小説「解雇された暗黒兵士（３０代）のスローなセカンドライフ 2巻」感想・ネタバレ

魔王軍を解雇された元・暗黒兵士のダリエルが、
ラクス村に辿り着き、ミスリル鉱山を魔王軍から取り戻し、
村の鍛冶場を再建させてから一年が経った。

マリーカと結婚し一児をもうけ、ラクス村の村長になったダリエル。
充実するセカンドライフを送る彼の元に、勇者パーティがやってくる。

「魔王討伐の旅に同行してください!!」

彼らの前で実力を発揮してしまい、やっぱり目をつけられるダリエル。
固辞するダリエルだが勇者レーディは粘り、村に居着いてしまう。
さらに次々訪れる元上司！大恩人！そして伝説の大英雄!!
小さな村にオールスター揃い踏みで、バタバタスローライフが急加速!!
解雇された暗黒兵士（３０代）のスローなセカンドライフ２

感想

2巻になっていきなり1年後。
主人公のダリエルはマリーカと結婚して村長になっていた。
さらに息子のグランくんが誕生している。
そして世界では、勇者レーディが四天王ドロイエが護る要塞を突破出来ずに1年経ってしまった。
何の進展も無く戦線は膠着状態。
それで勇者レーディは武具を新調すべく、ミスリルの武具を求めてダリエルの村へと赴く事となった。
勇者訪問に浮き立つ村の冒険者達、その中でも勇者の新パーティーを見るための対戦をしたのだが、、
田舎の村の冒険者だからあっという間に全滅。
誰も勇者のパーティーには入れなかった。
そんな中、元々村に居た中堅冒険者になったガシタが村の冒険者はまだいると言って、ダリエルとの腕試しを推薦する。
村長になったダリエルは、もう冒険者ではあるが村長だから受けない言っていだが、、
勇者レーディが興味を持ち、腕試しする事になる。
そしたら、名工がダリエルのために鍛錬したミスリル武器を駆使して勇者レーディを圧倒してしまう。
そのせいで、勇者レーディはダリエルを勇者パーティーに入れたいと言うのだが、、
元々は魔王軍に所属していたこともあり。
魔王様に刃向かう気にはならないダリエルは、家族と離れてしまうのが嫌だと言って断ってしまう。
それでも強引にダリエルを勇者パーティーに入れようと強権を使うレーディだったが、、
中央から来たのは、何かを勘違いしている元勇者候補だった。
彼は勇者パーティーに入ってやるから俺様の言う事を聞けと言い不協和感を醸し出し。
さらに、村でも傍若無人に振る舞い。
女を寄越せと言って来る。
その中で、マリーカを寄越せと言ってきたのでダリエルはキレてしまい。
その勘違い君をボコって村から追い出してしまう。
それを見て勇者レーディは自身を鍛えて欲しいとお願いして修行する事になる。
その間、四天王ドロイエは要塞でいつ勇者が攻めて来ても良いように臨戦体制で待機しており。。。
彼女のSAN値がドンドン削れていった。
そんなある日。
魔族の友人リゼートが訪問して来てグランくんを愛でていたら。
急に来た魔族の女性が、リゼートの奥さんだと思って周りが接待をしていたら、、
四天王の1人ゼビアンテスだと判明。
彼女は装飾品用のミスリルを求めて、ミスリルを密輸出来るリゼートを尾行して村に訪問して来た。
そして、ミスリルを寄越せと無能だと思っているダリエルを脅迫。
それに反発するダリエルを実力を行使したのだが、、
人族のオーラで応戦して圧倒され負けてしまう。
そこからおとなしくなったのだが、、
ミスリルが欲しいと駄々を捏ねて、金さえ払えば売ってやると言う。
そして、装飾を村の鍛治師にお願いするのだが、、
そうなると問題になるのが、魔族の四天王と勇者が鉢合わせする。
それを何とか回避させようとしたが、虚しく四天王と勇者は出会ってしまった。。
ダリエルの家の食卓で、、、
思いっきり盲点だったらしいww
鉢合わせする勇者と四天王。
バトルと思ったら、ダリエルの嫁さんマリーカの拳骨で2人は撃沈。
ダリエルが元魔王軍に居た事を説明して。
その後、模擬戦で2人のガスを抜いて何か2人は仲良くなって「レーちゃん」「ゼビちゃん」と呼び合う仲になったので安心(？)と思ったら、、
2人は凄く基本的な事に疑問に思うようになる。
「何で魔王を倒さないといけないのか？」
そんな疑問をお互いに話し合い、ダリエルにも疑問をぶつけられてもわからない。
先代勇者アランツィルが現代勇者レーディの様子を見に村に訪問して来た。
そして、ダリエルに興味を持ち。
さらにそこに元四天王のグランバーザが現れ元四天王vs元勇者のバトルが始まるかと思ったが、、
そこにダリエルの出生の秘密が明かされて、どうやらダリエルはアランツィルの息子だと判明。
それでも復讐の炎が沈静化しないアランツィル。
それに受けて立とうとするグランバーザ。
グランバーザを庇うダリエル。
そんな3人に水をぶっかけて説教するマリーカだったが、、
彼女はダリエルの息子、グランはアランツィルとグランバーザの孫だと言う。
そして、おじいさんだと、、、
そしたら2人は急速に争いを止めて、グランくんにメロメロになってしまう。
赤ちゃんは偉大だな、、