テストはまだ残っている。

いよいよ試験期間に突入する。

試験は5日間。

最初の3日間が座学。

残りの2日間が実技である。

なるほど、ダンジョン学園らしい。

普通の学校なら、筆記試験が中心だろう。

しかし、この学園ではモンスターとの戦闘や素材の採集も試験になる。

しかも、ただ敵を倒せばいいわけではない。

指定されたモンスターを見分け、必要な素材を集めなければならない。

間違った敵を倒しても、得点にならない。

つまり、戦闘能力だけではなく、知識や判断力も求められる。

これは意外と難しそうだ。

強いスキルで敵を倒せても、試験の条件を理解していなければ失敗する。

その点、ゼフィルスは有利である。

ゲーム時代の知識があるため、モンスターの特徴や攻略方法をよく知っている。

しかし、ほかのメンバーにとっては、日頃の勉強や経験が重要になる。

ここでも、普段のダンジョン攻略が学園生活につながっている。

『ダン活』らしい試験内容だった。

ラナとハンナの夜間訪問。勉強会まで騒がしい

試験勉強の期間には、少し騒がしい出来事も起こる。

ラナやハンナが、夜にゼフィルスの部屋を訪れるのである。

もちろん、勉強のためなのだろう。

しかし、周囲から見れば、いろいろと気になる状況だ。

結果として、シズによって夜間のゼフィルスの部屋への出入りが禁止されてしまう。

……勉強会なのに。

いや、勉強会だからこそ、きちんと管理する必要があるのかもしれない。

このあたりは、〈エデン〉の日常らしくて面白かった。

ダンジョン攻略では、ゼフィルスの指示に従って連携するメンバーたち。

しかし、日常生活ではそれぞれの性格が前面に出る。

ラナは相変わらず自由で、ハンナもゼフィルスを頼りにしている。

そんな二人を、シズがしっかり管理する。

強いギルドになっても、日常の騒がしさは変わらない。

むしろ、メンバーが増えたことで、これからもっと騒がしくなりそうである。

全員赤点回避! 今回の本当の勝利は補習を避けたことかもしれない

期末テストが終わり、ついに成績が発表される。

結果は、〈エデン〉と〈アークアルカディア〉の全員が赤点を回避。

補習なし。

ダンジョン禁止の追加ペナルティもなし。

これは大きい。

Dランク昇格試験で勝利したことも、レベル75に到達したことも重要である。

しかし、夏休みの活動を考えると、赤点を回避できたことも同じくらい重要だったのではないだろうか。

せっかくギルドを強くしても、補習でダンジョンへ行けなくなっては困る。

新メンバーの育成も進まない。

ゼフィルスが考えていた計画も崩れてしまう。

だからこそ、今回の勉強会には意味があった。

しかも、苦手科目を把握し、必要な人へ指導を行い、全員で合格を目指した。

これも一種のチームプレイである。

ダンジョンでは、強い敵を倒すために役割分担する。

試験勉強では、得意な人が苦手な人を助ける。

やっていることは違うが、仲間同士で支え合うという点では同じだ。

そう考えると、今回の期末テストも〈エデン〉の成長を描いたイベントだったのかもしれない。

それにしても、赤点を取ったらダンジョン禁止。

この条件がなければ、ここまで真剣に勉強していただろうか。

少し気になるところである。

ハンナの錬金技術が規格外。生産職の活躍も見逃せない

期末テストを終えた後、〈エデン〉と〈アークアルカディア〉は今後の活動方針を確認する。

ここで改めて重要になるのが、生産職の存在である。

特に印象に残ったのは、ハンナの錬金技術だった。

新しく加入した鍛冶職のアルルたちにとっても、ハンナの能力は驚きだったようだ。

鍛冶に必要な加工油を依頼されると、短時間で大量に製作してしまう。

……相変わらず、すごい。

ハンナは戦闘の中心にいるわけではない。

しかし、彼女が作るアイテムや素材は、ギルドの活動を支えている。

しかも、〈エデン〉の規模が大きくなれば、生産物の需要も増えていく。

新メンバーが増えれば装備が必要になる。

装備を作るためには素材が必要になる。

素材を加工するためには、錬金術や鍛冶の技術が必要になる。

こうした役割がつながっていくことで、ギルド全体が強くなる。

今回、〈アークアルカディア〉に生産職や支援職を迎えた意味も、ここにあるのだろう。

戦闘職だけでは、長く活動する組織は作れない。

そのことが、少しずつ見えてきた。

第9巻で感じたのは、ゼフィルス一人に頼らない組織への変化

今回の第9巻を読み終えて、特に印象に残ったのは〈エデン〉の組織としての成長だった。

もちろん、ゼフィルスの活躍は相変わらずである。

期末テストの日程を考えながら、下部組織を設立する。

新メンバーの育成計画を作る。

Dランク昇格試験で戦術を指揮する。

主力全員をレベル75まで育てる。

やっていることが多すぎる。

しかし、今回はゼフィルスだけでなく、ほかのメンバーの役割も目立っていた。

シエラはスケジュールを管理し、試験対策を支える。

リカやカルア、メルトやミサト、ルルやシェリアは、新メンバーを指導する。

アイギスは〈アークアルカディア〉のギルドマスターになる。

ハンナは生産活動でギルドを支える。

それぞれが、自分の役割を持って動き始めている。

ここがよかった。

強い主人公がすべてを解決する物語も面白い。

しかし、仲間が増え、その仲間たちが自分で判断し、次の仲間を育てるようになる展開には、別の面白さがある。

最初は小さかった〈エデン〉が、少しずつ大きな組織になっていく。

その過程を見ているようだった。

そして、そんな大きな組織になっても、期末テストでは全員で勉強会を開かなければならない。

この学園らしい日常との組み合わせが、今回の魅力だったと思う。

まとめ|Dランク昇格、全員カンスト、赤点回避。次はいよいよ上位職へ

『ゲーム世界転生〈ダン活〉9巻』は、〈エデン〉にとって大きな節目となる一冊だった。

まず、下部組織〈アークアルカディア〉が正式に発足。

アイギスをギルドマスターとして、10人の新メンバーを迎える。

歓迎会の後は、4チームに分かれてレベル上げと初級ダンジョン攻略を実施する。

新しい仲間を迎えるだけでなく、育成する仕組みまで整えたところに、ギルドの成長を感じた。

続いて、Dランク昇格試験。

相手は先輩ギルド〈花の閃華〉。

ゼフィルスを引き抜こうと考えていたアミだったが、試合では〈エデン〉の戦術に翻弄される。

結果は大差での勝利。

無事にDランクへ昇格した。

さらに、週末の〈バトルウルフ〉周回で、主力10人全員がレベル75へ到達する。

下級職のカンストである。

ここまで来ると、いよいよ次の段階が見えてくる。

上位職への転職だ。

どのような職業へ進むのか。

どんな新しいスキルを覚えるのか。

ゼフィルスのゲーム知識が、また大きな力を発揮しそうである。

そして、忘れてはいけないのが期末テスト。

シエラの「苦手科目表(マル秘)」を基に勉強会を開き、反対派を説得しながら全員で赤点回避を目指す。

結果は、見事に全員合格。

補習を避け、夏休みのダンジョン攻略へ進めることになった。

個人的には、この試験対策が今回の中でも特に面白かった。

どれだけ強いギルドになっても、学生であることに変わりはない。

ダンジョンでは強敵を倒せても、テストで赤点を取れば補習である。

何とも現実的なルールだ。

しかも、ゼフィルスたちにとっては、ダンジョンへ行けないことが最大の罰になる。

そのために全員が必死で勉強するのだから、少し笑ってしまう。

Dランク昇格。

主力全員のレベル75カンスト。

下部組織の設立と育成。

そして、期末テストの赤点回避。

今回も、やるべきことを次々と達成していった〈エデン〉。

ただ、ここから先は、さらに強い敵や新しい職業が待っている。

次はいよいよ上位職への転職だな。

どこまで強くなるのか、楽しみである。

それにしても、今回一番恐ろしかった敵は何だったのだろうか。

〈花の閃華〉でも、〈バトルウルフ〉でもない。

もしかすると、期末テストの赤点だったのかもしれない。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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ダン活08レビュー
まとめ
ダン活10レビュー

考察・解説

ストーリー・プロット

第1幕:期末試験の予告とDランク昇格条件の達成

6月24日(月)のホームルーム前、副ギルドマスターのシエラより期末試験期間(7月1日〜7日の準備期間、7月8日〜12日の試験期間)の12日間はダンジョン入ダンが禁止されること、およびDランク昇格試験の申請期限が6月30日であることが告げられる。ゼフィルスとシエラは平日の過密スケジュール調整に着手する。学園のチャット掲示板では、〈エデン〉が中級中位ダンジョン(猫ダン、毒サソリ、3つ目)をわずか5日で相次いで踏破し、Dランク試験の受験条件「ギルドマスターを含む10人での中級中位ダンジョン3つ攻略」を達成したことが話題となり、2年生を中心とする学生層に強い衝撃を与える。

第2幕:テスト対策会議と昇格試験への準備

テスト赤点による10日間の補習(ダンジョン禁止)を回避するため、ゼフィルスはシエラから提出された「苦手科目表(マル秘)」を基に緊急テスト対策会議を開催する。ダンジョンアタックを優先したがるラナをシズの協力のもと説得し、「日中はニャブシ狩り、夜はシズや頭脳派メンバーによる勉強会」という両立体制を構築する。さらにゼフィルスはマリーの店〈ワッペンシールステッカー〉を訪問。追加のダッシュブーツ注文や、中級下位ボスの金箱産アイテム7品の売却を行ない、オークション相当以上の高値取引を成功させてギルド資金を大きく拡充する。

第3幕:下部組織〈アークアルカディア〉の発足と歓迎会

面接合格者やスカウト組の移籍・脱退手続きが完了し、ゼフィルスはギルド申請受付所で2万QP(維持費毎月1,000QP=100万ミール相当)を支払い、Fランクの下部組織〈アークアルカディア〉を正式に創立する。加入者はギルドマスターのアイギス(姫騎士)をはじめ、ノエル、ラクリッテ、サチ、エミ、ユウカ、ニーコ、カイリ、アルル、レグラムの10名である。Fランクギルド部屋を確認後、〈エデン〉のギルド部屋へ移動。豪華な装飾や食事、神棚の御神体〈幸猫様〉〈仔猫様〉への『幸運』のお祈りを交えた歓迎会・親睦会が催され、両ギルドの交流が深まる。

第4幕:サブメンバーのキャリーと初級ダンジョン踏破

水曜日と木曜日の放課後、ラナや従者組が王女の帰省手続きで不在となる中、〈エデン〉メンバーは以下の4チームに分かれてサブメンバーのレベリングと初級ダンジョン攻略を開始する。

  • Aチーム (ゼフィルス、シエラ指導/ニーコ、カイリ、アルル):非戦闘職を擁し、〈熱帯の森林〉〈石橋の廃鉱〉〈静水の地下〉を連日走破して初級下位の証3つを取得後、〈道場〉ランク2(Lv10〜20)で全員Lv20・ニツリ解放を達成。
  • Bチーム (リカ、カルア指導/サチ、エミ、ユウカ):〈道場〉ランク3(Lv20〜30)でのレベル上げを実施。
  • Cチーム (メルト、ミサト指導/ノエル、ラクリッテ):〈道場〉ランク4(Lv30〜40)でのレベル上げを実施。
  • Dチーム (ルル、シェリア指導/アイギス、レグラム):〈道場〉ランク2でアイギスをLv20へ引き上げ後、レグラムの未攻略ダンジョン(デブブ)を踏破し、〈道場〉ランク3・4へ進出。 マリーの店で素材売却とダッシュブーツ受領を済ませ、下部メンバーの初期強化を終える。
第5幕:臨時講師授業とDランク昇格試験の前夜

金曜日の放課後、ゼフィルスは選択授業〈育成論〉の講義を行なう。講義終了後、教卓最前列中央を確保した2年生錬金術師セルマの進行サポートを受けつつ受講生たちの質問対応を行ない、17時からの昇格試験に備えて定時(16時前)で切り上げる。受講生の女子たちは手作りの『ゼフィルス先生』横断幕を広げ、アリーナへの応援参戦を表明する。ゼフィルスはセレスタンに伴われて第六アリーナへ移動。対戦相手として学園から選定されたDランク女子ギルド〈花の閃華〉(アミ率いる10名)と対面し、制限時間40分、10人戦、〈敗者復活〉ルール(10分後復活、1回目ステータス10%低下、2回目20%低下、最大2回)が適用される試験に臨む。

第6幕:Dランク昇格試験における花の閃華との攻防と勝利

試験は観客席が侵入不可エリア(H型配置)となる〈四角形(障害物有り)〉フィールドで行なわれる。

  • 初動 :ゼフィルスとカルアはダッシュブーツの移動速度上昇効果を活用した超スピードで相手の進路を遮断し、〈中央西巨城〉と〈中央東巨城〉を先取する。
  • 中盤 :〈花の閃華〉が7人で本拠地奇襲を仕掛けるも、H型観客席の死角を利用した角待ち一斉強襲(ルルの『ロリータタックル』等)により敵ギルドマスター(アミ)を1回目の撃破・退去へ追い込む。10分後に本拠地で復活し戦線復帰を試みたアミに対し、ラナが『聖光の耀剣』による遠距離追撃を直撃させ2回目の撃破を果たす。
  • 終盤 :相手の三方向挟撃作戦(隠蔽系スキルによる無色侵攻)を予見したゼフィルスは、シズの『閃光弾』で〈盲目〉を付与し、『バインドショット』『忍法・影縫い』等の状態異常で本命部隊を無力化してアミを3度目の撃破へ追いやる。そのまま相手本拠地へ侵攻して落城させ、大差(白14230P 対 赤5520P)で完全勝利を収め、Dランク昇格を確定させる。
第7幕:Dランクギルドへの引越しと全員のレベルカンスト

昇格決定後、中級上位ダンジョン近くにある石造り4階建て建物の最上階(Dランクギルド舎)へ即日引越しを行ない、オークション落札品である610万ミールの〈芳醇な100%リンゴジュース〉や高級食材料理による祝賀会を開催する。QP消費により〈部屋設置型・空間収納倉庫Lv10〉や〈中級錬金セット〉を設置してギルド設備を拡充。土日には〈猛獣の集会ダンジョン〉で〈バトルウルフ(第三形態)〉狩りを実施する。ゼフィルス、ラナ、エステルを皮切りに、日曜15時までに主力10人全員が下級職上限レベル(Lv75)に到達(カンスト)。双頭で闇・氷の二重ブレスおよび全体攻撃『バトルウルフ流・闇氷柱豪雨』を解き放つ難易度〈ランク7〉相当のレアボス〈バトルウルフ(第四形態)〉挑戦への準備を完了させる。

主要な転換点

1:ダンジョン週間明けての期末試験日程の判明
  • それ以前の状況 : ダンジョン週間が明けたばかりで、通常のダンジョン攻略を継続しようとしていた。
  • 出来事 : シエラから期末試験期間中(12日間)の入ダン禁止と、6月末までのDランク昇格試験の条件が提示された。
  • 変化 : ダンジョンアタック優先から、平日中の昇格試験実施とテスト対策(勉強会・苦手科目表の作成)へギルドの方針が転換された。
  • 次への影響 : 平日の過密スケジュール調整、下部組織の迅速な育成、マリーの店での備品手配へとつながった。
2:下部組織〈アークアルカディア〉の正式発足
  • それ以前の状況 : 主力10人のみで活動しており、今後のギルド拡張(Dランクでの上限20人化)に向けた人員が不足していた。
  • 出来事 : 申請受付所で2万QPを支払って下部組織を設立し、面接合格者とスカウト組計10人を正式に加入させた。
  • 変化 : サブメンバーの育成・キャリー作業が発生し、同時に将来の主力候補を保持した。
  • 次への影響 : 水・木曜日の二手分かれての初級ダンジョン攻略および〈道場〉でのレベル上げ(ニツリ解放)が実施された。
3:Dランク昇格試験での〈花の閃華〉戦勝利
  • それ以前の状況 : Eランクギルドとして活動し、ギルド部屋もF/Eランク舎にあった。
  • 出来事 : 障害物フィールドでの対人戦・本拠地落城を経て〈花の閃華〉に大勝した。
  • 変化 : Dランクギルドへの昇格が認められ、上限人数が20人に拡大し、中級上位ダンジョン近くの新しいギルド部屋が割り当てられた。
  • 次への影響 : 引越しと祝賀会の実施、およびCランク昇格・中級上位挑戦に向けた準備段階へ移行した。
4:主力10人全員のLv75(カンスト)達成
  • それ以前の状況 : 各自のレベルが70前後であり、中級上位レアボスに挑むには安全性が不足していた。
  • 出来事 : 週末の土日に〈猛獣の集会ダンジョン〉でボス周回を行なった。
  • 変化 : 10人全員の下級職レベルが上限に達し、ステータス振りが完了した。
  • 次への影響 : 難易度の高い中級上位ダンジョンおよびレアボス〈バトルウルフ(第四形態)〉への挑戦が可能となった。

ゼフィルスを中心とした人物関係の変化

ラナ
  • 開始時 : ダンジョン攻略に夢中な仲間同士。ラナはゼフィルスの指示に反発しつつも従う関係。
  • 主な出来事 : 帰省準備による平日の不在、苦手な数学のテスト対策(シズ経由での勉強指導)、昇格試験での連携と手柄の主張。
  • 巻末時 : テスト対策を受け入れつつ、昇格試験で活躍を褒められて満更でもない態度をとる、より強固な信頼関係。
下部メンバー(ニーコ、アルル、カイリ等)
  • 開始時 : 採用面接通過者、またはスカウト対象としての関係。
  • 主な出来事 : 下部組織〈アークアルカディア〉への手続、親睦会での歓談、初級ダンジョンのキャリーと〈道場〉でのレベル上げ指導、〈最強育成論〉メモの提供。
  • 巻末時 : 良好な師弟・上位ギルドマスターとサブメンバーの関係となり、互いに研究資材提供や鍛冶素材の供給で協力する間柄。
セルマ
  • 開始時 : 一講師と、受講生の一人に過ぎなかった関係。
  • 主な出来事 : 授業で教卓最前列中央を確保して積極的に質問を行ない、場の沈黙や進行をサポート。試験前に名前(セルマ)を名乗って挨拶を交わす。
  • 巻末時 : ゼフィルスに名前と顔を認知された熱心な受講生。

主人公の認識と周囲の評価

主人公自身の認識
  • 自分は〈ダン活〉のデータベースであり、ゲーム知識を活用して効率よくギルドを運営・強化していると考えている。
  • 臨時講師の仕事は学生たちの好意的な熱意に応えて知識を共有している場と捉え、ギルドバトルや試験対策もゲームの知識に基づいた当然の準備・立ち回りを行なっていると認識している。
周囲からの評価
  • 学園の学生(掲示板) : 1年生でありながら異例の速度で中級中位を踏破し、放課後に複数のダンジョンを周回する規格外の存在。「勇者君」「勇者先生」として強い関心・憧れの対象となっている。
  • 授業の受講生・ファン : ゼフィルスの講義を非常に貴重なものとして捉え、受講枠や前列の席を争奪し、昇格試験には横断幕を持参して大声援を送るほど熱烈に支持している。
  • 対戦相手(〈花の閃華〉アミ) : 能力・容姿ともに極めて優れた「超優良物件」として認識し、勝利して傷心に入り込むことで自分のギルドへ引き込もうと狙っていた。
認識の差が現れた場面
  • Dランク昇格試験の戦術・速度に対する反応 : ゼフィルス側は「移動速度上昇装備や障害物を利用した立ち回りは基本の対策」程度に考えて行動していたが、観客席や掲示板の上級生たちは、その対応速度、マス無視の移動、障害物の角を使った奇襲・一斉攻撃の鮮やかさに度肝を抜かれ、多くの2年生・3年生がショックを受けたり放心・絶句したりした場面。

ダン活08レビュー
まとめ
ダン活10レビュー

登場キャラクター

ギルド〈エデン〉

ゼフィルス

ゲーム知識を活かして最効率の攻略や指導を行う人物となっている。選択授業で臨時講師を務め、期末試験では満点を記録する。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・ギルドマスター。【勇者】。

・物語内での具体的な行動や成果  下部組織〈アークアルカディア〉を創立させた。Dランク昇格試験のギルドバトルで陣頭指揮を執り勝利を収めた。期末試験にて900点満点を獲得して学年1位となった。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが75へ到達しカンストを迎えた。ギルドをDランクへ昇格させた。

シエラ(シエラ・マルグリット)

真面目で責任感が強い伯爵令嬢となっている。サブマスターとしてギルドのスケジュール管理や実戦でのタンク役を果たす。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・サブマスター。【盾姫】。

・物語内での具体的な行動や成果  苦手科目表を作成して勉強会を提案した。昇格試験で敵の攻撃を防ぎ切った。〈白牙のカイトシールド〉を装備に加えた。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが75へ上がりカンストを達成した。期末試験で890点を記録して学年3位となった。

ラナ(シーヤトナ王国第三王女)

明るく負けず嫌いな第三王女となっている。強力な攻撃魔法や回復魔法を駆使して戦線を支える。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【聖女】。

・物語内での具体的な行動や成果  昇格試験で相手のギルドマスターを魔法で討伐した。宝箱から〈慰安のタリスマン〉を獲得した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが75へ増加しカンストに達した。期末試験で840点を獲得して40位に入った。

エステル

忠誠心が強く礼儀正しい姫騎士となっている。前線の主力および馬車の操縦役を担当する。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【姫騎士】。

・物語内での具体的な行動や成果  昇格試験にて前衛で戦闘に参加した。アイギスからの相談を受けてアドバイスを送った。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが75へ上昇しカンストを完了した。期末試験で815点を取得して120位となった。

カルア

無口で素早い猫人の少女となっている。索敵や移動速度を活かして相手を乱す。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【スターキャット】。

・物語内での具体的な行動や成果  昇格試験にてゼフィルスと共に先陣を切って走った。敵の進路を遮断して有利な展開を作った。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが75に到達してカンストした。

リカ

凛々しく生真面目な姿勢を見せる侯爵家の四女となっている。二刀流を駆使してアタッカーやタンクを務める。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【姫侍】。

・物語内での具体的な行動や成果  昇格試験で敵の魔法攻撃を受け流した。ボス戦で〈名刀・猫鈴華〉を獲得した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが75へ増えてカンストした。

ハンナ

素直な性格でゼフィルスを信頼する幼馴染となっている。ギルドの生産面や生活面を一手に引き受ける。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【錬金術師】。

・物語内での具体的な行動や成果  アルルの要望に応じて短時間で大量の加工油を錬金した。新部屋に錬金工房を整備した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが73へ到達した。

セレスタン

優秀で落ち着いた物腰を持つ執事となっている。事務処理や配膳、勉強会の講師を務める。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【バトラー】。

・物語内での具体的な行動や成果  下部組織の移籍手続きやギルド部屋のお引越しを処理した。テスト発表日に順位表を控えてゼフィルスへ渡した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが50へ成長した。期末試験で894点を記録して学年2位となった。

シズ

丁寧な言葉遣いでラナに仕える侍女となっている。両手銃を扱い状態異常の付与や遠距離支援を行う。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【戦場メイド】。

・物語内での具体的な行動や成果  昇格試験で『閃光弾』を発射して敵に〈盲目〉を付与した。ラナのテスト勉強を監督した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが75へ伸びてカンストした。期末試験で831点を獲得して50位となった。

パメラ

明るく独特な語尾で話す護衛の少女となっている。忍者スキルによる妨害や回避攻撃を担当する。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【女忍者】。

・物語内での具体的な行動や成果  昇格試験で『忍法・影縫い』や『暗闇の術』を用いて敵の動きを止めた。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが75へ上昇してカンストを果たした。

ルル

幼い容姿と高い戦闘能力を持つ子爵家の令嬢となっている。デバフや高火力スキルで敵を圧倒する。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【ロリータヒーロー】。

・物語内での具体的な行動や成果  昇格試験で『ロリータタックル』を打ち込み先頭の敵を崩した。レアボス戦で『ヒーローは負けないんだもん』を発動して威力を跳ね上げた。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが75へ増加しカンストした。

ケイシェリア(シェリア)

落ち着いた態度を見せる知識豊富なエルフの少女となっている。精霊を呼び出して属性魔法を放つ。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【精霊術師】。

・物語内での具体的な行動や成果  昇格試験やボス戦で光の大精霊『ルクス』や氷の大精霊『グラキエース』を召喚した。ルルの勉強指導を担当した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが75に到達してカンストした。期末試験で860点を取得して16位に入った。

ヘカテリーナ(リーナ)

高い知性と上品な品格を備えた公爵家の息女となっている。全軍の参謀や交渉役を務める。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【姫軍師】。

・物語内での具体的な行動や成果  下部組織の設立手続きや調整に携わった。勉強会にて他のメンバーの学習を補佐した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが60へ達した。期末試験で870点を記録して9位となった。

メルト

威厳ある話し方をする伯爵家の長男となっている。魔法アタッカーを務めつつ勉強会の講師を担当する。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【賢者】。

・物語内での具体的な行動や成果  友人であるレグラムへ〈アークアルカディア〉の募集情報を教えた。パメラの勉強指導を行った。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが60へ上昇した。期末試験で884点を取得して6位に入った。

ミサト

親しみやすく明るい兎人の少女となっている。ヒーラーを務めつつスカウト業務を遂行する。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈エデン〉・メンバー。【セージ】。

・物語内での具体的な行動や成果  ニーコやカイリをスカウトして下部組織への加入を取り付けた。過去問の収集を手配した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが60へ成長した。期末試験で862点を獲得して15位となった。

ギルド〈アークアルカディア〉

アイギス

真面目で品格を備えた2年生の女性騎士となっている。〈転職〉を経て新たな成長を目指す。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈アークアルカディア〉・ギルドマスター。【姫騎士】。

・物語内での具体的な行動や成果  下部組織のリーダーに就任して自己紹介を行った。〈道場〉やダンジョンでの特訓を重ねた。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  【姫騎士】として職業レベル31まで成長した。

ノエル

明るく朗らかな性格を持つ「男爵」の令嬢となっている。高い歌唱スキルで仲間を強化・回復する。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈アークアルカディア〉・メンバー。【歌姫】。

・物語内での具体的な行動や成果  大面接を突破して下部組織へ正式加入した。祝賀会で手堅い挨拶を交わした。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが42に到達した。期末試験で754点を記録して289位となった。

ラクリッテ

緊張しやすく控えめな狸人の少女となっている。両手盾を用いた高い防衛能力を誇る。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈アークアルカディア〉・メンバー。【ラクシル】。

・物語内での具体的な行動や成果  ノエルと共に下部組織の初期メンバーとして活動に参加した。〈道場〉での育成を経てレベルを伸ばした。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが42へ上昇した。期末試験で786点を獲得して233位に入った。

サチ

元気で親しみやすい「街人」の少女となっている。仲良し3人娘のリーダーとして前線で戦う。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈アークアルカディア〉・メンバー。【魔剣士】。

・物語内での具体的な行動や成果  パーティ〈お姫様になりたい〉を率いて大面接に応募し合格した。ハンナの作った料理を絶賛した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが24から31へ伸びた。

エミ

ボブヘアーで明るい「町人」の少女となっている。魔法攻撃やバフ、回復をこなす。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈アークアルカディア〉・メンバー。【魔本士】。

・物語内での具体的な行動や成果  サチやユウカと共に下部組織へ合流した。レベリングチームで回復役を担当した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが24から31へ増加した。

ユウカ

落ち着いた雰囲気を持つ「街人」の少女となっている。強力な遠距離物理攻撃を行う。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈アークアルカディア〉・メンバー。【魔弓士】。

・物語内での具体的な行動や成果  3人娘で結束してダンジョン探索に励んだ。ハンナへ料理の指導を求めた。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが24から31へ向上した。

ニーコ

のんびりとした口調で話す「街人」の少女となっている。アイテムの研究を目的としドロップ補正を提供する。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈アークアルカディア〉・メンバー。【コレクター】。

・物語内での具体的な行動や成果  ミサトのスカウトを受けて加入を承諾した。ゼフィルスのキャリーを受けて初級ダンジョンを踏破した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが11から22へ伸びた。ギルドバトルへの参加辞退を表明した。

カイリ

スポーツ女子風の爽やかな「町人」の少女となっている。ダンジョン道中における罠解除や宝箱の探知を担当する。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈アークアルカディア〉・メンバー。【シーカー】。

・物語内での具体的な行動や成果  Eランクギルドから移籍して下部組織へ入った。探索特化スキルを活用して素材の回収を補助した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが13から22へ上がった。

アルル

関西弁風の訛りで話す「ドワーフ」の少女となっている。鍛冶特化型の生産職として武器の作製・メンテナンスを担う。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈アークアルカディア〉・メンバー。【炎雷鋼ドワーフ】。

・物語内での具体的な行動や成果  マリーの紹介を経てギルドへ加入した。新しいギルド部屋に自分専用の鍛冶工房を割り当てられた。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが11から24へ成長した。

レグラム

マッシュウルフの髪型をした「男爵」の男子生徒となっている。前衛アタッカーを務め、高い学力を発揮する。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈アークアルカディア〉・メンバー。【花形彦】。

・物語内での具体的な行動や成果  過去のアドバイスへの感謝から面接に応募して採用された。勉強会でハンナの家庭教師を務めた。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  職業レベルが22から32へ伸びた。期末試験で885点を記録して5位となった。

ギルド〈花の閃華〉

アミ

女子のみで構成されたギルドを束ねる3年生となっている。ゼフィルスを自分のギルドへ引き込もうと計画を立てる。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈花の閃華〉・ギルドマスター(3年生)。

・物語内での具体的な行動や成果  Dランク昇格試験の相手役を引き受けた。決闘戦中に3度退場させられた。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  Dランクギルドのリーダーとして試験監督を務める。

〈花の閃華〉のメンバーたち

剣や刀を愛用する女子生徒たちの集団となっている。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈花の閃華〉・メンバー(2年生・3年生集団)。

・物語内での具体的な行動や成果  昇格試験で10人編成のチームを組み本拠地アタックを仕掛けた。〈エデン〉の待ち伏せや反撃を受けて敗北した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  学園から信頼されるDランクギルドとして活動する。

国立ダンジョン探索支援学園本校(迷宮学園)教職員・関係者

フィリス・リアクトネー(フィリス・リアクトネー侯女)

真面目な姿勢で生徒の指導にあたる女性教諭となっている。

・所属組織、地位や役職  国立ダンジョン探索支援学園本校・教諭。1年1組担任。

・物語内での具体的な行動や成果  ホームルームで期末試験のスケジュールや注意事項を周知した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  1組の担任を務める。

ラダベナ(〈轟炎のラダベナ〉)

厳しくも頼りになるベテラン女性教員となっている。

・所属組織、地位や役職  国立ダンジョン探索支援学園本校・教員。1年1組副担任。

・物語内での具体的な行動や成果  ホームルームで赤点時の補習ペナルティを語り警告した。実技試験で〈バトルウルフ〉討伐を評価した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  実技試験の監督を担当する。

セルマ

非常に熱心に〈育成論〉の講義を受ける2年生の女子生徒となっている。

・所属組織、地位や役職  迷宮学園・2年生生徒。【錬金術師】。

・物語内での具体的な行動や成果  講堂の最前列中央に座り熱心に質問を行った。質問タイムの進行をスムーズに助けた。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  ゼフィルスの講義の熱心な受講者として知られる。

ギルド〈ワッペンシールステッカー〉

マリー

関西弁で話し商魂あふれる二年生の少女となっている。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈ワッペンシールステッカー〉・メンバー(二年生)。【魔装束職人】。

・物語内での具体的な行動や成果  〈ダッシュブーツ〉の追加注文に対応して納品した。同郷のアルルをミサトへ紹介した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  C通りの店舗で買い取り窓口を務める。

ギルド〈私と一緒に爆師しよう〉

レンカ(レンカ先輩)

親しみやすく商売上手な二年生となっている。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈私と一緒に爆師しよう〉・サブマスター(二年生)。【爆師】。

・物語内での具体的な行動や成果  ゼフィルスから依頼された〈笛〉の回数回復を処理した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  道具の回復技術を提供する。

ギルド〈天下一大星〉

サターン

プライドが高いが勉強に苦戦する男子生徒となっている。

・所属組織、地位や役職  ギルド〈天下一大星〉・ギルドマスター。【大魔道士】。

・物語内での具体的な行動や成果  テスト前に落ち込んだ様子でゼフィルスへ話しかけようとした。授業欠席の影響で赤点となり補習対象となった。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  1組で補習を受けることになった。

その他の学園生徒・関係者・集団

ミュー

控えめな態度を見せるが高い実力を秘めた少女となっている。

・所属組織、地位や役職  迷宮学園・戦闘課1年1組生徒。【ハードレンジャー】。

・物語内での具体的な行動や成果  大型の銃を用いて実技試験を単独で突破した。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  ノーカテゴリーで職業レベル48を誇る。

王女親衛隊

ラナ王女を熱心に応援する生徒集団となっている。

・所属組織、地位や役職  迷宮学園・生徒集団。

・物語内での具体的な行動や成果  アリーナの観客席からラナへ向けて熱い声援を送った。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  王女の活躍を称える。

黒装束の集団

一丸となって王女を追う不気味な生徒集団となっている。

・所属組織、地位や役職  迷宮学園・生徒集団。

・物語内での具体的な行動や成果  観客席の特定のエリアに集まり王女コールを叫んだ。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  王女の周りで目撃される。

講堂の最前列女子たち

ゼフィルスの授業を熱心に受けるファン層の女子生徒集団となっている。

・所属組織、地位や役職  迷宮学園・1年生女子生徒集団。

・物語内での具体的な行動や成果  特製の横断幕を作成して昇格試験の応援に駆けつけた。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  ゼフィルスへ声援を送る。

アリーナ会場の観客たち

昇格試験の行方に強い関心を寄せる生徒たちの集団となっている。

・所属組織、地位や役職  迷宮学園・在校生集団。

・物語内での具体的な行動や成果  会場の客席を埋め尽くし〈エデン〉の戦術や勝利に歓声を上げた。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  試合の熱気を受け止める。

誰でもチャット掲示板の投稿者たち

学園内の情報や噂について議論を交わす生徒集団となっている。

・所属組織、地位や役職  迷宮学園・生徒集団。

・物語内での具体的な行動や成果  〈エデン〉の下部組織設立やDランク昇格、期末試験 Resultsについて書き込みを行った。

・ステータスの変化、職の昇進、影響力、特筆事項  学園内の情報発信を担う。

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まとめ
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展開まとめ

第1話 試験対策とスケジュールを練ろう!

期末試験と夏休みの計画

ダンジョン週間が終わった月曜日、シエラはゼフィルスに期末試験が近づいていることを伝えた。赤点を取れば夏休みに補習を受けなければならず、ダンジョン探索にも支障が出るため、ゼフィルスはギルド内で勉強会を開くことを考えた。

一方、期末試験の前後にはダンジョンに入れない期間があった。ゼフィルスはその制約を踏まえ、〈エデン〉のDランク昇格試験、下部組織の設立、メンバーの育成を進めるため、夏休みまでの活動予定を組み立てた。

第2話 掲示板を賑わせた〈エデン〉の動向

学園の掲示板では、〈エデン〉に関する新たな情報が話題となった。急速に実績を積み重ねる一年生ギルドの動きは上級生にも影響を与えており、調査を進める者や、その行方を気にする者たちが書き込みを交わした。

第3話 苦手科目表? あの、これって個人情報……

勉強会の準備と苦手科目の把握

ゼフィルスは下部組織の設立やDランク昇格試験に加え、期末試験への対策を進めた。夏休みを補習で失わないよう、メンバーの苦手科目を把握し、必要な勉強を支援することにした。王女であるラナも成績を落とすわけにはいかず、試験勉強に取り組む姿勢を見せた。

装備の売却とギルド資金

ゼフィルスは不要になった装備をマリー先輩のもとへ持ち込み、買い取りを依頼した。〈金箱〉から得られた装備は高く評価され、〈銀箱〉産の装備にも需要があったため、〈エデン〉の資金はさらに増えた。

第4話 下部組織創立! よし、歓迎会を始めよう!

〈アークアルカディア〉の発足

面接で採用を決めた候補者たちの移籍交渉と手続きが完了し、〈エデン〉の下部組織が正式に発足した。優秀な人材を確保するための費用も必要だったが、ゼフィルスは将来への投資として受け入れた。

新たなメンバーには戦闘職以外の人材も多く、それぞれの能力を生かした活動が期待された。ゼフィルスは一人ずつ迎え入れ、〈エデン〉との関係や今後の活動について説明した。

新メンバーの歓迎会

設立後には歓迎会が開かれ、既存メンバーと新加入者たちが交流した。〈エデン〉で大切にされている〈幸猫様〉についても紹介され、新メンバーはギルド独自の雰囲気に触れた。

第5話 下部組織設立への反響

掲示板では、〈エデン〉が下部組織を設立したことが話題となった。急速に規模を広げるギルドへの驚きや、加入した人材への関心が集まり、学生たちは期待と羨望を交えて議論を続けた。

第6話 〈アークアルカディア〉メンバーの育成開始!

新メンバーの実地育成

歓迎会の翌日、ゼフィルスは〈アークアルカディア〉のメンバーを連れてダンジョンへ向かった。Dランク昇格試験と期末試験が迫り、まとまった指導時間を確保できる機会は限られていたため、早い段階で育成方針を伝える必要があった。

ノエルとラクリッテは新メンバーの中でも高いレベルに達しており、ニーコやカイリは宝箱にも強い関心を示した。ゼフィルスはそれぞれの特徴を見ながら、ダンジョンでの行動や戦力の伸ばし方を指導した。

装備の調達と自主訓練

ダンジョン探索後、ゼフィルスはマリー先輩の店を訪れ、依頼していた〈ダッシュブーツ〉を受け取った。〈アークアルカディア〉のメンバーとマリー先輩の顔合わせも済ませ、今後の装備調達につながる関係を整えた。

さらに、ゼフィルスは育成方針を記した〈最強育成論〉のメモを配布した。新メンバーたちはそれを参考に、各自でのダンジョン探索やスキル、魔法の訓練を進めることになった。

第7話 最前列の女子より前にいる、只者じゃない先輩。

育成論の授業と昇格試験の応援

金曜日、ゼフィルスは臨時講師を務める〈育成論〉の授業を終えた。生徒たちはその日に〈エデン〉のDランク昇格試験が行われることを知っており、授業後も関心を寄せた。

前列に座る女子生徒たちは応援を表明し、横断幕まで用意していた。ゼフィルスは声援に応え、試験へ向かった。錬金術師のセルマ先輩も積極的に接近し、彼に強い関心を示していた。

第8話

一年生ギルドの昇格試験

掲示板では、一年生の〈エデン〉が早くもDランク昇格試験に挑むことが大きな話題となった。六月の段階での挑戦は異例であり、上級生たちはその成長速度に驚いた。

試験会場や対戦形式についても情報が集まり、観戦を楽しみにする学生たちの期待が高まった。

第9話 〈四角形(障害物有り)〉フィールド。

特殊なギルドバトル会場

Dランク昇格試験の会場は、これまでのギルドバトルとは異なる障害物付きの四角形フィールドだった。観客席が戦場を分断するように配置され、通行できる場所が限られていたため、部隊の移動経路や拠点の確保が重要となった。

試験には城の占領による得点のほか、戦闘不能になった選手の交代や、得点を消費した復活などのルールも存在した。ゼフィルスは地形と規則を把握し、〈エデン〉の戦力なら十分に勝てると考えた。

第10話 とてもカンペキ(笑)なイチコロ計画進行中?

対戦相手の思惑

昇格試験の対戦相手は、女子だけで構成されたDランクギルドだった。かつては男子も所属していたが、運営上の問題から全員が脱退し、女子ギルドとなっていた。

そのギルドは学園から一定の信頼を得ており、昇格試験の相手を任されていた。ギルドマスターは勇者であるゼフィルスを自分たちのギルドに迎え入れたいと考え、試験を利用して強い印象を残そうと企てた。

第11話 〈エデン〉Dランク昇格試験。ギルドバトル開始。

二手に分かれた拠点攻略

開始の合図とともに、〈エデン〉は二つの部隊に分かれて出撃した。シエラたちは中央東の巨城を、ゼフィルスたちは中央西の巨城を目指した。

障害物の多い地形では、敵の動きを読み、通路や拠点を押さえることが重要だった。〈エデン〉は事前に立てた方針に従って行動し、相手の妨害や待ち伏せに対応しながら占領を進めた。

圧倒的な戦力差

対戦相手は〈エデン〉の攻撃力と連携に翻弄された。ゼフィルスたちは相手の動きを封じ、シズの〈閃光弾〉なども使って優位を広げた。

相手側は一年生ギルドとは思えない強さに驚き、反撃の糸口をつかめなかった。試験終了時には〈エデン〉の十人が残り、相手側は三人となっていた。〈エデン〉はDランク昇格を決めた。

第12話

昇格試験を見守る学生たち

掲示板では、〈エデン〉のDランク昇格試験が実況されていた。観戦者たちは試合の展開に一喜一憂し、予想を超える戦力や戦術に驚いた。

〈エデン〉の勝利によってギルドの評価はさらに高まり、昇格で増える所属枠や今後の人員構成についても話題が広がった。

第13話 新しい部屋で祝賀会、みんなの席を回ろう~。

Dランクギルド部屋への移転

Dランクへの昇格を果たした〈エデン〉は、新たに割り当てられたギルド施設へ移った。石造りの四階建ての建物は、それまでの部屋とは規模も設備も異なっていた。荷物の運搬には〈空間収納鞄〉を利用できたため、引っ越しは円滑に進んだ。

昇格祝賀会とメンバーの交流

新しい施設では〈エデン〉と〈アークアルカディア〉のメンバーが集まり、昇格を祝う会が開かれた。ゼフィルスはオークションで手に入れた高価なリンゴジュースを振る舞い、参加者たちと交流した。

新加入者たちも先輩メンバーとの親睦を深め、ギルド内の関係を広げた。ゼフィルスは翌日からのダンジョン探索と、その後に控える期末試験を見据えながら、祝賀会を楽しんだ。

第14話 カンストへの道。カンストラッシュ始まる!

新施設の整備と育成方針

ゼフィルスは広くなったギルド施設を有効活用するため、生産用の部屋を整備することにした。〈中級錬金セット〉を注文し、錬金作業を行える工房の準備を進めた。

Dランクへの昇格によって〈エデン〉の所属人数も増え、育成の幅が広がった。ただし、期末試験で赤点を取った者は昇格の対象から外す方針を伝え、下部組織のメンバーにも勉強の重要性を徹底した。

〈バトルウルフ〉との戦闘

週末、ゼフィルスたちは〈バトルウルフ〉を狩るためにダンジョンへ向かった。レベルの上限を目指すメンバーたちは、強敵との戦闘を通して経験値を獲得していった。

戦闘ではシェリアが光の大精霊〈ルクス〉を呼び出し、光魔法による攻撃や味方への支援を行った。カルアも敵の攻撃を巧みに回避し、戦闘に貢献した。

〈猫ダン〉での苦戦を経て成長した一行にとって、今回の戦闘は比較的余裕のあるものとなった。討伐後には複数の〈銀箱〉が出現し、装備や素材の獲得にもつながった。

第15話 〈幸猫様〉いつもいつもありがとうございます!

〈ビューティフォー現象〉と宝箱

ボス討伐後、ゼフィルスたちは〈ビューティフォー現象〉に遭遇した。幸運な宝箱の出現に、ゼフィルスは〈幸猫様〉への感謝を表した。

期末試験が始まればしばらくダンジョンに入れなくなるため、一行は貴重な機会を逃さず宝箱の開封を楽しんだ。ラナはゼフィルスを呼び寄せ、カルアはリカに宝箱を勧めるなど、メンバーたちは期待を膨らませた。

シエラの新しい盾

宝箱からはさまざまな装備が現れ、その中には高性能な盾も含まれていた。紫を基調とした盾は、シエラが使っているものを上回る性能を持ち、上級中位ダンジョンでも通用するほどの品だった。

装備更新の必要性を感じていたシエラは、新しい盾を使うことに決めた。〈エデン〉は強敵の討伐だけでなく、今後の探索に備えた戦力強化にも成功した。

第16話 楽しかった土日は終わり、試験期間が始まる!

週末の戦利品

〈バトルウルフ〉狩りでは、さらに強力な第四形態との戦闘も行われた。黒く変化した敵からは、白や光、聖に関係する装備などが手に入った。

宝箱には複数の品が収められており、生産に関係する装備も獲得した。すぐには使い道のない品もあったが、ゼフィルスは今後の利用方法を検討することにした。

期末試験への集中

楽しかった週末が終わると、〈エデン〉のメンバーたちは試験勉強に集中した。学園の一組は授業の難易度が高く、成績を維持するには十分な準備が必要だった。

ゼフィルスは勉強に苦戦する仲間を支援したが、ラナやハンナが夜に彼の部屋を訪れたことから騒動も起こった。その結果、シズによって夜間のゼフィルスの部屋への出入りが禁止された。

第17話 テスト期間の5日間~。3日座学、2日実技~。

三日間の座学試験

準備期間を終え、五日間の期末試験が始まった。最初の三日間は座学試験であり、難しい問題に苦しむ学生も多かった。ゼフィルスは〈ダン活〉で蓄えた知識を生かし、試験に臨んだ。

二日間の実技試験

四日目からは実技試験が始まり、一組の学生たちには高い能力に見合った難度の課題が与えられた。〈バトルウルフ〉との戦闘では、苦戦しながら勝利するパーティも現れた。

別の課題では、指定されたモンスターから必要な素材を集めることが求められた。学生たちはモンスターの知識を頼りに対象を見極めなければならず、誤った敵を倒せば得点を得られなかった。パーティ編成にも規則があり、ゼフィルスたちは条件を守りながら試験を進めた。

第18話 テストが終わればお疲れ様の打ち上げだ!!

試験終了後の〈猫ダン〉探索

期末試験が終わると、ゼフィルスたちはダンジョン探索を再開した。ラナやカルアも意欲を見せ、一行は〈猫ダン〉で〈ニャブシ〉を狩ることにした。

探索中には〈金箱〉が現れ、メンバーたちは試験後の解放感とともに宝箱の獲得を喜んだ。ゼフィルスは〈アークアルカディア〉のメンバーにも〈幸猫様〉と〈仔猫様〉への感謝を忘れないよう伝えた。

期末試験の成績発表

その後、期末試験の成績が発表された。〈エデン〉と〈アークアルカディア〉には赤点を取った者がおらず、ゼフィルスは勉強会の成果に安堵した。

新メンバーたちもそれぞれ試験を乗り切り、夏休みの補習を避けることができた。これにより、ギルドは予定していた育成やダンジョン攻略を進められる状態となった。

第19話

期末試験をめぐる掲示板の騒動

学園の掲示板では、期末試験中から試験後にかけて、学生たちの成績や出来事が話題となった。座学や実技に対する反応に加え、〈エデン〉の動向にも関心が集まった。

書き込みには上級生や下級生が入り交じり、情報交換や冗談を交えたやり取りが続いた。

第20話 みんなテストお疲れ様! 今後のギルドの方針を決めよう!

ギルド全体の方針決定

放課後、〈エデン〉と〈アークアルカディア〉のメンバーたちはDランクギルド施設に集まった。全員が赤点を回避したことで、夏休みに向けた活動を予定どおり進められることになった。

ゼフィルスとシエラはメンバーに今後の方針を伝え、ギルドのさらなる成長を目指した。Dランクへの昇格で広がった所属枠や新施設を活用し、戦闘職だけでなく生産職や支援職の育成も進めることになった。

ハンナの錬金技術と生産職の交流

新施設では、生産に携わるメンバー同士の協力も進んだ。ハンナの錬金技術は周囲の予想を大きく上回っており、鍛冶に使う加工油の製作を依頼された際には、短時間で大量に用意して関係者を驚かせた。

その能力は〈エデン〉の生産活動を支える大きな力となり、新加入者たちにも強い印象を残した。

新たな仲間たちとの関係

ノエル、ラクリッテ、アイギス、レグラムら新たな仲間たちは、〈エデン〉の環境やメンバーとの交流を通じて、少しずつ居場所を築いていった。

既存メンバーも彼らを迎え入れ、〈アークアルカディア〉とのつながりを深めた。ゼフィルスたちは期末試験とDランク昇格という大きな節目を乗り越え、夏休みのダンジョン攻略に向けて活動を続けることになった。

ダン活08レビュー
まとめ
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