小説「セブンス２」初代が消えた、、【感想・ネタバレ】

発売即重版と好スタート。七人の先祖たちは徐々にライエルを認めていくのだが、多くの問題が次々に降りかかる。

冒険者となったライエル・ウォルトは、元貴族の少年だ。
ウォルト家の家宝である“青い宝玉(ほうぎょく)”には、歴代当主たちの記憶が蘇り、
ライエルに自分たちの“アーツ”を教え、助言をくれる……一方で、七人の歴代当主たちは、騒ぎ、怒鳴り、罵倒を繰り返す。
ライエルにとって宝玉は、まるで呪いの道具であるかのようだった。
そんなライエルに厳しい歴代当主たちだったが、盗賊団一行を捕縛した事でライエルを徐々に認め始めるようになる。
特に領主貴族ウォルト家の祖――初代バジル・ウォルトは、ライエルに対して歩み寄りの姿勢を見せていた。
初代当主は竜殺し――ドラゴンスレイヤーであり、辺境の蛮族を腕一本で従えた猛者。
やがてバジルとライエルは、互いに理解を深めていく。バジルの思いを知るライエルは、いったい何を思うのだろうか……。

三嶋与夢（みしまよむ）:鹿児島県在住。著作に「ドラグーン ~竜騎士への道~」「脇役勇者は光り輝け」（共に、わい名義）。

ともぞ:イラストレーター、漫画家。主なラノベ作品に「異世界で生きていく方法」「鑑定能力で調合師になります」（共にヒーロー文庫）など。主な漫画作品に「雛見沢停留所～ひぐらしのなく頃に原典～」など。

(以上、Amazonより引用)

感想

10巻を読んだら覚えて無かったので再読中。

ライエルのパーティーに父親の犯罪の罪に巻き込まれてライエルに身請けされたアリアが加わる。
さらに盗賊から家宝の戦斧を取り返した事を恩に感じ、押し掛け来たソフィアも加わる。
コレでパーティーは4人に増えるのだが、、、
冒険者として基礎が出来てないメンバーが増えたせいで、ライエルだけに苦行のドブ攫いが2週間追加された。
女性陣は代筆、接客業をしていたのだが、新メンバーの2名は不器用で悉く失敗して罰金が発生してしまった。
そして、流れに流れて肉体労働のドブ攫いに行き着くww
2人とも非常に活き活きと働いておりドブ攫いが性に合ってるようだ。

そして森に狩に行ったら、スライムすらマトモに狩れず落ち込む2人。

その2人をフォローするように先祖達から言われるが、その意味が分からないライエル。
そこで発覚するライエルの精神の幼さ。

原因は、妹から10歳から先の記憶を奪われており、彼の人生経験は5年しかないので仕方ないとも言える。。

そんなアンバランスなパーティーに盗賊騒ぎで金を巻き上げた領主から、寄子の貴族と隣地の貴族との争いを収める依頼を受ける。

その寄子の貴族が全く貴族らしく無く、民衆の言う事を全て聞いて、減税を行い一緒に畑を耕してるような領主で統治能力は皆無。

そんな領主に問題解決能力があるわけも無く、問題は深刻になる一方。

その姿に先祖達はライエルへの反面教師にする。
結局は、先祖達にアドバイスを貰い問題を解決するのだが、、

ライエルに人生初の成長が来た！！
この作品の売り、「成長」新たなる段階に進むために起こる現象で、最初は体調が悪くなる。その後、まるで嘘のように体の調子が良くなり、成長を経験すると、今までに出来なかった事が出来るようになる。
成長後には気分が高揚して失敗をよく起こし、家族はそれを見てニヤニヤしながら見守るというのが一般的な風習。
ライエルの場合は普段の自信の無さが嘘のように前向きになり、先祖から「らいえるサン」と呼ばれ程のハッチャケ具合ww

全裸だったら、ライエルは恥ずかしがって隠れようとする。
らいえるサンは美しい俺を見ろと宣い外を歩こうとする。
それだけ違う。
この成長が面白くてこのラノベを読んでるようなモノだった。

この巻が初めての成長だったんだな。。
部屋に閉じ込められて凄く大人しく終わったんだな。。
忘れてた。

セブンス　2

posted with ヨメレバ

三嶋与夢主婦の友社 2016年04月30日頃