第七王子 2巻レビュー
第七王子 まとめ
第七王子 4巻レビュー
どんな本?
「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」は、謙虚なサークル 氏による日本のライトノベル。
この作品は小説投稿サイト「小説家になろう」で2019年10月31日から連載され、2020年7月2日からは講談社ラノベ文庫より刊行されている。
物語は、血筋と才能に恵まれず非業(?)の死を遂げた凡人の魔術師が、強い魔術の血統を有する王国の第七王子に転生し、気ままに魔術を極める無双ファンタジー。
主人公のロイドは、前世の知識と記憶と魔術への執念を武器に、恵まれた環境で魔術を学び、自由気ままに生きることを選ぶ。
アニメ化もされており、2024年4月1日からテレビ東京系列などで放送されてる。
ロイドの無双ライフや魔術の研究、周囲の個性豊かなキャラクターたちの活躍が描かれている。
読んだ本のタイトル
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 3巻
著者:謙虚なサークル 氏
イラスト:メル。 氏
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あらすじ・内容
次のターゲットは神聖魔術!
コミカライズもますます絶好調!
サルーム王国の第七王子・ロイド。王位継承から遠い第七王子とい う立場を利用し、魔術の粋を極めるべく研究に没頭、するはずが、 王宮の地下に封印されていた魔人・グリモワールを従え、付与魔術 を駆使して魔剣を量産し、さらには魔人を越えた存在――魔族をも 倒してしまう。そんなロイドが次に興味を持ったのは、神の奇跡を 術式で再現し行使する、神に仕えるものだけが使用できる魔術―― 『神聖魔術』。だが、ロイドは幼い頃に神聖魔術を学ぼうとして、 教会から出入り禁止の処分を受けていた! 改めて神聖魔術を学ぶ ために、教会との親交が深い第四王女、サリアの元を訪れる――! マガポケオリジナル連載で圧倒的人気No.1! 今日も魔術を極めます!
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます3
感想
サルーム王国の第七王子、ロイド=ディ=サルームは、前世では平民の魔術師だった。
現在は、魔術の研究に生きがいを見つけている。
彼の使い魔である魔人のグリモワールと、かつて暗殺者ギルドに所属していたレンという少女から、暗殺技術や魔力遮断の技術を学んでいる。
ある日、ロイドはレンから新たな魔術技術を学び、さらなる魔力の効率的な使い方を模索していた。
教会からは出禁となっていたロイドだが、神聖魔術に興味があったため、第四王女サリアの協力を得て、教会への再入場を試みる。
教会の中で、ロイドは神聖魔術の存在に魅了され、それを自らも学びたいと思うようになる。
しかしそのためには、信徒としての務めを果たさなければならないと感じる。
その後、ロイドは天界に足を踏み入れ、天使ジリエルと出会う。
神聖魔術を教わりたいロイドだったが、ジリエルはロイドが魔人を宿していることを理由に、神聖魔術を授けることを拒否する。
しかし、ジリエルとの戦いを通じて、ロイドはジリエルに神聖魔術を教わることを条件に勝利する。
その結果、ジリエルはロイドの左手に憑依する形で契約を結ぶことになる。
ジリエルの計画は、本来の憑依よりもロイドの魔力の高密度によって変わってしまい、予期せぬ形での契約にロイドは戸惑う。
一方で、ロイドは神聖魔術を習得し、その使い方を試みながら、魔術の新たな発展を模索していく。
グール退治の依頼を受け、ロイドはレン、シルファ、シロを連れて冒険者ギルドへ向かう。
そこで彼らはグールが出現するデーン大橋へと進み、下水道を調査することになる。
下水道での戦闘を通じて、ロイドは神聖魔術を実戦で使い、さらに多くのグールを倒すことに成功する。
この冒険の中で、ロイドたちは教会の裏庭で神父に憑依していたレイスを発見し、イーシャが人質に取られる危機に陥る。
しかし、ロイドの魔術でイーシャを救出し、レイスを捕獲することに成功する。レイスの消滅後、タオとレンは黒幕を探すために動き出し、イーシャからパンケーキ屋への招待を受ける。
イーシャの戴冠式で、ロイドたちは新たな教皇としてイーシャを祝福する。ロイドはこの一連の出来事を通じて、魔術研究の新たな可能性を見出し、さらに研究に励む決意を新たにする。
この物語は、魔術研究に情熱を注ぐ一人の若き王子が、使い魔や新たに出会った天使と共に魔術の深淵を探求し、さまざまな冒険を経て成長していく様子を描いている。
新たな力と知識を手に入れ、人々を救いながら、ロイド自身も自由を全うする道を歩んでいる。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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第七王子 2巻レビュー
第七王子 まとめ
第七王子 4巻レビュー
考察・解説
神聖魔術の習得
本作におけるロイドの「神聖魔術の習得」は、彼の魔術への飽くなき探求心が天界にまで及び、新たな魔術体系とその応用技術を開拓していく非常に重要なエピソードである。その経緯と成果について解説する。
習得のきっかけと天界への到達
ロイドが神聖魔術に興味を持ったきっかけは、教会で行われたイーシャとサリアの演奏会である。
・イーシャの歌とサリアのピアノによって治癒効果を持つ神聖魔術が発動するのを目の当たりにし、ロイドは自らもそれを学びたいと強く考えた。
・その際、突如現れた天使ジリエルの視線を追いかけ、ロイドは空間転移を用いて直接天界へと足を踏み入れた。
天使ジリエルとの戦闘と契約
天界に到達したロイドは、ジリエルに神聖魔術を教わるよう直談判する。
・魔人(グリモ)を宿していることを理由に拒絶され、戦いを挑まれた。
・ジリエルは神聖魔術『光武』で攻撃するが、ロイドは火系統の上位・最上位魔術を駆使してそれを破壊した。
・戦いの末、魔力を消耗しきって力尽きかけたジリエルにロイドが魔力を与えて助けたことで、ジリエルは感銘を受け、神聖魔術を授ける契約を結んだ。
・ジリエルは密かにロイドの身体の完全支配を目論んでいたが、ロイドの異常に高い魔力密度に阻まれ、結果として彼の左手に口が付く形で憑依することになった。
神聖魔術の実験と研究の発展
契約後、ロイドはさっそく神聖魔術の実験を開始する。
・強大な魔力によって光の剣が異常に大きく禍々しい形状に巨大化してしまうなどのトラブルを経験しつつ、術式を修正していった。
・調査の結果、神聖魔術には「浄化」と「具現化」の二つの系統があることを突き止めた。
・しかし、天界の魔術言語で書かれているため術式の変更が困難であることに直面した。
・そこで彼は、領地で働く元暗殺者ギルドのメンバー(ガリレアたち)にジリエルを介して神聖魔術を授け、彼らを使って神聖魔術の新たな使用法や発展を模索するというアプローチをとった。
実戦での活用と教皇との決戦
実戦でのテストとして、ロイドは冒険者ギルドでグール退治の依頼を受けた。
・下水道での探索では、『陽光』でスライムやネズミの魔物を退治した。
・『光武』で作った光の剣にレンの毒の特性を付与するなど、魔術の組み合わせによる効果的な戦い方を見せた。
・さらに、神父に取り憑いていた霊体型の魔物(レイス)を強力な神聖魔術で追い出し、消滅させた。
物語の終盤における教皇ギタン(自身を「神魔生物」に改造した存在)との激闘でも、神聖魔術は重要な役割を果たした。
・相手の攻撃を無効化する『治癒光』や、浄化系統の『極聖光』を駆使して戦った。
・最終的には、ガリレアたちが発見した「相手が混乱している隙を突いて攻撃を無効化する技」の法則を活かした。
・狼狽えるギタンに『極聖光』を発動して見事に浄化し、勝利を収めた。
まとめ
この一連の出来事を通じて、ロイドは神聖魔術という新たな力を獲得し、仲間との協力によって実戦的な戦術へと昇華させることで、魔術師としての大きな成長を見せている。
天使ジリエルとの契約
本作におけるロイドと「天使ジリエルとの契約」は、彼が神聖魔術という新たな力を手に入れるための重要な転機であり、同時に彼の規格外な魔力が天界の存在すらも圧倒することを示すエピソードである。出会いから契約に至る経緯とその結末について解説する。
出会いと天界での衝突
ロイドが天界へ到達し、ジリエルと衝突するまでの経緯は以下の通りである。
・教会で行われたイーシャとサリアの演奏会で治癒効果を持つ神聖魔術を目の当たりにし、自分もそれを学びたいと考えた。
・その際、突如現れた天使ジリエルの視線に気づいた彼は、空間転移を使って直接天界へと足を踏み入れた。
・ジリエルに神聖魔術を教わりたいと直談判したが、ジリエルはロイドが魔人(グリモ)を身に宿していることを理由にこれを拒絶し、神聖魔術『光武』を発動して彼に戦いを挑んだ。
圧倒的な力と救済による契約
戦闘から契約に至る流れは以下の通りである。
・戦闘において、ロイドは火系統の上位魔術『炎烈火球』や最上位魔術『焦熱炎牙』を駆使し、ジリエルの光の剣を次々と破壊して圧倒した。
・激しい戦いの末、魔力を消耗しきって力尽きかけたジリエルに対し、ロイドは自らの魔力を与えて彼を助けた。
・このロイドの慈悲深い行動に感銘を受けたジリエルは、彼に神聖魔術を授けることを承諾し、正式に契約を結ぶことになった。
ジリエルの思惑と予想外の結末
契約の際、ジリエルには以下のような裏の目的があった。
・ロイドの身体に憑依することで彼の完全な支配を目論んでいた。
・ところが、ロイドの持つ魔力密度が異常に高かったため、ジリエルの目論見はあっさりと阻まれてしまった。
・結果として身体を乗っ取ることはできず、ロイドの「左手に口が付く」という奇妙な形で憑依することになってしまった。(ちなみに、右手には魔人グリモが宿っており、天使と魔人が両手に宿るという特異な状態になる)
まとめ
自身の計画が失敗したことに激しく動揺したジリエルは、同じくロイドに宿るグリモと言い争うなど戸惑いを見せた。しかし、ロイドが発動した神聖魔術が異常に巨大化するほどの強大な魔力を目の当たりにしたことで、最終的には彼に対する忠誠を新たに誓うことになった。その後は、神聖魔術の知識を提供したり、イーシャとサリアの仲睦まじい姿に大興奮したりと、ロイドの良き(そして少し騒がしい)使い魔として行動を共にしている。
イーシャの教皇就任
本作における「イーシャの教皇就任」は、前教皇の失脚による教会の混乱を収め、彼女自身の夢を実現するための重要なエピソードである。その経緯について解説する。
前教皇ギタンの失脚とロイドへの推戴
教会のトップであった教皇ギタンの失脚と、それに伴うロイドへの推戴の経緯は以下の通りである。
・教皇ギタンは、人間と魔物の合成実験という禁忌に手を染めており、自らを「神魔生物」へと改造していた。
・しかし、ロイドとの激闘の末に浄化されて改心し、教皇の座を退くことになった。
・この事件を解決したロイドは、信徒たちから「天の御使い」として讃えられ、次期教皇に推す声が上がった。
ロイドの打診とイーシャの決意
教皇に推されたロイドであるが、その後の展開は以下の通りである。
・魔術の研究に専念したいロイドは当然ながら教皇になるつもりはなく、シスターであるイーシャに教皇になってほしいとお願いをした。
・しかし、イーシャは自分自身が教皇にふさわしい存在だとは思えず、この提案を強く拒否してしまった。
・頑なに拒むイーシャのもとに、彼女の親友である第四王女サリアが現れた。
・サリアは過去の出来事を振り返りながら彼女を説得し、共に演奏を行った。
・この演奏を通じて、イーシャは「世界中の人々に自分の歌を届ける」という自身の本来の夢を思い出し、ついに教皇になることを受け入れた。
まとめ
その後、イーシャの戴冠式が盛大に行われ、彼女は新たな教皇として信徒たちから大歓声で迎えられた。この式典において、本来であれば前教皇であるギタンが行うべき役割は、理由は不明ながらもロイドが担当することになった。こうして新たな教皇が誕生し、教会は新たな一歩を踏み出すことになったのである。また、ロイド自身もこの一連の出来事を通じて魔術研究の奥深さを再確認し、次なる研究への意欲を高めている。
第七王子 2巻レビュー
第七王子 まとめ
第七王子 4巻レビュー
キャラクター紹介
ロイド=ディ=サルーム
前世では魔術師であり、現在は魔術の研究に没頭する少年である。第七王子として自由に行動し、周囲の人物や魔物と関わりを持つ。
・所属組織、地位や役職
サルーム王国・第七王子。冒険者。
・物語内での具体的な行動や成果
サリアの協力を得て教会への入場を果たす。天使ジリエルと戦って神聖魔術を習得した。冒険者ギルドでグール退治の依頼を受ける。下水道でレイスを退治し、神父を救出する。教皇ギタンと対峙し、彼を浄化した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
信徒たちから天の御使いと讃えられ、教皇に推す声が上がる。父王チャールズから王位継承権に関係なく自由に生きるよう言葉をかけられた。イーシャの戴冠式では前教皇の役割を担当する。
グリモワール
ロイドの使い魔である魔人だ。ロイドの魔術研究を支える存在となっている。ジリエルと複雑な関係を築く。
・所属組織、地位や役職
魔人。使い魔。
・物語内での具体的な行動や成果
ジリエルと言い争いを行う。ロイドの手腕に対して称賛の言葉を述べる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
特筆事項はない。
レン
元暗殺者ギルドに所属していた能力者の少女である。ロイドに暗殺技術を教える役割を担う。
・所属組織、地位や役職
元暗殺者ギルド。
・物語内での具体的な行動や成果
ロイドに魔力遮断の技術を教えた。グール退治に同行して光の剣に毒を乗せて戦う。教会に魔物を送り込んだ黒幕の捜索を開始した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
特筆事項はない。
サリア=ディ=サルーム
ロイドの姉であり、ピアノの演奏を行う。イーシャとは親しい友人関係にある。
・所属組織、地位や役職
サルーム王国・第四王女。
・物語内での具体的な行動や成果
ロイドの教会入場に協力した。教会でイーシャと共に演奏会を開催する。ロイドにピアノの特訓を行った。イーシャに対して教皇になるよう説得する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
特筆事項はない。
イーシャ
教会に所属し、歌を歌う女性だ。歌を通じて治癒の神聖魔術を発動させる。
・所属組織、地位や役職
教会・シスター。教皇。
・物語内での具体的な行動や成果
ロイドの教会入場のために神父を説得した。サリアと共に演奏会を行う。秘密の研究所に捕らわれるが、ロイドたちに救出された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
サリアの説得を受けて教皇になることを受け入れた。戴冠式を経て新たな教皇となる。
ジリエル
天界に住む天使である。神聖魔術『光武』を使用する。
・所属組織、地位や役職
天使。使い魔。
・物語内での具体的な行動や成果
ロイドに戦いを挑むが敗北した。彼に神聖魔術を授ける契約を結ぶ。教皇ギタンの存在をロイドたちに示唆した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ロイドの身体の支配を企てたが失敗する。結果としてロイドの左手に口が付く形で憑依することになった。
神父
教会に所属する人物だ。過去の出来事からロイドに出禁を言い渡していた。
・所属組織、地位や役職
教会・神父。
・物語内での具体的な行動や成果
ロイドの入場を拒否したが、イーシャたちの説得で受け入れる。レイスに憑依されて人質となった。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ロイドに救出され、彼に感謝の意を表す。
ガリレア
旧暗殺者ギルドのメンバーである。ロードスト領で働いている。
・所属組織、地位や役職
元暗殺者ギルド。
・物語内での具体的な行動や成果
ロイドから神聖魔術を授けられた。彼からラミィの世話を頼まれる。神聖魔術についての新しい発見をロイドに伝えた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
特筆事項はない。
シルファ
ロイドと行動を共にする女性だ。
・所属組織、地位や役職
詳細不明。
・物語内での具体的な行動や成果
ロイドたちと共にグール退治へ向かう。下水道で強力なグールと戦った。秘密の研究所に火をつけて証拠を隠滅する。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
特筆事項はない。
シロ
ロイドに同行する存在である。かわいらしい外見を持つ。
・所属組織、地位や役職
詳細不明。
・物語内での具体的な行動や成果
ロイドの教会入場の際、神父の説得に貢献する。グール退治の依頼に同行した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
特筆事項はない。
タオ
グール退治の依頼を受けて下水道を訪れた人物だ。
・所属組織、地位や役職
詳細不明。
・物語内での具体的な行動や成果
下水道でロイドたちと合流する。強力なグールと戦った。黒幕を探すために動き出す。秘密の研究所に火をつけた。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
特筆事項はない。
レイス
神父に憑依していた霊体型の魔物である。
・所属組織、地位や役職
魔物。
・物語内での具体的な行動や成果
神父を人質にしてロイドを脅す。ロイドの魔術によって結界に捕獲された。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ロイドの攻撃を受けて消滅する。
ギタン
教会を束ねる存在であり、人間と魔物の合成研究を行っていた。
・所属組織、地位や役職
教会・教皇。
・物語内での具体的な行動や成果
自身を神魔生物へと変えた。ロイドと激闘を繰り広げる。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ロイドの神聖魔術により浄化された。その後、自身の行いを深く反省し、ラミィの身体を元に戻すための取り組みを始める。
ラミィ
人間と魔物の合成実験の被害者である。ラミアの姿に変えられていた。
・所属組織、地位や役職
実験の被害者。
・物語内での具体的な行動や成果
秘密の研究所でロイドたちと戦闘を行う。正気に戻った後、自身が実験の被害者であることを明かした。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ロードスト領主邸に滞在する。研究所の資料を用いて元の姿を取り戻す方法を探ることになった。
チャールズ
サルーム王国の国王であり、ロイドとアルベルトの父だ。
・所属組織、地位や役職
サルーム王国・国王。
・物語内での具体的な行動や成果
ロイドを玉座の間に呼び出した。教会本部崩壊事件について彼に問い詰める。ロイドの行動を見間違いとして庇った。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
ロイドの自由を尊重し続けることを誓う。
アルベルト
ロイドの兄である。
・所属組織、地位や役職
サルーム王国・王子。
・物語内での具体的な行動や成果
玉座の間でロイドと対面する。彼の行動を支持した。
・地位の変化、昇進、影響力、特筆事項
特筆事項はない。
第七王子 2巻レビュー
第七王子 まとめ
第七王子 4巻レビュー
備忘録
ロイド=ディ=サルーム、ある国の第七王子で前世では魔術師だったが、現在は魔術の研究に没頭している。
彼の使い魔である魔人グリモワールは、ロイドが魔術研究に熱中する日々を支えている。
一方で、ロイドはレンという能力者で以前暗殺者ギルドに所属していた少女から暗殺技術を学んでおり、特に魔力遮断の技術に興味を示している。
この日、ロイドは魔力遮断の技術をさらに発展させ、一部の魔力だけを開放する技術をレンから学ぶ。
この新たな技術は、より効率的に魔力を使用することを可能にする。
また、ロイドは教会から出禁を受けているが、神聖魔術を学びたいと考えている。
彼は第四王女サリア=ディ=サルームの協力を得て、教会への再アクセスを試みる計画を立てる。
サリアは教会との関係が深く、彼女の助けを借りることで、ロイドは教会からの出禁を解除し、神聖魔術を学ぶ機会を得ようとしている。
ロイドがサリアの演奏を聴きながら、魔力集中の技術を修行する様子が描かれている。
この日の修行は、より精密な魔力制御を目指すロイドの努力を示している。
ロイド=ディ=サルームは、集中していたためサリアの存在を忘れてしまっていたが、彼女と再会し、教会に一緒に行くことになった。
サリアはロイドの名前を間違えるほど距離を感じさせるが、彼の願いをあっさりと受け入れた。
ロイドは魔術の修行を続けており、特に魔力遮断の技術に興味を持っていた。
一方で、ロイドは教会から出禁を受けていたが、神聖魔術を学びたいと考え、サリアの協力で教会への入場を試みる。
神父からは出禁の理由である過去の失態を責められるが、イーシャというシスターの説得とシロのかわいらしさによって、最終的には神父に信じてもらうことができた。
イーシャとサリアの演奏会に訪れたロイドは、神聖魔術の存在に興味を持つ。
イーシャの歌声とサリアのピアノの演奏により、
治癒の効果を持つ神聖魔術が発動されるのを目の当たりにし、それを自らも学びたいと考える。
そのためには、教会で信徒としての務めを果たす必要があると感じる。
しかし、突如現れた天使ジリエルの視線を追いかけ、空間転移を使って天界へと足を踏み入れる。
天界で出会った天使ジリエルに対し、ロイドは神聖魔術を教わりたいと直談判するが、ジリエルは魔人を宿したロイドに神聖魔術を授けることを拒否する。
ジリエルは神聖魔術『光武』を発動させ、ロイドに戦いを挑む。
ロイドはジリエルに勝利することで神聖魔術を教わることを条件に戦いに挑むことになる。
ロイドは天使ジリエルと戦いを繰り広げる。
ジリエルの使う神聖魔術『光武』は、光で形成された剣などの武具であり、ロイドはこの戦いを通じてその性質や能力に興味を持つ。
吸魔の剣を用いた攻撃ではジリエルの光の剣を解析できなかったものの、火系統の上位魔術『炎烈火球』と最上位魔術『焦熱炎牙』を使ってジリエルの光の剣を破壊する。
ジリエルは光の剣を再生させ、ロイドはさらに多くの神聖魔術を見せてほしいと望む。ジリエルはロイドを悪魔の子と呼び、戦いを続けることになる。
ジリエルとの戦いの末、ロイドはジリエルが消耗しきって力尽きかけるのを見て、魔力を与えて助ける。
これに感銘を受けたジリエルは、ロイドに神聖魔術を授けることを承諾し、契約を結ぶ。
しかし、ジリエルの計画は憑依による身体の完全支配だったが、ロイドの異常に高い魔力密度のため、結果的にはロイドの左手に口が付く形で憑依してしまう。
ジリエルは当初の計画が失敗したことに激しく動揺し、グリモとの間で言い争いが始まる。
一方、ロイドは神聖魔術を習得したものの、思わぬ形での契約の結果に戸惑うことになる。
ロイドはレンの魔力を目印に空間転移を使って演奏会の会場に戻り、イーシャとサリアに演奏の感謝を伝える。
ジリエルはイーシャとサリアに大興奮し、ロイドの中で奇妙な振る舞いを見せる。
ジリエルと契約して神聖魔術を習得したロイドは、その使用法を試みるが、剣が制御不能に巨大化してしまう。ロイドは急遽術式を修正し、部屋が破壊されることを防ぐ。
神聖魔術「光武」によって作り出された光の剣は、ロイドの強大な魔力を反映して異常に大きく禍々しい形状をしており、周囲を驚かせる。
ジリエルはロイドに対する忠誠を新たに誓い、グリモとジリエルの間では複雑な関係が見え隠れする。
ロイドは神聖魔術についての調査を進め、浄化と具現化の二つの系統があることを知る。
しかし、天界の魔術言語で書かれており、術式を変更しにくいことに直面する。
そこで、以前の功績で得た領地で働いている旧暗殺者ギルドのメンバーたちを使って、神聖魔術の新たな使用法を模索することに決める。
ロイドはガリレアたちにジリエルを介して神聖魔術を授け、それぞれが神聖魔術を使い始める。
ロイドは彼らの協力を得て、神聖魔術の発展を試みることにするが、このことは内密にしておくよう指示する。
ロイドは実戦で神聖魔術を使ってみたいと考え、以前タオがグール退治の依頼を受けたことを思い出す。
そこで冒険者ギルドへ行くことを決めるが、その際、シルファとシロが寂しそうにしているのを見つける。
レンの提案で、ロイドはためらいつつもシルファとシロを一緒に連れて行くことにする。
シルファが同行することで実験がやりにくくなる可能性を感じつつも、彼女を放置すると帰宅後の反応が悪くなることを懸念し、結局は彼女たちを誘うことに決める。
ロイドはシルファ、レン、シロを連れて冒険者ギルドに向かい、グール退治の依頼を受けることにする。
冒険者ギルドの受付嬢はロイドの来訪を大歓迎し、彼がDランクでありながらも実力が高いことを認め、Aランクへの昇進も期待している。
ロイドはグール退治の依頼をすべて受けることにし、それに対し受付嬢はロイドの能力を信じて特別扱いする。
その後、ギルド内でトラブルが発生するが、ロイドは神聖魔術『微光』を使って問題を解決し、浄化された男たちが態度を一変させて去っていく。
最後に、グール退治の依頼を確実にこなすために出発するロイドは、受付嬢からの注意も受けて注意深く任務に臨むこととなる。
ロイドたちは、グールが出現するデーン大橋へ向かい、その下にある排水溝を調査することにする。途中で魔物の痕跡を発見し、下水道の奥へ進む。
ロイドはレン、シルファ、シロに風系統魔術『微風結界』を施し、汚れから守る。
下水道内で、ロイドは神聖魔術『陽光』を用いてスライムとネズミの魔物を退治する。
レンは光の剣に自身の毒を乗せるが、効果は薄れる。代わりにロイドは『光武』で作った光の剣に毒の特性を付与し、グールを効果的に退治する。
その後、さらに多くのグールが現れ、彼らは数が多いために直接戦闘を余儀なくされる。
ロイドは戦闘の準備を整えながら、グールの群れとの対峙を迎える。
ロイドたちが下水道を調査していると、以前グール退治の依頼を受けていたタオと再会する。
タオもグール退治のため下水道に来ており、ロイドたちと合流して共にグールを倒すことになる。
しかし、戦いが進む中で異常なほど強いグールが現れ、タオとシルファはこのグールを巡って勝負をすることに。
最後に残った強力なグールをロイドが倒し、その過程で神父に取り憑いていたレイス(霊体型の魔物)が現れる。
ロイドは神聖魔術を用いてレイスを神父から追い出し、闇の外套で神聖魔術を防ぐレイスに対して、更に強力な神聖魔術で攻撃する。
最終的にロイドはレイスの防御を突破し、教会の裏庭で神父を救う。
レイスはその驚異的な魔力と技術に感服し、ロイドはレイスから情報を聞き出そうとするが、その瞬間新たな事態が起こりそうになる。
ロイドたちは教会の裏庭で、神父に憑依していた魔物「レイス」を発見し、イーシャが人質に取られる危機に陥る。
しかし、ロイドは魔術を巧みに使ってイーシャを救出し、レイスを結界で捕獲する。
レイスはロイドに対し、攻撃すれば神父も危害を加えると脅すが、ロイードは神父へのダメージを最小限に抑えつつ、レイスを魔術で攻撃する。
その結果、レイスは消滅し、神父は無事救われる。
イーシャと神父はロイドに感謝の意を表し、レイスの言葉から、魔物を送り込んだ「黒幕」の存在が示唆される。
タオとレンは黒幕を探すために動き出し、ジリエルはこの国の教会を束ねる教皇「ギタン」の存在を示唆する。
イーシャからのお礼として、ロイドたちはパンケーキ屋へと招待される。
パンケーキが大好きなロイドは、イーシャ、タオ、レン、シルファと共に店に向かう。
店には長い行列があったが、ロイードたちの存在を周りの人々が知ると、すぐに順番が回ってくる。
店内で彼らは美味しいパンケーキを堪能し、その場でたまたまサリアと再会する。
サリアは週末の演奏会の準備で来ており、彼女との会話から、教会に魔物を送り込んだ疑惑が教皇にあることが明らかになる。ロイドは演奏会に同行し、教皇の真意を探ることに。
さらにサリアとイーシャにより、ロイドは演奏会の前座を務めることになり、異議を挟む間もなく店を後にする。
ロイドはピアノの特訓を受け、サリアから演奏会の前座として演奏することになる。
特訓は成功し、サリアから合格点をもらうが、ロイド自身はサリアの演奏をコピーしているだけであり、オリジナリティを出すことには限界がある。演奏会の当日、ロイドたちは教会本部に向かい、ロイドは演奏を披露する。
観客は初めは戸惑うものの、ロイドの演奏に引き込まれる。ロイドは演奏中に神聖魔術『微光』を発動させ、観客席に潜む悪人がいないか確認するが、異変は起きない。
演奏後、サリアとイーシャはロイドの演奏を褒め称え、彼が成長する可能性を信じている。
しかし、ロイド自身は目的である教皇が黒幕かどうかの確認には至らなかった。
イーシャが失踪し、サリアがロイドたちに助けを求める。ロイードたちはイーシャを探し、下水道にある秘密の研究所で見つける。
この研究所では魔物を用いた怪しい実験が行われており、多数の魔物や研究資料が保管されていた。ラミアとの戦闘があり、ロイドたちはイーシャを救出し、研究所を発見する。
しかし、タオとシルファは研究所に火をつけて証拠を破壊し、ロイドは研究資料を調べる機会を失う。結局、彼らはイーシャを連れて城へと戻ることにする。
イーシャが城に無事戻り、サリアに迎えられる。ラミアとの戦闘で正気に戻った女性、ラミィは、ロイドたちに人間と魔物の合成実験の被害者だと明かす。
ロイドは彼女をロードスト領主邸に連れていき、彼女の世話をガリレアに頼む。
ラミィは研究所から持ち出した資料を使って自身の元の姿を取り戻す方法を探ることに同意する。
ガリレアはロイドに神聖魔術についての新しい発見を伝え、二人は情報を共有する。ロイドは城に戻り、物語は続く。
ロイドはジリエルと共に教会本部に忍び込み、教皇ギタンと対峙する。
教皇ギタンは自らの過去と魔物と人間の合成研究について語り、その研究の究極の成果として自身を「神魔生物」と呼ぶ存在に変える。
戦闘ではギタンが驚異的な再生能力を見せるが、ロイドはその再生能力に対し、術式が時代遅れになる問題点を指摘する。ギタンはその指摘に歯嚙みし、物語は続く。
ロイドは毒系統魔術『毒牙』でギタンに攻撃し、その再生能力を超える毒を体内に埋め込む。しかし、ギタンは自身の体温を上げて毒を分解し、回復する。
それに対抗してロイドは浄化系神聖魔術『極聖光』を用いてギタンを攻撃するが、ギタンはこれを防ぐ。
ギタンはアークビートルの甲殻やブラックドラゴンの特性を身に宿し、ロイドと激闘を繰り広げる。
ロイドは三重詠唱を試み、魔法の攻撃を続けるが、ギタンは人質を取って反撃しようとする。
最終的に、ロイドは神聖魔術『治癒光』を用いてギタンの攻撃を無効化し、戦いに勝利する。
ガリレアたちは戦闘訓練中に、相手の攻撃を無効化できる技を発見していた。
この技は相手が混乱している時にのみ有効で、相手が冷静であれば術式の破棄が容易であるため、限られた状況でのみ使えるという。
混乱し、戸惑い、狼狽えるギタンの隙をつき、ロイドは浄化系統神聖魔術『極聖光』を発動し、ギタンを浄化する。
ギタンの体の一部が『氷雪鋼牙』により凍結し、脳の一部が機能停止していたため、ロイドが先に動くことができた。ギタンは浄化され、安らいだ表情を浮かべて倒れ伏した。
ギタンが倒れ、周囲の信徒たちが安堵の声を上げ始める中、ロイドは空間転移でギタンを連れてロードスト領主邸へ移動した。
ガリレアは驚いた様子でロイドを迎え、着替えに行く。
ギタンは自分の行いを深く反省し、土下座で謝罪する。ラミィと再会したギタンは、彼女の身体を元に戻すことを決意し、ラミィも協力する意思を示す。
ギタンの浄化と改心により、魔物の研究とラミィの身体を元に戻すための新たな取り組みが始まる。
ガリレア、ジリエル、グリモからはそれぞれ感心や感謝の言葉が述べられ、ロイドの手腕が称賛される。
この一件で、ロイドの研究がさらに進むことが期待される。
数日後、ロイドは父王チャールズに呼び出され、玉座の間でチャールズとアルベルトと対面する。
密かに城を抜け出していたロイドに対し、チャールズは教会本部崩壊事件について問い詰める。
チャールズは既にロイドが教会に出向いていたことを知っており、教皇が何かを企んでいたとの情報を持っていた。
事件後、信徒たちはロイドを天の御使いと讃え、教皇に推す声も上がるが、チャールズはロイドに王位継承権に関係なく好きに生きるよう助言し、全て見間違いだとしてロイドを庇う。
アルベルトもロイドの行動を支持し、チャールズはロイドの自由を尊重し続けることを誓う。
この出来事を通じて、ロイドは王族として、また個人としての自由を確認し、研究に励む決意を新たにする。
数日後、ロイドはイーシャに教皇になってほしいとお願いするが、イーシャはこれを強く拒否する。
ロイドは信徒たちから教皇になってほしいと懇願されていたため、イーシャを説得しようとしていたが、イーシャは自身が教皇にふさわしいとは思えず、強く否定する。
そこに、サリアが登場し、イーシャとの過去の出来事を振り返り、イーシャに教皇になることを勧める。
イーシャは当初躊躇するが、サリアの説得と共に演奏するうちに、世界中の人々に自分の歌を届けるという自分の夢を思い出し、最終的に教皇になることを受け入れる。
サリアの支持を受け、イーシャは新たな決意を固める。
サリアとイーシャは過去の思い出について話をし、イーシャはサリアを大切な友人として抱きしめる。
この行為に対してサリアは当初戸惑うものの、最終的には応えて二人は互いに抱き合う。
この姿は仲の良い姉妹のようであった。ジリエルはこの光景に感動し、大げさに神聖魔術の必要性を語るが、ロイドとグリモはジリエルの振る舞いをやや引きながらも彼の有用性を認める。
結果として、イーシャが教皇になることについての話は肯定的な方向で終わり、ロイドはその結果に満足している。
イーシャの戴冠式が行われ、彼女は新たな教皇として信徒たちから大歓声を受けた。
式典では、本来前教皇が行うべき役割を、理由は不明ながらもロイドが担当した。
イーシャが信徒たちに手を振り、新たな教皇の誕生を祝う様子に、ロイドはこの出来事が魔術研究の奥深さを再確認させたと感じつつ、何を研究しようかとワクワクしている。
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