どんな本?
俺は星間国家の悪徳領主!とは、三嶋与夢氏によるライトノベルのタイトル。
イラストは高峰ナダレ氏が担当。
小説家になろうというサイトで2018年から連載されており、オーバーラップ文庫から書籍化されている。
また、コミックガルドで灘島かい氏による漫画化もされている。
この作品は、現代日本で不幸な最期を迎えた男性が、星間国家が存在する異世界に転生し、悪徳領主を目指すという物語。
しかし、彼は前世の価値観や性格のせいで、悪徳領主になりきれず、逆に領民から名君として慕われ、美女たちに惚れられたりする。
魔法あり、剣術あり、ロボットあり、宇宙艦隊あり、ギャグありのてんこ盛り。
「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」(以下モブせか)と同じ作家さんの作品。
WEBでは”モブせか”の広報用に公開していたらしいが、好評だったので書籍化が決まった作品。
あとがきで執事のブライアンと、モブせかの自称アイドル苗木ちゃんのコントが面白いと評判。
ブライアンの「辛いです」が頭から離れないw
読んだ本のタイトル
#俺は星間国家の悪徳領主 ! 4
著者: #三嶋与夢 氏
イラスト: #高峰ナダレ 氏
あらすじ・内容
リアム、悪の帝国軍人に!?
俺は星間国家の悪徳領主!④
善良さ故に奪われ続けた前世の反省から「悪徳領主」を目指すリアム。彼は一人前の帝国貴族と認められるため、今度は軍人となるべく士官学校へ。優秀な成績を修めながら、卒業後の研修や軍務を見越した計画を立てるリアムだが――
「私が力を蓄えている間に、面白いことになっていますね」
復讐に燃える案内人の暗躍により、リアム包囲網が完成しつつあった! 海賊貴族のバークリー家はバンフィールド家を潰そうと動き出し、軍人となったユリーシアも復讐のためリアムに近付こうとしていて……!?
悪徳領主が目標なのに軍人としても大活躍しちゃう勘違い領地経営譚、第4幕!!
感想
帝国では軍に所属しなかった貴族は一人前とは認めない。
それで嫌々ながらも貴族の子弟は士官学校に行って、軍属として数年間所属しないといけなかった。
それでリアムは、普段から軍からの払い下げの艦を買い取り、軍人の天下りも受け入れていたが、、
士官学校に入る前に更なるテコ入れをアンドロイドの天城に命じていた。
そして、婚約者のロゼッタは再教育のためにバンフィールド本星へ置いて行く。
反対に元皇族のウォーレスと、2000年前の皇帝に石化され晒し者にされたマリーも再度、帝国軍人の資格を取るために嫌々ながら士官学校へ入学したのだが、、
マリーが早速、教官とトラブルを起こしてしまった。
マリーの鼻っ柱を折ろうとした教官をマリーが返り討ちにしてしまった。
それを聞いたリアムがマリーを叱って言うことを聞くようになるのだが、、
実力的なマウンティングではマリーが上になってしまい、教官たちは微妙な立場になってしまう。
そして、士官学校に入学したリアムは戦略科に入る。
士官学校では貴族である事で地位が上がる事を鼻にかけているつもりが、不正して首席でいた上級生のドルフに喧嘩を売ってしまう事になり。
模擬戦をする事になる。
ドルフはこの模擬戦でも不正にシュミレーターに細工をしており。
リアムを圧倒していたが、、
気まぐれに案内人がが細工を覆されて、ドルフは負けてしまう。
それに調子に乗ったリアムは上から目線でドルフに説教をかます。
そのせいでドルフはリアムに深い恨みを持ってしまう。
バークリーファミリーに続き、リアムに恨みを持つ者が出て来た。
そんなリアムは、周りにドルフはリアムに勝つには10年早かったと言うが、、
この世界は寿命が数百年あるので10年は結構短い期間だったりすので、周りではリアムはドルフの実力も認めてるとなってしまう。
さらに幼年学校でリアムが返り討ちにしたデリックの仇を討つために暗殺者を送りまくったバークリー家だったが、ククリ達暗部が全て暗殺者を返り討ちにしており結果が出ない。
それならと、バンフィールド家は借金を支払う能力がないと周りに吹聴して、バンフィールド家から一気に現金を引き剥がす経済戦争が勃発した。
そして、順調に士官学校を卒業して。
補給部署に研修で行くと不正に補給品、人員を寄越せと言うパトロール艦隊の貴族を伯爵の地位を活かして高圧的に叩き出す。
さらに補給物資を前線に手配したら、途中で横流されていたので「俺の仕事の邪魔をするとはどういう了見だ?」と権力を傘に摘発しまくって、補給路が整備され。
滞って物資不足で苦戦していた最前線へスムーズかつ充分な量が補給される事になり各地の戦線が有利になる。
リアム本人は仕事を邪魔された報復をしただけなのに高評価を得る。
軍への一時入隊ではエリート街道の正規艦隊からの誘いを断り、宇宙艦隊で派閥争いに負けた連中、不良軍人、使えない貴族の子弟の吹き溜まりのパトロール艦隊に配属を希望。
ただし、権力と金を駆使して自身の配属先の艦隊の装備を一新して不要になった艦は改修して貴族へ払い下げにした。
人員も派閥争いに負けた連中から選抜してたら、、
本来は10隻程度のパトロール艦隊が、士官学校を卒業したティアに手配を命じたら。
物凄く張り切り希望者も多く集まった結果。
パトロール艦隊が3万隻の大艦隊になってしまう。
一応、リアムやティアは若いので司令官は軍から派遣される事になる。
そんな事をやらかしていたら。
軍内部で海賊貴族の不正に歯噛みしていた大部分の軍人が。
真面目な貴族の方が良いと思って、密かにバンフィールド家派閥へと鞍替えして行く。
海賊貴族バークリー家と真面目な貴族(本人自覚なし)のバンフィールド家の闘争が勃発した際に。
バークリー家は海賊艦隊30万隻でバンフィールド家の領域に侵攻していたら、不良軍人達がバークリー家へ助太刀しようとバンフィールド家への航路を塞いでいたら、正規艦隊の司令官達が任務放棄の上、命令違反だと言って艦ごと撃沈されてしまう。
さらに、バンフィールド家の艦隊7万隻が要塞級艦を中心に防衛陣を敷いて迎撃に出たら。周辺宙域に配属されていた正規艦隊、パトロール艦隊達12万隻が助太刀に合流。
バークリー家30万隻vsバンフィールド家22万隻の戦いが始まるのだが、バンフィールド家は御家芸の突撃を控えて遠距離攻撃に終始したせいで、バークリー家は想定を外されて敗退してしまう。
追撃戦の末にバークリー家の本星も占領して当主を拘束して勝利を得る。
そして海賊貴族バークリー家は滅ぶのだが、、
惑星がほとんど開発されておらず、自領の惑星の開発を優先したいリアムはバークリー家の惑星の殆どを帝国に返納して宰相に分配を丸投げしてしまう。
軍にとっては不良軍人と不正を働く貴族軍人を一掃出来。
補給路も整備されて膿が一気に解消された。
宰相もバークリー家の領地を真面目に納税をする貴族に領地を分配して、宰相自身の派閥強化して帝国の財政健全化に貢献する。
コレでも本人は悪徳領主だと思ってる。
ちなみにリアクル推しのエイラは、幼年学校まで一緒だったクルトが士官学校ではなく大学に行ったせいで。
リアムの相手が常に一緒にいるウォーレスに変わってしまった事にアレは邪教だと言って歯噛みする。
それでもリアムのアッチ系の本を仕切っているらしく、ティアとマリーにバレた際に見逃すかわりにお宝画像をティアとマリーに渡すと言って2人をこちら側に引き込んで行く。
最後までお読み頂きありがとうございます。
同シリーズ
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外伝
あたしは星間国家の英雄騎士!
同著者の作品
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その他フィクション
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