小説「前略、山暮らしを始めました。1 」感想・ネタバレ

主人公の佐野。
幼馴染と婚約していた。
式場も予約して、結婚式の日取りも決まっていた。
だが結婚する前にちょっとだけ留学したいと彼女が言って。
式の準備を本格的に始める前に帰ってくるように一月ぐらいの短期留学に出たらしいが、、
そうしたら彼女は帰ってこなかった。
もっと学びたい。
世界は広かった。
向こうで大学に入りたいと言い出し。
結婚はなかったことにしてくれと言われる。

結婚目前でフラれた。

ご近所はもちろん、職場にも結婚のことは知られていたので居場所が無くなってしまい。

何もかも捨て二束三文の山を買い取り暮すことになった。
お供に村の夏祭りで買ったカラーヒヨコを3羽買って育てていたら、、、

ヒヨコが大きくなり、外で餌を啄みながら。

マムシを捕まえ、、、

遂には、イノシシを捕まえ、、、

終いには、街で問題になっていたハブを捕まえにニワトリが部隊が出動してハブを駆除しまくる。
生活はニワトリたち振り回されながら充実している。

隣山の女性、桂木さん
桂木さんはここに来る前は彼氏と同棲していたらしい。
付き合っている間は優しかったが、同棲したら彼氏が暴力をふるうようになった。
このままでは殺されてしまうと思い実家へ逃げ帰ったら、追いかけてきて警察沙汰になった。

彼氏の親が口止め料として高額な慰謝料を払った。
そのお金でこの山を買い、引きこもって暮らすことにした。
それが約二年前の事らしい。
夏祭りに買ったトカゲが大きくなってどう見てもドラゴンになっている。
西の山のイケメン相川さんが非常に気になるらしい。
佐野？
圏外だって。

西の山の住人、イケメン相川さん。

同じ職場の女性だったらしいが。
いつのまにか彼氏ってことにされてて、勝手に合鍵を作られて家の中を物色されたりするようになった。
さすがに仕事にも支障が出てきたので上司に相談。
上司がその女性と直接話をしたら女性は逆上したらしい。

結局警察沙汰になり会社にいづらくなったのだとか。
株で多少儲けていたので思い切って仕事を辞め、知り合いの伝手を頼ってこの山を買ったらしい。

狩猟免許を取ったり山の手入れをしている間は無心になれたが、寂しくなって夏祭りの宴日でヘビを買ったら、、
1匹は上半身女性のラミアとなり。
もう1匹は普通に大きくなっているらしい。
好きな食べ物はザリガニ。
アメリカザリガニが特に良いらしい。

最後までお読み頂きありがとうございます。

前略、山暮らしを始めました。（1）

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浅葱/しの KADOKAWA 2022年12月09日