どんな本?
俺は星間国家の悪徳領主!とは、三嶋与夢氏によるライトノベルのタイトル。
イラストは高峰ナダレ氏が担当。
小説家になろうというサイトで2018年から連載されており、オーバーラップ文庫から書籍化されている。
また、コミックガルドで灘島かい氏による漫画化もされている。
この作品は、現代日本で不幸な最期を迎えた男性が、星間国家が存在する異世界に転生し、悪徳領主を目指すという物語。
しかし、彼は前世の価値観や性格のせいで、悪徳領主になりきれず、逆に領民から名君として慕われ、美女たちに惚れられたりする。
魔法あり、剣術あり、ロボットあり、宇宙艦隊あり、ギャグありのてんこ盛り。
「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」(以下モブせか)と同じ作家さんの作品。
WEBでは”モブせか”の広報用に公開していたらしいが、好評だったので書籍化が決まった作品。
あとがきで執事のブライアンと、モブせかの自称アイドル苗木ちゃんのコントが面白いと評判。
ブライアンの「辛いです」が頭から離れないw
読んだ本のタイトル
#俺は星間国家の悪徳領主 ! 1
著者: #三嶋与夢 氏
イラスト: #高峰ナダレ 氏
あらすじ・内容
好き勝手に生きてやる! なのに、なんで領民たち(あいつら)感謝してんの!?
星間国家アルグランド帝国――その辺境惑星を治める伯爵家に生まれ、幼くして当主となった転生者リアム。彼は善良さ故に奪われ続けた前世の反省から、今度は奪う側である「悪徳領主」となって民を虐げようとするのだが――
俺は星間国家の悪徳領主!①
「こんなの搾り取ろうにも、搾りかすも出ねーよ!!」
受け継いだ領地はこれ以上虐げようのない荒れ果てっぷりだった! 虐げても大丈夫なようにと、まずは領地を繁栄させていくリアム。それでもできるだけ悪徳領主らしく振る舞うのだが、何故か民からの好感度は上がりっぱなしで……!?
悪徳領主を目指してるのに名君と崇められちゃう勘違い領地経営譚、開幕!!
感想
生前は善人で、色々な人に裏切られた男。
そんな彼を更に絶望に堕とそうと、案内人と名乗る存在の陰謀に嵌められそうになるのだが、、
当の本人は、案内人の誘導で親から伯爵家の家督を悪徳領主のつもりなのだが、、
親からしたら、借金だらけの超不良債権の領地を放棄して息子に押し付けただけだった。
そんな絞るだけ搾った搾カスのような領地を5歳のリアムは母親が買い与えたメイドロイドの天城の助力を受けながら政治をして行く。
そんなリアムは善政を敷いて領民達の生活水準が上がって行く。
リアム曰く、絞る前に肥え太らせないといけないらしいが、これじゃ悪徳領主じゃなくて名君じゃないか?
更に悪徳領主は強くなければいけないと、刀の師匠(詐欺師)安士から教えを受けて物凄く強くなる。
最初は詐欺師だと疑って詐欺を発見する機械を使っていたのだが、、
あまりにも安士の技が稚拙だったせいで機械も反応しなかった。
それを見て心底師匠安士を尊敬したリアムは、その時の映像を思い出しながら一閃流の奥義を修得しようと鍛錬を積んで行く。
ドンドン強くなり、安士の想定からかけ離れて行くリアム。
あまりにも強くなり過ぎたせいで、安士は屋敷の倉庫に鎮座していた旧式の機動騎士を全てのサポート機能を排除させて訓練をさせられるのだが、、
最初は立つ事すら困難な機体だったが、数年後には手足のように操縦してしまう。
安士(詐欺師)は、強くなり過ぎたリアムが恐ろしくなり、免許皆伝を言い渡して逃亡するのだが、、
リアムは安士を師匠として敬い見送るのがシュールw
さらに、帝国軍から軍人を受け入れて欲しいと要請が来たので受け入れると、案内人が反乱の種として正義感の強い軍人を多く入るのだが、、
善政を敷き、不正を働く役人を「俺の金を使うな」と上位の役人を呼び出して自らの手で斬り殺し。
それ以外にも不正があれば、全ての役人を粛清。
それで領民や役人からは、リアムは清廉潔白な正義の人と思われて、帝国から天下りして来た軍人の忠誠心が鰻登りになる。
さらに意地になった案内人が、強大な宇宙海賊ゴアス艦隊をリアムの領地に誘導。
6倍の宇宙海賊の艦隊にリアム自ら最前線に立ち、機動騎士のアヴィドを駆り獅子奮迅の活躍。
普通なら崩れるほどの劣勢だったのに、リアムが最前線でアヴィドで無双しながら敵旗艦に突撃したせいで味方艦隊も紡錘陣形で理想的な形で宇宙海賊の中枢部に喰らい付いて食い破ってしまう。
お陰で宇宙海賊は殲滅。
更に宇宙海賊に捕まって、醜い肉塊にされてしまった騎士達を高額な医療施設を建設して、さらにエリクサーを使用して治療。
そんな肉塊だった被害者達から、リアムのためなら何でもする絶対的な忠誠心を持つ騎士達を獲得する。
それによって、騎士が1人も居なかったリアムの領地の問題はひとまず解決した。
それでも本人は悪徳領主をしてるつもりだが、振り返ってみると全く悪い事が出来てないw
賞金首のコアズを討伐した功績で、帝国の首都星に行くと。。
リアムを5歳で捨てた両親と祖父母が会いに来て、リアムに金をくれと言って来た。
それに不愉快に書いてなったリアムは、絶縁の条件を飲むなら金を払ってやると両親達に送る。
それで、両親はリアムを領主交代を申請するが。
帝国宰相が握り潰して終わる。
リアムはコアズの賞金を全て借金の返済に充て、さらに軍船をさらに買うと帝国に申請。
さらに、先代と先先代は納税をしなかったのにリアムはしっかり納税もする。
それを受けて宰相はリアムの助けになると決めたらしい。
酒池肉林のハーレムを作ると言って、酒を入れるプールを作るのだが、、
浄化装置が優秀過ぎて水にさせられww
肉を吊るすのは不衛生だと言われて怯んでしまうww
更に本人は10人くらいの美女を侍らせようとするのだが、執事から1000人は集めてくれと言われて。
ドン引きして止めてしまう。
根が真面目だから、、
そんな勘違いなリアムの話が面白いw
最後までお読み頂きありがとうございます。
同シリーズ
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外伝
あたしは星間国家の英雄騎士!
同著者の作品
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